問題は値段だ
【デザイン】
実にかっこいい。モードダイヤルに挿し色がないのもグッド。
【画質】
思ってた以上によい。若干ノイズ耐性が低い気がしないでもないが、良い絵が撮れる。
【操作性】
コンデジだからこんなもんだろう。2ダイヤルだからMでも問題なし。ただMFは難しい。スナップシューターを謳っているのでいいとは思う。
【バッテリー】
そもそもバッテリーが小さいのでこんなもんだろう。結構すぐ減る。
【携帯性】
よい。ひっかかりのないデザインが奏功している
【機能性】
これは少しいいたいことがある。Type-Cはやめてほしい。なぜか世間ではType-Cを求める声が多いがちょっと意味不明。また、Type-Cのカバーがチャチで、充電のたびに外していると絶対摩耗すると思ったので、充電器を買った。
これも最近の流れで好きではないのだが、充電器はつけて欲しい。お願いだ。
【液晶】
可もなく不可もなく。
【ホールド感】
よい。厚みもないのに、安定している。
【総評】
どうしても遠足などの撮影でデジイチなんかもっていってられるか! となったので買った。コンデジは他にも所有はしているが1インチ以下ばかりだったので、ラージフォーマットのコンデジは初めてである。
さて、ファインダ―が欲しくなることもあるが、カメラの設計思想的になくてもいいだろう。全体的に満足しているが、AFポイントの中央復帰の設定がないこと、合焦時の電子音が珍妙なこと(変更したい)、あいかわらずAFが微妙なことの3点がネックである。
GRIIはAFが微妙すぎて購入を見送った経緯があったが、今回もあまりよいとは言えない。結構迷う。デジイチとは違い、レンズとボディが最適化されているはずなのにこれでは微妙である。体感、5〜6年前のミラーレスよりも劣るかなあ・・・という感じ。
電子音はいくつかバリエーションを用意してほしかった。私の中でデジカメの合焦音はピッと短く甲高いイメージなのだが、珍妙な音なのだ。わりと撮影意欲が減退する。ただシャッター音は別に変ではない。
AFポイントの中央復帰はやっぱりあってほしい。
と、悪い点ばかり書いたが、いい点も書こう。
普段、富士フイルムの産廃Wifiとスマホアプリを使っているのでWifiがさくさくで大変うれしい。転送も早い部類なのではないか? と思う。スマホアプリはまあ、普通。
リコーのカメラは事実上初めてだが、UIで迷うことはなかった。項目も分かりやすい。設定も余計なものはない。
まあ何はともあれ、一番は絵だろう。これは満足している。筐体も高級感もあり、さすが長年続いているシリーズだと思う。見た感じIIIと変わっていないように見えるけど、並べると結構違うのも面白い。
で、タイトルの話だ。
私はこのカメラを10万ちょっとで買ったわけだが、冷静に考えて高い。いや値段相応の性能だとは思う。そうじゃない。我々カメオタではない人間にとってコンデジに10万はどうなのか。高い。一昔前(5〜6年前)なら、デジイチのエントリーならダブルズームで6万くらいで買えたわけだ。
最大の問題は値段だ。値段。私は満足だが・・・。