古来より人は、人知の及ばない自然を、神や精霊として崇めてきました。
文明の進歩によって多くの自然を克服したとはいえ、火山活動や地震などの前にはまだまだ無力です。
そういった大自然の猛威を目にすると、本能的に美しさに魅かれ、そして
現在もっとも活発な活火山といわれる、ハワイ諸島のキラウエア火山の、噴火と吹き出る溶岩の様子を紹介します。
迫りくる灼熱の溶岩「キラウエア火山」の噴火画像19枚
20世紀の間だけで45回の噴火を観測されているキラウエア火山。
1983年に大噴火を起こしたものの、世界一安全な火山とも言われてるそうです。
玄武岩の地質により、爆発より溶岩が流れ落ちるような火山活動が主なため。
ドロドロと粘りっこく流れる溶岩。
パッと見、大文字焼きのようにも……見えないか。
いくら安全とはいえ、まだ赤く煮えたぎってるマグマの横に人が平然といられるってのは凄いですね。
洞窟状になっていると、まさに煉獄。
世界一訪問者の多い火山とも言われているそうです。
確かに、行って、この目で見てみたい。
海へ流れ落ちる様。
地球を巨大なひとつの生命体として見る、ガイア理論を思い出しました。
スケールと熱さと美しさに魅入ってしまいます。
この30年余りで、海を埋め立てた溶岩によって80万平方メートル面積が増えたそうです。
映画や漫画でありそうな「逃げろ」シーンですが、煙というより壁が押し寄せてますね……。
触れるものは何もかも焼き尽くしてしまう、地獄の業火。
家もあっという間に飲み込まれてしまっています。
理屈ぬきに、自然への
Hawaiian Volcanoes: Beauty & Terror より
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