やる夫は剣と魔法の世界のオタクで、生きていくために冒険者になるようです。14
- 2014/07/26
- 03:22
2944 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:35:21 ID:/g7Nfelg0
ちょっとした小話を展開。
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2945 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:36:54 ID:/g7Nfelg0
感想については以下のところで。
◆PxpsTgDRu.のやる夫スレ避難所174
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1402489663/
考証・考察、批判などは以下のところで。
否定的な意見や非難などもこちらになるのかな？
その他、世界設定やなにやらについて語りたいならこちらへ。
梅左さん控え室 ３
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1405954752/
そして、一応付け加えておくけど。
ここは雑談や討論する場所じゃないぞ。
まとめていただいてるやる夫AGE様、ありがとうございます。
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2946 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:37:22 ID:/g7Nfelg0
彼女たちの就職事情
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2947 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:38:07 ID:/g7Nfelg0
★☆ 注意！ ☆★
ここに書くのは、あくまでおいらの話の中での設定です。
他の作者様の作品などとは全く関係がありません。
余所に持ち出さないように。
このお話だけに限った事ではないけど。
.
2948 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:41:11 ID:/g7Nfelg0
/ : : : / i : : : ｀ 、
/ : : :./ / , ; | i : : : ヽ
,' : : :,' / / /| | | |、 : :| : : :i
i : : / /i . /! / ! .,'| | lﾊ : | : : :|
| : :/ . イ .:::| / | / ｊ / !.ﾊ | Vi | : : ヽ、
| :.ノイ ::::!' l ./ __,/ . |! !| ､ ﾘ;..ｲ i i : :.
イ´ /.:i :十ﾅ''T;ﾘ!三. / ﾉ ﾘ._｀Tﾒ ! l ﾄ､: :|
ﾉ ,'ｲ::l :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ i| ヽ!
/ ! :ヽ :| .ヾ 弋Yﾉ ﾄYｿ〃!./ /l .ﾉ
/ : : : :ﾄ、| ｀ /,' ,ノ ﾉ
,' , 、 : : : Yヾ、 ' ,' i|
. i 从 ヽ : : : : : ::ﾄ､ __ ｲ ﾊ どうしよう。
!' ヽ :ﾄ､ : : : :i:::| 、 イ: :: :|
＼ ヽ:.:..ﾉﾘ:＼ ｀ ィ::´::: |.: : : ﾊ| どこももらってくれない……。
ヾ'/:. 丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ
＿＿ ,. -:'::::... ∧ ヽ、＿＿_
／⌒ヽ ＼ ｀ヽ. //∧ ..:: ヽ ヽ｀ヽ
もう年頃（だいたい１３～１５歳くらい）になったというのに嫁のもらい手がない。
残念ながら次女以下だったので、順番がまわってこない。
それが致命的だった。
.
2949 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:41:30 ID:/g7Nfelg0
さて、彼女は小学校を卒業してそのまま働きだした。
と言っても就職したのではない。
外部との接触がそれほどない農村である。
小学校を卒業すれば、たいていはそのまま家の手伝いをする事になっていた。
／ ＼
/ ﾍ ＼ ヽ
/ /{ i ヽ ヽ
〃 / / / ﾊ ｉ ! ', ',
j/ / / /{ ′' ｉ } ｉ } i
/ ,′ ' / / ｉｉ ', 八 i 亅 ｉ
. / l ! / ｉｉ './ ﾊ __| i /ﾊ !
{ﾊ ! _j. { r 7"" i ／ヽ ｢ | iﾌヽ | ﾊ、
/ { ´ { ハ|_,厶ﾆ ﾆ=从L.、 | } ﾘ ｀
'､ ｛ 从ﾚ'"f'´:::::j}` ´{ﾚ:::｀}ヾ>| j八/
八 ｌ ﾍ, ` 弋:::(_ﾉ ‘.::(_ﾉ ″j／ .
. / ＼l＼＼ ｀゛´ ,′ ',
// ﾍ '"" ' '"" / ,ﾊ
{ﾊ ｛ 人 人 / ∧ } ご飯に、洗濯、それから繕い物。
{ ヽ八 | 丶、 ´ ,. イ } ／j/ ﾉ
＼ ﾄ､＼ |` . __,. ィ | ノﾚ j／__ 縄とかも作っておかなくちゃいけないかな？
｢`⌒)ｰヘ|＿厂冂 |勹__,ノ⌒:く::.:｣、
j／ ）::.::.::ヽ::.::.ﾍく 〉::}::.::.::.::.::. i└ｧヽ
/ r─- ､::.::.::.:.:},｣ -─…─- : ::.::.::: ;. -─┐
{ | {￣ ＞'" ｀ ＜ ￣}亅
{ { { ／ ＼ } }
2950 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:41:48 ID:/g7Nfelg0
珍しい事でもなんともない。
モンスターなどによって外部との接触がかなり制限される場所では、
村で生まれた者は村で死ぬ。
そのため、子供もある程度の年齢になれば労働力として扱われる。
_ ￣ ､
⌒´ ＼＼
/ ｜ ＼ ＼_
,' /' | j| ＼ 〈⌒
ﾉ / |＼ 斗――ヽ
⌒７ / | / |jl ﾊ| ,x==ミｉ 人
, | ／从 / 〃v う | ハ/ ヽ ヽ
ｉ | | ' | x=ミ ｀¨ / ／ ハ i
|人 八 |《 vｿ , :.:.:.⌒7 ' ' リ
＼ i ハ :.:. /ｲ / / あ、水もくみにいかなきゃ。
/ ＼ ,圦 (::） /i ｲ /
{人 从个 ,, __ ／_,| /从'
∨ ＼{ r爪￣￣ヽ/＞ ￣￣ヽ
／￣￣|￣ r=-- / /
ﾊ , ／-＼ ≠ /
, ﾉ /／ |=/ ゞイ ∨
ｉ /‐ /...| ／ニ ＼ ｉ ｉ
|,/ニニ＼,.......|/ニﾆ|ニニ＼j
l{ニ|ニニ7.......|ニニi|ニニﾆ , {
|'ニ|ニニ,....... |ニニl|ニニニi 人 /
2951 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:42:10 ID:/g7Nfelg0
そして、年頃にのなれば、結婚して子供を作る────それが大ざっぱながら基本的な流れであった。
ただ、全ての者がそうなるわけではない。
結婚は基本的に長男が行うもの。
長男に何かあった場合に、次男に役目がまわる、というくらいであった。
そして、相手を選んでる余裕があるわけもない。
∧＿∧
( ´･ω･) 俺んち、嫁がボストロールなんだ。
(∩∩)
∧＿∧
(･ω･｀ ) うちは、鬼面導師だよ。
(∩∩)
2952 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:44:50 ID:/g7Nfelg0
基本、相手も長女である場合が多かった。
とはいえ、一人娘というわけでも、跡取りが必要で婿養子を捜してる、というのでもない。
子供を多く産むのが当たり前な世の中であった。だいたいの場合において、跡取りの男子は存在する。
単純に、上から順に片付いていくべき、という習慣によるものである。
だから、年齢差がある場合も存在した。
当然容姿が考慮される事もまずない。そもそも、容姿などだいたいにおいて五十歩百歩であったが。
…………だから、彼らのような状況も、珍しいものではなかった。
∧＿∧ ﾌﾞﾜｯ
( ´；ω：)
(∩∩)
∧＿∧ ﾌﾞﾜｯ
(；ω；｀ )
(∩∩)
2953 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:46:08 ID:/g7Nfelg0
それでも結婚して家を継げば、とりあえず食うに困らない。
というか、主要な収入は家を継ぐ者がとるようになる。
次男三男以下は、無料で働く労働者のようなものだった。
∧＿∧ 少しは報われたいよ。
（ ´；ω；）
c(,＿Ｕ_Ｕ でも、他に働くところもないんだよ！
外にはモンスターがいるから、迂闊に町まで向かう事もできない、という事情もあった。
2954 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:47:02 ID:/g7Nfelg0
だが、モンスター退治を行う場合には、問答無用でかり出される。
村や田畑を守るためやむをえないところだが。
そんな酷使と思えるような状態におかれるのが男であった。
ならば、と考えて決意を固める者達も、当然ながら出現していく。
おう、準備はできたか？
∧,,∧ ∧,,∧
∧,,∧ (´・ω・) (・ω・｀). ∧,,∧ ああ、ばっちりだ。
( ´・ω).(O┬O) (O┬O) (ω・｀ )
( O┬O ∧,,∧. ∧,,∧)┬O ) こんな事を続けるくらいなら……。
◎-Ｊ┴◎( ´・) (・｀ )┴し-◎
( .__ l) (l __ ) センダイに行って冒険者でもやろうや。
`ｕﾛｕ'. `ｕﾛu'
ここよりはマシみたいだしな。
行商人が言ってた！
※村を出るために集合中の図
,
2955 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:47:43 ID:/g7Nfelg0
────とまあ、こんな案配になったとしても驚くような事ではない。
夜逃げ同然とはいえ、村を出て行こうと決意する彼らをどうして責められようか。
たいていの場合、途中で息絶えるのが普通でもあったが。
||
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＿＿＿＿ __.|‐|__ ＿＿＿＿
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＼l ＼ ｀ヽ< |'ー'| >-''´ ／ ｌ／
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＼＿_＼/ 'ー―' ヽ／＿_／
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/ ./ | |￣＼ ／￣| | ヽ ヽ
| | l ＼／ｉ i＼／ l | |
| | ＼ _／ ＼_ ／ .| |
ヽ ヽ ＞、 Y ,.＜ / ./
／ ＼ヽ ／ヽ_l_/ ＼ / ／＼
彡 ＼ヽ,-'＼ ／ヽ､/／ ミ
~'''''"￣￣'ｖＶｖ'￣￣￣'ｖＶｖ'￣￣"'''''~
,.ィ,.ィ,.イ _ _
／／／ ／／,.-ﾞ‐ ､
/ / ' , 'ﾞ, 'ﾞ ' ,.-‐＝､
/ ,.-＝~ヽ
∠二ヽ. / ,.' ＿/､二ﾆヽ
∠二i ー-/ゝ-'"ア ／ i二ニヽ
∠二i_ /O ○ l _,ノ、 _,ﾉ二ﾆヽ
｀ヽ/ ／´ ' , ゝ / ‐-ヽ
.r',ﾆヽ l / ﾞー''ﾞ ‐-ヽ
∪ l l l ｡人 ￣｀ヽ''-ヽ
. l l /７! ゝ. ', ' , ', ; ; iヽヽ
ゝニン .ゝ＿, ゝ.,＿ _,..ィ´ _,.ﾉヽ｀
∠二ヘ _,, - ﾉ ￣￣ ヽ.,_ ＿,,.>.,_
∠ イ_,ヽ-‐''" ｀く ＼ヾ.‐-ヽ
´ ｀ヽ!｀丶
※このあたりはマシな方
.
2956 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:48:08 ID:/g7Nfelg0
生きてセンダイにたどり着く者がどれくらいなのか。
きちんとした調査が行われたわけではないが。
そのあたりは、もう運が左右するというしかない。
／フ⌒ヽ
／⌒＼ _,∠／ ＼
/ ＞ﾍ.ノ ｀Y´ ∨`ｰ-―､_
V／⌒ゝ‐'´r-､ /¨ ｊ ＼ｰ'⌒>∧
ﾚ'＾Yｨd´ ' Y / ！ 〔｛｛ l |
_ノ⌒‐,二＼ 〔＿ ｀Y | | ヽ｣ソ
/ ／ <¨ `ｰ'/ ,ﾉ
| l `_ﾉ ｒ'プ＼__／ ヽ ノ
＼｣―'´ > ／￣`￢-'＾> く
_) く ｀) く__
〈辷＞’ ＼ごメ>
※こうなったら、もう諦めるしかない。能力がもともと高くなければ
.
2957 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:48:29 ID:/g7Nfelg0
村に残って苦労しながら生きていくのと、生死を賭けてでもセンダイをめざすのと。
どちらが良いのかは、人それぞれであろう。
こうだ、と決める事ができるものではない。
ﾄ､_ト､ ／Ｌ__
＜!⌒ヽ! i /⌒ﾞく
. 久__ノヽ ＿＿__ _＿＿_ / `ー‐'＜
ヽ i─'´ ｒ‐､_二二_r-､ `ーi′ ナ'￣
! ﾉ ＞ ト｡｡イ ＜ ヽ ./
＼ i ｆＴ´｀Ｔヽ ! /
`ー‐-､ ヽ_ヽ>‐くノ__ﾉ r-─‐'′
ﾄ ! |厂ﾘ「 ヽ ｲ
i -‐| L- 」|‐- - !
/ `ー! i‐' !
i ∪ |
／ヽ '´＼
i ､_＿＿＿＿＿＿, !
＼__ -┴､ ,┴- __∠_
彡,＿,-─‐'′ `ー--､＿_,,ミ
※これで生き残れるなら、冒険者として大成するだろう。
.
2958 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:49:46 ID:/g7Nfelg0
さて。
男の場合はこんなものであるが。
女も事情は似たり寄ったりである。
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :._ノ ＼ _,
, ﾟ.: : : : : : : : : : : : :. : : : : : : : : : :. :. : :.ー ‐ '⌒ヽ _ л{
.ﾍ : : : : : : : : : .: : : :. : : : : : : : : : : : :. : : : : : : :.､: :.V＿_.ノ三} /,
_ - ‐ _ ＿, . . . . . : : : : : : :ﾊ: :. : : : :. : :. :ﾄ､: .ヽ:. : ::.､: ::.ヽ: ＼ﾆﾆﾆﾆV/
. ´⌒ .′'.: :. : : : : : : :ji : :/ ﾟ. :}!, : : : ､j,､}__ヽ :}ヽ : : ｝: :i ｝` 一ﾆニ三{_
. ´ /, .: : : :. : : : : : /1:.,’ ＿j_jﾍ.: : : :.j}ｊ｣..￣}:厂}√ }: :j 1ニﾆﾆﾆ=／{
. ,∠, ヾ_、 ':j{:. : : : :::. : i:. ,/‐{':厂￣_｝} ﾟ.: : :.从j ._ ﾉ' ﾉﾍ : ｝:.:} |ﾆﾆ=‐'¨´ {
.〈⌒ ｀)三ﾆ=-／彡}!: :; :. :.ﾟ.:.:. :j i{ {' _从 ﾟ.: :j' ,ﾉ ,rｫｯｭz.､ ｝ﾉ.:.)!ﾘ:. {
V/ ヾ_j}三ニﾆﾆ=-{: :′:. :..ﾟ､:.:. i{ _,｡zｯ= ヽ jノ {'ﾍ:.)j:.:. : . ,ﾍ
. V /, V}-=ﾆﾆﾆﾆﾆi :{へ: : :. :＼jl '~´ ´ :. :.:.:Vﾍ:.:.:. : . j^ ､:. ああもう。
. '/ / , ヽ三二ニﾆ=: ﾊ: : r 、: : :.｀ﾟ: . ′ }.:.: : : ):.、:. : . ｛_
. 〈/ //, ＼=‐ '^¨´{' } : {.r{＼ : : ー、` ,:.: .: .:1: :.＼:. :＼{_, 長男はほとんど売れてるから、
V '//, 〉, :: .:乂} : : .ｰ―一 ,.:―‐:.､ .:i j:. :/.:｝;.:.:.ノ⌒;厂｀ 嫁のもらい手がいやしねえ。
. V// ,/; , '/∧ j : j'.:.:{!:.. : :.. ﾟ:.､ u (__, -' ／:' ﾉ ,:’ ﾉ': /~ :j{ :.
. '〈 '//// , '/, 〉、 .′′;入: : : :.ｰ一、｡._ .ｲ＿__イ_彡←' :j{｀ ::.
. '/// //; , /, ^＼'_:ノ:.:/.: : :＞‐―─→_)_ ｀≧: : :::‐ ' {:::.,:'ﾍ三ﾆ}＼､ :j{ {:::.
〈/ /////, ヽｰ〈､,ノ⌒;_､__,ｨ=‐f'√｀ﾟﾞ'･&｡,___ `y ヽ=' ＼､ ｀i{_
V '/////, .ﾍ Y__, ｀ｊ二{i三二＼ ,:^{＿_,r‐{¨｀＞´＼ ヾｯ'(:,_
. 〈//_,//∧ ::.}ヽ｀{し; ｀ｰ{ｉ ｰ=ﾆ二＼ /ﾍ_ { {_,´ {｀ヾ /ﾍ.｀ﾍ{
'√////＼ .j:::. ]「 {i Y ¨｀ :.j{ {, { 〃 ＼}::.
2959 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:49:48 ID:Zyrbn/2U0
センダイに行くだけでも一苦労か
センダイ生まれってだけの人生の選択肢は少しだけ多いのかもな
2960 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:50:15 ID:/g7Nfelg0
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{:::::::/| |:::/::::::::::/:/ {::| ﾏ! ﾏ::::::::::ヽ:::::::∨ }:::l {:::{
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/__∨:::::! /::::::::://- ､＿l:! _, ､__}!,.斗イ´∨:::ﾄ,:::::::', {::} {: !
/::::::| {::::::::/:,r-rtｫt- ﾆ ,ｨチ㍉下､:::}:ﾄ､::::} |::| |::| あとは女衒についていくしかないけど。
,:::::::/{ |:::::/l::ﾊ 弋z(ソ 弋z)ソ /!::|' Ⅵ j: |_|::|
,::::::/ｲ! !::/ !::iﾊ , , , , , , , , ﾊj:::| ﾘ |:::::::: ! それはやだなあ……。
,::://:::| |:{ :::|,ﾑ , ,:' /:/ !::::::::::.
|:::::::::::| リ |::! 込､ ＿＿__ ,イ｀/ｲ､＿ |::::::::::::.
.,::::::::::::::| _,..イ´ﾘ |＞ 乂_i_ﾉ ＜ / | o｀ヽ､::::::::::::.
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:::::::::::::| ､ ‘， ‘， ／ / / { ､::::::::::::::.
:::::::::::::{ ∨ ヽ ＼ ／ / / / ‘，::::::::::::.
2961 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:51:52 ID:/g7Nfelg0
, -――- 、,z=＝＝=-
, ' ／ ｀ヽ、
／.／ / / / / ＼
/ /. / ／イ ／/ ｌ i i ｌ ヽ
/ /ｲ ﾚ-/‐レ=ﾅ' l! ｌ i ! ﾍ
ｌ ｌ/ ｌ ｌ. ｲてうヽ ｌ｀ﾐﾚ､!. ! ﾄﾊ
ｌ ｌｒ' !ｌ ｌ 弋リ ｆぅ.､ゝ! ./lﾊｌ
', { ｲﾊ､ ! ､匕!ﾉ/ｲ / .ｌ
ヽヽヽｲ＼ｌ ′ !//
ヽi￣ヽ ｒっ ｲ'
ﾏ777ヘ ! ヽ ／ あとは、尼寺が引き受けてくれるかどうかですしね。
゛ア⌒ ｉ｀! ｀ ／
（ ｲ !ｒ-､ T ｀´
〃人／/ ｀` ｧﾄi
（／ ｆ ＼ / ! ll:>‐、
, ∠ ／ ﾊ ＼/ / 〉'／ヽヽ､
i ヽ ﾊ Y ｒ' イ ヽ ｀ヽ｀ ｰ、
ｌ ､ ヽ ｌ 〉‐‐－! ーﾆつ ｀ ｌ ｌ !
ｌ ヽ ヽ.!/ ＼ .! ｒ'_´-ァ ! ｌ ｌ、
ｒ､ ヽ ｌ , .> l､ ｌ' ! .V ｌ
〉、 ヽ ﾆﾆ ／ ヽ ｌ !ヽ／ / !
_イ〃ｌ ＼ ヽ .／ ヽイ / ヽ/ ｌ､
ハ ! ／ ヽ ヽ｀７ ヽ ﾊ
!ハ .! .／ ヽ イ ´ / ヽ ｌ
゛ｌ ｆ ／ ヽ / ヽ 〉
ヽ ／ / ヽ ｌ ／ /
ヽ ／ / ヽ! ＼ /
〉､ ／ o! / ｌ ＼ /
/ ｀- ' !' ｌ ﾊ
/ ＿ ! ｌ ﾊ
寺や類似の機関もある意味就職先の一つと言えた。
どうせ結婚は望めないなら、食いっぱぐれがないのはありがたい。
とはいえ、懐具合が良くなければ寺であっても、そうそう新規加入者を受付はしない。
.
2962 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:52:24 ID:Zyrbn/2U0
家の問題で、否応なくついていくしかない娘も居るんだろうなぁ
2963 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:52:52 ID:/g7Nfelg0
近隣の村で男に空きがあれば、そちらに嫁ぐこともあるが。
そんな空きがあるなら同じ村の者が優先される。
血が濃くなり過ぎないように、時折余所の村の者を迎える事もあるし、
とんでもなく大成した者が妾を囲う場合もあるが。
それらの可能性は、普通に嫁にいくのと同じか、それよりも更に低い。
／ ＼
／ , ＼
／ / / | ', i 、ヽ
. / / i / | ',i i ',
i / ::::/ / .|', 、 ',i | i
. || / ..:／/ / , /| / i i',:. i | |
||. | ∠-ナ7-/ ／ _|/─|__| ',::| | |
|::. イ/ ／ // ／ / i |＼| .. |: |
. |:::. | /|／ -- |/ |ヽ .:: |:::i
. ||:::i | ＿＿_ ＿＿ / .::| |:/
. ||::|: |i 彳￣￣ ￣￣ﾞﾞヾ= /: .:::|ﾊ/
|', |:. |ﾍ /:: .:://.i
ﾍ:. i::i ′ /::: .:// ﾉ もう笑うしかないね。
ヽﾍﾍ Γ￣￣i ./:::::/7／
∨|＼ ヽ ﾉ /|:::/∨
＞ ｀ ´ _ イ|_ｿ|/
<1＞＜ _ ／´ |
／| /||｀|´ |ヽ
, ─┌-i::彡:::::| / || | ,／::::::::::＼
. /::::::::::::/:::::::::::::v // ゝ- ´::::::::::::::::::::/｀二二フ- 、
. |:::::::::::::|:::::::::::::::::ヽ／::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::イ::::|
2964 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:54:01 ID:Zyrbn/2U0
詰んでる、というより産まれた時点で割と運命決まってる
2965 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:54:19 ID:/g7Nfelg0
なお、結婚した長男が何らかの事情で死亡した場合。
その嫁は、次男の嫁になる。
∧＿∧ そりゃあ、少しは生活に余裕は出るさ。
（ ´；ω；）
c(,＿Ｕ_Ｕ でも、なんでガメゴンロードと一緒にやってかなきゃならないんだよ！
※長男を牛鳥に【ハードラックと踊っちまった】された所の次男坊さん
.
2966 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:54:49 ID:/g7Nfelg0
【参考： ガメゴンロードの図】
lヽ ,ｲ
l. ヽ. ,ｨﾞ.l
ト､ l ヽ / ! ,.ィ ,、
l ヽ|,ィ=Y= ､|,／ ! |ヾ !ﾍ
i ＼ ,ソ´Υ｀'く ／l i､,.|ヾ´r=､ ヤ
ゝ_i 〔＼／〕 ﾞi__メ、 .i､|_ﾞi ´/ ﾞー'
ﾞゝ!__ ~--~ __l-'ヽ. ヽ､__ |_ﾞi |
l ｡~｡ !ﾆヽ.ヽ l＿,>´‐く 〈
〉-v'v-ｲ ﾞl ﾞ! ﾞl、 ヽ. ヽ,.ヾ_ﾞ!
,/´ | [,-､] |,r‐,| | l｀t-'ヾ、ヽ.ヾ.
/-イ ｀''ー''´ / ゝ. ヽ ゝ--'＿ﾞi-ヽ、
,r‐く ~|~ ＿,l,イ、 ﾞ!-k＿ l ,,ノヽ.
/ ＞─''"＿_ ゝ ｀ ＿＿＿￣_て_ ヽ
l < ,. ~ 二＿＿~~二i二＿＿＿,,,, ゝ、, ヽ l
ゝ、 Y ,ﾊ_ ゝォ ￣￣ r‐''" _ノゝ l‐' _,ノ
ム´__／ム'-ィﾆiﾆｿ ゝｺニ‐｀ ムヽ＿,,ム
ｰ' ｰ'´ ｀マ ﾔ
2967 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:55:20 ID:/g7Nfelg0
また、死亡しなくても日常生活が不可能なまでになってしまったら。
次男が嫁をもらう事になる。
長男が子供を残すことが困難であるからだ。
∧＿∧ でも、生活は更に厳しくなっちゃうのよね。
( ´･ω･)
(∩∩) まあ、こんな俺でも嫁がくるだけましだけど……。
……ああ、ご想像の通りだよ。
∧＿∧
( ´；ω；) うちは、『ばくだんいわ』だよ！
(∩∩)
ちくしょう！ なんで毎晩メガンテを精神にくらわなくちゃならないんだよ！
2968 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:55:51 ID:/g7Nfelg0
なので、嫁の引き取り手のない女は割とよくいる。
女衒が目を付けるのも当然ではあった。
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ﾉ────────────────ゝ、
=＝ニ二::::::::ヶ───,z==ｧ┬┬z==ﾆ────i::::::二ニ＝= 最初の二年は修行になりますが。
r'￣|::::/ f‐一'￣＝'´ / l ｀＝￣ー─t |､::|￣Y
＿} _}l／ { ノr⌒ﾄ、 ﾉ ＼K ,{＿_ それを過ぎれば稼げるようになりますよ。
／ ／ ﾉ ゝ-､＿＿,イ‐┘ '-y-､＿＿ ／ ヽ ＼ ＼
／:::::::::::( ／ ﾄ ゝ-､__ノ-' /l ＼ )::::::::::::＼ 勤務も２５歳までと制限がありますし。
／::::::::::::::::: ｀/ | ｀ー-､＿＿,-─-､,-─-､ ＿＿＿ノ | Y:::::::::::::::::::::＼
::::::::::::::::::::::::::{ | | ￣￣|￣￣￣|￣￣ | .| }:::::::::::::::::::::::::::: そこから先は、皆さんの自由です。
:::::::::::::::::::::::::: { |､＿＿!＿＿__|＿＿＿|＿＿__,!＿＿__,! }:::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::人 | | | | | | 人::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::j´xx＼ ＼ | | | | ／ ／xxヽ:::::::::::::::::::::::::
※セールスマンの一例
.
2969 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:56:17 ID:Zyrbn/2U0
配役が合ってるな
2970 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:56:37 ID:LaoJ9h820
この女衒はｱｶﾝ
2971 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:56:39 ID:/g7Nfelg0
もちろんうまい話には裏があるもの。
具体的に何がどうなってるのか知らなくても、何かがあるだろうと勘を働かせる者もいる。
が、提示される金額と、家で養う場合の負担を天秤にかければ…………後はお察しください、である。
ヽ::::::::::::::::::/ ｀ヽ;:::::／ ';:::::/__
〉:::::::::::::;′ ＿__ _＿ j:::::ﾌ ｀ヽ __
ﾍ;:::::::::::::{ '´ ｀ ´ |:::( ＼｀ヽ、
／ 〉⌒Y::{ ､ |/ } ￣ ﾄ､ こんないい話はない。
／ { ;ﾊ{:::ゝ ,. -‐─-､ } ,}.=-─- !:.. } } / '.
／ 人 ､ ｿ ﾐ =-ｬァﾃ ` ﾉ'rｬｧ‐ ｙ' }: / j ', それに、正直言えば、うちも苦しい。
/ ／ ＼ ｀¨ ´ ｡} ｀´ ﾚ' 〉
. / ／ ｌ `{ . イ ﾟ ヽ ′ ,′ } / だったら、まだ外に行った方が
/ ‐ ､ ′ ｌ ヽ r `ｰ､ ノ'′ ､ .′ // ／ ノ／ / いいんじゃ……。
〃 ＼ ､ ＼ ` ｰ─‐-- --一 ´ ﾉ //／ ─＜,__ ｲ
/ ヽ ヽ ＼ ￣￣ r'７ /／─r──… "´/
i ﾍ ＼ 丶 . _＿ __,.ノ 〃 / l -─ /
| ヽ へ≧ｖ'_rヘ、/ / l -==/
| l j／｀ヽ.f:::::::::} ′ /__ 〉 _ _ { （翻訳：
｢ヽ l {::::::丿 ,:'´ ｀ヽ / -=≡＝＼ 養うの手間だから行ってくれ）
人 l / 厂:::} ＿{ Ｙ ￣ ＼ヽ、
｛ ＼ l / /::::::ノ _|＼ ﾉ|＼ ＼ ＼ ヽ ﾍ ヽ
{Y^ヽ ﾚ' ,．'" ( | ` ｰ--‐ _ j ヽﾉヽ ﾍ } ﾄ､ ﾄ′
,ﾊ ＼ 丿 / ｀ヽ._＿,.．-‐ ｉ ） } l し' し′
{ ヽ ＞ ─＜_ .. -─…￢'" ｉ l i ｌ | _,. 彳! `┘
＼ ／ l | ｌ| | l l | '´￣ ﾉ ノ j
※娘の説得中なオヤジの一例
.
2972 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:57:08 ID:/g7Nfelg0
何かがあると、感じながらも承諾する者もいる。
何かがあると分かっていながらも、ここよりマシと割り切る者もいる。
そして。
何かがおかしい、と感じ、何を言っても首を立てに振らない者もいる。
/: : : :./: : : : : : : !: :.:ヽ:ヽ: : : : : : : : : :ヽ
': : : : /: : : : :./: :.ﾊ: : :|:.i: }: : :＼:＼: : : : :.、
ﾉ: : : :./: :./: : /: :./ ': : !:.}.ﾘ: : : : :ヽ: ヽ: : : ﾊ
/: : : : /: : :': : /|: :/ ':.:.|//:.:.:.:| : :.:.i: : i: : : :人
／／ : : ': : : |: :/| |:;' , ';/ム:.:.:.:ト、:.:}: :.|: : : : ヽ:、
. ,'/ﾞ|! : :.:.:.:|:|: :/!::'斗'!|ﾞ´ 八{´｀＼!-!:.:八:.|: : : : : ::i＼
. { !:.:.|: :.:.|:|:イﾍ|＿_|! ＼ ＿__ﾚ'￣|:|!: : : : : :|
. 八:.:|: :.:.Nヽ!ァOrj::}ヽ イ{0rj心ヽjハ: : :.ﾊ::ﾊ
/: :.ヽ!ﾊ:.:|:、ヽ○r:ソ ゞ=ソ○ﾞ ﾑi: :/: :ﾘ:.:':、 ごめん、お父さん。
. /: : : : : :.∨ム ::::::::: ::::::::::: /ｿﾚ': : : : : ::ヽ
iﾊ: : : : : : : : ヾ!, ｀ /: : : : : : : : :ﾊ:.i 私みたいな鈍くさいのじゃ無理だと思う。
| !: : : : : : : : : ﾍ ＿ //: : : : : : : :.ﾉ jﾉ
. 人:.:ト、: : : :.:|: :＼ ´ ｀ ／/: : : : : ,:イ:/ （絶対いや。きっと何かある……！）
ヽ! ＼: : :.ト、: ::＞ . . ィ: :!:.ハ: :.:.／ j/
＼ | ＼|＞,i ＞-＜ 人ム'. j／
｀ ／://| ｀＞ ___,.ィ´ |///＼
／///// ||| !/////＼
＿＿__ノ´ ////// ＼ ヽ. ||| ／ヽ///////zx.＿＿__
/´ヽ /////////! ( i ) - i///////∧ ハ
2973 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:58:43 ID:zrYKacA60
モグロさんウソは言わないんだよねぇ。ちゃんとホントのこと言うんだよ。
だから余計タチが悪いことが多いだけで。
2974 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:59:44 ID:/g7Nfelg0
かくて、肩身の狭い思いをしながら、残りの人生を生きていく事になる者が大半となる。
ﾂﾃ
だからこそ、その伝が届いた時の喜びは大きかった。
-‐ -
. : : ´: : : : : : : : : : : ｀ : .､
／ : : : ／ : : : : : : : : : : : : : :＼
/ : : : ／: : : :..:.／:／＾ヽYﾍ: : : :..＼
/: : : :/: : : : : ／:／ |:ｉ'ヽ : : : : : ヽ
/: : : :/: : : /: /: :/ |:| ∨ : : : : : :.
′: : /: : : /: /: :/ |:| ∨: : : : : : i
i: : : : ′: :/／ｊ／⌒ ｊﾉ V : : : : : |
| : : : |: : :/ -‐ ≠ミ / '⌒ V : : : : ｌ|
| : /＾|: :/〈{{ ん:し'} ｘ≠ミ V : : : 八
|: :{ !/ 乂'_ツ んし} }〉,} : : : ′
|: : V〈} """" 乂ツ / !: :. ′
|: : : ＼___ 〉 """ ′|: :/ 皆！
（´＼ (｀ヽ: : : : : |:ヽ ┌ ｧ / ｊノ
＼ ＼/¨/¨/⌒ヽ : |: | ＼ Ｖ__ノ .ｲ センダイにいる美緒から手紙がきたの。
{__〉 V.! ｀ __ ＜ : : :|
ヽ ＼: : V‐- _ |〉}、 : : : : | そしたらね────
' ヽ: V＿ ｀,个'〈｝ヽ: : : :.‘,二ヽ-
∧ }: ∨__} 〈/|/'〉］、＼: : :‘， ヽ
／∧ } : ‘，（二に］二〕 ヽ: : :‘， | |
く／ 厂＼ ,八: : ∨ /,/ }＼ ‘，: ‘，:| |、
/ ＼,/ ＼/ ヽ: :∨/ | |ヽ ＼ ‘，: ‘, :! ヽ
{ { ＼ ＼{ :! | ＼ } } : : } / ＼
※村長の娘
.
2975 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:00:10 ID:/g7Nfelg0
その内容の全てに納得したわけではない。
だが、それでも今まで聞いたどんな話よりも夢があると思えた。
少なくとも、無条件で期待と希望をいだいたのはその時が初めてであった。
ｘ≦77i
{≧ｘ､ __ -‐ =＜/////,'|
|////＞ ´ ｀ヾ///|
|/,'／ ヽ ｀ヾ'|、
|,/ } | i| ‘， ヽ
. / ハ /!＼{ i| ､ i
/ ／ / ／ i| _厶斗ハ } ‘.
ノイ /ゝ- ﾄ､ i| ｲ斧ミｘ∨ i
. }| /jyf斧 Ν 弋::ｿ , ′ }|
. 八 ハ{{ ﾋﾘ / ／ 八
/ ' 厶イ ‘. これは……これなら！
. / i r ､ |{ !
′ 人 ｀ 八 |{
ｉ{ i i 厶イ j/ j | ﾊ 八
. 八ﾄ､ ﾄ､ i＞ ≦ __|}／}／）ノ )′
）ノ ＼{ハ{ ﾄ､__／ ＼
ノTT > ―… ＝ミ
__／ i| |i / / ‘，
, ´ | ﾘ八＿＿＿/ ′ ‘，
ｉ i| /{:::::::::>'///// i
| i|,/ }:::::/ ヾ'／ | ＼
ノ __ ﾉ=く ｘ≦≧ｘ. | ＼
2976 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:01:35 ID:nEQPG1qA0
こら死にものぐるいで働くわ。
2977 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:01:55 ID:Zyrbn/2U0
なんとか断れたか
2978 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:04:00 ID:/g7Nfelg0
その場ですぐに志願した。
他の者達と同じようにその話にのっていった。
「自分も行く」と。
そんな彼女について行く者もいた。
V///＼. ／ ｀丶'/＼
Ｖ////,＼ ,.' ｀丶 ＼ ＼
V//////＼/ ﾍ ヽ ＼ ＼ ヽ サーニャが行くって言ってるし。
ヽ///////′ ', l | ＼ ＼ ﾍ ﾊ
ヽ/////′ ﾍ l | ＼ ＼ ', | 私がついていかない理由はないな！
＼//ｌ ∧ ' ハ >'´ ＼ ト'､
| ＼| l i ＼ 丶/ ﾍ _,.ィﾟﾗ` | ＼
| | | | ＼斗'＼ '. / ﾋｬﾘ ヽ| ＼
| | i | ／ 丶 _ ＼ ヽ ´:::: i:.. ＿｀ｰ── ---- ､
', ﾍ ', | _,.ィﾟ::i` ｀ }:.:.:...... ｀丶､￣￣ ￣｀丶､_
',. ヽ 丶 }! ,ｨﾞ弋rｬﾉ ､ ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:...... ＼
ヽ :.:.＼ ＼', ::::::: ∧ ￣￣￣ ￣ 「 l｀丶 ＼
＼ :.ヾ＼ ヘ - ´ ′ﾍ. } ! ヽ ＼
＼:.＞＼i='ｧ＞ ,､ ｲ ｉ＿＿_＿＿} ! ヽ丶＼
＼:.:.:.:／ i ＼≧ ─‐‐'´ | ! . | ＼ゝ､｀_─ ､
. >'' ／l ＼ __／ ｏ | i ｉ | ＼ ￣｀)
| ／. ', ｏ |{{｀丶 o | i | l 丶 ´
ﾄ､／ ', ﾍ ｏ | }} ＼ ｏ/ j | ′ ＼
', ､ ヽ ヽ o | }} ＞' ｌ |::::... ＼
ﾍ 丶 ＼ ＼_ノ }} ｏ ｌ へ:::::::::....... 丶､
2979 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:04:23 ID:/g7Nfelg0
かくして、ミーナが美緒に返事を出してから一ヶ月後。
迎えにきた冒険者の一団と共にセンダイへと向かっていった。
＿＿＿＿)＼
＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::ﾑ
-─=ﾆ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
⌒＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:=ミ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
∠ -─ｧ:i:i:i:i:i/ｲ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:i:i:i:)
／:i:i:i:i:i小Vイ/ 匕斗く代:i:i:i:i:i:i:iY
／≧Z:i:i:i:i:i:i:`7 ／ 人圦／:i:i:i:i:i:i|
/ｲ:i:i:ﾑｲ | r ／イ∨＞ｲ それじゃ、行きますか。
/二二二＞＜ ＼ ｰ--' ﾉ
∠二ﾆ=ｰミﾆﾆﾆﾆﾆ＞ ー/＼
/⌒寸二二二二二二寸二ﾆﾆ > /ﾆﾆﾆ＼
Y/二ﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ寸 ／￣ ＜ﾆﾆイ
∠j.{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY | |:::ﾆﾆYﾆﾆヽ
イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| j j::::ﾆﾆ|ハ/ﾆﾊ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| .//:::∧ﾆ|ﾆﾆVﾆﾑ ／＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆイ: :寸::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆV/: : : : :ﾆ|二ﾆ}二j -=ﾆXY >
ﾆﾆﾆﾆﾆ＞＜: : : : : : : : |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl: : : : : :.ﾘ二ﾆ|ﾆﾆﾊ _-=ﾆ二ﾆ=-く
ﾆ＞＜: : : : : : : : : :イ: : |ﾆﾆ ＞┬寸二|: : : : :Y二ﾆﾆ|ﾆ/二＼ _ -=ﾆ二ﾆ=- ||
: : : : : : : :.:＞匕.:: : : : : :|二/ / }ﾆﾆ|: : : : : |ﾆZ7寸寸ﾆﾆﾆﾑ _ -=ﾆ二ﾆ=- ||
: : :＞＜:.:: : : : : : : : : : :.|ﾆ.{￣/￣/二/: : : : : :|ﾆ{/ソ: : :寸ﾆﾆﾆﾑｰ=ﾆ二ﾆ=- ||
2980 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:04:47 ID:/g7Nfelg0
危険だとは聞いていた。
それでも、何かがあると信じた。
自分の感じた何かに従い、彼女は踏み出していった。
────冒険者に。
／ ｀
＼
. / | i ヽ
/ i| i| | i ‘，
. ′ iﾄ､ 八 | l| |､ ‘，
ｉ | ＼,′! ｉ| 斗―‐ ト＼ i |{
| | _ /＼ﾄ､{ l|＼ | Ⅵ 八
, i| ／{ ＼{ ｘｆ斧ミｘ､ | 八/
ノイ ﾄ/ | {じ:ハ ″ ／ j/ ＼ 大丈夫、きっとどうにかなる。
| i| ヽｘｆ斧ミ 乂::ツ 厶イ ＼
|{ !| 〃{じ::ハ 、､ jﾉ ＼ ヽ 皆も一緒だし。
. 八 ､ 八 ゛ 乂::ン ' 八 , ＼ ,
ー ゝ ＼ 、､ , ┐ ｲ ハ ヽ 八
/ i⌒ 丶 ∨ ﾉ ／| | ! / }ノ ）/
. ′ ﾄ､ ｉ ≧ ／＿j ハﾄ､ / ＿_／
|{ i |_ Ⅵ＼{ハノ| こ爪 ﾉ ー一ァ ヽ
. 八 ﾄ､ ! ￣ {｢￣ | | / ‘，
/ ＼{ ヽゝ ｉ| 八ヽ / / i
. ′ ｀ 八 ／:::ーく＼,x≦/ / |
| i .′ ヽ. _／ {:::::::::::} V// , |
〈 / ＼ | / ヽ_:_:_ﾉ ｀´ | |
∨ ∨ xｭ､ |:::::::| x=ｭ、 | |
/ i ////,＼ ,:::::::::, ／////＼j ！
2981 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:06:43 ID:/g7Nfelg0
────余談。
∧,,∧ ∧,,∧ サーニャちゃん達、行っちゃったな。
∧,,∧ (´・ω・)(・ω・｀)∧,,∧
( ´・ω)(∧,,∧) (∧,,∧(ω・｀ ) 冒険者かあ……。
ｌ Ｕ ｌ ( ´・) (・｀ )ｌ と ﾉ
.ｕ-ｕ ( l). (l ) u-ｕ' 危険だってきくけど。
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
でも、ここで先がない生き方してるなら。
それに、ねえ……。
∧,,∧ ∧,,∧ ぶっちゃけ、サーニャちゃんとかに会いたいし。
∧ (´-ω-) (-ω-｀) ∧∧
( ´-ω) Ｕ) ( つと ﾉ(ω-｀ ) 俺も俺も。
｜ Ｕ ( ´-) (-｀ ) と ﾉ
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉu-ｕ 俺、シャーリィ。
`ｕ-ｕ'. `ｕ-u'
俺はエイラ。
だったら、悩む必要もないよな。
∧,,∧ .∧,,∧
∧∧(｀・ω・´)(｀・ω・´)∧∧
(｀・ω・´).∧∧) (∧∧(｀・ω・´)
｜ Ｕ (｀・ω・´)(｀・ω・´) と ﾉ というわけで、俺達も賭けてみるっす！
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉ u-ｕ
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
.
2982 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:07:08 ID:/g7Nfelg0
──── 美緒やリーネといったツテをたよって手紙を出したら、迎えがやってきた。
,.. -─ｧ
,.. - ──‐- ｧ＜::::::::::::::}
,.. ´ ´￣￣￣｀＞､::::::::::::::j
ﾐ｀￣｀::ー ‐-ｧ⌒ ､ ヽ ヽ:::::::::/
＼::::::::::::::::/ { ヽ ヽ :ヽ ヽイ:､
ヽ::::::::::ﾘ / :ﾊj ﾊ :::ヽ ::ﾊ ヽヽ:ム＿_,
ヽ::::/ / :l ! ::!ﾉﾒヾ､ ::lヽ :::} :::ヽー‐ｬ'´
〉 ::{ l:{ l :l乂ヽ :!＼ ::!ﾊﾉｲ :::}::!::: ﾊ 皆、久しぶり！
,'ｲ l ﾊ ::{从ﾊ:l ヽrぅ示ﾃｧ l :::ﾊj::::: ヽ
{ { :l 八 l ｲﾁ心 弋ｿ j :ﾉノ:::::: ヽ ヽ 元気だった？
l:ﾊ 八 ::::ヽ 弋ｿ ムイ::::}ﾊ::: ﾄ }ﾊ
ﾘゝ＼ :::ハ ' _ ＿ 人::::;ｲ::ﾊ: ﾉjハj
个:ゝr::人 ヽ ..ﾉ ,.:ｲ､ﾉ／jノ jノ
| l ::l::ﾄ :::≧=‐-r--イ-'´ ﾄ､
jﾊ ::ヽヽ::{ヽﾄ＞' {l} ノ ｀￣ｱ｀ ‐-､
ゝr‐‐'´ﾍ´ ｀‐ 人_＿＿_ / / ヽ_
/ ヽ ヽ ／云＞⌒＜ ､ﾘ i
, ヾ! _`´ r‐'三三｀ ｀ヽ ｿ-､ ヽ
! ::j／/`ヽ ｀7´ィ-ｧ､ `1 ＼ ヽ
i! :/:::::/:::::::::ヽl:∧l´::::::＞-r､ .j |＼ ＼
. ,'! {:::::::{::::::::::::::j〈 .〉!:::::::::::::::}_／ ノ ＼ ヽ
/ ! 八::::::',::::::::::::{ :V: }:::::::::::::::ﾉ:｀ｱ､ ヽヽ
. { ' ::::ﾊ::::::}::::::::::＼／:::::::::::::{::::::ﾉ ＼ ヾﾊ
. l :::::::ﾊ:::::l:::::::::::::::i!::::::::::::::::l::::::! ＼ ',
. j ::::/ .}:::::i:::::::::::::::i!:::::::::::::::i::::::l ＼ .}
/ ::::,' j::::::l:::::::::::::::i!:::::::::::::::l::::::{ ｀＜＿ﾉ
. / :::::/ ﾉ:::::::!:::::::::::::i!::::::::::::::::i:::八
/ :::::::,' /:::::::::j:::::::::::::::i!:::::::::::::::::l:::::::ヽ
,' ::::::/〈:::::::::/:::::::::::／^＼:::::::::::::!:::::/´＼
∧ :::::::/／::＼/:::::;:イ´::!::::::个:::､:::::j／＼／＼
※メイジ LV ４ になっていたサーニャちゃん
.
2983 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:07:44 ID:/g7Nfelg0
彼らの前には、一変した少女があらわれた。
Λ＿Λ
（ ´ﾞﾟ'ωﾟ')
（ ＿ ）
Λ＿Λ U U ﾄ:､._ _ ._ _,,..,_
（ ´ﾞﾟ'ωﾟ') ＼__｀) l’ﾞl l´｀!!'<｀! ヽ
（ ＿ ） Λ＿Λ !ヽ--‐''ヽ、 ! .! .! |!ﾞｰ'’l ,|
U U （ ´ﾞﾟ'ωﾟ') ﾞ､,,=フ ／ | l | l / ノ
Λ＿Λ （ ＿ ） ／ ∠ |! .l| lf’
（ ´ﾞﾟ'ωﾟ') U U . /´ ／ﾞl、ﾞー=ヽ, i~ﾞi i'´ﾞ! .l´｀!
（ ＿ ） Λ＿Λ . ﾞｰ'’ ﾞｰ---‐' ｀''’ ﾞ''’ ｀'’
U U （ ´ﾞﾟ'ωﾟ')
（ ＿ ）
U U
.
2984 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:07:47 ID:LaoJ9h820
尚、胸は育っていない模様
2985 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:09:41 ID:/g7Nfelg0
>>2984
それが幻想であるとあなたは知るでしょう……
2986 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:10:12 ID:/g7Nfelg0
（あの、あのサーニャが）
∧,,∧ .∧,,∧
∧∧(´‐ω‐｀)(´‐ω‐｀)∧∧ （なんか、たくましくなってるような）
(´‐ω‐) ∧∧) ( ∧∧(‐ω‐｀)
｜ Ｕ (´‐ω‐｀)(´‐ω‐｀) と ﾉ （あっれ～？ 予定ではこれを機に
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉ u-ｕ お近づきになるつもりだったのに）
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
（え、え、え、え、え？）
.
2987 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:10:35 ID:/g7Nfelg0
彼らは、何故か「負けた」と思った。
何故なのか、何になのかは分からなかったが。
【審議終了】
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ)
i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ お、おう。
〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 |
(/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ 頼りにしてるよ……。
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三三 三三三 三三三 三三三 三三三 三三三
.
2988 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:10:58 ID:NioNDU920
たくましくなった・・・ああ、胸が筋肉ででかくなったのか・・・
2989 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:11:08 ID:/g7Nfelg0
そんな彼らも、後々それなりに成長していく事になるが。
それはまた別の話。
みんな～ みんな～ みんな～ みんな～ みんな～
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|´・ω・`| ＼:;| |;:;:;:;:;:;:;:;／￣￣＼;:;:;:;:| |;;;;;;;:;:／￣￣＼:;:;:;:;:;:;:;| |:;:;:/＿＿＿＼;:;::;;| |:;;:;:;:;／＿＿＿
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...... / .::: || | .|::: ::::::::::::::::::: :::::|:;::| | |:::|ヽ.ﾞﾞﾞﾞ"""./|:;;| ..| | ヽﾞﾞﾞﾞﾞﾞ"""/|:::| .| |::| |::::::::::::::::
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:::::: |:::| .| |:::| :::::::::::::::: |::| | | ∪ | | .∪ .| |
.∪ |.|::l ''''''''' ∪ .| | . | | | |
※その後の村のみんな～の図
.
2990 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:11:09 ID:Zyrbn/2U0
レベル４の威圧感を感じ取れたかｗ
2991 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:12:07 ID:LaoJ9h820
あぁ、大胸筋で嵩上げされたのね……
2992 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:12:24 ID:/g7Nfelg0
危険で厳しいと言われる冒険者であるが。
閉塞した状況から抜け出すための手段の一つでもあった。
その善し悪しは別として、そういう手段があるというだけでも大きいと考えられる。
少なくとも、幾人かの少女や少年達に未来を与えたのは事実である。
,. -- ── ｧ
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,. ´ '´ ￣ ￣ ｀ヽ////////
. ＿＿＿＿_／ ＼/////
ヽ´///////// 丶 ＼／､
. ＼/////// ﾊ ', ＼ ＼ ＼ ＼ ＼
＼,'/// ' |｀ヽ} | ＼ ヽ ヽ ヽ ヽ
＼/ ' | | l＼ _ｉ」ヽ＿ ﾊ ', } ヽ
i/ | | | l ＼| 」i_/｀ ', | ′ ヽ
/ ! ,.斗‐ l ′ ,ｨfﾗﾟ::ﾇト | |/ ＼ 今日もがんばって、モンスター退治！
′l ／ ｌ__,. 弋ｩrﾝ | / ヽ､ 丶
| 八 ｌ ,.ｨfﾟ::ﾊﾞ ´:::: l／｝ ′ ﾊ ｀ヽi 索敵・警戒はまかせてくださいね。
|′ ヽ ヘ 乂rﾘ / | / / ｊ! ノ
＼ ＼ ヽ ´:::: 丶 _ ∧ | ′ / ﾉ
}＞ ﾍ ヽ´_ﾉ ／／V| //／
/ i ｀＞ _ ィ_／ VV ´
| 八 | ヽ ヽ｀}ｉY 丶＿_＿__
|人 ＼ |＼ __＞' { | ＿__＿／ ｀丶
ヽ ＼ ｀ ＞'´ __ r々ｰ､'‐┼‐／ ' ヽ
r‐'´７ ／ ｝___〉 ＼／ ′ ヽ
/＿ j／ ／ / __＿__ ′ ヽ
／::.::.::.ヽ ／ /_,...::´::.::.:／::.＼ ' 丶
/::.::./::.::.::.:V /.::.::.::.::.:／.::.::.::.:::.∨ ヽ
!..:::::'::::::...../_∧_ /..::.:::::::,.'::::::::::......::.::.::', 丶
}::::::ｉ:::::::::/ ｀Ｖ´/::::::::::::::!:::::::::::::::::.....::.::ｉ／ヽ ＼
∧::::ｉ::::::::l '.::.::::::::::::i::::::::::::::::::::::..::/ ＼ ＼
′ｉ::.:ｉ::.::.:l /.::.::.::.::.::.::i.::.::.::.::.::.::.::.:/ ＼ ＼
/ |::.:ｉ::.::.:＼／.::.::.::.::.::.ヽi.::.::.::.::.::.::.:/ ＼ 丶
2993 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:13:07 ID:/g7Nfelg0
＿＿＿＿ ／＿＿丶
／＿＿＿ ＼ _,,-‐'"ヽ. / |´・ω・||
／ |´・ω・`| ＼ ノ ＼ ヽ ト､ / ￣￣ l|
／ ￣￣￣ ＼ ｛ ､ ヽ. ヽ_(⌒） _,,.. -‐'"ﾉ /ﾉ ＞‐个 ､._ は～い～！！
／__ﾄ､::ヽヽ 川.〈 /::/|: `ー-､＿_ ヽｰ'.ｰ' ｀７⌒/'フ ＞,ノ--―‐‐'￣ ⌒｀ヽ､
,. -‐'´.: : .:|!:.:｀＼{:: ﾉ ´ ::|::... ￣｀`ー-､ ＿＿＿{ ∨ ∨ ＞ミ λ二ヽ､_ )ヽ__
--r'´.:.:.:.:: ..:.:∧:.:.:.:r‐≧='-‐┐:|:.:.:.:... r ＼ ／＿＿＿ ＼ { { __ミ∧＿＿＿＿_｀ヽ
:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l |!:. └‐1大'ｰ┘ |;;;;:.:.:.:＞....:.|:.. ､／ |´・ω・`| ＼......________ . ‐'"´ ／ ＿＿＿ ＼ヽ、
.:.:.:.:.:＼_＿＿＿_ヾ:.:.:.:.:.| ﾊ∨>: ＿＿_ ,..、 ＿ノ ￣￣￣ :. ....... ....:::=≧=‐／ |´・ω・`| ＼
:.:.:.:.:.:.: ／:.:.:.:.:.:.:. ｀`ｰ-､L.l _ｌ_／＿＿＿丶 _,,r,'-ｭヽ. .: .:i :i::／: .:::..:,.‐''". . .:､／ ￣￣￣ ＼ _
／:.:.:.:/-、:.:.:... __ .:Y´/ |´・ω・`|, ,イ彡く,-‐' ﾞi, . ヽ: , -‐''´ ..::: .. : ./ ´ ヽ /丿 _.. ッ". -'''
:.:.:.:.:ﾉ|! _}‐‐::.:.＿＿,,, :- ,ァ''"ヽ＿＿_ ／ﾞア´￣｀ゝﾆ'ィ,〉｀ヽ､::／ .:::､:.. .. . :. ,.. -―'''';;]_,ﾞ二二__,,／ _..-''"
==' /⌒|::.:_,:f^三ｦ,ｒ一''^ﾆ´､、__ l ! ｨ彡,ｬｧ'" ,,..,,、 /lﾄｨﾍ :i::. .,,-'"ﾞﾞ,ﾞﾆ＝ｰ''''"ﾞﾞｼ'"_,ﾞ,ﾞ,,,,,,,_ ｀'''T゛
｀ヾ|:: ﾚ'ヽﾉ ﾆ､ﾞﾘ ,..,, ｀`''ヽ,,, ''"´ ﾞ''ヾﾐ,r/:.l:.:し′: /_..-'"″ '''^ﾞ＞'''"゛
:.:.|::／ ／,ｨﾃ'J´,,..::;;ﾞi, ,;,, ;;; ,,;; ,frｱ:.l:.:ヾ .:|: _..イ'"゛ ./ ＼
.:.:/／.:.: _,／:.:l:.:.:.ヾ='":.:.:l ':;;;;;:' ,;;/;;:.:/:ﾉ:.j:.:.:..:.:;!､/ ｌ 「
ノ:.:.:.:.:.:´ l:.ﾐ:.:.∨:.:.:.:ヽ、 人＿＿,,,;;;;;ノ/N/:/:.ｨ:.:.:.:ノ:/ lﾞ i
: .:ﾄ:.ﾄﾐ:.:ヽ:.:.:.:.:ト-?ﾃ" ⌒ `ヾj ::;;;;}/:.:.:.:/:/ ヽ:.:=､:::! .／│ ._／ .ヽ,_,
. :ト､:.:.:.:.:ヽ:.:.:.l ' -:十:‐' ﾞl, 〃:.:.:/:.リ ﾞi:.:" ./ .ヽ _.. ‐″ .｀'. " ｀ﾞ''―- ....,,,_ _.../
.
2994 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:13:44 ID:/g7Nfelg0
今日も彼らはモンスターを倒しに向かう。
危険と引き替えに手に入れる自由のために。
.
2995 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:14:25 ID:Zyrbn/2U0
その後のみんな～凄いｗ
2996 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:14:42 ID:/g7Nfelg0
彼女たちの就職事情
【了】
.
2997 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:14:51 ID:El.eCObg0
寧ろ大胸筋が増えたのは野郎共の方じゃ…
2998 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:08 ID:nEQPG1qA0
みんなー、ってことは良くも悪くもギフト無しの普通の人間だったのか。
2999 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:17 ID:NioNDU920
乙
モンスター退治というかこいつらが筋肉モンスターに成り果てている気がしてならないんですがねえ・・・
3000 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:23 ID:nEQPG1qA0
乙
3001 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:30 ID:UV1e0VGk0
乙～
3002 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:33 ID:Zyrbn/2U0
乙
3003 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:57 ID:LaoJ9h820
乙っした
ま、まぁ、畑仕事やら何やらで基礎体力はあったろうし……
3004 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:16:19 ID:5D11qbHw0
乙でした
3005 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:16:57 ID:El.eCObg0
乙っしたー
あと雑談失礼しました
3006 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:17:42 ID:/g7Nfelg0
ちょっとした社会事情みたいなものを提示してみようと思ったので。
もっとも、最初に書いた通り、あくまでおいらの話の中での事なので。
当たり前だけど、他の作者様の作品なども同じと思わないように。
また、これらを押しつけたり持ち込まないように。
では。
ちょっとした小話を展開。
.
2945 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:36:54 ID:/g7Nfelg0
感想については以下のところで。
◆PxpsTgDRu.のやる夫スレ避難所174
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1402489663/
考証・考察、批判などは以下のところで。
否定的な意見や非難などもこちらになるのかな？
その他、世界設定やなにやらについて語りたいならこちらへ。
梅左さん控え室 ３
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16054/1405954752/
そして、一応付け加えておくけど。
ここは雑談や討論する場所じゃないぞ。
まとめていただいてるやる夫AGE様、ありがとうございます。
.
2946 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:37:22 ID:/g7Nfelg0
彼女たちの就職事情
.
2947 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:38:07 ID:/g7Nfelg0
★☆ 注意！ ☆★
ここに書くのは、あくまでおいらの話の中での設定です。
他の作者様の作品などとは全く関係がありません。
余所に持ち出さないように。
このお話だけに限った事ではないけど。
.
2948 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:41:11 ID:/g7Nfelg0
/ : : : / i : : : ｀ 、
/ : : :./ / , ; | i : : : ヽ
,' : : :,' / / /| | | |、 : :| : : :i
i : : / /i . /! / ! .,'| | lﾊ : | : : :|
| : :/ . イ .:::| / | / ｊ / !.ﾊ | Vi | : : ヽ、
| :.ノイ ::::!' l ./ __,/ . |! !| ､ ﾘ;..ｲ i i : :.
イ´ /.:i :十ﾅ''T;ﾘ!三. / ﾉ ﾘ._｀Tﾒ ! l ﾄ､: :|
ﾉ ,'ｲ::l :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ i| ヽ!
/ ! :ヽ :| .ヾ 弋Yﾉ ﾄYｿ〃!./ /l .ﾉ
/ : : : :ﾄ、| ｀ /,' ,ノ ﾉ
,' , 、 : : : Yヾ、 ' ,' i|
. i 从 ヽ : : : : : ::ﾄ､ __ ｲ ﾊ どうしよう。
!' ヽ :ﾄ､ : : : :i:::| 、 イ: :: :|
＼ ヽ:.:..ﾉﾘ:＼ ｀ ィ::´::: |.: : : ﾊ| どこももらってくれない……。
ヾ'/:. 丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ
＿＿ ,. -:'::::... ∧ ヽ、＿＿_
／⌒ヽ ＼ ｀ヽ. //∧ ..:: ヽ ヽ｀ヽ
もう年頃（だいたい１３～１５歳くらい）になったというのに嫁のもらい手がない。
残念ながら次女以下だったので、順番がまわってこない。
それが致命的だった。
.
2949 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:41:30 ID:/g7Nfelg0
さて、彼女は小学校を卒業してそのまま働きだした。
と言っても就職したのではない。
外部との接触がそれほどない農村である。
小学校を卒業すれば、たいていはそのまま家の手伝いをする事になっていた。
／ ＼
/ ﾍ ＼ ヽ
/ /{ i ヽ ヽ
〃 / / / ﾊ ｉ ! ', ',
j/ / / /{ ′' ｉ } ｉ } i
/ ,′ ' / / ｉｉ ', 八 i 亅 ｉ
. / l ! / ｉｉ './ ﾊ __| i /ﾊ !
{ﾊ ! _j. { r 7"" i ／ヽ ｢ | iﾌヽ | ﾊ、
/ { ´ { ハ|_,厶ﾆ ﾆ=从L.、 | } ﾘ ｀
'､ ｛ 从ﾚ'"f'´:::::j}` ´{ﾚ:::｀}ヾ>| j八/
八 ｌ ﾍ, ` 弋:::(_ﾉ ‘.::(_ﾉ ″j／ .
. / ＼l＼＼ ｀゛´ ,′ ',
// ﾍ '"" ' '"" / ,ﾊ
{ﾊ ｛ 人 人 / ∧ } ご飯に、洗濯、それから繕い物。
{ ヽ八 | 丶、 ´ ,. イ } ／j/ ﾉ
＼ ﾄ､＼ |` . __,. ィ | ノﾚ j／__ 縄とかも作っておかなくちゃいけないかな？
｢`⌒)ｰヘ|＿厂冂 |勹__,ノ⌒:く::.:｣、
j／ ）::.::.::ヽ::.::.ﾍく 〉::}::.::.::.::.::. i└ｧヽ
/ r─- ､::.::.::.:.:},｣ -─…─- : ::.::.::: ;. -─┐
{ | {￣ ＞'" ｀ ＜ ￣}亅
{ { { ／ ＼ } }
2950 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:41:48 ID:/g7Nfelg0
珍しい事でもなんともない。
モンスターなどによって外部との接触がかなり制限される場所では、
村で生まれた者は村で死ぬ。
そのため、子供もある程度の年齢になれば労働力として扱われる。
_ ￣ ､
⌒´ ＼＼
/ ｜ ＼ ＼_
,' /' | j| ＼ 〈⌒
ﾉ / |＼ 斗――ヽ
⌒７ / | / |jl ﾊ| ,x==ミｉ 人
, | ／从 / 〃v う | ハ/ ヽ ヽ
ｉ | | ' | x=ミ ｀¨ / ／ ハ i
|人 八 |《 vｿ , :.:.:.⌒7 ' ' リ
＼ i ハ :.:. /ｲ / / あ、水もくみにいかなきゃ。
/ ＼ ,圦 (::） /i ｲ /
{人 从个 ,, __ ／_,| /从'
∨ ＼{ r爪￣￣ヽ/＞ ￣￣ヽ
／￣￣|￣ r=-- / /
ﾊ , ／-＼ ≠ /
, ﾉ /／ |=/ ゞイ ∨
ｉ /‐ /...| ／ニ ＼ ｉ ｉ
|,/ニニ＼,.......|/ニﾆ|ニニ＼j
l{ニ|ニニ7.......|ニニi|ニニﾆ , {
|'ニ|ニニ,....... |ニニl|ニニニi 人 /
2951 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:42:10 ID:/g7Nfelg0
そして、年頃にのなれば、結婚して子供を作る────それが大ざっぱながら基本的な流れであった。
ただ、全ての者がそうなるわけではない。
結婚は基本的に長男が行うもの。
長男に何かあった場合に、次男に役目がまわる、というくらいであった。
そして、相手を選んでる余裕があるわけもない。
∧＿∧
( ´･ω･) 俺んち、嫁がボストロールなんだ。
(∩∩)
∧＿∧
(･ω･｀ ) うちは、鬼面導師だよ。
(∩∩)
2952 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:44:50 ID:/g7Nfelg0
基本、相手も長女である場合が多かった。
とはいえ、一人娘というわけでも、跡取りが必要で婿養子を捜してる、というのでもない。
子供を多く産むのが当たり前な世の中であった。だいたいの場合において、跡取りの男子は存在する。
単純に、上から順に片付いていくべき、という習慣によるものである。
だから、年齢差がある場合も存在した。
当然容姿が考慮される事もまずない。そもそも、容姿などだいたいにおいて五十歩百歩であったが。
…………だから、彼らのような状況も、珍しいものではなかった。
∧＿∧ ﾌﾞﾜｯ
( ´；ω：)
(∩∩)
∧＿∧ ﾌﾞﾜｯ
(；ω；｀ )
(∩∩)
2953 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:46:08 ID:/g7Nfelg0
それでも結婚して家を継げば、とりあえず食うに困らない。
というか、主要な収入は家を継ぐ者がとるようになる。
次男三男以下は、無料で働く労働者のようなものだった。
∧＿∧ 少しは報われたいよ。
（ ´；ω；）
c(,＿Ｕ_Ｕ でも、他に働くところもないんだよ！
外にはモンスターがいるから、迂闊に町まで向かう事もできない、という事情もあった。
2954 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:47:02 ID:/g7Nfelg0
だが、モンスター退治を行う場合には、問答無用でかり出される。
村や田畑を守るためやむをえないところだが。
そんな酷使と思えるような状態におかれるのが男であった。
ならば、と考えて決意を固める者達も、当然ながら出現していく。
おう、準備はできたか？
∧,,∧ ∧,,∧
∧,,∧ (´・ω・) (・ω・｀). ∧,,∧ ああ、ばっちりだ。
( ´・ω).(O┬O) (O┬O) (ω・｀ )
( O┬O ∧,,∧. ∧,,∧)┬O ) こんな事を続けるくらいなら……。
◎-Ｊ┴◎( ´・) (・｀ )┴し-◎
( .__ l) (l __ ) センダイに行って冒険者でもやろうや。
`ｕﾛｕ'. `ｕﾛu'
ここよりはマシみたいだしな。
行商人が言ってた！
※村を出るために集合中の図
,
2955 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:47:43 ID:/g7Nfelg0
────とまあ、こんな案配になったとしても驚くような事ではない。
夜逃げ同然とはいえ、村を出て行こうと決意する彼らをどうして責められようか。
たいていの場合、途中で息絶えるのが普通でもあったが。
||
|''|
＿＿＿＿ __.|‐|__ ＿＿＿＿
| ＿＿＿ ｀＼. ／ |ー| ＼ ／´ ＿＿＿ |
＼l ＼ ｀ヽ< |'ー'| >-''´ ／ ｌ／
＼ ＼. ＼|'ー '|／ .／ ／
＼ ＼ ＼ |'ｰ―'| ／ ／ ／
＼＿_＼/ 'ー―' ヽ／＿_／
／／ ／ ＼ ＼＼
/ ./ | |￣＼ ／￣| | ヽ ヽ
| | l ＼／ｉ i＼／ l | |
| | ＼ _／ ＼_ ／ .| |
ヽ ヽ ＞、 Y ,.＜ / ./
／ ＼ヽ ／ヽ_l_/ ＼ / ／＼
彡 ＼ヽ,-'＼ ／ヽ､/／ ミ
~'''''"￣￣'ｖＶｖ'￣￣￣'ｖＶｖ'￣￣"'''''~
,.ィ,.ィ,.イ _ _
／／／ ／／,.-ﾞ‐ ､
/ / ' , 'ﾞ, 'ﾞ ' ,.-‐＝､
/ ,.-＝~ヽ
∠二ヽ. / ,.' ＿/､二ﾆヽ
∠二i ー-/ゝ-'"ア ／ i二ニヽ
∠二i_ /O ○ l _,ノ、 _,ﾉ二ﾆヽ
｀ヽ/ ／´ ' , ゝ / ‐-ヽ
.r',ﾆヽ l / ﾞー''ﾞ ‐-ヽ
∪ l l l ｡人 ￣｀ヽ''-ヽ
. l l /７! ゝ. ', ' , ', ; ; iヽヽ
ゝニン .ゝ＿, ゝ.,＿ _,..ィ´ _,.ﾉヽ｀
∠二ヘ _,, - ﾉ ￣￣ ヽ.,_ ＿,,.>.,_
∠ イ_,ヽ-‐''" ｀く ＼ヾ.‐-ヽ
´ ｀ヽ!｀丶
※このあたりはマシな方
.
2956 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:48:08 ID:/g7Nfelg0
生きてセンダイにたどり着く者がどれくらいなのか。
きちんとした調査が行われたわけではないが。
そのあたりは、もう運が左右するというしかない。
／フ⌒ヽ
／⌒＼ _,∠／ ＼
/ ＞ﾍ.ノ ｀Y´ ∨`ｰ-―､_
V／⌒ゝ‐'´r-､ /¨ ｊ ＼ｰ'⌒>∧
ﾚ'＾Yｨd´ ' Y / ！ 〔｛｛ l |
_ノ⌒‐,二＼ 〔＿ ｀Y | | ヽ｣ソ
/ ／ <¨ `ｰ'/ ,ﾉ
| l `_ﾉ ｒ'プ＼__／ ヽ ノ
＼｣―'´ > ／￣`￢-'＾> く
_) く ｀) く__
〈辷＞’ ＼ごメ>
※こうなったら、もう諦めるしかない。能力がもともと高くなければ
.
2957 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:48:29 ID:/g7Nfelg0
村に残って苦労しながら生きていくのと、生死を賭けてでもセンダイをめざすのと。
どちらが良いのかは、人それぞれであろう。
こうだ、と決める事ができるものではない。
ﾄ､_ト､ ／Ｌ__
＜!⌒ヽ! i /⌒ﾞく
. 久__ノヽ ＿＿__ _＿＿_ / `ー‐'＜
ヽ i─'´ ｒ‐､_二二_r-､ `ーi′ ナ'￣
! ﾉ ＞ ト｡｡イ ＜ ヽ ./
＼ i ｆＴ´｀Ｔヽ ! /
`ー‐-､ ヽ_ヽ>‐くノ__ﾉ r-─‐'′
ﾄ ! |厂ﾘ「 ヽ ｲ
i -‐| L- 」|‐- - !
/ `ー! i‐' !
i ∪ |
／ヽ '´＼
i ､_＿＿＿＿＿＿, !
＼__ -┴､ ,┴- __∠_
彡,＿,-─‐'′ `ー--､＿_,,ミ
※これで生き残れるなら、冒険者として大成するだろう。
.
2958 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:49:46 ID:/g7Nfelg0
さて。
男の場合はこんなものであるが。
女も事情は似たり寄ったりである。
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :._ノ ＼ _,
, ﾟ.: : : : : : : : : : : : :. : : : : : : : : : :. :. : :.ー ‐ '⌒ヽ _ л{
.ﾍ : : : : : : : : : .: : : :. : : : : : : : : : : : :. : : : : : : :.､: :.V＿_.ノ三} /,
_ - ‐ _ ＿, . . . . . : : : : : : :ﾊ: :. : : : :. : :. :ﾄ､: .ヽ:. : ::.､: ::.ヽ: ＼ﾆﾆﾆﾆV/
. ´⌒ .′'.: :. : : : : : : :ji : :/ ﾟ. :}!, : : : ､j,､}__ヽ :}ヽ : : ｝: :i ｝` 一ﾆニ三{_
. ´ /, .: : : :. : : : : : /1:.,’ ＿j_jﾍ.: : : :.j}ｊ｣..￣}:厂}√ }: :j 1ニﾆﾆﾆ=／{
. ,∠, ヾ_、 ':j{:. : : : :::. : i:. ,/‐{':厂￣_｝} ﾟ.: : :.从j ._ ﾉ' ﾉﾍ : ｝:.:} |ﾆﾆ=‐'¨´ {
.〈⌒ ｀)三ﾆ=-／彡}!: :; :. :.ﾟ.:.:. :j i{ {' _从 ﾟ.: :j' ,ﾉ ,rｫｯｭz.､ ｝ﾉ.:.)!ﾘ:. {
V/ ヾ_j}三ニﾆﾆ=-{: :′:. :..ﾟ､:.:. i{ _,｡zｯ= ヽ jノ {'ﾍ:.)j:.:. : . ,ﾍ
. V /, V}-=ﾆﾆﾆﾆﾆi :{へ: : :. :＼jl '~´ ´ :. :.:.:Vﾍ:.:.:. : . j^ ､:. ああもう。
. '/ / , ヽ三二ニﾆ=: ﾊ: : r 、: : :.｀ﾟ: . ′ }.:.: : : ):.、:. : . ｛_
. 〈/ //, ＼=‐ '^¨´{' } : {.r{＼ : : ー、` ,:.: .: .:1: :.＼:. :＼{_, 長男はほとんど売れてるから、
V '//, 〉, :: .:乂} : : .ｰ―一 ,.:―‐:.､ .:i j:. :/.:｝;.:.:.ノ⌒;厂｀ 嫁のもらい手がいやしねえ。
. V// ,/; , '/∧ j : j'.:.:{!:.. : :.. ﾟ:.､ u (__, -' ／:' ﾉ ,:’ ﾉ': /~ :j{ :.
. '〈 '//// , '/, 〉、 .′′;入: : : :.ｰ一、｡._ .ｲ＿__イ_彡←' :j{｀ ::.
. '/// //; , /, ^＼'_:ノ:.:/.: : :＞‐―─→_)_ ｀≧: : :::‐ ' {:::.,:'ﾍ三ﾆ}＼､ :j{ {:::.
〈/ /////, ヽｰ〈､,ノ⌒;_､__,ｨ=‐f'√｀ﾟﾞ'･&｡,___ `y ヽ=' ＼､ ｀i{_
V '/////, .ﾍ Y__, ｀ｊ二{i三二＼ ,:^{＿_,r‐{¨｀＞´＼ ヾｯ'(:,_
. 〈//_,//∧ ::.}ヽ｀{し; ｀ｰ{ｉ ｰ=ﾆ二＼ /ﾍ_ { {_,´ {｀ヾ /ﾍ.｀ﾍ{
'√////＼ .j:::. ]「 {i Y ¨｀ :.j{ {, { 〃 ＼}::.
2959 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:49:48 ID:Zyrbn/2U0
センダイに行くだけでも一苦労か
センダイ生まれってだけの人生の選択肢は少しだけ多いのかもな
2960 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:50:15 ID:/g7Nfelg0
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,::::::/ｲ! !::/ !::iﾊ , , , , , , , , ﾊj:::| ﾘ |:::::::: ! それはやだなあ……。
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|:::::::::::| リ |::! 込､ ＿＿__ ,イ｀/ｲ､＿ |::::::::::::.
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2961 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:51:52 ID:/g7Nfelg0
, -――- 、,z=＝＝=-
, ' ／ ｀ヽ、
／.／ / / / / ＼
/ /. / ／イ ／/ ｌ i i ｌ ヽ
/ /ｲ ﾚ-/‐レ=ﾅ' l! ｌ i ! ﾍ
ｌ ｌ/ ｌ ｌ. ｲてうヽ ｌ｀ﾐﾚ､!. ! ﾄﾊ
ｌ ｌｒ' !ｌ ｌ 弋リ ｆぅ.､ゝ! ./lﾊｌ
', { ｲﾊ､ ! ､匕!ﾉ/ｲ / .ｌ
ヽヽヽｲ＼ｌ ′ !//
ヽi￣ヽ ｒっ ｲ'
ﾏ777ヘ ! ヽ ／ あとは、尼寺が引き受けてくれるかどうかですしね。
゛ア⌒ ｉ｀! ｀ ／
（ ｲ !ｒ-､ T ｀´
〃人／/ ｀` ｧﾄi
（／ ｆ ＼ / ! ll:>‐、
, ∠ ／ ﾊ ＼/ / 〉'／ヽヽ､
i ヽ ﾊ Y ｒ' イ ヽ ｀ヽ｀ ｰ、
ｌ ､ ヽ ｌ 〉‐‐－! ーﾆつ ｀ ｌ ｌ !
ｌ ヽ ヽ.!/ ＼ .! ｒ'_´-ァ ! ｌ ｌ、
ｒ､ ヽ ｌ , .> l､ ｌ' ! .V ｌ
〉、 ヽ ﾆﾆ ／ ヽ ｌ !ヽ／ / !
_イ〃ｌ ＼ ヽ .／ ヽイ / ヽ/ ｌ､
ハ ! ／ ヽ ヽ｀７ ヽ ﾊ
!ハ .! .／ ヽ イ ´ / ヽ ｌ
゛ｌ ｆ ／ ヽ / ヽ 〉
ヽ ／ / ヽ ｌ ／ /
ヽ ／ / ヽ! ＼ /
〉､ ／ o! / ｌ ＼ /
/ ｀- ' !' ｌ ﾊ
/ ＿ ! ｌ ﾊ
寺や類似の機関もある意味就職先の一つと言えた。
どうせ結婚は望めないなら、食いっぱぐれがないのはありがたい。
とはいえ、懐具合が良くなければ寺であっても、そうそう新規加入者を受付はしない。
.
2962 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:52:24 ID:Zyrbn/2U0
家の問題で、否応なくついていくしかない娘も居るんだろうなぁ
2963 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:52:52 ID:/g7Nfelg0
近隣の村で男に空きがあれば、そちらに嫁ぐこともあるが。
そんな空きがあるなら同じ村の者が優先される。
血が濃くなり過ぎないように、時折余所の村の者を迎える事もあるし、
とんでもなく大成した者が妾を囲う場合もあるが。
それらの可能性は、普通に嫁にいくのと同じか、それよりも更に低い。
／ ＼
／ , ＼
／ / / | ', i 、ヽ
. / / i / | ',i i ',
i / ::::/ / .|', 、 ',i | i
. || / ..:／/ / , /| / i i',:. i | |
||. | ∠-ナ7-/ ／ _|/─|__| ',::| | |
|::. イ/ ／ // ／ / i |＼| .. |: |
. |:::. | /|／ -- |/ |ヽ .:: |:::i
. ||:::i | ＿＿_ ＿＿ / .::| |:/
. ||::|: |i 彳￣￣ ￣￣ﾞﾞヾ= /: .:::|ﾊ/
|', |:. |ﾍ /:: .:://.i
ﾍ:. i::i ′ /::: .:// ﾉ もう笑うしかないね。
ヽﾍﾍ Γ￣￣i ./:::::/7／
∨|＼ ヽ ﾉ /|:::/∨
＞ ｀ ´ _ イ|_ｿ|/
<1＞＜ _ ／´ |
／| /||｀|´ |ヽ
, ─┌-i::彡:::::| / || | ,／::::::::::＼
. /::::::::::::/:::::::::::::v // ゝ- ´::::::::::::::::::::/｀二二フ- 、
. |:::::::::::::|:::::::::::::::::ヽ／::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::イ::::|
2964 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:54:01 ID:Zyrbn/2U0
詰んでる、というより産まれた時点で割と運命決まってる
2965 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:54:19 ID:/g7Nfelg0
なお、結婚した長男が何らかの事情で死亡した場合。
その嫁は、次男の嫁になる。
∧＿∧ そりゃあ、少しは生活に余裕は出るさ。
（ ´；ω；）
c(,＿Ｕ_Ｕ でも、なんでガメゴンロードと一緒にやってかなきゃならないんだよ！
※長男を牛鳥に【ハードラックと踊っちまった】された所の次男坊さん
.
2966 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:54:49 ID:/g7Nfelg0
【参考： ガメゴンロードの図】
lヽ ,ｲ
l. ヽ. ,ｨﾞ.l
ト､ l ヽ / ! ,.ィ ,、
l ヽ|,ィ=Y= ､|,／ ! |ヾ !ﾍ
i ＼ ,ソ´Υ｀'く ／l i､,.|ヾ´r=､ ヤ
ゝ_i 〔＼／〕 ﾞi__メ、 .i､|_ﾞi ´/ ﾞー'
ﾞゝ!__ ~--~ __l-'ヽ. ヽ､__ |_ﾞi |
l ｡~｡ !ﾆヽ.ヽ l＿,>´‐く 〈
〉-v'v-ｲ ﾞl ﾞ! ﾞl、 ヽ. ヽ,.ヾ_ﾞ!
,/´ | [,-､] |,r‐,| | l｀t-'ヾ、ヽ.ヾ.
/-イ ｀''ー''´ / ゝ. ヽ ゝ--'＿ﾞi-ヽ、
,r‐く ~|~ ＿,l,イ、 ﾞ!-k＿ l ,,ノヽ.
/ ＞─''"＿_ ゝ ｀ ＿＿＿￣_て_ ヽ
l < ,. ~ 二＿＿~~二i二＿＿＿,,,, ゝ、, ヽ l
ゝ、 Y ,ﾊ_ ゝォ ￣￣ r‐''" _ノゝ l‐' _,ノ
ム´__／ム'-ィﾆiﾆｿ ゝｺニ‐｀ ムヽ＿,,ム
ｰ' ｰ'´ ｀マ ﾔ
2967 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:55:20 ID:/g7Nfelg0
また、死亡しなくても日常生活が不可能なまでになってしまったら。
次男が嫁をもらう事になる。
長男が子供を残すことが困難であるからだ。
∧＿∧ でも、生活は更に厳しくなっちゃうのよね。
( ´･ω･)
(∩∩) まあ、こんな俺でも嫁がくるだけましだけど……。
……ああ、ご想像の通りだよ。
∧＿∧
( ´；ω；) うちは、『ばくだんいわ』だよ！
(∩∩)
ちくしょう！ なんで毎晩メガンテを精神にくらわなくちゃならないんだよ！
2968 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:55:51 ID:/g7Nfelg0
なので、嫁の引き取り手のない女は割とよくいる。
女衒が目を付けるのも当然ではあった。
ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
|────────────────|
| |
ﾉ────────────────ゝ、
=＝ニ二::::::::ヶ───,z==ｧ┬┬z==ﾆ────i::::::二ニ＝= 最初の二年は修行になりますが。
r'￣|::::/ f‐一'￣＝'´ / l ｀＝￣ー─t |､::|￣Y
＿} _}l／ { ノr⌒ﾄ、 ﾉ ＼K ,{＿_ それを過ぎれば稼げるようになりますよ。
／ ／ ﾉ ゝ-､＿＿,イ‐┘ '-y-､＿＿ ／ ヽ ＼ ＼
／:::::::::::( ／ ﾄ ゝ-､__ノ-' /l ＼ )::::::::::::＼ 勤務も２５歳までと制限がありますし。
／::::::::::::::::: ｀/ | ｀ー-､＿＿,-─-､,-─-､ ＿＿＿ノ | Y:::::::::::::::::::::＼
::::::::::::::::::::::::::{ | | ￣￣|￣￣￣|￣￣ | .| }:::::::::::::::::::::::::::: そこから先は、皆さんの自由です。
:::::::::::::::::::::::::: { |､＿＿!＿＿__|＿＿＿|＿＿__,!＿＿__,! }:::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::人 | | | | | | 人::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::j´xx＼ ＼ | | | | ／ ／xxヽ:::::::::::::::::::::::::
※セールスマンの一例
.
2969 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:56:17 ID:Zyrbn/2U0
配役が合ってるな
2970 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:56:37 ID:LaoJ9h820
この女衒はｱｶﾝ
2971 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:56:39 ID:/g7Nfelg0
もちろんうまい話には裏があるもの。
具体的に何がどうなってるのか知らなくても、何かがあるだろうと勘を働かせる者もいる。
が、提示される金額と、家で養う場合の負担を天秤にかければ…………後はお察しください、である。
ヽ::::::::::::::::::/ ｀ヽ;:::::／ ';:::::/__
〉:::::::::::::;′ ＿__ _＿ j:::::ﾌ ｀ヽ __
ﾍ;:::::::::::::{ '´ ｀ ´ |:::( ＼｀ヽ、
／ 〉⌒Y::{ ､ |/ } ￣ ﾄ､ こんないい話はない。
／ { ;ﾊ{:::ゝ ,. -‐─-､ } ,}.=-─- !:.. } } / '.
／ 人 ､ ｿ ﾐ =-ｬァﾃ ` ﾉ'rｬｧ‐ ｙ' }: / j ', それに、正直言えば、うちも苦しい。
/ ／ ＼ ｀¨ ´ ｡} ｀´ ﾚ' 〉
. / ／ ｌ `{ . イ ﾟ ヽ ′ ,′ } / だったら、まだ外に行った方が
/ ‐ ､ ′ ｌ ヽ r `ｰ､ ノ'′ ､ .′ // ／ ノ／ / いいんじゃ……。
〃 ＼ ､ ＼ ` ｰ─‐-- --一 ´ ﾉ //／ ─＜,__ ｲ
/ ヽ ヽ ＼ ￣￣ r'７ /／─r──… "´/
i ﾍ ＼ 丶 . _＿ __,.ノ 〃 / l -─ /
| ヽ へ≧ｖ'_rヘ、/ / l -==/
| l j／｀ヽ.f:::::::::} ′ /__ 〉 _ _ { （翻訳：
｢ヽ l {::::::丿 ,:'´ ｀ヽ / -=≡＝＼ 養うの手間だから行ってくれ）
人 l / 厂:::} ＿{ Ｙ ￣ ＼ヽ、
｛ ＼ l / /::::::ノ _|＼ ﾉ|＼ ＼ ＼ ヽ ﾍ ヽ
{Y^ヽ ﾚ' ,．'" ( | ` ｰ--‐ _ j ヽﾉヽ ﾍ } ﾄ､ ﾄ′
,ﾊ ＼ 丿 / ｀ヽ._＿,.．-‐ ｉ ） } l し' し′
{ ヽ ＞ ─＜_ .. -─…￢'" ｉ l i ｌ | _,. 彳! `┘
＼ ／ l | ｌ| | l l | '´￣ ﾉ ノ j
※娘の説得中なオヤジの一例
.
2972 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:57:08 ID:/g7Nfelg0
何かがあると、感じながらも承諾する者もいる。
何かがあると分かっていながらも、ここよりマシと割り切る者もいる。
そして。
何かがおかしい、と感じ、何を言っても首を立てに振らない者もいる。
/: : : :./: : : : : : : !: :.:ヽ:ヽ: : : : : : : : : :ヽ
': : : : /: : : : :./: :.ﾊ: : :|:.i: }: : :＼:＼: : : : :.、
ﾉ: : : :./: :./: : /: :./ ': : !:.}.ﾘ: : : : :ヽ: ヽ: : : ﾊ
/: : : : /: : :': : /|: :/ ':.:.|//:.:.:.:| : :.:.i: : i: : : :人
／／ : : ': : : |: :/| |:;' , ';/ム:.:.:.:ト、:.:}: :.|: : : : ヽ:、
. ,'/ﾞ|! : :.:.:.:|:|: :/!::'斗'!|ﾞ´ 八{´｀＼!-!:.:八:.|: : : : : ::i＼
. { !:.:.|: :.:.|:|:イﾍ|＿_|! ＼ ＿__ﾚ'￣|:|!: : : : : :|
. 八:.:|: :.:.Nヽ!ァOrj::}ヽ イ{0rj心ヽjハ: : :.ﾊ::ﾊ
/: :.ヽ!ﾊ:.:|:、ヽ○r:ソ ゞ=ソ○ﾞ ﾑi: :/: :ﾘ:.:':、 ごめん、お父さん。
. /: : : : : :.∨ム ::::::::: ::::::::::: /ｿﾚ': : : : : ::ヽ
iﾊ: : : : : : : : ヾ!, ｀ /: : : : : : : : :ﾊ:.i 私みたいな鈍くさいのじゃ無理だと思う。
| !: : : : : : : : : ﾍ ＿ //: : : : : : : :.ﾉ jﾉ
. 人:.:ト、: : : :.:|: :＼ ´ ｀ ／/: : : : : ,:イ:/ （絶対いや。きっと何かある……！）
ヽ! ＼: : :.ト、: ::＞ . . ィ: :!:.ハ: :.:.／ j/
＼ | ＼|＞,i ＞-＜ 人ム'. j／
｀ ／://| ｀＞ ___,.ィ´ |///＼
／///// ||| !/////＼
＿＿__ノ´ ////// ＼ ヽ. ||| ／ヽ///////zx.＿＿__
/´ヽ /////////! ( i ) - i///////∧ ハ
2973 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:58:43 ID:zrYKacA60
モグロさんウソは言わないんだよねぇ。ちゃんとホントのこと言うんだよ。
だから余計タチが悪いことが多いだけで。
2974 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 21:59:44 ID:/g7Nfelg0
かくて、肩身の狭い思いをしながら、残りの人生を生きていく事になる者が大半となる。
ﾂﾃ
だからこそ、その伝が届いた時の喜びは大きかった。
-‐ -
. : : ´: : : : : : : : : : : ｀ : .､
／ : : : ／ : : : : : : : : : : : : : :＼
/ : : : ／: : : :..:.／:／＾ヽYﾍ: : : :..＼
/: : : :/: : : : : ／:／ |:ｉ'ヽ : : : : : ヽ
/: : : :/: : : /: /: :/ |:| ∨ : : : : : :.
′: : /: : : /: /: :/ |:| ∨: : : : : : i
i: : : : ′: :/／ｊ／⌒ ｊﾉ V : : : : : |
| : : : |: : :/ -‐ ≠ミ / '⌒ V : : : : ｌ|
| : /＾|: :/〈{{ ん:し'} ｘ≠ミ V : : : 八
|: :{ !/ 乂'_ツ んし} }〉,} : : : ′
|: : V〈} """" 乂ツ / !: :. ′
|: : : ＼___ 〉 """ ′|: :/ 皆！
（´＼ (｀ヽ: : : : : |:ヽ ┌ ｧ / ｊノ
＼ ＼/¨/¨/⌒ヽ : |: | ＼ Ｖ__ノ .ｲ センダイにいる美緒から手紙がきたの。
{__〉 V.! ｀ __ ＜ : : :|
ヽ ＼: : V‐- _ |〉}、 : : : : | そしたらね────
' ヽ: V＿ ｀,个'〈｝ヽ: : : :.‘,二ヽ-
∧ }: ∨__} 〈/|/'〉］、＼: : :‘， ヽ
／∧ } : ‘，（二に］二〕 ヽ: : :‘， | |
く／ 厂＼ ,八: : ∨ /,/ }＼ ‘，: ‘，:| |、
/ ＼,/ ＼/ ヽ: :∨/ | |ヽ ＼ ‘，: ‘, :! ヽ
{ { ＼ ＼{ :! | ＼ } } : : } / ＼
※村長の娘
.
2975 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:00:10 ID:/g7Nfelg0
その内容の全てに納得したわけではない。
だが、それでも今まで聞いたどんな話よりも夢があると思えた。
少なくとも、無条件で期待と希望をいだいたのはその時が初めてであった。
ｘ≦77i
{≧ｘ､ __ -‐ =＜/////,'|
|////＞ ´ ｀ヾ///|
|/,'／ ヽ ｀ヾ'|、
|,/ } | i| ‘， ヽ
. / ハ /!＼{ i| ､ i
/ ／ / ／ i| _厶斗ハ } ‘.
ノイ /ゝ- ﾄ､ i| ｲ斧ミｘ∨ i
. }| /jyf斧 Ν 弋::ｿ , ′ }|
. 八 ハ{{ ﾋﾘ / ／ 八
/ ' 厶イ ‘. これは……これなら！
. / i r ､ |{ !
′ 人 ｀ 八 |{
ｉ{ i i 厶イ j/ j | ﾊ 八
. 八ﾄ､ ﾄ､ i＞ ≦ __|}／}／）ノ )′
）ノ ＼{ハ{ ﾄ､__／ ＼
ノTT > ―… ＝ミ
__／ i| |i / / ‘，
, ´ | ﾘ八＿＿＿/ ′ ‘，
ｉ i| /{:::::::::>'///// i
| i|,/ }:::::/ ヾ'／ | ＼
ノ __ ﾉ=く ｘ≦≧ｘ. | ＼
2976 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:01:35 ID:nEQPG1qA0
こら死にものぐるいで働くわ。
2977 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:01:55 ID:Zyrbn/2U0
なんとか断れたか
2978 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:04:00 ID:/g7Nfelg0
その場ですぐに志願した。
他の者達と同じようにその話にのっていった。
「自分も行く」と。
そんな彼女について行く者もいた。
V///＼. ／ ｀丶'/＼
Ｖ////,＼ ,.' ｀丶 ＼ ＼
V//////＼/ ﾍ ヽ ＼ ＼ ヽ サーニャが行くって言ってるし。
ヽ///////′ ', l | ＼ ＼ ﾍ ﾊ
ヽ/////′ ﾍ l | ＼ ＼ ', | 私がついていかない理由はないな！
＼//ｌ ∧ ' ハ >'´ ＼ ト'､
| ＼| l i ＼ 丶/ ﾍ _,.ィﾟﾗ` | ＼
| | | | ＼斗'＼ '. / ﾋｬﾘ ヽ| ＼
| | i | ／ 丶 _ ＼ ヽ ´:::: i:.. ＿｀ｰ── ---- ､
', ﾍ ', | _,.ィﾟ::i` ｀ }:.:.:...... ｀丶､￣￣ ￣｀丶､_
',. ヽ 丶 }! ,ｨﾞ弋rｬﾉ ､ ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:...... ＼
ヽ :.:.＼ ＼', ::::::: ∧ ￣￣￣ ￣ 「 l｀丶 ＼
＼ :.ヾ＼ ヘ - ´ ′ﾍ. } ! ヽ ＼
＼:.＞＼i='ｧ＞ ,､ ｲ ｉ＿＿_＿＿} ! ヽ丶＼
＼:.:.:.:／ i ＼≧ ─‐‐'´ | ! . | ＼ゝ､｀_─ ､
. >'' ／l ＼ __／ ｏ | i ｉ | ＼ ￣｀)
| ／. ', ｏ |{{｀丶 o | i | l 丶 ´
ﾄ､／ ', ﾍ ｏ | }} ＼ ｏ/ j | ′ ＼
', ､ ヽ ヽ o | }} ＞' ｌ |::::... ＼
ﾍ 丶 ＼ ＼_ノ }} ｏ ｌ へ:::::::::....... 丶､
2979 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:04:23 ID:/g7Nfelg0
かくして、ミーナが美緒に返事を出してから一ヶ月後。
迎えにきた冒険者の一団と共にセンダイへと向かっていった。
＿＿＿＿)＼
＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::ﾑ
-─=ﾆ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
⌒＞:i:i:i:i:i:i:i:i:i:=ミ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
∠ -─ｧ:i:i:i:i:i/ｲ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:i:i:i:)
／:i:i:i:i:i小Vイ/ 匕斗く代:i:i:i:i:i:i:iY
／≧Z:i:i:i:i:i:i:`7 ／ 人圦／:i:i:i:i:i:i|
/ｲ:i:i:ﾑｲ | r ／イ∨＞ｲ それじゃ、行きますか。
/二二二＞＜ ＼ ｰ--' ﾉ
∠二ﾆ=ｰミﾆﾆﾆﾆﾆ＞ ー/＼
/⌒寸二二二二二二寸二ﾆﾆ > /ﾆﾆﾆ＼
Y/二ﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ寸 ／￣ ＜ﾆﾆイ
∠j.{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY | |:::ﾆﾆYﾆﾆヽ
イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| j j::::ﾆﾆ|ハ/ﾆﾊ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| .//:::∧ﾆ|ﾆﾆVﾆﾑ ／＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆイ: :寸::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆV/: : : : :ﾆ|二ﾆ}二j -=ﾆXY >
ﾆﾆﾆﾆﾆ＞＜: : : : : : : : |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl: : : : : :.ﾘ二ﾆ|ﾆﾆﾊ _-=ﾆ二ﾆ=-く
ﾆ＞＜: : : : : : : : : :イ: : |ﾆﾆ ＞┬寸二|: : : : :Y二ﾆﾆ|ﾆ/二＼ _ -=ﾆ二ﾆ=- ||
: : : : : : : :.:＞匕.:: : : : : :|二/ / }ﾆﾆ|: : : : : |ﾆZ7寸寸ﾆﾆﾆﾑ _ -=ﾆ二ﾆ=- ||
: : :＞＜:.:: : : : : : : : : : :.|ﾆ.{￣/￣/二/: : : : : :|ﾆ{/ソ: : :寸ﾆﾆﾆﾑｰ=ﾆ二ﾆ=- ||
2980 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:04:47 ID:/g7Nfelg0
危険だとは聞いていた。
それでも、何かがあると信じた。
自分の感じた何かに従い、彼女は踏み出していった。
────冒険者に。
／ ｀
＼
. / | i ヽ
/ i| i| | i ‘，
. ′ iﾄ､ 八 | l| |､ ‘，
ｉ | ＼,′! ｉ| 斗―‐ ト＼ i |{
| | _ /＼ﾄ､{ l|＼ | Ⅵ 八
, i| ／{ ＼{ ｘｆ斧ミｘ､ | 八/
ノイ ﾄ/ | {じ:ハ ″ ／ j/ ＼ 大丈夫、きっとどうにかなる。
| i| ヽｘｆ斧ミ 乂::ツ 厶イ ＼
|{ !| 〃{じ::ハ 、､ jﾉ ＼ ヽ 皆も一緒だし。
. 八 ､ 八 ゛ 乂::ン ' 八 , ＼ ,
ー ゝ ＼ 、､ , ┐ ｲ ハ ヽ 八
/ i⌒ 丶 ∨ ﾉ ／| | ! / }ノ ）/
. ′ ﾄ､ ｉ ≧ ／＿j ハﾄ､ / ＿_／
|{ i |_ Ⅵ＼{ハノ| こ爪 ﾉ ー一ァ ヽ
. 八 ﾄ､ ! ￣ {｢￣ | | / ‘，
/ ＼{ ヽゝ ｉ| 八ヽ / / i
. ′ ｀ 八 ／:::ーく＼,x≦/ / |
| i .′ ヽ. _／ {:::::::::::} V// , |
〈 / ＼ | / ヽ_:_:_ﾉ ｀´ | |
∨ ∨ xｭ､ |:::::::| x=ｭ、 | |
/ i ////,＼ ,:::::::::, ／////＼j ！
2981 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:06:43 ID:/g7Nfelg0
────余談。
∧,,∧ ∧,,∧ サーニャちゃん達、行っちゃったな。
∧,,∧ (´・ω・)(・ω・｀)∧,,∧
( ´・ω)(∧,,∧) (∧,,∧(ω・｀ ) 冒険者かあ……。
ｌ Ｕ ｌ ( ´・) (・｀ )ｌ と ﾉ
.ｕ-ｕ ( l). (l ) u-ｕ' 危険だってきくけど。
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
でも、ここで先がない生き方してるなら。
それに、ねえ……。
∧,,∧ ∧,,∧ ぶっちゃけ、サーニャちゃんとかに会いたいし。
∧ (´-ω-) (-ω-｀) ∧∧
( ´-ω) Ｕ) ( つと ﾉ(ω-｀ ) 俺も俺も。
｜ Ｕ ( ´-) (-｀ ) と ﾉ
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉu-ｕ 俺、シャーリィ。
`ｕ-ｕ'. `ｕ-u'
俺はエイラ。
だったら、悩む必要もないよな。
∧,,∧ .∧,,∧
∧∧(｀・ω・´)(｀・ω・´)∧∧
(｀・ω・´).∧∧) (∧∧(｀・ω・´)
｜ Ｕ (｀・ω・´)(｀・ω・´) と ﾉ というわけで、俺達も賭けてみるっす！
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉ u-ｕ
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
.
2982 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:07:08 ID:/g7Nfelg0
──── 美緒やリーネといったツテをたよって手紙を出したら、迎えがやってきた。
,.. -─ｧ
,.. - ──‐- ｧ＜::::::::::::::}
,.. ´ ´￣￣￣｀＞､::::::::::::::j
ﾐ｀￣｀::ー ‐-ｧ⌒ ､ ヽ ヽ:::::::::/
＼::::::::::::::::/ { ヽ ヽ :ヽ ヽイ:､
ヽ::::::::::ﾘ / :ﾊj ﾊ :::ヽ ::ﾊ ヽヽ:ム＿_,
ヽ::::/ / :l ! ::!ﾉﾒヾ､ ::lヽ :::} :::ヽー‐ｬ'´
〉 ::{ l:{ l :l乂ヽ :!＼ ::!ﾊﾉｲ :::}::!::: ﾊ 皆、久しぶり！
,'ｲ l ﾊ ::{从ﾊ:l ヽrぅ示ﾃｧ l :::ﾊj::::: ヽ
{ { :l 八 l ｲﾁ心 弋ｿ j :ﾉノ:::::: ヽ ヽ 元気だった？
l:ﾊ 八 ::::ヽ 弋ｿ ムイ::::}ﾊ::: ﾄ }ﾊ
ﾘゝ＼ :::ハ ' _ ＿ 人::::;ｲ::ﾊ: ﾉjハj
个:ゝr::人 ヽ ..ﾉ ,.:ｲ､ﾉ／jノ jノ
| l ::l::ﾄ :::≧=‐-r--イ-'´ ﾄ､
jﾊ ::ヽヽ::{ヽﾄ＞' {l} ノ ｀￣ｱ｀ ‐-､
ゝr‐‐'´ﾍ´ ｀‐ 人_＿＿_ / / ヽ_
/ ヽ ヽ ／云＞⌒＜ ､ﾘ i
, ヾ! _`´ r‐'三三｀ ｀ヽ ｿ-､ ヽ
! ::j／/`ヽ ｀7´ィ-ｧ､ `1 ＼ ヽ
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※メイジ LV ４ になっていたサーニャちゃん
.
2983 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:07:44 ID:/g7Nfelg0
彼らの前には、一変した少女があらわれた。
Λ＿Λ
（ ´ﾞﾟ'ωﾟ')
（ ＿ ）
Λ＿Λ U U ﾄ:､._ _ ._ _,,..,_
（ ´ﾞﾟ'ωﾟ') ＼__｀) l’ﾞl l´｀!!'<｀! ヽ
（ ＿ ） Λ＿Λ !ヽ--‐''ヽ、 ! .! .! |!ﾞｰ'’l ,|
U U （ ´ﾞﾟ'ωﾟ') ﾞ､,,=フ ／ | l | l / ノ
Λ＿Λ （ ＿ ） ／ ∠ |! .l| lf’
（ ´ﾞﾟ'ωﾟ') U U . /´ ／ﾞl、ﾞー=ヽ, i~ﾞi i'´ﾞ! .l´｀!
（ ＿ ） Λ＿Λ . ﾞｰ'’ ﾞｰ---‐' ｀''’ ﾞ''’ ｀'’
U U （ ´ﾞﾟ'ωﾟ')
（ ＿ ）
U U
.
2984 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:07:47 ID:LaoJ9h820
尚、胸は育っていない模様
2985 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:09:41 ID:/g7Nfelg0
>>2984
それが幻想であるとあなたは知るでしょう……
2986 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:10:12 ID:/g7Nfelg0
（あの、あのサーニャが）
∧,,∧ .∧,,∧
∧∧(´‐ω‐｀)(´‐ω‐｀)∧∧ （なんか、たくましくなってるような）
(´‐ω‐) ∧∧) ( ∧∧(‐ω‐｀)
｜ Ｕ (´‐ω‐｀)(´‐ω‐｀) と ﾉ （あっれ～？ 予定ではこれを機に
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉ u-ｕ お近づきになるつもりだったのに）
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
（え、え、え、え、え？）
.
2987 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:10:35 ID:/g7Nfelg0
彼らは、何故か「負けた」と思った。
何故なのか、何になのかは分からなかったが。
【審議終了】
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ)
i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ お、おう。
〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 |
(/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ 頼りにしてるよ……。
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三三 三三三 三三三 三三三 三三三 三三三
.
2988 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:10:58 ID:NioNDU920
たくましくなった・・・ああ、胸が筋肉ででかくなったのか・・・
2989 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:11:08 ID:/g7Nfelg0
そんな彼らも、後々それなりに成長していく事になるが。
それはまた別の話。
みんな～ みんな～ みんな～ みんな～ みんな～
＿＿＿_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::| |::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;
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:￣￣￣: .｀ヽ| |:;:;:;:;:;:/ ＿＿＿ ヽ:;:;:;| |:;:;:;:;/ ＿＿＿ ヽ;::;:;:;:;:| | ./ |´・ω・`| ＼:;::| | .／ |´・ω・`|
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.∪ |.|::l ''''''''' ∪ .| | . | | | |
※その後の村のみんな～の図
.
2990 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:11:09 ID:Zyrbn/2U0
レベル４の威圧感を感じ取れたかｗ
2991 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:12:07 ID:LaoJ9h820
あぁ、大胸筋で嵩上げされたのね……
2992 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:12:24 ID:/g7Nfelg0
危険で厳しいと言われる冒険者であるが。
閉塞した状況から抜け出すための手段の一つでもあった。
その善し悪しは別として、そういう手段があるというだけでも大きいと考えられる。
少なくとも、幾人かの少女や少年達に未来を与えたのは事実である。
,. -- ── ｧ
_ -- ───ｧ'´/////////
,. ´ '´ ￣ ￣ ｀ヽ////////
. ＿＿＿＿_／ ＼/////
ヽ´///////// 丶 ＼／､
. ＼/////// ﾊ ', ＼ ＼ ＼ ＼ ＼
＼,'/// ' |｀ヽ} | ＼ ヽ ヽ ヽ ヽ
＼/ ' | | l＼ _ｉ」ヽ＿ ﾊ ', } ヽ
i/ | | | l ＼| 」i_/｀ ', | ′ ヽ
/ ! ,.斗‐ l ′ ,ｨfﾗﾟ::ﾇト | |/ ＼ 今日もがんばって、モンスター退治！
′l ／ ｌ__,. 弋ｩrﾝ | / ヽ､ 丶
| 八 ｌ ,.ｨfﾟ::ﾊﾞ ´:::: l／｝ ′ ﾊ ｀ヽi 索敵・警戒はまかせてくださいね。
|′ ヽ ヘ 乂rﾘ / | / / ｊ! ノ
＼ ＼ ヽ ´:::: 丶 _ ∧ | ′ / ﾉ
}＞ ﾍ ヽ´_ﾉ ／／V| //／
/ i ｀＞ _ ィ_／ VV ´
| 八 | ヽ ヽ｀}ｉY 丶＿_＿__
|人 ＼ |＼ __＞' { | ＿__＿／ ｀丶
ヽ ＼ ｀ ＞'´ __ r々ｰ､'‐┼‐／ ' ヽ
r‐'´７ ／ ｝___〉 ＼／ ′ ヽ
/＿ j／ ／ / __＿__ ′ ヽ
／::.::.::.ヽ ／ /_,...::´::.::.:／::.＼ ' 丶
/::.::./::.::.::.:V /.::.::.::.::.:／.::.::.::.:::.∨ ヽ
!..:::::'::::::...../_∧_ /..::.:::::::,.'::::::::::......::.::.::', 丶
}::::::ｉ:::::::::/ ｀Ｖ´/::::::::::::::!:::::::::::::::::.....::.::ｉ／ヽ ＼
∧::::ｉ::::::::l '.::.::::::::::::i::::::::::::::::::::::..::/ ＼ ＼
′ｉ::.:ｉ::.::.:l /.::.::.::.::.::.::i.::.::.::.::.::.::.::.:/ ＼ ＼
/ |::.:ｉ::.::.:＼／.::.::.::.::.::.ヽi.::.::.::.::.::.::.:/ ＼ 丶
2993 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:13:07 ID:/g7Nfelg0
＿＿＿＿ ／＿＿丶
／＿＿＿ ＼ _,,-‐'"ヽ. / |´・ω・||
／ |´・ω・`| ＼ ノ ＼ ヽ ト､ / ￣￣ l|
／ ￣￣￣ ＼ ｛ ､ ヽ. ヽ_(⌒） _,,.. -‐'"ﾉ /ﾉ ＞‐个 ､._ は～い～！！
／__ﾄ､::ヽヽ 川.〈 /::/|: `ー-､＿_ ヽｰ'.ｰ' ｀７⌒/'フ ＞,ノ--―‐‐'￣ ⌒｀ヽ､
,. -‐'´.: : .:|!:.:｀＼{:: ﾉ ´ ::|::... ￣｀`ー-､ ＿＿＿{ ∨ ∨ ＞ミ λ二ヽ､_ )ヽ__
--r'´.:.:.:.:: ..:.:∧:.:.:.:r‐≧='-‐┐:|:.:.:.:... r ＼ ／＿＿＿ ＼ { { __ミ∧＿＿＿＿_｀ヽ
:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l |!:. └‐1大'ｰ┘ |;;;;:.:.:.:＞....:.|:.. ､／ |´・ω・`| ＼......________ . ‐'"´ ／ ＿＿＿ ＼ヽ、
.:.:.:.:.:＼_＿＿＿_ヾ:.:.:.:.:.| ﾊ∨>: ＿＿_ ,..、 ＿ノ ￣￣￣ :. ....... ....:::=≧=‐／ |´・ω・`| ＼
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／:.:.:.:/-、:.:.:... __ .:Y´/ |´・ω・`|, ,イ彡く,-‐' ﾞi, . ヽ: , -‐''´ ..::: .. : ./ ´ ヽ /丿 _.. ッ". -'''
:.:.:.:.:ﾉ|! _}‐‐::.:.＿＿,,, :- ,ァ''"ヽ＿＿_ ／ﾞア´￣｀ゝﾆ'ィ,〉｀ヽ､::／ .:::､:.. .. . :. ,.. -―'''';;]_,ﾞ二二__,,／ _..-''"
==' /⌒|::.:_,:f^三ｦ,ｒ一''^ﾆ´､、__ l ! ｨ彡,ｬｧ'" ,,..,,、 /lﾄｨﾍ :i::. .,,-'"ﾞﾞ,ﾞﾆ＝ｰ''''"ﾞﾞｼ'"_,ﾞ,ﾞ,,,,,,,_ ｀'''T゛
｀ヾ|:: ﾚ'ヽﾉ ﾆ､ﾞﾘ ,..,, ｀`''ヽ,,, ''"´ ﾞ''ヾﾐ,r/:.l:.:し′: /_..-'"″ '''^ﾞ＞'''"゛
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.:.:/／.:.: _,／:.:l:.:.:.ヾ='":.:.:l ':;;;;;:' ,;;/;;:.:/:ﾉ:.j:.:.:..:.:;!､/ ｌ 「
ノ:.:.:.:.:.:´ l:.ﾐ:.:.∨:.:.:.:ヽ、 人＿＿,,,;;;;;ノ/N/:/:.ｨ:.:.:.:ノ:/ lﾞ i
: .:ﾄ:.ﾄﾐ:.:ヽ:.:.:.:.:ト-?ﾃ" ⌒ `ヾj ::;;;;}/:.:.:.:/:/ ヽ:.:=､:::! .／│ ._／ .ヽ,_,
. :ト､:.:.:.:.:ヽ:.:.:.l ' -:十:‐' ﾞl, 〃:.:.:/:.リ ﾞi:.:" ./ .ヽ _.. ‐″ .｀'. " ｀ﾞ''―- ....,,,_ _.../
.
2994 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:13:44 ID:/g7Nfelg0
今日も彼らはモンスターを倒しに向かう。
危険と引き替えに手に入れる自由のために。
.
2995 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:14:25 ID:Zyrbn/2U0
その後のみんな～凄いｗ
2996 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:14:42 ID:/g7Nfelg0
彼女たちの就職事情
【了】
.
2997 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:14:51 ID:El.eCObg0
寧ろ大胸筋が増えたのは野郎共の方じゃ…
2998 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:08 ID:nEQPG1qA0
みんなー、ってことは良くも悪くもギフト無しの普通の人間だったのか。
2999 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:17 ID:NioNDU920
乙
モンスター退治というかこいつらが筋肉モンスターに成り果てている気がしてならないんですがねえ・・・
3000 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:23 ID:nEQPG1qA0
乙
3001 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:30 ID:UV1e0VGk0
乙～
3002 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:33 ID:Zyrbn/2U0
乙
3003 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:15:57 ID:LaoJ9h820
乙っした
ま、まぁ、畑仕事やら何やらで基礎体力はあったろうし……
3004 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:16:19 ID:5D11qbHw0
乙でした
3005 名前：名無しの読者さん[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:16:57 ID:El.eCObg0
乙っしたー
あと雑談失礼しました
3006 名前： ◆whYoUNbXpM[sage] 投稿日：2014/07/24(木) 22:17:42 ID:/g7Nfelg0
ちょっとした社会事情みたいなものを提示してみようと思ったので。
もっとも、最初に書いた通り、あくまでおいらの話の中での事なので。
当たり前だけど、他の作者様の作品なども同じと思わないように。
また、これらを押しつけたり持ち込まないように。
では。
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