現在手元にあるコンデジはCanon G7Xmk2, G9Xmk2, Fujifilm XP140です。
特にXP140は同カテゴリ製品なので違いが目に付きます。
主にロードバイクに乗る時にジャージのバックポケットにケース無しで入れるカメラが欲しくて購入しました。
【デザイン】【携帯性】【ホールド感】【操作性】
男の子が好きなタイプのカッコイイデザインで、コンデジとしてはやや大ぶりですね。また重量も結構あり、いつでもどこでも…という感じではありません。
カメラを構えた時のホールド感はまあまあですが、片手でボディ全体を掴んだ時は持ちやすいです。
当たり前ですが各所が物理的に非常にしっかりと作られています。XP140と比べるとボタンやダイヤル数が多いですが不安はありません。
【画質】
コンデジらしい小さな映像素子ですが、画素数が1200万画素クラスと控えめなお陰か破綻は目立ちにくいです。特にこの種のカメラとしてはRAW撮影できる事がアドバンテージで、現場でホワイトバランスを気にせず撮れる事、また後処理でlightroomなどの強力なノイズ除去機能を使えます。
一方でjpgの撮って出しも悪くなく、素早く手軽に撮りたい場面で十分に使えます。
その辺りがXP140では不満だったので違いは大きいです。
【バッテリー】
まあこんなものでしょう。予備はひとつは欲しいところです。
【機能性】
タフの名前通り本当に安心感が高いです。
ロードバイク乗っている時の背中ポケットの中は汗と熱と振動で環境としては最悪ですが、このカメラなら大丈夫そうです。
ズームの焦点域は25-100mmと一眼によくある標準ズームとほぼ同じで過不足なく、またワイ端は開放f2.0と明るいのも助かります(テレ端はf4.9でやや暗いです)
またしっかり寄れるのでアウトドア全般で使いやすそうですね。
ただダイナミックレンジは相応なのでそこはカバーした撮り方が必要になります。
残念な点はシャッター速度優先モードが無い事ですね(1/250以上を担保するモードはあります)。こういったジャンルのカメラですからそこは入れて欲しかったです。
またwifi接続はルーターのアクセスポイントは使えずカメラ側がホストとなります。転送速度は画素数の低さからまあまあ速いです。
【液晶】
良い出来です。見やすく大きいです。
【総評】
この種の防塵防滴カメラは撮影機能面がおざなりにされがちですが(XP140はそこが不満でした)、TG-6は良くできています。適当に持ち歩いて適当に撮れるラフ感が気持ち良く、スマホでは躊躇するような場所で、写真をよりしっかり撮りたい場合にピッタリです(某有名スマホなどは防水機能を謳っているにもかかわらず宣伝よりもずっと容易に水が侵入しダメになる報告がありましたね)
TG-6は価格としては決して安くありませんが、目的に合致するならその価値は十分にあります。
先日も川遊びをしながら使いましたが全く不安はありませんでした。良いカメラです。