『★☆★RAW現像用ノートPCとして十分な性能とモビリティ性★☆★』 ASUS ROG Flow X13 GV301QH GV301QH-R9G1650S32G ショーシャンクの空に♪さんのレビュー・評価

【RAW現像用ノートPCとして十分な性能とモビリティ性】
私はゲーム等は一切せず、以下は持ち運び可能なRAW現像用パソコンとしての評価です。
●自宅では別途LGの4KモニターにPD接続しながら画像レタッチ
●写真旅行では車中泊しながら出先で画像をレタッチ、というようなことを前提としています。


【デザイン】
マットな黒のデザインでスッキリしていて好み。

【処理速度】
　●4,200万画素のフルサイズ一眼のRAWデータをAdobe Lightroom Classicにて使用
　●RAW現像処理の時間自体ではなく、編集ツールを多用した場合のレスポンス速度に注視して評価した場合、とても良好。
　●段階フィルターを一枚の写真に多用した場合、スライダーを動かした瞬間に即座に結果が反映され、イライラがない。
　●他サイトの本機種のレビューではIntelのCPUの方がRAW現像時間は速いという記事を良く目にしたが、これはAdobe系ソフトとの親和性によるもので、レスポンスは全く劣らないと感じる(Dell XPS15 9500 i7-10875H比)
　●Lightroom Classicへのデータ取り込み中も画像表示、切り替え等のタイムラグが気になるほどはない　→　画像のレーティングにAdobe Bridgeを使用する必要がないほど、現像ソフトでの単純な表示時間も短く、レスポンス良好。

【グラフィック性能】
　●Lightroom Classicではグラボを使用の有無によりレタッチレスポンスやRAW現像自体にほとんど影響がない為、未評価。

【拡張性】
　●この画面サイズと薄さでは拡張性が乏しいのは致し方ないが、後に必要となった場合に「XG Mobile」を買い足すことで拡張性を高められるのという点では、良いのではないか。
　●とは言ってもType-CのXG Mobile用のカバーは失くしてしまいそうなので、Type-Cだけ露出出来るようなカバーがあれば尚良い。

【使いやすさ】
　●キーボード・・・深さのあるゲーミング仕様と思われるが、これはこれで打ちやすくて使いやすい。
　●液晶・・・タッチパネルで使いやすい
　●放熱性の向上と設置スペース縮小を図れるテントモード等、非常に使い勝手と機能・性能に寄与するように配慮されている。


【持ち運びやすさ】
　●薄く持ち運びしやすくカバンに入れやすい。

【バッテリ】
　●RAW現像のレタッチの段階だと断続的に負荷がかからない為、自分の使用状況だと3〜4時間程度持つ印象。この性能であれば十分。

【画面】
　●16:10とタテに長い4K解像度で必要十分だが、欲を言えば輝度の上限がもう少し高いと尚良い。
　●色再現性も十二分に高く、RAW現像に十分。

【コストパフォーマンス】
　●13-14型4K解像度タッチ液晶、メモリ32GB、CPU Ryzen9（もしくはIntel i7,i9）、薄型軽量・・・という点で探すと選択肢は他にもあるものの、本機種が最も安価な部類に入る為、コストパフォーマンスは非常に良好。

【総評】
　●21年末にクリスマス割引されており購入。在庫があって良かった。この性能が20万円以下とは本当に嬉しい。これからも末永く愛用したい。