『ネット動画系の機能が省略されたコスパのよい製品です。』 パナソニック 4Kディーガ DMR-4SE102 おば９さんのレビュー・評価

【デザイン】
一般的なレコーダーと同様なスクエアを基調としたシンプルなデザインです。以前のDIGAにはLEDによる加飾がありましたがコストダウンのためか省略されています。REC動作中のLED表示はもう少し大きくしてもよいと思います。

【操作性】
DIGAは2021年モデルからCPUが刷新されていてメニュー画面の切り替えや表示がスムーズになり、操作にもたつくことがありません。殆どの操作を行うリモコンは、ボタンのレイアウトや質感など過去の製品を踏襲しており、昔からのDIGAユーザーには使い易いと思います。

【録画画質】
普段は録画モードを3倍にして75インチのテレビで視聴していますが、通常の視聴ではノイズや精細感は妥協できるレベルです。

【音質】
AVアンプを介して視聴していますが、可もなく不可もない普通の音質です。

【録画機能】
アプリ『どこでもDIGA』を使用した録画予約は見易くて操作も簡単です。特にお気に入りワード登録機能が便利なのですが、無料会員はワードの登録数が3つまでとなります。

【編集機能】
私は基本的に「見たら消す」といった使い方なのであまり編集をすることがないのですが、リモコンによる編集作業は比較的簡単でした。

【入出力端子】
映像・音声系の入出力端子は、必要最小限のHDMI出力×1系統のみで拡張性は低いです。

【サイズ】
奥行きが18センチ程度で短く、薄型テレビ用のローボード内に収まるサイズです。重量も1.9kgと非常に軽量なので片手で持ち運べます。

【総評】
4K対応のDIGAの中で最安価のレコーダーで、4Kチューナーが1基のみ、ネット動画系の機能が省略されたモデルです。大容量の外付HDDの利用を前提にしているため、内蔵のHDDが1TBでも全く運用に支障ありません。2023年3月に4万円弱で購入でき、当時は大変コストパフォーマンスのよい製品でした。パナソニックには後継機の発売をお願いしたいところです。