I try to think that love's not around
But it's uncomfortably near
My ol' heart ain't gaining no ground
Because my angel eyes ain't here
恋は縁遠いものと思ってはみるわ*1
けれど息苦しいほどすぐそばにあるものなの
くたびれたわたしの心はすっかり立場をなくしてる*2
わたしの「天使の瞳」がここにいないから
Angel eyes, that old Devil sent
They glow unbearably bright
Need I say that my love's misspent
Misspent with angel eyes tonight
天使の瞳よ、それは老練な悪魔からの贈り物
その双眸は耐え難いほどに輝いている
報われぬ恋だとわかりきっているのに*3
今夜もまた、天使の瞳に片想いしてしまった
So drink up all you people
Order anything you see
Have fun you happy people
The laugh's and the joke's on me
だから皆さん、あまさず飲み干してちょうだい
あるものはなんでも頼んでよくてよ
せいぜい楽しんでちょうだい、幸福な人たちよ
わたしを物笑いの種にするがいいわ*4
Pardon me but I got to run
The facts uncommonly clear
Got to find who's now number one
And why my angel eyes
Oh, where is my angel eyes?
申し訳ないけどもう行かなくちゃ*5
物事はめったにはっきりしないものだけど、
たった今、最愛の人を見つけたわ*6
どうしてなの、天使の瞳よ、
ああ、天使の瞳をもつあの人はどこなの?
'Scuse me while I disappear
Angel eyes
ご無沙汰ね、*7
天使の瞳のあなた
*1 「be around」でその辺にいる、すぐそばにいるという意味。逆なら遠くに離れている。
*2 「根拠がない」とする訳もあるが、これは「without ground」や「with no ground」が混同された誤訳。「gain ground」であれば「前進する」「地の利を得る」「支持を得る」「広く受け入れられる」「病人が回復する」などの意味があり、それが「no」ならば逆の意味になる。「一歩も前に進めない」「病み衰えている」と解釈しても良い。
*3 need I sayで「言うまでもないことだけど」「わかりきったことだけど」の意。
love's misspentを直訳すると「愛情を浪費した」「使い道を誤った」だが、日本語なら報われぬ愛とか実らぬ恋とか片思いとか色々風流な言い方ができる。
*4 「joke is on ~」というのは~を笑いものにする、からかうという意味だが、「on me」とか「us」だとやりかえされてしまう、逆に物笑いの種にされてしまうという意味にもなる。
*5 「Pardon me」は「Excuse me」よりもっと丁寧な言い方。ただし、地域にもよる模様。
*6 直訳すると「わたしが消えてた間、ごめんなさいね」になるけど、まあ「ご無沙汰してごめんなさいね」とかそんなところじゃないかと。
text: Earl Karl Brent (1914 – 1977)
tune: Matthew Loveland Dennis (1914 – 2002)
1946年発表のスタンダード・ジャズの名曲。1953年の映画「ジェニファー」で、作曲者であるデニス本人が出演して歌ったことがある。
収録アルバム:プレイズ・アンド・シングス - マット・デニス
多くのミュージシャンにカバーされたが、特にエラ・フィッツジェラルドにとって大のお気に入りの歌で、四回以上も録音している。
超有名な曲のわりに意外と歌詞が難解で、みんな翻訳に苦労している模様(歌い手によって多少歌詞の内容が変動するためでもある)。ロビンもぶっちゃけこの訳が合ってるのかどうか怪しい。
他のバージョンでは「got to(すでに~した)」だったり「gotta(~しなくちゃ)」になってたり、歌い手にとっての「ナンバーワン」だったり天使の瞳にとっての「ナンバーワン」だったりと、歌い手によってちょこちょこ歌詞や解釈が変わっている。
だからよそ様の翻訳とロビンの翻訳が違ってても、それは元になってる歌詞が違う可能性があるんだからね?
輝くばかりの「天使の瞳」を持つつれない異性への片思いを自覚しつつも、遭遇してしまえばつい駆け寄ってしまうという切ない歌詞だが、歌唱者によって「天使の瞳」が男性にも女性にもなり得るのが面白い。まあ天使は性別がないと言うし(英語では「he」と呼ばれるが)。
(CDのみ)
おまけ:誰からも見放されたアルコール依存の男と、暖かい愛情に飢えた娼婦の悲しい恋の行方と結末を描くというとっても暗い映画「リービング・ラスベガス」で、スティングによる《エンジェル・アイズ》が挿入されているが、このバージョンに限り以下のような歌詞が追加されている。スティングのオリジナルだろうか。
また、「天使の瞳」は女性の扱いになっている。
Have you ever had the feeling
That the world's gone and left you behind
感じたことはあるかい
世界中から置き去りにされたって*1
Have you ever had the feeling
That you're that close to losing you mind
感じたことはあるかい
自分の気持ちを見失いつつあるって
You look around each corner
Hoping that she's there
君はすみずみまで覗き回る
彼女がそこにいることを願いながら
You try to play it cool perhaps
Pretend that you don't care
君はさりげなく振舞おうとする*2
気にしてないふりを装う
But it doesn't do a bit of good
You've got to seek 'till you find
Or you'll never unwind
でもそれはちっともいいことじゃないよ
見つかるまで探し回るべきなんだ
さもないともう二度と心が休まらないよ
*1 leave behindだと単に「leave」よりややニュアンスが異なるらしい。
*2 play it coolで「冷静にふるまう」「さりげない風をする」。
(CDのみ)
さらにおまけ:そう言えば吉田秋生先生によるハードロマン青春漫画「BANANA FISH」の画集のタイトルが「ANGEL EYES」だったなあ(番外編のうち一編のタイトルでもある)。作中のアッシュが着てた裏地がチェック柄のおしゃれなコートにめっちゃ憧れたなあ(今は珍しくないが当時としては画期的におしゃれなデザインだったんすよ)。
一回読了するとしんどくて読み返す気にはなれない(だからアニメも見てない)。
でもぜひ一度は読んでみて欲しい名作コミックではある。
They glow unbearably bright
Need I say that my love's misspent
Misspent with angel eyes tonight
天使の瞳よ、それは老練な悪魔からの贈り物
その双眸は耐え難いほどに輝いている
報われぬ恋だとわかりきっているのに*3
今夜もまた、天使の瞳に片想いしてしまった
So drink up all you people
Order anything you see
Have fun you happy people
The laugh's and the joke's on me
だから皆さん、あまさず飲み干してちょうだい
あるものはなんでも頼んでよくてよ
せいぜい楽しんでちょうだい、幸福な人たちよ
わたしを物笑いの種にするがいいわ*4
Pardon me but I got to run
The facts uncommonly clear
Got to find who's now number one
And why my angel eyes
Oh, where is my angel eyes?
申し訳ないけどもう行かなくちゃ*5
物事はめったにはっきりしないものだけど、
たった今、最愛の人を見つけたわ*6
どうしてなの、天使の瞳よ、
ああ、天使の瞳をもつあの人はどこなの?
'Scuse me while I disappear
Angel eyes
ご無沙汰ね、*7
天使の瞳のあなた
*1 「be around」でその辺にいる、すぐそばにいるという意味。逆なら遠くに離れている。
*2 「根拠がない」とする訳もあるが、これは「without ground」や「with no ground」が混同された誤訳。「gain ground」であれば「前進する」「地の利を得る」「支持を得る」「広く受け入れられる」「病人が回復する」などの意味があり、それが「no」ならば逆の意味になる。「一歩も前に進めない」「病み衰えている」と解釈しても良い。
*3 need I sayで「言うまでもないことだけど」「わかりきったことだけど」の意。
love's misspentを直訳すると「愛情を浪費した」「使い道を誤った」だが、日本語なら報われぬ愛とか実らぬ恋とか片思いとか色々風流な言い方ができる。
*4 「joke is on ~」というのは~を笑いものにする、からかうという意味だが、「on me」とか「us」だとやりかえされてしまう、逆に物笑いの種にされてしまうという意味にもなる。
*5 「Pardon me」は「Excuse me」よりもっと丁寧な言い方。ただし、地域にもよる模様。
*6 直訳すると「わたしが消えてた間、ごめんなさいね」になるけど、まあ「ご無沙汰してごめんなさいね」とかそんなところじゃないかと。
text: Earl Karl Brent (1914 – 1977)
tune: Matthew Loveland Dennis (1914 – 2002)
1946年発表のスタンダード・ジャズの名曲。1953年の映画「ジェニファー」で、作曲者であるデニス本人が出演して歌ったことがある。
収録アルバム:プレイズ・アンド・シングス - マット・デニス
多くのミュージシャンにカバーされたが、特にエラ・フィッツジェラルドにとって大のお気に入りの歌で、四回以上も録音している。
超有名な曲のわりに意外と歌詞が難解で、みんな翻訳に苦労している模様(歌い手によって多少歌詞の内容が変動するためでもある)。ロビンもぶっちゃけこの訳が合ってるのかどうか怪しい。
他のバージョンでは「got to(すでに~した)」だったり「gotta(~しなくちゃ)」になってたり、歌い手にとっての「ナンバーワン」だったり天使の瞳にとっての「ナンバーワン」だったりと、歌い手によってちょこちょこ歌詞や解釈が変わっている。
だからよそ様の翻訳とロビンの翻訳が違ってても、それは元になってる歌詞が違う可能性があるんだからね?
輝くばかりの「天使の瞳」を持つつれない異性への片思いを自覚しつつも、遭遇してしまえばつい駆け寄ってしまうという切ない歌詞だが、歌唱者によって「天使の瞳」が男性にも女性にもなり得るのが面白い。まあ天使は性別がないと言うし(英語では「he」と呼ばれるが)。
(CDのみ)
おまけ:誰からも見放されたアルコール依存の男と、暖かい愛情に飢えた娼婦の悲しい恋の行方と結末を描くというとっても暗い映画「リービング・ラスベガス」で、スティングによる《エンジェル・アイズ》が挿入されているが、このバージョンに限り以下のような歌詞が追加されている。スティングのオリジナルだろうか。
また、「天使の瞳」は女性の扱いになっている。
Have you ever had the feeling
That the world's gone and left you behind
感じたことはあるかい
世界中から置き去りにされたって*1
Have you ever had the feeling
That you're that close to losing you mind
感じたことはあるかい
自分の気持ちを見失いつつあるって
You look around each corner
Hoping that she's there
君はすみずみまで覗き回る
彼女がそこにいることを願いながら
You try to play it cool perhaps
Pretend that you don't care
君はさりげなく振舞おうとする*2
気にしてないふりを装う
But it doesn't do a bit of good
You've got to seek 'till you find
Or you'll never unwind
でもそれはちっともいいことじゃないよ
見つかるまで探し回るべきなんだ
さもないともう二度と心が休まらないよ
*1 leave behindだと単に「leave」よりややニュアンスが異なるらしい。
*2 play it coolで「冷静にふるまう」「さりげない風をする」。
(CDのみ)
さらにおまけ:そう言えば吉田秋生先生によるハードロマン青春漫画「BANANA FISH」の画集のタイトルが「ANGEL EYES」だったなあ(番外編のうち一編のタイトルでもある)。作中のアッシュが着てた裏地がチェック柄のおしゃれなコートにめっちゃ憧れたなあ(今は珍しくないが当時としては画期的におしゃれなデザインだったんすよ)。
一回読了するとしんどくて読み返す気にはなれない(だからアニメも見てない)。
でもぜひ一度は読んでみて欲しい名作コミックではある。


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