原作・塩野七生 著 ローマ人の物語1
「ローマは１日にして成らず」

＊ですが、wikipediaとか他の本とかもたまに参考にしてます。
＊そしてわりとオリジナルの部分あり。史実、原作重視ですがフィクションです。





紀元前８世紀末、イタリア


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やる夫達はローマ王国を作るようです
第三話　「ヌマの政治」








94 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:52:22 ID:zdDLAvGE




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ローマ王国・元老院






95 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:52:44 ID:zdDLAvGE




【大審議中】


　　　　 ∧,,∧　 ∧,,∧　　　　　　　　 ∧,,∧ 　∧,,∧
　　∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧　　∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧
　(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ ) 　ｻﾞﾜｻﾞﾜ･･
　｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ ｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ
　　ｕ-ｕ （l 　　 　∧,,∧ 　∧,,∧　ｕ-ｕ （l 　　 ) (∧,,∧　/⌒ヽ
　　　　　 `ｕ-∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧`ｕ-∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧
　　　　　　　(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ ) 　ｻﾞﾜｻﾞﾜ
　　　　　　　｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)と ﾉ
　　　　∧,,∧ｕ-∧,,∧　　 ) (　　　ﾉu ∧,,∧-ｕ∧,,∧　 ) (　　　ﾉu　∧,,∧ 　∧,,∧
　　∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧　　∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧-u'∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧
　(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ ) (　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )
　｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ ｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ ｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　) と ﾉ
　　ｕ-ｕ （l 　　 　∧,,∧ 　∧,,∧　ｕ-ｕ （l 　　 ) (∩,,∩　 /⌒ヽｕ-ｕ （l 　　 ) (　　　 ﾉu-ｕ
　　　　　 `ｕ-∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧`ｕ-∧ (´・ x ・) (・ω・｀) ∧∧ｕ-ｕ'　 `ｕ-u'
　　　　　　　(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )
　　　　　　　｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ
　　　　∧,,∧ｕ-∧,,∧　　 ) (　　　ﾉu ∧,,∧-ｕ∧,,∧　 ) (　　　ﾉu-ｕ
　　∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧　　∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧-u'
　(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )
　｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ ｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ 　　ｻﾞﾜ･･ｻﾞﾜ･･
　　ｕ-ｕ （l　 　 ) (　　　ﾉu-ｕ　　ｕ-ｕ （l 　　 ) (　　　ﾉu-ｕ
　　　　　 `ｕ-ｕ'.　`ｕ-u'　　　　　　　　 `ｕ-ｕ'.　`ｕ-u'



元老院は、大混乱に陥っていた・・・






96 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:53:07 ID:zdDLAvGE




　　　　　　　　　　｜
　　　　　　 　／￣￣＼
　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　|　　　　　・　　・
　　　　　.　|　　＠　（__人__）　　　いやーまさか・・王様が突然消えてしまうとは・・・
　　　　　　 |　u　　　｀ ⌒´ﾉ　　　ありえないでしょう・・常識的に考えて・・・
　　　　　.ｌ^l^lｎ　　　　　 　 }
　　　　　.ヽ 　 L　　　　 　 }
　　　　　　 ゝ 　ﾉ　　　　ノ
　　　　　／ 　 /　　　　　＼
　　　 ／　　 /　　　　　　 　＼
　　. /　　 　/　　　　　　　　-一'''''''ー-､.
　　人＿＿ﾉ　　　　　　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))

　↑元老院議員（やってられっか夫）






　　　　 ＿ 　 , -─- ､
　　 ／　ニ `′二_`ヽ.＼　　　 , -─- ､
　 / ／ ヘヽ　 -‐､　＼　 ヽ 　 {　　：　 ヽ
　/ / ,　l f'``"" |　ﾄ　　l　l |　　）　 ：　　.}
　! | 〃 , |　　 　 ｌ | ｌ |､ |　|.|　 {. 　 ： 　 {
　| l　/ｲﾉｰ-､　 rヽ!'ヽ!ヽ　 | 　 ヽ..＿_ ノ　　人が消えるなどありえん・・・
.　| /l''＝=a=　,　=a=＝''|r､!　　○
　 |,ｲ|　｀￣　〈| 　 ￣´　||'ｲ ｡ ｏ　　　　　　　暗殺されたか・・？
.　 トl.| 　 ＿　ヽ　＿ 　 ｌ'ｲ|
　　ｌ l.ﾄ､.‘'''"￣￣`'''’,ｲ l |
-‐'''ｌ　! l.＼ 　￣　 ／ | l |`:ｰ-
::::::::::l,ﾙ ﾄ､　` ｰ '´ .／!ﾙ':::::::::::
:::::::::::::::Ｎ　＼　　／　 |':::::::::::::::
::::::::::::::::|　 　 ,><　 　 |:::::::::::::::::

　↑元老院議員（一条）



王ロムルスが消えた原因は謎である。
ただ、暗殺説は当時からあった。






97 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:53:30 ID:zdDLAvGE




そして、次王は市民集会の選挙で決まるはずだったのだが・・・



　　　　ﾔﾀﾞﾔﾀﾞ！　　　ﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞ！　　　　ﾔﾀﾞｯﾀﾗﾔﾀﾞ！　　　　　 ﾔ～ﾀﾞｧ…　　　　　ヤダ！
　　　　　　∨　　　　　　　　∨　　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　　∨
〃〃∩∧_, ,_ｲ　　　　　 ∧, ,_∧　　　　　　　∩／|／|　　　　　　　∩／|／|　　　　　 ∩∧_, ,_イ
　⊂⌒(　・ω・)　　〃〃（・ω・ ∩　　　　⊂⌒(　　_, ,_）　　　　⊂⌒(　　_, ,_）　　　⊂⌒(. ・ω・ .）
　　｀ヽ_つ ⊂ノ　　　　　⊂　　　（　　　　　　｀ヽ_つ ⊂ノ　　　 　　｀ヽ_つ ⊂ノ　　　　 ｀ヽ_つ ⊂ノ
　　　　　　　ｼﾞﾀﾊﾞﾀ　　　　ヽ∩　つ　ｼﾞﾀﾊﾞﾀ　　　　　ﾋｯｸ...ﾋｯｸ...　　　　　　zzz…



自身が暗殺者だという疑惑をかけられるのを恐れた元老院議員たちは、
王に立候補するのを嫌がった。
さらに、ローマ人とサビニ人が対立。






98 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:53:55 ID:zdDLAvGE




　　　　　 　 　 ｜
　　 　　　 ／￣￣＼
　　　 　／　 ヽ､_　　＼
　　　 　ー 　ー　　　　|
　　　 （__人__）　＠　　|　　　　こ・・このままではローマ王国は滅びるでしょう
　 　　（　　　　　　.u 　|　　　　常識的に考えて・・・
.　　　　{　　　 　 　 　 |
　　　 ⊂ ヽ∩　　 　 く
　　 　 | '､＿ ＼　／　 )
　 　 　|　 |_＼　 “　.／
　　 　 ヽ､ ＿_＼_／





　　　　　　　　　　 ＿＿
　　 　 　 　 　 ／´　　　 ｀ヽ　,r'"⌒`' ､
　 　 　 　 　 /　　　　　　 ヾ￥r　　　　 ＼
　　　 　 　 /　　　　　　　　ヾf r　 　 　 　 ヽ
　　 　 　 /　　　　　 　 　 fﾞﾞﾞ''''"""1　　　　 ヽ
　　　　 /　　　　　　　 　 |:::u:::::::::::::::|　　　　　ヽ
　　　　ｌ　　　　　　 ,ｲ ｌ| .ト､:::lj":::::::::::l　 |ｌ　　　 ヽ
　　　 |　　　　 　 ノ:/ﾉｌ ｌ:::::ヽ::::::::::::::::::| .|:|　 　 　 ヽ
　　　|　　　　　f´r=",､ﾚ::::::::::ヽ::::|j:::::::::ｌ|:::|. r､ 　 　 l
　　 |　　／|　 |　　 ヾ_､.._:::::ｌ::::::::::::,r'''"ﾚ'｢´l　　　|
　　|　　ｌに|　.|:　　　　｀`ヾ::::::::::::;r,=＝=＝ｯ　　 l
　 |　　 | し|　|::::::ミ､◎　　　　:::::::::/´　　　 ,､ﾘ　　ﾉ
. /　　　ヽ､|　|:::::::　`ヾ＝‐='"::u::/◎　 _..ノ:/_. -'´
/　　 /|　　　|::::::　　|j　　　　|j:::::ﾋ≡三=　/
　 ／:::|　　　|:::::＿__ U　 ｕ　　 ::::::`''ｯ　　l
／:::::::||　　 .|　f⊥⊥Ｔ‐r､__　　r'::／ u　/ 　　　　こ・・こうなったら誰でもいい！
::::::::::::| |　　 ﾄ、｀┴'┴±±r干,コ'ェｎ /　　　　　誰か！王にふさわしい奴はいないのか！
:::::::::::|　|　　 |:ヽ　　　＿　　￣｀'┴'‐'ﾘ
::::::::::|　 |　　 |:::::ヽ ｕ　≡三≡　u　/
:::::::::|ヽ　|　　 |:::::::ヽ　u　　　 _.､ ‐ヘ
:::::::::|　 ヽ|　 Ｎ　:::::::＼_.. ‐''´ /::::::::::::＼
:::::::::|　　 ヽ　|　　 ::::／/　 ／::::::::::::::::::::::＼



ロムルスによってローマ王国の領土は広がっていたが、
それゆえ強力な敵も増えていた。
王無しでは、ローマの兵を動かすのは難しい。






99 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:54:18 ID:zdDLAvGE




【審議中】

　　　 ∧,,∧　 ∧,,∧
　∧ (´・ω・) (・ω・｀) ∧∧
(　´・ω)　Ｕ) ( つと ﾉ(ω・｀ )　　うーん、誰かいい奴いないかなー
｜　Ｕ (　　´・) (・｀　　)　と ﾉ　　あっ・・それなら・・
　ｕ-ｕ （l 　　 ) (　　　ﾉu-ｕ
　　　　 `ｕ-ｕ'.　`ｕ-u'





【可決】

　　　　　 ∧,,∧ 　.∧,,∧
　 ∧∧(｀・ω・´)(｀・ω・´)∧∧
　(｀・ω・´).∧∧) (∧∧(｀・ω・´)　　サビニ人の賢者、ヌマはどーかな？
　｜　Ｕ (｀・ω・´)(｀・ω・´) と ﾉ
　　ｕ-ｕ　（l 　　 ) ( 　　　ﾉ u-ｕ
　　　　　　`ｕ-ｕ'　 `ｕ-u'

　　　　　　　＿＿
　　　　　 ／ ＿　_ヽ
　　　　　 |＠　・　・|　　ヌマ・・？
　　　　　 ヽ （__人_）
　　　　　　 /　｀`"く
　　　　　　 |　　　 つ
　　　　　　 ゝ､






100 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:54:38 ID:zdDLAvGE




　　　　　　　　　　　　　／　　　　　/　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　 　 　 　 　 　 ／‐ 　 　 　 //　　　　 l　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　, ‐´　　　／　,/ /　　　　 l　　　　　　､ 　 ヽ
　　　　　　　　／ ,　　,　　/　 / /l　　 　 l　ﾊ　　　　　 ヽ　　 ヽ
　　　 　 　 ／　/ 　 /　 / ／'´7/　　　 l / -Lll 　 　 　 ヽ l　　ヽ
　　 　 　 /　／　 /　　/　 /　 / l l 　　l / 　l. l ﾄ､　 　 　 V.　 　l
　　　　　l ／l 　 /　　/　/　_,/､」│ 　 l/　　ヽl l `　　　　 ヽ　　 l
　　　 　 l/　l 　l　　　l　/ 〃､フ:､∧　 l　　ﾆ=ﾐl､ヽ　　　　　ヽ　 l
　　 　 　 　 l 　 l　　　 ハ〈/:::::::::ll　ヽ l　　´,､/`:､ヽヽ　　　　 l　l
　　　　　　　l　∧　　 l ∧　l:､: :ｄ l　_〉l　　l:: :::::::::〉,l　l　　　､　l l
　　　　　　　ヽ Nゝ､　 |l l　 `─'　ﾗ´F　　 l: : ´,､/N､ l　　　l　 ﾘ
　　　　　　　　ヽ ヽl｀l＼｀ﾄ､＿ ,ノ '　 l　　　` ‐' ' / ﾊ. ﾄ　　 l　ll
　　　　 　 　 　 　 　 ll　 `l,､　　　　。 ヽ､_　　_ノ//　l N　 ｲlﾉ l
　 　 　 　 　 　 　 　 l　　〃 ｀ ‐､_　　　　 ￣ ィﾌ'　　W l／l l　l
　　　　　　　　　　　 l　　l 丶　　ヾ ＞,‐　´　 ﾚ/　　　ﾊ 　 ヽl　l
　　　　　 　 　 　 　 l　 / l＿,＿　,〉, ノ　　／'　　　ノミ､l　　 ll　l
　　　 _　　　 ,､　 　 l　/ /川　　　/　　／´　　　／´´　 ヽ　 ヽ l
　　　(_r‐､- l. ﾄ ､.　l /　l 川　　 /‐-ｙ´´　　／/´ 　 　 　 ヽ　ヽヽ
　,　-､. l　l 丶｀´ヽヽl　/l 川　 /　／/　／´/´　 　 　 　 　 l　　ヽl
.(_,　-‐-｀_　　　／〃､/ l 川　l　 〃l　/　〃　　　　　　　　 l　　　ヽ

＊サビニ人の賢者　ヌマ・ボンピリウス（AA/高良みゆき）



ヌマは、サビニ王がローマに移動した後も、旧サビニにいた人物で、
教養の高さと徳の高さで知られていた。






101 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:54:59 ID:zdDLAvGE




そんなわけで、ローマ元老院は長老たちを派遣。



　　　　　 ∧,,∧ 　.∧,,∧
　 ∧∧(｀・ω・´)(｀・ω・´)∧∧
　(｀・ω・´).∧∧) (∧∧(｀・ω・´)　　てなわけで、ローマの王になってください。
　｜　Ｕ (｀・ω・´)(｀・ω・´) と ﾉ
　　ｕ-ｕ　（l 　　 ) ( 　　　ﾉ u-ｕ
　　　　　　`ｕ-ｕ'　 `ｕ-u'




　 　 　 　 ｒ‐ ― }:: :: :: :: :: :: :: :: :: ｀ヽ
　 　 　 　 |::　:: :/:: :: :: :: :: :: :: ､ :: :: :: ＼
　 　 　 　 l／:: ' :: :: :i､ :: :: __ :: :ヽ:: :: :: :::ヽ
　 　 　 ／::: :::.i-':: :: |　＼:: ::＼:: :: ､|:: :: :: |
.　　 ／:; :: //::レヽ:: !、 ｨ=ｭ､:: :: :: :: ＼:: :::!　　嫌です。
　　/:,イ:: :::|:: ::ﾘ--＼:}　´{i'::::jヾ::､:: :ヽ::ﾞｰ:|
　　"　|:: :::ﾊ:: :ｌ{ﾍゞﾘ,_ｉｧ　ゝ迄 〉､:ﾄ　/ヽ}::|
　　　　＼:} ＼ﾘヽ__ﾉ '＼＿ ,／',.V 〉':|:: :: :|
　　　　　　　／::／ﾌ､ ﾟ__　 ィ ＿:∠:::ﾊ:: :: |
　 　 __, -=__ノ~' ﾆ) ヽ:::7::／　　 ＼∧::＼:|
　　　 ,≧/ｽ　 ,.､ ､' ,/:: :/　　　　　 ∨ﾍ::::ｌ＼
.　 　 ､／//｀´ }― {/!,V　　 　 　 　 !//!:::＼:＼






102 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:55:20 ID:zdDLAvGE




　　　　　　　 　 　 　 　 　 /￣ ＞―───―-
　　 　 　 　 　 　 , -ー─ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀丶
　　 　 　 　 　 　 |: : : : : : l: : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : ＼
.　　　　　　 　 　 |: : ／: :.:|: : | : : : : l＼ : ヽ: :／ : : : : :＼: :ヽ
　　　　　　　　　 j／ : /: :.|: : | : : : : |　 ＼／丶: : : : :.ヽ: :＼ﾊ
　　　　　　　 　 /: : : / : : |＼|ｌ.: : : :.|､_／_＼ }＼: : : : : l: . : |:|
　　 　 　 　 　 /: : : / : : ∧ :八.: : :│　行う示㍉ヽ: : : j＼: |:|
　　　　　　 　/: : : : | : : ,′'ｘ=ﾐ､ : : ｌ、　 |j:_:::_jⅣ:.ﾍ : / : :j/:|　　　私はローマに住んだことも無いんですよ。
　　　　 　 　 |: :/| :│ : |　/ｲ:::ﾊヽ :{ :＞弋_;;;ソ |│:.Vヽ.: : :│　　何でわざわざそんなことを・・・
　　　　 　 　 | :ハ: : ヽ:小'{iﾍ_;;;ｿfｊ⌒ヾ､ '' ￣　 ,| j: : :!　} : : |
　　　　 　 　 ∨　ヽ: : ﾄ{ ハ　ゞ'´/ ,｀-､　`ー‐ '´|/∨:|イ : :│
　　　　　　　　ヽ 　 ＼!/＼j__''_ノ　∨_ )　　　　 / : : :.|│: :│
　　　　　　　　 　 　 　 |: :.:ﾉゝ,　__/⌒'ヽ､＿　イ.: : : :.:|⊥:.:八
　　　　　　　　 　 　 　 |: :/: :j: : |/　ﾉ`ｰくヽ ∨: : : : : ﾘ'⌒＼丶
　　　　　　　　　　　 　 ∨: :/ : /　　￣ヽ_)_)‐': : : : :〃　　　 `､:＼
　　　　　　　　　　　　／ : / /7　　 Y　'´ ,ィ’ : /: :/　　　　 　 |: : :＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : / ∧{.　　 ﾉ　／/ : : /: :/　　　　　　│: : : :.ヽ
　　　　　　　　　 /: : : ／{ノ ヽ＼ｰ／｢　/! : :∧:/　　　　　　　ﾊ: : : : : :i
　 　 　 　 　 　 /: :.／ :厂＼　＼＼ヽ∨∧ / 〃　 　 　 　 　 {: ヽ.: : : :|




　　　　　　　　　　∧,,_∧
　　　　 　　　 ⊂（´･ω･)つ-、
　　　　　　 ／／/　　 /_/:::::/
　　　　　　 |:::|/⊂ヽノ|:::| ／」　　lヽ,,lヽ　lヽ,,lヽ　lヽ,,lヽ
　　　　 ／￣￣旦￣￣￣／|　(　　　 ）( 　 　 ）(　　　 ）　そ・・そこをなんとか！
　　　／＿＿＿＿＿＿／ | |　と.、 　 iと.、 　 iと.、 　 i　　あなただけが頼りなのです！
　　　| |-----------|　　　　　　しーJ　 しーJ　しーJ



ヌマは何度も拒絶したが、ローマの長老達はしつこく訴え、
ついにはヌマも王になることを承諾した。






103 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:55:42 ID:zdDLAvGE




そんなわけで、ローマ王国２代目王となったヌマは、
ローマにやってきたのだが・・・・


　　　　　　,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
　　　　　　 ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
　　　　　　　　ﾞ､';|i,!　　'i i"i,　　　　　　 ､__人_从_人__/し､_人＿入
　　　　　　　　 `､||i　|i　i　l|,　　　　　　､_）
　　　　　　　　　 ',||i　}i |　;,〃,,　　　 　_）　ヒャッハーッ！！
　　　　　　　　　 .}.||||　| ! l-'~､ミ　　　　｀)
　　　　　　　　 ,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ　　　'´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
　　　　　　　　.{/ﾞ'､}|||/／　 .i| };;;ミ
　　　　　　　　Y,;-　　 ｰ､　　.i|,];;彡
　　　　　　　　iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
　　　　　　　　{　 く；ｧｿ　 '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
　　　　　　　　 ﾞi　[`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ　 　＿,,＿＿
　　　　　　　 　 ﾞi　}~~　｝ ';;:;li,　ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
　;;;;;;;;''''/_　 / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
'''''　　,r'~ `V　ヽニニニ二､-'{ 十　）＿＿;;;;/

↑一般的なローマ市民のみなさん





.　　　　　　　 /´｀‐--､/'´＼_＿_
.　　　　　 　 ,j/　　,　 ,|　　　　 　 ゛｀ヽ、
.　　　　　 ／/　　/ ／| 　 ｉ|ヽ､ ＼ヽ､ ﾊ
　　　　　/ /　 ::/ /_,ノ| 　 ﾘ ｀ヽ､ {　｀ヽ}
.　　　　 j　|　:::::|　| ､_ ヽ､ | ､_　 ｀ｉヽ､　》
　　　 　 |/|　::ｉ::| ﾊ, ┃　H　┃ 　）:. ｉ∨|
　　　　 　 |　::|ヽ|:}｀ ー ´　` ｰ‐´ |　ｊ:: λ
　　　　　　|　::i　: ﾍ　　 r‐-､　u ﾉ　/: : ﾊ
　　　　 　 ヽ､{ | :i:j/⌒l ｀ﾆ ｀,.イ:ァト::::|::. :|
　　 　 　 　 　j:: :/　 / i|三/:::/／　ヾ |::.: |
　　　 　 　 　 | :.:{　　!ヾ∨:::/　ヒ::彡' |iﾊｿ



当時のローマ王国は普通に盗賊の集団か何かだと思われており、
実際そんな感じだった。






104 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:56:06 ID:zdDLAvGE




　　　　　　　　　 l´￣`ｰ--.､/´ヽｰ─-:.､__
　　　　　　　　　 ｊ,ﾉ　　　 　 |　　　.　　　　 ｀ヽ、
　　　　　 　 　 ／　 　 　 　 ,|　　 :|　　　　ﾍ::　ﾍ
　　 　 　 　 ／　　　ﾉ　 / ,/ |　　|:|'|　|::u　 λ:: ﾊ
　 　 　 　 /　,./　 / 　 / /u :|　　|:| | :|､:::　　 ＼ }
　　　　　/ ,ｨ'/　 /　　,|: _|__,ﾉ|　　|:| | :|ヽ､__:　　 ＼
　　　　 / / /　::ｊ　　,/ ヽ|__　ヽ、 :|ｊ ヽ|__ ∨　 ｉ:: 　ﾊ
　　　　 |/　ｊ　::::|　　ﾊ ,ｨﾁﾃｵ　 ヽ､| ﾁﾃ心∨　|::|､　|　　だ・・だめだこの人達・・・
　　　　　　 | 　::l　　|:ﾊ`､Vｨ:;l　 }‐{　 l:ｨ:;ﾘ,' ﾊ.　lﾘ| |/　　はやくなんとかしないと・・・
　　　　　　 ∨　|ヽ､|::::ｊ､::.￣ ::,ﾉ ' ヽ:::￣゛..::{:::ｊ,/: |
　　　　　　　ヽ､| |　ｉ:::::ヽ、￣　 ー　 ￣u,.ィ:ｉ::|:　 |
　　　　　　 　 　 | /| :::::ｉ:::｀＞‐r- -ｒ‐＜:|:::ｊ:: | 　 |
　　　 　 　 　 　 |/ :|　:::| /´　 {　 　 }　　|:/:: j:　　|
　　　　　　　　　/　:;|　:::|'　　　|＼／|　 ,ﾉ　 /ﾊ　 |
　　　　　 　 　 / :::/'|　:::|　　　| 　 　 | /　 ,/　 }　 |





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　　　　　　 　 　 rｰ―― !: : `´￣｀. .' . ､
　　　　　　　　　,!: : : : : : :!: i : i､: : : : : : : :ヽ、
　　　　　　 　 /: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ
　　　　　　　/ : : : : : ,': ,' .! l: : !|　l: i、: : : ヽｉ : ',
　　　 　 　 / : : : ,: : ,!-!‐ !,ｌ: : l:!　!‐!- ､ : : ヽ : !
.　　　　　 ,': i: : : i: : :l :l　 lﾉ!: : !!　|/　ヽ : : i: ',: |
　　　　　 l : |: : : !: : :N　 ＿! : ﾘ　' ＿　ヽ: :|: :V
　　 　 　 |: /!: : :|: : l. ,´＝= `r‐{.　=＝ミ!i: :ｈ: !
　　　　　 l/　!: : i、:ｉ'{ ''''　 　ﾉ ,.ヽ　　''''ﾉ,ﾊ:ｌ,ﾊ,!　　よし！
　　　　　　　 ヽ: l ヽ!:`iｰ‐‐'　r‐┐`''''",!,! :i' :|:i　　　神様を信仰させましょう！
　　　　　　　　 ヽ! ,|: |:i`'ｰ-　`_‐',., イ: !': : !: :!:!
　　　 　 r ､ 　 　 /|: :!|: : |, '^'、　,ハl:/: : :,! : ',|
　　　　　ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l,　　Ｖ　　/: : : ハ: :ヽ
　　　 　 　 Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,ﾌ､ヽ/ : : /:.:｀i,: : :',
　　　　　　 l、/´）ﾊヽ'､ :ヽ:.ヾｲ|.!|､! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
　　　　　　/ `ｭ,ノ　}i 〉ヽ :ヽ:ヾ|,|,!'l: :/:/:., '　 !: : : : ヽ
　 　 　 　 ト´、　 ノ l':.:.:.:ヽ:}:.:.::.:.:.:|/:.:i／/　 l: : : : : : i
　 　 　 　 !　　`　 　 !:.:.:.:.:lﾉ:.:.i:.:.:.:.:.:.,'　/　　ｌ: : : : : : |



ヌマはヤヌス神殿を設立。扉は戦時には開けられ、平時には閉じられるとした。
さらに、神祇官や最高神祇官、巫女の制度を確立した。






105 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:56:25 ID:zdDLAvGE




ヤヌス神は、ラテン古来の神である。
他には、ギリシャ神話の神々を信仰させた。



ヾ;;ヽ;;;;ゝヾ''　　　　　　　　　　;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝ
:::ゞヾヽ;;;;ゝ;;,,.　,.,..　... .,,.　..;ヾ;;ヽ;;ヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ヾ:;;
ゝヾ;;ヽ;;;;ゝヾ;ヽ;;;;ゝヾ;ゞ::::ゞ::::ゞヾヽ;;;;ゝヾヽ;;.rヽ.　　;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾ:;;;:
;;ゝヾ;ゞ:::　　　　　　　　　　:;;;;ゝヾ;;;;;;ゝヾ;ヽ::..＼`;::;
ヾヽ;;::　　/k＝=ー---r　　　　　　　　　　　"":::|i}}i!il::...
　　　＿A:.:.:.:.:...　　￣ﾞヽ､　　　　　　　　　　　　l!i!ili!|　il|""''i;::;;　, ,..
　　 /,ヘ_ｰ-- -'｀`ー---`ー----ｧ　　　　　　 ii!{ili|l　l!l. 　 |!
　_ノ/彡;;:７;;:___};:ミi;:*@+:;:''了ﾐ／　　　 　 ...:;.,::|i!i!ili|　|i!::..,,.ji;;...
　`ー--､,ｲ.!r_tt-tt!i-tr-!|l'ﾞﾞﾞ´　　　　　　　.,,;;ヽ;;ヾ;ヽ;;;;"":..,;,;:.:,,,,.....
:..il.ll::..　 _ll|.|.||:;ii;:;ii:;!|;;:;:;;:;!|l　　　　　　　　:;:;;ゞ::::ゞ　　　;;ゝヾ;ゞ::::ゞヾ;ヽ
　;:;:.._,.ィ}三三三三!l乍≡|l三三{　　:;;:　　;;ゝヾ
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Zr､　　　　　　　　　　　_,..ィr'二ﾆ'==--'"
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最高神はユピテル（ゼウス）である。
学芸の神アポロ・知の神アテネ・戦いの神マルスは名前も共通だった。






106 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:56:51 ID:zdDLAvGE




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヘ
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　 　 　 　 　 　 　 　 /／　,' : : : : ｉ: : :/ ,ｨ≠k　',: : : :.|　z=kVヽ: : : : : ∨
　　　　　　　 　 　 　 　 　 | : : : : :|: ://代 ﾉﾊ　 ヽ:..:::| f..う㍉ハ: : : : : :l　　　法律を守り、ちゃんと人間らしく生活するように！
　　　　　　　 　 |￣￣￣￣￣￣￣|小 {i ::::::j}　}　∨:| {i:::::::ﾊヾ|: : :|:: :│　　暦も制定します！
　　　　　　　 　 |　 ━━━━━　 l{ﾊ　V廴ｿ　f==fヾ Vﾋ　ｿ　j: :.∧:: :|
　　　　　　　 　 | 　　Wikipedia.　　|ﾍ}、 _ ＿ ノ '　ヽ、　｀¨　ノ| :/小: :|
.　　　　 　 　 ／＾) ～～∴～～　 |: :ゝ _ ::.:.　　こﾌ　 ￣.:.:::/ :|/: : | ∨
　　　　　　　{／ ス　　　　　　　 　 |: :.|: :.|＞　,　 __　 　 ＜/: : :|: :.│
　　　　　 　 {／ _ノ　　　　 　 　 　 |: :.|少' 　 r|　　 Ⅳ＼ /: : : :ｌ: :.│
　　　　　 　 ヽ'´_ﾌ 　 　 　 　 　 　 |: :.|　　　 |＿ 　 |　　ノ: : : :/ : :│
　　　　　　　　V|　 　 　 　 　 　 　 |: :.|　 　　|　　｀７　/: : : : /: : : : l
　　 　 　 　 　 ﾄ|　 　 　 　 　 　 　 |: :ﾍ.　 　 |　　,/　/: : : : / ＼: : : l
　　 　 　 　 　 {.Ｌ.rー‐､(こ'ー-､__.｣: : :}ヽ 　 |　 /　 ｛ : : : /　／｝: : :ヽ



ヌマは、職業ごとに守り神を制定し、組合を作らせた。
そして、当時１年１０ヶ月だった暦を変革。12ヶ月355日とした。
さらに１ヶ月に２日の市の日、それに神への祝祭日を年45日制定。休みの日とした。






107 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:57:18 ID:zdDLAvGE




ヌマはこの時、１０ヶ月に２月を加える際、前から加えた。
そんなわけで、現在の英語でも２ヶ月ずれている。



１月　January　 ヤヌス神の月
２月　February　清める月
３月　March 　　 マルス神の月
４月　April 　　　 花開く月
５月　May　　　　マーキュリー神の月
６月　June　　　 ユノー女神の月
７月　July　　　　ユリウス・カエサルの月
８月　Augast 　　アウグストゥスの月
９月　September　７月
10月 October　　　８月
11月 November　　９月
12月 December 　 １０月



＊もちろん、７月と８月がこう呼ばれるようになったのは
もっと後である。






108 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:57:41 ID:zdDLAvGE




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　　　　　　　　　　く/　　　l　／: :'´/,r〒ﾐ'　　| ノ''ヽ', : :: :ヽﾉ､::|　　　ヽ>
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　　　　　　　　　　　　 　 |j !',: :小 丶'ー‐''　 -.､｀¨´ 〉| |／
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　　　　　　　　　　　　　　　|/: :r‐＼::＼ﾍヘ >､　 　＼!: :ヽ｀二ニﾆﾆ二￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　,,.. ｨ'": :/　　　＼: :＼久/｀ｰ ､.....二二ニﾆﾆミｭヽ､ ＼: :: :: : ＼
　　　　 ＿＿＿／￣, : : : : /　　　　　 ＼: : ＼　　　ゝ､: : ＼＼＿＿｀ヽ､＼＼ : : |＼i,r､/77
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／／￣￣￣￣／: :: :／／j-　　- ､ ﾍ　 |＝＼l＼l=ﾍ'´__,,..r--¨´　　`ｰ―‐ﾍ ﾍ　｢|'　//'")´
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￣＼＼　　　　　　　{　　 ﾍ　　　　　　　　　　　 ￣￣//´　 f　´｀ー､__　ヽ 　　　　 　 　　　　＼j
　　　￣ 　　　　　　 {　　　ﾍ 　　 　　　　　　　　　　//　　　j ゝ､　<>　`Y）　 　 　 　 　 　 　　　＼
　　　　　　 　　　　　{＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　//￣＼　ﾍ　　` ｰ-z '´　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | |　／　＼ ＼ｺｭｰ"　＼＿＿＿＿　 　　　　　　 　＼



さらにヌマは、農業、牧畜を振興。
戦争をしなくても、ローマ人が生きていけるようにした。
また、積極的に外交交渉を行い、周辺諸国との和平を結んだ。






109 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:58:00 ID:zdDLAvGE




　　 ∧＿,.,.
　r'（　・∀・）
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こうして、ローマ人はまともな人達になっていった。




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　 　　　　　　　　 (｀　　,,)　 　(∀・ ,,) 　　　　　　　 (ｰﾟ* )　 　　 ﾐ∀･
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110 ： ◆yxZlGN83jM：2011/08/06(土) 16:58:43 ID:zdDLAvGE




　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 ヽ、　、　　 　 　 ＼ ｀ヽ、
　　　 　 　 　 　 /　,　　　　　　　,ィ　　::　　 |､　 ヽ.　　　　 　 ＼ .ﾊ
　　　　　　　　 /　 ﾉ　 　　＿.ｉ: |　|ヽ、.ｉ::　　| ヽ.'⌒|ヽ:::　　　　　＼|
　　　　　　　　 {ヽ/　　γ´　/|: |　|　 | |:: 　 |　 ヽ、ﾄ､:::::　 　 　 ＼ ＼
　　　　　　　　 ∨　　　　　/　|: |　|　 | |:::　,ｊ　 　 } ｊ　V::::　ヽ.　　 |ヽ､.ﾍ
　　　　　 　 　 /　 /　　　/　 | ,ｊ　|　 |ﾘ::　/　 __　ｊ/　 ∨::::　|:　　| 　 } ,ｊ
　　　　　　　　ｊ　 λ　　 /　 _|/__　　 }::　/、 ',ｨ'"´`　ﾊ:∨::　|::　/ 　 ｊ,/
　　　　　　　　|　 | |　　 ﾊ　,ｨ'"´`　ヽｊ_ノ‐ﾍ.　　 　 　{ﾉ:::}:　 |:: /
　　 　 　 　 　 |　|: |　 /:.:ﾊ 　〟　　 ﾉ 　､ 　｀ ‐--‐ 'ｉ::ｉ::|　/ｊ;/ｉ
　　　　　　　　 ヽ|　ヽ､{: : λ`‐ -‐'　　 r-‐ｧ　　　 　 ｊ::|::ｊ,/,ｨｉ: |
　　　　　　　　　　　　| ｉ: : : }ヽ､　 　 　 { __,ﾉ　 　 ,ィ´::::}_ノ:::| |: |
　　　　　　　　　　　　| | ::ｉ: :ｊ　 ｀＞‐-ｧ ‐-‐ｫ‐ ´　|:::ｉ:;;;:::;;;:;:| |:: |　　　　　 ＿_
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ヌマ王の統治は４３年。その間、一度も戦争は無かった。





第三話「ヌマの政治」終わり

つづく