For unto us a child is born,
unto us a son is given:
and the government shall be upon his shoulder:
and his name shall be called
Wonderful, Counsellor,
The mighty God,
The everlasting Father,
The Prince of Peace.
我らにひとりの幼子が生まれた、
我らにひとりの男の子が与えられた。
政(まつりごと)は彼の肩に担われ、
その名はこう呼ばれるようになる、
「驚くべき者、弁護者、
全能の神、
とこしえの父、
平和の君」と。
text: イザヤ書9:5より。
tune: George Frederick Handel(1685-1759)
英国音楽史の助っ人外人巨人ヘンデルのオラトリオ《メサイア》の第12番に当たる合唱曲。
さぞ崇高な動機で作曲されたんやろなあ…と日本人が思いがちなこの大曲だが、「最近オペラも落ち目でもうからへんなあ…せや!聖書の言葉そのまま使えば使用料タダですむやんけ!」みたいなろくでもない理由で作られた説好き。
Counsellorは通常使われるような「カウンセラー」という意味ではなく、「助言を与えるもの」「弁護するもの」という意味がある。メサイアすなわちキリストが人類に助言を与え導くものであるともとれるし、人類の罪を父なる神にとりなすともとれる。
またイギリスにおいては、国王不在期間に臨時摂政をつとめる王族のことを「Counsellor of State(国家の顧問)」というので、まあそういうイメージもあるかもしれない。
なかなか訳しにくくイメージがつかめない言葉で、木岡英三郎(1895-1982)訳詞では「ふしぎ、代議者」、新共同訳では「驚くべき指導者」、口語訳では「霊妙なる議士」、新改訳では「不思議な助言者」と訳されている。
参考:ヘブライ語からこの語を考察するサイト
London Symphony Orchestra & Tenebrae Choir & Sir Colin Davis
収録アルバム: Handel: Messiah
おまけ:機能不全家族小説に定評のある重松清による小説『幼な子われらに生まれ』およびその映画化がある。
「幼子」に「な」が入るのは書き間違いではなくて、ちょっと古風な送り仮名。
表向きは平穏を保っていた、再婚同士の夫婦とそれぞれの前配偶者との子供たちは、夫婦の高齢妊娠をきっかけに各自の抱えていた問題が露わになり、一時は完全に崩壊するが…という話。
タイトル曲が使われているシーンがあるかどうかは知らないが(読んでないし見てないから)、一応新しく生まれてくる息子の誕生日がちょうどクリスマスにあたるところ、また息子の誕生をきっかけに皆がそれぞれの道を歩みだすところになんとなくモチーフが見て取れる。
努力はしてるんだが、何やっても微妙にピントがずれてて後手に回ってしまう不器用なおっさん(浅野忠信)が是非見たいという人は見ればいいんじゃないかな(投げやり)。
さぞ崇高な動機で作曲されたんやろなあ…と日本人が思いがちなこの大曲だが、「最近オペラも落ち目でもうからへんなあ…せや!聖書の言葉そのまま使えば使用料タダですむやんけ!」みたいなろくでもない理由で作られた説好き。
Counsellorは通常使われるような「カウンセラー」という意味ではなく、「助言を与えるもの」「弁護するもの」という意味がある。メサイアすなわちキリストが人類に助言を与え導くものであるともとれるし、人類の罪を父なる神にとりなすともとれる。
またイギリスにおいては、国王不在期間に臨時摂政をつとめる王族のことを「Counsellor of State(国家の顧問)」というので、まあそういうイメージもあるかもしれない。
なかなか訳しにくくイメージがつかめない言葉で、木岡英三郎(1895-1982)訳詞では「ふしぎ、代議者」、新共同訳では「驚くべき指導者」、口語訳では「霊妙なる議士」、新改訳では「不思議な助言者」と訳されている。
参考:ヘブライ語からこの語を考察するサイト
London Symphony Orchestra & Tenebrae Choir & Sir Colin Davis
収録アルバム: Handel: Messiah
おまけ:機能不全家族小説に定評のある重松清による小説『幼な子われらに生まれ』およびその映画化がある。
「幼子」に「な」が入るのは書き間違いではなくて、ちょっと古風な送り仮名。
表向きは平穏を保っていた、再婚同士の夫婦とそれぞれの前配偶者との子供たちは、夫婦の高齢妊娠をきっかけに各自の抱えていた問題が露わになり、一時は完全に崩壊するが…という話。
タイトル曲が使われているシーンがあるかどうかは知らないが(読んでないし見てないから)、一応新しく生まれてくる息子の誕生日がちょうどクリスマスにあたるところ、また息子の誕生をきっかけに皆がそれぞれの道を歩みだすところになんとなくモチーフが見て取れる。
努力はしてるんだが、何やっても微妙にピントがずれてて後手に回ってしまう不器用なおっさん(浅野忠信)が是非見たいという人は見ればいいんじゃないかな(投げやり)。


