イギリスで一番スタンダードな、David Valentine Willcocks (1919 – 2015)によるアレンジ

ファンファーレ入り

O come, all ye faithful
Joyful and triumphant
O come ye, O come ye
To Bethlehem
Come and behold him
Born the King of angels
来たれ、信仰篤き者らよこぞりて
歓び満ちて勝ち誇れよ
来たれや、来たれや、
ベツレヘムへ
来たりて見よ
天使らの王は生まれ給えり
*O come, let us adore Him
 O come, let us adore Him
 O Come, let us adore Him
 Christ the Lord
*来たれや、我ら主をあがめ奉らん
 来たれや、我ら主をあがめ奉らん
 来たれや、我ら主をあがめ奉らん
 主なるキリストを

God of God,
Light of Light,
Lo! He abhors not
the Virgin’s womb.
Very God,
begotten not created;
*Refrain
神の神、
光の光よ
見よ! 主は忌むことなし、
おとめの胎をば
まことの神よ、
造られずして生まれ給えり
*繰り返し

Sing, choirs of angels,
sing in exultation!
Sing, all ye citizens
of heaven above:
Glory to God,
glory in the highest!
*Refrain
歌え、天使らの聖歌隊よ
有頂天のうちに歌え!
歌え、よろずの民よ、
神に栄光あれ、
いと高きところに栄光あれと!
*繰り返し

Yea, Lord, we greet Thee
Born this happy morning
Jesu, to Thee be glory given
Word of the Father
Now in flesh appearing
*Refrain
されば主よ、我ら御身を迎えん
この幸いの朝に生まれし君を
イエス、御身に栄光を献げん、
父のみ言葉は*1
今しも肉をまとい現れ給えり
*繰り返し

*1 「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。」(ヨハネによる福音書1:14)より、「(父なる)神の言(ことば)」はキリスト、救い主を指す。


text: 《Adeste Fideles》というラテン語詩の、Frederick Oakeley(1802 – 1880)による詩(1841年)
tune: 作者不詳。一番古い文献はJohn Francis Wade (1711–1786)による1751年の原稿とされるが、これよりも古いポルトガルの原稿もあり、はっきりしない。

非常によく知られてはいるが、その起源は入り乱れていて現在に至るまで諸説ふんぷんというクリスマス聖歌。ウィキペディアですら英語版と日本語版で微妙に書いてることが違うから困る。



《天には栄え》と同じく、Willcocksによる壮大なファンファーレがつくバージョンもある。


《Adeste Fideles》の方の歌詞。これはまあ気が向いたらそのうち。


映画版『この世界の片隅に』の冒頭で、戦前すでに定着しつつあったクリスマスの華やかな雰囲気を演出するため、インストゥルメンタルバージョンでBGMとして使われた。日本では明治からすでに今のような商業的クリスマスが取り入れられ、太平洋戦争中は下火となったものの、戦後あっさり復活して今に至る…らしい。


この世界の片隅に
新谷真弓
2017-04-26


イタリア系のキャロル《冬の夜の雪に咲き初めたる》には、このキャロルの一部が使われている。


King's College Choir Cambridge / Philip Jones Brass Ensemble / Ian Hare / Sir David Willcocks
収録アルバム: Favourite Carols from King's
O Come, All Ye Faithful (Arr. David Willcocks)
Kings College Cambridge
2014-10-27


おまけ:日本語歌詞の方





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