【デザイン】【携帯性】【ホールド感】
フルサイズOVF機という事を考慮すれば納得のいくものです
ボディの質感は安っぽいですがこれも重量とのトレードオフですから
ホールド感も悪くなく、この辺りは全体を上手くまとめてあります
たださすがに100-400mmなどと組み合わせると重量バランスは悪くなります
【画質】
厳しい評価を下さざるを得ません。近年のフルサイズ機としてはかなり微妙です
よくダイナミックレンジの狭さが挙げられますが、
確かに屋外で数枚撮っただけけで実感できるレベルで、
10年前発売の5D2から何も進化していない印象(実際の測定値も同じ)です
またシャドー部のノイズも盛大で、後処理で何とか塗りつぶしている感じがします
とにかく画質面では全く納得がいきません。
キヤノンさんはこの10年、何をしてきたんでしょう?
【操作性】
これはかなり良いですね。
物理ボタンとタッチ操作を併用でき、好みの方を随時使えます。
上位機種にあるスティックが省略されていますが、まあまあこれも慣れの問題です
メニューボタンが左上なのは個人的に使いづらく感じますが、それ以外はほぼ満足です
【バッテリー】
よく持ちます。十分です。
【機能性】【液晶】
機能は全体、中途半端(出し惜しみ仕様)な印象ですが、
仕事ではなく個人用途の普段使いならまあ納得できます
売りのバリアングル液晶は確かに優れもので、様々なアングルで便利に使え
さらにしっかりした開閉の質感と、閉じてしまえば液晶を保護できます
ただライブビューのAFは、宣伝通りとまではいきませんね。
動体を追うのはまだまだ苦しいです(従来よりかはずっと良いですが)
【総評】
5D2と併用での買い増しですが、6D2は全体がもの足りないというか
特に画質面については大きな失望感すらあります。
一体何の為のフルサイズでしょうか?
他にも重要な部分での出し惜しみなどが目に付き、
せっかくの良い部分が埋もれてしまった印象です
キヤノンさんがフルサイズ機というカテゴリをどう捉えているのか、
この6D2を目の前に置きながら開発者(仕様を決定した方)にじっくりとお聞きしたい所です