/;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::: :::::::;;;;;;;;`、
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `'、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::: ::::::;;;;;;;;;;、
. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::: :::::;;;;;;;;;;;;;;;l
..|;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::: :::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| こんばんは、皆さん
.|;;;;;;;;;;;;;;;;;l `ヽ、;;;;;;;':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 今夜もお付き合いいただき
.|;;;;;;;;;;;;;;;;l ,. '"` ''、;、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l ありがとうございました
..l;;;;;;;;;;;;;;;;l ,' ,.. -={;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ また会えましたね、野原しんのすけです
l;;;;;;;;;;;;;;;|___ ´ ,.' ア":::::`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
':;;;;;;;;;;;;;', `ヽ / f::::::::::::`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 今回は少し短めでしたので、以前約束した
':;;;;;;;;;;;;;`、‐ァ-t、 ';::::::::::::::',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.' ちょこちょこ出てくるキーワード
. ',;;;;;;;;;;;;;`, f {::::`、 `、___,,.ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 「五十年戦争」 についてご説明しようと思います
`、;;;;;;;;;;;;', `、:::::`、 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// といっても知らなくても物語の理解には
`、;;;;;;;;;;;',, `、__リ ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;リ 特に必要ではありませんし、
`、;;;;;;;;;, ';;;;;;;;;;;;;;;;;/ |リ おまけに長文で、一部>>1の妄想もあります
46 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:42:05 ID:fIpF7eiv
1 五十年戦争
五十年戦争とは、物語の舞台である"イヴァリース"(以下畏国)と
それとは別に存在する"オルダリーア"(以下鴎国)との約50年にも及ぶ戦争のことを言います
*なお、オルダリーアは畏国の「東」にある国です
l;;llllll||lll从从WWWl||ll,,ツ从ツツノlイノ'彡ヽ
イ从、从从从从从ll|| |リ从////ノノ彡;j
jl从从从从;;;;;;;;;;;;从;;;;;/;;;;;;;;;、、、;;-ー、イ彡:}
(ミミ;;ッ''"゙ ̄ '、::::゙`゙''ー、/"´::: :::: |;;;;;彡|
}ミミ;;;} ::: {:: ゙:::::、::: :::ィ ,,:::: };;;;イ;;l
jミミ;;;;} ::: ヽ::::ミヽ:: | ノ W:: |;;;;彡:|
}ミ;;;;;;} ::: ヾ {:::::ミ ヽ j イ|从 ":::: };;;;;;彡{ ∧_∧ 畏国?ぼこぼこにしてやんよ
iミ゙;;;ノ:::::: \'、 }}: l||イ /,ィ;;、、-ーーヾ'ァ;;イ、 ( ・ω・)=つ≡つ
{;;;;リ:レ彡"三三ミヽ,,リ{{,,ノ;;;;ィ≦==ミ'" |;;〉l.| V S (っ ≡つ=つ
l"';;;l ゙'''<<~(::) >>::)-ら::ィ'ー゙-゙,,彡゙ .:|;l"lリ / ) ババババ
|l ';;', ::: ー` ̄:::::::ミ}゙'~}彡ィ""´ .:::lリノ/ ( / ̄∪
l'、〈;', ::: :::::::t、,j iノ:::、::.. ..::::lー'/ 鴎 国
,、,,,/| ヽヽ,,', ::.、 :::::(゙゙( ),、)、ヽ::. イ ::::l_ノ
)ヽ"´ ''''"レl_ヽ,,,', ヾ'ー、:::;r'"`' ゙'';;"" ゙l| ::j ::: |: l,,,,
゙''(,l ', l| リ {"ィr''''' ーー''ijツヽ l| :" l |',`ヽ,
じ ワ (l :'、 `',. 'l| |;;゙゙゙゙"""´ー、;;| ノ: / /リヽ \
. ゃ シ Z::::ヽ '、 ゙'t;ヽ ` ´ ノ;;リ ,r' // |
| が >; :::ヽ ::ヽミニニニ彡'" , ':::::// |
│ 畏 フヽ ::\ : ミー―― "ノ , ':::: //: |
│ 国 }ヽヽ :::::\::( ̄ ̄ ̄ /:::://: |
! 王 }| ヽヽ :::::`'-、竺;;ニィ':::// | l
(: | ヽ ヽ :::: ::::::... ::// | |
) ( | ヽ ヽ:: ::::::... // リ. |
つ、 r、{ | ヽ ヽ // / |
ヽ '´ | ヽ ヽ // / |
畏 国
下記を読めば分かりますが、五十年間丸々ずーっとドンパチしてたわけではありません
が、それでも五十年もの間、国家間の争いが続いていたので、民衆の方々は不安で不安でいっぱいだったことでしょう
47 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:42:40 ID:fIpF7eiv
2 五十年戦争の起こり
五十年戦争の始まりは、時の鴎国の王、"ディワンヌ3世"が世継ぎを残さずに亡くなった事です
王位は彼の従弟の"ヴァロワ6世"が継ぎましたが、ここに畏国王"デナムンダ2世"が口出し、宣戦布告をしました
l;;llllll||lll从从WWWl||ll,,ツ从ツツノlイノ'彡ヽ
イ从、从从从从从ll|| |リ从////ノノ彡;j
jl从从从从;;;;;;;;;;;;从;;;;;/;;;;;;;;;、、、;;-ー、イ彡:}
(ミミ;;ッ''"゙ ̄ '、::::゙`゙''ー、/"´::: :::: |;;;;;彡|
}ミミ;;;} ::: {:: ゙:::::、::: :::ィ ,,:::: };;;;イ;;l
jミミ;;;;} ::: ヽ::::ミヽ:: | ノ W:: |;;;;彡:|
}ミ;;;;;;} ::: ヾ {:::::ミ ヽ j イ|从 ":::: };;;;;;彡{ 王になってやんよ
iミ゙;;;ノ:::::: \'、 }}: l||イ /,ィ;;、、-ーーヾ'ァ;;イ、 ∧_∧ パタパタ
{;;;;リ:レ彡"三三ミヽ,,リ{{,,ノ;;;;ィ≦==ミ'" |;;〉l.| ⊂ヽ( ・ω・)つ
l"';;;l ゙'''<<~(::) >>::)-ら::ィ'ー゙-゙,,彡゙ .:|;l"lリ (( ( ) ))
|l ';;', ::: ー` ̄:::::::ミ}゙'~}彡ィ""´ .:::lリノ/ ⊂ノ( __フ つ
l'、〈;', ::: :::::::t、,j iノ:::、::.. ..::::lー'/ (_/
,、,,,/| ヽヽ,,', ::.、 :::::(゙゙( ),、)、ヽ::. イ ::::l_ノ ヴァロワ6世
)ヽ"´ ''''"レl_ヽ,,,', ヾ'ー、:::;r'"`' ゙'';;"" ゙l| ::j ::: |: l,,,,
゙''(,l ', l| リ {"ィr''''' ーー''ijツヽ l| :" l |',`ヽ,
異 (l :'、 `',. 'l| |;;゙゙゙゙"""´ー、;;| ノ: / /リヽ \
. 儀 Z::::ヽ '、 ゙'t;ヽ ` ´ ノ;;リ ,r' // |
あ >; :::ヽ ::ヽミニニニ彡'" , ':::::// |
り フヽ ::\ : ミー―― "ノ , ':::: //: |
! }ヽヽ :::::\::( ̄ ̄ ̄ /:::://: |
! }| ヽヽ :::::`'-、竺;;ニィ':::// | l
(: | ヽ ヽ :::: ::::::... ::// | |
) ( | ヽ ヽ:: ::::::... // リ. |
つ、 r、{ | ヽ ヽ // / |
ヽ '´ | ヽ ヽ // / |
デナムンダ2世
が、これは戦争をするための口実、大義名分でした
48 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:43:17 ID:fIpF7eiv
畏国側の真の目的、それは国境に面した鴎国領土"ゼラモニア"への侵攻でした
/⌒ヽ
/ ´_ゝ`) すいません、ちょっとゼラモニア人が通ります…
| /
| /| |
// | |
U .U
ゼラモニア
なんだかゼラモニアって理科の授業で出てきそうな化学物質みたいですね
アルカリ性の液体に反応しそうな感じがします
もしくはプルンプルンのゼリーに使われてそうですね
49 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:43:55 ID:fIpF7eiv
鴎国領土のゼラモニアですが、元は独立国家だったのです
しかし、一世紀ほど前に鴎国から侵略を受け、併合されていまったのです
侵略してやんよ
∧_∧ /⌒ヽ
( ・ω・)=つ≡つ / ´_ゝ`) や、やめてくださいよ…
(っ ≡つ=つ | セクハラで訴えますよ…
./ ) ババババ | /| |
( / ̄∪マジ?許して // | |
U .U
その際、大義名分はあったんでしょうかね?
むしゃくしゃしたからやった、反省はしていない、みたいな感じですかね
50 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:44:35 ID:fIpF7eiv
その際、この機に鴎国の弱体化を図ろうと畏国はゼラモニアに援助をしました
\ ,. < ヽ>,、 `' ヽヘ
lニ`ー- ..__ _,ィェェュ_、`ヽヽ〃--、rタヘ ,ィ
ヽ三三三_二ニ==‐- .._`ヾュ_ `` ̄、_r' 冫、 ノ l
ヽ. -‐'´ r¬へ‐-_、 ` 丶 、ー==-‐'' ヽ.ィ´ .,' すいません、ちょっと通りますよ…
'´ ー''´ ̄ __,,. -――ヽ'⌒ヽ__ /r'⌒ヽ/
ー‐---- ..____,. -‐'' ´. --――‐l′l'´ f'⌒',`丶 r.,ヘ、
三三三三三ニ>''´_,,. -― '' ´ ̄ ! l、 ゝ,rく.ヽ、 \ヽ.j.ヽ
三三三三,.ィ´-‐'' ´ l,t___ノj ヽ\. ヽ、´_ヽ
三三ニ>''´ ,.ィ´三ヽ , 、 \三三フ
三 / ,.イ.三三三 l ./三.ヽ ヽ‐''′
三f /. ヘ三三三 ! /三三 ヘ }
` ヽ /-- 、 j三三ニ/ /ヘ三三7 /
ヽ. _,.イf´ ヘ三三ン′ ./ ノ三ニ/ /
 ̄`ヾ、`ーt . -‐‐ヘ_/‐-、 /_/ニ> '´
`ー-ハ´ . ´ ̄.ヘ,ィ、三ヘ _/‐''´
/三v / .l.ヽ¬jノ ←援助物資
`ー‐ヘ. / |. l´/
,.-ヽ、 | |'j
f.⌒j. ト、 |,lく
/ヽ.ィ_ノ ヾミハ'
{ { ヽ l. l
j/.t ヘ. |. l
が、結果的に支配され、失敗という結果に…
しかし、当然ゼラモニアの貴族や諸都市らはそんな支配に満足するわけもなく
再度畏国に介入を求めた…これが真相です
何にせよ、どんなこじつけにせよ大義名分は必要だったのです
日本国にももの凄い漢字の読みのこじつけで戦争を起こした天下人がいましたね
51 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:45:08 ID:fIpF7eiv
3 戦争序盤~2年間の膠着(こうちゃく)状態
緒戦は畏国軍が勝利し、戦局を優勢にもっていきます
良い流れに乗ってそのまま鴎国の首都"ブラ"へ進軍します
, -──‐-、__
, - '´ \
/ / ⌒´ ̄二二rヘ__
/ // l '´二二| ト、`ヽ、
/ / /// 〃 // i レ'/ /ハ__)ヽ\\
,'l | /〃 // / / | |``ヾ彡///川ヘヽヽ ヽ
| | | | | |l| //| || | /l ! ヽ// /川リ| ヽヽ|ヽ! 私の娘のことかしら?
| | | | | |l| L||_l|{| |レ!'T二、 V ///ハ |ヽ !l | ! エボリューションは見ないでね
| | | | |{ l」l〒ミ! ! '´l ) lヾィ |}lく ! | | ヽ!|ノ
ヽ!l ! ト「 ├'j 上ソ リし ,イ | | |ル'
l!ヽ! |ヘ!  ̄ 〈 /r||イl |l | |
ト!|ハ、 ー;;;‐' ,ィl| || || || | |
| |l || ヽ、 , '´ lリ || |! || | |
| || || |川Ti ´ , -┴┴ヽ|| /l |
| || ∠ --┴'´ ||川 !
が、その途中に誰も考えもしなかったトラブルが発生しました
52 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:45:45 ID:fIpF7eiv
畏国王デナムンダ2世が突然の病に倒れ、そのまま帰らぬ人になってしまいました
この死に関しては不明瞭な点はないようです
l;;llllll||lll从从WWWl||ll,,ツ从ツツノlイノ'彡ヽ
イ从、从从从从从ll|| |リ从////ノノ彡;j
jl从从从从;;;;;;;;;;;;从;;;;;/;;;;;;;;;、、、;;-ー、イ彡:}
(ミミ;;ッ''"゙ ̄ '、::::゙`゙''ー、/"´::: :::: |;;;;;彡|
}ミミ;;;} ::: {:: ゙:::::、::: :::ィ ,,:::: };;;;イ;;l
jミミ;;;;} ::: ヽ::::ミヽ:: | ノ W:: |;;;;彡:|
}ミ;;;;;;} ::: ヾ {:::::ミ ヽ j イ|从 ":::: };;;;;;彡{
iミ゙;;;ノ:::::: \'、 }}: l||イ /,ィ;;、、-ーーヾ'ァ;;イ、
{;;;;リ:レ彡"三三ミヽ,,リ{{,,ノ;;;;ィ≦==ミ'" |;;〉l.|
l"';;;l ゙'''<<~(::) >>::)-ら::ィ'ー゙-゙,,彡゙ .:|;l"lリ
|l ';;', ::: ー` ̄:::::::ミ}゙'~}彡ィ""´ .:::lリノ/
l'、〈;', ::: :::::::t、,j iノ:::、::.. ..::::lー'/
,、,,,/| ヽヽ,,', ::.、 :::::(゙゙( ),、)、ヽ::. イ ::::l_ノ
)ヽ"´ ''''"レl_ヽ,,,', ヾ'ー、:::;r'"`' ゙'';;"" ゙l| ::j ::: |: l,,,,
゙''(,l ', l| リ {"ィr''''' ーー''ijツヽ l| :" l |',`ヽ,
や 死 (l :'、 `',. 'l| |;;゙゙゙゙"""´ー、;;| ノ: / /リヽ
. べ ぬ Z::::ヽ '、 ゙'t;ヽ ` ´ ノ;;リ ,r' // |
│ >; :::ヽ ::ヽミニニニ彡'" , ':::::// |
│ フ ヽ ::\ : ミー―― "ノ , ':::: //: |
│ }ヽヽ :::::\::( ̄ ̄ ̄ /:::://: |
!! }| ヽヽ :::::`'-、竺;;ニィ':::// |
(: | ヽ ヽ :::: ::::::... ::// | |
) ( | ヽ ヽ:: ::::::... // リ.
つ、 r、{ | ヽ ヽ // / |
ヽ '´ | ヽ ヽ // / |
しかし、波に乗っていた畏国にとってそれは真夏の夜、寝ようとしたらカサカサ動く黒い影が…
というくらいの衝撃だったことでしょう
こんないい調子だったのに突然の死…人間どうなるかわかりませんね
ということは、死ぬときまでアニメを見続ける人もいるんでしょうか
……アニメ死、ある意味優雅?棺は当然痛車ならぬ痛棺、来世は二次元世界です
53 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:46:19 ID:fIpF7eiv
敵国王の死、その混乱に乗じない鴎国軍ではありません
【大審議中】
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ネーイコクオウシンダンダッテ
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ マジスカ?シインハ?
u-u (l ∧,,∧ ∧,,∧ u-u (l ) (∧,,∧ /⌒ヽ
`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ| U ( ´・) (・` )と ノ シラナーイ
∧,,∧u-∧,,∧ ) ( ノu ∧,,∧-u∧,,∧ ) ( ノu ∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧-u'∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` )と ノ
u-u (l ∧,,∧ ∧,,∧ u-u (l ) (∩,,∩ /⌒ヽ -u (l ) ( ノu-u
`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧`u-∧ (´・ x ・) (・ω・`) ∧∧`u-u' `u-u'
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) フクジョウシダッタラコロス
| U ( ´・) (・` ) と ノ| U ( ´・) (・` ) と ノ
∧,,∧u-∧,,∧ ) ( ノu ∧,,∧-u∧,,∧ ) ( ノu-u
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧-u' ゴハンマダ?
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ ソーメントソバ、ドッチスキ?
u-u (l ) ( ノu-u u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u' `u-u'. `u-u' オトコハダマッテタンメン
54 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:46:51 ID:fIpF7eiv
すぐさま態勢を立て直し、畏国軍をゼラモニアまで追い返すことに成功しました
ババ バババ ババババ
バババ ∧_,∧ ババ ∧_∧ バババ
∧_∧バ( ´・ω・∧_∧ (・ω・` ) ∧_∧ ハンゲキ
(´・ω・)=つ≡つ);;)ω(;;(⊂≡⊂=(・ω・`)
(っ ≡つ=つ (っ ⊂) ⊂=⊂≡ ⊂) ハンテン
/ ) バ∧_∧| x |∧_∧ バ ( \
( / ̄∪バ ( ´・) ∪ ̄∪(・` )ババ ∪ ̄\ ) ハンギャク
ババババ/ ) バババ ( \ ババババ
バババ `u-u'. バババ ババ `u-u' ギアス
ここで一旦、流れが止まります
その後、約2年間は膠着状態が続きます
ざわ…ざわ…としてるわけです、二年間ずーっと
6月の連載再開楽しみですね
55 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:47:21 ID:fIpF7eiv
4 他勢力参入~畏国の反撃
2年の膠着状態、これを破ったのは畏国でもなく鴎国でもありません
第三勢力、ロマンダ国(以下呂国)でした
| ∧ ∧
|/ ヽ ./ .∧
| `、 / ∧
|  ̄ ̄ ̄ ヽ
| ̄ ロマンダ  ̄)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\ やあ、突然だけど侵攻しちゃうよ
|ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- /
|:: \___/ /
|::::::: \/ /
呂 国
呂国はラーナー海峡(畏国の北の方にある海峡)を挟んで背後に位置する強大な軍事国家です
といってもFFT本編では一文字たりとも出てこないので存在を知らない人もいらっしゃるかと思います
影薄すぎですね
56 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:47:57 ID:fIpF7eiv
しかし、なぜここで他国が進軍してきたのか、それは鴎国が絡んでいました
∧__∧ 親戚だろ?助けてくれよ
( ・ω・) 代休無くすからさ、と…
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/___/ カタカタカタ
| ∧ ∧
|/ ヽ ./ .∧
| `、 / ∧
|  ̄ ̄ ̄ ヽ お安いご用だよ兄弟
| ̄ ロマンダ  ̄) 代休なんて滅べばいいのさ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\
|ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- /
|:: \___/ /
|::::::: \/ /
呂国の王(名前は出てきません)は、鴎国王ヴァロワ6世と血縁関係があったので
この膠着状態を打破すべく、呂国に要請、受諾してもらい、畏国へ進軍してもらったのです
事実上、畏国は2対1の状況になってしまったのです、3Pといえば聞こえはいいでしょうか
57 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:48:33 ID:fIpF7eiv
しかし畏国も黙ってはいません、それどころか反撃すら出来たのです
原因は大きくわけて2つあります
まず、新たな畏国の王になった"デナムンダ4世"は勇猛果敢な強者で
なんと騎士団を率いて自ら前線に立ち、呂国・鴎国相手に戦ったのです
、、,,,,,ィ ァ;;;;/ ,,, ,,、、、 ,,,i| l|l||/ ll|;;;;;;;l;;;l l l;;;;;l|、;;;;;;;;ン | )
三、_,,、-ー'''" ,,、 '´ ..::ゝ;;//ィ};;;;/ ,ff゙''ー-、;;;;ヽ|||/::ノノノ从l/ l|リノノ//;;彡l;;| | )
`''ソ彡 ,,/ イツ l| l(リ;;/ '、ッ彡ミヽ;;;;\}}/////"ノノ//ノノ;;彡.|;;| | 」 討 敵 者
'''''ノ" / レ'/ノ ヾ'|;;/ ゙'ヽ、,(::)`゙、;;;;;;)";;゙-ー彡'';;;;;ヽj;;;;彡l;l'、| |ヽ
フ ノ 「|::|/ ) ゙'''|リ ``゙"",ミミ"ヨ;;;;ィ=;<´゙''/;;;/、|| ';l ヽ之 て を ど
" / X::/( ::イ 三ニ=ー-゙゙'''゙} /}:`''゙='-ー'゙ /イ/ 'l| ',', ヽ )
/ :::リノ:::| 〉 ..::::l ..::ィ' ノ:,'ノ:::'' ::: :: , "/:: ゙、 l;l | ) // も
l/ .::(/ :::|/ヽ ..:::::l `::( _,ソ:" ゙゙゙ , '-'"',:::: l ゙l| |ヽ, ・・
ノ´ ..:: |〉 〈_||`'、::::::::', ,ィ<'ー 、;ミ::ノ,, , " ゙,:::::. } || | /
/ ..:: |〉 || / \ ::::',. /:ィ-`' - 、ニ7' , "l |::::... } l| | Z
_,∠____ ..::: |〉 ゙'、l Y''l::::::', {、、', `''' "〉/ , 'イノ| l::::::::.. ゙、 || ∠_
―-z \ ..::::::: |ヽ \/`''i:::', 、`'ミ'ー-イ/ /∠Yl| ゙,::::... リ / つ___
// ̄\ \ ..::::.. | ヽ L/ \t `''ー ` ̄ ///イ }::::: ゙}
デナムンダ4世
58 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:49:04 ID:fIpF7eiv
総大将自ら出陣したことで兵士達も士気が大きく上がり、逆に敵は動揺して士気が下がる
一石二鳥というわけです
━━━━O∧,, ∧━━━━ロニニ>. ━━━━O∧,, ∧━━━━ロニニ>
∧,,∧(・ω・` ) ∧,,∧ (゚Д゚,, )
/ο ・ )Oニ)<;;> うおおおおお! /ο ・ )Oニ)<;;> タマ取ったる~!
/ ノ lミliii|(ヾゝ / ノ lミliii|(ヾゝ
(o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡 (o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡
ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ
/ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_ / /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
ヽニフ|_| (_/ ヽノ ヽニフ|_| (_/ ヽノ
(_ヽ (_ヽ
ドドドドドド!!!
━━━━O∧,, ∧━━━━ロニニ>. ━━━━O∧,, ∧━━━━ロニニ>
∧,,∧(´∀` ) ∧,,∧ (`Д´,, )
/ο ・ )Oニ)<;;> いけええええ! /ο ・ )Oニ)<;;> デストロ~イ!
/ ノ lミliii|(ヾゝ / ノ lミliii|(ヾゝ
(o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡 (o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡
ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ
/ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_ / /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
ヽニフ|_| (_/ ヽノ ヽニフ|_| (_/ ヽノ
(_ヽ (_ヽ
強大な軍事国家の呂国+鴎国相手に渡り合ったのですから、そのすごさがわかります
無双してたんでしょうかね
ふと思ったのですが、いきなり2世から4世に飛びましたが、3世はどうしたんでしょう?
どこをどう探しても全く出てこないので勝手に想像してくれってことでしょうかね?
59 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:49:33 ID:fIpF7eiv
さらに追い討ちをかけるように、呂国で黒死病が大流行してしまいます
| ∧ ∧
|/ ヽ ./ .∧
| `、 ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二 くそ、代休とらないから過労で…
|  ̄ / ´`ヽ _ 三,:三ー二
| ̄呂国 ノヽ--/ ̄ , ` ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ミ } ...| /! 黒死病
|ヽ-=・= _}`ー‐し'ゝL _
|:: _,:ヘr--‐‐'´} ;ー------
|::::::: ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
結果、わずか3年で呂国は撤退、戦争から引きました
60 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:49:58 ID:fIpF7eiv
⊂≡⊂=
⊂≡⊂=
∧_∧ ⊂≡⊂=
;;;;;、(・ω(:;(⊂=⊂≡ え?呂国引いたの?マジすか…使えねえ…コイキングかよ…
(っΣ⊂≡⊂=
/ ⊂≡⊂=
( / ̄∪ ⊂≡⊂=
⊂≡⊂=
⊂≡⊂=
ババババババババババババ
それ以後、呂国が出ることはなく、再び畏国対鴎国の戦争になりました
呂国の皆さんお疲れ様です
61 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:50:25 ID:fIpF7eiv
5 北天騎士団と南天騎士団の活躍~再び膠着状態へ
畏国が反撃できたもう一つの理由、それは二つの騎士団の存在です
それが、本編でも重要な"北天騎士団"と"南天騎士団"です
以下、両騎士団に所属し、活躍を簡単にまとめてみました
大半は今も存命で、本編に大きく関わる方ばかりです
まずは"北天騎士団"
/ ̄\ __ノヽ、_ノヽ
| | ) 我が天騎士オプーナ・ベオルブである!!
\_/ <. よく働いた者には褒美として
| ノ オプーナを買う権利をくれてやる!!
/  ̄  ̄ \  ̄ヽ,.-- 、,. -‐-
∩ / ::\:::/:: \ . ∩
l ヽ∩ / .<●>::::::<●> \ ∩ノ j
ヽ ノ | (__人__) | ヽ ノ
| ヽ \ ` ⌒´ / / j
. \  ̄ ───────  ̄ /
. \ /
北天騎士団団長 "天騎士"オプーナ・ベオルブ(故)
15万の勢力を誇る北天騎士団の戦争中の団長で、騎士としての最高位"天騎士"の
称号を持つベオルブ家の当時の棟梁です
無敗の将軍で、鴎国が最も恐れた"EB剣技"の使い手でした
そういえばやる夫君はこのオプーナ・ベオルブによく似ていると百万回くらい言われています
どこらへんがですかね?
62 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:50:58 ID:fIpF7eiv
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
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< スティッキー・フィンガーズ >
< >
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨ ,、
__ ,. へ 二二/|8| \
:il|仞仞l ニ, <丁/>、_|: |8| :|
|||后后| 二,.<\>'^`<// :|」」凵」」」
`ト、Дィ /ム>< 二`| ヽ.|д|ノ\
,くEl〈V〉El 'レレレ^J ニ二/\_ノ八 へ
|;ト、゚;Y;゚|| 二ハ/ /`凶-‐|E曰|
.l;|〈;; |;;l| ,ノ ヽ/___// |E曰|
|;|ノ;/キ-==ニニ二三三 _____,...--c‐-、__| |
. ん!'7;;/|;;| そ⊂>川川 ⑪
/;;/ |;;| ドギャアァァ  ̄  ̄ ̄ ̄
/;;/ /;;/
/;;/ /;;/
. / / | \
. `ー′ `ー'′ "聖幹部"ブチャラティ=ベオルブ
父・オプーナ同様、常勝無敗で幾多の勝利を重ねた武人です
不思議な能力"スタンド"を用いた戦いを得意とし、現在の北天騎士団団長になっています
今さらですが聖幹部は無理があったと思います
63 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:51:25 ID:fIpF7eiv
____________
ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
V~~''-山┴''''""~ ヾニニ彡|
/ 二ー―''二 ヾニニ┤ ククク…我が策にかかれば敵など…
/'-.,  ̄ ̄ _,,,..-‐、 〉ニニ| ゴキブリ同様っ…!
<"''-ニ,‐l l`__ニ-‐'''""` /ニ二| ちょっと予測してゴキブリホイホイを設置…
| ===、! `=====、 l =lべ=| それだけで…駆逐っ!蹂躙っ!殲滅可っ…!
. | `ー゚‐'/ `ー‐゚―' l.=lへ|~|
|`ー‐/ `ー―― H<,〉|=| 踊れ踊れ…手のひらの上で…舞い踊るんだ…
| / 、 l|__ノー| 死の踊りをっ…!ククク…
. | /`ー ~ ′ \ .|ヾ.ニ|ヽ
|l 下王l王l王l王lヲ| | ヾ_,| \
. | ≡ | `l \__
!、 _,,..-'′ /l | ~'''
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''" / | |
-―| |\ / | |
| | \ / | | 軍師 利根川=ベオルブ
父や弟とは違い、こちらは軍師として活躍しました
なぜか詳しい資料はありませんが、おそらく敵の心理を読み取り
百発百中の策を仕掛けていたのでしょう、まあ完全に>>1の妄想ですけどね
現在は父の遺言に従い、幼馴染のラーグ公直属の軍師として働いています
64 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:51:53 ID:fIpF7eiv
,,,-''"´ __,,,,,-―,'"´
, ,,=:::::!'ニ-'''"'"´,=-''"´
,i:| /::::::::´::::::::::::::::::::::::::::‐-、,,
/::i/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`=-、
(::::::::::::::::-、 :::::'ー-、:::::::::::::::::::::::::::::::ヾ゙'-、
,=''::"::::::::ヽ::::::::::::、\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\"'-、
/ ,-'::::::::!\::::ヽ::::::::::、 :ヽ:::丶::::::::::::::::::::::::::::::::::\ `
//:::,:::::::/:::::、、:丶:\:\:ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ やはり夕食は甘いものに限る
//:::: /:::::,:::::::::ヽ::\ :\::::::\:::\:::\:::::::::::::::::::::::::::::i、::\ その後のデザートも甘いものに限る
,! i::: /::::::/=、::::!::::\:\ ..::::::::::::::::::\ ::\:::::::::::::::::::::::丶ヽ、、〈 糖尿病なんて知りません
! .i: /::::::/' i゙:i\:::::i,/フ7:\::\:::::::::::::丶 ::::::::::::::::::::::::::'i, ``
' i::!i::::::iヽ-'' 丶::!i、''-;ノヽ\\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
i:! !::::i〈 ` `"゙´ '!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'i,
! '!:::i ` ` '!:::::::::::i::::!::::::::::::::::\::::::::::::::\ヽ
' !:l l'ー----、 !::::::::::|:::i::::::!::ヽ:::::::::丶::::::::\ ``
':i .|7 ̄ ̄`ヽ !::::::::/'!::l:::::|,:::::,、:::::::i,`''''ー-\
,―''''j,,,-‐-‐'‐‐、 i !::::::/ iンヽ:::!!::::i \::::l `''ヽ、
ー'´ /:::::::::::::::::::::::::ヽ / /'!:::/ !i !:i ,イ:i 丶! \
,-(:::::::::::,=-‐iTTTl几_,,ィ' ,,.<_. !/ / レ゙ !i ,, ´ ̄ ゙̄''-、 ヽ
_/-‐'" ̄lニ)| .| | l,!/ー‐' _ ,-'゛ l、 `''l! 、,,_ | ! / \ ヽ、 白獅子 ラーグ公(通称"L")
北天騎士団を有するラーグ公ですが、戦争でも将軍の一人として活躍したそうです
こちらも利根川=ベオルブ同様、詳しい記録はありません
彼は(本編の)現国王であるオムドリア3世の王妃、ルーヴェリアの実兄です
なお、ラーグ家は五十年戦争の引き金になったデナムンダ2世を
祖に持つアトカーシャ王家(水銀燈様の家族)の分家です、まあ知らなくてもそこまで…ですが
白獅子の由来は、白い獅子が家紋だからです
65 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:52:22 ID:fIpF7eiv
次は"南天騎士団"
_ -───- _
, '´ `ヽ
/ \ ウ
/ ヽ ホ
/ __, ィ_,-ァ__,, ,,、 , 、,,__ -ァ-=彡ヘ ヽ ッ
' 「 ´ {ハi′ } l !
| | | | い
| ! | | い
| │ 〈 ! 騎
| |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ 士
/⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! ・
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | ・
| | /ヽ! | |ヽ i ! ・
ヽ { | ! |ノ /
ヽ | _ ,、 ! , ′
\ ! '-゙ ‐ ゙ レ'
`! /
ヽ ゙  ̄  ̄ ` / |
|\ ー ─‐ , ′ !
| \ / |
_ -‐┤ ゙、 \ / ! l |`ーr─- _
_ -‐ '" / | ゙、 ヽ ____ '´ '│ ! | ゙''‐- 、,_
南天騎士団団長 "雷神"阿部孝和
北天騎士団と同じくらいの規模をもつ南天騎士団の団長で、通称"雷神阿部"です
オプーナ将軍、ブチャラティ将軍同様に常勝無敗の将軍で、鴎国に恐れられました
彼が参加した戦場は戦いの後、肛門をおさえる兵士でいっぱいだったそうです、なんででしょうね?
実力、ゴルターナ公への忠義心、性欲…すべてが桁外れでいつしか彼は
こう呼ばれるようになりました…"剣聖(性的な意味で)"と
なお、オプーナ将軍は生前、彼を唯一、友と呼べる男だと言っていますアッー
ゲームバランスにはうるさいそうで、それを崩壊させるキャラは許せないそうです
66 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:52:59 ID:fIpF7eiv
,:'. /// // // il l::::l::::::::
,:' // /l|| ///i l ,'::::i.i:::::::::
,' / / ,ソi |. i i ! l i /:llンi:::::::::
,' ; .l l l !ill !i i:/ メ、l::::::::
,' ,: /| i l l. ill. i ! ,i l:::::::::
,' / / l l. il|i l ∧メ !::::::::
,' ,' . ,'i lハ ', i. ill X ',、::::::::::
,'f ,' ,' i i i! ! i l i il i i l.l! iヽ::::::::
li'} ハ: ,'i i、! ', ' ヾi i i i l l l ! i:::::::r^
i!.i ソ il ir !ミ、、 i !、 ', ! ',l i ', ',',::::i
l i ,' ハ i !! 廴ツ、ヾ ':、 i i i !ヽゝ::::l
!.li!.l|!| リ ` ェ、..ヾ ヾ、 ヽ:、 i ! ハ、!l ヾ、::l フフ…L
! !从 """ヾ:、ヾ: 、弌itーマ、:ヽi 君には負けないよ…
′ i .:: ヽ ー`=.公、`:i
、、_ _,r:::i rー-‐ '''' ー ‐ --:: 、:ヽ::i
`''''"'''ー- 、、、、、、、、、 -‐ー''''''' /:::'. ``¨':':‐:::::::-::::::::、_ ヽ:;::l
'" ./" ゙:, ゙、 ヽ、,..:::::::::::::::/ , ` 、 `
__, ',::、 ゙ヽ 、:_:::::::::::r ;´ ' ヽ、 ` -、
`;;=--‐‐''''"" ',:::、 `'':::::::::::::;: ' i ヽ、,
i´ , ',::ヽ ::::;::i _ -t^ヽ、_ ゙`
l i ヽ::`:ー ':::::i .ノ:i ノ:::::::: 〉
' il ,.ゞ=ー'"メ /::::レ:::::::::::/
i il _ ,ィニ´ ニヽ ーヽ:::::::::::::::/
i ill ,イ:::::iニニニソ、 ヽ::::::::::/
i illl ´ lニニニ/ ヽ. ',::::::::i
i illl /ニヽン ヽ /::::::::!
i. illll , ' \\ i ヽ , ':::::::::::i 黒獅子 ゴルターナ公(本名 夜神月)
南天騎士団を有するゴルターナ公ですが、そういえば初登場ですね
戦争で将軍の一人として活躍したそうですが、特に記録はありません
ノートに名前を書きまくった…とかでしょうかね?
ゴルターナ家もラーグ家同様、デナムンダ2世を祖に持っており、
ついでにゴルターナ公自身は第18代国王オムドリア3世の従弟だそうです
このおまけ中に出てきます
黒獅子の由来は家紋が黒い獅子だからです
67 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:53:29 ID:fIpF7eiv
その他
( ⌒ ⌒ )
( )
(、 , ,)
|| |‘
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
l ∨∨∨∨∨ l
| \()/ |
(| ((・) (<) |) 歳気にしたら負けだっつーの!
| ⊂⊃ |
| .| ⌒ \.l/ ⌒ | |
/ |. l + + + + ノ |\
/ \_____/ \
/ _ \
// ̄ ̄(_) |
|ししl_l ( | |
|(_⊂、__) | |
\____/ | | 東天騎士団分隊長 ジャイ・ジャイアン
プロローグで出てきたジャイアンさんです
分隊長でしたが、その非道な戦い方が問題視されていた厄介さんです
東天騎士団とは、「畏国四大騎士団」の一つですが、本編では一切出てきません
存在知らなくても大丈夫です、呂国と似てますね
四大、とあるということは他に西天騎士団もあったんでしょうか?
68 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:53:55 ID:fIpF7eiv
ストーリー中出る方を一通り紹介してみました
南天騎士団にも他に優秀な方がいたんでしょうが残念ながら名は出てきません
さて、この両騎士団は、幾多の戦いで勝利を収め、一躍畏国のヒーローとなり
両方、畏国最強の騎士団と呼ばれるようになりました
特に北天騎士団のベオルブ家の活躍は凄まじくデナムンダ4世に
“イヴァリースの守護神はガリオンヌにある”と絶賛された程でした
マ ヽ从从ゝ>lllゝYリリ///,、-'彡彡彡;;ノ
ジ |ミ、;;;;;/"//"从l|l从;;;;;;;;;;;;ヾ゙゙゙マ〈彡;l ベ
パ |゙'ミ;;;/,,イイ/ l||;;| |l|l ll|ヽ从ヾ,,}}\゙;;| オ
ネ 〔:ィ| ll|l;|;/从ll| |;;;;|l|从ll从ヾヾ从||l;;;||:| ル
ェ /::;;{ ||l| l| |l|ll从l|.|;;;;|;;从ヾ;;;;;;|| 'llリl|;;l| :| ブ
!! ノミ;;;;| l|ヾl| l|| 从ll|.'、ヾ、;;;;ヾヾヾ;;ノ,ノノ ミ7,,,_ _
゙'''-、,,_<´|ミ、イjィ''゙''''''''ー-从ヽヽッ-ー;;'''';;;"彡;;;"彡゙' 、\___l、;;;
// ` '、三イミア''゙''';;;;-、;;;;;;ツ、〉ーツ;;;;zzz三ミ゙゙"" ゙''i;;;;彡、ヽヌll|;;
/ /;;ノミ;l ゙,,ィシモ;ツ''',ミl: Y:::./レ'公゙;;;;'゙_,,>゙゙ |;;;彡 ', |ミ |リ
,、 '/ク;;;l ゙""´´:/l } ゙'' 、:::::........ |;;;;/リ | |ミ |l;;
,、 ';;/ //、;', ,' l l;;ノ",ノノ''ノ人
シ彡/ // ッiii',. ノ ヽ 、 リ''""/{/::
彡'" / イノ" ::', :ヽ、ノ ) ,'ヽイ;;从レ"::
" / ,、 '~ 从:::ヽ ::::::;;、 '" / ::: };;;;}}}ヒ彡
// ミミ:::::ヽ t、;;;;__,;;、、 ー''‘ / :: ',ll;ノ彡彡
∠ \\::::::::ヽ ゙ 、,,,,,,, 、- '' / ::::/彡彡""
,,''´ `゙'' 、从::::::::lヽ ゙::::''"" ''" , ' :::,,''彡彡ン彡
,、''" ミミヾ、ヽ:::::::::l:ヽ :::" /:::::" ,ノ彡""''''シ''"
シ ミミミヾヾl|::::::::::l::::ヽ ::::..... /彡::::" ィ"シシ彡 彡
ミミ゙゙ミミヾヾll| :::::l :::::゙ 、,,____,,,、-'´ 彡//イシ彡
「再び流れは畏国側に!」
畏国はこれを機に一気に片をつけたいところですが…長引く戦乱は両国の内政を悪化させていました
69 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:54:22 ID:fIpF7eiv
結果、各地で農民一揆や反乱が相次ぎ、両国共に敵ではなく
自国に戦力を向ける必要が出来てしまいました
―――――― ``、ゞ~ゞヽ~ヽ、 食らうニダ!
三三三三 三 `~ヾ /#⌒ヽ )) 火学忍法"火の車″ニダァ!
―――三三`、ヾ~`ゞ~ヾ <ヾ`Д´ゝ `~ヾ~`ヽゞ
ニ――`ゞヽ∧_∧ ('''-o 》》o ∧_∧ ))
三三 `ヾゞ~ <ヾ`Д´> [===L||:|」 <ヾ`Д´> `ノ
―――― ヘ (つエニニニニニニニニニOエ )エ ノ)
三三三 ゞ (_ ̄ノ ミ // (_ ̄ノ ミ ノ
三三 ((〈_彡〈_フ)) 三◎ ((〈_彡〈_フ))
農民一揆の様子
これにより、再び膠着状態がやってきました
戦争の一番の被害者は民衆だ、ということを聞きますが正にそのとおりですね
70 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:54:51 ID:fIpF7eiv
6 4世の死~畏国完全劣勢へ
事態が急変したのは、なんとデナムンダ4世が病死したことで起きました
、、,,,,,ィ ァ;;;;/ ,,, ,,、、、 ,,,i| l|l||/ ll|;;;;;;;l;;;l l l;;;;;l|、;;;;;;;;ン | )
三、_,,、-ー'''" ,,、 '´ ..::ゝ;;//ィ};;;;/ ,ff゙''ー-、;;;;ヽ|||/::ノノノ从l/ l|リノノ//;;彡l;;| | )
`''ソ彡 ,,/ イツ l| l(リ;;/ '、ッ彡ミヽ;;;;\}}/////"ノノ//ノノ;;彡.|;;| | 」 死 俺 者
'''''ノ" / レ'/ノ ヾ'|;;/ ゙'ヽ、,(::)`゙、;;;;;;)";;゙-ー彡'';;;;;ヽj;;;;彡l;l'、| |ヽ
フ ノ 「|::|/ ) ゙'''|リ ``゙"",ミミ"ヨ;;;;ィ=;<´゙''/;;;/、|| ';l ヽ之 ぬ は ど
" / X::/( ::イ 三ニ=ー-゙゙'''゙} /}:`''゙='-ー'゙ /イ/ 'l| ',', ヽ )
/ :::リノ:::| 〉 ..::::l ..::ィ' ノ:,'ノ:::'' ::: :: , "/:: ゙、 l;l | ) // も
l/ .::(/ :::|/ヽ ..:::::l `::( _,ソ:" ゙゙゙ , '-'"',:::: l ゙l| |ヽ, ・・
ノ´ ..:: |〉 〈_||`'、::::::::', ,ィ<'ー 、;ミ::ノ,, , " ゙,:::::. } || | /
/ ..:: |〉 || / \ ::::',. /:ィ-`' - 、ニ7' , "l |::::... } l| | Z
_,∠____ ..::: |〉 ゙'、l Y''l::::::', {、、', `''' "〉/ , 'イノ| l::::::::.. ゙、 || ∠_
―-z \ ..::::::: |ヽ \/`''i:::', 、`'ミ'ー-イ/ /∠Yl| ゙,::::... リ / つ___
// ̄\ \ ..::::.. | ヽ L/ \t `''ー ` ̄ ///イ }::::: ゙}
病死…となっていますがどうも怪しいらしく、実は暗殺されたんじゃないか、と
考える歴史学者もいるようです
確かに戦争ですから毒を盛られる等で暗殺される、なんてことも考えられますね
ともあれ、4世の死で一気に畏国は敗北への一途をたどることになります
71 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:55:19 ID:fIpF7eiv
4世の後を継いだ"オムドリア3世"…この方は一国の王にはお世辞にも向いていませんでした
/;,;ハヽ、 >ヽ、ヽ、ヽ,;ヽ,-‐ 、 /
/;,;,;,;/ ヾヽ. r'::::,>''´ヾ!ヽ.ヾ;{ r'、 ヽ ‐=''"
/;,;,仟≠ ヾ;},、 ゞ'´ ,ィ,ォ7 ヽ,`ヽ、} ゙; _ . -'7 お ら
.l;,;,;,;{トt三=/:::::> 〆f. !',.少' ,ノ ヽ、ン _., - '´ /
{;,;,;,;仟lX/:::/'⌒く'´.\_.., '´ ∨‐、.r-n ./ も き
:l;,;,;,;刄li:ヾ/ ,ィ<フ ヽ .__ 、 /| ,/ レ l
l;,;,;,;,;カXく三:ヒtシ' リ _ (、`ヾタ+.__ノ~' ヾ、 ∨ :| し す
j;,;,;,;ル-vX三ニ ./ 〃 .,>、.`ヽ/ ヽ \. |
};,;,リ「ヽ.ヾ.ヽ‐<三 Kス>‐'´,〉、 Y れ た
.l;,;,∧オ ヽ, ヾ、三三三゚ \,、zタ'"\ )
j;/ :l j {;;ヽ三三三二 `¨´, ・ \ ハ え
ル `ヽ.} ゞ、;ハt_三三三三ン-‐'':,.ノ\ イ_l、
/入  ̄`ヾヌ二三二-ー''. \ \
/;,;//\_ \ リ /` ‐- _ \
オムドリア3世
彼は、生まれつき病弱で意思も弱く、全く国政の場に出ようともしないダメ人間で
国政や戦争の指揮を、重臣や王妃に任せっきりということで、畏国の敗北原因は
この3世の地位にふんぞり返ってるだけの引きニートのような態度が原因とする学者も多いです
当然、民衆からも支持されるわけなく、不信だったのは言うまでもありません
こんなにぴったりくるAAがあるとはびっくりです
72 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:55:52 ID:fIpF7eiv
そんなダメ人間が王になったので、ゼラモニアに駐留する畏国軍を一掃し、畏国本土へ進軍する
ヴァロワ6世の跡を継いだ"ラナード王子"を止める力はすでにありませんでした
ゞ-、_: : : /ニミ_ー、 ,.-ニ-ヽ
ゞミミミi'´弋弋ラy‐' !くゞク |_ やっつけてやるぜ…
l,.ミミミ ,. ̄:ヽ ゞ∨: | i
| ヘ`'゙ i ヽ<、/ || | イヴァリース…
!ヾ|''ヽ i _,.、_,. 、 レノ
'ヽヽ-i -‐=ニ=ラ !゙| ,.-―-、
リ`i''ーi "'''''T"" レヽ,-<__/`ヽヽ
ゞ川 :ゝ、 _/i |: : : `''‐| |__
____レ川 : :`'-、_ ,. -,.ヘ ゝ、> ノ: :,.-‐ニノ ,ノ: :`7
|: rー-----〉川 : : :`´/ヽ r''´`'ー<-イヽ: : :|____
|: |= o ヾ川 ∠ _∠-‐''´ヽ,,..!-ノ ノ/´: : :: :,.-‐''´ ̄`'''‐-、
|: | | . :`'| ( _ ),l、 〉ィ゙: : : : ,.-'´: : : : :::::::::::::::::::::::\
|: |= 9 : : : : | |i‐、__| ( _,.-‐'"´ ヽ〉ノ: : :/: : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,. -‐┘ ||: : : : :| ! /゙く: /: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,.-''´ || : : : : | ,/ r / ,/: : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
ラナード王子
なんという天の地の差、向こうは立派な後継ぎが、こちらにはダメ人間しかいなかったとは…
当時の畏国の人たちは皆こう思ったことでしょうね
何にせよ、これから畏国は7点差がついた野球の試合並に劣勢になっていきます
73 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:56:18 ID:fIpF7eiv
7 戦争末期、畏国最後の抵抗~和平へ
まず攻撃にあったのは畏国の最東、"ルルーシュ・ヴィ・エルムドア"が治める"ランベリー"でした
/: :/: : : : : : : : : : : : : /: :/: : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: /: :/: : : :/: : : : :/: :/: : : : : : : : : : : : : : : : :.',
. /: /: :/: : : :/: /: :/: :/: :/: : : : : : : |: : : : : : : : .i
/: /: :/: : : ://:/: //: :/: :/: /: : : : : : |: : : : : : : : :|
. /'i/: :./: : : .///l: / /:/: :/: :/:/リ: : l: : : l: : : i : : : : :.| 俺に挑むのか?
/ |: : :|: : |: :l l/`l/ト,|/: :/// / |'|: :.|: : /: : : |: : : : : :! 度胸は買おう
!: : !: : |: :|'伐ドミト!:/::// ,/ | |: :|: /: : : :リ: : : : :/
ヽ|: : l: :.|弋i伐'}i/:/∠ -/-‐‐十|: :|/: : : : /: : : :./
 ̄ ̄ ̄` ー‐- 、_l: :lヽ,;!  ̄ i/ ' /,‐=庁干〒V: : : /´V: : :V'
. レ' ! /  ̄ 十壬'/: :/i:.:.:.!: : :リ'
、 l /:.:.://` ‐.‐┴ 、_____
ヽ 、 、_ /:.:.:/' >'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
: :\ ヽ ヽ二ニ=-'´ ,i:.:.:/7:.:./:.:.:.:.__.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヽ: : \ i´ ', _ ̄_,,. ‐ ' |:.:.:i/:.:./:.:./´:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:, - ´:.:.:.:.:.}
V: : :\ /≡三>-, -ー 7‐‐|:.:.:|:.:.:.i:.:.:.l:.:.:ト ── ‐ -<´V:.:.:.:./ ̄
V: : : :.\ , -‐' 7/ / / , `‐'l:.:.:.l:.:.:.l:.:.:i: : : : : : / V:.:/
V: : : : : \/ / / /// ヽ:.:|:.:.:l:.:.:|: : : : / V
\ V: : : : : : :.\/ /´/ / / _-'´ ヽ!:.:.|:.:.:l: : / /
: : `''ー-、,: : : : : : : :\ L/ /, -‐'´: : : : : : : ヽ!,ノ、'' /
: : : : : : : :`''ー-、,_ _ >- ,_ _, -‐'´: : : : : : : : : : : : : : ヽ:.:| ./
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `´ヽ /
そう、本編で拉致られていたあのエルムドア侯爵ですね
彼は援軍の北天騎士団や南天騎士団の他に、自分の有する騎士団"黒の騎士団"を率いて
鴎国軍に勇猛果敢に挑み敵からは"すごい池面"として妬まれ、味方からはファンクラブが出来るほど活躍しました
が、完全に流れは鴎国にあったのです
74 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:56:46 ID:fIpF7eiv
| オ
| オラ オ ラオ
_ | オ ラ オ ラ オ ラオ ラオ
__| |__ | オ ラ オ ラオラ オ ラオラ オラオラ
|__ __| | オ ラオラ オラオラオラオラオラ
/ | | オラオラオラオラオラオラ オラオ ラオラ
//| | | オラオラオラオラオラオ ラオラオラオラオ
 ̄ |_| | オラオラオラオラオラオラオラオ
| オ( )_|___|/オラオラオ ラ オラオラオラ
___ //_____オラオラオラオ ラ オラ
|___| | // (() )__) /⌒/オラオラオラオラオラオラオ
_____ | // |\  ̄ / /♭/オラオラオラオラ オラオラ
|___ | | =/ \/ 乂丿オラオラ オラオラオラオラ
/ / | (___ | /|オラオラ オラ オラオラ オラ
/ / | └─-/ | / |オラ オラ オ ラオラ オ
 ̄ ̄ | / _/ | / |オラオ ラ オ ラオ
| ( ̄ ) / / |オラ オ ラ オ ラ オラ
| 〈 / / ||オラ オ ラ オ ラオ
|  ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄\
| // ̄ ̄ ̄ ̄\\
 ̄ ̄―――――――――――― \\
__―――――___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
___―――_______ |
――――――__
勢いづいたラナード王子、鴎国軍を止めることはできませんでした
善戦空しく、ランベリーは占領されてしまいました
75 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:57:09 ID:fIpF7eiv
. l:::::: /::: ::::/::: /::/ ! :::: ::八::ヽ: :: ::::::: :| : : : ! ::.\ \
/| |:::::/ ::/ :/::: /::/ ::| ::::::/ \\ :::::::|: ::l ::l :::::::〉.、 \
/ |::/ ::.' ::/ :::/::/: ::.' ::::/ /_ \\:::│::: l ::| ::::::/:::::.ヽ 〉
| }'::::/ ::::{: :/:::イ: ::/: :/_//__>≦7::,':::::/::/ ::::/ヽ ::::/ /
| /:::::{ :::: |: l::/、|:::/ ::// /,ィチ:rf:::ノ/ ./:::/ :/ :::://.、〉:/ /
| ./:|:::::| ::: :|: |:仏∨イ//', 〃,,≠¬ ̄ /:::/ :/ :::/っ〉/:/ /
| /:/|:::::| ::: :|: }:イ泛ム/' .' ^ ,イ: / :/ :::/.r'/::/ /
| /´ .}:|::| ::: :|: |::ゞ屮'} ' , /イ :/ :::/ r '}::::/ / ぐっ、完全に押されている…!
ト _ |:|::| ::: :ト::l:::ハ / `ヽ、 /:イ::/ { |::/ / 俺は死ぬわけにいかん
', \____|ハ:ト :: :|_}| ::::ヽ\ ____`_丶 // , ' // / 降伏せざるを得ないか…!
:ヘ  ̄ヽヽ{ リ::::/|ノ\ ¬'-──¬ `、 / ' / /
Vヘ 乂::イ ´ |\  ̄ ̄¨` , <___∠::/ /
:::Vヘ /j/ j/jノヽ .イ ̄ ̄ / /
ヽ::Vヘ r‐`≦==¬ニ二二フ /
. \Vヘ r‐タ7 ̄// イ ̄^ //
\:ヘ / / / / / / ト、//
\ヘ / , ' / / / / .//
その後、エルムドア侯爵がどうなったのかは不明ですが、戦争終了間際に
北天騎士団がランベリーを奪還、戦後に再びランベリーの領主に戻ることができたようです
76 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:57:33 ID:fIpF7eiv
ついに自国の領土を一部奪われ、畏国はもはや崖っぷち
それでも北天騎士団と南天騎士団、特にオプーナ将軍と阿部将軍の一団は
勝利を重ねていました
___
/::::::::::::::::\ エナジーボンボンに何かが
/:::::─三三─\ ぼんやりとうかびあがる…
/:::::::::<○>三<○>.\
/⌒)⌒)⌒.:::::::::: (__人__) :::::: \ /⌒)⌒)⌒)
| / / /.. ` ⌒´ | (⌒)/ / / /,,
| :::::::::::(⌒) / ゝ ::::::. .........._
| ノ \ /_ /´ ヽ
ヽ / ヽ / /0 .',
| | {oオプーナ完売::}
': /
ヽ、___,.,/
77 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:58:00 ID:fIpF7eiv
, '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ 勝 利 し な い か
ト.i ,__''_ !
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | `> | i
/ |`二^> l. | | <__,| |
_| |.|-< \ i / ,イ____!/ \
.| {.| ` - 、 ,.---ァ^! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{ ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
}/ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'゙ l |
__f゙// ̄ ̄ _ -' |_____ ,. -  ̄ \____|
| | -  ̄ / | _ | ̄ ̄ ̄ ̄ / \  ̄|
___`\ __ / _l - ̄ l___ / , / ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄ | _ 二 =〒  ̄ } ̄ / l | ! ̄ ̄|
_______l -ヾ ̄ l/ l| |___|
次第に鴎国全土にその名は知れ渡るようになり、彼ら二人は完全に恐怖の対象になりました
しかし阿部将軍だけは、一部の特殊な性癖の持ち主の方達には人気だったそうです
78 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:58:27 ID:fIpF7eiv
このとき、なんとか戦力の増強を、と多数の義勇軍が作られました
といっても大半は戦闘経験無しの寄せ集め平民…使い捨ても同然でした
が、一つの義勇軍が戦果を上げます
そう、骸騎士団です
/|
/|.l
| | |
_| | |⌒ ̄`ー- 、
_ -‐" | .| ヽ、 \ `ヽ、 |l
/ /./\ `ー-ゝi .∧ |l|
/ レ. \ | | ゝ | |
/ \ \__/ | Yーイl |
/ > 、 / / | |イ
/ _ -‐" \/ ./ヽ /| /
/ _ - " 二ミ \ Y /_./
/ _ - " /:::::::::::::::`ヽ、 \ / / T |
/  ̄ /::::::::::r――- 、`ヽ、 \_/ ヽ|
/ /:::::」:::::::: `ヽ、_ノ:::::::::`ヽ、___ | 勝利の栄光を国に!
/ /_::_::_::::::::::::::::::::::::::;-:、::r‐、:::::::/;;;||
/ _,,,;;-イーt" ̄|:.:.:「  ̄ ̄ ̄`ー " | l:ヽ__)::: |;;;;;||
/'";;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:.ヽ ヽ ' ヽL::::::::::/;;;;; ||
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:.:.:.w/ __ ' ノ ./L/;;;;;;;;;;||
`ヽ、;;;;;;;;;;_;;;フー" /- ミヽ、 /;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
`ー;>"\ l | |:/ ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
/: : : : \ i `、 ` ー- " /;;;;;;;;;;;;;__;;;;;;ヾ、
__,,,,,____/: : : : : : : : \. | ヽ、 " /ー'" ̄ ̄  ̄ ̄
>;;;;;;;;;;;l: : : : : : : : : : : \| ` 、__ /
朝倉涼子や北天騎士団から厄介払いされてきた壷魔人や元主人公等の活躍もありましたが
大半はこの"赤い彗星のシャア"が武功をあげていました
ちなみにこのときはシャアゲルググではなくシャアザクを使っていた、とのことです
……ズゴックは?
79 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:59:00 ID:fIpF7eiv
北天騎士団に南天騎士団、そして骸騎士団…
勝利を重ねていたと言っても劣勢に変わりはありませんでした
ついには南天騎士団を有するゴルターナ公の本拠地
ゼルテニアにまで進軍されてしまいました
ルfァト、ヾミミ、ヽヽミz、丶\ヽヽY
l トi、,j 下i/ゝ=、ミ ヽーミヽ lー- '
{l l`ヽトllノf´,ゞ゚'ト、,l ト、ヽ l
l l l、ヽ(ヽ 'メ、 ヾj リ ヾト、l
トF=。ァヾ、、 , -、、 ゙' l. 馬鹿野郎!!
lミゝ'´l, r=ッ' __ \ l さっさと追い払え!!
ミハ ゝ- '"ノ `ヽ ヽ < ランベリーの二の舞を
ヾt, l! ,r'" ,/´`丶、 l 踏む気かーーーー!!
ヽト>、ヾ<´::::::::::, -‐} l
`ヾミ、ヽ:::::::/ , ィノ !
\ヾr '"/ /l
ヾ''"´ /:::l
v-、___,,,,,,,,..........r-----‐‐‐‐‐‐‐‐‐、
r'´ ""'''''"\
( _,,,, >
_|`''┘ /`-、 / /
}\ / / ヘ / /\ /
_r' ゙'''┴</ィ'⌒ヽ,,,,,,,,,,_____ 〃⌒ヽ//))) y
_| `ヽ,;;;ノ;;;;;;;;_,,____ '''‐-、,,\;;;ノ/〉///
) / ̄\ ゙'''‐、,,_゙'''‐、,,_゙'''‐-、,,_゙'''‐-、,,)//
/ //ヽ、| _,,-''~_,,,,二_,_‐、,,>∨/''‐-、 ~\〕
/^ 〈 ( /( |_,,,/ `ヽ、`ヾ、ッヾ、_ ゞソ_,,,,_〕~\ヽ おいおい、まだやろうってのかい?
| \\ > _ , ,,二二 -'´ ノ_=;;-‐''(ヽヾヽ、 やれやれだぜ…
,ノ゙ 〉、oノ| / |`='/ )ノ \\
r' / ' ::::::| / ,,_,,___| / 〃 ::::)
,ノ゙ /( :::| ' \,::''"/`'‐‐‐(--- --- '´
_∠-‐'''""~ ̄~"~ ̄ ̄~`ヽ _,.......、_,.. /
/"~ ̄ _,-‐-,_,ィ'⌒ヽ // ‐''''''-==-`/
〉 ./ { | //\ "''ー-‐''/
./ { `-''' 人`-'''ノ :|:| ::::\ r' /
| `''‐''´ `''''´ |:| :::::::゙'''‐-、,,__/
80 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 21:59:29 ID:fIpF7eiv
さらに、その劣勢を決定づける出来事が起きてしまいます
常勝無敗の天騎士、オプーナ・ベオルブが病に倒れたのです
/ ̄\
| |
\_/
|
/  ̄  ̄ \ くそ…こんな時に…まだ死ねん…
/ ::\:::/:: \ まだオプーナをワゴンから消せてないのだ…!
/ U.<ー>::::::<ー> \
| (__人__) U |
\ U ` ⌒´ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ワ ゴ ン |
___________
/´ , -‐- 、. /
. i /:::::::::: `''‐ 、..__,. ‐'´ヽ. /
. ! ,':::::::::: 、 ∨
| i:::::::::: 、 、`''ー---‐''´ ヽ
|. l:::::::: /へ.\` ー---‐ ´/,.ヘ
│ \:::::::: _\\, /∠_ | 父上…まずはお休みを…
|. /"ヽヽ:::==。=`,, /=。==│ 北天騎士団の団長には私がなりますので
| { i⌒| |:::::` ー-‐' .::.\-‐ ´│ 治療後…復帰してください…
/|. l ト、|.|:::::: ー-‐ ' ::::::::::: l::-‐'.|
/ | ヽ.._||::r':; -‐‐' r __::::::::::::: l ー、|
_/ | /l!:::/:: ー----------ー'--.|
.! .| ./ ::|:::::::::: |
| │./ ::|::::::::::: ===== |\
| |/ ::|:::::::::::::... ,.イ .!`
| |\ :`'' ‐- 、::_:....... ,. ‐'´/| │
| │ \ ::::::::::::::::::`~`''"::::::::/ .| |
81 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 22:00:16 ID:fIpF7eiv
/ ̄\
| |
\_/
| いや、利根川…私はもう駄目だ…
/  ̄  ̄ \ お前の特製の秘薬を飲んでも治らん…
/ ::\:::/:: \ そして…この戦争もそろそろ潮時だ…
/ U.<ー>::::::<ー> \ 私のオプーナを一つ…ラナード王子に…
| (__人__) U | EDに…和平のことが…
\ U ` ⌒´ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ワ ゴ ン |
. l~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄l
l , '⌒゙'''ー-----‐ ''⌒ヽ、 |
| /:: ` ー--‐ '´ ヽ、 |
| ./:: ` ー----‐ ''´ ヽ│
| レー- 、.._ _,,. -‐.、.| | ……わかりました
| | ̄``''‐ .二ll ll二 -‐''" ̄| | この利根川が責任を持って…
r‐、|:: ===。=~ l=。=== | r‐、 お届けしましょう…
. |l^|.|:: ` ー--‐1:: l ー--‐ ´ |.|、l l
!l._||::: ` ー-‐l::: lー-‐ ' ||ノ,リ
ヽ.|!: / , 一' l::: l ー 、ヽ. |!ノ
/ | / └‐^ー^‐┘ .ヽ. | ヽ.
/ │.!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | ヽ.
‐'''~|. | | ー─‐ | |~`ー-
. ! ト 、 ,.. -─rr─‐rr‐┬- 、, イ. |
|. |r''´ __  ̄,ノ /| |
| l '' ,r=ニ二「~|  ̄./ .|. |
|. | ⌒ " | !~`'''‐-,、 .| |
このとき、両国共にギリギリの状態だったのです
鴎国は優勢でしたが、逆に内政はボロボロ
畏国は言うまでもありません、王がアレですしね
なので、オプーナ将軍はそろそろ潮時にし
残りの力を内政に、と和平協定を結ぼうとしたのです
その後、オプーナ・ベオルブは鴎国側が了承したことを聞き
利根川、ブチャラティ、ユキちゃん、そしてやる夫君に
看取られながら、静かに息を引き取りました…
82 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 22:00:45 ID:fIpF7eiv
`¨ - 、 __ _,. -‐' ¨´
| `Tーて_,_` `ー<^ヽ
| ! `ヽ ヽ ヽ
r / ヽ ヽ _Lj
、 /´ \ \ \_j/ヽ
` ー ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´ `¨´
 ̄ー┴'^´
結果、両国共にこれ以上の争いは無益と判断し、和平を交わしました
和平を交わしたのはオプーナ将軍直々の申し出だったこと
そして、鴎国がオプーナ将軍を恐れてのことと考える学者もいます
その条件がどういうものか、詳しくは語られていませんが
どうも見かけは対等ですが、実際は畏国の降伏を示すものだったようです
つまり"敗北"です
こうして五十年戦争は終了しました
が、畏国にとって悲惨なのはこの後でした…
83 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 22:01:17 ID:fIpF7eiv
8 戦後の大混乱~本編第1章へ
その後、畏国の経済は近隣諸国に対する戦争借款(しゃっかん、国家間の賃貸のこと)の返済や
勝利国に対する賠償金の支払いで破産寸前となりました
/\___/ヽ
/::::::: \
.|:::. '''''' '''''' |
|::::.,(●), 、(●)|
.|::::::: ノ ,,ノ(、_, )ヽ、,, | ……
\:::::.ヽ`-=ニ=- ' /
/ `一`ニニ´-,ー´
/ | | / |
/ | | / | |
/ l | / | |
__/ | ⊥_ーー | ⊥_ ________
| `ーヽl_l_l.} ヽl_l_l.} \
(、`ーー、ィ } ̄` ノ \
`ー、、___/`"''-‐" ⑩ \
⑤ ⑤ \
支払いには貴族も関わり、その人たちも大ダメージを受けました
実際にAAのようになってしまった貴族もいたかもしれませんね
84 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 22:01:48 ID:fIpF7eiv
なので、戦地から帰還した騎士達に対する報酬金などなく、それどころか
騎士団ごと解雇するという異常事態が発生
| | | |
| |. | ::. .:.. | | |
| | l|| | | .| i | | :
| | | | : | | l | :.
| |i || .::... .:.. . | | :
| | l | l..| l | | !
| | | :.. はらへった… | :.
| |__、!__ | ,. -‐-、..| | |
| |~ー`、 | < < ).| | l |
|l | ||(○) li (つと ヽl|| |`~'::;..________
 ̄| |ヽ|〃 li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (,_,(,_,ノヽ_ノ!| | 、., 、。,
`゜~'`~'` | `゜~'`~'`
、!, 、l, 、!, 、!, 、!,
、!, 、l, 、!, 、!, 、!,
その結果、大量の失業者を抱えるようになり、その者たちの王家や貴族に対する
不満と不信感という空気が漂うことになりました
当然、王家と貴族の力も弱まります
85 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 22:02:16 ID:fIpF7eiv
さらに「その4」でちょこっと出た、畏国最大の宗教"グレバドス教"ですが
かつて国家レベルの力を持っていたのですが、この戦乱でその権力が弱まってしまいました
それにしても一宗教が国家レベルとは…日本ではあまり例がありませんね
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:||;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
l;:;:;:___jl|___;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
,イ::7´ ,r=ぅ r- 、  ̄``i丶、;:;:l
/::::シ "´ ` ~´ ィ'ミ::::`'i!
)::/ ,. -- 、 , -- 、 `ヾ::::::::},
l:::l.:.,ィ句丶y'.: ィ句丶、:.:. ゙i:::::::::l ま、まろの権力が…
}::l:.:.` ̄,.:'´ .: : `ミ ̄.:.:.:.:.:. l:::::::ム、
l::l , ' ,r' ヽ、 :.:.:. }:::/^'i l
N! /゙'^'- '^'゙ヽ l::fク //
l l! / ,..,_,..、 丶 l:lぅ,ノノ
しi i ,イエエエ>、 ヽ ,l:ゝ- '
ヽ. l l l{、:.:.:.:ノ:.:.:l) l イ::ノ
ヾ! l ヽゝェェェァツ } ,/:::ヽ
>、 `ー-‐ '" ノ ,ィ'{^~゙゙´
/l, ト、 ,ィ" Y lト、
_/:.:.:ヽヽ.` ‐--‐ '"´ / ハ
,r‐<./:.:.:.:.:丶丶 ヾ ,ソ / /:.:.ヽ‐-、
, -‐ ''"^ヽ 丶、:.:.:.:.:\\ //:.:.:.:.:ヽ } lー-- 、、
,, - '" 丶、 `` ー- ゝ ヽ、__∠∠.:-ュ:.:.:_,:ノ / ` 丶、
グレバドス教現教皇 マロッジ・フューネラル5世
なぜ弱まったのかは定かではありません
神になんか祈っても生活楽になんねーよチクショーー!みたいな感じでしょうか?
86 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 22:02:59 ID:fIpF7eiv
そして各地で騎士団崩れの盗賊団が出現するようになりました
本作での代表例は、言うまでもなく"骸旅団"です
/ λ λ
/ 丿 /l l', |',
i ,; /,' ./ .| | ', '\
. l // /.' / | ノ ' , ', ~-,, ヽ
},l| / |.,' .| | ,,, ,,,'-', "''\ ',
| i /-'"'-'|- ,, i |,',''" ,,,,,, -;ニ二,,,,;,, ', 私、シャア・アズナブルが
', ',,〈 Y''(";;;- ,,';'; | -''' < ̄(;;;ノ ノ ", | 粛清しようと言うのだ!!
\ 'i,,\''--,,,-' | \"', "' --- '" y
); | ' ,','" i ', | "" /
./ノ | ,| / ',| /
/ '| ,'""' " .i
\ ', ,, ___ ヽ, |
\ ',. "' i,,--''' ,, ノ /
y \. ー--―''' "---;;" /,,,/
''''-ノ. \ === ''Y", ,/
''"―--''\ ,, - ''" "''''",,|)ヽ
,-' " "- __,、 -‐'" 、、 - ‐ ゙゙ |
|"'- ,,,,,,,,,|,,,,,,,,, 、、 -‐ ゙゙゙ |彡| |
| ||| |彡| |
骸旅団のように、民の苦しみを国に分からせようとする盗賊団は極々稀で、
大抵はただのチンピラのような連中ばかりです
罪のない人を殺して家や食べる物を奪い取る…ほとんどはこういう奴らです
そんな最悪の治安の中、本編第一章が始まる、というわけです
87 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 22:03:31 ID:fIpF7eiv
9 おまけのおまけ
この場を借りて補足説明もしちゃおうと思います
「その4」の最後に利根川=ベオルブが「国王の死まで…」と言っていますが
追加説明いたしますと
/;,;ハヽ、 >ヽ、ヽ、ヽ,;ヽ,-‐ 、 /
/;,;,;,;/ ヾヽ. r'::::,>''´ヾ!ヽ.ヾ;{ r'、 ヽ ‐=''"
/;,;,仟≠ ヾ;},、 ゞ'´ ,ィ,ォ7 ヽ,`ヽ、} ゙; _ . -'7
.l;,;,;,;{トt三=/:::::> 〆f. !',.少' ,ノ ヽ、ン _., - '´ /
{;,;,;,;仟lX/:::/'⌒く'´.\_.., '´ ∨‐、.r-n ./ 俺ぶっちゃけ今黒死病で死にかけ
:l;,;,;,;刄li:ヾ/ ,ィ<フ ヽ .__ 、 /| ,/ レ l
l;,;,;,;,;カXく三:ヒtシ' リ _ (、`ヾタ+.__ノ~' ヾ、 ∨ :| だって病弱だからしょうがねえじゃん
j;,;,;,;ル-vX三ニ ./ 〃 .,>、.`ヽ/ ヽ \. |
};,;,リ「ヽ.ヾ.ヽ‐<三 Kス>‐'´,〉、 Y それよりハルヒちゃんおもしれえ
.l;,;,∧オ ヽ, ヾ、三三三゚ \,、zタ'"\ )
j;/ :l j {;;ヽ三三三二 `¨´, ・ \ ハ
ル `ヽ.} ゞ、;ハt_三三三三ン-‐'':,.ノ\ イ_l、
/入  ̄`ヾヌ二三二-ー''. \ \
/;,;//\_ \ リ /` ‐- _ \
というわけです、ウザいですね
ちなみにプロローグの時点…1章終了から1年後には死んでいます、嬉しいですね
おまけに七日七晩高熱で苦しんだそうです、ざまあーみろーですね
2章からはその後の覇権を狙うラーグ公とゴルターナ公との争いがメインなのですが…
まあその話は本編で、ということで
88 名前:名無しのやる夫さん :09/03/17 22:03:59 ID:fIpF7eiv
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::: :::::::;;;;;;;;`、
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `'、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::: ::::::;;;;;;;;;;、
. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::: :::::;;;;;;;;;;;;;;;l
..|;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::: :::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| さて、これでおまけ「五十年戦争」は
.|;;;;;;;;;;;;;;;;;l `ヽ、;;;;;;;':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 終了させていただきます
.|;;;;;;;;;;;;;;;;l ,. '"` ''、;、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l だらだらと長い文で失礼しました
..l;;;;;;;;;;;;;;;;l ,' ,.. -={;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
l;;;;;;;;;;;;;;;|___ ´ ,.' ア":::::`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 説明足らずなところや
':;;;;;;;;;;;;;', `ヽ / f::::::::::::`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 下手なところ、妄想等があり
':;;;;;;;;;;;;;`、‐ァ-t、 ';::::::::::::::',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.' 分かりづらい出来になってしまいましたが
. ',;;;;;;;;;;;;;`, f {::::`、 `、___,,.ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 付き合ってくれた方、ありがとうございました
`、;;;;;;;;;;;;', `、:::::`、 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// 今回の本編より長い気がしますね
`、;;;;;;;;;;;',, `、__リ ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;リ
`、;;;;;;;;;, ';;;;;;;;;;;;;;;;;/ |リ なお、この五十年戦争のモデルは
`、;;;;;':, ':;;;;;;;;;;;/ !j 「百年戦争」というものだそうですが
`ヾ、,、 ヽ、 .〉;;;;;/ !|i >>1は全く知りませんのでご了承を
`ヽ`ヽ、 __,.. -‐‐ァ' / ∨ .!l
`ヾ、`ヽ、¨`ー‐''" ,.ィ' .lヾ、 それでは皆さん、さようなら
`、;;;;;;|` 、 ,. ' .l ヤ――---- 野原しんのすけでした
`、;;| `…' l ャ三三≡== ニーチェといったら罵倒しますよ
゛!. l `ヾ≡-''"~
∧ ,.- ''"´:;:;:;:;:;:;:
/.∧ ,.イ" :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
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