メディカルチェックを完了させ、間もなく遠藤の加入を発表するとみられる
リバプール。MFモイセス・カイセドとMFロメオ・ラビアが同クラブへの移籍を拒否してチェルシー行きを希望したことで、日本代表キャプテンが新たなターゲットとして急浮上していた。
同紙によると、
リバプールは移籍市場が閉まる前に、遠藤と2人の若手MFを獲得する必要があるという。今夏にMFジョーダン・ヘンダーソン、MFファビーニョ、MFナビ・ケイタ、MFジェームズ・ミルナー、MFアレックス・オクスレイド・チェンバレンらが退団した一方、中盤の新戦力はMFアレクシス・マック・アリスターとMFドミニク・ショボスライの2人にとどまっているからだ。
リバプールが獲得を狙う23歳のドゥクレは、昨夏にRCランスからクリスタル・パレスに移籍し、初年度にプレミアリーグ34試合に出場。クラブ年間最優秀選手に輝いた同選手を上回るインターセプト数を記録したのは、今夏にウェスト・ハムからアーセナルに渡ったMFデクラン・ライスのみだった。
ドゥクレにはパリSGも興味を示しているようだが、新天地としては
リバプールが有力視されている。クリスタル・パレスは昨夏に2100万ポンド(約38億円)で獲得したドゥクレを巡って7000万ポンド(約129億円)の移籍金を要求し、
リバプールの獲得オファーに抵抗すると予想されているようだ。
そのほか
リバプールはフルハムのMFジョアン・パリーニャ、ニースのMFケフレン・テュラムにも関心を寄せている模様。一時期
リバプールからの興味が伝えられたボルシアMGのMFクアディオ・コネに関しては、U-21フランス代表で膝を負傷したため、獲得には動かないという。
遠藤については
リバプールのスポーツディレクター(SD)を務めるヨルグ・シュマットケ氏からも高い評価が与えられており、移籍は秒読み段階となっている。
同紙はシュツットガルトの元SDであるスベン・ミスリンタット氏のコメントも紹介。同氏は「選手としても人間としても、遠藤は信じられないほど価値がある」と称賛し、「彼はアンカーであり、我々のシステムの中心的な存在だ。彼がセンターバックとしてプレーしようが、守備的MFとしてプレーしようが、彼はそこにいるだけで良いパフォーマンスを発揮してくれるんだよ」とシュツットガルトにおける重要性を語った。