『２ヶ月位使ってみた感想。使いやすいカメラです。』 パナソニック LUMIX DMC-TZ85-S [シルバー] なみのひめさんのレビュー・評価

光学30倍35mm換算720mm	35mm換算2275mm	薄暗い室内にて
35mm換算2936mm	部屋からのガラス越し撮影です	HDR使用時にこのようにぶれます（トリミング）

【デザイン】
よくまとまっていると思います。本当はTZ90のようにブラックが好みですがシルバーもとても気に入っています。
【画質】
小さなセンサーの割にきれいだと思います。IS03200になるとさすがにすごい絵になります。
【操作性】
絞りや露出補正、フォーカス等々がコントロールリングとコントロールダイヤルの２つで設定できます。特にコントロールリングの操作感が絶妙で、重すぎず、軽すぎず、とてもなめらかに動いていい感じです。
フォーカスリングとして使うとまるで一眼レフのフォーカスリングを操作しているようです。
【バッテリー】
十分だと思います。カメラの仕様にあるように、300枚以上は撮れます。
【携帯性】
これだけの多機能を考えたらちょうどいい大きさだと思います。
【機能性】
あまりに多機能なので全然使いこなせていませんが、4Kフォト等も試してみたいと思います。
【液晶】
背面液晶はふつうにきれいです。
このカメラを選んだ理由の一つはファインダーが付いているからでした。私は目が悪いので太陽光の下で撮影する時は液晶が見にくくて仕方がありません。ファインダーはとても助かります。
このクラスのカメラはファインダーなしの物がほとんどですが、望遠の時もしっかり構えられるし、これはずっと続けてほしいです。
【ホールド感】
カメラ前後のグリップ形状とザラザラの刻印でとても持ちやすいです。
【その他】
●マニュアルモードにした時、絞りをコントロールリングにして、シャッターをコントロールダイヤルに設定すると実に自然な感じでマニュアル撮影が楽しめます（…楽しめるはずでした）。ところが！！露出がアンダーでもオーバーでもファインダーをのぞいて絞りやシャッターを設定しているだけでは画面の明暗は変わりません。シャッターボタンを半押しして初めて画面が暗くなったり明るくなったりします。何でこのような仕様になってしまったのか。コントロールリングとコントロールダイヤルによるマニュアル撮影を楽しみにしていたのですが、この点はがっかりでした。（マニュアル露出アシストという露出計がついていますが、他のモードでの露出補正のように画面の明暗で判断した方がわかりやすいと思います）
●HDRを効かせた時、画面に人が入っていると特別動いてなくても人物がぶれて写っています。これまでデジカメ何台か使ってきましたが、このようなことはなかったので、HDRは風景にしか使えないのが残念です。
●望遠マクロがもう少し大きく撮れればありがたいのですが、なかなか難しいのでしょうね。
●後継機種のTZ90ではフォーカス合成ができるようになりました。フォーカスの合っている範囲を合成して広げられるなら、逆にポートレートモードみたいなものを作ってパンフォーカス気味になりがちなこの手のデジカメで、望遠を使わなくても一眼レフの大口径レンズを使った時のように一点にピントを合わせ、あとはわざとボケさせるような機能を付けてくれたらうれしいと思います。