2019年7月17日から「1か月間自宅に泊まらない生活」をしてみることにした。
どうやらこの日本には、定住する自宅を持たない「アドレスホッパー」という人々がいるようだ。
期間限定のアドレスホッパーになるわけだ。
自宅での眠りから解放されたぞ~~~!!


※この記事は随時更新していきます



1日の終わり、自宅で眠る。
当然といえば当然の行動なのだが、当然だからこそ我々は『自宅での眠り』に強く縛られていないだろうか。
家に帰らなくてはならないので、夜がふけるにしたがって、外にいるのが億劫になるし、飲み会が盛りあがっていたとしても終電の時間が気にかかる。動かない言い訳にしてしまう。

そうか、自宅での眠りは拘束具だ……!
この拘束を解いたとき、思考と行動の真の自由が幕開けするのではないだろうか…!





というわけで。
2019年7月17日から「1か月間自宅に泊まらない生活」をしてみることにした。
どうやらこの日本には、定住する自宅を持たない「アドレスホッパー」という人々がいるようだ。
期間限定のアドレスホッパーになるわけだ。

その日泊まった宿と感想をツイッターでつぶやいている。
この原稿を書いてる時点では、まだ1か月終わっていないので、随時この記事を更新していく。
リアルタイムでいちはやく1か月生活の情報を知りたい方は、ツイッターをフォローしてね!

 

1日目 ~ 10日目


●1日目



1日目は通い慣れてて職場からも近い、秋葉原の「らくスパ1010神田」に。
今年リニューアルしたスーパー銭湯なんだけど、ずいぶんまったり出来る仕様になった。
サウナ目当てに普段からちょくちょく足を運んでる。

パソコン作業したり、マンガを読んでまったりするには最適なんだけど、夜中もずっと照明が明るいし、あんまり寝ることを想定した作りじゃないので、この生活には向いてないかも。



●2日目



ずっと行ってみたかった馬喰町のホステル「北斗星」!
なにせ自宅から歩いて10分だから、こういう企画にでもしない限り、わざわざ泊まらないもんね。
寝台列車に乗ってる気分で、めちゃくちゃ楽しい~~~~!


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フォロワー割も採用してるよ。
インスタかFacebookのフォロワーと投稿いいね数が4001を超えたら、1泊タダで泊まれる!
ちくしょ~~、Twitterなら条件を満たしてるのに~。



●3日目



人形町のホテル「禅」もずっと気になってたんだよね。
カプセルベッドの狭さを逆手にとって、茶室をイメージした和の空間に仕上げてる。
地下がシックなバーになってて、朝食にパンとコーヒーがふるまわれるよ。

ここも自宅からめちゃくちゃ近いので、チェックインだけしていったん自宅に帰って、また夜中に泊まりに行くという謎の行動をした。



●4日目



4日目は、両国のスーパー銭湯「江戸遊」だよ。
いや~、いいよ、ここ。今年6月のリニューアルでめちゃくちゃパワーアップしてる!!
ちょっと高めのプライシングということもあってか、土曜夜でもそれほど混雑してなくて快適だった。

館内はめちゃくちゃキレイで、漢方湯もいい匂い。サウナもロウリュやってるし、心地よい。
風呂場を改装したコワーキングスペースがまた良くってね、サウナ部屋が会議室になってるから「サウナはいりながら働きたい」が実現できるよ!
会員になると入館料が安くなるし、「風呂入りながら丸1日コワーキングで集中作業するぜ!」って日に最適かも。



●5日目

5日目は秋葉原のマンガ喫茶「和Style.Cafe AKIBA」に。
京都をイメージした和風の店内。
個室は畳で、布団も敷いてるので、一般的なマンガ喫茶よりは寝やすいかも!



●6日目



秋葉原の豪華カプセルホテル「安心お宿」ね。
ここはいいよ、カプセルホテルのなかじゃ、トップクラスの快適度!!
大きな浴場もあるし、なにより寝具が最高!マジで寝心地、最強。家よりもぐっすり寝たわ。


「自宅に泊まれない生活」を6日やって気づいたことがある。
・自宅に泊まれないと集中力削られる
・常に動きつづけてるので、なんかの用事で外に出るのがぜんぜん億劫じゃなくなる
・たとえ快適でも“はじめての場所で寝る”という行為は体力を要する
ですね。



●7日目



はじめて個室ビデオに入ってみた。
VRがウリの店なんだけど、ナイトパックだと借りれなかったんだよね。無念。
防音に気を使ってることもあって、マンガ喫茶よりはるかに快適な宿泊だったけど、朝日のぼる動きはじめた町に個室ビデオから出てくるのが恥ずかしい。そこが個室ビデオの弱点。





減りますかね。



●8日目



池袋の泊まれる本屋「BOOK AND BED」だよ、ここも気になってた。
最近、こういうコンセプト系ホステルが増えてて面白いな~。
珍スポット巡りで日本一周した7年前は、安く泊まりたくても選択肢なくてマンガ喫茶ばっかり泊まり歩いてたけど、いまはキレイで面白くてなんだったらマンガ喫茶より安いホステルがめちゃくちゃ増えてて、すごくいい!



●9日目



ちょっと変則的だけど映画を観て、夜を明かした。
探してみて分かったけど、都内でも24時以降に上映してるとこって案外多くないんだな~。



●10日目



翌日休みだったので、ちょっと遠出。埼玉の草加健康センターへ。
草加健康センター、やっぱ良いな~~~。
宴会場も2つあるし、草加宴会やりたいぜ~。

「1か月自宅泊まらない生活」も3分の1を終えて分かったことなんですが、この生活でもっとも重要なキーアイテムは「耳せん」です、これはマジです


11日目 ~ 20日目


●11日目



1ヶ月自宅泊まらない生活、楽しいは楽しいんだけど、一日の仕事が終わったあとで「宿をどこにするか?」っていうわりと重ためな意志決定を毎日やらなきゃなんないのがヘビーだよ……。
ジョブズは「毎日、同じ服を着てムダな意志決定の数を減らした」というのに、俺ときたら……。
思考を避けるように、行き慣れてるマンガ喫茶に足を運んでしまう。




●12日目

12日目の宿は新橋の『サウナアスティル』へ。
一番お気に入りのサウナ。サウナと水風呂の温度、アメニティの充実、ミストサウナのえげつない湿度などすべてが絶妙のバランス。
たっぷりサウナを堪能すると、ぐっすり眠れるぜ!



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新橋をうろうろしてたら、通りすがりのイカツイ男に「牡蠣!牡蠣!」って叫ばれ、え?なにごと???っておもった俺が着てたTシャツ。



●13日目


神田のホステル「MANGA ART HOTEL」へ。
8日目の「BOOK AND BED」が近いコンセプトだけど、よりマンガに特化してる。
厳選したラインナップなので、どれを手にとっても面白いのが助かるね。





ホステルの前にデニーズがあったから、ちょっと作業でもと出かけたら、セブンコーヒーが飲み放題なのね!
セブンコーヒーってさ、バカ美味いよね!!

ホステルで目覚めて、むわっとする屋外に出ると「うわ~、アジアで旅してる~、今日はどこ行こ」ってドキドキするんだけど、普通に仕事行くんだよな。




●14日目



羽田空港の「ファーストキャビン」だよ。
飛行機乗らないのにわざわざ空港にやってきた。













あてもなく、手ぶらで空港をぶらつくなんてはじめての体験だったけど、やっぱりなんかワクワクするもんだなあ。
旅する時間がないけど旅気分を味わいたいなんて時にはちょうどいいかも!





この写真を投稿してから電車通勤するなんて、信じられないよ。
信じられないついでだけど、突然のオファーがきて、この「1ヶ月自宅泊まらない生活を話してください」とラジオ出演が決まった。マジかよ。



●15日目



馬喰町の「IRORI」に泊まった。馬喰町のあたり、すっげえホステル増えたな~。

しっかし、いまも事務所に住んでるし、フリーランス時代からずっと「職場=自宅」の生活してるけど、自宅泊まらない生活で気づいたよ。出勤と退勤はしたほうがいい。
仕事にメリハリつくし、集中力あがるわ。自宅が職場だと「寝るまで作業できる(結果、しない)」と思いこんで過ごしちゃう。出勤と退勤は正義!



●16日目

16時からTOKYOFM「シンクロのシティ」に出た!
1か月自宅泊まらない生活について「家で寝たがいい」「耳せんが大事」などの価値ある情報をラジオで話してきた!




で、宿泊は清澄白河の「LYURO」ね。
隅田川の川床でまったりと過ごせるよ。




朝食がエッグベネディクトだった。
はじめて食べたけどうまいのね、エッグベネディクト。



●17日目




新宿のど真んなか!
けっこう清潔だったし、新宿で終電逃したら、ここ選択肢になるな~~~。



●18日目



噂に名高いサウナ「タイムズスパレスタ」。
それなりのお値段なので、そんなに混み合うこともなく快適だったな~~。
ももクロのライブ帰りだったんだけど、一気に疲れが取れた。



●19日目



ここも立地がいかつい!
コレド室町から徒歩1分で、3000円代は魅力的。



●20日目



ここずっと気になってたんだよね~。
朝飯もうどんだし、お土産にうどんくれるし、うどん好きにぴったりね!
都内にはこういう県民宿みたいなところ、ほかにもあるんだろうか。



21日目 ~ 30日目

21日目



いやー、すごい宇宙的な見た目。Twitterで一番拡散されたのはこの宿だったね。
あれだね、1ヶ月自宅泊まらない生活やって知ったんだけど、最近のホステルって「定価がない」ところ多いんだね。
需給バランスで値段が決まってるから、平日だったり、当日の空きを埋める予約だとかなり安くなってる。



●22日目



「1泊1980円ホテル」が正式名称だからね。
おれ、こういう分かりやすいネーミングのお店、好き!!



●23日目



いや~~、スパラクーアですよ。
割引券使って、平日にちょくちょく行くんだけど、もう最高。
サウナ4種類あって水風呂2種類あって、休憩室がいい感じで、もう1日中リラックスできちゃう。最高の休日になるんだよな~。



●24日目






理容店の業界団体が運営してるんだけど、誰でも泊まれる代々木の宿。
深夜12以降は絶対外出禁止というルールがあるんだけど、それ以外はすげ~快適だった。
映画「天気の子」の聖地巡りの拠点にどうぞ!



●25日目



新宿で終電なくしたときの定番スポット、テルマー湯ね。
ここと区役所前カプセルホテルがあれば、新宿の夜も怖くないぜ!





まだこの生活終わってもないのに、思いついちゃったんだよね、次の企画……。
おもいついたらやらざるをえないよね…。



●26日目



またしても馬喰町!
馬喰町はホステルのメッカだな。



●27日目



お城っぽい内装の「サムライズホテル」。
有料だけど、鎧甲冑を着込んで写真撮影したりもできる。
和なコンセプトもあって、海外からのインバウンド客がすごく多かった!



●28日目



変わり種のサウナとして、1度行ってみるのもいいかも。



●29日目



こういう町中にある旅館っていいな。
自宅がこの近くなんだけど、旅館から出て散歩すると、また違った風景に見えるもんだね。



●30日目



ラストの宿はこちら新橋の「BOOK TEA BED」だよ。
最後に奇をてらった終わり方しようかともおもったけど、最後までしっかり宿に泊まった!成長!!

1ヶ月自宅泊まらない生活はこれにて終了!
面白いコンセプトかつお手頃価格で泊まれる宿が沢山あるのがよく分かった。30日お付き合いいただきありがとうございました! 
次は「1ヶ月同じ国の夕飯食わない生活」やるよ。参加できるようにするんで、一緒に色んな国のレストラン行きましょー!

「やべ、今夜の宿まだ予約してねえ。お盆だし空いてるかな……」と焦ったけど、今日から家で寝ていいんだった。夢のような話しだな。