『圧巻の高解像度』 SONY サイバーショット DSC-RX100 holorinさんのレビュー・評価

遠景。解像感は高い。オリジナルでは車のナンバープレートの数字も読める。	風景。枝々の解像感は高い。	人物。28mm相当解放。
人物。42mm相当解放。	夜景。マルチショットノイズリダクション。	夜景。マルチショットノイズリダクション。28mm相当解放。

本当はＳ１１０を買おうかな、と思っていましたが、当時品薄の時にたまたま１台入荷していたということで、こちらを買ってしまいました。いまは当時よりも価格がアップしていてびっくりです。

【デザイン】
とてもクール。

【画質】
解像感は圧巻。
基本的に四切以下のプリントで鑑賞しているので、正直なところはオーバースペック。
ワイド端（28mm相当）の絞り解放では、夜景などの点像で三角形のフレアが出るが、ちょっと絞れば解消する。

【操作性】
コントロールリングにより、従来機種と比べると操作感が変わってしまい、戸惑うところが多い。コントロールリングはこのクラスの特徴の一つだが、今一つ使いにくい。コントロールホイールしか使わない。

【バッテリー】
よく持っている。もう一個購入したが、一日のうちで交換したことはない。

【携帯性】
基本的に鞄に入れているか、ベルトにケースをつけているが、携帯性は悪くはない。

【機能性】
マルチショットノイズリダクションは以前の機種よりずいぶん進化している感じ。ただ、普段RAW+JPEGにしておくことが多いので、まずRAWを解除して、ISOから設定を選択して、とプロセスが多くて、セットが面倒。また、戻すのも面倒。
追尾フォーカスはこの機種で初めて経験したが、便利な機能だと思う。

【液晶】
見やすい。通常は水準器モードで使っている。

【ホールド感】
あまり良くない。滑りやすいので、ケースから出すときは必ずストラップに手を通してから出すようにしている。右手は親指のラバーだけで抑えているという感じ。
デザインを損なうので、本体に革やラバーは貼りたくない。

【総評】
画質（高解像度？）にこだわる人にはとても満足できる１台ではなかろうか。望遠側が暗いとか言い始めるとデザインや携帯性が大きく損なわれるだろう。28mmF1.8-50mmF3.2でそれ以上はおまけと考えられれば、このカメラの見方が変わるかも。また24mm始まりは当たり前の風潮があるが、私にとって28mm始まりはたいしたディスアドバンテージではない。また、電源を入れたときにパースペクティブのきつくなる24mmにいつもセットされるのは、必ずしも便利ではない。
普段使いのカメラはほかにフジのF770EXRとカシオZR200、ペンタックスQがあり、それぞれ一長一短、どれを持っていくか悩むところである。