PowerShot SX60 HS
- 光学65倍ズームを搭載し、「プログレッシブファインズーム」を使用すれば130倍までズーム撮影が可能。
- 高感度センサーと映像エンジン「DIGIC 6」との組み合せにより、高感度時も低ノイズで高画質撮影できる「HS SYSTEM」を採用。
- 約92.2万ドットの液晶ビューファインダーや上方向に約180度回転する3.0型バリアングル液晶を搭載し、楽な姿勢で撮影できる。
キビタキ
カワセミ
キビタキ 1365mm 65x 光学望遠端 |
カワセミ 1365mm 65x 光学望遠端 |
ハジロカイツブリ 1365mm 65x 光学望遠端 |
コゲラ 1785mm 85x デジタルズーム 明るいとデジタルズームも結構使えます。 |
マヒワ 1785mm 85x デジタルズーム |
カワセミ 920mmくらい。 飛びものも結構撮れます。 |
【デザイン】SX50HSと比べて持ちやすくなりました。コンデジとしてはかなり大きいですが、1365mmの超望遠がこのサイズで使えるのですからありがたいですね。
【画質】等倍画質を気にする方には向きませんが、等倍一歩前なら一眼レフと比較しても遜色の無い画質で撮れるようです。ちゃんと撮れていれば24インチディスプレイでは申し分ない画質ですからA3やA4程度の印刷なら全く問題ないと思います。EOS70Dも持っていますが出番が無くなりました。(笑)
センサーの小さいコンデジですが天気が良ければかなり綺麗に撮れますし、デジテルズームの85倍や104倍も明るければ綺麗に撮れまして、野鳥撮影には最適です。ただし、センサーが小さいですから背景のボケは出にくいです。
1365mm相当ですからトリミング不要なサイズで撮れるので、300mmくらいのレンズにテレコン付けてトリミングするよりは綺麗だと思います。
【操作性】スイッチの配置も改善されて、グリップの感じもSX50HSに比べて持ちやすくなりました。
【バッテリー】液晶を使わなければ1000枚以上撮れるようです。バッテリー2本で3000枚くらい撮る日もありますので、スペアバッテリを1本持っていれば一日十分に遊べます。
【携帯性】このカメラと双眼鏡を首に下げて自転車で探鳥していますが、野鳥撮影が目的の方でしたら1365mmの超望遠でこの小ささと軽さは魅力ですね。
【機能性】SX50HSではとても便利に使えていたフレーミングアシストが大幅に改悪されまして、フレーミングアシストを使うと周囲がかなり暗くなるので老眼の私にはほとんど使い物になりません。
SX50HSでは明るい画面のままフレーミングアシストを使えていたのですが、現状ではフレーミングアシストで野鳥を探すのは無理なので、暗い森の中では面倒でもできるだけ三脚を使って、照準器でフレーミングしています。
望遠端が長いためか、手振れ補正はSX50HSより弱い感じですが、三脚に照準器を使えば問題ありません。手持ちの場合は立ち木やフェンスに体を付けてがっちり固定できないならSX50HSよりISOを上げてシャッター速度を確保した方が安全です。
高速なSDカードがあれば6.4コマ/秒の無限連写が使えるようになったので、今まで無理だったカワセミのダイブや飛び出しも撮れるようになりました。この進歩はかなりありがたいですね。スポーツモードもブラックアウトしません。おかげで飛翔写真はかなり撮り易くなりました。
【液晶】老眼ですので液晶は写真を見る時しか使いませんが、SX50HSより綺麗になったようです。
ファインダーも画素数が上がったのでかなり見やすくなりました。視度調整もできるので老眼の私でも裸眼でちゃんと見えます。
【ホールド感】持ちやすいですね。
【総評】良くなった点は、持ちやすくなったデザイン、無限連写、多少望遠が長くなった、ダイアルが増えたので露出補正やISOの変更がやりやすくなった。ファインダーの画素数が増えて見やすくなった。
悪くなった点は、フレーミングアシストが老眼の私には使い物にならなくなった。望遠が伸びたためか手振れ補正が弱く感じる、50倍から65倍にズームが高倍率になってサーチ範囲が増えたためかAFが遅くなった感じです。
メーカーの方にはフレーミングアシストの不具合を修正して頂いて、レビューを書き直せる日がくる事を期待しています。
レビューの作例はすべてJPEG撮って出しです。トリミングもレタッチもしていません。ムービーはカット後スマートエンコードしています。
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