『市販品としてのレベルにない欠陥品』 東芝 LED REGZA 42Z1 [42インチ] エアーサロンパスＥＸさんのレビュー・評価

・デザイン 見た目のよさ、質感
画面の周囲が無意味に太く、そこに溝を作ってシールを貼り付けるという全く意味不明のデザインです。しかもそのシールと溝のサイズの精度が悪く隙間があります。最低評価です。

・操作性 リモコンや本体の操作のしやすさ
画質設定やサイズ変更、機能設定など、比較的使用頻度の高いボタンがスライドカバーの
中にあり、非常に悪いです。クイックボタンもあるのですが、これも小さく使い勝手が良いとは言えません。リモコンのボタン配置を根本的に見直す必要があると思います。最低評価です。

・画質 映像の鮮明さなど
まず、パネル周囲の光漏れという欠点があります。次に、ＬＥＤエリアコントロールはお粗末で使い物になりません。少しでも見る目がある人ならＯＦＦにするでしょう。さらに、ＬＥＤのせいだと思いますが、色合いが極めて不自然です。全体的に青み（紫）がかっていて色温度が高く、肌の色などが不自然に見えます。色調を緑寄りに調整しても不自然に緑になるだけですし、色温度を下げても、基本のＬＥＤの色が支配力が強く、全く不自然さは解消されません。最低評価とします。

音質 音質の良さ
薄型テレビでスピーカー内蔵型としては最高レベルと評価して良いと思います。
これ以上を望むなら、本体と分離しないと無理でしょう。
最高評価です（あくまでも内蔵型として）。

応答性能 動画などで残像が残らないか
残像感は改善されているようですが、まだまだ不満が残るレベルです。

機能性 機能が充実しているか
３チューナー内蔵、外付けＨＤＤ対応などなど、機能はすべて備えていると言っても過言ではない豪華仕様だと思います。

サイズ 省スペース性・コンパクトさ
無駄にフレームが大きい分、場所をとります。Ｘ型の足も占有面積が広いです。
まだまだフレームを細く、本体を軽く、コンパクトに出来ると思います。

満足度
エッジに配されたＬＥＤバックライトが諸悪の根源と感じます。
光漏れ、エリアコントロール、色の不自然さ、あらゆる意味で市販品としてのレベルに達していないと感じ、手放しました。
この機種で最も参考になった数が多いレビューを書いている方が、
Ｚ9000の方が画質が良いのでＺ1を売って旧機種に買い替えたと言っていますが、
そのレビューが正しいことが分かりました。
私はそのレビューを読みながらも、「まさか、ＬＥＤ搭載の新機種が旧機種にそれほど劣るわけが無い。だって売り上げランキング・注目ランキングでもＺ1は常に１位、２位に長期間ランキングされているじゃないか。」と思ってＺ1を買ってしまいました。
店頭では欠点に気付きませんでした。
今は、多くの人が支持するレビューはやはり、意味があるのだなと再認識しました。
売り上げランキングよりも識者によるレビューの方が大切だと感じた次第です。