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中山に関しては原監督も「(プロ)2年生であれだけ堂々と守備、打撃も含めて可能性を非常に強く感じた。いい意味でちょっと驚いている」と絶賛。「一発回答」で二次キャンプが行われる沖縄・那覇行きを勝ち取った。
一方、ほろ苦スタートとなったのは今季のチームの「目玉政策」といわれる、秋広だった。松井秀喜氏もつけた「55」を背負い、次世代の主軸として期待を集める大砲候補は白組の「6番・中堅」で先発出場し、4打数無安打。試合後、元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチは4打数無安打に終わった秋広に関して「そんなにすぐ簡単にヒットは打てるものではない」と前置きしながら、「ただ、3球三振ということは反省してもらわないと困る」と3打席目の内容を振り返りつつ、苦言を呈す場面もあった。
そして、今季から「55」を背負うことになった秋広に関してはこんな声もある。
「ポスト松井として期待をかける秋広はチームとしても何としても育てたい人材。指定強化選手だけにほかの選手ではそこまで言われないことも色々言われることも増えてくる。かつての大田もそうですが、秋広がそのプレッシャーに耐えられるかが肝となる」(球界関係者)
松井氏は巨人在籍時代に3度の本塁打王に輝くなど球界を代表する打者として成長した。「ゴジラ」の愛称で知られ、多くのファンに愛された。
一方かつて55番を背負った大田泰示(現DeNA)も、「ゴジラ超え」のプレッシャーに苦しんだ。なかなか結果を残せずもがく日々が続いた。その頃のことを後年振り返り「正直、きつかった」と漏らしたことも。
実際にチーム内でもその「兆候」は現れ始めている。秋広に関して元木ヘッドは「1軍に残りたい、1軍でも試合に出たいという気持ちが全然感じ取れないと本人に言いました」とコメント。成長を願うからこそ、ムチを入れ続けている。
紅白戦終了後は「巨人の55番なので責任や自覚を持ってプレーしたい」と改めて強い決意を示した秋広。レギュラー争いは始まったばかり。少しずつでも結果を積み上げていくしかない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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