「白とび」が気になった
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「白とび」あり(ISO感度100固定で撮影) |
「白とび」なし(ISO感度オートで撮影) |
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晴天時の屋外撮影していると空の雲や家の外壁などのハイライト部で「白とび」するのが気になっていました。
購入時よりメニュー設定で
ISO感度設定:オート、下限値:100
ダイナミックレンジ補正:オート
にしていていました。、
ファームウェアはバージョン1.10で、被写体の状況によってISO感度が100になるときがあり、そのとき白とびが発生するようでした。
ダイナミックレンジのハイライト補正が効いていないという疑念がありました。
ところが、最近になってファームウェアが更新されたことを知り、バージョン1.11にアップしてから適当に撮影していると、白とびがなくなったことに気づきました。
おかしいなと思いつつよく見直してみると、どう撮影してもISO感度が200より低い値に(100に)ならないことに気づきました。
このファームウェア更新による変化について私個人の解釈(推測)をまとめると、
バージョン1.10では、ダイナミックレンジのハイライト補正の設定に関係なく撮影時にISO感度下限値(100)が有効だった。
バージョン1.11では、ISO感度設定オートとダイナミックレンジ補正が関連付けされて、ダイナミックレンジのハイライト補正が有効の場合は、撮影時のISO感度オート動作の下限がメニュー設定に関係なく200になる。(100まで下がらない)
被写体のハイライト部で白とびが発生しそうになると、ハイライト部分の感度を100に下げる補正動作のために、あえてISO感度の下限を200にしてハイライト部の感度補正(ダイナミックレンジ補正)のためのマージンをもうけたと見なしました。
因みに、ダイナミックレンジ補正をオフにすると撮影時にISO感度が100まで下がります。
その場合、当然ながらISO感度の限界のためダイナミックレンジのハイライト補正(白とび回避)はできなくなります。
(バージョン1.10での撮影結果と同じようなことが起こるということです)
添付画像はバージョン1.11でISO感度の違いを撮影したものです。
2つの画像比較すると、ISO感度100固定で撮影された画像は家の外壁の模様の一部が潰れて「白とび」しているのがわかります。
私的には、今回のファームウェア更新で白とびの不具合が回避された(改善/改良された)と推測されるのですが、これについてバージョンアップ履歴に記載がないので何ら確証はありません。
この推測が正しいとするならば、改善/改良なのでバージョン1.11リリース時に堂々と情報開示すればいいことだと思うのですが、メーカーサイトでその情報がないのは何かコソコソしていて却って不信感がわいてくるのですが。