【画像】世界50台のみ!クラフトマンシップの粋を集めた「メルセデス・マイバッハ V12エディション」の凝ったディテール(写真31点)
発表会の冒頭、
メルセデス・ベンツ・グループAG メルセデス・マイバッハ責任者のダニエル・レスコウ氏は、この限定車についてこう語った。
「マイバッハ・ブランドは、実に100年以上続く輝かしい
歴史を誇ります。その伝統の重要な礎となったのが、1930年代の”マイバッハ・ツェッペリン”
モデルです。マイバッハ・ツェッペリンは高級車の代名詞であり、当時の多くのお客様にとって、パワーだけでなく、マイバッハ特有のエレガンスも兼ね備えた究極の夢の実現でした。当時既に、これらのツェッペリン・
モデルはすべてV12エンジンを搭載していました。その圧倒的なパワー、スムーズな走り、そして優れた静粛性、低振動は、これらの車に完璧にマッチしていました。V12は単なるエンジンではありません。真の意味でのこだわりなのです。マイバッハのエンジニアは、ごく限られたお客様に自動車工学における最高峰をお届けしようとしていたのです。この伝統は今へと受け継がれ、今日、私たちは最高のクラフトマンシップと究極のテクノロジーを結集した
モデルを発表します。1930年代のツェッペリン・
モデルの精神的後継車ともいえる、V12エンジンを称える
モデルなのです」
ベースとなるのはV12エンジンを搭載するメルセデス・マイバッハ S 680。ビスポークプログラムであるMANUFAKTURを通じて、細部に至るまでゴージャスに仕立てられている。
印象的なエクステリアペイントは、ボディ上部はオリーブメタリック、下部はオブシディアンブラックメタリックのツートンカラーとなっており、職人の手によってハイテクシルバーメタリックのピンストライプが配されている。これら塗装工程だけで最大10日間もの時間を要する。これは、マイバッハの通常のツートンカラーの2倍に相当するという。
5穴の鍛造ホイールもボディ上部と同様のオリーブメタリックとなり、CピラーにはV12エディション専用のマイバッハエンブレムが備わる。クロームのマイバッハのダブルMエンブレムとゴールドのメダルを組み合わせたもので、メダルにはマイバッハ・ツェッペリンDS 8のボンネットオーナメントへのオマージュとして、大きく「12」の数字が刻まれている。メダルは24金製で、12の周囲にはV字パターンの、12分割されたリング部分にはダイヤモンド型のエングレービングが施されている。
インテリアでは、MANUFAKTUR限定のサドルブラウンのナッパレザーと、ステアリングホイールまで一連のものとして、ハイグロスブラウンのバーウォー
ルナットウッドトリムが組み合わされている。ダイヤモンドキルティングのサドルブラウンルーフライナー、スペシャルエディションの刺繍、そしてフロントのセンターコンソールには「1 of 50」バッジが、リアのセンターコンソールにはゴールドのインレイがあしらわれている。このインレイは職人の手により最長7日間にも及ぶ時間をかけてつくりあげられるという。
また、V12エディション専用の彫刻が施されたロブ&バーキング社製シルバーメッキシャンパングラス、インテリアコンセプトにマッチしたサドルブラウンの縁取りが施されたトランクマット、ジンデルフィンゲンにあるMANUFAKTURにおいて手作業で仕上げられた
キーホルダーなど、特注
アクセサリーが付属する。
エンジンは、排気量5,980ccのV12で、最高出力450kW(612hp)、最高トルク900Nmを発生。
トランスミッションは9G-TRONICを組み合わせる。駆動方式はAWDで、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は電子リミッター付きのため250km/hとなっている。快適性を高める装備としては、電動コンフォートリアドア、静粛性をさらに高めるアクティブロードノイズキャンセレーション、リアアクスルステアリング、そして乗り心地と俊敏性を向上させるE-ACTIVE BODY CONTROLアクティブサスペンションなどを装備する。
メルセデス・マイバッハ V12エディションは一部
市場でのみ販売され、2025年秋より納車を開始。日本
市場への導入も予定されているという。価格は非公開。
文:藤野太一 写真:メルセデス・マイバッハ
Words: Taichi FUJINO Photography: Mercedez-Maybach