／￣￣￣＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　ノ　ヽ、　ヽ
　　　　　　　＿＿＿_　 　 　 　 　 /　（●）（●）　l　みんな～
　　 　 　 ／＿＿＿　＼　　 　 　 |　　（__人__） 　|
　　　　／　 |´・ω・`|　 ＼　 　 ＿{　　　　　　　　}
　　 /　　　　￣￣￣　　　＼　/ _,　　　 　　⊂二二)
　　 |　 i　　　　　　　　　　ヽ､_ヽl　|　　　　　　　　|
　　└二二⊃　　　　 　 　 l　∪　 |　　　 　 　 　 |
　　　　 |　　　,､___,　　　　ノ　　　　|　　　 ,、　　　|
　　　　 ヽ＿二コ/　　 ／　　　　　ヽ　　/　＼　 /
　　 _＿＿＿＿/__／´　　　　　＿＿ヽノ＿___｀´











　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣￣＼
　　　　　　　　　　誰だお前 　　　 /　　ノ　ヽ、　ヽ
　　　　　　　＿＿＿_　　　　 　 　 /　（●）（●）　l　　　　　　「やる夫は戦女神と出会うようです」
　　 　 　 ／　＿＿＿＼　　　　　 |　　（__人__） 　|
　　　　／　 　| ´・ω・| ＼　 　 　 {　　　　　　　　}　　　　　　始めるだろ～
　　 /　　　　　￣￣￣　　＼　　 / _,　　　　⊂二二)
　　 |　 i　　　　　　　　　 ヽ､ ヽ l　|　　　　　　　　|
　　└二二⊃　　　 ⊂二二_ノ ∪|　　　　　　　　|
　　　　 |　　　,､___,　　　　ノ　　　　|　　　 ,、　　　|
　　　　 ヽ＿二コ/　　 ／　　　　　ヽ　　/　＼　 /
　　 _＿＿＿＿/__／´　　　　　＿＿ヽノ＿__

　　　　　　　　 ┏┓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┏┓
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　　　　　　　　 ┃｜ 第01部　Ep02　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　　｜┃
　　　　　　　　 ┃｜　　　 うわ―――っ　死にたくない！！　逝きたくない―――！　　　.｜┃
　　　　　　　　 ┃｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜┃
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　　　　│　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
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　　　　 □
　　　
　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
　　　―――二人移動中―――
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_　／ヽ　 　／　　＼　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／三三ヲ.／（●） 　（●）　 　 ＼ 　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (三三三≦ |　　 （__人__）　　　　　 |　ｒ=ﾆ三三三ヲ´
　　　ねぇやる夫ー　　　　　　　　　　　　　　　 ＼三ﾆ＜　＼ 　 ｀ ⌒´　　　　　／ /三三三≦､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼三≫(⌒)＿_(⌒)￣￣´　 ヽ /三三三＜￣　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}ﾆ／　　　 ｀弋ヽｰ､　　　　 ,/三三ﾆ／）ﾆ＼　　　 なんだお？　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　У　i　　　　　｀弋}__＼._　 /ﾆ／7∨v')≫￣
　　　向こうから何か近づいてきてるわよぉ？ i　ﾄ、　 ﾊi､ ∧ 心ﾒ==.〉ﾆ/:: :/┐└i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＼{､ヽ､ {　A､＼ヽ.ﾉﾉ／ .} , Y^ｿ‐v/:: ::/┬_」￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´ｰ-}_ ヾ:::ﾊ ',　◯　　 ◯ .l人 Ｖ:: :l::i:: :/‐┘:: ＼　　　　　　　 んー……ありゃ、どっかの騎馬みたいだおね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └--Ll iﾞ 　 　 　 ＿ 　 ,ﾄ. |:: :: :／:: :: :: :: ／
　　　敵かしらぁ？.　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .〉、　⌒´ 　_）／:∧!:: ::ヽ<´￣￣ﾋ―､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ′ ＼　 ￣ イ介__)~|:: :: i:: ＼__―ﾋ'^ｰ'　　　　　 ちょっと見ただけじゃあ分かんねぇお
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀￣ﾞ＜く__{@}‐':: :: :|:: :: :: i ｃ┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ:」:: ::}＞＜ヾ:: ∨::ﾄ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ「／´￣￣｀ヾｰヽ」

　　　　　　　　　　　　　　 ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ
　　　　　　　　　　　　　 彡´　 r　 ﾑ　jl　　　　　　陛下ァァァァァァァァァアアア！！
　　　　　　　　　　　　彡　　　入　ヶ {l7
　　　,r ´ ￣ ＝ ｰ イ　　　 //　 ヽ _｣l
　　ｲ　　/ 　　　　　 ｌ　　　{ ハ　　㌧ﾘ　　　　　　 ＿,　 　 ＿, 　 　 ＿　 　 ＿ 　 　 ＿ 　　 ＿,　 　 ＿　 　 ＿
／/{　　ﾚ　　　　　　 !　　　!l　}　　　　　　　　　　 |_|_|　　 |_|_| 　　 |_|_|　　 |_|_| 　　 |_|_|　　 |_|_|　　 |_|_|　　 |_|_|
.ノ　t 　 ﾍ　　　　　 ｌ　　　 j ｌ j　　　　　　　　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿
　　　>、　ゝ､、＿　 tヘ　/ ﾉ ﾊ　　　　　　　 |　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|　|　 ＿|
　　　{　k　 〈　　　￣{　 V-＜.ハ　　　　　　　|＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|　　 |＿|
　　　l　｢ ㌧こ、　　　y　}　　㌧ j
　　 ﾉｰl　　 ＼ヽ　　　}　l　　　ヽ‘、
　 ゝｰ'’　　　　ヽ＼　ﾉン 　 　 　ｖ`、
　　　　　　　　　辷イ／　　　　　　yﾍ、
　　　　　　　　　　し'　　　　　　　　辷 ｺ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　銀「近づいてきたわぁ 顔はわかるぅ？」　＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　や「あー、あの鎧はこの辺の城で見たことあるような……」　＞

　　　 ＿＿＿| |＿＿＿
　　　!―――i 'i―――!
　　　 ＿＿＿| l＿＿＿　　　　 ＿| |＿
　　　!―――i ,i―――!　　　 !―i 'i―!　　　　　 _　　 　　 _　　　　　_　　　　　_　　　　　_
　　　　　　　　| |　　　　　　　　 ＿| l＿　 　　　 //　 　　 //　　　　//　　　　//　　 　 //
　　　　　　　　| |　　　　　　　　!―i ,i―!　　　 /,ｲ|　　 　/,ｲ| 　　 /,ｲ| 　　　/,ｲ|　　　/,ｲ|
　　　　　　　　|_ｌ　　　　　　　　　　|_|　　　　　　 |,|　 　　　|,|　　　　|,|　　　　 .|,|　　　　|,|


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ´ ｉ ｀ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,' ＿|＿_ i　　　　　　　　 ようやく見つけましたぞ、国王陛下ァ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i､ー.|.一.人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人'ｰ个ｰ'/彡＞｡､　　　　　ご無事なようでなによりです！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::ミ::｀ニ´::彡::r―r―,
　　.　　　　　 　 i:ゝ-―-x.､　/:}　 　 　 〈::＼:::::::ー:＿_::::::|. 　!　 |_r┐
　　　　　　　　　j:.'´:.人:.:.州ﾐゝj　　　 　 |:::::::ゝ::二.i　　￣　　i　　　 i
　　　　　　　　　i彡'´:ﾟ:.ゝ:ミﾊ洲ﾐx.　　　 i:::::::::::'::ｰ: i　 　 ,ｨ劣ミ;x､　i
　　　　　　　　 ﾉ:.:.:ゝ:.:':´:.:.人i寸州､　　人 ::::::::ー‐:i　　 f洲洲洲i. ,'
　　.　　　　 　 ﾏ:. :. :. :.:.歹:.:.:.j:.:.洲iﾊ.／:::::＼:.:.:.f三ii. 　 Ⅶ洲洲ﾘ.,'
　　. 　 　 　 　 i;i:. :. :. / : : : /:.:.:洲ﾘjﾍ:::::::::ノi:.:.:.{二i.i.　　夊圭;ﾂ ,'
　　.　　　 　 　 ij: : : : i: : : :/:. :. :. :.洲込‐'/:.彡:.:/:::::::i　　 　 i 　 ,'
　　.　　　　 　 /:.￣;｀ヽ:.:./: : : : : :. :.洲込!:::::::: / :::::::::i　　　 i 　 '-...．_
　　.　　　 　 　 v----/ｉ:ヽ:.; : : :.:. :. :. :.洲州/:::::::::::::::::i　 　 i　 i: : : : : : :.:.:.':,
　　　　　　　　　ゝ一'´. V:ヽ: : : : : : : : : :.:.／､＿;: --､:i.　　 i　.j: : : : : : : : : :i
　　.　　　 　 　 　 i!　 　 i:.:.:.'､: : : : : : :.:／: : : :.:i!:ｉ:i:i:i:i:ｉ:ｉi''＜i／: : : : : : : : : :.i
　　　　　　　　　　 i!　　 .!: : : ＼: : : :／: : : : : : i!i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:/: : : : : : : : : : : : : : : !
　　　　　　　　　　　ヾ､,__i : : : : : 'ー': : : : : : :.:.:.i!:i:i:i:i:i:i/: : : : : : : : : : : : : : :.: i

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 く f ( こy＞､
　　　　　　　　　　　　　　 __｢乙へノ ヽ ーﾆ乙　）　　　　　 　 　 七_
　　　　　　　　　　　 ,fこて乙フに廴ゝ‐く二フ//乙＼　　 　 　 （乂 ）　 /
　　　　　　　　　　／　　 　 　 /　 　 ゝ'てヾこ////し､ヽ　　 　 　 　　　/ ,-,　　　{f⌒)}
　　　 .　　　 　／ 　 / 　 ,′.′　　}　　 i 乙V7///う,ﾊ‘，　　　　　　ι'　 し'　　　{「 　
　　　　　　　 ,'　 　 /　　.:|　 i　　　/　　/　 廴V///く/,}　　　　　　　　　　　　　　　Ｃ　
　　　　　　 ノイ 　 ′　‐七´|　 ／ i/≧=‐- 乙V///{ノ
　　　　　　　　|{ 　i　 　 斗≠ミ　　/ｘ≠=ミ、　r‐}//,}乙　 :　　　　 陛下ァ？
　　　 .　　 　 八　|　　 /{{ f::ﾊ ヽノ f::::ﾊ　 }}　 し'}//},う　　i
　　　 .　　 　 __ ヽトミ/ 八 ﾋ:ﾘ　　 弋:::ｿ　/　/てj/ノ　　　 |　　　　 なにこいつら　ウチにそんな名前の人はいないわよぉ
　　　　　　　//ﾊ./}∨｀ ｰ ゝ　　 　 　 　 厶イ 戈彡’ 　 　 レ'７}
　　　　　　 ,/////}　 　人　　　へ　　ι 人//|i||i|ヽ　　　////,}
　　　　　　!|////,'}　　　|　≧=‐---‐=≦j 〈〈 :|i|i||　》　 く/,///}
　　　 . 　 八////′　Ⅵ ,ｘ≦７く７７７７/ ∧ⅥiⅣ/　　 ∨/,八
　　　　　　　ヾソ　　　　 ///レく}{ >///,／/ﾊ {i}{i}´　　 　 ヾ/
　　　　　　　　 ｉ　　　　////f⌒Y⌒Y/////,∧　i　　 　 　 　 |
　　　　　　　　 | 　 　 ///{,'人 薔　,ﾉ/},////,∧ |　　 　 ｉ　　 |
　　　　　　　　 |　　　∨//}//,Y´7//////////,〉　　　　|　　 |
　　　　　　　　 |　　 　 }//{///|//////ヽ///ソ’　 　 　 | 　　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　__　- ´´￣　　 　 　 ｀¨ ‐ ､
　　　　　　　　　　, -'"´: 　 　 　 　 　 　 　 　 丿 　 ヽ
　　　　　　　　／. : : : :　　　　　　　　　　＿／　　、　丶
　　　　　　,,.'. : : : :　　　　　　　 　 　 　/　/::::::ヽ　ｌ 　 ヽ、　　　　　　　　あ～……銀ちゃん
　　　　　/. : : : : :　　　　　　　 　 　 　 {　 {:::::::::ﾉ　!　　　ヽ
　　　　/. : : : : :　　　　　 　 　 　 　 　 丶　｀　´ ノ 　 　 　 ヽ　　　　　　 こいつはやる夫に用があるそうだお
　　　 /. : : : : :　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ー‐ ´　/　　　　　 　ヽ
　　 ./. : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!、　　　　 人ノ
　　/. : : : : :　　　　　　　　　Ｕ　　　　　　　　　　　 ｀i｀ ﾆ二--　i
　 /. : : : : :　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀´ 　 　 　 l
　,'. : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
　i : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /
　i : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /
　', : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　', : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　 ヽ、: : : : : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　ヽ､:_: : : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　 ｀¨i : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　 _　-―　　　―-　　_
　　　　　　　　　　 _　-‐::::::::￣::::::::￢―　、　｀　、
　　　　　　　　 ／.:::::::}>{包}く]:::::::::::::::::::::::::.＼　　＼
　　　　　　　／.:::::　　-宀冖冖宀ー-　:::::::::::::.＼　　＼
　　　　　　/.:::::／　　　　　　　 　 　 　 　 ＼:::::::::.ヽ　　ヽ　　　　　　え……は？
.　 　 　 /:::／　　　　　　　　　　　　 、　　　＼::::::::'　　　l
　　　　 /／　 　 　 '　　 /　　　 　 　 |　　l　|　 ヽ::::|　 　 |l　　　　　ちょ……陛下？　国王陛下ってあの陛下？　やる夫が？
　　　 〈/　 　 　 |　| ｉ　｜ 　 |　　|　l∥｜|　| l＿|::::|＿　l｜
　　　　′|　'｜ ||　| |　l||　!　| '.　l　j｣Ｌ⊥!| l {{⌒氷⌒ヾ|｜　　　　アレ……え、ちょ　　どゆことォォォォォ！？
　　　 |　 | |ｌ l|　|ｌ　| | ｌ |ｌ　|　l|　>イ | l　| || | ヾ､ｲハ､_ﾉl　|!
　　　 |　｜ｌ| |l　|ﾍT ト ハ ヽ ﾍ´ ,,斗=ﾆ、寸| l /7⌒ｌT´l　|l
　　　 |　｜|ｌ l|ヽ|,,ゝ ;=ﾐ　 ＼＼〃 | r、 }〝ﾘ //.:::::::| |l｜　|
　　　　 、ﾄヾ ヽﾍ〈　{ tﾍ　　　　　 ､ヽﾞノｨ　//〈::::::::::ハ|｜　|l
　　　　　＼l＼ヽ＼　ヾ彡　　　　　　￣　 , ∧::ヽ／ｰ┴ｯ　　ｌ|
　　　　　　 |　 ＼ ヽ　　　 ‘　　　_,,.　u／/ / 厂::::::::fア　＞'⌒ヽ、
　　　　　　 |　 　 ｀　＞、　 ヽニ´'´　　 ｲ　' /.:::::::::::fｱ　/.::::::::::::::::::l
　　　　　　∧　　　〈 |｜|＞,、　__　 ＜__l　l ｌ::::::::::::fｱ　/.:::::::::::::::::::::|
　　　　　〔￣ヽ　　　ヽl| l:::::|{ﾑ::::::::仁ヽ_|　|:l|:::::::::fｱ　/.::::::::::::::::::::::::ﾄ､
　　　　 ＿〕ｰｔ__,、　ｲl　|:::::| {ﾑ:::::::}_ ィﾄ|　|:l|::::::fｱ　/.::::::::::::::::::::::::::::い、
　　　 八__ﾄ､　　 ￣ヽ|ｌ |:::::| ｀{ﾑ::::::/::|∥ |::|:::fｱ　/.::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ヽ
　　　　　 廴__人} 　 ∥(|ｌ:::ﾄ、 ｀ヾｲ::::|∥ |:::fｱ　r'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉
　　　　　＼　　　`￢ l　八:::::廴　　￣ l |l [　　　|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イlﾍ
　　　　　　 ｀ヽ、丨 |　|':::::|::::L＞―＜_lハl⌒l⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::／l　| |
　　　　　　ｰ┘￣Ｌ |　|::::::|::::`ー'ニ/　/ ｀ ＜Y⌒く￣￣`ー-､_/　 |　| |
　　　　　　　　}{　　｀　|:::::::|::::::::}～ﾍ　{　{　 r　 ＼　ヽ::::::::::::〈 ∥　｜ | |
　　　　　　 `ー-､｣_ﾊ｜￣|::::::::{｀(こ｀ーﾍ、 )　 　 ヽﾉ.:::::::::::::.ヽ| 　 |　l/




　　　　 ＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼　　　　　　あー……詳しいことは後で説明してやっから、ちょっと黙っててくれない？
　 ／　　　　 　 　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊﾅｼﾔﾔｺｼｸﾅﾙ
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |　　　 で、オメーらはいったいどこの何モンだお？
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ´ ｉ ｀ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,' ＿|＿_ i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i､ー.|.一.人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人'ｰ个ｰ'/彡＞｡､　　　　　　　 ハッ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::ミ::｀ニ´::彡::r―r―,　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾗｲﾄ
.　　　　　 　 i:ゝ-―-x.､　/:}　 　 　 〈::＼:::::::ー:＿_::::::|. 　!　 |_r┐　　　　我々はウィンザの月卿に仕えるものでございますゥ！
　　　　　　　j:.'´:.人:.:.州ﾐゝj　　　 　 |:::::::ゝ::二.i　　￣　　i　　　 i
　　　　　　　i彡'´:ﾟ:.ゝ:ミﾊ洲ﾐx.　　　 i:::::::::::'::ｰ: i　 　 ,ｨ劣ミ;x､　i　　　　 つい先程、この付近にて陛下のお姿を見かけたものがいるとの報告を受け
　　　　　　ﾉ:.:.:ゝ:.:':´:.:.人i寸州､　　人 ::::::::ー‐:i　　 f洲洲洲i. ,'
.　　　　 　 ﾏ:. :. :. :.:.歹:.:.:.j:.:.洲iﾊ.／:::::＼:.:.:.f三ii. 　 Ⅶ洲洲ﾘ.,'　　　　　こうしてお出迎え参じた所存ン！
. 　 　 　 　 i;i:. :. :. / : : : /:.:.:洲ﾘjﾍ:::::::::ノi:.:.:.{二i.i.　　夊圭;ﾂ ,'
.　　　 　 　 ij: : : : i: : : :/:. :. :. :.洲込‐'/:.彡:.:/:::::::i　　 　 i 　 ,'
.　　　　 　 /:.￣;｀ヽ:.:./: : : : : :. :.洲込!:::::::: / :::::::::i　　　 i 　 '-...．_
　　　　　　',ヽ:.';;;.:.:.:j/:.:.:./: : : : : : :洲込,: :/ ::::::::::::i.　 　 i.　 ': : : :.:.:｀:..､
.　　　 　 　 v----/ｉ:ヽ:.; : : :.:. :. :. :.洲州/:::::::::::::::::i　 　 i　 i: : : : : : :.:.:.':,
　　　　　　　ゝ一'´. V:ヽ: : : : : : : : : :.:.／､＿;: --､:i.　　 i　.j: : : : : : : : : :i
.　　　 　 　 　 i!　 　 i:.:.:.'､: : : : : : :.:／: : : :.:i!:ｉ:i:i:i:i:ｉ:ｉi''＜i／: : : : : : : : : :.i
　　　　　　　　 i!　　 .!: : : ＼: : : :／: : : : : : i!i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:/: : : : : : : : : : : : : : : !
　　　　　　　　 ヾ､,__i : : : : : 'ー': : : : : : :.:.:.i!:i:i:i:i:i:i/: : : : : : : : : : : : : : :.: i


　　　　　　　　　　　　　　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　 〈〈〈　ヽ
　　　　　　 ＿＿＿_　　　〈⊃　　}
　　　　　／⌒　　⌒＼　　 |　　 |　　　　　　　お？
　　　 ／（ ●） 　（●）＼　 !　　 !
　　／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼|　　 l　　　　　　 ってことは月は無事だったのかお
　　|　　　　　|r┬-| 　 　 　 | 　／
　　＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／／
　　 /　＿＿　 　　　　　　/
　　 (＿＿＿）　　　　　　/

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ははっ！
　　　　 ＿
　　　 , ´ ｉ ｀ ､　　　　　　　　　 主は国王陛下のご帰還を一日千秋の思いで待ちわびておりましたァ！
　　 ,' ＿|＿_ i
　　 i､ー.|.一.人　　　　　　　　　どうか主にも陛下のご尊顔が健在だということをお見せくださいませェ！！
　　人'ｰ个ｰ'/彡＞｡
／::ミ::｀ニ´::彡::r―




　　　　　　　　　　　　　／）
　　　　　　　　　　　 ／／／）
　　　　　　　　　　／,.=ﾞ''"／
　　　 ／　　　　 i f　,.r='"-‐'つ＿＿＿_　　　　　分かったお
　　 /　　　　　 /　　　_,.-‐'~／⌒　　⌒＼
　　　　 ／　 　,i　　　,二ﾆ⊃（ ＞）.　（＜）＼　　銀ちゃんもそれでいいかお？
　　　 /　 　　ﾉ　　　 ilﾞフ::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
　　　　　　 ,ｲ｢ﾄ､　　,!,!|　　　　　|r┬-|　　　　　|
　　　　　 /　iﾄヾヽ_/ｨ"＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_､-"::::::::::::::::｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_､ｲ-‐'"￣￣`ヽ､:::::::`,､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　 `ヾ､:::::ゝ,'´`､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ､　　　　　 |. 　 /　γヽ､:r`ｰ'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　 '､　　　 ,　| ／ |／!`'´ |!ヾ`､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ､＼ l＼　 /!/´　　　 .|　,　´　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ`r-`　 `'´ ´　 ●　 /／　　　　　.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼! ●　　　 　 ,,,,　'"　|　/／ゝｰ---`-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `l ,,,,. 　 ___,ｨ､　_､-'´|/'´:::::f￣＾`､
　　　　　　　　思考放棄→　　　　　　　　　　　`ｰ-､´ｰ‐'´‐":::::::::::::::::::::::`ｰ‐'"´､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　／::::::ゞｨ~:::::::::::::::::::::::r‐'´!￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .|／ |,ｨ;::::::::::::::rﾍ::::::::::::::::|_ｨ´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::::/_,-ｨ__ｲ`ｰ'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣`

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‐ 二　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣ ll
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ll
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌┐
　　　　　　　　　　　　　　　 ＿｢_l_　 i┐ . 　 　 　 　 ｌ二二l　　　　　　 　 　 ＿｢_l_　 i┐
　　　　　　　　　　　　　　,､ ―　､｢`'ｌ‐「l、　　　　　　l ﾛ　l　　｢ ｌ┐ 　　　.,､ ―　､｢`ｌ- _
　　　　　　　　　　　　 ,ｒ'' 　 _. 　 ｀ヽ`ｒ－－‐-－－‐-－－‐-－－‐-,ｒ'' 　 _. 　 ｀ヽ　⊥_
　　　　　　　　　　　　 l' 　イﾛヽ　 　l ｌ ｒヽ　ｒヽ　ｒヽ　ｒヽ　rヽ　rヽ　rヽl' 　イﾛヽ　 　l　　ｌ ヽ
　　　　　　　　　　　　く＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝==＝＝==,>､_l_l
　　　　　　　　 _　　　　l~￣￣￣￣￣l!ﾞ~￣￣￣＾ﾞ￣￣￣￣￣ﾞ￣~￣|￣￣￣￣￣~!`'‐ﾆl
　　　　　　┌‐ｉ'''‐┐　 |,llｴlｌ llｴll llｴlｌ l!llｴll llｴll llｴlli illｴlli llｴll llｴll llｴlｌ| llｴlｌ llｴll llｴlｌ,|┌‐i‐┐_
_,,＿_,,-''´￣￣ヽ `''‐ ､|.llｴlｌ llｴll llｴlｌ l!llｴll llｴll llｴlli illｴlli llｴll llｴll llｴlｌ| llｴlｌ llｴll ll ,,-''´￣￣＼ ､＿,,_,＿
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　｢_l ,!｢_ｌ　｢_l　｢_ｌ|｢l｢ｌ｢ｌl!llｴll llｴlｌ llｴll l!llｴll llｴll llｴlli.l!;;;;;ｉｌ llｴll llｴll llｴlｌ| llｴll llｴlｌ ｌ |｢_l　｢_l　｢_ｌ,|iｌ| ｢_l　｢_l
―ｰ‐!======== |====l!llｴll llｴlｌ llｴll l!llｴll llｴll llｴlli.l!;;;;;ｉｌ llｴll llｴll llｴlｌ| llｴll llｴlｌ ｌ |=========!.l|――ｰ‐
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　　　l　 　　　　　|　 　 l!ｒｰ、ｒｰ､ ｒｰ、l!ｒｰ、ｒｰ、ｒｰ､.|ｒｰ､|l,ｒｰ、ｒｰ、ｒｰ､| ｒｰ、ｒｰ､ ｒ.|　 　　　　　|ｌ;ｨﾍ.
　｢_l ,!｢_l　｢_ｌ　｢_ｌ|｢ｌ｢l｢ｌl!ｌ;;;;;l ｌ;;;;;ｌ l;;;ｨ'ﾍ.!;;;;ｌ ｌ;;;;;ｌ ｌ;;;;;|.|ｌ;;;;;ｌ|l,l;;;;;ｌ ｌ;;;;;l ｌ;;;;;ｌ| l;;;;;ｌ ｌ;;;;;l ｌ,ｨﾍ.ｌ .｢_l,ｨﾍ_l,|<;;.ﾐｽ ,｢_l
￣￣￣￣￣￣￣￣｢｢￣￣￣￣ <,;;ﾐｽ￣￣￣￣/三三'i￣￣ｨ ‐､￣ｒ´;;ヽ￣￣,<;,;ﾐｽ￣<;;.ﾐｽ￣ll!´￣￣
――ｒ´;;ﾍ ‐､´;;`ｒ´;;ヽ'―‐ ""ｨ‐､―,li!´―ｒ´;;ヽ―'―ｒ´;;ヽ' ~;;ヽ ;;;;ﾐｌ‐' 　'''''`――ｰli!´――li!´―――


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-　－、、　 .　 ,ｒ＝=ﾐヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　rヤ－ ー） ヽ　　〈（(（ﾉﾘi卯
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ（人__）　ノ　　　从ﾟｰ ﾟ,l〈l|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　 　 ヽ　　とi卯(i'ヽ!|ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　　　|　　 　 し'　　　/l xヽy''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.し　　　Ｊ　　　 |†ﾚしl,†l

　　＿ _　　 ＿＿＿
　/　) ) )／ ＼　　／＼　　　　　　おお！　
　{　 　⊂)（●）　 （●） ＼
　|　　 / ///（__人__）/// ＼　　　 視察の時にはゆっくり見ることはできなかったけど
　!　　 !　　 　`Y⌒y'´　　　 |
　|　　 l 　　 　 ﾞー ′　　,／　　　 こいつは中々立派な城だお！
　|　　　ヽ　　　ー‐ 　 　ｨ
　|　　　　　　　　　　/　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..:::´::￣::ﾞ::`:::、
　|　　　　　　　　　〆ヽ/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{::,/´ l丁 Ｔ｀' :;:＼
　|　　　 　　　　　ヾ_ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊi ｌｲN ｌ ､ｲ ｌ| iヾ:::}ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| lｋ_ィヽﾚ仁ﾘ ｌ .|ｄｂl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|､ﾄ○ 　 ◯/ l　ｌ∧| !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||从.┌-､∠ / . ｌ）ﾄ､ｌ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ,ｲゝ ニ イｲ ／　 | !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<､ラY´:文:､バ, T≫ﾞｉ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≦〈:::{:::i;:〈:::::::〉}≠ＺＺ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≦j|:::ｌ〉:::;ﾍ::iＮﾊ≧ッ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ:_:lＸK:::ﾊ:::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜::::ｿ,lX〈::kﾐ}:::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ト,r'Ｘ>!^^´::::::::::|￣



　　　　 ＿
　　　 , ´ ｉ ｀ ､　　　　　　　　　 お褒めに預かり恐悦至極に存じますゥ！
　　 ,' ＿|＿_ i
　　 i､ー.|.一.人　　　　　　　　　ただいま主を呼んで参りますので、居間にておくつろぎ下さいませェ！
　　人'ｰ个ｰ'/彡＞｡
／::ミ::｀ニ´::彡::r―

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　::::::::／:::|／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:|!;;;;;;;;;;;;;|　|
　_／:::::／　　　 ヾi.i,-,‐ (i(ii)i)-‐､-､i.i.i.i.i.i.i.｢li.i.i.i.i.i./　　　　　　　　|:|!;;;;;;;;;;;;;|　|
　::::::／　　　　 巛.//　 ヽiij.〃　 ヽヽ r===l l;:;:;:;:;:》..　　　　　　 　 |:|!;;;;;;;;;;;;;|　|
　／　　　　 　 《. | i　　（ : :::）ry　　i |;:l_｢ l_｢;::;:::;:》　　　　　　　　　|;:￣￣;:;:|　|
　　　　　　　　 《. | i E!　　　 (__)>　i |;:;/:l;:;:;:;:;:;:;:》　　　 　 　 　 　 |;::;::;::;::;::;:|　|
　　　　　　　　 《 ヽヽ､　　E!　　　 //__|　l;:;:;:;:;:;:》.　　　　　　　　　.|（(＠)）::;|　|
　　　　　　　　 巛. `==‐-l ￣l-==".ﾉ　!　l:;:;:;:;:;》　　　　　　　　　　|;::;::;::;::／／
　　　　　　　　 巛;:;:;l_｣;~~|- -|7l_｣;:;l_｢ l_｢;:;:;:;:;》.　　　　 　 　 　 　 |::;::;／／
　　　　　　　　 巛;:;:;:;:;:;:;:;:l｣;:;l｣｣:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;》　　　 　 　 　 　 　 |／／
　　　　　　　　 /i''i'i''i''i''i''i''i''i''i''i''i''i''i''i''i''i''i''i''iヽ　　　　　　　　　 ／;＼＼
　　　　　　　　　　　　　　-　－、、 .　 ,ｒ＝=ﾐヽ　　　　　　　　　||＼;;;;;;＼＼
　　　　　　　　　　　　　/● ●） ヽ　〈（(（ﾉﾘi卯　　　　　　　　　||　 i＼;;;;;;＼＼
　　　　　　　　　　　　　（人__）　ノ　　从ﾟｰ ﾟ,l〈l| 　　　　　　　　||＼ii.　＼(@(ii)＼
　ヽ　　　　　　　　　　　|　 　 　 ヽ　　とi卯(i'ヽ!|ゝ　　　　　　　||＼ii＼ i|ヾl|∠＼＼
　::::::＼　　　　　　　　　|　　 　 し'　　　/l xヽy''　　　　　　　　　||　 ii＼ i|（___）　　＼
　＼::::::＼　　　　　　　 .し　　　Ｊ　　　 |†ﾚしl,†l　　　　　　　　 ｀ヾ｣i 　 i|＼／i
　;;;;;;＼／|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヾ_i|;:;:;i;:;:;|
　;;;;;;;;;;;|::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /l　　　　　　　　＼i／＼
　;;;;;;;;;;;|::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ .|／´｀ヽ　　　　 　 　 　 ＼
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|;;|;:;:;:;|＼（( )）＼＿＿＿＿＿_
　:..:.:..:..:..:..:..:..:..:..., '´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ:..:..:..:..:..:..:..|;;|;:;:;:;|　 ＼　｢~｣)　([;;;::::])　　/
　:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.:|　　　　　　　　　　　　　|:..:..:..:..:..:..:..|;;|;:;:;:;|　　　i;;i￣￣￣￣￣￣|;;|
　:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..|　　　　　　　　　　　　　|:..:..:..:..:..:..:..|;;|;:;:;:;|　　　|;;|:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:|;;|
　:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..|　　　　　　　　　　　　　|:..:..:..:..:..:..:..|;;|;:;:;:;|　　　|;;|:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:|;;|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　……来る途中に嫌でも目に入ったけど

　　　　　　　＿＿＿　　　　　　　　　　廊下にしても壁にしても家具にしてもやったらゴテゴテしてたお？
　　　　　／　　 ヽ､_ ＼
　　　 ／（● ） （● ）　＼　　　　　　 成金趣味っていうかなんていうか……
　　／:::⌒（__人__）⌒:::::　＼
　　| 　ｌ^l^lｎー'´　　　　　　 |
　　＼ヽ 　 L　　　　　　　 ／
　　　　 ゝ 　ﾉ
　　　／ 　 /




　　　　　　　　　　　　　　　_　-─ ─- ,-　､
　　　　　　　　　　　　rメ´── ､::::::::::::::｀ヽ ＼　　　　　　　　どんぐらい金かかってんのとかってわかるか？
　　　　　　　　　　　〆　　 　 ／　 ｀ヽ;:::::::::::＼ ヽ
　　　　　　　　　　// /　/　/　　　　　 ＼::::::::::ｌ 　',　　　　　　いや、深い意味とかないよ？　全然　これっぽっちも
　　　　　　　　 ,イｲ　| メ、 ｌ　　　,イ 　l 　}＿::_}　　!
　　　　　_, -ｰ' /ﾙ|　ｌ ｧ=ﾐ､! 　 // |　/! //｀ｌ|ヾ》　 i
　　　　/／￣　{|　| l ﾄ､ﾋｿ |　/二Zナ | ヾﾆｿﾍヽ 　 !
　　　　　　　　　､__}ﾊヽゝ , ｀´　 r'::ﾝヽ}／ }| |　ヾ＼ i
　　　　　　　　　｀ヽ:::| ∧　､ _　　｀´ ／　 /| | 　 ｀ヽﾆゝ
　　　　　　　　＜￣:::| 　|＼｀__　 ,ィ//　 ハ| |　　 l 　',
　　　　　　　-=ﾆ´::::::| 　ｌ^｀}ノ}ハﾞ7/　 /!_ﾉ}/l__ ,ィヽ ヽ
　　　　　　　　／ｨ／:ｌ　 |::/､/ｌ|　∨　/￣｀ヽ::::::∠ __＼＼
　　　　　　　　　/::::::::ｌ　 !{／ .ト=/　/::::::::::::::::l:::::::::::＜__ヽ ヽ
　　　　　　　　　ヽ:::::::|　ハｰr'ﾞY/／:::::::::::::::::::}:::::::::::::::::＜ !　＼
　　　　　　　　　ノ 〉:::| /::::￣｀／:::::／:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::＼　 ヽ
　　　　　　　　/　/::::::{ﾊ::::::::::/::::／::::::::/::::::::{::::::::::: ト､:::::､ｰ-ゝ　 ',
　　　　　　　 /　/:::::::::::∧:::::::ヽ/_/:::／::::::::::::〉､::ﾄ､! | ＼::〉　　　　ｌ
　　　　　　 /　r'::::-::､:/　{:::::::/´::::｀ヽ:／￣:｢､ ﾚ'　　!　 ハ　!　 　 !
　　　　　　,'＿ﾉ_::::__::/　ノ:／::::::::::／::::::::::::::| }/|　　,'　/　ｌ　|　　　ｌ
　　　　　　ｌゞ/／＼〈／／:::､__:／:::::::::::::::::::ﾉ　 |　 /! /　 l　ﾊ　　/

　　,,..-''"´ 　 　 　'' -..,,
　　　　　''"⌒ヽ、 　 　 ｀ヽ
　　　 　 ＿　　　　　　　-‐ヽ
　　　/´(;;;c)ヽ　　　　　 ＿　',　　　　　　　　　んー、やる夫もそういうのはあんま詳しくないんだけど……　　　　　　　　
　　　ヽ、＿ 丿　　　 ／r;;cヽ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｵ､ﾌｯｶﾂｼﾀ
　　　　　/´　　　　　.ヽ ヽ-'　',　　　　　　　　 そこに絵皿が並んでるじゃん？
　　　　　ヽ　　　　　　　',｀¨´　',
　　　　　　l　￣　ヽ .__丿 　 　 l　　　　　　　　それ、一番ちいさいのでも金貨１５枚はすると思うお
　　　　　　ヽ、　　ノ　　　　 　 ,'
　　＿＿＿__. ￣　　　　　 　 /　　　　　　　　ちなみに金貨１枚あったら庶民の家族が一年は遊んで暮らせる額ね
　　　:::::::::::::::::｀ヽ、　　 _,,..-''´
　　｀''-..,,_::::::::::::::. r''"´
　　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　_丿ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ',　　 ) .,-.、
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 | . |
　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　／r''⌒ヽ、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 /　/―-　 l
　　　　　　　　　　　　　　　|　/　/― 　 ./

　　　　　　　　 ,.:::''::´::￣::`:::.、
　　　　　 　 ／:;: '´Ｔ 丁l `ヽ::}
　 　 　 　 /{:::/ ｌ |ｌ ﾄ､ ｌ Nﾄｌ iﾊ
　　　　　 lｄｂ|　ｌ k_ィヽﾚ仁ﾘｌ│
　　 　 　 | ∧l 　lK◯ 　 ○ｿｲ 　 　 　 　 　 　 ━━┓┃┃
　　　　　,ｌ 　（ｌ 　ぃ　 ,-┐,从|　　　　　　 　 　 　 　 ┃　　　━━━━━━━━
　　　　　l　　　ヽ ﾄゝ＜._.,,'　　　≦　三　　　　 　 　 ┃　　　　　　　　　　　　　　　┃┃┃
　　　 　 |/≪T ,バ＞､ゝ'ﾟ　　　　　　　≦　三　ﾟ｡　ﾟ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┛
　　　　　Ｎ≠{〈:::::::〉:;i:≧　　　　　　　　　三　＝=-
　　　　　ヾ≦ﾊＺi::ﾍ;:::〈ｧ,　　　　　　　　　　≧=-　。
　　　　　　／:::::::ﾊ:::KＸl:_ｲﾚ,､　　　　　　　　　＞三　　｡ﾟ　･　ﾟ
　　　　 ∠::::::::::::{ﾐk::〉Xl,ｿ::::≦｀Vヾ　　　　　　　　ヾ　≧
　　　　　　|:::::::::::｀^^ＫＸヽノ｡ﾟ　/｡･ｲﾊ ､､　　　　　｀ミ　｡ ﾟ　｡ ･





　　　　　　　　　　　　　_　-―　　　―-　　_
　　　　　　　　 　 _　-‐::::::::￣::::::::￢―　、　｀　、
　　　　　　　　／.:::::::}>{包}く]:::::::::::::::::::::::::.＼　　＼
　　　 　 　 ／.:::::　　-宀冖冖宀ー-　:::::::::::::.＼　　＼
　　 　 　 /.:::::／　　　　　　　 　 　 　 　 ＼:::::::::.ヽ　　ヽ
.　 　 　 /:::／　　　　　　　　　　　　 、　　　＼::::::::'　　　l
　　 　 /／　 　 　 '　　 /　　　 　 　 |　　l　|　 ヽ::::|　 　 |l
　　　〈/　 　 　 |　| ｉ　｜ 　 |　　|　l∥｜|　| l＿|::::|＿　l｜　　　　　　 オイオイオイ　それがこんだけ並んでるってことは……
　　　 ′|　'｜ ||　| |　l||　!　| '.　l　j｣Ｌ⊥!| l {{⌒氷⌒ヾ|｜
　　　|　 | |ｌ l|　|ｌ　| | ｌ |ｌ　|　l|　>イ | l　| || | ヾ､ｲハ､_ﾉl　|!　　　　　　 ヤベェな、育ちがさもしいせいか金が並んでるようにしか見えねェぞ
　 　 |　｜ｌ| |l　|ﾍT ト ハ ヽ ﾍ´ ,,斗=ﾆ、寸| l /7⌒ｌT´l　|l
　　　|　｜|ｌ l|ヽ|,,ゝ ;=ﾐ　 ＼＼〃 | r、 }〝ﾘ //.:::::::| |l｜　|
　　　　、ﾄヾ ヽﾍ〈　{ tﾍ　　　　　 ､ヽﾞノｨ　//〈::::::::::ハ|｜　|l
　　　　 ＼l＼ヽ＼　ヾ彡　　　　　　￣　 , ∧::ヽ／ｰ┴ｯ　　ｌ|
　　　　　　|　 ＼ ヽ　　　 ‘　　　_,,.　u／/ / 厂::::::::fア　＞'⌒ヽ、
　　　　　　|　 　 ｀　＞、　 ヽニ´'´　　 ｲ　' /.:::::::::::fｱ　/.::::::::::::::::::l
　　　　　 ∧　　　〈 |｜|＞,、　__　 ＜__l　l ｌ::::::::::::fｱ　/.:::::::::::::::::::::|
　　　　 〔￣ヽ　　　ヽl| l:::::|{ﾑ::::::::仁ヽ_|　|:l|:::::::::fｱ　/.::::::::::::::::::::::::ﾄ､
　　　　＿〕ｰｔ__,、　ｲl　|:::::| {ﾑ:::::::}_ ィﾄ|　|:l|::::::fｱ　/.::::::::::::::::::::::::::::い、
　　　八__ﾄ､　　 ￣ヽ|ｌ |:::::| ｀{ﾑ::::::/::|∥ |::|:::fｱ　/.::::::::::::::::::::::::::::::::.＼ヽ
　　　　　廴__人} 　 ∥(|ｌ:::ﾄ、 ｀ヾｲ::::|∥ |:::fｱ　r'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉
　　　　 ＼　　　`￢ l　八:::::廴　　￣ l |l [　　　|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イlﾍ
　　　　 　 ｀ヽ、丨 |　|':::::|::::L＞―＜_lハl⌒l⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::／l　| |
　　　　　 ｰ┘￣Ｌ |　|::::::|::::`ー'ニ/　/ ｀ ＜Y⌒く￣￣`ー-､_/　 |　| |
　　　　　　　 }{　　｀　|:::::::|::::::::}～ﾍ　{　{　 r　 ＼　ヽ::::::::::::〈 ∥　｜ | |
　　　　　　`ー-､｣_ﾊ｜￣|::::::::{｀(こ｀ーﾍ、 )　 　 ヽﾉ.:::::::::::::.ヽ| 　 |　l/

　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　やる夫も銀ちゃんとかわんねーお
　　　　　　　　　,. -'"´　　　　　　｀¨ｰ ､
　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　しかし月のヤツがこんなに金を溜め込んでるとはねぇ……
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　　 ./　　　, -‐､　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　陛下ぁぁぁぁぁぁぁ！　＞
　　　　　 l　　／　　　｀'　 ＼＿＿＿ 　 　 .l
　　　　　 l　　ヾ＝=ﾂ　　　 (　 乂ｿ ﾉ　　　 l　　　　　　っと、噂をすれば城主のお出ましだお
　　　　　 .',　　　　,　　　　　 ヽ 　lilil　　 　./
　　　　　　 ＼　　 l　 　人＿,/l 　　　　 ／｀ヽ
　　　　　 / 　｀ー､｀ｰ´ 二二ノ 　　　‐'　　　　',.
　　　　 ./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -‐- 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /. :/:} : ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{: :/|ｲA: :}
　　　　　 陛下！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V､r┐ 〉ﾊ‐-: .､__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: /辷ｲ/. :〉:､: : :-‐ﾍ､__
　　　　　 ご無事なようでなによりでございます！　　　　　　　　　　　　 ＿　 ＿ .. 　-‐　'"´. : /_:V{ト{: く: : :｀ト､: : : : :_＞ ､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/三　 {: : : : : : : : : :_ .. -ﾍ: ヾV. :/. : : /: ﾊ｀ 丶 、 : : : /7￢ァ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ア -┴…￢　"¨´　 　 　＼{: :/: : ／. : : }ﾍ、　 ｀ ー┴ﾍ　 三}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V_:／. : : : : : : ﾊ　　　　　　 ｀￣´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}､: : : : : : : : :i: :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:｀:ー : : : : : }: :}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :/_ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ト- ､:_:_: :イ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : /



　　　　 ＿＿＿_　　　　　　　　　 月のほうも、息災そうで何よりだお
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼　　　　　　 早速で悪いんだけど……ちょっと聞いていい？
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　　　　今、コーラルの様子はどうなってるか
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

／:::／／::::,:ｲ::ｉ:ｌ:ｉ::::､:::::｀:､::｀:.､
:::／／/:／/:ｉ: |:!:|:ｉ::::丶:::: ヽ丶＼
/:::/:::/´::〃ハ:ｌ::::!:!ｉ:::: ｉ丶｀:!ヽ:ヽ::ヽ　　　　　　 は……コーラルでは今やネロ侯爵の威勢はたいへんなものとなっているようです
: /:: /::::/:ｉ::::: ﾊⅣ:;､!:::: ｌ::::ヽ!:::ｉ:::::::::::.
/ｉ: /:: /ｉ::ｌ::: /ｉ::ｌヽｌ::丶:::ｌ::::::ﾊ:ｉ|::ｉ: ｉ:､::ｉ　　　　　 加えて乙女将軍、ランサー伯をはじめ陛下の味方であられた方々は軟禁状態にあると
!:|ｉ:ｉ::: ｉ:ｉ:ｌｌ:::/∧:!:::ｌ｀ ､:ヽ!:ｉ/:::ｉ:ハ!::ｌ::ｉ ｌ
::|l::|::::|:|::ｌ: '/　ヽ: l 　 ｉ::::!:!ﾄ､:!::::ｉ:ヽ! ! |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　……そう、かお　＞
::!:|:|::::!:!: !/　　 ヽ:!　 !ﾊ /ヽ !ヽ:ｌｉ:ｉ:N:::!
::: |:|::::ヾ:::!｀ヽ _ ,,_ '　/'　|!　.ィ､ ｌ:!::|:!:: '　　　　　しかし、悪い話ばかりではありません
､ｉ:|:Ⅳ:::ｉヽ!　　　　　　　!く _ ,, ! !::::!' /
: ﾄ､!:! ヽ!　　　　　　　　 , ｀ ´ /|::,':/　　　　　　 現状において、コーラル市民のほとんどは陛下のお帰りを今かと待ちかねております
: !ｉ:N　　｀　　　　　　　ノ　　 /ｉ:!:'/
:､:!|ﾊ　　　　　_　　　　　　　/::!:/′
小:!. ヽ　　　　　 ￣ ｀　　　'Ⅵ'
::::ﾘ. 　 ＼　　　 ｀　　　／
Ⅵ.　　 　 ヽ､　　　　 ´
｀　 ー　 _　　 T　´
､　　　　　｀ ー ､
　｀　 ､　　　　　ｉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へぇ～……そりゃ、なんとも言えねー話だお
　　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　　／_ノ 　ヽ＼　　　　　　　　　国王にとって、国民は愛すべきものなんだろうけど
　　　　　 ／ （ ●）　（●）、
　　　　／::::::::⌒（__人__）⌒＼　　　　　　自分の手で追いだしておいて、そうもあっさり手のひらを返されるとねぇ？
　　　　|　　 　　　|r┬-|　　　 |
　　　　＼ 　 　 　 `ー'´　　／
⊂⌒ヽ　〉　　　 　　　 ＜´/⌒つ
　　＼　ヽ　 /　　 　 　 　 ヽ　/
　　　 ＼_,,ノ　　　　　　|､＿ノ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,':/〃:ｉ:ｉ::/〃!,:イ/:://,'!::l::l:l:l:l::lｉ:!:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ:.!:'ｉ:ｉ/l::!'/ｲ l!:〃:,ｲ l/ lｉ::!'::l:l:!:ｉl::ｉl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:ｉ:ｉ:l:l:.ﾊｿｲ !//,:ｲヾ//小ﾊ::ｌﾘ:/:l:ll
　それだけ、ネロ侯爵の話術と人心掌握がうまかったということでしょう　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:l:.l:l:!,:代ト/／　 ィﾏﾗ７:/l〃,‐:!l:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|!l:ｉ:! ｉ　￣'　　　 ￣ ´/ｲｿ!'/ 〉}:l'
　しかし実際に陛下がお隠れになって、奴らの暴政が始まったことで　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 lﾊ:ﾊ　　　ｉ　　 　 　 　 〃_才:ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　! ヾﾊ　　_｀ ´　　　 　 / .T:ｉ:ﾘ'
　市民もようやく自分たちが騙されていたことに気づいたようです　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀　 ､　 ､__￣　　 ｲ　 .Ⅵｰ,-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　 　 　 ヽ　　　 ／ 　 　 .　'　　 ＼
　……大きな声では言えませんが、貴族の中にも心変わりをしたものがいるそうですよ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ: .ー　´ 　 ,.ィ ´　　 　 　 冫､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐くl: : .　　　.:lｉ⌒ヽ　　　 　 /　　 ｀ｰ ､_
　それも現金な話、ネロ侯爵に協力はしたものの、思っていたほど見返りが大きくなかったからだとか　　　　　　　　／　 　 ヽ: : .　. :　ll.:.:.　ｉゝ.._　　/　, 　 ´ _＿_ﾐ:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 /ｉヽ: : : : 〃　／　　 ヽ/　/／／　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.- ⌒ヽ　 ,': :! }: : ／' ／.　 /　/　　/´／　　__　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.:.:.:.:...　...:.:}　l : : : : ,'　　!　　 /　 l　　/' ´　 ／　　　　　l!

　　　　　　　　　　 〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
　　　　　　　　　　 i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
　　　　　　　　　　 ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj　　　　　　　ですが、僕こと夜神 月をはじめ
　　　　　　　　　　 ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀　lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
　　　　　　　　　　　!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀　　 　 　 　 !　 j川/　　　　　　　　陛下の味方は少なくはありません
　　　　　　　　　　　ヾﾄ辷N!　　　　　　‐ノ　　!:l/
　　　　　　　　　 　 　 Yｌ:ﾄ､　 　 ヾ＝＝r　　ﾉ/　　　　　　　　　今も僕が一声かければ近隣の貴族連中はこぞって部下をよこしてくれるでしょう
　　　　　　　　　　　　　iN　＼.　　｀ ニ′／}'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾌﾗｲﾌｪｲｽ
　　　　　　　　　　　 　 丨　　 丶、　　／　　　　　　　　　　　　 なにより、王宮にはあの火傷顔の騎士がおります！
　　　　　　　　　　 ノ￣´"''‐ 、 　 ｀¨´￤
　　　　　　　 ＿rく　　　　/癶V⌒!=|￣￣￣￣￣|　　　　　　　ネロ侯爵はどうにかして彼女に王冠をかぶせたいようですが……
　　 ＿_,､=Ｔ下､｀`ヽ　　/‐''"_, -ヘ｜　　　　　　｜
　 /「￣´　 ヽヽ ＼　ヽ/ 　 ´　 _,,厶ﾍ　　　　 　 ∧=､､
　 |八 ＼　　 　 　＿_/　　　　　 ＿,）ヽ＿＿＿/ 　ヽ ``=､､
　∥　＼ !　Ｖ´￣:::::/　　　　　　_,ノk>､｀Ｔ!::::::":::＼＿　　 ∥




　従妹どのにかお？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　そりゃまたネロも恐れ知らずというか何というか……　　　　　　　　　　　／ノ　 ヽ､_ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／（●）　（●.）　＼
　ま、あの皮肉屋の石頭が頑張ってるならそれで安心だお　　　　　 ／　　（__人＿,）　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　ｌ^l^lｎ ⌒ ´ 　　 　 　 |
　これで心置きなくコーラルに向かうことができる　　　　　　　　　　　 ＼ヽ 　 L　　 　 　 　 ,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ 　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　 /

　　　　　　 ／/／ィ　ヽ＠､
　　　　　　{{x}}／/ |　/｀､::.',
　　　　　　i人r ● iｲ／∧::i　　　　 ん、彼女？　ねぇやる夫
　　　　　　i l　ゝ''''　　●//i
　　　　　　|　vﾍ　 - 　ノゝ i　　　　 こっちじゃあ女が国王になっても問題ないものなのォ？
　　　　ミミi〉-+〕{{x}}〔¨」V　i彡
　　　　 ゛ﾐr:::::::r⌒⌒j::::Y i　i　　　　それにさっき将軍って呼ばれてたのも、もしかして女？
　　　　　　l:::::::r⌒⌒j::::::l i ﾊ
　　　　　　|::::::::ﾄ,＠イ:::::| iﾉ
　　　　　　ヽ:::::::::::::::::::√ノ
　　　　　　　l:::::::::::::::::::l



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -─- .､,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,不:::く｀ヽ;::､:::｀丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハ:l::;;ヾ:ヽﾆヽ:ヽ::､ヾヽ
　　 おい、さっきから気になってたけど誰なんだよ君は！？　　　　　　　　　　,':::i:ﾄヾヽ::ヽ:ﾄヾ､ヽヽヾ`ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l::i::|l::卞ﾑヽ:;ヾY.ｪYl::ﾄ::ヽ
　　 しかもなんだその無礼な口の聞き方は！？　　　　　　　　　　　　　　　　 |::l::ﾄ;:::Kさ'く:::f ,｀　 ﾘヽヾ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ';:';ヾﾄヽu　`r'- ､　　u|::ﾄ`､
　　 陛下に対して無礼だろうが！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾヽﾍu　　|';二::!　　入',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`トｋ 　　ヽ､ｚｿ　./::| ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿__._,r､　　 Y:j｀ ‐ ､　ｰ´／ ﾄｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／｀ヽ_j'､_ノ￣l!'´ヾ- ､＿｀_¨ 　 ｣､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧　,ﾉ　 Yヽ　　l　　ヽ　　 　 7ヽ~ﾍヽ.､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /-'´｢　ヽ　ヽｊ＿. l　　　ﾄ､ 　/〃ﾊ　 | ヽ ｀ヾ ､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r'´, イ ヽ､ ｀,__,ｨ､__)|　l　 ヾヽ∧'〃ﾉﾞヽl　 ヽ　 ヽj｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ '´　 ﾄ､　 Yrイ　 ∧l　',　　ヽ 　Tﾍ', 　 l _..ノ 　　l j　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,′　 　.}､二ィ　}　/ 　 l　ヽ　 　',　|､､ﾍ.　| ＼　　／ }. ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i 　　　　トz'_ノ,ｲ　　　　| 　 ',.　　', l､ヽﾍ　| 　 | 　　　 j/ l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あー、その子はやる夫の友人だから気にしないでくれていいお
　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　／_ノ 　ヽ＼　　　　　　　　　　　で、質問の答えだけど……国王に関して言えば、条件さえ満たしていれば可能なんだお
　　　　　／ （ ●）　（●）、
　　　 ／::::::::⌒（__人__）⌒＼　　　　　　　 世継ぎが女の子しかいなかったとか、まともなのが男にいなかった場合とか
　　　 |　　 　　　|r┬-|　　　 |
　　　 ＼ 　 　 　 `ー'´　　／　　　　　　　 あと女性でも能力があると認められて功績さえあげられりゃ、きちんと爵位を与えられるお
⊂⌒ヽ　〉　　　 　　　 ＜´/⌒つ
　 ＼　ヽ　 /　　 　 　 　 ヽ　/
　　　＼_,,ノ　　　　　　|､＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ / 　 　 　 　 |　　　　 |　　　|　　{::{ 　 ﾉ::;ハ　|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 /　　　　　 　 |　l　　 | ﾊ 　 | }　　ヾニｨf′｜ |:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　'　　　　　　　 |　| !　 j/イ　 川　　　　 |:| 　 |　|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　｜　　　　　　　|　| |／}　_Ｌ.// |　 　 　 |:| 　 |　|:|
　 へー……男も女も関係なく、身ひとつでも成り上がれるなんて　　　　　　　　　　'　　　 |｜　　　 　 / | /ｲ／ィﾞ´〃　｜　　　/|:|　　|　|:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ｜　　 |｜ヽ　 　 / 〃 / ｲ_ソ 彡'′ |　 　 ,　l::| 　 |　ﾚ
　 なかなか寛容な世界なのねぇ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | | 　 　 ｌ ヽ ＼　 {　　　　　　　　　　 ,　　 /|　ﾚ' 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |｜ヽ　　ﾄ､　＞≧　　　　　 　 　 　 /　／　|　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ヽ　＼ ＼ ヾﾍ_ｿ ,　　 　 　 　 　 /／　　｜　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼|＼ ＞|　　＼　　　 　 ｨ 　 　 　 　 |　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:| 八　　{ ヽ　　　　∠　ィ´　　　　　　|　　　　|l＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　　　　　|:|　　＼　＼＼ ＿　　　　　　　　　　 |　　　　ハ　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : .ー- ﾚ　 　 | ｀ ー┬‐＜　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　 厶┴ 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: : : : : .｀ ー-|　　　｜　/　｀　 ｧｰ--‐く -‐7　　　/.:::::::::::..＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――‐ ｀ー- ､: : : : :|　　　｜./ 　 　 / /　/:｢｣:.ヽ′ 　 /.:::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : : : : : : : : : : : : : : :|　　　｜ヽ　　 / /　/:/ 小/　　　/.:::::::::::::::::ｨア
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二二ニ=ｰ: : : : : : : : : :|　　　 |＿_＼/ ´　/:/ /:|/　　　 '.:::::::::::::::ｨア.:::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣:: : : : : : : : : : : : : :／| 　 　 |:::::..＼＼ /:厶ｲ:/　　／..::::::::::::::ｨア.:::::::

　　　　　　　　　　_＿__　 _,.-=＝－- ､
　　　　　...-‐＝三ﾆ≧弐ﾆミ´三ﾆ=-､
　　　／:,::::‐:'´／::::::,ｲ::::::∧:｀:､｀:､=:ﾐ､｀::.､
　 .::'::／::,:イ,ｲ:/::::::/ｉ|::::::':::: ヽ:::ヽ:::ヽ:::ヽ::::＼
. /:::/::::::'::::///:ｉ:ｉ:::': !|ｉ:::ｉ:::ｉ:ｉ::ｉ::＼:｀::､::＼:＼::::::､
/:::/::::/::::/,ｲ':::ｉ:l:::::::/!|:::|::ｌ ｌ::|:::､:::＼::＼:::ヽ::ヽ: 丶　　　　　　（…………）
:::/::::/ｉ::://::l::::l:!:::::/::ハ:|::!:|::ﾄ､:::＼:::',::､:丶::丶::､: ヽ
/::: /::l:::'/:ｉ::|:::l::::::;':::ｉ:::::l:|::::|::|小ﾄ､::ヾﾄ､:ヽ: ',:::ｉ､::ｉ::::ｉ　　　　　それで、陛下
:::::/::::l::ｉ::::;斗､!::::,ｉ:::l::::::; |::::|:l/:::|､ ｀ ､!:::ｉ:: ｉ:ﾊ l::ｉ |ヽ!
::::'::::::l::l::::' r ､!: /:|::l::::/:l:|::::!!: /|!=≧､ヾl::::ｌ':::!|:::!:|:::|　　　　　 これからはどうなさるご予定だったのでしょうか？
:::::::::::|:|:ｉ::ｉ {　!:/:/l:l: /: ﾊ!:: Ⅵ:八 {{ }!ヾ!::/ｉ::: |:::: !: !
:::::::: ｉ|:|:|::l　y/:/:/l| ' / ｉ∧::l {′ ヾ　　}ﾊ. |::::|: /}:/
　::::::!|:!:|::|V/l/ '.　|::/ /'　ヾ!.　　 　 　 '　 ､::::!/::::'
　 ::::::!:::|::ｌ::ｉ: '　 　 !'　　　　　 　 　 　 　 　 V,'／
　　 :::::::l:ｉｌ:l:' ｉ　　　　　　　 　 　 　 　 ,　　 ノ´
　　　:::::|| |!.　､　　　　　　　 　 　 　 　 r ´
　　　　::ll {.　　＼　 　 　 　 　 - ― ､‐'
　　　　 :!.　　　　 ヽ　　　　　 　 　 _ﾉ
　　　　　　　　　　　　､　 　 　 　 /
　　　　　　　 ､.　　 , -‐丶　　 _　′
　　　　　　　　＼イ ＼　　 ￣
　　　　　　　　　 ＼.　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　んー……
　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　 ／）／ノ '　ヽ､＼　　　　　　　　　やる夫たちはこのままコーラルに向かうつもりだお
　　　　　　／ .ｲ '（●） 　.（●）＼
　　　 . 　/,'才.ﾐ).　 （__人__）　　　＼　　　　　 やる夫としては早くかーちゃんを助けだしたいし
　　　 . 　|　≧ｼ'　　 ´ ⌒｀　　　　　|
　　　　.　＼　ヽ 　　　　　　　　　 ／　　　　　 その辺の事情は月も分かってるお？



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-〈{薔｝〉-　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 -―‐-　 :::.. ヾ 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　//　　　　　 ＼:.:∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　i　　　　　　　　　　|::|_l
　　　　　　　　 （かーちゃん？）　　　　　　　　　　　{　|　{　 　 ／|　 ／ {ﾋ{}ｺ}　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ八{`ヽ／　 !／|　/ 兀 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐミﾉ } ,,|　 　 |　　ノィ i　i　|≦彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｆ⌒i人 　　 　'''　r⌒ヽ　|　|彡"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣'ー´ ￣￣￣￣　'ー´ ￣￣￣￣

　　　　 l:::::i:ﾄ､ヽ:::＼::::､＼::::::ヽ、::::ヽ::li､:ヽ::::i:l:::l::::ﾄ､::!::l､::::::l::::i　　 　　　　　お気持ちはお察ししますが……現状でそれはオススメできません
　　　　 !:::::l::i::ヽ:ヽ、:＼:::､:ヽ、:::ヽ::丶、::＼ヽi:l:::i:::il::iヽ:l:::!:::::l::::l
　　　 /!::::i:::l:::::＼:ヽ、:ヽ:ヽ:::＼::::::ﾄ､:,.‐'"_,.ｨ､!l::l:::l:i::l:::!i:::ﾄ､::i::::l　　　　　　　 陛下がコーラルにおもむけば、それこそネロ侯爵の思うつぼ
　　 ﾉ!l:::::l:::::!::::::卜､:ヽ:::＼:ヽ::::ヾ::く_,.ｒ'少'ヽi!i:l::i::l::i:::il::::i:::!::l:::i
　　　 !::::i:::::l:::::::::i-‐ヽ::ヾ、ヽ、ヽ:::!ﾞヽ´　 　 li !:l::i::l:::l!::::l::::i::l::l　　　　　　　 　今は陛下のご無事は伏せつつ、極秘裏に仲間を集めるほうが得策かと
　　　 i::::l::::ヽ:::::ヽ辷ｴメ､＼ ヾ｀ヾ、 ﾞヽ　　　!l::i:::l::::ﾊ::::i::::l:::i::!
　 　　　l::ﾊ:::::､:ヽ:＼　　　　　　　　ヽ 　　　　i::!l:::::/ｒ'!::::l:::i::l::i　　　　　　　　 味方への陛下存命の通知は私がおこなっておきます
　　 　　リ　i:::::＼ヽ､ゝ　　　 　 　 　 　　 　　!l i::::!l　|:::li:::l::i::l
　　　　 ﾉ　　!::::::lヾ.ヽ　　　 ､　 -　　　　 　　i 　!:ﾘ　ﾘﾉ!ﾊ:::l::i　　　　　 　 　　夜も更けてまいりましたし、それらの判断は明日にして今は我が城でおくつろぎください
　　　　　　 　 l:i::::!　i＼　　　 ｀　　　　 　　　　　 iﾉ　 ｿ i! ｊ-┴-‐‐‐‐--､
　　　　　 　 　 l!i::l　 !:::|ヽ、 　 -‐'二￣　　　　,/-‐'´￣　　　　　　　　　 ｀!　幸い陛下のためにとしつらえておいた部屋がございますから
　　　　　　　　　 !l 　 i::i　 !＼、 　　　　　 　,.ｲ　　　　　　　　　　　　　　　l＿
　　　　 　 　　 　 l! 　iﾊ!　iﾉ　 ヽ、　 　 　,.ｨ　| iヘ　　　　　　　 _,.-‐‐''´￣　￣＝‐‐‐-- ､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀>┬‐''　　 l i　 !　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　,.-‐'｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　ｒ‐‐‐''´￣　 ﾍ　　　　| !　 l　　　 ／ ／　　 　/　　　　　 _,.-'"　　　　　｀i
　　　　　　　 　 　 　 　 lｒ‐､　　　　 　 !　　　 l　　 ヽ、　/　/　　　　/　　　　 ／　　　 　　　　　　l
　　　　　　　　　　 　 _,ｲ　　i　　　　/,.ﾊ　　　i　　 　 ｀y'　/　　　/ /　　　,.ｒ'´　　　　　　　　　　 　!
　　　　　　　　 __,.ｨ'´ｲリ　　l　　　 ﾚ'　　!　　ﾉ　　　／i　/　　　/ /　　　/　　i　　　　,.ヘ　　　 　 　l

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／_ノ 　 ヽ_＼　　ﾁﾗｯ
　　　　　　／（ ●）　（ ●）＼
　　　　 ／ ::::::⌒（__人__）⌒;::＼
　　　　 |　　　　　　 ￣　　　 　 |　　　　 ふむ……月が言うことも、至極もっともだお
　　　　　＼ 　 　 　 　　 　　 ／
　　　　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ　　　　　 それじゃあ悪いんだけど、少しの間お世話になってもいいかお？
　　　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　 /　 　 ／　r─--⊃、 　|　
　　　 |　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　 ＿＿＿∧,、_ /　人　 )､jト--＼《 　　 .,ｨﾔ_気チ　 《　|｣　＼.),　　コクッ
　　　　　　　　　 ￣￣￣`'`　 /　/:ｌ人 八 ﾁﾔ_気　　 　 ` '宀'ﾞ7　 / |!　　＼ 　ﾍ　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 〈 .〃 |　 |ｈ､》,` 宀'´　､ 　　 　 ∠_,.ｲ　.ﾄ､　　　＼ ＼￣￣￣￣￣
　　　　　　　　 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　 ｨ /〃i､∨∧〃ヾ} ｌ| ﾐヽ　　　おお、分かってくれて嬉しいですよ陛下
　　　　〃/' ,''ｌ.ﾚ/ﾍ＼ヽV//ｨﾄl} |､
　　　　i ,''l| ,! |.|4凭kV''/∠|ｌ y'λｌ　　 そちらの娘……陛下のご友人でしたか？
.　　　　l.'l |ｲl',lN　 ￣´イ|l戌l/,ｲｌ| |
.　　 　 lｌ.l !)!|ﾍ. 　 　 '"‐'　 イ〃|!　　　その方にもお部屋をご用意させていただきます
,,, _　　 |l.|!| |｀　 ‘ｰ ‐＝､j:) 从「ﾘ
ヽ｀' ヽ┴'┴'┐　　　,ﾆ>　 //'　′　　 陛下のお部屋の隣なので、ご自由にお使いください
　,､　l　', 　 /'|＼ 　 '､_　.ｨl/
　 l　 !　l ,.ｲ　ｌ::「``´:::;;''/,|′　
､　|　l|　ﾄヽ.> ヽ .:.::::;;″/----－､

　　 　　　 ＿＿＿
　 　　　／　　 　 　＼　　　　　　おお、それは重ね重ね感謝するお！
　　　／　　 　 　 　 　＼
　 ／ 　　⌒　　　⌒　　 ＼　
　 |　 /// （__人__） /// 　 |
. (⌒) 　　　 　　 　 　 　 (⌒)
./　i＼ 　 　 　 　 　　　／i　ヽ





　　　　　　　　　―――＝＝＝＝＝＝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二二二二二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＝＝＝＝＝＝―――

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ――＝＝＝ﾆﾆﾆﾆ二二二二二二ﾆﾆﾆﾆ＝＝＝――

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―＝＝ﾆﾆ二二二ﾆﾆ＝＝―

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふー……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |=＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝=| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 .| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |　　　　　　　　 -　－ 、　　　　 　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |　　　　　　　　◯ ◯） ヽ 　 　 　　| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| |＿＿＿＿＿ （人__）　ノヽ＿＿＿| |
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣ｰユ¨‐‐- ､_　　l　　 　 　 |ノ　 　 ／ |
　　　　　　　　　　　　　　 _／　 　　　 ｀ ヽ__　 （⌒)Jし(⌒ノ　　　／ 　| |
　　　　　　　　＿＿＿　／　　 　　　　　　 ヽー￣　　　￣　　 ／　 ／..| |＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　ノ 　 　 　　　 　 　 　 　　　ヽ__　 ｀ヽ. ／ 　／　 .|｜
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ノ|　 ／
　　　　　　　　／　　　　　　 　 　　　　　　 　　　 　 　 ／　|／
　　　　　　　　| 　　　　　.|　　　　　　　　 |　　　 　 　 .|　|　|
　　　　　　　　|　 　 　 　 |　　　　 .|　　　.| 　 　 　 　 |_　|／
　　　　　　　　| |　　　　　|　　　　 |へ　　|　　　|　　ﾉ| ||/
　　　　　　　　|_|＿＿＿ﾉ|＿＿＿|　　＼|＿＿|＿ﾉ |_|




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-　￣￣｀　- ､
＜　コン、コン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ｰ､　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , -､　　　　 ヽ､＿　　　　 ﾊ
　　　　　　　　　　　 ん、銀ちゃんか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ!o　}　　!､_　　　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　＞　　　 ｏ｀ー--　　　　　　}
　　　　　　　　　　　 入ってくれてかまわねーお　　　　　　　　　　　　　　　　　 { /　　　　ヽー- ＿　　＿　　　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ｀ー〈　　 }　 　　 イ´　　ヽ　ｊ
＜はぁい　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞､　 ー'　　　 （　 , イ⌒ヽ' |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 <　 ７ヽー-ァー-ヾ/　　　　.ﾊi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｒ='ﾍ　　　　　　／ヽ!:::{　<´　　　 ハo　　　　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨l∧　　　　 ノ　 / 7::｀->　 ／　 　 ｊ　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨l∧　　_/ ｊ　/　/:;':::〈-イ　　 　 〈　　　 ..|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ )ﾍ}-'　/　ｊ　/:::;:r´　　　　　 　 !　　　...|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　⌒)ﾍ　　ノ　/:::::;/　　　　　　　　}　　　..|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　´ノﾍ／　 /::::::/　 　　　　　ヾ　/　　　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -ｰ' 二二二 ｰ- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　／／:￣__::::::::::::::::￣｀:::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　／〃'::::::/´ﾉ〉):_ノ_ﾉ::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　 //´::::::__,ｨ:ゝ-':__,:::-──- ､::::::::::ヽ　　　　　 やっほー♪
　　　　　　　　　　　　　/ﾞ::::::::::／￣￣＼　ヽ＼　 ヽ ＼::::::::ﾊ__
　　　　　　　　　　　　　!:::::::／　ｉ　　　　　ヽ　',　ヽ 　＼ ヽ>,仁》　　　愛しの銀ちゃんが夜這いに来てあげたわよぉ
　　　　　　　　　　　＿ |::::ハ　　', 　　　　　ｉ　｝ 　!　!　 ',<ノ||＼
　　　　　　　　　　 《ﾆﾊ_ゞ、 ＼　＼　　　　!　||　 |　|__ ||　l | ＼>
　　　　　　　　　　　 ｿ|| ＼＼　＼　＼　　 | .从,ｨ匕Lィ||　| |　〈´
　　　　　　　　　　　　 | '､　＼＼,＞≧ゝ,　|/ /,ｨﾇﾆﾐ、|i　| ｌ 　|
　　　　　　　　　　　　ハ ＼　 `卞代ﾂﾐ ヾ′　　　'''　/ // 　 ﾄ､　　　　 ,　--─.::´
　　　　　　　.｀ヽ、 　〈/|:} ヽ,＼　 ＼`¨´　　、　　 　 / // /　 ｌ　ヽ　 ／::::／:::￣
　　　　　／:::;:ｨ:::::＼　//|　 |＼＼, __＞　 　-　´　 ｲ!// / 　　! 　 ∨:::::::::':──-:::､
　　　 . .. ::／::::ハ::::∨ﾑ'〉　｢｀:::ゝ,＼_ ≧ｭ,fヽ_ .ィ─ﾍ,ィ　l　　 |l 　/::::__::::＼:::￣｀ヽ
　　　. .. .:. ::::／／__;／:::::|　 |::::::::::ﾍ 　 !:::::::l　|::::ﾊ;:::::_:::::ヽｌ　　 ｌ| 〈::::::::::＼:::::＼::::ヽ
　　　　. ::／;::/／/::::::::::: !　/ :::::::::::::}　|::::::::l　!/ 　∨ ｝/::::/ /　ﾊ｀ゞ ､::::＼＼:::::ヾ
　　　　　　 ∨／!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::|　|::::ノ|　ト-ｰく /_｣:::/ /　/::::ヽ:::ヽ＼:::ヽ ＼
　　　　　　 ／／|:::::::::::::::ﾚ ::::::::::::::::::|　|::_〉 }　 ─ｰ､ヾ才／}　/:::::::::::＼:＼＼〉＼
　　　　 ,／／ ／ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ﾍ! 　￣＼ヽ)=::､/ /::::::::::::::::::::::::::＼ 　 `
　　　 ./／ ／／ 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ ｀入_　　ゝ}_ソ/｀´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
　　　/´／／ ／ /｜::::::::::::::::::::::::::::::::::（＼__　￣Z_r､_｢|　ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､
　　　 /／ ／ 　// ヽ;__::::::::::／:::::::::::::::〔　ゝ,＞､　 _,ィ'７´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ､
　　　.{′ /　　//　 / | | ￣｀斗､:::::::::::::::＼r ､　 Y　　厶ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ 　 ）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ノ　　ヽ__ 　 ＼
　　　　 そういうのいらねーから　　　　　　　　　　　　　　　　／（―） 　（― ） 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |.　　（_人＿）　　　u　|
　　　　 で、まずは何から説明するかお？　　　　　　　　　　＼ 　 ｀⌒ ´　　 　 ,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./　l　　　,/　 /　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (＿) 　　(__ ノ 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　／　　　___ ,ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !､＿__!､＿_＿＿_つ

お、とーちゃんじゃなくてかーちゃんにしたか

　　　　　 　 　 　 　 /!7ﾄ､7´　〃　 　 i ヽヽ　　
　　　　　　　　　　 /l//L」|.∧l.|　! |l　 |　 !. ヽ
　　　　　 　 　 　 / 〃||丁 ﾄH､lV| |l　/l　 〕　|
　　　　　　　　　/ 〃 |ｌ　| l抔卞`ヽ{./‐ト///ﾘ
　　　　　 　 　./　!」/l|　ｌﾄヽ￣　　 !'戎ｼ,. ',　′ とりあえず、『国王陛下』について教えてくれねーか
　　　.　　　　 /　　/ 八　ト　　 -　∠.イ=ｲ
　　　　　　　/　　/ /　ﾊ ヽ .>.､　イ |　}　　　　　なんでそんなお偉いさんがボロクズ着てさすらってんだよ
　　　　　 ／⌒ヽ､ヽjノヽ.∨r 芥､/:./ /　
　　　　 / 　　　　 ヾ⌒Tlヽ｝l,ハ/-/ 〈　　　　　　世直しするにしちゃ、ちょいとばかし若すぎだろオイ
　.　　／　　　　　 　 　 ∨_　||　ヽ ﾚ　ヽ　　
　　r'´　 　 　 　 　 　 　 ∨_::||ｰrﾍ　､　 ＼
　仆､　　　　　 　 　 　 　 ∨_l〉::ri心. ',　　 ヽ
　′　＼_　　 　 　 　 　 　 ∨_::::ゞ=仆ヽ　_ノ
　　,　　　〉个､. 　 /.　 　 　 ∨_::::ｌ:::::}〉 }'´
　　




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　 あー……　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ノ　 ヽ､_ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／（●）　（●.）　＼
　　 その辺の説明はちょっと回想シーン入るお　　　 ／　　（__人＿,）　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　ｌ^l^lｎ ⌒ ´ 　　 　 　 |
　　 じゃねーとうまく説明できる自信ねーし　　　　　　 ＼ヽ 　 L　　 　 　 　 ,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ 　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　 /

>>102 その驚きの配役とは……

　　 　　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |
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　　　　 　 |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
　
　
　
　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿|

　 ―――２年前 スーシャ アサギ伯爵邸―――




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『前国王オプーナ陛下の崩御から５年
　　　　　　　　　＿＿＿_　　　　　　　　　 .次々と世継ぎを襲う不幸！』　かお……
　　　　　　　 ／　　 　 　＼
　　　　　　／　　─　 　 ─＼
　　　　 ／ 　　 （●） 　（●） ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 男の世継ぎだった王子２人が立て続けに亡くなっちまって
　　　　|　 　　 　 （__人__）　 　 .|　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿__
　　　　 ＼　　　 　 ｀ ⌒´　　,／　 　.| |　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 おまけに直系の２人の王女様たちまで……
　　　　 ノ　　　　　　　　　　　＼ 　　.| |　　　　　　　　　　　　　|
　 .　／´　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | |　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 そりゃ確かに呪われてるなんて噂されてもしかたねーお
　　 |　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　　　　　　　|
　　 ヽ　　　 -一ー_~､⌒)^),-､　　　 .|_|_＿＿＿＿_＿＿＿＿_|
　　　 ヽ ＿＿＿＿,ノγ⌒ヽ)ニニニニ　　 ＿|_|＿_|＿

　　　　　　　　　＿＿＿_　　　　　　　 今はネロ侯爵とかいう人が舵をとってくれてるから
　　　　　　　 ／　　 　 　＼　　　　　　国外からの侵攻も内乱も抑えてるらしいけど……
　　　　　　／─　 　 ─　　＼
　　　　 ／ （ー） 　（ー）　　　.＼　　　それもいつまでもつ話なのか……
　　　　 |　 　 （__人__）　　u　　 |
　　　　 ＼　　 ⊂ ヽ∩　　　　 <
　　　　　　|　 |　 '､＿ ＼　／　 )
　　　　　　|　 |＿＿＼　 “　 ／
　　　　　　 ＼ ＿＿＿＼_／



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ま、とはいっても地方貴族のやる夫には
　　　　　　　　　　　　　 　　＿＿__　　　　　　　　　　　　　　　 全くと言っていいほど関係ない話なんだけどおｗ
　　　　　　　　　　　　 　 ／_ノ 　ヽ＼
　　　　　　　　　　　 　／ （ ●）　（●）、
　　　　　　　　　　　／::::::::⌒（__人__）⌒＼　　　　　　　　　　　って、ん？
　　　　　　　　　　　|　　 　　　|r┬-|　　　 |
　　　　　　　　　　　＼ 　 　 　 `ー'´　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コンコン　＞
　　　　　　　 ⊂⌒ヽ　〉　　　 　　　 ＜´/⌒つ
　　　　　　　　　＼　ヽ　 /　　 　 　 　 ヽ　/
　　　　　　　　　　 ＼_,,ノ　　　　　　|､＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ィ'　二_:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/:.:.:.i ､__＞､:.:.:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ:.:.|:.:.:.:.l ::::::::::: ＼/!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,!:,イ|:.:.:.:.| ::::◯::::::: `!
　　 やる夫、そこにいる？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,1:.:ﾑ:Ｖ＼! :::::::::::::::::: |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊｉ:.:.|○ :::::::::::::::::::::::::: |
　　 話したいことがあるから、ちょっとこっち来なさい 　　　　　 ﾊ.:〉:.|::::::: ｀　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!:.:.圦!　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ'　 l＼　　　(　ヽ　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ⅵ i＞ ､　 .／i∧_|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ⅵ|　ｒ､l￣　 "　/|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　㌢∨　Z__　　ヽ　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {､¨¨¨"､ 　｀￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　 ｀ ｰ‐―ｆ¨¨ﾞYヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　｛　　 }ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|｀ ￣￣｀¨¨´|

　　　　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　　　　／_ノ 　ヽ＼
　　　　　　　　／ （ ●）　（●）、
　　　　　　 ／::::::::⌒（__人__）⌒＼　　　　　 んだお かーちゃん
　　　　　　 |　　 　　　|r┬-|　　　 |
　　　　　　 ＼ 　 　 　 `ー'´　　／　　　　　 またオーディションに落ちて主人公になれなかったのかお？
　　　⊂⌒ヽ　〉　　　 　　　 ＜´/⌒つ
　　　　 ＼　ヽ　 /　　 　 　 　 ヽ　/
　　　　　　＼_,,ノ　　　　　　|､＿ノ

　　　　　　　　　　　　／::::::::.. イ::::::::::::::::::::＼:::::::::::::∧
　　　　　　　　　　　 |::::::::/　　|::::`ﾄ､::::::::::::::::ヽ:::::::::::∧
　　　　　　　　　　　 |::::::.'　＼.|:::!::|　＼::: x≠ｷ::::::::::::∧
　　　　　　　　　　　 |::::::|f7=ﾐ Ⅵ::l ｀ニヾ::::::::::!::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　.':::::::}弋ソ　＼!´f=ミl＼／l≧:::::::::::「￣
.　　　　　　 　 　 _ ,'::::::::{　　､ 　 　 弋メ／:::ヽ〉 l::::::::::∧　　　　　 ……ホントはね、こんなことになるはずじゃなかったのよ
.　　　　　　　 ／ ' i:::::::::::.、　　　　　　 /:::::::::/_ノ:::::::::::::∧
.　 　 　 　 ／　 　 !::::::: i::::＼ ヽ　＿_j＼::/＼:::ィ::::斗ヘ::::〉　　　　 アンタが私の息子でいれるなら、それが一番幸せだったのにさ
　　　　 ／　不　　|:::::::::|::::::::::ﾆiヾ/////////////////＼
　　　　 ＼　　採　|:::::::::|::厶ｲ/////////////////////<
.　 　 　 　 ＼　 用Ｖ＼:l≧////////////////////////〉
　　　　　　　/＼ ｎ　　　＞////////////////////////＼
　　　　　 ／{　　ﾞ| |.ｨ／く「∨ヾ/ヾ/ヾ/＼/＼///////////く
　　　　_ド7777777/＼_　Y／ ￣｀ヽヽ　　　　 ￣￣l/////「
　　　__j////////////ﾑ ||　f⌒ヽ　} }　　　　　 　 　 |＼「
　　　ヾ///////////斗",ﾘ　ゝ イ .//　　　　　 　 　 ′
　　　く/////////ヾ「{ У　　　　 ／　　　 　 　 　 /



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼:::::::::／＼.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::<◎>:::<◎>:::＼
　　　　　　　　　　　バ……バカな！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::⌒（__人__）⌒::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　｀ ー'´　　u 　　|
　　　　　　　　　　　鉄板である不遇ネタが通じない……だとッ！？　　　　　　　　　　 ＼　　u 　　:::::　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　:::::::::::::::::::　 　 ＼
　　　　　　　　　　　てかいったいなにがあったんだお、かーちゃん！？　　　　　　／　　　　　 　 　 　　　　　　　＼　 〈〈〈　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（〈⊃　　} }

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//|ｌ////ｌｉ/////////////////////|ｌ/////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　///|ｌ////|ｌ//////＼/////////////|ｌ/////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ////|ｌ////ｌﾄ ///////ヽ ///////////!!/////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i////!!////i| ＼///////＼./////////ﾘ/////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |//∧Ｖ///∧　 丶 ////// ＞ー‐ヘ // /////////////
　かーちゃん……か　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|///∧Ｖ///∧､＿__` ＜ ///斗 //７ZZ!7777777 //////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {{///∧ﾍ///「 ＼＿＿＿_` Y ＼/ ////!====彡' //////
　アンタにそう呼ばれることも、もう無くなるんだね　　　　　　ヽ＼///ヽヾｌ{　 Τ¨l「￣￣/ﾞ''|∨ /丶//!/////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ /∧　 　 l }::ﾘ　 　 ′ |/ //ヽ.＼|./////////////
　……『陛下』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀シ 　 　 ゞｲ__ ノ　　 〈_/////丶〉/////////////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　∨/////∧_＞-- ///////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丶　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨/////∧厂｀ヽ:::::::7::ー
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨/////∧/　 o⌒ヘ:::〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　‐t─ 、　　　　　　　 ∨//////＼:::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _r＼　こ´　　　　 　 　 .イ∨/ﾄ./////＼:::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{::::::::::. 　 　 　 　 .. t_／ﾄ-::ﾍ/l:::＼/////＼:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼::::::::ゝ--匕/´￣　　.У:::::ヾ::::::::..ー── ::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::::/　 ｀　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::／⌒



　　　　　　　　　＿＿＿_　　　　━┓
　　　　　　　 ／　　 　 　＼　　 ┏┛
　　　　　　／　　＼　　 ,＿＼.　 ・　　　　　　え、えと……かーちゃん？
　　　　 ／ 　　 （●）゛ （●） ＼
　　　　 |　 ∪　　 （__人__）　 　 |　　　　　　 いったいなに言ってんだお？
　　　　 /　　　　 ∩ノ ⊃　　／
　　　　 (　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
　　　　 .＼　“　　／＿＿|　 |　　　　ﾂｲﾆﾎﾞｹｶﾞﾊｼﾞﾏｯﾀｶ
　　　　　　 ＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　　　　　　　.．----　、　　ズザッ
　　　　　　　　　　　／////////≧x
　　　　　　　　　　　|/////// ///!　l|
　　　　　　　　 ＿.从///=/メ､// ｨ1|　　　お聞き下さい、陛下
　　　　　　　 f:::::::::::::≧//| ﾋﾂ´　　/　
　　　　　　　　|＼:::/´ .:|.=| 　　　／　　　　陛下は、私の実の息子ではございません
　　　　　　　　|　 7　　￣「∨￣
　　　　　　　　＼{　　 ` ﾞｉ ﾞｉ ミﾞｉ 　　　　　 陛下の御身は、２２年前……今は亡きオプーナ王が私に預けた
　　　　　／￣￣ ｀　　i. 　ﾞｉ ﾞｉ ミﾞｉ 　
　　　 　 /{　　　　　　　| 　　ﾞｉ ﾞｉ:ﾐﾊ　　　　国王の隠し子なのでございます
　　　　＼::::`ー=彡 ＿! 　__.,r'´　゛ﾞｉ
　　rzt≦/7777/////i´:ﾆ二三__　ﾞｉ
　 /∧∨///////／　(,;;三,r'´_.,r';　}　
　 〈/／￣￣￣￣　　　ニフ;三〔__lｰ`　　




　　　　　　　　　　　　　　　　　

::::::... ..丶　　　　　　　　　　　　
:::::::....　...＼
:::.' ──-.. ＼　　　　　　　　　
:::::::... ⌒__丶　＼
:::::::::.... .'::. ）.ヽ　 .ヽ　　　　　　 ―――は？
:::::::::::.... __ ..丿　　　ヽ
:::::::::::...　　　　ヽ　　　.ヽ　　　　
::::::::::::::....　..::ﾉ　　　　　　.）
:::::::::::.. 　 ../　　　　　　 .ﾉ　　　
:::::::::.⌒ "　　　　　　　..ﾉ
:::::::::::::::::.... 　　 ....::::::../
:::::::::::::::::::::..　......::::.／

　　　　　　　　＿＿__
　　　　　　 ／_ノ 　ヽ＼　　　　　　　　　 あぁ分かった
　　　　　／ （ ●）　（●）、
　　　 ／::::::::⌒（__人__）⌒＼　　　　　　　今度はそういうストーリーのシナリオだったのかお？
　　　 |　　 　　　|r┬-|　　　 |
　　　 ＼ 　 　 　 `ー'´　　／　　　　　　　ったく、付き合わされるこっちの身にもなれってんだお
⊂⌒ヽ　〉　　　 　　　 ＜´/⌒つ
　 ＼　ヽ　 /　　 　 　 　 ヽ　/
　　　＼_,,ノ　　　　　　|､＿ノ

　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　.．..:::::::::::::::::::｀::....､　　　　　　　　 …………
　　　　　　／:::::::::::::..／:::::::::::::::i:::＼
　　　　　 '::::::::::::::::: '::::::::. ｲ::::::::l!::::::::ヽ　　　　　 ２２年前……今は亡きオプーナ様は私をコーラル城へ呼び出しました
　　　　　'::::::::::::::: /::::::::/　!:::::::ハ::::::::::i
　　　　/::::::::::::::::/===/`ヽ!::::::!/i|::::::::::|　　　　　その時私に陛下を預けるとともに、言ったのです
　　 . /:::::::::::::ｘｲ::::::::/＿_ |:::::'＿|::::::::::|
　　 /::::::: ≦三ｌ><<|　tj　|:ノ tj |::::::::::|　　　　　 「ワリィ、メイドの女の子孕ませちまった
　　 :::::::::::::::::::{ |::::::::|“==　　　= |::::::::::|　　　　　　后にバレたら(主に俺の)命が危ないんで、預かっててくんね？」
　　 ｀ｿ:::::::::::::ゝ:::::::::!　 ─―　.ｨｌ:l:l::::i:|
　　 ￣｀ヾﾄ､:ﾉ |::::::::|≧ ｰ─彡:ﾘ从川　　　　　 ……と
　　 ㍉V/////|:::::::l|ゝ　 　く㍉//㍉'’



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／⌒　　⌒＼ 　 　 　 　　━━┓┃┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／（ ￣） 　（＿）＼　　　　　　　　 ┃　　　━━━━━━━━
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　 ｡≧　　　　　　　三　＝=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -ｧ,　　　　　　　　≧=-　。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲﾚ,､　　　　　　　＞三　　｡ﾟ　･　ﾟ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≦｀Vヾ　　　　　　　ヾ　≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｡ﾟ　/｡･ｲﾊ ､､　　　　｀ミ　｡ ﾟ　｡ ･

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿__
　　 ちょ、何言ってんだお！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ：／　　　　＼：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ：／ _ノ　iiiii ＼. ＼
　　 いくら創作だからって、そんな妄言垂れ流してたら　　　　　　　　　　　／ 　（○） 　（○） 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ：|　　　　（__人__）　　 　 |：
　　 不敬罪でお縄頂戴だお！？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　｀ ⌒´　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ⌒　/⌒Y⌒ヽ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ：|　　＼|　　.i　　ｲ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼　／ 　 人 　.＼!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 ＼___／　 ＼__/：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　 　 　 /




:.:. ／　　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:./　 ∨:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.ヽ　　　　　　　　　　 妄言などではございません
: /　　　　　 |:.ｉ:.:.:.:.:.:./　 　 ∨:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:∧　　　　　　　　　　全ては事実でございます
/＼ 　 　 　 !:.!:.:.:.:.: ′ 　 　 ヽ:.:.:／:.:.:.:.:､:.:.:.:ﾊ
斗=≧ミメｘ Ⅵ:.:.:.:.:i　　_..孑气≦:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.　　　　　　　　　本来ならばこのことは一生胸に秘めておくつもりでした
. /::::ハ::::ci ｀ヾ:.:.:.:.:|　　/::ハ:::::ｃ.＼:.:.:.:./ ∧:.:.:i　　　　　　　　　しかし、国王不在のこの５年で国は大いに疲弊してしまった
｜:::{:::::::::ﾊ! 　 ∨:.:.|　　l:::{:::::::::ﾊ:l　}'ﾄy　/:.:.:＼!
_乂ｚﾟ辷'ン　 　 ∨:.!　　乂z辷'ン　j l:.:.:＼:.:.:.:.:.:＼　　　　　　　 さらに、前国王の直系はもはや陛下しかいないという現状
　　￣￣　　　 　 Ｖ　　　　￣￣　　 l＼／`ト==r一　　　　　　　愛国の臣として、これ以上の国の退廃は看過できません
∧: : : : : :　　　　　　　　　　 : : : : : : |＼＼:.|:.:.:.:{
//}　　　　　　　　　　 ′　　　　　　 |／＼ｿ:.:.:.∧　　　　　　　　それゆえ、『秘匿せよ』というオプーナ様のご命令には背きますが……
//　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .'|:.:.:.:.:.':.:＼:.:∧　　　　　　　私は今、真実を打ち明けようと思ったのでございます
/厶ィ1　　　　　　　　　　　 　 　 ／::|:.:.:.:/:.:.:∧＼:ﾍ
////7ﾆ=-⊂＝==＝⊃　 　 , イ:::::.:.!:.:./:.:.:/:.从　ヾ〉

こりゃ確かに驚くわｗｗｗ

　
　　　　　　　　　　.． ---　　...
　　　　　　　　／///////////　｀　　.
　　　　　　／////// ／////////// ヽ
　　　　　. '///////／///／ｌ/////ｌ///∧
　　　　　ｉ /////／///／　　∨///|////∧
　　　　　|////_l:===／＿_ 　　|/// ∨////i　　　　 あと、その『かーちゃん』というのもおやめください
　.　　　≦////〉×〈　r=〒テ　|//　｀ヽ///:!　　　　　　　　　　
　　　　ノ/7777|///|　{　 し　　/　r〒く/// |　　　　すでに私は陛下の母ではなく、ただの臣下の一人なのですから
　　 ∠...ｨ///:{ |///|　　　 　　　　し' ｌ|ﾘ///! 　
　　　　　|//// l//∧ """　　　　　　 ﾙ/// !　
　　　　　|//// |/// i＞　　　⊿　""ノ////:!　
　　　　　|//// |///l ::::VT T ア:::::7´ |////　
　　　　　ﾚﾟｌ从ｘ|///| ::::::〉…‐{::::::/、 l|///　
　.　　　 　 ／　|///|:::::/　　　V:/　 ＼//
　　　　　, ﾟ　　│//:!　{　　　　 {o　　　ヽ
　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／Ｕ::::::::::::::::::　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　::::::::::::::::::::::　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ;;;;;-──::::::::::::──- 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　::::::::::;;;;;;;;;;;;;:::::::::::: ⌒__丶　　 ＼
　　　 い、いやそんな……いきなり言われても……　　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;′:::::::.....'::. ） .ヽ　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　:::::::::::::::::::::::::"ノ　:::::::::.... __ ..丿　　　 .|
　　　 それに、やる夫にとっちゃかーちゃんはかーちゃんだお　　　　　　　　　|　　Ｕ:::::::::::;;;;（;;;;;;;_ ﾉヽ.___＿）　　　 U 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 ::::::::::::::｀ヾ: : : ::.. 　 ../ 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　::::::::::::::::::｀￣:.⌒ "　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉三三三》:;;;;;;;;;;;;;;;;::《三三三〈

　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.ﾑ:.:.:.ヽ:.:.:.:.｀:.､:.:.:.:.:.､:.:.:.ﾊ
.　　　 〈:.:.:.:.:.:.:.:.／∨:.:.:{.＼:.:ヾ､:.:,,.X:i＝=､ﾊ:.:.:.:i
　　　　 }:.:.:.:.:.:.:,' 　 ∨:.:ﾍ　 ＼Xﾍ､:.:.:ﾄ､:.:.,.|:ヽ:.:..!
　　　　ﾊ:,:.:.:.:.｀i`ヽ､ ∨:.ﾊ　／ ヾ､_ヾ:l＞＜!:.:＼i
　　　./:./|:.:.:.:.:.i　,f‐､ﾞ∨:.ﾊ　,.イじヽ;lﾞ!:.:.:.:.:,ﾍ｀`:.|　　　　　だから『かーちゃん』はおやめくださいと言っているでしょうが！
　　 /ノ　{:.:i:.:.:ﾊ ! {じ:ﾐ ＼ﾄ､　 辷Zｿ !:.:.:.:.|ノ:.:!:.ﾊ
　　　　　,|:.:',:.:.:.:.} 弋ｚﾘ　　　　　｀¨´/:.:.:.:.:!:.:./!:ﾄ,l
　　　 ／:〉､:}:.:.:.ﾊ　　　 '　＿　　　,/:.:.:.:.:/i:人ﾚ' ｀
　　 ,/／/:.:.l:.:.:.l:.:.ﾄ、　　{´　 ヽ　/:.:.:.:〃"´＾'"´¨ｰｚ
　　 ﾚ’ ,{/!:.|:.:.:i:.,:.:.:.:.＞-｀二´ ,ﾗ:,.≦三＝ｒ､ﾆ,.､／},}
　　　　 ′!:.!:.:.i' |:.:./ヾ/1:.:.{、 /:i'　　ｒ!｀´ﾞ　,r-､__＞⌒ヽ
　　 __,.r≦Ⅵ:.:.! レ′,､,〃ﾝ｀Y:.:{､　<　　 ノ　（　　　　ノｧ
.￣´　　　　∨:.| ﾞ＾"´ 〃　／{',　:〉‐'--＜　　　｀￣７＜}
　　　　　　　Ⅵヽ　／｀￣￣´!ヾiゝ、　　 }　　　　　ヽ　 ｀ｰ ､
　　　　　　　　 ｀`i'　　　　 　 ヽヽ.　ﾞｒー" ｀ー ､__　i⌒:､― '
　　　　　　 __,.．/∧　　　　　　 ＼＼｀ﾞ1,.ﾍ,.､､,.､, i　ﾞﾄ、 ＼
__,＞ '"¨´ 　 ／@:∧　　　　 　 　 ＼＼　 　 " 　 !　,} ｀ー’



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, (⌒　　　　　　⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(⌒　　(　　　　　　)　　⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　　　　　　　　　　)　　)
　　　　だからかーちゃんをかーちゃんと呼んで　　　　　　　　　　　　（＿ヽ＿ﾊ从人＿ﾉ＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,r'ﾆﾆﾆヾヽ、.　　　 　 | || | |　 　 　 //ﾆﾆﾆヽ、
　　　　何が悪いってんだお！　　　　　　　　　　　　　　（"´￣￣ヾ））　　　ﾉ Ｌ,l ,|| |､l、　　 （（/￣￣｀ﾞ`）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　 、ィ_ﾉと)'　 　／"＼三／"＼　 (つ（_,,ｱ　　 |!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i| 　 ｀ ｲ_／　 .／(（○）)三(（○）)＼　　_Y　　　|!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.ヽ、　 ' （　 ／　　 ｀ﾞ（__人__）'" 　　＼　/ `　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　＼l　　　　 i|　　 　|!　　　 　l／　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l|l 　＼　　 ＼　　､i|,/⌒ヾ､|!;,　　 ／　　／　|l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　ヾ　　 `ー一'´ 　ｨ　 　 ／ 　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ、　　　　｀`"´　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ　 　|!　 Ｙ　　　　　　　　 　 ｨ　|!　　｡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　 '　 ､/　　 　 　 　 　 　 　 ヾ　´　’　　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ,　i! `|　゜､l!　　　　　　　　　　　　i|!;　ﾟ ゜ ｡

　　　　　　　　　　　　　　　　i　｀_,.:',、　　　　　 //
　　　　　　　　　　　　　　　　!　i_ノ /　　　　　//
　　　　　　　　　　　　　　　　:､　 ,.:'　　　　　,','
　　　　　　　　　　　　　　　　i ｀ ´　　　[|]　; ;　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　☆　. i　　／!,.:' i　 : i　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　 ､ヽj .i　　i　 _,.:'　 : l　　　　 　 　 　 ,. -――-　､ 　 　 　
　　　　　　　　　　　　　 ｣　　 l　　!　i_ノ〉 : l　 　 　 　 ,．.:´_ :. :. : ､ :. :. :. :＼.　 　 ,'ええいこんのバカ息子！
　　　　　　　／ﾞ☆ ｰ='''　　　 ! 　 `ｰ‐'　 :i 　 　 　 ／:. :. .|:. :.、:. :. ＼ :. :. :. :.ヽ.
　　　　　　　|　　　　_.ζ　　　 i　　　　　 [|] 　 　 ./:. :. :. ,,,!　 ｉﾞ､:. ﾄ､:. .､:. :. ､:ヾ　　かーちゃんはアンタをそんな風に育てた覚えはないわァ！
　　　　　　　＼＿"´ζ　_＿＿._　　 /ﾚ''i　l　　　 .}:. :. :./　V:ﾊ　＼ｘ<´ヾ＝!＼}.ヾ　　;　　　!
　　　　　　　　　　 ＼-´　　　　　 ヽ i　_;'　 l　　　.ﾊ:. :. i｀ヽ Vﾊ.／｀>､-､!Xﾄ､ _ヽ.　 　 ,:'i|i
　　　　　　　　　　／　　ヽー　　　　 :.i :._/i　!.　 /ノ!:. :ﾊ,仍ﾐ､ヾ､ ´ﾋｰ'ﾘ.|:. |ｿ:. :! /〉　 j　!ii;
　　　　　　　　　/　ノ　　　 （Ｏ ）　　　i`ｰ'　[|]　" ,.|:. :..ﾊ.弋ﾘ ,　　 ｀¨´,: :. !:./l//〈_,..-'　' 'j
　　　　　　　 ./　（●）　__）⌒　　　iｌi/ﾚ'''j 　 　 ./ ﾒ､!:. 圦　　ｒ==､　 /:. r^ｰﾚ＾i　　　　 /〃
　　　　　　　　|　::⌒（__ノ/　 　 　 　!ｌi :-‐'　　　ﾚ´iﾊ|:. i:. :.＞ ゝ-’イ:.‐＝＝.ノ l　　　 /〃
　　　　　　　 。ヽ 。 　　）(　　.　　　iｌｌiヽ-''';　 ＼ 　 i!:. l1:./＾Zｧ'__,/（　 ,:‐''"　,..,　　 /
　　　　　　　　　　ヽｏ　（__ン　　　　　!　￣∧[|]　｀ー-----―''''""´´ ,.-‐''"_/
　ぷぎょっ！？　　　　　ー　　　　｛^ｖｗ i :-'　`i,　　_,,...:‐''7　 　 __,..'　 [￣　,:'>'7
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 ｀、　ヽｰ''　 ,.:'´　　 ｢´.._　,..、　　　　￣ﾆ-',:〃　彡
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　ヽ、　￣　i!　　　　　 三:7"　 　　 __,..:'"´〃彡彡
　　　　　　　　　　　 ｌ　　　　　　　　　　　ヽ　ヽi!_｢i＿,..-‐'"=＝　　￣´　　　　彡彡彡
　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　 　　 |　　/ ;　　　　　　　　　　　　　　彡彡彡彡



　　　　　　　　　　　　　　　　 -――- 　 ､
　　　　　　　　　　　,． ´:.. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :`ヽ.
　　　　　　　　,． ´:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.＼
　　　　　　,／:. :. :. :. ｒ'´ :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :ﾊ
　 .　　 　 /:. :. :. :. ／ｉ :. :. :. :. :. :. :. :. ､ :. :. :. :.､ :. :.ﾊ
　　　　　 i:. :. :. :. /　 !:. :. :.!＼:. :. :. :. ﾊ.:. :. :. :..ｉ :. :. ﾊ
　　　　　 ｌ :. !:. :. ト、 |:. :..ﾊ　 >、:.＼:. :ヽ :. :} :.!:. :. :ハ
　　　　　| :. |:. :. |　ヽ! :. :. | ´　 ＼、,．-≧:;'.:.:|、:. i :.ﾊ
　　　　　! :. |:. :. |,ﾍ、∨ :. !　　 ,.=､{＜、:. >ｽ | ヽ | :. :.　　　　し、しまったァァァァァァ！？
　　　　　ｉ :. ', :. :ｉ!{ﾊﾟ`∨: ﾊ ,イﾊﾟ}　|＼y／ :. ｀ー .､ :. :
　　　　　| :. ﾊ :. !i.!f!l　ヽ :. !　ｌf! l　 ﾚ／｀Yー┬－´ :. :
　　　　　 !:. : ﾊ:. Cゞ'　 　 ｀　弋ﾘ つ: :./ .:ト'　ｲ:. :. :| :. :
　　　　　 ',:. :. ﾊ圦 　 ´　＿_　　 "" i :. / :! ./:.|:. :.　! :. :
　　　　　　!i:. :. ﾊ:. :＼ 　 V　i　　　　|:. ,'　:!1_ :.! ! ,/| ﾍ
　　　　　　l! ﾏ :. :.ﾄ､:!:｀≧､ ´. -‐iﾞ＜! ﾊ:. :|´ ﾚﾊ／ﾚ′
　　　　　　　ヽ ﾚｒｰヽ＞.」ヽ∧/　　.| :. :. :ﾚ′/　　 /
　　　　　　　 ｒ､ﾂ _／ <´ 　 ､＿_.i＼| :. :. :|　 　 　 /
　　　　　　／　　 >　／ 　 　 ＼　　 | :. :. :|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿__
　　　　　　　 ：／￣| ：　　：　 .／　/　　#　　;,; 　ヽ
　　　　　　：. ｜　::｜　　　 ／⌒　 ;;#　 ,;.;::⌒ :　::::＼　：
　　　　　　　 ｜　::｜：　　/ -==、 　 '　　（ ●）　..:::::|　　　　　　　　 な、ナイスビンタ！
　　　　　 ,―　　　　＼ 　 | ::::::⌒（__人__）⌒　　:::::.::::|　：
　　　　　| ＿＿_） 　::｜： !　#;;:..　 l/ﾆﾆ|　　　　.::::::/　　　　　　　　　やっぱかーちゃんはそうでねーと！
　　　　　| ＿＿_） 　::｜　 ヽ.;;;//;;.;`ｰ‐'ｫ　　..;;#:::/
　　　　　| ＿＿_） 　::｜ 　　.＞;;;;::..　　　　..;,.;-＼
　　　　　ヽ＿＿）＿／ ：　 /　　　　　　　　　　　 ＼ 　　ﾊｧﾊｧ....



　　　　　　　　□
　　　　　　　 ┌──┐
　　　　　　　 └──┘
　　　　　　　 ┌──────┐
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　　　　　　　 └──────────────────────────────────────┘

　　　　 　　　 ＿＿__　　　　　　　　　　 その後いろいろゴタゴタ（お家騒動的な意味で）はあったけど、
　　　 　　　／_ノ 　ヽ＼　　　　　　　　　とりあえずは王様にはなれたんだお
　　　　　／ （ ●）　（●）、
　　　 ／::::::::⌒（__人__）⌒＼　　　　　　そしたら一年もしないうちにネロ侯爵がやる夫は偽物だーとか言い始めてねー
　　　 |　　 　　　|r┬-|　　　 |　　　　　　それだけならまだしも、他の王子が死んだりしたのまでやる夫のせいにされちまって
　　　 ＼ 　 　 　 `ー'´　　／
⊂⌒ヽ　〉　　　 　　　 ＜´/⌒つ　　　　かーちゃんはその首謀者にまつりあげられて投獄
　 ＼　ヽ　 /　　 　 　 　 ヽ　/　　　　　 やる夫も王様を騙った偽物ってんで城を追われて逃亡中ってわけだお
　　　＼_,,ノ　　　　　　|､＿ノ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　 　　 　 　 　 , .:':{＠}:::..ヾ ヽ､
　　　　　 どこまでも他人ごとねぇ……　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ´ ~￣~ ｀ ヾ::.ヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　　　　　r.//, 'ハ　　ﾊiﾚ7〃ヾ::.､ヽ
　　　　　 でもこれでわかったわぁ　 　　　　　　　.　　　　　　 　　 Ｌl ! { ノ ヽノ　｀ヽ l/|　!:厶l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　 　 　 　/Vi 小●　　　 ●　ﾉ ｌ下､_〕
　　　　　 やる夫がコーラルに向かうのは　　　　　　　　　　　　　　j||l⊃　､_,､_,　⊂⊃　i !__ﾄ
　　　　　 味方を得るためと、かーちゃんを助けるためね？　/⌒ヽ__|ﾍ　　 ヽ._）　 　j /⌒i !＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼ /:::::|　l＞,､ __,　イァ/　 /│;; ::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　　 　 　/:::::/|　|:: :: ::{ 薔 }:{ﾍ､__∧ |⌒⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼< ＼|:: :: :: ∨:::/ヾ::: :: > |

　　　　　　＿＿＿_
　　　　 ／_ノ　 ヽ､_＼
　　　／（ ─）／)（─）＼　　　　　　まー……そうなるかお？
　 ／::::::⌒／／／)⌒::::: ＼
　 |　　 ／,.=ﾞ''"／　　　　　 |　　　　んで、最後の質問は『月は信じられるかどうか』……ってとこかお
　 ＼.　i f ,.r='"-‐'つ　　 ／
　 ／　ｉ　 　 _,.-‐'~　　　 ＼
　　　　i　　　,二ﾆ⊃



　.ﾚﾆｲ.|,lﾄ､ |､　 |!、　|　 　 ,/! ,ｨ 　 　 !|　　　　
. /ﾉ　ﾊ!十寸ﾆﾏT ＼|　　 /+/-!_j　　,ｨ!　　　　
//!　　 ! _ﾞ__ヽ--ヽ　 !　,／ﾅ'´ ﾚ1 ／/　　　　　
/ |ヽ　 ﾍ. 弋歹ヽ 　 j／　弋歹/´7　　　 ,.、
　 ! |.＼　ヾ￣´　　　　 　 ｀￣ﾗ　ｨ!　　 ./ .}
　八!　 i＼_＼　　　　 ′ _,∠_,ィ１l 　 ./ ./　　　　　　 大当たりぃ♪
- ､|.|　 ﾚヘゝ、　 ー ｧ　 ／　　l　!l　 / ./＿,.--ｰ　　　
:::::::|.|　 |:::::::＼ﾞ＞　__ ,イ　l　　 |,. ‐::/ ,ｲ､::::_::_::_::　　　ねぇやる夫　ちょっと窓から下を見てみなさいよ
:::::: ',!　 |::::::::::/＾「介､　 !　.!　　ｌ__:::/ノ / ｀ヽ::::::::
､:::::∧　.!:::::::/:::::ﾚ l|:､〉-'＾::|　　|::::〃 ./､У./＼::
::ヽ:::/＼∨ヽ!::_::|　lY:::i}ﾄ､:::!　,/:::У　'　Y_/ / ﾉ!
:::::∨:::::i＼ヽﾄ:::/!　 ヾ､!>‐ｌ| /!::::::|　 　 　 ｰ'ｰﾝ′

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　おーおー
　　　　　　　　 ,. -'"´　　　　　　｀¨ｰ ､
　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　 今から山狩でもすんのかお？
　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　　./　　　, -‐､　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　騎馬兵がぞろぞろ集まってるお
　　　　　l　　／　　　｀'　 ＼＿＿＿ 　 　 .l
　　　　　l　　ヾ＝=ﾂ　　　 (　 乂ｿ ﾉ　　　 l　　　　　　　ざっと……１００くらいか
　　　　　.',　　　　,　　　　　 ヽ 　lilil　　 　./
　　　　　 ＼　　 l　 　人＿,/l 　　　　 ／｀ヽ
　　　　　/ 　｀ー､｀ｰ´ 二二ノ 　　　‐'　　　　',.
　　　　./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　,　 /　　 / i　　 ｨ　 /! 　 ／/　|::!＼ /:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　/ 〃 ｌ　!|　　 /　|　 /_L_/ ｌ　<:::く__　l::ﾄヾ::ノ｀!
　 しかもその向こうからはさらに大勢やってきてるみたいよぉ？.　 　 　 /　i'　 i　､|　／　/l‐ｲ ﾚ__ﾌ,.|　　 テｰ､;ｨ::i ＼::､ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　|　,!ｌ　 ﾄ､ﾉ,x　 ／/ ,イ沙, //　　/ 　 　 !::!　 ｀i:l　　＼
　 ５倍６倍じゃ収まりつかないんじゃないかしら　　　　　　　　　　　 　　　l　! ､　l　´ィ｡N　 '´　｀　 ´/　／j !　 　 |::ﾄ　　l::i　　　丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ヽl　 ヽﾄ､ヽ｀　､　　　　 ／／ ´ l/　　 /|::| ＼ ヾ!
　 ホンット、やる夫って大人気よねぇ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::,ﾍ ＼　 =-　∠／　　／　　 /└く 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::/　! ￣ ､　　　　　　／ 〃　 ∧　　 丶　　＼
　 少しは休ませやがれ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈:_/ /,|　　 i!　ー ,‐､ ´ __,〃　 /　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､/　!　　ﾘ _ ／;ｨ::f::ヘ:Ｖ　／ﾆi､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 苦労をおかけしますおー
　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　／　　 　 　＼　　　　　　　　 にしてもどうすっかなー
　　　　 ／　　─　 　 ─＼
　　　／ 　　 （一） 　（一） ＼　　　　　　さすがに１００人相手すんのは無茶だしなぁ……
　　　|　 　　 　 （__人__）　 　 |
　　　 ＼　 　 　 `_⌒ ´　　／　　　　　　すぐ後ろにテバ河あるし
.　　　　ノ　　　 /　）ヽ 　 く　　　　　　　 なんとかしてそこまで飛び込んで逃げるかお？
　　　(　 ＼　／__ノi　）　,　)
.　　　＼　　ﾞ　／　ヽ ヽ/ /
　　　　　＼_／　　　 ＼_ﾉ




　　　　　　　　　　　/￣￣￣ /_/_/
　　　　　　　　　　 / ./二/　/　/￣￣￣ /_/_/
　　　　　　　　　　/__,--,　 /　/ ./二/　/　/￣￣￣ /_/_/
　　　　　　　　　　　　/___ノ.　/__,--,　 /　./ ./二/　/　/￣￣￣ /_/_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/___ノ.　./__,--,　 /　./ ./二/　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /___ノ.　./__,--,　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/___ノ　.




　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　 ／_ノ　 ヽ､_＼　　　　　　　　 っと……そうこう言ってるうちに来やがったかお
　　　　　　　　／（ ─）／)（─）＼
　　　　　　 ／::::::⌒／／／)⌒::::: ＼　　　　　銀ちゃん　多分大勢やってくると思うけど
　　　　　　 |　　 ／,.=ﾞ''"／　　　　　 |
　　　　　　 ＼.　i f ,.r='"-‐'つ　　 ／　　　　　すぐに逃げれる用意だけはしておいてくれお
　　　　　　 ／　ｉ　 　 _,.-‐'~　　　 ＼
　　　　　　　　　i　　　,二ﾆ⊃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 了解よぉ＞

.　　 ＼　　　　　　＼　＼　　　　 | ,,,--'''''￣　 | //＿,,,,,,--┐　..|　／　　＿,,,...---
. 　 　 　 ||￣　/l‐|、-/l...＼┌'￣|　　　 ＿,,,,-ゥ/i｀ヽ、　　 .|ｨ-ｧ|　| 「￣ 　 .|
. 　 　 　 ||　 ./,'　| | |、|￣''''ー-____,,--''''',,,-'''~/　 ＼|..　.／／　|　| |　　　　|
. 　 　 　 ||　//==| |=|/ー-＜￣__,--'' ￣　　 /.　　 　 ／／.|　　|　| |　　　　|
―--,,,___||_// ┌| |‐---,,,,__￣|　|　|　　　　.　　 　 ／／　　|　　|　| |　　　　|
＿＿＿ .||l /|　| 'l |　　　　　|　|　|　　　　　　 　 ／'''~____,,,,, |　　|　| |＿,,,,--|--''''
====┐ .||/ .|　|　|l.　　　 　 |　|　|　　 　 ,,,,,,,―'''''''''''´　　　 |　　|　| |　　　　|
　　　||　 ||/ .|　|　'!　＿,,,,,,,,,---''''''''''''´￣　 　 ―――――|　　|　| |　　　　|
　　　||　 ||　__,,,,-i''''´　　　　 ＿,,,,,,,,----''''''''''´￣￣￣￣＼|　　|　| |　　　　|
――||―||ξ　　,Lィ-'''''´￣.|　|　|　　　　　　　　　　　　　　 |'.―|‐.| |-,,,,,__　|＿,,,,
　　　||　 || ￣"´.　　　 　 　 |　|　|　　　　　　　　　　　　　　 |　　|　| |--''''￣|'''''--
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　 ',:.:.:.:.{:.:.:.:|､:.:.:.l:.:.:.:＼:.＼ヽ}　ム｣i　}} 　　　 ,i:.ｲ　　i:.:./　}:.:.＼.:.:.:.:.}:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　l:.:.:.:.i:.:.:.:} }.:.:.ﾄ､:.:.:.:.＼:.＼.戈≦二il二 '"´ }/ 　 /／ 　 l:.:.:.:.:.:.:.:.∧.:.:.ﾄ､:.:.:.:.:.:.:.　　　 よくも僕を騙しやがったな、この偽王がァァァァ！！
　　 l:.:.:.:.i.:.:.:|:.l .:.L三- :.:.:＼{＼＼　　|　 　 　 　 ／　　　　|:.:.:.:.:.i.:./　}:.:.:|　ヽ:.:.:.:.:.
　　　l..:.:.:' ,:.:l.:.l:.:l{　 ひ ､',:.:.＼　　　　　　　 　　 　 　 　 　 ﾘ}:.:./}/　　',.:.:l 　i:.:.:.:.:.:.
　　　|.:∧.:.＼ヾ:.:｢二ｱ　 }へﾍ＼　　　　　　　　　　　　　　　|:./　　　　 i:.| 　}:.:.:.:.:.:
　　　|/　l:.:ﾄ､:ヽ.:.{ ∨　　i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|/　　　　　 }}　/:.:.:.:.:.:.
　　　　　 l:{　}:.ﾄ､:∨　　　　　｀ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i /:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　|　i.{　∨　　　　　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ムﾍ:..:.:.:.:
　　　　　　　　|　　＼　　 '"´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　 }:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　ﾚ'`ｰ-､ 　 　　　　 , -―　￢ﾑｰ ､　　　　　　 　 　 /三　/:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　＼ 　､- '"´￣　x―へ ﾉ＼　r〉　　　　　　　　/三　/ 7:./
　　　　　　　　　　　　　　 ＼　辷x‐十'　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /三　　 /ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ L＿＿　　　　　　　　　　　　　 　 ／三





　　　　　……あれ？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ノ　 ヽ､_ ＼
　　　　　月、オメーひとりかお？　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　／（●）　（●.）　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　（__人＿,）　　　 ＼
　　　　　他の奴らは連れてこなかったのかお　　　　　　　　　　| 　ｌ^l^lｎ ⌒ ´ 　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ヽ 　 L　　 　 　 　 ,／
　　　　　（なーんか様子がおかしいお？）　　　　　　　　　　　　　　 ゝ 　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　 /

:.:.:/|:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:/:.ｲ:.:.:/:.:.:/:.:.／/:.:.:／1{:.:.／:./:.:.:.:ハ
:./:.:|:.:.ﾘ:.:.:.:.:.:.://:.:l:.:.{:.:.:/:./⌒V/＼／!|イ:.:.:/:.:.:./:.:.:.!
/:.:/|:.:l:.:.:.:.:.:/|/:.:.:l:.: |／!K. （_） }}∠L:.||/:.イﾊ:.:/:.:.:.:.l
:./　l:.:l:.:.:.:./:.:|:.:.:.:.|ハ!　/ ｀¨¨!=　　 イレxz=ﾐ!/:.:.:.:ﾊ!　　　 そんな余裕なんかあるわけないだろう！
/　 l:.l:.:.:.ｲ:.:.:l:.:.:./　　!　 u　　|　　　　 {{ へ.0.ﾘ:.:.:V.｜
　　!:.l:./:.|:.:ハ:.:/　　　　　　　　　　　　　　ヾｲﾘ:.:./Vﾘ　　　 お前がよこした援軍のせいで
､　ﾊ:.:.:.:.|/　 |/　　u　　　　　　　　 r=-　　,' |:.:.ｲV　　　　　僕の軍は潰走しちまったんだからさぁ！
:.:ヽ|/|:.:.{　　 {　　　　　　　　　　　　　　　/　,:.:./
!:.:.:.|｀¨!:{　　　　　　　　　　　　　__＿　　u　ハ{　　　　　　　クソッ、くそっ！
i:.:.:.{　 ﾂ　　　　　　　　　　 γ´ｰ- ､_ｱ　 ./
ヽ:.:|　　　　　　　　　　　　　 ｀¨⌒ー'′ ./　　　　　　　　　 コイツは僕たちが一番はじめに見つけたんじゃなかったのかよ！
　ヽ!　　　＼　　　　　　　 　 　＿＿,　 ./
ヽ　　　　　　丶　　　　　　　　　￣　　/
. 丶　　　　　　 ＼ 　 　 　 　 　 u 　 ,′
　　＼　　　　　　 .＞　、　　　　　　/
　　　 ＼　　　　　　　　 ア¨¨¨¨¨¨´
　　　　　＼　　　　 , イ|ﾊ
　　　　　　 ＼　,.イ ﾘN:::::ヽ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ 　／＼
　　　　　　　　　こいつはいったい何を言ってるんだお？　　　　 ／（●）　（●）丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::⌒（__人__）⌒:::uヽ
　　　　　　　　　ｶｲｿｳ?　ﾅﾝﾉｺｯﾁｬ　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　 |r┬-|　　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 `ー'´　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　し､　　　　　　 ﾄ､ﾉ
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＾⌒＾⌒^ｰｒ､:::::ｙ=l=x
li | il　 |il l |　ト《_八_》
|il|ｉ|l i|ｌi|ｌ|lil|ｌi|i| ｌ`介'i′　　　　　.∩　.∩
|li|ｌ|ｌ i|li|ｉ|ili|ｌiｌliｌｉ|il| il |　　　　　　 ∪　.∪
|il| | l l |ｌ|ｉ |li li|ｌ|li|ｉｌ| |　　　　　　 ○.　○
l l| ハl | l斗ｆＴ7从i|l |
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　　 /ヽ　　　 / i| | ｌiｌ｜
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　 〈八〉 〈{|:::::::::::Ⅵ三三{
^⌒Y⌒〈{|::::::::::/l|丁ヾ{￣
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　　　　ササッ
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.　 　 /n/イT| |! |! |! j / ⌒　　　　　　　　 ヽ,　　　　　ん？
　　　{⊂i⊃j j !廾 ! i|（ ●） 　　　⌒ 　　　　..i
　　　i⊂j⊃┯┯｀　j i.　　　　　（　●）　　　 .|　　　　 どーしたお銀ちゃ…
　　 .' /N　　じ　　 　.　＼（_入＿ﾉ　　　　　　/
　　 |!　人　　　　_　　　ｲ ＼＿＿＿＿＿_／
　　 |!　|!　|＞-　　_rf i| ./ゝ／ﾉ:::::::::::::::::＼
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-､、　　　　　ヽ　 " ヽ.　　　　　 !　　　　 ＼　 .!三ｌ　/│　　.,.／;;;;;;;／　 　 /;;／/"ﾉ　 　 ｌ;;;レーﾌ　_,, ―― ､_　 ., イ
　　｀''-..、　　 .!'､、　 .＼　　　 / 　 　 　 　 ヽ.,!三三三｝ ,i､/;;;;;;;;／　┌┐ レ　 レ　,.,.ー┘,.,ー"　　　――''''''　／／
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　　　　　 ._,, -'' ／ 　./ ;;.,r‐'''"゛ ./ﾞ三三三／ .､　|三三三三三三三三三~　三三三三＼ .｀ﾞ'''ｰ-ゝ ｀'-､、 ‐.￣￣
　　 _..-''´._ ／　　　/ .／　　　、 ｌ三三三/　　/　.!三三三三三三三三＿___三三三三三ｌ,＿　　　　　　　｀ﾞ''''ｰ- ..
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._..-'"　　　　 ,／;i./ .ｰ￣^ﾞ'､.,..-''ﾞ三-''7;i,ﾞ_‐´ .,./ 三三三三三 ! ヽ三三三三三ﾞゝ､＿＿二ュ三三ヽ、
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　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　./ ／ 　/ ゛　　..ｌ′　　　.ｌ三三三./　＼三三|　　　　　 .| .|　　　　　　　｀'ヽ､
_,,.. -‐''''^ﾞ￣ー―┐　　　　 　　,/'"　　/　　　　　 ｌ,　　　　.ｰ!'､.;;ﾉ　　　　｀''''､;;.!　　　　　│.ヽ　 　 　 　 　 　 ｀'-､、
　　　　　　　 ／　/ 　　　　 ,／　　　 ./ 　　　　　 .,ｲ　　　　 .!　＼ 　 　 　 　 ﾞ' li　　　　　 ヽｒ'"'､,
　　　　　,／゛ .`./ 　　　 ／ 　　　　./ 　　　　　　/ .!　　　　 .!　　 ヽ　　　　　　 .ヽ　　　　　 ヽ　 .|'-

　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　 ／　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　うぉぉおおおおおおお！？
　　　　　　　／　ヽ　 ､:　: ,　 / 　 ＼
　　　　　 ／　　　 ゝ_ﾉ: : :ゝノ　　　　＼　　　　　　窓ガラスが割れたァァァァァァアアア！？
　　　　／　 　 ( ○　):.:.:.:.( ○　)　　　 ヽ
　　　　|　　　　　 /　　 !　　ヽ　　　 　 　 |
　　　　|　　　　　 ゝ _ノ ゝ _ノ　　　 l j　　|
　　　　＼　　　　 |!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!|　　　　　 ／
　　　　／　　　　 l!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!|　　　　　 ＼
　　　/　　　　　　 ー――‐ '　　　　　　　ヽ




　　　　　　　　　　　　 ゞ.:.:/.:.://;;/;:;:;:;／⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　ヾ;::::j;;;|;:;|;:;:;:/:.　　.:.:|
　　　　　　　　　　　　　　 ',:::!;;|;:;|;:;:;:|:.:. . ..:.:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ｲ;:;|;:;「￣ ￣ T　　　　　　 そこの売国奴に何が起きたのか
　　　　　　　　　　　　　　　　　|;:;|;:;|;:. .　　.:.:l
　　　　　　　　　　　　　　　　　|;:;|;:;|;:;:::.:.. .: ::|ヽ　　　　　それは今から僕が説明いたします、陛下
　　　　　　　　　　　　　　　　　|;:!;:;|;:;::;::.:.:. .::|:;:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　!;!;:;:|;:;:;:;:;::;:;:;:i;:;:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ:;:;:ﾄ､;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀`ー ─ '／￣.:.:.ﾞi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 // j.;:;:;:/.;／:.:.:.:::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i///.;:;/;:/;:.:.:;:;:;:;:;/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.;:;/;:/´￣￣「
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i.;:;/;/:.:. .　.:.::::!　　（_／　　　スタッ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/:;/;:;:.:.:.:.:.:;:;/　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:;/;:;:;:;:;:;:;:;;:/　　　（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､;:;:;:;:;:／　 　 ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ '⌒ヽ　　;　'⌒ﾞ＼　　　　　　 ||　　||
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 　 　 ∪　　 　 ＼　　　 　 ||　　||
　　　　　　　　　　　　　　／ 　 ／´　 ｀ヽ/´　 ｀ヽ　　 ＼ 　 　 ｏ 　 ｏ
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　　　　　　　　　　　／　　　 　 ヽ_　 　_ノヽ_　　_ノ　　　　;　＼
　　　　　　　　　　　|　　;　 ''"⌒'（　　　　i　　　　）'⌒"' ∪ 　 |　　　　お、お前は……ッ
　　　　　　　　　　　|　 ∪　 　 　 ｀┬─'＾ー┬'′　∪　　　　|
　　　　　　　　　　　 ＼　 　 　 　 　 |/⌒i⌒､|　　　　　　　 ／
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　　　　　　　　　　　　　/／|/　　　　 / ／.／　　　　 /',　l　､　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　 /' ／ /,　　　/ /_／/ / 　 ///　.!,|ヽ, 〕　　　､ ＼
　　　　　　　　　　　　　　7　jYl　 .-''/:;:;:;:;:;:;l`i 　 /|'/',,　:;:;:;:;:;'ﾄ　　. /ヽ〉`
　　　　　　　　　　　　　 /, イ| | /i/lヽ:;:;:;:;:;:;;ﾄ| // r':;:;:;:;:;:;:;:;:;' Wi ﾄ　| ./
　　　　　　　　　　　　 〃　 ﾊl//ぃil..;.;.;.;.;.;' !/':;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ｲ〉i| ./V
　　　　　　　　　　　　　　　|/i/'　ヾ,ヽ. 　　　　　.|〉　　　　/ﾆ〃!|/　　　　 ……主君の危機に、駆けつけることができた
　　　　　　　　　　　　　　　　l/ ,,i ,i .ｨ＼ 　　ｰ- .-一'　　./,,,、ｒ'´
　　　　　　　　　　　　　　　　!/´|/`´,'ｰ‐ﾄ､. 　　　　　　ｲヽ-ｉ/　　　　　　　これでようやく、陛下の剣　陛下の盾としての役割を果たせます
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　j　`　、　　／　l,　　`､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,／'　 ,/ﾉ　　　`　´　　 .l`i　　',＼
　　　　　　　　　　　　　　　,,- '"〃　 〈/　　　　　　　　　! |　　iヽ,`丶、
　　　　　　　　　　　　　 ／　 ／i|.　　 ', 　　　　　　　　　 .l　　|､　　　 `ヽ、
　　　　　　　　　　　　／　 　/ ./.|.　　　',､＿_　　　　＿_./　　| ヽ　　　　　＼
　　　　　　　　　　 ／　　　　,,./　ｌ.　　　 ',____ヽ　 ‐'"_,,./_.　　　 ',_　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　,,ﾉ/　　z.‐'' ﾍ, '::::｀"::""´゛./ﾉ｀`i　　 ',丶、　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　 ／　|_,,,,...ノ'', 　/ .ヽ::::::::::::::／(.　　L_____i　　`丶、　　　 l

　　　　　　　　 ／／　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　､＼
　　　　　　 イ´ /　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ丶
　　　　　　 / / /　 　 /　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ ヽ
　　　　　 ノ/　/　 　 /／ 　 ／　　 　 　　,　　　　　　　　　　　　　　.l
　　　　　／,.ノ　　 ,r'`ヽ　/　　　　／_,.／ ,ィ　　　　　　 i　　　　 l ,ﾄ､.l
　　　 ∠彡　　　　! r >l /, 　 ／ ∠-､,.／ /　　　 / / /!　　　　 l | ヽl
　　　　　ｲ l /　　 l　ゝ //／ ／Tヒj｀ヽ` /　　　イ/l,/　|　　　　 l/　 .i
　　　　　///　,　　ヽ､ /　　　　　｀ﾞ`　　/,ｲ／/,ｲﾂヽ /!　 l　　 /
　　　　　ノﾉ　.」　　 |　l　　　　　　　　〃／　 l ┴'　/┤ /l　ｲ./
　　　　　∠ノ/　　 ﾊ　　　　　　　　　　　　　　 l!　 ./　 ﾚ'　l/ﾚ'　　　　　ラモナ騎士団長、渚カヲル
　　　　　 ＿,'イ i,/　　　　　　　　 `ヽ､. 　　　 ノ　ノ
　　　　　/　 ｀`ｰ--　＿l　ヽ　 　 　 　￣｀　　／　　　　　　　　　　　　　我が主君のため、ここに見参いたしました！
　　　 ／　　　　　　　　｀ヽ､ ヽ､　　　　　 ,／
　　 <T ｰ─-､ .__　 　 　 　 ＼'´ヽ､　　, '
　 /´￣￣｀｀`─ヽ､　　　　　　 ヽ

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.　　　　　　　　|:::::|:::::::|/| {　 ,{::::。:::}　　　　　　 ヽ::::ﾂ ./　 |::::::::::::|:::::::::::|　　　　　　 はい、というわけで今度こそ今日の投下は終了よ！
　　　　　　　　|:::::|:::::::::::| ヽ　ヽ;:::::ｿ　　　　　　　 ﾞ¨　　　　|::::::::::::|:::::::::::|
　　　　　　　　 |:::::|:::::::::::ヽ.　　 ¨¨ﾞ　　　　　　　/　/　/　./|::::::::::::|::::::::::::|　　　　　　あー、疲れた
.　　　　　 　 　 |:::::ヽ:::::::::丶. / / /　　 ′　　　　　　　 ,ｲ::|::::::::::::|:::::::::::::|
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乙乙
配役が予想外すぎて今からあのシーンとか
例のシーンがどうなるか心ぱｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ楽しみですね！

いいね！！

乙
銀ちゃんの元ネタ変えたのはしょうがないよなぁ、
そのままやると桐山家以外の作品ださないといかんし

乙
好きな作品だから期待してる