![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/d/4d0a4_1692_eaa0bcdc5eeee29d7c4710f9c58c9934.jpg)
これまでのボッティチェリの作品の最高落札額は、2013年の1044万2500ドルであり、この記録の9倍を上回る記録的な落札額となった。また、過去にオークションで販売されたオールドマスターの絵画のなかでも史上2番目の金額だという。
今回のオークションに先立ち、この作品はロンドン、ドバイ、ロサンゼルス、ニューヨークで展示され、各地で何百人ものファンを魅了した。この日のオークションはライブストリーミングでの参加者の数が最も多く、66%がオンラインで登録している。これは2020年の傾向を反映しており、サザビーズを初めて利用する顧客の割合や40歳未満の若い世代の登録が増加し、新規購入者の参加が増えているという。SNSやARもうまく取り入れることで、オールドマスターのオークション界にもあたらしい世代の参加が増えているのは、いまの時代を象徴しているといえるだろう。