RICOH WG-80 [オレンジ]
- 小型軽量ボディに高い防水性能とすぐれた耐落下衝撃性能、多彩な撮影機能を備えた防水コンパクトデジタルカメラ。フルHD動画撮影機能を搭載。
- 水深14mで連続2時間の水中撮影が可能な防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当)を実現。レンズの周りに近距離用のLED補助光を6灯配置。
- 1.6mからの耐落下衝撃性能やホコリに強いIP6X(JIS保護等級6)相当の防じん性能、マイナス10度でも動作が可能な耐寒構造を採用している。
WG-80の外観をぐるっと見る
WG-80のリングライト明るさを調整してみた
WG-7とWG-80の外観比較 |
WG-80の1cmマクロ撮影でライトON |
WG-80で通常の撮影最広角 |
WG-80で通常の撮影光学最望遠 |
WG-80で通常の撮影光学最望遠+デジタルズーム2倍 |
WG-80の1cmマクロでTG-6の液晶画面をピッタリ付けて目一杯のデジタルズーム |
リコーの防水カメラと言うとオリンパスのTG-6に手が届かない人用の何と言うか妥協カメラのような印象だが精悍な顔付きになって新製品を出してきた。まあ、TG-6の顕微鏡モードは格が違うので安いからと安易に手を出す前に良く検討した方が良い。
【デザイン】
WG-70までのややゴテゴテしたデザインからかなりスッキリしていて好感が持てる。レンズが上側にオフセットしているがここはちょっとアンバランスな印象を持った。
【画質】
正直言うと画質に期待してはいけない。WG-80よりも安価に購入したベーシックなAndroidスマホよりも明らかに画質が悪い。動画は更にひどい。やはりマクロ性能で語るべきカメラである。
【操作性】
WG-70と変わらない操作感で慣れればススッと設定出来る。変にメニューが多くないので迷わないが表示の解像度が低いのはトイカメラのようである。
【バッテリー】
仕様上は専用バッテリー使用時で静止画撮影は約300枚なので十分に持つ方だと思う。しかし、録画時間の使用が明記されていないのは困ったものだ。
【携帯性】【ホールド感】
高さが低くて適度な厚さはホールド感も良く持ち易い。タフカメラである所からカバンに放り込める手軽さもあるだろう。
【機能性】
画質の所にも書いたが、やはりこのカメラの真髄はマクロ性能である。試しで隣に展示してあったTG-6の液晶画面を目一杯のデジタルズームで撮ってみたがRGBWのサブピクセルが見事に見えた。iPhoneでもこれは流石に出来ない。
LEDライトはWG-80から明るさが変えられるようになったとの事だが、その可変範囲はお世辞にも広いとは言えず、点光源の集まりなのでマクロ撮影時の照明としての役割は十分だがちゃんと撮影するなら別に照明が必要であろう。
【液晶】
グレア処理なので視認性は良く、16:9のアスペクト比は今風にマッチしていると思う。昼間の屋外での視認性も考慮されていると言う事で雪山のような条件でなければそこそこ使えそうだ。
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