10月1日に中国の月探査衛星「嫦娥(じょうが)2号」を載せた「長征3号C型ロケット」の打ち上げが成功し、順調に運航を続けているとのことです。
しかしながら四川省・西昌衛星発射センターは内陸にあるため、打ち上げのたびに補助ロケットなどの残骸が人里に落下する危険を伴います。
空からロケットの破片が落ちてきたと言う、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州の様子をご覧ください。
10月1日に中国の月探査衛星「嫦娥(じょうが)2号」を載せた「長征3号C型ロケット」の打ち上げが成功し、順調に運航を続けているとのことです。
しかしながら四川省・西昌衛星発射センターは内陸にあるため、打ち上げのたびに補助ロケットなどの残骸が人里に落下する危険を伴います。
空からロケットの破片が落ちてきたと言う、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州の様子をご覧ください。
古代から続く少数民族であるミャオ族の住む黔東南ミャオ族トン族自治州は貴州省東南の山間部に位置し、総人口431万人。
衛星が打ち上げられるたびに(多い年は10回以上)、周辺住民は落下予測の範囲内から避難しなくてはならないそうです。今回は2千人が避難したとのこと。
今回の打ち上げでは負傷者および建物の損壊はなかったようですが、こんな大きなものが落ちてくるとなると心穏やかではありません。
ちなみに計画では、この部分が落ちてくる予定ではなかったそうです。
こちらは今年の1月に打ち上げられた長征ロケットの残骸。民家を直撃しています。
このときは10万人が避難し、医療スタッフなども待機させてはいるようですが、現在の民主主義国家ならちょっと考えにくい状況ではありますね。
石垣島上空に光る落下物体、中国のロケットか
八重山毎日新聞によると、この打ち上げの際に沖縄の石垣島からも切り離されたロケットが燃える光が観測されたそうです。