エピローグ

　

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│　二千十八年七月一日　　.....│
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│　　　カドック自宅　　 　 .│
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　　 _,､r='^　　　 ／ 　_,,..　-‐　'' "´　／　　 　 ＼　 ＼　　　　 ﾉ　　　　　 ',
　　⌒￣／　　 ⌒￣　　　　　　_､‐''゛　　　＼ ＿_＼　 ＼___／　 　 }　　 　 ,
　　　 ／-‐=＝=‐-　　　　_､‐''゛　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　 ／　　　　 }
　　　　　　　　　 /　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 ｀ ‐　────　 　 　 }　 /
　　　　 　 　 　 / 　 ／_,,..　-‐　'' "´　　　　　　　 　　　　　　／　　　　　 /
　　　　　　 　／　／⌒　　　　　　　　　　　_,､r='／　 　　 .／/　 　／ 　｜　　 ……あれからもう一ヶ月も経ったのか。
　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　ノ　　＞''~　　 ⌒￣￣￣　/　 ／|　／| |
　　　　　⌒￣＞　_,,..　-‐　'' "´　＞''~　　　　 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/　八:!
　　　　　＞''~　　⌒￣￣￣￣ {￣∨　　 　 　 乂　V:::ﾂノ |/　ノ ノ　　　　　　　　正直、現実感がない。
　　　 ／-‐……‐-／　　　　 八ハ 〉　　　　　　 ｀ｰ=ﾆ彡　 　 ⌒乂　　　　　　　 まるで夢の中みたいな出来事だったな。
.　　　　　　　_,､r='^　　　/　／ ∧　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〉
　　　　　　⌒￣￣￣￣/／7／ 　'ｰ八　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　 　 　 　 __. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ　　: :.:.:|: : .　　　　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　 |_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/　 　 : : |: : ::＼　　　　　　　 --‐‐/
　　　　　 |ニニﾆ=-.　::::::::::/　　　　　|: : : : : : : .　　　 　 　 　 /
　　　　　 |ニニニニニﾆ=- ...__　　　 |: : : : : : : : : : . .　　　　∧
　　　　　 |ニニニニニニニニﾆﾆ=-　 _　: : : : : : : : ／｀ ─'ニ.}
　 　 　 　 `､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ|
.　　　　　　 ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ|

　
　（まあ、家裁だか鑑別所だかにいる　
　でっていうにとっては、夢どころか
　恐ろしい現実だろうけどさ）



　　　　　　　　　　.　　　 　/ﾆＹﾆヽ　 　 　 　
　　　　　　　　　　　　　　/（。)(. ﾟ）ヽ　　　　
　　　　　　　 　　　　　／::::⌒｀´⌒::::＼　 　
　　　　　　　　　　　　|　,-）ﾄｪｪｪｪｲ（-、|-－'､_ 　 　 ｌレ-－ｚ
　　　　　　　 　 　　　| l　　.|-┬-|　　l |　 　 ｀ﾄl､　 八ｒ-x‐ﾃ
　　　　　　　　　　　　＼ 　`ー-'´υ／⌒､ｰ'､ |ﾘｌト､Ｖ´ ,､‐ヘ、
　 　 　 　　　　　　　　　　 　 {　 ,ニ､/　　　,!　//川／｀Y　 ＼　＼
　　　 　 　　　　　　　　　 　 ヽ{　　ﾊ､__∠／/彡ｲ⌒ ｰヽ‐- ヽ-　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ=≦ﾆ三≦彡ｲ　　 　 　 　 　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽﾆt=ヽ {､　 　 　 　 ＿,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ﾞヽﾆﾝ´ ￣ ￣ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ` －---－''´

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│　　世界大戦を願ったでっていう　　　....│
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┌───────────────────────┐
│　　しかし現実の彼は、幼女に対する猥褻行為と、　　　.│
│　　死体遺棄の疑いで取り調べを受けている。　　　　......│
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　　　　　　/ Ｙ ヽ
　　　　　/::.　　　ヽ
　　　 ／:::::::::..　　　＼
　　　|:::::::::::::::::.　　　　|
　　　|::::::::::::::::::　　　　|
　　　 ＼:::::::::::: 　 　／


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│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　!ｌ川 ﾉ|　"　(｀ヽ　"川　　"　　　　　...│
│　　　 　 　　 　 　　 　 ﾉVl|ﾊﾄ､_　　｀´　ノﾉﾉ　　　　　　　 　 │
│　　　　 　 　 　 　 　　 　 　 ノﾉ　 _　'´⌒ヽ ,-､ 　 　 　　 　 .│
│　　　　　　　　　 /　/　 ｎノ´　　 ´　　　　　l´)_,ヽ　　　　　　│
│　　　　 　 　　 　|　l 　l´ ） 　 　 :　　　Y　　ﾉ 　/　　　　　.....│
│.　　　　　　　　　　　　 `/ 　　ﾞ 　　　　 |　/　　/　　　　　　...│
│.　　　　　　　　　　　／/　　　　 ／￣｀ヽ　　 /　　　 　　 　 .│
│　　　　　 ＿＿　／　/　'　　 ／　　　　　ヽノ　/　　　　　 　 │
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┌─────────────────────────────┐
│　　でっていうが肌身離さず持ち歩いているスマホから、　　　　　　　　 .│
│　　明らかに小学生以下の年齢と思われる児童の裸を記録した　　 　 │
│　　データが大量に発見されたからだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
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　　　　　　 　 　 　 /ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　　/ （0)(0）ヽ　　　　　　子供は不思議だっていう。
　　　 　　　　　／　⌒｀´⌒　＼　　　
　　　　　　　　|　,-）　　　　（-、.|　　　　ある部分ではものすごく警戒心が強いのに、
　　　　　　　　| l　 ヽ＿＿ ノ　l |　　
　　　　　　　　 ＼　｀ ⌒´ 　　／　　　別のポイントでは
　　　　　　　　／　　　　　 　　ヽ　　　　びっくりするくらい無防備だったっていう。
　　　　　　　/　　　　　　　　　 　ヽ
　　　　　　　|　　　　　　　　　　 |　|
　　　　　　　ヽ_|　　　　　　　　　|丿
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　|


　　　　　　　　　 　 / ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　　　　/　（0)(0）ヽ　　　　　俺は多分、厳密な意味でのロリコンではないっていう。
　　　 　　　　　／　　⌒｀´⌒＼　　　　
　　　　　　　　|　,-） 　 　 　 （- |　　　　ただ、子供のそういう弱い隙間を狙って、
　　　　　　　　| l　 　ヽ＿＿ ノl |　　　　脅したり、騙したりするのが楽しかったっていう。
　　　　　　　　 ＼　　｀ ⌒´ 　／
　　　　　　　　／　　　　　 　　ヽ
　　　　　　　/　　　　　　　　　 　ヽ
　　　　　　　|　　　　　　　　　　 |　|
　　　　　　　ヽ_|　　　　　　　　　|丿
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　|

　　 　 　/　ﾆＹﾆヽ
　　　　/ （○)(○）ヽ　　　　　　　　でも、あるとき、一人の女の子が
　　 ／　　　⌒｀´⌒＼　　　　　　　「親に言いつける」って騒ぎ出して……
　／　 　　,-）　 　（-、＼　　　　　　止めさせようと、必死に口元を押えたっていう。
　|　 　　　 l　 ＿＿ 　l　|
　＼　　　　 ｀ ⌒´　　 ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜



　　　　　　 　 /ﾆＹﾆヽ
　　　　　　　/ （0)(0）ヽ　　　　　そしたら……そしたら……
　　　　 　／　￣｀´￣　＼　　
　　　　　|　,-）　　　　（-、.|　　　いつの間にか動かなくなってたっていう。
　　　　　| l　＿＿＿＿　l |
　　　　　 ＼ 　 `ー'´ 　／
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|

　　　　 　 　 /ノＹヽヽ　　　　　　　　　　　そのときになって、ようやくはっきり自覚したっていう。
　　　　　 　 /（0)(0）:::ヽ　　　　　　　　　　　俺は世の中を憎んでたっていう。
　　　　　.／ ⌒｀´⌒　::＼　
　 .ｎi 7　| )ノ(、_, )ヽ,　（:::::ｎ n　　　　　　　めちゃくちゃにしてやりたいと思ってたっていう。
l^l | | ｌ ,/) 　ｒ‐＝‐ヽ 　l:::::l^l.| | /）
', U ! ﾚ' /＼ ｀ニニ´　 ／.| U ﾚ'/／)
{　　　 〈／｀ー---―´＼ ﾉ　　　 ／
..i,　　 　."⊃　　　　　ｒニ 　　　 /
　."'""⌒´　　　　　　　 `''""''''




　　 　 　 　 /ノ Ｙ ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも、現実の俺がしていたことは……
　　　　　　/ （0)ill(0）　　　　　 .r ⌒j　　　　　　　　　世界と戦うどころか、
　　　 　／::::⌒｀´⌒::::＼　 　 / 　 /
　　　　|　 ,-）　＿＿ （-、|　 / 　 / 　　／　 ）　　　　自分より弱いものを思い通りにして
　　　　|　l　　 |!!il|i|!l|　　l |../　　/　 ／　 ／　　　　　悦に入ってただけだっていう。
　　 　 .＼　　 lｪｪｪｪ|　 ／./　 　'` ´ 　／
　　 　 r´　　(⌒'ー―- イ′　　　　　´廴
　 　 /　　　 ＞ 、　　　　　ヽ　　　 　 _　￣￣￣)
　　/　　 　　　　 -､　　　 　 } 　 　 　 　(　￣¨´
　/　　　 　 　　　　　ヽ._　　　　　　　__　 ＼
　　　　　　　　　　　　 　 ｀　　　--‐'´　｀ﾞ' 、_.)

　　　　　　.　　　　 /ﾆＹﾆヽ　　　　　　　　　　　　　自分がどうしようもないゴミくずに見えて、
　　　　　　　　　　/ （0)(0）ヽ　　　　　　　　　　　　それが耐えられなくて……
　　　　　　　　 ／　⌒｀´⌒　＼
　　　　　　　　|　,-） ＿＿_ （-､.|　　　　　　　　　　それからしばらくして、あの不発弾事故が起こったっていう。
　 　 　 ｃー 、| l　 　|r┬-/ '　l |⌒,一っ
　　　　,へ　λ＼ 　 `ー‐' 　 ／　入　 へ、
　　　　　／ヽ　　　　　　　　　　　　 /＼




　　　　　　　　　　　　　　 　(ヽ三/)　））　　　　巻き戻しを手に入れた後は、とても充実していたっていう！
　　　　　　　　 .　　　　/ﾆＹﾆ( i)))
　　　　　　　　　　　　/（ﾟ　)(ﾟ　）、 ＼　　　　　薄汚い猥褻犯なんかじゃなく、世界を蝕む
　　　　　　　 　 　 ／::::⌒｀´⌒::::＼ ）　　　　大犯罪者になれた気分だったから……
　　 　 ((　(ヽ三/)|　,-）ﾄｪｪｪｪｲ (-､|
　　　　　　　 (((i )| l　　.|-┬-|　　l |　　　　　興奮したっていう！　満たされていたっていう！
　　　　　　　／∠　＼ 　`ー-'´　／
　　　　　　 (＿＿




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│　　　校長から伝え聞いた　でっていうの証言　　......│
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┌─────────────────────┐
│　　　それは支離滅裂なロジックで構成された　　　.│
│　　　理解に苦しむ話だった。　　　　　　　　　　　 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､.,,,＿　｀ ､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,..､､､..,,_｀`)),..､､ -‐=‐
　　　　　　　　　　　　　　　 ､丶`｀｀`～､、　ヾ､丶`｀｀｀`丶、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 , '´'"ﾟ~￣~ﾟ＞､ Y⌒ヽ ｰ=＝ミ、＼
　　　　　　　　　　　　.,,__,,ノ　　　/　　　　　/∧　}〉　｀丶､　`､　　　　　　　無理やり解釈するなら、彼は……
　　　　　　　　　　　　.,,__ア　　 /　, '´γ'"　　 }　 ､､.,_　　ﾟ,　 ﾟ,
　　　　　　　　　　　　.,,__,,ノ 　 ′,′　; 　 __,,ノ ﾉ　 　 ｀ ､ 　　i　　　　　　自分が汚した染みを直視できなくて、
　　　　　　　　　　　_,,≫ 　 　 {　i{　　人　_,,.､ `　 }i　　　 )'　`　､
　　　　 　 　 　 　 　 ⌒ﾉ　′,从ﾘ ／　 )　!　　 ,,ノ杙　　　 ﾄ.,_,､　　　　　もっと大きな黒丸で世の中を塗りつぶそうとした、
　　　　　　　　　　　__彡 /　　　　 j i　　,,ノ　_,,,..､ィ　)' i　　 {从　　　　　ってことなんだろうか。
　　　　　　　　　　　⌒7ﾊ ∧　_,,.ノj{ｉⅱ　ⅰ '７1 ﾉ　 ノ　i.,,人,,_　　　　
　　　　　　　　　　　　 　 }　　 茨葹ﾘ八 　 !　{-iﾙ'´　　 ﾉ.,,__ア⌒
　　　　　　　　　　　　　メ、.j　ミ｀”~ 　 ))h､N筵筬___彡 _ノ(
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾊﾞ ､(　　　 ⅰ　 　 ｀ﾟ”´_ア_,ノ(⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　} i 〈｀`　　 ,　 　 　 　 ,ふ ))⌒
　　　　　　　　　 　 　 　 .,,ﾉ人ム 　 ､､..,,_　　　‰人(
　　　　　　　　　　　　 ,ｨi((（.,,ﾉj」 `､　　｀`｀､ィ(λぅo｡.,_
　　　　　　 　 　 　 ,ｨi{:i:i:i:i:i:i:i:i:i] 　 `ー='"　 /{:i:ii:i:i:i:i:i:i:i〕ｈ､
　　　　　　　　 　　`'寸h｡.,,_:i:iｱ　 `':,　／　 ,ﾞ :[:i:i:i:i:i:i:＞ ゛７
　　　　　　　　　　　　 ﾏニニ}h､　　 }:;　　 /　j ＞ ゛=ﾆニ/
　　　　　　,,_,,､ィﾆぅY二二ニﾆﾆ}h､,,__,,.､､rｾ〔ニ冖￢==￢ァ　 ､.,,_
　 ,､rｾだニニニニニニニニニニﾆ「ニニニニニニニニﾆ,′ 　 ,ふうぅ:ｘ、
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ニニニニニニ二二ニニニニニニ∥二ﾆ７´　'"　　 　 　 ⊂..,,_ -=ニニﾆﾆ〈_
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.::.::.::.::.::.::.::.::.:ア/.::.::.::.::.::.::.::.::.:｀`芍ア.::.::.::.::.::.::.::.:ﾟ,　　　　　　,､rｾ.::.::.::.::.::.::.::.::.::,′'"´　 ,′
_,;::､､-.::.::.:)'ﾞ　,′__;;:ィ;;_.::.::.::.::.::.::/.::.::.::.:`:.､.::.::.::.: ﾟ,　_,,.､ｬﾔ゛.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::/::.＼ 　 /
　_,,..､､..,,_〕　/'´　_,,,..≦､.,,､く,..ｨi{.::.::.::.::.::.::.{.::.::.::.::.「ﾆｱ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::､丶｀.:/_,,..､､､ -

　　　　　　　　　　　 　 ､丶｀..,,_　 ｀`丶、＞'"~｀`丶､.,,__,,
　　　　　　　.,,＿,,.､ヽ` _,,...､､､、 Ｙ⌒ヽ ､、　寸'～、`'＜
　　　　 　､.,,__,,＞ ゛ヽ`　　 　,〕丶、 、 ﾟ:,　 丶､ 、　　　　｀``ア
　　 　 　 　 >'´/　 　 　 ／　 〕　　`, `､ ﾟ，　　｀､、　　　`'＜.,,__,,.ノ　　　　　　　だとしたら、鵺を掘り当てたことは
　　,(　 　 /_,, ,′　 　 :'　　 　′　 ,′ ﾟ,　,　　　 ﾟ,　　　　　　　　/　　　　　　　　でっていうにとって幸運だったのかもしれないな。
　 人｀``｀　　{　　　 /　　　 ,′　 //,　ⅰ.:　　 　 }　　 　':,　　､ｲ　　　　
　γ"''～､､ィ~)　,,..、　／　/　　　/　 　 ! ;　　 　 ;　 　 　 ﾟ,　　｀ ー=ァ,
⌒! ､.,| 、~"''～'　 ﾉ　　　 ﾞ　　‰′　　ﾉ　　　　　　　　 　 }　　　　／/　　　　　　結果的に、これ以上罪を重ねることはなくなったんだから……
"''i　.,,j　)h､.,,_,,､‐゛　　／　､‐゛ ,′　 　 　 　 　 　 　 　 　 ;
　j　 7　 」＞, ヘ.,,__,,.､丶`　 　i{　　　　　　　 　 i　　　　　,′　　／
..,′/、.,,,_／　 ,.､､ィ　′ 　 　 ﾔ　　　　i　 　 　 }　　　　/(,_,, ∠..,,__,,
〈　 　　⌒　／　 /　 i　　 　 　,乂　　　 |　　 　 ;　　　　、　　　　／
./,　　 　 　 `,　 ,′i i　ⅱ　　,′i　　　.圦 (　,,ノ, 　 ト (　＼　 ｱ゛
.　ﾟ, 　 　 　 ！　 .八ハ从　∧　ト､、　ﾉ　＼　i iγ､{　)' _,,､‐゛
γム　　　　 ﾟ,　　　　 γvﾉｰ-h､.,,_`'～、　 ; .}ﾉi　i　〉,　　ア
. }　'∧　　　　∨　 !　 ｉ{ｰ=セ箝ﾃ'ア 　 }　 :ﾞ ,ﾞ　｝:i /　　くうぅo｡.,
. }::.::.:寸､.,,_　　 '/ﾉi　 八~"'' …'`゛　_,,ノ! / ﾚ　〈ノ ｉi .! 「⌒:i:i:i:i:))〕､､、
ⅰ:.::.::.::.::.::.::｀``｀.:j}乂(_,,.　　　　　　　 八　　γ!]{]从ﾙ寸:i:i:i:i:ｱﾆ!.:::. ﾟ,
ⅰ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.,ﾞ`～､.、　　　　 　 　 　 　 /　　j　　　 `'芍/ﾆ∥;;;;;i.:',
∥ .:.::.::.::.::.::.::.::.::/　 　 乂__　_＿,,,..､、　　 ,ふ:.:.. ,′　　　,ｨi{　ｰ{{;;;;;;;;|.::ﾟ:､
{{や.::.::.::.::.::.::.::.::ハ　／.::.:ム⌒　｀”~ ｀_,.ィ(::.:.. . ,′　　,ｨi{ニニﾆﾘ;;;;;;;|::.::.::＼
ｉｉ.:∨.::.::.::.::.:::／.::.:}７.::.::.:://ﾑ,___,,,.､rｉ｛::.::..:.. . . /　_,.ィ(ニニニア;;;;;;,ｨj::.::.::.::.::.＼ー ､
ﾔ::.:`::.､､丶｀.::.::.::.从.::.::.////ニニニﾆア゛.,,:. ,:ﾞrｉ｛ﾆﾆニﾆﾆ／:;/／　,′.:.::.::.::.:.:.:)i;;:.:.:＼
:j::.::.:.:.::.::::.::::.:::::／.::.::.::.///,たニﾆﾆｱ゛,.､ｬﾔ゛-＝ニニニｱ゛ﾆ/'　　./ . :.:.:.:.::.::.::.::./.::.::.::.::.＼

　　　　　 　 　 　 　 　／　／　　　 ヽ　　 ＼　　　　　
　　　　　　　　　　　ノ , '/　 '　　 ヽ　 　､　　ヽ　　　　　
　　　　　　　　　　 〃 　{八人　 八ﾊ人ﾊ　ｌ .|　　　　　
　　　　　　　　　　人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人　　 僕も現実を見なくちゃなあ。
　　　　　　　　　　 　从 ﾘ<●> 　<●> 从|ﾉ从
　　　　　　　　　　　从 ﾘ ゞ≠　　ゞ≠ 从|ﾉ从
　　　　 　 　 　　　　　 |ﾍ　　 -－　　　| |/　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　ﾚ/⌒l,､ __,　イァﾚ　　　　　　　　
　　　.　　　　　　　　 　 /　 /::|三/::/／　 ヽ
　　　.　　　　 　　　　　 |　 l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,



　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 , .. --―＝―‐-
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞: -―-: :{/　 -―‐-　丶､ .,,__
　　　　　　　　 　 　 　 　 ｰ=彡.:　　 ､ヽ`｀￢´　 　ヽ 　 　 　＜.,,＿,,.
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 ／　 　 　 　 　＼　　　　　　　　≦,,
　　　　　　　 　 　 .ｰ=彡.: 　 　 /　 　 　 　 　 　 　ヽ　　　ヽ　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　 　 /: 　 　 　 {　　　　　　　　　　　　　　 l　　　 　<,,.
　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 :l　 　 }　 : }　　,′
　　　 　 　 　 .ｰ=彡::/ : /: 　 l　|　 　 　 　　/　　　　 |　 　 |　 :ﾘ　 《,
　　　　　　　　　　ﾉ　　 | 　 　|　l　 　|、 　从　　 .ﾉ|　|　 　 ﾘ　/　　 (
　　　　 　 　 　 ノ　　ｉ　| 　　丁 {　 　|ゝ 斗ｧ-――|- }: 　 /　/.,_,　　`７　　　この国にも慣れてきたし、
　　　　 　 　 　 ＼　 |　| 　　从ハ 　 {　ハ{ ⅱ/ |ハ: ﾘ　　/___:　⌒ ”¨ア　　　卒業後も視野に入れて、
　　　　　　　　　　 |　|　|i 　 -ィ圷ﾐV　 {　ｙ笊代ﾔヤlハ　ﾊ∧}　≪,_彡'　　　 バイトでも始めるか。
　　　　　　　　　　 {　!　ﾙ　　 |ゞ少.∨ﾍ{　'　乂 ’ﾉｧ !( ,l/∠少l 「ミメ
　　　　　　　　　　　}ノⅱ|i　 　ゝ`"　乂(　　　`”"´　　　r。イ |　(⌒
　　　　　　 　 　 　 　 从|i. 　 八　　.ﾉ　 　　 　 　 　 ｧ　{ ii　くうム丶
　　　　　　　　　　　　 　 }从ゞ: ヽ　　、　 　 　　　／　 　寸从⌒o｡ﾆﾆ!
　　　　　　　　　　　　 　 |:∧: 　l　ト　　二＞　 ィ　　　　　 ´iii.,ｨi{ﾆﾆ-j
　　　　　　　　　　　　 　 |:}　从 |,ﾊ／＼_ 　ィ..;::::.:.:/　　 .,.,ｨi{==ﾆﾆﾆア
　　　　　　　　　　　　 　 ｿ..　从|ﾘ }代:i:i:i:i:／;;:::.:.:/_,.,.ｨi(=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆア/丶､.,.,
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　`' 代h,､､,,.､､rｾ〔ニニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆァ　 　　　,ふ:ｘ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　ﾏニニニﾆ「ﾆニニニニニニﾆ/　 　　　,ｨ(ニﾆイh、
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,,_,,､ィⅥ二ニニ}iニニニニニﾆﾆ7　 　　　,,たﾆィ　/, 　＼
　　　　　　　　　　　　　　 　､ ｀　 /ニ∨ニニニニニニニﾆﾆﾆﾆ'　　　 　 √ニ;　　/,　　　 ,
　　　　　　　　　　　　　 ／ 　 　 /ニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ'　　　　 ,'ﾆﾆ;　　　/,　　　　 ,
　　　　　　　　　　 　 ／!　　　　 /ニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ{　　　　 'ニﾆ;　　　/,,.　　　　ﾟ，

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　――――　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　／: : : :/: : : :} : : )h､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ハ／　　-=ﾆニニﾆ=-:} : : : : : :.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿」　レ-=- ,へ　　 　　 -=-: : : : : ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ｀ /　 .:　　　　 ヽ　　　ｖ　-=-: : : :∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀７／　 /　/　　　＼　 :}　　-=: : : : :v
　　　カドック、アルバイトを捜しているの。　　　　　　　'　　　.:　ﾊ　　　　　ﾊ人　　}八＿ ノｖ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }　{i　　　　　 /＿ ､　レ､〉乂X{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　 }　{i　　　}　:/　　　}　　　}　 ¨¨}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人　　,':}　{i　　 八ｲｬ===ｧ}　　 ﾊ　　 /,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 )／　} 　 　 /　　 乂ツ :} 　/ : |　 　 /,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 | ハ八ノ '　　　　 　 八/ : : |　　　 /,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／´¨|ﾊ　 　 、　,　　／へ、_ _.|　 　　 /,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　〈〉 |　 |＞､ _　..イ∧)　 人　＼　　 　./,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　 〈〉 　 |　 |　　∨:::　 ／´¨　　<>　＼　 　.∧



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　　　 　 ＿＿＞ 　 　 　 ―＜
　　　　　　＞ ／　　　　/　　　＼
　　　　 ／　/　　　　　/　　 　 　 ＼＿
　 　 ／ 　 /　　　／|/ 　 　 　 　 　 く⌒
　　 ￣/　｜＼＿　 　 ､_|_／　　　　　＼
.　 　 /　/｜/＿,,|　　　八Λ|　　 | ＼厂　　　　ああ。学業も疎かにしたくないし、
　　 /　/　　┬─| | 　/──|／　|　く　　　　　　なるべく時間に自由のきく働き口が
　　 ￣|　八/V;;;;ﾉΛ/　Ｖ;;;;ノ　Λ| 乙　　　　　　ありがたいんだけどさ。
　　 　 |/|　〈　￣ 　　　 ￣ 　/[||┘
　　　　　|ィ个=--　´ ┬=≦ﾆ〉
　　　　　 　 |ノ〈ニニニニニ〈
.　 　 　 　 　 ／〉ニニニ／￣ ＼
　　　　　　／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|

　　　　　　　　　　　　　　 ／レ´-========-
　　　　　　　　　　　　　　{　 {´／　 ノ{　　　｀ヽ )h､
　　　　　　　　　　　ﾉ｀ヽｖ>　 )　／　 {　　　　 ∨　'，
　　　　　　　　　　 {　　／¨￣　'　　　　　　　　 ∨　:'，
　　　　　　　　　　 ﾊイi　i　　 /　　　　　 　 　 | :∨
　　　　　　　　　　　　|i　{ 　 .:　 .:　　{ 　 　 　 |　 }　 |　　　　　　それなら、私の叔母さんの仕事を手伝ってみない？
　　　　　　　　　　　　|i　{ 　 :{　 |: 　 {　　　レｲ　 }　 ﾄ　　　　　　 やる気なら、紹介してあげるわよ。
　　　　　　　　　　　　|i　{ 　 :{　 |: 　 {　　／-八　ﾊ :ﾄ､｀ヽ
　　　　　　　　　　　　|i　| 　 :{　人八{　 ,'ｨぅ斧㍉　 人 ＼人　　　職場は学校の近くだし、
　　　　　　　　　　　　|i　ﾄﾍ　{`＾¨¨^^乂{ 弋ソ　}／ {＿」八_　　 福利厚生もしっかりしてるところよ。
　　　　　　　　　　　　|i　ｖ 人{　　　　　　　　 ／　}: ﾊ¨¨　　〉
　　　　　　　　　　　　|ﾊ　∨ヘ　　 ｒ　ｧ　 　ノ´¨八　ﾊ }　 /
　　　　　　　　　　　　|人　∨/{::>､ _　 .:≦＞}　}:　:}　 |レ
　　　　　　　　　<´¨¨==∧　∨: .　　　,': }ﾆﾆ }　}=- ､ :|
　　　　　　　　　人ﾆﾆﾆﾆﾆ｀ヽ)- ､　　, ‐}ﾆﾆ } /ﾆ=-入
　　　　　　　　 {-_-_-＞ﾆﾆﾆﾆ=て＞-‐<ﾆﾆノ'=-／-_-}
　　　　　　　　 {-_-_-{-_-＞ﾆﾆﾆ∨〈〉ｖ「¨¨ヽ.／-_-_-_}




　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､.,,,＿　｀ ､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,..､､､..,,_｀`)),..､､ -‐=‐
　　　　　　　　　　　　　　　 ､丶`｀｀`～､、　ヾ､丶`｀｀｀`丶、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 , '´'"ﾟ~￣~ﾟ＞､ Y⌒ヽ ｰ=＝ミ、＼
　　　　　　　　　　　　.,,__,,ノ　　　/　　　　　/∧　}〉　｀丶､　`､
　　　　　　　　　　　　.,,__ア　　 /　, '´γ'"　　 }　 ､､.,_　　ﾟ,　 ﾟ,
　　　　　　　　　　　　.,,__,,ノ 　 ′,′　; 　 __,,ノ ﾉ　 　 ｀ ､ 　　i
　　　　　　　　　　　_,,≫ 　 　 {　i{　　人　_,,.､ `　 }i　　　 )'　`　､.,,__,,.
　　　　 　 　 　 　 　 ⌒ﾉ　′,从ﾘ ／　 )　!　　 ,,ノ杙　　　 ﾄ.,_,､ヽ⌒
　　　　　　　　　　　__彡 /　　　　 j i　　,,ノ　_,,,..､ィ　)' i　　 {从
　　　　　　　　　　　⌒7ﾊ ∧　_,,.ノj{ｉⅱ　ⅰ '７1 ﾉ　 ノ　i.,,人,,_　　　へえ、君の叔母さんも日本にいたのか。
　　　　　　　　　　　　 　 }　　 茨葹ﾘ八 　 !　{-iﾙ'´　　 ﾉ.,,__ア⌒
　　　　　　　　　　　　　メ、.j　ミ｀”~ 　 ))h､N筵筬___彡 _ノ(　　　　　 君が太鼓判を押してくれるなら安心だ。
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾊﾞ ､(　　　 ⅰ　 　 ｀ﾟ”´_ア_,ノ(⌒)　　　　　お願いできるかな。　
　　　　　　　　　　　　　　　} i 〈｀`　　 ,　 　 　 　 ,ふ ))⌒
　　　　　　　　　 　 　 　 .,,ﾉ人ム 　 ､､..,,_　　　‰人(
　　　　　　　　　　　　 ,ｨi((（.,,ﾉj」 `､　　｀`｀､ィ(λぅo｡.,_
　　　　　　 　 　 　 ,ｨi{:i:i:i:i:i:i:i:i:i] 　 `ー='"　 /{:i:ii:i:i:i:i:i:i:i〕ｈ､
　　　　　　　　 　　`'寸h｡.,,_:i:iｱ　 `':,　／　 ,ﾞ :[:i:i:i:i:i:i:＞ ゛７
　　　　　　　　　　　　 ﾏニニ}h､　　 }:;　　 /　j ＞ ゛=ﾆニ/
　　　　　　,,_,,､ィﾆぅY二二ニﾆﾆ}h､,,__,,.､､rｾ〔ニ冖￢==￢ァ　
　 ,､rｾだニニニニニニニニニニﾆ「ニニニニニニニニﾆ,′

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆ二二ニ=-
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 ‐=ﾆ=-　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　／∨　　＜＞ ――― ＜＞　∨
　　　　　　　　　　　　 {　　:}＜＞/　　 /⌒¨　 ､　　　<>ｖ
　　　　　　　　　＿＿人__/　 　 ,'　　 .i　　　　　 ヽ　　 ＼)､
　　　　　　　 ＜　　　0O ｀ヽ　 .: 　 　:{　　　　　 　 ＼　　∨〉
　　　　　　　　　＼ ＿人　　}　:　 : 　 {　　　　∧　　　　 　∨〉
　　　　　　　　　　　// }　¨¨ヽ　　.i　 :{　　　　{ハ　　 |　 ＼V人　　　　あ、もしもし叔母さん　。カドックがＯＫだって。
　　　　　　　　　 　 ﾚﾄ､} 　 :|　 |　 |　 {ﾊ　　　{⌒}　　:| 　　　｀ 二 フ
　　　　　　　 　 　 　 |　}　　|　 |⌒|　 {ハ　　:{ｨ笊う㍉　/}八 ハ
　　　　　　　 　 　 　 | 八　 |　 |ｨﾁ笊㍉人　 {　乂ツ ∨ｖ〉　| 　|
　　　　　　　 　 　 　 |'　| ＼}　八乂ツ　　 `¨｀　　　 .:- ': :　:|　 |
　　　　　　　　　　　　　 |　　)八∧　 　 　 ' 　 　 　 人: : : :　|　 |
　　　　　　　　　　　　　 |　 /　O: : >.　 　 ｖ ァ　 ／}　∨: : : |　 |
　　　　　　　　　　　　　 | , '　ノ}: :/　 {::≧ｓ。_／|::ﾙ　　∨: ::|　 |
　　　　　　　　　　　　　/ 　〈／ 人　 ∨::}=====ﾙ　r─－‐､.|　 |
　　　　　　　　　　　　 '　　: : ／　　 　 ∨}{==}{/　 _|　 ___　 | ＼ |
　　　　　　　　　　　 /　＞ ´　　　〈〉　　∨ﾆ, '　　　|　 冂|　|〈〉＼
　　　　　　　　　　　,' /　　　　　　　　　　 ∨　〈〉　｜　〒'　|　 　 ＼
　　　　　　　　　　 ,ﾙ〈〉　　　　〈〉　　　〈〉人＿　／ |　ｆ,ユ...」　 〈〉 　 ＼
　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　 ／ {/////　'¨¨二ｱ__　　　　　　　 :､
　　　　　　　　 ／　〈〉　　　〈〉　　 ／::::／{¨(¨く　　　ゝ―ｧ'　　〈〉　　　　　 _
　　　　　　　／　　　　　_ ...　 ‐＜¨¨ 　／}　　 人　　／¨¨,'＞:.　　　　　　〈人




　　　　　　　／/ {'~~　-======- 。
　　　 ＿＿,{　{　 レﾞ~ ／　　　 ｀ヽ　 )h､
　　　 ＼｀ヽ＼_／　／　　|　 　 　 ∨
　　　　 />― ｧ'ヽ '　　 　 |　　　 　 ∨ 　 /,
　　　　/　　,ｲﾍ 　＼__　　　 　 　 　 ∨ 　 /,
　　　 ,¨¨¨¨//　¨¨　⌒ 　:|　{i　 　 .:ｲ
　　　　 　 // |i 　 i|‐- |　 |　{i 　 ./ :} :} 　 i}へ
　　　|{　 人__.|i 　 i| 　 |＼|　{i　 /／} ﾙ　 i}　 |＼
　　　|_／乂∨i 　 i|笊ぅぇ､八 仆,ｨぅｱ / ./ 　 |　　　　 今、近くにいるからここへきてくれるそうよ。
　 　 「乂X∨∧　 i| ゞツ 　　 ＼〈ﾂ　 　/ 　 ,
　　 ∧乂∨ /∧　乂__　　　　　､　／}ノ　／
　　∧乂∨　 /∧　 {⌒　　　＿　　　八¨　|
　 〈＿／　i 　 /∧ 人　　 (　∨　 ／:: :　　|
　　|{　 |　 {　　 ./ 〉〈〉_＞:....　_ イ: i}: : :　　|
　　|{　 |　 {　　/ /≧=- ､ ,〈＿: :| ::i}: : :　　|
　　|{　 |　 {　　〉'　　　　　＼)＼　ヽ}: : :　　ﾄ､
　　|{　 |　 {　:/　　　　　　〈〉 ﾞ~¨∨　＼)　人 ヽ

　　　 　 　 　＿＿＿＿| 〉
　　　 　 ＿＿＞ 　 　 　 ―＜
　　　　　　＞ ／　　　　/　　　＼
　　　　 ／　/　　　　　/　　 　 　 ＼＿
　 　 ／ 　 /　　　／|/ 　 　 　 　 　 く⌒
　　 ￣/　｜＼＿　 　 ､_|_／　　　　　＼　（学校の近くって、どういう仕事だろう?）
.　 　 /　/｜/＿,,|　　　八Λ|　　 | ＼厂
　　 /　/　　┬─| | 　/──|／　|　く
　　 ￣|　八/V;;;;ﾉΛ/　Ｖ;;;;ノ　Λ| 乙
　　 　 |/|　〈　￣ 　　　 ￣ 　|/[||┘
　　　　　|ィ个=--　´ ┬=≦ﾆ〉
　　　　　 　 |ノ〈ニニニニニ〈
.　 　 　 　 　 ／〉ニニニ／￣ ＼
　　　　　　／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/／__/＿/ /　|　　ヽ　＼＼ ',
　　　　　|┃ 　　　　　　　　　　　r┴'　/　/ ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ
　　　　　|┃　　　　　　　　　　／／ /　　　 / ,、∨,、　 ＼ヽ 　＼＼
　　　　　|┃三　　　 　　　 ∠..ノ　/　 /　 / ∧ヽ|/∧ヽ　 ヽ＼　 ヽ ヽ　　　　　待たせたな。
　　　　　|┃　　　　　　　　　r'　/ ,'　 /　 /l /´｀"ﾞ｀´ ',　!　､ 　 ',　ヽ＼}
　　　　　|┃　　　　　　　　　|　{　l 　 ﾘ　,' 从　　　　　ﾘ |　 〉　　}　 }　ﾘ
　ｶﾞﾗｯ.　|┃　　　　　　　 ／ﾚﾍ　|＼トﾍ匕Ｌ..＿,.　､__/厶∠L／ ｌ　ｌイL
　　　　　|┃　 ﾉ//　,ィ ´　／　∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､　　 ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ　ヽ＼ー- ､
　　　　　|┃三.　　/　　／-ｰ彡'´|l　lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ　＼
　　　　　|┃　　　_,.〉＜´　　// 　 |ｌ　トゝﾐ彡'7 　 | 　　　 ／／,'　|ヽ　　　｀¨ ｰ-　　ヽ
　　　　　|┃　　　　　　　　//　　 |ｌ　|ヘ三彡ﾞ　 ┘'　　　,.ﾌ　/　 ｌ　 ＼　　　　　　｀¨＞ｰ ､
　　　　　|┃三　　　　　 ,'/ 　 　 | ', ヽ.l｀マ{　ゞ二.Tミ、／ｌ　l　　|　 　 ヽ　　　　　　　 〉 　 ',
　　　　　|┃三　　　　　 / 　 　 /|　ｌ　ｌ|　　＼　 　 |ヽ|´　｜ ｌ 　ｌ| 　　　 ',.　　　　　　/　　　l

　　　 　 　 　＿＿＿＿| 〉
　　　 　 ＿＿＞ 　 　 　 ―＜
　　　　　　＞ ／　　　　/　　　＼
　　　　 ／　/　　　　　/　　 　 　 ＼＿
　 　 ／ 　 /　　　／|/ 　 　 　 　 　 く⌒
　　 ￣/　｜＼＿　 　 ､_|_／　　　　　＼　　　 ━━┓┃┃
.　 　 /　/｜/＿,,|　　　八Λ|　　 | ＼厂　　　　　　 ┃　　　━━━━━━━━
　　 /　/　　┬─| | 　/──|／　|　く　　　　｡　　 　┃　　　　　　　　　　　　　　　┃┃┃
　　 ￣|　八/V;;;;ﾉΛ/　Ｖ;;;;ノ　Λ| 乙　　　　　　　　｡　　　　　　　　　　　　　　　 　　　┛
　　 　 |/|　ゝ'ﾟ　　　　　　　≦　三　ﾟ｡　ﾟ|　　　　
　　　　　|ィ≧　　　　　　　　　三　＝=-|
　　　　　 　-ｧ,　　　　　　　　　　≧=-　。
.　 　 　 　 |ｲﾚ,､　　　　　　　　　＞三　　｡ﾟ　･　
　　　　　　 ≦｀Vヾ　　　　　　　　ヾ　≧
　　　　　　 ｡ﾟ　/｡･ｲﾊ ､､　　　　　｀ミ　｡ ﾟ　｡ ･

　　　　　 　 　 　 　 　／　／　　　 ヽ　　 ＼　　　　　
　　　　　　　　　　ノ , '/　 '　　 ヽ　 　､　　ヽ　　　　　
　　　　　　　　　 〃 　{八人　 八ﾊ人ﾊ　ｌ .|　　　 こ、こここここ校長？
　　　　　　　　　人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人
　　　　　　　　　 　从 ﾘ<◎> 　<◎> 从|ﾉ从
　　　　　　　　　　从 ﾘ ゞ≠＿＿≠ 从|ﾉ从
　　　 　 　 　　　　　 |ﾍ　　 |:::::::|　　　| |/　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　ﾚ/⌒l,`ｰ'_,　イァﾚ　　　　　　　　
　　.　　　　　　　　 　 /　 /::|三/::/／　 ヽ
　　.　　　　 　　　　　 |　 l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ヘ､＿＿＿　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,心､_| ハ ＼ﾐ＼　＼ﾍ癶､ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ　 ヽ　｀ヽ　＼ｰ' | はじめましてカドック君
　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　　/　 |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　〈l 　lﾊ　　ゞｊノー--H/､|　} lﾊ ＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　 ／/ / Nゝ!'＾｀ヽ　 ~''´_,z≧､_N | l ∧　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /　 l　{イ弓彡､ﾐ_ｊ　　､_´￢‐’='＾ｊ/ l　ﾊｊ)ハ
　　　　　　　　　　　 　 　 |　 l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/　　　　　　　　ﾟ // /ｲ 〉　|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ　r､　　　　　　!ｲ/ /ﾄ! }　|　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､|ﾐ彡彡{　　　　　　　　　　ス//|rノ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー'　　　 ｊ/´|　!　| f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　| l∨辷/　　　　　　　　　　　|　 |　!　| | アナスタシアの叔母、バラライカです☆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ll ＼払　　　´ ﾐ　　　　　 /|　 |　!　l ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂
　　　　　 　 　 　 　 ／} 　 　　 　| |l　 l＼}　　　　　　　　 ／ｹl　 |　　 |　
　　 　 ヾ 彡＼　／ｰ'/ 　 　 　 　! li　 | ｌ |＼　　　　　　 　 　 |　 |　　 lヽ∫
　　　　／｀ヾ ／　 ／ 　 　　　 ノ|　l　 | llﾊ ::::＼ ＿ ィ　　　_ｨ|　 |l 　 r_i~＼
　　 ／　　／　 ／ ＼─‐-､_/ム|　 l 　l／ﾊ　　ヾ壬/　　 ｀ヾ|　 l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
　　|　_／　　／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| 　ｌ　|三∧　　 　_ _ 　 　__,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ
　　ヽ　　ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ 　 │!　lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ
　　　l　　　　 _／　 〉:::::::::::::::::::::::/　 ﾉ　|　　/　　　　　ﾉ　　　 ', 　､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
　　　|l　　　 　　 .ィ:::::::::::::::::::::::/　ﾊ/　 l ─--､　　　く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__:::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　へ　｀ヽ
　　　　　　　　　　　 <¨｀ｙ―ｧ　/ }　　ヽ
　　　　　　　　　　 　 ∧{¨)¨/ .:　.:　 : 　 :.　　 ＼
　　　　　　　　　　　 ,　/＾ .:　 .i　 :　 } 　 .}　　ｖ⌒＼
　　　　　　　　　　　/　{}　 {　 {　 {　 }-―}_.}　 ∨
　　　　　　　　 　 , '　　|　 .∨.{　.八/ｚ==ﾐ ﾙ　 ∨　　　うふふ、びっくりしてるびっくりしてる
　　　　　　　　 ／　　　| (　 ∨¨¨^　　　　.,'　　　∨
　　　　　　　, '　　 　 .八 ヽ､_:≧　　_ ,　 ∧　　　}
　　　　　 ／　　　　 /　 ゝ-->:..../≧ ..イ .人　　.:　 :.
　　　　／　　　　 , '　　＿＿/　/ '三ﾊ { '　　＼八　 ∨
　　 ／　　　　　　　 , '　　　〈〉/ 　 -ﾉ¨¨¨¨¨¨¨｀ヽ
　／　　　　／　 　 人 　 〈〉 /　　　}　 〈〉　　　 〈〉 ｖ　∨
　　　 　 ／　　 　/-_-＼　 /　　 ／}　　　〈〉　　＿人　∨
　　　.／　　　　 /-_-_-_ ∨　-===-' ､　　　 ／-_-_-∧




　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　./ヾゝi|i///}　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　|　　　　　　　　i　./　　　,　 /、＼ ||///;|　 ,　　　}　　　　　　　　＼
　　　　 /　　 ,　　　　　 |　|　 ,　/| ./;.　　　　　　/／|　　/　　　　　　　　 　 ｝
　　　　｛,、　/　.　 |　　 || .||　|/;;;;|/:::　　　 　 　 "　 |　 /i　　　　　　　　　 /
　　 　 　 |　.ﾄ、　　|　　 |.|.|.ヽ|ー―- 、　　　　　＿__|_./_.|　 |　 i　　　　 　 ＼
　　　　　 ＼|　.　　ﾄ 、. | ﾘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.　 　 　 ´　　.|/　/／|　｜　　　　 、 　）
　　　　　　　| /＼ .|　＼|__,. =＝=.._;;;;;;;;　　　　　＿＿＿"　/／|　　　　　/ヽ/
　　　　　　　/{ b,. ｿ＼从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　 ｨ　(。)　ヽ ."　/　 ,　 　 /　自分でいうのは何だが……
　　　 　 　 /　＼{ ＼＼|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　　　⌒"'ー｡　　/ .／　 ／|　 私が親族だと知れると、その、
　　　 　 ／{　　　|＼ ミ=‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　/　　　　　　 　 　‐=彡" /／|　｜ 姪の交友関係に支障をきたす例が多くてね。
.　　　／　 |i　 　|　　ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　 、 , 　 　 　 　 　 　 ／ .／|ノ .|.　 |
　 ／　　／|i　　|　　∧;;;;;;;;;;;　　　　　　　　　　　　　　‐=彡／　.||　　|　 |
　( 　　 ´　 .|　　| 　 ' ∧;;;;;;;;　　ー- ..,,____　　 ,　　　　　　/　 　|.|　　|.　 |
　 ゝ　　　　.|　　| 　　.| 　 ;;;;;;;;; 　 　　__　　￣　　 　 　 ／　　　| |　　| 　.|
　/　　　　 .i|　　|　 　 |　| ＼;;;;　　　　　　　　　　　　／/ 　　　.| .|　　ﾄ.、|＼
　{　　 　　 |.| 　 |　 　 |　| 　 ＼　　　　　　　　　 　 "// 　　 i　|　|　　|　＼　＼
　|　 　 　 / | 　 |　 　 |　| 　　　 　 、　　 ,,..　　'"　/| {　　　 |　|　|　　ﾄ、　.＼　＼
./　　　　/　|| 　 |　 　 |　| 　　　　　 ｀ ´　　　　　/　| |　　　ﾉ　|　|　　| .＼ 　 ＼　＼

　　　　　　　　　　　　 _,,. -─-　.＝= -,..-‐､
　　　　　　　　　　. _,厶-ク　　 ＼v｀ヽ＼´-　ヽ
　　　　　　　　 ／　　 /　　,ハ　　　ﾊ 　ﾊ　　　}
　　　　　　　　/ 　　 /ｲ　 /ヽﾍ/r､_},ﾊ　//　　ヽ　　　　秘密にしている、というほどではないが、
　　　　　　　 {ｲ /!仏ﾑﾍ/ 　　｀ｿｲ　ﾘi // 　　　|　　　　積極的に公表はしていなかったんだ。
　　　　　　　　Vi ﾊ　●　　　　●．^ヾｲ} ﾘ|　　 |
　　　　　　　　ﾊ/||ミ彡》､_,､_,　/// / |ﾉ| |　　　|　　　
　　　　　　　　 ＼ﾄゞﾐゞ　ヽ._）　　 /　|　｝ |　　　|
　　　　　　　　　　 |　|＞ ｧr‐七⌒ |　|リ　|　　　|
　　　　　　　　　　 |　|/ {メ^く_/　　|　|ヽ　|　　　|
　　　　　　　　　　 |　ﾄ　/:∧∨　〉 |　ﾄ　　|　 　|




　　　　　　　　　　　 　 ､丶｀..,,_　 ｀`丶、＞'"~｀`丶､.,,__,,
　　　　　　　.,,＿,,.､ヽ` _,,...､､､、 Ｙ⌒ヽ ､、　寸'～、`'＜
　　　　 　､.,,__,,＞ ゛ヽ`　　 　,〕丶、 、 ﾟ:,　 丶､ 、　　　　｀``ア
　　 　 　 　 >'´/　 　 　 ／　 〕　　`, `､ ﾟ，　　｀､、　　　`'＜.,,__,,.ノ
　　,(　 　 /_,, ,′　 　 :'　　 　′　 ,′ ﾟ,　,　　　 ﾟ,　　　　　　　　/
　 人｀``｀　　{　　　 /　　　 ,′　 //,　ⅰ.:　　 　 }　　 　':,　　､ｲ
　γ"''～､､ィ~)　,,..、　／　/　　　/　 　 ! ;　　 　 ;　 　 　 ﾟ,　　｀ ー=ァ,
⌒! ､.,| 、~"''～'　 ﾉ　　　 ﾞ　　‰′　　ﾉ　　　　　　　　 　 }　　　　／/　　（校長のアルバイト……）
"''i　.,,j　)h､.,,_,,､‐゛　　／　､‐゛ ,′　 　 　 　 　 　 　 　 　 ;
　j　 7　 」＞, ヘ.,,__,,.､丶`　 　i{　　　　　　　 　 i　　　　　,′　　／
..,′/、.,,,_／　 ,.､､ィ　′ 　 　 ﾔ　　　　i　 　 　 }　　　　/(,_,, ∠..,,__,,
〈　 　　⌒　／　 /　 i　　 　 　,乂　　　 |　　 　 ;　　　　、　　　　／
./,　　 　 　 `,　 ,′i i　ⅱ　　,′i　　　.圦 (　,,ノ, 　 ト (　＼　 ｱ゛
.　ﾟ, 　 　 　 ！　 .八ハ从　∧　ト､、　ﾉ　＼　i iγ､{　)' _,,､‐゛
γム　　　　 ﾟ,　　　　 γvﾉｰ-h､.,,_`'～、　 ; .}ﾉi　i　〉,　　ア
. }　'∧　　　　∨　 !　 ｉ{ｰ=セ箝ﾃ'ア 　 }　 :ﾞ ,ﾞ　｝:i /　　くうぅo｡.,
. }::.::.:寸､.,,_　　 '/ﾉi　 八~"'' …'`゛　_,,ノ! / ﾚ　〈ノ ｉi .! 「⌒:i:i:i:i:))〕､､、
ⅰ:.::.::.::.::.::.::｀``｀.:j}乂(_,,.　　Ｕ　　　Ｕ　 八　　γ!]{]从ﾙ寸:i:i:i:i:ｱﾆ!.:::. ﾟ,
ⅰ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.,ﾞ`～､.、　　　　Ｕ　 　 　 　 /　　j　　　 `'芍/ﾆ∥;;;;;i.:',
∥ .:.::.::.::.::.::.::.::.::/　 　 乂__　_＿,,,..､、Ｕ　 ,ふ:.:.. ,′　　　,ｨi{　ｰ{{;;;;;;;;|.::ﾟ:､
{{や.::.::.::.::.::.::.::.::ハ　／.::.:ム⌒　｀”~ ｀_,.ィ(::.:.. . ,′　　,ｨi{ニニﾆﾘ;;;;;;;|::.::.::＼
ｉｉ.:∨.::.::.::.::.:::／.::.:}７.::.::.:://ﾑ,___,,,.､rｉ｛::.::..:.. . . /　_,.ィ(ニニニア;;;;;;,ｨj::.::.::.::.::.＼ー ､
ﾔ::.:`::.､､丶｀.::.::.::.从.::.::.////ニニニﾆア゛.,,:. ,:ﾞrｉ｛ﾆﾆニﾆﾆ／:;/／　,′.:.::.::.::.:.:.:)i;;:.:.:＼
:j::.::.:.:.::.::::.::::.:::::／.::.::.::.///,たニﾆﾆｱ゛,.､ｬﾔ゛-＝ニニニｱ゛ﾆ/'　　./ . :.:.:.:.::.::.::.::./.::.::.::.::.＼

ﾊ /,　　　　　　　　　 |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ 　 / 　 ,　/　　 　 |
　ゞ| ﾊ　　　　　　　　 !三　ハ　 ｀ヽzk　　 /　／　'　　j }.　/
　/从ﾊ　　 ﾊ　　　　ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡　　　 　 ,ｲ彡'
./　　　j＼ {＼　　　ﾊ从　三　三ﾊ　　 ,:'　　 ,:　　／´
.　　　 ,　　ヾ;　＼　八三　三　三}　　 i=＝彡'´
.　　　,'　　iｿ　 |　{ﾐーﾞ 三 三りヾ'　 　 :　'´　　　　　　　 どの業界も有望な新人の獲得には
　　　i i.　 | 　 iﾊ　ﾏ三__三／　　 　 　 ﾏ　　　　　　　　 苦労しているものでね。
　　　| |　 i　　i |ﾊ　ﾏ　 ヾﾉ　 　 　 　 　 ﾏ
　　　| |　 |　　| |ii{＼ﾏ　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　今回の騒動で、君の判断力、
　　　| |　 |　　|､ヽ三ゞ.　　_　 　 　 =-　　.ノ　　　　　　　機転の鋭さには感心させられた。
　　　| |　 |　　| ＞｀ヽ 人。:､｀::.､　 ,'´￣ 　　　　　　　　是非とも私の配下として、
　　　| |　 |　　|彡'　｀ヾ　 :､::.＼__Yj　　　　　　　　　　　 末永いおつき合いをお願いしたいものだ。
　　　| |　 |　　|　　　　　　　_. シ　
　 　 ﾊ! 　|　　|　　　　　, '´

　
　　　　／
　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　へ　｀ヽ
　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 <¨｀ｙ―ｧ　/ }　　ヽ
　　　　チェンジ、チェンジ、チェーンジ！　　　　　　　　　　　　∧{¨)¨/ .:　.:　 : 　 :.　　 ＼
＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　/＾ .:　 .i　 :　 } 　 .}　　ｖ⌒＼
　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　{}　 {　 {　 {　 }-―}_.}　 ∨
　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, '　　|　 .∨.{　.八/ｚ==ﾐ ﾙ　 ∨　　　うふふ、楽しそう。
　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　| (　 ∨¨¨^　　　　.,'　　　∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , '　　 　 .八 ヽ､_:≧　　_ ,　 ∧　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 /　 ゝ-->:..../≧ ..イ .人　　.:　 :.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　 , '　　＿＿/　/ '三ﾊ { '　　＼八　 ∨
　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　 , '　　　〈〉/ 　 -ﾉ¨¨¨¨¨¨¨｀ヽ
　 ／　　　 不可だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 　 人 　 〈〉 /　　　}　 〈〉　　　 〈〉 ｖ　∨
／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　/-_-＼　 /　　 ／}　　　〈〉　　＿人　∨
　　　　　 す・え・な・が・く　　　　　　　　　　　　.／　　　　 /-_-_-_ ∨　-===-' ､　　　 ／-_-_-∧

＼　　　 お付き合いを頼む。
　　＼
　　　 ＼

┌──────────┐
│　同日、国内某所　　　...│
└──────────┘

　
．　’、′‘ ・．　’、′‘ ・．　’、从へ从へ人へ从从へ从へ人 ・．　’、′‘ ・．　’、′‘ ・
・．　’、′・．　’、′‘ ‘从へ从へ人へ从　人 从へ从へ人へ从・、′‘ ・．　’、′‘
′‘ ‘ ・．　’、′‘ ・Σ（　（（　　　⌒　⌒　）　）　　　）ζ′‘:　；　゜+°′。．・”；　’、．・”
‘ ・．　’、′Σ（　（　（　　）　））　　）ζ Σ（　（　（　　）　））　　）ζ へγ．　’・．・”；　’、
．　’・．．　’・．从人 ‘ ・．　’、′‘ ・．　’、 人人　’、人人　’、′‘ ・．ζ　．・”；　’、
　　　＼ γ 　 γへ从　⌒从へへ从・．　’、）　 ・．　’、′））　⌒　　）　） ”；　’、
　　　 ヽ　 γ　((　 人　 　　）） 　　λ　λ 　）　（（　 （　（　　（（　））Ｍ
　ヽ　Σ（　（（　　　⌒　⌒　） 　 　_）＼_)＼　　人　　从　（　ｿ从へへ从／
　　＼　　Σ（　⌒（　⌒　）　　 ﾉつ>　）　）从_）从　）　））从へ从へγ　／
　　　＼ヽｿ　）ゝヾ　　（ 人　 　 γヽ从_） 从_）　　（（　（　⌒　　））ζ　）　／
　　　　＼　Σ⌒：：）　　:）ζ;;从　 ⌒　）　_￣　,ﾉ　丿人（　　（（　））　　／
　　　　　＼　：；从へ从へへ从_~￣　　从へ　从へ从へへ从γ　　／
　　　　　　＼（　⌒　⌒ 　　⌒（__｀__)~＾（　⌒（　⌒（　⌒　）　　ζ／

_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人人_　.
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）. 　　　　　ナントカカントカ　パトローナム　　　　　　　　　　　　(
ﾉ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .(,　
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　　　　　　　 ＼l ＼　　｀ﾆﾆ´ .:::::／　:::`　 *ﾟ 　　
　　　　　 。*･ﾟ　` 、ヽ,,-‐、i'　／ V :::::::::::☆ 　　　
　　　｡ ☆　　　　　ヽ. ア介ー-､＞:::::::::::::::::*`:.
　　 ,*　　　 ,､＿＿ノ //| |　　　ヽ:::::::ヽ*ﾟ::::::::::::ｉ
　　 +　 　 {[　 　/　 |_| ヽヽく｀ヽ　＼☆::ｉヽ:::::::::|
　　 `*｡ 　 {[ 　/ ／＼　　　人+ﾟヽ*`〉､::| 　ヽ:::|ﾟ+
　　　　☆ 　{[|／　 /　＼☆｡+ﾟ＼`彳ｱヽ 　　ヽ|　ﾟ*
　　　 　 　`・+。・+。-**ﾟ∨ ＼ｨ彡 `'　　　　　　　☆
　　　 　 　 〈＿／ミニミニ＝彡"　　　　　　　　　*ﾟ
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|　 |:::::|　 |　 |　 y仁|| : : : : : : : : : : : : : : | |　 　 |─┬─┬─┬─┬┴┬┴─┬─┬rﾍ
|　 |:::::|　 |　 |　f| |　||￣￣￣￣￣￣￣.］:|　 　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|　|
|　 |ニ|　に二二二二二二二二二二二.| |　 　 |二二二二二二二二二二二二二二二二ｺ
|　 |:::::|　 |三}| |　rｭ　ｔｭ　| l |＝i＝i＝| l | |　 　 |＝＝| l |＝i＝i＝i＝i＝| l |＝i＝i＝ｉ＝|　|
|　 |:::::|　 |三}| |　　□　　| l |＝i＝i＝| l | |　 　 |＝＝| l |＝i＝i＝i＝i＝| l |＝i＝i＝ｉ＝|　|
|　 |ニ|　に二二二二二二二二二二二.| |　 　 |二二二二二二二二二二二二二二二二ｺ
|　 |:::::|　 |三}| |　rｭ　ｔｭ　| l |＝i＝ｉ＝ ｨ升爻彡癶 ＝| l |＝i＝i＝i＝i＝| l | 　 ┌┐ 　 |　|
|　 |:::::|　 |三}| |　　□　　| l |＝i＝ｉ= ﾐ爻彡ミ爻彡ﾐ　| l |＝i＝i＝i＝i＝| l | 　 └┘ 　 |　|
|　 |ニ|　に二二二二二二二二二　彡ミ爻彡ミ爻彡ニ二二二∠二ヽ二ヽ二ヽ二二二二ｺ
ｯﾒ从xj　 ||￣| |￣￣ ﾐ爻彡ﾍ.￣￣ 爻彡ミ爻彡ミ爻 | l |＝i＝ｉ ||::::::::||::::::::::::::::||=i＝ｉ＝|　|
ミ爻彡　 ||　 | |　　　巛爻彡ミ　　　ミ爻彡ミ爻彡ミ.=| l |＝i＝ｉ ||::::::::||::::::::::::::::||=i＝ｉ＝|　|
ｰＶＶ｢￣下vtrvtrvtrvﾞ｀}i:i:i{´rvtrvtrミ爻彡ミ爻彡tzvtrvtrvtrk||::::::::||::::::::::::::::||rvtrvtrvtr
　}i:iil匕L上＝＝＝＝＝ｯ仁工工工工工工工工工工ﾘ───:||::::::::||::::::::::::::::||────
￣￣∠三三三三三三ｱ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　 ∠三三三三三三ﾐｱ　　　　　＝＝　　　　　＝＝　　　　　＝＝　　　　　＝＝　　　　　＝
∠三三三三三三ミｱ





　　　　　 ,r=ヽ、　　　　　　　　　　　　r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
　　　　　j｡ ｡ﾞLﾞi　　　　 rﾆ二`ヽ.　　　Y",,..、ｰt;;;;;;;;;;;）　　　　　　　　おおっ、信じられん。
　r-=、　l≦ ﾉ6)＿　　　l_,.､ヾ;r､ﾞt　　 lｦ '・=　 ）rテ-┴- ､
　｀ﾞゝヽ、`ｰ!　ﾉ::::::｀ヽ､ L､ﾟﾞ　tﾉ`ｿﾞ`ｰ ﾞiｰ'　 ,r"彡彡三ﾐミ｀ヽ.
　　にｰ `ヾヽ'":::::::::::: ｨ"^ﾞiﾌ　 _,,ﾉ　,　　ﾞtﾌ　ﾞゞ''"´　　 ﾞifrﾐソﾍ,　　　大火災が一瞬にして鎮火した！
　,.、　｀~iヽ､. ｀~`''"´　ﾞt　（,,￣,　frﾉ　　 ゝ-‐,i ,,.,...、　 ヾミく::::::l
　ゝヽ、__l::::ヽ｀iー- '''"´ﾞi,　ヽ　ヽ,/　　　/　　lｦ ｪ｡､　　 〉:,r-､::ﾘ
　W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ､_ﾉｰ‐ﾃ-/　i　/ ,, 、　　 '"fっ)ﾉ::l
　　￣r＝=ミ__ｨ'{-‐ﾆ二...,-ゝ、'″ ／,/｀ヽl : :`i- ､ヽ　　,.:ﾞ''" )'^`''ｰ- :、
　　　 lﾐ､　　／ f´　 r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''"　 ,:ｲ`i /i､ヲﾞi　.:" ,,.　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ
　　　 !　ヾ .il　　l　　l;;;ﾄ､つノ,ノ ／　　 ／:ﾄ-"ﾉﾞi　　,,.:ｨ'"　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.　 　 l　　　ハ.　l　　l;;;;i _,,.:イ　/　　 ／ 　,ﾚ''";;;;｀ﾞﾞ" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　 人 ヾﾆﾞi　ヽ.l　 yt,;ヽ　 ﾞv'′ ,:ｨ"　　/;;;;;;;;;;;;;;r-'"´｀i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　 r'"::::ゝ､_ﾉ　　ﾞi_,/　 l ヽ　　ﾞ':く´　_,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' 　 　 ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　 ｀￣´　　　　 ／　　l　 ヽ　　　ヾ"／　 ｀ﾞ''ーハ.　　 　 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　 ／　　　 l　　ﾞt　　　 `'　　　　 ／^t;＼　　,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;

　　　　 　 　 　 /＼＿＿_／ヽ
　 　 　 　 　 ／　''''''　　　 ''''''　＼　　　　 （この能力……結構応用が効くなあ）
　　　　　　 │:::::::（ー）,　　､（ー） l　　　　　
　　　　　 　│/') 　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,, │　＋
　　　　　　　 /‐:::　　｀-=ﾆ=- '　/
　　　　　　_,,,l ;! |:::＿＿__＿＿/ 　　　　+
　　 , -‐'ﾞ゛　i::.. 　| .ヽ/;ヽj!　`‐-､_ 　+
　　 l 　　　 ﾉ::.　.:|、 .ヽ,:ヽ|　　 <゛~ヽ、 　



　　　 /＼＿＿_／ヽ..　　　
　　／　 _ノ　　　 ～ ＼ 　 　　　　　　　　 （いつまで能力が続くか
.　 |:::::: （─）,　　､（●）|　　　　　　　　　　分からないって話だったけど）
.　 |::::　 　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,..|
.　 |:::::::　　｀-=ﾆ=.／;､ |　　　　　　　　　（人助けをするのは正直気持ちいいし、
　　＼　　 　 / ／　 '‐､>　　　　　　　　　使えるだけ使っとくか）
　　　,ﾉヽ､__ﾉ　　　　二〉
　, ／'"|::::_/ヽ. 　 /:::::ﾂﾞ!:ﾞ､-､_
''":::::::::::/´∨/`ｰ'〉 7:..ヽヽ:.:|:::::ﾞ'ｰ､
::::::::::::ｙ′.: ',ゝ､_/::＼:.:.:| |.ｲ:::::::::|:::!
::::::::／: :／/: : : :|::::::::ヽ::|/:i::::::::::::i::|

┌──────────────────┐
│　 期限が不明のため、　　　　　　　　　　 　 .│
│　 この能力でお金儲けをすることは　　　......│
│　 断念していたダディだったが、　　　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　 後に救出した大富豪より、　　　　　　　　...│
│　 多額の謝礼金を得ることになる。　　　　...│
└──────────────────┘





　　　　　　　　　　　　　+　　　　　　+
　　　ｍ ｎ　_∩　　　　　　　　　　+　　　　　　+　　∩_　ｎ ｍ
　　⊂二⌒　__）　　+　　/＼＿＿_／ヽ　+　　 　（　_⌒二⊃
　　　　　＼　＼　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼ 　　　　／ ／
　　　 　　　＼　＼　　|（●）,　　　､（●）､.:|　　／　／
　　　　　　　　＼　＼.|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::| ／　／
　　　 　　　　　　＼　 |　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　.:::::::|　 ／
　　　　　　　　　　　＼＼　　|,ｒ-ｒ-|　.:::::／／
　　　 　　　　　　　　　＼｀ｰ ｀ﾆﾆ´‐―´／
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　/

　　　　　　　 ／.壱／／万:／|
　　　　 　 　 |≡≡|__|≡≡|彡|＿＿＿＿
..　／￣／／|≡≡|__|≡≡|／.壱／／万:／|
　|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
　|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
　|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
　|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|／

┌───────────────────┐
│　借金の返済を済ませたダディは、　　　　　　 │
│　残ったお金で声優事務所を創設する。　　　 │
└───────────────────┘



　　　　　　　　　　　　　　　　　, -─＜｀ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　＼,ｨ‐'　ﾞｰ'｀ゞ　　　　　 声優と結婚できません。
　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 /　　　　　　　　　　　　　だから、自分で声優を作ることにしました！
　　　　　　　　　　　　 /　 　 　 /＼＿＿_／ヽ　　 ＿_
　　　　　　　　　　 　 /　　　　ノ''''''　　　'''''':::::::＼ヾ　 ｀,ｰ-　.._
　　　　　　　　 　 　 i　　　 r'il（●）,　　　､（●）､.:|.＿ /　　 　 ` － .._　　　
　　　　　　　　　　　ｉ　　　｜|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　i｀ヽ､　　　　　　｀ヽ
　　　 　 　 　 　 　 i　　　　| |　　 ｀-=ﾆ=- '　.:::::::|　 ヽ､　｀ゝ　　　　　ﾉ　　　
　　　　　　　　　／i　 　 　 { ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　ミ､／ 　 　 　 ／　　　　
　　　　　　　　/　｜　 　 　 ｀イ.ヽ、ﾆ__ ーーノ__. -‐'"´　　　　　／
　　　　 　 　 ,'　　 ;!　　　　　| 　';　＼_____ ノ.|　　　　　　　　　／　　　　　　　
　　　　　　　i　　 ,' ｉ　　　　　|　　＼/ﾞ　　＼,|ヽ 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　


　
┌────────────────┐
│　この事業が成功を収めたのか、　 　 │
│　彼の念願は叶ったのかーーー　　　　│
│　それはまた、別の物語である。　　......│
└────────────────┘

┌─────────────┐
│　同日　夕方　鷲宮神社　　　　.│
└─────────────┘


（￣￣'''''''''''''''''''''"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""'''''''） :::: :::: :::: :::: :::: ::
（　;; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; : ; : : ; : ; : : : ::; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; : ; : : ; : ; : : : ::; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; :） :::: :::: :::: :::: :::: ::
.（　;; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; : ; : : ; : ; : : : ::; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; : ; : : ; : ; : : : ::; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; :) :::: ::::_,,(（"::::; :;
:: |｀`'''''""""￣￣''''''''''''"""""""￣￣￣￣'''""""""""'''''''''──￣￣￣￣￣￣￣ ::: :::_,,(（"::::; :;
:: |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,,.．--一────/ _,,(（"::::; :;
　 ｀ `''=──|　 　|───────┤ 　├──────-- |　　 |'''''''''"~~~´_,,,(（　:;; .:;,i':::: :::
:: :::: :::: :i─--|　　 |:: :::: :::: :::: :::: :::: :::: ::| 　　|:: :::: :::: :::: :::: :::: :::: :::|　　 |--─i　（:;;:; Z;;　;;　(:: ::;;::::: :::: ::
┌ ─ ┘ 　 | 　 　|───────┘　 └─────── |　　 |　　 └ ─ ┐　（:;;:; Z;;　;;　(:: ::;;:: :::: :::: ::
│　　　　　 |　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 |　　　　　 　 |.　( （（　::;;;　: :::: ::
└── ─ i　　　|──────────────── ─ i　　 ├────:_,,,(（　:;; .:;,i':::::: ::
;;;::::::::::::::::::;;;:| 納　|＿ ￣￣￣￣￣￣￣~~~""''''''''""""~~~￣￣ |　奉 |._,,,"( （（　::;;;　＿-='''"~
从W::;:::;;;;;W|　　　|　　---＿＿________　　　　　　 　 　＿______＿_.|　 　 |._,,,-":((:　（:;;:;（ ; : ; : : :
I|l|llij;;;;:/:/;''|　 　 |￣!─--i　i__________￣￣￣￣￣ ┌─┬┘ 　 |　　　| ..::从 ;;:f::;;: :(　〔　　 i─
I|l|llij;;;;;;;;//|　 　 |　　　 　 l　l　　　 　 ｉ　i￣￣￣~l　l￣￣　　　　.|　 　 | ..::从 ;;:f::;;: :( └￣　||||
l|ll||l|i;;|l;:;::;│　　 |　 [二二|　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ　　ﾆﾆﾆﾆﾆ| 　| ─┐ 　 　.|　　　|;((;;:::;;;（(:;;: :; ゞ::;;;.. ;;::||||
||l||lji(_);l:l:/|　　　| .| | |　|;;;|　|￣ .|~|￣~|~..|￣￣~| .├─:::::::::::::::::::|　　　|wﾘﾉwv从w从wv从 .||||
|il|ll|l;;;;:ll:l　|　　　| | | .|　|;;;|　|;;;| | | .|;;;;;;;|　|;;;　　;;;;|　|:::::::::::::::::::::::::::|　　　|.|ll ;;: ||ll;; i:: |　　　　 .|||||
|l|lil||i;;;;:ii : |　　　| | |;;| .|;;;;|　.|;;;| | |. |;;;;;;.|　|;;;;;;.;;;;;;;;|　|:::::::::::::::::::::::::::|　　　||ll ;;: ||ll;; i:: |　　　 　 ||||
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　　　）　 |　　　.|;;;::::　　　|　|::::::::ヽ＝＝　　:::::::::::ヽ |　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 　 　├─------"""""".||||
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　　　　　　ゝ─=＿　　　　　::::::;;;;;;;;;ヽ 二二二ソ;;;;　　 　 　 　 　 　 | 　　　|; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;
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　　　　　　　　　　 , ィ／/____
　　　　　　 ／´￣: : :!: : : : : :.｀ヽ
　　 ┌‐ァ´／:/: :.l: ∧: :.!: : :｀ヽ: ＼
　　　Y´:{:/: : /__:ｲ:/　 !__!､:.!: : :ヾｰ ゝ
　　　{:::::/:{: /´／l/　　l/ ｀}:|: : l: :}
　 　 ｀Y: ｲ:ｬ≠rﾐ 　 　 r-=rｧ: :|: :|
　　 　 |∧!:/ r､:::|　　　ﾄｨ,.:} 〉: ﾄ､l　　　　　ふー、今日も境内の掃除、掃除……
　　　　|l: 込.弋シ　 　 弋ﾂ｛ }ｲ:|
　　　　|:!:. ｰﾄ､''''　　｡　　'''ﾉl" l:.|
　　　　|:.ヽ: :|　｀　ｧ-ｬ＜.　 |: :ｌ:.|
　　　　|: :.}: :|　／l ></ ﾄ､　|: :l.:|
　　　　|: :.|: :|/ |／}::::{ヽ!l V: :ｲ.:|
　　　　|: :.|: :| /| { .》::《 | |∧/ !:.|
　　　　|: :.|: :|〉 ｌ ｌ .{:::::} ｌ l　|　|:.:|








　　　　　　 ！｀　､　　 ／　 !
　　　　 　 　 .＼　ヽｪ/　 ／
　　　　　　 ／ '"｀',⌒`く:、｀丶
　　　 　 , ' 　 /　/'|　l、　i l　　ヽ
　　 　 ./ /　T¨/l　l　l Vヽi!　　　',
　　　 //.l　 ｲ/ l 　 ! |_ V:i　　:,!: :j
　 　 /.i :j ./,ィミ　　 ﾞ{Tミ{　 : /: : 　　　　 あれ、あそこにいるのって……
　　.//!: :l.ﾊ{ ト'|　　　 トハ. :./: :./
　　{'　!: ;ｲ:.}└''　　 　 し' ゛:/): /
　　　 |/ |:/ ト. ,,_ ．　_/　:./:/V
　　　　　{'　 lハ:;r厂j7 /l/'′
　　　　　 　 ／,.‐'ｯ'ﾞ ｼ'＞､　　　　
　　　　　 ｨi l / ／／／,,. ｨ

　　 !　i 　 V　!　 l　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 ／　　　/　　　　　　　∧　　 ＼
.γヽ　',　　V l　　!　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 ／　　　　/　　　　　　　　 ∧
.j!　 l 　 ，　V ! 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　/　　 　 　 l　 　 　 ∧ 　 　 `､
. !　 l　　'　　V!　　l　　 γ‐　　　　　　　　 ′　　 　 　 　 　 ,　　　　 　 ﾄ　　　 　 ∧
　;　 l　　'. 　 V!　　!　　/　 !　　　　　　　/　 ／　　 　 /　　ｲ　　　　 　 l　V　　 　 ∧　　　‘，
　　　i　　l　　 V　　'，./　　l　　　 　 　 　 ／ィ　　 　 /　／ l＼　　 　 斗　 V　　　 　,　　　 ‘，
　‘　 !　　　　　　 　 V　 　 !　 　　　　' ⌒　/　　　　/／　　l　　　　　　　 　 V　　　　，　　 　 ,
　　i　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　,,x=≠ﾐ !　 　 　 　 l　　　V　　 　 '　　　　 i　　　かがみさん、つかささん、
　　l　　　　　　　　　　　　 ‘　　　　/　　　/　　　 ／ ／｀`ヽ ﾏ　　　　　l≧≠ﾐ､　　　 ‘,　　　　l　　　こんにちわ。
　　l　 　　 -''"　./ 　　　　ﾄ ､　　 イ　　 /　 　 　 / ,:::::ぃ(_ 　 ﾏ　 　 　 !Y⌒ヽ ヾ 　　　',　　　｜
　　l　　　　　....../　　　　 ∧　 ＼　l　　/　　　　 ‘　乂:::::ソ　　 ＼　　　l !:::ぃ(_　　 　 　 !　　　ﾘ
　　'.　　　　　.../　　　　 //个- ､ ヽ- V　　　　 ‘　　 　 　 　 　 '　丶､　!乂:::シl　　　 　 l　　入ト､
　　人　　　　　　　　　 ////!///＼､V　　　 　 ′wxw　　　　　　　　 　　　　　l　　　 　 l　/　个＼、
　　　l＼　　　　　　_ イ////!/////ヽi　　　　 入　　　　　　　　- ､　　 　 wxw l　　　 　 l_,, --ヒ 　　'，
　　　ヽ//＞‐─＜//////人/////∧　　　　｝　丶　　　　 /::::::::::,　　 　 　 　 !　　　 　 !　　　　　 　 !
　　　 个､/////////////////////Λ　　　 l ､　　＼　　 !:::::::::::::!　　　　_､+''l　　 　　｜　　　 　 　 i
　　　　l//≧s。_＿＿_／///////////i　　　 i∧　　　`、 乂:::::::ノ　_､+'”　 　 !　　　 　 !
　　　　V/////////////////////// l　　　 Vﾊ　　　 　， 　 　 ／　　　　　 　　　　　｜　　　　 　 ′
　　　　 V///////////////////////l　　 　 l/ﾊ 　　　个s。／　　　　　　 ‘　　　　　 ，　　　　　/､
　　　　　V//////////////////////八　　　V/l!　　　　 У　　　　　　　　'　　　　 　 ,　　　　　/　入
　　　　　 寸//////////////////////∧＼　＼l　　　／　 　 　 　 　 　 /　　　　　 /　　　　　　　　`､　
　　　　　　 ＼///////////////////////＼ミ､_ ＼ 〃　　　　　　　　　/イ　　　　〃
　　　　　　　　＼//////////////////////////l⌒/　　　　　　　　　 / /　／　／　　　 ／　　　　　　ヽ

　　　　 　 ／ / 　 ｜l　／::／　　　　　　 ＼ ＼
.　　　　　 ,ｲ 　 |　 　 | |/:::::/　　　,ｲ　 ∧　　l ヽ　＼
　　　　　/　　　|　 　 | |:::::/ ィ'"¨/ |　/　 V ､!　 ﾍ　 ヽ
　　　　 ,′　　｜　　 l | ／ ,/　/　.| /　　 ∨|ヽ　ﾊ　　ﾍ
　　　　 i 　　　｜　　 〈j::/ ,/　/ 　 l/　　 　 Vﾍ　 ｜ 　,∧
　　 　 ｜　｜　!　　　 ∨ /,＞=ﾐ. /　　 　,r=く }|　 ｌ｜ ト､',
　　 　 ｜　｜　ｌ　 　 　 V,勹::::ﾊ ' 　　 　 jr'ﾊ∨　 |｜｜　
　　　　 l｜八　 ',　:|　　 《{::ﾄ :::ﾉ|　　　 　 |{::ﾘ }　 　! ﾄ､:|
　　　　 | |∧ ヽ/∨ﾊ　　　V弋rﾘ　　　　　Vﾉ 　　　ヽ,l! 　　　　　やっぱり、各務原さんだ。
　　　　 Ⅵ　V　{　V::ﾍ　 　 ', ¨´　 　 　 '　　'' _ ._ ._　ヽ,
　　　 　 ヽ　 V 廴.∨:::ヽ、　ヽ　 　 (　ﾌ 　 ,.ィ|　　:|￣　ヽ
　　　 　 　 　 ∨ ﾄ､.∨ト､＼　 ヽ 、 _ .．＜ |/八　,'
　　　　　 　 　 ∨|　＼{￣￣＼　＼/j/}/　｜　 }/
　 　 　 　 　 　 ヽ|　　 |＼:: :: :: ＞- ＼　　　　 /
　　　　　　　　　 　 　 ,':: :: ::.／／￣￣＼
　　　　 　 　 　 　 　 /:: :: ::/ / 　 　 　 　 ＼




　　　　　　　　　 ,..-──v'⌒ヽ
　　　　　　 ＿／:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.厂｀ー―ｧ
.　　 　 ／〈::::/:∨:.:.:.:/::.:.:.:/:./:ヽ:.:.:.:＜
　　 　〈::::::::Y::::/:.:.:.:.ナﾅメ|:/ヽ:.:}:.:ﾄ:.＼＞　　　　ここ、結構、坂の上だから
　　　　ヽ:::/:::/:.:.:,ｨ-|∠_　ﾘ　 |:ｽ:.:|:.:.:. |　　　　　　 正月以外はそんなに人が来ないのに、
　　　 　 〉-ｒ(|:.:./ `ﾄ{:r「　　 ｲﾃﾁ:.:|:.ﾄ:.:|　　　　　　 めずらしいわね、同級生に会うなんて。
.　　　　 |:.:.:|:.|:/_ 　´￣　　　ﾋ!ﾉ∧|.:「リ
.　　　　 |:.:.:|:.:.:.:.:ト､ 　 ｒｧ　 　ﾉ:|:.リ
.　 　 　 |:.:.:ﾄ､:.:.:.Ｋ:} 　 ｒ‐ ｒイ:l:.|:.:|
.　 　 　 !:.:.:|__}:.:.:|::::＼_,,>､:＼:l.:|:.:|
　　　　 |:.:/　ヽ:.:.ヽ::::::ヽ　|::::::}:/:/
　 　 　 ∨　　 ヽ:.:.:l＼:::ヽ|:::/|:./
　　　　/ 　　.|　 ヽ::ヽ ＼ |∧l:.{　　 r‐ｒこつ
.　　　/ 　 ヽ ﾚく　ヽ:.:ト-ｨ　r'＞'⌒「　|＿ ⌒⊃、
.　 　 {　　　　ﾄ､::}､ ﾄ:.|／　　＼　　|　 ヽ:::厂￣´

　　　　　　　　　 　 ／. ./. . . . |. . .＼. . ＼. . .＼
　　　　　　　　　　 ' . . /. . . . . |. . . . .＼. . ＼. . . :.
　　　　　　　　　/. . . . . . . . . . |. . . . . . .＼ . . . . . .∨
　　 　 　 　 　 / //. . l|.. . . .. ..ﾄ . . . . .|. . . . . . . . . . :.
.　 　 　 　 　 / //. . .八. . . . . |　＼. . |. . . .∨. . . .＼}
　　 　 　 　 /イ/. . ./　 ＼. . . |　　 ＼|. . . . .|. . . . . . ＼　　　　　　　 わたし、最近、アウトドアに凝ってて、
　　　　　　　　/. . . ′　　 ＼. |　　 　 |. . . . .|. . . . . . .(⌒　　　　　　　キャンプとか、登山とかも行ってるから、
　　　　　　　 ,. . . . |　 ___,　　 )l 杰杰杰. . . ..|＼. . . . . ＼　　　　　　　これくらいならへっちゃらなんだよ。
　　　　 　 　 |. . . . |rf㌻＾ '　　 　 """:|. . . . .|／⌒ヽ. . . . :.
　　　　 　 　 |. . . . |""" 　 　 　 　 ／＼. . . .|￣￣￣~"''～､、
　　　　 　 　 |／へつ　　 「￣￣ /⌒　　ヽ. .|　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　, /／⌒へ 　 ヽ　　/⌒　　 　}. .|　　　　 　 　 　 　 }
　　　　　 　 |　　／ /ソ＼　　 人ヽ　　 　 }. .|　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　 　 |　　　 .{　　　　／ 　｀{　　　　{=ミ　 　 　 　 　 　 /
　　　　　 　 |　　 　 }　 　 / 　 　 人　　　／　}　　　／⌒　／⌒ヽ
　　　　 　 「＼______八　 /　　　. {　_ヽ_／　　 }＼／ 　 　 　 　 　 }
　　　　　 人 l　　　　 }　′　　　 ヽ　　　 　 　 　 ∨　 　 　 　 　 ﾉ
　　　　 / 　 ＼　　　人{　　　　　 { ＼_____／　　　　　　　　　 ／
　 　 　 {　　 　 　 　 　 }　　　　　 {　　　　　　　　　}_________／|
　 　 　 { 　 　 　 　 　 人__　　　 人　　　　　　　　 }　　　 }. . .|
　 　 　 {　　　　　　　/⌒¨¨¨Y⌒ 　＼　　　　　 　 }＼　　}. . .|






　　　　　　 ,,イ´￣ {　¨¨-=´
　　　 　 ／　　／　i　　 Ⅶ ヽ
　　　　/　　　/　　 i 　　 Ⅷ　∨
　　　./　　/ /　 　/{ =　 i = 　 ii
　　／ィ　/∥ 　,x≦　 　.i ヽi}　ii
　 ´ ./　 ､∥ ／,ｨ仭 　　i,ｨﾐ、　ii　　　それでね、今日はお礼を言いに来たんだ。
　　∥　{ヽii　　i乂ｿ　 ＼{ じヾ　ii
　　{i　　ヽi　　 i.　　　　　　 ∥　ii
　　.ii　　 ii　　.i 　　｀　 '　 ノj 　.ii
　　 ヾ　 ii　　 i　 〕hx　／:::::j 　.ii
　　 　 (Wi　 　 i　　∥::::::::::/ 　ji
　　 ,r=､＜＼,,,,,{,,,,,,,ﾍ::::::::ﾉ　 /
　　∥ ∧ i.＼::::::ﾍ::::::i:::::彡ｨ''ﾞi
　 ∥　　 i　i 　＼::ﾍ::i::／ ∥ .i
　 ii　　　　i　ヽー-〔_〕-―'' i　{
　 ii　　　　i.　　 ＼ i-i /　　i　 i

　　　　　　　　　　 `　ー＝=　――/` ――　.、
　　　　　　　　　　　,．: ¨´: : : : : /:.|: : : : : : : : : :`　、
　　　　　　　　　／: : : : : : :': : :/: /` : : : : ＼: : : : : .:＼
　　　　　　　 ／／: : : : : /: : .:i|:./.|　'.: : : : : :ﾍ: : : : : : : ヽ
　　　　　　／イ: : : : : : :/: : :.:/|:'　|　 '.: : i : : : ∨: : :＼: : :〉=y‐..、
　　　　　'’／/: : : : : :斗-:.:'/　|　 |　　':. :ﾄ:￣｀卞､: : : ヽ:.:!:::ヽ:::::::7
　　　　　〈:::::': : : : l ´: :|: : /. 　 　 |　　 Ⅵ　ヽ: : ﾚ :` : : :∨::::::::`､′
　　　　　　Y: :/: : :l: : : |:.斗ぇzx　 |　　　ﾘ　zｪ≧廴_: : : : :V::::::::::::〉
.　　　　　　|:./{:.: : |: : :弋 __ﾉⅥ`　　　　　ｲ__ノⅥ¨ﾂ`: : |: :|:::::::／
.　　　　　　|ﾊ | : : |:.: :|　 VK:::ｲ　　　　　　 !ん:::j〃〉:.: .:Ⅳ:::::/
　　　　　　　 `|: : ﾊ:. :ﾍ　 込zｿ　　　　　　 込zｿ　 ∧:.:/:ﾚi`ﾊ
　　　　　　　　 Ⅳ: |:. :|__　　　　　　　'　　　　　　 /　,∨: |:.|i: :|　　　 お礼？
　　　　　　　　 |: : .:ヽ:.|:∧ :::　　　　 -　　　　::: /.7´: : : /: |l: :|
　　　　　　　　 |:. :.__|:.: l＿ ＞-　 _　　　_　 -＜_/: : : : /: : |!: |
　　　　　　　　 |: {　r｀ ,.-!　|:.:.:.:.:.| 　￣　 |:.:.:.／: : : :,:ｲ: : : |: :'
　　　　　　　　 y´ヽ Y　∧､V:.:.:.ﾍヽ _　' /:.:./: : : :／} |: : : :∨
　　　　　　　　〈 ､` /　 j　ﾄ､ ＼:.:.:.､　　/:.:.ｨ: : ／　 .|/: : : : .:l
　　　　　　　　　>‐′イ/ k {＼ ＼:ヽ /／,ｲ:.:/　／　V:.ｌ: : :l.:|
　　　　　　　　 广ﾆニ7　 ﾊ ヽ　＞ﾐ､Y／ 1:/|/　　　 Ⅵ: : :| |






　　　　　　.r
　　　　　　 ＞‐＝‐ ､
　　　　　./　/　 {　ヽ ヽ　　　　　うん、唐突な話でゴメンだけど……
　　　　‐ﾁィ^{　 :|ﾏi､ヽ N、
　 　 　 f./┃ヽ､{┃!　| .1
　 　 　 {.ヽ､,_ワ__,.ﾉ .ﾉ jﾘ
　　　　　｀^`　 　 ^¨´￣

　　　　　　　　乂''＜＿　　-―- 、
　　　　　　　　　　＞　　ヽ　　　　　 ヽ
　　　　　　　　／　　 i、　　＼　　　　　ヽ
　　　　　　 ／　　　i i.二　 　 ＼　　　　　ヽ　　　　　あのね私の名前、「各務原」だけど、
　　　　. _ノ-‐　 ﾆ　i.i　　∨.　　 ＼　　　　　ヽ　　　おじいちゃんのおじいちゃんくらいまでは　
　　　＜＿_,ィ7. ／ .i{　 件竿气　　＼　　　　　ヽ　　　違う苗字だったらしいんだ。
　　　　　 　 / ﾍ件ﾐ ヽ　.乂ツ,,.　　　　´}、　　　 }i
　　　　 　 /,ｨ ∧i!.じ　　　　 　 ＼　 ζﾉ　 ¨'''‐+。,,
　　　　　∥ ii　 i{　　　　　　　　　　r-''　　　　　　　　ヽ
　　　　 ∥　.ii　 i乂.　⌒ ＿_,r―''¨　 ｀''+。＿　　　　　.}
　　　　∥ 　 ii　/　 〕hxf　　∨　　　　　　　　　｀ヽ　　 /
　　　　ii　　　 ii.i　 .／　　　　∨　　　　　　　　　.∥∨{
　　　　i i　、　/　 i{　　　　　　 ＼　　　　　 /　／　 }iﾞヽ
　　　　弋_ノ) }　　 i　　　　　　　　＼　　　/／　　 ノ
　　　　　　　 .∨.　 ∨　　　　　　　　＼／
　　　　　　　　 ＼　　∨



　　　　　　　　　　 , ィ／/____
　　　　　　 ／´￣: : :!: : : : : :.｀ヽ
　　 ┌‐ァ´／:/: :.l: ∧: :.!: : :｀ヽ: ＼
　　　Y´:{:/: : /__:ｲ:/　 !__!､:.!: : :ヾｰ ゝ
　　　{:::::/:{: /´／l/　　l/ ｀}:|: : l: :}
　 　 ｀Y: ｲ:ｬ≠rﾐ 　 　 r-=rｧ: :|: :|　　？
　　 　 |∧!:/ r､:::|　　　ﾄｨ,.:} 〉: ﾄ､l
　　　　|l: 込.弋シ　 　 弋ﾂ｛ }ｲ:|
　　　　|:!:. ｰﾄ､''''　　｡　　'''ﾉl" l:.|
　　　　|:.ヽ: :|　｀　ｧ-ｬ＜.　 |: :ｌ:.|
　　　　|: :.}: :|　／l ></ ﾄ､　|: :l.:|
　　　　|: :.|: :|/ |／}::::{ヽ!l V: :ｲ.:|
　　　　|: :.|: :| /| { .》::《 | |∧/ !:.|
　　　　|: :.|: :|〉 ｌ ｌ .{:::::} ｌ l　|　|:.:|

　　　　　　　　　　　　　　乂 __
　　　　　　　　　　　　　　　＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
　　　　　　　　　　　　　／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
　 　　　　　　　　　　 . : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､　　　　　読み方は同じ、「屈原」（かがみはら）だったの。
　　　　　　　　　　 ／: : : 八: : : : !　ヾ: : : `､: : : : 、　　　　「屈」の漢字がネガティブだから、改姓したんだって。
　　　　 　　　-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ，
　　　　　　　　 　 /: ://ん(　ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : ,　　　
　　　　　　　　　 . : /l　Vソ 　 ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､
　　　　　　　　　. : : : 　 　 　 　 　 　 　 !: : : : lヽ: : :个､
　　　　　　　　 .: : : :｛ 　 　 ⌒　　 　 　 !: : : : lノ: : : :｝
　　　　　　　　 i: : : 个s　　　　　　　　　l: : : : :!: : l: i ｝
　　　　　 　 　 乂: : : : l: ≧s──‐-　､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
　　　　　　　　　 丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝




　　　　　　 ！｀　､　　 ／　 !
　　　　 　 　 .＼　ヽｪ/　 ／
　　　　　　 ／ '"｀',⌒`く:、｀丶
　　　 　 , ' 　 /　/'|　l、　i l　　ヽ
　　 　 ./ /　T¨/l　l　l Vヽi!　　　',　　　えーっと、それが？
　　　 //.l　 ｲ/ l 　 ! |_ V:i　　:,!: :j
　 　 /.i :j ./,ィミ　　 ﾞ{Tミ{　 : /: :
　　.//!: :l.ﾊ{ ト'|　　　 トハ. :./: :./
　　{'　!: ;ｲ:.}└''　　 　 し' ゛:/): /
　　　 |/ |:/ ト. ,,_ ．　_/　:./:/V
　　　　　{'　 lハ:;r厂j7 /l/'′
　　　　　 　 ／,.‐'ｯ'ﾞ ｼ'＞､　　　　
　　　　　 ｨi l / ／／／,,. ｨ

　　　　　　　　　　　´￣｀ ヽ
　　　　ヽ＝ｧ''　　　＞ 、　　 ＼　　　　　おじいちゃんのおじいちゃんの、
　　　　　./ .∥　i、　　　ヽ　　　 ヽ　　　　そのまたずーと前にもね、
　　　　∥　_{.　 ｷ ∨　　　Ⅵ.　　　Ⅵ　　　　変えてるんだよね、苗字。
　　　　ii　　7∨　.件竿气　Ⅶ__.　　 Ⅶ
　　　　/,　件ﾐ.＼ {乂ツii　　V.,nヽ.　 Ⅷ　　その前は読み方は違うけど、
　 　 ノｲ　.i! じ　　｀　　　ii　　i.!ﾉ/　　 i}　　意味は「屈」と同じような漢字だったの。
　　　　ii　.∧　　　　　　.:ii　　i-'' }　 　.i}
　　　　ii　　 i、 　ヽ　 ..::::ii　　ii　 i　　./
　　　　ii　　 i 〕hx__xﾍ:::::ii　　ii　/　／
　　　　.Ⅷ　 i ヽ::::::::::::} .ii　 ∥＞､W)
　　　　 .Ⅶ ∧　xf〔//.∥ .//////＞‐-
　　　　　 ＼__乂/////／///,,イ
　　　　　　　 .∧///////／　∥
　　　　　　　 i.　∨//／　　／
　　　　　　　 ｀ｰ〔_〕-―''''¨




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ:＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _＿＿＼: `ー─|`ー-　　_
　　　　　　　　　　　　　 ,　 '´:: : : : : -: : : : : : : :│: : : : : : : ｀丶
　　　　　　　　　　 　 ∠　-―／ :.:.:.:.:.:.／.:/.:.:.:.:j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 ／ :::::::::::::::/:::::/ !::::::ハ::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:ﾍ
　　　　　　　　　　　　 　 ,.' ::::::::::::::::::/⌒ﾒ､_| ::/　ヾ::＼＿:::::::| :::::::∨}7ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 　 /::::::,:ｨ :::/:::::|:: / 　 |:/　　　'; l´＼｀::::!:::::::::::',j'/∧､　　　（話が見えてこない）
　　　　　　　　　　　　 /::::〃/:::::| :::ｬzt=z-､l'　 　 　 ﾘ _,斗rzｧ::::::::::::∨/∧＼
　　　　 　 　 　 　 　 /／//,| :::::|:::/{! ﾄ..ノ外　　　　彳 ノ外∨::::::::::::::∨, ∧　〉
　　　　　　　　　　　 ´　〈//,| :::::l:∧'　|!ﾍｲj| 　 　 　 |!ﾍイj| ∧ :::::ﾄ､::::l//,' ∨
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 `ｰ|:::::∧ハ ゝﾋ.少　　　 　 ゝ以ｿ　ハ:::├ﾍ├─ ┘
　　　　　　　　　　　　　　　 |!::∧ ゝ_}　　　　 　 '　　　　　　 ﾚム:::j::::ﾙ
　　　　　　　　　　　　　　　 l∨::ヽ/人　　　　　 -　　　　　 人/::∨:::,'|
　　　　　　　　　　　　　　　 |::|:::::::::::::|:::＞　､_ ,＿_　__,　＜ |,:':::::::::::/::|
　　　　　　　　　　　　　　　 |::|:::::::::::::|::/ r[ ＼|＿＿ｌ/￣］ /:::::::::: / :::|
　　　　　　　　　　　　　　　 |::|:::::::::::::|:レ'' `ヽ､＿__, -‐'´ /::::::::::::/:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　 |::|:::::::::::::|:|　 ＼＿＿_, -‐'´/ ::::::::: / ::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　 |::|:::::::::::::|:|　 　 　 　 　 　 / ::::::::: /ﾞヽ:::::::|

　　　　　　　,ｨ
　　　　　　　{(＿　　＿
　　　　　　　≧ｧ　　　　｀ ヽ
　　 　 　 　 ／　∥　　　＼.　∨　　　　「下原」っていうのが、
　　　　　 ／/ 　.ii　　　,　 ∧　Ⅵ　　　最初のご先祖の名前。
　　　､_ノ,ｨ /　　 =　　=　　　＼.Ⅶ　
　　　 ￣/∥ 　/ ii　　 i　ヽ　 i―-
　　　　.∥　,ｨ竿気　　.,ｨ竿気 i　 .ii
　　　　∥　　i.乂ｿ　＼{乂ｿii　 i　 ii
　　　　.ii　　 i　　　　　 　　 ii　　i .ii
　　　　 }i　　i:ヽ　 ｀　　´　ノi　　i∥
　　　　 ii　　.i:::::〕h.　_　.f〔:::j　　j´
　　　　 .Ⅷ　i　xf丿　　乂;;/ 　 j
　　　　,,r＼　{:::::ﾍ　　　/::/ 　 /- 、
　　　∥ 　.i ヾ::::::::ﾍ:::::/:彡''／.　　∨
　　 ∥　 i.∧　＼:::::∨:::／　/ .i j　 Ⅵ
　　∥　　i　 ｀ー―〔_〕――''　 Y　　Ⅶ
　 ∥　　 {.　　　 ＼i　.i／　　 　.i　　　Ⅷ












　　　　　　　　　入　　　ヽ,､/　　_ ノ丶、
　　　　　　 ,　'　　,≧＝ー‐ー＜　＼: : ＼
　　　　　／: : : : ＾: : : : /∧: :|: : ｀丶､V: : :＼
　　　 ／: : :／: : : /: :.// | |: :ﾄ: : : : :.ｌ |: : : : 丶
.　　 /: /: :/: : : : /: :,ｲ:厂「ヽ :|ヽ: : : :| |: : :.|: : ヽ
　　/: :/: :/: :丶､」:_/ |/　|　 ヽ|　＼_」,レ: :.|: : : }
　 /:,イ: : f: /: : /|∠ﾆﾋ　|　 ｀ヽニ_､､V: : : |:|: : |　　　…………！
　／ /: : :|:ｲ: : /,ｨ'ぅｆヽ　　　　　'う'ヾ､ｊ: : : :|:|: : |
　　　|: : :.|ﾊ: : ｊ《 込しｌ}　　　　 込しｌ}ヾ: : :.|ｊ: ,: |　　　　
　　　|: : :i|::ゝ∧ 弋ｔｼﾉ　　　　 弋ｔｼﾉ |: : :∧λ|
　　　|: :∧:ヽﾉ ヽ ,,゛"　　　'　　　゛"　/: :/ノ:ハｊ　　　　
　　　',:.,' 丶:｀┬ヽ、　　　‐-‐　　　 ノ: :/ｲ:〈
　　　 V　/ヽ: :|:A:ﾉV‐- ､　　ｨ-‐=ﾌ |:.//|:/＼
　　　　　 ＼ >'⌒く　‐＜'　　 '＞‐ 〉/‐ﾍ」ﾍ／
　　　　　　 /　　　 ＼　 ＼／　 ／'＾　　 }
.　　　　　　{　　､　　　ヽ、　　／　　　 /　|
.　　　　　　ヽ　　ヽ　　　 ｀￣　　　　 /　 ﾉ

　　　　　　　　 　 　 　 　 __ 　 /,!
　　　　　 ﾊ '"´￣￣｀`´　/‐ '∠., _
　　　 ／ Ｕ　　　　　　　,ｲ　　　 ､_ 　`　､
＿_r‐{ -／/　　,'　　/ /　i　　　　 ヽ￣｀`
:::::ﾑ:::::7　/ 　 ∧　,/,/　　l　　　　　 丶　　　　　それって---
::://:::/　,' u　/　Ｘ// 　 　 ! |／　　　　ヽ
;/ !:://l ! 　 / ,/　l/`'"　､,／!ヽ　 |　 l.　 ',　　　鵺を封じた人？
　!l//:::|l 　 i. /　　　　　　　 ﾘ　i.　|　 ﾄ､　.!
　!l/'''7ﾘ　 ,l/ 　　　　　　　　!　l　, l　ヽ!
　| 　 !`l. /　　　 /￣￣`i　　　ﾊ. ,! ハ!
　ｌ　　`'l/ｰ 、　/　　 　 /　　　〉l/,/
.　!　　 | |　　 `iー--､-',-‐､i"　 |/
　 !　　 l !　 ／７ヽ､....7M. ﾊ!　 i !
.　 !　　 !|　,!{ /.丶...ヾ,ハK. |　 | |
　 ﾊ　　 |　|.| |........ヽ..........i.ヾ　 ,! |
　 !i.i.　　|　|.| |......､...i..../....|.[|,ノ ! !
　 !| ｌ　　|　}.| |.......ヽ|./........l,..}　 i |



　　　　　　　　　 　 　 　 ／::ィf三_≠_三ミk:､`:<
　　　　　　　　　 　 　 ／ｲシ'^:^::::.:::.::::.::`:::.ヾミx:ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 /ｨﾂ／::;.ィf'^￣｀ .i''＜:::ヽヾﾐ;ﾍ
　　　　　　　　　 　 /fi//:::/ 　,.L　 　 ..k.,　 丶:::､や::､　　　　うん、それが私のご先祖様。
　　　　　　　 　 　 ,仍'/::/　/ /1　　　..| V　　 V:::､ｾ!::,
　　　　　　　　　　,仭/::/　 ':/　1.、 　 .|　ヽ i;　1::::.,伐1　　　だから知ってたの。鵺塚の伝説も。
　　　　　　　　　 .仍7:::′ /r=ｈ V:､ 　 |=ﾕﾐki　１:::::仗:i!
　　　　　　　　　 仭.':::j　 /'ｲ戌}　ヽk　 lf'或i ﾄ、|:::.:::仭:!
　　　　　 _,,_　_　|ﾐ'j :::| 　i! 'ﾏシ　　､ ＼ﾄ､ノ　}　|:::/::伐|
　　　　　 Vﾈ{ﾈ} |ﾝ::k::| 　|　　　 _,.. 　 ､.　　　 1 .|:ｲ=ミ､|
　　　 〈iﾈ、VｷkV　 l'N 　|,_　 　i　　　　}　 　 /!_jL.|,_　 ヽ
　　　　 VｷiﾍｷV1　 い　.L.,_＼.丶､.　ノ _,.｡＜　 /　 〉　 jィ'7
　 　 r=:、VﾈfT^^''ー=ァ'... ...)^弋　''''T>ーx､　 ./　 / ,ｨｽﾆ:'
　　　'<^:=､ﾏｷ1　　 ,ィ..彡...:'^)...'ミ:、∥ ..::::::}　/　 /./テ／
　　 　 `<＾=､N |　 / /.:ノィ....∫....:､_jzzx｡､-j-:＜弋^:Y'^ 1

　　　　　　　　　　　´￣｀ ヽ
　　　　ヽ＝ｧ''　　　＞ 、　　 ＼
　　　　　./ .∥　i、　　　ヽ　　　 ヽ　　　　　　だから私ね、知り合いの女の子が
　　　　∥　_{.　 ｷ ∨　　　Ⅵ.　　　Ⅵ　　　　でっていう君に酷い目に遭わされたって知ったとき－－－
　　　　ii　　7∨　.件竿气　Ⅶ__.　　 Ⅶ
　　　　/,　件ﾐ.＼ {乂ツii　　V.,nヽ.　 Ⅷ
　 　 ノｲ　.i! じ　　｀　　　ii　　i.!ﾉ/　　 i}　　　でっていう君の言う通りにしても、その子を助けられないかもって
　　　　ii　.∧　　　　　　.:ii　　i-'' }　 　.i}　　　思ったとき……
　　　　ii　　 i、 　ヽ　 ..::::ii　　ii　 i　　./
　　　　ii　　 i 〕hx__xﾍ:::::ii　　ii　/　／
　　　　.Ⅷ　 i ヽ::::::::::::} .ii　 ∥＞､W)
　　　　 .Ⅶ ∧　xf〔//.∥ .//////＞‐-
　　　　　 ＼__乂/////／///,,イ
　　　　　　　 .∧///////／　∥
　　　　　　　 i.　∨//／　　／



　　　　　　　　　　　　 _　---　-　､
　　　　　　　　　　ィi「:／: : : :`ヽ: : :＼
　　　　　　　　／: : :/: : : : : : : : :＼: : :＼
　　　　　　　. : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : :｝　　　　　　　でっていう君をどうしても許せなくて、
　　　　　　 / : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : :个､　　　　　　人間じゃなくて何か汚れた害虫みたいに見えて、
　　　　　　. : : : : : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : :＼
　　　　　‘: : : : : : : : : : : : : : ｜: : :i: : : : : : :个⌒　　　鵺にお願いしようかって考えたんだ。
　　　　　′: : : : : : : : :｝: : : : :l : : ∧: : : : i: : '，　　　　害虫を、消してもらえますようにって。
　　　　人: : ! : : : : : : /: : : : : l : : : ∧: : : l: : : '，
　　 ／ i: : : l: : : : : : / : : : : : ﾊ: : : : ∧: : l: : : : ｝
　　　　 ! : :｜: : : : :/: :_,,.､丶´￣￣~"''～､、: :/
　　　　 !: : : : : : _､+'”　　　　　　　　　　　　 ヽ
　 　 　 乂: : ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　 У　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｝
　　　　 ‘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　，
　　　　i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　l　　　　　　　　　　　　------　　　　　圦
　　 　 乂　　　　 _､+''"~　　　　　　　　 　 　 　 ｝
　　　　　 i＞‐＜　　　　　　　　　　　　　　　 ／｝
　　　　　 l　　i: : 丶､　　　　　　　　　　 _､+'': :`､!
　　　　　ﾉ　　l: :/: :/l::l＞--　 _＿ -＜::::::l: : : : :ﾏ
　　　　Y　　 .' /: :/　!:l::::::::::::::::::::::::::::::::::::圦: : : : `､
　　　　 ! 　 , / : /　｜!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:` : : : : `､
　　　　　　 i/ : /:i 　 !:l_＿＿＿＿＿＿___!_! ､: : : : :`､
　　　　;　　′:/:l !　└───────‐┘ `､: : : : :`､
　　 　 ! / : : /: :l !　　　　　　　　　　　　 ﾊ/　　丶: : : : `､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　　 ノ:;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,〟-::─:-､／:::/-‐"::∠_
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ´:: :: :: :: :: :: :: :: ::/::: :: :: :: :: ::｀ヽ、　　　　　（カドック君が可能性を示唆しなかったら、　
　　　　　　　　　　　　　 ＿r-ｔ/:.::／: : :.／ :: :: :: :/::::: ヽ､::. :: :: :: :: :＼　　　　鵺は掘り出される前だった）
　　　　　　　　　　　　,r'";;;ノ;λ;/: : ::／:: ::, :: :: :/|ヽ;: :: ::ﾊ: : : : :ヽ､_:: :＼
　　　　　　　　　　 ／;;;;;;;/;;;;;;γ:: : :/:: ::／|::. ::/　|　∨:: :.:|:: :: : : : :＼＼::|　　（てことは、たとえ計画が成功しても、各務原さんが生き残ってたら
　　　　　　　　　　ヽ､;;;;;/;;;;;;;/:: :: ::/:: :/　 |: ::/ 　 |　 ∨:: :|:: :: :: :: :: ::ﾍ　`　　でっていうは破滅していたんだ）
　　　　　　　　　　　 ｀/;;;;;;;;/:: :: :::ｊ:: :/ ＼.|::/　　 |　　 Χ::j::: :: :: :: :: ::.∧
　　　　　　　　 　 　 　＼;;;;|:: :;/::::|:/　 __､|/ヽ　　!　／__|;/＾V:: :::ｉ:: :: ; :∧
　　　　　　　　　　　　　|:::ｉ:ｊ:.:/|:: ::|;;ﾔﾃァｫヾ　　 　 ,ｧﾁ:ﾏ７ ﾊ:: :: :|:: :::ﾄ､::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　ｊ:: ｉ:|/::|:: :ｊ'　ﾋｚ7:;ﾘ 　 　 　 ﾋz:;7ﾘ, ﾊ::|:: : |:: :/　ヽ::|
　　　　　　　　 　 　 　 |:: :|:: :::|:::;ｲ　`-‐~　　　 ､ 　`‐-~' λ:::|: :/::./　 　 `
　　　　　 　 　 　 　 　 |:: ::|: :::|/V､　u　　　　　　　　　　　〈ｿ::.:|/:|::/
　　　　　　　　 　 　 　 |:: :::|:: ::｀:l‐':ヽ､　　　 '⌒　　　　 ノ:: :: ﾒ:::´::|
　　　　　 　 　 　 　 　 |:: :.::|:: ::.::|: ::|　｀＞‐-ｧ-‐tπ爪::/:: ::/:: :: ::.:|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _ . . -‐……‐- . . _
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞''" : : : : ､ : : : : : : : : : : "''＜
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _丶゛: : : : : ｌ: : : : :＼ : : : : : : : : : : : : `. .､　　　　　　　でっていう君だけじゃない。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ :/ : : : : : : |＼: : : : :`､ : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　 　 . : : /: : : : : : : .:| : :`､ : : : :`､ : : : : : : : : : : : : : : :.　　　　　世の中全部が、間違ったものの
　　　　　　　　　　　 　 / : : :ｌ : : : : : : : : |`､: :‘， : : : `､ ､ : : : : : : : : : : : : V　　　　まとまりみたいに思えて……　
　　　 　 　 　 　 　 　 / : : : :| : : : : : : -‐|　`､ :‘， : : : :`､＼ : : : : : : : : : : : V
　　　　　　　　　　 　 ′: : :_:ｌ- : : : : : : : ｌ　　`､ ‘，: : : : : : : ＼: : : : : : : : : : ∨　　　もし、鵺を掘り当てたのが私だったら、
　　　　　　　　 　 　 . : : : : :∧ : : : : : : : :， 　　＼:，: : : : : : : :/＼: : : : : : : : : :､
　　 　 　 　 　 　 　 :: : : : :/　'， : : : : : : ‘.. ィI苹ミト､ : : : : :V: / ∧ : : : : : : : ::{＼　　とんでもない願いを叶えてもらったかもしれないんだ。
　　　　　　　　　　　ｌ/ : : :　 .ｨﾆミ､＼: : : : :. {:::n(_､　:.＼ : : : V :/ ∧: : : : : : : : :｡
　　　　　　　 　 　 ,/ :/ : :: / /¨ヽ:.＼＼: : :､{:::U::::}　:: : : : : : ､＼/ ∧: : : : : : : : ﾟ
　　　　　　　 　 　/／: : : .:l　{:U(_,＼(｀¨＼:::乂;_;ノ　 l: : : : : : :， :＼__'， : : : : : : :｡
　　　　　　　　　／l: : : : :∧､乂;;ノ 　 　 　 ｀¨¨　　　 l : : : : : : ，¨゛ 　 ヽ : : : : : : :ﾟ
　　　　　　　　　　 .: : .: :.:|: ｌ　　 `　　　　　　　　　　　l: : : : : : :‘ 　 .イ　} ｉ: : : : : : .:
　 　 　 　 　 　 　 .: : :|: : |: }　　　　　 　 　 　 　 　 　 l : : : : : : :l　/　 ..ｨ :|: : : : : :i :ｉ
　　　　　　　　 　 .: : .:|: : l八　　　 　 _ _ 　 　 　 　 　 l : : : : : : :l　‐ﾆ¨¨¨¨¨¨"ﾆ‐ _|
　　 　 　 　 　 　 .: : : |: : : : ::､　　　　　　　　　　　　　ｌ: : : : : : : |.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　 .: : : :|: : : : :|:.＼　　　　　　　　　　　 ｌ.: : : : : : :.|.:.:.:.:.:.: `､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
　　　　　　 　 　 ｌ: : : :|: : : : :|: ＼＼　　　　　 _,,..　　/}: : : : : : : :!.:.:.:.:.:.:.:.:.`､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／`､
　　　　　　 　 　 |: : : :|: : : : :|.:.:.:.:＼＼　‐ﾆ¨∧　　//: : .: : : : : :l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `､.:.:.:.: ／.:.:.:.:.:.
　　　　　　 　 　 |: : : :|: : : : :|.:.:.:.:.:.:.`､.:.:.:.:.:.:.:.:.:}　//: : / : : : : :∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `､／.:.:.:.:.:.:.:.:.}
　　　　　　 　 　 |: : : :|: : : l :|.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.: ／｝ i/: : / : : : : :/.:∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} .:.:.:.:.:.:.:.:.: }

　　　　　　　　　　　　　 ＼ー- ､＿＿ ヘ-――‐-
　　　　　 　 　 　 　 　 　 __＞─: : : :│: : : : : : : : : : : ｀丶
　　　　　　　　　　　 　 '´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:ヽ ＿＿
　　　　　　　　　　／.:.:／.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:./⌒く7 ＼
　　　　　　　　 ／::::／ :::::::::::/ :::::::/:::ハ:::ヽ、::＼:::::::::::::::::::ヾ///∧///＼
　　 　 　 　 ／ -‐/::::/:::::::::/:::⌒/|::/　 ' : | ＼⌒ヽ::::::::::::::::::∨ '/∧////　　　そこまで、思いつめていたのね……
　　　　　　　　　 /::::/:::::::::,'::::::::/　l/　　 ヽ|　　＼::ﾊ:::::::::::::::::::∨/ '∧//
　 　 　 　 　 　 / :::,' ::::::::::|:::::ｬ=ｧz､　　　　　　,z=弌〒} :::::::! :::|////|/
　　　　　　　　 l::::/|:::::::::::::|:::/{ ｆ_)ハ　　　 　 ｲ､_）ハ∨ :::::::|:::::|////|
　　　　　　　　 |:∧|:::::::::::::ｌ∧　|ﾄし::|　　 　 　|ﾄしｲ::| ﾍ:::::::∧ :jｰ┬r'
　　　　　　　　 ' 　 l:::::::::∧::ハ. Vﾋリ 　 　 　 ゝ辷.リ　 '.::::ﾊ ∨:::::ｌ::|
　　　　　　　　　　　' ::::/!∧:::::}　　　　 ,　　　　 　 '' 　 ｨ∨ｰ':::::::::,' :|
　　　　　　　　　　　 ∨│小::人　　　　 r ，　　　　／/:/ ::::::::::::/ :::|
　　　　　　　　　　　　　 | ::|:::V::::＞ ,　.　＿　　 ィ⌒Ｖ:/::::::::::::::/:::::::|
　　　　　　　　　　　　　 | ::|:::::::::::|:::::レ｢ `┴‐‐＜＿｣/ ::::::::::::/ ::::::::|
　　　　　　　　　　　　　 | ::|:::::::::::|／　`'ー―一'´　 /:::::::::::: /|:::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　 | ::|:::::::::::| 　 ＼_＿__,. -‐´/ ::::::::::::∧|:::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　 | ::|:::::::::::l　 　 　 　 　 　 / :::::::::／　 ヽ :::::::|




　　　　　　　　乂''＜＿　　-―- 、
　　　　　　　　　　＞　　ヽ　　　　　 ヽ
　　　　　　　　／　　 i、　　＼　　　　　ヽ
　　　　　　 ／　　　i i.二　 　 ＼　　　　　ヽ　　　　　　　　　　私は認識者じゃないから
　　　　. _ノ-‐　 ﾆ　i.i　　∨.　　 ＼　　　　　ヽ　　　　　　　　 覚えてないけど……
　　　＜＿_,ィ7. ／ .i{　 件竿气　　＼　　　　　ヽ　　
　　　　　 　 / ﾍ件ﾐ ヽ　.乂ツ,,.　　　　´}、　　　 }i　　　　　　 どこかの周回で、でっていう君の目を盗んで
　　　　 　 /,ｨ ∧i!.じ　　　　 　 ＼　 ζﾉ　 ¨'''‐+。,,　　　　　 草蠅山へ登る機会があったら、
　　　　　∥ ii　 i{　　　　　　　　　　r-''　　　　　　　　ヽ　　　 何を願っていたのか判らない。
　　　　 ∥　.ii　 i乂.　⌒ ＿_,r―''¨　 ｀''+。＿　　　　　.}
　　　　∥ 　 ii　/　 〕hxf　　∨　　　　　　　　　｀ヽ　　 /
　　　　ii　　　 ii.i　 .／　　　　∨　　　　　　　　　.∥∨{
　　　　i i　、　/　 i{　　　　　　 ＼　　　　　 /　／　 }iﾞヽ
　　　　弋_ノ) }　　 i　　　　　　　　＼　　　/／　　 ノ
　　　　　　　 .∨.　 ∨　　　　　　　　＼／
　　　　　　　　 ＼　　∨

　　　　　　　,ｨ
　　　　　　　{(＿　　＿
　　　　　　　≧ｧ　　　　｀ ヽ
　　 　 　 　 ／　∥　　　＼.　∨
　　　　　 ／/ 　.ii　　　,　 ∧　Ⅵ
　　　､_ノ,ｨ /　　 =　　=　　　＼.Ⅶ
　　　 ￣/∥ 　/ ii　　 i　ヽ　 i―-
　　　　.∥　,ｨ竿気　　.,ｨ竿気 i　 .ii　　　　でもね、時間が巻き戻されていたときの話、
　　　　∥　　i.乂ｿ　＼{乂ｿii　 i　 ii　　　　校長先生に教えてもらったの。
　　　　.ii　　 i　　　　　 　　 ii　　i .ii　　　　
　　　　 }i　　i:ヽ　 ｀　　´　ノi　　i∥　　　　
　　　　 ii　　.i:::::〕h.　_　.f〔:::j　　j´　　　　　
　　　　 .Ⅷ　i　xf丿　　乂;;/ 　 j　　　　　　
　　　　,,r＼　{:::::ﾍ　　　/::/ 　 /- 、
　　　∥ 　.i ヾ::::::::ﾍ:::::/:彡''／.　　∨
　　 ∥　 i.∧　＼:::::∨:::／　/ .i j　 Ⅵ
　　∥　　i　 ｀ー―〔_〕――''　 Y　　Ⅶ
　 ∥　　 {.　　　 ＼i　.i／　　 　.i　　　Ⅷ








　　　　　　　　　　　　　　乂 __
　　　　　　　　　　　　　　　＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
　　　　　　　　　　　　　／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
　 　　　　　　　　　　 . : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
　　　　　　　　　　 ／: : : 八: : : : !　ヾ: : : `､: : : : 、　　　　 巻き戻しの中で、
　　　　 　　　-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ，　　　　わたし殺されちゃったんでしょう？
　　　　　　　　 　 /: ://ん(　ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : ,
　　　　　　　　　 . : /l　Vソ 　 ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､　　　　 そのとき、校長先生が全員の腕をもぐって
　　　　　　　　　. : : : 　 　 　 　 　 　 　 !: : : : lヽ: : :个､　　 言い出したって聞いたんだ。
　　　　　　　　 .: : : :｛ 　 　 ⌒　　 　 　 !: : : : lノ: : : :｝　
　　　　　　　　 i: : : 个s　　　　　　　　　l: : : : :!: : l: i ｝　
　　　　　 　 　 乂: : : : l: ≧s──‐-　､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
　　　　　　　　　 丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝

: .. ...　.:.　　　:.:　. .....ハ　　　　　　__:;__.;;:
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　　　　　　.／　 /／　i　|｀:､ ヾ:､`ヽ、
　　　　　./　　　"　|　i ! |　 iﾞ､ ヽ 　 ヽ
　　　　 .,'　　　　 l｜ｲ｜|　　i`ヽ', .::.　｀､
　　　　..!　　　　　i;! ｉ　 l !　　　 Ｖi,:::::. iヽ:､
　　　　.l　 l　∪　｜┃ .ﾘ　　 ┃ヾ!::::::. ! ヾ:、　 あれ、結局間違いだったけどね。
　　　　.|　::ｉ　　　　i!┃　　 　 ┃ l:::::::::: |
　　　　.l　::::i.　　　 l　　　　__　 　 V::::::: | 　　　　　
　　　　..! :::ハ 　 　 !　　　 `′　 /::;:::::::l
　　　　 .i.::;ﾞｰﾍ:ﾄ、　l.　　　 _,,..イﾊ::ﾊ:::::l
　　　　 .∨ﾞ:､:::`::ヽ　! 下､::::/|:/　'′l:/
　 　 　 　 　 ヾУ　ヽ! _｣_ﾞく　′　　 ′
　　　　　 　 .,:'　　　 ﾞ:、　 | ヽ



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　　　　　　　　　　　: :　. :　/ :/ '´>'^　／　 Y`ヽ｀ヽ　　
　　　　　　: : 　 .　:　　: . :/／ ／ 　 ./ 　 　 !　　 　 ﾍ　　:
　　　　　　: :　 : :　..:　: : , '　 ' 　 　 /　　　　} 　:､ 　　ﾍ 　. :
　　　　　　: :　 :　.:　. : :/　/　　,　,/＝　　 .､L 　 ' 　 　 i
　　　　　 :　:　:.:／: : .//../　　/.ﾝ | .i　　 　犬 i 　 i　　　l:　　　　　そのとき、柊さんたちが、わたしを助けるために、
　　　　: :　 .:／　_,.≠７../　　/x==k l　 　 /　い　　'. 　 l.|::.　　　 「腕をもがれてもいい」って
　　 : :　 :／　　　　: /j./　　ｲﾞｨ茂} Vi、　ｲ 'ﾆヾ|　　1　 | !　　　　言ってくれたんでしょう？
: :　　 .／: ,ｘへ､ｎ /　ﾘ　　 .゛ヾ;ツ　ヽﾍ　{.fちh.Y　　|　 ﾄ
　　　 　: ノ'へ.7~|　　l　 　 j　　　　　'　 ＼'ｾジ |　　 i:　|　
　　　.　:/ 二` Ｊ {　,rl　　　|,　　　　 　 　 　 　 ｜　　1./.:
. 　 : 　 {　-:､`J　}ｲ .|　　! .lﾍ　 　 (　)　 　 　 .ｨ}　 　 !.ﾄ、
:　 j 　:从　　 ¨　/　｜　 Y |　ヽ､　　　 　 ,.ィ　 }　　　|,.|ﾍ
　 .'　. :/iﾍ　　　/.}　 1　　:ﾄ1　　 1=ァ''^~　　　;' 　　 .|　V
　 j　 :/ }　'ー'^ / Y　'、　 i 乂　　/　　　　　 .//　　 j!　
　 |. :iｲ　ト､ ,,ノ´ 　}..　{ヽ、 、　　｛　　　　　 //　　 ./1　.| V:､　: .

　　　　　　　　 　 　 　 　 __ 　 /,!
　　　　　 ﾊ '"´￣￣｀`´　/‐ '∠., _
　　　 ／ Ｕ　　　　　　　,ｲ　　　 ､_ 　`　､
＿_r‐{ -／/　　,'　　/ /　i　　　　 ヽ￣｀`
:::::ﾑ:::::7　/ 　 ∧　,/,/　　l　　　　　 丶　　　　　 えっ（あれは私じゃなくて、つかさの方が）
::://:::/　,' u　/　Ｘ// 　 　 ! |／　　　　ヽ
;/ !:://l ! 　 / ,/　l/`'"　､,／!ヽ　 |　 l.　 ',
　!l//:::|l 　 i. /　　　　　　　 ﾘ　i.　|　 ﾄ､　.!
　!l/'''7ﾘ　 ,l/ 　　　　　　　　　!　l　, l　ヽ!
　| 　 !`l. /　　　 /￣￣`i　　　ﾊ. ,! ハ!
　ｌ　　`'l/ｰ 、　/　　 　 /　　　〉l/,/
.　!　　 | |　　 `iー--､-',-‐､i"　 |/
　 !　　 l !　 ／７ヽ､....7M. ﾊ!　 i !
.　 !　　 !|　,!{ /.丶...ヾ,ハK. |　 | |
　 ﾊ　　 |　|.| |........ヽ..........i.ヾ　 ,! |
　 !i.i.　　|　|.| |......､...i..../....|.[|,ノ ! !
　 !| ｌ　　|　}.| |.......ヽ|./........l,..}　 i |







　　　　　　　　　 　 　 　 ／::ィf三_≠_三ミk:､`:<
　　　　　　　　　 　 　 ／ｲシ'^:^::::.:::.::::.::`:::.ヾミx:ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 /ｨﾂ／::;.ィf'^￣｀ .i''＜:::ヽヾﾐ;ﾍ
　　　　　　　　　 　 /fi//:::/ 　,.L　 　 ..k.,　 丶:::､や::､
　　　　　　　 　 　 ,仍'/::/　/ /1　　　..| V　　 V:::､ｾ!::,　　　　　　　わたし、感動しちゃった！
　　　　　　　　　　,仭/::/　 ':/　1.、 　 .|　ヽ i;　1::::.,伐1
　　　　　　　　　 .仍7:::′ /r=ｈ V:､ 　 |=ﾕﾐki　１:::::仗:i!
　　　　　　　　　 仭.':::j　 /'ｲ戌}　ヽk　 lf'或i ﾄ、|:::.:::仭:!
　　　　　 _,,_　_　|ﾐ'j :::| 　i! 'ﾏシ　　､ ＼ﾄ､ノ　}　|:::/::伐|
　　　　　 Vﾈ{ﾈ} |ﾝ::k::| 　|　　　 _,.. 　 ､.　　　 1 .|:ｲ=ミ､|
　　　 〈iﾈ、VｷkV　 l'N 　|,_　 　i　　　　}　 　 /!_jL.|,_　 ヽ
　　　　 VｷiﾍｷV1　 い　.L.,_＼.丶､.　ノ _,.｡＜　 /　 〉　 jィ'7
　 　 r=:、VﾈfT^^''ー=ァ'... ...)^弋　''''T>ーx､　 ./　 / ,ｨｽﾆ:'
　　　'<^:=､ﾏｷ1　　 ,ィ..彡...:'^)...'ミ:、∥ ..::::::}　/　 /./テ／
　　 　 `<＾=､N |　 / /.:ノィ....∫....:､_jzzx｡､-j-:＜弋^:Y'^ 1
.　　　 　 ＼＞r‐ ┼ t‐‐ｆ弋^ヾ￣丶、＼ ＼ヽ_,.＞‐ｲ 　 j
　　　　　　 {ﾍ ＼ ＼ ＼ ＼_丶,.＞ー '.^￣ .. . . ニ.ﾆ}!　ノ

　　　　　　　　　　　　　　　{￣｀ヽ 　／　 /
　 　 　 　 　 　 く:＼ 　　 　ヽ 　　∨ 　 ,/　　　　　　　│
　　　 十　　,へ　＼:.>+　　　 ＞　ハ ≦-. .､　　 　 　 人
　　　　く:＼ ＼::>　　　　 , イ　 7 爪⌒｀ヽ: : ＼ 　 ￣｀Y´￣
　　　 　 ＼::>　　　 　 ／: : : : /:/ | ∨ﾊ : : : : : :ヽ　　　|
　　　　　 　　　　　　/ : : / :/_{: l　|　∨ﾊ-､ l: : : :ﾍ
.　　　　　　　　　　 /ｲ: :/: :.l/∧{ 　 　 Ⅵヽ､|: : : :l:ﾊ　　　　　　　　　 いやあ、それほどでも。
　　　　　　　　　　/' .′{: : :{/　　　 　　___　 |: : : :}:│　　　 +
　　　　 　 　 　 　 　|: :ハ :/,ィ气 /// ｲ≠气 : : /: :|
　　　　 　 　 　 　 　|: {{ :ﾍⅣ　　　ーﾍ　　　!: : /ｨ /　　　
　　　　　 　 |　　　　Ⅵﾍ: :八.:.:　　V__ﾉ　 :./: ://j/
　　　 　 　 人 　 　　 　 ∨V^{≧ｰ rｰf千く;/Ⅳ
　　　　 ￣｀Y´￣　 　 　 　 　 ヽ／ {ｰ}/ο/_人＿
　　　　　 　 |　　 　 　 　 　 　 /＼ :| / ヽ∧｀Y´
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /⌒{{{に7/７}ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　 く:　　Ⅶ≧こノ :{
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ￣´　　 ヽ､／







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　　 　 　 　 　 |: :/|: : :::::::|: : ::ｧ=ｧ==ｫ､ヽ　ヽヽ,／ｬｧ==ｫ==ｧ 　 ∨::/､;;ﾚ'::::::: : : : : : :
　　　　　　　　 |/　|: ::::::/|: :;八弋ｚ;ｸ ,　　　　　　 弋:z;ｸ　ﾉ　　 ﾘV´｀}:::::::::: : : : : :/::　　（いや、そこで照れるのもどうよ）
　　　　　　　　　 　 |: ::/{ |:::ﾊ　　ｰ‐ '　　　　 　 　 ｀ｰ-‐ ´　　 　 .ｲ ,ﾉ::::: : : : : : :/:::::
　　　　　　　　　　　|:.::{::ヽV_,}　　　　　　　　　　　　l | |l ｉ!　　 ,r-‐'´:::::: : : : : : :/::::::::
　　　　　　　　　　　ヽ:|: ::::::::::l､　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ |::|:::::: : : : : : : :/:::::::::::
　　　　　　　　　　　　 |: : ::::::::::ヽ、　　ｒ-‐──‐-､　　　イ　　 |:ｊ::::: : : : : : : :/:::::::::::::
　　　　　　　　　　　　 |: : :::::::::::::::::｀＞V_＿＿＿_,,}＜´ / 　 　 ﾘ::::: : : : : : :/::::::::::::::::
　　　　　 　 　 　 　 　 |: : : :::::::::::／　　　|｀￣~´ ‐-─/　　　　j:::: : : : : : :/:::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　|: : : :::::::/　　　　 |　　　　　 ／　　　　,ﾉ:: : : : : : :/ヽ、::::::::::::::
　　　　　　　 　 　 　 　 |: : : :::/＼＼　　 |　　 　 ／　　　　／ﾉ: : : : : :.:/ィ´ハ:::::::::::::

　　　　　　　　　 　/
　　　　　　　　 　 ｛､
　　　　　　　　　　乂　_＿＿
　　　　　　　　　 イ: :＞: : : : : : ミh､
　　　　　　　 ／: :／: : : : : : ＼: : : : ＼
　　　　　　 . : : : : : : : : : :l: : : : :V: : : : :丶
　　　　　 . : : /: : :/: : : : :l: : : : : :V: : : : : :.　　　　そういうことを言ってくれる人がいるんだって、
　　　　／: : / : _/ : : : : : !: : : : : : V: : : : : ;
　　　｀⌒ : : : ／!: : : : : :ﾊヽ: : : : : :V : : : : ，　　　やっぱり、世の中は間違っていないって
　　　　,' : : イ　｜: : : : /　V: : : : : 个、: : : '.　　　思い直すことができたんだ。
　　　　i: : : l -==V: : : ,′　V: : : : : :!: : : : i: l
　　　　l: : : l "　　, ＼ ! ｀`ヾl: : : : : :!: : : : l: l
　　 ／ヾ､: :!　　　 　 　 　 ,, l: : : : : :!: : : /イヽ
　　｛　　　≧=- 丶　ノ　　_ノ: : : : : :l/ｰ7　　 ﾄ､
　　 ∧　　　　　　＞七'"´　个ー､ノ /＼　　　 ｝

　　　　　　　　　　　,:": : : : : : : : : : : ヽ: `丶 : : : ＼
　　　　　　　　　　/: : /: : :/: : : :l: : : : : V: : : ＼: : : ＼
　　　　　　 　 　 /: : /: : :/: : : : :! : : : : : V: : : : :＼: : : :､
　　　　　　　　 . : : : : : : ′ : : : :! : : : : : : V: : : : : 丶: : `､　　　　　　　もし今度、わたしの腕をもがないと
　　　　　　　　/: : : : : :/: : : : : :∧ : : : : : : ﾄ: : : : : : : ＼:个､
　　　　　　　 , : : : : : /: : : :l: : /　ﾏ: : : : : : V＼ : : : : : : ＼　　　　　 柊さんたちを助けられない時が来たら、
　　　　　　　イ : : : ∥: : : ｜:/　　ﾏ : : : : : ﾑ　 ＼ : : : : : 寸ヽ　　　 わたしも躊躇しないからねっ！
　　　　　　 /: : : : : :′: : : :l:/ 　 　 ﾏ: : : : : :ﾑ　　 ヾ: : : : : :`､:｝
　　　　　／: : : : : : !: : : : : /　　　　　＼: : : : : ／　　V: : : : : :V
　　　　〃: : : : : _r-! : : : : i　￣ ＞　 　 ｀`～-￣　　∧: : : : : :‘，
　　　 八: : : ／....ﾏ.! : : : : l　'"´　　　　　 ｀　　〃 〃! ﾉ: : : : : : : ，
　　　　人: /.....ﾏ....ﾏ : : : : l 〃 〃　　　　　　　　　　八-!: : : : : : : ，
　　　　 ｒУ.../.....ﾏl: :ﾏ: : : !｀丶　　 ﾉ～　__ノ　　　人-=l: : : : : : :l: !
　　　　 乂..＞─-:ﾏ＞- ､l...........＼　　　　　　 ィi「-=ニニ≧=z､:l: !
　　　　／.............../´-─ ､ V 7..........≧s。__ イ......l__　──‐- _　｀Y
　　 ／................../_　- ─ ､ヽ/.............`､　　 /........l-　─── rー─ ､
　／/................../　　 -　へﾏ...ﾏ...............｝／｛..........!　 CURRr -ﾆﾆゝ ｛
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　　　__　 　 　 /　　 }
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　　　　 j_＿_>┴⌒: : ｀: .、
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　　|: :!: : :|:/　 　 l′　 ',: ! : |:|
　　|: :|: : :|′　　　 　, __l:.|::|:|′　　　ありがとー
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　　　　　　 ト:､:_::＼::::|f>∨:::::::::|
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　　 　 　 ／ ,/. -　7　￣/　.小--ﾍ.:＼￣￣ハ: : : :∨:.:-.､:ﾉ:..:.:.:.:.:.:.:＼
　　 　 ／　/ 　 　 ′‐: :｢ /　|:l!: : :lﾄ : :ﾄ., :イ__厂 : : ∨:.:.:.＼:::..:.:.:.:.:.:./
　 　 /　　/ 　 ／ l ,:-―トl､　|ハ: : l! >イ＼: : :∨. : : : V:.:.:.:.:.＼::.:.:.:/　
　　 ′ イ　／i:ﾊ :|′: :/| | ＼!　 Ⅵl′＞_z三＝ァ : : : V:.:.:.:.:.:.:ヽｲ　　 いやいやいや。
　 /／　 !: : : :|:し.:|: : :/.z土ｰ｜　 ヽ.Vイ¨´}z.ﾐli､}ﾄ､ : : : |:.:.:.:.:.:.:.:/:|　　　そういう状況にならないよう努力しましょうよ。
　/ 　 　 ! : : ｜ : :| :くf¨ 丁ミ.､　　　 ＼ 「7!:::ﾊ}| ヾ ヽ: : :L:.:.:.:／|: |
　　　　　| : : : l : :.:.! ハ ｢7{:::jj}　 　 　 　 V迂ｿﾘ　　 jﾍ : | Y:.:.| : | :|
　　　　　l: : : /!: : :.:〉ﾍ　V{爪ﾘ　　　　　　 `ニ´　　　　jﾍ:| ﾘ:.:.| : |:｜
　　 　 　 i: :/　l: : :.|:{ハ　`ー'　　 ､　　　　　　 ' '　　,､__ .ィ.:.:.:.! : |: :!
　　 　 　 ∨ 　 V: :|:.ﾄ._}　 ´　　　　　_ .. - ､　　 　.ｲ :}:.:.:/:.:.:.:.l : :!: :|
　　　　　　　　　 V:|/.:八　　 　 {7￣.. - 一'　　／｜/:./:.: : : :|: :i|:. :|
　　　　　　　　 　 ﾄl:.: : :.:＞　 .._ ￣　　　　.　 ´ ｢:｀j/:/ : : : : :l: :l:.|:. :!
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　　　　,' : : イ　｜: : : : /　V: : : : : 个、: : : '.　　　　　　うへへ
　　　　i: : : l -==V: : : ,′　V: : : : : :!: : : : i: l
　　　　l: : : l "　　, ＼ ! ｀`ヾl: : : : : :!: : : : l: l
　　 ／ヾ､: :!　　　 　 　 　 ,, l: : : : : :!: : : /イヽ
　　｛　　　≧=- 丶　ノ　　_ノ: : : : : :l/ｰ7　　 ﾄ､
　　 ∧　　　　　　＞七'"´　个ー､ノ /＼　　　 ｝
　　く__,, 斗ヒ'"´　 へ_　　 　 !　　 _r--　V　　/
ー'"´　　　　　　〈 ￣-ゝ､　 ﾉ 　 く｀`　　 V､入
　　 　 　 　 　 　 l　　￣_>　　　　 ＼　　/ヽ!-､｝
　　　　　　　　　「＼　　l _＿＿　斗　>イ､ /　 i`､
　　　　　　　　イ! l　｀`Ｔ>_＿＿　　　/｀¨¨　　 !　，
　　　　　　　　＞‐、ﾍ>7ｋ/＿_λ、


　　　　　　.／: : : : :＞ム'￣＼ゝ: : : ヽ、
　　　　 ／: : : : :／: ﾒ /ﾍ: : : :＼: :i: : : :ヽ
　　　 /: : : : : : : ｨ: :/ｌ ﾊ: : : : : : : : ｌ: : : : :ヽ
　　　/: : : : : : : // / ｊ ﾊ: : :.ｌ: : : : ｌ: : : : : : :ヽ
　　 /: : : / 'イ// /　ｌ ハ .ｰl､: : : :!/: : : : : : : ｌ
　　/: :/: :ｌ: : :/ ｌ /　 .ｌl　 V .ﾄ ヽ: : /: : : :/: : :.ｌ 　　　 えへへー
　 /: : |: : |: :/　|/　　 ｌ　　V.|ヽ': : :/: : : :/: : : :|
.　| /|: | ∧/＿, 、　　　　　Vヽ: :./: : : :/／: :/　
.　|/ |: :ｌ |ﾍiｒ＝ミ　　　　ﾆﾐﾄ、 ∨: : : ://: : /　　　
　 ｌ-l＾ﾄV　{　　　　　　　￣＼ﾐ､/: : :ん: : :ｲ
、 ゝ⌒'ゝ､.!、　　 ;＿_,　　　　ﾞｿ: : :ﾉ/ﾉ:://
.>ﾑヽ_､ ソ/V＞､（　　）　　,ィ/: :/ｲク/ｌ/
イ　　〉ト,/ _／　'个ｧ イ ＾　y　く/)YV
　.／＾'ﾍ/‐'く ヽ／　/　　　　/ﾑヽ'くヽ
、>'　 ,　ヽ､、＼ 　ん-､～/'／　　　）ヽ

　　　　　　　　　入　　　ヽ,､/　　_ ノ丶、
　　　　　　 ,　'　　,≧＝ー‐ー＜　＼: : ＼
　　　　　／: : : : ＾: : : : /∧: :|: : ｀丶､V: : :＼
　　　 ／: : :／: : : /: :.// | |: :ﾄ: : : : :.ｌ |: : : : 丶
.　　 /: /: :/: : : : /: :,ｲ:厂「ヽ :|ヽ: : : :| |: : :.|: : ヽ
　　/: :/: :/: :丶､」:_/ |/　|　 ヽ|　＼_」,レ: :.|: : : }
　 /:,イ: : f: /: : /|∠ﾆﾋ　|　 ｀ヽニ_､､V: : : |:|: : |
　／ /: : :|:ｲ: : /,ｨ'ぅｆヽ　　　　　'う'ヾ､ｊ: : : :|:|: : |
　　　|: : :.|ﾊ: : ｊ《 込しｌ}　　　　 込しｌ}ヾ: : :.|ｊ: ,: |　　　　 そういえば各務原さん、
　　　|: : :i|::ゝ∧ 弋ｔｼﾉ　　　　 弋ｔｼﾉ |: : :∧λ|　　　　 お友達の女の子はもう大丈夫なの？
　　　|: :∧:ヽﾉ ヽ ,,゛"　　　'　　　゛"　/: :/ノ:ハｊ　　　　
　　　',:.,' 丶:｀┬ヽ、　　　‐-‐　　　 ノ: :/ｲ:〈
　　　 V　/ヽ: :|:A:ﾉV‐- ､　　ｨ-‐=ﾌ |:.//|:/＼
　　　　　 ＼ >'⌒く　‐＜'　　 '＞‐ 〉/‐ﾍ」ﾍ／
　　　　　　 /　　　 ＼　 ＼／　 ／'＾　　 }
.　　　　　　{　　､　　　ヽ、　　／　　　 /　|
.　　　　　　ヽ　　ヽ　　　 ｀￣　　　　 /　 ﾉ






　　　　　　　　　　　　　　乂 __
　　　　　　　　　　　　　　　＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
　　　　　　　　　　　　　／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
　 　　　　　　　　　　 . : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
　　　　　　　　　　 ／: : : 八: : : : !　ヾ: : : `､: : : : 、　　　　　 うん……
　　　　 　　　-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ，　　　　　写真が出回ることにはならなさそうで、
　　　　　　　　 　 /: ://ん(　ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : ,　　　　　少しは安心したみたい。
　　　　　　　　　 . : /l　Vソ 　 ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､
　　　　　　　　　. : : : 　 　 　 　 　 　 　 !: : : : lヽ: : :个､
　　　　　　　　 .: : : :｛ 　 　 ⌒　　 　 　 !: : : : lノ: : : :｝
　　　　　　　　 i: : : 个s　　　　　　　　　l: : : : :!: : l: i ｝
　　　　　 　 　 乂: : : : l: ≧s──‐-　､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
　　　　　　　　　 丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _,.｡z=≡三ミ=x､:.:-､_　 _,、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／::＞‐ー‐- ､::.:｀ヾﾐx:.:`く:.:`Y:^'^l
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,:::／´ /　 　 .j!　、＼:.:.:kミ､::.ヽ:.:.:.:.:斗_
　　　　　　　　　　　　　 .//　　 ｧ=　　.=fﾍ　i　　V:.:i'三:.:.:.V:.:.:.:.::べ
　　　　　 　 　 　 　 　 /:/　　 /｜:　　 l　 '､1　　 ':.:1三;:.:.:ﾞ､::.:::;ノ′ ここの景色きれいだよねえ。
　　　　　　 　 　 　 　 f:/ 　 /'　_.V、　ｉ|　　‘1　　 |:.:i1ミl:.:.:.:i:;_:N　　　　今度気晴らしに、その子を連れてきても
　　　　 　 　 　 　 　/!:' 　 .ｲ.≠= 　＼ {=ﾐx、|　　 |:::.!|三､::.::ヽ　　　　　いいかな。
　　　　　　　　 　 ／j:i　　/ } '''　 ´　　 ｀　'''' j　 i .j:.::{ l三ﾐx:.:.:.}
　　　　　　　　／イ7:i .／{..｛　 　､　 __,．　　/　 ｉ./::.:.:＼ﾓ三ﾐV
　　　　　　　/ｲ　　〈(,rx､.入ヽ　　　　 、　 .ｲ　,ｲ//⌒＼:.ヽヾｦ_,,..｡=--､
.　　　　　 　 いくi、<`:.:.:.:.:.:.:.7':ヽ._,乂_＞'　／ //　....ﾉ　ﾄ.ヾ八-r‐''''''ヾ::Y
　　　　　　 .//`ー'|ィ::.:.::.:.::._;> '^´ 　 ￣∠ｲ:.:'┴i＜...,ノ/ﾉ._,). ｝ ＼　 .}:.:}
　　　　　　//＝-‐1.|イミV.　　　 `‐≠:ﾄi::.:.::.:.::.:.Z‐≠'^￣ .. ∨　,/ `Y...7
　　　　／´　　　 　‘ﾍI､ ｀¨´　　　 (__∠:;:.:.::.:.::.:__〉　　 　　.. ...1./　 ,/../
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　　　　　　／ 　 　 ／　　　/　/ !　　　　　　　　 ヽ.　　 ＿__
　 　 　 ／.　'´ 　 //　/　 /　/　|',　 八　 　 l　　　 V´::: :: :l|
　　　 /／//　　/ 　 厶ｨ'/´/ 　 ! V | 弌ト､_ ｌ　　　 }}ｰ:く ::ﾘ
.　　 /´ 　/　 , ,′　/ /'｜/ 　 ｜ Ⅵ　 ヽ、　!　　 ∨::.::.:∨
　　　　　/ 　/ i　　/ /　 |,′　　ｌ　 `{　　　＼j　　 ∧::.::.:: |
　　　　 ,′/ﾞ|/|　 ,' ;f示ﾃﾄy　　　 　 ,r=ァﾗト､! 　 ,'　|:.::.:;:ﾉ　　（まあ、わたしたちに新しい友達ができたみたいだし）
　　 　 ｜/　l　|　 l ∧ﾄr'「 j| 　 　 　 |ﾄr'「 j} ∧　,ハ |¨´|　　　（それは良かったのかな？）
　　　　 j/　 l 从　|∧ Vﾄrﾉ} 　 　 　 以ィjｿ　 |　/Y i:|:.,ｲ
　　　　　 　 ｌ　 ∧ﾄ､」　' ¨´　　,　　　｀` ''　　 ｌ / ,ﾉ ﾘ/ ｌ
　　　　　 　 l 　.:ヽ|.:八　　　　 、 ,　　　　　 .ｲj√ : ::/:　!
　　　　　 　 |　 :.:.:.:|.:l:.:.＞　、　　　　 ,.　＜　/　 : ::/:.: ｜
　　　　　 　 l　:.:.:.:.:|:ｊ|:.:.:.:.:.:| 　}｀¨ ´{　　　　/　 : .:/: : 　|
　　　　　 　 |　 :.:.:.:|八:.:.:.:厶ｨ' 　 　 ヽ、__ .′ : .:/l.:.:. 　|
　　　　　 　 l　:.:.:.:.:l／￣//　 　 　 　 l|　/ 　 : :/|:l:.:.: 　|
　　　　　 　 | : : :.:./　　//＞ー―‐＜ﾘ .′　.:.∧|:l:.:.: 　|
　　　　　 　 l : : ::,′　/厶,＿＿＿___//　　　/　∨:.:.:.　|
　　 　 　 　 l : : .:i　／　　　 　 　 ／ /　　　/　　 }l:.:.:.　j

┌────────┐
│　翌日　正午　　　...│
└────────┘

┌────────┐
│　草蠅山頂上　　.....│
└────────┘



: 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　: 　 :
: : : : : : : : : 　 　　 　: 　　　 　 　: 　 : : : : 　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : 　　: : : : : : : : : : : : : : : : : : 　: : : : 　　: : : : : : : : : : 　 : : : : : :
　　　 　 　: 　 　　　　　　　 : : ､‐｀｀‐、　　　　　　　　　 　 　: : : 　: : : : : : : : :
　 　: : : : : : 　　　　　　　: .,,／｀::::::::::: ｀ヽ　　　　　　　　 　 　: : : : : : : : : : : : :
　 　: : : : : : 　　　　　 _,,､'｀::::::::::: : : :: : : ::::'､:
　　　　　　　　　　 _ｒ'":::::;;;;;;;;;;::::::::::: : : : : ::::`‐､、　 　 : : :
　　　　　　　　 ､,-'゜::::;;;;;;;;;;;;: : : :::::: : : : : : : ::::::::::::ヽ,、: : : : : :
　　　　　　 ._､‐′:::;;;;;;;;;;;;;: : 　: 、: : : ;;;;;;: : ;;;;;;;;:::::::::::ﾞ'‐､、: : : : : : : 　:
　　　　 _,／｀: : ::;;;;;;;;;;;;;;;: 　: ;;;;;;;: 　 : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::｀｀'ｰ''ｰ-、: : : : : : :
　　._､‐｀: : : : : ;;;;;;;;;;;;;;: : : : : ;;;;: : : : : :;:::::::::::::::::: ;;;;;: : : : :::::: : : : : ｀`､、: : : :
..,,rl″: : :::: : ;;;;;;;;;;;;;;;: : : : : : :;: : 　　　: :::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ．: : : : : :
″: : :::::::::: ;;;;;;;;;: : : : ::::::::::::::::: ;;;;;;: : 　::::::::::::::::::::::::: .: : : : ;;;;;;;;;;;;;;: : : : : : : : ｀､、: : :
: :::::::::::::: : : : : : : ::::::::::::::::::: : : ;;;;;;;;;;;: : :::::::::::::::::::::::::::::: : : : : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : : : : ｀'''‐:-､
:::::::::: : 　　: : : :::::::::::::::::::: : : 　;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .　 : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : : : :
:::: : : : : : : ::::::::::::::::::::::::: 　 : 　;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .　: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: :

　　　.／　ノヽ＼　　　　 ゼーハー
　 　 ;| （●）（●|:
　　　:|ヽ (_人_)/;　　　
.　　　:|　|. ⌒ .|;　　　　校長、鵺塚の様子はどうですか？
　　　 :h　　 ／;
　　 　 :| 　/; '　　　　　　
　　　 /　く､　　 　
　　　;|　＼＼_　　　　
　　　;|ミ　|`ー＝っ 　 　



ﾊ /,　　　　　　　　　 |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ 　 / 　 ,　/　　 　 |
　ゞ| ﾊ　　　　　　　　 !三　ハ　 ｀ヽzk　　 /　／　'　　j }.　/
　/从ﾊ　　 ﾊ　　　　ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡　　　 　 ,ｲ彡'
./　　　j＼ {＼　　　ﾊ从　三　三ﾊ　　 ,:'　　 ,:　　／´
.　　　 ,　　ヾ;　＼　八三　三　三}　　 i=＝彡'´
.　　　,'　　iｿ　 |　{ﾐーﾞ 三 三りヾ'　 　 :　'´
　　　i i.　 | 　 iﾊ　ﾏ三__三／　　 　 　 ﾏ　　　　　　　　　　 ああ、小型カメラのケーブルを
　　　| |　 i　　i |ﾊ　ﾏ　 ヾﾉ　 　 　 　 　 ﾏ　　　　　　　　　　 打ち込んで内部を調査してみたんだが……
　　　| |　 |　　| |ii{＼ﾏ　　　　　　　　　　 ヽ
　　　| |　 |　　|､ヽ三ゞ.　　_　 　 　 =-　　.ノ
　　　| |　 |　　| ＞｀ヽ 人。:､｀::.､　 ,'´￣
　　　| |　 |　　|彡'　｀ヾ　 :､::.＼__Yj
　　　| |　 |　　|　　　　　　　_. シ
　 　 ﾊ! 　|　　|　　　　　, '´

┌─────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　中には何もいないようだな。　　　..│
└─────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,;;;;;;,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,;;;;;,;;;;;;;,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,;;;;;;;　;_,,,;;;_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;;;;;;;;;　,,;,　,;;;;;,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;;;;;　,;;　　;;　,,,゜;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;;;;;　,,,;;　　,,,;,　　゛,,;;;,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;;;;;　　,;;　　　,;,　　　　;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,;;;;゜　　,;;　　　,,,;　　　,,;;　;;;,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,;;;;;゜　　,,,;　　　　,,;　　　　;;　;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;´　　　;;　　　　　;,　　　　,;;,　;;;;;;;;;;;;;;_,,,
　　　　　　　　　　　　　　　　,,,,;;;;;;;;;´　,,;;;;;;′　　　;;　　　　　,,;　　　　　　　,,,;,,　　;;;;;;;;;;_,,
　　　　　　　　　　　　　　,,;;;;;;;;　　　,,,,,;;;;;;;　　　　,,;;　　　　　　;;　　　　　,;;;　,, ;;;;,,　　　　;;;;;;_,
　　　　　　　　　　　　 ,;;;;;´　　　,;;;;;;;;;;;,,:´　　　　,,;;　　　　　　,,;;　　　　　　　　,;;;;;;;;_,,,　　　　`;;_
　　　　　　　　　　　,;;;;;;　　,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　,,;;　　　　　　　;;　　　　　　　,　　;;;;;,｀;;;;;,.,,;_;　,,;;;;;,
　　　　　　　　　　,,;;;;;　　.,,;;;;;´　　;;;,;;゜　　　　　,,;゜　　　　　　　,;　　　　　　　　　　;;;;;　, ;;;;;;;;;;;　,,,;;_
　　　　　　　　　　;;;;;;　　,;;;;　　　;;;;;;;　　　　　　,,;　　　　　　　　,,;　　　　　　　　_　,,,;　　　,;;;;;;;_;　,,,;,
　　　　　　　　　,,,;;;;,;　　,;;　　　,,,;;;゛　　　　　　,;;　　　　　　　　　;　　　　　　　　　,,,;´　　　,,;;;;;;　　,;;
　　　　　　　　　,,,;;;;;´　,,,;;,　　　;;;,　　　　　　　;;　　　　　　　　　,;;　　　　　　　　　,,;　　　,,,;;;;;　　,,,;;
　　　　　　　　　　;;;;;;　　,,,;;;;;　　,;;;;;;;;,,　　　　,,;;　　　　　　　　　　;　　　　　　　,,,,,,,,;　　,,,;;;;;,゜　　,;;;
　　　　　　　　　　, ;;;;;,　　　 ﾞ;;;;;,,　　, ;;;;;;;,,　,,,;゜　　　　　　　　　　;,　　　　,,,;,,,;;　　,,,,;;;;;;;;;;　　,,,,,;;;゜
　　　　　　　　　　　, ;;;;;,,_,　　　;;;;;;;;;;,,,,,　,,;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,＿,,,＿,,　　　,,;;,,,,,,;,;,,′　,,,;;;;;;;;;;;゛　　　,,;;;;;;゛
　　　　　　　　　　　　　;;;;;;,,,,,,,　　　　,;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,,,,,,,,,,,　　　,￣;;;;;;;;;;;;,,,;;;;;;;;;;;;;;;;´´　　　,, ,,,;;;;;;;゜
　　　　　　　　　　　　　　,,,;;;;;;;;;;,,,,,,,,　_,,　　　　　　　 ;;;;;;;￣;;;;;￣　　　　　　　　　, ,_;;;;;;;;;゛
　　　　　　　　　　　　　　　　　,;;;;;;;;;;;;,;;;;,,,_,,,,,;,,,,,,,,,,;,_　　　　　　　,,,.　,,,_,_,,,,,,,_;;;;;;;;;;;;;´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,｀;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;´

　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　|　　　 （ ー）（ー）　　　　　どっかへ消えちゃったんですかね、鵺。
　　　　　　　　　.|　　　　 （__人__）　　　　　　　
　　　　　　　　　/　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　／　　ヽ　⊂二二￣＼　　　　　　
　　　　　／　　　　　＼　 ⊂、'　 　 ヽ
　　　　/　　　　　　　　＼＿, ｀7　　/
　　　/　　　　へ　　　　 ＼　!/　　/
　　　|　　　　　　＼　　　　Υ　　/



　 　 ／／　　　　　　 |彡へ
　　　 /　　,　y　 ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､
　 　 ｲ　　ｲ　ﾊ ｲ｀''''''y/爪.　|　ヽ ﾍ
　　　.|ﾊ　 |　|=| |　　 　 　 }　|　 | |　〉
　　ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ　 　 ﾑｲ　/ j　{
　　彡<ﾆ二tﾃﾐミ､　　 /==ｰﾑｲ / /}
　　彡辷三三ﾂ´　　 （ﾐ､　　 〉彡ｲ j　　　　　　　　ダディとでっていうは別の時間軸で
　　彡彡≦ｲ　　　　　 <_tﾃ　/／ /'　　　　　　　　 願いを叶えてもらったから合わせて
　　彡炎ミrﾁ.　　　r　　〉　 ｨ彡ﾉﾉ　　　　　　　　　 一つのカウントになるとしてだ。
　　三ミﾂ　　　　　　　ｲ　　z彡ｿ'
　　彡ｲ　､＿＿＿_　　　　　 j　　　　　　　　　　　 本来、誰かの願いを叶えたら、
　　彡ﾐi　　｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::)　　　　　しばらくは消えてしまうものかもしれないな。
　　彡ﾐﾑ　　ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣
　　ｲ彡f　　　　　　　　 ／|　|
　 炎彡{　　　　　 　 ／|　|　|
　　ヽ､ｷ}.　　　　　 /|　|　|　|
　　　　＞ ､ ＿＿/| |　|　|　|
　　　　　ｲ...川川川 |　|　|　|
　　　　 /:::::::::::::::::| | |　|　|　|ー-- ､＿
　　 　 /:::::::::::::::::::| | |　|　|　|::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　 |ノ　　ヽ､_　 　.|　 　 　 　
　　　　　　　　　　　 　 （●）（● ） .　　|　　あんなのが常に人の欲望に応じ続けてるなんて、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |(_人__）　　　 .|　 　考えたくないですからね。
　　 　　　　　　　　　　　 | ⌒ ´　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　 　 　 　 ./ﾚ、　　 　 　 　 　 　
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 >__､____,　"/::::） ､＿_　　　　　　
　　　　　　　　　　 ,. -ｰー「二二二 :::::／:::ノ:::::::::..ヽ　　　　
　　　　　　　 　　/::_,,.　-‐､ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.∧
　　　　　 　 　 r'／,. -‐　　＼ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.∧
.　　　　　　 　 !/ ノ　-‐　　　 V::::::::::::::::::::::::,′:::::::::::::::: j　　　
　　　　　　　　i!ノI_ﾉく__ヽ　　　｀7ヽ::::::::::::::::l:::::::::::::::::::: /　　
　　　　　　　　|:::::::::l::::::::::::へ___／::::/::::ヽ､/:::::::::::::::::: /　　　　
　　　　 　 　 /::::::::::l::::::::::::::::ヽー:::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::: /
.　　　 　 　 /:::::::::::::l:::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ヘ､＿＿＿　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,心､_| ハ ＼ﾐ＼　＼ﾍ癶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ　 ヽ　｀ヽ　＼ｰ'＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　　/　 |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　〈l 　lﾊ　　ゞｊノー--H/､|　} lﾊ ＼〉 　　 いや、そうとも言い切れない。
　　　　　　　　　　　　　　　 ／/ / Nゝ!'＾｀ヽ　 ~''´_,z≧､_N | l ∧　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /　 l　{イ弓彡､ﾐ_ｊ　　､_´￢‐’='＾ｊ/ l　ﾊｊ)ハ
　　　　　　　　　　　 　 　 |　 l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/　　　　　　　　ﾟ // /ｲ 〉　|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ　r､　　　　　　!ｲ/ /ﾄ! }　|　　　　　　∫⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､|ﾐ彡彡{　　　　　　　　　　ス//|rノ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー'　　　 ｊ/´|　!　|　　　　　　 （(
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　| l∨辷/　　　　　　　　　　　|　 |　!　|　　　　（　⌒ )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ll ＼払　　　´ ﾐ　　　　　 /|　 |　!　l　　　(~　 ノ
　　　　　 　 　 　 　 ／} 　 　　 　| |l　 l＼}　　　　　　　　 ／ｹl　 |　　 |　 　ノ
　　 　 ヾ 彡＼　／ｰ'/ 　 　 　 　! li　 | ｌ |＼　　　　　　 　 　 |　 |　　 lヽ∫
　　　　／｀ヾ ／　 ／ 　 　　　 ノ|　l　 | llﾊ ::::＼ ＿ ィ　　　_ｨ|　 |l 　 r_i~＼
　　 ／　　／　 ／ ＼─‐-､_/ム|　 l 　l／ﾊ　　ヾ壬/　　 ｀ヾ|　 l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
　　|　_／　　／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| 　ｌ　|三∧　　 　_ _ 　 　__,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ 　
　　ヽ　　ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ 　 │!　lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ 　
　　　l　　　　 _／　 〉:::::::::::::::::::::::/　 ﾉ　|　　/　　　　　ﾉ　　　 ', 　､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
　　　|l　　　 　　 .ィ:::::::::::::::::::::::/　ﾊ/　 l ─--､　　　く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__::::::::::::::::::::: 　
　　 /::＼　　　 ´　ヽ:::::::::::::::::/{　!　　_ノ|ゝﾍ 　 `~　　　　z‐､/::::::＼ _　ヽ ム:::::::::::::::::
　 /:::::::::∧　　　　 　}::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈　　　　　　 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ　ﾉ::::::::::::::::

　　 ／￣￣＼
　／　ノ　　＼ ＼
　|　 （●）（●）　|
.　|　　（__人__）　 |　　へえ？
　 |　　 ｀ ⌒´　　ﾉ
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }
　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　
　　　/　　　 く　　＼　　　　　　
　　　|　　　　 ＼ 　 ＼ 　 　　　
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､　 　 　





　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　./ヾゝi|i///}　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　|　　　　　　　　i　./　　　,　 /、＼ ||///;|　 ,　　　}　　　　　　　　＼
　　　　 /　　 ,　　　　　 |　|　 ,　/| ./;.　　　　　　/／|　　/　　　　　　　　 　 ｝
　　　　｛,、　/　.　 |　　 || .||　|/;;;;|/:::　　　 　 　 "　 |　 /i　　　　　　　　　 /
　　 　 　 |　.ﾄ、　　|　　 |.|.|.ヽ|ー―- 、　　　　　＿__|_./_.|　 |　 i　　　　 　 ＼
　　　　　 ＼|　.　　ﾄ 、. | ﾘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.　 　 　 ´　　.|/　/／|　｜　　　　 、 　） 私がこの街に移り住んで
　　　　　　　| /＼ .|　＼|__,. =＝=.._;;;;;;;;　　　　　＿＿＿"　/／|　　　　　/ヽ/　およそ十年になるが…
　　　　　　　/{ b,. ｿ＼从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　 ｨ　(。)　ヽ ."　/　 ,　 　 /
　　　 　 　 /　＼{ ＼＼|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　　　　⌒"'ー｡　　/ .／　 ／|　　　　　 科学や常識では
　　　 　 ／{　　　|＼ ミ=‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　/　　　　　　 　 　‐=彡" /／|　｜　　　 説明のつかない事件、
.　　　／　 |i　 　|　　ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　 、 , 　 　 　 　 　 　 ／ .／|ノ .|.　 |　　　　　珍事は少なからず耳にしている。
　 ／　　／|i　　|　　∧;;;;;;;;;;;　　　　　　　　　　　　　　‐=彡／　.||　　|　 |　　　　大小を問わずな。
　( 　　 ´　 .|　　| 　 ' ∧;;;;;;;;　　ー- ..,,____　　 ,　　　　　　/　 　|.|　　|.　 |
　 ゝ　　　　.|　　| 　　.| 　 ;;;;;;;;; 　 　　__　　￣　　 　 　 ／　　　| |　　| 　.|
　/　　　　 .i|　　|　 　 |　| ＼;;;;　　　　　　　　　　　　／/ 　　　.| .|　　ﾄ.、|＼
　{　　 　　 |.| 　 |　 　 |　| 　 ＼　　　　　　　　　 　 "// 　　 i　|　|　　|　＼　＼
　|　 　 　 / | 　 |　 　 |　| 　　　 　 、　　 ,,..　　'"　/| {　　　 |　|　|　　ﾄ、　.＼　＼
./　　　　/　|| 　 |　 　 |　| 　　　　　 ｀ ´　　　　　/　| |　　　ﾉ　|　|　　| .＼ 　 ＼　＼

　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　 ノ 　ヽ､_　　＼
　　　(　 　.(ー) (ー ）　　　 |　　　　　
　　 　 .)　 .（__人__）　 U 　 |　　　　　　それって……
　　 　 (_＿.(,｀⌒´ 　 　 　 |　　　　　　 鵺みたいに、能力を付与してくれる存在が、
　 　 　 | 　|{　　　　　　　 |　　　　　　　他にもいるってことですか？
　　　 ﾓ|　 | ヽ.　　　　　ノ
　　　.|ｮ フ ヽ／ﾄ. 　 　　　＼　　　　　
　　　 ヽ､__ノ.　_ 　 　 　 ｨ　 ヽ
　　　　　＼_／|　　 　 　|　 　|
　　　　　　　/⌒￣￣￣　　 ﾉ




　　　　　　　　　　　, rr-―- 、
　　　　　　　　　　　{_,-―- 、 ＼
　　　　　　　　　／/　　　、　' ､　ヽ
　　　　　　　　/　　　 .へ　＼　　　}
　　　　　　 ,ィ´　ゝ　 .、　i 　 ｀　　 ＼　　　　　　　　 鵺と同程度の力を持つとは限らんがな。
　　　　　　{　　/ n,ﾍ}从　| i. |介__} 　 }
　　　　　　ヽ {　(( 　jﾉﾉ,斗-　| |.c)　　i　　　　　　　　以前にも言ったが、
　　　　　　 　ヽ从ｨtｊ　　f=ﾂ，| |ｿi　　 !　　　　　　　　私はこの街の安寧を第一に考えている。
　　　　　　　　　 |ミｿ_　　　　.j| i || ＼ ＼
　　　　　　　　　 | ヽ　－　　ﾉ.| i |ﾄ 、.＼ ＼　　　　　不安要素が紛れ込んでいる可能性があるとわかっては、
　　　　　　　　 __|　| i.｀_-　<　.|　|/　｀ー--┴- 、　　何らかの対策をとらざるを得ない。
　　　　　　 　/ . |　| }　　/ ﾉ ./ / 　　　　　　　　 |
　　　　　　　ｊ　 ﾉ /./ 　.{ 　　(　{. 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　ノ　 { .' / 　　|ミ;. /＼ヽ、 　 　 　 　 　 |
　　　　　 (　　 ｀、.} 　　 |;／.　 　＼ヽ　　　　　 　 |
　　　　　ノ　　/ (/　　　　　　　　　　ｿ　　 　 　 　 |
　　　　/　　 ｛　　　　　　　　　　　　　　　| 　 　 　 |
　　　/　　　　ヾC　　　　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 |　
　 ／　 　 　 　 ゝ、　　 　 　 　 C　 　 　 | 　 　 　 |　
／　　　 く＼／　 }　　　　　　　ｃ　　　　丿 ＿　　｜
　　　　　 ,.＼＼.ク ー-- 、.,__,.. 　-‐　'''""~　　　　|　
―――― ,ｨ｀／,―　　　 ＼.、　　　　　　　　　　ノ―　
　　　　　　｀ゝゝ し⊂二______）}＼ __,,.. 　-‐　'''"

　　　　　　　　　　　　 _,,. -─-　.＝= -,..-‐､
　　　　　　　　　　. _,厶-ク　　 ＼v｀ヽ＼´-　ヽ
　　　　　　　　 ／　　 /　　,ハ　　　ﾊ 　ﾊ　　　}
　　　　　　　　/ 　　 /ｲ　 /ヽﾍ/r､_},ﾊ　//　　ヽ　　 そこでだ、やらない夫先生。
　　　　　　　 {ｲ /!仏ﾑﾍ/ 　　｀ｿｲ　ﾘi // 　　　|　　
　　　　　　　　Vi ﾊ　●　　　　●．^ヾｲ} ﾘ|　　 |
　　　　　　　　ﾊ/||ミ彡》､_,､_,　/// / |ﾉ| |　　　|　　　
　　　　　　　　 ＼ﾄゞﾐゞ　ヽ._）　　 /　|　｝ |　　　|
　　　　　　　　　　 |　|＞ ｧr‐七⌒ |　|リ　|　　　|
　　　　　　　　　　 |　|/ {メ^く_/　　|　|ヽ　|　　　|
　　　　　　　　　　 |　ﾄ　/:∧∨　〉 |　ﾄ　　|　 　|







彡|　　　|　|从 |　 /三三　三　ヾミ＝-==彡イ　 ゞミﾍｚ=＝＝彡'´: : : : : : : : : /　 /
　人　　ﾘ　}､:ヾ!　|≧‐>=．..,,__三　三 ﾐ:.､ヾー::::.,　 ,ﾉー=＝'´　__,,.. z≦､: : :／　,ｲ /
/ //:､　|　ﾊ ＼ 从￣ヽ.　　弋 ・ テﾐ-ﾐヾ::.彡ー　ｲ: : : : :::＞'弋 ・ ノ 　,.ｲ,.:彡'´/ ,:':
　 ,'　 ヽ{　 ∧　ミ:､ミ=三｀二二二二二´{ /ｲ:ﾍ　彳: : : : ー￣￣￣￣: :-=彡'.,:',.':::::
//　, 　 |ゝ'ﾍ＼｀ヽミ:､　三　三　三　三ｿ´　　 　 |: : : : : : : : :.､_ 　 　 　 : : : /,::::::::::
/　/　.:: !|　|∧　ヾ:､ミ 三　三　三　≧'ﾞ　　　　　｜: : : : : : 　　　　　 ,: : : : ::´::::::::::::　　君の給料を、
ｲ,:　＞'ﾘ !　　ﾑ＼｀ﾐ:､　三　三　三ｲ　 　 　 　 　 !: : : : : : : :.　　　 ,..:::::::::::::::::::::::::::::::　 現在の五倍にしてあげよう。
彡'　　 | .|　|　 ﾑ　ヽ三　三　三　三}　　 　 　i||i! |: : : : : : : : .　　,.':::::::::::::::::::::::::::::::::::
.　　　　|　!　! 　 ﾑ ヾ　三　三　三ｿ´ 　 　 　 il|||li|: : : : : : :: :::..,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　 　 　 |i | 　　　 ﾊ＼ミ:､三　三{　　　　　　 ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ;
　 　 　 |　　i　　 　|　.ヽ.ﾞ三　三|　 _　　 　　: ｀::::::ﾁ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::'
　 　 　 i　　　　|i | |　　|ﾍ三 三!イゝミ．..,＿＿＿＿＿__ ,.:｀ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::,　:.,:/
　　　　 |　　|!　:.　｜　 !　ﾍ三三}_ 　｀　 ｡｀ー-----‐ ´彡'´.:::::::::::::::::::::::::::::::::,　 ;:,　,
　　　　 |　　　　|　｜: ｜.　 ＼三ﾘ　　　 　｀　ー―　 ´. : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,　〃 ,;
　　　　 |　　 |　 |　 !.: : !　 　　 ＼　　　　　'´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,'　/　,:'
　　　　 |　　 i|　 | i｜　|　 　 　 　 ＼　　　　　　　　 　 j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,'　,:　,:
　　　　 |　　 |i　 |　 |　 !　　　　　　　｀　.　　　　　. : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::,　,'　,
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│　最新のノートパソコン　　　 .│
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│毎日風俗　　　.....│
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　　　　　|　　ﾐｨ赱､i .i_r赱　　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　　　　//ﾉ ｿl　　　　……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ_ノ　　　ヽ_　/　　　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ﾍ（__人__）　ﾑ　　 ｲ　 `ー―-､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　 / 　 ﾍ　　　　 l　　　| 　 ,'　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　.　 /　　　,'　　　∧　　 　 |　　　|　ﾉ　　　 　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　 .l　　　/　ヽ　 　 |　　　 ﾚ'　　　　ノ l
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､＿,ﾉ'´　　　　　 　　 ∨l　　　　　 /　　　ﾉ
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　　.｜　　　　　　　　｜　|.　　 　.|　 ,|:;;;;::|　|.　 　　.|｜
　　　|　　　　　　　　　＼ ＼＿／ ／::;;;;::＼＼＿／／
　　　.|　　　　　　　　　　　　　,／　　　::|::　　 　 ＼　　　　　　　　お断りします。
　　　 |　　　u　　　　　　　　 ｜　　　　｜　　　　 ｜
　　　 |　　　　　　　　　　　　｜　　　　｜　　　　　|　　
　　　 .|　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿／＼＿＿／|　　
　　　　|.　　　　　　　　　　　　　 トエエエエエイ　 |　　
　　　　.| 　 　 　 　u 　 　 　 　 '.{ 　 　:l　 　 }/　/　　　
　　　　 | 　 　 　 　 　 　 　 　 　 .{　 　:l　 　 }/ ）　　　
　 　 　 丶　 　 　 　 　 　 　 　 　 .{　 　 　 　}　 l　　　
　　　　　 ＼ 　 　 　 　 　 　 　 　 　､`ｰ一一 '　)　　　
　　　　　　 .＼ 　 　 　 　 　 　 　 　 　u　 　 　/ ,.
　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 ／　}ヽ　
　
　



　　　　__　　 ___
　　　///〃//Vヾヽ　
　　　} !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝}　
　　 ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{　　　　（ギリギリで踏みとどまったな……）
　 '(（'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､　
　　 ｀ﾞ　くノ /f __ｊ/'i　
　　　　　ん'､ じ'ﾌ　ゝ

　　　　　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　／　　 _ノ 　 ＼
　　　　　　　　|　　　（ ー）（ー）　　　　　　　　
　　 　 　 　 　 | 　　　　（__人__）　　　　　　　　五倍の給料ってことは、五倍の責任が伴うだろ。
　　　　　　　　 | 　　　　｀ ⌒´）　　　　　　　　正直、そこまで気を張りたくないだろ。
　　　　 　 　 　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　　　 ヽ　 　 　 　　　}　　　　　　　　
　　　　　　 　　　 >　　　　　 ノ
　 ⊂てヽ　 　／　　　　 　　　 ＼　　／て⊃　
{三＿ ｨ　`´ 　／ｨ　　　　　|＼　 `´　ゞ ＿三}
　　 　 .＼__／　　|　 　 　　| 　 ＼__／.





　　　　　　　　　　ｚ-へ へ　へー-　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　ノ￣i┴　　 ／-　// ＼　　　　　　　
　　　　　　＜　／ 　i　　　V／l　＼＼l　　　　　　　　　
　　　　　 /　/　　/　/　l　 l　　　　　＼ゝ　　　　　
　　　　/　/〈〉　l/　 / ∧ l　　＼ l　＼＼　　　　　
　　　/　　l　/ l　l　彳＼V／?逢丿(　ヽ＼ ＼　　　　ふむ、正直でよろしい。
　　　l　 ／ .l　l　トiｲ l ＼／ヽ＼　)　　l　　ト　　　　　しかし安心したまえ。
　　　/　/　l　ｌ　ｌ∧ i ｌi　　　　ﾚﾊ. /人 ｌ 丿　〉　　　　　
　　　l　 ﾊ　 r ー-ii-､＼　　,,-ーll-､l/l　l／　　　　　 授業を五倍にするとかそういう話ではない。
　　　l　l　l i L-〒Tァ=　　, 　ｯtTｩ､/ｌ　） /　　　　　　危険が五倍というわけでもないよ。
　　　 ＼ヽ ヾ丶=~"　　.　ｌ　　　"~.／レｲ l　　　　　　　　
　　　　/　l､≡三ｲ　　　　l　　　　　 ７ ｲ l l　　
　　 　/　l　ヾ　ミ》　　　.- ・　　　　/l　 l　 l
　　　/l　l　l　 ﾇ ﾐゞ　ｬ-＝ュ〟.　/ l　 l 　l l 　　　　　
　　　l l　l　l　l　 ＼　 .ゞ≡＼＼/＼ l　 l l　l＼　　　　　
　 　/ l　l　l　 l＼l　＼　　　ゾ＼㍉　{　 l 　lヽ ＼
　 ／. l　 l　　l＼ .ヽ. . ゝ- <　　 lヘヽ_l＼ｌ　ｌヽヾ ＼
　r .l　l /. l　 .l ＼　＼, 　　　＼ l　l l l .　 l　 ｌ＼＼ l＼　
r　 ー/ 　　l　 ヽ＼　＼,　　　　 ト＼　l . .ｌ . ｌﾞ ﾞ ﾞヘｰーヾﾐｰﾐ　
⌒／ /　　　ｌ,　l　ヽ　　Ｌ,,　　　　 .　 ＼l　l　l ｌ　　//三二＝彳　
,,/　 /　 r ヘ＼,, l　　＼　,,）　　　　 　　 ｌ . ＼＼l / 　ll　/　 ∥
　　　　　　／　　　ｌ,　ソ,ｒ　 　 〉ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ＼/ﾐﾐﾐﾐﾐ＼　y＼} ll ∥　　　　　　　
　　　　　く　　　　　＼ｌ　ｌ＼ ゞｌﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ＼ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ＼l彡　ll ∥

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ -=＝ニニ7⌒'＜｀ー ､
　　　　　　　　　　　　　 .∠二ﾆ ､.∠二＿__/￣ 　 　 .:人 　 .:＼
　　　.　　　　　 　 　 ／ 　￣＞ 7　 　 .:＞　　 　 　 　:}　.:｀Y　 .:}
　　　　　　　　　　 . ′.:／／　:/＼　 :/ｲ 　 .:) 　 .:i| ノ ﾘ　.:} 从ﾘ　　　　 やらない夫先生、今回、
　　　　　　　　　 /　 .:/／　 .:从　 .:ヽ　 !　 （ .:ｉ　 八γ从У乂　　　　　 君が最初にＸへたどり着いた。
　　　.　 　 　 　 ,ｉ　 ,/　　　.:/ i |ﾞ＼ 　 人ﾘ　 人 ﾊ::ィ代'' 弋ｒ―-､
　　　　　　　　　ｉ| 〃　 　 .:/　ｉ |ﾍヽ＼{｛｀ヽ ＼ ミ=ｰ:::_j　　 ,ゝ/ミY　　 その機転、非常勤講師だけさせておくには惜しい。
　　　　　　　　　ﾘ　 　 　 :/　i ｉ |　∨＼ヽ__ｊ`Yﾍ`ー:::｛　_ ...j'::::{/ ｀ヽ
　　　　　　　　 /　　　 :, /　 ii ｉ | 　 ＼.:ミ,　| :!| .＼:::::::}　 ｀{:::::ﾑム　i
.　　　　　　　 /　　 .:, //　 i ii ｉ |　　r=Ｙ,,、_| :!| .:|　｀ミ､ __人::::| |　　|
　　　　　　　/　　 .:///　 i i ii ｉ |　_/.:.:.|〃j | :!| .:|　 :ハ　|Ⅵ∠ｲ　　j
.　　　　　　/　　 .:///..-┴‐┴┴'.:|:.:.: | ,彡j:.:!| .:|　/ Ⅵ 乂.ｰﾍ　　　＼
　　　　　 ,　　　　:/´｀ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:∧　/　 ! .:! :′ l |:.:　.:｀Ｙﾍ　／　|:､
.　　　　 /　　　 :/.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:У　.:从 ! !　 弋＼　 :{._／<>　ハ＼
.　　 　 ,′ 　 .:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:/　 .:/ 　 ﾄ　 /´ ｀ヽ　 .:|＼　　/:.:.:o:. ＼
　　　　{　　 :_/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:.:.:.:;′:.:{ 　 .:{:.　:人_　 　 　 Ⅵ:.:＼:｀ｰ′:.:.:.:o:.:.:.＼_
.　　　　',　 .:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:./:.:.:.:.:.ヽ　 :｀Ｙ: 　 .:｀ヽ｀ヾ;ﾐﾐｲ 　 ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i


　

　　　同じような問題が発生した場合、　　　　　　　　　rfﾑZZﾏﾑy､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,z-彡'彡ｲﾚﾊﾊﾊ｀}､
　　初期対応にあたる自警団のブレーンを　　　__Z〃,/ｲ_i_f``jxj_j_jj　ゝ
　　引き受けて欲しいのだ　　　　　 　 　 　 　 　　ｲ{| l 《ﾐzaxj　r:ta､ﾘｲ ）
.　　ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 yYﾙ'ミﾐﾐｿ　｣::..　从ｲ
　 // ,ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／／∧ミﾐ ｰ==‐　ﾉﾉﾉ
　 | ﾚ'/　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／⌒ミﾆ彡／／／lヽﾐ　　　／//__
　 |　ｲｿ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （　(⌒ー -' ／∠＿｣ﾐ;;,.＞＜//∧.....ゝ-一辷ヽ
　 |　ｲjﾄ､　　　　　　　　　　　　 　 　 j　 Y ｼ´＞':::::::::::::::::､＿_,　 人 ﾍ...ヽ...〉...j.....丁.}､
　 ＼　|　}ミヽ､.....　　　　　　　 　 　 /..::::( i ﾊ {::::::::::::::::::::::::＼,,,, （彡辷ﾆ二⌒ｿ..........〉.〉
　　　ﾄｲ__|:::::::::::::::::::::::::.................:::::::::::::::::/　 〆:::::::::::::::::::::::::::::::＼,,,　,,;;;;〉ｰﾐヽ　ﾐ彡ヽ.∧
　　　∨　|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｲ〃⌒´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼）/::::::::::::ヾ､　（ ｿ／､
　　　　￣｀＞､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::） j ﾐヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｿ::::::::::::::::::::）　､ヽ:::::::::ヽ､
　　　　　　　　｀＞､:::::::::::::::::::r=ﾆｲ　　ノ--一-､:::::::::::::::::o:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人　)　Yﾌ,ｿ:::::::､
　　　　　　　　　　　￣￣￣（ (　　ｱ´　/　　ノ　＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ:::/　Z´　（ ,（::::::::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　Y{､ （　　ｲ 　´　　　j∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::f彡=一 ソﾊ､ノ::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ､　ゝvﾍ　,　ﾑ ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚﾌ⌒＜.....〉､:::::::::::::::/.

　

　　 　　 ＿_　　　　
　　　 ／　～＼ 　　
　　／ ノ　　(●)＼　　　　　　自警団。ブレーン……
.　｜　(.／) 　 ⌒）＼
.　｜　　 （__ノ￣　　 ＼
　　＼　　　　　　　　　 |
　　　　＼　　　　　　　/
.　　　　　 ＼　　⊂ヽ∩
　　　　　　/´　 　 (,＿ ＼.
　　 　 　 /　　　　　　 ＼. ＼
　 　 　 ./ 　 / 　 　 　 |. ＼ソ
　　　　（ 　y'　　　　　 .|












　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _ ノ　 　 .:.:.:l　　　　{ 　 ＼、. . . :ヾﾍ:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.:／:.: ／:./:/:
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｊ　　　 j!　.:.:八:ヾ:.:.:.:ヾ､、　ﾍ. . : : :.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i―-､:. ／:.:.:/:/:::
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　　.:.}{ .:.:.{　 ｝ :ハ:　）｀ヾヾヾ. .:.:.:.:j!:.:.:.:.:.:. 、Y⌒ヽヽ :.:.::/:/::::::
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ 　 .:.:.:.:.ヽハ ｛イ-ｰｊノ　　ｊソ　ｊ:.:.:.:/!|:.:.:.:.:i､:.:!ｿこ｝　} ｝／:/:::::::::
　　　　　　　　　　　　　 　 γｲl| .:.:.:.:.:.:.{i!i! 　 　 　 ｒュ=＝ァイ:/　Ⅵ:.:./:.:ﾝl｀ヽ/　 ,ﾉ :.:/:::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ小从 .:.:.:.Ⅶ､　　　 ｲヾｿ'′　’/ 　/:.／:.:.|!:.:l: 人　 /:.:./::::::::::::/
　 言い方を変えると、　　　　　ハヽｿ:.:ﾊﾈｊ｝　 　 　 　 　 　 　 /イ : /:.:|!:.:.l いｿ/:.:./::::::::::::/
　 「名探偵」だな　　　 　 　 　 　 　 （ {｛　 Ｖ　　　　　　　　　　　／// :.:.|!:.:.:l　,イ彡′ ::::::/
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　 　 ／／ｲi .:.:.:|!:.:.:.l j/ 'ﾍ::::::::::::/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /_　.....:.:.:.:..　　　　 　 　 //:|:.| :.|!:.:.:.:ｌ二二ﾍ从ｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ヾ;　　__＿ ノ 　 　 //　|.:| .:|!:.:.:.:.!二二ニヾ、
.　　　　　　 /7　　　　　　　　　　　　　　　 　 └彡::::: ´　　 　 /′　|:.ｌ :.|!:.:.:.:.l三三ニﾆ=＼
　　ｉｌ.､　　 / ﾊ　　　 _＿ 　 　 　 　 　 　 　 　 _ ハ　;;;　　　　 　 　 ｲ.:! .:|!:.:.:.:.:!三三三ニﾆ=
　　ij　i　 /ノ:/__..:.:.:.:.:.::::::ヽ　 　 　 　 　 . . : :／　:∧ 　 　 　 　 ／/i . : :,.:.:.:.:.:.l三三三ニﾆ=
. 　l＿:l_/ 　/:::::ヾヽ:／:）:ノ　　 　 　 ／: : ／　　://ﾊ､__　_ ...ィ////. . : , :.:.:.:.:.:i三三三ニﾆ=
::::::::::::::/ 　/::::::::ﾉ／-イ　　　　　　 /: : ／　／∠二二ヽ////////. . : : .:.:.:.:.:.:∧三三三ニﾆ=
::::::::: / 　:/:´　／　 ／　　ィこ>　 /　/.:.:.:.:/:γ三ヾ､ ::://////／ ／/ .:.:.:.:.:.:/:.∧三三三ニﾆ=
￣l_/　 .:j　.／ 　／　 ／　.／　 /　/.:.:.:.:/ ::{｛：：：｝}: /////／ ／　/:.:.:.:.:.:.:/:./:.∧三三三ニﾆ=

　　　_人__人__人__人__
　 __,ﾉ　　　名　　　　　（
　　ﾉ.　　　　　　　　　　（
　　⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
　　　　　　　　　　　 _人__人__人__人__
　　　　　　　　　　__,ﾉ　　　　　　　　　（
　　　　　　　　　　 ﾉ.　　　　探　　　　（
　　　　　　　　　　 ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _人__人__人__人__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__,ﾉ　　　偵　ッ！　（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ.　　　　　　　　　　（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
　　　　　　　　　 　　　 ／´￣￣ ￣￣｀＼
　　　　　　　　 　 　 ／.: : : :　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　 /: : : : :　　 　　　 　 　 　　 '.,
　 　 　 　 　 　 　 |: : : :　　　　 　 　 　 　 　 　:|
　　　 　 　　　　　 |: : : : : :.　　　　　 　 　 　 　:|
　　　　　　　　　　 | : : : : : : : : .,　　　　　　　　:|
　 　 　 　 　 　 　 |:: : : :´⌒＼,,;、､,／⌒｀　.　:|
　　　　　　　　　 　 |::::;;;（　● ） ﾉヽ （ ●　）;;:::|
　　　　　　　　　　　|: : : ´"''", 　 　 　 　"''"´ :l
　　　　　　　　　　　 ',: : . . （　　　 j　　　 ）　 ./
　　　　　　　　　　 　＼　　｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'　 .　/
　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.ゝ: : : : : : : : : : : : : イ:.＼:.:.＼
　　 　 　／´￣／:.:.:.:.:.／;;;,,,,,｀`ｰ- -‐'"´,,,,;;;;|::.:.:.:＼:.:.＼
　 　　／:.:.:.:／´￣ヽ:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:.:.:.:.::.:./＼/￣`ヽ、
　　　/:.:.:.:.:.:.:.|i:!|i:!i:∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:.:.:.:.:.:/ヽヾ:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ

　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／ 　 ⌒　　 ＼
　　　　　　（ へ）（ へ）　　｜
　　　　　　.（__人__）　 　 　 |　　弱いなあ。その言葉には。
　　　　　　　ｌ｀ ⌒´　　　　.｜
　　　　　　　{　 　 　 　 　 .｜
　　　　　　　{　　　　　 　＿ |
　　　　　　（ヽ、ヽ　　　/ 　）|
　　　　　　 |　｀`ー―‐'|　..ヽ|
　　　　　　 ゝ　ノ　　 　ヽ　 ノ
　

　



　　　　　　　　　　　　　 ,ｒ― 、
　　　　　　　　　　／￣　　 丶＼
　　　　　　　　　/　/　_.　-―-　.ゝ、
　　　　　　　 ／　´ ／　,　,　　,/ 　 ＼
　　　 　 　 /　　　/　／,./ 从;(从(,ﾍvｹﾊ
　　　　　　{　　/./ ._(　(（　(ー來ﾊ 　j从ﾊ
　　　　　　|　/　{　{cj.゛゛|从ミ赱､`''' .jﾉ .}
　　　　 　 |. {i　 |　 ｿ　/jﾉミミミミ　（;;　/　　　　 危険に身をさらすような局面は少ないと
　　　　　/　.!i　 |　/　/j　ミミミ　　, ）ノ　　　　保証する。基本的には頭脳労働だ。
　　　　ノ　　,　　ソ　∧　ミミ　ゞゝ丿
　　／　　／　／　,イ　＼ミ　　 ／ |
　 {　　／　　/　 /__|　　　＞ イ　　|--――--- 、
／ ゝ　 _,. -/　 /ミ. 　 　 　 　 |i　　|
_,.　-'''"　 /　 /|ミ.　　　　　 　 |i　　|
　　　　　/　 / .|　　 　 　 　 　 |i　　|

┌────────────────────────┐
│　　　　　　荒事は、花山くんたちに押しつけたらいい。　 　 │
└────────────────────────┘


　　



　　　　　　　　　　　　　 _,....----､,,...,,
　　　　　　　　　　r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
　　.　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
　　　　　　　.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
　　　　　　　/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
　　　　　　/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼　ﾐ;;;;;;;;;i
　　　　　 /;;.／　　　｀ヽ､ 　´ /r　i／´｀　｀ ＼;;;;;}
　　　　　 .り　､≦二ミ、＼ ,ノ´　/ 彡ニミ,ｒ　 ヽ|_
　　..　　 ﾉ｀Y　 ＼,,_○ ,i　 ,!{　 ノ　i､○__ノ　　　i ヽ
　　　　 .|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ　（　　 ￣　　　　 ﾉヽ|
　　　　　ヾ iヽ,,　　 ´>.く ,‐､　.ﾉ‐、　　　　　／|ｒ.ｲ　　　　 おう。まかせとけ。
　　　　,-ﾉiゝi　｀ヽ、ii.　 ｀‐（___）-'　　　　／　く|ﾉ ﾄ--、__
　　‐'"/::::| .人　　 X　　　,丶し‐、　　　i´!　 ノ　 .|: ＼＼
　　´イ:::::ヽ　 ｀ヽ　 ｀　-く-'ﾆﾆヽ＞　　　／´　　/:::::::∧
　　./:|:::::::::｀、　 入,,_ 　　＞--く　　　.ノ´　　 ／:::::::::::i::::i
　　.|::.|::::::::::::＼　　　.ﾍ､. ´　　　 }}　,r´r　　／:::::::::::::::/::::
　　i::::i::::::::::::::::::ヽ､._　＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
　　ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- :::　　,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/　　
　　　ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
　　


　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　 ／　　　.　　 ,
　　　　　　　　　 .／　　　　　!_.../.　
　　　　　　　　／　　　　　　i:::!||i:::::i　　　　　
　　　　　　 ／　　　　　　　 !:::!||ヽ .|
　　　.,::::i ＠　　　　　　　　 丶| | ﾘ:l
　　 ／i:::::::_　　　　　.,,--.......!!::::::: !! !- _... ､
　　　　　!:::::::::..、_ ._ .i／l ￣ ｀i .n￣｀i::i,,:　.i
　　　　　 丶;::::/　　 .i:::::|　　　!　　｀　!丶.,-丶
　　　　　　　 ﾞ ‐‐　~　　.i-- ´=｀---‐i ‐~ 丶:i

　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　_,ノ　｀⌒＼
　　　　　　 　　 　 ｜　 　.（ ⌒）（⌒）　　 　 　 　 　
.　　　 　　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）
　　　　　　　 　　 　 |　　　　　　　　ﾉ　……わかりました。
　　　　　 　 　 　 　 .|　　　　　 　　|　　　微力ながら、俺の力を役立ててもらったら嬉しいだろ。
　　　 　 　 　　 　　 人､ 　　　　　 |　　　　 　 　 　 　
　　　　　　　　　　,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　　　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
　 ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　　| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ




　　　　　　　　　　 /／__/＿/ /　|　　ヽ　＼＼ ',　　　　　　引き受けてくれて嬉しい。
　　　　　　　　 　 r┴'　/　/ ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ
　　　　　　　　 ／／ /　　　 / ,、∨,、　 ＼ヽ 　＼＼　　　　 ちなみに、今回の件で、もう一人のMVPと言える
　　　　　　　∠..ノ　/　 /　 / ∧ヽ|/∧ヽ　 ヽ＼　 ヽ ヽ　　　　　カドック君も、協力者となることを快諾してくれた。
　　　　　　　 r'　/ ,'　 /　 /l /´｀"ﾞ｀´ ',　!　､ 　 ',　ヽ＼}
　　　　　　　 |　{　l 　 ﾘ　,' 从　　　　　ﾘ |　 〉　　}　 }　ﾘ
　　　　　　／ﾚﾍ　|＼トﾍ匕Ｌ..＿,.　､__/厶∠L／ ｌ　ｌイL
　　　,ィ ´　／　∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､　　 ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ　ヽ＼ー- ､
　　/　　／-ｰ彡'´|l　lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ　＼
　_,.〉＜´　　// 　 |ｌ　トゝﾐ彡'7 　 | 　　　 ／／,'　|ヽ　　　｀¨ ｰ-　　ヽ
.´　　 　 　 //　　 |ｌ　|ヘ三彡ﾞ　 ┘'　　　,.ﾌ　/　 ｌ　 ＼　　　　　　｀¨＞ｰ ､
.　　 　 　 ,'/ 　 　 | ', ヽ.l｀マ{　ゞ二.Tミ、／ｌ　l　　|　 　 ヽ　　　　　　　 〉 　 ',
　　　　　 / 　 　 /|　ｌ　ｌ|　　＼　 　 |ヽ|´　｜ ｌ 　ｌ| 　　　 ',.　　　　　　/　　　l
.　　　　 ,'　　　 ,' ｜ ｌ　ｌ| 　　　｀　ｰ'|ヽl　　 |　ｌ　ｌ ト、　　｜　　　　　/ 　　　 !
　　　　/＿＿ /　 |　l　 |　　　＼　　ゞ'ﾞ　　 |　ｌ　ｌ |　ヽ___⊥__ 　　　/ 　　　 ,'
　　　　ヽ, 　　　　 |　l　 |彡　　　｀ ´　ィ三ﾐ:!　l　ｌ |　　　　　/ 　　 /　　　　/
　　　　　 ＼　　　ﾉ　l　 |三i 　 　 　 　ゞﾐ三|　l　ｌ | 　 　　 / 　　 / 　　　 /

　　　　　　　　　　　　 _,,. -─-　.＝= -,..-‐､
　　　　　　　　　　. _,厶-ク　　 ＼v｀ヽ＼´-　ヽ
　　　　　　　　 ／　　 /　　,ハ　　　ﾊ 　ﾊ　　　}
　　　　　　　　/ 　　 /ｲ　 /ヽﾍ/r､_},ﾊ　//　　ヽ
　　　　　　　 {ｲ /!仏ﾑﾍ/ 　　｀ｿｲ　ﾘi // 　　　|　　　　今地方へ行っているダディ君にも、
　　　　　　　　Vi ﾊ　●　　　　●．^ヾｲ} ﾘ|　　 |　　　　　後で声をかけるつもりだ。
　　　　　　　　ﾊ/||ミ彡》､_,､_,　/// / |ﾉ| |　　　|　　　
　　　　　　　　 ＼ﾄゞﾐゞ　ヽ._）　　 /　|　｝ |　　　|
　　　　　　　　　　 |　|＞ ｧr‐七⌒ |　|リ　|　　　|
　　　　　　　　　　 |　|/ {メ^く_/　　|　|ヽ　|　　　|
　　　　　　　　　　 |　ﾄ　/:∧∨　〉 |　ﾄ　　|　 　|


　　 ／￣￣＼
　／　ノ　　＼ ＼
　|　 （⌒）（⌒）　|
.　|　　（__人__）　 |　 それは心強いだろ。
　 |　　 ｀ ⌒´　　ﾉ
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }
　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　
　　　/　　　 く　　＼　　　　　　
　　　|　　　　 ＼ 　 ＼ 　 　　　
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､

　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　　 　　 ＼
　　　　　　|:::::: 　 　　 　　｜　　　（名探偵、か）
　　　　　.　|:::::::::::　　　　　｜
　　　　　　 |::::::::::::::　　　　｜　　　　　　　　　　....,:::´,　.
　　　　　.　 |::::::::::::::　　　　} 　　　　　　　　　....:::,,　　..
　　　　　.　 ヽ:::::::::::::: 　　 } 　　　　　　 　,）:::::::ノ　.
　　　　　　　 ヽ::::::::::　　ノ　　　　　　　　（:::::ソ:　.
　　　　　　　　/:::::::::::: く　　　　　　 　　,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
　　　　　　 　 |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´


　 　　 ／￣￣＼
　 　／　　 _ノ　　＼
　 　|　　　 （ ー）（ー）
.　 　|　　　　 （__人__）　　　　　　（ガキの頃、思い描いてた姿とはちょっと違うけど……）
　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　.ｌ^l^lｎ　　　 　　}　　　　　　（久しぶりに、充実した毎日になりそうだろ！）
.　　 ヽ 　 L　　　 　}
　 　　ゝ 　ﾉ　　　ノ
　 　／ 　/　　　 ＼
　 ／　 /　　 　 　　＼
. /　　/　　　　　　|ヽ、二⌒)､
　ヽ＿＿ﾉ

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ |　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _＿＿_,／　　 |　　
　　　　　　　　　　　　　　,. -'´´　　　　　ヽ　　|　　
　　　　　　　　　　　,. -'´　　　　　　　　　　ヽ/｀ヽ　
　　　　　　　　　＜＿_＿＿＿ノ　　　　　　　ヽ　 ヽ
　　　　　　　　　　　/ 　　|　　　　　　　　　 -' .!　　
　　　　　　　 ______/　　 />--､　　　ー'　　__, ,ﾉ　　
　　　　　　 ヽr--/　　/　　　　ヽ__　____ ,.´- '　|　　　 うーん
　　　　　　　　ヽ==,ソ　　､　　　ヽ ＼　　　　 　|_,..
　　　　　 , - ',r '´　　　　　＼　　ヽ__　>r-､'イ_　　　　むにゃむにゃ……
　　　 ／ ／　　―- ､　　　　 /ヽ､ ヽゝヽ
　　/ o /　　　　　　　 ｀ヽ　 /　　 ｀ー-l
　/　, /　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　
　ノ /　 ヽ　　　　　 ／　　　)　　　　　　　
　 /　　　トー――/　　_ノ________　　　　　
／ _______|>=--=,L　　｀ ヽ､＿＿：)　　　　
　　　　　　　　　　　 ｀ ヽ､　 ヽ　　　　　　

　

　
　


　　　　　　　　　　　　　 l丶　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　 l 　＼ , -- ―― 、＞_　 /　　　
　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　　　　　 ¨ 丶　 　
.　　　　　　　　　　　 ＞´　　　 　●　　　 　●　 ',　 ＼　
　　　　　　　　　　／　　/　　　　　　　　　　 　　　',　　
　　　　　　　　　/　　　/　　　　　　 ヽ ～´　　　 　}. 　 　
　　　　　 　 　 /　　　∧　　 　　　　´　　　　　　　,ヽ　　　　 おや？
.　 　 　 　 　 /.　　　/　丶　　　　　　　　　　　,　´　}　　
.　　　　　　 /　　　 ,'　　　 ＞ 、 ＿_　　　　／　　 ,'　　　
.　 　 　 　 /　　　 ,'　　　　　　　　　}　　　　｀ 、　 '　　　　　　 これは驚いた。
　　 　 ＿/　　 　 {　　　　　　　(ｿヽl　 _　 　 l 丶 l　 　 　　　　君かい？僕を見つけだしたのは?
.　　　＼/　ヽ　〆l/丶ﾏ　　　　 ヽ　 x　 ＼_/ 　＞--－
　　　　￣￣￣￣￣￣＼ﾐ、　　　ヾ_ﾉ＼　　　{　　l　　 　
.　　　　　　 　 　 　 /　　 ＼彡　　|　　　ヽ _ /｀ーl

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼,
　　　　__　　　　　　　　　　　　　　　　/　　＼　　　　　　　　　　 状況は理解しているようだね。
.　　　/　Ｙ　　　　　　　　　　　　　r‐ {　　　　ヽ　__　　　　　　　 そう、僕はそういう存在だ。
　　　{　　ﾍ　　　　　　　　　　　 　　 |　　　　　 ヽ
..r─‐　　　ヽ　ｨ'´｀Ｙ　　　　　 　　　ﾍ　　　　　　ヽ─‐-､､__　 　　 ／　 |　　 ＞
..{　　　　 O／ , <ヽ } 　 　　 |　　　　　>　　　　　　　　　　　　｀ヽｲ　　　／　 　 |　
rヽ　　 O /　/　　＼　　　　/　　　 ／　 ／　 __　　　　　　　 　 　 　 ／､ 　　　/／
ﾍ　　o　/　/　　　　 ｀`───''"´.　　/. 　 （ﾟタ）　　　　　　　__　　　　　＼　./ ,, ィ´￣￣{
　＼___/　/　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　 　 　（ﾟタ）　　Ｙ　　 ヽ'´　　　　　　ﾍ
.　　　 {　.{ヽ､　　　　　　　　　　 , ィ´{　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　　 ヽ　　　　　 　 〉
　　　　ヽ ゝｲ｀`ヽ､ ＿＿,, ＞''"　　 ヽ　　　　　　ゝ　ﾍ__,,　　　　　　　 }　　　　 ｀ヽ＿＿___/_
　　　　　 ｀ ´　　　　　／　　｀ヽ､ ｨ'"´ﾍ､　　　　　　　　　　　　　　 　 人
　　　　　　　　　　　 /　　　　　／/　　　 ｀丶､　　　　　　　　　　 　 ノ　 ＼


　



　〉　　　　　＼＼ 　　　　　　　　　　 ｀ヽ／　 ／::::::::::::::::/
/´￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::/
　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ::::::::::::/
　　　 ./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::::::/
　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 V　　悪魔、あるいはランプの魔神、といった連中の類似種だよ。
　　./　　　　 /v⌒;　　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　 / 　 　 　 弋__ン　 　 　 　 　 　 　 　 /⌒; 　 　 |　　この場合、僕を最初に見つけた君に権利があるわけだ。
　,′　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 辷ン　 　∧
/ .＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　',
　　　＼　　　　　　　　 、　　　　　　 　 　 　 　 / 　　 ',
　　　　 ＞　　　　　　 　 ー 'ヽ __ﾉ　 　 　 　 ／　 　 　',
　　　／ 　　　≧ｭ ．.　　　　　　　　　　　 ＜|　 　 　 　 ',
　 ／　　 　　　　　　　 ｀ 　￣￣　 ´ 　 　　 i}　　　 　 　 i

　




　 　 ´ 　 7／　／从
〃　／　/　　〃　ｲＶ
′〃　 ｛ ; 　 i／/ Y　　　 何でも好きな願いを一つ……と言いたいところだけど、
　 r‐-ミ乂＿/　i 　八　　残念ながら、僕の力には限りがある。
乂｀ヽ、 ´ 　 　 ｀ヽ`　　　僕にできる範囲内で、君の望みをかなえてあげよう。
　　 У　　　　(r)　 Y
　 ／ { (r)　 　 ,　　ﾉ　　　 君の願いは……?
／ 　入 ＿ｰ'´ r＜　
廴／)）／

　　　　　　　　　　　　　　,,ｨ､＿,,,,＿＿
　　　　　　　　　　　 /‐'"　　llll　"" ＿r`'''-､
　　　　　　　　　 _／lll　""　ll＿＿ll￣　　　 ヽ、
　　　　　　　　／　　　　　l||l 厂￣　l||l　"　 ll|llVl
　　　　 　 　 /ll　／／,,.-''"^ﾉ　;; "" 　 l|||ll　　 〈　　　
　　　　 　 ／; ／／／　　∠.イ　/　 　 l||l　　　||ｌ　　　
　　　　　/ lll /lll ／;;;　＿_,,,,,.._l,.ｲ　/　 　　l||　　|　　　　　 そうだな、俺の願いは……
　　　　/ /／//」〉　　_ﾆ二‐-` / / /lll| 　　　 |||　　　
　　 　 |/V/lll/ /..　　、ヽ吻＞/ /　∠_　 　ll||　|　　　
　　　　/　lll/／　":　　　 　　/ ./ ./,r'' l　 　 　 |　　　　
　 __,,ノll ／| ヽ__､　　　　 ∠.　/ /_ﾑノl||　 　lll |　　　　
　≧／ / lll|　＝=、 　 　 ／／ / |　|　|ﾄ､　 　 ﾄ､　　　
　　　￣| | lｌ、⌒ 　 　 ∠∠..|／ / /|　|｜l||ll 　| ヽ
　　　　|/ ll　~i''--r-―'''"￣ 　 //ｌ |　|｜ |　　 |　ｌ、
　　　 /lll　/ ll|／/|　　 　 ／　/ﾊ|ll|　|｜llll|　 | llll　ヽ
　　　|　 ll/　/ ./ 　!　　 /　　/ 　| |　ﾄ､| |　|l |､　ヽ　l|＼
　　 /lll / ll/|　|＼"'　∠＿　　　 | ;| |lll| |||　|| ヽ` ＼||ll　＼
　　　　　　　ヽヽ＿,,,...--‐‐,ニニ'|,ﾊ,||||lヽ`ヽ|ヽ

　| |　∥　| || ∥　│　| |　∥,／／
　| |　∥　| || ∥_,,r--、-,. -"／ ,," ;;
　| |　∥.,,. -''" '';;:::;） ﾞ 、 ''"",, ﾞ＼　　　　　 時間を吹き飛ばせる能力が欲しいッ！
　| |　.r'"/;;'' i /　＼; ;; 　i '''ヽ、 ;;:ヽﾞ
　| | .i ,, i ''　! /"）　）/ ./ヾ' ' 'ヽ　 ';i　　　　 この能力の中では、この世の時間は消し飛び
　| | { ;;::: i　| .i／／;;i／_,,ｿ） , |!ヾ;: |　　　　 そしてその全ての人間は、この時間の中で
　| |i.!　　 | |ノY".'>ﾐ;;"《_;,ﾉﾘﾉ ! ;;:} /　　　　 動いた足跡を覚えていない。
　| !　ヾ　 ! ! /ﾞ"..::" ､ﾞ;〉u./ |./　//"''::　　
　|.i;;::　 ::;; ヽ ヽ u　 ,- ‐ﾍ u// /'　 '';:　　　 空の雲は千切れ飛んだことに気づかず
　| .ﾉ;　　ヽ;;;＼i.　 〈""" .{ //!　_,,,.....,　　　　消えた炎は消えた瞬間の炎自身さえ
-''"ノ　,,　　;'ヽ＼v ヽ、_)ﾉ'-―＝ﾆ''''　　　　認識しない。この世には結果だけが残るッ！
;;:,　　:;;''i　 ﾉ; ＼､ u ﾞ'''／＜、＞< ヽヽ　　　 そんな能力が欲しいッ！
_,,.,,="-'",,（ ＼　＼ -/,/,,,_ /''＼,.へヽ
;'"!　|　' ,... .,,　＼";;ヽi_」　 へ　/＼/ヽ
.　!　!／　iヽ.＼''　　）ヽ!ﾞ'''ﾄ-''!＼ /i　〉
　'';; {　;" i　 ヽ ＼ ./-i"|::;;;,, /＼ >'"r
ヽ;;: / :　:'　 i " >,ﾞ''‐''ヽ、>::::''"::<>ﾟ｡!
ヽ! / /　,　:./{　ﾞ),,r-(,_/　!:::::::::> <! ﾍ
　Y /= .i　, i;;::^'"! 　:::i:i　i
.　ﾞ〈_　/!　 |　 　 !　 　 !　!
　　 ヽ,,）!　i
　　　　　ﾞ-'



　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / ､　 　 　 　 ∧　　
　　　　　　　　　　　　　　__/　　＼　　 　/ 　V＾ヽ　　　　　 ……えーとゴメン。
　　　　　　　　 　 　 　 ,　７　 　 　 ￣￣　 　 ＼　＼　　　　どういう能力かよくわからないから
　　　 　 　 　 　 　 　 /／　　　　　　　　　 　 　 丶　 ,　　　簡単なのにしてくれない？
　　　　　　　　 　 　 /　　 　 ー　　　_　　　ー　　　　 ′
.　　　　　　　 　 　 /　{　　　 　 　 　 _） 　 　 　 　 }　 　 ,
　　　　　　_　　　 /　　　　　U　　 　 _）　　 　 　 　 　 　 ′,　　　_
　　　　　(（ ＼／ 　 　 ∧　　　　　　　　　　　　　∧　 　 　 ＼／ ）)
　 　 　 　 ＼､　 　 　 /　 ＼　　　　　　　　　　／　　,　　 　 　 ｘぐ
　　　　　／　＼ . 　 /、　　　≧=‐-　　-‐=≦　　 　 ′　　 ／　＼
.　 　 ／　　　　 ` 'く　）)　　　　i 　 　 　 　 i　　　　 (（　,.　　　　　　＼
　 ／　　　　　　　 /¨´　　 　 　|　{　　　 }　|　　　　　｀¨ ＼　　　 　 　 ヽ


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┌──────────┐
│　八月某日ーーー　　......│
└──────────┘




　 　 　 　 　 　 ／　　／　　　　 　 　 　 　 　 |＼　　　　　　＼　　　　 |　/|
　 　　　 　 , 　'　　 ／　　　　　　　　__ 　　　八.　＼⌒＼　　　ヽ　　　 ∨ |
　　 _,､r='^　　　 ／ 　_,,..　-‐　'' "´　／　　 　 ＼　 ＼　　　　 ﾉ　　　　　 ',
　　⌒￣／　　 ⌒￣　　　　　　_､‐''゛　　　＼ ＿_＼　 ＼___／　 　 }　　 　 ,
　　　 ／-‐=＝=‐-　　　　_､‐''゛　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　 ／　　　　 }
　　　　　　　　　 /　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 ｀ ‐　────　 　 　 }　 /
　　　　 　 　 　 / 　 ／_,,..　-‐　'' "´　　　　　　　 　　　　　　／　　　　　 /
　　　　　　 　／　／⌒　　　　　　　　　　　_,､r='／　 　　 .／/　 　／ 　｜　　ヒロイン坂女子高校の学生寮で、
　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　ノ　　＞''~　　 ⌒￣￣￣　/　 ／|　／| |　　　下着泥棒が発生しました。
　　　　　⌒￣＞　_,,..　-‐　'' "´　＞''~　　　　 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/　八:!
　　　　　＞''~　　⌒￣￣￣￣ {￣∨　　 　 　 乂　V:::ﾂノ |/　ノ ノ　　　　　　 密室状態の部屋から、
　　　 ／-‐……‐-／　　　　 八ハ 〉　　　　　　 ｀ｰ=ﾆ彡　 　 ⌒乂　　　　　　干してあった下着数枚が
.　　　　　　　_,､r='^　　　/　／ ∧　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〉　　　　　忽然と消失したそうです。
　　　　　　⌒￣￣￣￣/／7／ 　'ｰ八　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　 　 　 　 __. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ　　: :.:.:|: : .　　　　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　 |_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/　 　 : : |: : ::＼　　　　　　　 --‐‐/
　　　　　 |ニニﾆ=-.　::::::::::/　　　　　|: : : : : : : .　　　 　 　 　 /
　　　　　 |ニニニニニﾆ=- ...__　　　 |: : : : : : : : : : . .　　　　∧
　　　　　 |ニニニニニニニニﾆﾆ=-　 _　: : : : : : : : ／｀ ─'ニ.}
　 　 　 　 `､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ|
.　　　　　　 ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ|
　　　　　　　　-=ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=-=ﾆニニニ|




　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　　　 ／　　　　 　 ＼
　　　　　　　ｉ,-'´}　　　　　　 　ヽ　
　　　　　 .,-' ,‐ｉ" _ノ 　ヽ､_　　　i　　　　
　　　　 ./　//´l （ー）　（ー） 　　i　　　　　　　 明らかに特殊な能力を手に入れた
　　　　.l　 '- ' , l　（__人___）　　 　i　　　　　　　　人間の仕業だろ。常識的に考えて……
　　　　l　　　,〈,'　 　｀⌒ ´　　　　i
　　　　l　　　ｉ　ｉ　　　　　　　　　 ,i
　　　 /　　 /　ｉヽ,　　　　　　　　/
　 .,､ ｉ　　 .' ／,‐'.l＼　　　　　／l )),
　 .l　＼　 .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
　 .l　　 ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ　　ｉ,‐､　. /　 .｀‐､_
　 .l　　　　 .ｉ　　 l　l　 l　　l　 l　/　　　　　｀‐､_
　 .l　　　　 .l　　 .l/　 ヽ　,'　 .l/　　　　　,　 ,　｀‐､_
　/l　　　　 .l　　　　　 /‐-l　　.　　　　 .,.'　.,'　　,-‐｀ｉ
. ｉ.,'　　　　 .l ､　　　 　l;;;;;;;;l　　'　　　 , '　 ,.'　 .,.'　　 .ｉ
. /　　　　　.l　 ､　　　 l;;;;;;;;l　　　　, .'　　 ｉ　 ,.'　　　 ｉ

　　　　ノノ~ヽヽ　
　　　　［`ﾒё´］　
　　　ノ'⌒｀　´⌒ヽ　
　　（　,､　ﾟ　人 ﾟノ'ヽ　　　　　　　じゃあ俺が聞き込みに行ってくる。
.　　( ﾉヽ ミ 仝ミ/>' 〉
　　　｀ξ＝＝＝ヽ´
　　　　|￣ |∥￣|
　　　 （ ,　ﾉ（ ､ ﾉ 　　　　　　 　
　　　 |　/　 |　/ 　　　　　　　　
　　 （＿_） （_＿）　　　　　　　　





　　　　　　　　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　 ／　　_ノ´　ヽ、
.　　　　　　　 ｜　 　( ー) (ー)　　　　　　　　
　　　　　　　　｜　　　（___人__）　　　　　　　　　いやいや花山さんじゃマズいだろ。
　 　 　 　 　 　 |　　　 　　　_.ﾉ　　　　　　　　　 常識的に考えて……
　　　　　　　 　 |　　　　　_/__ﾞヽ_　　　　　　　　
　　　　　　　　　j､_　　　 (〈_ｒ- ヽ ヽ、　　　　 　 顔見た途端、警察呼ばれるぞ。
　　　　　　　 　　　::::::...｀ミｭ､r'､〈｀ヽ､　|
　 　 　 　 ／.::7￣￣. : : .:.:.ヽ_ヽ　 　ﾄ､
　　　　　/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..＼Yｰ‐ソ,
　 　 　 ,' .::::/.::::::::::::::::::::／ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
　 　 　 i .:::::::::::::::::::::::.　::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|



　 　 　 ,.イ彡ソ彡ソヾ ヽ　　　　　
　　　／彡ソ彡ソ彡ソ彡ハ　　　
　　　/ノ彡イ彡ノ／）ハ＞ ∧　　
　　　| /　≧ﾐ、 y ,.イ∠＿ヾ |　　　　ガーン
　 　 Y( てＯ》>Y--<《Ｏ ﾌ,)'Ｙ　　
　　 ｛{ゝﾐ,─ イ {　}＞─彡ﾉ）｝　　
　　　し |＼.　< (　) > J　／し´ 　
　 ⌒∧＼　_彡～ヽ._　/／∧⌒　
　 /　 ＼ヽ ＞⌒＜ / ／　　　　
　　/　　　 ｀ トー─イ／　　　　　
　 /　　　　　/＼　／ヽ

　
　　　　　　　　　/:／　 -　￣　　ハ `　‐ ､ヽ　 !,
　　　　　　　　　Y .／／　／ /　　|:i　　　 ＼､　i
　　　　　　　　　／ｰ-､／､_ :／ ', i i,.ﾍ　',　　ヽ:i|
　　　　　　　r―´　　 ´　 ／　　 i /:　 ト ､　　i:ﾍ
　　　　　　ノ　　　　　　　　　　ﾍ | ,.ｨ　 i　 `ー ､ i
　　　　　i ,.イ　　　　　　　 /　ﾊi,|//|　　i　　　　`
　　　　　　/　　　i　ﾊ　 i /　 i|`ー- |
　　　　　　'i　i　 ﾊ ト!　ｨ:ﾊ i ハ　　 ﾉｲ　/　　i　　　 女子校というからには、女が出向くしかあるまい。
　　　　　　ﾊ/|　 |iL__V`'くﾊﾊ　　　　 |ｲハ　 :i
　　　　　 /　V＼ﾄ卞乏`ﾐヾ`　 ー-=≠―| ./
　　　　／　　|　:ﾄ､ゞ､:.:.:´彡　　i えzｩ‐ラ/:/　 /
　　 ／　　 :/|　/iト-=;,;_i'　　　　`　　　‘/ｲi　ｲ ／
-　´　 /　:/ |　i :ﾍヾ､;,/　　　　　　　／ｲ//ｲ |ﾊ
　　　/　 /,.ｲ :/ :||;ﾍ=:{　＿`´_　　　／ｲ|i　 |　　i
　 ／　.:ﾉ´./:/　 |:|:i,:＼{ `ー- `　　,.ｲ: `| i　|　　 i
／_ -／　//　　/:|:i:',:　＼ `　,. イi;:/:.　 |　l ﾄ､
ﾆ -/　　:/´　 :/　＼:i,.　　` ´　　i:;ハ:　 |　:l | ヽ
.:／　　 /´　　/　　　`!　　　　　 /　　ヽ |　　i:l　ﾍ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
　 　 ／／　　　　　　 |彡へ　　　　　　__,ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　 /　　,　y　 ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､　　　）.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　 　 ｲ　　ｲ　ﾊ ｲ｀''''''y/爪.　|　ヽ ﾍ　 ｿ.　　　 ここは私が女子高生に変装して潜入するッ　　　（
　　　.|ﾊ　 |　|=| |　　 　 　 }　|　 | |　〉　　ﾉ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ　 　 ﾑｲ　/ j　{　　⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
　　彡<ﾆ二tﾃﾐミ､　　 /==ｰﾑｲ / /}
　　彡辷三三ﾂ´　　 （ﾐ､　　 〉彡ｲ j
　　彡彡≦ｲ　　　　　 <_tﾃ　/／ /'
　　彡炎ミrﾁ.　　　r　　〉　 ｨ彡ﾉﾉ
　　三ミﾂ　　　　　　　ｲ　　z彡ｿ'
　　彡ｲ　､＿＿＿_　　　　　 j
　　彡ﾐi　　｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::)
　　彡ﾐﾑ　　ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣
　　ｲ彡f　　　　　　　　 ／|　|
　 炎彡{　　　　　 　 ／|　|　|
　　ヽ､ｷ}.　　　　　 /|　|　|　|
　　　　＞ ､ ＿＿/| |　|　|　|
　　　　　ｲ...川川川 |　|　|　|
　　　　 /:::::::::::::::::| | |　|　|　|ー-- ､＿
　　 　 /:::::::::::::::::::| | |　|　|　|::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､.,,,＿　｀ ､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,..､､､..,,_｀`)),..､､ -‐=‐
　　　　　　　　　　　　　　　 ､丶`｀｀`～､、　ヾ､丶`｀｀｀`丶、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 , '´'"ﾟ~￣~ﾟ＞､ Y⌒ヽ ｰ=＝ミ、＼
　　　　　　　　　　　　.,,__,,ノ　　　/　　　　　/∧　}〉　｀丶､　`､
　　　　　　　　　　　　.,,__ア　　 /　, '´γ'"　　 }　 ､､.,_　　ﾟ,　 ﾟ,
　　　　　　　　　　　　.,,__,,ノ 　 ′,′　; 　 __,,ノ ﾉ　 　 ｀ ､ 　　i
　　　　　　　　　　　_,,≫ 　 　 {　i{　　人　_,,.､ `　 }i　　　 )'　`　､.,,　　　 あ、もしもし柊さん？　
　　　　 　 　 　 　 　 ⌒ﾉ　′,从ﾘ ／　 )　!　　 ,,ノ杙　　　 ﾄ.,_,､ヽ　　　 また手伝ってもらいたいんだけど……
　　　　　　　　　　　__彡 /　　　　 j i　　,,ノ　_,,,..､ィ　)' i　　 {从
　　　　　　　　　　　⌒7ﾊ ∧　_,,.ノj{ｉⅱ　ⅰ '７1 ﾉ　 ノ　i.,,人,,_
　　　　　　　　　　　　 　 }　　 茨葹ﾘ八 　 !　{-iﾙ'´　　 ﾉ.,,__ア
　　　　　　　　　　　　　メ、.j　ミ｀”~ 　 ))h､N筵筬___彡 _ノ(
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾊﾞ ､(　　　 ⅰ　 　 ｀ﾟ”´_ア_,ノ(⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　} i 〈｀`　　 ,　 　 　 　 ,ふ ))⌒　r─－‐､
　　　　　　　　　 　 　 　 .,,ﾉ人ム 　 ､､..,,_　　　‰人(　　　_|　 ___　 |
　　　　　　　　　　　　 ,ｨi((（.,,ﾉj」 `､　　｀`｀､ィ(λぅo｡.,_　　 |　 冂|　|
　　　　　　 　 　 　 ,ｨi{:i:i:i:i:i:i:i:i:i] 　 `ー='"　 /{:i:ii:i:i:i:i:i:i:i〕 ｜　〒'　|　
　　　　　　　　 　　`'寸h｡.,,_:i:iｱ　 `':,　／　 ,ﾞ :[:i:i:i:i:i:i:＞　　|　ｆ,ユ...」
　　　　　　　　　　　　 ﾏニニ}h､　　 }:;　　 /　j ＞ ゛=ﾆニ'¨¨二ｱ__ 」





　　　　　　　　　　　　 _,,. -─-　.＝= -,..-‐､
　　　　　　　　　　. _,厶-ク　　 ＼v｀ヽ＼´-　ヽ
　　　　　　　　 ／　　 /　　,ハ　　　ﾊ 　ﾊ　　　}
　　　　　　　　/ 　　 /ｲ　 /ヽﾍ/r､_},ﾊ　//　　ヽ
　　　　　　　 {ｲ /!仏ﾑﾍ/ 　　｀ｿｲ　ﾘi // 　　　|　　　 ショボーン
　　　　　　　　Vi ﾊ　●　　　　●．^ヾｲ} ﾘ|　　 |
　　　　　　　　ﾊ/||ミ彡》､_,､_,　/// / |ﾉ| |　　　|　　　
　　　　　　　　 ＼ﾄゞﾐゞ　ヽ._）　　 /　|　｝ |　　　|
　　　　　　　　　　 |　|＞ ｧr‐七⌒ |　|リ　|　　　|
　　　　　　　　　　 |　|/ {メ^く_/　　|　|ヽ　|　　　|
　　　　　　　　　　 |　ﾄ　/:∧∨　〉 |　ﾄ　　|　 　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／ _ノ　 .ヽ、＼　　　　　　　やれやれだろ。
　　　　　　　　　　　　　　　　|　 （●）（●）　|　　　　　　この手の事件は、そう頻繁に発生するもの
.　　　　　　　　　　　　　　　　|　　（__人__）　.|　　　　　　じゃないってたかをくくっていたけれど、
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ｀ ⌒´ 　ﾉ　　　　　　そうでもなかっただろ。
.　 　 　　 　 　 r─一'´￣`＜ヽ　　　　　　}
.　　　　 　　 　 `ー‐ｧ　　 ,　 　 )　　　 　, -'~⌒ヽ、
　　　　　　　　　　 ノ　　　{. 　 ,ﾍ　　　　,l.　ゝ、_ .'ヽ).
. 　 　 　 　 　　 ／, ､　_　　　/. |　　 　.　',　　.　..　 .ヽ、
　 　 　 　 　　 （／ / // / /　...|　 　 　 ...|＼..＼＼ ＼_)
　　　 　 　 　　 　 / // / /　　　　　　 　 . .　＼_＼_)､_）
　　　　　　 　　 　 ｰ' {_/ノ　　　　　　　　　 　 　　."´





　　/＼＿＿＿＿_／ヽ　　　　　　 地味な能力を悪用した軽犯罪は頻発してますねえ……
　　|
. 　 |:::::::::　　　　（●）,　|　　　　　　あの鵺みたいな大物は滅多にいないみたいですけど、
　　|::::::::　　　　　　,,イ_,｀)　　　　軽い願いしか叶えられない小物の魔性は
. 　 |::::::::: 　　　　　ﾉ.-=ﾗ　　　　　あちこちに眠っているのかも。
　　 ＼:::::::　　　　　　｀ﾌ
,,.....イ.ヽヽ::　　､　-─'--､　　　　　　　
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i　　　　　　
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　
┌─────────────────┐
│　ーーー数時間後、犯人確保ーー　　　　.│
└─────────────────┘




　　＿＿＿＿
　　(＼　 ∞　ﾉ
　　 ＼ヽ　　/
　　　 ヽ)⌒ﾉ




　　　　　 　 |ﾄ､ 　 .-ｙ=====┐.. 　　 ｲ! 　　　　
　　　　　 　 ||　>:':.:/　　　　　 ヽ.:`く　|| 　　　　　
　　　　 　 　|ﾚ'.:.:ノ　　￣￣￣　＼:.:ヽ!! 　　すみません
　　　　　　 /_／　　　　　 ∞　　　 ＼ ', 　　　
　　　　　　[＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_] 　　　ツボの中から出てきた魔物に頼んで手に入れた……
　　　　 　 l.:/ .:.:.,'.:.:..:ｌ/‐-/　 l.:/ -',.:.:.:.:, 　　
　　　　　　Ｖ.:.>‐l .:.:>ちﾎ:::::::::::/ちﾎV.:.:.',　　「女性のパンツだけを自在にテレポートさせる能力」
　　　　　,.:'.:.:.{　 |.:./{ ﾄ-j:::::::::::::::ﾄ‐j l∧.:.'､　 を悪用してしまいました……
.　　　 ∠イ',八__|/_　 `´　 　 　 `´ ﾊ.∧.:.＼
　　　　　　　　 ）ハ::＼ 　'ｰ=-'　　ノ　　　￣　
　　　　　　　　 　　 Vl:::〕　　r≦
　　　　 　 　 　 ,x<:::::::< 　　 ヽ:::｀x
　　　　　　　　/　＼ヽ:::＼_＿_}::://ヽ

　　　　　　　　　モブ女子




　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／　　　　::::::::::::::::＼
　 . | 　,,-‐‐　 　‐‐-､ .:::|
　　|　 ､_(o)_,:　 _(o)_,　:::|　なんてニッチな能力……
. 　 |　　　　::<　　　 　 .::|
　　 ＼　 /( [三] )ヽ ::／
　　　／｀ー‐--‐‐―´＼



　　　　 ／￣￣＼
　　　／　　 _ノ　　＼　　（ ;;;;(
　　　|　　　 （ ─）（─　　) ;;;;)
　　　|　　　 　 （__人__）　/;;／
.　　　|　　Ｕ　　　　　ﾉ　l;;,´　　　　　下着ドロのためにしか
　　　 |　　　　　∩ ノ)━・'　　　　　　使えないような能力だろ。
　　／　　　　／ ＿ノ´
　 (.　 ＼ ／　.／ 　 │　　　　　　　　　　
　　＼　 “　／_＿_|　 |　　　　　　　　　　　
.　　　 ＼／ ＿＿＿ /

　　　　　 　 　 　 　 　／　／　　　 ヽ　　 ＼　　　　　
　　　　　　　　　　　ノ , '/　 '　　 ヽ　 　､　　ヽ　　　　　
　　　　　　　　　　 〃 　{八人　 八ﾊ人ﾊ　ｌ .|　　いえ、そうでもないですよ。
　　　　　　　　　　人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人
　　　　　　　　　　 　从 ﾘ<●> 　<●> 从|ﾉ从　 この力……
　　　　　　　　　　　从 ﾘ ゞ≠　　ゞ≠ 从|ﾉ从　　テレポートさせる距離に制限はあるんですか？
　　　　 　 　 　　　　　 |ﾍ　　 -－　　　| |/　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　ﾚ/⌒l,､ __,　イァﾚ　　　　　　　　
　　　.　　　　　　　　 　 /　 /::|三/::/／　 ヽ
　　　.　　　　 　　　　　 |　 l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
　



　　　　　 　 |ﾄ､ 　 .-ｙ=====┐.. 　　 ｲ! 　　　　
　　　　　 　 ||　>:':.:/　　　　　 ヽ.:`く　|| 　　　　　
　　　　 　 　|ﾚ'.:.:ノ　　￣￣￣　＼:.:ヽ!! 　　
　　　　　　 /_／　　　　　 ∞　　　 ＼ ', 　　
　　　　　　[＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_] 　　
　　　　 　 l.:/ .:.:.,'.:.:..:ｌ/‐-/　 l.:/ -',.:.:.:.:, 　　　いや、とくにないです。
　　　　　　Ｖ.:.>‐l .:.:>ちﾎ:::::::::::/ちﾎV.:.:.',　　　グリーンランドにだって転送できますよ。
　　　　　,.:'.:.:.{　 |.:./{ ﾄ-j:::::::::::::::ﾄ‐j l∧.:.'､　
.　　　 ∠イ',八__|/_　 `´　 　 　 `´ ﾊ.∧.:.＼
　　　　　　　　 ）ハ::＼ 　'ｰ=-'　　ノ　　　￣　
　　　　　　　　 　　 Vl:::〕　　r≦
　　　　 　 　 　 ,x<:::::::< 　　 ヽ:::｀x
　　　　　　　　/　＼ヽ:::＼_＿_}::://ヽ

　 　 　 　 　 　 ／　　／　　　　 　 　 　 　 　 |＼　　　　　　＼　　　　 |　/|
　 　　　 　 , 　'　　 ／　　　　　　　　__ 　　　八.　＼⌒＼　　　ヽ　　　 ∨ |
　　 _,､r='^　　　 ／ 　_,,..　-‐　'' "´　／　　 　 ＼　 ＼　　　　 ﾉ　　　　　 ',
　　⌒￣／　　 ⌒￣　　　　　　_､‐''゛　　　＼ ＿_＼　 ＼___／　 　 }　　 　 ,
　　　 ／-‐=＝=‐-　　　　_､‐''゛　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　 ／　　　　 }
　　　　　　　　　 /　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 ｀ ‐　────　 　 　 }　 /
　　　　 　 　 　 / 　 ／_,,..　-‐　'' "´　　　　　　　 　　　　　　／　　　　　 /
　　　　　　 　／　／⌒　　　　　　　　　　　_,､r='／　 　　 .／/　 　／ 　｜
　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　ノ　　＞''~　　 ⌒￣￣￣　/　 ／|　／| |
　　　　　⌒￣＞　_,,..　-‐　'' "´　＞''~　　　　 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/　八:!
　　　　　＞''~　　⌒￣￣￣￣ {￣∨　　 　 　 乂　V:::ﾂノ |/　ノ ノ
　　　 ／-‐……‐-／　　　　 八ハ 〉　　　　　　 ｀ｰ=ﾆ彡　 　 ⌒乂　　　 それならこの能力、
.　　　　　　　_,､r='^　　　/　／ ∧　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〉　　 被災地とかに支援物資を送るのに
　　　　　　⌒￣￣￣￣/／7／ 　'ｰ八　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　 活用できるじゃないですか。
　 　 　 　 __. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ　　: :.:.:|: : .　　　　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　 |_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/　 　 : : |: : ::＼　　　　　　　 --‐‐/　　　　　 罪を償ったら、
　　　　　 |ニニﾆ=-.　::::::::::/　　　　　|: : : : : : : .　　　 　 　 　 /　　　　　　世のため人のために力を役立てて下さい。
　　　　　 |ニニニニニﾆ=- ...__　　　 |: : : : : : : : : : . .　　　　∧
　　　　　 |ニニニニニニニニﾆﾆ=-　 _　: : : : : : : : ／｀ ─'ニ.}
　 　 　 　 `､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ|
.　　　　　　 ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ|
　　　　　　　　-=ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=-=ﾆニニニ|
　

　　 　 |ﾄ､ 　 ..　------　 ..　　 ｲ!
　　 　 ||　>:'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`く　||
　 　 　|ﾚ'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ!!　　　
　　　 /.:.:.:.:.:.:/.:.:./.:.:.:.:..ｲ.:.:.l.:.:.:.:. ',　　　　　　
　　　,'.:./.:.:.:/.:.:./.:/.:.:./ ｌ.:.:.ﾊ.:.:.:.:.:l
　 　 l.:/ .:.:.,'.:.:..:ｌ/‐-/　 l.:/ -',.:.:.:.:,　　　　　 この力に……そんな使い道があったなんて！
　　　Ｖ.:.>‐l .:.:>ちﾎ　　 |/ちﾎV.:.:.',
　　,.:'.:.:.{　 |.:./{ ﾄ-j　　　　ﾄ‐j l∧.:.'､　　
. ∠イ',八__|/_　 `Ｕ　 　 　 `´ ﾊ.∧.:.＼
　　　　　 ）ハ::＼ 　(⌒ 7　 ノ　　　￣
　　　　　 　　 Vl:::〕　　r≦
　 　 　 　 ,x<:::::::< 　　 ヽ:::｀x
　　　　　/　＼ヽ:::＼_＿_}::://ヽ

　 /＼＿＿_／＼
／　⌒　　　⌒ ::: ＼
|　（●）,　、（●）、　|　　　　いよっ、カドック君、さすが！
|　　,,ノ(、_, )ヽ、,, 　 |
|　　　ト‐＝‐ｧ' 　 .::::|
＼　　｀ニニ´　 .:::／
／｀ー‐--‐‐―´´＼







　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　 ／　　 ﾉ_ ヽ,,＼　　　　　 _人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
　　　　　|　≦ﾟ≧ﾐ:≦ﾟ≧　　　　 __,ﾉ　　毎晩　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　.　|　⌒（__人__） |　　　　　 ）.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　　 |　　　 |r┬|　.}　　　　　ｿ.　　 彼女のパンツを脱がしてるだけのことはある！　（
　　　　.　 | 　　　|　| |　}　　　　　 ﾉ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　.　 ヽ　 　｀ﾆﾆ　 }　　　　 ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
　　　　　　　ヽ　　　 　ノ 　　

　

　　　 　 　 　＿＿＿＿| 〉
　　　 　 ＿＿＞ 　 　 　 ―＜
　　　　　　＞ ／　　　　/　　　＼
　　　　 ／　/　　　　　/　　 　 　 ＼＿　　　_人__人__人__人__人__人__人__人___人__
　 　 ／ 　 /　　　／|/ 　 　 　 　 　 く⌒ __,ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　 ￣/　｜＼＿　 　 ､_|_／　　　　　＼　）.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
.　 　 /　/｜/＿,,|　　　八Λ|　　 | ＼厂ｿ.　　　 ぬ、脱がしてませんよ！　　　　（
　　 /　/　　┬─| | 　/──|／　|　く　　　ﾉ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　 ￣|　八/V;;;;ﾉΛ/　Ｖ;;;;ノ　Λ| 乙　　⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
　　 　 |/|　〈　￣ 　　　 ￣ ｕ|/[||┘
　　　　　|ィ个=--　´ ┬=≦ﾆ〉
　　　　　 　 |ノ〈ニニニニニ〈
.　 　 　 　 　 ／〉ニニニ／￣ ＼
　　　　　　／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|

┌────────────────────┐
│　ちなみに能力の保有者が、　　　　　　　　　　　..│
│　全員、でっていうのような　　能力剥奪の　 　....│
│　ペナルティを受けるわけではないらしい。　　　..│
└────────────────────┘


　　　　　　　　　　.　　　 　/ﾆＹﾆヽ　 　 　 　 ll　　　 ll
　　　　　　　　　　　　　　/（。)(. ﾟ）ヽ　　　　ll　　 　 ll
　　　　　　　 　　　　　／::::⌒｀´⌒::::＼　 　 ll.　　 　 ll
　　　　　　　　　　　　|　,-）ﾄｪｪｪｪｲ（-、|-－'､_ 　 　 ｌレ-－ｚ
　　　　　　　 　 　　　| l　　.|-┬-|　　l |　 　 ｀ﾄl､　 八ｒ-x‐ﾃ
　　　　　　　　　　　　＼ 　`ー-'´υ／⌒､ｰ'､ |ﾘｌト､Ｖ´ ,､‐ヘ、
　 　 　 　　　　　　　　　　 　 {　 ,ニ､/　　　,!　//川／｀Y　 ＼　＼
　　　 　 　　　　　　　　　 　 ヽ{　　ﾊ､__∠／/彡ｲ⌒ ｰヽ‐- ヽ-　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ=≦ﾆ三≦彡ｲ　　 　 　 　 　 　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽﾆt=ヽ {､　 　 　 　 ＿,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ﾞヽﾆﾝ´ ￣ ￣ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ` －---－''´
┌───────────────────┐
│　能力の仕入先が違うからだろうか。　　　　　.│
└───────────────────┘


　　　　　 　 |ﾄ､ 　 .-ｙ=====┐.. 　　 ｲ! 　　　　
　　　　　 　 ||　>:':.:/　　　　　 ヽ.:`く　|| 　　　　　
　　　　 　 　|ﾚ'.:.:ノ　　￣￣￣　＼:.:ヽ!! 　　
　　　　　　 /_／　　　　　 ∞　　　 ＼ ', 　　
　　　　　　[＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_] 　　
　　　　 　 l.:/ .:.:.,'.:.:..:ｌ/‐-/　 l.:/ -',.:.:.:.:, 　　　
　　　　　　Ｖ.:.>‐l .:.:>ちﾎ:::::::::::/ちﾎV.:.:.',　　　
　　　　　,.:'.:.:.{　 |.:./{ ﾄ-j:::::::::::::::ﾄ‐j l∧.:.'､　
.　　　 ∠イ',八__|/_　 `´　 　 　 `´ ﾊ.∧.:.＼
　　　　　　　　 ）ハ::＼ 　'ｰ=-'　　ノ　　　￣　
　　　　　　　　 　　 Vl:::〕　　r≦
　　　　 　 　 　 ,x<:::::::< 　　 ヽ:::｀x
　　　　　　　　/　＼ヽ:::＼_＿_}::://ヽ

┌───────────────────────────┐
│　加えて、ショボかったり、ニッチな能力であればあるほど、　　　 .│
│　能力が持続する傾向が多いみたいだ。　　　　　　　　　　　　　......│
└───────────────────────────┘
　　　　　　　　　｡+･☆*･+｡ﾟ*☆･+｡*
　　　　　　。*'･`ﾟ　　　　　　　　　　　`・* 。
　　　　 *ﾟ　　　　　　　　　　　　　　　　*｡
　　 　｡*'　 　 　　 /＼＿＿_／ヽ 　　　 　　`*。
　　　+｡　　　 　／''''''　　　'''''':::::::＼　 　　☆
　　　☆,､＿　 |（●）,　　　､（●）､.:|　　　　　+ﾟ
　　　 ∠|]　＼|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　　　　*｡
　 　 　 　 ＼　`　　 ｀ﾄｴｴｴｲ '　.:::::|　　　　　+ﾟ
　　　　　　　 ＼l ＼　　｀ﾆﾆ´ .:::::／　:::`　 *ﾟ 　　
　　　　　 。*･ﾟ　` 、ヽ,,-‐、i'　／ V :::::::::::☆ 　　　
　　　｡ ☆　　　　　ヽ. ア介ー-､＞:::::::::::::::::*`:.
　　 ,*　　　 ,､＿＿ノ //| |　　　ヽ:::::::ヽ*ﾟ::::::::::::ｉ
　　 +　 　 {[　 　/　 |_| ヽヽく｀ヽ　＼☆::ｉヽ:::::::::|
　　 `*｡ 　 {[ 　/ ／＼　　　人+ﾟヽ*`〉､::| 　ヽ:::|ﾟ+
　　　　☆ 　{[|／　 /　＼☆｡+ﾟ＼`彳ｱヽ 　　ヽ|　ﾟ*
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　　　 　 　 〈＿／ミニミニ＝彡"　　　　　　　　　*ﾟ
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┌─────────────────────┐
│　なおダディさんの能力もまだ継続している。　　　 .│
└─────────────────────┘

ーーーーー数日後ーーーーーーーーーー




　　　　　　　　　　　 　 ､丶｀..,,_　 ｀`丶、＞'"~｀`丶､.,,__,,
　　　　　　　.,,＿,,.､ヽ` _,,...､､､、 Ｙ⌒ヽ ､、　寸'～、`'＜
　　　　 　､.,,__,,＞ ゛ヽ`　　 　,〕丶、 、 ﾟ:,　 丶､ 、　　　　｀``ア
　　 　 　 　 >'´/　 　 　 ／　 〕　　`, `､ ﾟ，　　｀､、　　　`'＜.,,__,,.ノ
　　,(　 　 /_,, ,′　 　 :'　　 　′　 ,′ ﾟ,　,　　　 ﾟ,　　　　　　　　/
　 人｀``｀　　{　　　 /　　　 ,′　 //,　ⅰ.:　　 　 }　　 　':,　　､ｲ
　γ"''～､､ィ~)　,,..、　／　/　　　/　 　 ! ;　　 　 ;　 　 　 ﾟ,　　｀ ー=ァ,
⌒! ､.,| 、~"''～'　 ﾉ　　　 ﾞ　　‰′　　ﾉ　　　　　　　　 　 }　　　　／/
"''i　.,,j　)h､.,,_,,､‐゛　　／　､‐゛ ,′　 　 　 　 　 　 　 　 　 ;
　j　 7　 」＞, ヘ.,,__,,.､丶`　 　i{　　　　　　　 　 i　　　　　,′　　／
..,′/、.,,,_／　 ,.､､ィ　′ 　 　 ﾔ　　　　i　 　 　 }　　　　/(,_,, ∠..,,__,,　　 パー即工業高校の野球部男子寮で、
〈　 　　⌒　／　 /　 i　　 　 　,乂　　　 |　　 　 ;　　　　、　　　　／　　　男子用のブリーフ数十枚が消失したそうです。
./,　　 　 　 `,　 ,′i i　ⅱ　　,′i　　　.圦 (　,,ノ, 　 ト (　＼　 ｱ゛
.　ﾟ, 　 　 　 ！　 .八ハ从　∧　ト､、　ﾉ　＼　i iγ､{　)' _,,､‐゛
γム　　　　 ﾟ,　　　　 γvﾉｰ-h､.,,_`'～、　 ; .}ﾉi　i　〉,　　ア
. }　'∧　　　　∨　 !　 ｉ{ｰ=セ箝ﾃ'ア 　 }　 :ﾞ ,ﾞ　｝:i /　　くうぅo｡.,
. }::.::.:寸､.,,_　　 '/ﾉi　 八~"'' …'`゛　_,,ノ! / ﾚ　〈ノ ｉi .! 「⌒:i:i:i:i:))〕､､、
ⅰ:.::.::.::.::.::.::｀``｀.:j}乂(_,,.　　　　　　　 八　　γ!]{]从ﾙ寸:i:i:i:i:ｱﾆ!.:::. ﾟ,
ⅰ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.,ﾞ`～､.、　　　　 　 　 　 　 /　　j　　　 `'芍/ﾆ∥;;;;;i.:',
∥ .:.::.::.::.::.::.::.::.::/　 　 乂__　_＿,,,..､、　　 ,ふ:.:.. ,′　　　,ｨi{　ｰ{{;;;;;;;;|.::ﾟ:､
{{や.::.::.::.::.::.::.::.::ハ　／.::.:ム⌒　｀”~ ｀_,.ィ(::.:.. . ,′　　,ｨi{ニニﾆﾘ;;;;;;;|::.::.::＼
ｉｉ.:∨.::.::.::.::.:::／.::.:}７.::.::.:://ﾑ,___,,,.､rｉ｛::.::..:.. . . /　_,.ィ(ニニニア;;;;;;,ｨj::.::.::.::.::.＼ー ､
ﾔ::.:`::.､､丶｀.::.::.::.从.::.::.////ニニニﾆア゛.,,:. ,:ﾞrｉ｛ﾆﾆニﾆﾆ／:;/／　,′.:.::.::.::.:.:.:)i;;:.:.:＼
:j::.::.:.:.::.::::.::::.:::::／.::.::.::.///,たニﾆﾆｱ゛,.､ｬﾔ゛-＝ニニニｱ゛ﾆ/'　　./ . :.:.:.:.::.::.::.::./.::.::.::.::.＼

　　　 ／￣￣＼　.........::::::::::...r‐ ' ノ.
　　／　　　　　　＼........::::::::＿ ) (_　　　
　　|:::::::　:　　　　　 |.....:::（⊂ﾆﾆ⊃)
　　.|:::::::::::::　　　　　|....: ::::｀二⊃ﾉ　　　　 べつに、放っといてよくね？
　　 |::::::::::::: 　 　　　|..: :::: （( ￣　　　　　
　　 .|:::::::::::::::　　 　 }　　　 [l、　　　　　　
　 　 ヽ　　　　　 　 }　　／,ｨつ
　　 ／　　 ヽ 　 . ﾉ .,∠∠Z'_つ　　　　　
　 /　　　　''⌒ヽ　 ./ .r─-'-っ　　　　　
　.|　(　　　 　 / } ./　 ）:::厂 ´　　　　　　
　 |　　 /　　./／ .ﾄ　 ／




　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　／''''''　　　　　　　＼
　　i´｀Y´｀Y｀ヽ（⌒） 　　 ／ 　（●）,　　　　　''''''＼
　　ヽ_人_.人_ノ　｀~ヽ　 ./　　　 　　ﾉ(､_, )ヽ （●） .|　　　だる……
　　　　＼＿＿_ 　　 ＼ |.　　　　　　/￣〉　　　　　.|
　　　　　　　　 　　＼_ 〉 ＼　　　　/ｰ-〈　 （⌒）　./
　　　　　　　 　　　　　　　　　.　　　｀ﾆﾆ´　ノ　 Ｙ`Y´｀Yヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(´￣　　　.i__人_人_ﾉ
　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　｀￣ヽ　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀￣￣￣´

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　　　 　 ＿＿＞ 　 　 　 ―＜
　　　　　　＞ ／　　　　/　　　＼
　　　　 ／　/　　　　　/　　 　 　 ＼＿　　　　　いやいやいや！　
　 　 ／ 　 /　　　／|/ 　 　 　 　 　 く⌒　　　　みんな冷淡だな！
　　 ￣/　｜＼＿　 　 ､_|_／　　　　　＼
.　 　 /　/｜/＿,,|　　　八Λ|　　 | ＼厂　　　　ここはジェンダーフリーで行きましょうよ！
　　 /　/　　┬─| | 　/──|／　|　く
　　 ￣|　八/V;;;;ﾉΛ/　Ｖ;;;;ノ　Λ| 乙
　　 　 |/|　〈　￣ 　　　 ￣ ｕ|/[||┘
　　　　　|ィ个=--　´ ┬=≦ﾆ〉　
　　　　　 　 |ノ〈ニニニニニ〈　
.　 　 　 　 　 ／〉ニニニ／￣ ＼
　　　　　　／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|　

　

　




　　　　　　　　　　　 _,....----､,,...,,
　　　　　　　　r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
.　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
　　　　　.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
　　　　　/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.　　　　　じゃあ今回は、
　　　　/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼　ﾐ;;;;;;;;;i
　　　 /;;.／　　　｀ヽ､ 　´ /r　i／´｀　｀ ＼;;;;;}　　　　　俺が確認に行って来る。　
　　　 .り　､≦二ミ、＼ ,ノ´　/ 彡ニミ,ｒ　 ヽ|_
..　　 ﾉ｀Y　 ＼,,_○ ,i　 ,!{　 ノ　i､○__ノ　　　i ヽ
　　 .|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ　（　　 ￣　　　　 ﾉヽ|
　　　ヾ iヽ,,　　 ´>.く ,‐､　.ﾉ‐、　　　　　／|ｒ.ｲ
　　,-ﾉiゝi　｀ヽ、ii.　 ｀‐（___）-'　　　　／　く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人　　 X　　　,丶し‐、　　　i´!　 ノ　 .|: ＼＼
´イ:::::ヽ　 ｀ヽ　 ｀　-く-'ﾆﾆヽ＞　　　／´　　/:::::::∧
./:|:::::::::｀、　 入,,_ 　　＞--く　　　.ノ´　　 ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼　　　.ﾍ､. ´　　　 }}　,r´r　　／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._　＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- :::　　,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/　　
　ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/

　



　 　　 ／￣￣＼
　 　／　　 _ノ　　＼　　　　　
　 　|　　　 （ ー）（ー）　　　
.　 　|　　　　 （__人__）　　　　やれやれ……
　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　
　 　.ｌ^l^lｎ　　　 　　}
.　　 ヽ 　 L　　　 　}
　 　　ゝ 　ﾉ　　　ノ
　 　／ 　 /　　　＼
　 ／　　 /　　 　 　＼
. /　　 　/　　　　　|ヽ、二⌒)､
　ヽ＿＿ﾉ

┌─────────────────────────┐
│　あの六月一日をきっかけに、俺の生活は一変した。　　 　 .│
└─────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _,
　　　　　　　　　　ノｉ　__,.:-:‐::‐/::|:‐::‐:─-:.､_＿_
　　　　　　　　　（_,,ﾉ:´: : : : : : : :.:|::: : : : : : :､:.: :＜｀ヽ
　　　　　 r.:‐::-ｨ'´: :,': : : : : : :i .: :|:::. : :､::: : : :.､:.: :｀ヽ、
　　　　　 V:::/::::|: :/:. : : ;: : :/|: : :||ヽ､:: :ｉ::､::: : :＼::､:: :＼、
　　　　　　∨::::::|:/:,': ::_/__;/ |: : :l'|　 |;__|_::ﾍ:::. : : :ﾍ:￣::ﾄゝ
　　　　　　/:::::::;/:;/:: :/|:.:/｀ |: ::ﾘ | '´|:: :l､:: ﾊ:::: : : :ﾊ::;/
　　　　　 /::::∠;ｨ': : :/_ｊ;/__､.ｊ: ;/　!,__ｊ::;/_ヽ::.:|::: : :ｉ:: :|'
　　　　　 ￣|: ::.:|:.: :;ｲﾏ弐ｵ､ﾉ'´　 'ﾁ弐ﾏ７ﾊ:::|::.: : ﾄ､:|
　　　　　　　|: :.:|: :;ﾊ ､Vｨ::;ｊ　 　 　 ﾄｨ:;ﾘ,.'ﾊ::∨:::.: :l　`
　　　　　　　|:ｉ:::|:/ゝ_､"￣ 　 　 ､　 ￣"' {ﾉ:ｉ:∨::|;ﾘ
　　　　　 　 |::|: ::|: ::::{ﾍ、"　 r:‐-､　　 "ｨ:::::|:::∨::|
　　　　　 　 |::|:.:λ:.::ゝ､｀＞-`ﾆ=' ‐＜‐-:､::|::: :ｉ:.:|
　　　　　 　 |::|::::;∧::;;ィ´"　,r:-:'´:~:`ｰ:-､　゛＼:: :|
　　 　 　 　 |:::!::ｆ" /:::ヽ､,／: :ｉ: : :||ﾍ:.:､:. :＼／:ヽ:|
　　　　　 　 |:::/　/: : : : :ｉ::: : :|::. :ｊ'|　|:.:|ﾍ: :|:.:ｉ:: : :ﾍ
　　　　　　　ｊ:ﾉ　ｊ: : : : : :|::.;-/‐::/ |　|::.|-|‐|､:|::: : :.ﾊ
　　　　 　 　 |　 | : : :ｉ : :|::.:/_j;/_　|　|;/,_|:/∨::: : ｉ:: |
　　　　　　　ｊ,　 | : : :|:.: :|::;ｨﾁ心､　　 'ｨﾁ心､∨: ::|: :|
　　　　　　 〈.　 |: : ::|:: ::ｲ､{:::ゝ;l゛　　　|ｨ:::;} 〉ﾊ: : :l::.:|
　　　　　　　 ＼|::|: ::|:: : | ゛`ｰ"　　､　 `ｰ"' ,{ﾉ:|;/::|::|
　　　　　　　　 /ｊ;/ﾍ{:: : :|ヽ､"　　r:┐ 　 ",.ｨ::::/:::人:|
　　　　　　　／'ヽ__/〃ﾍ:|:::::;＞‐ｒ｀´r;＜´:|::::/ｊ:;/ |
　　　　　　/ヽ､/　,'｀Y´ヽ｀ﾏ 　 λ__/ 　 ｀ｊ;ノﾍ､ヽ,}
　　　　　　 ＼/　　 /'ｰﾍ_,ｿヽ､　,ｨ'＾ヽ、　　〈ｉ,ﾉﾉ,〉
　 　 　 　 　 /ヽ./　{　　　＼,ｨ'´^ヽ.　 ∧ /,/｀丁
　　　　　　　 ＼:{ヽ.:|　　',:／＼ ,rﾍ,〉'" ハ´ ,'　j

┌────────────┐
│　時間の巻き戻し事件　　 　 │
└────────────┘


　 　 　 　 　 　 /: :／: : : :/: : : : : : /: /十: : : : : : : : :l　＼-: :V : : ∧: : : : : : 个＼
　　　　　　　　/:／ : : : : /: : : : : : /: ∧ !: : : : : : : : : l　　 `、: V : : ∧: : : : : : '，　＼
　　　　　　　 /: : : : : : : /: : : : : : /: / 　 , : : : : : : : : :!　　　 ﾏ: V: : : ∧: : : : : :‘
　　　　　　 〃: : : : : : V: : : : : : ; : / 　　 V: : : : : : : : !　　　　ﾏ: ! : : : ∧ : : : : : '，
　　　　　／: : : : : : : :∥ : : : : : l: /　　　　V: : : : : : : :l　　 　 　∨: : : : ∧: : : : : : ,
　　　 ／ /: : : : : : : :∥: : : : : : i/　　　　　 ＼: : : : : : !　　　　　 '; : : : : ∧: : : : : : ，
　　　　　; : : : : : : : :∥: : : : : : ;　　 　 　 　 　 丶 : : : l　　　　　　;: : : : : ∧: : : : : :‘
　　　　 / : : : : : : : ∥: : : : : xﾆ二二≦　　　　 　 `''＜ ≧ニﾆz,, ! : : : : : ‘,: : : : : : ;
　　　　, : : : : : : : r∥: : : :(　 ）　　　　　　　　　　'　　　　　　　　γ ‐ ､ : : : '， : : : : !
　　　 /: :i: : : : : : l∥: : : : : : : !/ / /　　　　　　　　　　　　/ / / 乂 _ノ: : : : :!: : : : : !
　　　｛: : l: : : : : : ﾘ: : : : : : : : !　　　　r　‐────‐ ‐､　　　　　l : : : : : : : !: : : : : !
　　　｛: : ',: : : ／ｲ: : : : : : : : :!　　　　l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! 　 　 　 !: : : : : : : :!: : : : :‘
　　　人: :乂////!: : : : : : : : :!　　　　l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i 　 　 　 i : : : : : : : ﾄ､: : :/
　　　　 ヽ//////!: : : : : : : : i　　　　 !::::::::::::::::::::::::::::::::::::,　　　　 人: : : : : : : !/ヾ/
　　　　　///////!: : : : : : : 人 　　 　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/　 　 ／/! : : : : : : : i//∧
　　　　 ｛///へ//!: : : : : : : :l ≧s。　　 ｀　　＿＿　　´　 ,ｨi{///;: : : : : : : : :l////!
　　　　 へ//＼ ＼: : : : : : : :',////≧s。 　 　 　 　 　 イ/////,: : : : : : : : :八///l!
　　　　 ﾄ､ ＼//＼ ＼: : : : : : ､////∧　≧＝-- ≦ ///////,: : : : : : : : ://///〃
　　　　 乂＼ ＼//＼_＼: : :人:＼/「二二二二二二二二≧=- _: : : : : : //////
　　　／////＼ /´　　 ￣　 つ个､ﾘ_＿＿＿＿＿＿__　　　　　 ｀`ヾ､／/////
　　〃////////　 　r二¨¨　￣_)ヽ!⌒V⌒V⌒V⌒⌒≧=-　__　 　 ∥/////｀ヽ
　　′///////　 ／　　_,,.｡*'"＼＼─────── r‐ "´　 ￣　<////////∧
　////////Λ　　 　 ／　　⌒ヽ/＼＼　　　　　　　　　｀ ¨¨´⌒ヽ 　 V///////∧

┌────────────────────────────┐
│　猜疑心に絡めとられ、不快な思いもしたが、　　　　　　　　　　　　　.│
│　あのとき結びついた仲間たちは、俺にとって得難い財産だ。　　　 .│
└────────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ヘ､＿＿＿　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,心､_| ハ ＼ﾐ＼　＼ﾍ癶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ　 ヽ　｀ヽ　＼ｰ'＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　　/　 |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　〈l 　lﾊ　　ゞｊノー--H/､|　} lﾊ ＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　 ／/ / Nゝ!'＾｀ヽ　 ~''´_,z≧､_N | l ∧　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /　 l　{イ弓彡､ﾐ_ｊ　　､_´￢‐’='＾ｊ/ l　ﾊｊ)ハ
　　　　　　　　　　　 　 　 |　 l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/　　　　　　　　ﾟ // /ｲ 〉　|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ　r､　　　　　　!ｲ/ /ﾄ! }　|　　　　　　∫⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､|ﾐ彡彡{　　　　　　　　　　ス//|rノ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー'　　　 ｊ/´|　!　|　　　　　　 （(
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　| l∨辷/　　　　　　　　　　　|　 |　!　|　　　　（　⌒ )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ll ＼払　　　´ ﾐ　　　　　 /|　 |　!　l　　　(~　 ノ
　　　　　 　 　 　 　 ／} 　 　　 　| |l　 l＼}　　　　　　　　 ／ｹl　 |　　 |　 　ノ
　　 　 ヾ 彡＼　／ｰ'/ 　 　 　 　! li　 | ｌ |＼　　　　　　 　 　 |　 |　　 lヽ∫
　　　　／｀ヾ ／　 ／ 　 　　　 ノ|　l　 | llﾊ ::::＼ ＿ ィ　　　_ｨ|　 |l 　 r_i~＼
　　 ／　　／　 ／ ＼─‐-､_/ム|　 l 　l／ﾊ　　ヾ壬/　　 ｀ヾ|　 l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
　　|　_／　　／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| 　ｌ　|三∧　　 　_ _ 　 　__,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ
　　ヽ　　ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ 　 │!　lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ
　　　l　　　　 _／　 〉:::::::::::::::::::::::/　 ﾉ　|　　/　　　　　ﾉ　　　 ', 　､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
　　　|l　　　 　　 .ィ:::::::::::::::::::::::/　ﾊ/　 l ─--､　　　く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__:::::::::::::::::::::
　　 /::＼　　　 ´　ヽ:::::::::::::::::/{　!　　_ノ|ゝﾍ 　 `~　　　　z‐､/::::::＼ _　ヽ ム:::::::::::::::::
　 /:::::::::∧　　　　 　}::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈　　　　　　 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ　ﾉ::::::::::::::::

┌──────────────────────┐
│　この能力者騒動が、どれくらいの規模なのか　　　　│
└──────────────────────┘



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　　　〃ﾆ;;::`lヽ,,_　　　　　　　　　　　≡　 ／''''''　　　'''''':::::::＼　
　　 　〈 (lll!! ﾃ-;;;;ﾞfn　　　　__,,--､_　　..　 . |（○）,　　　､（○）､.:|　
　　　／ヽ-〃;;;;;;;llllll7,,__／"　　＼三=ー　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　
　　　>､/:::/＜;;;lllメ　　　＼ヾ、　　ヽTf=ヽ`　　 ｀ﾄｴｴｴｲ '　.:::::::|　+
　　j,,　ヾて）r=- | ヾ:　　 :ヽ;;: 　　　 | l |　 l ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　　　+　　≡
　,ｲ　ヽ二)l(_,＞"　l|　　　 ::＼;:: 　　　| |　 |　　ヽ,,-‐、i'　　／ V
　i、ヽ--ｲll"/　,, ,//,,　　　　:;;　　　l //　 l く> /::l"'i::lll1-=::::￣＼
　ヾ＝=:"::^::;;:::／;;;;;;;;;:::::::::::::: :::::ゞ ﾉ/　　 L／〈:::t_ｲ::/ll|─-=＝　ヾ
　　＼__::::::::／::::::::::::＿;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ　　　ﾍ　　　>(ﾞ ）l:::l-┴ヾ、ヽ　 ）
　　　　 ￣~~￣￣／　:::|T==--:::::　 ／／　　/　ﾄ=-|:|-─ （ l　　 /
　　　　　　　　 ／　::　 ::l l::::::::::::::::::/ /:::::::::::/:::::(ヽ--─　 /　|　 /
　　　　　　　　 ヽ＿=--"⌒￣ﾞﾞヾ:/ /:::::::／:::::::::`<==--　ﾉ　/　/
　　　　　　　　　／　　　／　　　＼/:::::::::::::::::::::::::::::￣'''""::／／
　　　　　　　 ／　　　／　　　　 :::: ヾ::::::::::::::::::::::::::::べ__;;;--

┌──────────────────────┐
│　いつ収まるものなのか、全く予想もつかない。　　......│
└──────────────────────┘




　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､.,,,＿　｀ ､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,..､､､..,,_｀`)),..､､ -‐=‐
　　　　　　　　　　　　　　　 ､丶`｀｀`～､、　ヾ､丶`｀｀｀`丶、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 , '´'"ﾟ~￣~ﾟ＞､ Y⌒ヽ ｰ=＝ミ、＼
　　　　　　　　　　　　.,,__,,ノ　　　/　　　　　/∧　}〉　｀丶､　`､
　　　　　　　　　　　　.,,__ア　　 /　, '´γ'"　　 }　 ､､.,_　　ﾟ,　 ﾟ,
　　　　　　　　　　　　.,,__,,ノ 　 ′,′　; 　 __,,ノ ﾉ　 　 ｀ ､ 　　i
　　　　　　　　　　　_,,≫ 　 　 {　i{　　人　_,,.､ `　 }i　　　 )'　`　､.,,__,,.
　　　　 　 　 　 　 　 ⌒ﾉ　′,从ﾘ ／　 )　!　　 ,,ノ杙　　　 ﾄ.,_,､ヽ⌒
　　　　　　　　　　　__彡 /　　　　 j i　　,,ノ　_,,,..､ィ　)' i　　 {从
　　　　　　　　　　　⌒7ﾊ ∧　_,,.ノj{ｉⅱ　ⅰ '７1 ﾉ　 ノ　i.,,人,,_
　　　　　　　　　　　　 　 }　　 茨葹ﾘ八 　 !　{-iﾙ'´　　 ﾉ.,,__ア⌒
　　　　　　　　　　　　　メ、.j　ミ｀”~ 　 ))h､N筵筬___彡 _ノ(
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾊﾞ ､(　　　 ⅰ　 　 ｀ﾟ”´_ア_,ノ(⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　} i 〈｀`　　 ,　 　 　 　 ,ふ ))⌒
　　　　　　　　　 　 　 　 .,,ﾉ人ム 　 ､､..,,_　　　‰人(
　　　　　　　　　　　　 ,ｨi((（.,,ﾉj」 `､　　｀`｀､ィ(λぅo｡.,_
　　　　　　 　 　 　 ,ｨi{:i:i:i:i:i:i:i:i:i] 　 `ー='"　 /{:i:ii:i:i:i:i:i:i:i〕ｈ､
　　　　　　　　 　　`'寸h｡.,,_:i:iｱ　 `':,　／　 ,ﾞ :[:i:i:i:i:i:i:＞ ゛７
　　　　　　　　　　　　 ﾏニニ}h､　　 }:;　　 /　j ＞ ゛=ﾆニ/
　　　　　　,,_,,､ィﾆぅY二二ニﾆﾆ}h､,,__,,.､､rｾ〔ニ冖￢==￢ァ　 ､.,,_
　 ,､rｾだニニニニニニニニニニﾆ「ニニニニニニニニﾆ,′ 　 ,ふうぅ:ｘ、
,:(ﾆニニニニ二二二ニニニニﾆﾆﾆ}iニニニニニニニニﾆ　 　 ,こニニﾆﾆ)h
iニニニニニニニ二ニニニニニﾆﾆ}}ニニニﾆ┌--‐‐うﾆ{　　 ,たニニニﾆﾆi

┌─────────────────┐
│　だが、これだけは確実に言える。　　　...│
└─────────────────┘
　

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　 　 　 　 　 　 　 　 　 /／／::::::::::一＝ニニ:::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ﾊ 　 　　　
　　　　　　　　　 　 　 /::／:::::::::―一＝ﾆニ::::::::::::::::::::､::::ヽ::::::::!::::::| 　　　　
　　　　　　　　　 　 _,/::::::ﾆ二:::::::::::::::::::二二ニ＝::::::::::|:::::::|:::::::|::::八 　　　　
　　　　　　　　　　/{:;:イ:Ｘ⌒ヾﾆ::::::::::＝ニ二二::::::::|:::::!:::::::::::::::::::::::::ﾊ 　　　
　　　 　 　 　 　 /ｨ/ /´　 ＼、　ー====ﾆニ彡ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::＼::::::} 　　　
　　　　　　　　　{ 厶-――-､}}　　　　　　　 　 ,r=＼::::::::＼:::＼:::::::!:::{ 　　　
　　 　 　 　 ,．-〃/ ＼、--､ ヽ　　 　 　 　 ／ 　 　 ヾミ､:::＼:::ヽ::|::::} 　　　
＿＿,．-‐ｧ′/.l{∧　　ヾ弐ぅ　}　　,r==＝'′_,. -――　　ヾ:::::::::::::.::/ 　　　
　　　　／　,.ｲ　 ｀トヽ._ 　 ￣｀人､〃　 ／´￣￣ ＼　　　　　Y::::::::ハ、
　　.／　　/.:.|　　.ﾊ　 }}￣￣,rテ^ヾﾆﾆ{　　_,. -――'，　　　　}:::::ｲﾆYﾊ--､
-‐'′　 ./.:.:.:|　 /　|__ルx=f´/ 　 ﾉ　　 '､　 ｀ヾ弐ぅｰ;}r===＝ァ'´} {ﾘ|　'.　 ｀ ｰ-
　　 　 ./.:.:.:.:.!　:{/´|￣｀}{　Y´　 Y⌒ヽ　 ＼　　￣￣ﾉ　　　　/ ノ／.:l 　 '.
＿__　 ｆ:.:.:.:.:.:.＼∨　　;;''´｀;廴__ノ-一′　　 ｀￣￣ _,ｘ≠ｘ;ｧ'´／ l:.:.:.!　　 ヽ
/／⌒＞ー､_:.:.:.ヽ;'';''´　 ｀ヾﾆﾆヽ,;:'';,　　　　､_,x=彳ィﾘ　 /‐'´　 /.:.:.:!　　　　＼
　　 （＿,／　 },;:'';;　　 　 ;; `ー‐;;'　 ';,　,;'';, _ノ´　イ　 ｀Y/　　.／.:.:.:.:.|
　　　　　　 ／）　;,,　　　　｀ﾞ;￣};' 　 ｀''´　｀';　 ／―一'´　 ／.:.:.:.:.:.:/j
⌒ ｰ‐;‐ ''´／,, 　 　 　 ;;''"´　,,{;,,　　　 　 ,;''イ　　　　　 ／.:.:.:.:.:.:.:./:/
　　／^ｉ／⌒ヾ.　　　　 ｀':;ｰ;;''　｀ 　 　 　 '; /　,．-一 '´.:.:.:.:.:.:.:.／:/
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　　　　　 　 ）　　 俺たちの戦いは　これからだ！　　　　　　　　　　（
　　　　　　 ﾉ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　___　　　　　　　　　　　ノノ~ヽヽ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ///〃//Vヾヽ　　　　　　　　［`ﾒё´］　
　　 ＿　　　　　_｢Yﾌ 　　　　　 } !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝}　 　　　　　ノ'⌒｀　´⌒ヽ　
　,＾ 　 ｀ヽ　 :'´ /⌒ ヽ 　　　　ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{　　　　　　（　,､　ﾟ　人 ﾟノ'ヽ
<h>〃ﾊヽ.〉 ! 　/ ﾊヽ ! 　　 '(（'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､　 　　　　 ( ﾉヽ ミ 仝ミ/>' 〉
| |(l ﾟ ヮﾟﾉｉ|　iﾍ| ﾟ ヮﾟﾉﾘ 　　　 ｀ﾞ　くノ /f __ｊ/'i　　　　　　　｀ξ＝＝＝ヽ´
⊂lヾl兆lﾂ]χ[ヾl兆lﾂ]つ 　　　　　ん'､ じ'ﾌ　ゝ　　　　　　　|￣ |∥￣|
jﾉく/l」」i'ゝ　 く/l」」i'ゝ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ,　ﾉ（ ､ ﾉ 　　　　　　 　
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　　　　 ,.ﾒ　'　 i/ '、　|ヾ ﾟト　　　　　　　　　　 从 ﾘ<●> 　<●> 从|ﾉ从
　　　　 ∥ | 　{┃ 丶.}┃い　　　　　　　　　　从 ﾘ ゞ≠　　ゞ≠ 从|ﾉ从
.　 　 　 V从　:{.　 r ┐　ﾉ.}　　 　　　　　　　　　　|ﾍ　　 -－　　　| |/　　　　　　　
　　 　 　 ｀¨ヽ=弋 ｀~ ｱ-≠　　　　　　　　　　　　ﾚ/⌒l,､ __,　イァﾚ　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 /::|三/::/／　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,

　　　　　　　　　　　′/´｀ヽ
　　　　　　　　　　　＜二二＞
　　　　　　　　 　　,へ､_ノ　　＼彡ヽ
　　　　　　　　　ノ　 ソ ○　○) く　 ｝
　　　　　　　／　>´′　 (__人_)　ゝゞ
　　　　　　／ ／__,,,､　　　 ⌒/　＼ ＼
　　　　　　､＿__＜ ヽ　　　　ﾉ￣￣ヽ ）
　　　　　　　　　i￣./::｛斤」ｌ＜￣￣￣　　　　　　 /＼＿＿_／ヽ
　　　　　　　　　ｌ　/:::::ヾｿ:::｝ /　　　　　　　　　／　⌒　　　　⌒:::＼
　　 　 　　　　 ﾉ ノ:::／/:::::( /　　　　　　　　　 | ,（●）,　　　､（●）､|　　　　
　　　　　　／;;;;;;;;;ﾍ::::〃:::::ゝ､､　　　　　　　　/)|　　　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::|　　　　
　　　　　 (;;;;;;〃´￣´｀""`ｰ､;;;;｀`ヽ　　　　／ノ|　　　｀-=ﾆ=- '　.::::::|　
　　　　　　＼;;;;＼／ヽ_＿＿|　/:;;;/　　　 /´`/ ＼. 　　｀ﾆﾆ´ 　::::／　　　　
　　　　　　　 ＼;:;;＼　　　　　/;;;;/　　　　（ 　'￣　　 　　　　　　　 イヽ　　　
　　　　　　　　　ヽ彡;;>　　　/;;;;/　　　　　 ￣￣|　　　　 　　　　　　|　|
　　　　　　　　　ノ　ソ　　　 ｝ゞﾍ　　　　　　　　 |　　　　　　　 　 　 |　|
　　　　　　　　 (__ソ　　　　　ヽ､__）

┌────────────────────┐
│　　　やらない夫でタイムリープ＋犯人当て　　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　　　　　完　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
└────────────────────┘





　 　 ´ 　 7／　／从
〃　／　/　　〃　ｲＶ
′〃　 ｛ ; 　 i／/ Y
　 r‐-ミ乂＿/　i 　八
乂｀ヽ、 ´ 　 　 ｀ヽ`
　　 У　　　　(r)　 Y
　 ／ { (r)　 　 ,　　ﾉ
／ 　入 ＿ｰ'´ r＜　
廴／)）／
　ｌニニニニニニﾆｌ
　∥|　 　 　 　 .|∥
　∥|　 　 　 　 .|∥
　∥|　 　 　 　 .|∥
　∥|　 　 　　 ：|∥
　∥|∵∴∵∴:|∥
　∥|∵∴∵∴:|∥
　∥ヾ∵∴∵：ﾉ:||
　∥　ヾ∵∴シ ∥
　∥　　)∵：(.　 ∥
　∥　,:"　：　.ヽ ∥
　∥γ　　・　　Y||
　∥|　　　　　　|∥
　∥|　　　　　　|∥
　∥|　　 ∴ 　：|∥
　∥|　 ∴∵∴:|∥
　∥|(･)∴∵∴:|∥
　∥|∴∵∴(･):|∥
　lニニニニニニﾆl
　 　 　/ﾆＹﾆヽ
　 　 /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽヘ　　　　　
　 ／::::⌒｀´⌒:::: ＼＼
　/^|　,-）＿＿＿（-、|　　
　|: | l　　 |-┬-|　　l |　
　ゝ＼ 　 `ー'´ ＿／ｲ　　　　
　 　＼;"ヽ::...　∠ ヽ ＼

　　　おまけ：　作中に登場した能力事典

┌─────────────┐
│　　　時間を巻き戻す能力　　　.│
└─────────────┘




　　　　　/ﾆＹﾆヽ
　　　　/(●)(●)ヽ　　　　
　　 ／::::⌒｀´⌒::::＼
　　|　,-）＿＿＿（-、|　　　
　　| l　 ｍj |┬-| 　l |
　　 ＼〈＿_ﾉー'´　／
　 　　| ノ　 ﾉ　　　 |
　　　｜　　　　　 　|
　　　ノ　　　　　l　l|
　Ｙ;´　　　　　／ ﾉ|
　l　　　ＹΣ彡／　|
　ゝ､　 ,ﾍ,__　　ｨ　（ 　　
　　　 ＞　>　`> 　 >
　　　（　,（　　(,＿（



　元所有者：でっていう

　・時間を最大二十四時間まで巻き戻しすることができる。

　・再度巻き戻しを使用するためには三時間のチャージが必要　


　・巻き戻しを認識できるのは、巻き戻しを行った犯人（X）と、最初に設定された七名（認識者）のみ

　・巻き戻しを行っても、他人が「鵺」や同系統の魔性によって得た能力は失われない。

┌────────────────┐
│　爆発の被害を無効化する能力　　　...│
└────────────────┘



　　　ｍ ｎ　_∩　　　　　　　　　　+　　　　　　+　　∩_　ｎ ｍ
　　⊂二⌒　__）　　+　　/＼＿＿_／ヽ　+　　 　（　_⌒二⊃
　　　　　＼　＼　　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼ 　　　　／ ／
　　　 　　　＼　＼　　|（●）,　　　､（●）､.:|　　／　／
　　　　　　　　＼　＼ |　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.:::| ／　／
　　　 　　　　　　＼　 |　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　.:::::::|　 ／
　　　　　　　　　　　＼＼　　|,ｒ-ｒ-|　.:::::／／
　　　 　　　　　　　　　＼｀ｰ ｀ﾆﾆ´‐―´／
　　　　　　　　　　　　　/　・　　　　・　/


　所有者：ダディ

　　・念じることで、爆発に伴う被害をゼロにすることができる。
　
　　・爆発は、銃器の火薬や粉塵爆発にも対応できる。

　　・回復不可能なMPのようなステータスが設定されており、
　　この数値は、能力を使用すると爆発の規模、威力に応じて減少し、
　　ゼロになると能力は使用不可となる。
　
　・そのため超新星爆発のような膨大な威力の爆発を食い止められるかどうかは、
　　実際に使ってみないと判らない。

　・この能力を使い続ける限り、所有者は声優と結婚できない。これは、「声優と結婚したい」
　と公言している所有者が、深層心理下では声優を「汚してはいけない存在」と見なしているため。

┌──────────────┐
│下着を瞬間移動させる能力　　......│
└──────────────┘


　　　　　 　 |ﾄ､ 　 .-ｙ=====┐.. 　　 ｲ! 　　　　
　　　　　 　 ||　>:':.:/　　　　　 ヽ.:`く　|| 　　　　　
　　　　 　 　|ﾚ'.:.:ノ　　￣￣￣　＼:.:ヽ!! 　　
　　　　　　 /_／　　　　　 ∞　　　 ＼ ', 　　
　　　　　　[＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_] 　　
　　　　 　 l.:/ .:.:.,'.:.:..:ｌ/‐-/　 l.:/ -',.:.:.:.:, 　　
　　　　　　Ｖ.:.>‐l .:.:>ちﾎ:::::::::::/ちﾎV.:.:.',　　
　　　　　,.:'.:.:.{　 |.:./{ ﾄ-j:::::::::::::::ﾄ‐j l∧.:.'､　
.　　　 ∠イ',八__|/_　 `´　 　 　 `´ ﾊ.∧.:.＼
　　　　　　　　 ）ハ::＼ 　'ｰ=-'　　ノ　　　￣　
　　　　　　　　 　　 Vl:::〕　　r≦
　　　　 　 　 　 ,x<:::::::< 　　 ヽ:::｀x
　　　　　　　　/　＼ヽ:::＼_＿_}::://ヽ


　所有者：モブの少女
　・モブの少女がツボの中から出てきた魔物に頼んで手に入れた能力

　・女性用の下着（ボトムのみ）を一瞬で遠隔地から取寄せたり、逆に送り込むこともできる。
　
　・「女性用の下着」の定義については所有者の認識により変化する。


・距離は地球全域をカバーしているが、固体の内部（石の中や生物の組織内など）に移動させることはできない。

┌────────────┐
│人の願いを叶える能力　　　..│
└────────────┘



　 　 　 　 　 　 ／　　　 　　.:/
　　　　　　　／ ＿＿__ 　 .::/
　　　　　 ／　　VＺﾆ=-＞──-　,._＿__
　　　　 /　 　 　 ア^／　　　　　 　 r＝=≧:､
　　 　 .:　 　　　/　/　●　　　 　 　 ｀ヾ二ア… 、
　　 　 |　　 　 .′ :.　　　　 　 　 ●　ｉ:. Y´　　　 ＼
　　 　 ｌ 　,.-=#==ｘi＼　 `^ｰ' 　 　 .::从 |　　　　　　'.
.　　 　 ＼`ｰ=i　　 {ゝ::≧ｧ---‐r＜/_＿ｌ__:::::.　　　　}
　　　　　　¨¨ |　　人¨¨ :′　　 Vく{「￣ 「_≫:::.　　 /
　　　　　　 　 |　。 ｡ ﾟヽ i　　　　 ＼j　　 ＼ヾ::::　　′
　　　　　　 　 ｌ　 ﾄ､ |`ﾇ | ｕ 　 し　 ヽ。､｡､ﾟ＼:／





　元所有者：まつろわぬ民

　・人間の持つ「意志の力」にブーストをかける権能を有する魔性、「鵺」を造り、各地のポイントに潜伏させる。


　・「鵺」は自分を発見した人物の要望に応じて能力を付与する。強大な能力に関しては、制限を課す場合もある。

　・各地の「鵺」はネットワークで情報を共有しているが、能力を与えられた者に対して致命的な不利益が生じる場合は
　共有をシャットダウンする場合もある。

　・能力を与えた相手が願いを断念した場合、鵺はその精神を栄養分として吸収する。

　・　元々の所有者は下原某に滅ぼされた「まつろわぬ民」であり、彼らが滅びた後は主のいない能力として持続している。
　
　・本来の用途は、「まつろわぬ民」と対立していた朝廷の貴人達に、いかなる権力者であっても叶えられない願いがあると知らしめて
絶望の末に精神崩壊させるというものだった。

　・本来は吸収した精神力を別の用途に転用する機能もあったが、「まつろわぬ民」滅亡後、その機能は失われている。

　番外・　没になった能力

┌─────────────┐
│　リア充を不幸にする能力　　　│
└─────────────┘

　所有者：モブ男子生徒A（童貞）


　　　　　　 __Ω＿__
　　　　　／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
　　　　　|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿　　　　
　　　　／　⌒www⌒ ＼　　　　　
　　 ／　 （◎） 　（◎）　 ＼　　　　
　　 | ：： ⌒Y__人__Y⌒ ：： |
　　 ＼　　　 ｀ ⌒´　　　 ／　　　　　
　　 ／ 　 　 　　　　 　 　＼

・　モブ男子生徒A（童貞）が
　通販で購入したペンダントに宿っていた妖精から手に入れた能力。

　
・モブ男子生徒A（童貞）がリア充と見なした人物に対して妬みを感じたとき　
自動的に発動する。

　
　・「不幸」の内容は、対象がソシャゲでガチャを回す際、SSRの出現率が五十パーセント低下するというもの。
　
　・実は本編でもカドックに対して発動していたが、そもそもカドックはソシャゲをやらないので意味がなかった。

　

　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　
　　　　　　　　　　 　 　':::::::::::::｀　 . 　　　　　　　　
　　 　 　 　 　 　　 /::　:::::::::::::::::::::　ヽ　　　　　　　
　　　　　　　　　　.i ::　::::::　:::::::::::::::::::::i　　　　　　　　　 というわけでやらない夫でタイムリープ、全十三話で完結です。
　　　　　　　　 　 { ::　::::::::::::::::::　　:::::: !　　　　　　　　これまで観ていただきましたみなさま、
　　　　　　　　 　 ',　<●>::::::::::::::::　::　 　　　　　　　　本当に、ありがとうございました。
　　　　　　　 　　　l　　　､_,､_　::::::::::::　 　
　 　 　 　 　　　　 ﾍ　　　　::::::::::::::::!　　
　　　　　　　　　　　＞,､ __:::::::::::イ

最後ということで、主要登場人物に関する雑感など。





　やらない夫 「2ch」 「やる夫」派生キャラクター

　　　 　 ／￣￣＼
　　　 ／　 ヽ､_　　＼
　　 （●）（● ）　　　|
　　 （__人__）　　　　 |
　　 （　　　　　 　 　 |
.　　　{　　　 　 　 　 |
　　 ⊂ ヽ∩　　 　 く
　 　 | '､＿ ＼　／　 )
　 　 |　 |_＼　 “　.／
　 　 ヽ､ ＿_＼_／


　　　主人公にして探偵役。

　「時間巻き戻しを使う犯人を皆で見つけ出す」
　というコンセプトは最初に決まっていたので、
　一人の探偵役が全てを解決するのではなく、
　皆が知恵を出し合って解決に導くような展開にしたいと
　考えていました。





　そのため、犯人に引導を渡すポジションについても、
　どちらかといえば「天才型」のイメージが強い
　やる夫より、

　「秀才型」っぽい　やらない夫を配置することにしました。
　

　　 ／￣￣＼
　／　　 ⌒　　＼
　|　　ﾐｨ赱､i .i_r赱
.　|　::::::⌒ （__人__）
.　|　　 　　ﾄｴｴｴｲ
.　ヽ　　 　　｀""´}
　　ヽ　　　　　ノ
　　　/　　　 く

　適度に悩み、適度に突っ走り、最後には犯人へたどりつく……
　バランスのいい感じの探偵役になったのではと考えています。

　　　カドック・ゼムルプス　　　　　　 「Fate/Grand Order」



　 　 　 　 　 　 ／　　／　　　　 　 　 　 　 　 |＼　　　　　　＼　　　　 |　/|
　 　　　 　 , 　'　　 ／　　　　　　　　__ 　　　八.　＼⌒＼　　　ヽ　　　 ∨ |
　　 _,､r='^　　　 ／ 　_,,..　-‐　'' "´　／　　 　 ＼　 ＼　　　　 ﾉ　　　　　 ',
　　⌒￣／　　 ⌒￣　　　　　　_､‐''゛　　　＼ ＿_＼　 ＼___／　 　 }　　 　 ,
　　　 ／-‐=＝=‐-　　　　_､‐''゛　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　 ／　　　　 }
　　　　　　　　　 /　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 ｀ ‐　────　 　 　 }　 /
　　　　 　 　 　 / 　 ／_,,..　-‐　'' "´　　　　　　　 　　　　　　／　　　　　 /
　　　　　　 　／　／⌒　　　　　　　　　　　_,､r='／　 　　 .／/　 　／ 　｜
　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　ノ　　＞''~　　 ⌒￣￣￣　/　 ／|　／| |
　　　　　⌒￣＞　_,,..　-‐　'' "´　＞''~　　　　 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/　八:!
　　　　　＞''~　　⌒￣￣￣￣ {￣∨　　 　 　 乂　V:::ﾂノ |/　ノ ノ
　　　 ／-‐……‐-／　　　　 八ハ 〉　　　　　　 ｀ｰ=ﾆ彡　 　 ⌒乂
.　　　　　　　_,､r='^　　　/　／ ∧　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〉
　　　　　　⌒￣￣￣￣/／7／ 　'ｰ八　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　 　 　 　 __. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ　　: :.:.:|: : .　　　　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　 |_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/　 　 : : |: : ::＼　　　　　　　 --‐‐/
　　　　　 |ニニﾆ=-.　::::::::::/　　　　　|: : : : : : : .　　　 　 　 　 /
　　　　　 |ニニニニニﾆ=- ...__　　　 |: : : : : : : : : : . .　　　　∧
　　　　　 |ニニニニニニニニﾆﾆ=-　 _　: : : : : : : : ／｀ ─'ニ.}
　 　 　 　 `､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ|
.　　　　　　 ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ|
　　　　　　　　-=ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=-=ﾆニニニ|


　　「メイン探偵」のやらない夫に対して、「サブ探偵」のポジション。
　原作では結構エゲツない策略を仕掛けてくるキャラクターでもあるので、
　「実はXでは？」と疑いを持ってもらえることも期待していました。



　　　 　 　 　＿＿＿＿| 〉
　　　 　 ＿＿＞ 　 　 　 ―＜
　　　　　　＞ ／　　　　/　　　＼
　　　　 ／　/　　　　　/　　 　 　 ＼＿
　 　 ／ 　 /　　　／|/ 　 　 　 　 　 く⌒
　　 ￣/　｜＼＿　 　 ､_|_／　　　　　＼
.　 　 /　/｜/＿,,|　　　八Λ|　　 | ＼厂
　　 /　/　　┬─| | 　/──|／　|　く
　　 ￣|　八/V;;;;ﾉΛ/　Ｖ;;;;ノ　Λ| 乙
　　 　 |/|　〈　￣ 　　　 ￣ ｕ|/[||┘
　　　　　|ィ个=--　´ ┬=≦ﾆ〉
　　　　　 　 |ノ〈ニニニニニ〈
.　 　 　 　 　 ／〉ニニニ／￣ ＼
　　　　　　／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|

　　AAが六種類くらいしかないので貼り付けには非常に苦労しました。
　そんなに表情豊かなキャラではないので助かったかもしれません。






　　　　　 　 　 　 　 　／　／　　　 ヽ　　 ＼　　　　　
　　　　　　　　　　　ノ , '/　 '　　 ヽ　 　､　　ヽ　　　　　
　　　　　　　　　　 〃 　{八人　 八ﾊ人ﾊ　ｌ .|　　　　　
　　　　　　　　　　人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人
　　　　　　　　　　 　从 ﾘ<●> 　<●> 从|ﾉ从
　　　　　　　　　　　从 ﾘ ゞ≠　　ゞ≠ 从|ﾉ从
　　　　 　 　 　　　　　 |ﾍ　　 -－　　　| |/　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　ﾚ/⌒l,､ __,　イァﾚ　　　　　　　　
　　　.　　　　　　　　 　 /　 /::|三/::/／　 ヽ
　　　.　　　　 　　　　　 |　 l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,

　　投下中、１がビクビクしていた点が一つあって、それは彼の口調です。
　
　　実はカドックは、原作ゲームではほとんど「丁寧語」を使っていません。
　　ですが、このスレの中では大半、「です」「ます」で話しています。

　　原作で丁寧語を使わないのは極限状況に追い込まれている
　　（丁寧語を使うのに値する人間がいない）
　　からであって、日常生活では普通に目上に対しては丁寧語を使うのでは
　　……と思ったので、この口調で通しました。
　　とくに違和感があると突っ込みはなかったので、胸を撫で下ろしています。

花山薫 「グラップラー刃牙」他


　　　　　　　　　　　 _,....----､,,...,,
　　　　　　　　r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
.　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
　　　　　.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
　　　　　/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
　　　　/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼　ﾐ;;;;;;;;;i
　　　 /;;.／　　　｀ヽ､ 　´ /r　i／´｀　｀ ＼;;;;;}
　　　 .り　､≦二ミ、＼ ,ノ´　/ 彡ニミ,ｒ　 ヽ|_
..　　 ﾉ｀Y　 ＼,,_○ ,i　 ,!{　 ノ　i､○__ノ　　　i ヽ
　　 .|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ　（　　 ￣　　　　 ﾉヽ|
　　　ヾ iヽ,,　　 ´>.く ,‐､　.ﾉ‐、　　　　　／|ｒ.ｲ
　　,-ﾉiゝi　｀ヽ、ii.　 ｀‐（___）-'　　　　／　く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人　　 X　　　,丶し‐、　　　i´!　 ノ　 .|: ＼＼
´イ:::::ヽ　 ｀ヽ　 ｀　-く-'ﾆﾆヽ＞　　　／´　　/:::::::∧
./:|:::::::::｀、　 入,,_ 　　＞--く　　　.ノ´　　 ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼　　　.ﾍ､. ´　　　 }}　,r´r　　／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._　＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- :::　　,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/　　
　ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/


　　アクション担当。
　　でも１がアクションシーンに慣れていないのと、
　　展開の都合のため、あんまり活躍させられませんでした。




　　　　　　　　　　　　　　　　, ---- ､_
　　　　　　　　　　　　　　／彡 xﾐミ三_ﾐ ､
　　　　　　　　　　　　　/彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、
　　　　　　　　　　　　　{,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 {K〔_o!j´`ｰ ´　,.ｲﾉ /｀l　＼ ￣`ー
　　　　　　　　　　　　　　`‐T ﾒ(r_,-'　 ./i _ﾉ/. : !　　 ＼ x┐
　　　　　　　　　　　 　　　 `ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|!　　　./　.|
　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : ||　　 /　　j
　　　　　　　　　　　　　　／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:|　　　　 /
　　　　　　　　　　　　 ／　/.　| : : : /､__/.:｀ヽ_｣:|　　　　/
　　　　　　　　　　　 /　　/. 　 l＼ /.::|　ﾄ、: : : : |　　　 /
　　　　　　　　　　　 }　 .⊥.　　∨ ′:|　　∨: : : |　　 ./
　　　　　　　　　　 ./ .|　 ＼　　 ＼: : |　　　∨: :.|　　/
　　　　　　　　　　 {_　ｌ　 　 ＼　　 ＼!　　　　＼:|　 /

　　AAは少なめですが、バリエーションに富んだ構成になっていたため、
　　貼り付けの際にあまり迷ったりはしませんでした。


　　↓の小型AAの使い勝手の良さには助けられました。





　　　　ノノ~ヽヽ　　
　　　　［`ﾒё´］　
　　　ノ'⌒｀　´⌒ヽ .
　　（　,､　ﾟ　人 ﾟノ'ヽ
.　　( ﾉヽ ミ 仝ミ/>' 〉
　　　｀ξ＝＝＝ヽ´
　　　　|￣ |∥￣|
　　　 （ ,　ﾉ（ ､ ﾉ 　　　　　　 　
　　　 |　/　 |　/ 　　　　　　　　
　　 （＿_） （_＿）　　　　　　　　

　もしかしたら、原作と一番かけ離れたキャラクターになっているかもしれません。

　原作の花山さんは、ここまで頭が回るとは思えない……（失礼）

　地頭は悪くないように思えるんですが、外伝を読む限り、成績もよろしくないので……

柊かがみ 「らき☆すた」
柊つかさ 「らき☆すた」


　　　　　　　　　　ノｉ　__,.:-:‐::‐/::|:‐::‐:─-:.､_＿_
　　　　　　　　　（_,,ﾉ:´: : : : : : : :.:|::: : : : : : :､:.: :＜｀ヽ
　　　　　 r.:‐::-ｨ'´: :,': : : : : : :i .: :|:::. : :､::: : : :.､:.: :｀ヽ、
　　　　　 V:::/::::|: :/:. : : ;: : :/|: : :||ヽ､:: :ｉ::､::: : :＼::､:: :＼、
　　　　　　∨::::::|:/:,': ::_/__;/ |: : :l'|　 |;__|_::ﾍ:::. : : :ﾍ:￣::ﾄゝ
　　　　　　/:::::::;/:;/:: :/|:.:/｀ |: ::ﾘ | '´|:: :l､:: ﾊ:::: : : :ﾊ::;/
　　　　　 /::::∠;ｨ': : :/_ｊ;/__､.ｊ: ;/　!,__ｊ::;/_ヽ::.:|::: : :ｉ:: :|'
　　　　　 ￣|: ::.:|:.: :;ｲﾏ弐ｵ､ﾉ'´　 'ﾁ弐ﾏ７ﾊ:::|::.: : ﾄ､:|
　　　　　　　|: :.:|: :;ﾊ ､Vｨ::;ｊ　 　 　 ﾄｨ:;ﾘ,.'ﾊ::∨:::.: :l　`
　　　　　　　|:ｉ:::|:/ゝ_､"￣ 　 　 ､　 ￣"' {ﾉ:ｉ:∨::|;ﾘ
　　　　　 　 |::|: ::|: ::::{ﾍ、"　 r:‐-､　　 "ｨ:::::|:::∨::|
　　　　　 　 |::|:.:λ:.::ゝ､｀＞-`ﾆ=' ‐＜‐-:､::|::: :ｉ:.:|
　　　　　 　 |::|::::;∧::;;ィ´"　,r:-:'´:~:`ｰ:-､　゛＼:: :|
　　 　 　 　 |:::!::ｆ" /:::ヽ､,／: :ｉ: : :||ﾍ:.:､:. :＼／:ヽ:|
　　　　　 　 |:::/　/: : : : :ｉ::: : :|::. :ｊ'|　|:.:|ﾍ: :|:.:ｉ:: : :ﾍ
　　　　　　　ｊ:ﾉ　ｊ: : : : : :|::.;-/‐::/ |　|::.|-|‐|､:|::: : :.ﾊ
　　　　 　 　 |　 | : : :ｉ : :|::.:/_j;/_　|　|;/,_|:/∨::: : ｉ:: |
　　　　　　　ｊ,　 | : : :|:.: :|::;ｨﾁ心､　　 'ｨﾁ心､∨: ::|: :|
　　　　　　 〈.　 |: : ::|:: ::ｲ､{:::ゝ;l゛　　　|ｨ:::;} 〉ﾊ: : :l::.:|
　　　　　　　 ＼|::|: ::|:: : | ゛`ｰ"　　､　 `ｰ"' ,{ﾉ:|;/::|::|
　　　　　　　　 /ｊ;/ﾍ{:: : :|ヽ､"　　r:┐ 　 ",.ｨ::::/:::人:|
　　　　　　　／'ヽ__/〃ﾍ:|:::::;＞‐ｒ｀´r;＜´:|::::/ｊ:;/ |
　　　　　　/ヽ､/　,'｀Y´ヽ｀ﾏ 　 λ__/ 　 ｀ｊ;ノﾍ､ヽ,}
　　　　　　 ＼/　　 /'ｰﾍ_,ｿヽ､　,ｨ'＾ヽ、　　〈ｉ,ﾉﾉ,〉
　 　 　 　 　 /ヽ./　{　　　＼,ｨ'´^ヽ.　 ∧ /,/｀丁
　　　　　　　 ＼:{ヽ.:|　　',:／＼ ,rﾍ,〉'" ハ´ ,'　j


　　　　アイデアの段階から、謎のネコ＝鵺の設定は考えていたので、
　　　鵺にたどりつくための展開として、郷土の古資料を調べる→
　　　　→そのための手段ときっかけを持っている登場人物
　　　が必要……という流れから、原作でも神社の娘である二人を割り当てました。




.　　　 　 ／:.:.:／‐'":.:.:.:.:.:.:.: ｀゛ヽﾐ､:.ｌ:.:.:.:.:.:.:＼
. 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.／:∧:.:.:|:.:.:.:.:.:.ｌ:＼|:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
　　／:.:.／:.:/:.:. ｲ:.:. 小 :.:.ﾄ、:.:.:.:.:!:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
. , ':.:. //:.:.:/:. イ ｆ:./　| ',:.:.代ヽ、:.ｌ ::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
/ ／//:.:.:.:ｌ:.:../　ﾚ 　 |　V | ＼:ヽ ∨:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:. |
, '　〃,ｲ:.:. | :/ﾁﾐ､　　ｌ　 ヽｌ=ｚ ＼:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:. !
　　ｌ |ハ:.:. ｌ/ｨくﾄ｀　　　　 勹｀ミ ､ヽ|:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:ｌ
　　|:.:.:.:.ｌ:.:.Ⅳ',:::::|　　　　　ｌ:::::::::}ヾV:.:.:.:.:.://:.:.:.:.:.:,'
　　|:.:.:. ∧ハ弋ｿ　　　　　|::::-リ　'ｲ:.:.:.:.//:.:.:.: //
　　ｌ:.:.:. ハ:.:.:} 　　,　　　　 `‐-' 　 /:.:.: // }:.:. //　　　　
. 　 !:.: /　 ｌ 〈　　 　 ､_,　　　　　 /:.:.:.://.イ:.:ｲ/
　　 ! /　　ｌ:.:.|＞ ､　　　　　 　 ノ:.:.:／/:/:.:ル'
　　 V　　　ヽ|　　　ｌ＞-―‐ｒ"/:.:.:ｲ く_/／
　　　　　　　　　　　ヽ!〉¨'フ〉/'´　　／ ヽ　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　/フ　／　　 　 ／　　ノ ＼

　　　これはこの二人に限った話ではないのですが、
　　台詞を当てはめた段階で「心の声」をかなり書き込んでしまっており、
　　誰が犯人じゃないかが判りやすくなってしまったので、
　　慌てて心の声を省いたりしています。

　　その結果、比較的心の声が少ないつかさに一時、容疑が集中していたようです。






　　　　　　　　　　　　／. . . . . . : : : : : : : : i!: : : : : : : : : : :｀　 、
　　　　　　　　　　　　￣ ／　　. . . . : : : ; 小: : : : : : : : : : ヽ: : :ヽ、
　　　　　　　　　　　　 ／　 . . : : /: : : : // | ﾍ　: : : : : : : : :ﾍ: : : : r‐t‐-　　 、
　　　　　　　　　　　 /　. . : : : : /-‐‐:メ/　 |　V:. :-ﾄ‐- ､ : : ﾍ: : : l::::::＼::::::::::ヽ
　　　　　　 　 　 　 /. :／/: : : :,: : : :/ノ　　 |　 V : :ｌ ＼ : : : : ﾍ: :/::::::::::::＼:::::/
　　　　　　　　　　/／　 ' : : : :.|: : :/＿_　　 |　　＼:.l 　ヾ: : : : :∨::::::::::::::／::/
　　　　　　　　　　　　　 | : : : : !: ﾔ孑仍ｭ　　　　ィfチ庁ﾏ:. : : : |::::::::::／|::::/
　　　　　　　　　　　　　 | : : : ∧/　{ ::;;;j} 　 　 　 { ::;;;jｌ} ﾉ＼ : : |::::／: : :!`′
　　　　　　　　　　　　　 | : : ｲ :ﾍ　弋zソ　　　 　 辷zり　　ﾚV /7´/: :j: |
　　　　　　　　　　　　　 |: :/ |: : :.ﾄ　　　　　'　　　 ｀ ¨　　　)´V/: /: :/:.｜
　　　　　　　　　　　　　 |/　 |:. : :.{　　　　 ｰ‐ '　　　　　 ,r- イ: :/: :ﾒv⌒}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,': : : :|＞　..　　　　　　 . ＜　／: : r'-「　　　!ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　/: : : :,'l : : : : :.｀卞　 ¨´{＿ ィ´ :／ | 　 　 　 ｀二つ
　　　　　　　　　＿＿_　..ノ : : : / |: : : : :／ ﾚ'´￣: : : : : ／:.;「￣￣￣￣ | ＼＼
　　　　　　, . :´ : : : : : : : : __: :ノr十' "７ ／7: : : :＿ : イ:.／ |＝＝＝＝=| 　 ＼＼
　　　　　/: : : : ._..　-… '"ノ ﾉ/|l!l!:.:.:.//ノ/:. :.／:.:〃:.:／　　|＝＝＝＝=|　　　 ＼＼
　 　 　 /: : : ／　　 　 ∠ イ/　|l!l!:.:/　　 {: :/:.:.:〃:／　　　 .|￣￣￣￣´|　　　　　＼＼

　　　　　　　　　かがみについては、鵺と声優さんが同じなので、
　　　　　　　　「鵺が変身した『九人目』なのでは？」というミスリードを誘えるのではないか……
　　　　　　　　という目論見もありました。
　　　　　　　　そんなに効果はありませんでした。

ダディクール 「2ch」



.　　　　 　 　 　 　 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.!
　　　　　　　　　　 /ﾞ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;/::::::',
　　　　　　　　 　 ,'..　　ヽ:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;／.　:::::::i
.　　　　　　　 　 i　　 '''''''　　　 　 　 '''''''　　　　::::::.!
　　　　　　　　　!　 （　○ ）, 　　　､（　○ ）　 　:::::::!　　　　　　　　　
　　　　　　　　 |　　　　.　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　 　 　 　 ::::::::l
.　　 　 　 　 　 i　　　　ﾉ　　　　　　 ゝ　 　 　 .::::::::.!
　　　　　　　　　 '.,　　　 　ー‐ ==- 　　 　 　 .:::::::::/
　　　　　　　　　　＼　　　 ゝ--‐ '　　　 　 ..:::::::／
　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ゝ　　 　 　 　 　 ....:::::::／
　　　　　　 　 　 　 イ/＼ﾞ＞介 　 √:::::|::::::::::＼


　　　　　　　　　「認識者」の中では一番何もしないことになっていた人物。
　　　　　　　　　当初はやらない夫を激励する程度の役割しか考えてませんでした。
　　　　　　　　　






　　　　　　　　　｡+･☆*･+｡ﾟ*☆･+｡*
　　　　　　。*'･`ﾟ　　　　　　　　　　　`・* 。
　　　　 *ﾟ　　　　　　　　　　　　　　　　*｡
　　 　｡*'　 　 　　 /＼＿＿_／ヽ 　　　 　　`*。
　　　+｡　　　 　／''''''　　　'''''':::::::＼　 　　☆
　　　☆,､＿　 |（●）,　　　､（●）､.:|　　　　　+ﾟ
　　　 ∠|]　＼|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|　　　　　*｡
　 　 　 　 ＼　`　　 ｀ﾄｴｴｴｲ '　.:::::|　　　　　+ﾟ
　　　　　　　 ＼l ＼　　｀ﾆﾆ´ .:::::／　:::`　 *ﾟ 　　
　　　　　 。*･ﾟ　` 、ヽ,,-‐、i'　／ V :::::::::::☆ 　　　
　　　｡ ☆　　　　　ヽ. ア介ー-､＞:::::::::::::::::*`:.
　　 ,*　　　 ,､＿＿ノ //| |　　　ヽ:::::::ヽ*ﾟ::::::::::::ｉ
　　 +　 　 {[　 　/　 |_| ヽヽく｀ヽ　＼☆::ｉヽ:::::::::|
　　 `*｡ 　 {[ 　/ ／＼　　　人+ﾟヽ*`〉､::| 　ヽ:::|ﾟ+
　　　　☆ 　{[|／　 /　＼☆｡+ﾟ＼`彳ｱヽ 　　ヽ|　ﾟ*
　　　 　 　`・+。・+。-**ﾟ∨ ＼ｨ彡 `'　　　　　　　☆
　　　 　 　 〈＿／ミニミニ＝彡"　　　　　　　　　*ﾟ
　　　　　　　　　　 　 | 　|　　　　　　　　　　　。*`
　　　　　　　　　　 　 | 　|　　　　　　　。☆+ﾟ
　　　　　　　　　　 　 | 　|　　　　　｡*・' ﾟ

　　　鵺塚で能力を授かる役割も、最初はカドックが担う予定でした。
　　　しかしどうせならそれまで何もしていなかったダディにさせた方がいいのではと
　　　考え直し、能力を使う絵面も面白そうな感じになりそうだったので、
　　　この役割を割り振りました。
　　　全体的に話を和ませてくれるいいポジションに落ち着いたと思います。

各務原なでしこ 　　　「ゆるキャン△」




　　　　　　　　　 　 　 　 ／::ィf三_≠_三ミk:､`:<
　　　　　　　　　 　 　 ／ｲシ'^:^::::.:::.::::.::`:::.ヾミx:ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 /ｨﾂ／::;.ィf'^￣｀ .i''＜:::ヽヾﾐ;ﾍ
　　　　　　　　　 　 /fi//:::/ 　,.L　 　 ..k.,　 丶:::､や::､
　　　　　　　 　 　 ,仍'/::/　/ /1　　　..| V　　 V:::､ｾ!::,
　　　　　　　　　　,仭/::/　 ':/　1.、 　 .|　ヽ i;　1::::.,伐1
　　　　　　　　　 .仍7:::′ /r=ｈ V:､ 　 |=ﾕﾐki　１:::::仗:i!
　　　　　　　　　 仭.':::j　 /'ｲ戌}　ヽk　 lf'或i ﾄ、|:::.:::仭:!
　　　　　 _,,_　_　|ﾐ'j :::| 　i! 'ﾏシ　　､ ＼ﾄ､ノ　}　|:::/::伐|
　　　　　 Vﾈ{ﾈ} |ﾝ::k::| 　|　　　 _,.. 　 ､.　　　 1 .|:ｲ=ミ､|
　　　 〈iﾈ、VｷkV　 l'N 　|,_　 　i　　　　}　 　 /!_jL.|,_　 ヽ
　　　　 VｷiﾍｷV1　 い　.L.,_＼.丶､.　ノ _,.｡＜　 /　 〉　 jィ'7
　 　 r=:、VﾈfT^^''ー=ァ'... ...)^弋　''''T>ーx､　 ./　 / ,ｨｽﾆ:'
　　　'<^:=､ﾏｷ1　　 ,ィ..彡...:'^)...'ミ:、∥ ..::::::}　/　 /./テ／
　　 　 `<＾=､N |　 / /.:ノィ....∫....:､_jzzx｡､-j-:＜弋^:Y'^ 1
.　　　 　 ＼＞r‐ ┼ t‐‐ｆ弋^ヾ￣丶、＼ ＼ヽ_,.＞‐ｲ 　 j
　　　　　　 {ﾍ ＼ ＼ ＼ ＼_丶,.＞ー '.^￣ .. . . ニ.ﾆ}!　ノ

　　　　本編で使用されたトリックの要であり、
　　　　同時にミスリードを誘う役目も担っていました。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _ . . -‐……‐- . . _
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞''" : : : : ､ : : : : : : : : : : "''＜
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _丶゛: : : : : ｌ: : : : :＼ : : : : : : : : : : : : `. .､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ :/ : : : : : : |＼: : : : :`､ : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　 　 . : : /: : : : : : : .:| : :`､ : : : :`､ : : : : : : : : : : : : : : :.
　　　　　　　　　　　 　 / : : :ｌ : : : : : : : : |`､: :‘， : : : `､ ､ : : : : : : : : : : : : V
　　　 　 　 　 　 　 　 / : : : :| : : : : : : -‐|　`､ :‘， : : : :`､＼ : : : : : : : : : : : V
　　　　　　　　　　 　 ′: : :_:ｌ- : : : : : : : ｌ　　`､ ‘，: : : : : : : ＼: : : : : : : : : : ∨
　　　　　　　　 　 　 . : : : : :∧ : : : : : : : :， 　　＼:，: : : : : : : :/＼: : : : : : : : : :､
　　 　 　 　 　 　 　 :: : : : :/　'， : : : : : : ‘.. ィI苹ミト､ : : : : :V: / ∧ : : : : : : : ::{＼
　　　　　　　　　　　ｌ/ : : :　 .ｨﾆミ､＼: : : : :. {:::n(_､　:.＼ : : : V :/ ∧: : : : : : : : :｡
　　　　　　　 　 　 ,/ :/ : :: / /¨ヽ:.＼＼: : :､{:::U::::}　:: : : : : : ､＼/ ∧: : : : : : : : ﾟ
　　　　　　　 　 　/／: : : .:l　{:U(_,＼(｀¨＼:::乂;_;ノ　 l: : : : : : :， :＼__'， : : : : : : :｡
　　　　　　　　　／l: : : : :∧､乂;;ノ 　 　 　 ｀¨¨　　　 l : : : : : : ，¨゛ 　 ヽ : : : : : : :ﾟ
　　　　　　　　　　 .: : .: :.:|: ｌ　　 `　　　　　　　　　　　l: : : : : : :‘ 　 .イ　} ｉ: : : : : : .:
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　　　　　　　　ゆるキャン△はアニメ化する前からコミックを買い揃えていた作品だったので、
　　　　　　　　是非登場人物の誰かを使いたいと決めていました。

　　　　　　　　１はまんがタイムきらら系の作品をそこそこ読んでいるのですが、
　　　　　　　　基本的にああいったマンガの女の子達は悪意や嫉妬からは無縁か影響の少ない世界で
　　　　　　　楽しく過ごしているように見えます。



　　　　　　.r
　　　　　　 ＞‐＝‐ ､
　　　　　./　/　 {　ヽ ヽ
　　　　‐ﾁィ^{　 :|ﾏi､ヽ N、
　 　 　 f./┃ヽ､{┃!　| .1
　 　 　 {.ヽ､,_ワ__,.ﾉ .ﾉ jﾘ
　　　　　｀^`　 　 ^¨´￣

　　　　　そんな女の子が強烈な悪意に触れたとき、どうなってしまうのか？
　　　　　そういう意地悪なシチュエーションを作ってみたかったので、今回の配役となりました。

バラライカ 「BLACK LAGOON」




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ヘ､＿＿＿　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,心､_| ハ ＼ﾐ＼　＼ﾍ癶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ　 ヽ　｀ヽ　＼ｰ'＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　　/　 |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　〈l 　lﾊ　　ゞｊノー--H/､|　} lﾊ ＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　 ／/ / Nゝ!'＾｀ヽ　 ~''´_,z≧､_N | l ∧　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /　 l　{イ弓彡､ﾐ_ｊ　　､_´￢‐’='＾ｊ/ l　ﾊｊ)ハ
　　　　　　　　　　　 　 　 |　 l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/　　　　　　　　ﾟ // /ｲ 〉　|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ　r､　　　　　　!ｲ/ /ﾄ! }　|　　　　　　∫⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ､|ﾐ彡彡{　　　　　　　　　　ス//|rノ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー'　　　 ｊ/´|　!　|　　　　　　 （(
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　| l∨辷/　　　　　　　　　　　|　 |　!　|　　　　（　⌒ )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ll ＼払　　　´ ﾐ　　　　　 /|　 |　!　l　　　(~　 ノ
　　　　　 　 　 　 　 ／} 　 　　 　| |l　 l＼}　　　　　　　　 ／ｹl　 |　　 |　 　ノ
　　 　 ヾ 彡＼　／ｰ'/ 　 　 　 　! li　 | ｌ |＼　　　　　　 　 　 |　 |　　 lヽ∫
　　　　／｀ヾ ／　 ／ 　 　　　 ノ|　l　 | llﾊ ::::＼ ＿ ィ　　　_ｨ|　 |l 　 r_i~＼
　　 ／　　／　 ／ ＼─‐-､_/ム|　 l 　l／ﾊ　　ヾ壬/　　 ｀ヾ|　 l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
　　|　_／　　／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| 　ｌ　|三∧　　 　_ _ 　 　__,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ
　　ヽ　　ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ 　 │!　lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ
　　　l　　　　 _／　 〉:::::::::::::::::::::::/　 ﾉ　|　　/　　　　　ﾉ　　　 ', 　､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
　　　|l　　　 　　 .ィ:::::::::::::::::::::::/　ﾊ/　 l ─--､　　　く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__:::::::::::::::::::::
　　 /::＼　　　 ´　ヽ:::::::::::::::::/{　!　　_ノ|ゝﾍ 　 `~　　　　z‐､/::::::＼ _　ヽ ム:::::::::::::::::
　 /:::::::::∧　　　　 　}::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈　　　　　　 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ　ﾉ::::::::::::::::

　　　　　　　ぶっちゃけてしまうと「無茶を通す」ための配役です。
　　　　　　この手の犯人探しものでは、捜査のために、普通は警察が絡んできます。


　　　　　∨//,∧　　 /ゞミ∨j从ﾘ}　　　　　　＼　　　　　｀ヽ　丶 : : : : .
.　　 　 　 ∨//,∧.／　,ｲ. : : .>､:八　　　　　　　｀　　　　　 ハ　 ﾊ: : : . .
　　 i:.　　　∨//,∧ゝ ' /. :／　ﾑ: : :)　　,ハ　!　　　ﾊ　　　　 | 　 |!: : . .
　　 |!　　　 .∨//,∧ ,ｲ／ゝイ〃ｖ:/　／ﾉノ　| 　 　 !!　:.　　　　　jl: : : '
､　 ﾊ　 　 .／∨//,: ／　　 ／: :ゞ'_イミ:.､/　人|八 ﾉi　|: :.　　|!　　／イ
. ＼ 从ｿ∨ . :' :,ｲ／　 . :／､: : : : '´ﾞ_ __イ'_￣＿_ー=ミ' i/ 　 ';　 ∧ﾑ∨
＼　｀ヽ.:/　: : 〃　　. :,ｲ.｀Y: : : : : : ´:７≧' 弋ゞ'ノ フ /,ﾉ　,ｲ/ }从 .∨ ∨
　　｀ヽ./　 .: ,.'　　 . ::/彡 .ｊ　.: : : : 'ヽ: : : .￣￣￣´・ｲ　／　.! .'ﾊ　　.∨
＼ヽ ./　　.,ｲ　. : : ; '､＞､'　　　 　 　 ::　: : '´　＝彡　'　 'ﾞ　.|/.|: .'.: .　∨
｀ヽ ./　　ノ　.: : : / ' 　 　 ' ,　　　　　　　　　　／イ　,ｲ〃　|!ﾄ､|: :.ﾊ　　 ＼
|　　i　　　　.: : ／　　　 ,ｲ:　＼:.　　　　　　　　　　イ //.i　 |:|/ ｀ ＜＼
|! . ∧　　　 '´　　. : : ノ⌒ヽ:.　!:　　　　　　　 　 . : :://　,'　 ∧////,｀　＜
ﾊ　 .∧　　　　　. : ／　　　ﾊ　ｊｿ　　　 　 　 　 . : ::/ '　/　 /　∨////////｀ ＜

　　　しかし、タイムリープのような超常現象を扱っている作品では、
　　「警察のキャラクターに超常現象を理解してもらう」
　　「舞台となる学校の偉い人にも協力してもらう」
　　というプロセスが不可欠です。

　　でも、このプロセスは退屈な工程になりがちなので、
　　思い切って、「学園の偉い人が認識者で捜査能力も持っている」という
　設定にしてしまいました。

　　「ギリギリ教育者として成り立つ・乱暴なこともできる・策略もお手のもの」
　というところで、バラライカはうってつけでした。



　　　　　　　　　　　　　　 _,,. -─-　.＝= -,..-‐､
　　　　　　　　　　　　. _,厶-ク　　 ＼v｀ヽ＼´-　ヽ
　　　 　 　　　C　 ／　　 /　　,ハ　　　ﾊ 　ﾊ　　　}　 ｰっ
　　　c　　　C　　/ 　　 /ｲ　 /ヽﾍ/r､_}∧　//　　ヽ　　-=ﾆつ
　　　c 　　C　　{ｲ /!仏ﾑﾍ/ 　　｀ｿｲ　廴）// 　　　|　　　　　　　
　 　　c　 　 　　　Vi ﾊ　●　　　　●．^ヾｲ}ﾘ| 　　 |
　　　　　　　　　　ﾊ/||ミ彡》､_,､_, ⊂⊃ / |ﾉ||　　　|　　　　　　 　
　　　　　　　　/⌒ヽ__ﾄゞﾐゞ　ヽ._）　　 j /⌒!|　　　|　ｰっ
　　　　　　　　＼ /　　|　|＞ ｧ r‐ イァ/　 /│ 　　|　　　__　
　　.　　　　　　　从 l||l|　|/ {メ^く_/|||l人. ∧ |　　　|　　 ｀､_)　
　　　　　　　　　( ⌒ )|　ﾄ /:∧ ∨　 ( ⌒ )　|　 　 |

　　　読み返していただくと判りますが、実は本編中で
　結構　後手後手に回ったり、失策もしています。
　　その上で格が下がらない、後に活躍させることで挽回もできる非常に
　　使い勝手のいい登場人物でした。
　　キャラクター的な魅力も含め、この作品になくてはならない存在となりました。

アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ 「Fate/Grand Order」





　　　当初は一話だけに登場させる予定のキャラクターでした。
　　　ところがAAを確認したところ、非常に数が多く表情も豊かなものが
　　　多かったため、カドックとの絡みを増やすことに決めました。



　　　　　　　　　　　　　　 　「 ー ､　 　-=ﾆ二二ﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　　)　　 〉-=ﾆﾆニﾆﾆ=-　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　 , へ _／　／　　　　　｀ヽ＼　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　∠ ＿ /　 ,'　／　　　　　　 ＼＼　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　.:　　　　　　　　 |　 　 )＼　∨
　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　　.:|　.{　　| 　　　 .:　　 〈○/　　　
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /|　　八　{ 　 |　八　 .}　　　∨＼ |
　　　　　　　　　　　　　　　 |　/笊㍉|＼八{￣＼} 　 　.∧X ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 |/:. 八ツ　 　 てう㍉{　 　 八∨Xx{
　　　　　　　　　　　　　　　　八|::　　.　　　乂ツﾉ　　 /_ソ ∨X{
　　　　　　　　　　　　　　　 /　 人　　　 　　 ／ﾚ〈／/ .:　　Ｙ⌒
　　　　　　　 　>ー､‐ ￣￣ ヽ　　 > ` ‐ 　 　 ＜ｲ〉.|　.:　 /∧
　　　　　　　　({＼} )::::::::::::::::::::∨￣ ＞‐ ＜　　／　|　|　　./∧
　　　　　 　 　 |ー '::::::::::::::::::::::::::∨ /､;;;;;)^＞ 　 〈〉 |　|＼　 /∧
　　　　　　　..,┤::::::::::::::::::::::N:::::::::∨　 ／　 〈〉　　　|　|　 ＼ /∧
　　　　　　　Y ゝ::::::::::::::::::::ﾉilil＼:::,〈／　　　　　　　..|　|　　〈〉＼∧
　 　 　 　 　 ﾄ､〉:::::::::::::::／ilililililil)::::::) 〈〉　　　 　 　 |　|〈〉　　　 ＼ｖ
　 　 　 　 　 ﾚ::::::＼::／ililililililili/／｀ヽ　　　〈〉　 　 :|　|　　〈〉　　　〉ｖ
　　　　　　／:::::::::::::ﾚﾉ＞―‐＜ゞ |ﾊ　　 　 　 　 〈〉:|　|　 　 　 　 / ∧
　　　　 ／レ〉／)/_ _ ＿＿〈`､ﾆﾆ| ∧〈〉　 　 　 　 :|　|　 〈〉 　 /　 /∧






　　　それだけの役割だったのですが、ロシアの大統領がやってきたせいか、
　　　彼女を犯人候補に入れるコメントが続出。
　
　　　期せずして、中盤～後半の目くらまし役になってくれました。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
　　　　　　　　　　 　 ∧　_＿＿　　　　　　　　 __,ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
.　　　　 　 　 　 ＜＞''´―――-ミ,''ヽ　　　　　　）.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　 　 　 　 ／ /.　 l　　 |　　　 ㍉∨　　　 ｿ.　　　 私を疑っていた方たちｗｗｗｗ　　　　　（　
.　　　 　 　 　 /　 ,'　|　|　　ハ |　|　〇∨　　　ﾉ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　
.　　　　 　 　 l !　 |l　|　|.　/／ |　|、|xxxl　　⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ
　　　　 　 　 从　 lﾄ､|、|∨　●}　l 从ヽxl　　
　　　　　　　 　 ヽ从⊃ ､_,､_,　ﾉイ ツ　 `l　　_人__人__人__人__人__人__人__人__
　 　 　 　 /⌒ヽ__|ﾍ　　 ゝ._） 　 ,ｲ/⌒i　 ',__,ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
.　　　　　 ＼ /<>|　l＞,､ __,　イァ/　 /　　V ）.　　　　残念でしたｗｗｗ　　　　（
.　　　　　 　 /<> |　|丶<>|　 / ﾍ､__∧　 　ｿ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
.　　　　　 　 ｀ヽ　}从　 ヽ. V ,／<><>}　　 ﾉ.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒

キュゥべえ　 　　　「魔法少女まどか☆マギカ」

　　


¨¨　‐-　. _　　　　　　　　　　 　 ,.． -‐ｧ
､　　　　 　 ｀ヽ-‐…‐- ミ,.． '"　　　 /ﾆ
ニ､　　　　　　　　　 　 　 ｀ヽ.　　　 /ﾆﾆ
ニ=ヽ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 '. 　 /ニﾆ
´ 　 i　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 :. /ﾆﾆﾆ　　　　　　　
　　 i　　　　　　　　　 　 　 　 　 '. ｀ヽ.ｿ
　　 |　　　　x≠ミ　　　　　r==ﾐ　'. 　 '.
　　 l　　 ⊂⊃　　　　　 　 　 ⊂⊃　　'.
　 .,:′ 　 　 　 　 　 `ｰ'＾ｰ′　 　 }　　i
　人　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .:　　 |
´　　丶　　　　　　　　　　　　　 イ　 　 |
.　　　／≧=-　　　_　.　 -=≦ . ‐=ﾆ二ﾆ= ､
.　 ／　　 　 　 　 /　　　　　. ‐=‐ ´　　i ｀　}
／　　　!　　　　 ｲ　　 　 　 {=‐{ | 　 　 |彡'

　　

　ルールの説明役として、これ以上の適任はないでしょう。


　 　 　 　 　 　 ／　　　 　　.:/
　　　　　　　／ ＿＿__ 　 .::/
　　　　　 ／　　VＺﾆ=-＞──-　,._＿__
　　　　 /　 　 　 ア^／　　　　　 　 r＝=≧:､　　　　　　
　　 　 .:　 　　　/　/　●　　　 　 　 ｀ヾ二ア… 、　　　　
　　 　 |　　 　 .′ :.　　　　 　 　 ●　ｉ:. Y´　　　 ＼　　　
　　 　 ｌ 　,.-=#==ｘi＼　 `^ｰ' 　 　 .::从 |　　　　　　'.
.　　 　 ＼`ｰ=i　　 {ゝ::≧ｧ---‐r＜/_＿ｌ__:::::.　　　　}
　　　　　　¨¨ |　　人¨¨ :′　　 Vく{「￣ 「_≫:::.　　 /
　　　　　　 　 |　。 ｡ ﾟヽ i　　　　 ＼j　　 ＼ヾ::::　　′
　　　　　　 　 ｌ　 ﾄ､ |`ﾇ | ｕ 　 し　 ヽ。､｡､ﾟ＼:／

　「基本的に嘘はつかない」

「聞かれたことにはきちんと答えてくれる」

「その上で　はぐらかしや誘導は平気でする」

　と「微妙に信用できないゲームマスター」として存分に役割を発揮してくれました。

　　　原作に寄せた、単なる悪ではない存在として書きたかったので、台詞には気をつかいました。

やる夫 　　　　「2ch」




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　／_ノ 　ヽ､_＼ 　
　　　　　　　　　　　　　　　　 (（ ・ ）) (（ ・ ）)＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::⌒（__人__）⌒:::: ＼
　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　|`ー'´ 　　　　|　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　,.--――＼ 　　 　`ー'´ 　 　 ／――--､　　　　　　
　　　　　　　　　（ )　　　　(￣　　　　　　　　　　￣）　　　 ( ）　　　　　
　　　　　　　　　　ヽ 　 　　￣| 　 　 　 　　　　 |￣　　　　 /
　　　　　　　　　　　 ヽ 　 　　|　　　　э　　　　|　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　ヽ、＿(　　　　,,,,　　　 ,ﾉ 　　＿_ノ
　　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　　 ､(Ｕ)ﾉ　　 ＼￣
　　　　　　　　　　　　　　／　　／´ 　　　｀＼　　＼
　　　　　　　　　　　　 ／　 ／ 　 　　　　　　　＼　 ＼
　　　　　　　　　　⊂⌒＿＿） 　　　　　　　　　 （＿＿⌒⊃


　　　　　　やる夫の名前が入った板で投下する以上、
　　　　　　チョイ役とはいえ配役するべきなのでは……と考え、起用しました。



　　　　　 ∩∩∩　　　　.　　　 ∩∩∩ 　　　　　　　　　　　∩∩∩　　　　.　　　 ∩∩∩
　　　　 .∩_:||_:|_:|　　　　　　　　|_:||_:|_:∩ 　　　　　　　　　.∩_:||_:|_:|　　　　　　　　|_:||_:|_:∩
　　　　 │　___　 つ 　　　　　⊂ 　___　│ 　　　　　　　　　│　___　 つ 　　　　　⊂ 　___　│
　　　　　ヽ　　 ノ　　＿＿＿　 　ヽ　　ノ 　　　　　　　　　　ヽ　　 ノ　　＿＿＿　 　ヽ　　ノ
　　　　 ／ ／　　／_ノ 　ヽ､_＼　　 ヽ ＼ ――――――／ ／　　／_ノ 　ヽ､_＼　　 ヽ ＼
　　　　( 　く　　 oﾟ(（ ・ ）) (（ ・ ）)ﾟo　 　>　）　―――― ( 　く　　 oﾟ(（ ・ ）) (（ ・ ）)ﾟo　 　>　）
　　　　 ＼　｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼'　／――――――＼　｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼'　／
　　　　　　ヽ|　　　　　|r┬-|　　　　　|/ ――――――――ヽ|　　　　　|r┬-|　　　　　|/
　　　　　　　 ＼ 　　　|　|　 | 　 　 ／ ―――――――　　　　＼ 　　　|　|　 | 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　 |　|　 | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|　 |

　　　　　　市長役をあてがったのは、
　　　　　　よくニュースで上がってくる、
　　　　　「思いつきや偏見で変なアイデアを押し付けて迷惑がられるエキセントリックな地方都市の長」の
　　　　　イメージがやる夫に重なったからです。

大統領ズ

ドナルド・トランプ　　　　　 「実在人物AA」 　
ウラジミール・プーチン 　　「実在人物AA」 　







　　　実在する人物とは全く関わりのない大統領ズです。

　　　上にも書きましたが、ロシアの人を連れてきたことで、閲覧者の推理に思いがけない影響を
　　　及ぼしました。





　　　　　 　,,,..........,,
　　　 ,,ｒ'':.:.:.:.:,;.;.;ミﾐ>ｪ.､
　　,ｒ';r'- '' ﾞ"　　　　ヾ:.:ヽ,
.　,i!'ﾞ　　　　　　　　|　 !:.:.:.:i
　i!　　　　　　　　　｜　!:.:.:.:i
　{ｌ　　　　　　　　　/　　ﾐ:.:.:rヽ
.　!! ______　 　 ________ヽ　ﾞ!斤ヽ｝
　 ﾞ!` =･=`i .i" =･=　　　/ヒﾉ/
　　i. ￣ 　| |　 ￣　　 ,ｒ' ﾄｰ'
　　ﾄ.､ノ ｒ　 つｰ､__,ィ　　|
　　 '､　､`''''" ___,.　 / /　|
　　　ヽ　￣￣_,,　 / /　 /ヽ､
　　　　`.､________／／ ／　　|`ヽ､
　　　 ／|丶､ヽ　　 ／　　　｜::::::ヽ----
　　／::::::|　　＞＜　　　　　/::::::::::::`､::::::



　　　　　　　　　　 ヽ､,jﾄttツf( ノ
　　　　　　　　　＼､,,)rﾞ''"''ｰ弋辷_,,.
　　　　　　=､..,,,ﾆ;ヲ_　　　　　ヾ彡r''"^　　　　　　　　　 ,,,,,,,,,,,,,,,,__
　　　　　　　｀`ミミ,　　　　　　　 ﾐミ＝- :__　　　　　　　,彡彡彡ミミミミﾐx.､
　　　　　　=　-三t　　　/~ヽ　　,三``''ヾ::,　　　　 ,彡彡彡彡ミミミミミミﾐｭ､
　　　　　　　　,シ彡､　 /　 /　,:ﾐ''　　　　 　　　　 ,彡彡彡'¨´　　 `ヾミミミミミ､
.　　　　　　　　 ／　^'''/　 /''ヾ!　（　　　 　　　　,彡彡彡　　　,z=x､　　`ヾミミﾐｭ､
　　　　　　　／　　 　/　 /　､　＼　 　 　　　 /¨ヾ彡'　　　::: ,ztｯ､`　　　　`ヾミﾐｭ、
　　　　　　　　 　 　 /　 ,t- !　ヽ.　ヽ' 　 　　　| l!,ｨ　　　　　 　:::...~`::''´ ::==ﾆﾐﾐミミﾐ,
.　　　　　　　　　　 /　　　 , -～''ヽ　　　 　 .∧'ヾ. 　 　 　　　　 _.ノ　　i,.=ｯ､ }iiミﾐ
　　　　　　　　　　 l　　　　　 ----,〉　　　　彡itｰ'　　　　　　 ,:'　ﾞ=､_　ﾉ '::..,ｲiiﾐ''
　　　　　　　　　　 !　　　 　 　 ___`,　　 　 ,彡/ .:　　　　　　　 ＿＿_ ~i!. 　 !ﾐ''
　　　　　　　 　 　 !.　　　　　　,ｨ__ﾉ 　　 　 'V　.:　　 　 :.　　　匁卅i》　!　,ｨﾐ
.　　　　　　　　 　 l　　　　　　 i　　　　　　_,/ヽ .:　　　　::　　　　 ￣　　 / `
.　　　　　　　　　_ﾉ　 　 　 　 /　 　 　_,.イ/　　＼　　 　 ::　　　　 　 ,　/
　　　　　　 ＿_/ヽ　　 　 　 /ー─t≦ニ∧　　　 ヽ　　　 ` ::...__,;:::'´,ｲ
　　　　　／ﾆ,ｲ.　 ヽ.　　 ／二二/二二ﾆ∧.　　　　ヽ　　　　　　　/
.　　　　/ﾆ／ﾆヽ　　＼イ|!二二/二二二二', 　　　　　`ｧ､ ＿　,ィ
.　　　 /／ニニﾆ＼ 　 `t|!ニニ＼二二二ニ',　　 　 ,イ::::::::::', .,ｲヽ
　　 ／二二二二二＼_,ｲi}ニニニ＞二ニニﾆ,_＞''´　 ヽｰ-〈V. V:',＞｡.
　 /ニニニニニニニﾆ`Z7ニニく二二ニニﾆﾆ,　　　 　 l::::::::l　　 Vヽﾆﾆ＞｡、
／ニニニニニニニニﾆV二二ニVニニニニニ,　　　　 l:::::::::!.　　 V=＼二二＞｡


　　　実際にテキストを打ち込んでみると、実在の人物とは関わりのないアメリカの人の話し方に苦労しました。
　　「教養は間違いなくある」はずなのに「粗野な性格と見なされている」人物の口調・発言を書くのは非常に難しい。
　　そんなわけで、あの喋り方（？）になりました。

　　警備員ズ

　　黄金バット 　　　　「黄金バット」 　


仮面ライダーBLACK RX　　　　　　 「仮面ライダーBLACK RX」



司波達也 　　「魔法科高校の劣等生」

　その他


　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　 /
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ヽ-;‐;-i!.､
　　　　　　　　　　　　　　　　, '⌒i!| |/!⌒`'､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:｡|!| |:|!:.:.:.:.:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 i:.:.:.:.:/|!| |:|'､:.:.:.:.:.:.!
　　　　　　　　　　　　　　　l､_;ノ┘| |└ヽ､_;;ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　 ﾄ'´;:､ -‐-　､`‐-!
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､＼. : |　/`>::.!
　　　　　　　　　　　　　　　,:=ﾉ､ヽ ＿,/-'／ト､
　　　　　　　　　　　　　 　 lヾ､:::`::─::::':´::./:::.ヽ
　　　　　　　　　_,.　;-‐'::"´＼:ヽ:::::.::::::::::::/;':::::::.｀`‐-､＿__
　　　　　　　／::::::::/|:::,::::-‐'´::ヽ＼_;::::-‐´::｀`‐-:､::.∧:::::::.｀`' ､
　　　　　　/::::::::::::/'´::::::::::::::::::::::::`'Y'´::::::__::::::::::::::::｀`ヽ:::::::::::::::.ヽ


　　　　　　　　　　　　　　-==-
　　　　　　　　ノ　 ／::::::::::::::::::::::ト ヽ 　 　 _＿＿
　　　　 　 r .ﾆL._/ ::::::::::::::::::::::::::|　 ｀¨¨¨´ _＿＿　⌒｀`ｰ=
　 　 　 　 | ニ「.r '"´_:::::::_ ｀`　::|　　 _ﾆﾆ二二二二二二/´
　　　　 　 l ニl　}Tﾆﾘ::::〈ﾆニ}:::::|　 _ﾆニ二二二二二二/
　　　　　　} _ﾆi｛　,:::'" :::::::::::::::....| _ﾆニニニニニニニ／　　　
.　　　　 　 ＼　:.Ｙｧｪｪｪｪｪｪ ::/:/　　 　 _ﾆﾆニニニ／
.　 　 　 　 　 丶＼ﾐ┴┴┘彡　 　 _ﾆニニニニ／
　　　　　　　 　 　 ｝== くO__＿____ﾆニニ{￣￣
　　　　_,,..　-‐__'"ニニニ＼ニニニニニﾆﾆ=- ､
.　 r '　 ￣　_ﾆﾆニニニﾆニ＼ニニニニニニニﾆ=- ､
.　 |　 　 _ﾆニニニニニニニニ＼ ニニニニニニニニヽ
.　 r '"ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
.　 i　 ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニi



　　　「Xが警備員の存在をどれだけ危険視していたか」
　　「警備員を分散させる策略がどれほど効果的だったか」

　　を納得させるため、わかりやすいチートキャラたちを割り当てました。


　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _.............._
　　　　　　　　　　　　　　　　　,...::::::::::::::::::::::::::::::::::...、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::丶
　　　　　　　　　　　 　 　 /::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 ':::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';:::::::::,
　　　　　　　　　　　　　,:::::::::::::::;'::::::!::::::::::::::::::::';::::::::::::i::::::::::
　　　　　　　　　　 　 ノ:::::::::::;::::{:::::∧::::::::::::::}::::ﾊ::::i:::::}:::::::::i
.　　　　　 　 　 　 　 '";::::::::/:{::ﾊ::/―ヽ:::::::::ﾊ/l‐ヽlヽ;::::::::::l
　　　　　　　　　　 　 ﾉ'.!::::::::::!::lヽtッ'ヽ〉::::〈. '"tッ'.ﾉ::::::::::::j
　　　　　 　 　 　 　 ´　.!:::::::::::!ゝ 　 　 ﾉ !ヾ､　　　 ,'::::/:::::{
　　　　　　　　　　　　　 ::{ヽ:::::, 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ:::::::/ヽ!
　　　　　　　　　 　 　 　 ｀　ゝ::::、　　　 `　　　　　ｲ/ｿ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ` :丶　 `　　 '　　.ｲ/
　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-‐ lﾊ:l｀　　　　　´l::{￣　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 / `　､!｀ -　_｀ ´_　-'",. '"　.l
　　　　　　　　　　　　　　 /　　 /.!: : : :/ｰ'; : : : :.l l　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　/　　 / .!: : :./ﾆﾆl: : : : l .!　 　 l
　
　　　　　ヒーロー系で固めた中にお兄様を混ぜたのは、
　　　　エンジニア系のチートキャラがいなかったからです。

でっていう 「2ch」　マリオシリーズ「ヨッシー」の派生キャラクター



　　　　 　 　　 　　　 ,．-''"´￣｀`ヽ､
　　　　　　　 　 　,r'´　　　　　_ 　　　＼
　　　　　 　 　 ／.:.:..:. :,r'´_,ｲ水ヽ､ 　　 ＼
　　　　　　　　!.:.::.:::,／　　 ヾY /　 ｀ヽ　　 !
　　　　　　　　｀ーｲ＿,,,､､､､､､､,,_ 　　,j!,／
　　　　 　 　 　 　　ト 　　// / 　 /｀Tｲ
　 　　　　　　　　　 /￣￣（0）(0） イ
　　　　　　　　　 ／　　　::::⌒｀´⌒::::＼
　　　　　　　　　 |　,-）　　　　　　　（ -|
　　　　　　　　　│　i〈 ､　＿＿＿_　〉/
　　　　　　　　　 !　　ヽ　　｀ ⌒´　　/
　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　 /ヽ;;､　　　　　 /
　　　　　　　　 , イ　　　ヽ ＿_,,　/ｿ !
　　　　 　 ,､‐'´.:.:.:＼ 　 　 Tｰｧ､/l ,/`ー- ､_
　　,､-‐''´.:.:.:::::::::::::::::｀ー‐:.'::::77j::::::::::::::::::.:.:.:.:ヾj､
　/ヾヽ､.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ}!:::::::::::.:.:,,､-‐'''" i
/　ヾ≧＼｀`'''ー──-- ､::::::::::i|:::::::.::::/　　　 　 l|
　　　 ｀`了　r──--- ､　＼:::::i|:::::::.:/　,,r‐'''"´! |


　　最重要の犯人役です。
　　
　

　　　　　　　　　　　/ノＹ ヽ
　　　　　　　　　　 /（ﾟ )( ﾟ）ヽ
　　　　 　 　 　 ／::⌒｀´⌒::::＼
　　　　　　　　 .|-）ﾄｪｪｪｪｲ（-、|
　　　　　 _ril　 .|　　）┬-| 　 l　|
　　　　　 l_!!! ,､ ,＼`ー-'´　　ノ--'ー--､ -―--､　、
　　　　　 | ! !_!|i::::::::: ﾞ＾＾ｰ''´:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::,..､::｀ヽ
　 　 　 　 ! ',　,|!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ／---‐'´｀＼::::＼
　　　　　　!､_,ｲ:::ヽ:::::::::::::::::::::::::Ｄ:::::::／::|　　　　 　　 ＼:::ヽ､_
　　　　　　',::::::',::::::|ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::l　　　　　　　　 ヽ'◎ ヽ
　　　　　　 ',:::::::',::::!　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::,!　　　　　　　 　 ヽ __　'､
　　　　　　　',:::::::::::|　　 ',::::::::::::::::::::::::::::/|　　　　　　　　　　ヽゞｰ'
　　　　　　　 ヽ_ ノ　　　ヽ::::::::::::::::::::::::::::::!

　　　　　「九人目」の存在、認識者ではないと見なされていた九人目が
　　　　実はXだったというトリック等、テキストに取り掛かる以前から
　　　　決めていました。


　　ただし、どのキャラを当てはめるかは結構悩みました。

　当初は　できる夫をこのポジションに持ってこようかとも考えていたのですが……


　 　　　／　　　　　＼
　　　／　＿,ﾉ　　⌒　＼　　　チチチ
　 ／ 　 （●） 　（●） 　 ＼
　｜　　　　　､　´　　 　 　 |　　(( ∩))
　　＼ 　　 　 ￣￣　　　／　　　 （　⌒）
　　／　　　　　　　　　　＼

　「できる夫だと怪しすぎるのでは？」と思い直し、
　でっていうに決めました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , ―､ ,─ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　─ Y ─ ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / γ ’ Υ ’ ヽ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ヽ　 ,人, 　ﾉ 　 ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::: ´￣｀´￣｀ :::::::: ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　 　 、　　　　　　 　 ,　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　|　　　―｝ _＿＿＿＿__｛─　　　|
　　　　　　　　　　　　　　|　　′　'　 |　　_＿_ 　|　`　ヽ　｜
　　　　　　　　　　　　　　|　 |　 　 　 |￣　｜ ￣|　　　 | 　|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　 　 ヽ _＿＿ ノ　　　　／
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　 　 　 　 　 　 l⌒l　　　/　 ￣）
　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 | 　| __／　 /￣＼
　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　／ 　　　　　 /　　　｜
　　　　　　　 　 　 　 {　　　 ＼ 　 　 　 ／ 　 __＿＿ ／　|　 　 |
　　　　　　　　　　　　ヽ　 　 　 ヽ、_,／ 　 　 ／　　　　　 | 　 　|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　 　 ／　＿＿＿＿,|　 　 |
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 　 ／　　　　　　　　 　 　 /
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ､ ___ ,／　 　 __＿＿＿＿＿_／


　　　　　でっていうを配役した理由は、
　　　　「無知で無力な走狗だと見なされていた人物が、実は場を支配する黒幕だった」
　　　　というシチュエーションが一番似合う、というものです。

　　　　海外のミステリーでそういう構図がばっちり決まった作品があり、自分でもやってみたいと
　　　　憧れていたのです。

■　今後の予定




　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　
　　　　　　　　　　 　 　':::::::::::::｀　 . 　　　　　　　　今後、新たに作品を投下するかどうかは未定です。
　　 　 　 　 　 　　 /::　:::::::::::::::::::::　ヽ　　　
　　　　　　　　　　.i ::　:::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　また違うジャンルに挑戦するかもしれません。
　　　　　　　　 　 { ::　:::::::::::::::::::::　::::::: !　　　　　　
　　　　　　　　 　 ',　<●>::::::::::::::::　::　 　　　　　その場合は今回のトリップを使い続けるつもり。
　　　　　　　 　　　l　　　　:::::::::::::::::::::　 　　　　　　
　 　 　 　 /⌒ヽ　 ﾍ　　　　::::::::::::::::!　/⌒i　　
　　　　　　＼　　＼　＞,､ __:::::::::::イ　/:::::/　　
.　　　　　 　　＼　　　　 　　:::::::::::::::::::::::::/　: 　　　
　　　　　　　　　 ＼　　　　　:::::::::::::::/:::ノ

　　



　　　　　　　　■　　ちょっとだけ宣伝


　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　 　 　':::::::::::::｀　 . 　　　　　　　　
　　 　 　 　 　 　　 /::　:::::::::::::::::::::　ヽ　　　　　　　　　ちなみに１は、やる夫スレ以外にも、
　　　　　　　　　　.i ::　:::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　 　　タイムリープや犯人当てを題材にした小説を
　　　　　　　　 　 { ::　:::::::::::::::::::::　::::::: !　　　　　　投稿サイトにアップしています。
　　　　　　　　 　 ',　<●>::::::::　　::::::　::　 　　　　
　　　　　　　 　　　l　　　､_,､_::::::::::::::::　 　　　　　　このスレを見てくださった方なら、楽しんでもらえるかも。
　 　 　 　 /⌒ヽ　 ﾍ　　　　::::::::::::::::!　/⌒i　　　　よろしければお暇なときにご覧ください。
　　　　　　＼　　＼　＞,､ __:::::::::::イ　/:::::/　　


　　　　　　主に　「NOVEL　DAYS」　という投稿サイトにアップしています。

　　　　　　
　　　　　　作品タイトルの「時空犯」　「決闘の王子」でググってもらったら出てきます。
　　　　　　作者名は鵺塚 。

　　　↑
（本人証明のため、このスレだけ以前のトリップに変えてます）
　
　■過去に投下したやる夫スレ


「やる夫が光武帝になるようです」

　
　　　　　　　　 ﾉ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾉ
　　　　　　　　イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
　　　　　　　　 ∵ ∵ ／ノ 　 ヽ､_ ＼ 　　　　∵
　　　　　　　　∵　 ／（ ー）　　（ー） ＼　　　∵
　　　　　　　　　　　|　　 　（__人__）　　　|
　　　　　　　　　　　＼　　　　　　 　 　／＼
　　　　　　　　　　　__／::ゝ|　/: : ∥::::::::::::　＼
　　　　　　　 　 _／:::::::::::::/ｌ/: :／∥::::::::::::::::::　ヽ
　＿　　 ＿, ィ´:::::::::::＿__| ,.へ.＿∥__::::::::::::::::::::::|
　≧_｀￣}i : : |:::::::::::_|＿＿＼　＼_l|＿|:::::::::::::::::::::＼
　　⊂イ　|: : :|:::::::::{l〈　 　 　 ＼ノ"）／:::::::::::::::::::::::/
　　　　|　｜: :|:::::::|￣￣￣￣`ｰイ/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　 ｜　|: : :l:::::::￣|￣￣￣￣７::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　|　｜／|:::::::::::|　　 　 　 /＼:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　レイ.: : :|:::::::::::|　　　　 〈　　 ＼:::::::::::::::::::::::|
　　　　　| |: : : :|:::::::::::|　　 　 　 ヽ　　〈:::::::::::::::::::::::|
　　　　　| |: : : :|:::::::::::|　　　　　　 i＼　|::::::::::::::::::::::|
　　　　 /｜.: : :|:::::::::::|　　　　 　 〃./　|::::::::::::::::::::::|
　　　 /　 |: :: :｜:::::::::|､　　　　 〃 〈　　＼::::::::::::::/＼
　　　l.　　|: : : :|:::::::::::|　`＝＝彳　ハ　　　ヽ:::::::/＼.　＼
　　　|＿/: :＿:L - '"ト ､　＿＿＿|　lﾄ、　　|:::::∧　 ＼　 ＼
　　　 ￣￣　　 　 　 |　　　　　 　 　 l|ﾊ ､ 　l:::/: :ヽ　　＼-‐＼
　　　　 　 　 　 　 　 〉､＿　　　　　 _｣　| ヽ　/: : : :＼　　 ＼__ ＞
　　　　　　　/⌒ヽ._/　 　 厂丁｢￣　| l弋ﾉ∨| :　: : : :＼
　　　 　 　 /l　　 /::｀丶､/､リﾘ | 　＿l |＿_｜L＿L＿.二＼
　　 　 　 ノ l⌒ 〈:::::::::::::::｀T壬. |￣::／￣ヽ、::::::::::::::::::＼　　＼
　　 　 　 ￣`ｰ- ､ヽ::::::::::::ヽ_／::::::∧　　〃 ＼::::::::::::::::::::＼　　＼
　　　　　　　　　　￣＼::::::::::::::::::::/　＞‐iト､　 l、::::::::::::::::::::::::>､_／
　　　　　　　　　　　　　` ｰ--‐イニ=|＿l|__ ＞=＞ ､＿;: ‐'´



もう十年以上前になりますが、長編の歴史系スレを投稿していました。
　六十話超。非常に長いです。長期休暇など時間が空いているときにどうぞ。


　　全編収録のまとめサイト

　　面白かったやる夫スレをまとめるサイト　様　　ttp://iitokolo.blog.fc2.com/

　　やる夫を拾い読み　　様　　ttp://yaruowohiroiyomi.blog.fc2.com/

　　やる夫まとめ劇場（仮）様　ttp://yaruo-kakkokari.jp/

　 漢代の市　様　　　　　　　　　ttp://kutugen.blog57.fc2.com/

　だっておｗｗｗキャンセル　様　　　　ttp://inzainewtown.blog.fc2.com/

　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　
　　　　　　　　　　 　 　':::::::::::::｀　 . 　　　　　　　　
　　 　 　 　 　 　　 /::　:::::::::::::::::::::　ヽ　　　　というわけで、言いたいことはこれくらいかな。
　　　　　　　　　　.i ::　::::::　:::::::::::::::::::::i　　　　
　　　　　　　　 　 { ::　::::::::::::::::::　　:::::: !　　　　このスレはしばらく残しておきますが、
　　　　　　　　 　 ',　<●>::::::::::::::::　::　 　　　　頃合を見て過去ログ申請をする予定です。　　　　
　　　　　　　 　　　l　　　､_,､_　::::::::::::　 　
　 　 　 　 　　　　 ﾍ　　　　::::::::::::::::!　　
　　　　　　　　　　　＞,､ __:::::::::::イ　



　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　
　　　　　　　　　　 　 　':::::::::::::｀　 . 　　　　　　　　
　　 　 　 　 　 　　 /::　:::::::::::::::::::::　ヽ　　　　
　　　　　　　　　　.i ::　::::::　:::::::::::::::::::::i　　　　
　　　　　　　　 　 { ::　::::::::::::::::::　　:::::: !　　　　最後の最後に、見てくださった皆さんに改めて感謝を。
　　　　　　　　 　 ',　<●>::::::::::::::::　::　 　　　　　　　
　　　　　　　 　　　l　　　､_,､_　::::::::::::　 　
　 　 　 　 　　　　 ﾍ　　　　::::::::::::::::!　　
　　　　　　　　　　　＞,､ __:::::::::::イ

　　　　　　　　　　 　 　':::::::::::::｀　 . 　　　　　　 　　１にとっては久しぶりのスレ立てで、
　　 　 　 　 　 　　 /::　:::::::::::::::::::::　ヽ　　　　　
　　　　　　　　　　.i ::　:::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　未経験のジャンルということもあり、
　　　　　　　　 　 { ::　:::::::::::::::::::::　::::::: !　　　　　非常に緊張しました。
　　　　　　　　 　 ',　<ー>::::::::::::::::　::　 　　　　
　　　　　　　 　　　l　　　　:::::::::::::::::::::　 　　　　　　全然閲覧者がいないことも覚悟していましたが……
　 　 　 　 /⌒ヽ　 ﾍ　　　　::::::::::::::::!　/⌒i　　　
　　　　　　＼　　＼　＞,､ __:::::::::::イ　/:::::/　　
.　　　　　 　　＼　　　　 　　:::::::::::::::::::::::::/　: 　　　
　　　　　　　　　 ＼　　　　　:::::::::::::::/:::ノ　　




　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　
　　　　　　　　　　 　 　':::::::::::::｀　 . 　　　　　　　　ここまで多くの人に見ていただき、
　　 　 　 　 　 　　 /::　:::::::::::::::::::::　ヽ　　　
　　　　　　　　　　.i ::　:::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　推理の応酬まで起こるくらいで……
　　　　　　　　 　 { ::　:::::::::::::::::::::　::::::: !　　　　　　
　　　　　　　　 　 ',　<●>::::::::::::::::　::　 　　　　　　　大・感・謝！
　　　　　　　 　　　l　　　　:::::::::::::::::::::　 　
　 　 　 　 /⌒ヽ　 ﾍ　　　　::::::::::::::::!　/⌒i　　
　　　　　　＼　　＼　＞,､ __:::::::::::イ　/:::::/　　
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　　　　　　　　　　 　 　':::::::::::::｀　 . 　　　　　　　　
　　 　 　 　 　 　　 /::　:::::::::::::::::::::　ヽ　　　　　以上、
　　　　　　　　　　.i ::　::::::　:::::::::::::::::::::i　　　　　　　
　　　　　　　　 　 { ::　::::::::::::::::::　　:::::: !　　　　　お付き合いいただきましてありがとうございました！　　　　
　　　　　　　　 　 ',　<●>::::::::::::::::　::　 　　　　　　　
　　　　　　　 　　　l　　　､_,､_　::::::::::::　 　
　 　 　 　 　　　　 ﾍ　　　　::::::::::::::::!　　
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光武帝の人だったのか、どうりで面白いハズだわ

ここ最近の生きる糧だった。ありがとうございました。

推理としてのフェアさを気にするところとか、
キャラクター造形への気づかいとか、物語について誠実な作者だと感じました。

ってあなたですかーーーーー！？＞光武帝作者

小説の方も読ませていただきます。

あの有名スレの人だったの

乙でした
犯人予想したりするの楽しかったです

乙でした。久しぶりに手に汗握る展開が見れたやる夫スレでした。

乙です
初期はバラライカがかなり優秀だったから
これ途中で殺される役割では？と思ってました

雑感まで、ストーリーの試行錯誤が簡潔かつ詳しく伝わってくる。お見事
光武帝は不覚にも知らなかった。読んで来なければ

乙でした　読み応えたっぷりで毎週末の楽しみでした

乙
光武帝の人だったか
バラライカはだいぶ無茶な設定だったけど理由を聞いて納得

>かがみについては、鵺と声優さんが同じなので、
>「鵺が変身した『九人目』なのでは？」というミスリードを誘えるのではないか……
>という目論見もありました。
>そんなに効果はありませんでした。
声のないやる夫スレでそこまで考える人はあんまりいないよなあ
作中でネタにされてはじめて気づくくらいだわ

完結おめでとう
キャラが生き生き動いていてとても面白かったです。

まさか光武帝の作者とは思わなかった

完結乙
読み返してもいまいち理解できなかったんですが何で腕をもぐのが間違いだったんです？

>>333
でっていうは腕をもぐかどうかに関わらず、巻き戻すから

腕をもぐの話をX＝でっていうが聞いてないからもぎ損になる。
下手したらでっていうが巻き戻す前に負傷で死にかねない。

乙です！
面白かった。
気長に待ってるから、また是非新しいのを書いてほしいなー