『ボディーの樹脂製の貧弱さと液晶に不満はあるが、記録用に無難？』 SONY サイバーショット DSC-WX350 (B) [ブラック] akiwatchさんのレビュー・評価

総評としては、こんな方に合う。
「自動でバシバシ撮影」・・・液晶の精度を求めず、記録用に遠方も室内の明暗差の激しいところも無難にオールマイティーに。
「丁寧に扱う」・・・樹脂製ボディーにショックを与えない扱いが出来ること。


【デザイン】
光学20倍ズームレンズ搭載にしては起伏が少なくコンパクトが良い。

全体が樹脂で出来ている点は破損のリスクが大きく、電池ケースのフタは特に貧弱。　運悪くフタの隙間を何かに引っ掛けて開けてしまい内部の樹脂製の爪を簡単に破損してしまった。(プラリペアで修復済。修理が高額なので。)


【画質】
画像の精細さ、ノイズの少なさなどは、全く問題を感じません。カメラマン的な要求な全く無いので。
主に室内で物を撮影する用途です。


【操作性】
便利なモードダイヤル、物理的なボタン類が過不足無く用意されているのはありがたいしデジカメを使う理由。
→ 動画撮影、十字&ダイヤル（セルフタイマー、ストロボ、他）、再生、メニュー、削除、被写体ロック含め決定ボタン。


【バッテリー】
主に室内撮影だしバッテリー１個余分に持っているので容量気になりません。


【携帯性】
成人男子の自分の両手を合わせた中に包めるほどのコンパクトで気に入っています。


【機能性】
手ブレ補正は良く処理できていると思う。
室内で細部の暗い部分を記録したいので、撮影モード「プレミアムおまかせオート」はありがたく良く撮れている。


【液晶】
一番不満なところ。白飛びが多い。
実際の画像とコントラストが少々離れているので、露出のマニュアル補正なんか出来ない。

上下の視野角が狭くちょっとでも傾けるとコントラストが崩れるため、撮影場所の都合で斜めから見たい場合は使えない。
以前使ってたCANON IXY DIGITAL 510ISの方が画質良かった。


【ホールド感】
コンデジとしては小さく起伏の無い形状は良いが、引き換えに右手ではホールドし難いデザイン。
ボタン類が多いのでどうしても右手親指が液晶画面にかかる。そうしないと誤ってボタンを押す事が多いです。
落下の不安もあるので手はストラップに通しておくべし。


【その他・動作】
他の方のレビュー「室内などでシャッター半押しした時には適正な明るさで液晶表示されるのに、1秒くらいで明るい（明るすぎる）表示に変わり〜〜」は同様。　これは仕様で実際の「暗い画像〜露出補正のうえ撮影」の様子を見せている意味のある動作なので問題ない。


【その他・ファイル管理】
SDメモリーカードをPC側に取り付けて画像ファイル本体を直接移動すると、メモリーカードをカメラに戻した際に一つ面倒な事がある。
再生でダイヤル回すと馬鹿正直に抜き取った画像を読みに行き ”表示できない画像です” と表示される。 削除した分だけ残る。
→　なので、メニューから”管理ファイルの修復”を実行しないといけない。
おそらく、撮影でSDカード記録時に画像ファイル本体とは別にインデックス用ファイルも書き出す仕様なのでしょう。　画像ファイルだけ移動してしまうと不整合が起こる。
以前持っていたCANON製はこんな面倒なことはなかった。