As with gladness, men of old
Did the guiding star behold
As with joy they hailed its light
Leading onward, beaming bright
So, most glorious Lord, may we
Evermore be led to Thee.
喜びと共にあれ、いにしえの人々が*1
導く星を仰ぎ見た時のように。
歓びと共にあれ、彼らがその光に歓呼したように
ゆく手を指して、鋭く照らす光を。
そんなふうに、こよなく栄えある主よ、我らを
あなたのみもとへ絶えず導いてください。
As with joyful steps they sped
To that lowly manger bed
There to bend the knee before
Him Whom Heaven and earth adore;
So may we with willing feet
Ever seek Thy mercy seat.
歓びに満ちた足取りであれ、彼らが駆けつけた時のように
みすぼらしい飼い葉桶の寝床へと。
その御前に膝をかがめたのだ、
天と地とが礼拝するお方に向かって。
そんなふうに、我らも勇む足でもって
主の憐れみの御座までたどってゆけますように。

As they offered gifts most rare
At that manger rude and bare;
So may we with holy joy,
Pure and free from sin’s alloy,
All our costliest treasures bring,
Christ, to Thee, our heavenly King.
彼らがたぐいまれなる贈り物を
飾りけのない飼い葉桶のもとに差し出したように、
我らも聖なる歓びとともに
罪の濁りも混じりけもないものを、*2
万民の至宝をことごとくお贈りしましょう
キリストよ、御身に、我らが天の王に。

Holy Jesus, every day
Keep us in the narrow way;
And, when earthly things are past,
Bring our ransomed souls at last
Where they need no star to guide,
Where no clouds Thy glory hide.
聖なるイエスよ、日ごとに
狭き道をゆく我らをお守りください。
浮世のことどもが消え去る時、
ついには、我らの魂を連れ戻してください。*3
導く星ももはや必要ないところへ
あなたの栄光をさえぎる雲もないところへと。

In the heavenly country bright,
Need they no created light;
Thou its Light, its Joy, its Crown,
Thou its Sun which goes not down;
There forever may we sing
Alleluias to our King!
輝かしい天のみ国では
明かりを灯すこともない。
御身のみ光が、歓びが、王冠が、
沈むことのない太陽があるから。*4
そこで我らはとこしえに歌おう
我らの王に向かい、アレルヤと!

*1 『マタイによる福音書』でイエスの誕生に馳せ参じる「占星術の学者たち」と訳されている人物たち、いわゆる「マギ」「東方の三人の賢者」「東方の三人の王」たちを指す。

*2 財宝や金銭の代わりに真心やらなんやらを献げる、というのはキリスト教讃美歌によく出てくる。金持ちじゃなくてもがっかりしないでねみたいなメッセージなんだろうか。

*3 ransomは買い戻す、贖うの意。
*4 「もはや、夜はなく、ともし火の光も太陽の光も要らない。神である主が僕(しもべ)たちを照らし、彼らは世々限りなく統治するからである。」(新約ヨハネの黙示録22:05)

text: William Chatterton Dix (1837 – 1898)
tune: Konrad Kocher (1786 – 1872)によるメロディStimmen aus dem Reiche Gottes《神のみ国より呼ばわる声》を、William Henry Monk (1823 – 1889)が聖歌としてアレンジ。通称DIX(ディックス)。動画はDavid Valentine Willcocks (1919 – 2015) にさらに編曲されたもの。

クリスマス期間の中でも、特にエピファニー(顕現節、公現節)に歌われる聖歌。
イエスの誕生から12日目にあたる1月6日は、東方からマギが訪れたことを記念して「顕現日」と呼び、この日からクリスマス(降誕節)からエピファニーへと切り替わる。

ドミンゴズ・アントニオ・デ・セキーラ「東方の三博士の礼拝」
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Chapel Royal Choir
収録アルバム: Make We Joy


おまけ:「星をしるべに、博士が遠く…」で始まる日本語訳詞がある。古今聖歌集では第38番。
ちなみにこのメロディは、日本に限り《来る朝ごとに》の歌詞でもよく歌われる。



星をしるべに 博士が遠く
来たりてイエスに まみえしごとく
今我らをも 導き給え

いと喜びて 天(あま)つ主(ぬし)なる
御子を御床(みとこ)に 拝みしごとく
今我らをも 近づかしめよ

険しき道も 厭わで歩み
世を去るのちは 星のしるべを
頼らぬ国に 至らせ給え

天つみ国を 照らす光は
日、月にあらず み救い主ぞ
その賛歌(ほめうた)を 歌わせ給え

改訂 古今聖歌集 譜附
日本聖公会教務院文書局
1957T




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