器量よしで便利機能盛りだくさんの35mm判一眼レフカメラ
【デザイン】
好きです。キヤノンのプラ製ボディの造形は昔からうまいなぁと思っていましたが、中でも6D Mark IIは好みで、ラインナップ中一番好きです。ボディとは対照的にどうしても気に入らなかった非Lレンズのデザインも、10年ほど前からどうしちゃったのかと思うほどすっきり上品になったので、逆にどんどん残念な感じになっていくニコンからとうとう乗り換えてしまいました。評価項目別のテンプレートを使ったのでいろいろ書きますが、ほぼ顔採用です。
【画質】
何といっても35mmフルサイズ約2620万画素CMOSセンサー、常用最高ISO感度40000です。デジタル一眼レフ歴は15年前の1000万画素のAPS-Cエントリーモデル以来ということもあるでしょうが、35mmフルサイズ、常用40000の余裕を感じます。何の不満もありません。
【操作性】
使いやすいです。AFセンサーがAPS-C一眼と共用なのか、測距エリアが狭すぎるという意見もありますが、動画をやらない私には、いまの範囲内に5点か9点もあれば十分なので、広すぎ、多すぎるくらいです。欲をいえばAFフレームの選択がマルチコントローラーでできるともっといいかなと思いますが、それも別になくても平気です。どうしても一眼レフがよかったものの、野草の撮影などでローアングルから撮ることも多いので、バリアングル液晶でライブビュー撮影ができるのは本当に助かります。
【バッテリー】
これはまだミラーレスにはかなわない一眼のメリットで、普通にいいです。付属品のLP-E6Nでも十分ですが、追加購入の際は容量が約14%アップしたR5/R6用のLP-E6NHにして、さらに撮影可能枚数をアップするつもりです。お守りに予備1本持っていけばまず十分だと思います。
【携帯性】
EOS RPの発表会で当て馬にされるほど、ミラーレスに比べると重く大きいですが、ペンタプリズム採用のデジタル一眼レフが使いたかったのでそもそも比較対象になりませんでした。35mmフルサイズのデジタル一眼レフカメラとしてはこれで十分です。
【機能性】
ここは何を書くためのスペースなのか分かりませんが、写真はちゃんと撮れています。
【液晶】
不満はありません。
【ホールド感】
良好です。
【総評】
家電量販店に90Dを見に行ったところ横で投げ売りされており、触っていたら「さらに値引きするから買ってもららえませんか」と店員さんに声を掛けられ、まさかのフルサイズデビューとなりました。フルサイズとはいえ発売から3年半が過ぎたミドルクラスモデルなので、スペック的には頼りない部分もあります。実際、シャッター音は90Dより安っぽくもっさりした感じで、ファインダーの視野率も上下左右とも98%だったりしますが、使い勝手は長年使い慣れた35mm判一眼レフそのもの、さらに常用最高ISO感度40000だったり、バリアングル液晶だったり、便利機能が盛りだくさんです。そして何より器量よしです。本当にいい買い物をしました。
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