,. ⌒ﾊ 　　　　　　　　　 ﾊ⌒ ,
　　　　　　 i::::::::. ﾞｉ,r'⌒ Ｙ　⌒ ^ﾍ, ,r':::::::::j
　　　　　　 i:::::::::::'(ッ. .:: ::::..::::....::::.. ）j:::::::::(,
　　　　　　ﾘ:::::::y(, :: : : : ,.ﾍ...:::..:::::..::ヾ:::::ﾙ
　　　　　　 iﾘﾙ （::::::: ノ　　ヽ　ゝ,:...::. NY
　　　　　　　　　　）::ー)　（ー ）　)::::::ﾘ
　　 　 　 　 　 　 ( （i　 ー 　 ,,　ﾊ::::ﾊ
　 　 　 　 　 　 　 ）ﾊゝ.　　　,.（ ( （（
　　　　　　　　　 （（:::( り　 ∧ '　).）,）
安いアパートだったがそんなこと全然関係ない
男なのに「お母さん」と呼べと言っていたのが印象に残ってる

　　　／￣￣＼
　 ／ _ノ　 ヽ､_ ＼
.　|　（ ●）（● ）　|
.　|　　（__人__） 　│
　 | 　　｀⌒ ´　 　|
.　 | 　 　 　 　 　 |
.　 ヽ　　 　　　　/
　　 ヽ　 　　　 /
　　　>　 　　 <
　　　|　　 　　 |
　 　 |　　　 　 |
１２になった頃本当の親父がアパートの近くに来た
私を返してもらいに来たと言った
お母さんはほぼ深夜逆転してたから夜また来てくれと言った

　　, ⌒ﾊ 　　　　　　　　　 ﾊ⌒ 、
　 j:::::::::ヽ ,ﾍ^ ⌒　Ｙ ⌒ヽ/ .::::::::i
　ﾉ:::::::::j（ﾉ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
　ﾙ:::::ﾘγ::..:::::..:::...ﾍ、: : : :: ﾉy:::::::ﾘ　　とにかく怖かった
　 Yyﾉ ﾉ :ﾉ...:ﾉ　ノ　　ヽ ::::::） ﾙﾘﾉ
　　　　ﾘ::::::(　（ ＞）　(＜::（
.　　　　ﾊ::::ﾊ 　,,U 　　Uﾘ） )
　　　　　） ) ）、 　 ￣ノくﾊ（
　　　　（,（.(　' ﾍ　　 い ﾉ:::））
　　　　ノ/）` 　 ヾ　ｿ￣（( 、
　　　　 ,' 　 ﾉ　 　 Ｙ　　　　Y
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　　 　 　 , ⌒ﾊ 　　　　 ﾊ⌒ 、
　　　　 j::::::::: ,:: ⌒Ｙ ⌒/ .::　 i
　 　 　 ﾉ::::::::（ ..:::　　　ヾ)':::　　 i
　 　 　 ﾙ:::::γ::::::　　　　ﾉy:　 :ﾘ
　　　　 Y ﾉ ::::::::::::::　　　　:ﾙﾘﾉ ）
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　　　 　 　 （,（.(　 ﾙ ﾘ ﾙﾘ いﾉ ））
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　　　　　　　　　 |::::::::::::::　　 　　　二つ
親父はろくでもない人間で私を引き取りに来たのも
何か腹黒さがあると思ったけどそんなんじゃなくて生活が一変すると感じた

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　　　　　　　 　 　 　 　 /　 　　 　　ヽ
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　　 　 　 　 　 　 　 　 〈 へ__}, ､!_, '^ 〉
　　　　　　　　　　　　 /〉 ェｧ i!i! ｨェ〈〉
　　　　　　　 　 　 　 <∧　　 ,l｣､ 　 /｣_, -､
　　　　　　　　　　　 〈 ｣!ﾍ`=三三＞ー､¨} }〉
　　　　　　　　　　　ノ ｿ|　＼,;;;;;,,ゝ ｸ　　／
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　　　 　 ／　 　 　 Ｌ ヽ　　 `　 {　 　 ノ ￣　　　 ＼
　　　　/　　　　　 　ｊソ 　 　 ｀Y !〈 　{　　　　　 　　 ヽ
.　　　 {　　　　　 ヽ　　　 　　　| |　 　 ',　 　, -､　 　　}
　　 　 |　／　　 ∨　　　　　　 | | 　 　 ', 　 ﾚ　＼　　,'
お母さんは本当にいい人だった
おふくろは離婚して今はどこにいるかわからないらしく、
私のことは本当にどうでもよかったらしい

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　／　　ノ　ヽ､＼
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　 | 　 　 　 　 　 |
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夜また親父が尋ねてきた
アパートの前の通りでお母さんと親父が立ったまま話し込んでた

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　　　　　　　 　 　 　 　 /　 　　 　　ヽ
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　　 　 　 　 　 　 　 　 〈 へ__}, ､!_, '^ 〉　　　　　　　　　ちゃんと職に就いたら話を聞いてあげる
　　　　　　　　　　　　 /〉 ェｧ i!i! ｨェ〈〉
　　　　　　　 　 　 　 <∧　　 ,l｣､ 　 /｣_, -､
　　　　　　　　　　　 〈 ｣!ﾍ`=三三＞ー､¨} }〉
　　　　　　　　　　　ノ ｿ|　＼,;;;;;,,ゝ ｸ　　／
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　　　 　 ／　 　 　 Ｌ ヽ　　 `　 {　 　 ノ ￣　　　 ＼
　　　　/　　　　　 　ｊソ 　 　 ｀Y !〈 　{　　　　　 　　 ヽ
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　　 　 |　／　　 ∨　　　　　　 | | 　 　 ', 　 ﾚ　＼　　,'
そんなお母さんの言葉が聞こえた

　　　　　　 　.　＿＿
　　　　　　　.／::::::.　＼
　　　　　　 /::::::ヽ;;:　　 ＼
　　　　　. （:::::（::::冫 　　　|
　　　　　. （:人;;;） .　　　　|
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　　　　 （三））:::::..　.　　　|
　　　　　>::::ﾉ:::::::::.　　　 /
　　　　/::: / ヽ;::::::::: 　 /
　　 　/::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈
　 　 （;;;;__ゝ:;;:::::＼／:::::）
　　　　　　.　|＼::::::::::::;;:1
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アパートの2階から様子を見てただけだけど親父も譲らないかったみたい

　　　　　　　　　 |ヽ、
　　　　　　　　..　|::l::ヽ
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　　　　　　　　 　 | l:::::　`、
　　　　　　　　　　| l:::::: 　`、
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　／_ノﾆ三ヽ、＼ .|-､::::::::.　 　',
　|　（?）三（?）|ﾊ`ヽ＞‐.､ 　 ',
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　 |　　 ｀ ⌒´　/　 　 /ｌ|::::／-､　./
.　 ヽ　　　　　 ﾊ 　-ｲ　||::(〈__ノ／
　　 ヽ　　　 　/　　　 {　||:::`''／`ヽ
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　 　 |　　　 　ヽ　　　　　　　　　ノ
すると親父がナイフを取り出してお母さんに歩み寄った
お母さんともみ合いになった

　　　　　　　　　 |ヽ、
　　　　　　　　..　|::l::ヽ
　　　　　　　.　　 |::l:::. `、
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　　　　　　　　　　| l:::::: 　`、
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　　　　　　　　　　|ﾊ`ヽ＞‐.､ 　 ',
　　　　　　　　　/_ﾉ　:|| （,t）|>'"`ヽ
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　　　　　　　ﾊ 　-ｲ　||::(〈__ノ／
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　　　　　　i　　　 　 ﾉ:（（__>／`ヽ
　　　　　　',　　　　´:::::::|i'ｰ' ,. 、/
　　　　　　ヽ　　　　　　　　　ノ
するとお母さんが血のついたナイフを持ってた

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親父が道路に倒れこんでた
お母さんは過剰防衛で逮捕された

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最後に会ったのは執行猶予中で一緒に施設に行ったとき

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　　 　 　 　 　 　 　 　 〈 へ__}, ､!_, '^ 〉　　　辛い事だらけの世界だけど強く生きるのよ
　　　　　　　　　　　　 /〉 ェｧ i!i! ｨェ〈〉
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　　　　　　　　　　　 〈 ｣!ﾍ`=三三＞ー､¨} }〉
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とお母さんは泣きながら去っていった

以上。以下元ネタ。

45 名前：おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日：2007/04/25(水) 16:56:20 ID:kx6yez3x
生まれてすぐ捨てられて、オカマバーで働く同性愛者に拾われた
その人すごくいい人で身寄りの無い私を本当にまともに育ててくれた
安いアパートだったがそんなこと全然関係ない
男なのに「お母さん」と呼べと言っていたのが印象に残ってる
１２になった頃本当の親父がアパートの近くに来た
私を返してもらいに来たと言った
お母さんはほぼ深夜逆転してたから夜また来てくれと言った
とにかく怖かった
親父はろくでもない人間で私を引き取りに来たのも
何か腹黒さがあると思ったけどそんなんじゃなくて生活が一変すると感じた
お母さんは本当にいい人だった
おふくろは離婚して今はどこにいるかわからないらしく、
私のことは本当にどうでもよかったらしい
夜また親父が尋ねてきた
アパートの前の通りでお母さんと親父が立ったまま話し込んでた
ちゃんと職に就いたら話を聞いてやるというお母さんの言葉が聞こえた
アパートの2階から様子を見てただけだけど親父も譲らないかったみたい
すると親父がナイフを取り出してお母さんに歩み寄った
お母さんともみ合いになった
するとお母さんが血のついたナイフを持ってた
親父が道路に倒れこんでた
お母さんは過剰防衛で逮捕された
最後に会ったのは執行猶予中で一緒に施設に行ったとき
「辛い事だらけの世界だけど強く生きるのよ」って言って泣きながら去っていった