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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　遠い国からこんにちは　 │
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　　　　　　　　　　　 |　　ハッピバースデーツーユー♪　　  |
　　　　　　　　　　　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ






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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　俺だ  │
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　　　　　　　　　　　　  ／￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ┌────────┐
　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　やらない夫だ。　  │
　　　　　　 　 　 　 |　　 　　ー　　‐ i　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 └────────┘
　　　　　　 　 　 　 |　　　（ ●） （ ●）　　　　　　　　　　　　……。
　　　　　　 　 　 　 |　　　　　（__人__）
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　　　　　　 　 　 　 ヽ.　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　 　 　 　 ヽ　 　　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　>　　　 <　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　ハッピバースデーツーユー♪　　  |
　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　 |　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　唐突だが、一つ問いたい　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └────────────┘




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　ハッピバースデーディアやらない夫さーん…　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ




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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ´)）　　　　　　　､＿_
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , -‐r仝ｧ'´￣　　　　　 ｀＞（そ}）　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／_／外ツー‐　　　　　ｰ'´　ノゞ匕ｰ'⌒ ト､
　　　　　　　　　　　　 　 　 /(⌒iｰ' / 〉´　　　　ｌ　i　　　｀ヽ 　 　｝　ｌ　l　|
　　　　　　　　　　　　　　 /|　　 ﾍ　 / / 　 |　　|　|　 |　l 　 ＼ /　 .|　ｌ　|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 / ﾘ 　　　∨　ｌ　!　|　　|　|　 |　|　　　/　　 |　l 八
　　　　　　　　　　　 　 / ./　 　 　 ﾊ　l　l　.|　　|　|　 |　|　 | /　 　 .|　　ヽ＼
　　　　　　　　　 　 　 /　'　　　　｝　i　|斗 十　 |　l　十 ト　V　　　八　＼ 丶ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 /' 　| ｌ　　 /　 }　|八__从　l 八　l　从ﾘ|　　 /　 l＼　 ヽ∨
　　　　　　　　 　 　 l!　　| l　　/　　ﾊﾞ f仟ツﾐ〉　　　 '＿_　 | 　 ,′ /..ﾘ ＼　! }　　はっぴばーすでーつーゆー♪
　　　　　　　　 　 　 l! 　 ｝,′/　　/＿乂ニシ　　 　 ´￣｀　ｌ 　 i 　 | ∧　 ） ﾄ'
　　　　　　　　 　 　 ヽ　ノ'　/　 　'（(⌒ﾍ￣＾　 　,　　"""　.|　　l 　 l/ 〉 V ノ　　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　 　 ／ 　 八　　Ｖ )}　ﾉ丶. 　 r― .　　ィ　|　　 ',　 ∨　i´ |　　　　 　 　 　 |　　やらない夫さん！　　 |
　　　　　　　　　 　 / / 　 /　 ＼　ヽ く ／r'≧ ｀ニ´＜)ｰｧ∧　　ヽ　 ＼li　|　　　　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　 　 　 　 　 　 　 /　l　　 l 　 　 }＼ ｝_｀＞く=ﾍ'~^〉⌒＾7'､__　＼　　丶　＼}
　　　　　　　　 　 |　 }　　∧　　 ﾊ＞=‐く　< f⌒´,ｨ 　λ　　}=- ､ ヽ　 　 　 ヽ
　　　　　　　　 　 |　 ｌ　ｌ　 ﾊ 　 r' 　 　 　＼l⌒ｰ仝､＿} 'ー'´　　 ＼) ヽ 　 　 }!
　　　　　　　　 　 ｝　 Ｖ'　 } ｝　 }　　　　　　丶ﾔ＞ __＜ﾘ　　　　　　l　　　 　 八
　　　　　　　　　 人／　　 |/ 　 |　　　　　　　 V＾Ｌ_〉　〈　　　　　　 ｝　　 　 /　 ヽ
　　　　　　　　　 ／　 　　/　　 ﾊ　　　　　　　/　ﾍ j　　! 　 　 　 　 ′ ,'　 /　　 ﾊ
　　　　　　 　 ／ 　/ 　／　 ／　＼　　　　　/　　　　　｝　　　　　 /　 /　/　　 /　}
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　　　　　 /　′　 l!/　　/　　　　/　 ﾊ　　　 ∨　　/⌒ﾚ'7　 　ﾊ　　　　　}　　′ |
　　　　　 |　l　　　|　　 ,'　　　　/　 ,' ∧　　　 !　　｀~7　/　　 / l　　　　　Ｖ　 　 ｛
　　　　　 |　l　　　}　　 !　　　 /　 / 　∧　　　ﾚ'7__ノ　,′　 / 八 　 ヽ　　ヽ　　　＼
　　　 　 人　ヽ　 j　　　ヽ　 　}　 ′ / ∧　　 }　　　　{　　 /　　 ＼　 丶　　＼　　　＼




　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌─────────────────┐
　　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::.　＼　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　何故彼女は突然我が家に押しかけて　 │
　　　　　　　 　 　 　 /::::::ヽ;;:　　 ＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │　バースデーソングを歌うのだろうか　　  │
　　　　　　　　　　　 （:::::（::::冫 　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────────────────┘
　　　　　　　　　　　 （:人;;;） .　　　　|　　　　　お、おう……
　　　　　　　 　 　 r‐-;::::::. .　 　　　|
　　　　　 　 　 　 （三））:::::..　.　　　|
　　　　　　　 　 　 >::::ﾉ:::::::::.　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
　　　　　　 　 　 /::: / ヽ;::::::::: 　 /
　　　　 　 　 　 /::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈
　　 　 　 　 　 （;;;;__ゝ:;;:::::＼／:::::）　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ┌───────────┐
　　 　 　 　 　 　 　 　 |＼::::::::::::;;:1　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │　そんな夜の話だった。　 │
　　 　 　 　 　 　 　 　 |:::::＼;;／:::|　　　　　　　　　　　　　　 　 └───────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿_ｎ_00　　　　　　　　｢L.、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀て ｢　　　 ＿_　　　 //二
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 r'丿　　　　つ)　　└─┘　　 く>　　　　 　 ／l、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 __n_　　　　＿＿　　　, -─-、　　　　__　　　　　 __＿　　　　 (ﾟ､ ｡｀ﾌ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 フ 厶　　└‐┐ |　　/ ∩∩｜　　　 l |　 ｎ　　　ア∠､　　　 ｣　 "ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 └ｲ_ト′　┌‐┘ |　　ゝ乂,リ丿　　　 Ｌ.ﾕ U　　 └(ヌﾉ　　　 ()ιし(~)～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣Neko always are with you.
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧_∧　 　 ｎ　_＿　　 　 __ｎ＿　　　r ! 00　　　 　 ｎ　　　　　,⊆)
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 (:<l><l>)　　| |└‐ｔﾉ　　　７/ﾆ　　　 ｜|　　　　 　 _｣ 己　　　└っ ）
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::::T　　　Ｕ につ　 　 └'つ　　 　 ヽﾆフ.　　　（⊆广ﾞ　　　└‐'　　◎
　　　　　　　　　　　　　　　　～（:::::::::::|　　　　　　　　 ～Extra Nyanko Days～

　　  ＜さ、ケーキありますよ、ケーキ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 とりあえずイチゴマシマシで＞

　 　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 , ヽ- ､　　　　　　　　　　　 ,、　　　　　　 　 　 　 　 　 ,.　-―‐-､、
　　 　　　　　　　　　　　 　 　 /つ/●）.　 〉　　　　　　　　　 //l_,....,_／l　 　 　 　 　 　 @ﾂ::/::::::::::ヽ::@
　 　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ﾉ､_） 　 /　　　　　　　　　　 |:ﾚ´　　｀く|　　　　　　　　 |:::|:::|_｣Lﾊ｣l_l_j
　　 　 　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ 　　ノ　　　 　 　 　 　 　 {><}ﾉﾉﾊﾉ)ﾉ）　　　　　　　　|:fﾍ_{┰　┰.|jl
　　　 　　　　　　　　　　　　　　 / 　　　〉　　　　　　　　　　 〈ｦ|ﾘ ﾟ ｰﾟﾉウ　　　　　 　 　lﾘ::ﾊ､''' - ''ノ::l|
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　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　ノ　ヽ､＼
　　　　　　　　　　 　 　 |　　 （●）（●）|　　　　4限授業はホント面倒だな……。
　　　　　　　　　　 　 　 |　　　（＿人_）│
　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 ｀ ⌒´　 |　　　  にしても燐も瑠璃も大学いかないのは珍しいぜ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　　　　　　/
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　 　　　/
　　　　　　　　　　　　　　 　 > 　　　<　　　　　ｶﾞﾁｬ
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　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::::{i:i:| ::::: / ::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::: |::|　　　　ﾋｮｺｯ
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　　 　 　 　 　 　 　 ！::::: {i:i|:::::::i|:::::::|::::::::::::::| ::::| |::::厂::イ:::|
　　　　　　　　　　 　 l::::::: {/|:::::::i|::::::i|:::￣ ::::|::::ﾘ└ｲ圷} |::::|
　　　　　　　　　 　 　 l::::::（^|:::::::i|─ 斤J圷￣　 　 ﾋｿ． ::: |　　　　あら、おかえりなさい。
　　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ:::::::八 :::小.　　V:ソ　　　　.　　:::::{ヽ|
　　　　　　　　　　　　　l::::::::::::＼:::∧　:::::::　　　 　 　 　 ﾉ　　　　　　丁度いいわ。こっちへ来て頂戴
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::::::::::|:丶:::＞　　　　　-　　／|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::| :::::| :_{^⌒≧=-　　__,,∠Ｌ:⊥..、
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::|::::::／　＼　ﾟ^'～､{乃　　　　｝:::ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ::::j／　　　　≫=-　._V厶.　　　}}::::::::.
　　　　　　　　　　　　 厶≪　　　　　　　　　｛{｛麥}》 　 /{:::::::::｝
　　　　(((　　　　　　 /:::::::::::＼　　　　　　　 人赱人／´::::::::::::::＼
　　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::丶:::丶、＿＿__,/　/ ∧　＼:::::::∨:::::::::〉

　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　 　 　 　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　 　 　 　 　 |　　　 （ ●）（●
　　　　　 　 　 　 　 |　　　 　 （__人__）　　　　帰っていきなりご命令たぁいいご身分だな。
　　　　　　　　　　　  |　　　　　　　　ﾉ
　　　　 　 　 　 　 　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃　　　　河川敷にでも行ってきたのか？
　　　　 　 　 　 　 ／ 　 　 .／　＿ノ
　　 　 　 　 　 　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │　　ｶﾊﾞﾝﾎﾟｲｰ
　　　　 　 　 　 　 ＼　 “　／_＿_|　 |
　　　　　　　　　　　　＼／ ＿＿＿ /






　　　　　　　　　　　　　　　:|//／:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..｀:.Ⅶ
　　　　　　　　　　　　 ／..:.:|//:..:..:..:../:/:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:...＼
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　　　 　 　 　 　 　 |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..|　＿＿＿_____,　　 　 ,ｨi衍^7:..:..|:..|
　　　 　 　 　 　 　 |..:..:..:..:|:.:.l:..:..:..:..|　行示Ⅵ　　^　　 　 弋iｿ ' i:..:..l:..|　　　　　　違うわよ、莫迦。
　　　 　 　 　 　 　 |..:..:..:..:Ｌ:.|:..:..:..:..:.. 　⌒)ン　　 　 　 　 　 ::::::::l:..:..l:..|
　　　 　 　 　 　 　 |..:..:..:..{　｢ヽ:..:..:.从:::::::::　　　　　　 　 ,　　 　 ト､:.:..'　　　　　　 いいからいらっしゃいな
　　　 　 　 　 　 　 |..:..:..:..:ヽ、 ( ￣｀ヾ　　　　　　　　　　　　　　,　 ∨
　　　 　 　 　 　 　 |..:..:..:..:..:..:＞､｀ヽ　　　　　　　　　　　 　 　 .
　　　 　 　 　 　 　 '..:..:..:..:..:..:j:..{ヽ⌒ヽ、　　　　　　　⌒　　／
　　　　　　　　　　,:..:..:..:..:..:...':..:.}　　　⌒ヽ､＞　. ＿＿　ｨ:ヽ:.｀ヽ
　　　　　　　　　 ,:..:..:..:..:..:./..:.:∧　　　　　　＼　　 ＹⅥ ∧:..丶:..:..　　　　　ｸﾞｲｯ
　　　　 　 　 　 /..:..:..:..:..:/..:／　 ＼　　　　　　｀ヽ_//ハ　 ':.i　):..:.i
　　　　　　　　 '..:..:..:..:..:.,／　　　　　　､＿＿＿＿,｣ノﾐﾐ}　 |:|　 ):..|
　　　　　　　　{..:..:..:..:／　　　　　　　　 ＼/　//　/八＼　 |:|　 ):..|
　　　　　　　　|..:..:／　　　　 　 　 　 　 　 ＼ '　///{ ヽ ＼::|　(:..ﾉ

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　 　 　 |　u.　　 （__人__）　　　　　　　　　おいおいホントになんだってんだ
　　　　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 すぐにわかるわ＞
　　　　　　　　　　　　i⌒＼ ,__(‐- ､
　　　　(((　　 　 　 　 l ＼　巛ー─;＼　　　　　ﾄｺﾄｺ
　　　　　　　　　　　　 |　｀ヽ-‐ーく＿）
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,n＿00　　　 　 　 　 　 　 　 ∩
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　　　　　　　-─/　|　　　ト.､　　　／::::::/　 ',
　　 　 　 　 -‐''´,. へ.　　|:::::::＼_/-‐::''7　 　|-─- ､,_　 　 ,...::''"ｱ!
　　 　 　 　 ､ _.ノヽ:::::| 　/:::::;＞ｒｒ‐::::::::|＞''"´　　　　 ｀'＜:::::::::/ ,'
　　 　 　 　 く:_::::::::::イヽ. ＼/7 メ）-‐ｧ' /　　　　　　　　　 ｀ヽ/ /
　　 　 　 　 　 ＼::::::::::::::＼ ｒ'メY　 ./ 　|　 _/_ /!　　　.| 　 　 ∨-‐ｧ
　　　　　 　 　 　 ヽ;:::::::::::::::ヽ.ソ　　| 　 |ヽ/ ／ | 　　 / __,|　　|::::/　　　　　　 　　　　　おっかえりー！
　　　　　 　 　 　 　 ':,:::::::::::::::::':,　 .人　 !. ｧ＝=､＼／|　 /|　　|:::|
　　　　　 　 　 　 　 ,ハ:::::::::::::::::':, 　（!ヽ|"　 　　　　　-='､.|　 ,ﾊ:」
　　　　 　 　 　 　 ｒ'メノ':,::::::::::::::::':,.　Y ﾊ.　　 　 　 　 　 "/　/ﾒ}　　　　　　 ｒ‐- ､_
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　　　　 　 　 　 ,|ﾒノ 　　　〉-::::::::::イ:::｀ヽ::ヽ　 ､＿_ノ 　,.ｲ,（ﾒﾉ _,,...::''"´:::::::::::::::::::ヽ:::|　|
　　 　 　 　 __　|X} 　　　 |::::::::::::::::::::::::::::::|:､＼ ｰ-ｒｧ＜|∠ -＜::::::::::::::::::::::::::_;;;::: -‐へ._）
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　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　u.（__人__）　.|　　　お、おう、ただいま……って
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　　　　　　　　　　　,.く＼＼r､　　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　＼＼＼ヽ}　　　ヽ　　　 　/
　　　　　　　　　　　　rヽ ` 　 ヽ　　/　　　ｧ'´ヽ
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　　　　　　　 　 ｜　(.／) 　 ⌒）＼　　　　　　　　　……タルト？
　　　　　　　 　 ｜　　 （__ノ￣　　 ＼
　　　　　　　　　  ＼　　　　　　　　　 |　　　　　　　  こんなの買ったっけ？
　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　/
　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　⊂ヽ∩
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　　　　　　　／　 7ト- 　/　 　　　　　　　　　　　｀ヾ. -─ｧ
　　　　　　/　　 /ヽr ‐┘ 　/　　,　　　　　　　　　 　'､ 　|
　　　　　　￣￣7'X7　　,'　,'　 ／|　　,'　 ,!　 ,　 ',　　 ∨ !
　　　　　　　　　i メ|　　 !　l　/ 7´￣/／/　/| 　 !　　,ﾊ,┘
　　　　　　　　　} X{　　_|　∨ '"￣｀ヽ く_／ 7 ヽﾊ　/!´
　　　　　　　　　{メ八（八　 |⊂⊃　 　　 　-'‐､/　|/ﾒ}　　　　　　…やっぱりみたいだにゃ
　　　　　　　　 /メﾉ　ヽ｀ ＼!　 　　､__　 　 　 (!　 ﾊ X{
　　　　　　　／ン´ 　　 ＼　ゝ、　　　 ｀ｰ　 　,|／　{メ}
　　　　　　/メﾉ 　　　　　　 ＞'|`　､.,＿__,/ ´￣ ｀ヽ{,ﾒ{-─ｧ
　　　　「｀7-ｒ'"7 　 　　　 __ｒく´ヽ-ｒ‐ｧi-〈! i　ｌ　,ｒ　∨!　 く
　　　　|__ﾊ._L__〉　／´￣ ｀ヽ:::|＞┴‐ｒ'´:::`iｰ､ｰi__/::::|､＿」
　　　　/　　|　　ｒ/　　 　　ｒﾉ:::::::::::::::::::::::::::::|ヽ;￣::_;;::ｲ::ﾊ
　　　 〈＿__」　 くヽ-､＿,,.ｲヽ;:::/:::::::::::o::ﾟ::。ヽ!:::￣:::::::::::::!
　　　　　　　　 /`::ｰ‐---イ_|:::::::::::::。::○:::::::::';::::::::::::::::::::|
　　　　　　 　 ,':::::::::::::::::::/´:::::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::!





　　　　　　　　　　　　 ノス_r=彡 ^ー一^ー―ヘ＞､::::＼::＞=､
　 　 　 　 　 　 　 　 /ノ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈＼:::八｛它ﾊ
　　　　　　　　　　　く{／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣〈｛ハこﾌハ
　　　　　　　　　　　/〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ト＜ノ::::::
　　　　　　　　　　  ′ 7ー― ---ｌ| -------- ――|l―┘〈::::〉:::::: l
　 　 　 　 　 　 　 ｌ|::::::|― ┼―‐ｌ |―--------―‐|l――〈::::〉::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |ｌ::::::|:::::::::|::::::::::| |:::::::::::::ｌ:::::::::::::::|::::||:::::::::::::|〈:::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 |ｌ::::::|:::::::::|::::::::::| |:::::::::::::|:::::::::::::::|::::|ｌ:::::::::::::|ﾉ:::::::::::|
　　　　　　　　　  └┬Ｌ _ 丁＿l_| |:::::::.ー|-　..._::::|::::||:::::::::::::|:::::::::::: |
　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::::|r≧ミ 　 ￣￣ 三二二 ￣|ｌ:::::::::::::|:::::::::::: |
　　　　　　　　　　　  | :::::::|l ﾄrﾍ　　 　 〝了¨¨丁刈 ﾘ:::::::::::::ﾄ､:::::|::::|　　　　　……ま、兄さんらしいわね
　　　　　　　　　　　 | ::::::::l ヽ=' 　 　 　 　 ヒンﾉ　．/:::::/:::::∧|:::::|:: |
　　　　　　　　　　　 | :::::ｌ::|"''　　　　　　 　 　 .:.:.:. /:::::/::: /´ ﾉ:::::|:::|
　　　　　　　　　　　 | :::::|人　　 ｀　　　　　　　　 厶イ　二 イ:::|::::|::|
　　　　　　　 　 　 　 ￣ 　 |＼　　 ､　＿,　　　　　　／|::|::::::|:::::l::::|:|
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |::|:::丶　　　　　　　_　　　/⌒7::::|::::::|:::ｌ|　　　ｸｽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 ┌‐-⊥ ＿＞　、 -≦　/⌒´ﾟ　_厶 ⊥:::_|:::|
　　　　　　　　　　　/丁::｝　　 　 /　 |ﾟ | /⌒´ﾟ 　 _／　_ ノ￣::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　  ｌ::::|:::〈　　　　　　｜Уﾟ　　 _／　_ ノ::::::::::::::::::::::: |
　　　　　　　　　　  |::::|:::::｝　　　　　　∨　　／　_ ノ:::/:::::::::::::::::::::::::::|

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　お誕生日おめでとう　　  |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_











　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ﾗ.t''}/:::::::::::::::::::/:::::::/:::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /:/}}/:::::::::::::::::::/―‐''- ､/::::::::::::::::/::::::::::::;:::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　/::|}}/::::::::::::::;::::/　 .ｼヽ、＼ヽ､:::::::/|:::::::::i:/|::::::::::::::::ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 　 /:::::|}|::::::::::::::::|::::|　　!　,ｪ'::...､＼.｀ ´ .!::::::::/ .|::::::::::::::::i::.i
　　　　　　　　　　　　　|:::::::|}|::::::::::::::::|::::| 　 　 l:i:::::::l｀ . ＼　 ＼/　 .!|::::::|:::::::l:::|
　　　　　　　　　　　　　|:::::::/|::::::::::::::::|::::| 　 　 ヽ;_::ﾉ　　 　 　 　 ､./''|::::::|:::::::l:::|
　　　　　　　　　　　　　|::::/i'l|::::::::::::::小::|　〃〃　 　 　 　 　 　 ,ﾐ､｀ ヾ、l::: /l:::|
　　　　　　　　　　　　　|::::! ! !::::::::::::::::!:|ヾ､　　　　　　　 　 　 　 iｲ::゛i ､,'::∨::|:::|
　　　　　　　　　　　　　l:::::＼｀ヽ､::::::::|ヾ､. ｀　　　　　　　　　 ;　 廴;ﾉ/,'::::|:::/|;/
　　　　　　　　　　　　　|::::::::::＼,.ﾍ｀'´　　　　　　　　　　　　　　　　　｡i::::::|/
　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::i､　　　 　 　 　 　 ､　　 　 　 〃〃,!::::;'　　　　　こう言えばわかるかしら？
　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::| ｀ 　 　 　 　 　 　 ｀　 ‐ 　 　 　 /::::;'
　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::|　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::;'
　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::i⌒ｰ'⌒ｰ-､_　　　　　　　　　　 , ィ:::::::;::;'
　　　　 ´::::ヽ、　　　 ./::::::::::::|　　　　　　　ヽ、 ､　　 　 ,....::´;-;t､:::/|;'
　　　　 :::::::::::::＼ー‐'――‐‐'ｰ､　　　　　　　｀ｰ､｀i､´:::::::::::::| |:| ｀
　　　　 :::::::::::::::::::＼_　　 　 　 　 ｀ヽ、　　 　 　 .∨r'i:::::::::::::;'..|:|
　　　　 ::::::::::::::::::::::::ヽ｀ヽ　　　　　 　 ＼　　　　　/ /::::::::::::;'　|:|
　　　　 ::::::::::::::::::::::::::::i::::::ゝ、　　　 　 　 ＼　　 ./ /､;r ､:::;'　//
　　　　 ::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::ヽ　　　　　　　 ＼　|.//ﾗr‐ﾐ=､//

　　　　　　　　　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　 　 |　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　 　 |　　　　 （__人__）　　　　……。
　　　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　 　 |　　 　 ∩ノ ⊃ }
　　　　　　　　 　 　 /ヽ　　 ／ ＿ノ }　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌────┐
　　　　　　　　　 　 (　ヽ　 /　　/　ノ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　つまり　 │
　　　　　　　　　　 　 ヽ　“　　/＿|　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └────┘
　　　　　　　　　　　 　 ＼＿_/＿＿ /





　　　　　　　　　　　 　 　 ﾋﾟｺｰﾝ!
　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ　i　/
　　　　　　　　　　　　　 　 ( m )
　　　　　　　　　　　　 　 　 l≡l
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀´
　　　　　　　　　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　 　 |　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　 　 |　　　　 （__人__）　　　　　　ああ、そういえばそうだったな
　　　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　えー…＞
　　　　　　　　　　 　 |　　 　 ∩ノ ⊃ }
　　　　　　　　 　 　 /ヽ　　 ／ ＿ノ }　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌──────────┐
　　　　　　　　　 　 (　ヽ　 /　　/　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │　そういうこと、らしい。 │
　　　　　　　　　　 　 ヽ　“　　/＿|　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 └──────────┘
　　　　　　　　　　　 　 ＼＿_/＿＿ /

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ●┃┃
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ●┃┃














　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _ノ　　ヽ、　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （ ●）（ ●）　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （__人__） 　　　　 | ..／}　　　　　　　　……シェフを呼べぃ！
　　　　　　　　　 　 　 _　 　　　 　ヽ｀⌒ ´　　　　　| /　/ 　　　__
　　　　　　 　 　 (＾ヽ{　ヽ　　　　　 {　　　　　　　　./　/　 .　／ .ﾉ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣ヽ
　　　　　　 　 (￣ ヽ ヽ　i　　　　　　ヽ　　　　　　/　厶-　´ ／　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　私よ　 |
　　　　　　　 (二 ヽ　i　i　|,r‐i　　　　ﾉ.　　　ヽ /　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ＿＿＿乂_
　　　　　　　 　 ヽ　　 ／　 ノ　　／　　 　r一'´　ー ､　　￣￣￣）
　　　　　　 　 　 i 　 {　　 ｲ―イ　/　 　.`ー―.　､＿_　.〈￣￣　 　 ┌─────────────────────┐
　　　　　　　　 　 ヽ.　`ｰ '/　　　/　　　　　　　　　 　/＼ ＼　　　  │　二人が残ったのは、こういう理由だったらしい。　 │
　　　　　　　　　 　 　 `ー ' ￣￣!　 　　　　　　　　　|　　ヽノ　　　  └─────────────────────┘




.

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜　 　.（ ⌒）（⌒）
　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜ 　　　（___人__）　　　　　　いやしかし、イケるなこれ。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　 　　|　　　　　 　 やるじゃないか
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　　　　 　 　 　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　　　 　 　 ／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
　　 　 　 　 ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　　　　 　 　 | ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
　　　　 　 　 '| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
　　　 　 　 　 ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　 　 　 　 `,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､　　　　　　│　当の本人が誕生日など全く気にも留めて　　　 │
　　　　 　 　 　 }:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼　　　　 │　いなかったのだが、二人はそれを覚えていて　 │
　　　　　　　　　 }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼　ム:::::ヽ　　　 └────────────────────┘
　　　 　 　 　 　 l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
　　　　　　 　 　 {::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ




　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉ、　　 　　　　　__
　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ハ　　 　　　,..:'"/|
　　　　　 　 　 　 　 　 ／::/ 　|　_＿__／:::::/　!
　　　　 　 　 　 　 　 ,:':::::/＞''"´ 　 　 ｀ﾞ''＜　|　__
　　 　 　 　 　 ト ､__/／|´　　 ／　　　 　　　`'く　|
　　 　 　 　 　 |＿,X.＿」　　 /__/ 　,　,ﾊ　　　　∨
　　 　 　 　 　 　 iメ）　/ 　 ,'´ _|＿/|/　|__-,ﾊ　　',
　　 　 　 　 　 　 |ﾒﾉ! .|＿_」77`ﾒ.　　　 　ｧt､ |. 　 !'
　　　 　 　 　 　 ,}.ﾝ||　 r-|八!ノﾘ　　 　　!ﾉ| |7＿/!
　 　 　 　 　 　 /メﾉﾍ、ゝt、,.,. ｀´　 ＿　｀' 〈メ|
　 　 　 　 　 　 }メ{　 　＼ .ﾄ 、　　l´　 ｿ 　,ｿﾒ}　　　　　　ジュースおかわりいるかにゃ？
　　 　 　 　 　 /Xﾉ 　 　　）､.|｀＞ｒ　-ｒｧ''"´ }X}
　　　　　　 |＼|ﾒ／|　　　　,.イ´:::::!＼オヽ. ト{ﾒ}／|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 さんきゅ＞
　　　　　　 |　 Y　/ 　　　/::::::i:::::｀::::::::::::::!ヽレﾑ___」　　　　おうともさー
　　　　　　 レ'/|-'　　　 〈:::::::_ヽ､::::::::::::::::!:_〉く_」,　 　　　,　―　、
　　　　　　 く__|.　　　　　 Y´::/:ｧ'‐-､::::i` --　'i::/:ｧ'‐-,,,,i` ―　:'i
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 〉､|:::| 　 r ''|　　　　|〉､|::::|　'|　　　　|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ,.く:::/::`':ｰ-'￣ !､,_____. | `'`':ｰ'' !､,_____. |
　　　　　　 　 　 　 　 く／ ＼::::::!:::::::::::::::::|::〉､
　　　　　 　 　 　 　 　 `ト､_/ `ー----‐ｧ'ヽ/　　　　　　　　  ┌──────────────────────┐
　　　　　 　 　 　 　 　 / 　 ＞ｰへ,_ｒ‐､_,.イ!　　　　　　　　　 │　今日俺が出かけている間に作った、ということだ。　 │
　　 　 　 　 　 　 　 ,.ｲ､_／ 　 　　 　　∨__|　　　　　　 　 　 └──────────────────────┘
　　　　　 　 　 　 　 `ｰ'´　　　　　　　　 '､,_j

　　　 　 　 　 /　〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ l　ヽ　 |
　　　　　　　  ′　 `ー-　 .... ＿＿＿＿l |＿＿ .....　 -‐　´_　イ￣ヽ｜
　 　 　 　 　 　 r――- 　 ... ＿＿＿＿| |＿＿ ....　-―＜:::ｌ::::| :::::: | |
　　 　 　 　 |:|Ｎ::::::::::::::: |:::::::::|::::::::::::::::|::| |:::::::::::::::::::::::::::::::::|::|::::|:::::::: | |
　　 　 　 　 |:||:::::|:::::::::::::|:::::::::|::::::::::::::::|::| |:::::::::::::::::::::::::::::::::|::|::::|::::::::::| |
　　 　 　 　 |:||:::::|:::::::::::::|:::::::::|::::::::::::::::|::| |:::::::::::::::::::: |::::::::::|::|::::|::::::::::| |
　　 　 　 　 |:||:::::|:::::::::::::|:::::::::|::::::::::::::::|::|ハ::::::::::::::_ 厶_- 十ｌ::丁::::::::|｜　　　　　　　それにしたって、
　　 　 　 　 |八__l＿＿ ｣_￣工二≧トﾍ{　　ー≦斗rテ于 灯 |:::::::::::|〉l
　　 　 　 　 ヽ　ﾞ|ｌ:::::::::|、 圷丁下¨`ﾄ　　　　　　　 弋ー ノ丿ﾘ::::::::::八|　 　 　 　 　 気づかないのはどうなの？
　　　 　 　 　 　 |l:::|:::::|ﾊ　　 ヽニン　　 　 　 　 　 　 ￣　 ‘/::::/:::/::|｜
　　　 　 　 　 　 |l:::|:::::| ∧ 　　　　　　　　　　　　　　 〃〃/::::/／ :: |｜
　　　 　 　 　 　 ﾍ::ｌ:::::{::::∧〃〃　　 　 　 ヽ　　　　　　　厶イ:::::::l:::: |｜
　　 　 　 　 　 　 |ｌ＼:::∨:::ゝ、　　　　　　　　 　 　 　 　 ∠ _|::::::::|:::: |｜
　　 　 　 　 　 　 ||::::::＞＼￣＞　　　 　 ｆニﾆつ　　　イ　　ヽ`ー―┴‐--　、
　　　　　　　　 ィ ￣　　　　 /　　 |　{＞　　 __ 　 ＜／ |　　　 '. 　 　 　 　 ｌ　 '.
　　 　 　 　 /　|　　　 　 　 {　　 ｜　＼　　　　　／　　|　　 　 }　　　　　　| 　 l









　　　　　　　　　　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　 |　　　 （ ●）（●）　　　　そういえば地味子とか先輩とかから
　　　 　 　 　 　 　 |　　　　 （__人__）
　　　　　　　　　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　 明らかにさっき買ってきたかのような黒雷をもらったなあ…。
　　 　 　 　 　 　 　 |　　　 　　　　 }
　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　 　 ヽ　　　　　ノ　　　　　  あれはそういうことだったのか
　　　　　 　 　 　 　 　 >　　　 <　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　 |　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　この歳になって自分の誕生日がどうだの、　 │
　　　　　　　　　 　 　 |　　　　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　意識するものなのだろうか。　　　　　　　　　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 └───────────────────┘

　　　 　 　 　 　 ﾉヽ、　　　　　/,､ヽ
　　　 　 　 　 　 |:iヽ > -―-､//_ !:}
　　　 　 　 　 　 |:l／:./:.:.,:.:ヽ:.:.:`ﾒ<〉
　　　　 　 　 　 /:.{:.:.:.{:.:.:lヽ:.:}:.:.:.i:.lﾒ}
　　 　 　 　 　 /{　i N＼ﾘｰソヽ ｌﾊ{ﾒ}
　　　　　　　　 !' ﾊﾙ-‐　 ‐‐-　ｿミ{ﾒ}　　　　　ブレないにゃ
　　　 　 　 　 　 {ﾒ}{　　＿,　" /ﾉ .{ﾒ}　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 冷蔵庫入れとくから欲しかったら食べていいぞ＞
　　　　　　　　　 {ﾒ} ゝ､ ＿ , イ　　 {ﾒ}
　　　　 　 　 　 {ﾒ}､　l´i !／｀>､　 }水　　　　　たべるぅ
　　 　 　 　 　 }水{ ,イ`ー‐''´::,::ヽ　{ﾒ}
　　 　 　 　 　 {ﾒ} /:::i:::::::::::::::::::i:::::l　{ﾒ}　　　　　　　　　　　 ┌───────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　今日出会い頭にコンビニのラベルシール付きの　　　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　黒雷をもらった事を思い出しながら、ジュースを飲む　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────────┘




　　　　　 　 　 　 　 　 　 }/ノ　._>''::::;::::::::::::::::::::::::::::::::､::::｀:ヾｰ.､ __
　　　　　　　　　 　 　 　 ｀´.>'//::::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::|i:::::::::::::＼!ミﾐ.､
　　　　　　　　　　 　 　 　 ///:::::::/::::::/:::::::::::::i:::::::::::::::||!:::::＼:::::::＼!､}
　　　　　　　　　　　　　　/://::::::::|::::::ｲ:::::::::::::::|l::::::::::::/!|::::::::::|::::::､:::ヾ'
　　　　　　　　　　 　 　 ,':::{{::::::::::::!:::::||＿＿＿||＿__// |::::::::::|::::::::!::::::i
　　　　　　　　　　 　 　 i::::{l:::::::l::::l￣'i´ ､乃｀ヾ　　　　, ＞＜i:::::i::l:::::::l
　　　　　　　 　 　 　 　 |:::::}:::l:::|::::l.　 !　 辷ﾉ '　　　　　 テ､=､`i､ﾉ::::l:|
　　　　　　　 　 　 　 　 |:::::|:::l:::|::小 ､､､､　　　　　　　　 l:'::!　l l::::::ヽﾉ
　　　　　　　 　 　 　 　 |::::i|:::|:::!:::|::ヽ　 　 　 　 　 　 ' 　 ﾞ´　'．::::i:::l
　　　　　　　 　 　 　 　 |::::!｀ミ_ .小 ヾ､　　　　　　　　　　｀｀｀.l::::::!::|
　　　　　　　 　 　 　 　 |:::|::｀ｰ｀_,､｀ u　　 　 　 　 　 　 　 　 ,'::::/!:,!　　　　貴方達ねえ……
　　　　　　　 　 　 　 　 |:::|::::::::i::::|:ヽ　 　 　 　 ´　｀　　　　／::|へ/
　　　　　　　 　 　 　 　 |:;':::::::::,!:::|:.　丶　　　　　　　　　／::::::::|
　　　　　　　　　　 　 　 !'::::::::/:!:::ト､,r､,.､　　、　　, ....::'i:::::::|::::::|
　　　　　 　 　 　 　 　 /:::::::/::::!:;'　　　　｀´ヽ_｀ ´_!;､::::|:::::::|::::::|
　　　　 　 　 ,...‐--､,､,':::::::/,又ﾉ- ､　　　　　　,}r',､_{:::/:::::: !::::::!
　　　　　 　 '::::::::::::::::ヽ_｡￣￣　　　 ｀ヽ、　 ,.ﾄli<mヾ.':::::::::;'::::/　　 　 ┌─────────────────────┐
　　　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::｀ヽ｡　　　　　　　>'　!ヽニ＝'､:::::;':::/__　　　  │　それは、どことなく高級品であるように思えた。　  │
　　　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::::::::｀'-､｡　　　　/　　 ＼-'､' ､ ｀ヽ<´:::::丶　　└─────────────────────┘
　　　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､:::::｀´ｰ､｡ /　　　!　 ヽ i　＼.　 ヽ:::::::::ヽ
　　　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::｀/ 　 　 .ﾚ'　　｀i　　　　　ヽ:::::::::i

　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　　ー　　‐ i
　　　　　　　　　　 　 　 |　　　（ ●） （ ●）　　　　　とはいえ、俺もまた年を取ったのか…
　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　（__人__）
　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　`⌒´i
　　　　　　　　　　 　 　 ヽ.　　　　　　　ﾉ　　　 　 　 　 　 　 　 　 ┌────────┐
　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　 　　　　ノ　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　事実。事実だ。　 │
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 >　　　 <　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 └────────┘
　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌────────┐
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　紛れも無い事実  │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └────────┘





　　　　　　　　　　　　　　 　 ∧
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 //∧
　　　　　　　　　　　　　　 ////∧≧==‐-.......、　　　___
　　　　　　　　　　　　　　 {/≫...:::::::::::::::::::::::....-‐=≦///7
　　　　　　　　　　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼////∨　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌───────────┐
　　　　　　　　　　　 　 /:::::／::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::､／　　　　　　　　　　　　　　 　 │　生物は、必ず年をとる　  │
　　　　　　 　 　 　 　 /::::/:::::::::::::::/{::::::::::::::ヽ:::::丶:::}　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 └───────────┘
　　　　　　　　　　　　ヽ:::{:::::::/::::::{ :{::::::::{:::::::::',::::::::::',
　　　　　　　　　　　 　 |:::::::≧=ｘ:ﾊ ヽ::::::',:::::::::}:::::::::::',
　　　　　　　　　　　 　 |::::::} V:ﾂ　 　 　汽ﾃ=x::::::::}::ﾊ　　　　　　　……そうね
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼:ﾄ､::::.　 ,　 　 ゞ ' ．::::/::{:
　　　　　　　　　　　　　　 |:::.　　　　　　 .:::::::´}/::::::::.
　　　　　　　　　　　　　　 |:::个　　-､　 　 イ:::::::::::::::::.
　　　　　　　 　 　 　 　 __rｧ'⌒＾ヽrv､　ｒｖｆ＾l:::rｧ:::::::::::.
　　　　　　　 　 　 　 　 }/　　　　 }≫Уｘ≪{　辷}､:::::::::.　　　　　　　　 ┌─────────────┐
　　　　　　　　　　　　 〃 　 　 　 |　/7く　 ﾉ} 辷}　i:::::::::丶　　　　　　  │　時の長短はあれ、誰しもが　  │
　　　　　　　　　　　　/　　　　　　|､ ゞ}‐’´} }/.ノ　 :::::::::::::::＼　　　　　 │　成長し、そして老いていく　 　 │
　　　　　　　　 　 　 ,.:　ヽ 　　　　|､rv}ーｒｖ }f^. 　 |::::＼:::::::::::＼　　　  └─────────────┘
　　　　　　　　　　　 ::::| 　 ',　　 　‘:　 ｀⌒^} } Y 　 |:::::::::ﾄ､:::::::::::::
　　　　　　　　　　　|:::ﾄ､　 ',　　　 ，　 i　 //　}: 　 |:::::::::|　ヽ:::::::::
　　　 　 　 　 　 　 i|:::|　'，.　　 　！　 i .//　/　　 |:::::::::| 　 }::::::::　　　 ┌───────────────────┐
　　　　 　 　 　 　 八 | 　 Y.'，　　！　:i// ｘ≪⌒ヽ:::::::/　 /__／　　　 │　それは、生きているが故の運命と言える。　 │
　 　 　 　 　 　 　 　 ∧ 　:}　:　 　　', ./／　　　　 /:／　 　 　 　 　 　 └───────────────────┘
　　　　　　　　　　　/. ∧　}　}､　　　Ⅵ　　　　　 /､{
　　　　　　　 　 　 　 / .∧　∧ 　 　 /　　 　 　./　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _,.. -‐ｧ
　　　　　　 　 　 ｒ─-､ 　 ／￣|´::::::／ |__　　 　,. -─ｧ
　　　　　　 　 　 |:::::::::::＼|:::::::::〈::::／＿/　 ｀'＜::::::／/
　　　　　　　 　 /::::::::＼r‐ｧ─┘ 　　　　 　　　 ヾ　/-‐ｧ　 　 　 　 　 　 ┌───────────────────┐
　　　　　　　 　 |_:::::::::::/-' ／　 ／　　 ,　　ﾊ　　｀ヽ:::::/　　　　　　　　　 │　だから、俺は今日という誕生日を迎えた。　  │
　　　　　　　　 　 ￣7´　./　　/ ｀メ.／|　 / |　./　　∨　　　　　　　　 　 └───────────────────┘
　　　　　　　　 　 ／　_ノ|　　 |__＞ｧﾃｒ|__/　|_/イ /　!＼
　　　　　　　 　 〈　ヽ∧八. 　　〈.　|!r|　　　　l!|｀Y 　/￣
　　　　　　　 　 ﾊ　　|　':､ ＼.___ト ゝ'　 　 .　り /|イ　　　　　　　　　……。
　　　　 　 　 ／　 ヽ/　　 ＼. ⊂⊃　 　 _ 　　 (） /
　　　 　 r‐ ､|＿ｒ‐ '7 　　 　 ＞､.ト ､..,,＿_,,.. イ 〈
　　　 　 |::::-/-ｒ＼:::|　　　, '"´￣＼＼_/ト-､/ ヽ!
　　　 　 ￣7　 |ヽ-┘　　/::::::::::ヽ;::::ゝ-‐'::::';::Y／ /´￣｀ヽ
　　　 　 　 |_／ 　　　　 〈::::::::::::::::l::::::::::::::::::::!:::〉::7!　ｪ､_ﾉﾉ,）
　　　　　　　　 　 　 　 　 〉:::ｰ:::イ／￣｀ヽ:::|ｲ／|:ト-ｧ'ヽイ　 　 　 ┌────────────────────┐
　　　　　　　　　　 　 　 /:::::::::_/´|_､　ヽﾝﾉ://::::::|:|イ::::::::|:|　　　　  │　そして地味子もできる夫も、知り合いも他人も │
　　　　　　　　 　 　 　 〈::::/´:::|::::|:::｀￣|:|:::|::::::::::::';';＿__//　　　　 │　皆それぞれの誕生日を迎えるだろう。　　　　　 │
　　　　　　　　　　 　 　 ,＞､:::::';:::';::::::::://:::ト-､:::::::::::::::::/　　　　　 └────────────────────┘
　　　　　　　 　 　 　 ／:::::::::＼ヽ::＼//::i::::',　 `ー-- '´
　　　　 　 　 　 ｒ-r'":::::::::::::::::::::`ー‐‐'::/::::::ﾊ



　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　 　.（● ）（● ）
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　ﾉ　　　　　　……
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　　 　 　 　 　 　 　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　 　 　 　 　 　 ／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
　　　　　　　　　｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　　　　　　　　　 '| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
　　 　 　 　 　 　 '| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ　　　 　 　 　 　 ┌────────────────┐
　 　 　 　 　 　 　 ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ　　　　　　　　 │　自分の魂に重さがある限り、　　　 　 │
　 　 　 　 　 　 　 `,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､　　　　　　　 │　時という川は俺を流し続けるのだ。　 │
　　 　 　 　 　 　 　 }:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼　　　　　 └────────────────┘
　　　　　　　　　　　 }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼　ム:::::ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
　　　　 　 　 　 　 　 {::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌──────────────────────────┐
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　しかし、それを彼女たちに置き換えるとどうなのだろうか？　  │
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └──────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _,　-‐ ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _,　-‐' ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,　'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿ ,／　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　 ┌―┐　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /´　　　　　　　　　,　 -‐　´￣
　　　　　　　　 　 ｀フ∠　　　[][]「l　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　/　　　　　　　　l
　　　　　　　　　 └'＾ｰ┘　　　くノ　　　　　　　　　　　  ／　　 l　　　　, -　　 ,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　､＿ノ　　 l'´ ､―‐ '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　 ,ｲ　,'　　　,ｌ　　l　　　　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　.〃　/　　　八　 .l　　　　 　 　 　 　 　 |　　…わーってるよ　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ノ /　く＿ イ ｌ　|　/　　　　　　　　　　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 '-‐'　/　／　l 　 / 　ヽ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 く_ノ 　　 ヽノ



.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _,　-‐ ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _,　-‐' ´
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _　　　　　　　　 　 　 ,　'´
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 (（　　 　 　 　 　 ＿ ,／　　　　　　　　　　　　＿
　　 ┌────────┐　　　　　 `　　　　 　 /´　　　　　　　　　,　 -‐　´￣
　　 │　池と川は違う。　 │　　　　　　　　　_ .．-　 /　　　　　　　　l ..．　　　　　　　　　　､
　　 └────────┘　　　　　　  ．:.:__r//￣ l　　　　, -　　 ,'　 _:＼　　　　　　　　  ノ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／:r'´////_r ノ　　 l'´ ・・…－く//ハ:ヽ　　　　 　 　 ,ノ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,．‐ｧ‐く:.:r//r―'’:.:.: ,'　　　,ｌ .:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:＜∧V:⌒ﾍ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 f炒: : : :∨ノ:.:.:.:.:.:.:.: /　　　ﾉ .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:く: :.:弋ﾊ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 弋 : : : :ノ´:.:.:.:.:.::..:: く＿ ノ.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.::.::{ : :ハj　　　　　　ｸﾞﾘｸﾞﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ー矛 :.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:/V′
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ﾚ′:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:￤::.:.:.:..:.::.:.:. '.:.::.:.:.:. ∧
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |!:.:.:.:.:.:.:.: ′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:.:. ∧
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |!:.:.:.:.::.:.:.:| :.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:. !.:.:.:.:.| .:.:.:. |.:.::.:.|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |.:.:.:. | .:.:|.-:=:.:.:==|=ｯ:.:.:.:.i/　!:.:.: z:!==:=ﾄ ::::.: |:.:.:..:|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |.:.:.:. | .:.:|┘ ―┘L.:.:.:.://　 L:.:.:.:j|_:.:.:._lL:.:.:._|:.:..:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 八:.:. : .:.:代＝ｧ＝≡　　　　　　 z==　＝ｧ |:.:.:.:.:.:.::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |:.:.＼|.:.::.| 　 込z少　　　　　　　 込z少 ． リ.:.:.:.:.::|　　　　……ごめんなさい
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | :.:.:.:.ゝ从 :::::::::::::　　 　 　 　 　　　::::::::::: r:.|:.:.:./Ⅴ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｜.:.:.:.:.:.:.:.人　　 　 　 　　 　'　　　　　 　八|⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /: .:.:.:.:.:. /.:.:.:i＼　　　　　　　　　　　　 ｲ:.::.:.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::. .:::.:.:: /.: .:.:.ﾉ:.「 ヽ 　. 　 　‐‐　 　 イ:.::.::.:|: |
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:/::::::::,＞ ´　　　　　|＞ ｀　 　 - 　 _´　＜　　　　｀ー ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　/:/::::::://ﾑ　　　　　　 { {^ヽ, 　 　 　_　rイ} |　　　　　　　 ）ヽ
　　　　　　　　　　　 　 　 /:/::::::://∧{　　　 　 　 Ⅵ＼ ｀ヽ､ /´　　/ ,'　　　　　　　 {/∧　 ┌────────────┐
　　　　　　　　　　　　 　 ,::/,:::::::{///∧､_　　　　　 ∨/ ＼__Y＿_／ /　　　　　　　_ﾉ//∧　 │　俺と彼女たちは、つまり　　 │
　　　　　　　　　　 　 　 /:,'/ :::: |////∧/ヽ 　 　 　 ヽ ／ ,.八　 ｀ヾ　　　　　　　｢//// ∧  │　そういう違いがあるのだ。　│
　　　　　 　 　 　 　 　 /:/,':::::::: |/////∧/{　　　　　 （__,ノ{＿}＼＿）　　　　 __ノ///////|  └────────────┘
　　　　　　　　　　　　/:::{/ :::::: ///////∧/＼＿ 　　　 ヽrィ^ヽ'　　　　　,.イ//////／//{
　　　　　　　　　　　 ,::::::|':::::::::///｀ヽ.///∧////｀ヽ　　ｲ{r薔)ｨ 〉 ,.イ77///////イ////∧

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │　それについて論じる必要は、今の所はない。　 │
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／￣￣ ＼　　　　　 　 　 　 　 　 　 └────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　__,ノ　｀⌒
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　( ●) (●）
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　　　（___人__）　　　　　　　　何が起きるかわからんのは、誰だって同じだ。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |.　 　 　` ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　 　　|　　　　　　　　　だから、今一緒に居るんだろ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 iヽ 　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }:::.`＞ ｰ-´-くヽ- 、___、
　　　　　　　　　　　 　 　 　 _/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ７¨:.ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 __／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::＼
　　　　　　　 　 　 ,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧　　 　 　 ┌─────────────────┐
　　　　　　 　 　 r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ　　　　  │　あるがままに、騒がず、流されていく　 │
　　　 　 　 　 　 }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::＼　　　└─────────────────┘
　　　　 　 　 　 f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　 　 　 /.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼




　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::/　__.」＿__,..::''"´::／ /
　　　 　 　 　 　 　 |＼_／￣｀7＞''"´　　 　　　｀ﾞ' ＜　 /　　　 　 　 　 　 　 ┌────────────────┐
　　　 　 　 　 　 ／　 7ト- 　/　 　　　　　　　　　　　｀ヾ. -─ｧ　　　 　 　 　 │　それでも、隣にはこいつらが居る。　 │
　　 　 　 　 　 /　　 /ヽr ‐┘ 　/　　,　　　　　　　　　 　'､ 　|　　　　　 　 　 └────────────────┘
　　 　 　 　 　 ￣￣7'X7　　,'　,'　 ／|　　,'　 ,!　 ,　 ',　　 ∨ !
　　　　　 　 　 　 　 i メ|　　 !　l　/ 7´￣/／/　/| 　 !　　,ﾊ,┘
　　　　　 　 　 　 　 } X{　　_|　∨ '"￣｀ヽ く_／ 7 ヽﾊ　/!´
　　　　　 　 　 　 　 {メ八（八　 |⊂⊃　 　　 　-'‐､/　|/ﾒ}　　　　特におにいさんはね
　　　 　 　 　 　 　 /メﾉ　ヽ｀ ＼!　 　　､__　 　 　 (!　 ﾊ X{
　　　 　 　 　 　 ／ン´ 　　 ＼　ゝ、　　　 ｀ｰ　 　,|／　{メ}　　　　　　　　　　　　　うるせーブラックサンダーぶつけっぞ＞
　　 　 　 　 　 /メﾉ 　　　　　　 ＞'|`　､.,＿__,/ ´￣ ｀ヽ{,ﾒ{-─ｧ
　　　　　　 「｀7-ｒ'"7 　 　　　 __ｒく´ヽ-ｒ‐ｧi-〈! i　ｌ　,ｒ　∨!　 く
　　　　　　 |__ﾊ._L__〉　／´￣ ｀ヽ:::|＞┴‐ｒ'´:::`iｰ､ｰi__/::::|､＿」　　　隠した意味がないにゃ…
　　　　　　 /　　|　　ｒ/　　 　　ｒﾉ:::::::::::::::::::::::::::::|ヽ;￣::_;;::ｲ::ﾊ
　　　　　  〈＿__」　 くヽ-､＿,,.ｲヽ;:::/:::::::::::o::ﾟ::。ヽ!:::￣:::::::::::::!
　　　 　 　 　 　 　 /`::ｰ‐---イ_|:::::::::::::。::○:::::::::';::::::::::::::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 ,':::::::::::::::::::/´:::::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::!　　　　　 ┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　|::::::::::::::::::;'|::::::::::｀::::::::::::::::::イ::〈 　':,::::::::::::::::|〉　　　　 │　だから今は一緒に流れているんだと思う。　 │
　　　 　 　 　 　 〈|::::::::::::::::/ !::oﾟ。:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. ＼::::::::::ﾉ　　　　　 └───────────────────┘

　　　 　 　 　 /ノ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈＼:::八｛它ﾊ
　　　　　　　 く{／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣〈｛ハこﾌハ　　　　 ┌─────────────────┐
　　　　　　　 /〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ト＜ノ::::::　　　　 │　少なくとも、それで問題はないはずだ　  │
　　 　 　 　 ′ 7ー― ---ｌ| -------- ――|l―┘〈::::〉:::::: l　　　  └─────────────────┘
　　　 　 　 ｌ|::::::|― ┼―‐ｌ |―--------―‐|l――〈::::〉::::::::|
　　　 　 　 |ｌ::::::|:::::::::|::::::::::| |:::::::::::::ｌ:::::::::::::::|::::||:::::::::::::|〈:::::::::::|
　　　 　 　 |ｌ::::::|:::::::::|::::::::::| |:::::::::::::|:::::::::::::::|::::|ｌ:::::::::::::|ﾉ:::::::::::|
　 　 　 　 └┬Ｌ _ 丁＿l_| |:::::::.ー|-　..._::::|::::||:::::::::::::|:::::::::::: |
　　　 　 　 　 |::::::::|r≧ミ 　 ￣￣ 三二二 ￣|ｌ:::::::::::::|:::::::::::: |
　　　　　　　 | :::::::|l ﾄrﾍ　　 　 〝了¨¨丁刈 ﾘ:::::::::::::ﾄ､:::::|::::|
　　　　　　　  | ::::::::l ヽ=' 　 　 　 　 ヒンﾉ　．/:::::/:::::∧|:::::|:: |　　　　そうね。
　　　　　　　  | :::::ｌ::|"''　　　　　　 　 　 .:.:.:. /:::::/::: /´ ﾉ:::::|:::|
　　　　　　　  | :::::|人　　 ｀　　　　　　　　 厶イ　二 イ:::|::::|::|　 　 　 ……その通りだわ
　　　　　　　　￣ 　 |＼　　 ､　＿,　　　　　　／|::|::::::|:::::l::::|:|
　　　　　　　　 　 　 |::|:::丶　　　　　　　_　　　/⌒7::::|::::::|:::ｌ|
　　　　 　 　 　 ┌‐-⊥ ＿＞　、 -≦　/⌒´ﾟ　_厶 ⊥:::_|:::|
　　　　　　　 /丁::｝　　 　 /　 |ﾟ | /⌒´ﾟ 　 _／　_ ノ￣::::::｀ヽ
　　 　 　 　 ｌ::::|:::〈　　　　　　｜Уﾟ　　 _／　_ ノ::::::::::::::::::::::: |



　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌─────────────────┐
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　 _,ノ　｀⌒　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　尽きぬ不安に身を捩らせるよりは、　　 │
　　　　　　　　　　　　 ｜　 　.（ ⌒）（⌒）　　　　　　　　　　　　　  │　見える楽しみに身を寄せたほうがいい │
　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）　　　　　　 　 　 　 　 　 └─────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　ﾉ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　　|
　　　　　　　　　　 　 　 人､ 　　　　　 |　　　　だから気にすんな。俺がなんとかしてやる
　　　　　　　　　　　　 ,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　　　　　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 じゃあ我が家の財政面を
　　　　／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 何とかしたらどうかしら＞
　　　 ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　　　　| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ　　　　おう俺の格好いい場面に
　　　　'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ　　　 水を差すなやコラ
　　　　 ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
　　　　 `,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､　 　 　 　 　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　 }:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼　　　　　　　　 　 │　予期せぬ幸せを噛み締めながら、　　　　 │
　 　 　 　 }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼　ム:::::ヽ　　　　 　 　 　 │　ふとした午後を俺達は過ごしたのだった。 │
　　　　　　l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}　　　　　 　 　 └──────────────────┘

.

　　　 　 　 　 ::::::::::::::::::o。.::::,。::::::::::::::::。ﾟ::::ﾟ::::::::。:::::::::::::::::::::::.:::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::::::.::::。::::°::::.ﾟ。。＋o:::::::::::::::::::
　　　 　 　 　 :::::．o::::.::::。::::*。::::o::::.。::::,::::ﾟ::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ::::。::::::::::::::::::::::::::::::.．:::::::::::::::::::::::::::::::::::::o:::::::::::::::。．:::::
　　　 　 　 　 ::::::::::::.::::．::::。::::::::::::::．*::::。:::::::::::oﾟ.::::．::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::::::::。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　 　 　 　 :::。,:::: ﾘﾝﾘﾝ…:::::::::＋::::.ﾟ:::::::::::::,。ﾟ::::::::::::::::::::。::::::::．::::::::::::::::::::::::::::.:::::::::::.::::．:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::。::
　　　　　　　　 ﾟ::::::::::::::。*::::::::::::::。::::.+: :::ﾟ。:::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::.。::::*::::::::::::::::::::::::ﾟ::::。+::::::::.::::::::ﾟ:::::::::::。::::::::ﾟ:::::::::::::
　　　 　 　 　 :。.::::。:::::::::::::::::::::::::+。ﾟ::::.。。::::::::::::::::o::::::::.。::::::::::::｀::::,。::::*。::::::::::::::::::::::::::.ﾟ。:::::::::::。::::.:::::::::::.::::::::。::
　　　 　 　 　 ::::::::.::::。::::::::::::::::::::::。::::.。*::::。ﾟ,::::::::::::::::::::::::+::::o:::::::::::::::::::::o。.::::,。::::::::::::::::。ﾟ::::ﾟ::::::::。:::::::::::::::::::::::.:::::
　　　 　 　 　 :::,:::::::::::.::::.::::。:::::::::::::::::::::::::.ﾟ。::::+,::::,.ﾟ。:::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::*::::。+::::.。::::+::::ﾟ。::::::::ﾟ::::ﾟ.::::ﾟ:
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.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┏　　　　　　　┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃　PM9：00　 ┃
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　 _,ノ　｀⌒　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┗　　　　　　　┛
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　 　.（ ●）（●）
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）　　　　　そろそろペナントも終わりか…
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　　|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 人､ 　　　　　 |
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ　　　　　　　　　 　 　 　 広島、主砲の一振りで勝負を決めCSへ！＞
　　　　　　　　　　　,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　　　　　　　　  ／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
　　　　 　 　 　 ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　　　　　　　　　'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
　　　　　　　　　  '| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┌───────┐
　　　　　　　　　　ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　その日の夜。　│
　　　　　　　　　　`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └───────┘
　　　　　　　　　　　}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
　　　　　 　 　 　 　 }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼　ム:::::ヽ
　　　　　　　　　　　 l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
　　　　　　　　　　　  {::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ







　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　 _,.ノ　 ヽ､_
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｜　 　 ( ⌒) (⌒）
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｜　　　 （___人__）　　　　　ま、順位争いができたのは良い事だったな
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 　　　 ﾉ__
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　 _／ ￣＼ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 人､ 　　'､／ ￣ ヽ　'､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _,／(:::::ヽ､　 __'-r´￣ヽ　 v
　　　　　　　 　 　 _, ､ -― ''"::::::::::＼　:::::::::::::::j_√　　　 |
　　　　　　 　 　 /.:::::::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ　　　 r、
　　　　　 　 　 丿::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,　　　　　　  ┌──────────────────┐
　　　　　　　　 i ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^　　　　　 │　燐と瑠璃は、今日は珍しく早く寝たので、 │
　　　　 　 　 /.::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i　　　 　 │　俺は一人テレビを見て過ごしていた。　　 │
　　　　 　 　 ::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|　 　 　 └──────────────────┘
　　　　 　 　 :::::::::::::::::::::::丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
　　　　 　 　 :::::::::::::::::::::ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ﾉ


.

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,　　￣　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　　　　ヽ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　寝る子は育つと言うが、それは　　　　　│
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　 　　‐ -　-‐　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　あいつらにも適用されるのだろうか？　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ 　　　( ●) (●）　　　　　　　　　　　　　 　 └─────────────────┘
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 （___人__）
　　　　　　　　　　　　　　　　　 j　　　　　　 　 / ',　 　 　 　 （……育つのかねえ）
　　　　　　　　　　　　　　　_..ノヽヽ　　　　　　ﾊ　 ヽ
　　　　　　　　 ,r￢;;――''ﾞ::::::::::::::≧=-､＿ノ､_／￣ V
　　　　　　　/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧､〈´／::::::Λ
　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>､ﾔ:::::::::::::Λ
　　　　　　::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ
　　　　　　::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::v.::::::::::::::Λ　　　　　 ┌──────────────────┐
　　　　　　:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.::::::::::::::::∧　　　　  │　取り留めもない事を考えつつ、テレビの　 │
　　　　　　　ﾞ)::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|､:::::::::::::::::∧　　　　│　音量を少し下げてからお茶を飲んだ。　　 │
　　　　　　:::　ﾞヽ＜`'､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ﾊ　　　  └──────────────────┘
　　　　　　::::::::　 ＼　',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lﾞ:::::::､:::::::::::::::ﾉ
　　　　　　::::::::::::　 ｀'､l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〔 `::--‐==::イ





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ 　　丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿__　.|　　　_ﾉ､)　　　　　　　　　暇だし、俺も寝るか――
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::ﾊ 　　　 rｰ-- ､_
　　　　　　　　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::ーｰ "::::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　　　 　 　 }:::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::j
　　　　　　　　　　　 　 　 |:::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::イ::::::::::/　　　　　　　 　 ┌────────────────┐
　　　　　　　　 　 　 　 　 !::::::::::rﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::｜　　　　 　 　 　 │　コップの液体は殆ど空になっている。│
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::::::|　＼::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::|　　　　　　 　 　 └────────────────┘
　　　　　　　　　　　　 　 /:::::::::::l　 r::::::::::::::::::::::::::::r::::::::::|
　　　　　　　　　　　　 　 |::::::::::｜　(::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::'l__ 　,.ｰ-、
　　　　　　　　　 　 　 <　|::::::::::｜__> ヽｰ--、::::::y:::::::::::ﾉγ　　　　ヽ
　　　　　　　　 　 ／　　 l|::::::::::::ﾄ、 _　　 ＼ f ／::::::::::y~　　　　　 i
　　　　　　　　 　 l　　　　ﾚニ=::::} ､　 ｀-､-,／￣`x"　　 ┌──────────────────────┐
　　　　　　　　 　 丶____　Y ￣ヽ_　} 　r´ ｿ　　　ノ 　　__ │　起きていてもすることが無いので、俺も　　　　　　　  │
　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ　　r {　`--{　 { ｨ ｌ l f　　　　  │　たまには早寝をするかな、と思ったその時だった。 │
　　　　　　　　　　　 　 / ! ,　; i　｀　　`ｰ´ﾍヽヽﾉ　　　　 └──────────────────────┘
　　　　　　　　　　　 　 '､{i ﾉノ

老成してんなあ

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　ぴんぽーん　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿ノ


　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┌───────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　不意に、部屋に簡素な音が響く。 │
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 └───────────────┘





.

　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌───────────┐
　　　　　　 　 　 　 　 ／　 ヽ､_　　＼　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　はっきり言って怪しい。　 │
　　　　　 　 　 　 　 （―）（― ）　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────┘
　　　　　 　 　 　 　 （__人__）　　　　 |　　　　こんな時間に来るような奴は知らねえけどな……
　　 　 　 　 　 　 　 （｀⌒ ´　　　　　|
　　　　　　　　　　  ｌ^l^lｎ　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　  ヽ 　 L　　 　 　 ﾉ　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　夜になったのにアポ無しでこの部屋を　│
　　　　 　 　 　 　 　 ゝ 　ﾉ　　 　ノ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　訪れる人など居るはずがない。　　　　  │
　　　　 　 　 　 　 ／ 　 /　 　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 　 └─────────────────┘
　 　 　 　 　 　 ／　　 /　　　　　 |







　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　 　 　 　 　 |　u.　　 （__人__）　　　　　まあ、見るだけ見るか
　　　　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 }　　　 　 　 　 　 　 　 ┌────────────────────────┐
　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　 │　どうせ何かの勧誘かトラブルの持ち込みぐらい　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　　　　　│　だろうが、ドアのレンズ越しに覗いてから居留守をしよう  │
　　　　　　　　　　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､　　　　　　　 　 　 　 └────────────────────────┘
　　　　　　　　　　 　 l ＼　巛ー─;＼　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　　　 |　｀ヽ-‐ーく＿）　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　俺は立ち上がり、冷えてきた玄関から │
　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　l　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │　向こう側を覗きこんだ――　　　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────────────────┘

─────────────────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ ,..-- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 「／ ,.-_へV⌒丶_── -- ､ ＿_ _＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 「fﾄｫ ゞ!|´⌒ヽノ　 　　　　 　 　 　 ｀ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 ,朴_二_ノ 　 / / /　　　　　 　　￣ 'ヽ　＼
　　　　　　　　　　　　　　　// 　〃`--､ヽ　, / / / 　 l/　　　　ー-- ｲ　ヽノヽ__,..‐ 、
　　　　　　　　　　　 　 　 //　 //　 γ_j l/l/ / /　　/　 　　　　　　 ゝﾆﾆノ Vｰ ､　 !
　　　　　　 　 　 　 　 　 //　 // / /`^.ｨ　/ / /l 　,' !/!　| ! 　 | !　ヽ 　 　　 { (ftﾄ}　l'^ヽ
　　　　　　　　　　　 　 //　　'/　　　,ノ_j / /　'/　 |　| l!　! !　// l!　|　 !　 　ゞｰイ|　|　 |
　　　　　　 　 　 　 　 //　 　!|!|　／イ// /l 　|!　　'　| l!　| | // /　ﾉ 　|　 　　 乂ﾉ　!　 !
　　　　　　　　　　 　 ｲ!　 　 |l |!（（　 |!'' /! | __ _）) |　l　' l! l// /, ｲ 　 ,. 　|　　(　ヾ　!　 !
　　　　　　　　　 　 /　!　　　|l |　|,.＞',ﾆ_ヽﾑ'~l!'´|i!|　!/,/ // /,ハl 　/　　| 　 　ノ 　|　''
　　　　　　　 　 　 ' 　 |　　　ﾊ ヽ/ | Vrォゝl!ヽi|　'l!|/‐/-/ ､//!　,　/ !　　|　/ /　　 |/
　　　　　　 　 　 ' 　　 |　　 | |!∨ ハ ゞしjイ!　ヾﾘ!/／'_/_//, ＼/ /!/ / !/ / /　　　l　　　　やらない夫さんっ
　　　　　 　 ／　, 　　 |　　 　ﾊ|　{ lﾍゝ二ノ　　　　 　〃,. ‐/メノ＼ ,　,ｲ/ / /　 　 　!
　　　　　 , '　　/ 　 　 |　 　/　ﾊ　ゝﾆ､､ 　 　 　 　　 　l:::し::j　j|ﾉイ ／ ' / /　/ 　 　!
　　　　　　　　　 　 /　| | 　! / . ﾍ `冖''　 　　 　 　 　　`ー '　''　ﾚ'　 / / /　/　　　 l
　　　　　 ／　　/ / 　 | | 　! / 　ハ　　 　ヽ　 _＿　　 　　　 　イ/　 / / /　// 　　　|
　　　　　　　　　　 ,.　-人　|! 　γフ＼　　　　　　　　　　　／/ /　 /|/ /　/　　　　　|
　　　　　 　 　 ／ 　　 　 ＼ノヽ!ヽ 「ヽ!＼ 　　　　 　__　イ! / 　　 .ｲ / /　 ,ｲ| 　　 　|
　　　　　　 　 '　　　　　　ﾉ L___ `ーj　V　ﾉ￣ﾉ､j￣!._ ﾉ　ﾚ'　　 /　| ノ´| /　| 　 　 　|
　　　　　　 / 　 　 　　 　 V´　〆 , イ /　`ーγ"　／　, '　 ,. ｲ|γ´　　_| 　 | 　 　　 |
　　　　　 /　 　 　 　 　 　 ＼/⌒j　　r-ノヽ,イ　 '´ 　 '　　ｲ /ｰﾊ 　 　´ ヽl!| 　 　　 |
　　　　　　　　　 　 　 , -- ､ ）　( ＿ﾉｰv　/　/　　＼ ,|　　 !'　ノ ヽ' 　 　 　＼_ 　 　 |
　　　　　 ゝ　＼￣￣ |　　 ﾉ /　/　＼＼`ーへ＿l__ノ!|　 　|　　　　　　　　　 　ヽ　　 ヽ
　　　　　　 ＼_　＼　 | 　　ゝ'ー ､.-─＼＼── ''　　|　　 | ＿＿＿　　　　　　 |　　　　＼
　　　　　 ／　`ー──`!　　　　ノ ￣￣ ＼＼￣￣￣||!　　|　　　　　 　 　　　 ノ 　 　 　 　＼
─────────────────────────────────────────────────




　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／::::::.　＼
　　　　　　　　　　　　 　 /::::::ヽ;;:　　 ＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 （:::::（::::冫 　　　|
　　　　 　 　 　 　 　 　 （:人;;;） .　　　　|　　　　（何かレンズ越しなのにこっちを見てるーッ！？）
　　　　　　　　　　　　 r‐-;::::::. .　 　　　|
　　　　　　　　　　 　 （三））:::::..　.　　　|
　　　　　　　　　　　　 >::::ﾉ:::::::::.　　　 /
　　　　　　　　　　　 /::: / ヽ;::::::::: 　 /
　　　　　　　　　 　 /::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌───────┐
　　　　　　　 　 　 （;;;;__ゝ:;;:::::＼／:::::）　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　彼女が居た。　│
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |＼::::::::::::;;:1　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 └───────┘
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |:::::＼;;／:::|

　　　　　　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　 　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　 　 　 |　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　  |　u.　　 （__人__）　　　　おま、夜遅いのに何いきなり突撃隣の晩ご飯してんの？
　　　　　 　 　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌────────────────────┐
　　　　　 　 　 　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､　　　ｶﾞﾁｬ　　　　　　　　　 │　流石に知り合い相手に居留守は使えまい、と │
　　　　　 　 　 　 　 l ＼　巛ー─;＼　　　　　　　　　　　　 　 │　俺は同様しつつもドアを開けた。　　　　　　　　  │
　　　　　　　 　 　 　 |　｀ヽ-‐ーく＿）　　　　　　　　　　　　　  └────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　l







　　　　　　　 　 　 　 ,ィ''´_二----`' - ､__
　　　　　　　　　　／, イ_,　_, - '´　　　　　｀｀`'‐､_
　　　　　　　　　/7'´／／　,　　 / i|　　　|　　　　 `ヽ､
　　　　　　　　// ./７/　／　／ / l　　　 　`､　　 ,__rfミヽ
　　　　　　　 {i'.l // /../　／ .／.i |　　　　　　ゝ､ ﾄ{ ,r‐i ､
　　　　　　　　 Vr-i ./　/ ｲﾉ/ ll　l　　i i　 i　i　　< f ､ニノ_
　　　　　　　　 {薔!i′/ /／i'li　il　 //　 / .i 　　 ＼＼彡ン
　　　　　 　 　 __ｰi Ⅳ / ノc!l､ l/　/∥ /　/　　　　　　i .l　i　　　　　　あれ、私誘われたんですけど
　　　　　　　　i'　　　　 i'.i' 汐 /　ｲ.ﾉ　ﾉ /　　　　 /　/i　!　!
　　　　　　　　}　　　　ゝ｀ｰ- ナｲノ.／ .ﾉ /　／　i'　 l　l　! l
　　　　　　 　 'i､　　　　　　　／イ -彡イ ／イ　l　　l　 l　l ヽ
　　　　　　　　i ′　　　　_,,イ'´_ ィ/　 ／イ　i　l　　.l　　i　l　l､
　　　　　　　r､!　　　　　{ i　／／　／イ/l　　l　l　　l　　!l　ヽヽ ､_
　　　　　　　｀i i`ｰ-　､_ ヾ　{./　 ィ　　 l l　　 l　l　　l　　ヾi　 ＼＼ヽ､
　　　　　　 　 ! 'i i'´ l:::::ノlヽ ヽ< |　　　 ll　　 l　 !　　ゝ､　 ＼　　┌─────────────────────┐
　　　　　　　　|　i＞_.､_　 / i､｀i |l　　　 ll　　 l,　　　　　ゝ､__ ＼  │　すると、彼女は突然おかしな事を言ってのけた。  │
　　　　　　　　l -'´__r_'f´i　i-}　l !l　　　 l　　　lii　　　　､　､ ｀-i､ └─────────────────────┘
　　　　　　　　 i　 ＿__ﾉ,.!にニｲ lヽ　　　l　　　 illi　　　 ヽ, i　　 i　ヽ　＼

　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　 　 　 　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　 　 　 　 　 |　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　  |　　　　 （__人__）　　　　　　　　　　　……。
　　 　 　 　 　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 　 }
　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　＼
　　　　　 　 　 　 　 /　　　 く　　＼　　　　　　　 ＼
　　　　　 　 　 　 　 |　　　　 ＼ 　 ＼ 　 　　　　　　＼
　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､　 　 　　　　　 ＼






　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　 　 　 　 　 ／　ノ　　＼ ＼
　　　 　 　 　 　 |　 （●）（●）　|
　　　　　　　　　  |　　（__人__）　 |　　　　　　　　　どこの世界線の話だ？
　　 　 　 　 　 　 |　　 ｀ ⌒´　　ﾉ
　　　　　　　　　　|　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 　 }
　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　ノ　　　　　 　 ＼　　　　　　　  ┌─────────────────────┐
　　　　　 　 　 　 　 /　　　 く.　＼　 　 　 　 　 ＼　　　　　　│　……少なくとも、俺の記憶にそんな会話はない。  │
　　　　　 　 　 　 　 |　　　　 ＼　 ＼　　　　 　 　 ＼　　　　 └─────────────────────┘
　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､　　　　 　 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _ ,, -=_‐‐‐-､,
　　　　　　　　 　 　 　 __,, ==-‐''´,..ｨﾗ'''..`'''､))　'i,
　 　 　 　 　 　 　 　 /｀ ／ .,　､　 !,,-'已＼　l,　 ∧
　　　　　 　 　 　 ,,-'-,　　 i　i　 i !, {l .炒　 l'´! ､　 l
　　　　　　　　 /7'"i`/ ,　/ .i､ヽ　l,ヽ__T_='__/ i　l　 .l
　　　 　 　 　 !./后/　l　 l　li.､ヽ, ＼　i　 l .l＼ l .l　　l
　　　　　 　 　 "ヒl　 .l 　.l　l i, l､入_,,i--- l.l　 i l .l　　l　　　　　瑠璃ちゃんにね、来てって言われたんです
　　　　　　 　 　 l l　 .li ! ヽ,　 iゝlゝ､ _ ____, l.i .i l l l　　 l
　　　　　　 　 　 l l　 .l,,'"--､ 　　　〃´￣　l.l　.l l,　l　　.|
　　　　　　　　　  ヽ,､, l l｛秘}i　　　　　""　 l　 .l l i .l　　.|
　　　　　　　　　　　 l ヽ,ミ彳"　' 　 　 　　 .l.　　l! l .l ,　 .|　　　　　　　　　　　　 ┌─────────────┐
　　　 　 　 　 　 　 l .l　lゝ 　 　 ー'′ 　,.ｨ　　./　!/ l　　l　　　　　　　　　 　 　 │　いやいや、俺は知らないぞ　 │
　　　　　　　 　 　 'l　l　l　`'-､_　.　__／-'--'-､ ./　l　　|　　　　　　　　　　　 　 └─────────────┘
　　　　 　 　 　 　 l.. l　l　l_,,--'''´_´／￣｀'､　__.f'´　!　 .il
　　　　　　　 　 　 i　l　 l,／　　 ﾋ／　　　　　 i `l　　　／i







　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　ノ　　＼ ＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　 （●）（●）　|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　u.（__人__）　.|　　こちとら初耳だよコノヤロー……って、ん？
　　　　 　 　 　 　 　 r､ 　　 　　|　　 ｀ ⌒´ 　.|
　　　　 　 　 　 　 ,.く＼＼r､　　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　　　 　 　 　 　 ＼＼＼ヽ}　　　ヽ　　　 　/　　　 　 　 　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　 　 　 　 　 rヽ ` 　 ヽ　　/　　　ｧ'´ヽ　　　　　　　　　　  　 │　一体どうなっているんだと考えた瞬間、　  │
　　　　　　　　　　  └'｀{　 . 　 ＼.|　　　/　 　i　　　　　　　　　　 　 │　俺は少し前の出来事を思い出した。　　 　│
　　　　　　　　　　　　　  ヽ､._　　　ヽ､_,r'　　　.|　 　 　 　 　 　 　 　 └──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀ヽ､　　　／' 　|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀'ｰ'´

　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　 　 　 　 　 　 ／　　 _ノ　　＼
　 　 　 　 　 　 |　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）　　　　　　（燐と瑠璃が早く寝たってことは、だ）
　　　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　 |　　　 　　　　 }
　　　　　　　　　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌─────────────────────┐
　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　雪華綺晶を気に入っている瑠璃の　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　>　　　 <　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │　思考回路を鑑みれば、ある程度の予想はつく。　 │
　　　 　 　 　 　 　 |　　　　 |　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 └─────────────────────┘
　　　　　　　　　　  |　　　　 |







　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｜　 　.（ ー）（ー）　　　　　（余計な真似をしてくれたもんだ）
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｜ 　　　（___人__）
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 ｀ ⌒´ﾉ　　　　　……そういえばそうだったな。
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　u　　　　　|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 人､ 　　　　　 |　　　　　　あいつらは寝てるけど、まあ入ってくれ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　　　 　 　 　 　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 どもでーす＞
　　　 　 　 　 ／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
　　　　　　　 ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_　　　　お前素直になってからキャラ変わりすぎ
　 　 　 　 　 '| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
　　　 　 　 　 '| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
　　 　 　 　 　 ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ　　　　  ┌──────────────────────┐
　　 　 　 　 　 `,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､　　　  │　きっとそういうことだよな、と一つため息を付いて、　│
　　　 　 　 　 　 }:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼　  │　少し厚着をした雪華綺晶を中に入れた。　　　　　　  │
　　　　　　　　　  }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼　ム:::::ヽ  └──────────────────────┘
　　 　 　 　 　 　 l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
　　　　　 　 　 　 {::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ

　　　　　　　　　 |／∨＼|　　　　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　 |＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　 |＞◎＜|　　　　 　 ||　　　　|　　　　||　　　　|　　　　||　 |:::::::::::::::::::::::::::::||
　　　　　　　　　 |＼∧／|　　　　 　 ||　　　　|　　　　||　　　　|　　　　||　 |::::::::::::::::::::::::: f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　 !￣￣￣　　　　　　.||　　　　|　　　　||　　　　|　　　　||　 |::::::::::::::::::::::::: |　はい、プレゼントです　|
　　　　　　　　　 i　　　　　　　　 　　.||　　　　|　　　　||　　　　|　　　　||　 |::::::::::::::::::::::::: ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　 i　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　 .|:::::::::::::::::::::::::::;;||
　　　　　　　　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ _ |:::::::::::::::::::::⊆ｌｉ||
　　　　　　　　　 /　┏　(＊)　┓　 .//|￣￣￣￣|＼_________________┌＝Ｘ＼ :::::::::::::::::::;;;;||
　　　　　　　　 /┏ (＊)　 (＊) ┓//,_l========'＿＼＿＿＿＿＿_＼＼　＼ ::::::::::;;;;;;;;||
　　　　　　　　 |_◎/二二二ヽ.[~]_||　　　　。|。　　　　||'~~￣￣￣￣￣~~'|~ﾟ~| ::::::;;;;;;;;;;;;||
　　　　　　　　 |￣￣￣｡|｡￣￣￣||￣￣￣｡|｡￣￣￣||￣￣￣｡|｡￣￣￣|~ﾟ~| :;;;;;;;;;;;;;;;;;||
　　　　　　　　 |＿＿____.|.____＿＿||＿＿____.|.____＿＿||＿＿____.|.____＿＿|~ﾟ~|￣(^)(^)￣＼
　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ||＼￣~＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_.　　　　　　　　　　 ||　 ＼　　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　 . |＼｜||￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.＼.　　　　　　　 |0 .＼||＿≡|
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼.　　　　　　|＼　 ||￣￣|
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　|0. ＼||　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 |＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝.|　　　 　 |＼ 　||　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　| |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　|　　　　 . ＼.＼||　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　| |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　|　　　　　 　 ＼||三三|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │雪華綺晶は大きめの鞄から小さな植物を　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／￣￣＼　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 │取り出すと、机の上に置いてくれた。　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　 　 _,.ノ　 ヽ､_　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 └──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　 　（ ●）（●）
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　U　　 （___人__）　　　　　　お、おう。悪いな
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　|_,-‐、_ -、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 人､　　 　　 厂丶,丶　v　〉.
　　　　　　　　　　 　 　 _,／::::ヽ､.,ヽ., ___,く_ソ　　　 __ノ
　　　　　　　_, ､ -― ''"::::::::::::＼::::::::::::::::::::(　　　　<"ﾆ‐-、　　　　　 　 　 　 　 ┌───────────────┐
　　　　　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r　 ／⌒ヽ;;;;;;; )　　　　　 　 　 　 　 │　きっともうすぐ花が咲くのだろう。　 │
　　　　 　 ;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V／.....￣　',;;;;|　　　　　　　　　　　  │　我が家には無かったものだ。　　　 │
　　　　 　 ;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈　;;;;:::::::::::... ',;;i　　　　　　　　　　　 └───────────────┘

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {!´　　　 ＿＿＿｀⌒}! __　＿
　　　　　　　　　　　　　　 , -‐r仝ｧ'´￣　　　　　 ｀＞（そ}）　 ｀ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 ／_／外ツー‐　　　　　ｰ'´　ノゞ匕ｰ'⌒ ト､
　　　　　　　　　　 　 /(⌒iｰ' / 〉´　　　　ｌ　i　　　｀ヽ 　 　｝　ｌ　l　|
　　　　　　　　　　　/|　　 ﾍ　 / / 　 |　　|　|　 |　l 　 ＼ /　 .|　ｌ　|
　 　 　 　 　 　 　 / ﾘ 　　　∨　ｌ　!　|　　|　|　 |　|　　　/　　 |　l 八
　　　　　　　　　 / ./　 　 　 ﾊ　l　l　.|　　|　|　 |　|　 | /　 　 .|　　ヽ＼
　　　　　　　 　 /　'　　　　｝　i　|斗 十　 |　l　十 ト　V　　　八　＼ 丶ヽ
　　 　 　 　 　 /' 　| ｌ　　 /　 }　|八__从　l 八　l　从ﾘ|　　 /　 l＼　 ヽ∨
　　　　　　 　 l!　　| l　　/　　ﾊﾞ f仟ツﾐ〉　　　 '＿_　 | 　 ,′ /..ﾘ ＼　! }　　　 これは、いつか綺麗な花が咲きます。
　　　　　　 　 l! 　 ｝,′/　　/＿乂ニシ　　 　 ´￣｀　ｌ 　 i 　 | ∧　 ） ﾄ'
　　　　　　 　 ヽ　ノ'　/　 　'（(⌒ﾍ￣＾　 　,　　"""　.|　　l 　 l/ 〉 V ノ　　　　  私達も、イッパイ花を咲かせましょうね
　　　　　　　　 ／ 　 八　　Ｖ )}　ﾉ丶. 　 r― .　　ィ　|　　 ',　 ∨　i´ |
　　　　　　　 / / 　 /　 ＼　ヽ く ／r'≧ ｀ニ´＜)ｰｧ∧　　ヽ　 ＼li　|
　　　　　　 /　l　　 l 　 　 }＼ ｝_｀＞く=ﾍ'~^〉⌒＾7'､__　＼　　丶　＼}
　　　　　　 |　 }　　∧　　 ﾊ＞=‐く　< f⌒´,ｨ 　λ　　}=- ､ ヽ　 　 　 ヽ
　　　　　　 |　 ｌ　ｌ　 ﾊ 　 r' 　 　 　＼l⌒ｰ仝､＿} 'ー'´　　 ＼) ヽ 　 　 }!
　　　　　　 ｝　 Ｖ'　 } ｝　 }　　　　　　丶ﾔ＞ __＜ﾘ　　　　　　l　 ┌────────────────────┐
　　　　　　人／　　 |/ 　 |　　　　　　　 V＾Ｌ_〉　〈　　　　　　 ｝　 │　花のない花をおいて、彼女の表情に花が咲く　│
　　　　　　／　 　　/　　 ﾊ　　　　　　　/　ﾍ j　　! 　 　 　 　 ′  └────────────────────┘
　　　　 ／ 　/ 　／　 ／　＼　　　　　/　　　　　｝　　　　　 /　 /　/　　 /　}






　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┌──────────┐
　　　　　　　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　　 　 　 　 　 　 │　可愛らしい笑顔だ。　 │
　　　　　　　　　　 　 　 ／　:::::::::.／￣￣ ＼____ ,. --ｰ.....:::::::::::::::::::.. ＼　　　　　　　　　　  └──────────┘
　　　　　　　　　 　 　 /　:::::::::: ⌒´ ヽ､,＿　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
　　　　　　　　　　　　i　:::::::::::（ー).（ー )　　　 |::::::::::::::::::γ::::::::::::::::::::: ﾉ　　　……だといいけどなあ
　　　　　　　　　　　　|　::::::::::::（__人___）　　　　|:::::::,. -ーy::::::::::::::::::::: /
　　　　　　　　　　　　| :::::::::::/::'､ 　 　 　 　 　 |￣　　 _/::::::::::::::::::::: /
　　　　　　　　　　　　| :::::::/:::::　|　　　 　　　　|　　 ／...::::::::::::::::::::: /
　　　　　　　　　 　 　 | :::::::::::::／|　　　　　　　/ﾚ-,.ｲ:::::/::::::::::::::::: /
　　　　　　　　　 　 　 i:／:::::::::::: ヽ__､____,.　"/／::ﾉ.:::::/::::::::::::::::　j　  ┌───────────────────┐
　　　 　 　 　 　 　 　 r:::::::::::::::::::「二二二 ::::::::::／::::::ノ::: ､:::: ／/　　 │　でも、俺はそれを素直に見られなかった。　  │
　　　　　　　　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::r　　  └───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,-､_
　　　　　　　　　 　 　 　 ／ヽ　　　　＿　‐ ´｀‐´ ´人)‐、‐､
　　　　　　　 　 　 　 ／ﾆﾄｲﾐソ￣´´　／/　ヾ/lくl(tＪ>｝)　ヽ
　　　　　　 　 　 　 / ili(Ｇゞ)ト　　　　´　　　　　＼ヘ彡ｲ　 il
　　　　　　 　 　 　 i　tﾄ=ﾐ彡　　　　　　　　　　＼ヽ　lし＼l il
　　　　　 　 　 　 　 il　ﾉノl　　l　 .　ヽ .　i　　 il　ヽヾ＼　 lil　i
　　　　　 　 　 　 　 iﾍ　 /　　l　　i　ヾ、ヽﾍ　＼　　ヾ＼　l iヾ
　　　　　　 　 　 　 ﾉ　l　i　　 i　 i l　ﾌｱヽヾ＞七´ヾ ヽil　l　il＼ヽ　　　……浮気でスか？
　　　　 　 　 　 　 i　　 i i　　 l l　l〉ソ」i＼iくヽ〉＝-､｀l il i l i　＼｀
　　　　　 　 　 　 /　／l l ﾊ　l il l彡´X>`ヽ〉il弋yｿl 斗l　　 lﾍヽ ＼
　　　　 　 　 　 /　i´　 il l l　 ilく薔仝〈》　 ´｀ー⊂⊃　l　　ilﾐ=-、 ヽ　　　　　　  ┌──────────────┐
　　 　 　 　 　 / /　　　 l i　〉｀〉《ﾄＶvｲ´　　　　　　/il　ヾ　 ヽ｀＼＼　ヽ　 　 　 │　あいつらへの負い目でもある。  │
　 　 　 　 　 /　/　　　ﾉl　 il lヾ ⊂⊃　　＜　ﾌ ／〉＼Ｙミヽ　ヽ　ヾ ＼　｀、　　 └──────────────┘
　　 　 　 　 l　 il　　／ l　 il　l /｀ノ｀ﾄヽ　_　_／ｲﾐＫ　　)　＼　　＼　ヽ　)　｀ヽ
　　　　　　 il　　l　/　　/　/ i/／ー´｀　　tーﾄ三//,,＿









　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　  ／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　　　  |　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　 　 　 　 |　u.　　 （__人__）　　　　ちげーよいきなり戻んなよ
　　　　　　　　　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 じゃあなんなんですか＞
　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　ノ　　　　　なんつっか、年は取りたくねーなあと思ってな
　　　　　　　　　　　　　　 i⌒＼ ,__(‐- ､
　　　　　　　　　　　　　　 l ＼　巛ー─;＼　　　 　 　 　 ┌───────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　|　｀ヽ-‐ーく＿）　　　　　　　 │　そう思うと、言葉を繰り返さずにはいられなかった。　 │
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　l　　　　　　　　　  └───────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀　 )　　　　　_ _
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 i:,／/ -　´ ￣　　￣｀ - 、　　　　 ,_､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 __;,.〃y/　　　　　　　　　　　　＼　　　｀´ヾ
　　　　　　　　　　　　　 　 ,__　>／ﾉi　　　/　　　　　　　　　　　 ｀＼ /´´
　　　　　　　　　　　　　 　 iしe/ﾌ￣ /　　|　 |　　　　　　　　;　　　/ｲ>i
　　　　　　　　　　 　 _　〃´￣//　 /　　 |　 |　　　|　　　　　|　ヽ　Y>=ﾚ>
　　　　　　 　 　 ,-´　／　　 /ｲ/　/　　　|　 |　　　 |　　　　　|　 |　|＼fノ,､
　　　　　 　 　 /　//　　　　//　 ;;　,,　,　|　　|　　　 |　;　　;　|　 |　　 | iヽ｀｀ヽ
　　　　 　 　 /　/ /　　　　//　　　i　　｀ |　 ; |　i　　|　l　i ll　|　 |　|　|｀　_|ノﾉ
　　　 　 　 /　　 /　　　　//　　l/ ｀ー-､_|l　l |　ヽ　├-- ､l　;　l　 l　l　´(ヽ
　　　 　 　 |　　 l　　　　/　/　 l |　|,､／r､ゞﾊﾍ｀　|=_ﾉ |/| i|｀　/ ｲ/,,　| |l　|
　　　 　 　 |　　 |　　　/　//　// |ｒﾊﾋ妥>ｙ>｀ ｀ﾍ|イテ〒ﾉ　// /lヽ　　　 |　　　　……私は、年を取りたいと
　　　　　 　 ヽ　 ヽ ／　/ /　 il　 |ﾄﾐ=>ソノ　　　　くゝ'シ_|　/ / /i　　　　　|
　　　　　　 　 ＼／　　/　　//　 l　 i"｀(ヾ　　　.　　 ￣゜ /　／/ /i ヽ　　　　　　 思ってますよ
　　　　　　 　 ／/　　/　　/ﾉ　 ｲ　-ヽ r´´ ､_ ___,　　　 /　/　/　i il　　　ヽ
　　　　 　 ／　 /　　/　　ｲ　　 /l､　ﾄ　＼､　　　　　 ／/,/´￣ﾌ　__ノ"i　 　 　 　 　 ┌──────────┐
　　　 ／ /　　 |　　 |　;　il　　,_＿) ｀ ン　　ミ ､ _ イ　/ //　／y´＿-ノ　　　　 　 　 │　しかし、存外彼女は　  │
　 ／ // l　　 /　　ﾉ　i　/l -つ、-　　ヽヾ　　｀><　　 l i/　/　　 ´〃-´　　　　　　　 │　異論を唱えた。　　　　 │
 /　 // il l　 /　　/ l　 /　＼＞＿｀___ 　　,-､ <il　　　ヾ　 --- 、i´-フ　　　 　 　 　 └──────────┘







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ ￣￣＼　　　　　　　　　　　　  ┌────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　 　_ノ´　⌒　 ´-　　　 　 　 　 │　年を取りたい女性というのも珍しい　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 　　（ ●)（● 　 ｀　　　　　　　　 └────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　　　　(＿人_）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　　　　　　　ﾉ　　　　　　ん、意外だな。どうしてだ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ｲヽ､. 　 　 　 , |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ.......::::::::｀ ｰ─ｧ≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,.＜...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..＞、
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ　　　　    ┌─────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　 Λ::::::::::::::.ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j　　　　    │　わけを問えば、雪華綺晶は　 │
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,.::: i　　　　   │　すんなりと答えてみせた。　　 │
　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'ﾄ::::::::::::::::::::..V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Λ::: ｉ　　　　　 └─────────────┘
　　　　　　　　　　 　 　 　 i:ﾊ:::::::::::::::::::::..V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::Λ::::: |

　　　　　　 　 　 　 　 |{γ,ﾏ i}彳　　　　　　　　 　 ヘﾆ辷zシ´´
　　　　　　　　　　 　 ((之ﾆシ　　　　　　　　　　　　　　＼( ﾍ
　　　　　　 　 　 　 ／　　( (　　　 /　　　　　　　　　　　　|l　i|
　　　　　　　　　 ／ ／　　)ノ　 　 |　|　|　｜ ｜｜｜ |　l |ｌ　i|＼
　　　　　　　  ／ ／／　 　 |i　　 ｜ |　|　｜ ｜ | . |　|　| |l　ﾊ　 ` ー--─
　　　　 　 ／ ／／　 　 　 ﾊ　　 ｜ ﾊ |　_|_rノ) | 从十ト､ll　i !
　 　 　 ／.／／　　　　 ／ 　i　　 |/ fニYr-ﾍ'// /,ﾉ.|//∥λ ＼
　　　　 ／／　 　 　 . "　　　 l　　 ＼|ノf う }　}／　ｨﾁ仔 八 i　　＼　　　　　　年をとったということは、その年を無事に
　　 　 (　｛　　　　　/　｜ 　　|　　　 廴辷ァ /ﾉ　　弋zｿ| ＼ ＼　　 ヽ ＿　　  生きたということ。
　　　  Y ハ　 　 　/　　 !　 　 }　　　　}＝-イ/ 　 　 '　　.:　　ﾄ､　i}
　 　 ／ |　ｌ　　　/　　　}　　　|　/　 ﾉ八　　　　 ｰ ‐'　.ｲ 　 ｜ ｝ |　　　ー-　　 長い長い不確かな時間旅行の中にある、
　 　 !　人　＼　{　　　 ＜￣｀V　　r─z `　..　_　　 ｲﾌﾉ　　/　八 ＼　　　　　  唯一の証ですから
　 　 イ 　 ＼　＼　　　|　 ｀}　|　　 ＼─て.___　__ 　 ( / 　/　/ 　ヽ　＼
　 　 ノ　　　　)　　）　 i　／　｜　　　 ヽ.　 　ζ″　 ｲ　 /　/ 　　　＼　`ー
　　　 　 　 ／　　ハ　i/　　　人＿ 　 　 U⌒ヘ.ィY′l　 i　　､　　　　　`　ー]
　 　 )　 ／　　／　 i　{　 ／　　　　＼　　}　}≫≪} _}.|___rゝ　 ＼ _
　　　 ／　　／　　 /　λ_　　　　　　トi　　}　}≫≪}_厂　 j　　＼　　￣`ー　　　　　　　┌───────────┐
　 　 ）　 ／ 　 　 /　　　 ）＿　　　ソ　｝　i⌒ー'￣　　　〈＼ 　 ハ　　　　　　　　　　　 │　証、と雪華綺晶は言う。 │
　　　 ／　　 　 . '　　　 /　　　ﾌ⌒i　/　/　　　　　　　　 ﾉi　Ｙ　　i　　　　　　　　 　 　 └───────────┘




　　　　　　　　　　　　}　　 弋ﾐﾋヅ^　／ 　 　 　 　 　 　 　 ＼ヾ〉　 i
　　　　　　　　　　　 /　 　 （(　 　 　′　　　　　　　　 丶　　　ヽ｝　|
　　　 　 　 　 　 　 /　 　 　 ゝ=､ /　 　〃 i　 l　| 　 |　 |　 l 　 ﾊ 　|
　　　　　　　　　 ,ｨ 　 　 /　 ､__ﾉ} ′　/　((⌒i　| 　 |　 |　｜　　'､ |
　　　　　　 　 ／/　 　 '　　/　　|/ 　 .′　)}　|　| 　 |　 |　 |　 ｌ　Ｖ|
　　　　　　　/　/ 　 　 ｌ　　|　　 |　　 |　r‐'ｲ　|　|ﾊ　|　 |　 |　,|　|.,|
　　 　 　 　 |!　| 　　　 |　　|　　 |　　 ｘy、__L 八|从ﾉ　十‐ト､′l |
　 　 　 　 　 　 ヽ　　　|　　| 　　|　　ﾉｨｒ‐辷ﾄ､　i!　/ 　ﾉ　/ / ,'ﾊl　　　　　　　　だからこそ、祝うんです。
　 　 　 　 　 　 　 Y 　:} 　∧　 ∧. 　Y;ゞ少くj｝　　γ=彡/　ィヽ　＼
　　　　　　　　　　 |　　|　′|　　∧　((~込匕ｼ　　,　　　/　l　ﾄ､ ＼　ヽ　　　　 　一年、一緒に居られて良かったって、
　　　　　　　　　　 |　　|/.　 |　 /　ヽ ゝ=､ 　　　ｰ 　　ｲ{ 　|　|　＼ ヽ　　　　　　一年、一緒に居ようねって、
　　　　　　　　 　 ﾉ　　″　 ＞-､ﾉ^)ﾊ 　 ))＞ r､_＜　 人、'　|　　ﾊ　〉 , |
　　　　　 　 　 ／　　/ 　／　　　 　ノ|　 　 Ｖっ （＼ヽ^7ﾍ＼　＼　 |. /,/　　　  それを伝えるのが、誕生日なんだと思います
　　　　　 　 ／　　／ 　 |　 ,′　＿ ノ　　 　} 〈　r､ヽヽ＼j 　＼　＼|//
　　 　 　 ／　 　, ′　 ノ　　／´　　　　＿.ノ＞＜} V　＾　Y　　ﾊ 　 Yヽ
　　 　 ／　　　（ 　　／　　/　　 ／￣ （ ヽ~^ｰ'^ｰ|　　　 　l　 　 } 　 } l ヽ、　　　 ┌─────────────┐
　　　 〈　　 　　人　〈　 　 /　　/　　　 　丶　　　 ∧　　　　!　　/　 /　| 　 l　　　 │　それを言う彼女の口ぶりは、  │
　　　　＼　　　　丶　＼ /　　/　　　',　 ノ　　　　　_>､_r=┴､_/ 　/. 　| 　 l　　　 │　どれほど柔和なことか。　　　  │
　　　　　  ＼　　　 　＼/　　/　　　　∨　　 　 　 i! ヽy 　 　 ,} 　/　　 ﾄ　丿　　　└─────────────┘
　 　 　 　 　 ）　　　　ノ　　∧　　　 　 V 　 　 　 ﾉ　/　　 　./　/　　　|／

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　 　.（ ●）（●）
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）　　　　　……ずいぶん詩的だな
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　 　　|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　 　 　 　 　 　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　 　 　 　 　 ／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
　　　　　　  ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　　　　　　 '| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
　 　 　 　 　 '| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ　　　　　　　　　  ┌───────────────────┐
　　　　　　　 ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ　　　　　　　　 │　偽物の俺とは違う、明確に達観した　　　　　 │
　　　　　　　 `,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､　　　　　　　 │　その言葉は、存在を一回り大きく見せた。　 │
　 　 　 　 　 　 }:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼　　　　　 └───────────────────┘
　　　　　　　　　}:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼　ム:::::ヽ
　　　　　　　　　 l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
　　　 　 　 　 　 {::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ





　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,　　＜{薔}--｀ヽ、
　　　　　　　　　 　 　 ,へ、　 ∠　　　　　))　　　　　｀.ヽ、
　 　 　 　 　 　 　 　 /　　ゝｒ'　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ、
　　　　　　　　　 　 /　　　｛薔｝　　　　　　　　　　｀ヽ、　　　ヽ、
　　　　　　　 　 ｒ⌒　　　 |　))　　　 ,'　　　　　　　　.i ヽ　　　　|
　　　　　 　 　 ﾉ　 ,'　　 ./　　　　　,'　　　　　　　 i　 i i　 i i　　|
　　　　　 　 　 |　 ,'　　./　　　　　 ,',　 　 　｀ヽ、　i　　i i　i i　 /
　　　　　　　  /　 ,'　　/　　　　 i　 i i　　　｀ヽ、ヽﾉ｀ヽ,'ﾘレ' i　|
　　 　 　 　 /　 ,'　　/|　　　　　i　i　i　　 .ヽ l｀ヽ　　　 辷ｱ ﾘ |　　　　やらない夫さんの隣ですから
　　　　　　/　 ,'　　/　|　　　　　i　i　i　　 .ヽ人　{薇}　　　 ｀.i ヽ、
　　 　 　 /　 ,' 　 /　 .|　　.,′　.i　i　　　　　｀ヽ、))　　　　, ∧　ヽ、
　　　　  /　,','　 ./　　 |　　,′　 　 　 　 　 i　 ヽ｀ヽ、　｀　 /　ヽ、. |
　　 　 /　 ','　 /　　 /　　,′　　　　,'　　 , ',　　人　）　- .'　.　　i 　|
　　 　 |　 ,'　 /　　 /　　,′　　　　,'　ｒｍｒｍ ノ　 | /〈　　　 i　 八　|
　　 　 |　 i　 |　　ノ　　.,′　 ./　 .γ⌒ゝ、　〉、 //rm〉　　.i　　 |　 |
　　　 弋　ゝ l__∠　　　　　　/　 ./　　　　ヽ　　） .| 　　＼　i　　.ﾉ 　 |
　　 　 へ、 ∧　　　　 　 .／　 ./　 　 　 　 i　　|　ヽ、rmrゝ,　./　　　|
 γ⌒　　 ヽ、ゝ、　　　／　 γ'　　　　　　 .）　へ、　.ヽ、 /　/　　　　|
  　　　　　　 ヽ、｀ヽ、（　　 .（　　　　　　　 /⌒ '　. ｀.ヽ、V　 (　　　　 |
 　　　　,'　　　　ヽ　　｀ヽ、　 ゝ、　　　　,ノi　　　　　　　.) )　 ヽ、 　　/

　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　 　 ／　　　＼
　　　 　 　 　 　 　 　 /　 ＿,　 ＿ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 |.　　┴ 　┴ |　　　　どーゆー意味やねん
　　　　　　　　　　　　 l 　　（__人_）.|
　　　　　　　　 　 　 　 ', 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 |ヽ.　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌───────┐
　　　　　　　　　　　　　 |　.｀―┬"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │　……ただまあ │
　　　　　　　　　　　 /￣￣∧　|入　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────┘



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼／ ／>
　　　　　　　　　　　  ／　　　　　　　　　　　　　　 }｝　　　（{__　　　　　　　 <／
　　　　 　 　 　 　 ,　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 人廴_　　 ⌒ヽ　　　　　 ┌─┐
　　　　　　　  __（{/　　 　 　 　 　 !　　 　 |　 l|　i　　⌒)〉　　　　　　　　　 └─┘
　　　　 　 ／｛y/　　　　　 　　　 |　|　l|　|　 l|　|　 　 　 i　　　＼
　　　　　 / 　 V　 　 /　　 |l　　　|　|　l|　|　 l|　|　 　 　 |　　　　 ヽ
　　　　　i　〃.′ 　 ′　　|___ 　 |　| 斗‐|　八ハ　 　　 |　　　　 　 ,
　　　　　|　{{ 　　 ｉ l|　 　 （(⌒ 　|　|　l| ,ｘ≠ミ､ }ノ|　　 |　　　　　　i
　　　　　|　　|l　　| l|　　 __｝〉 　 l|　|　〃ん::心}}　 | 　 人　　　　　 |
　　　　　|　　|{ 　 | l|　 /,ノ'⌒ヽ八,ﾉ　″乂_少′　　　　 ＼　　　　|　　　　　　ふふ、どういう意味でしょう？
　　　　　| 　,八　 |八　} rく⌒Y　｝　　　　　　 　 　 、　　 　 ヽ　 　人
　　　　　|　　　 ヽ{ Y⌒Vて..ン ノ　　　　　　　　　　 ＼　　　　',　　　 ＼
　　　　　|　　 　 　 ｛｢　 廴___ノ｝〉 ､　　　　　　　　 /⌒ヽ　　　|
　　　 　 ,　　　 　 　 )〉　　 八〃　 　 .　　ノ 　　　｛　　　｝　 　|
　　　　 /　　　　　　}|　　　　 {{＼　　　　　　　　　＿） 　 ,　 　 ,　、
　　　 /　　　 　 　 八　　 　 ,ﾘ　 ＞　　　　 　 イﾉ　　　/　　 /　　Y
　　 /　　　 　 　 /　 　 /　　 ／　 ＿{ ｀T爪　く 　 　 /　　 /⌒)　|{　　　　 ┌─────────────────┐
　　/　　　 　 　 /　 　 /　　 /　　/　　　 |ﾉ⌒V　　　/　　 / 厂　 八　　　　│　こういう所は歳相応なんだろうけども。  │
　 /　　　 　 　 /　 　 /　　 /　　∧ノ⌒) 　 ／　 　 /　　 /⌒Y'　/　 ＼　　 └─────────────────┘
  /　　　 　 　 /　 　 /　　 /　　/　　／　 　 'ー┐ /　　 /,ノ｝ |, /　　 　 ヽ
　　　　　 　 /　 　 /　　 /　,／ 　 （__フ　 厂￣　.′　 .′　|｡|/　　　　　　,
　　　　　　 /　 　 /　　　 ／　　　ーく　 　 ）　　　　　　　 　 l /　　　　　 　 i
　　　　　 /　 　 /　　 ／　　　{__f⌒＾　 ／　　　 |　 　 |　 ,／ 　 　 　 　 　 |

　　　　　　 　 　 　 　 ＿　　ト､　　,．　´　　　　　　　 ｀　．
　　 　 　 　 　 　 　 /　　｀>ﾍ　ﾚ‐ﾍ._}}￣｀　　　　 　 　 　 ＼rく｀<⌒ヽ　　　　　  ┌───────────────┐
　　　　　　　　　 　 l　 l　 〉{＼!_〕 /¨´／　　　　　 |　　 　 　 ｀¨＼〉 　 ',　　　　  │　しかし、言葉はすんと胸に届く。　 │
　　　　　　　　　 　 l　/　 ＼__r‐く　 / 　 /　 　 　 |　 　 ヽ　 　 　 ＼　 l　　　　 └───────────────┘
　　　　　　　　　 　 ﾚ′　/ﾊ{ 　 　 / 　 /　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ',│
　　　　　　　 　 　 /'　 　 　 ｀¨)） / 　 /　r=-v　　　　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　 　 　 　 ／ 　 　 　 _／´　　　/　 ,}j　　　　　　　　|　　　　 　 　 |
　　　　　　　 ／ｲ　 　 　 　 ∧　||　　ｌ　 〃　 　 　 !　　　 |　　　|　　　　|
　　　 　 　 〃　|　　　　　 /　 Y !　　|　_{{ 　 　 　 ﾊ,　 　 |　　　l　ｌ　 l　lヽ
　　　 　 　 {　 │　　　　　　　 |│　　_{ 二ﾆ=ﾍ._/　　/　┼‐-v′|　 ｌ　ﾄ､{　　　　　　　　　……私、みんな好きです。
　 　 　 　 　 　 |　　　/　 　 　 |│　人ﾉ`ｰ‐ﾍ　 }_ｌ__/人_ﾉ__//　　　 ′　 ＼
　　　　 　 　 　 ヽ　 /.ﾄ　l 　 ﾄ |│ _}⌒く__/　.〉〈　　　 ん/灯l.〉 / .//　　　　＼　　　　　　 だから、これからも、
　　　　 　 　 　 　 V　ハ　　/　',　 ＼_＼＿/¨¨７　 　 乂_ク' ﾊ/¨ l＼/　　　 　 ＼
　　　　　　　　　 ／／　 l ∨　　|丶　　｀>‐┘¨´ 　 ,　　　,,,,, ′l　　＼＼　　　　　　　　　　一緒に居たいです
　　　　　　　  ／／　　 │　ヽ　ﾉ .∧ ＼＼.__　　 ｰ　　 　 . ﾍ. │　　　＼＼＼
　　　　 　 ／／　 !　　./ /　　＼/⌒) く　　 <¨)__　 　＜) ___ ヽ!　│ ヽ　ヽ ヽ　　　,′
　　　　　 ′′　 ﾉ .／ ´　 ／￣＼〈入j/　　 V⌒>r<＼}_{_人__＼ﾉ　　}　 レ' 　 ／
　　　　　 ､　､ ／ '´　 　 r' /　 　 　 　 | 　）　 !¨´〕'＼＼ <__/ヽ ヽ＼く 　 |　 //
　　　 　 　 >'´ ／　　　　ﾚ′　　　　　/／ 　.人（＿,{ヽ　ヽヽヽﾉ　 　 ﾄ､＼|／/　　　 ┌─────────────┐
　　　　 ／　 /!　　 　 ／　　　　　 　 　 　 ＿_　 _　ﾊ　＼　　 ∨　 　 ＼　｀Y!　　　  │　決して楽な道ではないが、　　 │
　　 　 / 　 .∧|　　　/　　　 　 　 ／ 　 ／ ＼ }┘｀¨ !　 　 　 　 　 /　　 ＼ |{　　　  │　決してつまらない道ではない  │
　　　 / 　 { {　 ＼　 {　　 　 　 ／ 　 ／ ＼　　　　　　＼　　　 　 V　　l　　 人＼　　 └─────────────┘
　　　　　　 ＼　　 ＼＼　　　/　 　 /　　　 丶　　　　 　 _>～⌒ヽl__　/　 　 　 >､＼
　　　 ＼　 　 ＼　　 ＼＼_　　　　　　 ＼ ／ 　 　 　 / ＼!　　 ﾚ !　） ∨　 ／＼ ＼＼
　　　　　 ＼　　　ヽ　　 ヽ　＼_＼　＼ 　〈　/　　　　/ 　　′　　　〉′/ .／ 　 　 ヽ. ＼＼
　　　　　 　 ヽ 　 　 　 　 l　 }　｀} ＼　＼ V　　　　　　　/　 　 　 ′./＜>ヽ　 l　 ┌─────────────┐
　　　　　　　 八　 　 !　 /／　　ﾊ. 　＼　＼　 / 　 l¨¨V　 　 ＿/　 l　 〈　　∨　 │　俺がそれを選んだから、　　　 │
　　　　 ＿／　 .） 　 レ' 　 　 　 ﾘ 　 　 ) 　 ∨　　 ｌ　　＼／　∧　　 　 |　　 !　 │　俺がそれを選んだなら――　 │
　　 ＜＞─ｙ／　　/　　　＿彡＿彡　　　　∧　　/ 　 ／　　/ 人　 ＼ l 　 │　 └─────────────┘

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　ヽ､__　.＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 （⌒）（⌒ ）　　 ｜
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （__人___）　 　 　|　　　　　……そうだな
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ｀⌒ ´　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 ｜
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　、　　 _,.ーへ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _. -: ::::ヽ_＿「　　　　　v、___
　　　　 　 　 　 　 　 __,.　＜::::::::::::::∧:::二〈 、　 　　　 ∨:::::＼　　　　　  ┌────────────────┐
　　　　 　 　 　 　 ／:::::::ヽ :::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_〉、　 　 -ｰ､:::::∧　　　　　 │　全てを受け止めて、時を刻もうと思う │
　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ｰ／ ::::::::＞:､::ﾊ　　　　 └────────────────┘
　 　 　 　 　 　 〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く::::::::::::::::::::::::v::、
　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Λ::::::::::::::::::::::::ヽ|



　　　　　　　　　　　　　　)i､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＼
　　　　　　　　　　　　 ,-"_/ _　－　　　￣　　　￣　　－　　く´､ー´｀　 ,､
　　　　　　　　　　 ／入､〉　　　　/　　　　　　　　　　　ﾄ　_　_＞´｀ヾﾄ／ヽ/
　　　　　　　　　　lーヾ／　　　 / /　　　　　　　　　　　　iー ヽ〈トノ｀l｀i
　　　　　　　　　＜=/ /　　　 /　/　l　　　　　　　　　　　il　　 l￣ｲ´＾　ト、
　　　　　　　　　 y/ /　　　　/　/　l　　　　il　　 l　　　　　l　〈/ー゜　　 il l
　　　　　　　　 // /　/　　　i　li　　ll　　　　i　　 i　　　　　i　´ヽ　　　　l l l
　　　　　　　　i , /　 i　＿　l　 i　　i l i l　　 il　　 l　　　　　l　l　　　　　/l　il　　　　　という訳で、今日は
　　　　　　　　l　´　/　－__ l　 l　　 i l i 　___ il　　｀　　　　l　l　　　　　l li　 il
　　　　　　　　i　　 il　　 )/ i　　i　 ｰil iﾍ　　il ヽ _　　　　 il　l　　　　　l l l　 ヽ　　　  お泊りしますね
　　　　　　　　il　　il　 ／/／くＫミ=il l ii lヽ　ヾヽ l　　 /　i　i　　　　　i　il　　 il
　　　　　　　　i l i　il　 i｀〈/ｒ´乙ヽゝ　 li ヾ ヽ｀i 　il　　/　il l 　　　　　i　il　　 ｀i　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 えっ＞
　　　　　　　　l　il　ll　 lﾐﾉ〈Ｋ←/入　ヽ　,＝=-､ /　// /l /l　　　　　il　iヽ　　 l
　　　　　　　 /　 l l l il ll Ｋ___＜彡､　　　　:::::　ﾉ／/ / il　l　　　　　il　l　i/ ／　　　大丈夫です、連絡は済んでます
　　　　　　／/　 l　i l il lヽ､ ／／____　　　　 ／//ノ/l　l l　　　　　 l i　 l/
　　　　　 / /　　l　l　il　ll　ﾄ ｀ゞ　l　 ￣i　　　イ// i l　 il　l l　　　　　l　　　l
　　　　　Kイ　　　 l　l　　li ;ゝヽ　 ｀-　´　,／´ l　l　 il　 l　i l　　　　　l　　　l
　　　　 i　l/　　　 i　l､　 ﾉ ≦ー｀　ー　 ´　l　　l l￣ーl　l　　l　　　　　l　 ┌──────────────────┐
　　　　　/　　　 /　ﾊ￣ヽ　＼　トーヽ´　　　〉＿ーＫ　＼　 il　　　　 l　 │ …それが例え壊れた時計だったとしても。  │
　　　　 /　 //　//l´ ＼　　－｀＼　　／　　 ll　－｀´-- _ヾ　l　　　　i　　 └──────────────────┘
　　　　l　　l　　// K＿＞≦＼＿入／＞＿＿／o／　　　｀〉　ヽ　　l　　　　i
　　　　i　　l　//　i　＼　￣＞　　　ニﾆ＞＼/ ／　　　　 i´　ヽ　　　 l　　　　l

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┃　第12話：誕生日って大概小学生がピークだよね　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり　 ┃
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復活ではない、繰り返す、復活ではない！
例えるならセミファイナル（夏の終わり、地面に落ちてるアレ）。


CS行けなくて残念でした回でした。
そういえば自分が誕生日だったなあと思ってふと書いたネタ。
久しぶりにスレ覗いたらまだ残ってて、律儀に書き込みしてくれてる方がいたので書き書き。

また期間が空いたけど、その間は小説書いてたりしてました。だからこのクソ真面目な
文章は仕方ない。…仕方ないんだって！

>>348
久しぶりなのにレスしてくれてありがとうございます。
やらない夫は正直老成というよりかは皮膚の劣化と言ったほうが正しいのかも。