Adobeからタブレット端末向け「Adobe Touch Apps」シリーズ6種類が発売された。ラインナップは「Adobe Photoshop Touch」「Adobe Collage」「Adobe Debut」「Adobe Kuler」「Adobe Ideas」「Adobe Proto」の6つ(いずれもAndroid Market価格:850円、Adobe IdeasのみApp Store価格:500円)で、アプリごとに使用できる機能が別れているため、用途にあわせてアプリを選ぶことができる。いずれのアプリもタブレット端末の利点である大画面とタッチ操作が生きる直感的なUIが特徴だ。

また、Adobeはマルチデバイス化の象徴として推し進める構想である「Adobe Creative Cloud」も発表している。「Adobe Creative Cloud」は、Adobe Creative Suiteと互換性のあるファイルをクラウドで管理し、アドビのアプリケーション上でマルチデバイスに利用できるサービスだ。もちろんタブレット向けアプリ6種類も「Adobe Creative Cloud」に対応するため、クリエイティブ制作でのマルチデバイス化はいっそう加速しそうだ。

モバイル環境で本格的な作業が行えるとあって、Adobeユーザーだけでなく、使い勝手は気になるところだろう。そこで、全6種類のアプリの特徴と使用感を紹介しよう。PCでの定番であるPhotoshopとの違いなど、画像編集ソフトとして、上級者だけではなく初心者にも使えるかどうか、という側面からも検証してみたい。

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