【デザイン】
シルバーは懐古趣味すぎて目立つのでブラックにしました。
【画質】
素晴らしいの一言です。
長年フィルムカメラに慣れ親しんできたせいか、なかなかデジタルの表現が好きになれずにいましたが、X-Trans CMOSの優しくて自然に感じられる色合いと、単焦点フジノンレンズの見事な解像度に、やっと望んでいたものに出会えたという思いです。
【操作性】
昔のマニュアルカメラの感覚で操作できるのが嬉しい。
何よりも絞り優先で被写体深度を意識した撮影をしやすいのが良い。
【バッテリー】
片っ端から撮りまくるという撮影の仕方はしないので、いまのところ不足は感じていない。
【携帯性】
コンパクトデジカメとしては大きくてポケットに入りづらい。
これは、そのままではレンズ部分が短くて構えにくいのと、レンズ保護を兼ねてフード(MH-RE49)を付けたせいもある。
しかし一眼レフのように持ち歩くのに邪魔になるというほどではない。
【機能性】
このレベルのデジカメを持つのは始めてなので他の機種との比較はできませんが、ファンクションキーに好きな機能を配分できるのが便利ですね。
普段の撮影はJPEGで保存し、気合を入れた撮影ではボタン一つでJPEGとRAWを同時保存できるようにしました。
【液晶】
かなり綺麗な方ではないでしょうか。
チルトしませんが画角が広くてクリアに見えるので、チルトは必ずしも必要ないと思います。
【ホールド感】
上にも書きましたが、そのままではレンズが短くて構えにくいのでフードを付けたほうが良いです。
携帯性を重視するならホールドの悪さを我慢するしかありません。
【総評】
プロではないのでフルサイズは必要ありません。
しかしアマチュアであっても1型では画質等色々と面白くないという思いから、APS-Cに落ち着きました。
そこに昔ながらの使い慣れた操作性が加わって大満足です。
X100Vも魅力的ですが、何しろ値段のハードルが高すぎる(奥さんの許しが出ない)のと、X100Fの個性的なレンズにも惹かれました。
接写では開放でソフトな画が得られ、シャープにしたいときには少し絞ればいい、という使い方ができます。
本機種には手ブレ補正機能が付いていませんが、手持ちでもファインダーを覗く(両手と頭の3点で支える)ことで手ブレをかなり抑えることができます。
何れにしても1枚1枚を丁寧に撮る人向けのカメラですね。