製品特長
[メーカー情報]高画質化と多機能化を突き詰めた「新映像エンジンDIGIC 7」
デジタルカメラのキーパーツ、映像エンジン。低ノイズをはじめとした画質はもちろん、多機能化・高性能化を司る、まさに"頭脳"といえます。いよいよ、第七世代のDIGIC 7を搭載。従来を大幅に上回る処理性能は、画質はもちろん、より強力なブレ補正の実現、さらなる低ノイズ化や追尾・検出性能の高精度化に大きく貢献。さらに、優れた省電力性能による撮影可能枚数の向上や、撮影間隔の短縮など、G7 X Mark IIの全方面進化を可能にしています。
暗いシーンで、手ブレをより強力に抑える「静止画IS 4段分」
これまで採用されてきた、ブレを検知するジャイロセンサーによる光学ISユニットの制御に加え、CMOSセンサーの画像情報からブレ量を判断、除去するアルゴリズムを新開発。[デュアルセンシングIS]を実現しました。角度ブレと画像ブレ、2つの情報を元に、より高精度にISユニットを制御させることで、4段分の補正効果※を達成しています。手の震えなどによる細かいブレはもちろん、呼吸時などの体の揺れによるゆっくりとした大きなブレも高度に抑制します。
人物の表情や動き回る動物を高精度に追尾する「追尾性能の進化」
選択した人物の特徴をカメラが認識。より高精度な追尾性能を可能にしました。他の人物と交差するようなシーンや一度フレームアウトして再びフレームインするようなケースでも、しっかりと被写体を追い続けます。さらに、絶えず動き回る動物の撮影時も、威力を発揮。体の向きを変えても、追尾を続けます。液晶の表示タイムラグの大幅な短縮と相まって、すばやく動く被写体のシャッターチャンスを逃さずに捉えられます。
低彩度や背景同系色の被写体も検出する「検出性能の進化」
DIGIC 7は、被写体の検出時にエッジなどの情報を活用。AUTOモードでの撮影時における検出性能の飛躍的な進化を達成しました。タッチパネルなどで被写体を指定しなくても、カメラが自動で主被写体を検出します。
風景のディテールを鮮鋭に描く「小絞り時の解像感向上」
絞り込んで撮影したい時に発生することのあった回折現象。解像感を低下させる原因となるこの現象を高度に軽減します。DIGIC 7の高速処理性能により、光学情報を活用した補正を実現しました。風景撮影など、パンフォーカスで写真全体にピントを合わせて細部までよりシャープに描写することが可能です。
適切な明るさとコントラストにする「オートライティングオプティマイザ」
暗い写真を適切な明るさへ、低コントラストの写真はメリハリのある仕上がりへ。卓越した画像処理性能により、キヤノンのコンパクトカメラ初となるオートライティングオプティマイザを実現。逆光時のポートレート撮影など、明暗差の激しいシーンも自然なコントラストと高い解像感で描くことができます。
被写体の躍動感をかんたんに表現できる「流し撮りモード」
被写体の躍動感を活かした表現が、気軽に楽しめる撮影モードを新設。カメラのパンニング速度や被写体の進行速度・方向をカメラが瞬時に解析し、シャッタースピードをはじめとして適切な設定に調整。被写体のブレをIS(手ブレ補正機構)で防ぎつつ、背景は流動感を表現した流し撮り写真が手軽に楽しめます。背景の流し効果は、「小/中/大」から、任意に設定することができます。
暗いシーンで、手ブレをより強力に抑える「静止画IS 4段分」 |
ノイズリダクション性能が大幅に向上した映像エンジンDIGIC 7と1.0型大型CMOSセンサーが連携。ISO感度は125〜12800を達成しています。センサーで、光を可能な限りありのままの状態で残し、広ダイナミックレンジを確保しながら、ノイズのみを適切に処理。さらに、DIGIC 7でノイズとディテールを高精度に判別してノイズを徹底的に除去します。高感度で撮影しても高解像感かつノイズの少ない一枚に仕上げられるため、夜や室内といった光量の少ないシーンでも手持ちで高画質に撮影することができます。
ズーム全域で明るく、優れた描写力「F1.8-F2.8レンズ」
画質を磨き上げたプレミアムコンパクト。その新たな高みへと到達する上で欠かせないのが、高性能キヤノンレンズです。G7 X Mark IIは、初代G7 Xで数々のユーザーから支持された、5群ズームレンズを採用しました。広角端F1.8、望遠端F2.8、24-100mm(光学4.2倍ズーム)を実現。非球面レンズ3枚とUDレンズ1枚を用いた光学設計により、収差の発生を高度に抑制。レンズそれぞれには、EFレンズにも導入されているスーパースペクトラコーティングを施すことで、フレアやゴーストの発生も低減。ズーム全域で明るく、高精細な一枚に写しとります。また、すべてのレンズにガラス素材を用いることで、高い耐久性も確保しました。
多層コーティングの効果
EFレンズで培ったスーパースペクトラコーティング技術を導入した多層コーティングを採用。高透過率、紫外線カット、耐久性に優れた表面硬度、安定した特性などを実現しています。ゴーストやフレアなどの不要な反射光を高度に抑制。高画質でクリアな一枚を描き出します。
5群ズームレンズとインナーフォーカス方式の効果
インナーフォーカス方式の採用により、鏡筒の小型化やAFの高速化、マクロ撮影性能の向上を実現。
広階調、低ノイズ、美しいボケ味を実現「1.0型大型CMOSセンサー」
より多くの光を取り込むことのできる、1.0型・2,010万画素CMOSセンサー。その受光面積の広さは、1/1.7型センサーと比較して、約2.7倍。より多くの情報を取り入れることで、高解像感、低ノイズ、広いダイナミックレンジを発揮します。集光効率に優れた裏面照射型構造の採用により、高感度撮影時においても優れた解像感と低ノイズをハイレベルに両立。ディテールまで鮮明かつクリアな一枚に仕上げられます。大口径レンズとの連携により、美しくなめらかなボケ味も楽しめます。
ハイライト表現も繊細に再現「広ダイナミックレンジ」
明暗差の激しいシーンさえも、高画質に。特にハイライト部の表現に強いのがG7 X Mark IIの特長です。もちろん、シャドー部の表現にも威力を発揮。白トビ・黒つぶれを抑えて、繊細な一枚に描き出します。
広角から望遠まで高画質に描写「焦点距離24-100mm※」
幅広い撮影領域を追求。24-100mm※(光学4.2倍ズーム)の焦点距離で、広角から望遠まで多彩なシーンで高画質な撮影が楽しめます。さらに、先進のデジタルズーム、プログレッシブファインズームを搭載。高い解像感を保ったまま、200mm相当※(約8.4倍)までズーム撮影が楽しめます。
広角から望遠まで高画質に描写「焦点距離24-100mm※」 |
※35mmフィルム換算
自動で適正な明るさに設定する「オートNDフィルター」
内蔵のNDフィルター(減光3段分)の使用を自動で設定できるオートNDフィルター機能を搭載。シャッタースピードや絞り、ISO感度で適正露出に調整できないような明るいシーンでも、自動で適切な明るさで撮影することが可能です。
花火や夜景を、ひと味違う表現に仕上げられる「バルブ撮影」
大型センサーやDIGIC 7によるノイズリダクション性能などにより、バルブ撮影に対応。シャッターボタンを押している間、露光し続けることができます。花火や夜景など、ひと味違う写真表現が楽しめる撮影モードです。
※ 三脚の使用をおすすめします。
※ ISO感度の上限はISO3200、露光時間の上限は256秒となります。
思い通りの色彩に仕上げられる「ピクチャースタイル」
被写体や表現イメージに合わせて、画づくりを調整できるピクチャースタイルをキヤノンのコンパクトカメラで初めて採用。あらかじめ8種のプリセットを搭載しています。それぞれ、色味やシャープネスなどの柔軟なカスタマイズが可能。さらに、キヤノンのホームページからダウンロードして、「トワイライト」や「紅葉」など、プリセットの追加も行えます。PC用ソフトウエア[Picture Style Editor]を使えば、色を個別に細かく調整し、イメージ通りの色再現を追求することができます。
思い通りの色彩に仕上げられる「ピクチャースタイル」 |