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『最小最軽量の超望遠コンパクト、ただ1/2.3型はそろそろ限界』 SONY サイバーショット DSC-WX500 (B) [ブラック] bakaconsumerさんのレビュー・評価

2015年 6月 5日 発売

サイバーショット DSC-WX500 (B) [ブラック]

  • 光学30倍ズーム搭載モデルとしては世界最小(※発表時点)のボディに「ZEISSバリオ・ゾナーT*」レンズを搭載。
  • 被写体の細部まで精細に撮影できる「Exmor R CMOSセンサー」や、最適な設定を自動選択する「プレミアムおまかせオート」を搭載。
  • アングルやポジションの自由度を高める「180度可動式液晶モニター」の搭載で、自分撮りも快適にできる。

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画素数:2110万画素(総画素)/1820万画素(有効画素) 光学ズーム:30倍 撮影枚数:400枚 サイバーショット DSC-WX500 (B) [ブラック]のスペック・仕様

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サイバーショット DSC-WX500 (B) [ブラック]SONY

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最小最軽量の超望遠コンパクト、ただ1/2.3型はそろそろ限界
当機種エンパイアステートビル、ズームなし。
当機種エンパイアステートビル天辺付近(高さ443m)、光学30倍。
当機種80倍(全画素超解像MAX)。

エンパイアステートビル、ズームなし。

エンパイアステートビル天辺付近(高さ443m)、光学30倍。

80倍(全画素超解像MAX)。

当機種ニューヨーク公共図書館、ズームなし。
当機種ニューヨーク公共図書館ライオン像(距離約25M)、光学30倍。
当機種80倍(全画素超解像MAX)。

ニューヨーク公共図書館、ズームなし。

ニューヨーク公共図書館ライオン像(距離約25M)、光学30倍。

80倍(全画素超解像MAX)。

米国で$298で購入。野外撮影専用。基本オート撮影、被写体の多くは子供です。

<望遠コンパクト:HX90V vs WX500>

スマホ搭載カメラの性能向上によって、コンデジはセンサー大型化(ハイエンド)と望遠高倍率化の二方向で差別化を図ってきましたが、後者のジャンルでのSONYのフラグシップ機(2015年冬〜2017年春現在)がHX90Vで、WX500はその廉価版というポジションです。廉価版といっても、1/2.3型センサー、F値3.5-6.4レンズ、光学30倍ズーム、3型180度チルト液晶、5軸ブレ補正・インテリアクティブモード、Wifi、USB充電可、シャッタースピードやISOの指定など最低限のカスタム撮影、など基本スペックは同じで、後で述べる不満点も共通します。

HX90Vにしかない機能は、マニュアルフォーカス、ISO上限下限設定、ダイナミックレンジ追加機能、動画の最低被写体照度がオートで6(WX500は高感度動画モードが独立)、動画のマニュアルモード、ブラケット機能、高感度ノイズ低減レベルなど微調整、GPS、ビューファインダー、右手用グリップです。私の場合はこれらに価格差分の付加価値を見いだせませんでした。

<長所>

焦点距離が換算24-720mm(30倍)という超望遠が可能なのに、奥行35.5mm・236gという最小・最軽量で携帯性が抜群に良い、WX500の秀でた長所はこの点につきると思います。他社の最新の高倍率コンパクトよりも携帯性は勝っています。

もちろん、AFの早さ・正確さ、ブレ補正の強力さ、動画・音質のクオリティ、自撮り可能な180度チルト液晶、USB充電など、WX500には褒めるべき点が他にも多数あります。ちなみに他のレビューで自撮り(液晶反転)時にタイマー3秒に固定されるとありますが、デフォルトの設定が迷惑なだけで、設定で自撮り時タイマーをOFFにすればタイマーなしや秒指定も可能です。

画質は明るい野外でズームすると非常に良い結果を残します。逆に言うと明るい野外以外では画質を褒めることができません。明るい野外で望遠で撮影したいけど荷物になるのは嫌、という時にお勧めできるカメラです。

<検証画像>

貼った写真は、晴天野外、すべてオート撮影(緑)、ぶれ補正検証のためあえて片手持ち。肉眼では見えない部分まで撮影できます。素人が適当に撮っても明るい場所ならかなりズームしてもあまり失敗しないと思います。

<残念な点>

屋内や暗い野外(日中でも曇りの時)では、残念な画質になります。メーカーは暗所に強いなどと宣伝しますが、所詮は1/2.3型センサー機です。ブレない程度に感度を上げればノイズだらけになり、それをごまかすために油絵のようになります。画質的に用途が限定されるため、RX100M3などの1型コンパクト(ただし望遠なし)やレンズ交換式(携帯性落ちる)など上位のカメラが必要になるでしょう。

他にも不満点はあります。まず操作がすべて物理ダイヤル・ボタンで、タッチパネル液晶ではないこと。ダイヤル操作は本当は好きですが、物理的に寿命が短かく、経験上は誤操作なしに動くのはせいぜい3・4年です。カメラ自体は使えるのに時限爆弾パーツのせいで買い換えサイクルを早められるというのは、メーカー側には好都合かもしれませんがユーザーとしては納得しがたい事です。

内蔵ストロボがRX100シリーズと同じ手動ポップアップ式なのに、バウンス(フラッシュを天井に向けて間接照明にすること)ができません。ローエンド機へのいじわるでしょうか。センサーサイズの小さいコンデジではどんなにメーカーが高感度やら写真合成を使って画質向上に努めたところで暗所の画質は大して改善しません。しかしバウンスができれば屋内では簡単に画質が向上します。そろそろ内蔵ストロボを上に向けられる仕様を標準にしてもらいたいです。

あとは、Fnボタンに割り当てられる機能が限られていて、例えば初心者でも頻繁に使うような風きり音カットの選択肢がない。動画中に写真が撮れない。ソフトPlayMemoriesが相変わらずポンコツ。

<総評:1/2.3型では満足度に限界>

2015年冬時点でのレビューでは「限界を理解して使い方を割り切れば大変満足できるカメラ」と結論づけましたが、その限界がそろそろ我慢できなくなってきた、というのが2017年5月現在の率直な感想です。晴れた野外以外では使うことがなくなりました。買って1年以上経ちますが、望遠は16倍(換算400mm)程度まではちょくちょく使いますが、30倍がどうしても必要と感じたことは日常的にはほぼありません。もちろんあればあったで遊びますが。

望遠コンパクト(あくまでポケットサイズの携帯性が前提)にも画質を求めたいユーザーとしては、センサーサイズを少し大きくして、なおかつ16倍程度の光学ズームが可能なコンパクトを求めているのですが、現状では各メーカーがこの需要に応えていません。1型機の大半は3・4倍程度です。例外的にこの未開拓ジャンルに挑んでいる機種は、パナのTX1(1型で換算25-250mm・10倍)とカシオのZR3200(1/1.7型で換算25-300mm・12倍)・ZR3100くらいかと。

1/2.3型で倍率だけを追求する方向はそろそろ限界ではないでしょうか。今後、望遠コンパクトというジャンルには、1/1.7型センサーを標準にして画質・望遠・携帯性を一段階高いレベルで妥協させるような、新たな展開を期待しています。それまでのつなぎとして、望遠できないメイン機の小さなお供として、WX500には時々活躍してもらおうと思います。

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最小最軽量の超望遠コンパクト、ただ1/2.3型はそろそろ限界
当機種エンパイアステートビル。ズームなし。
当機種エンパイアステートビル天辺付近(高さ443m)。光学30倍。
当機種80倍(全画素超解像MAX)。

エンパイアステートビル。ズームなし。

エンパイアステートビル天辺付近(高さ443m)。光学30倍。

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当機種ニューヨーク公共図書館。ズームなし。
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当機種80倍(全画素超解像MAX)。

ニューヨーク公共図書館。ズームなし。

ニューヨーク公共図書館ライオン像(距離約25m)。光学30倍。

80倍(全画素超解像MAX)。

米国で$298で購入。野外撮影専用。基本オート撮影、被写体の多くは子供です。

<望遠コンパクト:HX90V vs WX500>

スマホ搭載カメラの性能向上によって、コンデジはセンサー大型化(ハイエンド)と望遠高倍率化の二方向で差別化を図ってきましたが、後者のジャンルでのSONYのフラグシップ機(2015年冬〜2017年春現在)がHX90Vで、WX500はその廉価版というポジションです。廉価版といっても、1/2.3型センサー、F値3.5-6.4レンズ、光学30倍ズーム、3型180度チルト液晶、5軸ブレ補正・インテリアクティブモード、Wifi、USB充電可、シャッタースピードやISOの指定など最低限のカスタム撮影、など基本スペックは同じで、後で述べる不満点も共通します。

HX90Vにしかない機能は、マニュアルフォーカス、ISO上限下限設定、ダイナミックレンジ追加機能、動画の最低被写体照度がオートで6(WX500は高感度動画モードが独立)、動画のマニュアルモード、ブラケット機能、高感度ノイズ低減レベルなど微調整、GPS、ビューファインダー、右手用グリップです。私の場合はこれらに価格差分の付加価値を見いだせませんでした。

<長所>

焦点距離が換算24-720mm(30倍)という超望遠が可能なのに、奥行35.5mm・236gという最小・最軽量で携帯性が抜群に良い、WX500の秀でた長所はこの点につきると思います。他社の最新の高倍率コンパクトよりも携帯性は勝っています。

もちろん、AFの早さ・正確さ、ブレ補正の強力さ、動画・音質のクオリティ、自撮り可能な180度チルト液晶、USB充電など、WX500には褒めるべき点が他にも多数あります。ちなみに他のレビューで自撮り(液晶反転)時にタイマー3秒に固定されるとありますが、デフォルトの設定が迷惑なだけで、設定で自撮り時タイマーをOFFにすればタイマーなしや秒指定も可能です。

画質は明るい野外でズームすると非常に良い結果を残します。逆に言うと明るい野外以外では画質を褒めることができません。明るい野外で望遠で撮影したいけど荷物になるのは嫌、という時にお勧めできるカメラです。

<検証画像>

貼った写真は、晴天野外、すべてオート撮影(緑)、ぶれ補正検証のためあえて片手持ち。肉眼では見えない部分まで撮影できます。素人が適当に撮っても明るい場所ならかなりズームしてもあまり失敗しないと思います。

<残念な点>

屋内や暗い野外(日中でも曇りの時)では、残念な画質になります。メーカーは暗所に強いなどと宣伝しますが、所詮は1/2.3型センサー機です。ブレない程度に感度を上げればノイズだらけになり、それをごまかすために油絵のようになります。画質的に用途が限定されるため、RX100M3などの1型コンパクト(ただし望遠なし)やレンズ交換式(携帯性落ちる)など上位のカメラが必要になるでしょう。

他にも不満点はあります。まず操作がすべて物理ダイヤル・ボタンで、タッチパネル液晶ではないこと。ダイヤル操作は本当は好きですが、物理的に寿命が短かく、経験上は誤操作なしに動くのはせいぜい3・4年です。カメラ自体は使えるのに時限爆弾パーツのせいで買い換えサイクルを早められるというのは、メーカー側には好都合かもしれませんがユーザーとしては納得しがたい事です。

内蔵ストロボがRX100シリーズと同じ手動ポップアップ式なのに、バウンス(フラッシュを天井に向けて間接照明にすること)ができません。ローエンド機へのいじわるでしょうか。センサーサイズの小さいコンデジではどんなにメーカーが高感度やら写真合成を使って画質向上に努めたところで暗所の画質は大して改善しません。しかしバウンスができれば屋内では簡単に画質が向上します。そろそろ内蔵ストロボを上に向けられる仕様を標準にしてもらいたいです。

あとは、Fnボタンに割り当てられる機能が限られていて、例えば初心者でも頻繁に使うような風きり音カットの選択肢がない。動画中に写真が撮れない。ソフトPlayMemoriesが相変わらずポンコツ。

<総評:1/2.3型では満足度に限界>

2015年冬時点でのレビューでは「限界を理解して使い方を割り切れば大変満足できるカメラ」と結論づけましたが、その限界がそろそろ我慢できなくなってきた、というのが2017年5月現在の率直な感想です。晴れた野外以外では使うことがなくなりました。買って1年以上経ちますが、望遠は16倍(換算400mm)程度まではちょくちょく使いますが、30倍がどうしても必要と感じたことは日常的にはほぼありません。もちろんあればあったで遊びますが。

望遠コンパクト(あくまでポケットサイズの携帯性が前提)にも画質を求めたいユーザーとしては、センサーサイズを少し大きくして、なおかつ16倍程度の光学ズームが可能なコンパクトを求めているのですが、現状では各メーカーがこの需要に十分応えていません。1型機の大半は3・4倍程度です。例外的にこの未開拓ジャンルに挑んでいる機種は、パナのTX1(1型で換算25-250mm・10倍)とカシオのZR3200(1/1.7型で換算25-300mm・12倍)・ZR3100くらいかと。

1/2.3型で倍率だけを追求する方向はそろそろ限界ではないでしょうか。今後、望遠コンパクトというジャンルには、1/1.7型センサーを標準にして画質・望遠・携帯性を一段階高いレベルで妥協させるような、新たな展開を期待しています。それまでのつなぎとして、望遠できないメイン機の小さなお供として、WX500には時々活躍してもらおうと思います。

比較製品
SONY > サイバーショット DSC-HX90V
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最軽量の自撮り高倍率コンパクト
当機種
当機種
当機種

当機種
当機種
当機種

米国で$298で購入。HX9Vからの乗り換えで、野外撮影と動画用という位置づけです。基本オート撮影、被写体の多くは子供です。自宅では極力P7700を使います。

<高倍率コンデジ最高峰HX90Vと画質・基本機能は同じ>
スマホ搭載カメラの性能向上によってコンデジはハイエンドと高倍率タイプに二極化しつつありますが、2015年11月現在、後者のジャンルでのSONYのフラグシップ機がHX90Vで、WX500はその廉価版というポジションです。廉価版といっても、1/2.3型センサー、F値3.5-6.4レンズ、光学30倍ズーム、3型180度チルト液晶、インテリ動画手ブレ補正、5軸手ブレ補正、Wifi機能、USB充電可、など基本性能は共通しているので、画質はHX90Vと変わりません。

<HX90V vs WX500>
HX90VではなくWX500にした理由は、基本性能が同じで、後で述べる不満点も共通し、どのみちオート撮影がメインなので(とはいえWX500もシャッタースピードやISOの指定など最低限のカスタム撮影はできます)、HX90Vにしかない機能に価格差1万円の付加価値を見出せなかったからです。HX90Vにしかないものは、マニュアルフォーカス、ISO上限下限設定、ダイナミックレンジ追加機能、動画の最低被写体照度がオートで6(WX500は高感度動画モードが独立)、動画のマニュアルモード、ブラケット機能、高感度ノイズ低減レベルなど微調整、GPS、ビューファインダー、右手用グリップです。ファインダーは眼鏡をいちいち外すのが面倒なので使わないし、グリップは確かに便利だけどないのもスリムでポケットに入れやすい。とにかく私のようなレイジーなユーザーにはWX500の方がコスパは高いです。

<WX500 vs S9900:自撮り可能、軽さ・AF精度・動画はやはりSONY、やや高いか>
WX500は非常にコンパクトで高倍率ズームのみならず自撮りができることで幅広いユーザーの需要をカバーする一品に仕上がっています。個人的には180度チルト液晶が決め手でした。ちなみに他のレビューで自撮り(液晶反転)時にタイマー3秒に固定されるというものがありますが、デフォルトの設定が迷惑なだけで、設定で自撮り時タイマーをOFFにすればタイマーなしや秒指定も可能です。236gは自撮り可能な30倍では最軽量です。類似品としてバリアングル液晶のNikon S9900がありますが重さが289gなので結構差がありますし、私の経験上ズームやマクロ時のAF(オートフォーカス)はSONYの方が断然優れています。実際WX500のAFは早くて正確なのでストレスを感じません。動画は画質・ブレ補正・AF・音質などやはりソニーはすばらしいです。ハイエンドカメラで撮れる味のある動画ではありませんが、見たままそのままのリアルな映像なら非常に良く撮れます。ただ米国では価格差がほとんどないため私は迷わずWX500を選びましたが、日本だと現状では1万円近い価格差なのでコスパ的にはS9900の方が良いでしょう。

<明るい場所なら感動写真も、暗所はダメ>
画質はHX9Vと比較して目に見えて良くなったとは感じませんが、高倍率コンデジの画質の限界は了解していますし、明るい場所や動画用と割り切って使用する限りではすばらしい画を出してくれます。とりわけ広場や公園などで高倍率ズームで子供を撮ると背景がぼけて親馬鹿なら絶対壁紙にするような感動写真が撮れます。やはりこの手のカメラは望遠撮影でこそ真価を発揮します。ただ暗所での画質はP7700(1/1.7型センサー・F値2-4・光学7.1倍)と比べてかなり劣ります。動画も暗所だとまともに撮れません。照明に気を使うかハイエンド低倍率カメラと使い分けるという割り切りが必要です。

<ブレないカメラ:参考画像>
手ぶれ補正は強力に効いています。貼った写真は、ぶれ補正検証のためあえて片手持ちで撮影しました。倍率はズームなし・30倍(光学MAX)・80倍(全画素超解像MAX)、すべてオート(緑)です。ちなみにエンパイアステートビルは高さ443mで天辺付近を撮影、ニューヨーク公共図書館ライオン像は距離25Mくらいです。ご覧のように素人が適当に撮っても明るい場所ならズームしてもあまり失敗はないと思います。

<大きな不満点:物理ダイヤルの寿命、指バウンスができないストロボ>
まず操作がすべて物理ダイヤル・ボタンで、タッチパネル液晶ではないこと。実は物理ダイヤルでの操作は本当は好きなんですが、ダイヤルは寿命が短かく、経験上は誤操作なしに動くのはせいぜい3・4年です。もちろんWX500ではまだ検証できませんが、HX9VもP7700も大事に使っていたのにダイヤルが3年以内に馬鹿になったので、そもそも無理があるのだと思います。WX500の電源ボタンもかなり小さいので耐久が気になります。カメラ自体は使えるのにこんな時限爆弾パーツのせいで買い換えサイクルを早められるというのは、メーカー側には好都合かもしれませんがユーザーとしては納得しがたい事です。もうひとつ大きな不満点は、ストロボの指バウンス(フラッシュを天井に向けて間接照明にすること)ができないこと。せっかく手動ポップアップ式のストロボを搭載したのに、RX100シリーズと違って指バウンスができないのは、ローエンド機へのいじわるでしょうか。暗所に弱いこういうカメラにこそ指バウンス機能をつけるべきです。この手のコンデジではどんなにメーカーが高感度やら写真合成を使って画質向上に努めたところで暗所の画質は大して改善しません。しかし暗所でストロボを人の顔に向けて使用すれば色が不自然になるので、バウンスが一番良い結果をもたらします。手鏡を使う方法もありますが面倒です。

<その他の不満点>
Fnボタンに割り当てられる機能が限られていて、例えば初心者でも頻繁に使うような風きり音カットの選択肢がない。動画中に写真が撮れない。スローモーションがない。Wifiスマホがないとリモコンが使えない。PlayMemoriesが相変わらずポンコツで実用に耐えない。

<総評>
以上のように不満点はありますが、限界を理解して使い方を割り切れば、大変満足できるカメラだと思います。あとは価格が3万前後になれば、といったところでしょう。

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デザイン5
画質5
操作性4
バッテリー5
携帯性5
機能性5
液晶5
ホールド感4
最軽量の自撮り高倍率コンパクト
当機種
当機種
当機種

当機種
当機種
当機種

米国で$298で購入。HX9Vからの乗り換えで、野外撮影と動画用という位置づけです。基本オート撮影、被写体の多くは子供です。自宅では極力P7700を使います。

<高倍率コンデジ最高峰HX90Vと画質・基本機能は同じ>
スマホ搭載カメラの性能向上によってコンデジはハイエンドと高倍率タイプに二極化しつつありますが、2015年11月現在、後者のジャンルでのSONYのフラグシップ機がHX90Vで、WX500はその廉価版というポジションです。廉価版といっても、1/2.3型センサー、F値3.5-6.4レンズ、光学30倍ズーム、3型180度チルト液晶、インテリ動画手ブレ補正、5軸手ブレ補正、Wifi機能、USB充電可、など基本性能は共通しているので、画質はHX90Vと変わりません。

<HX90V vs WX500>
HX90VではなくWX500にした理由は、基本性能が同じで、後で述べる不満点も共通し、どのみちオート撮影がメインなので(とはいえWX500もシャッタースピードやISOの指定など最低限のカスタム撮影はできます)、HX90Vにしかない機能に価格差1万円の付加価値を見出せなかったからです。HX90Vにしかないものは、マニュアルフォーカス、ISO上限下限設定、ダイナミックレンジ追加機能、動画の最低被写体照度がオートで6(WX500は高感度動画モードが独立)、動画のマニュアルモード、ブラケット機能、高感度ノイズ低減レベルなど微調整、GPS、ビューファインダー、右手用グリップです。ファインダーは眼鏡をいちいち外すのが面倒なので使わないし、グリップは確かに便利だけどないならないでポケットに入れやすいとかポジティブに考えてます。とにかく私のようなレイジーなユーザーにはWX500の方がコスパは高いです。

<WX500 vs S9900:自撮り可能、軽さ・AF精度・動画はやはりSONY、やや高いか>
WX500は非常にコンパクトで高倍率ズームのみならず自撮りができることで幅広いユーザーの需要をカバーする一品に仕上がっています。個人的には180度チルト液晶が決め手でした。ちなみに他のレビューで自撮り(液晶反転)時にタイマー3秒に固定されるというものがありますが、デフォルトの設定が迷惑なだけで、設定で自撮り時タイマーをOFFにすればタイマーなしや秒指定も可能です。236gは自撮り可能な30倍では最軽量です。類似品としてバリアングル液晶のNikon S9900がありますが重さが289gなので結構差がありますし、私の経験上ズームやマクロ時のAF(オートフォーカス)はSONYの方が断然優れています。実際WX500のAFは早くて正確なのでストレスを感じません。動画は画質・ブレ補正・AF・音質などやはりソニーはすばらしいです。ハイエンドカメラで撮れる味のある動画ではありませんが、見たままそのままのリアルな映像なら非常に良く撮れます。ただ米国では価格差がほとんどないため私は迷わずWX500を選びましたが、日本だと現状では1万円近い価格差なのでコスパ的にはS9900の方が良いでしょう。

<明るい場所なら感動写真も、暗所はダメ>
画質はHX9Vと比較して目に見えて良くなったとは感じませんが、高倍率コンデジの画質の限界は了解していますし、明るい場所や動画用と割り切って使用する限りではすばらしい画を出してくれます。とりわけ広場や公園などで高倍率ズームで子供を撮ると背景がぼけて親馬鹿なら絶対壁紙にするような感動写真が撮れます。やはりこの手のカメラは望遠撮影でこそ真価を発揮します。ただ暗所での画質はP7700(1/1.7型センサー・F値2-4・光学7.1倍)と比べてかなり劣ります。動画も暗所だとまともに撮れません。照明に気を使うかハイエンド低倍率カメラと使い分けるという割り切りが必要です。

<ブレないカメラ:参考画像>
手ぶれ補正は強力に効いています。貼った写真は、ぶれ補正検証のためあえて片手持ちで撮影しました。倍率はズームなし・30倍(光学MAX)・80倍(全画素超解像MAX)、すべてオート(緑)です。ちなみにエンパイアステートビルは高さ443mで天辺付近を撮影、ニューヨーク公共図書館ライオン像は距離25Mくらいです。ご覧のように素人が適当に撮っても明るい場所ならズームしてもあまり失敗はないと思います。

<大きな不満点:物理ダイヤルの寿命、指バウンスができないストロボ>
まず操作がすべて物理ダイヤル・ボタンで、タッチパネル液晶ではないこと。実は物理ダイヤルでの操作は本当は好きなんですが、ダイヤルは寿命が短かく、経験上は誤操作なしに動くのはせいぜい3・4年です。もちろんWX500ではまだ検証できませんが、HX9VもP7700も大事に使っていたのにダイヤルが3年以内に馬鹿になったので、そもそも無理があるのだと思います。WX500の電源ボタンもかなり小さいので耐久が気になります。カメラ自体は使えるのにこんな時限爆弾パーツのせいで買い換えサイクルを早められるというのは、メーカー側には好都合かもしれませんがユーザーとしては納得しがたい事です。もうひとつ大きな不満点は、ストロボの指バウンス(フラッシュを天井に向けて間接照明にすること)ができないこと。せっかく手動ポップアップ式のストロボを搭載したのに、RX100シリーズと違って指バウンスができないのは、ローエンド機へのいじわるでしょうか。暗所に弱いこういうカメラにこそ指バウンス機能をつけるべきです。この手のコンデジではどんなにメーカーが高感度やら写真合成を使って画質向上に努めたところで暗所の画質は大して改善しません。しかし暗所でストロボを人の顔に向けて使用すれば色が不自然になるので、バウンスが一番良い結果をもたらします。手鏡を使う方法もありますが面倒です。

<その他の不満点>
Fnボタンに割り当てられる機能が限られていて、例えば初心者でも頻繁に使うような風きり音カットの選択肢がない。動画中に写真が撮れない。スローモーション動画がない。Wifiとスマホがないとリモコンが使えない。

<総評>
以上のように不満点はありますが、限界を理解して使い方を割り切れば、大変満足できるカメラだと思います。あとは価格が3万前後になれば、といったところでしょう。

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