『プラズマテレビ10年の後、4Kチューナーモデルへ』 パナソニック VIERA TH-43GX850 [43インチ] バル助さんのレビュー・評価

TH-42PZR900(2008年購入HDD内蔵プラズマテレビ)の画面中央に縦に帯が入ったようになり、10年目であったことや、4Kチューナーモデルも出てきたこともあり、TH-43GX850への買い換えです。
画面サイズ的には49インチでも良いのでしょうが、購入当初から音が悪かったため、古くからあるオーディオ経由で、これも古い型の縦長スピーカをギリギリまで寄せて、枠の部分がスピーカに被るように使用していたため、画面サイズでなく実行有効表示の画面サイズに合わせました。併用するのはDMR-BZT720-K(2012年購入)です。
【デザイン】何かさみしいような気もしますが、すっきり、すがすがしい。
【操作性】家族が、パナのリモコンが気に入っているので、これがパナに決めた大きな要因です。その他にも、Googleスピーカ/Google Home(英語版)で操作可能です。スマホにPanasonic Media Accessを入れて登録すると、外出先から視聴、録画予約が出来ます。海外出張時に出来るかは、未だ試していません。
【画質】これは、難しい所です、4Kの画質がきれいですが、深夜に黒い画面を見ると、噂通り液晶故にやや白く浮いた感じの部分が、どうしても見られます。また、前の機種が、アナログ地上波をアップコンバートしてハイビジョン画質にする機能があったため、アップコンバートを前提に３倍モードで録画しているDIGAの画像を再生すると、ハイビジョン画質を4K画質にアップコンバートしている本機の機能と画面では、ブロックが目立ってしまいました。そのため、バックライトは25/100に設定しました。しかし、総じて4K画質はきれいです。
【音質】前の機種に比較すれば、格段に良くなった感はありますが、やはり、オーディオは、離せません。
【応答性能】リモコン操作に対する反応は、そんなに早くはありませんが、自分は苛々するほどではありませんでした。画面の残像はプラズマに比べれば、見劣りしますが、液晶ですから、そんなモノでしょうと我慢出来る範囲です。
【機能性】前の機種に比べ、薄く、廃熱用のファンがありません。吸気は画面底部の穴から裏面やや上部のスリット状の穴へ自然対流を利用した廃熱設計をされているようです。時代遅れなのでしょうi-Linkは廃止されています。オーディオ等への光デジタルは１回線のみのようです。アナログ端子は見えますが入力用でした。入出力系統が簡素化されています。主要なネット動画にも対応しており試したくなりました。
【総評】NLEDやOLEDと海外は先を行っているように見えるのがさみしいですね。一方、テレビ台部分の吸盤は、頼もしいですね。設置作業の4K設定や外付けHDDなどすんなりいきましたが、取り扱い説明書が薄いのは驚きました。代わりにテレビ内蔵の取り扱い説明書で調べろって事のようですが、紙のように、説明と操作画面を同時に見れず、不便になったような気がしました。HDDへの録画モードの選択は無くなり、SDカードを入れる場所もなくなり(ネット上の供給機能も無いようで)、カメラの写真を表示させる方法も、模索しなければならなくなってます。何が便利になったのか何が不便になったのか、全ては未だ把握できてませんが、家電量販店で、現物を見て購入を決めたので、4Kの画面には、家族一同、満足してます。出来得れば、また、10年もってくれることを、祈ります。追記ですが、コロナ渦で子供のオンライン教育の際にPCの画面として利用すると、非常に綺麗に映り臨場感があり、(大人には近くで見ると画面の圧迫感が気になるぐらいですが) 子供が違和感なく授業に参加できてましたので、良かったと思います。