This joyful Eastertide,
away with sin and sorrow!
My Love, hath Crucified,
hath sprung to life this morrow.
この喜ばしいイースターの季節に、
原罪と悲しみは離れ去った!
わたしの愛する、十字架にかけられた方は、
この朝起きあがり、復活なされた。

*Had Christ, that once was slain,
 ne'er burst his three-day prison,
 our faith had been in vain;
 but now hath Christ arisen,
 arisen, arisen, arisen.
*キリストがかつてほふられた時、
 三日で地獄を破られなければ
 わたしたちの信仰も虚しいままだった。
 だが今やキリストはよみがえった、
 よみがえった、よみがえった、よみがえった!
My flesh in hope shall rest,
and for a season slumber,
till trump from east to west
shall wake the dead in number.
わたしの身体は希望のうちに安らぐでしょう、
しばし死の眠りについている間は。
東から西までラッパが響き渡れば、*1
あまたの死人が目覚めることでしょう。

*Refrain
*繰り返し

Death's flood hath lost its chill,
since Jesus crossed the river:
Lover of souls, from ill
my passing soul deliver,
死の大水の冷たさは失われた、
イエスがその大河を渡られたときから。
全ての魂の友よ、邪悪から
流れを渡るわたしの魂をもお救いください。

*繰り返し
*Refrain

*1 『ヨハネの黙示録』に登場する、災いを呼ぶ七つのラッパ。七人の天使によって吹き鳴らされた後、さまざまな災害が起こり、世界は最後の審判を迎える。その際に地も海も死者を吐き出し、死者は生者と同じく裁かれる。

text: George Ratcliffe Woodward (1848–1934)
tune: 17世紀オランダのメロディを、Charles Wood (1866-1926)が編曲

復活祭がやってきた、ハレルヤ。
バターも、チーズも、
ヨモギギクで風味をつけた
オムレツとプリンも戻ってきた。
(16世紀イギリスのキャロル)

ファベルジェのイースターエッグ『キリストの復活』

画像は、ロマノフ王朝が1885年以来十月革命まで、ファベルジェの工房に作らせ続けたイースターエッグのうちのひとつ。
イースターにつきものの卵は、無から有を生み出す生命力や復活をあらわすとともに、灰水曜日から始まった長い断食の終了を象徴する食べ物でもあった。現在ではチョコレートやプラスチックで代用されることもある。イースターエッグを庭に隠して見つけ出す遊びはドイツから発祥したと言われている。ちなみに、イースターエッグを運んでくる兎は、交尾せずに繁殖できると考えられていた時期があり、処女懐胎したマリアと結びつけられた。

Choir of King's College, Cambridge/Sir Philip Ledger
収録アルバム: Music for Holy Week


Masterpieces from the House of Fabergé
Solodkoff, Alexander Von
Harry N. Abrams
1989-03-25


おまけ:卵とイースターの関係など、中世の食料事情を面白おかしく解説するエッセイ

中世の食卓から (ちくま文庫)
石井美樹子
筑摩書房
2013-09-06



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