以下の内容はhttp://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-168.htmlより取得しました。
1 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:03:36 ID:mO3ABNQe
■╋■╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋■╋ やる夫がジハード（聖戦）を始めるようです【第７章】
■╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_/ _｣ ___ ／
|_＿＿ ＼＼＼__ ヽ、
～‐ー､＼ｱﾃﾈ ｀‐､ !､ /
|_ ｀~ ○、 ＼＼ |_
|＿ |￣ ￣ ＼ /￣｀ヽ、
/ _ _l ｀‐ 、 ＿| ｀ヽ＿ ＿-‐～´~｀ー-_＿／｀一ケ
｀ゝ.」ゝ_} ￣ ￣ / ｱﾝﾃｨｵｷｱ
キプロス島 /◎
クレタ島 r～ー--ナ /
ｌ~ー──-～つ く´ __く￣ |◎ﾍﾞｲﾙｰﾄ
｀￣￣￣´￣´ ｀ー´ | ◎ﾃｨｰﾙ ﾀﾞﾏｽｶｽ
│ ◎
|◎ｱｯｶ ◎ﾋｯﾃｨｰﾝ
|◎ｶｲｻﾚﾔ ◎ﾅｻﾞﾚ
／´￣｀ヽ、 |◎ｱﾙｽﾌ
／ └‐――-、 |◎ﾔｯﾌｧ
/ ￣｀ー‐--＿ _-'￣｀ー‐--＿ / ◎ ｲｪﾙｻﾚﾑ
| ￣｀ー‐--＿ ＿ j′◎ ￣｀ー＿＿＿＿/ ●アスカロン
￣￣ ｱﾚｸｻﾝﾄﾞﾘｱ | ＼＿＿＿＿＿現在ここ×
|
＜ｱｲﾕｰﾌﾞ朝＞ λ
| | |
| | |
前回までのあらすじ
アッカを脱出したやる夫は裏切りの疑惑を晴らし、信頼いを取り戻すためにイェルサレムに
向かわず、十字軍の標的となっているアスカロンへ向かう。道中、暗君として名高い皇太子
アル＝アフダルに騎兵二千を与えらる。だが、敵はリチャード王の高弟アイヴァンホー率いる
精鋭イングランド軍五万。アスカロンの地で、ついに二人の対決が幕を開けた……
3 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:09:01 ID:mO3ABNQe
◇サラセン（イスラム側）
○サラディン軍
◆ヴァレリウス・アンティアス＝アル・アーディル・サイフッディーン『公正』 ●ニューソク・デ・やる夫（２ちゃんねる）
◆エルシード ●シャナ（灼眼のシャナ）
◆サラーフ・アッディーン・ユースフ・イブン・アイユーブ ●鶴屋さん（涼宮ハルヒの憂鬱）
◆タキ・アッディーン・ウマル・イブン・アイユーブ ●古泉一樹（涼宮ハルヒの憂鬱）
◆ハバーウッディーン（イブン・シャッハード） ●朝倉涼子（涼宮ハルヒの憂鬱）
◆レワニカ ●アカギ（アカギ）
◆ラスカリス ●やらない夫（２ちゃんねる）
◆シャラザード ●朝比奈みくる（涼宮ハルヒの憂鬱）
◆ギョメネー ●範馬勇次郎（バキ）
◆ルイセ ●チルノ⑨（東方）
◆『完全』アル・カーミル ●キルア・ゾルディック（Ｈ×Ｈ）
◆アル・ファーディル ●麻呂（２ちゃんねる）
◆アル・アフダル ●伊藤誠（スクールデイズ）
◆エリシーフ ●ハートマン軍曹（フルメタルジャケット）
◆アル・ハジャーブ ●銀さん（銀魂）
○第三回十字軍
・イングランド軍
◆リチャード獅子心王（ライオンハーテイド） ●涼宮ハルヒ（涼宮ハルヒの憂鬱）
◆『紅き黄金の鷲』アリエノール＝ジョアンナ・プランタジネット ●水銀燈（ローゼンメイデン）
◆ウィルフレッド・アイヴァンホー ●碇シンジ（新世紀エヴァンゲリオン）
◆レスター伯 ●キョン（涼宮ハルヒの憂鬱）
◆ベレンガリア・オブ・ナヴァール ●長門有希（涼宮ハルヒの憂鬱）
◆ジョフリー・ヘレフォード ●なのは（リリカルなのは）
◆パーセヴァル・ウェイン ●アンデルセン（ヘルシング）
◆タークィン・アークス ●ルイズ（ゼロの使い魔）
・フランス軍
◆フィリップ尊厳王（オーギュスト） ●ルルーシュ・ランペルージ（コードギアス）
◆ブルゴーニュ公 ●ジュレミア・ゴットバルド（コードギアス）
◆アレー姫 ●ナナリー・ヴィ・ヴリタニア（コードギアス）
・テンプル騎士団
◆ロベール・ド・サブレ ●ひよこ（２ちゃん？）
◆モンテフェラート候コンラード ●オプナー（２ちゃんねる）
4 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:09:21 ID:mO3ABNQe
その他
○独立国家シャーウッド
◆ロビン・ロクスリー（ロビン・フッド） ●阿倍さん（２ちゃんねる）
◆リトル＝ジョン ●歪みねぇ兄貴（ニコニコ動画）
◆ア・デイル ●インディックス（とある魔術の禁止目録）
◆タック ●熊先生（がちむち）
○暗殺教団（アサシン）
◆『山の長老』ラシードウッディーン・シナーン ●Ｌ・ローライト（デスノート）
◆『悪魔の首』ラス・アルグール ●リューク（デスノート）
○イェルサレム王国軍
◆イベリンのバリアン ●ハクオロ（うたわれるもの）
◆トリポリ伯レイモン ●エドワード・エルリック（鋼の錬金術師）
◆ギィ・ド・シャトニャン ●刹那（スクールデイズ）
◆ルノー・ド・シャティオン ●平塚雷蝶（狂乱家族日記）
◆イェルサレム大主教エルキュール ●小沢一郎（政治家）
◆おまけの司祭 ●福田康夫（元総理大臣）
・神聖ローマ帝国
◆フリードリッヒ・赤髭王（バルバロッサ） ●アシュラッド（ヴィンランド・サガ）
・東ローマ帝国（ビサンツ帝国）
◆イサキオス二世アンゲロス ●夜神月（デスノート）
◆？？？ ●蒼星石（ローゼンメイデン）
◆ジョン王 ●のび太（ドラえもん）
◆『世界の花』アリエノール・ダキテーヌ ●真紅（ローゼンメイデン）
5 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:09:43 ID:mO3ABNQe
ウィルフレッドの部隊は北へ向かっていた。
ドッドッドッドッドッド!!
(´⌒（´⌒｀）⌒｀）
(´⌒北だ!北だ!⌒｀）
(´⌒(´∧ ∧⌒｀）｀）｀）⌒｀）
(´⌒(´（・ω・）つ ｀）｀）
(´⌒(´⌒ (´⌒（ つ |〕 /⌒｀）⌒｀）
遅れるな!! ( | (⌒)｀）⌒｀）
∧__∧ ⌒｀）ﾄﾞ し'⌒＾ﾐ ｀）⌒｀）ｫ
(´⌒(´（ ´∀｀ )つ ド ∧__∧⌒｀）
(´⌒(´( つ/] / ｫと（ ・∀・ ） 駆け足――!!
（ | (⌒)｀） ｫ ヽ[|⊂[] ）｀）
（´ ´し'⌒＾ﾐ ｀）｀）ｫ (⌒) |
. ￣ （＿）｀）｀）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
北には、北側の門を攻めていた部隊は彼の命令通り一旦引き、待機していた。
……ヒマだね
∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧∧＿∧∧＿∧
（ ） （ ） （ ） ） ……うん。
,,､,､,,, ,,､,､,,, ∧＿∧∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧∧＿∧∧＿∧
,,､,､,,, （ ） （ ） （ ） （ ）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
まず、この部隊と合流してから背後のやる夫達を打ち払い、素早くアスカロンに
ブーメラン攻撃を仕掛けるのがウィルフレッドの計画だった。
＿
_.-‐'''~￣ ￣~ﾞ'''-..,,__
__＝ﾆ'ﾞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'､ ~'i‐､
,i'ﾞ /:::::::::::::::/'i,:::::､::::::::::::::::::::::::＼ﾞヽ＼
ﾉl /:::::::::::/l/ 'i |'i,＼:::::|ﾞi､ヽ, ､:::ヽ/ .|､
-‐,''ﾞ'::::,､l'l::/ | ﾞi,i ! ＼:| .ﾞi,ﾞi,|＼::::ヽ､ﾉ::'i, 名付けて「ブーメラン大作戦」
/-l:::::/|i |' ﾞ _,,..-ﾞ‐''''‐- ﾞ'i!,::::::::::::::'i,
'ﾞ |:::::| .!.,,!,,,,__ ''''ﾞ::::‐'T:i'''j-､ 'ﾞl,::::::::::::::l
!'ﾞi,!, ,.‐i''-i､ l,:ﾞ',l ) !ｌ:::::::::::::|
l, ﾞ' .l,:ﾞ'l ~ .:,.ﾞ:::::__::::l
.ﾞl '''ﾞ,.' .::::,l-''ﾞ-ﾞ'i,ｌ
| ヽ '' ::::::::,i'-::::ﾞl
l ::::::::,'_|,.l::/
'i, 'ﾞﾞ￣~ .::::::::ﾞ'ﾞ:.／
.ヽ .:::::,i'ー'ﾞ
ヽ ..:::::::'::/i'
ヽ ...:;:-:::::::/ﾞ!
.ﾞi､_ _,,...-''ﾞ::::::::::/
_i‐'- ..,,_:::::::::::::::::,iﾞ
6 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:10:26 ID:mO3ABNQe
だが、やる夫がその隙を見逃すはずがない。
巛〃ﾐ||//ヾ彡ﾐ/〃彡：：：：：：：：：：：：ミ〃巛ヾ||ッ//彡从〃彡：：
彡/〃/ミ〃/ヾ〃|彡,,::;.l;::'.;;l;:'';.;;::;l:;.;::川巛ヾ〃ﾐ/从彡ミ彡〃ヾ::;
ヾ/巛||_／ﾐミﾐ〃ミ;;::;l :,;:;,:;:l;:,;l:;,:;l:,;:,;:,;l:〃川ヾ//从彡〃ヾ从ヾ;;:::l;
巛ﾐ/|||/川ﾐヾ〃彡::, ;:;:;:;:;: ,;:,::;:::::,:;:l::;,:;:;:,::,;::,;:/从||ヾ|||彡ヾゞゞ::l;:l:;:
.ミ≧||||;||巛彡／,:;,:：;:::::,::;：::;:l:,:::：;:::::,:;：,:,::,:,;:：,:::;,::,:;ミ从||;|::|彡;::：::;:
：：ヾ|;:l;;l;::l||/：：:,,:：,;:,：,::：:,;::：:,:,：,;:,：,::：:,;::：,::：,;:：：:,：;;:|;;:l;:l||;l|;;;:：:;::：:
：：：.|;l;:l;;:l;:l|,::：,;：,:;：：::：：：,：：：：:：：：::,;::：,:;：：::：：：,：:,;|l;:l::;|;;:l|：;;:：：;:
Mw从wWWmwW从mWw从wWmM从MwWMw从MwWmWW从
＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼ 攻撃開始だお！！！！！
,. -- ､, oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo
,.―＜,__ ヽ:::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 敵が北と南に兵力を分けた今が大チャンスなんだお！
/ ヽ |r┬-| |
__| }. | | | |
/ ヽ, ／ { | | | |
{ Ｙ----‐┬´ 、. | | | |
/'、 ヽ |ー´ ヽ, | | | |
{ ヽ ヽ ｌヽ_!´ ヽ`ー'ｫ ／
', ヽ ヽ ,／ }
ヽ ヽ 、,__./ ／
＼ ヽ__／,' ＿ ／
＼__.'! 〈 _, '
￣
7 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:11:05 ID:mO3ABNQe
二軍に分断されているイングランド軍の一瞬の隙をついて、アル・ハジャーブに率いられた
ムスリム騎兵は林を飛び出したのである。
_,/ﾚr;.. _`'-"k、
-l!ﾉj" , i~ｌ;'k"~
ノ` j _ j ''、 `-, ヽ ~ｌ;,_
`.ー.t ﾉ' : '、 `-';;、 '':、 `、l '"'it"t_,,.
r''"~ _. , jﾉ l、 ''、 l!、 ﾉ ヽヽ ~~_,ノ'
`ヽ=r'_ l lj ヽ ヽ `=、 '、 ;、`, ''t, _! t! _=:::"jﾐ
r;l! `、 ''! j ﾉ''t t, '' 、`,＼_,,/!i-、rr l!,,.=r"k~
ﾉノ'_, , _ヽ l'tﾉ_ `:.l'=,＼'t､'､ノ ___,,,,t从j!_! _l'j''-ゝ 突撃ぃぃいーーーーー！！！！
`-:;jlt `, l, j, j 'l _lz;;,,,j_＼'';＼ r"ﾄﾃ_,,ﾉ ;"lrｔ_
. _ﾉ'_. t,:､ﾉ,k`",,~,__ﾓｦ,.-" ` "~ / !`kj_
. ~'''ll''''l,ノ;:i"`:;,, ,i,rl";.;.;fk
l/':,j`-l 、, ,l'k,,_`、.;`ゝ_
j.iヽ,＼ ,r-ー-、 ﾉr,l、,";.;.;.;.;`ゞ
l~` _ヽ|＼ l,r-ー-,l /.llヽ"´.;.;.;.r=
/.;.;.;.;`k＼,＼ l,t,,__,,.jj ./ l.;.;.;.;.;.;.;.;//
/.;.;.;.;.;.;.;.`k,ヽ_` .、`'''''''" ノ _l`、.;.;.;.;//
. /.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;`ヽ.`-､`.‐-‐'" ノヽ.;.;j,j;:;
/_;;:;;_.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;￣tゝ´ヽ ノ .l.;.;l,,l;:;
_r'i'" `i.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.kt _,ｒ- ｌ.;.;!,,!;:
,r!l. l l.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;tj_-"~ l.;.l,,l;:;
/.;,l l.j ,!~ヽ-‐ー''"`、.;.;.;`tヽ !.;l,,l;:;
/.;.;l "、 _,,/ 、 _.r l.;.;.;.;.;.;`k＼ l.;l,,l;:
/;.;.;j `‐'"~""'''''''"`‐、 !.;.;.;.;.;.;.;.;.`-!;_ l.l,j;:
.;.;j" ~ ´ ｊr''"l.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.`'!t, !j,l;:
.;.;.;`、- ___,,,,,,j ! .l.;.;.;.;.;.;.;.;.;..;.;.;.;`tゝ. .l,lj;:
.;.;.;.;j '""~´ `i`''".;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヾゝ,l.j;:;
8 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:12:19 ID:mO3ABNQe
二軍に分断されているイングランド軍の一瞬の隙をついて、アル・ハジャーブに率いられた
ムスリム騎兵は林を飛び出したのである。
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
,rt､ ,-‐､ | ,rt､
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、 i`i`彡0ｆト'ヾヽ
／､ ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ / ゝ 彡ゝoノ
( ' Y''''ノ＼ 彡 ／､ ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ= | 、ノ 彡くﾐヽノﾐ=
`‐'￣＼ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' ＼ `‐' ヽ____/ゞ | ヽ
''''''''"""""￣￣￣ 〉____,／ | `‐'ヽ ヽノ |/／ | | |川ﾘ ｰ' | ,;
""""￣￣ |ﾘjilji 丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ' / | y ノヽ |
-‐ _,,. ．-‐ ゝゝ `''' 川ﾘ| `''' ,'ヽ 丿 // // ヾ|
-‐ _,,. ．-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ / // /ゝ
_,,. | -ー / 彡 ／ / ／ . .. ヽ 〉 /ゝ .
-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ ／ .:-‐' / ／/ ／ . // ／ /ゝ ／／
,,,-‐'''"" _,..:-/／,..:-‐'"/／ /／_,..:'_,..:' /ゝ／ ／
-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ /／ _,..:' ／ ゝ` ／
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" /ゝ ／ ／ ／ ／
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:'' _,..:' ／ ／ ／／ ／ ／
_,..:-‐'" _,..:'' _,..:' ／ /
9 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:13:18 ID:mO3ABNQe
__ __ ＿ __
/::ヽ. ｢::::l /} ／:::/ /´::::/ /´::::> ,.-.､_ __,,..、
〈:::::::ﾊ |:::::ｊ '´ |:::::/ /:::::::/.／! /:::::/ /:::::/ ／::::::::ｊ__
';:::::::l l／ _ l::::ｉ /:::::::://:::/ /:::::/ /::::://::７ ,:'::::::::／::::::〉 _＿
V:::::l ／::::}. l:::::!ヽ一' l／ /::::::< └-' 〈_:/ /:::::／/:::::::/,.ﾍ. ／:::::/
Ｖ:::ﾚ::::::::ｒ' .l:::::l /:::;へ::::＼ /:::::< ー-'<::／／:::::::/／:ヽ
. ';:::::::::／ ;:::::└‐:::ｧ ∨ 丶;::::>. ,'::::;ヘ::丶、 ´ /::::::::／':::::::／
. ';::::〈 !::::;_:::::::/ ｀ レ' ｀¨ /:::::::< ヽ;;／::::>
ヽ::::〉 |::/ ￣ /::::;::::::::＼ ヽ'
. V Ｕ 〈:::/ ＼／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
l::::::::l /:::::::::::::::::::ﾊ:::::/ |/ l:::l ｊ ､ ヽ! __,〉‐‐l:::l-!:l !::::::::::l ！？
l::::::::ヽ_/:::::::::::::::::::::l !::l ! ヽ､l::l ヽヽ｀ -‐>＜ ___ ﾚ' lｊ l::::ﾊﾉ
/:::::::::::::::::::::::::::::li::::::/ __V__,, -‐ﾉ ﾘ ﾉ ,ｒ ､ ｀ヽ lヘ
,/／ヽ、:::::::::::::::ﾄ::l〉::/´ _,＞‐､ 弋ソ 〉 lﾍ ヽ 速い！！！！！！！
＼::::::::::::lハV／ ｨｒ ､ ｰ‐‐一 ﾄ ヽ〉
＼:::ﾄ､! | 弋丿 lｒ'/ / 今、ここに現れるとはなんという速さだ！！！
iヾ、 ヽ __, -‐'´ lノ /
| ｒ'丶 , ､ l_ノヽ
l ! ﾄ、 / ゝ、
｀ヽ弋ヽ ＿__ -､ / /:/´ ヽ、
｀＞ゝ、 /´ l /l /:/ ヽ、
_ -‐'´ |::| ヽ ﾞ､___ - ‐‐' ／ｲ 〈〈 〉- ､
,. ‐'´ l::ｊ |ｿヽ、 ／／:::l ヾ 、 /:/ ｀ ‐-
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿
/ヽ /＼
/（● ●）＼ なんとか敵が北の兵力と合流する前に間に合ったお！
､v ´／´＜ （_ (_人_) _）
ーﾍゞ､､,, ､ヽ､￣ーﾆ / l;;;;;;l / ラスカリス！当初の予定通り波状攻撃だお！！！！
ｲ::／`不ヾ :.:.`＼ ＼､ ＿ =＝=､.___/ ／ .／ /
ハ:.:.rj:.:|:ﾄ`:.:.:.:.:.:.:. `ヾ `＜=-= .ノﾉ!!!＿＿／ / 敵を合流させるんじゃないお！！！！！
i:.:.:.:.`|Yヾ:.:.:.:.:.:.:. .:.:`ﾊ-ﾆく＿,／ ´＿_y /
'r=＝k=＝ｧ--―:=＝― ￣ ヾ＼（ _＿＿ノ
,ﾊ_'`,ｲ,／ ゞ:.:.:.:.:.:.〉:..:. /`T:ｫ ＼ ＼}ｰ--
/ ,／ .r⌒`ー--､:.-:.: .:. / |:::| i ／／ `ヽ
10 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:13:51 ID:mO3ABNQe
／_｀ﾞヽ
/ }ﾘ , '⌒ヽ
/ 〃 ／ }
, .ヘゝ､_/' ／｀ﾞ 、_／
／ ｀7′,く_ ／
. ,' __ ∠ｧ'｀ゞｰ";',／ 了解！！
／￣￣＼ ､ﾌイﾄ､_,.ｲ ｀ ﾞ ､ ∠ ='´- －ｰ- - - .、
／ _ノ ＼ｨ１:!::jjｒ'´ :ｲ ﾉﾐ､＝=、 ￣´( { / ｀ヽ ラスカリス隊前進開始！！！
（ ●）（●）ｲ::ｉ|:;!:i::jj::ﾚ' ,:, ﾉ .ヽ.i ｀ヾヽ ｀｀､ーrｪｔ冖- ィ ､. ,,.._ノ
{ ﾞ（__人__） l 儿ﾑ'´ ヽ,ィ'‐ヘ..ノﾉ } ヽ ヾ―- ､,, __
| }ｌ{ .ﾉ "'ヾ.人 ,,_ ､ ,.,_,' ,' .｀")
f'r{ト|ﾄ---ｒi´:;ﾄ､ ヽ } "'' - ''" ＼ >､. ￣"'''-‐'´
‐- = ============= ＝＝＝{｛ (ｴ|｢｀7灯:/|:;::: ヽ ノ ヾ､_.)
`｀={.]∟!{ |;ﾍﾉ,!::::::::{:: `ｰ'_,.ィ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/i/i ___
／・ 彡. /＿｀ヽ
（ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ アッラーフ・ｱﾙﾊﾞｧｧｧﾙ！！！！
| ＼彡Ｏ/i/i<;;> ___
＜＝━━━━━,,へ＝＝／・ 彡. /＿｀ヽ
／ へヽ （ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ
ヾﾉ く < | ＼彡Ｏ/i/i<;;> ___
＜＝━━━━━,へ＝＝／・ 彡. /＿｀ヽ
／ へヽ （ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ
ヾﾉ く < | ＼彡Ｏニ)<;;>
＜＝━━━━━,,へ＝＝=|ヽ三ヽゝ ヽ
／ へヽ >_ヽ__ヽ_,)_|=丿))
ヾﾉ く < ／ ／ ／ （（
ヾﾉ ヾ〈 く ））
ヾノ
先陣はラスカリスの部隊が切った。彼らはそのまま突き進み、ウィルフレッドの部隊に襲いかかる。
11 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:14:18 ID:mO3ABNQe
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
,rt､ ,-‐､ | ,rt､
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、 i`i`彡0ｆト'ヾヽ
／､ ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ / ゝ 彡ゝoノ
( ' Y''''ノ＼ 彡 ／､ ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ= | 、ノ 彡くﾐヽノﾐ=
`‐'￣＼ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' ＼ `‐' ヽ____/ゞ | ヽ
''''''''"""""￣￣￣ 〉____,／ | `‐'ヽ ヽノ |/／ | | |川ﾘ ｰ' | ,;
""""￣￣ |ﾘjilji 丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ' / | y ノヽ |
-‐ _,,. ．-‐ ゝゝ `''' 川ﾘ| `''' ,'ヽ 丿 // // ヾ|
-‐ _,,. ．-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ / // /ゝ
_,,. | -ー / 彡 ／ / ／ . .. ヽ 〉 /ゝ .
-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ ／ .:-‐' / ／/ ／ . // ／ /ゝ ／／
,,,-‐'''"" _,..:-/／,..:-‐'"/／ /／_,..:'_,..:' /ゝ／ ／
-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ /／ _,..:' ／ ゝ` ／
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" /ゝ ／ ／ ／ ／
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:'' _,..:' ／ ／ ／／ ／ ／
_,..:-‐'" _,..:'' _,..:' ／ /
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ドドドドドドドドド＞
うわ、来たぞ！！！！
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧∧ ∧∧ ∧ｷｰﾝ!
（ ；＞（ ；＞（ ；＞（ ；＞＜)＞＜)＞＜)＞＜)
|￣ || |￣ || |￣ || |￣ || ⊃ナ― ナ― ナ― ナ ー‐
＼／ ＼／ ＼／ ＼／-J -J -J -J
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,＼__ノし/／ ＼__ノし/／ ､
/ ..)/⌒ヽ(＿ ＿＿)/⌒ヽ(＿ ',
￣￣)ヽ__ノ（￣￣ ￣)ヽ__ノ（￣￣￣
´ ／⌒|「⌒＼ ／⌒|「⌒＼
| / , |
＼__ノし/／´
| / ,, )/⌒ヽ(＿
＼__ノし/／￣)ヽ__ノ（￣￣￣
)/⌒ヽ(＿ ／⌒|「⌒＼
￣￣)ヽ__ノ（￣￣￣
´ ／⌒|「⌒＼
12 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:14:46 ID:mO3ABNQe
/＼ /＼ /＼ ／| /|
/ | く | | | .| | / |
| | | | | | | | | |
| | | | | | |~| .|/ |/
| | | 〉 | / | | /| /|
| |＿ヽl |＼_| | | | |/
| ＼ L＿└┐ |/
.| i､_ ＼_ i､_ | i‐┘
.| | ＼ .~| |_ ｀└-､
｀| | ＼| ￣! i､,_| 〈~|
| | | | ,,,__〉 !‐二 〉
＼ | | / |__,.ﾍ〈 く／
＼| .|/ | |
|/
13 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:15:04 ID:mO3ABNQe
∧∧ うわぁぁああ！！！
（ﾟДﾟ ） (´´
ｱｱﾝ ! ∧∧⊂ ヽ/ (´⌒(´
⊂（>o<*⌒ ｀つ つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
し'￣￣ (´⌒(´⌒;;
ｽﾞｻﾞｰｰｰｰｰｯ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/:::;--}: i:::::::::::::::､:::::::::.:.:.rz:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ :.:.:. ! ヽ::＿:.:.:.:.＿ -― - 二ニ=
. ／／ ゝ､`ｰ､￣ `ー ＿＿::::::::::::::::::::Y: : / ￣
／／ v::ﾉ {:::::::::::／￣ﾍ:.: {
r´／ ゝ:::::::i `ｰ:.:._:. ゝ
i::ゝ .〉:::::> /:.:/
{／ /::／ i:.:/
/／ i:./
,ノ:/ i:.{
ﾉ::ｲ /:.:Y
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、 ＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、
| `l / // / / / く ヽ | `l / // / / / く ヽ
'! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー'' '! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー''
'! ,、＿7 i ｀`゛''ー、 .'! ,、＿7 i ｀`゛''ー、
1 | | l｀￣｀'' 1 | | l｀￣｀''
i＿」 'L_」 i＿」 'L_」
14 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:15:32 ID:mO3ABNQe
先陣に続いて、第二部隊、第三部隊が突撃を開始した。その隙を見計らって、ラスカリス隊は一旦後ろに退き
再び攻撃に転じる。それを繰り返すのだ。
＜第三部隊 突撃ィーー！
ﾌﾞｫｫｵｵｵｵｵｵｵｵ！！
ドドドドドド __ __ __ __ __
/´＿ヽ /´＿ヽ /´＿ヽ /´＿ヽ /´＿ヽ
∧ﾐ∧ω･,)> ∧ﾐ∧ω･,)> ∧ﾐ∧ω･,)> ∧ﾐ∧ω･,)> ∧ﾐ∧ω･,)>
./・ ・,ミ:と{::) ./・ ・,ミ:と{::) ./・ ・,ミ:と{::) ./・ ・,ミ:と{::) ./・ ・,ミ:と{::)
(｡｡ノ ヽﾋゝ (｡｡ノ ヽﾋゝ (｡｡ノ ヽﾋゝ (｡｡ノ ヽﾋゝ (｡｡ノ ヽﾋゝ
／/ヽ / しﾉ ／/ヽ / しﾉ ／/ヽ / しﾉ ／/ヽ / しﾉ ／/ヽ / しﾉ
／ （ へ /:/|.| ／ （ へ /:/|.| ／ （ へ /:/|.| ／ （ へ /:/|.| ／ （ へ /:/|.|
ヾ i | |‐"U ヾ i | |‐"U ヾ i | |‐"U ヾ i | |‐"U ヾ i | |‐"U
｀ | | ｀ | | ｀ | | ｀ | | ｀ | |
,Ｕ ,Ｕ ,Ｕ ,Ｕ ,Ｕ
＜第二部隊突撃ぃー！！！！
ﾌﾞｫｫｵｵｵ！
ドドドドドド __ __ __
/´＿ヽ /´＿ヽ /´＿ヽ
∧ﾐ∧ω･,)> ∧ﾐ∧ω･,)> ∧ﾐ∧ω･,)>
./・ ・,ミ:と{::) ./・ ・,ミ:と{::) ./・ ・,ミ:と{::)
(｡｡ノ ヽﾋゝ (｡｡ノ ヽﾋゝ (｡｡ノ ヽﾋゝ
／/ヽ / しﾉ ／/ヽ / しﾉ ／/ヽ / しﾉ
／ （ へ /:/|.| ／ （ へ /:/|.| ／ （ へ /:/|.|
ヾ i | |‐"U ヾ i | |‐"U ヾ i | |‐"U
｀ | | ｀ | | ｀ | |
,Ｕ ,Ｕ ,Ｕ
15 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:16:07 ID:mO3ABNQe
_ イ::..／l／|／..:::N＼lヽ.::＼
フ::::::::::::::/:::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::',
イ:::::::/l/ |// |/∨＼:::::::::::::〉
ｲ:::l/ ≧‐ﾍ vz-―‐∨l:::::/ っく……なんて攻撃だ！
∧'´（.）` "（.）`ｧ 〉y
ヽ} i〉 /ノ‐┬､ 次から次へと敵部隊が波に用に押し寄せてくる！
∧ r-―､ .仆 | |
_イ/| ＼ l＿___ｊ ／:::| | | こちらが攻撃しようとすると、敵は引き攻撃をためらうと
／ | |＼__ イ/ | / |
／ヽ | |__- ＿__//⌒)} ／ .| 突撃してくる……なんて波状攻撃なんだ！！！！！
/ |／⌒>､三--/ >＼|/ |
/ |＼| ＼＼_/／ / |
/ | /／ﾉ ヽl ＿/＿／|
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
北の部隊との合流前に攻撃される事は完全に予想外だった。
!ﾉ ＿＿_
_,.-‐' ´￣:::::::::::::::￣｀ﾞ‐-、
,ｨ'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽｰ‐‐'ヽ、 _,
／/__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒヘ ＜´::ヽ-‐ﾆノ
,ｲｨ ,.ﾍ ﾚ'ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚ'´＼ ＼:::::::::::｀ヽ、
/:::::v | ／v':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ｰ`:::::::::ヽｰヽ、 （そんな事、僕の思考がすべて掴まれていなければ）
i::::::::::::::::ﾚ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
|::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｨ:::::::::::::,ｲ::ﾉ !:ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ.ゝ （起こるはずの無いことだ……）
!:::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::,.ｲ::::/ |/ |:i ヽiヽ:::::::::::::::::::::::|
i:::::::::::::::::::::∧:/ __ｊ/__|:/__,|! |! ､_.ﾘ__|:/!::::::::::::::::i （やる夫、なんて恐ろしい男なんだ……！！！）
ﾉ､:::::::::::::ﾊi '"ﾘ´ ____.‐ﾘ､ Ｕ /-,二 ﾘ｀ｊ,::::::::::iﾚ'
ﾞy⌒ヽ:| ｨ'"i´し!｀ﾞ '´i し!ﾞヽ !_:::lV
{ ´｀ヽ.l:! ｀ ゝ=' ﾞ＝' ﾞ /ｒ）
＼ （__|! Ｕﾍヽヽ ! ヽヾ ./_ノ
＼__,､ 〉 /'
ヽ、 Ｕ ＿___ /
|＼ '──' ／
_| ヽ、 ,. '"
ﾉ´ｒ| ﾞ ､_ ,.イ.:.:｀ヽ.
,__／..:.:| | ￣ | ｀ﾞ!.:.::ヽｰ
やる夫は当初から、北のイングランド軍にはアイヴァンホーが居ない事を見抜き、その上で
林を抜けて彼の部隊に襲いかかったのだ。彼の目算は、すべてやる夫に読み取られていた事になる。
16 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:16:42 ID:mO3ABNQe
∧ ∧∧ ∧
(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ) 指示を！指示を求む！敵の第二波が迫ってきた！
./ |. や、休むヒマもない！
（＿__/
／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿_
／ ＼ 攻撃の手をゆるめるな！
／ ヽ、 _ノ ＼ 敵に休むヒマを与えるなお！！
／ （●） （●） ＼ 徐々に敵を消耗させ、そして確実に削っていくんだお！
| （__人__） | /)/）／）
＼ ⌒´ ／ 「//／／
γ⌒ ⌒￣￣'￣´ （___
i j _＿＿､＿_,ノ--ｰ'
ヽ､ l /′
/つゝ､,,! }
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〃 / / / l ｌ 、 ヽ
{i{ｲ | | | / | ∥l∥ｌ l ヽ{ ﾐ､ ヽ、 ｒi }､| （すげぇ……ここまで巧みに騎兵を操り）
＿ツ /|| || || /|､| || ｌ | ｌﾄ､ ｀ヽ ､、ﾐ､ l| ｛ }八!
≧‐_, ｌﾊl| ｌＮｌ/ ｌﾄ､l|| ヾ! ｌ| ヾﾄ､ }|ﾄ､ ﾐ､ﾉ ﾒ,_ノ （波状攻撃と、電撃攻撃を両立させてやがる……）
/ ィi l l ﾄ三≧x､il_ヽ ヽ ｌ_,,ﾘ≦三 ヽ|ｌ `＝彳
l/ lい､l ﾄ､lゝ `ﾆ’｀ヽ（＼ ヾ `ﾆ’_,｀ }! ､トー ' （まるで若き日のサラディン陛下だ）
ヽハ{、 ｀ ヽ 〃７ﾘ
ﾄ､_ｊ 厶ｲ
ﾉｲ ｌﾊ _ _ / トゝ
ｊ/| |l ､ ＿_ /!l l ﾄ､
ｊﾉ|| ＼ ´ 二 ｀ ／|从ﾊ{、
ﾄ､ヽ ＼ ／ |! ヽ＼
_| ＼＼ ｀ ー─ ' | l / /
＿,. -‐くヽ! | | ∨ / / ＼
17 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:17:07 ID:mO3ABNQe
特にキプロス騎士ラスカリスの率いる部隊は、氷の彫刻を削るようにイングランド軍の側面を削っていった。
,' /／／ ／, ''
, ' /／ '' ／,, '''
,,'' /／ ,,'' ''
.,,'' /／.／￣￣＼ .ヘﾍ､
/ ,,'' /／／ ヽ､. _ノ ＼ _,...{ﾍヽ））.おらおらおらおらーーー！！！
/ ,',','/ | （●）（●） |''ー - ┐- ｰ '''´ l -< rｰ´
/ / ,',','/ | （__人__） .｜ ..| ,.ヽ､ノ
/ / ,.',',' ／,'| ｀ ⌒´ .| _,......|.. - -ｰ'´
/ /l ,,' / /,',',',','| } .,´
./ /,', ,,'' /,',',',／,' ヽ ノ .r {
/ //,' ,,' , '/,'／ ヽ､ , '´. }
./ //,' ,'' /,','/ ｀ ヽ .,. '´ .}
/ //,'',,' ,/,'' ｀ ´ /
,,/,,,/ / '/,ヽ ,,, '' ; . / ／
//,,/ / /,' ヽ,, '''i ..:: ' ' / ／ ／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
∠二_ヽ
l´＞,へ｀lト ｼﾞｬｷ！
,／ /:::.::|ﾗ ',
／ ./:.::.::.| | ',
／; /.::.:::.::| | ',＿＿＿_ やっぱラスカリスは凄いお！
./::::::':;.. i'::.:...::.::| | ／＼ ／＼
/'::;:::::::::::'::,l!.:::.:::.:..:l! ／（ ●） （●）＼ やる夫も本隊を率いて、波状攻撃に加わるお！！
;! '::;::::::::::::l:.:.:....:...:.l!. :::::⌒（__人__）⌒:::::＼
l. ''::;;／＼:.::.:..:.:.i!. |r┬-| | 本隊続けェ！！！
|:.:.. ／ ＼:::.:.:.:!. ｀ ー'´ ／
:!::::.／ . ＼::.::ﾞ:、 ／ i
ﾞく ＼:.:.ﾞ:、 (⌒) ./
. ` 、 ＼::ﾞ:.、ﾉ ~.ﾚ-r┐
｀ﾞ ‐- .,,__ _,,.＞__ | .| ﾄ､
￣〈￣ ｀-Lλ_ﾚ
￣｀ー‐---‐
18 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:17:31 ID:mO3ABNQe
うわ、来たぞ！！！！
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧∧ ∧∧ ∧ｷｰﾝ!
（ ；＞（ ；＞（ ；＞（ ；＞＜)＞＜)＞＜)＞＜)
|￣ || |￣ || |￣ || |￣ || ⊃ナ― ナ― ナ― ナ ー‐
＼／ ＼／ ＼／ ＼／-J -J -J -J
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ― ―＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
＿＿＿―＝＝＝―＿＿＿ ￣￣￣ ――＿――￣￣―‐―― ＿＿＿
￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿ ＝― ￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣―
―――― ＝＝ ￣￣￣￣￣ ―― ＿＿――_━￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―＝
＼うわぁぁぁぁぁぁｌ！！／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
__ｙﾉ,. -‐‐- ､..
,.ｨ'´::::::::::::::::::::::::::ｒ‐､::｀ヽ､
／ｲ,ｨﾉ::::::::::::::::::::::::::ﾍ ﾞｰ‐'ﾞ:ヽ､____ っく……防御姿勢を崩すな！！！敵は劣勢だ！
/／!／::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.ハ!V｀::::＜´
!::::::y:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::ﾄ:::::::::::::::::::::ヽ.｀ヽ 我々の有利な点である防御力を忘れるんじゃない！！
l:::::::::::::::::::::/|:::/ |:/|::/ |:! i:::ﾊ:::::::::::::::::ヽ｀
|::::::::::::::::/i| l/ ﾚ |ﾉ ﾘ ! i::|ﾞ!:::::ﾄ､:!ﾍ!
ﾉｨ::::::::::!/ｰ-‐‐-_--､_ , __,,. -､_!l:::::!ヽｊ
lﾊ__:::::! ,.ｒ'´ｒ_,ヾ /,ｒﾆ‐､ /ハ!
（,ﾍヽ| ﾞ _!::ｊ 「ｿ ﾉ ﾊ
_ゝ.ｔ､i !、 ｀ i丿
___＿,ｒ‐{ ｀!ﾆｨ､ .._ ′ /
_,.-‐'´l:::::::::｀!ｒ' ヽ.ﾉ lヽ. （__ ￣ｱ ,ｲ､
／´ |:::::::::::| ! ﾞl i ヽ、 ￣´ ,ｨ'´:::ﾞl｀ヽ
|:::::::::::l 〉 | ! ｀‐,､__,.. '" |:::::::::| ﾞ!
l:::::::::::| / ! ヽ / ｿ l:::::::::| ﾊ
19 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:18:03 ID:mO3ABNQe
序盤は、やる夫の部隊が加わる事によって戦いの流れを抑えていた。そのため士気が劣勢を上回っていた。
/i/i ___
／・ 彡. /＿｀ヽ
（ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ
| ＼彡Ｏ/i/i<;;> ___ うぉぉぉぉ！！！
＜＝━━━━━,,へ＝＝／・ 彡. /＿｀ヽ
／ へヽ （ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ
ヾﾉ く < | ＼彡Ｏ/i/i<;;> ___
＜＝━━━━━,へ＝＝／・ 彡. /＿｀ヽ アッラー！！！！
／ へヽ （ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ
ヾﾉ く < | ＼彡Ｏニ)<;;>
＜＝━━━━━,,へ＝＝=|ヽ三ヽゝ ヽ
／ へヽ >_ヽ__ヽ_,)_|=丿))
ヾﾉ く < ／ ／ ／ （（
ヾﾉ ヾ〈 く ））
ヾノ
20 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:18:31 ID:mO3ABNQe
さらに林に予備兵力を残しているとすら思わせるきわめて巧妙な動きだった。
巛〃ﾐ||//ヾ彡ﾐ/〃彡：：：：：：：：：：：：ミ〃巛ヾ||ッ//彡从〃彡：：
彡/〃/ミ〃/ヾ〃|彡,,::;.l;::'.;;l;:'';.;;::;l:;.;::川巛ヾ〃ﾐ/从彡ミ彡〃ヾ::;
ヾ/巛||_／ﾐミﾐ〃ミ;;::;l :,;:;,:;:l;:,;l:;,:;l:,;:,;:,;l:〃川ヾ//从彡〃ヾ从ヾ;;:::l;
巛ﾐ/|||/川ﾐヾ〃彡::, ;:;:;:;:;: ,;:,::;:::::,:;:l::;,:;:;:,::,;::,;:/从||ヾ|||彡ヾゞゞ::l;:l:;:
.ミ≧||||;||巛彡／,:;,:：;:::::,::;：::;:l:,:::：;:::::,:;：,:,::,:,;:：,:::;,::,:;ミ从||;|::|彡;::：::;:
：：ヾ|;:l;;l;::l||/：：:,,:：,;:,：,::：:,;::：:,:,：,;:,：,::：:,;::：,::：,;:：：:,：;;:|;;:l;:l||;l|;;;:：:;::：:
：：：.|;l;:l;;:l;:l|,::：,;：,:;：：::：：：,：：：：:：：：::,;::：,:;：：::：：：,：:,;|l;:l::;|;;:l|：;;:：：;:
Mw从wWWmwW从mWw从wWmM从MwWMw从MwWmWW从
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
,rt､ ,-‐､ | ,rt､
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、 i`i`彡0ｆト'ヾヽ
／､ ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ / ゝ 彡ゝoノ
( ' Y''''ノ＼ 彡 ／､ ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ= | 、ノ 彡くﾐヽノﾐ=
`‐'￣＼ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' ＼ `‐' ヽ____/ゞ | ヽ
''''''''"""""￣￣￣ 〉____,／ | `‐'ヽ ヽノ |/／ | | |川ﾘ ｰ' | ,;
""""￣￣ |ﾘjilji 丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ' / | y ノヽ |
-‐ _,,. ．-‐ ゝゝ `''' 川ﾘ| `''' ,'ヽ 丿 // // ヾ|
-‐ _,,. ．-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ / // /ゝ
_,,. | -ー / 彡 ／ / ／ . .. ヽ 〉 /ゝ .
-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ ／ .:-‐' / ／/ ／ . // ／ /ゝ ／／
,,,-‐'''"" _,..:-/／,..:-‐'"/／ /／_,..:'_,..:' /ゝ／ ／
-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ /／ _,..:' ／ ゝ` ／
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" /ゝ ／ ／ ／ ／
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:'' _,..:' ／ ／ ／／ ／ ／
_,..:-‐'" _,..:'' _,..:' ／ /
イングランド軍は、その動きに翻弄され右往左往していた。
21 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:18:49 ID:mO3ABNQe
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
……だが、イスラム軍が敵陣を突破する事は不可能だった。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
22 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:19:13 ID:mO3ABNQe
十字軍兵士は個々の兵士一人一人が、鎖帷子を着用し兵力はやる夫の四倍以上あったからだ。
※（北で待機しているイングランド軍主力を除いてもそれだけの兵力差）
∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧
（∩´∀｀）∩´д｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´ё｀）∩´∀｀） ∩ ＜鎖帷子～
（ ∧∩∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧/
| （∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´▽｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩ ＜四倍！四倍！
（∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ）/
（∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´Д｀）∩´∀｀）|∩
（ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧_）∧/
| （∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩
（∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ）/
（∩´Д｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´▽｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）|∩
（ ） ） ） ） ） ） ） ）/
｜ ｜ | ｜ ｜|｜ ｜ |｜ ｜ | ｜ ｜ | ｜ ｜ |｜ ｜ |｜｜ | | |
（_＿）＿） _＿） ＿） ＿） ＿） _＿） ＿） .＿）＿）_＿）＿）_＿）＿）＿）＿）
23 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:19:35 ID:mO3ABNQe
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
|:::::::::::::::::::::::::::,.::,',':::::::,,:::::::::::, ﾉ.|::::/. .!、::::::::|!::::::
. |:::::::::::::::::::::::／'':/:::::,'',',i'::::::,','/ . |:::!. . .ヽ:::::::::|`､:::
|::::::::::::::::／ ,','::i:::／::i':|::／i''. . . .!::|. . . ヽ:::::::|. .`、
!、::::::::i'"::::::!__|:/;;=ﾆ';|'-;;;'ﾆ_;_;_;_!|. . . . ヽ:::::| . . .
. 〉i'|/ヾ、 `￣!' ,,.-=＝ﾆﾆﾆ=-.､`"':ｰ- .ヽ:::| . . .
,' /ｿ入'､ ゝ !:::（ ）::.!`'ヽ. ::::ヽ .:ヽ| . .
!、 / ハ ' , ヽ:;;;::::;;ノ ,. `. :`!、
ヽ`ｰ､`'ﾊ. Ｕ ` - --- ‐ '
ヽ、ヽハ "''''' "
ヽ､,,-;
,,-!, .i| ..
＿,,r‐"/::::!, /:! .:::::..
ー'''￣ // /:::::::::ゝ、 〈::| .::::::::::.
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＿＿＿
／ ＼
／＼, ,／ ::::＼
, ／ （●） （●） ::::::::＼
|＼ | （__人__） Ｕ ::::::::::|
＼ ＼ ＼ ｀ ⌒´ ::::::::::／
＼ ＼ ｀､_ :::::::z≠"￣¨`＜
＼ ＼ /{ 下彡 ／／{{ : :: : }
＼ ＼ { `r ‐= ／ : 从 : :: :_ﾉ{
＼ ＼ 人 {｀¨¨´ : : {{`＝＝彡"ﾍ
24 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/12 18:19:55 ID:mO3ABNQe
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ― ―＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
＿＿＿―＝＝＝―＿ 『戦いはなお続く 』 ＿＿ ￣￣￣ ――＿――￣￣―
￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿ ＝― ￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣―
―――― ＝＝ ￣￣￣￣￣ ―― ＿＿――_━￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―＝
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【第七章】（１）終
31 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:00:58 ID:gHXHQCxU
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
,rt､ ,-‐､ | ,rt､
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、 i`i`彡0ｆト'ヾヽ
／､ ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ / ゝ 彡ゝoノ
( ' Y''''ノ＼ 彡 ／､ ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ= | 、ノ 彡くﾐヽノﾐ=
`‐'￣＼ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' ＼ `‐' ヽ____/ゞ | ヽ
''''''''"""""￣￣￣ 〉____,／ | `‐'ヽ ヽノ |/／ | | |川ﾘ ｰ' | ,;
""""￣￣ |ﾘjilji 丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ' / | y ノヽ |
-‐ _,,. ．-‐ ゝゝ `''' 川ﾘ| `''' ,'ヽ 丿 // // ヾ|
-‐ _,,. ．-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ / // /ゝ
_,,. | -ー / 彡 ／ / ／ . .. ヽ 〉 /ゝ .
-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ ／ .:-‐' / ／/ ／ . // ／ /ゝ ／／
,,,-‐'''"" _,..:-/／,..:-‐'"/／ /／_,..:'_,..:' /ゝ／ ／
-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ /／ _,..:' ／ ゝ` ／
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" /ゝ ／ ／ ／ ／
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:'' _,..:' ／ ／ ／／ ／ ／
_,..:-‐'" _,..:'' _,..:' ／ /
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/:::;--}: i:::::::::::::::､:::::::::.:.:.rz:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ :.:.:. ! ヽ::＿:.:.:.:.＿ -― - 二ニ=
. ／／ ゝ､`ｰ､￣ `ー ＿＿::::::::::::::::::::Y: : / ￣
／／ v::ﾉ {:::::::::::／￣ﾍ:.: {
r´／ ゝ:::::::i `ｰ:.:._:. ゝ
i::ゝ .〉:::::> /:.:/
{／ /::／ i:.:/
/／ i:./
,ノ:/ i:.{
ﾉ::ｲ /:.:Y
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、 ＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、
| `l / // / / / く ヽ | `l / // / / / く ヽ
'! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー'' '! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー''
'! ,、＿7 i ｀`゛''ー、 .'! ,、＿7 i ｀`゛''ー、
1 | | l｀￣｀'' 1 | | l｀￣｀''
i＿」 'L_」 i＿」 'L_」
32 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:01:17 ID:gHXHQCxU
,. -‐………‐‐一ｧ
／.:::::／l.:::::/.:i::{:::::＜_
／.:::::,lィ≠≧厶∧|｀ヽ:::::｀ア
/.:::::/l/ ,f弋{｢｀` ､__厶::::ト
{::::::::{ く衍∨!::l なんて采配だやる夫……しかしその
ｊr弌:! ′ !｣`｀
{ ⌒｀ 一 ､ } 絶妙こそが僕に重要な情報を与えてくれた。
ヽｰ┘ , '
｀Ｔ7 , '
个 ／
. | 厂｢´
_. -‐┤ ｢ﾉ｀ヽ
∠ | ／ }
. } } ,r＜_ / ∧ 厶__
. ,' て{::::.::.:.:.:￣｣ ／ ヽ {、 ｀丶、
/ r‐一'´ヽ:::.:r一'′´ ＼丶、 丶、
_ ７⌒＼ ',::{ ／ / 丶、 丶、
／ ＼ ｣::! ／ ＼ ヽ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
/-l:::::/|i |' ﾞ _,,..-ﾞ‐''''‐- ﾞ'i!,::::::::::::::'i,
'ﾞ |:::::| .!.,,!,,,,__ ''''ﾞ::::‐'T:i'''j-､ 'ﾞl,::::::::::::::l
!'ﾞi,!, ,.‐i''-i､ l,:ﾞ',l ) !ｌ:::::::::::::| （敵にこちらを突破するだけの余裕は無い！）
l, ﾞ' .l,:ﾞ'l ~ .:,.ﾞ:::::__::::l
.ﾞl '''ﾞ,.' .::::,l-''ﾞ-ﾞ'i,ｌ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
33 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:02:35 ID:gHXHQCxU
やる夫の絶妙な采配は、その兵力不足を補うために生まれたものであるとアイヴァンホーは冷静に分析。
そしてやる夫の目的が、押しては引き、ひいては押し寄せ、自分たちを疲弊させる事である事をも見抜いたのだ。
l::::::::::::::::::::::::::::l/:::/／:::::/ｲ ／ﾘ::::::::l::::::Vヾヽｊ:::::::::::::::
j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚ:::ｨ:::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::__::::::::::::/:::,:ｲ:::::/l::::::;ｲ::/:|:::::ｲ::l !::::ﾊ::::::l:::::::::::::::::
Ｙ,ヘ 1::ﾊ:l:/- |:::/‐|::/__l/ |:/ l/ l::::i !:::ﾊ:::/|:::l::ﾄ （そしてその疲弊した隙をついて首将を斃す……）
| ,〉l::i lノ,ｨｒ-ｒ-､｀ﾞ‐ﾘ‐' _ﾚ'-‐'lﾅ ﾘlﾉ::/ﾘ
l （ゝ V くゝソ ｀ /ｨて「｀ﾒ / lﾙ' （僕を討ち取れば、軍は一旦ヤッファに引かざるを）
＼｀ i ー ゝニ ' /
iｰｨ / （えない）
, '´＾ﾘ ﾍ i /
ｒ' j ヽ ‐ 〉 '
| ヽ､／ ＼ -‐- -‐ ／‐ _
/ l 、 ｀￣´ , イ｀､ ￣｀ヽ
／| ', ｀ ､ ＿ , 1 ヽ ヽ
／ ', ヽ、 | ', i ＼ l
／ i ヽ、 ヽ /l ヽ l ヽ !
首将のひとりの命を狙うのがやる夫の最終的な目的。
その意図を見抜いた時点で、アイヴァンホーから過剰な焦りは消えた。
/:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::ヽ、
_ﾗ::/ｿｲ〃:::::::::ｨ:/|:l ﾞl::|ヽ:::::;､ﾚVｗﾘl
. ７:::::::::::::::､:ﾊ|/ ﾘ l! ｌ! _ｌﾊLｌ,i::;::::::::}
|ﾊ:::::::i_l!‐_二｀ヽ. ｀ ｒ≠､､｀ｌｲ:::::! （つまり敵はこちらが疲れるのを待っている）
:ヽ / l!寸｀ 弋ﾘ冫 1:::ﾄ
ヾ;ﾍ ｀ ´ /ヾ' （だが、兵力差からいってこちらが動かなければ）
{ fヽ. ｀´ /ｿﾉ
｀ヽゝ. ｰ ─‐ _'／ （先に疲労するのは彼らという事）
ム、 ／
|｀ヽ､_ __,／ | （守りに徹するのが最善で、最大の攻撃だ）
| |
. .'｀ｰ┤ |｀７ヽ
_/ i /! ト ｌ ,ﾄ､-､_
_,. -‐'"´/,.ヘ ＼ ‐‐､ ,.‐‐ / i＾| ヽ ｀‐- ._
34 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:02:53 ID:gHXHQCxU
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＿＿
／..::::::::::::::..＼
／..:::::::::::::::::::::::::.＼ （焦って、先に動いた方が負けだお）
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | （けど、敵が崩れるまでやる夫達がこの波状攻撃を）
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､ （意地できるか分からない……突破に向けて突撃するべきか？）
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ｿ リ:::::{､__ｊ／::::::::::::;.ｲ:::ハ:ｒ､:::::::::::::＼}_ |::::::i
/ｲ::::::::::::::::::::::/l:::/ |:/ !| !:::::ﾄ;:::::::::::｀´:::::::|
|ﾊ::::::::::/!:::/ |:/ |! l! iﾄ､:! l::ﾊ:::;､:::::::::ﾉ （だが、なんという重圧なんだ……）
ｒ'i::ﾊ:| iV li ! |! ,ﾘ l::! iﾄ;::/
{ﾍヽ. ￣｀＞=､_ __,,.z=''￣ﾘ ﾘ:/｀} （削られるのは兵力だけじゃない）
＼.ｙi、 <´ ! ソ｀ﾞ'' `" '´iソ}ﾞ> /ｨｿﾉ
ﾞｰl. ￣ ￣ /ｰ'" （精神力すら削り取られていく……）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
そう……これは心を削る戦い……
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
35 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:03:21 ID:gHXHQCxU
| | ＿
| | , -‐ ＼ （敵が北の部隊を呼び戻すために動いてくれれば都合がいいお）
| | / ＼
| | ./､／ ＼ （だが、敵ががんとして動く気配がない……）
| |/（一 ） |
| |､___） ／ （徐々に、こちらの被害も増えつつあるお……）
| |` 、 ヽ
| | l / ヽ l （しかし突破のためには兵力が少なく、リスクも高い……）
〔￣〕 l l l l
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
iヽ、 lヽ、
＿_,ゝ::::｀::::::ヽ-...
_＞:::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
7ｊ/／/／/::,ｨ:::N::::::::::::ヽ.
ｒ'__ ／ /／ |::::::::::!ﾍｨ:::::::ヽ （もし敵が突破をしかけてきたら？）
l,-､! ‐!､_ |::/!::::ﾚヘｿ:::::::i
,ﾊ_,ｿ _ﾆ､ヽ|/ |::::::::::::::::::::::lﾉ! （波状攻撃が、突破のための突撃に変わったとき）
/ ｒ' ! ｒ'ﾊ. ` |/|:::::::::::::::::::く
l ｀ｰ‐' ﾉ::::::::::::::::::!｀ （今の陣形では正面が危うい……いや、突破があると見せかけて）
| ﾞ丶 ｿ:::::::::::::::::/
l ｨ'ｔﾌ）::::::::／ （こちらの動揺と、陣形采配に惑いを誘っているのかもしれない……）
丶 ..＿____ _,.ｒ‐､二ノ-‐'"
,|-‐''_ﾆﾆ二ﾞ‐ｊ
36 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:03:47 ID:gHXHQCxU
／￣￣￣ ＼
／─ ─ ＼ （敵が痺れを切らすまで、今のまま攻撃を続けるのが無難……）
／ （ー） （ー） .＼
| （__人__） | （相手はこちらの兵力不足をすでに認識した上で防御態勢に入ってる）
＼ ｀ ⌒´ ／
／⌒ ￣＼ （徹底的な攻撃に切り替えたところで、敵の正面を突破できる保証は無いお！）
. | ,､ ヽ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
__ヽ! __
,.ｨ´::::::｀:::::::::::::｀ヽ、
,.ｲ /ｨ,ヘﾊ::::::,ﾍﾊヘVヽ. （つまりやる夫はリスクを負う事を恐れ、迷っている……！）
/:::ﾚ'!ｗﾍﾊN:::::ﾚvVヽ∧ハ
/,ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l （正面突破に踏み切れないでいるんだ……！）
' |::::::::::::::::::ﾊ::ハ!:::ﾄ::ﾄ､:::::::::::ﾄ､
!ﾊ:::::|iV_' ﾘ !ヽ! i_,.l_!|:::_ﾉ｀ （このまま守り抜けば勝てる！）
{fｔi´,ｲｒﾞﾒ‐' ｰイﾁ ) !ｲｒ}
ヽ.ｊ ￣" i ｀ﾞ´ /-'´
ヽ、 _.._ .ｲヽ、
,.-‐'/ ｀>､_ ,.. '´ ﾞy' ﾄ､_
／ ,ｒ'´ i /ヽ.´ / ｊ |'" !、
ｒ' /ﾍ. |'__ ! /／ / ヽ.
| V´ ﾞ! |ヽ.｀ ‐ｲﾍ ｒ' ﾍ
37 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:04:08 ID:gHXHQCxU
/ / ＼ ヽ ヽ ヽ
// / ∧ :. ＼＼ :.',:.. ',
// : { /:.ﾊ :l:. ﾄ;.: |l_ﾊ_:| :.:l:.:. l
ｌ ﾊ 从丁≧ｭ､}:.: 厶斗矛廾 :.|:.:. ｌ 北の部隊を呼び戻しに行くべきよ！
ﾚ' ヽ:|:.:} ,仟:r'} j／ 之:ﾝﾞ | .:.|:.:. ｌ
ﾄ-ゝ ゞ'´ ' ＿_ | .:.|:.: ', 両部隊で挟撃すればイスラム軍を壊滅させる事ができるわ！
/ | ∧ f'ー ヽ ! .:.ﾄ､ ＼
/ .| ヽ ヽ _,ﾉ イ .:.|:.}:. ＼
／ | :.:＞ 、_,. ＜ |/ .:.|:.:',:.:. ＼
／ .:.:.:ノ ,z=＝|テ廾ァ､／ .:.:.:/＼＼:.:.:.:.:. ｀￣｀ ｰ- ､
／.:.:.:.:.／ 〃.:.:／{＝／／＼.:.:.:.:／:::::::｀ヽ＼:.:.:.:.:.:.:. ヽ
/ .:.:.:.:／ //{／!::::::レ'／ .:.:.:＼/::::::::､:::::::::}:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:. 〉
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|:::::::::::::::::::::::::::,.::,',':::::::,,:::::::::::, ﾉ.|::::/. .!、::::::::|!::::::
. |:::::::::::::::::::::::／'':/:::::,'',',i'::::::,','/ . |:::!. . .ヽ:::::::::|`､::: 却下。
|::::::::::::::::／ ,','::i:::／::i':|::／i''. . . .!::|. . . ヽ:::::::|. .`、
!、::::::::i'"::::::!__|:/;;=ﾆ';|'-;;;'ﾆ_;_;_;_!|. . . . ヽ:::::| . . . それこそ敵の術中に嵌りに行くような物だ。やる夫は僕たちを
. 〉i'|/ヾ、 `￣!' ,,.-=＝ﾆﾆﾆ=-.､`"':ｰ- .ヽ:::| . . .
,' /ｿ入'､ ゝ !:::（ ）::.!`'ヽ. ::::ヽ .:ヽ| . . あちらこちらに行ったり来たりさせて、疲労させるのが目的だ。
!、 / ハ ' , ヽ:;;;::::;;ノ ,. `. :`!、
ヽ`ｰ､`'ﾊ. ` - --- ‐ ' 疲労は隙を与える。やる夫はその隙を狙って、正面突破の機会を
ヽ、ヽハ "''''' "
ヽ､,,-; 覗っているんだ。
,,-!, .i| ..
＿,,r‐"/::::!, /:! .:::::..
ー'''￣ // /:::::::::ゝ、 〈::| .::::::::::.
38 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:04:32 ID:gHXHQCxU
,,..,､､､,,,
,ｹ.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾞゞ､
ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ﾄ ではどうやって戦うつもりだ！！！！！！
＿＿ ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､＿ ＿＿＿＿＿ ＿＿＿
＿＿＿＿＿,ィ ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:◯.:.:.:◯.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: -
'ｰ-､､､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ィ´￣
｀`''ｰ-､,!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:√
ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:†.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,.'"ｲ,ｨｿハ,-vﾍ/ﾊリ:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/::::::::::::::´:::::::::::ﾘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ:ﾆ=-
|:::::::::::::::::::::::::,.-､::::::::::::::::::::::::,. ':::::::::::::::::::::::::::::､ヽ.
l:::::::::::::::::::,ｒ' ⌒!l::::::::;.ｲ::;ｨ:::_:::::,.イ::::::::::::::::::::::::lヽ! ……機を待つ！
!:::::::::::::::::| (´ｿｊ/ﾘ" l/ ﾒｲ-='､/ｿ,ｨ::::::/!:::::::::::!
ヽ:::::::::::::;ゝ ソ ｿ __ﾞヽ.,ﾒﾉﾙ ﾘ::::ﾊ::| とにかく絶対に動いては駄目だ。
!::::::／ `┐ ! ｊﾞゞ､_ /ノﾘ !l
W´ ! ｀ ,ｒ'´ 彼らの動きに翻弄されてはいけない。
/ l
/ _ ﾞ 、
ｒ‐‐=/ ヽ、 ‐､ ,. ‐'"
ﾉ ｀ヽ、 /ヽ ,.-´
ﾍ､__ ＼ / ＼__,. '´
_,.--'｀ヽ. ｊ｀ﾞ┴-ﾞヽ、 ＼/、
{:.::..;:;:;:;:;:| ／_,.-‐‐-､ ! ｀ﾊ ヽ
39 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:04:55 ID:gHXHQCxU
／: : : : : : : : : , ' ´ : : : : : : : : : : : : : ＼／: : : : : :ヽ,
／: : : : : : : : : ／ : : : : : : : : : : : : : : : ヽ, : :ヽ: : : : : : : : ',
/, -‐‐／: : : :/: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : :',: : :|: : : : : : : : :l
／ ／: : : : .:/: : : : :/|: : l: .: .: : : : : : : : : : :|: : |: : : : : : : : :| そんな悠長な事いって敵に正面突破されたらどうするつもり！？
/: : : .:/: : | : : |: / .|: /|.: :|.: :八: : |: : }: : |: : |: : : : : : : : :|
./: .:／/: : : | : : ﾚ'＼ﾚ |: 八/／∨|: /.: .:.|: :/.: .: .: : : : : :|
{: :/ |: : l: :|: : :/下心、V ィﾁ心ﾚ ｝: :/.:/|: : : : : : : : : |
. ∨ |: /|: 八: :l. 込ソ 込ソ 〉/: :ﾊ/ .l: : : : : : : : : |
. ﾚ ﾚ'|: :ヽ| , /: :/ノ |.: : : : : : : : :|
l: :/∧ r-､ ／￣￣￣｀ヽ､| : : : : : : : : |
∨/: /＼ `ｰ'/ , -‐‐ ＼: : : : : : : |
{.: |. ｀ト--｛ ／ ヽ: : : : : :|
ヽ| _,ノV´￣｀T ヽ , -‐ l: : : : : |
. , -‐──一'７´/ {. └‐ﾉ／ |: : : : .:|
/ , -‐─一'7 レ'{＼─‐＜_/ , -‐‐ ∧: : : : |
./ / { | .厂|＼ ヽ／ / ｝: : : :|
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'／/;/:.:./;/:.:.:.:.:./;;;;;／:.:.:.i;;!:.:.:.:|;!.|;;;;;;;;;;/i':.:.:.:.:!.!;;;|.:.ﾍ;;;;;;;|.:.:.:.ﾍ;;
;;;;;;;/i;;;/´ , , :.:.:.:.:.i/:.:.:.:.:.:.{;;;;;/:.:.:.:.:.:i,':.:.:.:.|'.:.:|;;;;;;/./.:.:.:.:.:|.:.!;|.:.:.:ﾍ;;;;;|.:.:.:.:.ﾍ
;;;;/ i;;/ " :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|;;/:.:.:.:.:.:.:!':.:.:.:.:,!.:.:.|;;;/:.:'.:,:.:.:.:.:.!.:.:.|.:.:.:.:.ﾍ;;|.:.:.:.:.:.
;/ i;/ __, == ー== 、_:.:.:.!':.:.:.:.:.:.:.:'.:.:.:.:.:.:|.:.:.|;/.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:U:.'|.:.:.:.:.:.
ﾍ i' ' ´ "｀"=_;:_.:.:.!,!:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.|':.:.:i/:.:.:.:.:.:.:.:.:._.:.-ｰ= =-,:__:.:. くどい！敵に突破は無い！！！！
;|ﾍ.' _,.-="´""＝=_｀ヽ、、_ ,: : :i : : :: !.,〟: : :,_. = '" //
'| ｀ _, =" 鬱, ｀'i:.:.:｀:.":ミｧ,!/ |;;;;;;;;;=＝'""ﾞﾐ._ 〃
'ﾍ ㌦ﾉ ' : :: -' :::::::>;;;/ .鬱 ﾞi, ./
｀.、 _ , '7／ ヾﾞ' };;..:.:/
ヽ __ ...-ｰ´::.:.:::.:::.:... . ...:.ｰ- ,_ '::.:∧
.{ i. : : ::.:..:.::.:.:. : : .i:.:.:...:.:.:.:.:......:.｀:': :.:.:./:.弋":'.ｰ-
ヾ::! : :.. :.:. i:.:.:..::.::.:.:.::.:.:.:.: ::/: : :ﾍ: : : :
:.ﾍ::.i .i;;.:.:.:.:.:.:.: : : : ﾉ: : : : :ﾍ: : :
: : ﾍ:ﾍ __ '": :.;; : : : / : : : : : :ﾍヽ :
.: : : :ヾゝ ´ゞ、ヽ、 丶 ／ ／:: : : : : : : : ﾍ:
: : : : : : ヾ.... ｀ヽ｀ﾞ＞丶、 , _＿＿＿＿ ／| : : : : : : :
: : : : : : : :.i::＼ ｀丶、＿＿＿＿＿／ イ::: ! : : :
.: : : : : : : : ﾍ::::＼ ∠´;;;;;;i:::/
40 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:05:26 ID:gHXHQCxU
＿＿＿_
／ u ＼
／ ＼ ／＼ 固い……まったく動く気配がないお……
／ し （○） （○） ＼
| ∪ （__人__） J | 流石にこちらの意図は読まれたかお？
＼ u ｀⌒´ ／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣＼
／ ＼ ＼
.（●）（● ） u. |
（__人__） u | 正面突破に切り替えますか？
.(｀⌒ ´ |
{ |
{ u. /
＼ /
ノ ＼
／´ ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_-─―─- ､._
,-"´ ＼
/ ヽ
/ ＿／::::::＼_ヽ ……いや、たった二千で五万近い軍勢の正面を突破する事は不可能だお。
| :::::::::::::: ヽ
l u （ ●)::::::::::( ●) 隙……これは、相手に隙が出来るまで我慢比べだお。
` ､ （__人_） /
`ｰ,､_ ／
／ `''ｰ─‐─''"´＼
41 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:05:43 ID:gHXHQCxU
このやる夫の迷いが、アイヴァンホーにとって追い風となった。
ｿ::::::::::l || /:::::::::::::::::::::,ｲ:::::::!::| l::!::::::::!|:::::::::::::::::::::::＼ || ﾉ::::::
:::::::::::::ヽ!ノ::::::::::::::::/:::/ |:::::/|:l !:|i::::::l !::::::ﾄ､::::::::::::::::ヽﾚ::::::::l
!::::::::::::::::::::::::::::::::::/// !::/ !| ﾘ !:::ﾘ |ﾄ::::| ヽ::::::::::::::::::::::::::::!
|::!::::::::::::::::::::::1:::/_,ｿ＿_|/_ |/___,ﾘ__!|.＿ヽ:::::::::::::::ｿ:::/ﾘ やはり正面突破は無い……！やる夫は迷ったな！
ﾍ!|ﾊ:::::::::::/!:ﾉ|/´ ､ ｀ ´ _,, l! ｀ﾞ!::|!;ｨ:::::__/ﾚ'
ｒ'ﾆi:::ｲ ｿ ,.-‐-､ ヽ '",. ‐‐-､ ﾚ'ﾘ |:ｒ'-ﾞ! このまま防御を続ければ、敵は諦めざるを得ない！
|' fﾊ::::! / fひ ｒ'ひ ヽ !/ﾍ |
ヽ.l ヽﾄ! ヽ.弋ソ 弋_ｿ ｿ ｊ' ） / みんな、もう少しの辛抱だ！やる夫は迷ってる！
ヽ.ﾞｰ-l ￣ ￣ !ノ /
ヽ､._! //W / N/!/ /ノ′ これ以上強力な攻撃はもう来ない！ずっと単調な波状が続くだけだ！
ﾊ ヽ ' /
_／ ﾍ ___ ＿___ /＼
,.イ7 |ﾞﾄ､ ヽ、 ノ ,ｲ ヽ、_
-‐'" |:| |:| i＼ ￣ ／ |:| |:! ﾞヽ、
!:| ｊ::| ﾄ、＼ ,.イ! |:| |:l ｀
|::| ノ丿 ヽ.￣ ﾞヽ、 ,. '" ﾘ i::| |:i
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＼ おおおおおおー！！！ ／
（∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧
（∩´Д｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´▽｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）|∩
（ ） ） ） ） ） ） ） ）/
｜ ｜ | ｜ ｜|｜ ｜ |｜ ｜ | ｜ ｜ | ｜ ｜ |｜ ｜ |｜｜ | | |
（_＿）＿） _＿） ＿） ＿） ＿） _＿） ＿） .＿）＿）_＿）＿）_＿）＿）＿）＿）
42 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:06:01 ID:gHXHQCxU
_,. -‐‐‐-- ､_
,. '´:::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞヽ、
／::::::::::::::::::::::::::,＿__:::::::::::ヾヽ.
//::::ｲ:::::::::::::::::::::{ '､__｀ヽ、∧ﾍﾊ
/,.ｲ｀!ﾚﾊ/::::::::::::::::::｀ヽ､_｀l__ｊ::::リ::::::l
/// /::ヘ!:::ﾊ::::::::::::ﾄ:::::ﾄ::ﾄ､:::::::::::::::::::| 待てば必ず好機が来る……必ず……
ﾉ:ヽｙ':::::::::::::| !:ﾄ､::|l! ヽｊ ﾘ ヽｊ､:::::::::::l
1::::::::::::lヽ::ﾊ! lｊ ヽ! -‐ ´￣ l:/⌒ﾞl
lﾊ::::::::|-‐‐-､ ´ ｒ'T弋ﾒ ﾚr'ｿﾘ
ヽ:::::l ｒf弋i ゝ‐′ __,y'
｀ ヽ ｰ' / >、
ヽ 〈 ,' // ヽ
丶、 - ‐ ' ,ｲノ/‐､ ﾞｰ､_
｀ __ ／!:::ｒ' /ﾍ ||￣｀lｒ‐‐‐- ､__
_,.ｨ' ﾄ､V ｰ'´> ヽ ヽ. ｀ヽ、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ヽ_i ''" '､ /ｰ'"
ﾞ. /
ヽ、 ﾞ､二フ ／! …………
丶. ／Vﾍ!
＞ ､. _,. '" |｀ｰ-、
／ | ￣ |､ﾉ l
/ ,| / ｀}__
ノｿ i ! / ! i､
_,.-‐'"／ ! ／ l ｀ﾞ-､
_,.-‐'´ ／ /ﾞ! /_ i ｒ‐‐､ | ｀ヽ､
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ ｀ﾒ:::::::ﾊ::l / ヽ ,.ｒ-‐┐ ヽ、:::::,ｒ‐､::::
ヽ、|:::::::l ヽ! /ﾄｲ ﾉ i::/ ,ヘ ヽ
｀l::::ﾊl ヽﾙ' Ｕ ﾚ ) } ） l （二千……敵はたった二千で、これだけのことしているのか……）
ヽ:l'´ヽ、 (ソ ｒ'
｀ヽfﾗ､ ヽ._ノ::::
ﾝ′ lﾊ:::::
ヽ‐´ _ l:::
43 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:06:31 ID:gHXHQCxU
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ , , ／＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ |r┬-| ,／
, -‐ (_).ヽ`ー'´ ｨヽ
ｌ_ｊ_ｊ_ｊ と) i
￣`ヽ | l
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
l::::::::::::::::::::::::::::l/:::/／:::::/ｲ ／ﾘ::::::::l::::::Vヾヽｊ:::::::::::::::
j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚ:::ｨ:::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::__::::::::::::/:::,:ｲ:::::/l::::::;ｲ::/:|:::::ｲ::l !::::ﾊ::::::l:::::::::::::::::
Ｙ,ヘ 1::ﾊ:l:/- |:::/‐|::/__l/ |:/ l/ l::::i !:::ﾊ:::/|:::l::ﾄ
| ,〉l::i lノ,ｨｒ-ｒ-､｀ﾞ‐ﾘ‐' _ﾚ'-‐'lﾅ ﾘlﾉ::/ﾘ たったそれだけの寡兵で、僕達をこれだけ迷わせ惑わせている。
l （ゝ V くゝソ ｀ /ｨて「｀ﾒ / lﾙ'
＼｀ i Ｕ ー ゝニ ' / 奴は底というものを知らないのか……？
iｰｨ /
, '´＾ﾘ ﾍ i /
ｒ' j ヽ ‐ 〉 '
| ヽ､／ ＼ -‐- -‐ ／‐ _
/ l 、 ｀￣´ , イ｀､ ￣｀ヽ
／| ', ｀ ､ ＿ , 1 ヽ ヽ
／ ', ヽ、 | ', i ＼ l
／ i ヽ、 ヽ /l ヽ l ヽ !
44 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:07:00 ID:gHXHQCxU
| | | |
| | ＿ ＿ ＿＿ ＿ | |
| |＿ __,...ィ7: ´: //: : : : : ∧: : : : :.ｌ:｀:≧y |
| |: /: : : :./: : : //: : :/: :./ !:l ､: : :ﾄ: : : ＼|
| l/: : /: /!: /:斗七:/ !:./ l:.l:≧ト:ヽ:＼: :.ﾄ､
| ／: : /≦´:/j/ ﾘj:/ l/ jﾘﾊ ＼! ＼:l: :l ! いったいいつまで耐え続けなければいけないの？
| ／'７: : :lV _,.ィf示圷 ィfﾁ圷､ /Ｙﾘ |
| |:/Ｖｌ / トｲ::::jﾊﾘ ﾄ::::ﾊﾘ /: :! |
| ' |: | 弋うrｚﾝ 弋ｚﾝ' l: : | ∧
l |: | ///// ､ //// l : :| |
l |: | ,':.: :| |
| !: ! ヽ ､--─‐ｧ /l:.l: :| |
_＿__.X .|: | j＼ ￣￣ イ l:.l: :| l
／/ ＼ |: | ﾄ、 ｀≧ _ .＜ ! V:.l: :| /
/ / / ,ィ': :|､ ＼＿＿ ＿ 工.._ノ〉 .! /:.: l: :| ./ ＼
ヽ / l: : :| ＞ ､ / //:.:.:/: :.! | ∧
/＼ ./ ｊ: : :| ＼ / / l:.:.:/: : ,'／ / |
ヽ./ 丶 __／ ＼: : |＼ ＼ ／ / .|:.:.l: : / ./ .|
V ＼| ＼ ＼ / |:.:.| :/､ / |
V ＼ ＼ ＼ / |:.:.l: | ＼ / ,-､ ト､
V ＼ ＼ ヽ/ .|:.:.l: | V j‐'.| !
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿
_,,......,､._ /,_:::::＼
_,,.i'_- ＼ ＼::::＼ 分からない……僕はまだやる夫の全体図を捕捉しきれていないんだ！
,/::::::::7i !l/ `i. ＼::7
|;;;;;;;;;;/,i/| ,'＾ i _,> // 僕は、これで本当に正しいのか……？逃げたいいや駄目だ……逃げちゃだめ
>,ﾊri_'､__`ﾄｰl::::::::::ﾄ, '/
ﾞトｰ,---'::::,,,,::/ 7|| 逃げちゃだめ逃げちゃだめ逃げちゃだめ逃げちゃ駄目にげ……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
ヽ::::i'::::::::r''=ｰ､'/ ||
>;::＼:::::ヽ ,/＼||
'i_ﾞ,ﾉ _>:::::>/
〈_,>ｱ"]
45 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:07:26 ID:gHXHQCxU
／, --――――――ﾍ ＼
ノ／ | ヽ
r' / |
| | ＿＿＿＿_│ l
| | ＞ :7 ｢: : :.j、__ヽ: : : :＼ |
| {_／ : : : / {: : }八＼: :}＼}∧j | 焦らなくてもいいんだよ？
l /: : : |-八 ＼{ ヽィ==ミ＼:| |
|厶/: Ｎ斗=ミ. {{//ﾊ Y|､ ﾍ 私はあなたを信じてるんだよ。
| 八从Y{{//ﾊ う:ソ |: '. 丶
│ ｀∧ヾ うり |: :|`:、 ＼〉
│ / ∧ ´ ' |: :|: { ＼ /
| ./ ｌ:小 _ ノ j : !: } ヽ 〈
|/ |ｌ: : ゝ._ ィ/: 厶ｲ ＼
/ |: : :|: :{ ＞ .__.., イﾆ/: :/ │ 丶 ヽ
/ i |: : :|: :'. : : : ／ ／/: :/,／/ ｉ l
/ :l |: : :|: : :＼/ ／ /: :/´ │ │ │
/ | |: : :|i: : : : ∨/_, /: :/ | |
. / ｌ: !: :.八r┬≠￢)）': :/ │ |
〈 │ /: :/ 弋匕≠彳 : / | |
| /: :/ ／ | / : ,' / | |
結果的に、ア・デイルのこの言葉がイングランド軍を勝利に導いたと言ってもいいかもしれない。
その一言で、アイヴァンホーはこの戦場の重圧を耐えきったからだ。もしそれがなければ迷い
やる夫の望むように動いてしまっていたかもしれなかった。
__ヽ_ｉ＿__
....:´.::::::::::::::::::::::::....
／ｉ／!ｨ::::::::::::::::::::::::::ﾄ:｀
. /.:::7／!/.::::ﾉﾊ!::::::ﾊ ヽﾊ::::ヽ
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ!｀:::::::::::!
イ:::::::::::::::::::::/!::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::! ……わかった。ありがとう。僕も自分を信じるよ。
/:::::::::::,i::/:::/ i::ﾊﾉ＼::ヽ:::ﾊ:::::::::::::!
. ｉﾊﾊ::::::iｊ,' !,' ﾘ ､___ヽﾊﾉ ﾘヽ:::/
ヽﾊﾘ', ‐ﾆﾐ ヽ ｀ィ≠､ !:/-.
ｉ } 〈 ﾋ::j ﾋ:::ｿ ﾘﾋ ,'
ヽﾞ､ ｀,,､ , ﾞﾞ ｀ ,__ノ
' . ｀＿ /
＼ `ｰ‐' ／ﾘ
＞,.. __.. イ ﾄ､_
. / | : : :ﾄﾉ ヽ
ノ ,ﾉ . : :/ ﾄ､
. - '／ ﾘ ／ | ｀ ､
,..-≠ ／ ,ｲ! /ｰ - | ｒ‐-､ j ｀ 、
. ∧ 'ｰ‐ｧ' 〉 |ヽ,＿__.ｊ/ ＼ﾄ､ ＼
. / } ／ ／ |::::::.:.::::::ﾊ ＼ ヽ
46 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:07:41 ID:gHXHQCxU
と、その時戦場の流れを大きく変える動きがあった。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
,, ,,,
ﾞ'lliiiiiiiiiiiiilllllllllllllllll|||li,, l||||l
ﾞﾞﾞﾞﾞ ､,,,,,,,ii!!"ﾞﾞﾞﾞﾞ ､,,,,,, ､,,,, ||||
,l||||" ﾞﾞ'llli,, ﾞl||! ,,l|||ﾞ ill,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,iiilllll,,, |||
,,l|||! ﾞﾞﾞﾞﾞ ,,,l||" ﾞﾞ'ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ ||
,il|lﾞﾞ ,,rlll" ,,,,
,,ill"ﾞ ,,,ril"ﾞ il||||l
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
47 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 18:07:57 ID:gHXHQCxU
それはやる夫にも、アイヴァンホーにも予想外の出来事だった。
_ イ::..／l／|／..:::N＼lヽ.::＼
フ::::::::::::::/:::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::',
イ:::::::/l/ |// |/∨＼:::::::::::::〉
ｲ:::l/ ≧‐ﾍ vz-―‐∨l:::::/
∧'´（.）` "（.）`ｧ 〉y ！？
ヽ} i〉 /ノ‐┬､
∧ r-―､ .仆 | |
_イ/| ＼ l＿___ｊ ／:::| | |
／ | |＼__ イ/ | / |
／ヽ | |__- ＿__//⌒)} ／ .|
/ |／⌒>､三--/ >＼|/ |
/ |＼| ＼＼_/／ / |
/ | /／ﾉ ヽl ＿/＿／|
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＿＿＿
／ ＼
／ノ ＼ u. ＼ ！？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） u. |
＼ u.｀ ⌒´ ／
ノ ＼
／´ ヽ
【第七章】（２）終
55 ：名無しのやる夫さん ：09/06/13 21:05:26 ID:v+fi04kC
確か補給線を確保するためにアスカロン攻めてたんだったと思うけど、
>>1の地図見るとよくわからなくなってくる
最終目的のエルサレムを攻める場合、物資はヤーファから持ってくればいいだけじゃね？
56 ：名無しのやる夫さん ：09/06/13 21:36:26 ID:7kLa3u5T
>>55
十字軍がバラバラな以上
補給線は複数あったほうがいいし
逆に考えなされ
ちょうどアレクサンドリアとの直線上にあるんだぜ
逆に補給をつぶせるんだぞっと
57 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/13 21:38:27 ID:gHXHQCxU
>>55 分かりにくい図ですいません。ヤッファからでは補給線が延び延びになっちゃうので、イェルサレム包囲戦になった時はアスカロンからの補給があったほうがより安全なのと、エジプト本国からサラディンの補給を絶つ事が可能。
61 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:41:28 ID:nYWTGOgT
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
―――まずい！？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
62 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:41:51 ID:nYWTGOgT
その時最初に叫んだのはウィルフレッドではなく、やる夫だった。
＿＿＿_
／ .u ＼
(（○）) (（○）) まずいお！！！
/⌒)⌒)⌒. :::: （__人__） l_j :::＼ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／
| :::::::::::(⌒) U .| | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / └ー.┘ ヽ / ／
数秒遅れて、ウィルフレッドも同じく叫んだ。だが、僅かではあるが一瞬だけそれに気が付いたのはやる夫の方が
速かった。
_ イ::..／l／|／..:::N＼lヽ.::＼
フ::::::::::::::/:::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::',
イ:::::::/l/ |// |/∨＼:::::::::::::〉 まずい！！！！
ｲ:::l/ ≧‐ﾍ vz-―‐∨l:::::/
∧'´（.）` "（.）`ｧ 〉y
ヽ} i〉 /ノ‐┬､
∧ r-―､ .仆 | |
_イ/| ＼ l＿___ｊ ／:::| | |
／ | |＼__ イ/ | / |
／ヽ | |__- ＿__//⌒)} ／ .|
/ |／⌒>､三--/ >＼|/ |
/ |＼| ＼＼_/／ / |
/ | /／ﾉ ヽl ＿/＿／|
63 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:42:04 ID:nYWTGOgT
_,,-i､
_,,―''"｀ ﾞl, ＿_
_,,-‐'″ ﾞl、 /| ｀ﾞ'''ｰ-〟
,,,,-‐"｀ _ |、 ,i´lﾞ .lﾞ
.,,-''"｀ _,／"| ,li､ 丿 .lﾞ ,lﾞ
..〔 _,,,-'"゛ .| ,"|、 ,/ │ │
`ヽ .,,-'"｀ ,,,-， ,lﾞ │ ﾞl、 ,/ ,| ,i´
ヽ ,／ .／′ ﾞッ′ 丿 .ﾞl ,/ ,l゜ │
ﾞ'ヽ、 ヽ .,/_,,,,,,,,-←i､ ,,-‐i､ 丿 lﾞ ,lﾞ
｀'-,、 ﾞi､ .,,/｀ ﾞl | .ﾞl ﾞl ﾞl .,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ｨﾆ,,,,,,,、 .| ./
`'-、 ﾞl ﾞﾚ、 ﾞl .ﾞl .ﾞl | .| .lﾞﾞl | .| │
｀''-| | ＼ │ .ﾞl ﾞl .| .l .| ,←―――――-r",,-“',,,Ｚ″
/ | ｀'i､l,--←'''''ﾞl / .l│lﾞ ,,-ンシ广゛ lﾞ
丿 .| ﾞ'ﾐヽ.__,,,,-'" .,iﾄ|│ ,,/ﾝシ'゛ .lﾞ .|
,i´ / `!|、 ,lﾞlﾞ|.lﾞ ,,r'/ｼ'".,,／ﾞ~ﾞﾞ二''"
｀'ヽ,、 .,/ ﾞﾞl,_,,,,-''"｀ ||,lﾞ .,,/ﾞlｿ'ﾞ,,-'"_,,,-‐'″
`'ﾍ-,,,、 ｀'i､ ,lﾘ .,,,ji!'彡‐,ン‐'"
｀ﾞ''ｰ-＿ ｀ヽ .l|" ,,,il|ﾘﾆン''″
｀ﾞ'''ｰ-,,,,＼ ,ﾘ,,,終ﾞ‐'
64 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:42:22 ID:nYWTGOgT
_,.ィ彡ミ}}｝Y小Y｛{{ミ≧=-､
fミミミﾐﾐﾊハＷハﾊ三彡彡ヽ
人ミミ彡ミﾐヾ火ｼ彡､-ミﾐ彡Y
f三ｼ'´ ｀"''''"´ ｀ヾ三i!
{彡f ミﾐ'|
{彡' ＼||||／ ミﾐl
,}彡 ,.=ミミ､! : 彡彡≡=､ﾐ}
/ﾆY} .:',ｨt:ﾃﾐ、〉 : ,f‐t:ﾃﾐ、 《fヽ だらしねえ！
|l{ ,jﾘ ｀""'´ : : `ﾞ""´ }} l|
l{Vﾊl , _ : : _ 、 f,ﾘl|
ヽ__`! /ﾞ'ｰ､__,.‐'ヽ、 {_'ｼ′
| ,;' __:.:__ ,、: i |
'､ ; ,.-￣￣｀ヽ’: ﾉ /
lヾ ' 、 ー‐ ,' ,ｲ
| ＼ ／ ヽ
| 丶.＿＿__／ ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ｽﾞｷｭｩｰﾝ
,,,,,
.i,oo､i ﾁｬｰﾝ もう我慢できねぇ！！！！
d･i.･b ﾁｬｯﾁｬﾁｬﾗ
,‐ﾄ‐ﾄﾆｲ‐-,､ ﾁｬｰﾝ♪ 俺がやる夫と戦る！！！！
（ ＼ヽ‐l | ＼
|＼. ＼ l＼ ＼
.| .＼ ＼ l .＼ ＼
（＿＿＼ ＼ ＼ ＼_
ﾄー'ー()) i i )ﾆ○ﾆ) i i ))
＝ ﾋ Ｖ ＼＼
.|＼ ト--､＿ ＼＼
＝ | | | ＼ ￣ | |
) | .| ￣￣ハ
＝/ .（ ） / ヽ
|∩ |￣ | 馬 |∩ | ﾌﾞｰﾝ
|∪ | .| . |.|.| . |
＼ | | |∪ |
｀Ｌ､ ＼￣｀ー‐-'＼＿_/
｀￣
65 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:42:50 ID:nYWTGOgT
唐突な闖入者……それがそれまで均衡し、膠着していた戦場の流れを一気に変えたのである。
＿＿＿
／⌒ ⌒＼ ━━┓┃┃
／（ ￣） （＿）＼ ┃ ━━━━━━━━
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ ┃ ┃┃┃
| ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ ┛
＼ ｡≧ 三 ＝=-
-ｧ, ≧=- 。
ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
≦｀Vヾ ヾ ≧
｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ / ﾊ ｉ ﾊヽ､＼ ニ=、
/ / /!ﾑノﾉ/ } ハ ｉ､ヽヽ
, !ﾊ{ _!__,ヾ ' 二ﾚ-! ヽ }ヾ
ｌ ﾐ、〈 fﾘ ` ( 'f;ﾘ〉 |ノﾚｌ
ヽ _ ! ￣ _＿ 7 ￣ ! ′ あの馬鹿何を……いや、待て！全軍今だ！総反撃開始！！！
{ｆゞﾍ f-‐-- } /ｉ
ｰ-ゝ |,__ / ,.'-' 今までの鬱憤を晴らすんだ！！！
ﾘ!ヽ ＿｀二´ ／
｢￣￣ ｢Ｋ´_＿＿_
＿＿,．-＝/＝＝ニﾆ ､ ﾉ L__ / |
'´ =＝ '／ﾆ, ′ ＼＼ ﾄ‐} { |ヽ
￣|´ ｌ ' ー-ヽ＼_ ヽｌ ∧ヽ !＼
| ! ! ｀''-{、ヾヽl. ＼
! ｌ ｌ _,．-――､). ! ＼
ｌ ｣ -‐ ／ ＼ ｌ /＼
66 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:43:18 ID:nYWTGOgT
偶然か、必然か……リトル・ジョンの突出。
この珍事が、イングランド軍にとっては好機となった。
ウィルフレッドの号令と共に、それまで防衛一色だったイングランド軍は猛反撃へと転じたのだ。
,ｧ''''冖-,、 ,,,
._､.,,,、 .|｀ ,ﾟ'r, .,ll“'*r,、 ,,,#ll|e,~ly .,,,
: /: _,,,ﾟ'･x,,,,: : :| 'q.lli､ ./''lﾞ: ,、 'll〟 ,,,,〃|_.,| ,ト|!ﾞi, ,,l|ﾞ,,l'
.pｰ“゛.ﾞﾞ'l; `.,ト │ ，i､ i､ﾞﾄﾞ'┓ .ﾞl_|,,√.,ト、l, .lﾆrｰｯ!┨,| ,l|, 'l: .,,lli,,,fﾞﾞ,ﾞﾞ'ｙ
.ﾞl..･-,ｖ-rl,,,ill: ﾟt,: | │ﾞl, ﾞl .ﾞl、 .ﾞ!l,llillﾞ.,,ド,l″ ,lﾞ.,".,ﾄ,lﾞ.l｀］ llle,,ll,l",,: 】
'|, ｖ,,,,,,,,,,."'《、 ﾟr|,、ヽ.'l,ト ﾞＬ .ﾘ.ﾟ'lﾀﾞ!l° ,√.'・"'廴~’ 廴.,lｉ,rﾞﾞ_ill,
ﾟL.,,,,_ .,ｧ.‐.ﾞレ,、 .ﾟﾞ[ﾟ''ﾞ'″ 丶 ﾞ'lq,、 │ : .〔 ,iｹ ..ll， .,,l”ﾟﾞ/ﾞ!llﾞ_,ll
.'ﾄﾐllll】-'.,r~｝.ﾞヘ,,,, ∥ : _ . , :ﾟｔ,..,l° ﾞlト ,,l″ .ﾞl
,ぃ,,,,,,,｡∪'"./: .ﾞ|'”ﾞﾟ'[`| .'lll, .,ll,,,rぐ .,,,llﾞ
.ﾟｋ--rｙ .| .,iil,“ﾟ'か'",l /＼＿＿_／ヽ .ﾞ℡ .,,rlllﾞ° ,l
_,ｖｰﾟ｀ 'l, .'l,,,ﾞＮ┘.,l., ／ﾉヽ ヽ、 ﾞl| .,,r･".,√ .,ll
. lu--ｺ ﾞｋ 'l,"ﾟﾞl゜,,lヴi/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,ｒ'''''' :::ﾍ『,,√ : ″ ..,ll
.,,r'',,r| .,, ﾞﾟti,ﾞﾞ|,,,i,´ | ﾝ（○）,ﾝ <､（○）<::| |,l° .,√
.'ur“: .lｙl廴 ｀ﾟ'!c廴 | ｀⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒´ ::ll° ,,,l 今までよくもやってくれたな異教徒共！！！
: .＿ .'!l,,l,,,,,＿ ﾞ|l. ヽ ヽ iｌ´ﾄｪｪｪｲ｀ｌi ｒ ;/ .,,i*jlilllﾀw,,、 .,r-=-r
'ﾞ~｀｀:''ヽ,,,,√ .~ﾟ'､， .l,,gl. ヽ !ｌ |,ｒ-ｒ-| ｌ! /／､ ,,r" ,ﾚ'″ .li
、 .'《ﾞＮ,,,、 .ﾟ'llﾞﾞmr-- ヽ､ ｀ﾆﾆ´一／=｀ﾞﾆ-r/" ,r'° 'l
ﾞl,、 l ｀'私 ﾞﾞﾟ''l*ﾞ＾ ,rlﾞﾞﾞﾞ≒,,,,,,,,,,,wll'
: ﾞﾟ'━'#'┷ｘ,_ .ﾞ私， l ,il_,yｰ'''''''ｰ＿、 |
,l′ ﾟﾘh,,,,|l, lﾞ ,lllﾞ° ﾞ''ll
ヽ-rf° ,,ﾞﾞ%、 ,l、 ,,ll!e,、 ._,,,r
｀`':i､＿_,,,,,广 'ﾞl,,,,、 ._,,,wllll|,llli,,,,,,,,,,, ._,,,llll″ .ﾟﾗiぁwr='“｀
｀￣ .ﾟl,、 ﾞﾟ''*mii,,ｘ'llﾞ″ ..ll" ｀ﾞlllii,l,illllｹ″ .,lヽ,,、
ll|ﾞﾞ"ﾞﾞ'l,,,,,,,,lll,、 ,llﾞ" 'l,,,,,,,,,,,,,illwrre,,,_,l°ﾞl、 ,!″ ｀ﾟ''=x,,
ﾞll,,|ト ﾞ|,、 ｀┓ 確 : 'll" .:ll 'l,ｒ｀ .:l: ,,l″: .___ ,,i´ ﾞ'l!
.,,lﾟ ｀ ｀ﾟX .ﾞ|ｙ .喜.l,,l′ .l］ : ,lr～:li､ .,r''ﾟﾟﾞ'lザ￣ﾟﾟ'ﾘ: .i､ll
√ﾞ,ll,、 ,,il!广,lﾞ'N,,_ .ll,トi,ﾞﾞ|__、 ._l,l,,＿_,,,l,,,,r ┃ ,r'° .ﾟ|, : .,lﾞ.,,l、ﾞl
ﾞ',l“.,,ll･,,i､,,n″ .| ﾞﾞ℡, ll ,,,ﾟト￣￣］ ｀￣ﾞ]ﾞ｀ l',,iｔ,、 l :!!ﾟ,i'l゛..》
.ﾞ'''l,,,,とill″ ,,i´ ﾟ!illl| ｀ﾟﾞl lﾞ j|" .lﾞ゜ .ﾟﾞl,, .2 ,}ﾞ|rll
”|ﾞ‐'ll'ﾆrr″ _,,,,,lll廴.i,],,,,,,,,,,,,,il＿,,,,,rll、 : |ト ﾞﾞl,,《ﾞレ.,li,,,
※イングランド軍猛反撃の図
67 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:43:42 ID:nYWTGOgT
ブーーン！！
∧_,,∧ 、′
（；ﾟωﾟ） 、
・”； グシャ！
∩ ・ 、′・” ”； ” ’、
・． ’、′・ ’、．・”；
’、′ ’、 (;;ﾉ;; (′‘ ・． ’
当然、兵力で圧倒的に劣るイスラム軍はあっという間に押し返される。
浮き足立つイスラム兵は次々と砂漠に斃れた。
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼ まずいお！林に急遽撤退！！！
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,. -―wyz=＝､、
,.ィ"ミﾐヾゝｿノィ三ﾐヽ、
,.イ三＞ｰ''"¨¨`ｰミ三ミ≧､
,ｲミｼ'´ ｀丶ミミヽ
ﾉミf ,. =≡≡ﾐ; ミ≧z､ヾミミ!
'ﾐミﾉ / ＿ヽ ﾉ r '"｀ヾ!',ミﾐ}
l三{ ,. '-'‐'` , '⌒ヽヾtｪｭ､ Wﾘ 見つけたぜ！おまえがやる夫だな！！！
|彡! | f:!.f:!.| ｀ﾞ"''` }if
jﾐｼ .:.:.:`,.ｴ.,´:.:.. l|!
/^i{: : . . ..:.:.／,;Y';,ヽ、:.. ﾘ、
｛{ 人: : .. `"二二`' :.. . :.ﾄﾍ
ヾ二!: : : : : : . . _.:._ . . . . : : :.にl|
V}、: : : : : , '´: : : ｀ :、: : : : ﾉ_ｿ
ﾞi ＼: : : : : : : : : : : : : : : ,.ｲ
| ｀丶､:_:_:_:_:_:_,.:-‐'" ｜
| ,. |
68 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:43:57 ID:nYWTGOgT
＿＿＿_
／⌒三 ⌒＼ 何者だお！！！
／（ ○）三（○）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_,.ィ彡ミ}}｝Y小Y｛{{ミ≧=-､
fミミミﾐﾐﾊハＷハﾊ三彡彡ヽ
人ミミ彡ミﾐヾ火ｼ彡､-ミﾐ彡Y
f三ｼ'´ ｀"''''"´ ｀ヾ三i!
{彡f ミﾐ'|
{彡' ＼||||／ ミﾐl
,}彡 ,.=ミミ､! : 彡彡≡=､ﾐ}
/ﾆY} .:',ｨt:ﾃﾐ、〉 : ,f‐t:ﾃﾐ、 《fヽ 俺の名はリトル・ジョン！やる夫！その力を俺に見せてみやがれ！！！
|l{ ,jﾘ ｀""'´ : : `ﾞ""´ }} l|
l{Vﾊl , _ : : _ 、 f,ﾘl|
ヽ__`! /ﾞ'ｰ､__,.‐'ヽ、 {_'ｼ′
| ,;' __:.:__ ,、: i |
'､ ; ,.-￣￣｀ヽ’: ﾉ /
lヾ ' 、 ー‐ ,' ,ｲ
| ＼ ／ ヽ
| 丶.＿＿__／ ＼
69 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:44:17 ID:nYWTGOgT
_,,,....-::::,,..-;:'
_, -=''"""" ＝--、,、`,"+`ゞ,;:
_,.-'^ " ￣＝.、".
-'^ ＼`,`,;⌒`;・",;+
> ﾐ`+,;:;"・ヽ｀ `
:" .＿＝＿＿ ヽゞ,:;*ヾ"`丶 ┼
/ 彡 . -ﾐ、 ﾐ `,;:"
/〆" ＼ `i 丶
丶 |i ＋ +
ﾐ .ﾐ
| |ｌ / +
.i| |i ´
.i| |i ゞ
i| |i ´｀ ＋
j| ,/ ' ／
.i| ,/;:";:|;,/×
i| ,/";:`, ､ 丶
＼ i| ,/`,;:ノ`,
.j| /;`,;:+
/ .／+``
./.／ ,'
／"`;丶
／ `,
'
／ ゞ
70 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:44:39 ID:nYWTGOgT
―― [] ] ／￣三＼
| ｌ￣ | | ／ ＼三/＼
|_| 匚. | 三 （ ○） （ ○） やる夫様！！！
| | 三 u （__人__）
|_| ≡ ｀ ⌒´ﾉ （しまった！敵の狙いはやる夫様だ！）
二 }
[] [] ,- r⌒ヽｒヽ， } （やる夫様は今、手負いなのにまずいぞ！！！）
／／三 i／ | __ ノヽ
匚／ 三 三 / )≡
三 三 ／ /／≡
三三 .／ /￣､⌒)
≡､__.／ ／ ⌒ヽ￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_＿___, -‐…・・…‐- . . .-‐┐
|::::::／ ｀ ＜::::::::::::/
. |／ / ヽｰ―‐.,
. / / / ',:::::::::/
/ / / } ハ ノハ:::::/
l lー{一'{ ｀八ー‐} } ∨ やめてぇ！！！！！
l { 斥う八 ,仆うﾐメ.ノ ｜ |
| { lc弋)ｿ ）ノ 弋)シ｡ｏ ）｜ |
Ⅵ! l l '' _'＿＿_ '''' .ィ | ′ ／|
从 人 Y ） ﾉ/ ﾉ / ／ /
）ﾉﾉ＞ ､⌒ ´ ..イ 厶イ从ル' / /
. ／ |:::（(≫≪)）/::::::/ ｀ヽ // ／
/ |::::::ｰ―一'.::::::::{ 〉 /'´ ＿＿＿
〉、 |::::::::::::::::::::::::::::人__ ノ 〉、／ ／
>、 ヽ.|:::::::::::::::::::::::::::::::∧ ｀ ｰ< ＼￣
71 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:44:54 ID:nYWTGOgT
＿ /し'/
,r'⌒''"´ ｊ / /
/ ,く（ {
. / ,, ,ｲ l| /
/ ／/ / ｌ ｌ| _｣
. / ／ / / l lレ′
"′/ ヽ レ､ゝｨ.__.. -‐ｚ
/ ハ ヽ､ / _ /
/ / ヽ { l ,r''7ﾞ// ,'
l / ヽ-' {／ / ∠ノ
ﾚ′ / /,r‐ｒ ､
l / l / ﾉ
ﾚ | ル/´｝
" / /
/ /
i /
72 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:45:22 ID:nYWTGOgT
＿＿＿＿
／、＿, ,丶_＼
／ （○ ） （○ ）' yyﾌ7、 ぐ……ぐぐぐ……
／ Ｕ （__人__） ////./i_i_iヽ
| ｀ ⌒´ / /_ｨ´ ﾉ
＼ ／ / i |
/ ￣￣￣￣´ ／- | |
| ＿＿＿＿＿／ i＿___/
＼ |
＼ |
＼ |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,ィ"ミﾐﾐ彡ｼ'ﾍ
f'三ミﾆミ彡=ﾐﾐ',
lﾐﾐf´ _,,....,,_ Y!
|ミ{ __,,..、 ,..,,_ ﾘ
ftY ´ｨtﾃ; ftﾃｧ} こ、こいつ……俺の剣を素手で受け止めやがった！？
ヾ」 ｀￣j ..{￣ lj
,. -‐i! ,.'`ﾆ′ ,!
_, ‐ '´ ／ﾄ､ '´三'` /｀ ｰ ､
_, '´ / ヾ丶 ＿_,.ｲヽ ヽ、
,.'´ ｀丶. /。 __{、 ﾉ ヽ ｀丶、
, ' ヽ ﾚ'"´ヽ、'、 " / ,ﾍ | ヽ
/ / ＼'.、/／´ ` ヽ
/'"´￣￣｀ヽﾉ ヾi'´ ; ,.ﾍ
,ﾚ'´￣￣｀丶」 ,ィ､二)┌───‐┤ ／／ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
、 ｀ヽ丶 .: : ヽﾞ} : ,. :.. : ､ :ﾉﾚｿ
丶、､ _,. V: ｀i r‐ '´ﾞｰ､_,.‐ ' ＼ ､ : ﾄく＿＿_
｀ ﾝ´ i| j| ､ ! ､ー--―ｧ' ` ,' ;/ } ｀` 丶､ （面白れぇ！！！）
/ j{ j| ヽ'､ ､｀ｰ一 ´, / /' ｲ _,. -‐`ー- ､
| ,:' ,/}! l| ヾ、 ｀"^^"´ /／ / _,. -'´ ｀ヽ、
_,」.. ':,./ ,ﾘ ﾊ :. 丶.＿＿,. イ j{ r '´ ヽ
/ 《 fi ! ヽ / /'´ ',
73 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:45:44 ID:nYWTGOgT
／
／／
／／／ (⌒＼
／// ＿＿＿ ＼ ヽ
( ( ／⌒.三.⌒＼ ＼＼ ＼
＼ ＼ ／（ ⑪）三（⑪）＼ ト＼ヽ
＼ ＼ ／::::::⌒（__人__）⌒::: | ＼ヽ 何しやがんだお！！てめぇは何だお！
＼ ＼. |r┬-| ﾉ ﾉ ＼
＼ ヽ `ー'´ ／ ／
/ ／ ￣￣￣￣ヽ
／/ / ￣￣￣￣) )
／ ( ⌒￣￣￣ヽ ﾉノ／
＿／ ／ `ー―――､ ) ﾉ／
ー＝二三 _＿ノ ﾉノ／ ／
ﾉ／
／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_,.ィミﾐｽ7Y'y,、
_ｧf人(ﾍ}}ｿﾉｲｨｼﾍ , -‐ ''"⌒ヾ＞､
;'ﾐミｼ'"´~｀¨´｀ヾ;{ / / , , 、 ,':〈0〉 ロビン・ロクスリーに会っただろう？
|::.:.l ',! 人_/ / / /- ':::::::/
j_:.:{ ,,....,_ _,,.､l! `"´`ｰ'ｰ'ｰ'｀ヾ-‐ ' 俺も強者との戦いを求める者だ！
{irt:! '､tﾃ,｀; ftﾃ;'! |
ヾﾞij 丶｀"´,..: .:､"´| / そしててめぇは紛れも無い強者だ！
｀ﾟ! , イ ` - '〉 ,ﾑ、 _,. -――-―┬‐‐r'､
,イﾄ､ :、'ヾ三ｱ' / ｀"´￣、 ;' /｜ : 丶、
／ { l ＼ ` ― 'ｲ、 {、 ヽ ﾉ / ,' ,:'
／_、 ヽ丶、` ― ' ﾉ '; 〉 丶 / ,:' /- '" __,,..
／ ｀丶丶 丶、__ｿ ; '; ' ' / ,. - '
／ －-、 ヽヽ ､＿,. ' ;_,. -'―--一''"´
/ 丶ヽ ',; ', 、 (ヽ. /
74 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:46:02 ID:nYWTGOgT
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼
／ （●） （●） ＼ ……やる夫はけっして強者なんかじゃねぇお。
| （__人__） |
＼( （ヽ(＼ ⌒´ ／ けど……
γ⌒＼＼＼＼ ⌒ヽ
i j ヽ _ ｀ヽｰ‐ i
ヽ､ l （￣ ヾ_＿＿＿_.ノ
/つゝ､,,! ￣￣ }
｛〈〈〈,ゞ,ｿ 〈
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （●）三（●） ＼ ………
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
／_ ＼:: ｀ ´.:::／ `ー
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼
／ （①） （①） ＼ 負けられないんだお！！！！
| （__人__） | /)/）／）
＼ ⌒´ ／ 「//／／
γ⌒ ⌒￣￣'￣´ （___
i j _＿＿､＿_,ノ--ｰ'
ヽ､ l /′
/つゝ､,,! }
75 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:46:25 ID:nYWTGOgT
_,.ィ彡ミ}}｝Y小Y｛{{ミ≧=-､
fミミミﾐﾐﾊハＷハﾊ三彡彡ヽ
人ミミ彡ミﾐヾ火ｼ彡､-ミﾐ彡Y
f三ｼ'´ ｀"''''"´ ｀ヾ三i!
{彡f ミﾐ'|
{彡' 、 , ミﾐl （なんという目だ……全力を出す男のそれじゃねぇか！）
,}彡 ,.=≡≡､! : ≡≡=､ ﾐ}
/ﾆY} .:',ｨt:ﾃﾐ、〉 : ,f‐t:ﾃﾐ、 《fヽ （ロビンが惚れるのも無理はねぇ……）
|l{ ,jﾘ ｀""'´ : : `ﾞ""´ }} l|
l{Vﾊl;; , _ : : _ 、 ;;f,ﾘl| （ならば俺も全力で答えるのが礼儀というものだ！）
ヽ__`!;; /ﾞ'ｰ､__,.‐'ヽ、 ;;{_'ｼ′
|;;, ,;' ,,,;;;_;_;;_;_;;;,、:,, i,,;|
'､;,, ; ,.-=ﾆ二ア’: ﾉ,;/
lヾ;;;;',、;;;,,,,;;,,,,,;;,,;;;;;,';,ｲ
| ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ ヽ
| 丶;;_;;_;;_;;_／ ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ィ
/ヽ ､ ／/
| ｀ヽ、 ヽ＼ ／i / /
ヽ ヽ､ノ ヽ_ノL/ ー'´ 〈
i /
N |
_ノ ,. -┐ ＿ ...:::::::::::|
＿） ﾉ:: ノ ノ::. ｿ .:::::::.: ... ヽ
＼ !... / ,'. / .::: ::::::. （.
__） i::: ヽﾉ::: / ／ ） :::.. :: 〉.
ヽ 〈..::. ... `''くo>′ ::::. 〈..
ヽ ヽ:: ::: :::. 'ー'⌒) :::::: ＞
i ヽ.::: .. .:::: ..:::..::／ :::: （
｀ヽ､_l! | ＼:::.:.:::::.:::: / ／
L ヽ `ヽ､＿/ | ヽ-ｧ
|!l ) `ー─一'′l! i
l! ￣￣L -‐､（￣i￣`ｰ一
76 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:46:51 ID:nYWTGOgT
| / | / ,
,＼__ノし/／ ＼__ノし/／ ､
/ ..)/⌒ヽ(＿ ＿＿)/⌒ヽ(＿ ',
￣￣)ヽ__ノ（￣￣ ￣)ヽ__ノ（￣￣￣
´ ／⌒|「⌒＼ ／⌒|「⌒＼
| / , |
＼__ノし/／´
| / ,, )/⌒ヽ(＿
＼__ノし/／￣)ヽ__ノ（￣￣￣
)/⌒ヽ(＿ ／⌒|「⌒＼
￣￣)ヽ__ノ（￣￣￣
´ ／⌒|「⌒＼
二合、三合……激しい攻防戦が続いた。だが、周囲をイスラム兵が殺到し始め、それも終わりを迎える事になる。
/i/i ___
／・ 彡. /＿｀ヽ
（ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ 奴だ！奴を包囲しろ！！！
| ＼彡Ｏ/i/i<;;> ___
＜＝━━━━━,,へ＝＝／・ 彡. /＿｀ヽ
／ へヽ （ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ
ヾﾉ く < | ＼彡Ｏ/i/i<;;> ___
＜＝━━━━━,へ＝＝／・ 彡. /＿｀ヽ
／ へヽ （ゝ､ノ ,彡 <(ω･,lヽ
ヾﾉ く < | ＼彡Ｏニ)<;;>
＜＝━━━━━,,へ＝＝=|ヽ三ヽゝ ヽ
／ へヽ >_ヽ__ヽ_,)_|=丿))
ヾﾉ く < ／ ／ ／ （（
ヾﾉ ヾ〈 く ））
ヾノ
77 ：名無しのやる夫さん ：09/06/14 22:46:57 ID:usdv52LO
さすが森の妖精 歪みねぇなw
78 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:47:10 ID:nYWTGOgT
,. -―wyz=＝､、
,.ィ"ミﾐヾゝｿノィ三ﾐヽ、
,.イ三＞ｰ''"¨¨`ｰミ三ミ≧､
,ｲミｼ'´ ｀丶ミミヽ
ﾉミf ,. =≡≡ﾐ; ミ≧z､ヾミミ!
'ﾐミﾉ / ＿ヽ ﾉ r '"｀ヾ!',ミﾐ} っち……無念だ！勇者よ、勝負は預けるぞ！！！
l三{ ,. '-'‐'` , '⌒ヽヾtｪｭ､ Wﾘ
|彡! | f:!.f:!.| ｀ﾞ"''` }if だが、俺の挑戦は終わらない！
jﾐｼ .:.:.:`,.ｴ.,´:.:.. l|!
/^i{: : . . ..:.:.／,;Y';,ヽ、:.. ﾘ、 俺の名はリトル・ジョン！
｛{ 人: : .. `"二二`' :.. . :.ﾄﾍ
ヾ二!: : : : : : . . _.:._ . . . . : : :.にl| シャーウッドの副将、リトル・ジョンだ！よく憶えておけ！！！
V}、: : : : : , '´: : : ｀ :、: : : : ﾉ_ｿ
ﾞi ＼: : : : : : : : : : : : : : : ,.ｲ
| ｀丶､:_:_:_:_:_:_,.:-‐'" ｜
| ,. |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
i,''''､i
d･i.･b
＿ﾄﾆｲ＿___
｛ Y ） じゃぁな！！また会おう！！！
ﾄ ＿人＿ｲ |
.|≡三三 ミﾐ| （奴は強い！友にするべき男だ！）
| 十 ｲ__」
. |､ 土 ,| （こんな興奮は、ロビンと戦って以来だぜ！！！）
人ー.-="ヽ ﾆ＝=3
／ （_／ ,i
／ ／ ＼ ＼ ニﾆ＝＝=３
.. ／ ／ ＼ ＼
.. （ （ ＼ ｀ー､_
| i . ｀ー‐--, i
| .| .(_ノ
| ./
| （
.／ _ ）
'ー-'´
79 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:48:10 ID:nYWTGOgT
＿＿＿_
／ ＼ ……リチャード王に、ロビン・ロクスリーにアイヴァンホー、そしてリトル・ジョン……
／ ─ ─ ＼
／ -=・=- -=・=- ＼ なんでやる夫の前にはそんなチート野郎ばっか現れるんだお。
| （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.iｰ- .,
.l ｀ヽ、 ,. -‐ ''"´ ￣￣7
ﾉ ,. -‐‐`ゝ._,∠., - ., l
. ､‐-ﾝ'´ ｀ヽ､｀ ',
ﾉ / ヽ 〉
. ７ ,′ i ', / あんたも十分チートじゃん！
iヽi / ｀ﾒ .i. ! ,.ィ ', i ∠
',. l/'i ! γr､ﾊ ﾊ´ ! ! :! ﾄ､.／ ,.｀ゝ 知らなかった……あんなに強かったなんて。
',. !/l / ﾋ! l/ イ´iヽ l ! !、 ,.ｲ '"´￣ ﾌ
ヽ, ! 从'' ﾋｿ/'ヽl. ,' ', ´ .ﾊ ／ ていうか忘れてたわ、普段あまりにも駄目人間だから。
｀!ﾍ iヽ,Y￣''〉 / , ! .ﾊ !ｲ/. ,. '´
ヽ!>i'7ぇ=r‐''/,.ｲ .l/ !/,. '´
. と,.ィｿ<ﾊ〈'´〈 l.ｲヽ!‐''"
. ,. '',,..i､ ´ .7‐< ＼
80 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:48:45 ID:nYWTGOgT
＿＿＿＿
/ ⌒ ⌒ ＼ やる夫が死んだかと思ったかお？
./( ―） （ ●） ＼
/::⌒（_人＿）⌒::::: | チラッ 泣いてたおね？
| ー .|
＼ ／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿
/~~''''' - 、 ,.-.ｰ ""~~ ;;|
. | _､､､､､＼ｒ'''~~''ｙ.~ -, ,;;;|
| ､;, -=""" """=- 、～-、 ::;;;|
|_,,-'' ､ ヽ .ヽ ::::l , .';;;| な、泣いてなんかないもん！
／ ::::: :: :: .ヽ: ::;;;;;;/
. / ;; ;;; ;;i ::: ::;:: ;;; ; :i:;;;;/;;i 調子に乗ると怒るんだから！
. /_~~''' ー-!ヽ､､､ヽ＿ .;; _,,--::::ｙi. :::::l
./.:::;___.::;.; ::r .、,,,,i ヽ- ｰ,,ｙ''~:: ::; :: ::::l;l :::::l
.i ::;.; :::;::~''-i :l ＼::l ｙ'' ＿ -y i :::::l;;l :::l
.i ;i l ::l.l ,r--r~=ｰ ヽi ≦ｰ'む-.l il :; :::::|;;;;;y ::l
|l | :i .i.:.l k_''' i ､ .'-' _｡'.､;: ::::::|;;;;;;;;;k i
| ｙi |:ヽ .rｰ'''’ ''_,,,､､､ ￣//ｰ'.l::: :::::|;;;;;;;;;;;;;y、
＿___,,,,,＿ . . | .l :;;;.~ // l~ ヽ 入::: ::ﾄｰ''r'''''''' _､-ｰ'''''''’’’’ ７
ヽ ~'' - 、 /i i ::::::＼_ い ）, ｰ’ i:λ| :::i:|,, -''~ ..／
＼ '' yi い ::::::::~'' -'-､､ -''~ |ヽ::::;;;i:|:.i|:::l i| _､-''~
81 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:49:09 ID:nYWTGOgT
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼ ……さて、撤退するかお。
／（● ） （● ） ＼
／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼ イングランド軍が目前に迫ってるお。
| ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ウォォオオオオオーーー！！
/＼＿＿_／ヽ /＼＿＿_／ヽ /＼＿＿_／ヽ
／ﾉヽ ヽ、 ／ﾉヽ ヽ、 ／ﾉヽ ヽ、
/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,ｒ'''''' :::ﾍ / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,ｒ'''''' :::ﾍ / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,ｒ'''''' :::ﾍ
| ﾝ（○）,ﾝ <､（○）<::| |｀ヽ､（○）,ﾝ <､（○）<::| |｀ヽ､（○）,ﾝ <､（○）<::| |｀ヽ､
| ｀⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl｀⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl｀⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl
. ヽ ヽ iｌ´ﾄｪｪｪｲ｀ｌi ｒ ;/ .|:::::ｉ |ヽ iｌ´ﾄｪｪｪｲ｀ｌi ｒ ;/ .|:::::ｉ |ヽ iｌ´ﾄｪｪｪｲ｀ｌi ｒ ;/ .|:::::ｉ |
／ヽ !ｌ |,ｒ-ｒ-| ｌ! /ヽ |:::::ｌ | !ｌ |,ｒ-ｒ-| ｌ! /ヽ |:::::ｌ | !ｌ |,ｒ-ｒ-| ｌ! /ヽ |:::::ｌ |
/ |^|ヽ､ ｀ﾆﾆ´一／|^|｀,ｒ-|:「￣|ヽ､ ｀ﾆﾆ´一／|^|｀,ｒ-|:「￣^|ヽ､ ｀ﾆﾆ´一／|^|｀,ｒ-|:「￣
/ | .| | .| ,Ｕ(ﾆ ､)| | .| ,Ｕ(ﾆ ､).| | .| ,Ｕ(ﾆ ､)ヽ
/ | .| | .|人(_(ﾆ､ﾉ| | .|人(_(ﾆ､ﾉﾉ| | .|人(_(ﾆ､ﾉﾉ
82 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:49:34 ID:nYWTGOgT
やる夫は、包囲を仕掛けてくる敵の部隊を強行突破してなんとか戦場を脱出する事に成功。
___
/＿｀ヽ
∧,,∧（･ω･l ヽ
/ο ・ )Ｏニ)<;;>
＜ニﾆﾛ━━━━/ ノ lﾐliii|(ヾゝ
(o_o,ｲ＿_ヽ´|(__) ﾉ~⌒）彡
ﾉｌｌｌｌｌｌｌｌヽ| |￣ノl ﾉ ___
/ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ /＿｀ヽ
ヽニﾌ|_| (_∧,,∧（･ω･l ヽ
(_ヽ /ο ・ )Ｏニ)<;;>
＜ニﾆﾛ━━━━/ ノ lﾐliii|(ヾゝ
(o_o,ｲ＿_ヽ´|(__) ﾉ~⌒）彡
ﾉｌｌｌｌｌｌｌｌヽ| |￣ノl ﾉ
/ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_
ヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉ ドドドドドドド！
だが、その代償は大きかった。やる夫は兵の約一割を失う。
兵もほぼ、霧散状態。
敗戦を挽回できるだけの手だては無かった。
(_ヽ
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ)
i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪
〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 |
(/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三三 三三三 三三三 三三三 三三三 三三三
83 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:50:03 ID:nYWTGOgT
一方で、イングランド軍は大勝利に沸いた。
うぉぉおおおおおお！
＊ + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 ＊ 。
+ 。 | |
＊ + / / + 。 + 。 + ＊
∧_∧ / /
（ ﾟ∀ﾟ/ / + ./ 》〉 。 + 。 ＊ 。
,- ｆ | | ∧_∧
/ ｭﾍ | ＊ ヽ ヽ｀・ω・´） 。 。
〈＿｝ ） | ヽ _ヽ 〉
/ ! + 。 .| （｛__〉 + ○ﾉ
./ ,ﾍ | | | <ヽ |
ｶﾞﾀﾝ ||| j / | | ||| ||| .| ,ﾍ ＼ || |||ｶﾞﾀﾝ i!i/, |i!ii ｶﾞﾀﾝ
―――――――――――――――――――――――――――
＼＼ 我らが司令官ウィルフレッド・アイヴァンホー万歳！ ／／
＼＼ 万歳！ 万歳！ 万歳！ ／／
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
( ´∀｀)／) ( ´∀｀)／) ( ´∀｀)／) ( ´∀｀)／)
( ／ ( ／ ( ／ ( ／
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
( ´∀｀)／） ( ´∀｀)／) ( ´∀｀)／) ( ´∀｀)／) ( ´∀｀)／)
( ／ ( ／ ( ／ ( ／ ( ／
| | | | | | | | | |
し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ. し ⌒Ｊ
84 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:50:30 ID:nYWTGOgT
| /:./:.:.:.:/:.:.:/:.|:.|:.:.| ヽヽ::＼.:.:.::＼:.::.:.:.ヽ.::.:.:.:.ヽ.:.:..|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
| |:.:|:.:.:.:.|:.:.:.|ｉ:.ﾊﾊ:.:| ヽ ャ 廾 十:ト ､.:..ヽ.:.::.:.:.|:.:..|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
| ｉ:.:|:.:.:.:.|:.:.:.||,|ィ爪｢ ＼＼ =≠ｚ.＼:｀:.|:.:.:.:.:.|:./|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| 勝った！奇跡だわ！あのやる夫が退いた！！！
ｉ. |:.|:.:.:.:.|:.:.:.|ﾘ ﾚ≠=ﾐ / {ｒ':::::::ｉ＼ヽ|::.:.::.:.|/ |:.:..:.:ｉ:.:.:.:.:.:.:|
|:.|:.:.:.:.|:.:.:ﾊ /|ｒ'::::::::} ﾚｖ:::::::ｒｉ}/ |:..|:.:.ﾊ |.:.:.:.:.ｉ:..:.:.:.:.:|
|:.|:.:.:.:.|:.:.:.ﾊヽＶヽ_ｒ'} _辷__ｒ,タ |:.:|/ | .ｉ::.:.:.:.ｉ::.:.:.:.:.:|
ヽ!Ｎ:.:.|:.:.:.:.ﾊ ゝ- '' :::::::::: /|:.:| / |:.:.:.:.:ｉ::.:.:.:.:.:|
ヽ.ヽ:Ｎヽ:.:ﾊ ::::::::: ヽ /.:.|./ ｉ.:.:.:.:.:ｉ::.:.:.:.:.:|
＼ |:.人 ｖ ― ｧ ／:.:.:.|. |:..:.:.:.:ｉ::..:.:.:.:.|
ヽﾊ:.:.:| ＼ ` ｰ ／ |:.:.:./ |.:.:.:.:.:ｉ::..:::.:.:.|
ｉ |:.:.| ヽ､_ _,. ' ,. |:.:/ .|:.:.:.:.::ｉ::.:.:.:.:..|
ヽ:| | ｀ ´ ,. '´ /:.ﾑ |.:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:.:./
ヽ |` ｰｒ‐'´ /:./ ＼ |:.:.:.:.:.ｉ:..:..:./
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
,;彡ミﾐﾐ;'""'''""'''""""'''''""''彡ミミ;,
ﾌ彡彡;;, ヽ、,, ,..:::.. ,.:' ゞ;;,ミﾐゝ
';彡ﾐｼ,;r==::;,,':.':::::::..,,,;r=ﾆﾆゝ;,,ミ7"'
"'';;彡'",;;;;;;;;;;;;;;,ヽ:::....r;;;;;;;;;;;;;;;;;,,Ｙ"'ヽ,
/"'iｼi,;;;;;;;;;;;;;;;;;;',l::::"''!;;;;;;;;;;;;;;;;;,ﾉl⌒"l, もしかしたら司令官は希代の名将なのかもしれんな。
,i /,;"ｿヾ::;;;;;;;::ノ.l:::.."''ヾ:::::;;;;,''"::l ﾉ ﾉ
i., y 'l, ....:::::::l',;'' ;,, ヽ、 ｌ〆/
＼ヽ;'i:. "',;':::::::::....ゝ "'ヽ.,:l /"
＼,'l.. "':::;;;'''"" ;''ゝ i''
"l,::.. r‐,_,. -―''''''ﾆﾆﾉ ..:::l
l:::..."'ヽ,二ニニ‐''",,; .::/l
'ｌヽ、.::"'''''''""""""..:::/ .l
l;;;;;ヽ、 . :.: :::. . : ..::../ ｌ
,r'"l;;;;;;;;;ヽ,,;;,,;,;;;;;;;;;;;;;;/ l"';,
l;（く;l..:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''''"" ,;;l)）:l
ｌ;;,"''ー-::;;;;;;;;;;'' _,,,...r'':::::::;;ー;,,
i''"";ii;;:::::::::::::;i::i:ヽﾆﾆﾝ,i,;:,:::::::::::,;l'::ヾ:'i_,,
_＿,,,,,,,.....:.....,i"::::::::::::::;ii;:"'t.,::::::::;;;l /:::::::::;;;;::i'i::;;:::ヾ:::::ー―- ...,,,,,
:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::.ヽ.::;;ii;:::::::';,-:::::;l_,,../;;;'"::::::::::;ii;:::::'"":::::::::'''""''::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::;,,:::::::;;,,::::::;ii;,:::::'":::::::::::;;::,;::::::::::::;;::i;iii::::::::;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::
85 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:51:05 ID:nYWTGOgT
/ /.: / .:./ .:./..:/ `、 ＼
,′ :.: ｉ .:.j{.:.:.:.ﾊ.:.{..:jノ ヽ:＼ ＼ ヽ
. ｉ |.:.: |.:-八.:.‐{七ｊ´:{.:.:.. `ﾄ､!.:.:.:j } | 名将じゃなかったらどうやってあの悪魔を打ち破れるっていうのよ！
. | |.:.: | /ｧz≧=.kハ.:ヽ:.: .:j.:.j＼ﾊ.:.: .:.:/:.':j
. | |.:.: l'彳 {iﾍ j|ヾ ∨}.:.: .:.,仟≦k |j:.:.:.://∨ 見直しちゃったじゃない！（※デレ期）
j !:|.:.: │` r'::ﾁﾘ j.:.／ {iﾍｲﾊ}从／ｲ
,′l ﾊ.:.:. | V_少 r' ﾘ /.:.:.｢ |
. / :/.:ハ.:.:. ｌ ::::::::: ､ ヾ'' ,'.:.: │:!
. ／.:.:./ .:.:.:.ヽ : ! :::::::::: i.:.: |八
. ／.:.:.:.:/.:.:__,r-ﾍ .:.. ', ｢ ﾏ ｲ.:.: |:. ヽ
／.:.:.:.:.: /／ ::::::::::: i.:.:.:. ヽ丶､ ゝ ／ イ.:.:!.:.: {. :.:. ｀ー- _
.'.:.:.:.:.:..:.: / ::::::::::::::::::::|.:.:.:.:.: ＼ ＞ ‐-／⌒＼│.:.:.:.:.:. ヽ__:.:.:.:.: ｀ヽ
.:.:.:.:.:.:.:.:/::::::::::::::::::::::::j.:.:.:.:.:.. ＼￣／ ／⌒ ＼ .:.:.:.:.: ＼｀ヽ:.:.:.:.:. i
.:.:.:.:.:.／＼:::::::::::::::::::/.:.:.:.:.:.:.: ∨ ′ ／⌒_ヽ_ :.:.: :. ＼}:.:.:.:.:.: j
:.:.:.:.く:::: ￣＼::::::::: /:.:.:.:.:.:.:.:. l| ／ __ﾉ.:.:.:.:.:.. ヽ:.:.:. /
:.:.:.:.:/::::::::::::::::＼: / .:.:.:.:.:.:.:. l| ／ ヽ:.:.:.:.:.:.:. ｝:.:.:／
:.:.:ノ:::::::::::::::::::::: ７:.:.:.:.:.:.:.: ﾊ {⌒( } :.:.:.:.:.:.: ∧.:（ ＿
.:/:::::::::::::::::::::: ／:.:.:.:.:.: ／:厶 Y /:.:.:.:.:.:.:.:.: /::∧:.:.:.:.:.:.｀ヽ
/:::::::::::::::::::::::（:.:.:.:.:.: ／:::::::::::ﾍ. | /:.:.:.:.:.:.:.:.: /::::::::::＼:.:.:.:.:.:.:）
86 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:51:29 ID:nYWTGOgT
だが、にわかの英雄本人は勝利とは裏腹に沈んだ顔をしていた。
/ｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉﾘ ___／
/ｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉ/⌒ヽ, ノﾜ"`' ｰ--､_,_／
ｌｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｌ {ヘ,. 'r-＜/ ｌ ｌ
ｌｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉハｉｉｌ `/ / / / ｌ （僕は負けた……あの時、おまえは）
ｌｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉﾘｉｉｉｉﾊｉｌ ` _,/ / ｌ ,ｌ
ﾘｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉ/__ｌﾘ ｌ / ｌ （僕よりも速くに戦場の異変に気が付いた）
ｌｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉ/ｌｉﾄr｡､''ｉ` , / ｌ
ﾘｌｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉﾊｉｉｉ/ ｌｉ 'ﾟ”~ ｉ r---､ ｌ （こんなもの、勝利なんかじゃない！！！）
ノﾊｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉﾘ/ ﾘｉ / ヽ、 ヽ、 ｌ
ﾘﾊｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉｉﾘｌｉｉｉｉｉｉｉｉ/ﾘ ､ /‐- ､,, ヽ `‐- ､ｌ （いずれまたあなたと戦う事になるだろう）
ｉ ＼ｉﾊｉｉｉｌ 'ｌｉｉｉｉ/''＼, ,i＿ ､.っ / _,,... `／'> /
ｌｉ ｌｉ/ `-'=‐-y- ､,,___ __,,ｲ､, ,_／ ／ー, （次は絶対に負けないぞ……）
,／ ｌ '、￣ / ／ /
／ ヽ r‐‐ｉ, ヽ, /／ ,/
／ ｌ ｌ ｌ ＼, // /
／ ＼ｌ `￢ｰ--'"
そしてやる夫もまだアスカロンを見捨てたわけではなかった。
＿＿
／..::::::::::::::..＼
／..:::::::::::::::::::::::::.＼
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ
87 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/14 22:51:45 ID:nYWTGOgT
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
この戦いはまだ前哨戦が終わったばかりである。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【第七章】（３）終
93 ：名無しのやる夫さん ：09/06/15 21:45:01 ID:sD5RbCCW
そういえば、アイヴァンホーがシンジなのって、「アスカ」ロンだから？
94 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 22:58:55 ID:jCuMNEkD
>>93 誰も気づいてくれないと思っていたのに！
95 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:02:02 ID:jCuMNEkD
独立国家シャーウッド。
それは世界でもっとも自由な国家。
ｎ ．：(
⌒ ／ ヽ ｒ'⌒ ） ．．．ヾ：：：て
） ,～イ ,,;__,,,..-:::'" ...;..::::;、..;:.:..;;）:;:::::)
,,,.ノ ､_, iii__,ﾉ l|llliiiii|l;;;:::;::iillllllii!!!!!:::;; ゝ__,／ .;;,ｰ'
...:;:;;;;－' iiii_;;:;:::- ::;;iii:ﾉ ,'iiii ) |-ii/ﾚ,:iiiiiiiiiiii:.. ...;;:...ノ
~''～-:;.,,_..;;;::;;;;ii＼＼У/-' i;' レ／iiilliiii!!!:::;;;::_,_ﾉ,,.ｒ'
~'ｰ-､_!!iiiiiヾ.:liii;i;:::::;i;l|l;:|'゛iiiiiii!!!::;;:,,,..-‐'~"
~""''''］liii;i;:::::;i;ll;::{'''""゛゛´´
｝l ii; ::;iii ll|:! /゛⌒ヾ ﾍﾍ
⌒-. |ii;::;::::::;iii l|{ γ⌒:､::. ゝ
:::... ） |ii;li;::::i;:;il;ll;;| （ ....::..:::.......⌒)
＾ ⌒.:) }liii;i;::::::;i;l|l;:| ~, ﾍ( ( ⌒ヽ::::::..＾~ﾉ
゛:､ ...::) ］liii;i;::::::;i;ll;::{ ) （ ..::.::::::..ヾ.. ） ,⌒～.
:::::....＿ ） ｝l ii; :::::;iii ll|! ⌒::.、 ｛ ...::ゞ::::::::::.....） ..:.:. )
._...._........._......._...._... }llii;::;::::::;iii l|{ _......_.........__......._........__.......__............. ,..～-
: : . : .:: : ::: ; : : : . |iili;li;::::i;:;il;ll;;| : : . : .:: : ::: ; : : : . : .:: : : ,r'⌒ヾ'＾~..;:ｉ::;i;;
－ ~ －. }liii;i;::::::::;i;l|l;:| － ~ － ‐ ‐, ( ..::::.:｝i.:;;:ilil:::;i
～～~ ～～ ~ ］liii;i;::::::::;i;ll;::{ ～ ''''"""´´´＾~゛゛゛゛゛ ,(~^,,,:::;;ｉｉｉｉiiiiiiiｉｉｉｉｉｉｉ
,,,,,... -－ ''''""~゛~ :｝l ii; :::::::;iii ll|! (^ ..._;;..ｉｉｉｉｉiiiiiiiiｉｉｉｉｉｉｉｉ
v'ｗＷﾙ |ll ii;::;:::::::;iii l|{ _ wWﾉﾚvｗﾘﾚＷｗﾙﾙⅥ
|ll ii;::::;:;:;:;iii ll［ Wwﾉﾙ
ﾉｗＶ ﾉ,' .メ ::: :i l: {
/ /',' .ﾉ 八 l '.'ヽ：：：．．． ﾉﾚﾙｗ
ＷｨﾉWｗﾚ､ＶＷ∨ｗＷＷ：：：．．．． ﾉﾒﾙ
96 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:02:39 ID:jCuMNEkD
この世から戦争は無くす事はできない。
ならば、自分たちが最高の戦闘能力を手に入れる。精鋭の強者達を集め、他国に匹敵するような軍事力で
戦争を起こそうとする国、シャーウッドを侵略しようとする国を撃滅するための集団。
_ -───- _
, '´ ｀ヽ
／ ＼
/ ヽ
/ __, ィ_,-ｧ__,, ,,､ , ､,,__ -ｧ-=彡ﾍ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
| ! | |
| │ 〈 !
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ うほ！いい男。仲間にならないか？
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ !
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
| | /ヽ! | |ヽ i !
ヽ { | ! |ﾉ /
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
｀! /
ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
|＼ ー ─‐ , ′ !
| ＼ ／ |
_ -‐┤ ﾞ､ ＼ ／ ! l |`ｰr─- _
_ -‐ '" / | ﾞ､ ヽ ＿___ '´ '│ ! | ﾞ''‐- ､,_
自然な平和が不可能なら、人工的な平和を築く。
恐ろしく現実的ではない理想だったが、彼はそれを諦めていなかった。
結局、彼の夢は国家という強大な力の前に破れ去った。
だが、その夢が潰えていないからこそ彼はこのシリアの地までやって来ているのだ。
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< ……そしておれはやる夫と出会った。
!∩|.}. '__＿ﾞ` ./'_＿` f＾|
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣' |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ∥ . ヽ､＿!__／:::|＼
97 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:03:14 ID:jCuMNEkD
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ ……あいつはウィルとどっちが上なんだ？
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. ウィルと俺は互角……もしやる夫がウィルより上だったら
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿ 奴は俺よりも強い者という事になる。
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''～^～ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;!
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;| まだ勝負は始まったばかりだから何とも言えんが……
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ もしそうなら俺はシャーウッドの主将の地位をやる夫に
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ 譲ったって構わない。
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /|
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
98 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:03:38 ID:jCuMNEkD
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"（(´ __ 〈 }
|__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ } それで、いつまでコソコソ隠れているつもりなんだ？
ヾ|! ┴' }|ﾄi }
|! ,,_ ｛' } ついて来てるのは分かってるんだ。
「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ 出てこいよ。
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
,' } i ヽ
{ ｊ l }
i ヽ ｊ ノ | } l
ﾄ､ } / / l | .|
! ヽ | ノ j ' |
{ | } | l |
ヽ | i | ＼ l /|
{ | l | | / |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
llllllllllllllllllllllllllllllllllll
l lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
llllllllllllllll○lllllllllllllllllllllll○lllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll ………
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
99 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:04:12 ID:jCuMNEkD
＿_
,.-''";;;;;;;;;;｀`'ヽ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
,!;;;!ﾞ`''～^～ｧrr-'ﾞ`'´''ﾗﾍ;;;! ｱｻｼﾝ
|;;;| ﾉﾘ ﾐ;;;| ふん、暗殺者って奴か？
_ゞ;! r─-- ､ ,rｪ--- ､ﾐ;ﾘ
!ﾍl;|. ぐ世!ﾞ｀｀ ,ｨ '"世ﾝ ｢ヽ だが、見た目で一発でわかる
!(,ﾍ! ￣'" |:::.` ￣ ,ﾄﾞﾘ
ヽﾞ､! !; ,ﾚｿ ような奴は一流じゃないぜ？
`| ^'='^ ﾑ'′
,rﾄ､ ー- ─-: /| しかもおまえ、女だろ？
_..／ i| ＼ === ,ｲ.:ﾄ､
／ i| ﾞ､＼ ; ／ﾘ.:;!:::＼､＿
ﾞ! ﾞ､ `ｰ─''ﾞ:::;:'::::|::::::::::＼
ﾞ､ :::/::::::|::::::
`ヽ、 ﾞ､ ./ .| ,-､、
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
llllllllllllllllllllllllllllllllllll
l lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
llllllllllllllll○lllllllllllllllllllllll○lllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll ………愚かな男。その目には相手以上のものが
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 映っていない……
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
100 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:04:42 ID:jCuMNEkD
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. } （暗殺教団の噂は聞いてるが、まさか俺が狙われるたぁな）
. {. | ′ | }
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< （たしかやる夫に壊滅させられたはずだが、残党が）
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾|
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.| （自棄でもおこしたのか？まぁ、どうでもいいがな）
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ∥ . ヽ､＿!__／:::|＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
llllllllllllllllllllllllllllllllllll
l lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll ｷｭﾋﾟｰﾝ
llllllllllllllll◇llllllllllllllllllllll◇lllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll さぁ、思い知るがいい！
lllllllllllllllllllｗｗｗｗlllllllllllllllll
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 死ね！
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
101 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:04:59 ID:jCuMNEkD
, '´ ￣￣ ` ､
i r-ｰ-┬-‐､i
| |,,＿ ＿,{| ,..、
Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘi _,,r,'-ｭヽ いいぜ、相手になってやるよ。
ビ リ ﾄ.i ,__''_ !l ,イ彡く,-‐' ﾞi,
＿＿,,, :-―, ／i/ l＼ ー .ｲ|､― ´￣｀ゝﾆ'ィ,〉 だが、俺はﾚﾃﾞｨには優しいんだぜ？
,:f^三ｦ,ｒ一''^ﾆ´､、_｀ーｧ￣ﾍ＞'" ,,..,,、 /lﾄｨﾍ
ﾉ ﾆ､ﾞﾘ ,..,, ｀`''ヽ,,, ''"´ ﾞ''ヾﾐ,r/:.l:.:し′
,ｨﾃ'J´,,..::;;ﾞi, ,;,, ;;; ,,;; ,frｱ:.l:.:ヾ
ﾘ:.:.:.{'" ,ｨﾄ. ';;;;;;;;;;;' ,!;V:.:.ﾉ:.:.:.:
:.:l:.:.:.ヾ='":.:.:l ':;;;;;:' ,;;/;;:.:/:ﾉ:.j:.:.:.
:.:l:.ﾐ:.:.∨:.:.:.:ヽ、 人＿＿,,,;;;;;ノ/N/:/:.ｨ:.:.:.
:.:ﾄ:.ﾄﾐ:.:ヽ:.:.:.:.:ト-―ﾃ" ⌒ `ヾj ::;;;;}/:.:.:.:/:/ ヽ:.:
:.:ト､:.:.:.:.:ヽ:.:.:.l ' -:十:‐' ﾞl, 〃:.:.:/:.リ ﾞi:.:
:.:l:.:ヽ:.:.:.:.:ヽ:.:.l ｔ,,__,災＿,ﾉl f:.ﾘ:.:./:.j ,ｲ ヾ
102 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:05:18 ID:jCuMNEkD
, '
〆
／/
ﾉ /
/ i
,i |i
,' |i
i| |i
i| .|i
| .i、
ゝ i、
.i| ゝ
.i| 丶
.i| ＼
.i| 丶
.i| 丶丶、、,,
i| ＼ゞ`
i|、 `＼ 、、,
ゝ `丶`＼ゞ
＼ ,. ﾐ＼丶 `
`;丶＼丶 、`丶
＼ 丶
＼
103 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:05:35 ID:jCuMNEkD
,,,,_＿__,.．-'''- ．..,,__
／ ヽ __ ヽ、
, -ｰ- ．._ / {_＾ ヽ、}
_,‐' ＼＿,,／ i____｝二 /
r´ ,、 ;ヽ 、____,.．''" {___ノ
ゞrr-'''" ヾ .ｒ 、 ヽ, ,, |
｛ /ｒｨｧ ﾘﾒ、_ﾉ＝、 |
｀i }_,,__ ／ ＼
i´ヽ''´ /ヽー―、i | ＼＿
| ヽ-´ ヽ ヽ＿,,,,／ ＼
| ;__,,, ＿/ゝ __,,,, |
ヽ、__ ﾉ ヽー――ﾌ＿__"'-,-'{＾~ヽ |
ヽ、 ゝ--、 | 〔 ﾉ | |
＼_i ~"''' ‐- __〕 / |
＼____ ／ /__
~""''' ‐-‐ '''""~ /;
/ //
/ /
| ／ /
| ,,; /
ヽ、 /
ヽ___＿＿ /
ー――´
104 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:05:54 ID:jCuMNEkD
.
＼.. ／
＼＼.. ／／
＼＼... o | ／／
＼ ＼ 。/ ／ ／
ヽ ＼ ＼ .。 ／
ヽ＼ ／
- -二 二 - - ｷﾞｷﾞﾝｯ
o ＼ 。
o ＼ ＼.
／ ／。/ ＼ ＼.
／ ／ ｀~´ ＼＼
／／ / 。 ＼＼
／／ ＼
／
| / | / ,
,＼__ノし/／ ＼__ノし/／ ､
/ ..)/⌒ヽ(＿ ＿＿)/⌒ヽ(＿ ',
￣￣)ヽ__ノ（￣￣ ￣)ヽ__ノ（￣￣￣
´ ／⌒|「⌒＼ ／⌒|「⌒＼
| / , |
＼__ノし/／´
| / ,, )/⌒ヽ(＿
＼__ノし/／￣)ヽ__ノ（￣￣￣
)/⌒ヽ(＿ ／⌒|「⌒＼
￣￣)ヽ__ノ（￣￣￣
´ ／⌒|「⌒＼
105 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:06:28 ID:jCuMNEkD
／..:::::::::::::::::::::::::::..ヽ､
(,､:::::::::::_::::＿,､::::::::::::::..ﾞ:、
.l ｀'＾'´ }::::::::::::::::::i
._ ､＿＿,､ 〈:::::::_::::::::::| ！？
!） ﾍﾗヾ´ ﾞ! /ﾍﾞ!::::::|
.ｿ ｀｀` ｉ ｿ,iﾉﾉ::::::| 消えた……いや、砂を被って擬態してるんだな。
ヽ,- ! ｼ_,ｲ､:::::l
i＝=- ｲ ヾﾍ くだらん手を使ってくれるな。
, ゝ.￣ _,.ィ i
, ´ ﾞ'ーイｼ″ ,
/ 、 ＼ヾ /
i ｀ ＼,ﾒ--─
ﾊ. y /
/ i ﾐ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_,,,....-::::,,..-;:'
_, -=''"""" ＝--、,、`,"+`ゞ,;:
_,.-'^ " ￣＝.、".
-'^ ＼`,`,;⌒`;・",;+
> ﾐ`+,;:;"・ヽ｀ `
:" .＿＝＿＿ ヽゞ,:;*ヾ"`丶 ┼
/ 彡 . -ﾐ、 ﾐ `,;:"
/〆" ＼ `i 丶
丶 |i ＋ + “死ぬがいい”
ﾐ .ﾐ
| |ｌ / +
.i| |i ´
.i| |i ゞ
i| |i ´｀ ＋
j| ,/ ' ／
.i| ,/;:";:|;,/×
i| ,/";:`, ､ 丶
＼ i| ,/`,;:ノ`,
.j| /;`,;:+
/ .／+``
./.／ ,'
／"`;丶
／ `,
'
／ ゞ
106 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:07:07 ID:jCuMNEkD
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ～ヅ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::::: っと、あぶねぇあぶねぇ。
ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
. l __,,. -─￢,〈:::::::::::::::::::::::::::::: たく、砂を被ってはいずる回るとははしたない女だな。
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::::::
. / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ::::::: 俺が女のたしなみってもんを教えてやるよ。
/.. "´ ２ﾉ/ l:::::
. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐; .ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ （しかし厄介だな……やる夫はよくこんな奴らを相手に）
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ （勝利できたもんだ）
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /.
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
107 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:07:29 ID:jCuMNEkD
, '
〆
／/ _,,,....-::::,,..-;:'
ﾉ / _, -=''"""" ＝--、,、`,"+`ゞ,;:
/ i _,.-'^ " ￣＝.、".
,i |i -'^ ＼`,`,;⌒`;・",;+
,' |i > ﾐ`+,;:;"・ヽ｀ `
i| |i :" .＿＝＿＿ ヽゞ,:;*ヾ"`丶 ┼
i| .|i / 彡 . -ﾐ、 ﾐ `,;:"
| .i、 /〆" ＼ `i 丶
ゝ i、 丶 |i ＋ +
' i| ゝ ﾐ .ﾐ
.i| 丶 | |ｌ / +
.i| ＼ .i| |i ´
.i| 丶 . .i| |i ゞ
.i| 丶丶、、,, i| |i ´｀ ＋
i| ＼ゞ` j| ,/ ' ／
i|、 `＼ 、、, .i| ,/;:";:|;,/×
ゝ `丶`＼ゞ i| ,/";:`, ､ 丶
＼ ,. ﾐ＼丶 ` ＼ i| ,/`,;:ノ`,
`;丶＼丶 、`丶 .j| /;`,;:+
＼ 丶 / .／+``
＼ ./.／ ,'
／"`;丶
／ `,
'
／ ゞ
108 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:08:01 ID:jCuMNEkD
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::: （姿を見せず、コソコソと動き回る……）
r‐､ r‐､ _,,,_ ゞ, ｒｒ～ヅ ﾐ::::::::::::::::::::::::::::::
_,,_ ヽ ヽ ! l / / ! ﾌﾊ ﾐ::::::::::::::::::::::::::: （攻撃の一瞬だけ、気配を表す……か）
__,,-r‐' ,r''''ヽ. _,,,,_ ヽr' ヽ !'´ ! ! ! ｌ l __,,. -─￢,〈::::::::::::::::::::::::::
./´ ; ,' /｝ l､r‐､! > l ! ! ! l__＿〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ:::
______! ; ,' / }_`l¨''__>､____l_／¨ヽ! l l _. / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::: 面白い……少しは真面目にやってやろうじゃねぇか。
／/7X/ ! , / ｛XXXXXXXX!____,ﾉ ! !l__/.. "´ ２ﾉ/ l:::
ヽーｰi ' , / ヾ''''''i'''''''''''''''''''',r'’ /i l. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l:: 来いよ、シャーウッドの頭目というもんを見せてやるぜ。
! , ,r''' _,,-"´ l , ' / ! i !.! 'ｰr_‐;ｧ ｨ l:::
,/ , _!,,／ ヽ _ ､__,ノ`:L,!」 〈.. /:{ ヽ
/' ;! `ｰ-､` ､ ヽ ＼､ ｀} ／:: ! i'''‐‐‐‐-
/´ ;! `ヽ､ヽ ヽ ｀＼ 丶、,､. イ:::::: ! _,, -
. ;! 丶, _,,-‐'''''''''''`ヽヽ ∠_ `､
: ;! ',,r''´ ヽ､ ヽ、 ＼
: ;! ／ ヽ ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
llllllllllllllllllllllllllllllllllll
l lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll ｷｭﾋﾟｰﾝ
llllllllllllllll◇llllllllllllllllllllll◇lllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll “ふん……愚かな男め”
lllllllllllllllllllｗｗｗｗlllllllllllllllll
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll “おまえには諦める事しか残されていないのだ”
llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
l llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
ll lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
109 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:08:25 ID:jCuMNEkD
／ | ,! !
.l l ! ／
／! ,,.rｧ .l ,l .lr'
／ lﾞ ,,､r'´ / lﾞ／
| l_,.r''´ /
| ,.､r'! /
,,l ,,r'’ l /
.／ .lﾞ l ./
／ ./! l! lﾞ／
r'´ ./ .| |
| ./ | |
| ./ | |
レ' | /
|./
_,,.rｧ
r''´! ./ﾞ /
／| .| ,l / ./
| | |／./ . /
.| ./ ./ ./
l/ / ./
;'_／
110 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:08:58 ID:jCuMNEkD
, '´ ＼
／／ ,イ ＼
/ / / / l l ヽ ……！？
/ / ./ /ｨl .ｲ l .! ﾄ ﾊ
. / / ./ /ハl/ i l ヽヽ＼'､､ l こいつ、自分の腕で受け止めた……！？
/. l 十ナ-ｪ､_ ﾘ __Ｘ‐弋＼ ＼ l
/// ｌ ｌ l V,ィ示` ` ´ rァ‐-､ヽ、 ＼ ＼ l
. // j :l l ﾄ､{ ｈ:::::}. ｈ::::::::i:l ト ヽ ヽ. ﾊ
// .j :l l ﾊ. ､ﾉ::ﾘ ,_ﾉ::::::ﾘ’ l l＼ ', ', ｌ ﾊ
／ .l l |i. l -ゞ'’, ゞｚッ’ j i lﾉ ＼ ! ｌ ﾊ
l l /.|l | l " "" Ｕ ﾉ l l_ノ ,入i ｌ ヽ
V / ｌ| | 小 ⌒ ./ /ム-' ｌ ヽ
. // l //i ＼ / / / ヽ
ﾚ j // |ﾚ ’. > 、 _. _/ / / ヽ
ﾚ/ ／ ,へ ヽ---ェﾆ-‐'ﾌ /7/ ｉ ＼
／'／ ｨiﾍ ＼／ニ-===ノ /ｦｲ l l ＼
//' ／ |Lヽ-ﾆﾆヽ＼ ／／￣li l l .l ＼
-―//‐' ／ ＼ Ｖ'／ | l ｌ ｌ ＼
／／¨ﾌ/ / 〉ハヽ | l l .l ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿
,,..-‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` ､
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| どうだ？非力な女の力じゃ、俺の筋肉は貫けない。
|;;;;i "'`~ "`~ `i||i" '' ﾞ` " |;;;;;;|
|;;;;| ヽ` u |;;;;;| それが女というものだ。
.|;;| ,-;;;;;;;;;;"ﾌﾉ ヾ`;;;;;;;;;;;;;;;ヽ |;;;;|
,,ト;| ',,_＝＝-､く >ﾞ-＝＝､ |/ i
|i ､| '￣"彡| || |
|'. (| 彡| |)) |
! ､| i,"(_ ,, ､, |" i
ヽ_| ` .|_/
.|ﾞ ､,.－-‐ ､,, |
.i ﾞ､ ' ￣ニ￣ /|
| ､ ￣￣ , ' |
| i ` ､ ( , " |
| ` ー---― "| |
| | i |
111 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:09:49 ID:jCuMNEkD
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"（(´ __ 〈 }
|__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ } なかなか楽しかったぜ。じゃぁな。
ヾ|! ┴’ }|ﾄi }
|! ,,_ ｛' }
「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
,. ‐''"´ ｀ ｰ- ､
／ ＼ ＼
,ｲ ＼ ＼::: : ＼
/ / ! :| :|ヽ＼ ＼:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ﾍ
i .:/ ::／ / ::/!: .::,' | |∨:|ﾍ:::: : :::ﾍ:::::::ﾊ
| .:,' ／ .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i､
| .::i:./ .:::,ｲ ::＿/:::/ ﾘ !斗f‐-､::::::::::ﾊ::::| ! ……恐れ入りました。流石我が師がお仕えする御方。
|／:|/ :／,ィ"´／:｀` / |/'_｣」. i:`: :::::::|::::| |
,ｨ| / ::::::／i,.＞''"ｱiヽ /´::::}`.|:::::::::::::ｌ::::| | 私の目に狂いはなかった……
/ | ,'::::／{ rT{::::::::::r ! {:::::rﾘ ∥:: :::::/ﾄ､ﾊ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂､_,ﾉﾘ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|｀ﾄ! ''' "´ ､ ,,,,, ﾊ|::::.::i ! `''ｰ‐
ｉ |::::|::::l::::|ﾄ､""゛ /:::|:::::::| ヽ
ﾊ:: l: ::|::::|::::iﾊ ＼ ｀ ´ .イ:|!:::ﾊ:::::|
∧: !::::i:,.-､｢|∧ ＞ ､ _,. ＜:i::|:::|:::::.ﾍ:::ﾍ
/::::: _厶イ .／ |:.:.|` ｰ-L＞､:::::::|::|:::|:::::::::.`iｰ＼
. /＞＜ ＼ ﾍ. i:.:.i ,'!ﾊ| `＜ｭ」::|::::::::.:.∧ `ｰ
. ,ｲ-― ､` ､＼ ヽ|,ｲ /_||__〉 ﾊ｀ヽ :::::.:.:.∧
/ :: :: :: :: ＼ ＼`'''" `''ｰ-ｲ＞=＜ヽ | !:: ﾍ:::::.:.:.∧
,i :: :: :: :: :: :: :＼ ＼ く／,' ﾊ ﾄ､＼ ｀ | |:: :: }:::::::.:.:.ﾍ
. /:| ／￣＼:: :: :/:ヽ ヽ // ,':: ﾍヽ ) | |:: :/!:::::∧::.:.ﾍ
/::::| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ﾍ ﾍ く/ /:: ::.∧. | |,ｲ/:::::::::::ﾍ:::.:.ヽ
112 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:10:43 ID:jCuMNEkD
／..:::::::::::::::::::::::::::..ヽ､
(,､:::::::::::_::::＿,､::::::::::::::..ﾞ:、
.l ｀'＾'´ }::::::::::::::::::i
._ ､＿＿,､ 〈:::::::_::::::::::| ……？
!） ﾍﾗヾ´ ﾞ! /ﾍﾞ!::::::|
.ｿ ｀｀` ｉ ｿ,iﾉﾉ::::::| 俺は暗殺者なんて仲間にもった憶えはないが？
ヽ,- ! ｼ_,ｲ､:::::l
i＝=- ｲ ヾﾍ
, ゝ.￣ _,.ィ i
, ´ ﾞ'ーイｼ″ ,
/ 、 ＼ヾ /
i ｀ ＼,ﾒ--─
ﾊ. y /
/ i ﾐ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
, ‐ ´ ￣￣ ｀ヽ､
／ ､ ､ ＼
,.'.／ .:/ ;小:.. ヽ:. :＼:.:.ヽ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ｰ'､ きっと隠しておられるのです。
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐＼:.:.:. 丶:＼
! |:l:j:.:.:´/ ｨ天t､ ｨ天女､-､:.. ﾍ､:.ヽ 我が師は教団を無断で抜け出し
! | :.!.:.:.:ﾊ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.､.! ヽ!
ヽヾj:.ノ小 ｀::::. ' ::::´ ﾊイ: |｀ﾘ ノ 大導師より “死刑判決”を受けてます。
､_ノｲ:..:.:ﾘ;:ゝ-‐っ ｰ- ｲ:.ｌ::|:. i |
／´/:.:／ ‐＜＞.､ _., .イ_.l:.:ｌ::|:. i | その手から逃れるために異国に渡られてたのですよ。
／＿/∠ ｧ┐l !ﾉーｿﾉl ￣ ヽ､｣::|:. .:i:ﾊ
, ./´ ｀∨イしﾘ / ハ ／ ヽ￣｀ヽﾊ
／ |=＝＝=､∧/ ＞‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/７-､_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉＼ |／￣ | 厂し' / /┐
. / / / ／ {{. ＼ | | ,/＝(_/_/_,人
| / / イ o. {{ ＼| l/ 'ヾ､/
113 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:11:24 ID:jCuMNEkD
, '´ ＼
／／ ,イ ＼
/ / / / l l ヽ
/ / ./ /ｨl .ｲ l .! ﾄ ﾊ
. / / ./ /ハl/ i l ヽヽ＼'､､ l しかし師は、再びこの地へ戻ってこられました。
/. l 十ナ-ｪ､_ ﾘ __Ｘ‐弋＼ ＼ l
/// ｌ ｌ l V,ィ示` ` ´ rァ‐-､ヽ、 ＼ ＼ l おそらく死を覚悟されているのでしょう。
. // j :l l ﾄ､{ ｈ:::::}. ｈ::::::::i:l ト ヽ ヽ. ﾊ
// .j :l l ﾊ. ､ﾉ::ﾘ ,_ﾉ::::::ﾘ’ l l＼ ', ', ｌ ﾊ 教団は壊滅したとはいえ、我が師の命を狙う残党は
／ .l l |i. l -ゞ'’, ゞｚッ’ j i lﾉ ＼ ! ｌ ﾊ
l l /.|l | l " "" ﾉ l l_ノ ,入i ｌ ヽ 数多く居ますから……
V / ｌ| | 小 ⌒ ./ /ム-' ｌ ヽ
. // l //i ＼ / / / ヽ
ﾚ j // |ﾚ ’. > 、 _. _/ / / ヽ
ﾚ/ ／ ,へ ヽ---ェﾆ-‐'ﾌ /7/ ｉ ＼
／'／ ｨiﾍ ＼／ニ-===ノ /ｦｲ l l ＼
//' ／ |Lヽ-ﾆﾆヽ＼ ／／￣li l l .l ＼
-―//‐' ／ ＼ Ｖ'／ | l ｌ ｌ ＼
／／¨ﾌ/ / 〉ハヽ | l l .l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿__ ＿
-‐''"´￣ ｀ ｀''ヽ=､
,.‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
r（:::::::::::::::::,、_ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::
ゞ, ｒｒ～ヅ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾌﾊ ﾐ:::::::::::::::::::::::::::::: つまりおまえも狙われているって事か。
. l __,,. -─￢,〈::::::::::::::::::::::::::::::
〉ﾞﾞ`'''Tjフ￣ ヽ::::::,ｨ ,､ヽ::::::: まぁ、いい。そいつと一緒におまえも守ってやるよ。
. / ,.‐'" }:::/ /ヽ ﾊ:::::::
/.. "´ ２ﾉ/ l:::::
. ヽ.ﾆ,｀ __／ :l::::
. 'ｰr_‐;ｧ ｨ l:::
〈.. /:{ ヽ
｀} ／:: ! i
丶、,､. イ:::::: !
114 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:12:01 ID:jCuMNEkD
, '" ￣ ｀ヽ
/／ ＾ヽ ',
///f / j ヽ ﾍ !
ノｲl | ﾚﾄ'Vハ斗ﾄ､_＞
lﾊj | ＞ ＜ |ﾚV ）） ありがとうございます～♪
（（ ﾉ火ヽ"V￣}"/ﾞ) {
// 匸 }>示iくこ八
.// ! / /《小.》｢｀ヽ ヽ
V{ !ヽノ {： ﾄ-ｲｉ }
ﾚl∧く 人__j /八/
／ ｀7´/ l |'´
`‐r＜/＿_!｣
| / /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／..:::::::::::::::::::::::::::..ヽ､
(,､:::::::::::_::::＿,､::::::::::::::..ﾞ:、
.l ｀'＾'´ }::::::::::::::::::i
._ ､＿＿,､ 〈:::::::_::::::::::| しかし解せないな。
!） ﾍﾗヾ´ ﾞ! /ﾍﾞ!::::::|
.ｿ ｀｀` ｉ ｿ,iﾉﾉ::::::| 守ってもらおうと思ってるのになんで
ヽ,- ! ｼ_,ｲ､:::::l
i＝=- ｲ ヾﾍ 俺を殺そうとした？矛盾してないか？
, ゝ.￣ _,.ィ i
, ´ ﾞ'ーイｼ″ ,
/ 、 ＼ヾ /
i ｀ ＼,ﾒ--─
ﾊ. y /
/ i ﾐ
115 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:12:36 ID:jCuMNEkD
〃 .:: ..: ! lヽ ヽ... ヽ:::.::.
,' ..〃..:::: } .::i .:l }ﾊ :ヽ::::. :::::ヾ:::::ヽ
l .::://.::;:' , 〃../〃::/ i:l ',.:i',ヽ:::. :::::',:',::ヽ', 私ごときに敗れるような男だったら用はありません。
l .:://／:／//::://::::/ il i_Li_ヽ:::::::::l:::l::::i::!
| ::／:::'ノノﾅ ﾌｻフ｀ / ｲ /」_ぃ::::::::l:::l::::| i ですから殺すつもりで挑みました♪
|,彳/:::::ノイﾒi" ___ ﾁ´::7` ! ::::::i:::l::::| i
.〃| ::l::::〃（ﾔ"i:ｯ=＝=ﾐ i､:::ゎ l::::::::lﾘiヾ乂
（( | ::|::〃::::ヾ､i::i ヾ-" ,ﾊ::::;;;;l li 乂､
` | ::ﾚ i:::::::::::i::i .::::::::. ' :::::::::.,':::i::::',:l_X'' `ー
| :::.: i::::::::::::i::iヽ ｀ｰ' _ ,ｨ:i::::i:: :::,i ヾｰ
| ::: i :::::__」i:::! ｀ , ,( ヽ l::!::::ヽ::ヾ
! :::. _ﾉ-'´ノl i::::!`ｰ､__トえ:::::::＼＼___::::::::心ヽ
ﾉマヾ､､ ヽヽ::::! 瓜 （｀rー-l"rz, ヽ::::',:::::',
/ '⌒ヽ､ ヽヾ､＿ﾉｼヽ､_/乙女 `ｰ‐ k´／ ヽ､:',:::::',
| ＼＼￣ ＞'´,-只-､｀ｺ. l i | rﾍ ﾊ:',::::::ヽ
| ,- 、 ＼＼ ヽｰ'/ ハ 〈 く l !'-'`|ヾｬ }っ:,:::::ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
〃 i,
r' ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈
! :l ,ﾘ|} |. }
. {. | ′ | } なるほどねぇ。それはそれでよく分かる理由だ。
ﾚ-､{∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ<
!∩|.}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| ただ、守ってやるには条件がある。
ｌ（( ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ=＝=- /
. ／} ＼ ｰ‐ ,ｲ
__/ ∥ . ヽ､＿!__／:::|＼
116 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:13:05 ID:jCuMNEkD
＿__
´ ｀ 、
／ 丶
/ ＼
. / ／ ヽ
/ィ / /ﾊ ∧
／ / / __ ／ / / lﾊ | l i ﾄ､ お望みなら、私の命、からだをすべてあなたに捧げます♪
／ /／ ィ´／｀／ ／ 斗-､. | l i l !
/ イ /／／-r==ミ r=ミ| | l i l ﾉ もう私は一生あなたの奴隷ですから好きにしてくださいね♪
l ／ /{ {/ 人 {{ 以シ 似ﾉ} / /l/ｲ
し /人 ∨川小xxx 、xx/ / / ｲ 从| 絶った今からあなた様は私のご主人様。
. //〃⌒ヽ厂ﾄ)}＼ ー' ィ7 /／/ヽ{ ∧
// { i| V}＼｀T７´ / ／ノ ∨ ＼ 永遠の絶対服従を誓います。
／/ ,小、 .し'ﾉ人 N∧_／l/l }＿ ＼
／ / ∧ ＼ ＜三≧｢≦ﾆ>／ /＜ ｀ヽ ＼
／ / / ∧ ＼ | ｦｲ｀ﾄ､ｰ〈/ ／ /￣｀ヽ ＼ ＼
／ / l i ∧ ＼_ｱｲ| | ＼〉 / ./i＼ ∨ミﾊ ＼
/ / .l i | i ＜__jﾉ| ,ﾊ＿/ / / i|}} 〉ー-lヽ:∧ ＼
. / /| l i | l ﾄ､ o / ./ / . i|ﾉ/ .| |:::::| ヽ
/ / .| l ∧! ! .! ＼ / / / l|/ lｲ::::::ﾄ､ ',
/ / ! |/ | | .| | 〈 / ∧ i| //::::::::|:::＼ i
. / / | |. | 〈 | ∧ }/ ｲ ハ /! /j:::::::::::::!::::::::〉 l
/ / .| |. ∧∧ ＼| /::::∨ / iｲ:::∨ | ／l/::::::::::::::|:::::〈 /
/ | | { ∨|＼ V::::::/ / l::| ／｀7´:::/|:::::::::::::::::|:::::::> ／
i | 人. | ヽ .|:::::/ / l::（:ハ::::/::/::|:::::::::::::::::|::／ _
| .ﾊ、 ＼ | ト/ / /:::::::::::∨::/:::z=＝＝=T l´ ｀ヽ
し ＼. | |/ /:::::::::::∨:::::irｰ' : : : : : : | ＿＿ / __｀ヽ L ＿
| | /ｰ⌒ー＜￣i| : : : : : : : /´: : : : : ｀: :ー― '´: : ｀ヽ､_｀ヽ｀}
| | / : : : : / .i| : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : :＿ノ爻)つﾉ
| 人. 人 : : : / 八: : : : : : : : : :_: -― ´￣￣ ￣￣´
｀ヽ＞≪＼ｱ ｀ー´ ｀ ｰ- -‐ ´
_人_}･ノ ｀ ｰｧ
｀ ーヘ ＿_ 〕
117 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:13:46 ID:jCuMNEkD
_ -───- _
, '´ ｀ヽ
／ ＼
/ ヽ
/ __, ィ_,-ｧ__,, ,,､ , ､,,__ -ｧ-=彡ﾍ ヽ ……結構な心がけだが、あまり面白くないな。
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | | おまえは俺の仲間になれ。
| ! | |
| │ 〈 ! それだけの力がある。
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ ! そして一緒に夢を目指すんだ。
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
| | /ヽ! | |ヽ i ! それで、おまえ名前は？
ヽ { | ! |ﾉ /
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
｀! /
ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
|＼ ー ─‐ , ′ !
| ＼ ／ |
_ -‐┤ ﾞ､ ＼ ／ ! l |`ｰr─- _
_ -‐ '" / | ﾞ､ ヽ ＿___ '´ '│ ! | ﾞ''‐- ､,_
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿
, ‐ ´ ｀ヽ
／..:／.:/ .;ｲ :. :.丶.:.: ＼
〃:.:./ .:./:.:/小:.: ',:.:.ヽ:.:.:. ',
l:{.:./ .:./':__j:! l ヽ_:.ヽ:.:.＼:.:.!
ｉ:}:ﾊ .:7ｨ=ﾐj:ハ >=ミヽ:.:ﾍヾ、
､_メ!.:i.:.ﾊ r'_;j r'_;j ∧:.:}:.fヾ ジンニーアと申します。
乂;ｲ.:.∧.:::: ::::./ｲ V:.:.| ﾘ
_／ j/_:ﾉ:.介 .､ ｀´ ,.イ:.l:|:..|:.:.:.!
´/:.:,':.:.:j:|:ﾉｰf夭‐ﾍ :j:|:.:ｌ:.:.:.:!
/.:.;ィ7´ｌ:|＼/ﾑﾍ／｀l:| ｀ヽ.:.:i
/.:/i // !| に不こ) !|l /!:.:.i
/.:/| ヽl ｌ !|/〈/ i| ヽ｣ !| !./│:.:.i
/.:/: | | | !l: i|: ＼!l│ |:.:.: ',ヽ
/.:/.:.:;'! | ﾚ'l:! ｃ.i|: }l:ﾄj /!:.:.:.. ヽ＼
, '.:./.:.://! j∧ !! ｰ =i|ﾆ j l:Ｎ/ :l',:.:.:.:.:.:ヽ:.＼
元暗殺教団アサシン ジンニーア
118 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:14:18 ID:jCuMNEkD
そだ | i,
れが |ｨ=ゝー-､-、､r=‐ヮｫ.〈 ｼﾞﾝ･ﾆｰｱ
が | ,ﾘ|} |. } 『女魔神』か……
. い | ′ | } に
い |∠ﾆ'＝=ｧ ､=＝ﾆゞ< や
!! /}. '"旬ﾞ` ./''旬 ` f＾| っ
＼＿＿／ﾞ′｀￣'" f::`￣ |l.|
. ヽ.ヽ {:. ｌﾘ
. }.iｰi ^ r' ,'
!| ヽ. ｰ_ ‐-‐ｧ' /
. ／} ＼ 二" ,ｲ
__/ ∥ . ヽ､＿ __／:::|＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"（(´ __ 〈 } 随分鍛えられてるみたいだが
|__ r=_ﾆﾆ`ヽｆﾊ }
ヾ|! ┴’ }|ﾄi } いつから暗殺教団に居たんだ？
|! ,,_ ｛' }
「´ｒ__ｧ ./ 彡ﾊ､
ヽ ‐' ／ "'ヽ
ヽ__,.. ' ／ ヽ
／⌒` ￣ ` ヽ＼_
/ i ヽ ＼
119 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:14:57 ID:jCuMNEkD
「｀' ―- ､,_ ∠､ ―――- ､ __／ l
ヽ. ／ ＼ l
ヽ. ／ ,ｨ ＼ ハ
＼ / / / / l i ヽ ヽ ＼ / l 憶えていません。
/ j .ﾊ j l ヽヽ ヽ ヽ ＼ ＼ `<、 l
.j / l_l_ l l ヽヽヽ_ヽ__`__.＼ ＼＼-､ .l 暗殺教団に属する者は皆、幼い頃に各地から
. ｌ |. ｌ ｌ ﾊ ｌ 弋 ＼＼＼ ＼＼> ヽ＼｀ﾄ､
.l li .l l l fTﾃヽ ＼ 'Τ圷ヽ､:f ( ｀ナ､ ＼＼ 攫われてくる者ばかりなんです♪
l l.l l ｌ ﾊ .b::::l b:::::::::ｌ | ﾉ ノ| l＼､
', ,ヽヽ､ l ﾍ弋n! .ﾋ辷ッ |‐'´l l l 西洋人もいれば、東洋人も居ます。
ヽ ＼＼ ﾍ "" ' __ "" ,ｲ |. i l l l
ヽ }i| ＼＞.､ ヽ ） ／ .ｉ|:|__. i l ｌ ﾊ みんな一同に集められ、そこでバトルロワイヤルさせられて
jj.l i. /: l l |l:＞.､イ ﾉ | >,‐ ､_ヽ ヽ
〃ﾉ// l | |ｌ, ｲ|_ __／ || .∧ _,. ＞､ ＼ 最後に生き残った子供が暗殺者として育てられるんです。
ノ ノ_ｨ ﾉ /l l／ | ｨl |ﾊ . |ﾚ //´／ ヽ,､. ＼
' ノ / / rl || lﾊ| || ヽ,/.!|. // / ハ ＼ ＼
／ / / .l.| || ,.-H-､ ∨ﾘ // / / / ヽ、＼ ＼
／__,∠∠_＿_ l| || 〈/7介､ ＼__,//_/ ｌ / |_ ＼`､‐､
／ f ＼ | || ,ｲ| .l l>'´ ＼￣＼ / V 人 ヽ､＼＼
/ ／ ', l i i 、 .ｉｌ l || ./ﾊ| L| ､ , ヽ ヽ＼ V. ヽ ＼＼
/ / / `'L_! .l {ﾄ r| l !V/ .{{ | .| | l. ｪ_l ', ｀‐-< ヽ ヽ ヽ l
./ / / // 「¨ｾン' | ﾍ / }} ｀|`-L,_L,ｲ } `＼＼ ＼ リ
/ ./ // 入 / .人 ｌ! ○ ヽ / / l } ＼ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
, '´ ￣￣ ` ､
i r-ｰ-┬-‐､i
| |,,＿ ＿,{| ……そうか。
Ｎ| "ﾟ'` {"ﾟ｀lﾘ
ﾄ.i ,__''_ ! だが、女の身でよく生き残れたな。
／i/ l＼ ー .ｲ|､
,.､- ￣/ | ｌ ￣ / | |` ┬-､ ていうか暗殺教団にも女が居たんだな。
/ ヽ. / ト-` ､ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | ｀> | i
/ |｀二^> ｌ. | | ＜＿_,| |
＿| |.|-< ＼ i / ,イ_＿__!／ ＼
120 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:15:35 ID:jCuMNEkD
〃 .:: ..: ! lヽ ヽ... ヽ:::.::.
,' ..〃..:::: } .::i .:l }ﾊ :ヽ::::. :::::ヾ:::::ヽ いいえ、居ませんよ。
l .::://.::;:' , 〃../〃::/ i:l ',.:i',ヽ:::. :::::',:',::ヽ',
l .:://／:／//::://::::/ il i_Li_ヽ:::::::::l:::l::::i::! 私、一度でも自分のことを女だと言いました？
| ::／:::'ノノﾅ ﾌｻフ｀ / ｲ /」_ぃ::::::::l:::l::::| i
|,彳/:::::ノイﾒi" ___ ﾁ´::7` ! ::::::i:::l::::| i
.〃| ::l::::〃（ﾔ"i:ｯ=＝=ﾐ i､:::ゎ l::::::::lﾘiヾ乂
（( | ::|::〃::::ヾ､i::i ヾ-" ,ﾊ::::;;;;l li 乂､
` | ::ﾚ i:::::::::::i::i .::::::::. ' :::::::::.,':::i::::',:l_X'' `ー
| :::.: i::::::::::::i::iヽ ｀ｰ' _ ,ｨ:i::::i:: :::,i ヾｰ
| ::: i :::::__」i:::! ｀ , ,( ヽ l::!::::ヽ::ヾ
! :::. _ﾉ-'´ノl i::::!`ｰ､__トえ:::::::＼＼___::::::::心ヽ
ﾉマヾ､､ ヽヽ::::! 瓜 （｀rー-l"rz, ヽ::::',:::::',
/ '⌒ヽ､ ヽヾ､＿ﾉｼヽ､_/乙女 `ｰ‐ k´／ ヽ､:',:::::',
| ＼＼￣ ＞'´,-只-､｀ｺ. l i | rﾍ ﾊ:',::::::ヽ
| ,- 、 ＼＼ ヽｰ'/ ハ 〈 く l !'-'`|ヾｬ }っ:,:::::ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／..:::::::::::::::::::::::::::..ヽ､
(,､:::::::::::_::::＿,､::::::::::::::..ﾞ:、
.l ｀'＾'´ }::::::::::::::::::i
._ ､＿＿,､ 〈:::::::_::::::::::| ……は？
!） ﾍﾗヾ´ ﾞ! /ﾍﾞ!::::::|
.ｿ ｀｀` ｉ ｿ,iﾉﾉ::::::|
ヽ,- ! ｼ_,ｲ､:::::l
i＝=- ｲ ヾﾍ
, ゝ.￣ _,.ィ i
, ´ ﾞ'ーイｼ″ ,
/ 、 ＼ヾ /
i ｀ ＼,ﾒ--─
ﾊ. y /
/ i ﾐ
121 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:16:26 ID:jCuMNEkD
, ‐ ´ ￣￣ ｀ヽ､
／ ､ ､ ＼
,.'.／ .:/ ;小:.. ヽ:. :＼:.:.ヽ イスラムじゃ宦官の高度な技術が発達してるんですよ？
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ｰ'､
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐＼:.:.:. 丶:＼ 私みたいに非力な子は、手術と薬によって『女の形』を
! |:l:j:.:.:´/ ｨ天t､ ｨ天女､-､:.. ﾍ､:.ヽ
! | :.!.:.:.:ﾊ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.､.! ヽ! 与えられるんです♪
ヽヾj:.ノ小 ｀::::. ' ::::´ ﾊイ: |｀ﾘ ノ
､_ノｲ:..:.:ﾘ;:ゝ-‐っ ｰ- ｲ:.ｌ::|:. i | 女の姿をしていれば、好色な王族とかを暗殺するときに便利ですし。
／´/:.:／ ‐＜＞.､ _., .イ_.l:.:ｌ::|:. i |
／＿/∠ ｧ┐l !ﾉーｿﾉl ￣ ヽ､｣::|:. .:i:ﾊ
, ./´ ｀∨イしﾘ / ハ ／ ヽ￣｀ヽﾊ
／ |=＝＝=､∧/ ＞‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/７-､_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉＼ |／￣ | 厂し' / /┐
. / / / ／ {{. ＼ | | ,/＝(_/_/_,人
| / / イ o. {{ ＼| l/ 'ヾ､/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| ! | | |
| │ 〈 ! 人 ウホ！！！
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ ￣ .Ｙ ￣
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ ! | じゃぁ、おまえ男かよ！！
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
| | /ヽ! | |ヽ i !
ヽ { | ! |ﾉ /
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
| ｀! /
人 ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
￣ .Ｙ ￣ |＼ ー ─‐ , ′ !
| | ＼ ／ |
122 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:17:24 ID:jCuMNEkD
／. . . . . . . . . . ､. . . . . . . :. ＼
/:. . . . .|.|.|､ . . .ヽ.＼. . . .＼:. :. :ヽ ,ﾉ
/:. . . . . .|.|.| ヽ . . . ＼.＼. . . `:. :. ┴＜
/:. . l . . . .|.|.| ＼. ＿_.＼.ヽ､ :. :. :. :. :. :.＼
j:. . . |. .l ,斗H ´ ＼. . . ｀＼.ゝT. .T. Tヽ . 〉 ご安心ください、ご主人様。
|:.:.. ..|. ｲ:.: |.|.| ＞‐テミ,|. .|-､|:. :| 〉/
|:.:.. ..|. .|: ‐Hﾘﾐ ｲ トｭ:::: ﾘ . | } }:.:.:| 〃 『形は完全に女』ですから♪
|:.:.. ..|. .|ヽ.j ,. 弋匕ｚｿj . | ﾉ: ..|
|:. :. .ヽﾊ z=＝'′ | . |ｲ: . : | 夜のお勤めも完璧です♪
ヽ :.＼ .ﾊ ' | . |.|:. :..:.|
_r‐く＼:.:ヽ:ﾊ､ ｰr7 .イ| . |:|:. :.:.:|
/ .＼ ＼ヽ:.l:.イ＞ .._|j , '′ l.| . ﾄi: . : .|
{－‐マ_く Ⅵ:.// /ﾊ ﾌ|| ／..| ./ ヽ :.:.|
| 二ヽj ミ .＞'､..上_ｊﾉ || /1 |/ ／＞L.＿
ヽ しj| i Y ､ ／-､|| _/ .| /l.／／／ ／.ヽ
＼ .||川 ,. ,イ ||´/ |./:/ ,'. / ./ 二＞.､
/.} !!l .| /'=ヽ ﾘ jl /:/ ./ / 二＞ 、
l┴||| ﾊ/ ', ,.|| !:l / / 二＞ 、
l＿||l ! { , ／ .j ! |/ ./ / ＼
l .||l lハ _ .{.>o< } | | ./ ｚォ┬- ､_ ／ 〉
ヽ .||| | | ＞＜ ! | / / /:. j ゝ'′ /
>||| | | `ｰ-| .! ./ ! /:. :.| / /
／:.:||lム-.} .| ! / i ,′:.:.| / /
／:. :.zjｲ=イ〈 | | ./ !{:. :.:.:.| ./ /
／:. ／; ; ／;∧ ＼ i. | ﾚ′ lﾊ: . : | / /
/:. ／;-; イ; ;/; ; ＼; ＼ j | ! }:. :. | ./ ,′
/:./; ; ; ; ;.∧;{; ; ;/; /＼; ＼ | ! lハ:. //` ー- __.}
|:/ ; ／;／; ; ;><; ;./; ; ;/ヽ , 二| | .＞ﾍ'〈 j
＞ ､／; ; ／; ; ; ヽ; ; /; ; ;/; ; ; | | イ￣ ∧＼ ＿＿_ ／
／;;;;;;;;;＼／; ; ; ;／; ; y;_; ;./; ; ; ;ﾊ ! ヽ ＿／ ヽ | l
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ_;／; ; ; ／; ; ;7;‐;- /;_ヽ | 〉| kｧ
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼; ／; ; ;／; ; ; ;/; ; ; ;ヽ_ ∧ヽー-‐'′
.／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_ - ;;;;∨_;／; ; ; ; ;/; ; ; ; / ; ﾏヽ /; ; ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; _ - ¨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼; ; ; /; ; ; ; /; ; ; |ヽ ＼ /ヾ; ; ; ; ;〉
;;;;;;;;;;;;; _. - ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; T/; ; ; ; ;/; ; ; ; !; ;＼ __/＼; ＼;/
;;;; _ - ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 ; ; ; ; /; ; ; ; ;.|; ; ; l; ; ヽ; ; ヽ/
／ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼_;_/; ; ; ; ; ;.|; ; ; |; ; ; ;ヽ／
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ＜ 二－- ┴へ.L; ＞'′
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; _.. -‐ ¨
123 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:17:49 ID:jCuMNEkD
_,,.､､､､､.,,_
／.:::::::::::::::::::..｀ヽ､
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::. '､ （っち……それじゃ結局女じゃねぇか）
| :::::::::::::::::::::::::::::::::,ﾍ{ﾂ
| ::::::::::::::::::::::::,ｨｩ ﾉ j
|::::::::::::::::::::::（ |.! ;{ ……それで、おまえの師匠って誰なんだ？
.|::::::::::::::::::rﾘ`l,〉 j}ﾞ
}:::::::::::::::ﾉﾞ l /. 肝心な事を訊いてなかった。
,xｧ''ｰ'ﾞ'` '､ /
/ ｰ｀¨`''''ー-- ､｣ﾞ'′＿
''^ｰｧ ､＿＿＿＿_ ￣ ／
`>'､, '''"´￣￣_二ヽ､
/ ／ ヽ
,' , / ﾞ､
l / __ !
l, l く,_ ､ |
124 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:19:24 ID:jCuMNEkD
ヽ | |,' |::::|::::|｀ﾄ! ''' "´ ､ ,,,,, ﾊ|::::.::i ! `''ｰ‐
ｉ |::::|::::l::::|ﾄ､""゛ /:::|:::::::| ヽ はい、それは………………
ﾊ:: l: ::|::::|::::iﾊ ＼ ｀ ´ .イ:|!:::ﾊ:::::|
∧: !::::i:,.-､｢|∧ ＞ ､ _,. ＜:i::|:::|:::::.ﾍ:::ﾍ
/::::: _厶イ .／ |:.:.|` ｰ-L＞､:::::::|::|:::|:::::::::.`iｰ＼
. /＞＜ ＼ ﾍ. i:.:.i ,'!ﾊ| `＜ｭ」::|::::::::.:.∧ `ｰ
. ,ｲ-― ､` ､＼ ヽ|,ｲ /_||__〉 ﾊ｀ヽ :::::.:.:.∧
/ :: :: :: :: ＼ ＼`'''" `''ｰ-ｲ＞=＜ヽ | !:: ﾍ:::::.:.:.∧
,i :: :: :: :: :: :: :＼ ＼ く／,' ﾊ ﾄ､＼ ｀ | |:: :: }:::::::.:.:.ﾍ
. /:| ／￣＼:: :: :/:ヽ ヽ // ,':: ﾍヽ ) | |:: :/!:::::∧::.:.ﾍ
/::::| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ﾍ ﾍ く/ /:: ::.∧. | |,ｲ/:::::::::::ﾍ:::.:.ヽ
／..:::::::::::::::::::::::::::..ヽ､
(,､:::::::::::_::::＿,､::::::::::::::..ﾞ:、
.l ｀'＾'´ }::::::::::::::::::i ………………
._ ､＿＿,､ 〈:::::::_::::::::::|
!） ﾍﾗヾ´ ﾞ! /ﾍﾞ!::::::|
.ｿ ｀｀` ｉ ｿ,iﾉﾉ::::::|
ヽ,- ! ｼ_,ｲ､:::::l
i＝=- ｲ ヾﾍ
, ゝ.￣ _,.ィ i
, ´ ﾞ'ーイｼ″ ,
/ 、 ＼ヾ /
i ｀ ＼,ﾒ--─
ﾊ. y /
/ i ﾐ
125 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/15 23:19:40 ID:jCuMNEkD
_ -───- _
, '´ ｀ヽ
／ ＼
/ ヽ
/ __, ィ_,-ｧ__,, ,,､ , ､,,__ -ｧ-=彡ﾍ ヽ ……あいつがアサシン？
' 「 ´ {ハi′ } l
| | Ｕ | | ……なんてこったい。
| ! | |
| │ 〈 !
| |/ノ二__‐──ｧ ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ '´ !o_ｼ｀ヾ | i/ ヽ !
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
| | /ヽ! | |ヽ i !
ヽ { | ! |ﾉ /
ヽ | _ ,､ ! , ′
＼ ! '-ﾞ ‐ ﾞ レ'
｀! /
ヽ ﾞ ￣ ￣ ｀ / |
|＼ ー ─‐ , ′ !
| ＼ ／ |
_ -‐┤ ﾞ､ ＼ ／ ! l |`ｰr─- _
_ -‐ '" / | ﾞ､ ヽ ＿___ '´ '│ ! | ﾞ''‐- ､,_
【第七章】（４）終
134 ：名無しのやる夫さん ：09/06/16 04:23:09 ID:vL7eUJO+
ロビンが阿部さんだとジンニーアどうなるかな、と思ってたけど
ある意味斜め上だったｗ
135 ：名無しのやる夫さん ：09/06/16 09:17:49 ID:I67B3akZ
結果的に原作と同じ反応でﾜﾗﾀｗｗｗ
139 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:49:39 ID:xg5bIWR2
◆ヤッファ
_
｀)）
´ ∧
<⌒>
／⌒＼
］皿皿［-∧-∧､
＿＿＿＿＿＿＿_∧_／＼_|,,|「|,,,|「|ﾐ^!､
／三三三三三三三 Π . ∩ |'|「|'''|「|||:ll;|
＿＿|￣同￣同￣同 /￣￣∧￣￣￣￣∧￣＼
... _/＿＿|==／＼＝＝＝ﾊ,￣￣|「|￣￣￣￣|「|￣￣|
/_| ﾛ ﾛ 「￣￣￣￣￣￣| | 田 |「| 田 田 |「|［［［［|
|ll.|ﾛ ﾛ /|.l⌒l l⌒ｌ ｌ⌒l l´| | |「| |「|ﾐﾐﾐﾐﾐﾐ､
/〃￣ /::|.| ,,|| ,;:'ﾞ ﾞ｀ヾ,,.| | 田 |「| 田 田 |「|:::::::::::|
| | | :|.|,;ヾﾞﾞヾﾞﾞﾞ'';;,,:::ヾﾞﾞヾ''""``ヾ;;,,""~｀ヾﾞﾞ`ヾ､´ﾞﾞヾ"
''""``ヾ;,;ヾﾞﾞヾ
140 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:50:09 ID:xg5bIWR2
モンテフェラート候コンラードによって生み出された十字軍の亀裂は、とても根深いものだった。
誰もが何かと理由をつけてリチャードと会談する事を拒み、そのくせ利権は要求するのである。
_,/ :.. ::.::::. :::::::::.. ::.. :::::爿
弋ｌi ::ﾄ〃1::::..:::::::::ﾄ､:::::::.::::::i 今は病気で会えないけど
|ｉ :::|_＿ l::ﾄ:::::::|i:l_,.ゝ:::::::::::l
jl .::::l ＿_`i} V::j斗ぅﾃiﾄi:::::::| 戦後はあの土地とあの土地
ｌl ::::Ｔてテ| |/ ヾ'シl ﾄ:ｌ}::|
|l ::::ﾑ ｀=' 丁Ｖノ:::::|/´} を要求する。
|l :::::｀ヽ、 -‐ { {:::::::/ /
|ﾄ ::::::::::::::＞ ､.__,. ィ:ﾊ L:/ / あーあ、聖戦に参加できなくて残念（棒読み）
Nl:::ﾄ､:::ﾊ|:ﾚ7 `y〉 ん-､
ヽl _>'´ | 〃＿_ / , ヽ
／! 「｀ '７{ ＿__）{_ / ,ﾊ
/:::::l l / ＼__, -､. ￣_/::ヽ
{:::::::l l / ヾヽ Ｚﾝ::::::::::｝
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ 三二ニ= ､
,ｲ／ ,二二ﾆ ヽ､、
ハ{ / ＞‐-＝ ､ ＼_/,ｲ
/´二} {´ , -‐- ､ ＼ｰ'__} 我がフランス軍はアッカ防衛のために軽々しく
/／, /｀ヽ、V /∠二ミ ､_ _ノ
{〈 ,{ V´ ｀ｰ～´´´´´V/７// 兵力を裂くことはできません。
､__｣ﾚ'ﾉ 〉 , ＿V´}/
ミ三,-r´､≧ミ､ ｿﾑtｆ我`ﾚ/ ですが戦後は（ｒ
ヽ! ´ | ｀￣ .'´ ＿
｣､ ､j /,r'´ ＼
{{ }ヽ -ー一 ｲ>ﾄ ヽ
. ィV__ ＼ ⌒ ／ノ {ﾍ ｀、
_.. ‐ ´::ノヘ｣|〉ーf＝i⌒lﾚ>/ ', /} ｀、
_.. -‐.::::::::::::::::::::／ ＼,｣ } ! {（/i V l ｀、‐- .._
r＜:::::::::::::::::::::::::::::::／ ＜ヽ.ﾉ rｋ! .ﾚ' >'´／ﾉ ｀、:::::::::::::::::｀ヽ
_)::::::ヽ、:r＝＝ '"´ ノ ヽ し' ,/ ／ ／ ｨ´ ヽ::::::::::::::::::/
ヽ:::::::::::||＼ ｀ ー…― - ⌒ヽ} -‐ '"´ ´／ﾉl , -‐- . ＼:::::::/
|::::::::::|| ヽ （ rﾍｫー─ '７'´ ｜ ／.::::::::::::::::::::｀丶 ｀く
141 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:50:44 ID:xg5bIWR2
一方で、聖騎士団、テンプル騎士団などの急進派はリチャードがアッカを攻めない事を批判する。
＼ /
＼ /
／￣￣ ヽ,
/ ', / ＿/＼／＼/＼／|＿
＼ ﾉ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ﾐヽ / ＼ バーカ！ ／
＼ ／ く ｌ ヽ._.ノ ', ゝ ＼ ＜ ＞
／ ／⌒ ﾘ ｀ー'′ ' ⌒＼ ＼ ／ ＼
( ￣￣⌒ ⌒￣ ＿) ￣|／＼/＼/＼/￣
｀￣￣｀ヽ /´￣
| |
－－－ ‐ ﾉ ｜
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
__,,..,,,,_ _,,..,,,,_
バーカ＞ ./ ・ω・ ヽ / ・ω・ ヽ ＜バーカ
l l l l
`'ｰ---‐´ `'ｰ---‐'′
__,,..,,,,_ _,,..,,,,_
./ ・ω・ヽ /・ω・ ヽ
l l l l
`'ｰ---‐´ `'ｰ---‐'′
__,,..,,,,_ _,,..,,,,_
バーカ＞ ./ ・ω・ ヽ / ・ω・ ヽ ＜バーカ
l l l l
`'ｰ---‐´ `'ｰ---‐'′
聖騎士団
142 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:51:06 ID:xg5bIWR2
リチャードはその戦闘能力の高さと引き替えに、政治力を一切捨てて生まれてきたような人間である。
-――-
／:::ノ´ ﾆﾆﾆ ､ヽ
/.:／ !:/_/ｌ: !:: ､:ヽ: ∧ 戦争なら負けないわよ！
/:〈_人!: l∧ヽ:::i:i:_:ﾄ､: :i
//:://l !/ ┬-ﾐ ヽ!Vlく::l ,. ＿＿＿
〃／ ⌒ヽ, `ｰ' てjﾉ ! ,,／⌒ ⌒u:::＼
／, ＿:::: ＼r==ｫ´ ∧ﾘ'ｒ--､ (Ｏ.;）､;（Ｏ,;）);:' :::::ヽ ひぇぇｌ！！
∠ ／/:::::: >⌒ )ー─ｌ､っ))) i`､（__人__） ´:::|
.( _ ノ ／ｰ＝＝ﾉ ＼＿,, ＿__ ＿ ＿_ ;{ _|┬_| て ﾟ ｡;;:;|
/::::: ノ::: ＿∠''" フ´￣|:::::::::::::::ﾞ::=─ゞ:┴｀ヽ そ ／
＼ ／::::::..../:::: ＼::: ﾉ |三::::::::::::三__::::::::::: ノ （ く
丶 ヽ／:::::::::: 〉:: ）＿,, -'‐''"￣￣／ ￣￣ ｒ'"´ ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ヤッファので政務は疲労でしかなかった。
＜＼ _.. ---- ..
[二..斗彡_ ニニ._‐ミｰミ／>
＿ ┌_ニ ｧ':／ィ7.ｨ: ｲ:| |:.ﾄ:.｢｀ﾊ: :.ヽ二ﾕ_
{ ⌒} ／＞‐／/:/=冬ﾌ'´{バトl_七､ﾄ!: :..:ト､ー-二7
（｀ ｀i /イｨ/:/:..ｲrっ=＝｀ ≪´￣ |: :.:N_:..｀ヾ┘ はたらきたくないはたらきたくない！
{__,､_ｧ- ′/ {｀>|':Y´ /＞ -- ‐- ､｀ヾつ!:. :ト }:..:..:..ヽ
/´X //く/ 八 { } jレﾍ⌒}小:..:|
{://:＼'ｨ､_Y＿_＞ ミ - .. ＿_ノ _.. イ ﾄヽ:.Vﾊl!:.ﾄ:|
/V: : : :ﾄ|:ヽ＞､_ノ {:|: :ﾌ_＝ァ 7//_ ヽ>ｲ:小lﾘ r‐v‐ ､
{ ハ:..:ノ l: :.ﾄ.ﾊ｀ r､!lV∠ --:彡'′ ﾆ ＜イ/ |ハ r' }
r'⌒ヽ-､｜! /:ヽ ヽ=-:＼=ｷトユ￣ ‐ ´ //'７-､|| ヽ_ｨ ﾌ
r' j | ヽ-:.＼ ﾄ､:ｰ: :｀ヽ、 ヽ､ ｧｧー----Ll_/ー' ー'
7 i′ l! ＼_:..＼|__＞=ﾆ: : {、 ／
ｰ^ｰ ′ _l!.斗‐.＜ | :. :.ﾘ／
ハ､: : : : :..} _ j:. :/´
ヽ:_ヽ＿_:.⊥＜_ノ‐ ′
｀＼
143 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:51:34 ID:xg5bIWR2
_,...-:::￢ｰ-､.... -....､.
,..::'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､
／::::::::::::::::::::::::＿＿:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ: ､ ・・・・・・やっぱ、最高の癒しは戦争よね。
. ,.:':::::::::;: -_..二....--......､.._｀ ヽ ､::::::::::::::::::::ヽ｀ヽ
,.:':::::::::/:::´::l:::::::､:::::::::::::l::::::｀::ﾄ...､ ｀ヽ::::::::::::::::', ',ト､ ねぇ、疲れを癒すためにちょと戦争してきていい？
. /:;::::::::/:::::ヽj_:::::;.ﾍ::l､:::::::ﾄ.:::::::::l、::::ヽ |:::::::::::::::::l. l l ｀i、
/;ｨ:::::::::l:;::::::/'l.｀ｿ､ 1ヽ:::::| ヽ::_;:｣ィ‐:::::|::::::::::::;:::::l | ｌ、 ｀l__
〃|::::::::::'::|::/ ,r ￣｀ヽ ヽ:::|-ｧ＾￢ﾍ.ヽ:::|::::::::::::!｀ヽ─-,.l ', ｀ ｰ ､
. ′|::ﾊ::::::::|::ｌ l l l′ l. V::::::::::/､./､ﾆ‐1｜ l. ヽ
,.,ｲr'ｽ::::::l/ ヽ、 ノ 、 ﾉ /::::::::/ .l::l ｣ヽ´ | l-一 ´
(...__| 'ｧ:ヽ:::l、' ' ￣ ｀ ー ´ /::::::;/::Ll:::::7 /｀ヽ一 '′
ム-‐ﾍ::｢｀ ‐ ､..＿_......_ ' '_,.ィ::::;.く::::::::､:::::ト.⊥ -'
｀ ｀¨ ¨´ /r ´ ｀ヽ､:ト､|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ , ', ､ ＼
/ / / ', ', ヽ ヽ ヽ
/ / i.l / l .| .l l ', ',. ', おかしいおかしいその理屈。
ノ / / l.l { ｨ | l } l l ',
ｰ＝-ｲ / / i ', .∧ l ! ! ﾊ ハ ,' ! l ヽ､_ 普通、逆でしょうが。
{ i l l l ﾄ､ l ｌ | ', ﾊ / .l / l / / ｊ ,ゝ´
l l ｌ l ﾊ | ヽ! ヾ ヽ./ |:/ |' _j／l / /./ まったくうちの陛下と来たら・・・・・・
} .ﾊ ,l ヽ |ﾍlニ;--,.._ ' ｀ ､',.-;‐;二__ l / /./
ﾉ'" l.ﾍ. ﾄ､! '弋赱!~ , ' 'T心!_ ｲ j l′ それより、あのサクソン人……
|rﾍ lヽ ´ ｀ l / ﾉ
ヽﾍ l i l /'´ ウィルフレッド・アイヴァンホーがアスカロンで
｀l | ',､j | j /
jﾊ. ﾍ ヽ! /! /ヽ やる夫率いる敵部隊を撃退したそうですよ。
!ﾍ ﾊ､ ,＿＿,...､ ／|/｀ ‐ヽ
i!ﾍl＼ ゝ-‐ニ‐-' ,. イ从'
, ィ' ヽ ＼ ／ ﾉ ヽ､
／ / ｀ヽ ヽ- '´ r' ', ヽ
／ l /iｰﾍ rﾆ' ﾍ l ﾞヽ
, -ｲ l /｀ヽOﾍ / /-''ﾍ. l ヽ‐､
_.. - ´ / { ,.ヘ､＿＞'^''＜ _..－ﾍ. l ', ｀ ‐､
_.. － ´ / , -i!/ ヽ ', / ヽ |＼ ヽ ｀ ‐ ､
, -''''´ / ／ l ｀ ゝ－ / _ -' ｀! ＼ ＼ ｀ヽ
144 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:51:55 ID:xg5bIWR2
／／ ∠-‐''丁￣￣￣:.＼ム:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/ｰ/:.:./:.:.:.:.,ｲ:.:.|:.:.:.:.:.!:.:.:.:.ヽヽ ﾊ:.:.:.:.ヽrz_ﾑ
/:.:/:.:./:.:.:.:./│::ﾊ:.:.:.:.:|::.:.:.:.:.!:.ｌ i|:.:.:.:.:.| ｝:.:.＼
l:.:.:ｉ:.:.:.{:.:.:.:/ l:.:! .'.:.:.:.:|ヽ:.:.:.:|│:.i|:.:.:.:.:.| l､:.:.:.:.:> そう、勝ったのね。流石、かつて『氷炎の貴公子』と呼ばれた
l:.:.:.!:.:.:.ヾｱ ｀ヽ.Vi .ヽ:.:l ＞弋!ヽ|:.:.:.:.:.:| | lヽ<|
l:.:.:.l:.:.:￣ !ｨ≠kﾄ､ ヽ X ｧ示k i|:.:.:.:.:.ﾘj│ l:.| だけの男だわ。
l:.:.:.:! j:.:.:.|{i.f:::ﾊ` ＼´f_::::ﾊﾞj〉:.:.:.:.ﾑ｢|:.∨:.|
.',:.:Ⅳ:.:.:.:.|!_r';_ﾘ r';;_/ ﾘ:.:.:.:./´}.|:.:.:.:.:l
N:.:.:.:.:.:ﾊ ' /: : : /_ノ j:.:.,':.jl
!|:.:.:.:.:.{小 v== ‐ｧ /: : : //:.￣:./:.:.ﾘ
八:.:.:.:.:.:.| ＼ ｀ー'´ /:.:.:.:.//:.:.:.:.:./:.ｲ/
ヽ:.:.:.:.:|ヽ ＞､ __ , ＜/:.:.:.:.//:.:.:.:.://〃
＼:.:.!_ ゝ‐＜ _| ／/:.:.:./7:.:.:.:／'/〃
,r ''7´＼ /＜ _ /:.／〃∠≧＜
／::::::/ // ,/＝= ＼／ ／ノ´:::::::￣ヽ
./:::::::::/ // f/"⌒ヾ∨ // /::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::/ { { / ／ // /:::::::::::::::::::::::::::|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_._.,,.､.-.ｰ.-..､_
ゝ＜´:::::::::::::::::::::::::::::`ｰ:.､
／::::::::/::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/／::::::/::::/＼!＼_＼::::i:::::::::::::::::＼
/´/:.:l::::ﾚﾍ! ヽ／__＼::::l::::::::::::i:::::::::｝ ……やはりアイヴァンホーの力はやる夫を
!l:l::l::へ ヾ ｀´ﾆfｿゝ ∨::::::::l:::!::::::::l
|:::ﾚﾍ f_)） ﾚﾍｿﾍ::!::::::! 超えているのでしょうかね？
ﾚﾍﾊ く |/ )ソ!:::::::!
! ｀ ､／/:::/ﾘ
､ - - ､ ′|/:::／
ヽ _ ´ ﾉ:::/
`ｰ､ ´ ∨_
_,∧ __,,､､＜´ 〉､_
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
l::l:／.:'::/ ./:::::::::::;' |:/｀ヽ､';:l.ヽ::',ヽ::::::::::|l_Lィ,!:::|::|::::::ﾊ
. l::l〈 /::/ /|::::::::::::| ,.|!ﾃｭヽ､ヾ.､ヾ:. ＼;:ィﾙ|:::/::::l:::|:::i::::|
. |::|::｀::/ ,{｣:::::::::::ﾄヽ' { f'^! ﾊ ｀ ｀ ,ｨ5ﾆﾄl:;ﾀ:;.ｨ::::!:::|::::| さぁ、どうかしら？
|::|::::::|ヽ /:::|:::::::::::| ヒﾆｿ bり/rｹ<.ｿ::/::|:|ｌ:::|
|::l::::::|::::｀:::::|:::::::::::| 、 ¨´〃ﾍ_/:;ｲ:::l::| ｌ:| わからないわね。
|.ﾊ:::::|::::::::::::';:::::::::::ﾄ __ ' 〃 ,'-1 |:::;'::l. ﾘ
|l |::::::';::::::::::::';:::::::::::', ヽ､ ﾆ´ _,r'｀7^!、,' ,!:/:::;! ,l
. ｜|::|::::ヽ::::::::::ヽ::::::ﾄ:', ｀ ,､... - 'ｽ / ,! Y ノ/l::/ .,'
|::ﾄ.:::::〉.::::::::::ヽ:::| ヾ、 ′ ヽ / .}/ / .l rﾚ'/:/ ./
145 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:52:31 ID:xg5bIWR2
＿＿
_ - ´￣､::::_ -｀ー- ､
／, ::／＞ｰ───､:ﾍ:ヽ＼
／／／ ＿＿＿__ ＼ヽ:ﾍ::＼
／／::/ ／￣:::::::::::::::::::＼ｰ､ヽ::::l::::::ヽ
/://:://／:,:::::|;:::::::::::::::＼:::::ヽ:::::Y:::l:::::､:ﾊ ただ両者の力が接近しているのは確かね。
/:/::l::::!:|::|:::::l:::::ﾊ::::､::::､:::::::＼:::ヽ::::|:::|::::::|::ﾊ
/〃:/!:::l::|'TｰトX､:v:::ヽ::::＼::, -‐:Tｰ!-!::::::l:::ﾊ ウィルフレッドは防御で私を超えて
//,'::,'::|:::|::|:::|::|∨! ｀ヽ::::ﾍ､:´ヽ､:::::::|:!:|::|:::::/::::::l
/' |::l::∧:ﾍﾄ::|'ｨ≠≡､ ＼ヽ＼ゝ≠=ﾐ|:::i:_/､ー〈 やる夫は奇で私を凌駕しているわ。
|::K ハ:〉ﾍ!ﾊﾟ::::::::}｀ ヽ ら::::::::ﾊ::|'´} ＼ 〉
l::k'_ ｲﾍ.r乂 乏タ 乏汐|::::lイ|ヽ Y､ だから勝敗は兵力によって左右されると考える
|::|:::|∧ ヽl:ﾍ ,､,､,､ , , ,､､|:::|::| ﾄｲ〉＼ヽ
|::|:/,!:::) 〉:ゝヽ ､_＿__, ｲ::/:::〉|::｀::l:| ヽ〉 のが普通じゃないかしらね？
|::|./::/_/-´ ＼≧､_ ∠/::/＼〈_::::ﾉﾘ }|
くXﾊ´ __/´ ｀ ー─＜孑二つ ＞､ //
／〉|ヽヽ/､＼ ＿＿＿ ＜≦＿＿／:／;ｲ
〉 | |〉ｰ〈 ヽヽ_ー'､_Y彡 ￣ ｀ー‐‐ｨ／∨／ !
| | | ＼｀ー‐/ーァ≦─ー ｧイ_／／:∧ !
| 7 ／￣￣了／ ー ´ ﾄニ二´／／!-─'- ､
,' / / ﾍ ハー─‐′ ヽ::::::::::::|
/ / ∧ヽ ﾍ ,､r､_/ ヽ ヽ ::::::::|
/ / ハヽヽ､ﾍf| |!}/ /∧ ヽ::::::|
/ / 人 ＼＼＼∨ ／ / ∨ ト-ﾍ
/／ / ヽ ＞≧≦／ ∨ ＼ ﾊ
} / } ／::::::::只:::::＼ ∨ ヽ|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
‐-|.:!:l ! l | :.|
|:l::l: ｌ: l: l | l:|= ┐
|ｌ |: l ,' / i .:l＿｣|
|!:; / :/二マ/ .:/|｢_ﾘ′
| ｲ:i::;ﾊ .;/ll |｢´ ……やる夫が、負けるの？お兄様。
| ￣/ィｼﾞl!l| l|
| __ , ｲ´.:/ l!l| |!
|.__ ｨ_:::. .:| ll∥
--|小､二〕 . ::! , ' _ ,＿
|:|:ﾄ､￣ . .::|,／ ´ -―_' 二
|l|:l|_｣_＿／￣｀ヽ ￣ 丶
/´ｲ {i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨ ￣二一
{＿}ｔｒ{i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 ￣｀ヽ
|___,ﾉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｲi ＼
|¨¨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.厶ﾍ 丶 丶ヽ
|:.:.:.:.:.:.:|}.:.:.:.:.:.:.:/l!_》 | ハ ＼ー ､丶 ＼ヽ ＼
-‐|:.:.:.:.:.:/'.:.:.:.:.:.:/ l｢l| ヽ ＼ 丶 ヽ＼丶
|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:./ /' ∥
146 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:53:01 ID:xg5bIWR2
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､ l:::::::::::l::::::::::::::::::::::::､
／::::::::::::::::::／::::::::::::／::::::::／::::::::::::;::::＼ l:::::::::::l___:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::／:::::::::::::ｨ':::::::::／::::::::::::;:ィ:::::::::/:＼!::::::::::ﾄ-､二 ｧ :::::::::',
/::::; -r‐ 7:/::::::::::::／/::::;:イ:::::::::::／ /::::::::ハ:::::::l:::::::::::lヽ,_//:__ノフ:i ……もし今回やる夫が負けても生き残った場合
/／ ／／ﾉ:::::::::／ /:／ /:::::::／ /:::::／ V::::l:::::::::::Kヽ､‐_‐ ':::::l
/､ ／/|::::ｨ' ｀ﾒ' /:::／ , - ｧ::／￣￣｀ ';::',::l::::::::::l｀.‐-､ヽ :::::l ひとつ策があるんだけど？
//〉:ｨ'::::|/∧〃fヾ /／ ´ ノ／____ }::}:::ヽ:::::::l::::::::::｀-｀:::l
{/ /〃::::::::::::ﾍ Vﾊ ' 〃ﾃ丁ハ |ﾍ:::::ヽ:::::l:::::::::::::::::::l （ﾁﾗっ、レスター？）
Y ,':::::::::::::::::::::ｉ に} ﾋハﾙ :》 ' ', ﾍ:;l::::::l::::::::::::::::{
!::::::::::::::::::::::::} ｀~" ひﾆ:ソ ( }:::l::::::l::::::::::::::l
l:::::l:::::::::::::::::::::ｌ ( ` ‐‐'' ´ - l::::}::::::l:::::::::::::}
!::::i::::::::::::::::::::::ヽ ､__ /〉‐ ':::::ﾉ::::::::}::::::::::;'
,:::l::::::::::::::::::/:::::へ、 ヽ ￣ ~} ノ:::::::::::／:::::::::ﾉ:::::::::/
ヽﾄ:::::::::::::::ﾊ::::::/ ヽ ヽ__ノ , ＜:::::::::::／:::::::::／:::::::／
＼::::::{ ヽ{ 〉､｀_ ＜ ‐=彡ｧﾆ'__∠／::::::::; <
ヽ､ / ||::| / ヽ ／ ￣￣ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／: : : : : : /: : : :／: : : : : : : ヽ: : : : :: : `､
/: : : : : : : :/: : : /: : ,ｨ: /l: : : l: : |: : : : : : ::ヽ
;´: : : : : : : /: : ／|／ .|/ .!: : /i: : !: l: : : : : :丶 （わかってますよ……兄妹のプライベートを邪魔するほど）
.i: : : : :|: : : : |／ |／ | /|: :|: : i: : : :ﾞヽ
i: : : : ::i: : : ::/ ´￣￣￣`'''' ´ ヽ|: : | .|: :丶 （俺も野暮じゃありません）
|: : : :,-ﾘ: : : | "疋;:ｿ` '`'-､_.i: : |: |: ヽ
.|: : :/-､',: : | , f:ﾃﾘ` /: : |: i丶 それでは、私はこれで失礼させてもらいますよ。
.ｿ､::l,.( _ ﾘ､:| l .｀ /l: :/| i
,|::＼__ ヽ| , //|/ |/
ﾘl: ::| | ′ //
l::|ﾘ ヽ ` ― - 、 //
,ﾘ `､ `" ／ﾘ
,----亠--- ､_`.､ ／ 彡
/／￣￣⌒`ヽ` ＼::`::-､,_, ´.
147 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:53:33 ID:xg5bIWR2
＜ﾊﾞﾀﾝ
:::::ｒ乞ト.::::｀丶、
::::ヾこﾝ:::::::::::::::＼
＾⌒＾⌒^ｰｒ､:::::ｙ=l=x
li | il |il l | ト《_八_》
|il|ｉ|l i|ｌi|ｌ|lil|ｌi|i| ｌ`介'i′ 策って何ですの、お兄様？
|li|ｌ|ｌ i|li|ｉ|ili|ｌiｌliｌｉ|il| il |
|il| | l l |ｌ|ｉ |li li|ｌ|li|ｉｌ| |
l l| ハl | l斗ｆＴ7从i|l |
◯ /l|iｌiｌ｜
'il |ｌiｌ|｜
/ i| | ｌiｌ｜
￢ _イ|l ｉ| |厶ｲ廴
≧==≦〈{|:::::＼/三三≦
〈八〉 〈{|:::::::::::Ⅵ三三{
^⌒Y⌒〈{|::::::::::/l|丁ヾ{￣
〈匂〉 〈{|::|::::::|｜i| l|
ｎｎｎｎrタ::::|::::::|｜i| |l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_,...-─‐-─…─-....._
...:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::...、
..::´:::::::::::::::::::＿＿＿__::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::/:::::::::::／´ ｀＼::::＼::ヽ::::::ヽ
. ／::::::::::l:::／:::/.-::::´￣￣￣ ｀::::-.ヽ:::::ヽ::';:::::::::',
. ,.':;. -─ ､/::::::/::::::/:::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ::::::V──┐ あなたが以前に拒んだあの話よ。
/::::},.─ｬ 7:::::://:::;ｲ::j:::::::';::::::::::::::::::::';:::::::|:::::::::.-､＿｣',
. /::::::｀ァ´ ':::::_j_j__/ |:::|';::::::ヽ:::::';::::::::::::'::_;:|＿::::l ヽ:::::!
,′::／＞､_｣:::::::l::|:::|｀ヾ:!､ヽ:::::',＼|ヽ;:イ::l::::|::|::::::ﾄ._,.ベニ._‐､
|:／／::::::/ ,|;::::::N∨-- ､ ` ＼:ヽ ヘヾ-fⅥﾉ!:::::j:|',ヽ::::::| ヽ＼
i´／:::::::; ' ./.|:';::::V/ﾋﾜ‐ﾐT ｀` 'ｲう-ﾐ:ﾊ:〉::/::ﾄヽ ＼ ∨
|ｲ:::!:::::/ ﾊ. |:::ヽ::'. ﾏ-ツｿ ｖヾシ//::/::::|ﾉ::ヽ、ヽ
|.||::|::/ i::::｀:';:::::::ヾ、｀¨´ ｀¨´,/:;::'::::::l:::|:::小∠._
lハ:l::ｰ､.｣::::::::::';:::::::', ､＿’＿,. ∠イ:::::::::/::/:/ﾘ´-┐ ,!
|:||::::::|:::::::::::::::､:::::'＼ ｢ヽ _. イ:/:::::/::/:/ /｀ヽ/ /
ヾヾﾄ:|::::::::::|／ ､:::',､::'.丶､_| | __. '´l／ｲ:::::/／ｲ /｀ヽ'＾ヽ､＿
. ヽ:::::::| ＼ヽヾ! .| | ∠ｨ´/::／ｌ.ｲ | ′ ｀l ｀
,〈 ＼:!', ヾ､l____｣ |＿_ ＿| ,ｼ' l. l. ′ /
. / ', ', ',. |＿/ '´-‐-.',__| / / ′ /
. i′ ', ', ',. |_,/ ー-|ﾌ_! / / / .i^i'
y' ', ', ', ,.rｧ' ,rz:ノ ./ ,.' ,.' / ／J
,/ ヽ,.ヽ..ゝ1 | | ノ '’ ./ ／ ／ /.|匸´__ ／
148 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:53:55 ID:xg5bIWR2
＿＿
一……ー-= 、
, .::´.::.::.::.:ﾋ包ﾇ::.::.::.::..丶､＼
/.::.::,. -‐……‐- ::.::.::.＼ヽ
/.::／ / ヽ ＼::.::.Y
r==イ , / ′ ', ｌ ﾄr==ｋ==､ ま、まさかあの……話？
|ﾚ'ﾞ| / | | { } l| / ゞ=仆='ﾉ
ゞ=| | ｌ| ｜ ヽ ｊ| /! /l {{ﾌ小ﾏ}
,,. = ''" | | |lヽ斗ﾍl＼ﾄ｀７ﾉ '十‐/ｲ /ハ ',
ハ ﾍ ﾍ＞r示 ィfT;卞ﾐ/ 〈/ |ヽ〉
/ ∧ ＼ｌ｀､ヾ'ｿ ゞ= ' / ' |、
/ / ﾍ ヽ "´ ′ "∠ ィ / | ＼
, ' / / ∧ ト ＝= / ｲ｜| | ＼
／ ｲ / ,′ヽ ! ｀i ､_,. / ／ i | | |＿ ＼｀丶 、
／／ / / / ＞ ＼┴――‐/／――ｫ| | ｌ::.::.＼ ＼ ＼
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
“やる夫とアリエノールの婚約”
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
149 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:55:19 ID:xg5bIWR2
_ ＿＿＿＿_ _
':"／ ￣ -――-､_＞ 、
／: : ／ ／: : : : : ヽ : : : : ￣ ＼
/: : :.:/ ／ : : : : : : : : i: : :ヽ: : : : : :＼
/: : : / ∠: : : :/ : : : : : : : : : :}: : : : : : : :ヽ＿ やる夫はいずれイスラム軍の中でも重要な人物になってくわ。
,': : : :_| / ｝ : /: : : : : : :,'|: : :│: : l : : : : : V､_ ＼
lr―く_Y二7: /: : : : : / / |: : : j: : :_j_:. :|: : : ∨二/ もしかしらた大将軍……いえ、もっと上の地位に就くかもしれない。
. ｌヽ_∠7: : : :.:ｌ:´:￣ :７ ﾒ ｌ: : /:|:´:/|: :`ﾄ : : : }＼
ｌ : :/ /: : : : : i: : : ／j:/ /: :/ j: ,:斗_､/: : : /| ',
|: :/ /|: : : : : :l: ｨ示ﾃﾐ /／ /ｨﾁ仔Ⅵ: :／: |l │
|: | l:从 :ｌ: : : : Yﾉﾟ::ハ iトｲj ｱイ: : : :ｌ| |
|: | |: : :Ｎ: : : : : V仁ｿ `'ｰ" |: :!: : : : | /
|: | |: : :| |ﾍ: : : : :'、:::::: ' :::::: ,': :.!: : : : |Ⅵ
|: |__j: :.:.| |い: : : : :} ー ' ｲ: ノ: : : :ｌ ｌ: !|
|: :|: : : ｉ:|_|: :j: : : :l }≧=ｰ----‐=≦┴┐／）:!:|ﾉﾘ
!: :l : : :{.:rー|: :l: :乂 ／::::/: リ
＼ゞ ／￣｀j: ﾉ人_:＼ _, -‐ '´.:::∠xく
厂 _斗‐＜,＿, -=ﾆ二厶- ＼_＿_
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
__ --- __
. _┬┼┴┴┼┬┐ ｀ ヽ
／┼┼| └┼┐ ＼
/ ├〈〉┤ └┼ ＼
／ ┬┬┼┴┼┴┬┐ . └┼ ヽ お兄様の脅威が大きければ大きいほど
. ／/┬┘ └┼┬ ├┐ ヽ
／〔/┘ ├┐ ├ ', 彼のイスラムでの重要性も増していくでしょうからね……
. ／く／ ,′ └┤ ┼ ',
| | ′ { l / ,′1 //1〈〉＼ l
|_しl | ', ', | | / / /| // | ハ, ＼ l
/| | ＼ ', | /ﾉ／ノ-‐/／ｲ| // │| l 〉 ﾄ､
/∧ ト､ N＼ヽ /"´___,,,､ -‐ｧ/ >＼/ .| ∧__ノ ＼
// ', ', ､二ニ、 ｀Y / |↑d/ / ／ ＼ノl |
. // .ヽ ＼ 弋_ｿ ｀ゝ‐ ' /／ | ', ＼ ヽ
// / ＼ ＼_|// j ///／イ::| ,′ ', ＼
. Ll. / l ＼ ﾄ､ 、 u,':::l / /| ＼ ＼
/ / ／、 , ':::/ / /. l ', ＼__/∨
. / / ／ | ＼ __,, '-‐ 7 / / 丶 ヽ
/ / ／ ,人 ｀ノ┬イ / / / ＼
. / / ／ ／ ／〕∧ヽ/ / /--／￣￣ヽ
150 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:55:44 ID:xg5bIWR2
/ /:/ / │ | ＼ヽ ヽ 丶 ＼
i ,′ |/ / ! j ! ! ! ', ヽ
i. | | / ,′ ハ | |ヽ/´ ! ! !ﾊ
ヽ | l l / / │ i| l ハ j | | ﾘ ええ、そしてそれを講和の条件に利用する事ができるわ。
N ┼‐|ｰ─ -/t /- ､| j| / { _jzﾑ ∧ │
/ | ', ｌ / 〃 _ lヽ / j/ ,ｲ仏}// } ∧ やる夫とあなたが結婚して、シリアを共同統治するの。
＼_| ヽ { ／,ｨ≠テ女､j／ V_;;| { j / ハ
丁∧. ∨ 〃{か;;;;小 ちj_ ! ｲｌ
│|仏 ハ ヾﾊ圦_:::jハ `ｧ ', ﾄ、 l
│|/∧ ヽ ヽ^)::ン‐ }i |ハ !
│|.厂 ヽ ＼ ｀´ __ ノ 厶 ﾘ ', |
└‐ゝ. ｰヽ ヽ ＼ ｀￣ / / ｌ |
ヽ､ `'ー‐＼ ＼ ＼ / / ｌ.|
＼ ｀＼ ＼ ＼ / / ﾘ
ﾍ ` ｰ- ､ ＼ ' ｰ=＞ーx‐‐ｧ￢′ ,′
＼ ヽ ｀ミ=- ...__Ｘテ‐ゝ_{__八 ｛
{＼ ｀ヽ ヽ-‐‐''￣￣´__＿｀＞〈
＼ ヽ ｀ヽ､_ }＼ } ／ ￣ ヽ
＼ ヽ ｀ヽ ,ﾉ ﾘ ／ ＼
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
共同統治……
その提案は、すでにリチャードが非公式ながらも十月にサラディンに打診している事だった。
「共同統治の王権をイェルサレムに置き、ジョアンナ（アリエノール）がヤッファからアスカロンまでの海岸一帯を統治する」
「ヒッティーンの戦いで奪われた『真の十字架』っを返還する事」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
151 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:57:11 ID:xg5bIWR2
和平への模索……リチャードもちゃんと戦争の落としどころはちゃんと見据えて戦っていたのである。
しかしこれはどうみても政略結婚である。以前の彼女なら拒んだに違いない。だが……
, =/ ／==' ' : l : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
|ﾚ ∠ノ: : : : : :..:.:l : : : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :
.ｲ ／l|.: : : : : : : : : :.l l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
V ／=='': : : : : : : : : : :.l: :l:.: : : : : : :..:. : | l : : : : : : : : : : :
ｨ| ／=ｲ: l : : │ : : : : !: : :l :.l..:: : : : : : : : : | | : : : : : : : : :
,ｲ! ﾄ ヽ.:.:|: : : :|..: : : : :| : :ト.ヽ : : : : : : : : .∧!ヽ:ヽ. : : : : : :l : :
::| |::ヽ V : : :│ : : :l､ : :l ＼i : : : : : : :. l__lj__j ﾊ : : : /l そうですか……
::| |: ::j ヽ: :.:l＼＿:_:j__ヽl..__ ＼ : : : :ィ ﾘ Y: .ﾍ : : ,
::| ／ ／＼ゝ´ ＼: :l ｰ＼ ＼ : :/ l :/| /
::| ／: :.| ＼! ゝ＼ ヽ ゝ/ ___,.ィ /:/ ! /
:: : 丁| : : :.ヽ. ___＿_｀., ｀￣´ / ..ｲｲ
::.: : |│､ : :＼ ´´ ￣ ´ /／..: : :|
:: : : ゝ＼:ゝ､. . :＼ / イ ..: : : |
::ヽ: : : ＼＼l `ー‐` _ ｲ .: : : : |
:: : ＼: : : ＼＼ ￣ ／│ : : : : : |
驚きはあったものの、彼女の顔に悲しみの色はなかった。むしろ嬉しそうですらあった。
/: : :_/: :./´:/: :/: :l : : :{: : : : :ヽ: : :ヽヽ! ﾄ __ ｀７
r‐ ´ ,.ﾊ-/―| 7!二|二 .l --￣ _lニｰ|-.|^| ヽ＞i′
∧_,./ム 十:.丁:ハ: :.:|: : :.:l::. : : : : :|:: : }: :ト.l、 〉、|
': :.く |: :.斗┼l┼-ヽ_ﾄ : :.:.ﾄ､:_:斗 十:十‐ト|:｢｢ﾊ ヽ
l:l :/ {V! :.|:.ﾄ:| ≧_-､ヽ ヽ:.:{ ＞､:._:|}_/:./|:.|_:l lハ/ 無理して答える必要はないわ。
l:!/ //rl: :.l:.{ｨイ厂:｀ド ＼、z代ﾒjﾌﾄﾒｲ}:.|r } 〉: |
|||ｲ:.L{小: :ﾄlヾﾄｨ::::ｨ| |ﾄ::::ｨﾘ///:.ﾚ ﾊ:|: |! けどあなたはやる夫との結婚を喜ぶ？
||!:.|: :.ト.l: ヽ:ヽ.ﾞ辷zﾉ ヒzｼ′7 : ﾚ':: ﾘ:.:ll
ハ:l!: ﾊ::.V::.::.ト､ ′ /: :/::.: /:.〃
ヽﾄ::ﾊ: :V.::.ﾄ､ ｀ ﾆ ´ .ｲ: :/!::. ///l!
. ィ:´:|::.:l:{:::ﾄ{ト . イ/:.:./ｲ::./く|′
／ ヽ: :|.:ハﾄ:.ヽ |＞ __.. ´ /: :./ |:/: ﾘ ｀ヽ
/ ﾄ:ﾘ: ＼ ヽ.＼ } /:.イ-／{ : / i
! } ＼: :＼ ｀ ｰ ‐ ´ ／ : : イ |
152 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:57:50 ID:xg5bIWR2
そこにかつての獅子の妹の姿はなかった。
謀略を好む獅子はすでにやる夫にＳＡＴＵＧＡＩされていたのである。
, -―‐z=x=､- ､_
,__'´-‐: :'´: 乂三ﾂ:｀－､ヽ、
／: :_; :-―――‐- : _: : : :ヽ.ヽ
＿___／ ￣ ./ / ｀ヽ: : : ヽヽ i
|＿／ / ./ / / .＼: : :ｉﾊ i
〈＿/ / / .l ! / /i| |. ヽ: |i ハ
///| /ｌ＼i..ｌ_|__ /! .././! | /ヽ.｢＼ はい！
/ l/ l /...| |k|/ V.' |ｌ..／.// __ /.i ./ . /| ｌ〉
／:.:.| l' | | .l ‐ ヾｲ/ .／/_|, ／メ ./ ./.l:|／＼
＼-、 /:.:.:.:/ : | | .l´￣` lｲ' ｨ,ニ∠_.../ |_｣j＼ ヽ/
＿. ヽ: : :ヽ;:./_.. ./ | l ..レ'' , ,, / /i | ヽ／＿,
￣ ｀＞: : :｀ヽ: : ::::::>-.／ | ﾊ ﾄ 、 __, ___／ .／ l| !_／´: : :＜＿_ ＿
´: :￣: : : : : : : : r' ／ iイ| |:::::ヽ、 ..ィ:.:.下´/ /／＿___: : : : : : : :／´￣
￣´フ: : : : : : :／／ . ./l .| i:::::::::::个::‐ : ´: ::l:.:./ / ./￣: : : : : i: : : : : :└:､＿
, :'´＿: : : : : : l／.／. ／ i r‐'ﾌﾞ ⌒ヾ ＿_ : :/j/ / ./: : : : : : : : ヽ: : : : : : ＿_ 丶
／´ /: : : : :_l < ..i／人_/ /‐'_⌒ヽ〃 ヽ: /:/ ./／し : : : : : : : : :i: : : : : :ヽ ￣
／: : : ／: :＼:ヽ| ./ '´// ｌ | i￣ ヽ i ./,イ'`: : : : : -:-､ : : : : ヽ: : : :ﾄ、＼
／'´l７: :ｌ : : : : : ＼＼: | j｜ ! ｌ |,「| |/./' : : : : : : : : : : : : 丶: : i/N:| ￣|
/' lﾍ|､: : : : : : .＼＼i ...l ! l ／ノ : : : : : : : : : : : : : : ./ |丶 l
i ｜ '､ ト､＿: :___r 辷.ﾄ､_/ﾍ .| にソ|､|: : :_: :_:_: : : : : : : : ／ ! | l i
丶 | ヽ! ／ Y ﾍ {_f┘_,ﾍ__ .ｒ￢ノ1 |､l:､f: : : : : ::｀:ｫ升ｒ '´lﾘ| ,' .l | |
｀| ／ /rし' r 〈 iﾂ┘ f ｣＿!｝ __'_ソ: /: : : : :／/ﾄ､!/／ j / l ! ｜
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿ ._,
／:::／:::ヽ-､
／:::::::::::::::::::::::::}￣`ｰ､.,_ ,,
. /::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::ﾍ,＼く
/:::/:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::ﾄ､ i:::ヽ､ ……あなたには意に沿わない人生を送らせてしまったからね。
. i:::/:::::::::::::::::;:::::/::::::::::::::::::::::i:::i .|:::ヽ:i
|:::i:::::::::::::::::/:::::i:::::::::::::::::::::;;ｨ､:ﾚ:::::::::ii| 兄として、せめてこれくらいの事はしてあげたかったの。
. |::|:::::::::;::::/:::::i:|::::::::::::::::::<ｨif.i::|:::/::::} |
i:|i:::::::::i:/:::::/ﾘ:::::::::::::::::::/i.|Y::|:/::::/
i|ﾔ ﾄ::i::::::/:::::::::::::::､,ｨ<./.|_|::|'.i／
. 〉ﾄ}:}::::/'"'’`ｰ".,..,ィｰｧ,､::|
,.ｲ ﾉﾊﾘ ＼ .,ｨｰ/ .ソ / i ﾄ,i
／ ,,.ｨ,.ﾆ=´ヽ, {＿,__.,.,.ィ´
. / ／／ ＼-ーｷ
153 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:58:26 ID:xg5bIWR2
アリエノールは十二歳の頃に、すでにシチリアに送られ政略結婚の道具にされていた。
,､-rッニ二^' -、
,ﾍ/ ∠-ー 喜 ヽﾆヽ
７＾｀´ ｀ヽl､' .'､
天 l ﾘ , {>､<}ﾘ
ハ、lﾊﾉ l__,.ノｲ/i l ,)ｲ
/ トｧ=､ ' l .ｲ l! l
/ ヽっ ､__ ＝､ /／ l! |
/ ッ^ヽ.｀.′r／ ｌ .l! l
l /::::::}::7ﾊ>:7r:::'ァ、 |
| ーr'ｭ::l:::::::l:::トヽ{'＾ l
|ィ-'"´::ﾕ/ﾄ､::::l::ヽ_)、ｲ ﾊl
／::::／:::イ::个､ヽ::＼::::＼'′
/-‐／:::::/:::(_ﾉ::L_)ト::::ヽ:::::::＼
∠_:::::ｨ:::::::イハ:::ヽ:::::::l.-‐‐-｀
ヾ､へl-‐-､／＼l
陰謀、策略……そういったものを好む性格は過去によって育てられたものだった。
- ＿-
´:::::::｛く它ｱ｝:::::::｀
／::::::::::::::::＞三＜:::::::::::::::＼
/:::::::／]宀冖冖冖冖宀[＼:::::ヽ
/::::／]￣ | ￣[＼::::l
|:::/」 ' l| ｜ Lヽ|
|/｣| | | |ｌ ｜ [|ﾄ､
／|ﾄ ｌ| | | ｌ| j |｜ｌ | /小
〈//|ﾚ八 |－ト ｌ| /l｣⊥L| l〈{儿}〉
く/|:||ハ ＼ﾄｆＹＹＹﾍ /厶≦］l| |ｌ l下、
くﾉ| ヽ/〉l |｜| ＼/八＿ﾉノ| ﾘ | |l }〉
ｌ| | | {ﾉ | |｜ ￣ ﾉ / | |l
|| | / | ' ｲ ｜ |l
ﾘ｜ l ー－､ ' | ｜ |l
〃 | | _ ＜￣ イ | ｜ |l
// l /⌒Ｙ´ |＼_＞＜_／:| ｊ ｜ |l
// ┌くト--{入」::::〈{_艾_}〉:::/＼_′ , |l
// く￣| ト--く |＼:::〈八〉:::/ / //ー ､ |l
/／::::::ヽ| | |＼ト、￣ ￣ / //::::::::::::::＼
／::::::::::::: ﾉ ｌ | l rﾍ―ｚ＿ト-/ //::::::::::::::::::::::ヽ
＼:::::::::::く⌒ーく￣廴ﾉ| | | | /イ/:::::/:::::::::::::::::::::〉
/ / ＼::::::::::＼ ＼ | |、| | / /:::::/:::::::::::::::::::::/ l ＼
. / / ／￣￣￣￣￣＼ ＼ ｌ ＼ l /:::::/::::::::::::::::::イ ｜ ﾄヽ
/ ｲ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＿＿ﾉ＼ /:::::/::::::::::::::／ |l | | ｝
／ | 厶 - ┬― ┬-､::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::/::::::::::::::/｜ ||ｌ | |
| l| | ｌ ｌ| |:::::::::::::| | ｀ ー＜::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::| | |l ||ﾊ | |
ｊﾉ从 l| || |:::::::::::::| ヽ::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::ノ j ﾉ从 }ﾊ丿
154 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/16 15:58:49 ID:xg5bIWR2
今もまた政略結婚の道具にされようとしている。だが、そこにあるものは今までのそれとは異なっていた。
_,...-‐:::::::￣:::::::ｰ-..、
／::::::::::::_;:. -一ー- ､::::｀ヽ､
,..-::':::::::::::;／ _,.......-‐-..ヽ::ヽ:ヽ、
,.:':::::::::;:::/::::' ,..-:'::´::::::::::::::::::::ヽ:ヽ::ヽ:ヽ
/::::::::::::l:;'::::::|／:|:::ｌ:::::';:::::::::::::::::::::::ヽ:ヽ::ﾍ::ﾍ これからは幸福に……そして
: /::::::::;:.-ｄ:::::::|:::::::|::::';::::::':;:::::::::::::ヽ::::;;ゝﾍ:::ﾍ::ﾊ
::::::ｒ'´ /'|:::::::|::::::ﾊ:::::ﾄ､:::::ヽ､:::::::::rく::::::l:::|:::::l::ﾊ 愛する者と結ばれる事を祈る
::::::ヽ,ノ, |:::::::|::‐ト-､:｣_ ヽ､::＼ｰ/:::_ヽ:::Ｎ';::::|::::l
:::::::/ ./7r|::::::::ﾄ:::| ヽ､｀ヽ｀¨ｰ ,.-‐｀|::|::::|l:::| 普通の娘に戻りなさい。
::::/ /,'｜|:::::::::lヾ ,..-‐-､ 、 |::l:::;'||::|
::ヽ_/::l rﾍ::::::::::l ′ |::lｲ::||::|
:::::|::::::｀‐! l:::､:::::', ､... -‐ ￣! ,!::||::| l:|
ｌ::::|::::::::l:::ヽ｣;:::';:::::'., ヽﾆ ノ ,i':::;',:/ ′
. l::::|､::::::l:::::::::ﾄ:::lヽ:::ヽ ￣ ,.:'/!:〃
ゝH::::::::';::::::::l:ヽ',_ヽ::ヽ_ｰ- ､...__ ／:::ｌ l/
. ':;lヽ::::::ヽ::::::l:::l.＼｀ -＼￣二ニ二ニ＝ュ_
｀,.ゝ::::::',ヽ::',ヾ＿,...r'＾｀ ＾¨ヽ､
r‐' /ヽ:::', ｀ヽ､ｒ' （
ヽ､ノ ｀7ー'´ __.........__ {
｀ー-‐'¨ _,.r-‐'´ ｀ヽ._r
／,r' ヽ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
そう妹に告げる、獅子の声音もまた人のそれに戻っていた。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【第七章】（５）終
160 ：名無しのやる夫さん ：09/06/16 17:14:30 ID:wWjWcWsb
乙
もう銀ちゃんメインヒロインでよくね？ｗｗｗ
161 ：名無しのやる夫さん ：09/06/16 17:24:37 ID:HtnpFJjs
俺の中ではいつだって銀様がヒロインさ！
162 ：名無しのやる夫さん ：09/06/16 18:39:30 ID:peBQQBLB
この物語のヒロイン候補
本命 銀様
ライバル チルノ
大穴 インデックス
うん、間違いないな
163 ：名無しのやる夫さん ：09/06/16 18:52:35 ID:M190ghht
>162
おいおいおい大事な人を忘れてるぜ。
後ろの穴 阿部
186 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:47:20 ID:rijHW7uz
◆アスカロン
イングランド軍陣営
／ ヽ
／ , , ' ヽ
/ / / / / , / ヽ !
〃/ / ! l / ! ! ヽ | !
│ ! ! │ { ! | ヽ ! ! ! |
! /{ {. ﾄ｀ ト､ |ヽ !＼ ,ム‐ﾊ| } l
ﾚ ! iヽ !,,====ﾐ､＼l ,,====ﾐ ! l l ! ジー……
ヽ |.-ヽ!'l ,!､ ﾊl
/, ﾆヽﾄ ゞ-' ノ ヽ ゞ-' ,' / ﾉﾘ
,'/ﾆヾ 人 ｀_ / /ﾘ´
{ /ﾆヽ ヽへ ィ ﾊl
ヽ、ヽ } | ＞ _ , ィ´/ノ-､
_,' ﾚ′_,-‐l ／ ヽ
__/ | /､‐'/ ／ , ' ＼
/ ─ ' } /へ、 ／ ＼
{ / / ヽ､ , ' ィ ﾆ二二＼
, ｲ ,' 〉/ ／ ／／ , -―─-}
／ / / ／ ／／ ／ !
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
__ヽ_ｉ＿__
....:´.::::::::::::::::::::::::....
／ｉ／!ｨ::::::::::::::::::::::::::ﾄ:｀
. /.:::7／!/.::::ﾉﾊ!::::::ﾊ ヽﾊ::::ヽ ……あの、さっきからずっと
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ!｀:::::::::::!
イ:::::::::::::::::::::/!::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::! 僕を眺め続けてますけど
/:::::::::::,i::/:::/ i::ﾊﾉ＼::ヽ:::ﾊ:::::::::::::!
. ｉﾊﾊ::::::iｊ,' !,' ﾘ ､___ヽﾊﾉ ﾘヽ:::/ 何をするつもりですか？
ヽﾊﾘ', ‐ﾆﾐ ヽ ｀ィ≠､ !:/-.
ｉ } 〈 ﾋ::j ﾋ:::ｿ ﾘﾋ ,'
ヽﾞ､ ｀,,､ , ﾞﾞ ｀ ,__ノ
' . ｀＿ /
＼ `ｰ‐' ／ﾘ
＞,.. __.. イ ﾄ､_
. / | : : :ﾄﾉ ヽ
ノ ,ﾉ . : :/ ﾄ､
. - '／ ﾘ ／ | ｀ ､
,..-≠ ／ ,ｲ! /ｰ - | ｒ‐-､ j ｀ 、
. ∧ 'ｰ‐ｧ' 〉 |ヽ,＿__.ｊ/ ＼ﾄ､ ＼
. / } ／ ／ |::::::.:.::::::ﾊ ＼ ヽ
187 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:47:43 ID:rijHW7uz
／ｨ , / / / / ヽ,
/ / / / / / ,.' │ ヽ
/ / / l | / | | ヽ ヽ., ､ |
│ l | | ,∧ /､ | ＼. | │ ヽ, |
│ ィ | ,ﾍ､ |_,| | ＼ |＼, | `'j､│ | |
ﾚ │ ,ﾍ | _ゝ_メ._ ＼| _ﾊ,ヒ"_ヽ| |. ! ﾘ
ヽ | _ヽ Y 行ッr`､ ＿ jl ｲ:ﾏ丁j> /ヽ| ! ……何もしない。
! _ヽ!､ ﾄ､ﾝ |´ ｀l. ﾄﾍｿ | !) ﾙl/
／_-､ヽ∧.. ニ ' , ゝ .ニ イ /ｨ′ ただ、観測するだけ。
{/ _ ヽ｀l i _ ! ∧l
ヽ L`' ヽ.| ＼. `′ , ィ' /!
＼ ヽ }! ､ ／ /,ﾍﾘ
l .ﾍ ri ｰ ´ l/ |
r'ン / , ｨ' ／j ／ ヽ
r ‐' ヽ ＿jヽイ ::／ ,／ ＼
/ 三三三三ﾉ//､ ヽ.. ｰ ／ ＿＼
| 三三三三/ , 'ヘ ＼／ , ´ __ ., --ヽ
／ヽ三三三三 !/ 〉′ ／／ ´ ｨ´三 !
／ 三三三三三/ / ／／ ／:: 三三l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ ｀ﾒ:::::::ﾊ::l / ヽ ,.ｒ-‐┐ ヽ、:::::,ｒ‐､::::
ヽ、|:::::::l ヽ! /ﾄｲ ﾉ i::/ ,ヘ ヽ
｀l::::ﾊl ヽﾙ' ﾚ ) } ） l ……はぁ？
ヽ:l'´ヽ、 Ｕ (ソ ｒ'
｀ヽfﾗ､ ヽ._ノ:::: いったい何を？
ﾝ′ lﾊ:::::
ヽ‐´ _ l:::
、 ´ lﾊ
｀丶、 / _,. -‐‐‐-
ヽ、__,. イ／ ,. ヘ:::::「
（_,ｨ' ヽJ
___＿」_〉二! f⌒!
(´___,. -‐-、.:ヽ!:l.:.:l、
188 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:48:01 ID:rijHW7uz
:,:::::::::::: /::::／::::::／::: /::::::: !::::: |:::. |::. | i
|:::::::::: /:::/::::::／i:::::／ }:::::: ハ:::: ﾊ::: l:::: !:. |
::::::::＿!ム_∠__/;／ !:::: / l:::/ !: /i::::: /!:::: | 無論、あなたと、やる夫。
::::::::: |／＿ /／｀ヽ /:／ _,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |::::: !
::::::::: !,r=〒〒ﾐ==ヽ/' ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ:::: !
::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/
ﾍ::::::. | ＼ ￣ ノ ﾍ_.￣ /:ノ::: /!:::l !::/
ヽﾄ､::: l ￣￣￣ ｀; ￣ ７:::::: / .i:/ /
:ハヽ:::l＼ r_ｧ ／!::::: / /
::::::,-一 ｀ ､ _, ＜ |ｲ::::: / '
:::/;;;;;;;;;;;ﾉ. ｀ ‐ｒ-‐＜ 'l::: /
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`､;-､_;-´;;;;;;`i´ .',/
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
l::::::::::::::::::::::::::::l/:::/／:::::/ｲ ／ﾘ::::::::l::::::Vヾヽｊ:::::::::::::::
j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚ:::ｨ:::::::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::__::::::::::::/:::,:ｲ:::::/l::::::;ｲ::/:|:::::ｲ::l !::::ﾊ::::::l:::::::::::::::::
Ｙ,ヘ 1::ﾊ:l:/- |:::/‐|::/__l/ |:/ l/ l::::i !:::ﾊ:::/|:::l::ﾄ
| ,〉l::i lノ,ｨｒ-ｒ-､｀ﾞ‐ﾘ‐' _ﾚ'-‐'lﾅ ﾘlﾉ::/ﾘ ……では、どうご覧になりました？
l （ゝ V くゝソ ｀ /ｨて「｀ﾒ / lﾙ'
＼｀ i ー ゝニ ' / あのやる夫を。
iｰｨ /
, '´＾ﾘ ﾍ i /
ｒ' j ヽ ‐ 〉 '
| ヽ､／ ＼ -‐- -‐ ／‐ _
/ l 、 ｀￣´ , イ｀､ ￣｀ヽ
／| ', ｀ ､ ＿ , 1 ヽ ヽ
189 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:48:26 ID:rijHW7uz
. / ヽ ＼ ＼
,' / / l ＼ ヽ
! / / / ,' | l ﾊ ﾍ､ヽ､_, 基本的にはほぼ同質。
. | ! l ｌ / / ,ｲ ! i ! l ヽ ',｀￣
. l | l ｌ ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l ただ違うのは、彼は常に敗れる人で
ノ | ! │ | /_／/ ／/ / ,' ∧ / | / j ｌ│
ﾉ l ｧ| |尢/‐=乞t/ ／ /∠ﾆ｢厂! / ,/ / ﾘ 勝つことを求めてはいない。
ｲ 八{´ｌ !ﾚ. Vﾊ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zﾘ /}, '/／ 闘争への熱意の欠如。
ヽ ', | ` ー―‐‐ ' ､ `ー-- ﾁ' /
`ﾍ lヽ _ 厶 ./ それがあなたや陛下と異なる。
', {.代ﾄ､ , イ | /
＼_'i| ＞ ､ _ , イ/ V ｌ./
／ ヽj {｀ヽ ′
. _ ／ ｢´ ヽ} ＼
_, -‐ ´ l‐--‐､ ＿ -‐ | ` ｰ- ､
. r＜＼＼ ヽ '´￣ ___ ｀ヽl| / /ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
... .-‐…‐-. ..
. .::´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:...
. ／ !:.:.:.:.:.:,ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.rｖ ｘ''｀ .､
/ｲ／ﾚ'ヽﾊ/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｊﾊﾉヽ!｀:.:丶
ｊ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .､
i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｨ.:.:.:.:.:/.:.:.:/ｉ|ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:/iﾉiﾉ!::/iﾉi:/ノ ﾘ､:.:ﾊ:.:.:.:.:iヽ ……はぁ
ｖ‐､.:.:.:.,' ｰ‐ﾉﾅﾆ､′ ｒ‐i/-ﾄﾉﾊﾉ
. { ､ ヾ:::! < ﾄィj ｲ7ヽｉ/
ヽ ( ﾊｉ ｀ﾞ . ｀ﾞ ,′
):.:.:.ｉ､ 〉' ﾉ
ﾉﾊ| ､ - - ／
ｒ‐‐‐| 丶 ／
ﾉ ＼! ﾞ ｒ‐<
／ヽ ＼.__ |、 ｀ヽ.
. ／ ｀ヽ ＞､ ! ヽｉ ｒ‐ 、
. ／ } / ﾄ､ ｊ ∧ !＼
/, | /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ ＼
190 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:48:45 ID:rijHW7uz
.// .:! :| : /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:|
i,i .::| :|: :: !,/_ﾑ/_ l:/::: l:: !l::! i::! 結論から言って、あなたは負ける。
. ! l .: : .::::| :i:.:: ﾚ',ｿ,＿/｀!::/i:/ i:! |
. !.:! ::. : .:.::/´', !::: | ! ヾ.i´:i｀ !/ / !
i:l', :::::. :. ::. ::〈 ､'_ﾞil::::. |.| j_ｿ ﾞ､_
ヽヽ､:::::::::. :::.::::＼ニ',::. ii::! ﾉ
ヾ､i::::l::::l::::',:| ',::. !',! ｨ´
i|ヾ:!:::i::::/ヽ ヽ. l 丶. /
ﾉ /ii/lノ ヽ:r‐y┬ '
イ'"｀'‐- ､ / ヽl/ '
/ ＼__{ヽ､
／_,, -‐‐‐-- ,,_ ＼_,ヽ‐､
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_,.. -‐―-―-、_
,.. '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::...、
, ':::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::`..、
_,,,... ':::::::::::::::::::::::,::::::ハ:::;::::::::::::::::::::::::::`、
,ﾌ゛::::::::::::::::/:::/;:::::l l;ﾊ;;;;;;',:::::::::::::::::::.,
,.;::::::::::::::/l::/ l/ l人! l; l::N l:l::::;:::::::::::::;_ ……え？
/ l:::::::::::l. v ..__,....., -...,,,,_' j/ l:::::::::::l
.l/l:::::r -'~_,,..._ ;. ,- 、‐-l:::::::,'' どういう事ですか？
j::, ,;' .f:::i ﾞ .f:::i ヽ /:}'
lヽヽ '` '" /~.l
`、(ゞ. ;: /) ,.'
` 、 /／
ヽ、 - -- ,. '~
.i. 、 ., i′
__,j ` _ ,.. ' l._
r' ,. l l 、~ヽ
l .ゝt lkl l
_,. -'/ l / ヽﾞ';,
_,..-" / _ l‐--、 .,-―/ ヽ、ﾞ'':.,
,.-" / r~ l l ' f .r～, l ﾞ'':.,
191 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:49:00 ID:rijHW7uz
_／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
ｰ=ﾆ ｧ: : : : : :／: : : :/: /: : : : :､: : : :｀ヽ: : : : ヽ
/ ,: : : :〃: :/: : /: │: : : : :lヽ: : : : ﾊ: : : : :.ヽ
. / / : : //: :/: : /: : │: : : : ::|: :!: : : : i|: : l: : : :ヽ 戦いには勝つ。でもあなたは決定的に敗北する。
/ ｲ : : : l |: :│: :j : : ∧: : : : :l: :|＼: : ｉ|: :│: : : :.＼
l/ |: : : :| ｌ: :∧: :ﾊ: : l '.: : : :ﾊ j ヽ ｉ|: :│: : : :}
││: : ｌ|│ﾅ下/-ヽ | ヾ: :/_ﾑ'― 弋|: :│: : ! j
j. │: : |i V ,ｨテ圷､ヽ ∨ ｨチ示k l: : ﾄ: : Ⅳ
ヽ: : | ﾊ` Vf:::::i} Vf:::::i} Y|: : ﾑ N
ヽ |ﾍ i l ゝー' `ー'' ﾊ!: :,) }i|
｀l: :ヽﾑ ' /:/: :ﾙｲ
', : : |ﾍ､ ‐ ｨ' /: :/
ヽ: :ｌヽ ＞,､ イ/７: :/
＼! Ｖ厶|＞ｰ ＜ﾚ_'/ /／
, '´/ノ L､ ／
,.-' | ___.＿ | `ｰ､
_..-‐'´ |´ ＿｀ ｰ<| ｀ｰ､_
ベレンガリアの不吉な予言。ウィルフレッドはあまり気にはとめなかったが後にその
予言どおりになっていくのだった……
192 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:49:23 ID:rijHW7uz
◆イェルサレム
|
.ii |
i i .| | ii
.i i i i i i:i. i:i
|ﾆ | l__l ﾊ l l | |
| ! ! ! ,. -''" ￣ ｀`''-､ |-||=|
_|___|_| | ／:::/: ヽ ＼ |: ||: |
}三:{}三{ ∧ /ｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪ ヽ_ [ﾆ｛ﾆﾆ}
| .||--| ﾃ.'''''i'''''i'''''''i''''i''''i''''i'''i'''i'''i''i''''''i | | |
| .|| | _,, - {ﾆ ｧﾆ､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ｧﾆ､ | | |
| .|| | ∠二______|:| | ．||／￣￣＿￣￣`n; | ．l~｀ヽ､＿ | | |
| .|| | _,ｌ____ _____|::r' - ,.ｲ;彡i iミﾐ;ヽ､. .::!" ･iニニニｌ,,___ | | |
|____||--| _|二|||____H._r-|::| ･ / i^i l＾l| |l＾l i^ｉ::ヽ:| |___________|::::＼..._ | | |
| | l | ! |=ﾆニﾆ=､l::| ･ i^i.i^i.i^i.i^i.i^i.i^i.i^i:::| ： ! iﾆn二nﾆﾆﾆｌ二i, | | |
l :| l_,,,,--|__･__ﾚ'二 ヽﾆ＼! |二二二二二二:ヽ:| | /__,.．- ､ヽ三┐i |-:|==|_ _ _
,'_____',／, へ___|,,, ／￣∩~＼./二二.|/i⌒iヽ /i⌒iヽﾆﾆﾆﾆﾞ:l ∩∩|::iヽ､＿__＼ |==| LLL
, ,| _,.．-'''" ￣| ∩ ∩|￣￣￣| |--| , -┸ ､|--|-ﾄｉ- , -┸ ､. ｎ !::! , --┸-.､ ;;
,, | ／i ri ﾛﾛ ﾛﾛ | ∩ !_＿_＿_| | ／ ﾞヽ.|._|／ ﾞヽ_|::| , ∧ ,.;；:,;；;';.,,:：:
三三 !_ﾛ,.;i；';;;,, r'ﾆﾆ／三.;ii';;,,二Ｙ----i./: . : .: .: .: .: .:.;；:i:：､; ｎ nヽ:| _/ |lL| ,.;；:;,.;；';.,,,',,
,; ;;;|ﾌ,.;；,.;；:｡:；;ヽ ri | ,:：､;:,,;,;,, |, r==､_______________;：､;:；;:：;､=======ﾃ , -'"￣｀ﾞヽ､ ｡;:.;；:;:；;
；,.;；:｡）;:；;:：､;; ;;:：､;).|__| Yii;:i；;:/; ;ヽ/ﾆ|.i i i | ；:;,.;；';.,,,',ﾉ,.;i；,.;i；';.,,';.,.;i；';.,,,ﾆ／: : : : ヽ';.,,,；:;,.
193 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:49:41 ID:rijHW7uz
すでに聖地にも、やる夫が皇太子の軍二千を率いてアスカロンで五万のイングランド軍と交戦したという
報が届いていた。
やる夫殿は裏切ってなかったんだッテー
∧,,∧ ∧,,∧ ∧_∧ ｿｰﾅﾉｶｰ
∧∧ ∧∧(´・ω・)(´・ω・｀)(・ω・｀) ∧,,∧
( ´・ω)(ω・｀ )l Ｕ) ( つと ﾉ Ｕ Ｕ (´・ω・｀)∧_∧
｜ Ｕ ｜と ﾉ`ｕ-ｕ' `ｕ∧,,∧ ∧∧（Ｕ Ｕ) (・ω・｀) ずっと敵に囚われていたﾝﾀﾞｯﾃｰ
( ´・) u-ｕ ( ´・) ( )(・｀ )`ｕ-ｕ' ｜ とﾉ
（l ) （l )（ ) ( ﾉ∧,,∧ u-ｕ へ～
`ｕ-ｕ' `ｕ-ｕ' `ｕ-ｕ' ..`ｕ-u'( )
（ ) 漏れ達のために戦ってくれてるﾝﾀﾞｯﾃー
`ｕ-ｕ'
それまでやる夫が裏切ったと思っていたイスラムの兵士達の中には
涙して自分を恥じた者も居たという。
.: : : : : : : : :: :::: :: :: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . : : : : :: : ::: :: : :::: :: ::: :::::::::::::
. . .... .:::::: ::: ::: : :::: :: ::: ::: :::::::: なのに裏切り者だなんて漏れら恥知らずじゃ……
∧＿∧ . . .: : : ::: : ::::::
/:彡ミ゛ヽ ） ､ . . .: :: : :: ::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: :: ::: :
/ :::/;; .ヽ ヽ ::ｌ . :. ::: ::: ::
￣￣￣（_,ノ ￣￣￣ヽ､_ノ￣￣￣￣￣
194 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:49:58 ID:rijHW7uz
◆エルシード館
∧
<⌒>
／⌒＼
］皿皿［-∧-∧､
＿＿＿＿＿＿＿_∧_／＼_|,,|「|,,,|「|ﾐ^!､
／三三三三三三三 Π . ∩ |'|「|'''|「|||:ll;|
＿＿|￣同￣同￣同 /￣￣∧￣￣￣￣∧￣＼
... _/＿＿|==／＼＝＝＝ﾊ,￣￣|「|￣￣￣￣|「|￣￣|
/_| ﾛ ﾛ 「￣￣￣￣￣￣| | 田 |「| 田 田 |「|［［［［|
|ll.|ﾛ ﾛ /|.l⌒l l⌒ｌ ｌ⌒l l´| | |「| |「|ﾐﾐﾐﾐﾐﾐ､
/〃￣ /::|.| ,,|| ,;:'ﾞ ﾞ｀ヾ,,.| | 田 |「| 田 田 |「|:::::::::::|
| | | :|.|,;ヾﾞﾞヾﾞﾞﾞ'';;,,:::ヾﾞﾞヾ''""``ヾ;;,,""~｀ヾﾞﾞ`ヾ､´ﾞﾞヾ"
''""``ヾ;,;ヾﾞﾞヾ
195 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:50:27 ID:rijHW7uz
そしてここにも……
/:/l / ....:/::::::::/:::::::::::|:::::::i::::::::::ヽ::::::::::､::::::::::､::::::::::::::|
/// ..:::::/:::::::::::::l::::::::::l:::::::::::::::!:::::::l::::::::::::::',:::::::::',:::::::::::',::::::::::::|
l:/ l :::::::/:::::::::::::::|:::::::ﾊ:::::::::::::::|!::::::::!::::::::::::::',:::::::::',::::::::::',:::::::::::|
l! |:::::::::l::::::::::::::::::|:::::::| l:::::::::::::::|'､:::::::ﾄ､:::::::::::',::::::::::',::::::::::!:::::::::|
|! |:::::::::|::::::::::::::::ﾊ:::i:::ハ:::::::::::::ﾊヽ:::::l ヽﾄ､:::::::!::::::::::!:::::::::|:!::i:::| （情けない……私は情けない）
|:::://!:::::::::::::::|ﾉｨ＝=､l:::::::::::|l::i:::＼| _,,.ミ::::::!:::::::::|:::::::::|::l:!:::|
|::/ﾘ |:::::::::::::::{ヾ|lｿ､::::ﾊ:::::::::l ヽ!‐ｨ='ﾞ´::::::ﾄ､ﾞヽ:::::::!:::l :ﾉ:::ﾘ:::|
ﾚ' i !:::::,::::::i:ﾊ ｀ﾐﾊ_;:､ﾉl＼::|! l |ﾞ´'::::::i::l ﾉ 〉:::::::|:ﾉﾉ::::::::::ｌ:|
|::::ハ:::|i l ゞﾆﾉ/ ｀ ヾiﾊﾆソ / |:::::::::ﾚ'::::::::::::::i:!i
|::/ ヽ|.|::ﾊ ::::::::::: :::::::::: i:::::::::::l:::::::::::::::::l:::|
ﾚ _, ィ'l l ´ l::::::::::::ト‐──-､:|
ﾉ:::::| |::::::｀ヽ､ ─- ,. ィ/:::::::::::/ ＞ ､
ハ:::::| |::::::::::::| ｀ ‐- ..,,,. -ィ'´-'´/:::::::::::/ ／:::::::::::::）
l l:::::| |::::::::::::| l:::::::ﾚ'´:::::/:::::::::::/ ／:::::::／ !
| |:::::| |::::::::::::|:::::_ ＼::::::::::/:::::::::::/ /::::::／ |
| |:::::| |::::::::::::|:::○ ／/'￣/:::::::::::/ /::／ |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,. -‐:'.:.::.:.::.:.:.:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..､
／.:.:/:.:.; :.::..:::.:.:.:.':,:..:..:..:..:.:.:.: :ヽ
/:.:/.:.;'､.::.!.:.::::.:::::.:.::.:.';.:.:.:.:.:.:... :..ヽ （自ら確かめる事もしないまま、ずっと疑って恨んでおったのに……）
/:/j─-- ::_､:._:::::::::..::::.:.';:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:..:',
ﾚ/ ｀ ‐- :._;_:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i （その報告を知らされるまでずっと疑い続けておったのじゃ……女々しい）
', ｀､ _ ｀!::.:.:.:.;.:.:.:.:.|
. ',. ヽ ｀､ー‐,─r─---!;:::.:.:.;.:.:.:.:.| （※男子たる者のあるべき姿ではない……）
', ',. 丶 ﾉ.:.:j ゝ::::::::::!:;::::.:.;.:.:.:.:.|
. ',. ', ｀､:.:/' j::::::::;:r!::;:::.:.;.:.:.:.'.| （詫びる資格すらない……顔など会わせていいわけがない……だがここで）
',. ',. ∨ ';: '´ i:::'::::.;.:.:.:.':.|
', ､ ＼ i !:::'::::;.:.:.:':. ! （じっとしているわけにもいかない……わかっているのに身体が動かない）
'､丶 ＼! |:::;:::::;.:.:.':.:.|
丶 〉､ :... ヽ. !:::;:::::;::::::::::| （ええい……情けない情けない……私の馬鹿者ッ！）
ヽ.:::ヽ :.:､:.. '; |::::;:::::;.:.:.:.:..|
{.:::::!ｒヽ:.:i.:.:.:. j |:.::;::::::;.:.:.:.:..l
/!.;.::ｌｌ ヽ:':.:.:.: /j│::;::::::;.:.:.:.:. !
. ,:' l:ﾊ:!l :.:.:.:// !.|:.::;::::::;.:.:.:.:. |
{ ｀ll :.:// ! |::::;::::::;.:.:.:.:...|
! ＼.:ノ/ ! |::::;::::::;.:.:.:.:.:..! ※しつこいようですが姫は女性です。
196 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:50:52 ID:rijHW7uz
__ ,.-￢- ､._
／ '´, ､ 、 ｀ヽ､
ｒ´ / l ヽ ＼ ､ヽ
/ / /l. l、 ＼ ヽ ', lヽ
/, l. / /´ヽ lヽ ヽ. ! ヽ. ト ヽ､
'´| V '＿_ヽ. ﾄ＼､＿',| ',｜ 失礼、殿下はいらっしゃいますか？
| l. ,| | __ ＼ﾞ､ヽ.__ヽl. ﾄ.|
lﾊｌﾍ｜´ ｀ ヽ´ ｀｀〉,^! | !
l＼ｌ| | //ｨ N
| ﾊ ヽ ＿＿ /ﾊ/ ｀ _
'′lﾊn＼ ｀ニ´／! ! ,ｲ |
_,.-' /ヽ ｀ - ´ ,ﾊ＼ | |ヽ
_, - ' / | ヽｪ､ ' | ヽｰ､ _ | ﾄ. ヽ
,.､-‐ ´ / ｜ / 〉 | ヽ ｀⌒.l ヽ',ヽヽヽ
/ ヽ 〈 ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|､ ,〉 | l_! ヽ ﾞl
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/| ＿＿＿＿
ヽl, -‐´::::::::::::::::::::::｀ヽ、
／: : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : ､: : :､: ヽ、
i /: : : : : : : : : : : : l l : :ハ
| : : /. ./. . . . ./. . . . . .l. . l: : : :',:::::ﾊ ウマル先生……
l : :/〃: : : : : l: : : : : : :l: : :|: : : :l ハ
| : :l/::|: : : : :〃 ／l |: :l| l; :l: : : l |: : |
l : :::::::l: : :./ﾄ/x-､/ l / r/',ヽ|: :ﾊ: : :l
l ::::::rl l /く/i{ |:jﾟl`l/ |jﾟl lヽ::|ﾘ∨
| ::::::l（| | ヽ_;;/ ヽ' l l/
l :::::::`l |､ 〃 ｀ 〃 ,l |
| :::::| | `,- 、＿',. イ´l |
l ::::::l l´ l,| | ヽ､l l |、
|＿ ,-‐| | 「,-‐-､ / `l l､l_
/ヽヽ､ l | t／~ヽ/ | |'´ ヽ、
197 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:51:07 ID:rijHW7uz
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.､_
./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::ﾞ''ｰ､
|........ :;:::::::::::／.:::::::::／:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
.l::/:::::::::l::::/........./.... ／..............／........./........ ﾊ:::::|:::::: :| 報告はもうお聞きになりましたか？
l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::／:::::::::::::::／.:::::::／::::::::/::::/ .|i ...| ､: .|
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.::::／/:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／ /::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ 攵;:cﾘ￣`/／ /,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::| |:!
.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:| ￣ /'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::| ／､ /:::::::/.|::l.|:: l
,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ ｊﾉ.l::/
/,.;:;:;:;/／ｊﾒ ヽ:::::| -‐.T:::::／ j/
／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ, ＼.ヽ;::ﾄ､ ｀ｰ-- -‐ ,:ｲ l::::/
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, ＼N. ` ､ ー ／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ､ ／､ﾞ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､ ＼__. ヽ､::,＼
;.;.;.;.;.;.;.;.;.l:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;＼ /-､{;:;:;:,.ヽ､
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/::: , ' :::.:::.:::.:::.:::i:: ::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:: ヽ
/.:..:/::..... ,.:......:,:...,|..|........|ｉ:.､..........:...､､ヽ
|:!::/::/:::/:::/::/:::/.|::| :::.::| !::|!::.:::.::|:::.!:ll::!
||: {::,!:::/|::/::/::/-l:/|::.::.!|-!:l !::|::.:|::.:|ｌ:!l:! ……はい。
|:´/ |:/::ﾚ':/_l/_ l:/ !::: l:| _l/ |:||:::l:::/ l|.!|
. |::.:| |:::.::lヽ !::: |｀ .!::/l' /::Τ>!:/|/ /' ﾘ
.!::.::ヽ.!::.:::| |'-ﾉ/ l/ |､/|' .|/
│:::.:::｀|::.::| ￣´ ‐ ' /:|
|:::.:::.::::|::.::|ヽ _' /::.:|
!::: :::.:: |::.:::!::| ｀丶、 , '´|::.:: !
|, -‐ｰ-| ::::「ヽ ｀{'､ ::__::|:::.::|
/ |:::.:::|､ｰヽ.＿ ! ヽ !::.::「ヽ
! |:::.:::l ＼｀ヽ` ＼ '´ヽ. ｌ:::: ! !
198 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:51:28 ID:rijHW7uz
r－＜_::::::::::::::::::::丶､
, -―/:::::::::::::::｀::::::::::::::::::::::::::`丶､._
／:::::::,､!:::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
／/:::::::/::｀!:::i:::::!:::::ヽ:::::::::ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::! ……では、何故あなたはここに居るのですか？
／::/::/:::/::::,､,!:::!::::ヽ:::::ヽ:::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::::::::|
／,.イ::::/::::!::::/ .!::ﾄ､:::::ﾄ､::::ヽ::::::::::ヽ:::::ヽ:::i::::::::::｀､
/:::,ｲ::::!:::/__ !::!ヾ､::!_,>-‐ト､,_::::ヽ:::::!::::!::::::::ﾄ､ゝ
!::::ハ:::!ｲ´ ｀ .k ! ヾ:! ＼! ヾ｀::::lヽ::!::::!::::::::!
!::/ !:::::::! -‐- ヾ､ ヾ-―- ヽ:::::!::ヾ!:ﾊ::::::::!
ヾ! !:::::::! ﾉ 〉､!::::/ヽ|:::/ﾘ
!::::::! く !::::::::/‐,ソ:/
!:::∧ ｀ !::::,.ｲ‐'/!/
!,/ ヽ ー―-- ,.!::/ ﾄ､ﾘ
ヽ ￣ , -'´!/ ,ハ
>┬―''"´ ／ ヽ
_,,..-‐'´! ヽ､ ／ ,ｲ｀`丶､_
_,,..-‐''´ /! ,>-＜´ / .! `'ｰ-､_
_,,.-‐''"´ / ! /:;:;:;:;:;:ヽ / ｀ﾞ''ｰ-､,_
r'´ ! /ヽ､___／｀＼ / ｀ヽ
/ !/ /;:;:;:| ヾ ヽ
/ /:;:;:;:;:;! ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. --- - ､
／: : : :: : : : : ::＼
/: : : : : : : : ＿ ,∠:入
/ﾆ＝－:: ::|:: l::::|::::. |: : |
|: :::::|: 弌::::|弌h:|:: : |::: .| ……それは……その……
Ⅳ::|Ⅳ奇:::ﾄT奇T::::|:::::::|
Ⅵ: :}辻 辻 |:::/::::::::|
|: :ト､ '｡_ ,､ 久‐‐ｭ:::::|
|: : |「}三 ＼|:ノ∠＞;:|
∧:::::Lユ |〈:/::: : : |:|
199 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:51:48 ID:rijHW7uz
,;.:_:;.:_;.:_ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶､
/::. : : : : :`丶､: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
,ｲ!::::. : : : : : : : : :`丶､: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
r:::/:!::::. : : : : : : : : : : : :ヽ､: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 男子ならば疑問には常に即答しなさい！！！
ｲ::/::::!::::. : : ､: : : :ヽ､: : : : : ＼: : : ＼ : : : : ＼: : : : : ヽ
ｲ/:::/::::ﾊ:::::.::＼: : : : ＼: : : : : :＼: : : ヽ: : : : :ヽ: : : : : ヽ 私はあなたにそのように教えたはずです！
ｲ/::::f:::,ｲ ヾ::ﾄ､: : ＼: : : : :＼: : : : : :ヽ : : ヽ: : : : : ヽ: : : :}
. ｲ::::!::f::::! ヾ:::k ＼: : ヾ: : :: : :丶､: : : ヽ : : : ＼: : : : ヽ: : ﾄ さぁ、答えなさい。何故あなたはここにいる？
ｊ::::!:::!::::! .,,_ ヾ:ヽ ＼ヽ､ _ ,､-‐ゞ､: : : : ヾ: : : : ヽ: : : i : : !
. i::::!:::!:::::ヽ, ｀ﾞヽ, ヾ,r'",,.-＝ｚ ＼: : : : ヾ: : : :i : : 1: :/!
!::::!::ﾄ､::::::ヽt〒ﾊ､ 'ﾞゞ-'‐゜ ）ヽ: : : : 丶: : ヽ! ﾉ
!::::ﾊ::! ヾ :::::l｀¨´ i｀ ヽ: : ,.: : : ゞ: :ｲ
!:::! ヾ i:::::::!. / ｿ:, ヽ:ヽ:ヾi
ii ヽ::::ヽ 〈.,__ ゞﾚ :ﾊ:ﾄ､
ヾ:::i 丶､｀ ＿＿, ヾﾚ/ヽ､ _ _＿＿
ヾj ＼ ｰ .／ ／ ／
丶､._＿,,.イ ／ ／
丶_,／ ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ ／ / ヽ ヽ ヽ ',
// / / | | ｉ ! ! |
|.ｉ ! !⊥｣ ﾊ | ｉ | | | |
| | | 从 ｀ﾄ | | ､＿|＿_｣, ィ | |
| | | |rえﾄ､ ヽ| ｨぇ=z ＼| | |
∨|ﾊﾊ ﾄ::ｉ} ヽ ﾄ::刈 〉 | | | 答え……られません……
|ﾊ Vr} ﾋr少 ∧ﾊ 八 |
| と⊃ ⊂⊃ 人 ム ヽ |
| | ＞､ ヽ _ イ/ /::::＼ ｉ |
, ＜＞ ､. | |/ |::::｀¨丁zｭ / /::::::::::::＼ |
＜: : : : : : : : : ＞ ､, V | ＼::::::::|⌒/ /:::／￣￣} |
: : : : : : : : : : : : : : : : : ＞ ､ ∨ r:‐＼::::∨ ∠∠./ | |
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞＜. {: : : ｀孑'´: : : :/ { |
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞弋 : : 欠__: ／ ∨|
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞ ､{: :/＿＿＿＿___,〉.|
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞＜, ﾆﾆﾆｱ/ |
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＞ ､/ !
200 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:52:28 ID:rijHW7uz
i: : : : : : ;;;;;;;;i i : : : : : : : : : ;;;;;;,, : : : : : : : : : :
.､ .i : : : : : ;;;;;;;i i : : : : : : : : : :;;;;;;;, : : : : : : : : :
ヾ;､ 丶: : : : ;;;;;;;;i i : : : : : : : : : ;;;;;;;;,, : : : : : : : :
`､丶: : : : ;;;;;;i 丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;., : : : : : : :
..i`.､ ヽ丶: : : :;;;;;;;i 丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;;,, : : : : : :
...l b:`:.､i. 丶: : : :;;;;;;i 丶: : : : : : : : : ;;;;;;;;;;;;;,, : : : :
l.t:::ty:l 丶: : : :;;;;,,i_, - ‐＝＝=====ｯｭｒ｡＿:_ ;;;;;;;;;;;;;;;,, : : : :
``ｫ;;;j| 丶: : : ::;;;i : : :ｪｫ=- :＼ : : : : ￣:￣;;;;;;;;;;､;;;;;;,, : :
. ;l 丶: : : :;;i: : :": : ＼: : : : : : : : ;;;;;;;;l:＼;;;;;;,, : この愚か者！！！！
＼ / .∧: : : ;;i: _ｨｪｪ､_ ＼: : : : : : : :;;;;;ヽ: :＼;;;;;
.＼/ / : :ヽ: : :;;i :-`´｀≡ｮ､_ ＼: : : : : : :;;;;ヽ: : :＼
＼ /: : :ヽ: : ヽ : ｀､ |;;o｀k‐y-r,,,,_`__､: : : : ::;;;丶: : : :
. `<: : : : ヽ: :ヽ ヾ､.ヽ;;;ヽ`' ﾉ;;;;'-'''''':＼;;;; : : ;;;丶: : :
ヽ : : : 丶::ヽ ｀ ` ｰ｀´." : : : : ＼; ; ;;;;丶: : :
` ､. ヽ: : : 丶ヽ : : : : : : : : : ＼;;;;;;;丶: :
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
│ / / │ ,'j ＼ /| /││ │ ! l | ∧ ヽ
| ,' |l / /| / | /＼ / l | | l | | | |＼ 丶
| | /jl / ,l:/ 斗≠=zＶ＼ Ⅵ /j∧ 斗 /ｰ │ | いいいいだだだだあっだいだいだいだいだいｲﾀﾞい！！！
. | j/ ! l ,′≦/ ぇf云 ヾ、`ｰ' | / 孑z∨| / /!│ |
／ﾘ | | | ＾ {i7:::::r} |: / ｲぅ云 ヾ/| / l/ ∧ | ちぎれるじぎれるもげるもげるぅ！！！
. ／ ,′ /|l /{_ﾙ Vﾄ:イﾘ j/ {i7::::r} }} ! / / |│
／ / 八jⅣ:〃 と)=‐' Vﾄｲｿ /|: / / !/
. ／ , '´￣￣￣｀丶Y .:.:::::: , ｰ=' / l|∧ {
/ ／ ヽ ∠斗ｰrｰ-、 __ ′ .:::::.:. ,' | ヽ |
. / ／ _j／ ヽ ﾉ ＜辻.¨二ｱ / │ ＼|
/_／ ´ x─＜. ＿ ｲ :|
／-=¨入 ￣｀ヽ､ ＜l │ |
xくこ-‐ァ':::::＼ ＞r＜::::::::::: |＼| |＼
厶-─＜＼::::::::::＼ / ::::|::::::ヽ::::::: | :: | |::::::＼
＿＿__, _-―=彡::ﾍ:::::::::::::ヽ＼:::::::::::＼ ∧ ::: !::::::::::＼:::| :: | |＼:::::::＼
201 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:53:01 ID:rijHW7uz
,／:::::::::::::::::::;;;;;;;;::::::::::､._
,____／::::::::::::::::::::::、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::｀ヽ､
／::::::::::::::;;;;;;;;;:::::::::::::::::、;;;;;;;:::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::/;;;;;;::;;:/::::ヽ:::::::::ヽ::::::::::::::ヽ ヽ
/::::::::::::/::::::::/ｉ/|:::i::::::ヽ:::::::::::ヽ: ｉ ｉ
/:::::::,,,,/::i /;;;;|;;i::ｉ:::: ヽ;;;; ヽ:: :ｉ :!:::ヽ おまえは恥を知らないのか！
/::::ｲ::::::::ｉ::|::::/,,--,,|::ｉ:::::::::::::ﾄ;;;;;;:::::::ｉ::::::::::!:::::::|:::ゝ
/／/::::::::ｉ::::|:::::ｉ:: ::!:::ﾄ,::::::::::|ヽ;;;;::::::::ｉ;;;;:;;;::|::;;:::ｉ:::| この大馬鹿者！！
ノ ｉ::::::::ｉ::::;;|::::/:: ::ｉ:| ヽ::::::::|:::ヽ;;;:::::|::::;;;;::|;;;::::ﾄ::|
ｉ:::::::::!:::::::!:,ｲ--,,_ ヽ:|::ヽ:::::_>-斗--;::::::ｉ;;;;::::iｿ ! 取り違えるな！
i::/|;;ｉ;;;ヽ:!z====`, `'ヽ:::ヽ|===ヽ:::ｉ;;;;:::;|;;;;:::::/
|;/ i;;;i|;;;::::i:::ヽ;;;;ｉ, ::ゞヽ;;::::ｿヽ:ｉ;;;;::/;;;:::/
| ｉ;;ｉ ｉ;;;:::ｉ,:: ￣ :; ￣ /;;:/|;;;:;/
|;:ヽ!;;;::|:::, :::! ｉ;;;/ｲｉ;:/
|;;;/!;;;:::|::: ::;; ｉ;;;:/::ｉ;;/
ｊ:/ !;;;ハ:: ヽｉ /;;ﾊ:::/
ヽ::ｉ;;;;＼ ___ ___ ／ﾘ;;ｉ ｿ
ｿ ﾍ;;;;l＼ - ／|:::/ !
ヽ_ﾉ:::::＼ ／::::|ヽｉ
/ ヽ:::::::`ー-´ ,／ ヽ、
／/ ヽ::::::::::::::／ ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/: : : : :/: : : : : ::/: : : : :/ |: : / |: : : : |: :|＼: :ｉ: : : : !:ヽ: : |
/: : : : :.|: : : : : :/: : :.!: :/ .ｉ:./ ハ: : :ハ | ／|: : : :.|ヽ !: :|
,': : : : : :|: : : : : :ト､ _.! / |/ / }: : | ﾘ厶=く!: : :.| |: /
ｉ: : : : : :.|: | : : : : : :/ ｢ ` ト ､_ |: :/ イ忻ﾊ}/ ﾄ: : | ﾚ
|: : : : : :.|:∧ : : : : :| z ﾁテ示ヾ' |/ ﾄr::ﾘ ハ: :! は、恥は知ってます！知ってるから彼に会えないんです！
./: : : : : : :|: : !＼ : : :| く ﾄん::r} {少' {: :!ヽ|
./: : : : : : : : : : :{ f ﾄ: : | Vr少 ヽヽ ∨: :.ﾊ 何が取り違っているというのですか！
: : : : : : : : : : : 八. |: : :.! ¨´ヽヽ ` 人: : : !
: : : : : : : : : : : ／ヽ!: : .ﾄ､ ,_ ／:::|: : : : !
: : : : : : : : ::／::::::::∧: : ', ､ ´ ィ:::| |＼: :.ﾊ
: : : : : : ／::::::::::::::::::∧: : ',. ＞- ､ __, イ:::::::::| |::::/＼|
: : : :／二ヽ:::::::::::::::::::∧: :ヽ / |::::::::::::::::| |:/ ヽ
r‐＜::::::::: ＼＼:::::::::::::∧: : :.＼_rz===z |::::::::::::::::| |
202 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:53:22 ID:rijHW7uz
::| i-ｰ'ｰヽ ﾍ::.. ＼ i::. i:. ヽ ￣｀ヽ＝､
::| ! ヽ. ヽ:::.. ヽ '::. l::. ヽ
::| : l ヽ:. ヽ､::.. ヽ:.. ':::. !::. i
::l : .: ! ヽ:. ヽヽ､::.. ヽ::／ ':::. !､:. |
:::i :: :l: l ＼ ヽ ＼／ヽ:::. ':. | ヽ:. !
r┤::: :l:: | ￣￣｀｀`ー- ＼ ヽ ,r‐ｧｫﾔ､::. i::: | ヽ| それが取り違っていると言ってるのだ、馬鹿者が！！！
.ト| :::: :l::: | ,r≠T〒ト ＼ヽ-┴'´ |､:::. !::: |
.i' i :::::.. :ﾍ::. l ｀ー┴ｰ' ＼､ !::l:::. |::::::|
ヽヾ, :､:. ::ヽ::.! ､ ＼. |:::ﾊ:::ﾊ:::::|
::::＼!:::l::.::::::lヽﾍ ヽ i::/ }:;' ',::::|
::::ヽ:.::::ﾍ:::::::! ヽ ／ /::/ |' ',::|
ﾍ:::}ヽ::､::',:::::! /!::{ ヾ
'::| !::Xlヽ:::',､ -―‐‐' ｨ l::i
'.i ';' ﾄ ヽ:! ヽ､ - / ! ヽ!ヽ_
,/ | ヽ ｀ ､ / l ､｀ｰ､
.／/ ! ＼ ｀ ー-r-' l ! ｀ ヽ ､
/ ! ＼ ／ l ! ￣ ｀ ヽ ､
./ l ＼ ／ ! ! ヽ､
| ,-‐‐'＼ l ', | ヽ
| イ::::::::::::::::::ヽ l ', | i
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
// :/:::::/::::::.!:::|:::: !::::::::､:::::::::::::::::､::ヽ::::::::ヽ
!|:::/::::::.!:::::::|:::∧::::|､::::::::!.､:::::::::::::ヽ: !:::::::::: !
i:l: ::|:/:::.!::::::ｉi|_:| ヽ:::!l＼:::!'､＼::::::::::::!::!::::::::::::.! 私は何も誤ってはいません！
. |/ｌ:::.!|, :::ヽ::::ｌ'l:lヽ､ヽ:|l'´ヾr=＝ﾐ､:::::::|::|:::::::!::::: !
|::.!l:.!::::::lヽ|,=＝､ `' ヽ ＼:|:: !: ::: !::::::.!
l/ `ヽ::|:::ｌ , - ､ ｌl'::::!.l:::::.!:::::::.!
l`l::.!! l/￣ ヽ /.!::::.!:|::::::.!:::::::ｌ
!::::.!.!ヽ ヽ ﾉ ／::::|:::::|::.!:::::.!:::::::.!
.!::::| !::::.｀ ｰ ､._ ´ ,／ |::: !:::::|:::l::::::.!:::::::|
|:::::|.!::::.!:::::.!:::::::::｀Г l-,|::::.!::::|::::::.!:::::::|
|::::::ｌ':::::.!::::::|:::::_, -/} ／:l:::::lｰ-∟: !:::::::.!
!::::::|:::::_!, .‐' ´.:.:.:!r- ､_ ／.:.:.:!::::l／／ /｀ヽ:: !
. |::::::|／ ヽヽ.:.:.:.:.:.lｨｰミ./.:. :.:.:.!:::.!／ / !::.!
. |:::::::! ヽ ヽヽ.:.:.:.ヽ / .:.:／ !::::| / |::::!
203 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:53:41 ID:rijHW7uz
, '´￣｀¨ー- ､_
_,.-‐''"｀::::::::::::::::::／｀ヽ｀¨ｰ-､_
／::::::::::::::::::::／ヽ／,ﾍ:::::::::＼:::::::::｀ー- ､_
/::::::::::::::::::::／:::::/!::/!::::ヽ:::::::::::ヽ::::::::ﾔ´￣ おまえは自分のくだらない自尊心のために
／::::::::::::::i::::::/:::::://,､,､,!:::::::ヽ::::::::::ヽ::,､::ヽ
/,.イ::::::::::::l::::/::::::// !:::l:::::ﾄ､.:::::::::!::::!ヽ::i 詫びるのを拒んでいるだけだ！
/ｲ::::::ハ!:::!:::,ｲ/｀¨'ｰ-､!:::l::::::!_」.::::::::!::::| ヾ!
!∧::〈（｀!!:!::,'|/ .r'ヒｱ｀!:ﾊ::::ﾋｱ!::::::::ﾄ､::|
!:::ヽ､_!:::::! ﾘ ヾ! l:::::::::! リ
ﾉ,::i::i::i::ﾊ::.! _> ﾉ::/!:/
,.ハ|::,ﾊ| ヾ!､. r‐-‐ｧ .／::/ |/
／! ﾚ'＼. ＼ ｀ﾆ´／|∧!
／ ヽ ヽ､_. ｀i'ｰ-＜｀ヽ
／ ＼ ,ﾍ} 〈 ,' / !
. ／ ＼/ |ー! .／ ! ＿＿＿
／,r-―- ､ !o| / / , '´ ￣￣￣｀)
/ ,/ ｀ヽ ∨{ 〈 ／ ｀ー＜￣j￣￣
./ / ヽ |o! //./ ｀'ー-〈￣
/／ ! / .! | r'7 /ノ ー--/
../ ! / | ! .! !／ ,ー--'
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.l/ i: : :/: : : : :i: : :i: : /i: /i: : : : : ｲ: ﾄ､: : : : : : : ',: : : : : : ',: : : :l
./ l: :,': : : : : :l: : /i: l .l: l_,',: : : : l ',:::l ',::l' ,: : : : : i: : : : : : ',:: : :l ！？
l: :l: :i: : : : :i',: 「l: l¨l: l ',: : : :l ';:l ',::l--､: : : l: : : : :ﾄ､:l:: : :l
l: :l: : : : : ::l ∨ ∨ ∨ ',: : :l ';! ';:! ' ,: : :ll: : : : :l',::l: : :l
',: : :i : : : ::l ,.≠赱下心 ',: :l ィ赱心: :l l: : : : l: l:l: : l
',: /',: : : : l ¨' l0｡: : l ヽ! ' i0｡: :ﾊ㍉ l: : : : l : l: : :l
.i/ i: : : ﾍ ',じ: :l l: じ: :/ '¨ l: : : l: : : : : l
l: : :i: :', ゞ='' ゞ≒/ /: : :l:: : : : : :l
l: : ::l: ::i ､ /i: : :l: : i:: : : :l
;: : : l: : ', /_j: : l: : :l:: : : :l
,': : : ,'i: : ::ヽ、 rっ ／: : : l: : : :l: : : : l
,': : : :,'::l: : : : ::＞､ ¨ イ´: : : : : l: : : : l: : : : l
,': : : :,': ::l: :l: : : : : : ﾞi＞‐‐ '" .l: : : : : :/: :/ : ::l:: : : : l
,': : : :,': : : l: :l: : : ;-'"j l､: : : ::/: :/ : : : l: : : : :l
,': : : :,': : : :r',::::',ll､ ll>ﾞ/: :/: : : : : l: : : : :l
,': : : :,'; -‐'"ヽ',::::',l｀ｰ ､_ _,.-'"/ /: ::/｀ヽ､: : :l:: : : : :l
,': -'" ヽ､ ',::',ヾ_ ｀ｰ-‐'" /_,,./: ::/ ／ ｀ヽ､:: : : :l
204 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:54:13 ID:rijHW7uz
,,,,,、_____________、
,／:::::::::::::::::::;;;;;;;;::::::::::､._
,____／::::::::::::::::::::::、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::｀ヽ､
／::::::::::::::;;;;;;;;;:::::::::::::::::、;;;;;;;:::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::/;;;;;;::;;:/::::ヽ:::::::::ヽ::::::::::::::ヽ ヽ
/::::::::::::/::::::::/ｉ/|:::i::::::ヽ:::::::::::ヽ: ｉ ｉ 恥をかいてこい！詫びて、恥というものを知って来るのだ！
/:::::::,,,,/::i /;;;;|;;i::ｉ:::: ヽ;;;; ヽ:: :ｉ :!:::ヽ
/::::ｲ::::::::ｉ::|::::/,,--,,|::ｉ:::::::::::::ﾄ;;;;;;:::::::ｉ::::::::::!:::::::|:::ゝ いいか、おまえのその自尊心のために、やる夫はずっと悲しみの
/／/::::::::ｉ::::|:::::ｉ:: ::!:::ﾄ,::::::::::|ヽ;;;;::::::::ｉ;;;;:;;;::|::;;:::ｉ:::|
ノ ｉ::::::::ｉ::::;;|::::/:: ::ｉ:| ヽ::::::::|:::ヽ;;;:::::|::::;;;;::|;;;::::ﾄ::| なかにあったのだ！
ｉ:::::::::!:::::::!:,ｲ--,,_ ヽ:|::ヽ:::::_>-斗--;::::::ｉ;;;;::::iｿ !
i::/|;;ｉ;;;ヽ:!z====`, `'ヽ:::ヽ|===ヽ:::ｉ;;;;:::;|;;;;:::::/
|;/ i;;;i|;;;::::i:::ヽ;;;;ｉ, ::ゞヽ;;::::ｿヽ:ｉ;;;;::/;;;:::/
| ｉ;;ｉ ｉ;;;:::ｉ,:: ￣ :; ￣ /;;:/|;;;:;/
|;:ヽ!;;;::|:::, :::! ｉ;;;/ｲｉ;:/
|;;;/!;;;:::|::: ::;; ｉ;;;:/::ｉ;;/
ｊ:/ !;;;ハ:: ヽｉ /;;ﾊ:::/
ヽ::ｉ;;;;＼ ___ ___ ／ﾘ;;ｉ ｿ
ｿ ﾍ;;;;l＼ - ／|:::/ !
ヽ_ﾉ:::::＼ ／::::|ヽｉ
/ ヽ:::::::`ー-´ ,／ ヽ、
／/ ヽ::::::::::::::／ ヽ
205 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:54:44 ID:rijHW7uz
:::::::::::::::::::: ..::::: ...＿＿＿:::::::::::::::::::: ..::::: . ..:::::::::::::::::::::::::::: ..::::: . ..::::
:::::: ..::::: . ..::::: ／::::::::: . ＼:::::::::::::::::::: ..::::: . ..::::::::::::::::::: ..::::: . ..::::::::
... ..........／:::::::::::: ｀ﾟ o:。.. .... .. ..... .... .......... .. . ........ ......
... .....／:::::::::::::::: ＼.... .. .:.... .... .............. .. . ........ ...... “おまえ一人の取り違えた恥のために”
..... ..........|:::::::::::::::::: |.... .. ... .... .. ..... .... .. ..... ............. .
..... .......＼::::::: ／.... .. ........ .... ............. .. . ........ ..... “今も彼はひたすら苦悩に耐えているのだ”
... ..........>:::: < .... .. .:.. .... ..... ............. .. . ........ ......
... ........（ |:: / ）.... .. .:.... .... .. ......... .. . ........ ......
... ... .......`|::::::: /'.... .. ...... . .. ..... ............. .. . ........ ......
... ...... ....|:::::::::人 /::.. .... ....... .... .. ..... .... ......... .. . ........ ......
... ..........ヽ::::::ヽ,.Ｌ＿).... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
... ...... .... >__ノ三三.... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
.. ........ ..........三三三三.... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
. .. ... 三三三三三.... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
l: : ::l: ::i ､ /i: : :l: : i:: : : :l
;: : : l: : ', /_j: : l: : :l:: : : :l
,': : : ,'i: : ::ヽ、 rっ ／: : : l: : : :l: : : : l あ…あ……
,': : : :,'::l: : : : ::＞､ ¨ イ´: : : : : l: : : : l: : : : l
,': : : :,': ::l: :l: : : : : : ﾞi＞‐‐ '" .l: : : : : :/: :/ : ::l:: : : : l
,': : : :,': : : l: :l: : : ;-'"j l､: : : ::/: :/ : : : l: : : : :l
,': : : :,': : : :r',::::',ll､ ll>ﾞ/: :/: : : : : l: : : : :l
,': : : :,'; -‐'"ヽ',::::',l｀ｰ ､_ _,.-'"/ /: ::/｀ヽ､: : :l:: : : : :l
,': -'" ヽ､ ',::',ヾ_ ｀ｰ-‐'" /_,,./: ::/ ／ ｀ヽ､:: : : :l
,' ヽ､ヾ､ll ｀¨ー----‐''"/ ///'／ ｀ヽ::l
i ｀ ｰll ､ / /''´ ﾞi
206 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:55:31 ID:rijHW7uz
＿＿＿＿
, '´::::::::::::::::::, ' - ､::￣￣二 - '´
/_:::::::::::_:::::::::/::,_:::::::::｀ヽ｀ﾞヽ
, '´~:::::::::::::/｀ヽ/:::::::ヽ:::::::::ヽ､::::ヽ.
/::::::::::::::::::l:::::::::::!,ﾍ::::､::::＼ ヾヽ',
l:::::::::::::::::::::l | l'''''ﾍ ヽ ヽ::::::::ヽ ヽ.
j::j _l:::::::l!.| ヽ_::ﾄ､::ｫ'´:::::ﾄﾍ
/ｲ::::::::::::::ﾉ }:::::::ﾊ.!, ''´,_〉､! ﾞ処ﾆ:::::::| ヽ. それでもあなたはここで座し続けるつもりなんですか？
′ﾘ:::::::::::/ .ﾊ:::::::l ヽ <ゞ' ｀ヽ､Y､:::l
ﾍ::::|// .ﾑ-,..,.j ` ´ ノﾍ:/ 救いようのない恥知らずなのですか？
ﾉｲ.ヽ! ' ' ! ヽ , ィ'|
|ﾌ入 l ｰ'ィ'ﾍl
,ヘ ﾍ ト ､ ＿ﾉ､ ｀
／ ヽ ', jｧ / / ! ヽ
／ /ゝ..＿..ﾉ｀Y Y / }
／ ,.......... ', ｌ}_|./ j
/, '´ ｀ヽ ﾊ_ ノ ｌ /
// ∨ ｀` ￣ l ./〉
j j ､ l l ,._ll′
l | ｀ヽ ﾍ l! /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／:. :. :. /:. :. :. :. :. :. : :. :. :. :. /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ＼:. :. :.ヽ
／／:. :. :/:. :./:. :. :. :. :/:. :. :. :. |:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ヽ:. :. :|
/／/:. :. :./:. :./:. :. :. :. :.:|:.:.:. :. :..:.|:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ﾍ:...:.:|
〃 /:./:. :.ｲ:. :./:. :. :. :. :. :|:. :. l!:. :..|:. :. :. :. |:. :.|:. ヽ:. :. :. :. :. :. :. |:..:..| わ、私は座しません！！！
/:/:. :/ |:. :.:|:. :. :. :/:.:..:|:. :..l|:. : i|:. :. :. :. |:. :.|:. | ﾍ:. :. :. :. :. :..:.|:..:..|
|〃:./ l!:..:..|:. :. :./ :＼l!:. :.ﾊ:. :∧:. :. :. :.|:. :.|i. | ／:. :. :. :..:N:. :.:| 恥知らずでもない！
/:./ |:. :.l!:. : / ＿__:＼/ l!:/ ヽ:. :. : |:. :.|i. ／＿_ﾍ:. :. :.:.|:.:. :.:|
/:./ |:. :.|:. :./< i圦＞＼/ ヽ :. |:. :／イ弋ij >.:.:.:.N:.:.:.:.:|
|:/ !:. :|:. /ﾊ ﾍ辷七ｿヽ ヽ:.l∠ ｲ辷七ｿ ヾ : |:. :. :. |
|! l:.:.:|:/:. :ﾊ ヾ ∧:|:. :. :. |
:∧: |:. :. :.:ﾊ ; /:.;N:. :. :.:.|
/:. ヾ|:. :. :. :ﾊ、 /|:.:.:. :. :. :.:.|
/:.: . :. :. :. :. :. :|:ヽ.、 r_―_┐ .イ:.:|:.:.:. :. :. :.:.|
/:. :. :. :. :. :. :. :.:|:. :. :＞ .、 イ:. :.i : |:.:.:. :. :. :.::|
/:. :. :. :. :. :. :. :.:.:.|:. :. :. :. :.|＞ _ ＜|:. !:. :.;;:.:.|:.:.:. :. :. :.:.|
/:. :. :. :. :. :. :. :. :. :|:. :. :. :. :.| |:. !:. :.;;:.:.|:.:.:. :. :. :.:.|
207 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:56:07 ID:rijHW7uz
. .- ‐ : ..､
. _, ´: : : : : : : : : :_:::::ー....
／: : : : : : ::::::::: : ::/: : : : ＼::::::::ヽ..._
/: : : : :/: : ／::ヽ:::/: :＼ : : : : ヽ:::::::＿_::_ー-
/: : : : :/ ::/ : : : : :Y: :: : ::::＼: : : : :ヽ::::ヽ
/ / / ::::,､_::: :::::ヽ :::::ヽ:::ヽ
/,: : : : : |: :|: . . ::/ / | .:. :::::::ヽ : :::::::k:::::l
／´i: : : : : :|: :| : : :::|::/_ _ | :::: ::::::::::l: : : :::| .|::|
i:::'l: : r ヽ|: : :::ｫ/ __ _ ヽ|:|､:::::::|,:､::l: : :::::l ﾘ では、私を睨んでいる場合ですか！
i/ l ::::t卩|| : ::/| '､k｡ｶ `|ヽ:::::|Z|::l : ::ﾄ､|
t|::::::＼| : :/ t::j ::ｆ:l:: ::::| .| 速く行くんです！
|:::::::::::::|: :|. >:/:::|､::::/
/}::::::::::| |::| _ _ _ . '::::/::::/ |::/
/ ﾚ|::／ `|＼ ヽ--'::::/l::∧| ﾚ
/､ . ' ＼ :::::＼ .:::, ' l/ |
／ ヽ ` ､ .::.` -,'､､ , ､
／ ヽ Ａ:::::::|/ ::}.::ヽ / :::l
／ ＼ /:::{o`::|__､l::::::} , ' ..:::/ . - _´｀,ー__､
／ ::::::＼/ ::::| i::| /::::::::| ／ __;;k' --´‐‐ ...￣....`::､:::`,
, - ･･･ - ､ ＼`|| ::::::{ ／ ..:::::::::::::_:: ‐ ' ￣
/ ` . `|| :l ./ ..:::::_:: -
/. i . |､ l,/ .......::::::-
' i . |.| l＼ _ .:::::::::k'
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :＼
／:／|,ｲ ::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::_,､,ノ､:::＼
／::／::/,-.､｀ ー-|- ! --､|-─ |ﾆﾆ‐' ´:::::::ヽ:::::ヽ
. /:／' :://::::::::￣￣:|:'':l.─‐ l :￣: !:::::::::::::::::::::::::.!::::::ヽ
/ //:::://::::::::::::::::l::::ｌ.|:::||:::::::::::!ヽ::::::ﾄ､::::::ヽ:::::::::､:.!::::::.!
// /::::.!/::::::::|:::::::||:::l│:| !l:::::::::l ヽ:::::.!ヽ:::::::ヽ:::::::.!: !:::::|
. l:/ !:::::|!:::::!::::|::::::| |:.!-!::|‐|:!::::::::ｌ ゝ::::!-ヽ::::::.!::::::::!: !::::| はい！ありがとうございました！！！
|l .!:::/|::::::l:::::!:::::l .!:ﾄ .|::|‐ !:l:、:::.!. -ヽ:ヽ ヽ:: !:::::::|､!::::!
l |:::| |::!:::.!::::|:::ﾚ,=＝=､､ ヽ:ヽ::::| ,ｨ=＝=､ヽ:|:::::::!::::::.!
|: ! |::! :::ﾄ､!V | 'ﾞ;:::::| ヽ＼:!´| 'ﾞ;::: | l/ヽ::::|::::::.!
. !:| |ヽ:::|: .! lヽ_ﾉ:! ヽ !ヽ_ﾉ:l /:ヽ:!::::::|
!| |:ヽ::!:: ! ー-' ー-' /::::::!::::::::ｌ
!::::ヾ:|:ヽ ′ /::::::::|:::::::.|
. |::::::::::|::: :＼ ｰ--‐ ／:|:::::::::!::::::: !
.!::::::::::|:::::::|::｀丶、 ／ ::::::|:::::::::|:::::::::.!
│:::::::::|:::::::|:::, -‐ i｀ ｰ-‐ ''´ト--､:::.!:::::::::|::::::::::.!
/:::: _:_::|:::::::|´:.:ｒ' ´ ｀ /.:.:.:|::::::::::l､:_:_:::: !
, '"＼ :.:.:|:::::::.|:.:.:.! __ /:.:.:.:.!::::::::ｌ:|.:.:.／｀!、
／ ＼::::＼:!::::::::!.:.:.:.! ／,.-､＼ /:.:.:.:.:l:::::::::|:l／: ／ 丶、
l ヽ ヽ:::: :|::::::::|:.:.:.:.|' ／,.-､＼/:.:.:.:.:.!:::::::::|:l:::／ ／
208 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/18 19:57:07 ID:rijHW7uz
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
そうだ……私は彼に詫びなくてはいけない……彼の悲しみを取り除かなければいけないんだ……
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【第七章】（６）終
224 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:33:37 ID:rDY2Q+/8
◆ユダヤ砂漠
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;:;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;:;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;:;;;::::::;;;;;;:::;;;;
;;;:::::::::::;;;;;;;;:::::::::;;;;;＋;;;;:::::::::::;;;;;;;;:::::::::;;;;:::::::::::;;;;;;;;:::::::::;;;;;;;;;:::::::::::;;;;;;;;。:;;;;::;:;;:::;;;;;;;;:::;;;
:::::;;;;;;;;;;;;;;:::::;.;.:.:.:.:.:...;:::;;;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;:: :::::;;;;;;;;;;;;;;:::::::;;;::::;;;;::::＋;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;:: :::::;;;;;;::::;;;
:::::;;;:゜:::::::::.:.:.:.; ○ ;.:.:.::;:::::;;;::::::::::*::;:;:::::::;::::::::;;;::゜::::::;:;:::::;;:::::::::::;;;:::::;;;::::::::::::;:;:::::::;:::::::::
:::::::::::::::::::::::::.::.:.:.:.:.:.:.::゜:::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::.::...::..:.:.::.::..::::....:::::......::::.....:::...::.:.:.:::::.::...::..:.:.::.::..::::....:::::......::::.....:::...::.:.:.:::::.::...::..:.:.::.::..:::::::
:: :: :: :: :: 。 :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : ,,,.-‐=-:､ : :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::
... . .............:..........:......:............:.........:..........:..........:.. ,,..-'"´..;;;;;;;;;;;::;:~ー- ...,,, .:............:.....:.
,,...--'''"..:::;;;iiiiiiiilllllllllllliiiiiiiｉｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｉｉｉｉｉｉｉｉ!!!!;;;;;,,,,
,.-‐-., ,.-ｰ-., ,.-‐-., ,.-ｰ-., ,.-‐-., ,.-ｰ-., ,.-‐-., ,.-ｰ-., ,.-‐-., ,.-ｰ-., ,.-‐-., ,.
225 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:33:54 ID:rDY2Q+/8
､ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|i
ヽ､i;;;;;;;;;;;;;/'｀ヽ;;;;;;;;/'ヽ;;;;;;;;;/
＿_.i;;;;;;;;;i _ ヾ'' i;;;;;;;;'
ヾ;;;;;;;;iヽ--､ ,..-､,i;;;;/
ヽ 'i､｀ヽ i､･,,'iヾ' .､･,..'ﾄ'ヽ /i' _ r'/-'ﾆヽ
ヽi､ 'ヽ' ヽ , ' ｀ ir'i,ｲ,./ iｰ-'゛'ｰ-'― よう、久しぶりだなカーミル
;;;;;;;;;;;;;/ ｉ ヾ≡i≡i≡il7/ノ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;i｀ ' ﾄ､ヾﾆ'ﾆ'ﾆ'ﾆ'/ヽヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;,/ ' ､ｰ‐ ‐/ 'ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;i､ ｀ ー‐' i､ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;ヽ ヽ ' ,ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;ヾ､,.. _ r';;;;;;;;;;;;;;;;;,.__;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀';;;;;;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ i;;;;;;;;;;;;
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
}､
＿ / ｌ/', / Y´ / ィ
ヽ ￣ | ヽ , - -' ´∠ イ
ヽ -ヽ,（､ヽ / ,､--‐ /
ヽ-‐‐'' ＜´ 二‐､_ --‐ ﾗｽ=ｱﾙｸﾞｰﾙ
＿ヽ '´￣ , ヽ､￣｀‐､ ､＿‐ ､ ∠ ……何の用だ、『悪魔の首』
＞- ／ / ｀` ヽ‐ヽ ＝_＜
／ '´ /イｌ ｲｌ |ヽ、＼-‐、ヽ､,へ ,__ヽ
￣∠ / / |'Tl|',|ヽ,＞-ｆ･ｱヽゞ｝)ﾉヽ、｀
/イﾍヽヾゝ ー‐'´ ﾚ-イ｢￣
', ヽ,＿ ／ ヽﾄ{
`丶` _,､-'´ ＞'┐
,､イ ） ,､-'´ ',
,ｲ /-' ,-'´ ＿ ',
/l └'´ ／ `ヽ,!
l / / l
226 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:34:18 ID:rDY2Q+/8
､ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|i
ヽ､i;;;;;;;;;;;;;/'｀ヽ;;;;;;;;/'ヽ;;;;;;;;;/
＿_.i;;;;;;;;;i _ ヾ'' i;;;;;;;;'
ヾ;;;;;;;;iヽ--､ ,..-､,i;;;;/ いや、ちょっとおまえの耳に入れておきたいことがあってな。
ヽ 'i､｀ヽ i､･,,'iヾ' .､･,..'ﾄ'ヽ /i' _ r'/-'ﾆヽ
ヽi､ 'ヽ' ヽ , ' ｀ ir'i,ｲ,./ iｰ-'゛'ｰ-'― どうも“やつ”が帰ってきたみたいでね。
;;;;;;;;;;;;;/ ｉ ヾ≡i≡i≡il7/ノ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;i｀ ' ﾄ､ヾﾆ'ﾆ'ﾆ'ﾆ'/ヽヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;,/ ' ､ｰ‐ ‐/ 'ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;i､ ｀ ー‐' i､ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;ヽ ヽ ' ,ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;ヾ､,.. _ r';;;;;;;;;;;;;;;;;,.__;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀';;;;;;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ i;;;;;;;;;;;;
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
､、 , ＿
｀lヽ､...ヽ ヽヽ,ﾊ./ |ィ -‐＿_ ＜ __
ﾄ ､ヽ -､ヽ! | '.＜ ｀ヽ ‐-､ ＜_
ヽ ｀`-=ﾆ' ヽ ｀ヽ､ﾆゝヽ＼ヽ 弋'´ 奴……？誰だ？
_＞ ,r'ﾆ,｀ｨ ヽ.ﾄ､.ヾ,ｘ. ヽ､. YrﾃY ､.ヾ´
ヽ､´__,. ィ .l/ |ﾊ ﾄヽ＼ﾒｯ::ﾍ^! ヽ| i/ | トlヽ|
. ／ / , | , ｌ | ｌ.∨ハ;::;ﾉﾉ ‐'>:'´￣:|ｨｰ ､
-=´‐'7|./! l. l 'lf'r:､ ''´ .／::::::::::／ ＼
|ハ八|ヽヾ'=i ,ｉ /..::／／ ,. -―
ヽ ヽ､._'´ ,/〃:::/:/ .／
｀ ´.'ｰ:ﾄ/:/ ／
λ/,.ﾉ
/,r:'´
V ヽ ,..
/´ i | / ／
227 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:34:44 ID:rDY2Q+/8
､ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|i
ヽ､i;;;;;;;;;;;;;/'｀ヽ;;;;;;;;/'ヽ;;;;;;;;;/
＿_.i;;;;;;;;;i _ ヾ'' i;;;;;;;;' クックック、俺たちと同じように教団を抜けた人間さ。
ヾ;;;;;;;;iヽ--､ ,..-､,i;;;;/
ヽ 'i､｀ヽ i､･,,'iヾ' .､･,..'ﾄ'ヽ /i' _ r'/-'ﾆヽ
ヽi､ 'ヽ' ヽ , ' ｀ ir'i,ｲ,./ iｰ-'゛'ｰ-'―
;;;;;;;;;;;;;/ ｉ ヾ≡i≡i≡il7/ノ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;i｀ ' ﾄ､ヾﾆ'ﾆ'ﾆ'ﾆ'/ヽヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;,/ ' ､ｰ‐ ‐/ 'ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;i､ ｀ ー‐' i､ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;ヽ ヽ ' ,ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;ヾ､,.. _ r';;;;;;;;;;;;;;;;;,.__;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀';;;;;;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ i;;;;;;;;;;;;
教団を抜けて生き残っている人間は数えるほどしか居ない。ほとんどの者が
ラシードウッディーン・シナーンによって誅殺されている。
ただ、一人……西洋に逃れ、生き延びた者が居ると聞いたが……
／ ／ ／／ ／ / ／ / ／／ ／
／／ ／ ／ ／／ｒ-L_;;-t;__,-┬┬ｖーｙヽ,;ヘ、￣、'‐-::,,、 / // ＼
／ ／_ _, -‐'７´ｰ／-/_::_::// |::l l:::| /::::::l}:::::ヾ、 ﾄ:、 ;ヘ、 ,__ _ ,、_/´
／ ／ _,--',,-‐/／ﾌ'ニ/=z:、ヾ;;::/ /:::| |::l .| ,-=ﾍ三;、ヽ, ! ＼{:::::::ヾ!:::::::;;;;ｒ‐'´
／／,ｒ-ｒ':::::::::ヾ、'´ / ｌ｀ヾ:、 /／''''''ﾚ':::V / ｌ / //ﾚ':::::::::::::::/~｀''´⌒ ……“奴”か。今更なにしに戻ってきたんだ。
__, -'´ｌ {:::::::::::::: ! ﾉ '´ u / ｌ / /ﾉ::::::::;;;ｒ-'‐''
ー-ｒ'´ ヽ、 Y´ U ヽ、｀ ｰ - ' , , ' - '' / /´￣´｀
丿人 ｀ｊ ｀'ｰ- -‐' i,ヽ-- '´ |
／/ ｀ヽ、 }〉 :{
l ,ﾍ 丶-‐、 '' /
228 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:35:19 ID:rDY2Q+/8
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| i
＼､|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Ｍ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾚ,.ィ´
- ､､,_」;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ Ｎ､;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;Ｎ ヽ;;;;;;;;;/ ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;/
＿｣;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ! ∨∨ |;;;;;;;;;;;;;;７´
￣｀ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ ‐ ､ ｀i;;;;;;;;;/
＿>;;;;;;;;;;;;;;;;Ｎヽｖ- ‐ ﾐ:､__ _,,ｨｧ￢､ｖｊ!;;;;;/ さぁーな。奴は何故かイングランド軍に居るそうだ。加わったのは
ヽ、｀ヽ;;/ｒク7;;;ﾄ､ﾐｉ{ {:::〉 l}>-ｚ=i ';'､ { !､ﾚﾊ､! ヾﾐ=－ｼﾞ~´ ｀ﾆ=‐'" ,}K // /／＿, ／,ィフ;;;;;／⌒ヽ つい最近の事らしいが……何のためかは知らない。
＼};;;ヽ、>､ － i ヽ、 /ﾞ '^! ､、 ./ﾉ-'/ /;;{'´ ＿,/;∠ノ;;;;;∠,__＿＿
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀￣| }､ / ＿＿_ ＿＿ l ﾉl|'IIﾞ_,ノ-';;;;ﾉ'´;;;;;;／;;;;;;;;;;＿;;､-‐＜´ だが、奴が動くとしたら間違いなくやる夫を狙うだろうな。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／| ヾﾐーﾑ三三三三三ﾐﾆジﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'ー'´;;＜￣｀
;;;;;;;;;;;;;;;ｒ‐＜|!ヽ,l ｀ヾﾐ{从儿从儿从州' /Y＾＾i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; イングランド軍のために働くのなら、それが一番の最善だからな、クックック。
;;;;;;;;;;;;;ナ' ノ ｀ﾄ､ ｀'ﾐ三三三三三ﾂ ハ ヽへ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;Ｉニｺ / ! |ヽ､, ｀￣´ ｀￣´ /! Ｚ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;<, /{ | i､ヾ冖''´ ｀ア´ i } IニI;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;匕 ヽ〉 ｌ | ヽ ＼＿＿＿/ l ′ _,}_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;レ1 ヽ! ｀￣＼ ／ ｌ | ｀丁;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;匕┐ ! ､_/／ / K;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;Uｖi } ヽ ´ ／ ｒ ､Y;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾙ'〉,, ′ ､＿, ｒ‐､ ｒ ｖﾍ_};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i/〃viｲﾌ､_,, n n ,_,ﾊ しﾄ､};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;厂´ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ´;;;;;;'‐''ｌjY^ｌｊ＾ﾞW;;;;;;;ヽﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ }∧;;;;;;;;;;;
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
}､
＿ / ｌ/', / Y´ / ィ
ヽ ￣ | ヽ , - -' ´∠ イ
ヽ -ヽ,（､ヽ / ,､--‐ /
ヽ-‐‐'' ＜´ 二‐､_ --‐
＿ヽ '´￣ , ヽ､￣｀‐､ ､＿‐ ､ ∠
＞- ／ / ｀` ヽ‐ヽ ＝_＜
／ '´ /イｌ ｲｌ |ヽ、＼-‐、ヽ､,へ ,__ヽ
￣∠ / / |'Tl|',|ヽ,＞-ｆ･ｱヽゞ｝)ﾉヽ、｀ 寄りによって奴か……俺もアスカロンに急がなければいけないみたいだな。
/イﾍヽヾゝ ー‐'´ ﾚ-イ｢￣
', ヽ,＿ ／ ヽﾄ{
`丶` _,､-'´ ＞'┐
,､イ ） ,､-'´ ',
,ｲ /-' ,-'´ ＿ ',
/l └'´ ／ `ヽ,!
l / / l
229 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:35:38 ID:rDY2Q+/8
やる夫の兵二千を撃退したウィルフレッド・アイヴァンホーは再び全軍を南のアスカロンへと向けた。
◆アスカロン
|＞
,. -.､ γヽ l> -.､
／':':':':':`.､ にiｺ,､∧ ／':':':':':ヽ、‐-.､
_ノ':':':':':':':':':':': ｰ､ A ｌ/ヽrﾍ!lll＿ _ _,...-‐':':':':':':':':':':':':':':':':':
..:'´':':':':':':':':':':':':'_,. -‐:.'´`ヽ _ ...､iＹ´｀ﾆｌllヽ^i Yl ':':':ヽー:.'':':':':':':':':':':':':':':':':':':':':':':':':
-‐'':':':':':':':':':':':':':':':´':':':':':':':':':':':ﾞﾞー':':':.｀ |:!:::､＼}ｌ:Π::ｰ'ｒ-ﾍ,､ ｀
... .:. ..::: i:::/:::::､:::::ヽ::::::::::lﾆl=| :: ..: ..
〈二〈ﾆﾆﾆl」ー-'ﾆﾆﾆﾆｌ
..:.. i:::::/:::::::::iｌ::::::￣:::i!:::i:::ｌ:::|
..: /:::/::ｨ::::::i::::::::::::::::::l:::::､::i::|_ ................
▲＿_ ∧==〈〈;;ｌ:::/:::γヽ::(;;''):::〈::|-､ヽ
／l l＼＿ll二 '''ー| 「ﾆﾆﾆﾆﾆﾆl^l-' i ..:.
.:::::::.......... ▲ｌﾍﾆヽ :＼ll ﾍﾆヽ||＿.| ﾍﾆヽ,-､,-､l :l l＼▲_
/ll＼ー' ﾍﾆヽﾍﾆヽ ﾍﾆヽﾍﾆヽ' ﾍﾆヽ ﾍﾆヽ /i _ ヽ
/ /|| ＼▲ー' ー' ▲‐' ー' ▲ ＿_ ▲' / ヽ ＼ ..:
／／:.:.＼ i ｌ￣￣￣￣l ｌ￣￣￣￣l ｌ .l i/ // /ｌ､ ::.
,< 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｿ/ヽ二ヽ――ｌ__!――――ｌ__!―‐ ｌ__! /二/ヽ.／/::::ヽ
ｒ〉 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |__|＿::l＿＿＿＿_く二二ゝ＿＿＿＿_|￣O| ／::::::::::: ｰ- ､
,. -‐':::::＼二二二二二| :|:l二二二二二| :|:l二二二二二iー‐i::::::::ヽ:::::::::::::
_,. -‐'' ~::::::::::_,.-‐'::::::::/:::::::::::::::/::| :|ﾉ::::::ﾉ::::::::::::: : | :|ｿ::::::::i::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::ｰ-､:::::
:::::::::::::::::_,.-‐'::::::::::::::／:::::::::::::::::l:::: ー‐':::::::::i::::::::::::::::::::ー ‐':::::::::::::ｌ::::::::::::::::::::::〉::::::::::::::::::::＼
:::::_,.-‐':::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::: ﾉ::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉::::::::::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::
230 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:36:04 ID:rDY2Q+/8
やる夫を追撃によって捕捉する事はできなかった。だが、いずれやる夫がアスカロンに戻ってくる事は明白。
_,. -‐‐‐-- ､_
,. '´:::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞヽ、
／::::::::::::::::::::::::::,＿__:::::::::::ヾヽ.
//::::ｲ:::::::::::::::::::::{ '､__｀ヽ、∧ﾍﾊ
/,.ｲ｀!ﾚﾊ/::::::::::::::::::｀ヽ､_｀l__ｊ::::リ::::::l
/// /::ヘ!:::ﾊ::::::::::::ﾄ:::::ﾄ::ﾄ､:::::::::::::::::::| なら、ここで待っていればいい。やる夫は必ず
ﾉ:ヽｙ':::::::::::::| !:ﾄ､::|l! ヽｊ ﾘ ヽｊ､:::::::::::l
1::::::::::::lヽ::ﾊ! lｊ ヽ! -‐ ´￣ l:/⌒ﾞl ここに現れるからね。
lﾊ::::::::|-‐‐-､ ´ ｒ'T弋ﾒ ﾚr'ｿﾘ
ヽ:::::l ｒf弋i ゝ‐′ __,y'
｀ ヽ ｰ' / >、
ヽ 〈 ,' // ヽ
丶、 - ‐ ' ,ｲノ/‐､ ﾞｰ､_
｀ __ ／!:::ｒ' /ﾍ ||￣｀lｒ‐‐‐- ､__
_,.ｨ' ﾄ､V ｰ'´> ヽ ヽ. ｀ヽ、
／ ﾉ / ヽ、 ｒ'´ ＼ ヽ !
ｒｿ / ll ヽ_ノ ／ヽ、lｰ‐'l_ ｒ'⌒ヽ ｀l
l' ll_ノﾉ､ 「/l 1 ｒ' ＼::::::! 弋__ソ l
lｊ /:::/ ｀! l'_」 | l ヽ::l ｀ ‐‐ ' l
ヽ、V l ____ / ヽ! |
ヽl ﾚ'ｨ'ﾆヽ｀V ,.ヘﾄ､ l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
-‐……‐- .
／ ｀ヽ
/ /-‐ｧ￢._ﾌ¨¨ﾌ 7 ｧ┐l
. / ′ﾟ/＾ ∠ ﾟ／⌒ ﾟ/ ｜|
' {__/,／,_／＿＿ノ＿__|_{
. { ノ _」.⊥.∧∧}⊥|.｣ ﾄ､>
} `T /}∧j └′ ' ┘}ﾉﾊハ ふうーん？
. / 「l | ^'宀'^ ^'宀{ , }
{ ,ﾉ{| | '' ' ' ''}{ {
. ∧ /`Ｔ| ｜ __,_, ,小、
/ /l l | ト, | | イ|｜ ヽ
. / l ｌ | ﾄ{└ｆエｴエｴエ}| | }
|_｣.Ｌ| ｜＼|> .二ﾕ r_,l | /
|>く_,| l＼/ .二ﾕ l-{厂｀ {
├' | | ′ -‐{ ﾋﾉト,、} ＼
|{ | |/{ ｒ ´ |下、ﾊ ヽ
. 八 ｜/ } ７升=====! | !{ | |
- 、 { ､l,′ |∧{｜ ｜｜| |,_八{ |
} | {,＿_| | | ｜｜l∧／|ヽ |
、 ｀ ‐|-‐ ∧ ∧ |ﾉ ∧ ∨ |￣|┴ ､|
｀7 ‐-┘ ._/___V ｜ / V | ｜ ＼
231 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:36:39 ID:rDY2Q+/8
/:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::ヽ、
_ﾗ::/ｿｲ〃:::::::::ｨ:/|:l ﾞl::|ヽ:::::;､ﾚVｗﾘl
. ７:::::::::::::::､:ﾊ|/ ﾘ l! ｌ! _ｌﾊLｌ,i::;::::::::}
|ﾊ:::::::i_l!‐_二｀ヽ. ｀ ｒ≠､､｀ｌｲ:::::! ア・デイルは何故我々がアスカロンを落とさなければ
:ヽ / l!寸｀ 弋ﾘ冫 1:::ﾄ
ヾ;ﾍ ｀ ´ /ヾ' ならないか分かるかい？
{ fヽ. ｀´ /ｿﾉ
｀ヽゝ. ｰ ─‐ _'／
ム、 ／
|｀ヽ､_ __,／ |
| |
. .'｀ｰ┤ |｀７ヽ
_/ i /! ト ｌ ,ﾄ､-､_
_,. -‐'"´/,.ヘ ＼ ‐‐､ ,.‐‐ / i＾| ヽ ｀‐- ._
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ !／.' ' / ／ ヽ ヽ
′ | ' / / ／＿＿ス_! ｜
| |/ ．-‐ｧ 丁 ￣|￣ﾄ、 ､ ＼ |
| | イ / |､ 代丁＼卞、十 ヽ. | アスカロンは、ナイル川流域とパレスチナを繋ぐ、人員、物質補給の
| ／ /!=≠ﾄ i/ヽ.｜ ×テ=＜Ⅵ !一 |
ﾚ' | ｲ V,テ::ミ ＼ ff:::うﾊﾞ ｜/ | 中間地点。だから、ここを抑えればサラディンの首を絞めるのと一緒
'ーイ 从 | 'ｲ ん::ﾊ 弋z少 | '| |
∧ |jハ ら少 , | :| | だから……？
i ＼い '. | :| |
| ｜ ∧ | :| |
| ｜ イゝ '⌒ ｲ :| |
| ｜ ｜:.:.:.:＞ .._ ＿ _ ._ '´＿| :∧ ＼!
| ｜ ｜／:.:.:.:.:「 ┴… '´ ／ | :i: :| ＼
| ｜ ｜:.:.::.:.:.:ハ ／: : : | :| ヘ ヽ.
/ | 「¨￣ /: : :V /: : : : : :| :| ＼ .
232 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:37:05 ID:rDY2Q+/8
/ ｀ﾒ:::::::ﾊ::l / ヽ ,.ｒ-‐┐ ヽ、:::::,ｒ‐､::::
ヽ、|:::::::l ヽ! /ﾄｲ ﾉ i::/ ,ヘ ヽ
｀l::::ﾊl ヽﾙ' ﾚ ) } ） l それは二次的な問題だよ。より根本的な理由が
ヽ:l'´ヽ、 (ソ ｒ'
｀ヽfﾗ､ ヽ._ノ:::: アスカロン攻略にはある。それを考えなきゃ
ﾝ′ lﾊ:::::
ヽ‐´ _ l::: いけないんだよ。
、 ´ lﾊ
｀丶、 / _,. -‐‐‐-
ヽ、__,. イ／ ,. ヘ:::::「
（_,ｨ' ヽJ
___＿」_〉二! f⌒!
(´___,. -‐-、.:ヽ!:l.:.:l、
｀ｰ,=‐'::｀ヾヽ、＼.:.:l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿,. -────- ､
_.イ ＼
/￣ ＼
/ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ∧
/ r'´ ヽ ﾍ
,' ｜ ｜ ',
j | ＿＿＿＿＿＿_.」 l
| |__. -‐ ７ ￣:/ |: /十‐-ﾄ､: l: ＞ | ………？
| /: : /_ 斗-‐ { ﾚ ィfﾃぅｭ､∨.:＼ |
| ./: : :l ,.ィてぅ､ ト-r ﾘ∨|: :ト ヽ |
| /イヽ{/ トｰr ﾘ 弋_zノ } !: :! |
| |.:∧` 乂zノ ハ| ｜
| |: :ハ , ﾊﾉ:| ｜
| l:/ : ﾍ /|: : | ｜
. 人 ヽ: : 个 、 ´｀ ／Ｖ|: : | ｜
/ ） ＼: ヽ|V ≧- __ イ 〉 /l!: : ﾄ、 !
/ / |＼: ∨＼､＿＿,厶/ l |: :/｜ ﾄ、
{ l | l: :ト､ ＼ / | |:/l | | ﾍ
. / | | |: :| l＼ ＼_./ ∧|: :| ! | ﾍ
/ ｜ | |: :| | ＼ /ヽ ｨ′ | / l .! ｝
/ ヽ 丿 ﾍ:.l ハ ７-Oﾍ ﾚ / j /
｛ ＼ ／l ﾍＶ ヘ ヽ / / ／ 〈
} ） 丿 ＞＝r─ Ⅳ──=く. ／ ヽ
233 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:37:33 ID:rDY2Q+/8
＿
_.-‐'''~￣ ￣~ﾞ'''-..,,__
__＝ﾆ'ﾞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'､ ~'i‐､
,i'ﾞ /:::::::::::::::/'i,:::::､::::::::::::::::::::::::＼ﾞヽ＼
ﾉl /:::::::::::/l/ 'i |'i,＼:::::|ﾞi､ヽ, ､:::ヽ/ .|､ アスカロンの攻略はたしかに戦略的意図も大きい。だが、真の目標である
-‐,''ﾞ'::::,､l'l::/ | ﾞi,i ! ＼:| .ﾞi,ﾞi,|＼::::ヽ､ﾉ::'i,
/-l:::::/|i |' ﾞ _,,..-ﾞ‐''''‐- ﾞ'i!,::::::::::::::'i, イェルサレム攻略のために“絶対に落としておかなければならない土地ではない”
'ﾞ |:::::| .!.,,!,,,,__ ''''ﾞ::::‐'T:i'''j-､ 'ﾞl,::::::::::::::l
!'ﾞi,!, ,.‐i''-i､ l,:ﾞ',l ) !ｌ:::::::::::::| そして、十字軍が分裂危機にある中、何故それを助長するような攻略を断行したのか？
l, ﾞ' .l,:ﾞ'l ~ .:,.ﾞ:::::__::::l
.ﾞl '''ﾞ,.' .::::,l-''ﾞ-ﾞ'i,ｌ そこをはっきり理解しておかないと、目的を見失った戦いになってしまう。
| ヽ '' ::::::::,i'-::::ﾞl
l ::::::::,'_|,.l::/ リチャード陛下の考えをくみ取って、理解しなきゃいけないんだ。
'i, 'ﾞﾞ￣~ .::::::::ﾞ'ﾞ:.／
.ヽ .:::::,i'ー'ﾞ
ヽ ..:::::::'::/i'
ヽ ...:;:-:::::::/ﾞ!
.ﾞi､_ _,,...-''ﾞ::::::::::/
_i‐'- ..,,_:::::::::::::::::,iﾞ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
' | :／ : :.／: : :.／: : : ／: : : : : ／: : :.Y ヽ
/' ｜: :..:／ : : ／: : : ／ : : : : :／: : : : :/| ｜
′ ｜:／_ .．-‐──=┬=───- _ ｜ ｜
| l／ | ∧ i! /:1 ∧ ｜､ ＼! |
|/ 丿 |十T丁/N V |/|丁弋|＋| ､__ゝ ! リチャード王の考えって？
| -=イ| | V =Ⅵ!ミ j/.＿_ヽﾄ ゝ||! ＼
| |ﾍ 从|'{[:ｒ:ｨ示｀ 不ｒ:示ﾌヾi从 トゝ !
| |从ﾊ ' く辷ﾙ k辷ﾂｲ '’| |:Ⅴ ｜
| ∧:| |ﾍ | |:.| |
/| !:.:.:| |: ﾍ r=､、 ′ ,,.‐, .| |:.| |
/ i!:.: | |:.:.:i ヽ ヽ .._ _.. ,〃' /.:| |:.| ﾊ
／ i! i! .: | |:.:.:i!: ﾍ} | ￣ i {.:. | |:.|:! / ヽ
.′:.:i! i! .: | |.:.:.i!:.:ir| |＞､ ＿,..､イ| !.:. | |:.|:! 丶
/ .:.i! ∧:.:.| |:.:.:|ﾚﾍ.! !ー------ ´.! ! : | |:.: ! ヽ
.′ :.:i! /:. !:. | |:.:/:::::: | | __ ___ j {V ! !､:.! ヽ. !
/ /:.:.: !:. | |∧::::::ﾘ ／ ヽ--/ ＼ V' | |:::ヽ ＼ |
.' /:.:.: z==| | ヽ/ ´_.. -―〈__:〉ー-..､ 〉.| トヾ::ヽ ＼
! !イ ｲ | | } _.. --{:.{, -- ､ | | | :.:./＼! ヽ.
234 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:38:02 ID:rDY2Q+/8
l::::::::::::::::::::::::::::l/:::/／:::::/ｲ ／ﾘ::::::::l::::::Vヾヽｊ::::::::::::::: やる夫
j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚ:::ｨ:::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::: 『公正』だ。
l::::::__::::::::::::/:::,:ｲ:::::/l::::::;ｲ::/:|:::::ｲ::l !::::ﾊ::::::l:::::::::::::::::
Ｙ,ヘ 1::ﾊ:l:/- |:::/‐|::/__l/ |:/ l/ l::::i !:::ﾊ:::/|:::l::ﾄ この戦いの目的は、やる夫を斃すこと……もしくは
| ,〉l::i lノ,ｨｒ-ｒ-､｀ﾞ‐ﾘ‐' _ﾚ'-‐'lﾅ ﾘlﾉ::/ﾘ
l （ゝ V くゝソ ｀ /ｨて「｀ﾒ / lﾙ' 彼の能力を測ることにある。彼の力を把握する事を
＼｀ i ー ゝニ ' /
iｰｨ / 陛下は求めている。
, '´＾ﾘ ﾍ i /
ｒ' j ヽ ‐ 〉 '
| ヽ､／ ＼ -‐- -‐ ／‐ _
/ l 、 ｀￣´ , イ｀､ ￣｀ヽ
／| ', ｀ ､ ＿ , 1 ヽ ヽ
／ ', ヽ、 | ', i ＼ l
／ i ヽ、 ヽ /l ヽ l ヽ !
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿
'´ ｀丶
／ ＼
/ r ﾍヽ
,' ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣l〈 ……またやる夫？
| | |│
| | ＿ﾄ,L_ みんなやる夫なんかを恐れすぎなんだよ？
| -=┴:┬: ｧ : :7T:7下:/｢:､ : !＼
|ﾉ 厶イ:/! /-孑'´|/ |/二jﾊ:ﾘ│ 過大評価なんだよ？
. / l: j,斗ﾃ圷 弋iﾅ小/ ,|
| |Vﾍ弋)ﾝ ｀´ i:|∨|
j/ ,'| '' ' '': |: ' |
/ /.:|丶、 f^ーァ' ｲ: :|: : | - 3
/ /|: :|（ヽl＞ `_ｰ_. イ:!:| : |: ハ
/ /-|: :|（>､｀ ー‐┴' ∧L| : !/: : '.
. / ∧. |: :l ＼ ﾉ/ ｝ |: :|ヽ: : :i
/ / ハ.|: :ﾄ.、 ＼ｰ‐ / ,/ |: :| ∧: :|
. ,′ / |: :l ＼ ＼/ / i|: :l/ '; :| ./ﾞ）
. ＼ __ | / ｌ|: :| ＼ ／＼/ |ｉ /l |│ / 'ｰ--っ_
}`ﾄ､|, / ｌ|: :| 〈=-O-〉 |: | |. │| __xく -‐=彡'
＼ | l| ＼ | ||: :| /＼__∧ |: | |. Ⅳ ／＼ ｌ| '´￣
| ｌ| |＼j ||: :| ./ ∧ l |: | | 八 /＼ │ ﾚ'
| ｌ| | }ヽ ||: :| / / | | |: |ﾉ } / | | |
235 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:38:31 ID:rDY2Q+/8
,.. ｨ〃"'ー- ､
／:::..... .... ..:::ヽ
,'::::::::::::::::::::::::::::;､:::::::::::ﾞﾄ
{::::::::::::::::;y从j;ハﾊ;:::::::ﾐﾞ
ﾞ!;ヘ:;ｲV_jﾘ!_ _ﾘj;'Nﾘ
人zﾘ ´仞` '{j`/ ……やる夫を認められないみたいだね。でも悪いけど
, -‐'´ヽ ヾ'` _ >丿
. / ___ i ヽ ヽ､ ／ 僕はやる夫を重視する。
/ ;'´ ｀ | r;〉'´ﾍ｀丁ヽ
. /,:' レ'´>___/ ,ｨﾍ ｀!
i'Y , /"ア_〈｀`" |
.| ! :. / !'"´ y'~´ |
,! ,! ∨ ／ ヽ
〈 ! ﾞ! ;'｀７ﾞト 〈
ﾞi,!_ 〈 ｛ ! ゝ
! i` ーィ´￣ ､ 〉 ｀ー～ｰく´ ヽ
ヽ,ﾉ / >／___ ヽ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_ _＿ ＿_ _
,．'´ ｀`ヽ､
／ ｀ヽ
／ ヽ ＼
| ／ _」 |
| ｝ｰ----------…… '´/.:l |
！ l:r┐ // // // /l |
！ l:l ! // // // /／＼ |
l/ ,.ｲ /-- ── ─┬┬ ＜ ﾄﾄ､ﾄ､ 1 中身ってものは見た目に引きずられるものなんだよ？
l 「7 ⌒ヽム_/ノl/ ヽ┼仆ﾊVV〉 |
/// ‐｛ l/ﾆ _..＿, 1i! | つまりあの白まんじゅうの中身は結局白まんじゅうなんだよ？
〃 ソｰ＝=' ￣ '' j.:.l |
,′ ハ'ﾞ , ,.ｲ.:.l | ……まぁ、ウィルがそう言うんなら別に構わないけど。
i イ:: : ヽ t -- -ｧ ／.:.l.:.:l |
| |:: :: ::_」＞ _ゝ-_'. イ｀ヽl.:l.:.:l |
./| ∧l l:: i.:＼｀ ｰ----‐' 人 l.:.:l |
/. | ／ ∧ l:: l.:.:.:.＼ ｲ /l.:l.:. l |
/.: . |／ // l:: lヽ.:.:.:.:.＼ __, /.l.:l ＼ l |
〈__／ // .l:: l ＼.:.:.:.:＼. /.:.:l.:l ＼1
/＼ // .l:: l ＼.:.:.:.:V.:.::/l:.l ∧
,′ ＼// l:: l ＼/ハ/. l.:l / ',
i // l:: l 〈 〉 l:.l / ',
236 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:39:08 ID:rDY2Q+/8
/:::::::::::イ::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::＼
/::::::::::::::::／::::/:::l:::::::＼＼:::::::::::}
イ:::::::::::::::::::::::::::::/|:|:::::::::::::::::::::::::::|
イ:::::::::/|:::/|::::/ |! | l|::::ﾊ:|:::::::::::ﾄ 敵が二つある場合、より強大な方を斃してもう片方に完全な有利を得る。
ｲrl:::/_|/__|/|_, | ､__|/＿|_|:l::::ﾊ
{k〈ｬ'´ﾋｿ` ﾍ. '"ﾋｿ｀'ｧ/k） これは戦う者の常識だ。この常識にのとって、僕はサラディンよりも先に
ヽﾍ. /‐'
＼ , _ ／ やる夫を斃さなきゃいけない。
rへ、 ‐― ／|l ＼_
_／/::::/:|:`:::-イ | |＼
／ / | l / | │ ＼
／ / {＿_ /＿.ﾉ | ＼
／ ∠ -┴ﾍ‐-､三７ ／ へ、| ＼
/ | く ＼i ／ _＞ ` ヽ
| || ＼|/´／ | l ／ |
| |:| 「 |/ ／ |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|:::::::::::::::::::::::::::,.::,',':::::::,,:::::::::::, ﾉ.|::::/. .!、::::::::|!::::::
. |:::::::::::::::::::::::／'':/:::::,'',',i'::::::,','/ . |:::!. . .ヽ:::::::::|`､:::
|::::::::::::::::／ ,','::i:::／::i':|::／i''. . . .!::|. . . ヽ:::::::|. .`、
!、::::::::i'"::::::!__|:/;;=ﾆ';|'-;;;'ﾆ_;_;_;_!|. . . . ヽ:::::| . . . もし、やる夫が『万単位』の兵を操るようになった時……我々に勝ち目は無くなる。
. 〉i'|/ヾ、 `￣!' ,,.-=＝ﾆﾆﾆ=-.､`"':ｰ- .ヽ:::| . . .
,' /ｿ入'､ ゝ !:::（ ）::.!`'ヽ. ::::ヽ .:ヽ| . . これほど恐ろしい事はない……だから今のうちに叩き潰しておく必要があるんだ。
!、 / ハ ' , ヽ:;;;::::;;ノ ,. `. :`!、
ヽ`ｰ､`'ﾊ. ` - --- ‐ ' 陛下もアッカからやる夫が脱走してアスカロンに向かう事を予見し、それを戦場で
ヽ、ヽハ "''''' "
ヽ､,,-; 僕に斃させる機会だと判断されたんだ……
,,-!, .i| ..
＿,,r‐"/::::!, /:! .:::::..
ー'''￣ // /:::::::::ゝ、 〈::| .::::::::::.
237 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:39:41 ID:rDY2Q+/8
/ ／ ｝ 〉
. ,′ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞl 〈
│ / | |
| / | │ ……つまりこれは都市教略じゃなくて、一個人を斃すためだけの
| ／｀'ｰ=ｧー─:─‐‐┬:-,､:┬―＜ !
,'! ∠ ィ: :.::/:,/＞､/_;∠/ |: 厶:斗:│: !:＼ | 戦いだって言いたいわけ？
/ |: :,/|〃卞i:::j｢ / j/ ｲi::卞小∧|￣|
. / /|∨:| ちソ ちｿ ハ| ' |
/ ト|: : :| ー , ´ !: :| |
. / /: |: : :| ｀｀ 八:|ヽ. ∧
/ /: /|: : :|ｌ＼ ∠ ) _ ｲ: : :| ＼│
. / /;∠ |: : :| ` ､＞ 、..＿_.. イ │: :/⌒>‐､}
{ ／ >‐＜｀ヽ＼｀ー┴'´/ | |: :（_ノ⌒丶＼
/ ／ ／ ／⌒'く ＼ ,/l | |: :/ﾚ ⌒＼ /
. / ／/ ｛ ／⌒ヽ. ＼ / | |: :V⌒丶 /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,､ -- ､i!__
, '´ ｀`ヽ､
＿ ,／ ＼
∠ li ﾄ､ ､ ､ ヽ
/ , , |ヽlヽ!ヽ､|ヽ!ヽ l ……それにやる夫に敗北を与えたら、彼の神話性を打ち消す事が出来て
ﾚ! ./Viﾚ' , -ｰニｰ-､ﾚ､ .l
| |i ,-ｰ､ '⌒iTｯ .| /`ヽ! こちらの士気もあがる。つまり我が軍のやる夫に対する畏怖と、イスラム
ヽ, ', ﾊT:} ﾞ´ ` ｿﾉ
`ヽ', ''´ﾉ _,イ-､ の人々のやる夫に対する信頼性の両方を打ち消す事にも役立つ。
{l ` / ヽ┤ |｀`ｰ- ､
/入 ￣ , ./ | `ヽ､ だから負けられない。
ﾄ､ ゝ>-ｰ' ￣`ヽｲ / .| ,､ '" ＼
了､_ .〉 ./ | ／ ヽ
/ヽ｀`ｰ-l' | /__ | / l
| ＼ ,' l`ｰ''| ヽ､. | ﾉ l
| `,' .lヽ::::ﾉ ｀ l ／ l
l ./ ト-辷 `Y ／ l
l ./ | ﾄ､＿ _-/ |
| / | lヽ ｀ l l
L_../ ﾄ, | l. l |
238 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:40:16 ID:rDY2Q+/8
i i ｃ ｒ､ (_ノ ｖ／ )_ノ ｒ メ､
｜ { ／ ( _／ソ／ ＿ ＞ Ｔ´ ヽ､
l. /ー-t―.T´7i￣,i ﾊ.トi-r‐'､ 「｀ ……そんなに恐れているのなら、何故リチャード王は
. ', ／ ー/-ｧ=l7´ | ./l ,' j,rＶﾍ. 「ヽ}
i ∠ =イl /! /|ﾆ示`l/ i/ 伝Ｔ | | やる夫を捕らえた時に殺さなかったの？
,! ｜ Ｙ ﾚ行し::;｝ じ;ｿ l｜
/i l ｜ '弋ｸｚｿ ､｀" !,'
,' ! i ! ﾊ
,' | ヽ、 !､ |ヽ、 _, ｲ l
/ ! ＼ l V ', ｀ _ イ i l !
. / ﾄ ﾍ. ﾄ-ﾆ＿｀7ｰェ‐＜/ !川 ﾊ
{ ヽ ヽ＼ ￣｀7､ .i/ i!ﾉﾉ ｛｜
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
}'´::::::／/:::;ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
ﾞ|:::::/／:／/／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
｀∨:::::::７／;:/:／/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::､:ヽ.
|:::::::::::::::::::／.イノ:::::/l::::::::,.ｲ:::∧,.ﾍ|＼ﾞ::::ヽ、
ﾞl:::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ﾉ:::::ﾍ::丿:::::::::::::::::::::::､:ヽ. 部下に欲しかったのさ。
l:::::::::::::::::::::::::::;i:::::::::::::::::::::::,ｲ::::::::ﾊ:::::::::::::::::iﾍ!
ﾞl:::::::::::::/!::::::/|::::::/!ﾊ:::::::/ i::::::/ﾘ |:::::::::::::::::| 陛下は才能のある人間をとことん愛すからね……
|::::::::::/ |:::/ !:::/ |! i::／ /::::/〃 i:::::!:::::::::::}
ﾞl:::/i/ l:/ ___ｊ/_,.」_ﾚ___/:／ !:/|:::::::::::l けど、やる夫はがんとして首を縦に振らなかったそうだ。
}/ ‐ﾘ'´ ‐‐-､ ﾉ'´ /iﾉ-!;ｨ::八:!
l -ｒ‐c‐-- /二 /' |ﾉ ヾ. それに……
ヽ、 ゝ:ノ ノ /ｒ':ﾉﾞ/
ヽ. / ¨´ /
/ ﾞ、 /
/ ノ /
i' ／
- ‐ ￣ ｀ヽ、 ‐‐ ／
〉、 . ＜_
__ __ _ _, / /｀ﾞー' " ﾞ}､ ｀ヽ、
/ /、 ヽ、 ヽ、
{、/ V! ヽ. iヽ.
239 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:40:33 ID:rDY2Q+/8
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
アリエノール様の嘆願があったそうだ……
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＿＿
一……ー-= 、
, .::´.::.::.::.:ﾋ包ﾇ::.::.::.::..丶､＼
/.::.::,. -‐……‐- ::.::.::.＼ヽ
/.::／ / ヽ ＼::.::.Y
r==イ , / ′ ', ｌ ﾄr==ｋ==､
|ﾚ'ﾞ| / | | { } l| / ゞ=仆='ﾉ
ゞ=| | ｌ| ｜ ヽ ｊ| /! /l {{ﾌ小ﾏ}
,,. = ''" | | |lヽ斗ﾍl＼ﾄ｀７ﾉ '十‐/ｲ /ハ ',
ハ ﾍ ﾍ＞r示 ィfT;卞ﾐ/ 〈/ |ヽ〉
/ ∧ ＼ｌ｀､ヾ'ｿ ゞ= ' / ' |、
/ / ﾍ ヽ "´ ′ "∠ ィ / | ＼
, ' / / ∧ ト ＝= / ｲ｜| | ＼
／ ｲ / ,′ヽ ! ｀i ､_,. / ／ i | | |＿ ＼｀丶 、
／／ / / / ＞ ＼┴――‐/／――ｫ| | ｌ::.::.＼ ＼ ＼
／／/ / / / ／ ━━━━ ／ ｢| ｌ ｌ::.::.::.:.＼ ＼ ＼
/ ′/ / / / ／＿ ― 、＿ -―― ∠ ＿|∧ヽﾞ ､::.::.::.::.', ﾍ ヽ
; / / / / 厶斗‐ '´ ､ヽヽ ／／, - ヽ∧ヽ ヽ::.::.::.:〉 | '.
ﾚ / / / /| _ ﾄ､ヽ∠ィ / , -‐ ノヽﾍ ＼ヽ::.:∧ l }
ヽ / / / / ヽー┬ ´ ヽ Ｙ_/ ﾚレ／, ―┬＜.厂|_八 ヽV ヽ / ﾉ
i / ' / ｣T＾ｰﾍ. ﾚ´ 〈／ |丁´__rく ', |:.ヽ /＼
240 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/19 21:41:23 ID:rDY2Q+/8
'´ __ .． - ‐… ァ== 、 ＼
ｲ .．-ｧ::.:.:.:7/:.:./ :.:.:.:.:.:.:.://:.:.:.:.:.∧ .
' ﾚ′:.〃:.:. 〃:.:〃 .:.:.:.:.:.:.//:.:.:.:.:.: /∧ !
. / |f!x:.〃:.:. 〃:.:〃 :.:.:.:._ .．- ‐…─＜.. !
！ |ゝ.〃x:.:/:.:.__j,.イ 丁＼ ヽi／ ､ ゝ | ……みんなやる夫やる夫……やる夫にこだわりすぎなんだよ！
｜/:.:.:.: /イ､ l i | ＼ イ ﾄ ＼ トミ=- ﾄ､
｜ |':.:.:.:イ ｜i | ﾄ､i、＼ .イ Ｘ:弌:=zゞ｜ | ､ ロビンは仲間にするべきだって言ってたけど、私は認めないんだよ！
'. j:./ーi!─i!-!=＜! ーゝ'"!::::::ﾊ! ｲ! !、 ! ＼
|// ∧イﾃ:::示ゞ 弋_少 '.! ! '. やる夫の事はみんな過大評価だって事を私が証明してやるんだよ？
イ ヽ 从ﾉ､ﾄ::::ﾉ! /／/｜∧
_.ノ_ノ^＼ ! ゝ- ' 丶 ! !/´!ヽ
| ﾊ/// _ _ | | :.:.! ＼
ﾉ |∧ / ＼ | | :.ﾉ ヽ
.′ ,ﾉ: : ゝ. " イ | ト′
′ ／!.:| : : |: :＞ .._ __＿_ ' ´ j/! ! |
！ .'::::/: :| : : |:/: : :ノ⌒(__j＿＿.．-‐´ ! ! |
｜ '::::/!: : | : : |一'´1 ﾄ､ ／! ! ヽ_＿＿
｜ .' :::::: !:.:ハ : :ﾄ､、 ! V `－- ／ ! !／ __../ヽ
｜':::::::::: |: :∧! ::|ﾉﾉ ! ＼ .／_ ! ! ff:::ｙ､/ ＼
ヽ!:::::::::｜ハ ! |'′ ヽ . =＼ ≠ )::::)） ! ! Vy､/＼ ヽ
人::::::://=イ! | (（___ム/lヽ=＝'’ /:! ! / ハ=
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,ｨ‐'"~￣｀`丶、
_／ﾝハル/Vヽ/ト＼
ﾌ.::::::::::::::::ﾊﾊ:ﾄ､:l::::::::::ヽ
/ｨ::::::::/|:/ﾚ' ! ヾ_从:|:|::::::! ははは、妙なことはするなよ。
/!::::N-‐''ヽ ..-- ､1ｋi
!ﾊﾍ:{ r'"~ , ﾙ,}
Yｔ、 `＿_, 〃′
`‐へ `ー ' ,ｲ
lヽ､__,／ﾄ､
／| ﾚへ、
_,､-‐ｲ__ ! L { ｀''‐-､_
／| ,ｲV Ｙ`ﾆﾆ二」ハ `ト-､ ｀>､
/ ｌ┬'´/／/|::::::r‐ｧ' ７ `ｰ' `Ｔ′',
/ l│ ＼!::::| / / |/ !
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
この時、彼は彼女の言葉を冗談ととらえていた。だが、この時少女が心にある決意を秘めていたのだ。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【第七章】（７）終
248 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:47:38 ID:k0w0MlyH
やる夫は二千の兵をラスカリスとアル・ハジャーブに託してルイセと共に西に向かっていた。
____ ______
「::::::::ヽ､__／:::::::::::7
!:::::,-''"￣｀"'ヽ::/
ヾ,' , , 、 、ヽ
（（ ,ﾍ, ﾉ ｱ ﾀ/λｲλﾁ弋 .,ﾍ ）） てか、みんなとはぐれちゃっただけなんだけどね！
'､ .'､ﾙﾙ ○ ○ ﾙ/ ﾉ
＿ヽｿ.弋 ""r-‐￢""ﾉ/__/＿
＼ （ ゝヽ､__,ﾉ_ノ ） ／
￣弋、 ｲ;;L∞_/;入 ノ￣
＜二＞弋.{::::::::::::::::::}-イ＜二＞
＿ ヾ:ﾉ:::::::::::.::::::i｀ ＿
／.／.／:::::::::::::::::::::ヽ.,＼ ＼
.|／ ／ﾍ;:;∧;:;∧;:;∧;:ﾄ ＼|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ それにしても、この馬は足が速いお。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | とても三歳の女の子とは思えないお。
./ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
249 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:48:30 ID:k0w0MlyH
,ﾊiヽ.. ﾋﾋｨｰﾝ
ノ"･,,'' ヽミ
. (｡,,／ ) ヽﾐ～─～⌒ヾﾐミミミ彡←
ﾉ ）
( 、 ..）__＿彡( ,,.ノ
/／（ ﾉ ﾉ.ノ (
// ＼Ｙﾌ .. 〆 .い
.（ﾉ くﾉ //
くﾉ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
iー - ., ,,. - - ― '' ￣!
| `i｀` ー - .,_,.´ -- ‐ 'i ,'
__,,. -―''/｀` ヽ! i /
| ./ i /ヽ, !｀` ｰ - .,,__
! / | ,' ヽ, i', ヽ, / うー……足の速さだけなら負けない自信あったのに……
', .／ | i ', ,' i ヽ, /
／ ! / ! |..,_ !/ | ', ', 自尊心がさぁ……なんかこう……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
,' / ' -''´' , | 'ｰ | i i
i , 7 / -━_＿_ヽ!＿_━━━- | | !
! ' ,' / ─── ! |､ｰ‐ ''
i ,, ｲ (_i ￣￣ / | ヽ,
／! / 人 ,' | ／ , , ! ',
∠..,,_`/ >､/￣￣￣/7 'ｰ'ﾞ∠,,.. ' i / !/ ,､ i
i / / // , '| / ,' ヽ !
| / / //｀ ｰ - r -‐イ ., !/i / `
ヽ' /__ _//'; / ヽ ` | ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼ ほんと、いい馬を貰ったお。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | なんて名前にするかお……
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ ) 走る気が無い時は走らないのは、わがままだお……
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
250 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:49:02 ID:k0w0MlyH
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼ そうだお！この馬の名前はエルシードにするお！
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-| | わがままな所とかそっくりだお！
＼ /;:|`ー' 、 ﾉ:;|
＞ {;:;::乂_,,ｯ､､_／.:;:;｝
／ ゞ彡彡ニミミｯ;;/
（ ＿б 彡〃.:.:.:.:.:.:.:ﾞヾミ、
ゞ ''"/ : :.,;"´ﾞ,;.:.:.ヾゝ
∥ ﾞi .:ﾄ'',.´;, ',;:.:"〈 ﾌﾞﾋﾋｰﾝ？
ヾ :: 〈● :ﾞ;, ,;"::;●夂
八 `ヾ,|｀: : : ;, ,;:.::::｀";l 乂
/ ／,!;;;ゝ,ﾘ|; : : :; ;::.:.:;::i）! : .彡
,/ヽ／／: :,ヾ〉,;.;､:'':::.:.;::;!:::| : . |
／/ : : //ｲ::,.:..; :.｛､; ﾞ;:ﾞ;;.:"';｝:::!､_!
／: / : : //'ﾞ::;'.:.::; :,::`i.;ﾞ:.,,:''::`/::::::.:ヾ
/: : / =､/,.!::: ; :,' :' : :.:.:ヾ;∞;ｿ::::::::.:,:.}!
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,.へ _,,.. -‐‐ｧ
／:::::::::｀ヽ.,_ _,,.. - ､ _,.／:::::::::::::/
i:::::::::::::::::,.ゝ-｀'' ""￣｀ "''＜______:::::::::i
/::::::::>''" ｀ヽ::::::::::!
く:::::／ ヽ:::::!
Y ／ , Y､. うわ、それって死亡フラグ。
/| ./ /l , i ｀ヽ. !:::ヽ.
く:::i .,' / | ﾊ /| , i |::::::::', あたいしーらない、と。
`! i /!,ゝ､!/ i / ! /i ﾊ ',. !:::::::::!
!ﾊ ﾊ i. i＞r ﾚ' ﾚ'_,.!＞'r､! i ヽ. !へ/ ____
_____,ﾚ' i ` ゝ-' '´ ! ﾘ ﾉiﾍ ｒ-ヽ. ! ／´ '/
ヽ.ノ .!⊃ `'' ´ '/ ,V i Y ／ /
/´/ .人 ⊂7 ./ i ﾊ i , '｀i ) ）
ﾚへ.,ｧ!/ /＞､ ､ ／ /´`ヽ.rヽ. ﾚ' / ,'‐-─ｧ
/´ !／ /::/ `'ｧ-‐='7´i / i ヽ./ /ｰ､_ン
i7 ,'::/,_＞'--‐/:::::ﾚ' -r'´ ', ヽ.,_! ヽ
!>､,r__,.､_!:::::::rｧﾑ､‐-'::::::::i ,! ,ゝ､ ヽ.,__ノ
7' /!::::::/」:::!ヽ.::::::::::::ゝ､.,__,＞､ i｀ヽ､,_,,.イ
/ ''ヾ,ﾍ::::::/」::::|_」::::::::::::::::::::Y´ `'､ ﾉ
〈 ヽ!::::::::;:::::::i:::::::::::::::::ン::､＼ｰ ､., `'ｰ '´
,＞､,_／::::::::/:::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ.ｰ｀:.､__
r7´____:::::::／::::::/::::::::::::::';:::::::::::::::::::ヽ::::::`'::＜ i i
iヽ. /:::::':::::::::;:::::::::::::::::::::';::::::::::::::::::::i＼:::::::::::＞ﾝ
251 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:49:39 ID:k0w0MlyH
／）
／／／）
／,.=ﾞ''"／ 人人人人人人人人人人人人
／ i f ,.r='"-‐'つ＿＿＿_ ＜ ＞
/ / _,.-‐'~／⌒ ⌒＼ ＜ よし、エルシード！もっと飛ばすお！＞
／ ,i ,二ﾆ⊃（ ●）. （●）＼ ＜ ＞
/ ﾉ ilﾞフ::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
,ｲ｢ﾄ､ ,!,!| |r┬-| |
/ iﾄヾヽ_/ｨ"＼ `ー'´ ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
∧ ∧
/ ヽ‐‐ ヽ
彡 ヽ
彡 ● ●
彡 ( l
彡 ヽ | ﾌﾞﾋﾋｰﾝ！！！
彡 ヽ l
/ ` （ o o)＼
/ ＿＿ /´> )
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i))) ビュンビュン走るお！凄いお！
／⌒ ⌒＼ ＼
／（ ●） （●）＼ ） この分なら、敵よりも速くアスカロンに着くお！！！
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼
| (⌒)|r┬-| |
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
252 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:50:17 ID:k0w0MlyH
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_.＼ ……さて、問題はアスカロンの首将のエリシーフさんをどう説得するか……
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | アスカロンを放棄するように勧めても、あの人は頑固だし……
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,.-､ ,. -、
／::::::::＼ ／:::::::::ヽ, , '"二',ヽ.
,':::::::::::::::::::::ヽ､______/:::::::::::::::::::! |_|´ | !
!::::::::::;＞'''"´ ｀"''＜:::::く. ／／
!:::::ｧ' ,. '"´｀ ⌒'ヽ;::! i__|
_ノ::::;.' ,' , ; i i ヽ! ┌┐
｀ヽ.,' i ,' ! ,'! /! /! ,' ', └┘
/:i iﾉ !,メ､/ | / |, ｨ'/ﾚﾍ '､ やっぱ、アスカロンって切り捨てちゃうの？
./::::! ∠,..イ ○ ﾚ' ○' i i＞-ヽ
｀ヽ! !ﾊ ''" ''' V i,」 それが最善の策？
ﾉ ,' .| ﾄ.､ (￣ﾉ ,.ｲ i ',
（rﾍ. i ', .| ,/｀i, --r='"´i レﾍﾉ
ﾚヽ､/ヽ!,.イ´ ＼_/iヽ!ノ!/ﾚ'
ト ､, /´｀ヽ::ヽ､/ムﾚ'ｉ｀ヽ./!
＼_｀7 ';:::::'(ハ):::::Y Y
＜,__,ゝ､___rノ:::::::::::i::|:::::::i__,.〉,>
∠,_7 /〉:::;:::::::::::;::::::::::! ',>
/ /;:'::::/::::::::::::i:::::::;::'ヽ.i
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼ うーん、補給はかなり厳しくなるけど、守備隊の命を犠牲にして守れるものでもないし
／（● ） （● ） ＼
／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 玉砕するまで価値のあるもんでもないお。
| ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／ ていうか、ぶっちゃけ逃げる以外に策がないっていうのが本音だお。
ゝ ﾉ
／ /
253 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:50:44 ID:k0w0MlyH
, -―┐
／三三 |
r――- .._ r―.､／三三三 |
{三三三三 :＞ﾍ. -┴ ‐- ﾆ.三|
＼三三三.＞ ´ ` マ
ヽ 三／ ＼
ヽ/ l l ヽ
,′ l 八 } ﾊ ', それにしても五万の兵を繰り出している割には
| 八j ヽ /lﾉ ',. }
| / ┃ ヽ.ノ ┃ Ｖ Ｎ アスカロンの攻略に手間取ってますよね？
| {. ┃ ┃ ! く
ﾉ ＼ { ハ ＿
.＿_{ ゝ , ― ､ ..ｲ ! K /
＼{＼_.jヽｊへ＞ .`ニ ´.＜l ハノlノ /
＼ ＼_ /ヽ _ Ｋ Y j.ﾉﾘ／ ∠ ._
￣＼ ／ ￣ ヽ }＼ ハｴﾏヽ⌒＼ ／ /
.＼ ／ Vﾊ ﾊﾞ ｶ{ ﾒ.ハ く ／
ﾉ }. 卞 卞 ヽ }.／
〈ヽ / } ／j
254 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:51:09 ID:k0w0MlyH
※どうでもいいですが、ルイセは前に座って、やる夫と向かい合っているという、構図らしい（原作より抜粋）
／{
＿ ∠ ─'ー- 、
＿_／ ト、 、 ＼ ＼
／::::::::j { |-‐ミト､Yﾒ、 ﾄ、
／:::::::::::::l ヽfﾁ抔｀ }jfﾁﾊ八jヽ、
｀丶、::::::::| ヾﾝ ゞ' Vﾍ ゝ、
｀ゝ-! ＼ __｀ ﾉ } ト ＼
/::::ﾊ ＼ｰ' / 、 (
ﾊ::::::」 ＼ ﾄ､ ゝ ´ ヽ ＼ヽ
ﾚ´￣ ＼ 、 ＼ ゝ ｀ヽ￣ ＞r─ｧ
7｀＼｀ヾ ＼ ｀{)=彡´二7 ＿＿_ ,、
- ────-{ r ヽ:｀ヽ、 ｀ｰ┐_,. ´ ヽ } }! . -‐┐
ヽ / 7´ー- ゝ- ´￣ ／⌒}__jﾉ_/ ／ ノ} ﾉ｀ﾄ､
, ´ア Y ‐- ヽ { _,.∠/::::7 「ヽ { 7´ ／,:' !ゞ-く'
｀ー- ､／ ／ ｀ヾ_」｀ー'⌒＞‐-- イ ／::／ / 〉 ｀ヾ::∠__'. ｀ヾ}__, ＜乙}
／ / { ＼:ﾟ:::::::::::::::::::::::::::ヽ/:::::/ ,′ノ } /:::::／ } r─'´ /
, { | ＼:::::::::::::::::::::::::/::::::::７ ﾉ厶' l }::::( ｜ ノ { ､ ｛
l ｜ '. ｀Y::::::::::::::::/:::::::::/ / / }L:::::＼ | ノ } ゝ
| | ヽ 〈:::::::::::::::/::::::∠__く { 、ヾ::::::::7 { l } ＿＿＿_
/ .イ ﾊ ﾉ:::::::::::::/::::::::::::／ }_ト 、 ＼}}￣ rﾍ / / ／_ノ ' ヽ_＼
/ ／ { 〉 /::::::＿::/::::::::／ ｜｀ヽ ヾー-- ﾍ_}＿__} ｲ ／（≡） （≡）＼ ｱ、風でﾊﾟﾝﾂ見え……
. ′／ ∨ . ´ ｜::::::::::ｲ::::::::::::￣ヽ ﾉ / ｀、 ､／ {{、 ／ /// （__人__） ///＼
/ ／ ∨ / 八::／:/:::::::r─ ´ / { | ／ ノ | |r┬-| |
／ ∨ / 〈::￣:::::/::::::::::｀:::...､ / ｀、 | ＿＿ 厂 ＼ ｀ ー'´ ／
V Y:::::::::::::::r── ´ ,′ _.ノ | ∠乙Y /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/::ヽ:::::::::::｀ヽ /￣／ | ＞､／ ゝ /,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
{:::::::::::::::::::::::::::〉 / { | ／ ￣ ㍉ | ヽ〆 |´ |
255 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:52:02 ID:k0w0MlyH
＿＿＿
／ ＼ うーん、ていうか本気で攻略する気があるんだろうかお？
／ _ノ '' 'ー ＼
／ （●） （●） ＼ 何となくだけど、攻略は二の次で、他にもっと重要な狙いがあるような気がするんだお。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ 簡単にやる夫の挑発に乗ったり、攻略をほっぽり出して背後の二千を攻めてきたり……
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,､- ､,,,__ _,,,_ . ,,､-ｰヽ
.<:: ...~'''ヽ､’ヽ∠:::: . |
ｌ::: ....,､-''~~ .~''-､ |
入:: , ／ ヽ､
/..ヽ::::/=- ､,,,＿ , . ヽ
| .....〉/.....~''ｰ--, _'' / |ｰ-l-λｰ'''~.' 案外、あなた一人の命が目的だったりしてｗ
|..../..l.......''".''7''-､'’ l ~ｌ,''/_|_,,''i~､.ｌ
|／:/..........l"'',.-.､ ./ / l/~ ﾚｌ::ｌ:::i:::|
- ､ |ヽ:::ｌ...........,.', i,l;';i ' ／ ,;:';,~",:/|:/l/
ヽ ~''ｰ､/ ....ソ .l 〃" ､ '-' ,'./ ﾚ_ ｒt
ヽ .’' .レ,..､ﾚｌ λ..,､ | r ー , 〃/ i ｰi.i ,| |
.ヽ ヽ ＼.＼ﾚλﾚリヽ’､ _ ノ, -''" ﾘ .|.| | L,,__
.ヽ ､_ .ヽr'--<-､ ヽ､" yヽ、_ |_|ｒ| |: | .l''i
' -､､' - ､,/: .ヽ ヽ |ヽ, .i::kヽ 〈 つＵしJ
,,､ -ｰ---"'､ｙ':::: ヽ,::'.､_,|,,､Ｖ､｡ゝ_＼ .ｌ ' .ノ
、-''''''''''' ｰ-/.:::::::... ）k',__ ___,,,､-''|, .| 〉 イ
.、ヽ、＿､､､女 -､､_ ./ ﾋｰ- ､､ -ｰ''"|､ | /:: . /
ヽｰ──'''''''.ヽ, ~_'ｲ i "ｰ--ｰ''''"~ | "l/:: ./
,, -'' "~~|'''' ~ _,.!:::::ヽ＿＿＿_／ ./'::: . /
／ ,､'"|'''"-''"~.￣ ’. 入 . /
256 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:52:33 ID:k0w0MlyH
* ＿＿＿_
+ 。 ／ ＼ ／＼ ｷﾘｯ
／ （ー） （ー）＼+ 。 * そうかお？
／ ⌒（__人__）⌒ .＼
+ 。| |r┬-| | + 。 そしたらなんか格好いいお♪
＼ `ー'´ ／
＼ ,,,, ,,, ／ + 。
／ ＼
／ ,､ .l> ,>
＼ ﾘ l <
<_/ ト-'
ｉ l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,.-‐- ､, ,..:::'"´i
/::::::::::::::::｀'::..､ ／:::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::＼--/:::::::::::::::::::ヽ.
|::::::::::::::＞ '"´￣￣｀"''＜:::::::::::::＼
|::::::::／ __＼::::::::::::::>
／::::::/ ／￣｀ ´ ｀ヽ;::::/
/:::::::::7 / , , , ∨ なんなの？
＼:::::::| | /| / ! /|-‐ﾊ ＼
＼::! ,' |/ｰ!-イ__,ﾚ' ﾚｧ'ﾊ| ! ｒ--` バカなの？
／::7 / !ｒ ‐ｧ'7ﾊ' り ﾉ| /|/＼
｀ヽ/ ∠,_! 八 弋__,ﾉ ∨∧￣ 褒めるとすぐ調子にのるの？
/ ﾉイ ヽ.｀' ｰ , -‐､ 人' |
! ∧ ト ､.,_ （ _,ノイ ∧/__ エルシード様に告げ口するわよ？
|＼| ∧ / ＼|_, イ＼￣「＼-|／ ´ |/
| | ＼ ＼|／ア´｀ヽ＼__＞ｒイヽ. ＼／
∨ヽ.__＞､, / ＼::::/ム:::::', __,〉-‐ ｧ
＼ / ﾍ ､__ ノ::く__ｒ-､〉:|´ ＼／
＞---‐＞､ｒ'´ ＼:::::::::::＞'´￣￣__ｿ
＜.,_＿＿_,,.イ 〉＼ ＼／ ､,__ン´〉
／ / ／:::::::::＼ ´ .∧ ／
∠,_＞'／::::::/:::::::::::::`:.､,__／:|::::＼ｿ
257 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:53:19 ID:k0w0MlyH
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼
／ （⌒） （⌒）＼ ウホ、別にいいお。
／ ///（__人__）///＼
| u. `Y⌒y'´ | 怒られるの好きだしｗｗｗ
＼ ﾞー ′ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ rｰ'ゝ 〆ヽ
/,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
l｀ ' , , ' ￣|
l ｀ヽ.y──y' |
l ￣＞──'´- ., |
l ／ ヽ| （あーあ、ついにそっちの世界に目覚めたのね……）
V ＼
/ ,､ ,､. l
l ｨ/ ヽ ,ｨ l l
| / ' ┃＼／┃ ﾄ､ l/
/ / ┃ ┃ l 〈
{ ゞ､__. l !
ヾー-Vヘ_ l､,、ゝ､. _ - イ ,'l/,─ ﾌ
＼ ヽ.ゞ>l＿_T､二_ |／ ／
ヾ──`─y'⌒ Y´l＿ノ介ヽ/ヽ､_, ≦─ｧ
＼＿_／ l くノ ﾉヽ >､ ＼_ ／
く l l ゞ
258 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:53:45 ID:k0w0MlyH
.. ＿＿＿_
／ ― -＼ お？あそこに誰か倒れているお？
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿_
＿ ／ ｀＼
_ ィァ'／７ ヽ ……うう、お腹空いた……
／ {/'/ | /＿＿＿＿＿＿_､ﾊ
/ j〃 /| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ｝
. ＿＿＿＿＿＿＿_/ || / |＿＿＿＿＿＿___|ｲ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
`ｰ～―ﾍ. ＼ |l ∠l斗=くj/∨ﾚｨ=从 乂
＿＿＿＿＿__＿＿_ヽ_ ／ﾘ " ﾉ |{弋:ｿ 弋:ｿ}/`ﾄ､}＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/ j ∨ {::{ 厶 :|,, ｰ ' ｰ,,∧│ﾉ
. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|::| ／|ノ|:l{＼ ｏ ィ: :lﾍ|〈￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. ￣￣￣|￣│￣￣ lﾞ￣/:|::|_／ │ |:.lﾄミ≧=-＜/ | : l |￣ |￣￣￣|￣ |￣￣￣￣
| | | /:/|::| |ヽ|: :|ｰ='l ∨ | : | | | | |
| | l./:/| |::ｌ |` |: :| |. ,'、 | : | | | | |
| | ./:/'│〉:'、 ,/! |: :| | / / ; :| | | | |
| l / / |∧:::＼/: | /:./| |,/ /:ハ:.|. ,'| | | |
| | ./ { /:::/＼/l: // ハ| 〃 /:/ } }_/ | | | |
| l ヽ: :| ,':::/ ﾉ:八 { | / ノ'´ ﾉ:ﾉ | | | |
| | ヽ∨::/ ∠イ `ヾ | ,' ｰ=彡ｲ | | | |
259 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:54:09 ID:k0w0MlyH
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ r ⌒j
／（ ○）}liil{（○）＼ / / だ、大丈夫かおッ！？
／ （__人__） ＼/ / ／ ）
| |i|||||||i| / / ／ ／ ルイセ、水！
＼ |ｪｪｪｪ| / '` ´ ／
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ ＞ 、 ヽ _ ￣￣￣)
/ -､ } ( ￣¨´
/ ヽ._ __ ＼
｀ --‐'´ ｀ﾞ' 、_.)
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,.- ､., ,,. -┐
/:::::::::::::＼ ／::::::::::',
|:::::::::::::::::::::＼_,,,... -─--' ､:;:::::_:::::|
!::::::::::::::＞''" ｀ヽ､:::L_
|:::::::／ ヽ､! ､.,人_ ﾎﾞｿッ
/::::/ ／ / , i ヽ. ,ゝ
く::::::;' ,:'/ / ﾒ! /! /! ; ':, （ （ちょ、ちょっと何考えてるんですか！？）
Ｌ_i / ,' ,ﾊ /_」_､! ,' | /| ,' i r'´
!.イ ! /'ｧ'´ ,.-､ヽ,! ﾚ'､,_!,,./! ! ', （こんなところで女の子がひとり倒れてるなんて）
/! ｀ヽ,ハ /.ｲ '､,り 'ｧ'-､! ! / ,ゝ
/::i !ﾍ!､ヽ､.,__ ;',i i7ﾚ'!イ （どう考えても怪しいじゃないですかッ！）
く:::::! ! ! ,.,.,. `'ン'i ﾚ' /´`;／i
｀7 ,' | ', u /￣"'' ｰ┐ ,.,.ﾊ ヽ､/ / /,! -､
/ / .,' ﾄ.､ ,' i ,.ｲ ,..!__ｧ' / ／ ／
! / / ,へﾊﾞi'ヽ､.,,______,.ｲイｧ'" ｧ'/ /'' ∠__,,,..､
ﾚﾍ /! ﾚ'/ _,.!ｨｶ ! ／ ／;:'´ _!ノ_ ´ __,ﾝ
)' ﾚ'／´ ,'::::::└'rく_,.イ:::::/ r'"´ `ヽ ＜´
r/ i:::::::::くム>:::::::::::i `''ｰｒ ､, ,._ `ヽ.
k !::::::::::/ハ〉:::::::::::', `ヽ二iヽ､.,__,.イ `' ｰ'
Y＞r ､|::::::::〈/::〈〉::::::::::::::ヽ､ ｀'ｰrン´‐ｧ ＊
_____｀7^'ｰ.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'r-,-─''"_,,.-''"
/´_____ﾝr 、､!::::::;:::::::;::::::::::;:::::::::::::::::::::',ﾍ. ', ＼ +
i _______i ! ,'::::::;'::::::::!::::::::::';:::::::::::::::::::::':, ヽ,ゝ､__＼
260 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:55:00 ID:k0w0MlyH
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼ ﾎﾞｿッ
／（ ●）（ ●）＼ （すこしくらい怪しくっていいお）
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| （ （ | （それにこの娘、けっこう可愛いんだお♪）
＼ `ー' ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
i￣￣｀ヽ、____ ,ﾉヽ,
i ,-´￣ ｀ヽ>
＜ ,/ ⌒ ノ （ ⌒ヽ、
<ｲ , ⌒ 、 ,、 ヽ i
/チルﾉ_＼ﾚﾊﾉ,,／ゝﾚ｀(
ﾚ ｲﾉヽi(,_,]｀ i_ﾉ)/i (´｀ （馬鹿ッ！）
,ｲ 、(ｲ、u" ＿ " ,i )ヽ
ﾉ(イ人iヽiヽ.,(____ﾉ,.イﾉｲ
,__, ´___,（⌒）,,__、ヽイ、-、Y
) (( ( ( ￣ 、_ノ[＞<]｀ヽヽ、
) ｀｀｀-⌒-ｲﾉ ｀',＿__i ´ヽ,（⌒ヽ
261 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:55:31 ID:k0w0MlyH
-‐……‐- .
／ ｀ヽ
/ /-‐ｧ￢._ﾌ¨¨ﾌ 7 ｧ┐l
. / ′ﾟ/＾ ∠ ﾟ／⌒ ﾟ/ ｜|
' {__/,／,_／＿＿ノ＿__|_{
. { ノ _」.⊥.∧∧}⊥|.｣ ﾄ､> ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸ……あー、助かったんだよ。
} `T /}∧j └′ ' ┘}ﾉﾊハ
. / 「l | ^'宀'^ ^'宀{ , } 感謝なんだよ。
{ ,ﾉ{| | '' ' ' ''}{ {
. ∧ /`Ｔ| ｜ __,_, ,小、 ところで、お二人は南に向かわれているの？
/ /l l | ト, | | イ|｜ ヽ
. / l ｌ | ﾄ{└ｆエｴエｴエ}| | }
|_｣.Ｌ| ｜＼|> .二ﾕ r_,l | /
|>く_,| l＼/ .二ﾕ l-{厂｀ {
├' | | ′ -‐{ ﾋﾉト,、} ＼
|{ | |/{ ｒ ´ |下、ﾊ ヽ
. 八 ｜/ } ７升=====! | !{ | |
- 、 { ､l,′ |∧{｜ ｜｜| |,_八{ |
} | {,＿_| | | ｜｜l∧／|ヽ |
、 ｀ ‐|-‐ ∧ ∧ |ﾉ ∧ ∨ |￣|┴ ､|
｀7 ‐-┘ ._/___V ｜ / V | ｜ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
γ⌒) ))
/ ⊃＿＿ そうだお？
〃/ / ⌒ ⌒＼
γ⌒)（ ⌒） （⌒） ＼ ∩⌒) 南のアスカロンに向かってるんだお？
／ _ノ :::⌒（__人__）⌒ 〃/ ノ
（ <| | |r┬（ / / ））
( ＼ ヽ ＼ ＿`ー‐' ／（ ⌒）
/ /
262 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:55:56 ID:k0w0MlyH
,. ' ´￣￣￣ ` ｰ- 、
／ ` - ､
／,. -‐ ￣￣￣￣￣ ¨ ‐- ､__ ヽ
/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! ',
/ !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! ', アスカロンッ！？
ｉ |__＞-――ｧ‐ｒ‐r‐r‐―:-＜:.:.:.:.:.| ヽ
| /: : :_/ |: /|/ |: :| ＼: ｣:.斗:｀ ｰﾍ、 ! じゃぁ、私も一緒にアスカロンに連れて行って欲しいんだよ！
|＜: : : / T ト ヽ:! 七Vハ＼: :!: : :,＞ | _人_
| |: : /| ,.ィ丐ﾄ､ ヽ 圻下ヽ V: : :| | ｀Y´ 私もアスカロンに用事があるんだけど、一人じゃ心細いんだよ。
| ∨|: 〈 {Y:::r} {Y::::r} 〉 !∨! | *
| |: :| v少 v少_ |: | | ! _ｉ_
| /!: }:::: ¨ ' :::: |: | ! ﾊ !
/ /ﾄ|: ﾊ ､__,.､＿_,. |: :!J ! ',
/ ∧:.!: 込 { } ,ｨｉ: :.!:ﾊ ',
/ / |:| : |少 ､ _,ノ , イV:!: :.|:.∧ ',
/ /__／|: :| |::/＞ _ イノ /:::|: ::| ヽﾊ !
/^Y⌒!^Y⌒'r‐く: :! !:∧ ヽ_| ／ /::::::|: :.| ', 八
￣|ｰ1 / , , ＼ |::::∧ ￣ ,/:::::::::|: :.| __! ∧
| `7 / / /^::::-}､_|::::::∧＿_ /::::::::〃: /／ ∨ ',
ﾉ `ｰ^'ｰ'^ｰへ:::::::::::::＞､:::∧＿＿ /::::::::://: / | !
/ ｀ ｰx::::::::::}￣ヽ 7 区｝::／厶ｲ |＼ |
／ ∨:::|＼:::V￣::／ / ,／! ＼ !
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
(ヽ ／（ ●） （●）＼ /)
(((i ):::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ ( i))) いいお！
／∠ | |r┬-| |＿ゝ＼
(＿＿＿ `ー'´ ＿＿＿＿ ）
| /
| /
| ｒ /
ヽ ヽ／
>__ノ;:::......
263 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:56:59 ID:k0w0MlyH
__/:::::::::::::::::::::::＞-'''" ´￣￣￣ ｀""'' ＜:::::::::::::::::i ,' / ／
::::::::::::::::::;ゝ'" ｀ヽ;__:::::| / ／
::::::::::::／ ヽ::::::ヽ.
:::::::::,' ／´ ヽ:::::::ヽ､／ ､.,___,人_／ !,_
::::､/ / / ', ヽ. Y:::i´ ）
::::/ .,' i /! ﾊ ﾊ i ', ',!::| ＜
:7 i ,､! / | / i / | / .i , ヽ. i::::', > . 駄目駄目絶対だめー！！！
:i ノ / ,ゝ､!,_ !/ | / _」＞'-､! ﾊ ,r-ヽ. |:::::: > く
ﾊ ＜ ,' /ア´ ,.-､` ﾚ' ' ,.-､ ヽ!/ﾚi |／ >
|,へ/レ'7! i r! i r! i | .! i ', 。 ＜ 一緒なんて駄目ー！！！
/ i i ヽ. ヽ-' ..:::::... ヽ-' ノ i | o | ヽ. ）
/! | ⊂⊃ __ ____,,,...,,,_ ⊂⊃ |,. , '-‐- ､! ○, '
ﾉ ,' 从 /´, '￣￣ ｀i ﾉ,.-/ /- ヽ.く
○ o |＞､ !/ __ﾉイ/ i,_/｀ / .）
へ | ﾉへ/ /:::/｀'''ｧｰ----─r=＜/::| ,〈｀ /､ 〈
)／ /:::::i｀'' ｧｰ----‐ｲ |:::::::::::i i7ゝ' ｲ i ヽ.
/ i::::::::ヽ､.,／ムヽ､_!__」:::::::::::', !7i｀ i / ＜
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ （そんなにやきもち焼かなくてもいいお）
／ -=・=- -=・=- ＼
| （__人__） |
＼ |++++|」_ｷﾗｯ／
`ー''´ l
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| ＞
￣|／| ＜ ／ ~''ﾊ
/ . / .ヽ ／
／￣~'''- , ／ ,,- ' ヽ ∧／＼／
ヽ'''~~~~~~~''ｰｎ 、ﾉｰ''~ |
） ,, -''''''''''-v--,,, , | （そ、そんなんじゃないーーーーーーーーー！！！）
. ﾚ''' ,''- - | ,,,
／ 'ヽ ''- 、 , -' !
／ / |ヽ ヽ ヽ ｋ , -' !
/／ / | i ヽ ヽ - , -' !
/ / / i | .| ／ ! k ~''- ,, , -' ノ
/ | | | | ! ／ , . !ヽ ,r~ , -' / ,,,
| | . | | | ／ ,,, ヽ | ｉ ｋ ,' , -' /,, - ''~
.! | ''- |,, / /／,,, イ .| | | | .| ﾄ''~
! ,,_~_''__ . ''~､ .! i, |'､ || | .| ｋ !
ヽ ' ヽヽ ! ヽ.ヽｲ_,/ | ヽ |.|.| | ;;;;;;ヽ
ヽ ' ﾞ ,`' ， ''////, '､__） ||.|. | ;;;;;;;; ヽ
! ヽﾐﾐミ ,,,,､, ,,-''| | | . ;;;;;;;;;;;;;ヽ
. ! ! ヽ,,,i~'Ｔ".i''",,,-ｲ' . | .| !! ;;;;;;;;;;;;;;;;;; !
. i. ! ヽ / ! | F、ノ | | i ｉi ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
| .ｉ ｜/⑨ﾆヽ | ヽ | / ,,-===)ｰ┐
ヽ ヽ,,,,,ﾉ//ﾊヽヽヽ | ｋ i / //~ｎ >ヽ!
264 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:57:36 ID:k0w0MlyH
| | | |
| | ＿ ＿ ＿＿ ＿ | |
| |＿ __,...ィ7: ´: //: : : : : ∧: : : : :.ｌ:｀:≧y |
| |: /: : : :./: : : //: : :/: :./ !:l ､: : :ﾄ: : : ＼|
| l/: : /: /!: /:斗七:/ !:./ l:.l:≧ト:ヽ:＼: :.ﾄ､ ……実はアスカロンには私の兄が捕らえられているんだよ。
| ／: : /≦´:/j/ ﾘj:/ l/ jﾘﾊ ＼! ＼:l: :l !
| ／'７: : :lV _,.ィf示圷 ィfﾁ圷､ /Ｙﾘ | サラディン様はキリスト教徒にも寛容な君主様であると聞いている
| |:/Ｖｌ / トｲ::::jﾊﾘ ﾄ::::ﾊﾘ /: :! |
| ' |: | 弋うrｚﾝ 弋ｚﾝ' l: : | ∧ のでなんとか兄を釈放してもらいたくて……
l |: | ///// ､ //// l : :| |
l |: | ,':.: :| |
| !: ! ヽ ､--─‐ｧ /l:.l: :| |
_＿__.X .|: | j＼ ￣￣ イ l:.l: :| l
／/ ＼ |: | ﾄ、 ｀≧ _ .＜ ! V:.l: :| /
/ / / ,ィ': :|､ ＼＿＿ ＿ 工.._ノ〉 .! /:.: l: :| ./ ＼
ヽ / l: : :| ＞ ､ / //:.:.:/: :.! | ∧
/＼ ./ ｊ: : :| ＼ / / l:.:.:/: : ,'／ / |
ヽ./ 丶 __／ ＼: : |＼ ＼ ／ / .|:.:.l: : / ./ .|
V ＼| ＼ ＼ / |:.:.| :/､ / |
V ＼ ＼ ＼ / |:.:.l: | ＼ / ,-､ ト､
V ＼ ＼ ヽ/ .|:.:.l: | V j‐'.| ! i
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_＿___, -‐…・・…‐- . . .-‐┐
|::::::／ ｀ ＜::::::::::::/
. |／ / ヽｰ―‐.,
. / / / ',:::::::::/ そ、そうだったの？
/ / / } ハ ノハ:::::/
l lー{一'{ ｀八ー‐} } ∨ あたいったら酷いこと言っちゃった……ごめんなさい……
l { 斥う八 ,仆うﾐメ.ノ ｜ |
| { lc弋)ｿ ）ノ 弋)シ｡ｏ ）｜ |
Ⅵ! l l '' _'＿＿_ '''' .ィ | ′ ／|
从 人 Y ） ﾉ/ ﾉ / ／ /
）ﾉﾉ＞ ､⌒ ´ ..イ 厶イ从ル' / /
. ／ |:::（(≫≪)）/::::::/ ｀ヽ // ／
/ |::::::ｰ―一'.::::::::{ 〉 /'´ ＿＿＿
〉、 |::::::::::::::::::::::::::::人__ ノ 〉、／ ／
>、 ヽ.|:::::::::::::::::::::::::::::::∧ ｀ ｰ< ＼￣
265 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:58:13 ID:k0w0MlyH
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼ （ルイセはこの手の話に弱いお……特に“兄”とかそういう単語には敏感だお……）
／（● ） （● ） ＼
／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| ｌ^l^lｎー'´ | んー、でもやっぱり怪しいから連れて行けないお。
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿
/~~''''' - 、 ,.-.ｰ ""~~ ;;|
. | _､､､､､＼ｒ'''~~''ｙ.~ -, ,;;;|
| ､;, -=""" """=- 、～-、 ::;;;|
|_,,-'' ､ ヽ .ヽ ::::l , .';;;|
／ ::::: :: :: .ヽ: ::;;;;;;/
. / ;; ;;; ;;i ::: ::;:: ;;; ; :i:;;;;/;;i 酷い！なによこのひとでなし！白まんじゅう！
. /_~~''' ー-!ヽ､､､ヽ＿ .;; _,,--::::ｙi. :::::l
./.:::;___.::;.; ::r .、,,,,i ヽ- ｰ,,ｙ''~:: ::; :: ::::l;l :::::l 馬鹿！変態！鬼畜！悪魔！
.i ::;.; :::;::~''-i :l ＼::l ｙ'' ＿ -y i :::::l;;l :::l
.i ;i l ::l.l ,r--r~=ｰ ヽi ≦ｰ'む-.l il :; :::::|;;;;;y ::l
|l | :i .i.:.l k_''' i ､ .'-' _｡'.､;: ::::::|;;;;;;;;;k i
| ｙi |:ヽ .rｰ'''’ ''_,,,､､､ ￣//ｰ'.l::: :::::|;;;;;;;;;;;;;y、
＿___,,,,,＿ . . | .l :;;;.~ // l~ ヽ 入::: ::ﾄｰ''r'''''''' _､-ｰ'''''''’’’’ ７
ヽ ~'' - 、 /i i ::::::＼_ い ）, ｰ’ i:λ| :::i:|,, -''~ ..／
＼ '' yi い ::::::::~'' -'-､､ -''~ |ヽ::::;;;i:|:.i|:::l i| _､-''~
＼ i| ヽ ｋ::::i._r-l|~ | /~ ヽー-,､､ ,,.-'''~
ヽ.、 ' .rｙ''7::/ γ .／ .../::::/ .'' 、-.''~
＿ ~''- ､,,_ .／ /::::k / .|ヽ_､､_/::::::l . ヽ,,,,,､､､､､､ -ｰｰ-- ､､,,,_
,,､､-''''''~~~ ~~~’''''ー-.ｙ.' . l:::::::::lk.l,' ｙ'' ~~~ミ:::| ヽ ／
＼, | ~'' .|::::::::::ヽ_l／ ～ｔ > . .／
''.- ､,,,_ ｌ ___ .. |:::::::::::／ ,,/ν 入 ＿,,,､-'~
~~’'''''''''''''''''''';;ﾄ- ､~'''|,, -''~ ､､-ｰ''''~:::::::| >ｰ､､_ ､､-' 入~~~
266 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:58:42 ID:k0w0MlyH
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ ひとでなしって……流石にそれは言い過ぎだお！
／ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ＼
| （__人__）' | （ギョメネーを失った事もあるし……ここはひとまず穏便に済ませるお）
＼ ｀⌒´ ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
,.へ _,,.. -‐‐ｧ
／:::::::::｀ヽ.,_ _,,.. - ､ _,.／:::::::::::::/
i:::::::::::::::::,.ゝ-｀'' ""￣｀ "''＜______:::::::::i
/::::::::>''" ｀ヽ::::::::::!
く:::::／ ヽ:::::!
Y ／ , Y､. だってひとでなしじゃない！
/| ./ /l , i ｀ヽ. !:::ヽ.
く:::i .,' / | ﾊ /| , i |::::::::',
`! i /!,ゝ､!/ i / ! /i ﾊ ',. !:::::::::!
!ﾊ ﾊ i. i＞r ﾚ' ﾚ'_,.!＞'r､! i ヽ. !へ/ ____
_____,ﾚ' i ` ゝ-' '´ ! ﾘ ﾉiﾍ ｒ-ヽ. ! ／´ '/
ヽ.ノ .!⊃ `'' ´ '/ ,V i Y ／ /
/´/ .人 ⊂7 ./ i ﾊ i , '｀i ) ）
ﾚへ.,ｧ!/ /＞､ ､ ／ /´`ヽ.rヽ. ﾚ' / ,'‐-─ｧ
/´ !／ /::/ `'ｧ-‐='7´i / i ヽ./ /ｰ､_ン
i7 ,'::/,_＞'--‐/:::::ﾚ' -r'´ ', ヽ.,_! ヽ
!>､,r__,.､_!:::::::rｧﾑ､‐-'::::::::i ,! ,ゝ､ ヽ.,__ノ
7' /!::::::/」:::!ヽ.::::::::::::ゝ､.,__,＞､ i｀ヽ､,_,,.イ
/ ''ヾ,ﾍ::::::/」::::|_」::::::::::::::::::::Y´ `'､ ﾉ
〈 ヽ!::::::::;:::::::i:::::::::::::::::ン::､＼ｰ ､., `'ｰ '´
,＞､,_／::::::::/:::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ.ｰ｀:.､__
r7´____:::::::／::::::/::::::::::::::';:::::::::::::::::::ヽ::::::`'::＜ i i
iヽ. /:::::':::::::::;:::::::::::::::::::::';::::::::::::::::::::i＼:::::::::::＞ﾝ
267 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 20:59:11 ID:k0w0MlyH
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●） （ ●）＼ でも、油断したところを後ろからグサリ……って事も考えられるお？
／ ::::::⌒（__人__）⌒::::＼
| ￣ |
＼ ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
r‐ ─ ‐ - 、 _,..,_ ,.. - ‐‐‐ --､
',::::::::::;:- - `ｰ'´‐‐-`:＜´::::::::::::::::::::::::::::!
ﾚ ‐'´ ｀ヽ､::::::::::::::::::::i
／´ ヽ、:::::::::::｜ .
/ i i : ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ｀' :::::::::::l､ 何よ！そんな事を恐れて困ってる女の子を見捨てるのッ！？
/ i i l: l. l:. ﾄ ヽ ヽ ヽ ヽ ',:::::::::::i
/ / i l. l ﾄ､ｌ ﾄ _L|-'| ヽ |ヽ '; ,:::::::/ 男らしくないわよッ！どんと構えて、なんでも受け入れるのが
l l i ｌ:.l:ﾊ Hｒ' , ﾆﾐl､l ﾄｌ 「ヽヽ l ヽ､::/
| ﾊ ｌ ﾘL」ヾ ﾚ lっ ﾟﾊ ﾘ !/,ｦ| ﾊ l ヽ ヽ 君主の度量って奴じゃないのっ！？
.l | | | ヽｒ',-､ヾｌ ヾﾆﾉ / ン:::::::v: 、:ヾ､l
}| l | ､ ヽﾍ圦 ヽ:.ﾄ､ヽ:､ヽ､ヽ､ﾞ､ ／ l
.il ヽ ｌヽ ﾊ `'´' , - ､ ﾘ､|ヾ､lヽ､ヽｌ ｀ / ,'
ヽ ＼ヽ ヽ､ヽ､ ヽ、_ ) ／／´￣::｀ヽ､ / / _＿__
ヽ l ∧l｀T ‐ｒ -ヘ/::::::::::::, ‐--､::｀.ｰ／ / ／ l
/ ヽ| ヽl __.／::, --< _ ﾆ｀／ ／ .／ !
｀ /''/::::::ヽ ｀ヾ､ー '´ ／-､／ |
＿ /／::::::/ ＼ ヽ、 ﾉ l /
,...一'´ .｀／´ヾ'_,:: - ' ,' /::l｀ ‐､ __)--' / /
<:.´ ／´ l::::::::::｀、 ｀ヽ:ヽ､_ ー､＿___,ノ , ／
ヽ、 _ヽ l::::::::::::::ヾ､ ヽ｀ ｀ヽ、 lヽ--- '/─ ´‐- ｀'
＞':.´ l /::::::::::::::::::::｀ ‐- - ' √｀ ー ' /
／ |: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ＼ ／
'､ー‐--､ l: /|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ／
ヽ:.:.:/ /:.:./:.ﾚ':.:.l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ ＼ ﾊ
／.:ｿ ー/／lヽ､::ヽ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l _/ '´－ ﾊ
268 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 21:00:11 ID:k0w0MlyH
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | いやいや、やる夫は君主じゃねーから。
＼ ｀ ⌒´ ,／
r､ r､／ ヘ ……ところで、君の名前は？
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | |
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. |
＼. ｨ | |
| | |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／, --――――――ﾍ ＼
ノ／ | ヽ
r' / |
| | ＿＿＿＿_│ l
| | ＞ :7 ｢: : :.j、__ヽ: : : :＼ | エレンと申します。
| {_／ : : : / {: : }八＼: :}＼}∧j |
l /: : : |-八 ＼{ ヽィ==ミ＼:| |
|厶/: Ｎ斗=ミ. {{//ﾊ Y|､ ﾍ
| 八从Y{{//ﾊ う:ソ |: '. 丶
│ ｀∧ヾ うり |: :|`:、 ＼〉
│ / ∧ ´ ' |: :|: { ＼ /
| ./ ｌ:小 _ ノ j : !: } ヽ 〈
|/ |ｌ: : ゝ._ ィ/: 厶ｲ ＼
/ |: : :|: :{ ＞ .__.., イﾆ/: :/ │ 丶 ヽ
/ i |: : :|: :'. : : : ／ ／/: :/,／/ ｉ l
/ :l |: : :|: : :＼/ ／ /: :/´ │ │ │
/ | |: : :|i: : : : ∨/_, /: :/ | |
. / ｌ: !: :.八r┬≠￢)）': :/ │ |
〈 │ /: :/ 弋匕≠彳 : / | |
| /: :/ ／ | / : ,' / | |
＼ | |: : | /ノ∨ /'|: : ｌ { | │
/＼| |: : l | / / |: : | /' | │
/ ﾉ |: : l |／ │ |: : | , / | |
| / 八 ∧ | | │!.:| ∨ | ＼
269 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 21:00:38 ID:k0w0MlyH
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ ふーん……
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´. ／
／ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
i￣￣｀ヽ、____ ,ﾉヽ,
i ,-´￣ ｀ヽ>
＜ ,/ ⌒ ノ （ ⌒ヽ、
<ｲ , ⌒ 、 ,、 ヽ i
/チルﾉ_＼ﾚﾊﾉ,,／ゝﾚ｀(
ﾚ ｲﾉヽi(,_,]｀ i_ﾉ)/i (´｀ ふーん、じゃないでしょ！！
,ｲ 、(ｲ、u" ＿ " ,i )ヽ
ﾉ(イ人iヽiヽ.,(____ﾉ,.イﾉｲ 人に名前を聞いたら、自分も名乗るッ！
,__, ´___,（⌒）,,__、ヽイ、-、Y
) (( ( ( ￣ 、_ノ[＞<]｀ヽヽ、
) ｀｀｀-⌒-ｲﾉ ｀',＿__i ´ヽ,（⌒ヽ
⌒ ｀￣´
270 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 21:00:58 ID:k0w0MlyH
＿＿＿＿
/ ⌒ ⌒ ＼
./( ―） （ ●） ＼
/::⌒（_人＿）⌒::::: | まぁ、名乗る必要もないと思うお？
| ー .|
＼ ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／. : : : /. : : : : /. : : : : : : : : : :i: : : : : :｀ヽ
／. : : : : /／.:./ :/.: : : :/. : : : : /;ﾊ: : : : : : : :',
.:/_＿／. : :/ :/.:＼／ :／.: .:// !: :i: : : : : : :
.:./. :｀7. : : .:.:ｉ:,ｲ:.:／i｀Ｘ´/ :／/ ｜.:|:.: :i : : ､i
/.: :/厶ィ7／||丁下ヌヽ/Ｘ´ / !_厶: :|: : : :＼
. .:/⌒ヽＹ.: :.:lj八.弋:.:ﾉｿ｀ ≦リ|:.:ﾉﾉ.: :/丁｀ヽ
. :{{ ゝ|: : : l| ー ' 丁下ﾇｲ.: :/!:/ ＿＿人,､＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
: :ヾ､ ヽ|: : : l| 弋ﾂﾉ/|／ ,ﾘ ￣￣｀＾'｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣
: : : :｀ｰ‐|: : : l| Ｕ ' ¨ {:.|
:.:.: : :.:/ :|: : l: | _ } |
: : / /. : |: : l: | ´’ 人|
: / / : : ;|: : l: |＞ ． イ: i: |
/ / . : /.|: : l: | ｀,r―― ' ´}: : |: :l: |
￣｀￣ .!: : !:.| /.: : : : : ://. : :|: :li:.|
271 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 21:01:25 ID:k0w0MlyH
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
やる夫のその言葉は、捉えようによっては「名乗らなくても、自分事は知っているんだろ？」という意味にもとれた。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
,.-､ ,. -、
／::::::::＼ ／:::::::::ヽ, , '"二',ヽ.
,':::::::::::::::::::::ヽ､______/:::::::::::::::::::! |_|´ | !
!::::::::::;＞'''"´ ｀"''＜:::::く. ／／
!:::::ｧ' ,. '"´｀ ⌒'ヽ;::! i__|
_ノ::::;.' ,' , ; i i ヽ! ┌┐
｀ヽ.,' i ,' ! ,'! /! /! ,' ', └┘
/:i iﾉ !,メ､/ | / |, ｨ'/ﾚﾍ '､
./::::! ∠,..イ ○ ﾚ' ○' i i＞-ヽ
｀ヽ! !ﾊ ''" ''' V i,」
ﾉ ,' .| ﾄ.､ (￣ﾉ ,.ｲ i ',
（rﾍ. i ', .| ,/｀i, --r='"´i レﾍﾉ
ﾚヽ､/ヽ!,.イ´ ＼_/iヽ!ノ!/ﾚ'
ト ､, /´｀ヽ::ヽ､/ムﾚ'ｉ｀ヽ./!
＼_｀7 ';:::::'(ハ):::::Y Y
＜,__,ゝ､___rノ:::::::::::i::|:::::::i__,.〉,>
∠,_7 /〉:::;:::::::::::;::::::::::! ',>
/ /;:'::::/::::::::::::i:::::::;::'ヽ.i
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／）／ノ ' ヽ､＼ さぁ、先を急ぐお！
／ .ｲ '（●） .（●）＼
. /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
. | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
. ＼ ヽ ／
272 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/20 21:01:52 ID:k0w0MlyH
その頃、遠い丘から……
|
＼ ／
| ／
＼ |
／
-- - ○ ー ＿
／
/ ＼
／ |
:.:.. .:. ...:..::::::...::..:: .:: : .. .. . .. ,,､､,,,,;;;´"
...::..:::..:::.. . ..::...::.: .: . ... ,;;'":::.:.....::.::...
,.,, :.. . ..::...::.: .: . ... ,,.r'":::.:.....::.::....::...
;;;,;ヽ､ ,,､､-'';":`::::::.:.....::.::...:...,..::...
;;;;,';;;;ヽ;, ,..-''"::::::.:.:.:..:....::..::...:...,..:..:....::...::...
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : ! まったく、危なっかしくて見てられないぜ。
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽＶ: |.: : : | V ついでに言えば、女の扱いもまるでなっちゃ
＜ : _: : : / 〈 {} |/ .ﾚ {} } |:./ヽ: : |
＜:: |. 小{ _,,.. - ､-.,_ ﾚ{: :.|ヽ:| いないな。
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ V
＼_! ＿ ' !
ヽ Tﾆｰ‐‐‐,‐'' ／
___,ｒ| ＼ ｀二二´ ／
／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ´
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ダマスカスに帰ったはずの、皇太子アフダルの姿が……？
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【第七章】（８）終
283 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:37:08 ID:jQGgUn06
第一回目の攻撃を退けたアスカロン守備隊は、イングランド軍を完全に撃退したものと
誤断していた。
／ ＼
| ｱｰﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ |
＼ ／
￣V￣￣V￣￣￣V￣￣￣￣V￣￣￣￣V￣￣￣V￣￣
∧ ∧ ∧＿∧ ∧,,∧
(,,ﾟ∀ﾟ) ''￣ヽ （ ﾟ∀ﾟ ） ﾐﾟ∀ﾟ ミ
./ | ( ﾟ∀ﾟ ) .| ﾟ∀ﾟ .| /つ⌒l'~O ∧＿∧ ﾐ ﾐ
（＿__ﾉ (∩ ∩) └ ー ┘ (l､__（＿)___）（ ﾟ∀ﾟ ） ﾐ,,,,,,,,,ミ
／ ~~~~~~~ ＼
皇太子軍二千がイングランド軍と交戦したという報告もあったが、すぐに蹴散らされた
という情報しか得られなかった。当然、やる夫があの戦いを指揮したことなどが知られている
はずもなかった。
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
,rt､ ,-‐､ | ,rt､
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、 i`i`彡0ｆト'ヾヽ
／､ ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ / ゝ 彡ゝoノ
( ' Y''''ノ＼ 彡 ／､ ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ= | 、ノ 彡くﾐヽノﾐ=
`‐'￣＼ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' ＼ `‐' ヽ____/ゞ | ヽ
''''''''"""""￣￣￣ 〉____,／ | `‐'ヽ ヽノ |/／ | | |川ﾘ ｰ' | ,;
""""￣￣ |ﾘjilji 丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ' / | y ノヽ |
-‐ _,,. ．-‐ ゝゝ `''' 川ﾘ| `''' ,'ヽ 丿 // // ヾ|
-‐ _,,. ．-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ / // /ゝ
_,,. | -ー / 彡 ／ / ／ . .. ヽ 〉 /ゝ .
-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ ／ .:-‐' / ／/ ／ . // ／ /ゝ ／／
,,,-‐'''"" _,..:-/／,..:-‐'"/／ /／_,..:'_,..:' /ゝ／ ／
-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ /／ _,..:' ／ ゝ` ／
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" /ゝ ／ ／ ／ ／
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:'' _,..:' ／ ／ ／／ ／ ／
_,..:-‐'" _,..:'' _,..:' ／ /
284 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:37:42 ID:jQGgUn06
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
彼らは敵の退却が一時的な物である、という事を知らない。
致命的な油断が蔓延していた……もしここを襲われたらひとたまりもない。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
285 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:38:02 ID:jQGgUn06
_,,,, -‐''''.´￣ ￣'''ｰ=x
/''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀'=､
/::::::::::::::::::::._;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_::::::::::::::::::::|
::::::,, -''ﾞ￣_ ,,. __ _x_ __ ｀'''::､::::::::i
ﾞYﾞ ィ '´_,,,;;::==--竺:-=::ﾐ､-.`ｭﾉ
=:}''ｯ〔c_ﾞ::::::::::: ..:::::::::::::::::::..`‐ﾐ{ 司令官殿。敵の撤退はおそらく擬態と考えられます。
:Tヽ;:;;/｀'ｧ‐｡x;;;,＿＿＿,,,;;;;ィTi､__
.{.iヽY （_ _ﾉ〉 K(´ﾟ ）｀l:/ }::::､ﾞヽ､ 一時の勝利に、目を眩ませるべきではありません。
::ヾ,｀| | ﾞー ,lｲ /;;:;:ヾ､::.＼
,w'ﾞYl rV'〉 .,!ソ'' "ﾐ::jﾉ:::::::::::`ｰ
, .}ミi､ ` ' /ﾐﾘ ﾐ ﾐ::::::::::::／i::::..
ﾐ,, ヾiﾐヽ, -=ﾆニニ= ,,ムｼﾞ ,,ﾐ'ﾞ::;ｨﾞ::/／:::::::.
:::ﾐi, l:;:;ゞiﾐｘ､_ _,,,ｲﾐシﾞ 彡ﾞ:／/::/./::::::::::::
:::::::ﾐ､ヾ､:;ﾞヾi}ｴｹZﾞｴﾂﾞ:/ ミ:;ｨﾞ ,,ｲ::j'./:::::::;;;;_::
守備隊武将 イーサー
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ノ ＿__l,,,,,,,,,,,,＿__
| _,,,..-='''''~~~＿＿__:::::::::::￣~~'''ｭ
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐､ﾉノ ､〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ﾂ, ､_〈__,,..=''''~
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ｨ'~(i~ 乂 やかましいこのウジ虫がッ！口で糞をたれるまえにサーと言え！
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: ' ￣ﾉ ヽ
~''''''''''''''''''''''~（:::::（("~ヽ~ヽ ::::::::: ..:r ) 俺の軍に敗北主義者などいらんッ！
）:::::ヾ､ l|_､_ ::::::: r`ｰ'f
（:::::::::::`l､ _,-､ / ヽ 敗北主義が、常に事態を悪化させるんだ馬鹿野郎ッ！
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ
`i:::: :::l .〈 〈
＼ :::l ヽ1
＼ ::ﾍ ﾉ ｿ
＼ :::ヘ / f
＼ _,,..=ｰ---‐
286 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:39:23 ID:jQGgUn06
/´.:." '' - ＿ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ､
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : :｀: :―: :-: :- : : :－: :＿: :＿: :-: :´}
{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
!,.:.,,:.:-.:.－ ‐ ― -: :,, : ＿ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
｀| (☆) ｀ " ‐ ― - ＿ ,, : : : : :}
| _ - － ‐ ― - ＿ ,, ￣ "/ あなたの愚もつねに事態を悪化させております。
/ ´.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;｀ ‐ - , i
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.｀ ‐ ,,, / 敵の襲来を目の前にした醜い狼狽を、見たくはなかったんですけどねぇ？
./:;:;:;:;:;:;:;:;:;.;.;.;.;..;.;.;;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ノ｀ヽ,, - "
/:;:;＿:;:;:;:;.;.;.;.;.;..;.;.;.;.;.;.;.;.;...;.;.;.;;;.;...;...;.;.;.;.;.;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!
｀´‐ i｀ ‐ - ､.;.;.;.;..;.;.;.;..;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.／:;:;:;:;:;:;, "ヽ:;:;:i
!｀i￣｀､｀ - ,,,＿＿＿＿ ,, - ‐´ヽ､:;:;:;:/ / i:;:/
/ i ｀ ,,ﾟi !´ i ・｀ ‐i‐ ヽ/ /ヽ }/
./ i ! ｀- ,,,_ ノ ｀ ノ
/ ! / ,｀ヽ ,ヽ ノ
/ ヽ ヽ_ ､ i ~
ヽ ヽ ノ -ヽ
ヽ｀ ヽ二二 ＝´ _ヽ
ヽ ｀ て
＼ ＿ ,,
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
, '`..-.'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:' , き、貴様ぁッ！上官に対して
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.'''''''''":.:.:.:.:.:.:.ｌ
_,,,,,,＿ __,,/;;;＿__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ なんたる無礼だッ！
,...'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣ﾞ::::::'''..―-.....,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
' ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`:..'ｰ....;;;:.:.:.:.:.:.:| 一武将の分際で……
` ､::::::::::::::::::::rﾆﾆ=:､,ヾゞ::{,::-ー-.､ヾー-, ､::::::::::::::::｀`.....､i,,
｀ ､::::::::::::r'◎!_ﾝ .:::ミ:::_i◎~`ヽ､彡::::::' ､::.:`::.:::::､::::::::::::::::｀`......､
｀ ''ｰ .!"／ ..::::::::::ヽ￣""!ヾ､゛:::::::::::',::.::.::.::.:.:`::.､::::::::::::::::::::::` ､
/ .( .::::::::::ヾ ..:::::: ' ,::.::.:_;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::` ､
! /ヽ 'ヾ''ゝ"', ..:::::::::.. , ", -‐ `,:::::::::::::::::::::::::::::::::::)
i l! ノﾉ:::::::::::::', .:::: ,' i::::: |! ,'ー-- -ーー '"
| .|! r二ﾆヽ:`:::::', ::: / ﾉ;;__ ﾉ, '
| .|! |:::::::::::::＼..:::', :::::. ! _／
! i! |::::::／´ﾞ:./ `, :::::: i!`''' ´ /
i L!ﾆﾆ`／/::i l:::!::::::: i ,':: , '
| `－-- '"::ノ ,' .,'::::::: !'" ／/ーー- ､
│ -ー- / ,'::::::: : : /:: : :'"／:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:` ､
, '"゛ヽ､ ／::::,':::::::::::::/::::::::／:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀` ー-
287 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:39:50 ID:jQGgUn06
/::::::::::／ ／ イ' －－－-----ﾞ,,－-、ヽl::::::::::::ﾞ'''-､::::::::::::::::::::::l
|::::::::::/ / ／:;:;:;:;:;:;:;｢"""ノ ,,---－-、 ﾞﾞﾞ、 `,,,,,,, ::::::::::::::ﾞ'''-､___／
＼::::::ｌ / ,／:;:;:;:;:;:;:;:;:;l く ､' o ! ､｀－-、_`ﾞﾞ-、::::::::: ＼
ﾞ＼ｌ ／,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l ヘ ヽ、 ,/ ヽ. "'ﾞ＼,,,_`ﾞﾞ::::::::::＼
/ﾞﾞ~,､.ﾟﾞﾞ!l:;:;:;:;:;:;:;ll" ｀ﾟ－-－'" ﾉ ﾚ-－ヽ｀''',,,,,,,,,,,,,＼
/ へ ヽ ﾞ三彡 _____｀"'ﾟ￣ く, ﾟ i l－-------ﾞ
l ,i `'. ,ll!ﾞ廴,l､.彡 ､,,. ＼""'ﾍ ｌ
.l l乂i'ﾞ ,l ",ﾞ'l,, ﾘ;:;:;:;:;:;:l 都合が悪くなると、権威主義ですか？
'〈 l {、l､ lll, li､'ﾞ＼,,_ 、丶'ソ l丶
::'l ;丶 ヽ.ﾞﾞﾞl, ｀lii r :ﾞ＼ 'く-､':,〈ｖ′ l 〉 反論する価値もありませんね？
::,,,,,,,,,i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!,_》;㍉l,,ＭＭ., liiiiiii,,、 ト､.,、 ﾞ" / ﾉ
ﾞﾞ!ﾞi!i!i!i!i!i!＿;;;;;;;、;;ﾞﾟ,!;'､`ﾞ'ﾞ″WWﾍ l!´｀!iiiiii,,,,,、 ﾞ＾｀ヽ､.,_、. ./´
;｀丶｀;;;.;;｀｀~ﾞｹll,,,:,,!、;;;＼;、｀;;｀ﾞ'ﾍ |｀'Y,:匸~"""iiiiiig,,.,:、: ｀｀''',,lｬ' /
,,,,,,,,_、、;｀.;;;;;;;;;;;;.ﾟﾗx,,;;;;;:｀ﾞi､;;;;:;;::::::ﾍ ﾞぐ''｀:'ll,,、 二 ﾞﾟ了iiiiiiiiiiiﾞ’ /i!i!,､、
i,,_;;;;;;;;;:;＼ﾟ''x,;|‐､、::::;:::::::: ﾍ ﾞ＼ ｀ﾞﾞlli,,,,_、 .,l ::,《° /i!i!i!i!i!i!i!、
-,,,,,,,,,、::::;;::;ﾞﾞﾞll,,;::::;::::ヽ,:ﾞﾟ!i,,:｀∴｀::::::::::ﾟﾍ ﾞヽ,、 ﾞ“‘";'::'ノ｀ ,i!i!i!i!i!i!i!i!i!ii!i､
ｘ,,;'､;｀`'‐、:::::::ﾞﾞllil,,、:::::ﾞi､:::"i､::::｀:、:::::::"'冫. `"""""""=．:、ｉTTTT.,i!i!i!i!i!!""｀ヽ
:::ﾞﾟXヽ:::::::::::｀::::::ﾞﾞllllli,,:::::::ヽ::::ﾟ!i､::::｀､、:::::::ｆ,!、 /,| | | |i!i!i!i!ﾈヽ:"::::::::ﾞli､
:::::::::ﾞ'∴:::::::::::::::::..:ﾞllllllli,,、:ﾞＬ::::ﾞﾘ,:::：`、:::;::::::"ﾞrTTTTTTTTｉ /,| | | |,ﾉi!i!:ヽ,|"｀│:::::::｀:::|
:::::::::::`ﾞl∴:::::::::::::::::,,'《|lllli,::::'ﾋ:::::::ﾞl,、::｀::::｀:::::::ﾞ':',| | | | | | ||V | /,| | :./:ソ,",,ｌ'l,`",".::::::::｀::::::::
、::::::::、ﾞl,'"::::::::::::::::::'',`ﾞl!ﾞi,::::ﾞL::::::::ﾞl,:::::::::::::::::::::::::':フ''N,,,│'hi,,,y‐､"',ｨ‐ﾞﾞ_.'l,｀｀': ｀、::: ::::::::::::::::|
:::::｀::::'i､::ﾞi､::::::::::::::::::::ﾞjl~::lll,::::ﾞl'':,,::::::ﾞs、:::::::::､::::::::ﾞ巛冫~ﾞ'トア"x,,,"″､､｀:ﾞl、::::｀::::、｀::::::::::::::::|
288 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:40:17 ID:jQGgUn06
_, --―- ,,,,
, "',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀' ､
, ' /:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/ヾ '".:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.:.:､＿_＿;;;;;:.ヽ
, -―..'''''''''' ―..- ..,,,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
, ":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`''......:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ..ｰ..､:.:.:.:.:.:.:.:.!
＼::::::::::::::::::::::r=ﾆj ヾﾆﾆ＝=､,, ､;;;:::::::::::::::::::::｀'....､:.:.| ええい、誰かこいつを牢にぶちこめッ！！！
＼:::::::::::::::::k／ :::ヾｿ~`_ヽ､:::::::｀`;,;,;,,､:::::::::::::::::｀':.....､
｀' ､:::／ ..::::::,'￣"::::::::ヽ:::::::ヽ;,;,;｀;::､::::::::::::::::::::::::ﾞ:....､
,ヾ ,,,_ i､ :::::::＼;:;:;:;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::＼
!/, `''":! ..:::::::::::"ヾ-､ﾞヽ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.″ | :::: :::::::::::ノ,,,_ノ ,' ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::!
.!,´＼ ｌ :::::::::::::::::::::::: r;;,,__ ノ /:::::::::::::::::::::::::::::::_ノ
l|:::::::ヽ ::::::::::::::::::::l ,...:::'";:,‐ー ''''''''''''''" ´
,'i_ -=,' ! ::::::::::::::::::::;;`"":::::::,';:/
iヽ`"ノ .i i:::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::,';ﾉ
| " ,':::::::::::::::,:::'"::::::::::::::, '!
! _,,, '" ...:::::::,:::'"::::::::::::::::::::/:.:.!
` ､::;;;__:::'"::::::::"::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.i
` ､::::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.::/;;' ,r'‐' ´/:::｀::::ヽ..､ / '' ｜
.:,;;;'''; .:l, ／::: :: : : ＼::' ﾞ'';;, |
;'';'' ::,ﾚケ＝‐-､- = ﾆ::::_＼ ﾞ';,,, | みんな訊けッ！今選択するべき最善の策はアスカロンの放棄だッ！
;;'' ,,,.-‐'' i´ ｡ l ';,, ,;i'"＼ ﾞ';; , |
'´i;;l.l'';;,;;;'ヽ....＿_ノ ,,' l| ﾟ ＼ ´"| 大局が見えず、ただ玉砕する事だけを喜びとするような狂人に
:::|:::||''';;;;;;;;;;ヽ ,, ,, ;;;,, '' :::::!;;`ｰ-,,';;;;＼ |
::|ﾆ||'';;',, '';,''' ,, ,,;''' ,, '' ''i'' '''j::::::::ヽ| 将の資格などないッ！
:::|ﾆ|| '''';;,'';;,,,,,;;;;;''; ; _ ﾉ ,,; i::::::::: ｿ
'ｯ,,l.l ;'';,';,'' '' ;, ｾ´､/ｼ' ''/:::::／,"',,, 誇りのために、兵が死ぬなんて僕は容認しかねるッ！
'' ;; "';,､;;; '' ';, , "'',, '' 〃／ ヽ "'''';;,,
,;;';;;''''';;,,'' -=ﾆニニニﾆﾆ..‐. y/ ' "'',, l..:::::.....;,''
'' ''' ,,, ''';;'';;;,;,,､ ､ ／/i ' , _ "; ＼::::,;;''
,,;;;'';;''" ,, ";;;;'';;;;;`i ,, '',, ／／::::l ' `'i ｀'''‐-ゝ,,_
,;;;'''' "'';;,, ;;'';;l､ﾆ≡イ'':..:::.::ﾉ ` ';; i -....___ /
,, ,, ,, "'',, ;;";┴ﾋ'7:::..::／ '' i | //
289 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:40:48 ID:jQGgUn06
_,,,,,,,,,_
, '",':.:.:.:', ｀ ､
, ':.:.:.:/:.:.:.:.:.:'、:.:.:.:.:` ､
／:.:.:.:.:, 'r'"~`ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:＼
/:.:.:.:.:／:.:.:'"~ ヽ:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.',
|-ー':.:.:.:.:.:ヽ _ノ:.:.:.:.:.:.:.:`ー-:.:.:!
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
l--ー― ''''''""""````'''''' ―ー-l
__,,,, -―''''''""￣￣￣￣￣￣￣` ''';;;;―- ,,,,__
, ''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,, -ｰ＝ﾆﾆ;, ""i!r=ﾆﾆ=＝''ー-､:.:.:.:.:.:.:.:.:.゛` ､
(:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ'i;;;| ;=ﾆ( )ヽﾉi ミ{;<( )ﾆ=､ |;;;il／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ノ
｀`''' ―ー- ;;_:i`! /` - '", ';;; ⌒ ;;;`,;;`''' ヾ ｌ,'"`;―ｰ '''"´ 速くその男を連れ出せッ！
ｌ | /i ;;ハ ` ﾉ l.ｿ .ｌ
.| l. ./`-=､_,=-ﾉ､ i !/ .,' そして二度と俺の目に触れさせるなッ！！
!.' , i! ｌ ! ﾞi! l! .,' /
`-ゝ i! ;,'"⌒゛ヽ,; .i! .,' ‐"
', i! （~i￣￣i~! .| ./
,,-―､ /:..ｌ .ｌ! |! ',t--ｰt/ i! / ,'
/i :::', ,./:.:.:.', ',', ` -ー' . ﾉ .,' /,,,__
ノ.i ', :::! 'ﾞ:.:.:.:.:.:.ヽヽ `''''''" / ,' ',`-ヽ二二ﾆ'' ー-､
__,,,.! .ヽゝ ,,,_:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ＼.、 __ノ./ ',:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:￣￣` ､
_, '":.:.:/ ;; ::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ﾆ二ﾆ- '"ヽ､ ',:.:.◎:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
., '" ´ , '":.,!ヾ ...:::::::::!ヽ,:.:◎:.:.:.:.:.:.:.:.＼ /ヽ_,,,,_|::＼',:.:.:.:.＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
ｌ:.:.:`',''":.:.:.:./ ` ー― '''''' ー-- ､, ―- ,:.:.:.ヽ::::::l ＼:::`',:.:.:.:.:.:ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
.',:.:.:.:.:.:ヽ／ヾ､ /:::`'､,'/;:￣⌒ '､:| ` ､,:.:.:.:.:.:.:.:.>=======.|
.__,,j＼:.:.:.:lﾞ ::::::::::::!::::::::::::::::::::|ﾞゝ ',:.:.:.:.:.::/＝＝＝＝:.!
,':.:.:ヽ:.:.`:.:.:.!::::... :::::::::::',:::/::: l'"l:.:ヽ !:.:.:.:.:/:.|二二二二||
.|:.:ヽ:.:.:.:＼:.ﾉ:::: -rー-,,,,___ ::::::::::::!::|::: ヽｌ:.:.:.ヽ ,:.:.:.:./:.:.|三三三三|:',
!:.:.､:.＼:.:.:.l ! () l:::::::"::｀`､:::::/"ヽ、 ,):.:.:.:.:.＼ !:.:.:.,':.:.:.,:.*i*i**,,*､:.:.l
!:＼:.:.＼,゛:.:', !l{{}}!::::: :::|:::/:.:.:.:.:.:.`,ﾞ":.:.:`:.:､:.:.:.＼ i:.:.:/:.:.:.:.:|:.父:.:○:.:!:.:.,
!. ＼:.:.ヽ:.:.! ........ ,! () l:: ::/'"-ー ''":.:.:',:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:.:.:!:./:.:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:|
,'＼ /:.:.／:.:| ''"￣ ー- ,,,,,､/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.` ､l:.,':.:.:.:.:.:.:`':.:.:.:.,_:／:.:.|
290 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:41:42 ID:jQGgUn06
＜ﾄﾞﾀﾊﾞﾀﾄﾞﾀﾊﾞﾀ
|┃三 ∩＿＿＿∩
|┃ | ノ ヽ
|┃ ≡ / ● ● | 失礼するｸﾏｰ……ｻｰッ！
＿＿__.|ミ＼＿＿_| ( _●_) ミ
|┃=＿＿＿ |∪| ＼ 報告ですサー！城門に、上将を訪ねてこられた人がいるサー！
|┃ ≡ ） ヽノ 人 ＼ ガラッ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ ヽ
ノ ＿__l,,,,,,,,,,,,＿__
| _,,,..-='''''~~~＿＿__:::::::::::￣~~'''ｭ
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐､ﾉノ ､〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ﾂ, ､_〈__,,..=''''~
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ｨ'~(i~ 乂 ウジ虫がッ！報告は正確にしろッ！
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: ' ￣ﾉ ヽ
~''''''''''''''''''''''~（:::::（("~ヽ~ヽ ::::::::: ..:r ) そいつの名前を言えッ！
）:::::ヾ､ l|_､_ ::::::: r`ｰ'f
（:::::::::::`l､ _,-､ / ヽ
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ
`i:::: :::l .〈 〈
＼ :::l ヽ1
＼ ::ﾍ ﾉ ｿ
＼ :::ヘ / f
＼ _,,..=
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
∩＿
〈〈〈 ヽ
〈⊃ } ｱﾙ･ｱｰﾃﾞｨﾙ
∩＿＿＿∩ | | 『 公 正 』やる夫・サイフッディーン殿ですサー！
| ノ ヽ ! !
/ ● ● | / 上将に会いたいそうですｻｰッ！
| ( _●_) ミ／
彡､ |∪| ／
/ ＿＿ ヽノ /
(＿＿＿） /
291 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:42:07 ID:jQGgUn06
_, --―- ,,,,
, "',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀' ､
, ' /:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/ヾ '".:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.:.:､＿_＿;;;;;:.ヽ 何ぃ？あの裏切り者のやる夫が……？
, -―..'''''''''' ―..- ..,,,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
, ":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`''......:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', 何が目的だ……？
',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ..ｰ..､:.:.:.:.:.:.:.:.!
＼::::::::::::::::::::::r=ﾆj ヾﾆﾆ＝=､,, ､;;;:::::::::::::::::::::｀'....､:.:.| おい、中には入れてないだろうな？
＼:::::::::::::::::k／ :::ヾｿ~`_ヽ､:::::::｀`;,;,;,,､:::::::::::::::::｀':.....､
｀' ､:::／ ..::::::,'￣"::::::::ヽ:::::::ヽ;,;,;｀;::､::::::::::::::::::::::::ﾞ:....､
,ヾ ,,,_ i､ :::::::＼;:;:;:;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::＼
!/, `''":! ..:::::::::::"ヾ-､ﾞヽ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.″ | :::: :::::::::::ノ,,,_ノ ,' ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::!
.!,´＼ ｌ :::::::::::::::::::::::: r;;,,__ ノ /:::::::::::::::::::::::::::::::_ノ
l|:::::::ヽ ::::::::::::::::::::l ,...:::'";:,‐ー ''''''''''''''" ´
,'i_ -=,' ! ::::::::::::::::::::;;`"":::::::,';:/
iヽ`"ノ .i i:::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::,';ﾉ
| " ,':::::::::::::::,:::'"::::::::::::::, '!
! _,,, '" ...:::::::,:::'"::::::::::::::::::::/:.:.!
` ､::;;;__:::'"::::::::"::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.i
` ､::::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.|
292 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:42:29 ID:jQGgUn06
◆城門
＿＿;!＿__;!＿;!/l/ﾚ|
＿;!＿___;!＿;!_|/l/l/|
＿＿;!＿__;!＿;!/ﾚl/|
＿;!＿___;!＿;!_|/l/l/|
＿＿;!＿__;!＿;}/l/ﾚ|
＿;!＿___;!＿;!_|/l/l/|_/ﾆニ7!＿_/ﾆニ7!＿_/ﾆニ7!＿/ﾆニ7!＿./ﾆニ7!＿./ﾆニｨ!
＿＿;!＿__;!___;}/ﾚl/ｨ─┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬‐'/￣/|
＿;!＿___;!＿;!_|/l/lィｉ┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴:/＿/::,|
＿＿;!＿__;l＿;}ｨ/l/ﾚ┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴‐,r─ｫ.|/ |
＿;!＿___;!＿;!_|/l//::::. : .:.. : ::. : :: :. : . . / / |/|/|
＿＿;!＿__;!＿;ﾚl/:::::. :...:::: ::: :. : . . /＿/ / / /|
＿;!＿___;!＿;!_|/::::. : . . /ノ 0ヽ ,⊥.⊥/|/|/ﾚ|
＿＿;!＿__;!_,ノ' ＿|＿＿_|＿ / /ﾚ'| /l/ﾚ|
ヽ（ # ﾟДﾟ）ノ 何の用だッ！ /＿_/ / /|/|/ﾚ|
| 个 | ウジ虫ッ！ ,r┴─ｫ/|/|//|/,ﾚ|
ノ|￣￣ヽ
∪⌒∪
293 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:43:12 ID:jQGgUn06
ｎ
l^l.| | /）
| U ﾚ'/／)
＿＿＿ ﾉ ／ やる夫だお～！！！
／ ⌒ ⌒＼ ｒニ |
／ （⌒） （⌒）＼ ヽ / 今すぐ兵士をまとめてアスカロンを放棄するおッ！
／ ///（__人__）///＼ / ` /
| `Y⌒y'´ | ／ 玉砕なんて無意味な事はやめるおッ！
＼. ﾞー ′ ,／ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨ ／
/ rｰ'ゝ ／
/,ﾉヾ ,> ｲ
| ヽ〆 |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ ヽ
ノ ＿__l,,,,,,,,,,,,＿__
| _,,,..-='''''~~~＿＿__:::::::::::￣~~'''ｭ 貴様も敗北主義者かッ！
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐､ﾉノ ､〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ﾂ, ､_〈__,,..=''''~ 所詮貴様もフランク人という事がよくわかったッ！
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ｨ'~(i~ 乂
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: ' ￣ﾉ ヽ さっさと消え失せろこの腐れ白まんじゅう野郎ッ！
~''''''''''''''''''''''~（:::::（("~ヽ~ヽ ::::::::: ..:r )
）:::::ヾ､ l|_､_ ::::::: r`ｰ'f 俺の碇が再燃する前にけつまくって逃げやがれッ！
（:::::::::::`l､ _,-､ / ヽ
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ 大事を前に貴様にかまってるヒマなど無いッ！
`i:::: :::l .〈 〈
＼ :::l ヽ1
＼ ::ﾍ ﾉ ｿ
＼ :::ヘ / f
＼ _,,..=ｰ---‐
294 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:44:36 ID:jQGgUn06
＿＿＿_
／ ノ ＼＼
／ （●） (●）＼ 大事ってなんだお？
／ ∪ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ |
＼ /⌒)⌒)⌒) ／/⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
l--ー― ''''''""""````'''''' ―ー-l
__,,,, -―''''''""￣￣￣￣￣￣￣` ''';;;;―- ,,,,__
, ''":.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,, -ｰ＝ﾆﾆ;, ""i!r=ﾆﾆ=＝''ー-､:.:.:.:.:.:.:.:.:.゛` ､
(:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ'i;;;| ;=ﾆ( )ヽﾉi ミ{;<( )ﾆ=､ |;;;il／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ノ 決まってるだろうがッ！！
｀`''' ―ー- ;;_:i`! /` - '", ';;; ⌒ ;;;`,;;`''' ヾ ｌ,'"`;―ｰ '''"´
ｌ | /i ;;ハ ` ﾉ l.ｿ .ｌ このアスカロンを敵の脅威から
.| l. ./`-=､_,=-ﾉ､ i !/ .,'
!.' , i! ｌ ! ﾞi! l! .,' / 守り抜く事だ馬鹿野郎ッ！！！
`-ゝ i! ;,'"⌒゛ヽ,; .i! .,' ‐"
', i! （~i￣￣i~! .| ./ 畏れ多くもサラディン陛下から承った土地を
,,-―､ /:..ｌ .ｌ! |! ',t--ｰt/ i! / ,'
/i :::', ,./:.:.:.', ',', ` -ー' . ﾉ .,' /,,,__ 無償で敵に与えるわけにはいかんッ！
ノ.i ', :::! 'ﾞ:.:.:.:.:.:.ヽヽ `''''''" / ,' ',`-ヽ二二ﾆ'' ー-､
__,,,.! .ヽゝ ,,,_:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ＼.、 __ノ./ ',:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:￣￣` ､
_, '":.:.:/ ;; ::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ﾆ二ﾆ- '"ヽ､ ',:.:.◎:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
., '" ´ , '":.,!ヾ ...:::::::::!ヽ,:.:◎:.:.:.:.:.:.:.:.＼ /ヽ_,,,,_|::＼',:.:.:.:.＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
ｌ:.:.:`',''":.:.:.:./ ` ー― '''''' ー-- ､, ―- ,:.:.:.ヽ::::::l ＼:::`',:.:.:.:.:.:ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
.',:.:.:.:.:.:ヽ／ヾ､ /:::`'､,'/;:￣⌒ '､:| ` ､,:.:.:.:.:.:.:.:.>=======.|
.__,,j＼:.:.:.:lﾞ ::::::::::::!::::::::::::::::::::|ﾞゝ ',:.:.:.:.:.::/＝＝＝＝:.!
,':.:.:ヽ:.:.`:.:.:.!::::... :::::::::::',:::/::: l'"l:.:ヽ !:.:.:.:.:/:.|二二二二||
295 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:45:06 ID:jQGgUn06
＿＿＿_
／ .u ＼
(（○）) (（○）) それって玉砕フラグだおッ！！！
/⌒)⌒)⌒. :::: （__人__） l_j :::＼ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／ 将軍は部下を道連れに死ぬつもりかおッ！
| :::::::::::(⌒) U .| | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / └ー.┘ ヽ / ／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ ヽ
ノ ＿__l,,,,,,,,,,,,＿__
| _,,,..-='''''~~~＿＿__:::::::::::￣~~'''ｭ 将、兵が一丸となって命を捨てる覚悟で
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐､ﾉノ ､〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ﾂ, ､_〈__,,..=''''~ 戦わなくてどうして敵からこの国を守れるッ！
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ｨ'~(i~ 乂
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: ' ￣ﾉ ヽ 即刻立ち去れッ！じゃないと蜂の巣にするぞッ！
~''''''''''''''''''''''~（:::::（("~ヽ~ヽ ::::::::: ..:r )
）:::::ヾ､ l|_､_ ::::::: r`ｰ'f
（:::::::::::`l､ _,-､ / ヽ
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ
`i:::: :::l .〈 〈
＼ :::l ヽ1
＼ ::ﾍ ﾉ ｿ
＼ :::ヘ / f
＼ _,,..=ｰ---‐
296 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:45:53 ID:jQGgUn06
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ r ⌒j
／（ ○）}liil{（○）＼ / / 待つおッ！考え直してくださいおッ！
／ （__人__） ＼/ / ／ ）
| |i|||||||i| / / ／ ／ 陛下だって部下の無用な死は望まれないんだおッ！
＼ |ｪｪｪｪ| / '` ´ ／
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ ＞ 、 ヽ _ ￣￣￣)
/ -､ } ( ￣¨´
/ ヽ._ __ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／⌒ヽ、
,iﾞ ノ 0ヽi
_,,,,ri--――''┼--,,
'ー-r:::#て･7('･{"ﾞﾞﾞ くどーいッ！！
k" /_ﾞ,;'`;l jl ／/
.{ i （ヽｿ/ l || ヽ ＼／
,ﾉ"ヽ;,二ﾉヽ,,,,,＿ | || ゝ / バシュッ！！
,,,-彡＿,r''"￣ 「/￣/￣/;二"二"二((二(（三三Ｃ≡＝─
_,-| r'" 二 =＝i ﾆﾆ二/＼/ccccccc//＿ヽ ） ヽ
<､、ﾞl -￣￣C＝] ﾉ;ヾ / ⊂ﾆﾆﾆ二二ソﾆﾆﾆｿﾉ／⌒ヽ＼
,lﾞﾞ'l、 」ﾆﾆ二二〈ｰ;; ＼/二L＿」 j
／ l /;:: /{￣`)ﾉ ーーｰ ＼ /
/´ ゝ ;;::/ { ￣ｿ ヽ /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣￣＼
／ノ ヽ､ ＼
／ （ ○）}liil{（○） ＼. あばばばばばばばばッ！
| （__人__） |
＼ ヽ |!!il|!|!l| / ／
／::ノ"''ﾌ:ﾉ|ﾞ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ﾉ,,ﾉ_ノﾞ>i、
. i／ﾍ" ﾑﾉ:::::| i::::! |-''"::::/ ﾞヾノヽ
/（:::::::ﾞソ"_;;;;;;ﾉ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ
（::::ヽ,ノ"!,,_::;／: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
^ﾞ''" ／::::;ｼ: : : : i , -ii !、＼::;;ノ::::）
（::::ヽへ、: : : i i/ ﾞ''ヽ,/
297 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:46:20 ID:jQGgUn06
____ ______
「::::::::ヽ､__／:::::::::::7
!:::::,-''"￣｀"'ヽ::/
ヾ,' , , 、 、ヽ
（（ ,ﾍ, ﾉ ｱ ﾀ/λｲλﾁ弋 .,ﾍ ））
'､ .'､ﾙﾙ ○ ○ ﾙ/ ﾉ どうだった？
＿ヽｿ.弋 ""r-‐￢""ﾉ/__/＿
＼ （ ゝヽ､__,ﾉ_ノ ） ／
￣弋、 ｲ;;L∞_/;入 ノ￣
＜二＞弋.{::::::::::::::::::}-イ＜二＞
＿ ヾ:ﾉ:::::::::::.::::::i｀ ＿
／.／.／:::::::::::::::::::::ヽ.,＼ ＼
.|／ ／ﾍ;:;∧;:;∧;:;∧;:ﾄ ＼|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ おっお……まったく聞く耳持ってくれないお。
／ ｡<一>:::::<ー>。
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj 噂通りの頑固者だお……
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
298 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:46:54 ID:jQGgUn06
iヽ､ /ヽ､____
_ノ::::::;:ゝ-＜､::_:::::::::::::フ
_____ゝ'" ｀ヽ::_ゝ
|￣￣ヽ,｀γ´ , ､ ヽ＼ ／￣￣|
| ヽ,/ / 」_ ヽ |ヽ:_ `,_ヽ', ／ |
ヽ, / / _｀ ヽ i´ ＼｀ | i ' ／ ／ じゃぁどうするの？
ヽ, ! / ｲ{゜:i ヽiｲiﾃヾ ii メ､ ／
ヽ, .!:./ 代ｿ 弋::ｿ}|ヽ| ヽ 〉 ／ エレンのお兄さんの事もあるし
ヽ, |V | ト, ､＿ .ｲ | /ﾊﾙﾝ ／
____ ヽ| `／⌒ヽ|/|´ : ⌒ :', ∠____ 逃げるわけにもいかないし……ん？
ヽ, V/ ヽ 〉!／ l l', 7
ヽ, ./ /}><{ /:::i i ／
ソ/ /＿＿_/::::::::i ~ ~i メ
／ ＼_ /::::::::::::::::::::::::::| ! ヽ､
／ ／i::::::::::::::::::::::::::::i 」 ヽ､
| ／ /:::::::::::::::::::::::::::::} ヽヽ,
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌┐ ...ロロ┌┐ ...ロロ┌┐ ...ロロ ┌┐ ...ロロ┌┐ ...ロロ┌┐ ...ロロ ┌─┐
││ ...││ ...││ ││ ...││ ...││ ...│ │
│└──┐ │└──┐ │└──┐ │└──┐ │└──┐ │└──┐ | .. |
│┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ │┌──┘ └─┘
││ ...││ ...││ ││ ...││ ...││ ...┌─┐
└┘ ...└┘ ...└┘ └┘ ...└┘ ...└┘ ...└─┘
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●） ……馬蹄？
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
299 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:47:20 ID:jQGgUn06
/:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::ヽ、
_ﾗ::/ｿｲ〃:::::::::ｨ:/|:l ﾞl::|ヽ:::::;､ﾚVｗﾘl
. ７:::::::::::::::､:ﾊ|/ ﾘ l! ｌ! _ｌﾊLｌ,i::;::::::::}
|ﾊ:::::::i_l!‐_二｀ヽ. ｀ ｒ≠､､｀ｌｲ:::::!
:ヽ / l!寸｀ 弋ﾘ冫 1:::ﾄ
ヾ;ﾍ ｀ ´ /ヾ'
{ fヽ. ｀´ /ｿﾉ
｀ヽゝ. ｰ ─‐ _'／
ム、 ／
|｀ヽ､_ __,／ |
| |
. .'｀ｰ┤ |｀７ヽ
_/ i /! ト ｌ ,ﾄ､-､_
_,. -‐'"´/,.ヘ ＼ ‐‐､ ,.‐‐ / i＾| ヽ ｀‐- ._
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧
（∩´∀｀）∩´д｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´ё｀）∩´∀｀） ∩
（ ∧∩∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧/
| （∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´▽｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩
（∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ）/
（∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´Д｀）∩´∀｀）|∩
（ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧_）∧/
| （∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩
（∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ）/
（∩´Д｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´▽｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）∩´∀｀）|∩
（ ） ） ） ） ） ） ） ）/
｜ ｜ | ｜ ｜|｜ ｜ |｜ ｜ | ｜ ｜ | ｜ ｜ |｜ ｜ |｜｜ | | |
（_＿）＿） _＿） ＿） ＿） ＿） _＿） ＿） .＿）＿）_＿）＿）_＿）＿）＿）＿）
300 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:47:50 ID:jQGgUn06
,.- ､., ,,. -┐
/:::::::::::::＼ ／::::::::::',
|:::::::::::::::::::::＼_,,,... -─--' ､:;:::::_:::::|
!::::::::::::::＞''" ｀ヽ､:::L_
|:::::::／ ヽ､! ､.,人_
/::::/ ／ / , i ヽ. ,ゝ
く::::::;' ,:'/ / ﾒ! /! /! ; ':, （
Ｌ_i / ,' ,ﾊ /_」_､! ,' | /| ,' i r'´
!.イ ! /'ｧ'´ ,.-､ヽ,! ﾚ'､,_!,,./! ! ',
/! ｀ヽ,ハ /.ｲ '､,り 'ｧ'-､! ! / ,ゝ い、イングランド軍ッ！！！！！！！！！！
/::i !ﾍ!､ヽ､.,__ ;',i i7ﾚ'!イ
く:::::! ! ! ,.,.,. `'ン'i ﾚ' /´`;／i
｀7 ,' | ', u /￣"'' ｰ┐ ,.,.ﾊ ヽ､/ / /,! -､
/ / .,' ﾄ.､ ,' i ,.ｲ ,..!__ｧ' / ／ ／
! / / ,へﾊﾞi'ヽ､.,,______,.ｲイｧ'" ｧ'/ /'' ∠__,,,..､
ﾚﾍ /! ﾚ'/ _,.!ｨｶ ! ／ ／;:'´ _!ノ_ ´ __,ﾝ
)' ﾚ'／´ ,'::::::└'rく_,.イ:::::/ r'"´ `ヽ ＜´
r/ i:::::::::くム>:::::::::::i `''ｰｒ ､, ,._ `ヽ.
k !::::::::::/ハ〉:::::::::::', `ヽ二iヽ､.,__,.イ `' ｰ'
Y＞r ､|::::::::〈/::〈〉::::::::::::::ヽ､ ｀'ｰrン´‐ｧ ＊
_____｀7^'ｰ.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'r-,-─''"_,,.-''"
/´_____ﾝr 、､!::::::;:::::::;::::::::::;:::::::::::::::::::::',ﾍ. ', ＼ +
i _______i ! ,'::::::;'::::::::!::::::::::';:::::::::::::::::::::':, ヽ,ゝ､__＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／⌒ ⌒＼ ━━┓┃┃
／（ ￣） （＿）＼ ┃ ━━━━━━━━
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ ┃ ┃┃┃
| ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ ┛
＼ ｡≧ 三 ＝=-
-ｧ, ≧=- 。
ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
≦｀Vヾ ヾ ≧
｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡
301 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:48:17 ID:jQGgUn06
lｱ′ ＼ _／＼
. / / :／ .:.:j .:. ＼ ヽ ∨ _／ 〉
/ / .:./ .:.:.; ｲ.:.: / ＼:.:.:.. 丶 ｌ ∨ _／
＿＿,/'⌒ヽ /＼.:./ .:.:.:./ |.:.:.:! :.:. :ヽ:.＼:.:. l ∨{／| ちょ、ちょっとあそこに居るのってやる夫じゃないッ！？
＼ / `、 .:.!:.:.:.:/ﾄ､.:.:.: / {.:. j{ .:.: .:.: |ヾ:.:}ヽ: イ´:. :.:|: !´ ト､
７ ∨.:|:.: / .|.:.＼/ l:.:八.:.:.. ...:.:.jハ.:l／l:.:lヽ:..:.:ｌ: |__／ ＼
i .... ｌ.:.l:.:,' j.:.__/＼ j:/ ＼ :.:.:/ ／! _j:/ jl :.:|: |:.:.:.:.:.:.:.:
ー―‐ | .::::::::.. |:.:|:.{,＞〃テFミ＼/ }:.:/／ﾁF千ヾ＜|:.;':. |¨￣｀ヽ
:.:.:.:.:.: ∧ :::::::::::::::: |:.:Ⅳﾍｉ{ !{ﾍ `ﾄヽ_/ ､ﾉ''´{iﾍ }:! }ﾊ ｌ/.:.: |
ｰ‐=≦仏 ::::::::::::::: ｌ :.:.ﾊ. ヾ V:::ヽｲj V:::ヽｲ/ /:.:.: |
:.:_／／ ∧:::::::::::::: |＼_:ヽ _ ゞ‐='' :::::::::::::::::::::::::: ゞ=-'' _ /.:.:.: |
:/ /＿/_ｲヽ:::::::::::/{ :.:.} ' /.:.:.:. |
厂 |{ ::::::::::::::.ヽ :.八 _＿ -―＝ ￣ 'ヽ /..:.:.:.: | ／
＿_ |::＼:::::::::::::::..∨.:.:.l丶､ ∨￣ 〉ィ/..:.:.:.:.: ヽﾚ'´￣￣
／ ＿｀ヽ{/:::｀::::::::::::::.:.＼ :| iく_＞ ､ _＿＿__, ＜r:/.:.:.:.:.:.: {:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/´ ｀＼}::::::／:::::::::::::::.. ＼ ヽ＼＿_ ,＞ー＜ ﾉ,'..:.:.:.:.:.:.: ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,ｲ ::::|／::::::::::::::::::::::::.. ヽ､＿＿〕/＿＿___ `＜ i..:.:.:.:.:.:.:.: ＼:.:.:.:.:.:.:
│ :::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........................ ） } |..:.:.:.:.:.:.:.: ＼.:.:.:.
│ ..:::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,､::::::::::::::::::＿／ / l .:.:.:.:.:.:.:.:.. ＼:.:
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_ イ::..／l／|／..:::N＼lヽ.::＼
フ::::::::::::::/:::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::',
イ:::::::/l/ |// |/∨＼:::::::::::::〉 何ッ！？
ｲ:::l/ ≧‐ﾍ vz-―‐∨l:::::/
∧'´（.）` "（.）`ｧ 〉y し、しまったッ！やる夫の方が先にアスカロンに着いてしまっていたのか……
ヽ} i〉 /ノ‐┬､
∧ r-―､ .仆 | | まずいッ！奴をアスカロンに入れるなッ！
_イ/| ＼ l＿___ｊ ／:::| | |
／ | |＼__ イ/ | / |
／ヽ | |__- ＿__//⌒)} ／ .|
/ |／⌒>､三--/ >＼|/ |
/ |＼| ＼＼_/／ / |
/ | /／ﾉ ヽl ＿/＿／|
302 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:48:59 ID:jQGgUn06
＿＿ ／ ／／/ | | ＼ ＼＼ ＼
,＞‐-｀ヽ、 , -──-､|| ／／｀¨{__,ノ|_＿ﾄ､___,}¨´＼＼ ||
∠ -‐ｧ: : : : ｀´: : : : : : : .: :|レ' ／⌒ヽ. |＿ﾉ ＼＼||
_＿／: : : : /: : : : : : : : : : : ||／V´￣｀ヽ、 | l ＼||
＜___/.: :/: / / /: :/|: /l: : }: : : : : : :V⌒ヽ、__＞| |
|: :/|: :|: |: :|: / .ﾚ |: /∨＼: .: .:}＼____＞ | |
ﾚ' |: :|: |: :ﾚ'ｲ心、ﾚ'ｨﾁ心 l: : :八: : : : :| |__j_ 司令官ッ！ここは私がやる夫を仕留めますッ！
∨|:人:{ ﾋり 込ソ .|: /｝ |.: : : :| l__ |
／}￣￣＼ﾊ_____ ' l: }´ |.: : : :| ∠ノl | 皆の者、私に続けぇぇッ！！
∠ ノ====ミ、＼￣||￣` .ィ´ﾚ' |.: : : :| l || l |
/ ＼ |__,||`≦二|￣￣}} |.: : : :| l || l |
｛ , -‐─‐-､ ｀|{￣ ￣}{ | 〃__,l: : : / .l || l |
r-､ /´￣￣＼ヽ /｀フヽ、 ＼＼ {{_____＼/ |__|ﾚ' |
／￣| l￣￣＼ l }/ く ＼ ＼＼￣}} ＼ |＿ﾉ
（ ｀ヽ／ -‐| |─-､ ＼レ' ＼ |＼ } } 八____,ﾉ} ｜｜
＼ ｀く | | ./⌒l { ＼,| ｀７7/ }'¨¨¨`v┴┴-､＿＿＿_
/ /＼ ｀¨¨´ ＼__| | |. || .// |l. / ｛二二 ＼| ＼
|.｛ ） _,l | | || | | || | ｛─‐‐ | (⌒＼
r──┴一'´ /´ | | || | | || |＼ ｛二二 / ｀ﾌ {´＼
`ー─┬─ｧ { / |＿＿＿＿___,ﾉ | | ||_,」 ＼ `| ト ＿/ ｛ノ ）
ヽ／ ___ ／ 人,/￣￣￣＼ | | ／{ ＼_| |___ノ ／}
／ ／、 ｀ｰ─……'´ ／ / o } | | |o ', .| |､＿＿＿＿____／／
. （_／ ｀ ｰ───一'´ ／￣￣＼__＿,ﾉ | | |__人 | | `ー───一'´
／￣＼ ／＼ ＼ | |
｛'フヽ、 ＼＿＿＿／／＼.＼__／} | |
／ ＼＿＿＿___／ }__＿／＼ | |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿∧
（＿ ・ ミ∧(oﾉﾍ 大将首だッ！
＼ ミ/(ﾟ一ﾟ L＼
（ ヽ つ 巛∧ ,∧o∧..
／ ／ ／ ／ ・ ミ<▲´＞＼ 俺がやる夫をとるッ！
＼（/（＿_） Ｙ彡 （＿/＼ ⊂ |
.| | ＼ ヽ （ 巛∧ ∧o
( ( ） .／ ・ ミ..[↓－]＼
/ / / （＿/＼ ⊂ |┃ いや、俺がガン○ムだッ！！
/_/_/ （ | / ⌒ Y
／ | ∪＿ 丿
＼（/ / // /
/ / //_/
303 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:49:51 ID:jQGgUn06
約、数千の騎兵がやる夫達三人に襲いかかった。
や、やべぇおッ！逃げるおッ！
／￣￣￣＼. ┌┐.┌i ┌┐ __ ┌┐ | | [][]
／／ ＼ ＼ ｜└[][]L.ﾛﾛ | [][] | | ﾛﾛ |.[][] l└─┐
/(（●）) (（●）)ﾟoヽ ｜┌┤.r‐┘│┌┘ | └┐└─┐l￣￣
|::o'ﾟ~（_人__）~o° |;;;⌒):└┘..凵 └┘ ! l￣__l￣￣.┘
ミ.,ｨＴl'ヽ＼ ｀⌒´ ﾟ ／｀ヽ⌒）／）) .,. ／, └┘
kﾋﾋど, {⌒⊃ ,⌒⌒);;;;;））)⌒)
｀´￣ヽ ﾊヽ ／ )）⌒)）;;;;）-⌒)）
ヽ ｀ / '} ─=⌒⌒)ノ;;ノ;;;::)
> /ごノ ─＝≡⌒)丿;;丿ノ
__,∠ /
〈、 ／ 彡
＼､__ノ 彡
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
, -――‐- 、
／イ´￣￣￣ ｀ヽ＼ O
o / |// ＿＿_ //| ヽ 。
| |/ イイ∧/V＼lミ{_ |
O o j }iﾍ廴__, ､__ノ ﾄ爪 {、
/ ,ﾘr＝ミ r＝ﾐ{:| :{＼＼ あ、アスカロンに逃げたらいいと思うんだよ？
/ /ｲつ , ―‐ ､⊂从: ヽ ヽ ヽ O
ノ ／/.人 （´ ｀} ノ:＞ミ :V∧. ヽ.
/{ //r≦rマミi ≧＝ﾁir‐くヽrｫ} :∨ ∨: 〉
/ : ∨７八r〈{{__ﾐﾘ＼ｰｨr'/廴_ﾉ≧ﾉ: : {⌒∨
{{: :/ { : :{ト､V}｀} ヽi/ {￣: :}ﾉ : 从
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. ､‐-ﾝ'´ ｀ヽ､｀ ',
ﾉ / ヽ 〉
. ７ ,′ i ', / でもアスカロンにはさっき入れて貰えなかったじゃんッ！
iヽi / ｀ﾒ .i. ! ,.ィ ', i ∠
',. l/'i ! γr､ﾊ ﾊ´ ! ! :! ﾄ､.／ ,.｀ゝ これじゃ敵と味方に挟み撃ちねッ！
',. !/l / ﾋ! l/ イ´iヽ l ! !、 ,.ｲ '"´￣ ﾌ
ヽ, ! 从'' ﾋｿ/'ヽl. ,' ', ´ .ﾊ ／
｀!ﾍ iヽ,Y￣''〉 / , ! .ﾊ !ｲ/. ,. '´
ヽ!>i'7ぇ=r‐''/,.ｲ .l/ !/,. '´
. と,.ィｿ<ﾊ〈'´〈 l.ｲヽ!‐''"
. ,. '',,..i､ ´ .7‐< ＼
∠-'"／ ｀ ,,. ィ'´ヽ ＼,）
／ﾌ .' :i ヽ. ＼
iヽ'―i , !. ',. ＼
. ', ヽ. l.イ ','.､. ヽ
304 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:50:23 ID:jQGgUn06
／￣￣￣＼
／ノ ヽ､ ＼
／ （ ○）}liil{（○） ＼. ぜ、絶体絶命だおッ！
| （__人__） |
＼ ヽ |!!il|!|!l| / ／
／::ノ"''ﾌ:ﾉ|ﾞ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ﾉ,,ﾉ_ノﾞ>i、
. i／ﾍ" ﾑﾉ:::::| i::::! |-''"::::/ ﾞヾノヽ
/（:::::::ﾞソ"_;;;;;;ﾉ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ
（::::ヽ,ノ"!,,_::;／: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
^ﾞ''" ／::::;ｼ: : : : i , -ii !、＼::;;ノ::::）
（::::ヽへ、: : : i i/ ﾞ''ヽ,/
その頃、城門では……
/ ヽ
ノ ＿__l,,,,,,,,,,,,＿__
| _,,,..-='''''~~~＿＿__:::::::::::￣~~'''ｭ
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐､ﾉノ ､〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ﾂ, ､_〈__,,..=''''~
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ｨ'~(i~ 乂 ……たしかに本物のアフダル殿下だが……
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: ' ￣ﾉ ヽ
~''''''''''''''''''''''~（:::::（("~ヽ~ヽ ::::::::: ..:r ) 何故、こんなところに？
）:::::ヾ､ l|_､_ ::::::: Ｕ r`ｰ'f
（:::::::::::`l､ _,-､ / ヽ
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ
`i:::: :::l .〈 〈
＼ :::l ヽ1
＼ ::ﾍ ﾉ ｿ
＼ :::ヘ / f
＼ _,,..=
305 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 10:51:05 ID:jQGgUn06
＿＿_
..::´::::::::::::::::〃⌒ヽ､
_ ／::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::',
.|:::/::::::::ｉ::::::∧:::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::i､::l
､__Ⅳ::::/:::i:::::ﾒ__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:| 聞こえなかったのか？
ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i:::ﾄ､`!
´￣]八!/i」:i ￣ !／ Ⅳ 小ハl －､_ 皇太子の俺が、城門を開けろと言ったんだ。
／ ｊ､八i ´ ｊ〉 爪i ﾊ
／ ハ ｊヽ､ ｔ＿ｱ .ｨ ! 〉 , !
／ ｜ { ＞ __／ ,! ! 〈 / {
, 〈 l ｔ―- 、 ／ ! i ｖ / ｛
. / , 、 ＼ ' ! ﾚﾞ i
{ 〈｀ヽ ｊ__ ＼ ヽ / 〉 { ヽ
. 〉 ＼ ヽ ∨ ) } >= ､ ,｀=ｖ / ′ ﾞ,
| 丶} ;' 厶_/ // /! / ! { !
| ∨ / / // , ! / }！
{ ′/、 / 〃丶,′! .ﾞ ヽｊ ｛
ヽ 〈 ﾞ ｙ / /､丿ｲ 〉 ム
丿 ＿_>、 ′ ′／／ 丿 ∠ }
〈＿／┌／ `ー‐ー-ｒ匕ｒ''⌒ヽ ｚ―‐ｔ ／ヽ ／ 〈
く / 八 ∧/ ヘ､ く ＼ ｀く ｜／ ｀､
. ﾘ `, / 〉 ∧ ぃ ￣ｿ ヽ
＼ ！ /、 / / ｊ ｜ ＼ ｲ
【第七章】（９）終
313 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:32:09 ID:jQGgUn06
＿＿_
..::´::::::::::::::::〃⌒ヽ､
_ ／::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. _ /:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
| |. i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::', 門を開けろ、と言ったんだ。
| | |:::/::::::::ｉ::::::∧:::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::i､::l
| |. ､__Ⅳ::::/:::i:::::/__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:| 皇太子を遇するに、門を閉ざすとは何事だ。
,-〈｀ヽＪ | ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i:::ﾄ､`!
. /´⊂´￣ヽ | ´￣]八!/i」:瓜ﾘ !／ Ⅳ 小ハl
. ヽ_弋 入 ｀ } ｊ､八i ´ ｊ〉 爪i
/ / / ｊヽ､ ｔ＿ｱ .ｨ
| { / _＿／/| ヽ __／/ |＼
ヽ _丶 ,--－゛:::::／::::| 〈 ／ .|::::＼ﾞ''ｰ-::､_
|_,.．-´ /::} /::::i:::::::::/:::::::::/∧。V￣＼ |:::::::::＼:::::::::::::｀ヽ,
,zi_,.．-´:::::::| |::::/::::∠:::::／::|/＼丱／/ ヽ/|:::::::::::::::ゝ::::::::::::::::|::}
|。|::::::::::::::::::| ／:::::|:::::::／:::::::::| |＿/ .|―ー＜::::::::::::::::::::|::::i
|::::|::::::::::::::::::.|／:::::::::::::|:::::|:::::::::::.| |;;| |::::::::::::::::/::::::::::::::::::|::::|
. |。|::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|:::::|::::::::::::| |;:;;| |:::::::::::::/::::::::::::::::::/:::::.i
|::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::|:::::|::::::::::| .|;;:::| |:::::::::::::/::::::::::::::::::/:::::::::}
. |::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::|::::.|::::::::i |;:;;;| .|:::::::::::/｀`゜￣|::/:::::::::::::.}
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
エリシーフを始めとした兵士達は、信じられない面持ちだった。けっして自ら戦場に訪れることのない、快楽の
みを追い求める愚かな皇太子……その本人が、目の前に居る。何か意図がある事は明らかだった。
暗愚で、快楽を貪り淫酒に耽る無能な皇太子……それがイスラム軍での彼に対する共通認識。
この時もそれは変わらなかった。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
314 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:32:26 ID:jQGgUn06
しかし、ここで彼を入れないわけにはいかない。仮にも君主であるサラディンの息子。
そして王位継承者の皇太子である。
/ ヽ
ノ ＿__l,,,,,,,,,,,,＿__
| _,,,..-='''''~~~＿＿__:::::::::::￣~~'''ｭ
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐､ﾉノ ､〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ﾂ, ､_〈__,,..=''''~
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ｨ'~(i~ 乂 門を開けろ……
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: ' ￣ﾉ ヽ
~''''''''''''''''''''''~（:::::（("~ヽ~ヽ ::::::::: Ｕ ..:r )
）:::::ヾ､ l|_､_ ::::::: r`ｰ'f
（:::::::::::`l､ _,-､ / ヽ
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ
`i:::: :::l .〈 〈
＼ :::l ヽ1
＼ ::ﾍ ﾉ ｿ
＼ :::ヘ / f
＼ _,,..=ｰ---‐
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
かくて、門は開かれる。
. 〔二二二二二〕 〔二二二二二〕 〔二二二二二〕 〔二二二二二〕
＿＿| ::|＿＿＿＿| ::|＿＿＿＿＿＿＿| ::|＿＿＿＿| ::|＿＿
ＴＴT.| ｌ⌒l ::| ＴＴＴＴＴT| ｌ⌒l ::| TTＴＴＴＴＴＴＴＴT| ｌ⌒l ::| ＴＴＴＴＴT| ｌ⌒l ::| TTＴ
.ＴＴTl ￣ .::|ＴＴＴＴＴT l ￣ .::|TTＴＴＴＴＴＴＴＴT l ￣ .::|ＴＴＴＴＴT l ￣ .::|TTＴＴ
ＴＴT.| ::| ＴＴＴＴＴT| ::| ＴT／￣|￣＼ＴＴ| ::| ＴＴＴＴＴT| ::| TTＴ
.ＴＴT| ::|ＴＴＴＴＴT | ::|TT | ：|： | T | ::|ＴＴＴＴＴT | ::|TTＴＴ
ＴＴT.| ::| ＴＴＴＴＴT| ::| TT| ：|： | T | ::| ＴＴＴＴＴT| ::| TTＴ
.ＴＴT| ::|ＴＴＴＴＴT | ::|TT | ：|： | T | ::|ＴＴＴＴＴT | ::|TTＴＴ
315 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:32:47 ID:jQGgUn06
_, --―- ,,,,
, "',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀' ､
, ' /:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/ヾ '".:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.:.:､＿_＿;;;;;:.ヽ
, -―..'''''''''' ―..- ..,,,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
, ":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`''......:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ..ｰ..､:.:.:.:.:.:.:.:.!
＼::::::::::::::::::::::r=ﾆj ヾﾆﾆ＝=､,, ､;;;:::::::::::::::::::::｀'....､:.:.|
＼:::::::::::::::::k／ :::ヾｿ~`_ヽ､:::::::｀`;,;,;,,､:::::::::::::::::｀':.....､ 殿下、開門しました。
｀' ､:::／ ..::::::,'￣"::::::::ヽ:::::::ヽ;,;,;｀;::､::::::::::::::::::::::::ﾞ:....､
,ヾ ,,,_ i､ :::::::＼;:;:;:;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::＼ 速くお入りくださいッ！
!/, `''":! ..:::::::::::"ヾ-､ﾞヽ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|.″ | :::: :::::::::::ノ,,,_ノ ,' ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::! 殿下？
.!,´＼ ｌ :::::::::::::::::::::::: r;;,,__ ノ /:::::::::::::::::::::::::::::::_ノ
l|:::::::ヽ ::::::::::::::::::::l ,...:::'";:,‐ー ''''''''''''''" ´
,'i_ -=,' ! ::::::::::::::::::::;;`"":::::::,';:/
iヽ`"ノ .i i:::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::,';ﾉ
| " ,':::::::::::::::,:::'"::::::::::::::, '!
! _,,, '" ...:::::::,:::'"::::::::::::::::::::/:.:.!
` ､::;;;__:::'"::::::::"::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.i
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', おい、急げやる夫ッ！
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、:::::l 逃げるならこっちだッ！
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::::／ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ |:::::／／IIj:|:::::::::::::::::ﾄ::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;iｊ |::::/ﾚ:::::/ |/ ﾘ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ﾞ ヽｿ
:::::::::::::::::∧ ＼
:::::::∧:::/ ｀ｰ ／
:::::/ ∨ ( ￣ 7 /
／ﾍ ￣ , '
＼ ＼ ＿ /
＼ ＼ / ｀ ー - ′
＼ ＼__ /
￣＼ ＼
316 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:33:08 ID:jQGgUn06
／￣￣￣＼ ！？
／ノ ヽ､ ＼
／ （ ○）}liil{（○） ＼. アフダル殿下ッ！？
| （__人__） |
＼ ヽ |!!il|!|!l| / ／ 何故、こんなところに？？？
／::ノ"''ﾌ:ﾉ|ﾞ x ''|ヽ!:::_,,,L,,ﾉ,,ﾉ_ノﾞ>i、
. i／ﾍ" ﾑﾉ:::::| i::::! |-''"::::/ ﾞヾノヽ
/（:::::::ﾞソ"_;;;;;;ﾉ: :V: :ヽ ''"ヽi、 をノ
（::::ヽ,ノ"!,,_::;／: :i: :i: : :ヽ_;;:::::"ヽi、
^ﾞ''" ／::::;ｼ: : : : i , -ii !、＼::;;ノ::::）
（::::ヽへ、: : : i i/ ﾞ''ヽ,/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿_
..::´::::::::::::::::〃⌒ヽ､
_ ／::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::', そんな事はどうでもいいッ！速く来いッ！
|:::/::::::::ｉ::::::∧:::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::i､::l
. ､__Ⅳ::::/:::i:::::/__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:| 敵に追いつかれるぞッ！！！！
ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i:::ﾄ､`!
´￣]八!/i」:瓜ﾘ !／ Ⅳ 小ハl －､_
／ ｊ､八i ´ ｊ〉 爪i ﾊ
／ ハ ｊヽ､ ｔ＿ｱ .ｨ ! 〉 , !
／ ｜ { ＞ __／ ,! ! 〈 / {
, 〈 l ｔ―- 、 ／ ! i ｖ / ｛
. / , 、 ＼ ' ! ﾚﾞ i
{ 〈｀ヽ ｊ__ ＼ ヽ / 〉 { ヽ
. 〉 ＼ ヽ ∨ ) } >= ､ ,｀=ｖ / ′ ﾞ,
| 丶} ;' 厶_/ // /! / ! { !
| ∨ / / // , ! / }！
{ ′/、 / 〃丶,′! .ﾞ ヽｊ ｛
ヽ 〈 ﾞ ｙ / /､丿ｲ 〉 ム
丿 ＿_>、 ′ ′／／ 丿 ∠ }
〈＿／┌／ `ー‐ー-ｒ匕ｒ''⌒ヽ ｚ―‐ｔ ／ヽ ／ 〈
く / 八 ∧/ ヘ､ く ＼ ｀く ｜／ ｀､
. ﾘ `, / 〉 ∧ ぃ ￣ｿ ヽ
317 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:33:31 ID:jQGgUn06
ヽl ,､ l/
＾ﾍﾍ`~⌒`ﾅ"^
／, ' ﾊﾉｿﾉヾｿﾊ,ヾヽヽ . やる夫を逃がすなッ！けしてアスカロンに入れるなッ！！
＿＿／＝- （ ﾘ､ﾟヮ ﾟ |ノ ﾊ
く===●=]=[＿]===∩===○====o
￣￣＼＝- ｿ,j,i,ヾ＼
＼` ~<_）!<_)~＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
∧＿∧ ＼
(； ･ω･) ヽ
(⊃コ＝＝＝＞
(,,, ＼ ,:'
(__ﾉ` ／
/ノ 0ヽ
＿|＿＿_|＿
ヽ（ # ﾟДﾟ）ノ っち、敵かッ！
| 个 |
ノ|￣￣ヽ 弓隊構えッ！
∪⌒∪
318 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:33:57 ID:jQGgUn06
＜撃てー！！！
∧＿∧ ＼
(； ･ω･) ヽ ｼｭｯ!!
彡 ゝ ニつ] ----＝＝≡
(,,, ＼ ,:'
(__ﾉ` ／
／⌒ヽ、
,iﾞ ノ 0ヽi
_,,,,ri--――''┼--,,
'ー-r:::#て･7('･{"ﾞﾞﾞ ファッキン共を蹴散らせッ！！！！
k" /_ﾞ,;'`;l jl ／/
.{ i （ヽｿ/ l || ヽ ＼／
,ﾉ"ヽ;,二ﾉヽ,,,,,＿ | || ゝ / バシュッ！！
,,,-彡＿,r''"￣ 「/￣/￣/;二"二"二((二(（三三Ｃ≡＝─
_,-| r'" 二 =＝i ﾆﾆ二/＼/ccccccc//＿ヽ ） ヽ
<､、ﾞl -￣￣C＝] ﾉ;ヾ / ⊂ﾆﾆﾆ二二ソﾆﾆﾆｿﾉ／⌒ヽ＼
,lﾞﾞ'l、 」ﾆﾆ二二〈ｰ;; ＼/二L＿」 j
／ l /;:: /{￣`)ﾉ ーーｰ ＼ /
/´ ゝ ;;::/ { ￣ｿ ヽ /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ノ 0ヽ
＿|＿＿_|＿
ヽ（ # ﾟДﾟ）ノ 今のうちに、門も閉めろ。
| 个 |
ノ|￣￣ヽ
∪⌒∪
319 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:34:25 ID:jQGgUn06
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ 助かったお……でもなんで殿下がこのような場所に？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´. ／
／ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ 面白くない質問だな？
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､_:::::＼::::＼:::::', 世に冠絶すると言われる
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞ 名将にしては。
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ）::::＞
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/"´
l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ
∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/
＼|＼!＼ ′ ∨
ヾ ヾ ､ ｰ ´ , ゝ､
｀ ､ , ′ ／ ＼＿
｀ ｰ ＜ ／´ ／:::::￣｀ｰ-
_ノ´∧_∧ ／::::::::::::::::::::::
:::::´￣／ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
:::::::／ / ﾉ::::〈 ヽ /::::::::::::::::::::
320 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:34:54 ID:jQGgUn06
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 今はおもしろがってる時でもないし
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ やる夫は名将じゃねぇお。
r､ r､／ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | |
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. |
＼. ｨ | |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i:::::::::/＿::／|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l ……まぁ、いいじゃないか。
i:::::::::/:::/::::::丁:::／￣i::::::::l:::ｰ∧一:::::::|!:::::::|'ﾘ
_ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::! たまには真面目になってみるのも面白いと思っただけだ。
＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ近::｝ /:::／|:/近:｝l::::::::::ハ:::::!
_,＞::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" /／ ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨
￣｀￣｀＼:|:/ ′ ､ ∧!/
＼|＼ ___ __ / ′
_{i ヽ _ ノ ／
// ｀＼ ＼ ／
_,､-;'´;;;i `ｰ ､,｀_ノiヽ、
_,､-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l ／ﾍ l;;;;;ﾍｰ,,､
_,､-;ｰ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ ／::::::::∨;;;;;;;;ﾍ;;;;;｀';;;;;;;､_
321 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:35:21 ID:jQGgUn06
その頃、城壁の上では……
／⌒ヽ、
,iﾞ ノ 0ヽi
_,,,,ri--――''┼--,,
'ー-r:::#て･7('･{"ﾞﾞﾞ 敵兵を近づけるなッ！撃退しろッ！
k" /_ﾞ,;'`;l jl ／/
.{ i （ヽｿ/ l || ヽ ＼／
,ﾉ"ヽ;,二ﾉヽ,,,,,＿ | || ゝ / バシュッ！！
,,,-彡＿,r''"￣ 「/￣/￣/;二"二"二((二(（三三Ｃ≡＝─
_,-| r'" 二 =＝i ﾆﾆ二/＼/ccccccc//＿ヽ ） ヽ
<､、ﾞl -￣￣C＝] ﾉ;ヾ / ⊂ﾆﾆﾆ二二ソﾆﾆﾆｿﾉ／⌒ヽ＼
,lﾞﾞ'l、 」ﾆﾆ二二〈ｰ;; ＼/二L＿」 j
／ l /;:: /{￣`)ﾉ ーーｰ ＼ /
/´ ゝ ;;::/ { ￣ｿ ヽ /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
lヽ
ヽヽ
ヽヽ ヾﾄ∨〃ﾂ
ヽ_,-､ l､0:::0 ﾐi あいつが指揮官だな？
` ､'＾ﾞ''ｰ--''" ﾞ) その首もらい受ける。
｀''ー -- ´､ ヾ＾ヾ
ヽヽ 'ｰ'ｊ=ｭ＿__ゝ＿＿
ﾉ` ）==='ｰ―――― ´
, -‐ヽノ ｀ｰ ､ｿ
( -―=｀ヽ､ ｀ヽ､
｀''ｰ-:::.､ ｀'｀ヽ､ ｀ヽ､
(＿''ー-'' ｀ヽ､ ｀ヽ､
｀ヽ､ ｀ヽ､
`ー-､,,ゝ
(＿_ﾉ ｯﾀﾞ
322 ：タタ ◆l4GgIhfAmY ：09/06/21 13:36:44 ID:jQGgUn06
,......ー-....､
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.... . ､
,`'=''､7､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.` ､
/ ﾉ:.:.:.:`:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:..:.::..::.:.:.＼
, '`..-.'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:' ,
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.'''''''''":.:.:.:.:.:.:.ｌ
_,,,,,,＿ __,,/;;;＿__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
,...'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣ﾞ::::::'''..―-.....,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
' ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`:..'ｰ....;;;:.:.:.:.:.:.:| ぐわぁッ！
` ､::::::::::::::::::::rﾆﾆ=:､,ヾゞ::{,::-ー-.､ヾー-, ､::::::::::::::::｀`.....､i,,
｀ ､::::::::::::r'◎!_ﾝ .:::ミ:::_i◎~`ヽ､彡::::::' ､::.:`::.:::::､::::::::::::::::｀`......､ ……お、俺としたことが……不覚……
｀ ''ｰ .!"／ ..::::::::::ヽ￣""!ヾ､゛:::::::::::',::.::.::.::.:.:`::.､::::::::::::::::::::::` ､
/ .( .::::::::::ヾ ..:::::: ' ,::.::.:_;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::` ､ ちぃ……陛下……
! /ヽ 'ヾ''ゝ"', ..:::::::::.. , ", -‐ `,:::::::::::::::::::::::::::::::::::)
i l! ノﾉ:::::::::::::', .:::: ,' i::::: |! ,'ー-- -ーー '"
| .|! r二ﾆヽ:`:::::', ::: / ﾉ;;__ ﾉ, '
| .|! |:::::::::::::＼..:::', :::::. ! _／
! i! |::::::／´ﾞ:./ `, :::::: i!`''' ´ /
i L!ﾆﾆ`／/::i l:::!::::::: i ,':: , '
| `－-- '"::ノ ,' .,'::::::: !'" ／/ーー- ､
│ -ー- / ,'::::::: : : /:: : :'"／:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:` ､
, '"゛ヽ､ ／::::,':::::::::::::/::::::::／:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀` ー-
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`....-ー'";;;;;;;,:':::::::::::::::::::::／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
, ':.:.:.:.:,:.:.'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',`ヽ､ `゛::::::;;;;;;／::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', /(-=＝=-､/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
敵の放った矢が、エリシーフを貫いた。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【第七章】（１０）終
- 関連記事
-
スポンサーサイト
以上の内容はhttp://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-168.htmlより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます
不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14
