私の見通しが―

　　　　　　　　　　　　　　　　　甘かったのかなぁ？








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―久米寺で大日経に出会った私は、念願の密教の本場・唐へと渡った。


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　長安・青龍寺
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　 　 　 　 　 五ヾヾヾ ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ ｼｼｼ五
　 　 　 　 　 ＼三三ヾ.「￣￣「￣￣￣￣「￣￣￣￣「￣￣|フ三三 ／
　 　 ({　　　　　＼三三lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|三三／　　　　　})
　 ／巫巫巫巫巫巫巫|===========================.|巫巫巫巫巫巫巫＼
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　　|.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |　　 　 　 　 ,. -──- 、 　 　 　 　 | ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.|
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　　|.　 　 ｉ 　 　 ｉ 　　　|　　　 　 　 |　　　　　　 |　　　 　 　 |　　　ｉ　　　 i. 　 　 |
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　　iコ─┘　　 └─‐.iコ‐───┘　　 　 　 └───‐.ｉコ.─┘　　 └──ｉコ

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だけど、ここの僧侶のレベルは高すぎた・・・。　　│
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　　　　　　　　　　　　　ｘ:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::｀::..、
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　　　　　 　 　 ／/ 1::::::i:::::::::/:::::::;::::＼:::::＼::::ｷ:::::::. ー==ﾐ:、
　　　　　　 　 l__/　i|:::::::l::::. 仆.:::个.:::::::ヽ::::::ヾ::1::::::::. ::::∧ヾ〉
　　　　　 　 r=彡　 |:::::::|::/､|__V_,l　＼:::x匕::丁|:::::::::i::::::::∧
　　　　　　　￣/ 厂|:::::::|:‐ｨtrｪｧ　　　　ｬrtｪｫ‐;|:::::::::|::::::::::∧
　　　　 　 　 .厶ｲｌ:::|:::::::|ﾄ弋歹　　　 　 弋歹ｲ:|:::::::::|:::::::::::::::.　　 ・・・あ～あ。
　　　　　　　　 　 |:::|:::::::|l　ｘｘｘ　　 ′　 ｘｘｘ厶|:::::::::|::::::::::::::::i　　　　どうしたものかしらね。
　 　 　 　 　 　 　 ､ｷ:::::::ﾞ「ゝ.　　 ,r─ 、 　 ｨ:::::|::::::::i|::::::::::::::::|
　　　　　　　　 　 　 ヾ::::::l::;ィ＞'"　二ヾ≦＾ヽ:::|::::::':l|::::::::iヽ:::|　　　　張り切って出てきた分、
　　　　　　　　　 　 .ィ1ﾊ:∧l:.:.|　 　 Y⌒　|:.:.:.:.:|::/i::ﾘ::::::.′ ｿ　　　　手ぶらで日本に帰れるわけ、ないし。
　　　　　　　　　　/|:.:llｌ:.∧:.ゝ.:.＞ｰ:Ｊ　　 j:.:.:.:.:/:.:j/ﾐｘ:/
　　　 　 　 　 　 / :|:.:lll/　ゝ:.:.:.У＿＿_　;:.:.:.:.:.:.:.:lll:.:.ハ
　　　　　　　　　.　 |:.:V　　　￣）＿＿＿ﾐ:.:.:.:.:.:.:.〃:/　 〉
　　　　　　　　　i　 ゝ:.!　　　 /ﾊ一…ーy:.:.:.:.:.:.:/ :/　　′
　　　　　　　　　|　　 /　 　 / ,:.:.　　 　 .' :.:.:.:.:./// 　 /
　　　　　　　　　 ､　/　　／　i:.:.:ｷ　　 /:.:.:.:.:.ｨ/:/　　/
　　　　　 　 　 　 ∨　　　　　|:.:.:.ｷ　 .:.:.:.:. ｲ:/:/　　/
　　　　　　　　　　 |　　 　 　 jﾐx:.:ｷ /:.:,ｘｲﾒ:.ノ　　/



　　　　　　　　　　　　　　　　　r ―　＿ ─ ､
　　　　　　　　　　　 ,. - ─－ |　γ　_　ヽ　 ＼
　　　 　 　　 　　 ／::::::::::::::　　| 　し′ ） ）　　 ＼
　　　　　　　 　/::::::::::::::::::::::::::::: ＼　　 |_j　 　 　／
　　　　　　　ノ::::::::/::::::ミイ:::::::､:r‐ﾚ'ヽ ○ 　 ／
　　　　　　　ｲ:::::::'::::ナ ´ |:::::ﾉ/`ー|::::: ＼／
　　　　　　 　ﾊ::l::|::/,ニ ､|／/,==､jｲ:::::::ゝ
　　　　　　　　ﾘ:,､::!l:::::::ｲ′　l::::::::ｲ l:::ﾊﾘ
　　　　　　　　　l V `ー`　　　` ｰ`　ｲノ　　　　どうしたの？
　　　　　　　　 　`'､　　　　　　　 　ノッ　　　　 倭国からのお弟子さん。
　　　　　　　　 　 　＞ ､ _ ∩__ イヽ_
　 　 　 　 　 　　 　'7　 ||_＞＜_|| ./ ヽ
　　　 　 　 　 　　　ﾊ　 |ﾄ､三／||/ i　 |
　　　　　　 　　 　 |　∨|:::ヽ/:／|,　ﾚ　|
　　　　　　　　　　 |　 | |::::://::::::||　|　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　 ／.: : ／二二二二_　ヽ| : : : |: : : : : ヽ　　　　て_
　　　　　　　 /.: : : : :/.: : : : : : : : : : :＼| : : : | : : : : : :∧　　　　そ
.　　　　　　 /.: : : : : { : : : : : : : : : : : : : :| : : : |⌒ヽ: : : ∧　　　 （
　　　　　　/./': : : : ∧: :!、 : : :| : :l : : : :| : : : | ＼　〉 : : :.!
　　　　 　 i:,' l : : : : i斗::| ＼ : :|ヽ｣ｘ' : : | : : : | 　 〉'.: : : : |
　 　 　 　 l|　! : : : : |,rfﾄl､ 　 ｘ|' ,ｨﾁえ、| : : : L. ｲ.| : : : : |
　　　　　　　 l : :|: : '. ﾄィl　 　 　 {.ノ::ﾘ'^| : : : :|｀i | | : : : : |
　　　　　　　 ﾄ､: |: :ﾊ ｰ'　　　　　ｰ‐'　 .| : : : ,'_ﾉ l.｣ : : : : l　　　けっ、
　　　　　　　 | :Ｎ :| :'.　　'　 　　　　'J　j : : :/. :レ : : : : :,′　　恵果阿闍梨(あじゃり)！？
　　　　　　　 | :l | :| : ＼　ｰ ､　　　　 /. : : /.: : : : : : : : /
　　　　　　　 | :| ヽ| : :l : ｀　 . __.. 　 ´'. : : /.: | : : : : : :./　　　　どうしてここに！
　　　　　　　 ｌ :|　｜ :|∨ : : :r‐}　　/' } :./ﾍ | : : : /.::/
.　　　　 　 　 ヽ!　 ∨:L.ゝ‐'´／ 　 ／,::/　 .ｿ.: ／.::/
　　　　　 　 　 　 /７Ｎ　　∠｀ヽ／　/'　／- '´｀ ｰ'-､
　　　　　　　　　/ /　　　/¨ヽﾝ　　　　　　 　 _.　 '´　 '.
　　　　　　 　 , ′　　　/　 , ′　　　　　　／　　　　　|

―恵果(けいか)。青龍寺東塔院の住持にして、真言第七祖。

　　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
　　　　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
　　　　　　　 　 ′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｨ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.iヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ﾄ
　 　 　 　 　 　 i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／　!./､:.:.:.:.: /i:.:.:.:.!　∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i |
　 　 　 　 　 　 |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＿／　　 /　}:.:.:.:./ i|.:.:./　　∨:.:.:.:.:.:.:.:. l |
　 　 　 　 　 　 l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i!:.:／二二７､ /:.:.／　7:.:/二二 !:.:.:.:.:.:.ｉ.:.:.:リ
　　　　 　 　 　 !:.､:.:.i:.:.:.:. l/了不下 ヽ/:／　　/:了不下 ヽ:.:.:.:.:/:.:./
　　　　　　　　 八 ∨､:.:.:.:|　c:::::乂::} ／　i 　／ i{::乂:::::c　i:.:.:./ }:/
　　　　　　　　　　　} ､＼ i　乂圭汐　　　　　 　 乂圭汐　ル'　 i!
　　　 　 　 　 　 　 ﾊ　:,_ ＼ 　 　 　 　 　 i　　　　　　　　 イ ／∧　　・・・ちょっとね。
　　　　　　　　　　　　＼　:,　　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 　 /_ イ　　　　　　あなたに用があって来ました。
　　　　　　　　　　　　　从∧　　　　　　　　　 　 　 　 　 /:.:.:ﾙ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼　　 　 -　‐‐　- 　 　 ／从/　　　　　　　だけど、何か「悩み」があるようだね？
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｿ;℡｡.　　　 ￣ 　 　 .｡升ル'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊ　｡. 　 　 .｡　!_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ＼　　¨　　／ {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/_ヽ　＼＿／　./ヽ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　{､: : ﾍ..／: : ＼../: : :,|　＼
　　　　　　　　　　　　 　 _/　　 i! ￣ 〈: : : : : : :.〉 ￣ ! 　 ∧_
　　　　 　 　 　 　_　 ＜ / 　 　 |　　　∨: : : : /　　　|　　 ∧ ＞　 _

　　　　　　　　　　∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃

　　　　　　　　　　　　　　　　　　恵果(７４６～８０５)

　　　　　　　　　　∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃∃

―唐土における当代密教の代表的な僧であり、空海の師である。

　　　　　　　 　 /　 　 ／　／/　／ 　 　 　 ヽ＼
.　　　　　　 　 / 　　 //　// l／　　　　　　 　 ヽ丶　　　　　　　阿闍梨は
　　　　　　　 /　l /　r―/ ｌ　 ｜　ハ　l　ヽ　　　ﾄ､}　　　　 ・・・お見通し、なんですね。
　　　　 　 　 ｌ　 l' 　 ﾚ７ｌ　l　　ﾊ　!_ ヽ.ﾄ、 |ﾊ、　l ﾉ
　　　　 　 　 ｌ　 l　 / ハl　l　　{ l/　｀ヽ! ヽf,r､l 　!　　　　　　　　　.　 "´. -‐　　　｀ヽ,.._
　　　　　 　 / 　ｌ / 〃,くl　! 　 ﾚf示ｒ'　 　 lﾘ/ !　|　　　　　　　　 ／　. ／. :　. .　.　　　.　＼
.　　　　 　 / //　∨lﾊ (_! l　 ﾊﾄ辷ﾘ　　　､´l　　 l　　　　　　　 , '/ : : /: :　. /: }､ . : .　. : : . ヽ
　　　　　 / // l　　　l ＼l |ノ〃ﾉ r'フ 　 _　ﾉ/.　　　　　 　 　 /:/: :/:/: : : :,/ :/‐ﾍ: . : . : !: : :ﾊ
　　 　 　 |/ l　 l　　　ヽ　l | |｜Y　〈＿_´／ ′/　　　　　　　 i: i: :/:/| : ／} ナ ―V : : :｜ : : |
.　　　　　| /{　 ﾄ､　　　ヽヽヽ、　　　　 ｀ヽ,　ノ　　　　　　　　 i: i: :V__! /／´ .二..､ V: : : i : : !:|
.　　　 　 l/　',　ﾄ,l＼　　ﾄ.}⌒￣｀ヽ､＿, 　 r′　　　　　　　　 ヽl : { 八|　　´ ｆ⌒ﾊｋ|/: :∧: :从　　？
.　　　　 /　　ヽヽ.＼＼ﾉノ　　　　　 ＼　　 '、　　　　　　　　　　 ＼i戈ｿ　　　之タ　/:ﾙ'ﾉ } {
　　　　/　　　　｀ ＼　　　　　　　　　　l＼ 　ヽ　　　　　　　　　　　 ､ 〈　　　　￣　 '´... イ:从
.　　　/　　 　 ｀,　　　　　　　　 　 　 　 ヽ ＼　ヽ　　　　　　　　　　　ヽ ｔ.ｭ　 　 　 ／　从/
　　 /　　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　 　 `,　丶　　　　　　　　　　　＼__　　、´　/　　{
.　 /　　　 　 　 ヽ　ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　 }　　',　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　/　　 ヽ

　　　　　　　　　　　 ／: : :＿＿＿､: : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　／: /／　　　　　 ＼: : ヽｆニヽ: : ヽ
　 　 　 　 　 　 , ': : :/´ ／￣￣￣￣｀ヽ: : ﾄ､＼ ＼:ﾊ
　　　　　　　　/: :/:/.／|: i: ､:＼: : : ＼: :l: : ﾊ ヽ__ソ: ﾊ
　　　　　　　 /: : i: l´: | l: :､: :＼:＼ : : ヽ:i : : ﾊ_ｊ､＼ : ﾊ
.　　　　　 　 , :i : l: l: : | l､: :ヽ: :､｀ﾒ＼ : ﾄl: : : :lゝ ヽ.ヽ: :l　　　　　実はアタシ、ここに来るまでは
.　　　　　 　 | l|: :l: :、 トl､＼| ヽｌ／,≠斗|: : : :K ﾊ∧_〉:|
.　　　　　　　l ｌl: :l､: ヽ　iｙさ　 　　'戈こi l : : : |ﾉ ﾉ∨ :ｌ:l　　　　　この世界には
　　　　　　　ﾍlゝ: ､ヽ: ヽ戈ﾂ　　　　￣　l : : : ﾚ': : : : : ｌ:ｌ　　　　 アタシ以上の才能なんかないと、
　　　　　　　　` ＼l　i: : ゝ　 ､　　　　　｜: : : l: : : : : : | l　　　　 思っていたんです。
　　　　　　　　　　 ｀`l: : :へ　　 ｔ.‐　　　l: : : : l‐ 、: : : l ﾊ
　　　　　　　　　　　　l: : : : : ＞　､　　 ｲ: : : :ハ./＼: : i: ﾊ
　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :/丁 /: : : :/／　　ﾊ: :､: ﾊ
　　　　　　 　 　　 　 l: : : :ｌ : __／∠. /: : : :/'　　　.　ニﾆ＝ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 l: : : :l／　／二//: : :/　　／／. -―- ､ ヽ
　　　　　　　　 　 　 |: : : / 　 /二、l/l: : /　／／／　　　 　 丶i
.　　　　　　　 　 　 /l: : : !　 /　　／l｜: l／／／　　　　　　　　|
　　　　　　　　 　 / 'l:ﾄ､ l　/　　/　｜l: :l／／|　／　　　　　　 ﾊ
　　　　　　 　 　 /　ﾊ! ﾍ!. |　. /　　 ハ l／　_ﾚ　　　　　　　 l ﾊﾊ



　　　　　　　　　　　　　／:::/:／: ／　　　　＿＿＿　 ＼ ＼　 ヽ　＼
　　　　　　　　　　　 ／::::::/:/::. /;ｧ‐ 7 ¨丁　＼　＼ `＜＼ ＼　l　　ヽ
　　　　　　　　　　 /―=ﾃ^/::. /::/:::::{　　{:　　　＼　＼. 丶.ﾍ　 Vー― ┐
　　 　 　 　 　 　 /≦≠ｱ/::. / ..{.......|::.　 |:::. 　 　 ヽ 　ヽ　ﾊ ', 　V≧､___>
　　　　　　　　　/:／ ／ ,'. :: l::::::l::::::::|::.　 |::::::... 　 　 l:.　ｌ:.:　l: l: 　∨＼:ハ
　　　　　　　　 〆 ／＼ ｌ::::: |::::厶:::::ハ:　 i＼:::::..::.　 l::.. |::j;ｨ|' |:.　 l　　> ＼　　　　 ・・・でも、ここの人たち、
　　　　　　　／ ／:::::::/7|::::: ｌ::/　 ト{､小:.　!　＼::.::.　iイl:::: /.l |::.　 |メ´ l ＼＼　　　　　唐本土の僧はもちろん、
　　　　　　　∨:::::::::: //|:l :::: l:{ ,.ｨ≠ﾐk＼＼ヽ 　 X´;ｨ=≠く　リ :　 |＼＼　.:＼!　　　　 新羅や安南の留学僧も。
　　　　　　　 ｌ::l:::::|: //_j:ﾊ::::::l代〃 :ﾊヾ ｀　＼､ 　"f〃下:ﾊ>|::::: 　|､　＼＼:l
　　　　　　　 |::l:::::| { {/│:ヽ:: ', Vﾍ:::j.|　　　　 　 　 |rﾍ::j.ﾘ 'ﾞ |::::: 　l､}　　lヽ/!　　　　　 みんな、私よりもはるかに
　　　　　　　 |::l:::::|::V !^|::::: ＼ヽゝ-‐'　　　　,　　　 ゝ‐-'　 　|:::: 　ｌ_ﾉ::.|: |: l: |　　　　　 多くの経典や原典を読み、書き、
　　　　　　　 |::l:::::ｌ::::::: `l:::::: .::::f`〃〃　　　 　 　 　 〃〃 　,':::: 　ﾊ:::. ｌ:: |: l: |　　　　　 その内容を理解している。
　　　　　　　 ｌ::ﾊ::: !:::::::::::l:::::::: ::ﾍ　　 　　　r‐‐､ 　 　 　 　 /::::　/::　 /::: ｌ: l: |
　　　　　　　 ヽ! ヽ::ヽ:::::::::ヽ:::::　l.＼　 　 　 -‐　 　 　 ,. ｨ/::::　/::　 /:::: /:/l:ﾘ　　　　　 アタシ、井の蛙だったんです。
　 　 　 　 　 　 ＼ ＼ゝ :::::: ヽ ::ﾊ 　fヽ､　　　　　　イ |: /:::　ｲ::　 /＼/ノ　ﾘ
　　　　　　 　 　 　 Ｘ　ヾ:::::::::lヘ::.ヽ　l 　 ＞ー＜　　 〃:／　l::　/　 /＼
　　　　　　　　　 <　　＼＼::::j ﾘ ＼V l_｀ヽ 　 　 x‐／イ　　　|〃　／ ／＼
　　　　　　　　　 { ＼ 　 ＼V ／ﾞ＼フ⌒!＝=､,ｨ=≠/（ ｀＞ｰヽ{／ ／　　ス′
　　　　　　　　　　l 　＼　　 /　　／　｀〈. ー-v-一/　/⌒ヽ　　∨　　 ／　}
　　　　　　　 　 　 !:　　 ＞/ _,／ 　 ／¨ヽｰ-v-‐/〃 ＼　　＼_ ヽ ＜＿ /
　　　　 　 　 　 　 |　￣　 {　　　_ イ　 ／ ヽ　　/⌒ヽ　　`ｰ　　　 }　 　 /

　 　 　 　 　 　 ／.　　. : : :　. : : :　. :　: .　. ＼
　　　　　　 　 /. :　. : :／. : ／:　. : :　. i: : . : . .ヽ
　 　 　 　 　 /. : . : :, ': : ／: : . : : : : . : i､: : .ヽ: .ﾊ
　 　 　　 　 ,'. : : : :/: : /: :,／ｨ: : : : . : /へ: : ﾊ: . l
.　　　　　　 { : : : : ': : : ／///: : : : / /‐-.l: : : i: : l
　　 　 　 　 '. : : : :|: ／　/'ﾞ/: : : : ｲ:/　　 |: : : ! :/
　　　　　　　ゝ: l : l/ 〒〒7 : : ｲ /'〒〒 l: : :/ /　　　　・・・・・・。
　　　　　　　　ﾄlヽ:ヽ　ゝﾉ {／　l.　　ゝﾉ　l:／ }'
　　　　 　 　 　 ゝ ｀ヽ　　　　 　 　 　 　 ﾉiノノ　　　　　なぁんだ、そんなこと。
　　　　　　　　　　` ‐､　　　　　　　 　 　/¨´
　　　　　　　　　　　　ﾄ＼　　´￣｀　 . イ
　　　　　　　　　　　　　ヽi＞　__　＜l／
　　　　　　　　　　　　　　/ゝ__,,,,__ﾉﾊ
　　　　　　　　　　　　 ／{　 /::::ヽ　 lヽ
　　　　　　　　　　＿/. : :l／ゝ:::::ﾊ.　|: .ﾄ ､_
　　　　　_　 -‐　　 /. : : :|　　{￣} ∨|: :i: .　｀ ‐-　__



　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　.／　　　 .　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 , '.　　 . ／. :　:　 ／　 . .　　　 ヽ.
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /:/　:/: /: : . :　:／　　//i: .　:　.i　i
　　　　　　　　　　　　　　/:/ : :/ /: : ｨ: :イ: . :　,//:ハ: . : . i　|
　　　　　　　　　　　　　　!/:　:/:/ ／ﾅ//: : :／ﾒ〃‐-i: : :　i: :|
　　　　　　　　　　　　 　 ii{: . :|l:|:/__/'_/: :イ／ /'‐-　! |: : / /
　　　　　　　　　　　　 　 iﾊ: . |i:|{ｨ＝=iﾒ　 }　　,＝ｚ､ iｲ: :/ /
　　　　　　　　　　　　　　　Vｊ:|i:|｀ 　 　 　 ,　　　　 ｀`'ｊ: / /
　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ{ﾞヽi　　　　　 ｊ､　　　"" /ｲヽ{　　　―どうでも、
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ.ﾊ 　 　 ､..... __　　　　 / ﾉﾉ　　　　　いいじゃないですか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀iへ　　　ー‐ ´　　∠ﾆﾝ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i从i＞　　　　 . イ从|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 从|　 ｀¨´　ﾑi//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /} ＞ ､_ ∠ ｈ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ノ {　.イ:::::＼　! ＼
　　　　　　　　 .　　-――　　 /　 /ﾚ　 L;;;;ノ ヽ|、　ヽー-　　＿ 　 __
　　　　 　 　 ./　　　　　　　＿＞┘| 　 /::::|　　|　＼∠__　　　 ,　　　}
　　　　　　　 {　　　 | 　 　 |　 　 　 |　 /::::::! 　 |　　　　 /　　　ｌ　　　|

　　　　　　　　　　_,.　一…ｰ-　._
　　　　　　　,.r　´　　　＿＿　　　＼
　　　　　 ／　 　 /　'´＿＿＿｀丶､. ヽ
.　　　　 /　　,.　/　 '´　　　　　｀丶ﾍ 　ﾍ
　　　　/　 ,./　f　/　,ｨ' |　　　 　 　 ！ | |
.　　　 '　<,/|　 | l|　/ | l|　 　 |　　|　 |　N　　・・・「どうでもいい」って、
　　　 |　/7 |　 | ｣ /　| l|＼　 |、　|_　|　|'|　　　　私にとっては大きな―
　　　 |　| | l|　 | ﾊト､_ヽ!　 ＼l. ｘ１|　| / |
　　　 |　L|（|　 | |'亡'ﾅ｀　 　 千ｔ十! ﾙ | |
　　　 | l.| Ll|　 Ｎ　　　　　 、　￣　|'｜1 !
　　　 | l.l　 ヽ　!＼　　　　,.-､　　 .ｲ / ｲ/
　　　 ヽﾊ、|　＼ゝ|｀　､　 ￣_.　´/ へ'._′
　　　 /{ | N､　!　 l!　　　｀¨´｜　/:/. : : :/: /. : : ／. : : : : : :}/∧: : : : : :ヽ: : :ヽ : .
　 　 　 |.| |　ヽ|　 l|＞──＜l　／′: : /: /.: :／/. : : : : : / }//∧ : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　 〃/. : : : : :/. :/　/. : : : : :, : :/　 　 !: : : : : : }: : : :}: :}
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　{: : : : i :_i:_/__〃: : ､ ／}: /　 　　|i : : : : : : : : :ﾉ:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .: : : :| : :_ｚミ{: : : ／￣厂￣￣｀ }ｌｉ : : //-ﾐ : :/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ: :八:.:¨f 竓: :/ 　 ノ 乍云心_川 : //／ } /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )ﾍ: :): :}乂圦(　 　 　 乂弍ツﾞ/ﾉ //ヽ　/(　　　・・・ついて来て、空海。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }人:.爻 　 ﾉ　　　　　　　　厶イ/ノ　ｲ∧ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八　く　　　　　　 　 　 　 ｲｰ彡ﾍ(　}　^ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { r／　ヽ、__　 　 　 　 ／　 ／　 　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ／＼ )￣｀ 　 　 　 　 ／　　 ／′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　￣￣ 〕 ゝ--＜　 　 ／　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ 　 ￣￣¨〕 　 /７∧ ／　　 ／　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ 　 ￣￣_〕 　/ // /〉. 　 ／ 　　/



　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ＼＼
　　　　　　　　　　/　/　, 　　　　　／　　　　 /　　　ヽ.　　ヽ　　ヽ ＼
　　　　　　 　 　 /　,　 /　　　　／　　　　　 / 　　} 　 ﾊ　 　 　 　 ',
　 　 　 　 　 　 /　/　/　　　, 　　/　　／　/　 　 ′ ,' l|　　　 　 | |!
.　　　 　 　 　 /　, ー′　 ,　 　 /　／ 〃 ′　 , 　 /　lﾄ､　　　　| l|
.　　　　　　　 ,　/ ｰ-|　　/　　 /／　 〃　{　　/　 /二 |ハ　　　 }八
.　　 　 　 　 / /!　　 | 　,'　 　 '´ 　-‐{{　､_V /　,ｲ '⌒ﾒ、 }　 ﾉ /
.　 　 　 　 ノノl | ` ￢.　{　　 ,'／〃⌒ヽ 　 }/／　{{::::::ｊﾘ} ﾉイ／
　　　　　　　　从ヽ ｰﾍ.　　　{ 　 ｛{:::::::ｊ;|　ノﾍ{　　､ﾞ＝' ノﾍ ｛
　　　 　 　 　 {　 ヽ　　,ゝ- 　 、 ､ヽiｒｒﾂ　　　　　　〉　 　 }ﾉ＼
　　　　　　　　　 　 ヽ {　{＼ヽ ＼ ￣　　　　　　 　 　 　 ,′　　　　　　―あなたに、これから
　　　　　　　　　　 　 }}ヽヽ、ヽ、　 　 　 　 　 　 ｒァ　　 /　　　　　　　　　私の法の全てを伝えますから。
　　　　　　　　　　　 ﾉ八{｀{ﾄ､ __＞　　　　 　 　 　 　 ,
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ乂} }　|　　 　 　.. __　　 ／
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉﾘﾚ１‐-　 .._　　　厂
　　　　　　　　　　 , 　-‐……‐ ､|　 　 　 ｀ヽ._ﾊ
　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　＼　　　　　　 {　　　　 _＿
　　　　　　　　/　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　 　 　 |＞≦´　 　 ｀ヽ.
　　　 　 　 　 {　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ{二ﾆ=ｆｒ=ﾆ二}ヽ　 　　　＼

　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,: ´/// ∨////// ∨ｘ＜//////////＞ ､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／＞-- ､ ////////∨///////////////// ＼
　　　　　　　　　　　　 ,:'Y´　 , -- 7///////∨//////////　/////////:ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 / ∧　　, ≠｀Y //////7////7///////／/////////ﾍ
　　　　　　　　　　　/　／ヽ-:/ i 　 |///////|! /_,zx===ミ､,く ヽ///}/∨////ﾍ
　　　　 　 　 　 　 /／　／/ {　 　 .|///////|ⅥV!　,.:´:㍉ヾx/ ／ //∧////!∧　　　　　え？伝法灌頂を！？
　　　　　　 　 　 ／　／///　7, 丁////////! ':{. 　 i:/{:::.,i}　／　.///￣}//j/} ハ
　　 　 　 　 　 ,:'　 ,ｲ///７　 j′_!/////∧ ハ　 　 戈z::ソ　　　厶ｲxﾆヾ/://}｀ヽ',　　　　だって、アタシよりも
　　　　　　　 /　 / }////! 　.{　 r',////// ＼∧ 　 ヽ-- 　 　 　 　 7::ﾊ }:/ /7　ﾉﾊ　　　 優秀な僧なんて、たくさん・・・。
　　 　 　 　 〈 　 {/|////| 　 |:､ 廴///////∧ヾ､　　　　　 　 　 　 ､::ソ.ｲ7//x:' ＼}
　　　　　　 　` y'/i|////| 　 |/ >､ V/ ∧// ハ　　　 　 　 　 　 　 /ｰ　!/イi}　)ヽ　ヽ
　　　　　　　　 .|//|////| 　 |////∧//∧/// ',　　　　　　,. - ﾆ y 　　|///!〈/}/ ﾍ ∧
　　　　　　　　 .|/7|////ゝ--V////∧//∧///i　　　　　/: :ヽ:::::/　　 从/ ﾄ､＼//!ﾍ　',
　　　　　　　　 .|/{ !///i|V///∨///i∧// iV//|　　　　 {: : : : У　 ／/// |i∧　Ⅵ ハ }
　　　　　　　　 .|＞'´` ミ--　_ { V////|∨/| ∨ !　 　 　 　 ー'　 ィ/}///|/ |//ﾍ　ヽ　 '′
　　　　　　　 〃　　　　　 ＼: : : :∨// |　Vi|　 V!　 　　　　　 イi// j// ///!/　.}',　 }
　　　　　　　/　　 　 　 　 　 ヽ: : :.V//j 　.iﾘ 　 ﾘ. /￣ ≧:チ,'///　i///|/// 　 !/ﾃ´
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　　　　　　　　　　　　　　!/:　:/:/ ／ﾅ//: : :／ﾒ〃‐-i: : :　i: :|
　　　　　　　　　　　　 　 ii{: . :|l:|:/__/'_/: :イ／ /'‐-　! |: : / /
　　　　　　　　　　　　 　 iﾊ: . |i:|{ｨ＝=iﾒ　 }　　,＝ｚ､ iｲ: :/ /
　　　　　　　　　　　　　　　Vｊ:|i:|｀ 　 　 　 ,　　　　 ｀`'ｊ: / /　　　　・・・若いんだね。あなたは。
　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ{ﾞヽi　　　　　 ｊ､　　　"" /ｲヽ{
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ.ﾊ 　 　 ､..... __　　　　 / ﾉﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀iへ　　　ー‐ ´　　∠ﾆﾝ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i从i＞　　　　 . イ从|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 从|　 ｀¨´　ﾑi//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /} ＞ ､_ ∠ ｈ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ノ {　.イ:::::＼　! ＼

　　　　　　　　　　　　　　 　 .　-―-―-　.
　　　　　　　　　　　　　 ／... .. :.. .: : .:.:.:.:.:.　｀ヽ､
　　　　　　 　 　 　 　 ,.':.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:::.:.:.:.:.｀､
　　　　　　　　 　 　 /:.:.:.:.:./:::/::.::/;ハ::::::.::.:::ｉ::.::.:.:::',
　　 　 　 　 　 　 　 !l:.:.!:.:/:::ｲ:::://-―ヽ:l:::::::|:::::::::::|
　　　　　　　　　　　| !::{斗:く.|::/　 rﾃ示.}ﾊ:::ﾘ､::::::::l
　　　　　　　　　　　　い::l;ｲrY　　　いソ　j:/.ハ:::ﾘ
　　　　　　 　 　 　 　 ヽ:::いtﾘ　　 ｀"¨´　′ﾝ/:/{　　　　　　 ―この世界での
　　　　　　　　　　　　　　`i｀〈　　　　　　 　 ィ::::{　　　　　　　　　あなたの「位置」や「力」は、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ.　っ　　　　／_ﾍゝ'`
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　,._ '-‐´-‐`┐　　　　　　　　あなた一人で
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀´／'´　　__＿,ヽ　　　　　　　　決められるようなものじゃ、ないですよ。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／'"¨￣　　　　｜＼
　　　　　　　　　　 　 　 ,.-‐.ニ´　　　　　　　　　 |.　 丶
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　 　 ヽ　　　　　　　　　l　　　＼
　　　　　　　　　　　　　|　　　　　',　　　　　　　　 |　　　　 〉
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　 l　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　 l　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　 　 !　　　　　ヽ　　　　　　 l 　 　 ,'{
　　　　　　　　 　 　 　 　 〉　　　　 /／ 　 　 　 l　　　/r′
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　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　｜　　　　　 l　　 /　!



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　 　 　 　 　 　 i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／　!./､:.:.:.:.: /i:.:.:.:.!　∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i |
　 　 　 　 　 　 |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＿／　　 /　}:.:.:.:./ i|.:.:./　　∨:.:.:.:.:.:.:.:. l |
　 　 　 　 　 　 l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i!:.:／二二７､ /:.:.／　7:.:/二二 !:.:.:.:.:.:.ｉ.:.:.:リ
　　　　 　 　 　 !:.､:.:.i:.:.:.:. l/了不下 ヽ/:／　　/:了不下 ヽ:.:.:.:.:/:.:./
　　　　　　　　 八 ∨､:.:.:.:|　c:::::乂::} ／　i 　／ i{::乂:::::c　i:.:.:./ }:/　　　　　―それが大乗仏教の
　　　　　　　　　　　} ､＼ i　乂圭汐　　　　　 　 乂圭汐　ル'　 i!　　　　　　　「計らい」というものです。
　　　 　 　 　 　 　 ﾊ　:,_ ＼ 　 　 　 　 　 i　　　　　　　　 イ ／∧
　　　　　　　　　　　　＼　:,　　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 　 /_ イ
　　　　　　　　　　　　　从∧　　　　　　　　　 　 　 　 　 /:.:.:ﾙ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼　　 　 -　‐‐　- 　 　 ／从/
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｿ;℡｡.　　　 ￣ 　 　 .｡升ル'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾊ　｡. 　 　 .｡　!_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } ＼　　¨　　／ {
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/_ヽ　＼＿／　./ヽ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　{､: : ﾍ..／: : ＼../: : :,|　＼
　　　　　　　　　　　　 　 _/　　 i! ￣ 〈: : : : : : :.〉 ￣ ! 　 ∧_
　　　　 　 　 　 　_　 ＜ / 　 　 |　　　∨: : : : /　　　|　　 ∧ ＞　 _

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l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|
l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|　　　　　　　　　　　　　やる男が応天門を焼くようです　　　　　　　　　　　　l|l||l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|
l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|
l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|ll|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l||l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l
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[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[
[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[　　　　　　　　　　　　　　第四話　東寺の真雅(後編) 　　　　　　　　　　 　 [[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[
[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[
[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[
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　　 東寺・境内
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　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,,..　-　 ¨￣¨　 -　.
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｨ ´　　　　　　　　　　　`　．
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　`　．
　　　　　　　　　　　　 　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ' .
　　　　　　　　　　　　　,'　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '.
　　　 　 　 　 　 　 　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '.
　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 　 　 |!　　　　　　　 　 　 　 |
　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 :.`　　　　　　　　　　　 {
　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 　 　 ,ｨえ.､_　　　　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　 　 ', 　 　 　 　 　 　 　 ｀,≧=z_､ __.ノ　　　_ｚﾒ
　　　　　　　 　 　 　 　 l　　 　 　 　 　 　 (　廴::ﾉ`ゞ.::　　　ｔ≦､/
　　　　　　　　　　　　　 |　　 　 　 　 　 　 　 `￣.::´　　 　 '弋:}ﾉ　　　　 ―さて、良房どの。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |.　　　 　 ｉ　　　　.,　'　　　　　　 　 l`　{
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　 ｌ　　　　ｌ　　　 　 　 　 　 !
　　　　　　　　　 　 　 ∧　 　 　 　 ＼. 　　ゝ　　 　 _, 　 ｰ ' ヽ ノ
　　　　 　 　 　 　 　 /　 ＼　　　　 　 ＼. 　 　ー 二.:.:.:.:.: Y
　　　　　　　　　 　 /　　 　 ＼　 　 　 　 ＼ 　 　｀￣_￣_ ﾉ
　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 ＼　　　　　./
　　　　　　　　 ／ ＼　　　　　 　 ＼　　　　　　≧ー― '



　　　　r' 7 ／/ /7
　　　 / / / ./ //
　 　./_/　 i./　´/_7
　　/'　　　ﾚ 　 　 　 _ 　 ／　￣ 　､
　./　　　　　　17i7./.|　.:'　　　　 　 i
　　　　　　　　 　／ '　 |　　　 　 　 |　　　　 我々の命題、それは
　　　　　　　　　　　　　}　　　　　 .iﾞ　　　　　これ以上、「空気」にならないために、
　　 　 　 　 　 　 　 ,: ¨｀　- ､ 　 /)　　　　　どうやって中に入るか、ですな。
　　　　　　　_,... 　イ >ー--　､ﾍ´_
　　　　　　fi　　　　,i!　　　 ,.　　　＞ ､
　　　　　,iﾞi.|　　 　 |　　　彡'´　　 ／´i
　　　 _./ ﾄ､ﾍ 　 　i!　　　i　　/ ,イ/　ﾘ
　 ,:＜<_ヽ､_ヽ!i|　　Vミ､ l!　,<r'_/　.ノｲ
　ﾒ､fﾍ＼￣￣￣¨¨｀ー--ヽ､_V_／_ ハ
/´ゝ､_ヽ≧=-､三三三≧=-＼.:.:.:.:.｀＞-､
:.:.ヽ､_.:.:¨｀＼.:.:.ﾉ.:.:.:.:.:ヽ.:ー､／i^＜⌒ヽﾍi
:.:..≧=ｲ´ヽ.:.:.:｀ゞ､.:｀.:.:.:.:ﾍ.:.:.:.:.:.}/＼､:...ヽ:.ヽ

　　　　　　　　　ヽ丶ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
　　　　　　.　-－- γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ
　　　　／::::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、
　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
.　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|＼ｨ:::: ﾒ::::::::::::::::::::::＼ィ
.　ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｌ:::::::::::::::＼::::::: 〆 ＼::::|＼::::::::::::::::::::::_＞
　ｌ::::::/:::::::::::::::::::::::::::::ｌ　＼:::::::::::::|.＼　 ,,,;;ｨ=≦≠＼》::::ｌミヽ::::＼___　　 おっ、おう。
　ｌ::::/|:::::::::::::::::::::‐‐-ｌ─X´＼:::::::|　　≧'´　　　　　　|＼}　 } <／
　ｌ/　|::::::::::::::::::::::ﾊ::::|　,,,ｨ≦　＼.|　　　　　　　　。　 j∧　 ﾉ　 ＼　　　 俺はお前さんほどに
　|　　|::::::::::::::::::/　 {ｌｨゞ"　　　　　　　　　　　　　u　 }ゝィ／　￣￣　　 こだわってないんだが、な。
　　　　ｌ::::ﾊ│::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ´'
　　　　ヽｌ　ｌｌゝ::|ヽ　u　　　　　　　ｌ~｀丶 　　 　　 /
　　　　　　　ｌV_ 人　　　　　　　　　＾　　　　　　ｲ
　　　　　　　　　　　丶､　　　　　　　　　　　,♂
　　　　　　　　　　　　　　´　ゝｰ一　七ゞ´　ｌ＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　/´|/　　＿　 　ﾍ/　/ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　八　|＼〔三　〕/ ./　/:::::::＼



　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　 |　　　　『ハイハイ』　　　　　　　　　|
　 |　　　　『どいてどいてー』　　　　　|
　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／




.　　　　 /::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
.　　　 /:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
　　　,'::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::／::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l　　　　　　　　　　　 ／￣￣￣＼
　 　 l:::::::::::/:::i::＿::/:::::::／|::::::::|:::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l　　　　　　　　　 ／　　　　 　 　 ＼
　 　 i:::::::::/:::/::::::/＞､/ 　i:::::::::l:::::∠⌒:::::::|!:::::::|'ﾘ　　　　　　　　　/ﾉ　 ヽ､_　　　　　 ヽ
　 _ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::ﾒ≦i::::::::::::i:!::::::!　　　　　　　　　 （ ●）（ ●）　　 　 　|
　＞:::::｛ ﾚ' |:::::7ﾚ::升｝　/:::／|:/:辻｝l::::::::::ハ:::::!　　　　　　　　　　 | {　.!　　)　 　 　 　 |.
_,＞::::::::i ヘ|:::/　ゞ‐"　/／　 ′ゞ‐' l:::l:::/　 ∨　　　　　　　　　　 |. ¨´ ｀¨´　　　　　 l.
.￣｀￣｀＼:|:/ 　 　 　 ′　　　､ 　　∧!/　　　　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　　　　 /.
　　　　　　 ＼|＼　　　　　＿ 　 　 /　 ′　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 　 　 /
　　　　　　　_{i　　　　 　´ 　 ｀　／　　　　　　　｛ll｝rf(⌒}lk　　　　　 ＼__　　　 　 （
　　　　　 ／´￣｀ﾞ'ー､＞　_　イ　　　　　　　　　{l} ヾl) ,ﾉｼ′　　　　　　 _）_ =＝＝＼
　　／￣::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ｀ヽﾉ　　　　　　　　　 .lj　　 lj´　　　　　　　 ／　 　 　 　 　 ＼
　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ｀ヽ､　　　　　　　Ｏ 　 Ｏ　　　　　　　 /　　　　　　　 　 　 ヽ
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　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:ｲ::::｀lヽ:ヽ　　　　　　　　　　　　　　　|　　 　 |　　　　　 　 l.|

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　東寺・講堂
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　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／　─　 　 ─　＼
　　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |
　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／　　・・・大乗仏教？
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|



.　　　　　　/::::r‐…ーt/::::::::/..ィ:::::::::::::::::::ヽ::::ｰ..､. ､､::ヽ
　　　　　 /:::::::L-'ﾆ''７::::::::: /::::::|::::l::::::l:::::::::::::';:::::::ヽ:J:';::::ﾍ
.　　　　 /:::::::::::r'´　/::::::::://::;r ﾍ:::|::::::|::::::::::::::';:::::::::';:ヽ';:::::ﾍ
　 　 　 ;':;'::::／rｸ-/:::::::::/ｨ_:/　 l:::ﾄ:::::ﾄ::::::::::::::l:::l::::::}:::';::!::::::',
　　　　l::l:／.:'::/ ./:::::::::::;' |:/｀ヽ､';:l.ヽ::',ヽ::::::::::|l_Lィ,!:::|::|::::::ﾊ　　　 そう。
. 　 　 l::l〈 /::/　/|::::::::::::| ,.|!ﾃｭヽ､ヾ.､ヾ:. ＼;:ィﾙ|:::/::::l:::|:::i::::|　　　 日本や天竺(インド)から
.　　　|::|::｀::/　 ,{｣:::::::::::ﾄヽ' { f'^! ﾊ ｀　 ｀　,ｨ5ﾆﾄl:;ﾀ:;.ｨ::::!:::|::::|　　　 シルクロードを越え、
　　　|::|::::::|ヽ /:::|:::::::::::|　　 ヒﾆｿ　　　　　 bり/rｹ<.ｿ::/::|:|ｌ:::|
　 　 |::l::::::|::::｀:::::|:::::::::::|　　　　　　　　　、　¨´〃ﾍ_/:;ｲ:::l::| ｌ:|　　　 中国に伝わった仏教の体系を
　 　 |.ﾊ:::::|::::::::::::';:::::::::::ﾄ　　　　　　 __　'　　 〃　,'-1 |:::;'::l. ﾘ　　　 大乗仏教(だいじょうぶっきょう)というのよ。
　　　|l |::::::';::::::::::::';:::::::::::', ヽ､　　　 ﾆ´ _,r'｀7^!、,' 　 ,!:/:::;! ,l
.　　 ｜|::|::::ヽ::::::::::ヽ::::::ﾄ:', 　 ｀ ,､... - 'ｽ　/　,! Y　 ノ/l::/ .,'
　　　　 |::ﾄ.:::::〉.::::::::::ヽ:::| ヾ、　′ ヽ / .}/　/　.l　rﾚ'/:/ ./　　　　　で、先に述べた第四、第五住心は
　　　　　l:|,ゝ'　ヽ:ﾄ:::::::|ヾ、 ヽ､　　 r'　/　 /　 ﾊﾉ ヾノ. /　　　　 　 天竺から海伝いに南の国々に伝わった、
　　　　,∠ -　.._　1 ':;::l　ヽ　 　 -'7　 ´　　　/ /ノ//　ﾞl　　　　　　 そのため南伝仏教(なんでんぶっきょう)と呼ぶの。
.　　　/-‐…‐､ ｀ヽ､ V'　　ヽ／　,l　　　　　　 /-‐'/ 　 ヽ
　　 / _.. --　､　＼ ＼　　　 ヽ 'l´| 　 　 　 ／一´　　　　＼

　　　　　　　　　　　　 　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　ヽ
　　　　　　＿＿＿_　　　〈⊃　　}
　　　　 ／⌒　　⌒＼　　 |　　 |
　　　／（ ●） 　（●）＼　 !　　 !　　　・・・南伝(なんでん)って、
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼|　　 l　　　　　なんでんねん？
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 | 　／
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／／
　　/　＿＿　 　　　　　　/
　　(＿＿＿）　　　　　　/



　　　　 /::::::::ｋ'ノﾉ: ｨ' 　 .: : : : : : : : : .. . : : : : 'ノﾉ:ノ: : /､
　　　　/::::::::::::仄｢ｉ.:´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :仄｢ｉ.:: : : /＼
　　　 /:::::::::::::/ﾑ_i| : : ___: : : : : : : ∧ __ : : : :: /ﾑ_i|_: :::: : |
　　　/　:::::/｢`ト|Ｎ: :´,ｲ｀/＼ : : /　ヽ: 7ヽ: : :ト|Ｎ:||: ::: : .:|
　　 ,'.:: : :　:.}［II)!i }: :/ ﾚ'　　 ＼/　　 V　 Ⅵ: : │: : : : : : !
.　　!: : : : .::|:.! |」」.//:| .ィ＝ﾐ　　　　ィ＝ミ 　! ∧:::.:.:.:.: : : |　　 ―うわぁ、オキマリのシャレですね。
　　i: : : : : .:!　　 　l |:;|　　　　 　 　 　 　 　 ﾉⅣ |::.:.:.:.:::.: : |
　　|: : : : : .:|　 　　 |/ri＾ixx　　､__,　　 xxrvｨ: 　 | : : : : : : :ｉ　　　　寒いけど、その勇気が
　　|: : : : : .:|　　　 　 .〉、`ｰ-､ .___ ,．-‐'　/__.　 | : : : : : : :|　　　　カッコイイですよ、やる男さん。
　　|: : : : : : !　　 　 .l　｀ｧ__　〉‐‐┤＿r ｲ.／l＼.!:: : : : : : .:|
　　|: : : : : : |　　.／ | l´: : : `i　　i´: : : `i./　　　|::.: : : : : : :|
　　|: : : : : : | 　/　: l /` ‐イ､ヽ、`l ‐-t'/. 　　　|::.: : : : : : :|

　　　　　　＿＿＿　　 ギリギリギリギリ
　　　　／ ⌒　　⌒＼
　　 ／　（⌒）　 （⌒）＼　　　/＾>》, -―‐＜＾}　　　褒めるなお、照れるお。
　／ 　 ///（__人__）///＼　 /::::/,≠´::;:::::::::::ヽ.
　|　八　 　 `Y⌒y'´　　　 | /:::〃::::::::::／}:::丿ハ　))
　＼.⌒ 　 　 ﾞー ′　　, ィ=/:::::i{l|:::::／　 l／ }::::}
　　　　　　　 　　　　　ﾉ⌒) ヽ:::瓜イ-‐ 　 ‐ ,:ﾘﾉ
　　　　　　　　　　　 (_￣__／￣`ヽ{､_ ～_.ノ　、　　いえいえ
　　　　　　　　　　　　 /〃 ＼ 　'"∪｀Y/∪　　　　どうしてどうしてどうして
　　　　　　　　　　　 ./¨＼ 　 　＼,_　｀`ヾ}
　　　　　　　　　　　人''"　＼　 ､__ ｀　､_/　ﾉﾉ
　　　　　　　　　　〈 " ＼　__.ヽ　ヾ､._,)'´
　　　　　　　　　　ヽ.　　ヽ.　 ､__｀ン{ 〃
　　　　　　　　　　　　ヽ､_　 ｀'_,／
　　　　　　　　　　　　　　 ￣

　　　　　　　　 ／ : : : : : : / : : : : /　　　　　　　　　　　＼: : :＼
　　　　　　　／ : : : : : : : / : : : : /'´￣￣￣￣￣￣￣￣｀＼: : :＼
　　　　　 ／: : :┌─‐-./ : : : : /: ／. : ／:/: : : : : :/: :!: : :|: :ﾊ.: : : :ヽ
　　　　／: : : : :└‐≠７ : : : : : : /. : : /.: :,|: : : : ／: : :| : : !.: : |: : :ｌ: : :.
　　 ／.:／ : : : : :<.　 /: : : : : : :/ ＿.ｲ:／ |: : ／|: : ／!: _,ﾑ-: |: : :|: : :|
　／.:／/.: : :l二二>ｲ.: : : : : :/'| :／ 丁＞､／　 |／ ,.ｲ´/　}: ハ: :|: : :|　　　―南伝仏教、
　 ／　/: :l : : ／／/: : : : : :/　|/ ,.ｨ≠=ミ､ 　　　　 ,z云ヽ/|/: :|:./ : : !　　　　 アタシ自身は「南方仏教」って
. 　 　 ′.:|: :〈. /: /: : : : : : :|　　 〈f { fさ; 7`　　　　 |'じﾘ ,′: : '´: ﾄ､.:|　　　　 言い方をするんだけど、
　　　 l : : |: /:｀ :/: : : : : : : :|　 　 　 ﾋ辷/　 　 　 　 ー'　| : : : : : : ! |.:|
　　　 |: : :∨ :/ ｉ: : :|: : : : : :|_　　　　 ￣　　 　 　 ! 　 　 八: : : : : :|｜|　　　　 この人々は自身の意識を、
　　　 |: : : : :/ : |: : :|: : : : : :| ヽ、　　　　　　 ー－　　 . '.: : : : : :,.'/ , /　　　　 悟りへと近づけることを目的として
　　　 |: : : :/|: :∧: :ﾊ : : : :八　 ｀　､　　 　 　 　 　 ／/: : : : :／:/ 〃　　　　　修行に取り組むの。
　　　 |: :., '　!/´ Ⅸ、＼: : : : ＼　　 ｀　 ，. __,　r ´/:/: : : :／: :/ /′
　　　ﾉイ　 /'　　′＼.　ヽ､ ＿_＼　　　{.　　　 |∠,/: : .イ: : :,〈
　 　 　 　 ,′　　　　　　　 |　 |　　　　　　　　　|　 丁´　{: :/　|
.　　　　　 |　　　　　　　 　 |　 |　　　　　　　　　|　　|　　 ∨　 |



　iﾞ　／:／ .i:::::l::::::::::/l:::::/ |:: ﾄ;:::::::::::::::::::::::::l:::::.ヽ:::::::::::::::::l::::::l::::::::l｀ヽ､. 　　＼
　|./.:.:/ 　 .l:::::|::::;;;;_i |:::/ 　|::|.ヾ､::::::::::::::::::::ﾄ;:::::|ヽ:::::::_;;ｨ|!:::::l::::::::l 　 l:ヽ､　/
　ﾞｰ,ｧﾞ　　 |:::::|:::::::::l｀l'''ト､　|::l　ヽ｀''､:::::::::::::l.ヽ;::l_,,>f´::::::|i;:: |::::::::| 　 |;;;;j.,/
　 /(._　 　l::::::l::::::::::l　l:|.　｀'ヾi､ 　＼ ＼::::::::;lｨ'i´!　 i:::::::::| |::|::::::::::l　　{　ヽ､
. /　/｀iヽ,|::::::::|::::::::| __l|＿___ヽ,＼ 　＼ ヽ:/::レl;|＿_,l:::::::| .|;l:::::::::::|　,ｲiヽ,　.〉
/　./:::l　|:|:::::::::|i::::::Kiﾞｆ::::iiii::''Tﾐ 　　　　ヽ　`夊T'''iiiii::li;::|>i}!:::::::::::l}ｲ　|:l:::i∨
ヽ. {::|:|　|::|::::::::::ﾄ､:::| ﾞわ::;;;;::ﾘ　　　　　　　　　わ::::::::;;ﾊﾘ./|:::::|::::::l::|　 |:!:::!　　　　ただアタシはこの境地を
　｀|::|:|　|:::l::::::::::l::|ヽ{. ゞ＝''"'　　　　　　　　　ﾞゞ=='彳　　 |::::l::::::l::::l　 |:|:::l　　　　「菩薩の死」であると、考えるわ。
　 |:::|l:|　|_;;;l::::::::l::l, ﾞヽ　　　　　　　　 l　　　　　　　　 　　 l::::l:::::;il__:|／l|::::|
　 |::l .ﾞi'-{　|l;::::::::l::l､　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｲ:::!:::::,!.l .|~i､|.|:::l
　 .|:l.　ﾚﾞl::::l l;::::::::l:|.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　.／ﾘ::/::::/ l:::l .|. V::ﾘ
　　ヾ/　 l:::l　l;::::::::l|.　 ＼ 　 　 　 　´ ｀　　　　　　／　/::/::::/ .|::iﾞ l　 |:/
　　　i.　　|:::l　ﾄi;::::::'l.　　　`i､　　　　　　　　　 ,,ィﾞ　　 /::;':::::/　l::l　l　.j
　　　.l 　　!:::|　l ヽ;:::i 　 　　l,,__`''ｰ ､ __ ,,　'''´ _l　　 /;:ｲ::::/　 l:ﾘ /　/
　　　 ヽ 　 !:::l　|　ヽ;:l　　 　 |　｀''ｰ､　　　,,ィ''´l 　 /' /:／　 /:'./　/

　　 /　/　,......_∨ ∧:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.. : ｀:´:､: : . //
.　 /　/　/: : : : ∨ ∧:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.:. :.ｌ : : : ﾞ: .//
　 {　〈　/: : : : : :.∨ ∧:..:..:..: : : : : : /.: :l} : .:} : :.〈
.　 ＼У : : : : : : : V∧}: : : : : : : : :/ : :ハ: /: : : :.i
　　　｀}: : : : : : : : :}¨´:.:l: : : ｌ. : : :./: : /　∨.: : : : }
　　　 l: : : : : : : : :l : : :.:| .:.:.:|:. : :/: : /＿　ﾞ}: : : :/l
　　　 |: : : : : : : : :|:ヾ. :{: :.: :|: :./: ／__,　　ﾉ: : :/ :|
　　　 |: : : : : : : : :|r‐ ､|: : :.:|:./ｨf葱㌢ ／.;ｨf㌢　|　　　　・・・菩薩の、死？
　　　 |: : : : : : : : :|}(⌒∨: :.| 　 ｀¨´ 　／　 ¨ｌ: : :|
　　　 |: : : : : : : : {ヾ､　 〉:.:.:|　　　　　　 　 ´/ : : |　　　　　 菩薩って、
　　　 |: : : : : : : : |　 ｀}¨i.: : l　 　 　 　 -‐／ : : . |　　　　　 お寺に祭られてる
　　　 |: : : : : : : : |　/.ﾉ 从八.＞　 　 　 ｲ　: : : : |　　　　　 イヤリングとか、ネックレスとか
　　　 |: : : : : : :l}:.∨/　＞‐-. . . |､ ｀i:¨.:.:| : : : : : |　　　　　 キラキラしている仏さまのことですかぁ？
　　　 |: : : : : : ﾊ : l}　　　　　　　} ﾍ_|＿:.| : : : : : |
　　　 |: : : : : :.|/}:.:l|｀丶　　　　 |/∧＼ ﾍ.: : : : :.:|
　　　 |: : : : : /¨|: :ﾄ. 　 ＼　　　|//∧ ﾍ. ∨:.:. : :|
　　　 |: : : ／　 |: :| ﾍ.　　 ＼　.{∧/ﾊ　 ＼＼:.:.:.|
　　　 |: 〃　 　 |: :|　 ∨ 　　 ヽ}　`i<∧　　＼}.:.:|
　　　 |:.:.{. 　 　 |: :|　　.}　　　　　　 ∨/ﾊ 　　 ｀ヾ、
　　　 |: :.|　　　 |: :|　　 |　　　　　　　∨/∧　　 　 丶
　　　 |: :ﾊ.　 　 |: :|　　 } 　 　 　 　 　 ∨/∧ 　 　 　 }



　　　　　 　 　 ／／ ∠-‐''丁￣￣￣:.＼ム:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　 /ｰ/:.:./:.:.:.:.,ｲ:.:.|:.:.:.:.:.!:.:.:.:.ヽヽ ﾊ:.:.:.:.ヽrz_ﾑ
　　 　 　 　 /:.:/:.:./:.:.:.:./│::ﾊ:.:.:.:.:|::.:.:.:.:.!:.ｌ　i|:.:.:.:.:.| ｝:.:.＼
　　　　　　 l:.:.:ｉ:.:.:.{:.:.:.:/　 l:.:! .'.:.:.:.:|ヽ:.:.:.:|│:.i|:.:.:.:.:.| l､:.:.:.:.:>
　　　 　 　 l:.:.:.!:.:.:.ヾｱ ｀ヽ.Vi　.ヽ:.:l　＞弋!ヽ|:.:.:.:.:.:| | lヽ<|　　 ・・・そう、あの菩薩。
　　　　　　 l:.:.:.l:.:.:￣ !ｨ≠kﾄ､　 ヽ X　ｧ示k i|:.:.:.:.:.ﾘj│ l:.|
　　　　　　 l:.:.:.:! j:.:.:.|{i.f:::ﾊ`　　　＼´f_::::ﾊﾞj〉:.:.:.:.ﾑ｢|:.∨:.|　　　　　出家、在家問わず、仏道修行に励み、
　　　　　　 .',:.:Ⅳ:.:.:.:.|!_r';_ﾘ　　　　 　 r';;_/ ﾘ:.:.:.:./´}.|:.:.:.:.:l　　　　　悟りを目指すもののこと
　　　　　　　 N:.:.:.:.:.:ﾊ　　　　 '　　　　　　 /: : : /_ノ j:.:.,':.jl
　　　 　 　 　 !|:.:.:.:.:.{小　　　 v== ‐ｧ　　 /: : : //:.￣:./:.:.ﾘ　　　　 その「菩薩たらん」という精神こそ
　　　　　　　 八:.:.:.:.:.:.|　＼ 　 ｀ー'´　　 /:.:.:.:.//:.:.:.:.:./:.ｲ/　　　　 菩薩道(ぼさつどう)。
　 　 　 　 　 　 ヽ:.:.:.:.:|ヽ　 ＞､ __ ,　＜/:.:.:.:.//:.:.:.:.://〃
　　　　　　　　　　＼:.:.!_ ゝ‐＜ _|　 ／/:.:.:./7:.:.:.:／'/〃　　　　　　南伝仏教の一人で悟るやり方では、
　　　　 　 　 　 ,r ''7´＼　　 /＜ _　 /:.／〃∠≧＜　　　　　　　　菩薩として生きる機会を失ってしまうのよ。
　　　　　　　／::::::/ //　　 ,/＝=　＼／　／ノ´:::::::￣ヽ
　　　　　　./:::::::::/ //　 　 f/"⌒ヾ∨　 // /::::::::::::::::::::::ヽ

　　　　　　　　　/:::/／／　　 ＿＿_　＼:.ヽ ヽ＼
　　　　　　　 r=＝f/ / '´￣ l:..　　 ＼:｀`ヽ::V＝≠┐
　　　　　 　 └ｧ'７: /::/〃l:　l: :..　　ヽ＼ヾ! 弋f＞､j
　　 　 　 　 /く　l::: l:::::!::l: l{:: .!:.::: . 　 |.:: }: }:::　V ＼＼
　　　　　　/,ｲ/〉|::: |::｀!::ﾄklヽ:{＼::::.....j;イ!:ﾘ::::　レスト､>
　　　　 　 V'//::ﾊ::.:l:: :!,ｨﾃトﾐ＼ ＼くｨﾁfK|::::　|)ヽ｀|
　　　　　　　Y{::::八::iヽ{ ﾍz;;ﾉ　　　 ´{z;;:ﾉｲ:i::　|::　V!
　 　 　 　 　 |:!::::::{:ヾ!ハ　｀´　　 ..　　｀´ /::!:.:..l:: j::|:|　　　 ―私たちの信じる「大乗仏教」とはね、
　 　 　 　 　 |:!::::::::ヽ::::.. 丶 　 ー_一 　 ｨ:::,':.:./〃! ﾘ　　　　 「菩薩道」を中心においた仏教なのよ。
　 　 　 　 　 ヽヽ:八::ヽ:::::... ｀ト　__ ,ｨﾁV:〃::/{:/ノ"
　　　　　　　　丶ゝハ:::}ヽ=-､::ヽ､_′／乂:/lﾊ{″　　　　　　それが第六住心・他縁大乗心
　　　　　　　　 　 /二リ､ ＼ _ヾ:Y⌒｢´/;:ｲ　|l 〉
　　　　　　　　 〃‐ ､ ＼＼/_ノ:/　　|┐ ∧　|l
　　　　　　　　 |′ 　 ＼｀//;;;;f　　 /∧＼ Ｖ/
　　　　　　　　 |／''　 　 //;;;;;;;;! 　' /　fﾍ､Yｰ､
　　　　　　　 rｲ, '´　　 〈/;;;;;;;;; ! 　 '　　　ﾄ/_シ
　　　　　 　 〈〃　　 　 /;;;;;;;;;;;;;;!　　　 　 几ヽ〉



　　　　　　　　　　 　 ＿_ __ _
.　　　　　　　 _ ,　'"´　 ,. _ ___｀丶、　　　　　　でね。
　　　　 　 ／　｀　/　 /´-‐ｧｰ-ヽ ＼　　　　　さっきの宗貞の疑問に答えるのが
.　　　 　 / ／下7　../／／.:.::/ .:.:ﾄ､ ヽ　　　　この菩薩道ってワケ。
　 　 　 / └ｲ_j/　.://;へ、／!.:.::/:.}ヽ　',
　　 　 ,'　 ///!l　.::j.:lｲ仔くヽ/,.イ,.ム:.',　l　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　 , 　 '〈/f`| l ::l｀' ゞゾ　'´　ｒャjﾉ::.ｌ:. |　　　　　　　 . . : : :´: : : : : : : :｀: : .
　　　 |　 l:l :!:{､| l ::|　　　 　 　 ﾏｿハ: |:: |　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ、
　　　 |　 l:ｌ::i个| l ::l! 　 　 ｌ⌒ヽ′} .:}:.ｌ:: l　　　　 ,.': : : :.: :i: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　 |　 lﾊ:l::{::', ::::{､　　　ヽ.ノ　 /.:/::.l:: l　　　 /: : : : : :/|: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : vzｭ､
　　　 l　!:|:::',::',::ヽ:::ヽ＼._　 　 ／.:/:.　　　　　 /: : : : : :/、: :.: :.ﾄ､: : : : : : : : : : : :.:ｘ≦///|
. 　 　 ',::{:{､:::ヽ＼:＼;ゝ ｀「:ﾌ´!::::/;:::/ 〃　　　′: : : : :′ ヽ: :.:| ⌒: : ‘， : : : :／//////,|　　　　 そうなんですか？
.　　 　 ヾﾊj＞''´ ヽ ﾄ､_..上くｲ::::{ {::{／　　　 ｉ{ : : : : : i ___ 　＼{ 　 ヽ: :|: : : : :{//,/:￣￣:ヽ
　　　　／⌒ヽ､＼　｀　＼-ｰ￣＼ヾ.　　　　 八ﾄ､: : :i:|'⌒゛　　 ｘ≠ミⅥ : : : : ∨′: : : : : : ＼
　　　/ 　 　 ヽ ＼＼　 　 ＼´￣｀ヽ､　　　　　　ｉ: ヽ:从　　'　　　　　　i: : : :/: : : i: : : : : : : : : :
.　　 ｌ　　　　　',　 ＼＼　　　＼　 __| ＼　　　　|: : :八 　 「　　 ァ　　 ; : :./⌒i: :ｲ: : : : : : : : : :
.　　 |　　　　　 ',　　 ＼｀ヽ､　　∨ｎ|　} ﾄ､　　　|{: : : : :ヽ　　　　　　 厶イ__,ソ　 |: : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　 　 八 : : : : : 丶 　-‐≦　　　 V＾ヽ. |{ : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　 ＼: : : : : : :ヽ　__ヽ　　／::::::::::八: : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: : : : ／　ﾄ､ﾉ／:::::::::::::/{{　＼ : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ : ′　 |/Y/ /＼:::/::::{{　　 ＼ : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i 　 　 !:::〈￣}:::::｀::::::::､、　　　＼: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 　 !::::f⌒Y:::::r　ｭ::::ゞ　　f⌒ヽ :

--------------------------------------------------------------------------------

　　　　　　　 ﾘﾀｷﾞｮｳ
菩薩道は、「利他行」を旨とするわ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ　　　―どうぞ、お使いください。　　 　　　　　ｌ
　　　　　 ／:::::::　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼＿＿_／ヽ
.　　　　　|:::.　　 ''''''　　　''''''　 |　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　 :::::::＼
.　　　　　|::::.,（一）,　　　､（一）|　　　　　　　　　　　　　　　 |　 ''''''　　　'''''' 　　.:::|　　いえいえ、
.　　　　　|:::::: ノ　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　|　　　　　　　　　　　　　　　 |（●）,　　　､（●）､.:::|　　あなたこそどうぞ。
　　　　　 ＼:::::.ヽ｀-=ﾆ=- '　／　　　　　　　　　　　　　　　 |　　,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.:::::::|
　　　　　/ 　 ｀一｀ﾆﾆ´-,ｰ´　　　　　　　　　　　　　　　　 　＼　｀-=ﾆ=- '　.:::::／
　　　　 /　　|　|　　　/　|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 ｀ｰ｀ﾆﾆ´-一´ヽ、
　　　　/　　 |　|　　/ |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 ＿　　 　l
　　　 /　　　ｌ　|　/　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ￣｀Ｙ´ 　 ヾ;/　 |
＿＿/　　　 | ⊥_ｰｰ | ⊥_ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,|　 　　|　　 　|´　 ハ
　　　|　 `ｰヽｌ_ｌ_ｌ.}　ヽｌ_ｌ_ｌ.}　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　 |　　　 |-‐'ｉ′l
　　（､`ｰｰ､ｨ　　 }￣` 　　ﾉ　　　　　　　 　　　　 　 　 　 　 　 |＿＿ | 　 ＿| 　　７'′
　　　 `ｰ､､＿__/｀"''－‐"　　　　　　　⑩　　　　　　　　 　 　 （　　 （　￣ノ ｀ｰ-'′＼

自分の悟りだけでなく、傍らにいる人々に手を差し伸べ、
ともに悟りの境地に至ることを願う、相互扶助の教えでもあるのよ。

--------------------------------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------------------------------

―そして菩薩とは、修行者の悟る前の状態。

t　　　._.,-'　　i .　ｲ　iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ /r'ヽi.ヽ.ヽ　　.!,ぃヽ_i.ｨ　　　　iヽヽ、　　.ヾヾ';
..iヽ,--!.!　　　!,/ﾚﾘｲi (ﾋ_] 　　 　ﾋ_ﾝ ).| .|、i! ＜いっぱいすくっていってね！！
..i　 '´ノ　　 ./　/i!Y!""　 ,＿__, 　 "" 「 !ﾉ i　|）ヽ ｀ヽ　　ヽ､｀　!　　　　ヽヽ///ノ /　　 .i i
　!　 i　　　/　 / .L.',.　 　ヽ _ﾝ　　　　L」 ﾉ| .|ヽ　ヽ　ヽ　　 .!　 i　　　　　.ヽ!'´/ ,/　　　 .i !
..i　　!　　/　　/　| ||ヽ、　　　　　　 ,ｲ| ||ｲ| 　/ 　.ヽ　 ヽ　 .!　 .i 　　　 ,.!.'.／.､　　　 .i !
.i　　 !　/　　./　 レ ル｀ ー--─ ´ルﾚ　ﾚ.　 i　　 ヽ .!　　!　　　　 ,,.-' .／.､ヽヽ,.:1　.i !
i　　　!/　　 /　　 .! i,.-',:' !｀ ￣ ´ヽ､ヽ!　!　　　i　　　V　　 i　　_, -'　 .／　 .r ''"... !r‐‐‐‐ｧ
!　　　!,,　 ‐く、　_,!.-ゝ）=';;;;,　.,;;;;;;;;;（(.i　.!､　 _,.-　　 .i　　　!.-''　　　／　　　!､,'>-,'oヽ　/,.,
ヽ、 .-ｰ‐--r''"~ .!　r''　　　　　　　 /.1　i　｀.ヽ、--‐―_,,./　　　　／　　　　　 i ,! >'rｦ、ﾚﾌ
　.｀"'' - .,,_i　　　.!　.!　　　　　　　 //,!　.!　　　 i_,,. -''"　　　　.／　　　 _,,.. -‐'　_,!　　,i .!ｦ
.､　　　　 /　　 , ::!i　!..___...　　　 ../ '/j ! .!;;;::.　　i　　　　 _,, -'',,.. -‐ '''"_,,... -‐''"　ヽﾆ-!_j
ニ''=- .,_/　　.::;::..!', i'''　　　　　 ./ ./!''i　i.!,/､:.　:::!_,,..-=ﾆ ニ´.,,.-'''"´　　　　 _,,.- ''
　　　　./　　.::/i:::i ! i:..　　　　　/ ./ ! ..i　!!::-i::.　 ::i　　　　　　　　　　　_,,.. -''
　　　　i:　　.::/,!:::!　i:::::::'''''''""/ ,/ /'' ::!　ii:::､i:::.　 ::!___　 __,,,,,....... -‐'''"
ﾆ''''''''''i:　　.://!;::!　!::::.　　.／,. ' ./　.::::i　.ii:::､.';::.　 ::!　￣ ｀''ー,- ､
　　　/:　　:;'/ , .i　ii::::;;:-'',.-'' ,.／　.:::::::i i　!::ヽ.i:::　 ::i､____　　 .'　　｀''- _　　 _,,......、
''ﾃ''.7:　　 ::i　　/　!:i' ,.-'' _,,.-''　　 :::::::::i.ヽ.ヽ . i:::　　::!｀'' ､"'''-　..,,_　　　''ｰ.!___ /´￣ヽ

一度悟ってしまうと、仏そのものは身動きが取りづらくなる。
それに対して、菩薩はフリーランスに動き、人々を救うことができるのよ。

--------------------------------------------------------------------------------

　　　　　　　　　 .　　 ´￣ /´ ｀　 .
　　　　　　　 ／　／´￣｀Y´￣｀ヽ ＼
　 　 　 　 ／　／ /´ ￣￣￣ ｀ヽ ＼ ＼ ＿
　　　 く´￣ ｀/　/´￣￣￣￣￣ ﾊ　 V´　　〉
　　　　 V／/ //　/ ハ　＼ヽヽ　.ﾊ　 i＼ ./
.　　　　∧/ｌ　l十 ＜　 i　　 ヽヽ,ィ´ i　ﾄ._ハ　　　　大乗仏教ではこの「菩薩道」を重視するの。
　　　　ｌ　/,.!　!ﾙ rテk 八ﾊi X´テぐ.l　|　ﾄ. !
　　　　ﾚ'//|　| {「ﾄ-' |　　　　 |ﾄ-'i } l　|　| ＼　　　悟りへといたる力を十分持っていても、
.　　　 ///∧ l八 ー '　　.　　 ー ' ﾘ.l　l　|＼/　　　人々を救うために菩薩の境地へととどまる、
　　　〈// il　V ハ　　　ｰ ‐ ' 　　 / /　ﾚ'´ ﾘ　　　 観音菩薩なんかが、その代表ね。
　　　　从　　 ヽ　＞　　　　 　. イ /　/ / /
　　　　　 Nﾙﾉハﾊ ﾘ _}　　　1ﾙﾘ / /　ﾙ'
　　　　　　 __ ＞ '´ 「　　　　　〉イﾚ'／イ
　　　　 ／|:::|: : : : : :|ー 、,. - |: : : : : :「::ﾄ、



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼　　　　―人々を助けるための「菩薩道」
　 ／　　─　 　 ─＼　　　　確かに、すばらしい教えだお。
／ 　　 （●） 　（●） ＼
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　 でも大僧都、それだけだと
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　宗貞の疑問に答えてない気がするお。。
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／



　　　　　　　　 　 　　＿＿＿_
　　　　　　　　 　　／　　 　 　＼
　　　　　　　 　 ／　─　 　 ─　＼　　　　 菩薩というものが
　　　　　　　 ／ 　 （●） 　（●）　 ＼　　　「人々を救える」ということではなく、
　　　　　　　 |　 　 　 （__人__）　 　　 |　　　「どうして人々を救わなければいけないのか」
　 　　　　　　＼　 　　 ｀ ⌒´ 　　 ,／　　　を説いてないお。
　r､　　　 　r､／　　　　　　　　　　ヘ
　ヽヾ　三　|:l1　　　　　　　　 　　　　ヽ　　どうして大乗仏教は
　　＼>ヽ/ |｀ ｝　　　　　　　　　 　　|　|　　「遠回り」しなければ、ならないのですかお？
　　　ﾍ　lノ `'ｿ 　　　　　　　 　　　　|　|
　　　　/´　 /　　　　　　　　　　　　 |.　|
　　　　＼. ｨ 　　　　　　 　 　 　 　　|　 |
　　　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 | 　|

　　':,　 ＼':,　＼: : !　　 　 ＼:.:ヽ:.:.|:.:.:.ｉ:.:.:.: ﾄ､:.:.:ｉ: !:.:.:.: : ｉ:.:.|:.:.:.Ⅳ
　 　 ＼　 ＼ 　 >　　　 　 　 ＼ｉ:.:.|:.:.:.|:.:: : ｌ　',:.:|､:',:.: : : |:.:.|:.ｉ: !
　　　　　　　　 ヽ　　 　 　 　 　 !:.:.!:.:. |:.: : :ｌ　 ｉ:.ｌ ',:.',:.:. :.|:.:.|: ! |
　　　　　　 　 　 ｉ｀:..､　 　 　 　 |:. ｉｉ:.:.:|:.:.:.:.ｌ.　 !:ｌ　Ⅵ:.:.: |､:.!ハ|
　　　　　　 　 　 |: ﾊ: ｰ､‐ 　 　 |:.:ｌ ｌ:.:.|:.:.:.:.! 　 ||　　 ヽ:.:| Ⅵ　:!　　　　　　・・・そう。
　　　　　　　　　 !:{　ヽ:. ｀:.　　　ｌ:.ｌ　ｌ: |:.:.:./　　 ! 　 　 ヽ!　 >――‐
　　　　　　 　 　 ヽ! 　 :.:. ∧　　 ｌｌ ´|:.:!:.:〈　　　　　　 , . : :´.: : : : : :　　　　人々や弟子に足を引っ張られ、
　　　　　　　　　　 ＼　ｉ:. ｉ　｀´　 ! . |:.:.: ハ　 　 　 . : : : : : : : : : : : :　　　　思うように悟りへの道を
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ:.ｌ　 　 　 　 !:.:/　 ｉ 　 ／: : : : : : : : : : : : : :　　　　まい進できなくなるような事も、起こるはず。
　　　　　　　　　　 　 　 ｌｌ　　　　　　|:/ 　　!／: : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　|'　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　それでは「共倒れ」。
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿　 ／: : : : : : : : : : : : : :-=≦三
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:ｉ:ｉ:ｉ:>': : : : : : : : : : ..z≦三三三三
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧ｉ:ｉ:ｉⅩ : : : : : : : ィ≦／三三三三三
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∧ｉ:ｉⅩ: : : : : : :／三／三三三三三三
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧ｉ:Ⅹ: : :. :.:.:.／三 :/三三三三三三三
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |ｉ:Ⅹ: : : : : ／三三/:三:三:三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　 Ⅳ: : : : :／ﾆ三三/三三三三三三三三



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |　　　　　 し、真雅。
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／　　　　　 おまえ・・・。
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　 　 　 　 　 　 　/ .:::::::::::::::::::::::::::　　／:　　 ..::　|:.　 l:.　　 ヽ　 ヽ､　　､＼
　　　　　　　　　　　//.::::::/::::::::::::::::::　 /:::::　 ..:::::::::　!::.　 !:. ヽ　 ヽ　　ヽ　 ヽ､ ヽ
　　　 　 　 　 　 　//.:::::::i:::::::::::::::::::　 /:::::..::::::::::::::::　i:::::　 |:::.　',:.　 !.　　 ',　 ヾ､
　　　　　　　　　ノノ!.::::::::|::::,::::::::::::　 /::::／::::::／::: /:::::::　 !:::::　|:::.　|::.　　|　　 i
　　 　 　　 　 　 　 |:::::::::::!::|::::::::::　 /:::/::::::／i:::::／ }::::::　ハ:::: ﾊ:::　l::::　　!:.　　|
　 　 　 　 　 　 　　|::l::::::::',::|:::::::::＿!ム_∠__/;／　　!:::: /　 l:::/　!: /i:::::　/!::::　 |
　　　　　　　　　　　!:i!:::::r‐t::::::::::　|／＿ /／｀ヽ　/:／　_,,ﾑ'-‐lメ‐|:::: /: |:::::　 !
　　　　　　　　　　　ヽ',　!/｀!:::::::::　!,r=〒〒ﾐ==ヽ/'　　 ,,r'==＝ヾ-､!::/l::: ﾊ::::　!
　　　　　　　　　　　　 ヽヽ（_!::::::::. |《 i､ﾋ''ｨﾉ　　　ゝ-‐-《 !;;.q,ﾉ ´／ﾚ:: |:: i .l:::::/
　　　　　　　　　　　　　 ヽ{ ﾄﾍ::::::. | ＼ ￣　　　ノ　　　ﾍ_.￣　 /:ノ::: /!:::l　!::/
　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽﾄ､::: l　　￣￣￣ 　 ｀;　　　￣ ７::::::　/ .i:/　/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ハヽ:::l＼　　　　　　r_ｧ　　　 ／!:::::　/　/　　　　　・・・兄さんは、
　　　　　　　　　　　　　　　　／ﾊ:ﾄ､!　｀ ､　　　　 　　_, ＜ |ｲ::::: / 　'　　　　　　　　そうは思わないの？
　　　　　　　　　　　　　　 ／.:::::rﾉ.　＼　　｀　‐ｒ-‐＜　　 　'l::: /
　　　　　　　　　　　_,, -'"..:::::::::::l　　　 　　　　 {､ヽ:.　＼　　 ',/
　　　　　　　_,,_-'"‐､:::::::::::::::::::::::ﾍ　＿__　　　_＿_ i::.　　｀ｰt､_
　　　　　/´,-､￣｀＼＼:::::::::::::::::::::ﾍ _,, -‐"￣ ﾞ ‐-ヽ:::.　　　l　｀iヽ_
　　　　 ﾑ　　　＼ 　 ＼ﾍ::::::::::::::::::: ﾍ_,, -‐ ￣ ﾞ‐-.__i:::::　　　!　 |　!ﾍ
.　　　　i´　　　　 ＼　　ヽ＼::::::::::::::.　ヽ_,, -‐￣ﾞ‐-.__|::::　　　|　 |　|　＼
　　　　l　　　　　　　＼　 ＼＼:::::::::::.　 ＼　　　　　　|:::　　　 !.　l.　l l　 ヽ

　　　　　　 　 　 　 　　／／／.:.:／.:.:.:.:.:,　- ‐―‐-- ､ ＼.:ヽヽ
　　　　 　 　 　 　 　 /.:.:r‐ｰ―i/.:.:.:.:.:／ 　 　 _＿＿_ 　ヽ:ヽ.:ﾍ:ヽ
　　　　　　　　　　　/　.::〉 '_~!/.:.:.:.:.:/ , - ﾞ´￣.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ヽヽ:.:t- ､',
　　　　　 　, へ＿_'.:.:.:,＞' //　　::/´.:.:.://i :|.:.:.:..:::l.:.:.:.:ﾍ:.:.:.:`:.:.:!､ lﾍ
　　　　　 / ,/´i ''' ´ヾ∧_　 ,i :/:.:.:l.........../ ｌ....l........　.ｌ　　ﾊ　　i.....i ヽﾊ
　　　　_ ,＞//´ ﾉ,-‐っ:/ 〉'_|i.:.:.:.:l:.:.:.://　l :/!,.:.:.:.:.::|､.:..::.:'i:.:.:.:l:.:.:l /i:ﾊ
　　 ／ , -‐~'‐'‐´　/､/_//‐|i.:.:.:.::|:.:/li/ﾍ. l:l　∨.:.:.:j　∨:.:l.::.:.:l:.:.:l'.:.:|ﾊ　　 う～ん。
. ／　　　　　　　 ／ヶ 二,ニ}.:ｌ.:.:.:|.il,,ヵゥ､､!　　ヽ.:.:|／∨l:.:.:.:ﾄ:,:.:iﾍ:| l:l
　 　 　 　 ＿ ,=‐´| :〉' :::ﾍ`|.:ｌ.:.:::伏ﾞi'´:::::Ｘ`､_ 　ヽk"`l,|/|.:.:/,ｨl:.:ﾚ':| .||　　 それが本当に「遠回り」なら、
　 　 ／´ i| 7∥.:.:l.:l.:.:.:.:.:.:/|:l.:.:.:.:|　 !'!::_/ 　 　 　 ﾊ::ﾉ/ ｊ.::ﾊiィ´i:l:.:j　ll　　　私も第四、第五の道をとったかも。
.　／　　　' li' l.:.:.:ﾊ:|.:.::.:.:/:_|:l.:.:.:.:|　 ￣ 　 　 　 ,　｀~/: ; : ;ﾍﾞ‐{ ｝:.:!　.|
　　　 　 　 ',ィ'‐'' ﾞﾞi:.:.:.:/､´!.:ｉ.:.:.::|､ 　 丶､ __ _ 　 　ハ: ; : ; :〉 } |:/　 .!
　　　　　,/´　　　 ﾊ:.:.:!　 ､ﾍi､.:.:ﾍヽ　　 　　 ", ｨ<､.） ﾍ_／／　| 　 /
.　⌒Ｘ´_　　　　　　ﾊ |　　 ヾ' ヽ.:ﾍ　`　-　 ´　 ﾊ＼|､　ﾞ´l_|　　|
..｀　ｰ　､　　　　　　　 ﾞ 　 　 ヾ　ヽxﾍ　　'　 　 , ﾊ　 i　ヽ　,|,　 ﾍｰ‐i



　 　 　 　 　 　 ／/: : : / : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　/: ｲ: : : /!: : : : : : : : :|:ｉ: : :ｉ : : :
　 　 　 　 　 /´　l i: : 小　ｉ : : : : : i: :!:.:.:.|: : : :　　:　 ｉ
　　 　 　 　 　 　 |:l!: i :| ∨ : : : : : | : : : ﾊ: : : :　 .:　 |
　　 　 　 　 　 　 |:|!: !:.|: : :r　:ｉ: : : :. : : : : N: : : . .:　 |
　　 　 　 　 　 　 |ハ : | ｉ : 〉{ヾ: : : : ､: : : : : : :ｉ: : :　 !
　　　　　　 　 　 　 人:.N:.:.:ﾄ 　 | ｉ : : ヽ:. :. :.ヽﾄ､: :　　　i　　 /　　　・・・・・・。
　　　　　　　　　 　 　 ヾ|: :从 r'}ハﾄ､ : : : : : : }: ヽ /　 ,　 //
　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾊ : 圦　　 　 ＼: : : : : : :. }'　 /　ｲ/
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ:i:|ヽ　 　 　 ヾ ｉ : : : : 　 / / .{'
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |ﾊ!　 ｀ ､　 :.　}从:. :.ﾊ.　' /
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {　　　　　二}＿＿ヽ{ }∧{‐､
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ノ:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ..
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＜:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＜:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.
　　　 　 　 　 　 　 ｘ≦ヽ::ヽ:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.

.　　 　 　 　 　 　 　/　, ｨ 　/´, 　 / 　 l.　│ 　 　 ＼.　＼ ゝ |　ﾄ.､__,.／
　　　　　　　　　　 / '´ ,/　/!　l 　,|　 　,l, 　|､ 　 　 　 ヾ 　ヽ　|　l ＼/ヽ
　　　　　　　　 　 l　　,ィ　/::! :::|!　/ヽ　 |l 　 l､::､. 　 　　|:! 　|:│ |　　ヽ, |
　　　　　　　 　　/ヽ/　|　;::::l i::/j_.j_　l 　!! 　i:!ヽ;､ 　 　_l.j＿j _|　トr-!´＼_
　　　　　　 　　 ,　　＼ |　::::l|.i::| ヽ|　｀ヽ.|ヽ,　ヾ. ＼ ´_, |l　/! ,i:　|:::| l＼　/
　　 　 　　 　 　l , // ∧ !::::;!ゝ| , =ゝ､　ヽ　＼ l 　 ,ゝ=,ル'､j/i　 |-| ヽ, Y　　　　 ―でもね、真雅。
　　　　　　 　 　| lj/ / /jゝ＼.!､ｲ ,.ｨ　!ﾞ 　 　 　ヽ　´| ,ノ　メヾ|! │ ﾞl ,ｲi│
　　　　　　 　 　|ｲ l 'ｰf　|ヾ､l `　!ハﾉ| 　 　 　 　 　 l ゝ-/ 　〃 ir',/ i l　,'　　　　　　 「人々を救うこと」は
　　　　　　　　　ﾚ! l　!::ゝ|　:::＼,, ゝ-‐' 　　 　,　　 　 ー-　,,'/　/´:://!/ﾘ　　　　　　　「悟りへの遠回りではない」と、
　　　　　　　　　　ヽ! !:::! ヾ ll::::ヽ　　 　 　＿＿＿_　　 　 　/　/:::://::ﾚ/　　　　　　　 私は思う。
　　　　　　　　　　　ゞ､:::＼ヽ!::　ﾞ,､ 　　 　l/´ ￣｀V 　 　 ,./　/::::/ /!::/
　　　　　　　　　　 　　>'´ |ヾゞ::::ﾄ､＼.　 　ヽ __ ／ 　 .／/　/!:::::!入ﾚ'
　　　　　　　　　,　 ´　l 　 | ,/ヾ:::ヽ 　 `r　､ ＿_ ,. 　 ´ ,　,／ | リ　/ ｀ヽ.
　　　　　 　 　/　　　　＼ l/＼　＼!　　 '　　　 　　　 ／イ/／ﾚ　,/　 　　l
　 　 　 　 　 / 　 　 　 　!＼　 ＼　＼　　　　 　 　 　 ／／ 　 ／ ,i 　 　│



　　　　　　　　 　 　 　 　_,.､-‐―――- ､__
　　　　　　　　　　　　,ィ´:.,.ィ'´￣｀`:.:ｰ-､＼｀丶､
　　　　　　　　　　 ／: :／／: '"´￣: : :＼ヽ:}＞､:.＼
.　　　　　　 　 ,r‐fーマ,ｲ : ／:／￣￣￣｀`丶 :.:＼:.:＼
　　　　　　　 く―‐-､__〉／:／-――――- ､　＼:､＼: ヽ
　　　　　,.ィ''7ﾐ_,斗＜,ｲ:.:./: : :.／: :,.ィ'"´: : } :＼　ﾍヽ:ヽ:.ﾍ
　　　 ／　 /:.く.　／/:.:.:./: ＼': :／: : : : :.／: :,'!: ＼ﾊ:ﾍ:. :ハ
.　　 /| 　 /:.:.ハﾑイ: : :/:.／!: X: : : :._,イ:.:/ / | : |: ヽ!:.:!-‐┴-､
　　ムj _,厶:/／{　,':.:. :i,ｨfテｯ､-ﾍr''"/:.／,ｲ　」_;ﾑ:.:.ﾘ:.:ﾄ､ー-､ {
　 「￣､-‐＜:.:./∨:.:.:.:.|`|ﾊ::::},ﾊ -‐''"´／ィ'"´!:/!: :/:.:.:!:|､＼ｰﾘ
　 ﾚ'´　,':.ﾊ:.:.:/:.:.:|:.:. : :|ヽ'=ソ　 　 　 　 /刋ミﾊ/:./: : :,':.| | 　K､　　　　　　　「なぜ菩薩道が必要か」
　　　　ｉ/　|: :|:.:.:.:| : : : i　　　　　　　　　{krjノ '",ｲ : : /!:.| レ'ﾄ　＼
　　　　|!　 !: :ﾊ:.:.ﾊ : : :ﾊ 　　/ヽ､ _'_ 　 ｀"´ ／ : :.／|: :.|.〈:.:.i 　 　ヽ　　　　 その理由を説き起こすのが
　　 　 　 /∨::,ﾍ: :|､: : : iﾍ.　{::::::::::ノ 　 　 ,ｲ＿,.イ:／| : |ﾍ∨　　 　 !ﾍ　　　 この第六であり、次の第七住心よ！！
.　 　 　 /　i::./ ∧:| ﾍ : ﾊ　＼`ﾆ´-‐　'"´-―‐-､:.／|: ,'／＼　　　 | ∧
　　　 ,ｲ 　 |::i ,'::.ヽ!　∧:.|､_　　／￣`Y´　　＼　∧_/i/　　　 ヽ　　ﾑ-‐'
　　／　　　|::|.! : :: :: 厶ﾊ|.::｀Y´　　 ／￣｀ヽ　ヽ 　} /　　　　　 i＼
　〃　　ヽ　|::||:: :: ::.::ﾚ､__｀`/　　／ 　 　 　 ﾍ｀ヽ.ﾉ:|　　　　　　 |/~
〈　＼　　　 |:∥: :: :: | :: ::｀7　　 {＿_ 　 　 　 ﾊ_/::.::|_
. { 　 ｀'ｰ-､ﾊ ﾊ :: :: ::! :: ::/　　 /｀`ヽ＼　　 |　}-┤:: ＼
　∨ ＼.　　V.∧:: :: ,＞'"ヽ_／　　　|:: ﾊ 　 !,ｲ　└‐ｰ-ヽ
　 ∨　 ヽ 　 ﾊ.∧::/__　　/　 　 ∠　`ｭ::|　〃
　　∨　　＞―＼ {__ ｀`く 　 ／ 　 　 〈/　| ｀>
.　 　∨　{ :: ::r==t＼｀ ｰ''tイ ＿,.､r'ﾌ　}__//ﾑ
　　　 `''ｰﾍ::く〉ｰ―v＼∠｀ヽ､__,.､-‐'"　 /:: ::ヽ
　　　　 　 └‐ヽ--‐''7∧ヽ￣｀`'ー‐―‐' :: :: :: ::＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.|
　　　　　　　　　　　　　　 　 , -_　''""""､ '　　､
　　　　　　　　　　　　 　 ／／　　　　 　 ヽ　　 ＼　__
　　　　　　　　　　＿!´i/ ./　 ,. i　　.i|　　　ヽ　　　V　/i　　　　ﾎｰｹﾞｰ
　　　　　　　　　/　/!/　　　 / |　　.| l　　　　',ﾆ -/ /-―.､
　　　　　　　　 / /　l　　　　!　 l　　l　',　　　 .li　/ /　　 　 ',
　　　　　　 　 / /　 |　　　 | ＿ !　 | ＿'.,　 　 |l/ /　　　　　l
　　　　 　 　 / /　　 l. i　　l ,,,,,_ヽ　l　_,,,,,,_､　 l|＼ヽ_|　　　　|　　　　 なんかでっかい話に
　　 　 　 　 / /　　 .|.', !　 i´!ii:ヽ.＼! i:'ii:ヽ!　 .|l< /" l　　　　 l　　　　なってきましたね～。
　　　　　　/ .,'　　　 l　Vi. |　ﾞ='　,　　 ﾞ ='ﾞ!　/ﾞl:/'　　.|　　　 　|
　　　　　/　 i　　　 .|　 |. ! l､""　,....　 "ﾞ/ |./ !.|'　　　 l　　　　 l',
　　　　/　　 !　　　.,'　　ヽﾞ! ｀ヽ. ｀_ ﾞ../´　'ﾞ ／　　　　 |　　　　 l.ヽ
　　　/　　　　　　 /　　　 ｀)　 ./..r!　 l　 i ´.-‐-､　　　.l　　　　 |　ヽ
　　 /　　　　　/ /　　　　iﾞ/　 /!　.〉< ',　 !l　　　 !　　　|　　　　 l　　',
　 ./　　　　　/ ./　　　　 /　 //V |".l ﾉi　 |　　　 | 　 　 l　　　　 !　　',

　　　　 ,...‐.:ﾆ二'_`:..､
.　　　 /::／,,.-‐ーゝ:v＼　　　　では、
　　　/ｨ:iｲ´i:.:,ヾ､::`i:::∀::',　　　 良峯宗貞くんっ、　　　　　　　　 人
　　 /V:::i:ﾑ,ﾊぃ斗､ﾊ:::ﾄ〉:i　　　 質問です！！　　　　　　　　　　　　て
　　 !/|::::| zｭ` 　-=v':::|i::::|　　　　　　　__ .　-‐…‐-　. 　　 へ　　　　　〈
　　 |ﾄ;::::∧ 　_　,　 i:::::|:::i.|　　　　　,∠ﾏﾊ : : : : : : : : : :｀ヽﾚ⌒ヽ
　　 .!ﾊ:::i::::＞ ＿／ｲ:/:::ﾘ　　　 ／⌒ヾﾏﾊ : : : : : : : : : : : :｀ヽ
　　　　り|:_:／"／´ﾚヘﾉ　　　 〃: : : : : }:ﾏﾊ: : : : : :／}: : : :}: : :.
　　　　r/ /=ヌ　　 ／" `,　　/.′ : : : /: :以 : : :／:ｉ:ｉ, : : :/|: : :}　　　ビクッ！！
　　　,//　! /　　,イ,.ノ　,.|　 // : : : : :厶彳: .:{: /i:i:ｉ:ｉ/: :／} !: : ′
　　 /,.4､,.ﾚ' ,.／ﾉ´.　　 　 // : : : : :∧:f＾!: : :|/:i:ｉ:ｉ:/／i:ｉ/: | :/
　／メi´　`'ーｧ'´　　 /´ // : : : : :∧: :{圦: : |:i:i:i,／:i:i:i:/ : j/
.〈´　　' ､　　fj　 　.　　 // : : : : :/／⌒:. ヽ: |⌒ｰ～～{ : /　　　　　　えっ？
　`ｰ-z.､,＞､＿ ,／┘ // : : : : :/　　 　 !㍉､{(⌒＞　イ／　　　　　　 えっ？
　　 /.//|:|＿/＿iﾄ､＿.′: : : : :/　１　　 |イ }｀７ 爪/　′　　　　　　　 あ、あたし！？
.　　i　i.|￣　･´　 ・￣; . : : : : :/`ｰ '|==='|.ﾉ_｣ /: : :/ｎ　/）
　　　　　　　　　　　 ｉ :ｉ: : : : ′ 　 !ﾆニ|仁_] : ∠⌒Y∠ﾉ)
　　　　　　　　　　　 | :i: : : : |　　　|ﾆニ||ニア´ﾆニ} |-‐ぅ ｎﾊﾍ
　　　　　　　　　　　 | :i: : : : |　　　|ﾆニ}∠ﾆﾆﾆﾆﾆ} |ｧ´⌒'///j
　　　　　　　　　　　 | :i: : : : |　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾚ 1‐┬‐ ' ´
　　　　　　　　　　　 | :i: : : : |　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐≦ﾆ{ {__/



　iﾞ　／:／ .i:::::l::::::::::/l:::::/ |:: ﾄ;:::::::::::::::::::::::::l:::::.ヽ:::::::::::::::::l::::::l::::::::l｀ヽ､. 　　＼
　|./.:.:/ 　 .l:::::|::::;;;;_i |:::/ 　|::|.ヾ､::::::::::::::::::::ﾄ;:::::|ヽ:::::::_;;ｨ|!:::::l::::::::l 　 l:ヽ､　/
　ﾞｰ,ｧﾞ　　 |:::::|:::::::::l｀l'''ト､　|::l　ヽ｀''､:::::::::::::l.ヽ;::l_,,>f´::::::|i;:: |::::::::| 　 |;;;;j.,/
　 /(._　 　l::::::l::::::::::l　l:|.　｀'ヾi､ 　＼ ＼::::::::;lｨ'i´!　 i:::::::::| |::|::::::::::l　　{　ヽ､
. /　/｀iヽ,|::::::::|::::::::| __l|＿___ヽ,＼ 　＼ ヽ:/::レl;|＿_,l:::::::| .|;l:::::::::::|　,ｲiヽ,　.〉
/　./:::l　|:|:::::::::|i::::::Kiﾞｆ::::iiii::''Tﾐ 　　　　ヽ　`夊T'''iiiii::li;::|>i}!:::::::::::l}ｲ　|:l:::i∨　　　　アンタ、
ヽ. {::|:|　|::|::::::::::ﾄ､:::| ﾞわ::;;;;::ﾘ　　　　　　　　　わ::::::::;;ﾊﾘ./|:::::|::::::l::|　 |:!:::!　　　　　 「自分」ってものが
　｀|::|:|　|:::l::::::::::l::|ヽ{. ゞ＝''"'　　　　　　　　　ﾞゞ=='彳　　 |::::l::::::l::::l　 |:|:::l　　　　　 「どれだけ」わかってる？
　 |:::|l:|　|_;;;l::::::::l::l, ﾞヽ　　　　　　　　 l　　　　　　　　 　　 l::::l:::::;il__:|／l|::::|
　 |::l .ﾞi'-{　|l;::::::::l::l､　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｲ:::!:::::,!.l .|~i､|.|:::l
　 .|:l.　ﾚﾞl::::l l;::::::::l:|.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　.／ﾘ::/::::/ l:::l .|. V::ﾘ
　　ヾ/　 l:::l　l;::::::::l|.　 ＼ 　 　 　 　´ ｀　　　　　　／　/::/::::/ .|::iﾞ l　 |:/
　　　i.　　|:::l　ﾄi;::::::'l.　　　`i､　　　　　　　　　 ,,ィﾞ　　 /::;':::::/　l::l　l　.j
　　　.l 　　!:::|　l ヽ;:::i 　 　　l,,__`''ｰ ､ __ ,,　'''´ _l　　 /;:ｲ::::/　 l:ﾘ /　/
　　　 ヽ 　 !:::l　|　ヽ;:l　　 　 |　｀''ｰ､　　　,,ィ''´l 　 /' /:／　 /:'./　/

　/∧∧x＜: : : : : : : : : : : : : : :＼
／⌒ヾ∧: : :／ : : : : : : : : : : : : : :ヽ　　　　うへぇ！！
: : : : : }〉》〉/ : : : : : :ﾊ : : : : }i:. : : : : :.　　　 いきなりヘビーすぎるご指摘っ！！
: : : : :///,' : : : : : :/　l: : : : ハ:.: : : : :.i
: : : :/‐- i : : : : : /／ ! : : /＼ヽ: : : : :l　　　私だって「さっきから空海さまに
: : :/¨｀ヽ| : : : : /　　｜: / 　 　 ': : : : |　　　ズケズケ失礼なこと言っちゃったなぁ」、
: :,'il　　 }{ : : : ｲ i⌒i! |.:/　i⌒i!　i : : : }　　　ぐらいの自覚は、ありますよ～！！
:/ |l　　,ﾆＶ/:: { とｰ'　/　　'ｰ''　 }: : : :ﾊ
　 |L_ノﾆﾉ ' ,⊂⊃　　　　　　 ⊂⊃.:/: :i
　 'ｰ r 《 ＞:Ⅵ　 /￣ｰ‐ヽ　　 ハ:/: : : l　　　　　　　　＿＿＿_
　　 ,.:ﾏﾍへ:/ﾘ、 {_＿＿ソ　 .ｲ.:/′: : : |　　　　　　 ／　　 　 　＼
　∠-ｧ＼ヽ::＼ ＞=ｧ┐‐≦ | :/　|: : : : :|　　　　　／　─　 　 ─　＼
　 ／⌒ヽｰ=ﾆ匸_]〈: :.{.__　　|/ 　 |: : : : :|　　　／ -=・=- 　　-=・=-　＼　　　自覚・・・、あったのかお。
. /　　　〈{ハ: :/.: : :}',: }厂｀ヽ　　　|: : : : :|　　　|　 　 　 （__人__）　　U 　|
/　　 　 〈{: :∨iーく: :Ⅵ〉　　}　 　 |: : : : :|　　　＼　　 　 ｀ ⌒´ 　　　 ／



　　　　　　　　　　_,...-‐:::::::￣:::::::ｰ-..、
　　 　 　 　 　 ／::::::::::::_;:. -一ー- ､::::｀ヽ､
　　　　　 ,..-::':::::::::::;／　　　_,.......-‐-..ヽ::ヽ:ヽ、
　　　　,.:':::::::::;:::/::::'　 ,..-:'::´::::::::::::::::::::ヽ:ヽ::ヽ:ヽ
　　　 /::::::::::::l:;'::::::|／:|:::ｌ:::::';:::::::::::::::::::::::ヽ:ヽ::ﾍ::ﾍ
:　　 /::::::::;:.-ｄ:::::::|:::::::|::::';::::::':;:::::::::::::ヽ::::;;ゝﾍ:::ﾍ::ﾊ
　　 ::::::ｒ'´　/'|:::::::|::::::ﾊ:::::ﾄ､:::::ヽ､:::::::::rく::::::l:::|:::::l::ﾊ
　　 ::::::ヽ,ノ,　|:::::::|::‐ト-､:｣_ ヽ､::＼ｰ/:::_ヽ:::Ｎ';::::|::::l
　　 :::::::/ ./7r|::::::::ﾄ:::| 　 ヽ､｀ヽ｀¨ｰ　　,.-‐｀|::|::::|l:::|
　　 ::::/　/,'｜|:::::::::lヾ　,..-‐-､　　　　、　　　|::l:::;'||::|
　　 ::ヽ_/::l　rﾍ::::::::::l　′　　　　　　　　　 　 |::lｲ::||::|　　　アハハハ、そういうことじゃないの。
　　 :::::|::::::｀‐!　l:::､:::::',　　　　 ､... -‐　￣! 　 ,!::||::| l:|
　　 ｌ::::|::::::::l:::ヽ｣;:::';:::::'.,　　 　 ヽﾆ　　 ノ　 ,i':::;',:/　′　　 あんた、ちょっと「自己紹介」してみてよ。
.　　 l::::|､::::::l:::::::::ﾄ:::lヽ:::ヽ　　　　　￣　　,.:'/!:〃
　　　ゝH::::::::';::::::::l:ヽ',_ヽ::ヽ_ｰ-　､...__ ／:::ｌ l/
.　　　 ':;lヽ::::::ヽ::::::l:::l.＼｀ -＼￣二ニ二ニ＝ュ_
　 　 　 ｀,.ゝ::::::',ヽ::',ヾ＿,...r'＾｀　　　　　　　　　　＾¨ヽ､
　　　 r‐'　 /ヽ:::', ｀ヽ､ｒ'　　　　　　　　　　　　　　　　（
　　　 ヽ､ノ　　 ｀7ー'´　　　　　　　　　　__.........__　　　{
　　　　　｀ー-‐'¨　　　　　　　　 _,.r-‐'´　　　　　｀ヽ._r
　　　　　　　　　　　　　　　　／,r'　　　　　　　　　　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,､--､_,､‐―''ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,､,　 　 ,ｨ'´: : : : : : : : : : : : :.ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　　,ｲ: : `ﾝ'´: : : : : :: : : : : : : : : : : ::ヽ､　　 _,､-､
　　　　　　　　　 　 　 　　/: : : :/:./: : : :: : : : : : l: : : : : : :＼: ::ヽ`i!´: : : :.ヽ
　　　 　 　　 　 　 　　　 /: : : :/:./: : : : : : : : : : :|: : : : : : : : ヽ: : l:.i!: : : : : :ヽ　　　　　　　　え？
　　　　　　　　　　　　　/: :.: :./:/: : : : :./、: : : : :|､: : : : : : : : :ヽ: :|: |: : : |: : :iヽ　　　　　　　「自己紹介」ですか？
　 　　 　　 　 　　 　　 i!:|: : :/:/: : : : :/!:/V: : : : | ＼:＿:.: ::.: :.:ヽ:.l:.|: : : |: : :.|､`,
　　　　　　　　　　　　/: |: : :|:/: : : : 厂￣`＼: : :| ￣＼｀`: : : : :i!:.l|: : : :|: : : | `j!　　　　　 私は良峯安世が八子・良峯宗貞です。
.　　　　 ﾊ　/!.ﾊ 　　/: :|!: : :|!: : : : :.!ｨﾃｫｭ.　 ＼:| γｵｩ＼: : : : :.|!: : : : :|: : :.:|　i!　　　　　 性別は男。
　　　　 l |　l l.l |　 ./:/:.:|: : :.|: :ヽ: :.:l弋z!ﾘ 　 　`'　.迚ﾝﾉゝl､: : |::|.|:|: : :.:|:.: : :.| .i!
.　　,ｨ'! l .l .l .l.l .l／:/: :.:|: : :.|: : :.ヽ: |　￣　　　,　　 ￣　　 ﾘヽ: |:| ||: : : :|: : : : |.i!　　　　　 好きなものは和歌で～、
.　 〈〈　| .ﾄ.l .i.! .|/l/!: : :|: : :l: : : : :ヽ!　　　　　　　　　　　　/ l:./　.ヽ: : : |: : : : |i!　　　　　　人からは「幸せな性格でイイネ」
.　　ヽ`´.　　　 ｲ l 〈: : : : : :|: : :: ＼: ヽ　　　　O　　　　／ 　/ 　 　 .V: : ヽ: : : |!　　　　　 とか言われちゃいます。
　 　 |　　　　 '´ /　 ＼: : : ,ｨ‐'‐-､:.＼:l.＞ 　　　 　 ＜ 　 　 　 　 　 ヽ: : ::ヽ:: :.ヽ
　　　l　　　　　 ﾉ　　 　 ／　　　　 ｀i!-''´ヽ ＞＜　 /　　　　　　　　　 〉: : :.:ヽ: : :.ヽ　　　 こんなところでしょうか？
　　　ゝ　　　 ／　　　./ 　 　 　 　 　i! |.　 ヽ　　　./!　　　　　　　　　　ヽ: : : :.ヽ: : : :＼
　　　 |　　　/. 　 　 /　　 　 　 　 　 i! .|　　 ヽ　　/ ヽ､　　　　　 　　 　 ヽ: : : :: : : : : : :＼
.　　　l　　　l　　 　/　　　　　　　 　 i!　|　　 　 l／　　 i!ヽ､　 　 　 　 　　 ヽ: :: : : : : : : : : :＼
　　　l　　　.l　　 /　　　　　 ／､　 /.　 |　　 ／ ＼　　.i!|　 ｀`'ヽ､　　　　　　ヽ: : : : : : : : : : : :ヽ
　 　 l　　　.l.　 /　　　　　／_　_,ｨ´.　　| .／ ゝ‐ｲ. ＼ i!.|　　　　 .i　　　　　　　〉: : : : : : : : : : : :〉
.　　 l　　　 l　/　　　　 ／!´￣　　　　 `´　　|　 .|　　`´|　　　　　|　　　　　 ／: : : : : : : : : :.:／



　　　　 　 　 　 　 　 　 　 . :´: : :　 -‐-　 : : : : : : :｀: .
　　　　　　　　　　　 　 ／. : :∠　　- ‐-　　 ｀　: : : : : ヽ
　　　　　　　 　 　 ┌‐ ｧ :´: : : : : : : : : : : : ＼　ヽ : ､: : : ,
　　　　　　　　　 　 |／/.: : 〃: : : :{: : : .＼: : : :.､ }. : :! : : : ,
　 　 　 　 　 　 　 く　/.: /:八: : : :八 : : : :..ヽ: : : :|. : :|_]､: : :,
　　　　　　　　　 /. :7 : /:/＼＼ : : : ＼: : : :.ｉ : : :|. : :|∧＼ :,
　　　　　　　　 ./ : / : :{: i ﾑ=ﾐ､{＼: : :! ＼: ム-=|. : :|'/ﾊ//>
　　　　　 　 　 , :〃. : :八《 {,ﾄ-}ヽ　＼{≦斗ﾐ∧:ﾘ. : :|/ノ／ :!　　　ふふ、確かにそれが「アナタ」ね。
　　　　　　 　 .{/{{: : : : { {　 vソ　　 　 ´{,ﾄ--}》ﾚ′: :!「 :!.: : :|
　　　　　　　　　八: : : :乂_ 　 　 ,　　 　 v_ン　/ . : :八 :| :ﾊ |　　　じゃあ、こう仮定してみたらどう？
　　　　　 　 　 　 ∧: : :.八　　　　　　　 　 　 / . : :/ : l :|/　ﾘ
　　　 　 　 　 　 / ||).: : : :)＼　｀ 　一 　　　/. : :, '. : :八!
　　　　　　　　　′|| }人 ( 　/丶　＿　.. イ/. :／. : .:/
　　　　 　 　 　 |　:||　　 　 /ヽ　　′　-=彡〃._:彡' ＼
　　　　 　 　 　 |　:||　　　∧　　 　 -‐　／ 八(　　　 　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /__/　 /　 /　 '　　l 　 　 , 　 ',＼ヽ　ヽ ヽ
　　　　 　 　 　 　 /｀!　　　　／´_/　 / .／!　 !　　 ! 　 　 ',.　 l .:.l`|　 .:ト､',
　　　　 　 　 　 　 |　|　　　/ ／ ,'　 /.:./　 |　 !',　　',　　　 l　 :|..:.|.:|　 .:ﾄ、＼
　　　　 　 　 　 　 |　|　　　∨／|　 :!.:/￣｀ト､:! ',　.:.:',　 , 斗‐┼┼|　 .:|､＼　〉
　　　　 　 　 ,.-､　|　|　　　/＼_｣　.:ｌ:,'　 　 ! .:.|ヽ',　.:.l∨　.:| :l.:|.:.:|.:|　 .:| ＼У
　　　　 　 ｒ‐|　_ヽ,! ｜ 　 ,'　 / ,| .:.:!{　　　 ヽ:{.　 ヽ、', ＼.:|:ﾉ/／l |　 .:|＿_〉|
　　　　 ／!　!〈 ∨　｜　 ,　 / ,ハ .:.',　_,,.___,,二　 　 ｀｀二,,＿.,,_ノ.:|　 .:|　|､ヾ　　　　　 良峯宗貞は「記憶喪失」になりました。
　　　　 !　'､　ヾ、＼｜　 !: / // ,l＼ヽ ´¨¨´　　 ' 　 　 　 ｀¨¨｀ノ:,' .:.:.,'!　!:＼＼　　　　あなたが今言った事柄は
.　　　　 ＼ ＼_ﾄ}　 ｀{　　|:.ｌ　ｌ l { !.:.:.＼、　 　 l二二二'､　　　　 / .:.:./:|　|.:l.:|ｌ　}　　　 すべて思い出せません、と。
　　 　 　 | ｀¨´/　　｜　｜ﾄ､j｜`!.:.:.:Λ｀　　　',　　 　 /　　　　 ' .:.:./.: |　|.:l.:|| /
　　　　　 ',　　{ 　 　 !　　|:.|　Ｎ.:ｌ:|:.:.:.ｌ:|.:＼　 　 ヽ.__／ 　 　 ,. / .:.:/ .:. レ': l.:|｀　　　　 こんな事態に陥ったら、
　　　　 ┌ゝ､__　　 ﾉ、　 ',:!　|.:l.:l:|:.:.:.ｌ:|:.:.l:个 ､　　 　 　 ,.ィ'´:/ .:.:/.:.:.: /.:.　j.:|　　　　　 あなたは「アナタ」で
　　　　　ト､.＿__￣__,'　　 ヾ　',.',.!:', .:.l:|.:.:{: ｌ／|｀ ー‐ '´　卜/, .:./.:.:.:, '.:.:　/}.:!　　　　　 いられないんじゃない？
　　　　__j`ー----‐/　　　　＼ヽヽ.＼:{＞'´ /ﾉ　 　 　 　_／/／.:.／.:.:.　/ 〃
　 　 ｢　 ヽ､__ ______{　　　, ｰ厂￣´＼｀ヽ.　,' 　 　 　　　__／´/／＼:. ／／
　 　 |　　　 　 　 　 ヽ.　/　｜　 　 　 ヽ　 ,' 　 _ ＿__　　｜　'´　　　｀￢ｰ ､
.　　 j 　 　 　 　 　 　 〉′　 !　 　 　 　 }　!￣　　　　 ￣｀|　　　　　　 　 　 ｢ヽ
　　/　 　 　 　 　 　 /　　　, l　　　　　　　|　　　　　 　 　 |　　　 　 　 　 　 |　 ',
.　/　 　 　 　 　 　 /　　　 l　!　　　　　　 |　　　　　　　　 |　　　　　　 　 　 !　　',、
　!　 　 　 　 　 　 /　　　　ｌ ,ﾊ.　 　 　 　 |　　　　　　　　 |　 　 　 　 　 　 /　 　 !＼



　　　　　　　　　　　　　 　,rへ　 _
　　　　　 　 　 　 　__/＞´!　　　　 ﾐ :、
　　　　　　　　　γ //　 /{i 　 　 ＼ ヾYY
　　　　　　　　　,'　《i　Nﾄ､'ぃ　ト､　 ヽ |::|｀ヽ
　　　　　　　　　　　{　| ､_,.`ﾊＮ-‐刈　}ﾚj:　 }
　　　　　 　 　 l　　 N {　　　'　｀¨´ハ从,' 　 |
　　 　 　 　 　 |　　 | 圦　 - 、 　厶 ﾚ! 　::　|　　　・・・いや～、どうでしょう。
.　　　　　　 　 |　　｜ }介: . _　イＸ〈　! 　:ｉ　|　　　　　 それでも私は「私」じゃないかなぁ？
.　　　　　　 　 |　　｜　人_ r―┐　　| 　 i　|
　　　　　　　　j ,' 　 !,.ｨ: :/｢_}!: : ;>'"⌒ヽ :i　|　　　　　 だって目で見たり、話したり、
　　　　　　　 ,'/ /⌒》 ∨/ { ﾚ' /　　　 ,　ｉ　|　　　　　 匂いをかいだり、食べたりって、
　　　　　 　 ,'　/　/: : : :/　!: : /__ 　 ,.ｲ　:i　|
　　　　　　〃 / Y: : : .:/　 |: :/:::::::ヾ):/ 　:i　|　　　　　 「知覚」することができるんですから。
　　　　　 /　/⌒｝: : :/xｧ=<ﾍ::::::::/ :/　　 i　|
　　　　 ./ rく_;:::x≦:::_{{rﾍ〉〉ﾉ::::/ :/i　　　ｉ　|
　 　 f＾ y'/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ Y　!　 　 ｉ　|
　 ∠　 { {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/: : |　|　　　:ｉ　|
　　 ｀ヽ_ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ: : : |　| 　 　 :.　|
　　　/　/｀¨Τ￣|: :|〓　|: : : : : :|　|　　　 :.　|

　　　　　　　　　＿＿／∠ィT丁￣￣トミ､ゝ、ヽ⊥__ヽ、
　　　　　　　　 ﾉ-ヲ/:.:/:.:.:ハ:.:.ｉ:.:.:.:.:.:.ヽ:.:ヽヽｉ:.:.:F{⌒￣{　　　　・・・そう。
　　　　　　　　 ン ./:.:.i:.:.:.:!:.:.i:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:ヽ:.!:.:.:l. ＼＞′　　　　　「感覚」さえあれば、
　 　 　 　 　 ,i个.､{:.:.:.!:.:i:.:!:.:.ﾄ､:.:ﾄ､:.:.:.:.:.:.!:.:.ﾉ:.i:.:.:.:l　　>ゝ、　　　　　自分は自分だと、思うわけね。
　 　 　 　 ／ ///:.!:.:.i:.:.:!{:ト_ト､!:ｌ　ヽ:.:.:.イ!｣:/!:.:.:├斥、ﾊ!
　　　　　　￣V/:.くl:.:.:i:.:.ﾚ彳Tヽ｀ヽ　 ｀xi斥 トｌ:.:.:.:ﾚ:.:ヽヽ
　　　　　　　　}:.:.:.:.l:.:.:ヽ:ﾄ､ゝン　　　　　ゝン ,l:.:.:.:.!:.:.:.:.V!　　　　　　　　　　　　┌‐r／　￣ヽ
　　　　　　　　l:.!:.:.:.':;:.:.:.:.＼　　　　 ,　　　　 /:.:.:.:.:rﾍ　　　　　　　　_ ..　＿　　　| 　l 　 　 　　丶
　　　　　　　　l:ﾊ:.:.:.:.:.:;:.:.:.:.:.ヽ.　　　　　　　　 　 /∧＼ _..　-─ '": : : : : : : :.` -l 　l 　　　　　　 ＼
　　　　　　　　ヽ ヽ:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:｀ヽ、___　ｨ!｀V/!:.//　 > : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ< ＼　 　　　　　i
　　　　　　　　　ヽ ＼ハヾヽ、:.:.:.:.ヽ、__′メ/:〈〈 ／: :.／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼__ヽ 　 　　　人＼　　　　 ・・・ハイ、まぁ。
　　　　　　　　　　 ／--i:{_　 ｀⌒ヽ{ｒ‐┐.／イ　Y : :／: : : : :/ : : :l ＼ : :.／ : : : : : :l: :ｌ l:::Y`─‐<:::::::ヽ ヽ
　　 　 　 　 　 　 /__￣｀＼＼／￣/　├､_／!:/ : /: : : : : :/ ＼: :.l　　X : : : : : : : : :ｌ/l　ｌ:::', 　 　 ',:::::::::ヽ　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/ : : : : : ,' ＼　ヽl 　 r､＼: : : : : : ::l:::!　l:::::',. 　　 ヽ:::::::::i　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / : :!: : : : : : i 　 r､　　 　l::ヽ　＼: : : : :l::::l　l::::::i　　　　丶:::l　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ : : :',: : : : : :l　　{:::|　　　ヽ:::〉 　 ヽ: : : l:::::l　',::::l 　　　　 ｌ::l　ト､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.: : : : ',: : : : : ! 　 ヽ'　　　　　　⊂⊃＼:.l::::∧ ＼l.＿　　　l::l　l: :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　 　 /.: : : : : : ',.: : : :.l⊂⊃ 　_.. -‐　 7 　| : :ハl::/　lヽ .._＿_￣￣　/ : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : :! ',.: : : l、　　　ヽ 　　 / 　 l.:/: : l.　 　l:::::::::::::::::￣￣/: : : : : : :.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　 / : : : : : : : :.l.　',: : :.l ＞ 　..＿￣　　イ l/ ＼:l　／:::::::::::::::::::::::::::::l : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : :.:. l 　 ヽ : l 　　　　　　|　r‐‐ '"⌒Y ￣　丶::::::::::::::::::::::l: : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　 _,': : : : : : : : : : l. 　　 ＼l 　 　 ┌'"l. /ヽ: : : : : :l ) 　 　 ＼::::::::::::::/ : : : : : : : : :

　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐―-　 ―-　､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　／:.／´ 二二_｀＼｀::.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　 　 　 /:.:./.ﾔ丁:.:.:.:.:. ｀＼ﾍ:.ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:.
　 　 　 　 　 　 　 　 /:/:/:.:{:.:.l:.:.:.:.:ヽ:.＼:.:.:l:.:..ﾏ¨}＼:.:.:.',
　　　　　　　　　　　/７:.:l:.:∧:.ﾄ:.:.ヽ:.:.}:.:.:ﾊ_.l:.:.:.:Yヽ_/:.:.:.:!
　　　　　　　　　　 ,'ヽl :.:i:.!＼ヽ ＼∧＞jム|:.:.:.:.!=く:.:.:.:.:.l
　 　 　 　 　 　 　 i:.ijﾊ:.:ハﾍ処ﾐ 丶` ｲf::圷 |:.:.:.:.|｀ヽヽ:.:|　　 ・・・実はね、宗貞。
　　　　 　 　 　 　 |:.| ｌ !:.:.:ﾊ ゞ'　　　　`ｰ'　ｌ:.:.:.:.|_ノlヽ〉 :|
　　　　 　 　 　 　 |:.Ljﾍ ..:八　'_　 　 　 　 ,':.:.:.:.:l:.}_j :.:.:.:.l　　　　 第六住心とは
　　　　 　 　 　 　 ｌ:.!ヽ:ヽ .:.: ＼ ｀　　 　 ./ .: /:/:.:.:ﾉ:l:.:.:l:l　　　　 あなたや私が当たり前と思っている、
　　　　　　　 　 　 ヾ　丶＼ヾ:.个ｰ-イ´/／/ｲ:.:.:/:.:〃:.:ﾘ
　　 　 　 　 　 　 , -‐ｧ'　ヽ_>∨ﾍ:〃^ヽ´ ノ{:.:ﾚ'/｀Ｘ／/　　　　　自己を認識する「感覚」に
　　　　　　　　　/ ﾑ_{　　/l //　rく　 -／　 V　zﾆ二＼　　　　　踏み込んだ心の階梯なのよ。
　　　　　　　　r'　-‐ﾍ 　l　l'/　/ ＼_>'　　　 ／ ／ ⌒ヾl
　　　　　　　　l　　二¨)　V/　/　 rf､＼.　／ ／´　　 　 |
　　　　　　　　|　　{-'ﾉ　//／　t'⌒　　 Y ／/　　　　　 l
　　　　　　　　ヽ　 }∧ ﾊ l{　,'　ﾍ｀ 　 　 |´ l/　　　　　 /
　　　　　　　　 jゝ‐'　/{ | ｌ　 /／＼ 　 　}ヽ!／　　　　j
　　　　　　　　 ＼彡'_人l | '/　 ／ ﾑ=‐彡 }⌒ヽ　　 /



　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,. ‐: : : : : : : : ‐. {// ///}∧
　　　　　　　　　＿　　　 ,.ィ:´: : : : : : : : : : : : : {/ ////}/｀:ヽ､
　　　　　　　　///t≧,.ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ∨//}{: : : : : ｀ヽ、
　　　　　　　 f///}//: : :..i: : : : : : ﾄ､:／:｀: : : : : :.∨∨/∧: : : : : : :｀:
　　　　　　　 {///}/: :/:..:.|: : : :..: :.|　＼: : : : : : : : :∨∨//へ: : : : : :
　　　　 　 　 {///}i: / : : ;|-: :..: : :.|　 　｀ヽ:_: : :i: : : ｀寸彡′ ＼: : : :
　 　 　 　 　 {///／:/ : : | ＼:..: :.:|　 　xfﾁﾐ㍉:!: : : :l: : l　　　　 ヽ: : :
.　　　　　 　 {/彡ィi/: :..: :|　__｀ヽ:.{ 　 "弋:ツ　l: : :./}}:.,′　　　　 ヽ: :
　　 　 　 　 /: :ゞ=i; :..: :..i:| f{ f:㍉｀　　　　,,,,,,　|: :///|′　　　　　　ヽ:
　　　　　　/: : : : 八: : :..从､ 弋:ｿ　　　　　　　ﾑｲ///}　　　　　　　　　　　　―なっ、なんと！？
.　　　　　/: : : : /　 ヾ: :iヾ:_:ﾊ　,,, ｀　　　　　　　/ゞ彡'
　　　　 /.: : : : :′　　ヾ{　V/jヽ　　　r_，　　　ｲ　|＿
.　　　 / : : : : :′　　　　｀　ゞ=-'＞　 　__, イ 　／: : :}
　　　/: : : : : :i　　　　　　　　　　　 ,.-r‐‐:|＿／: : : : :ヽ 　　 ___
　　 ,: : : : : : :.|　　　　　　 　　 ___ /: :.|: :./:}: : : : : : : r‐‐｀¨´　　｀ヽ
.　　.: : : : : : : |　　　　　　　 / 　 /:.／}__{_/}: : : : : :/　　　　　　　　 ヽ
　　i: : : : |:..: :.|　　　　　 　 .′　／_ノ!:::::::/:l: : : : /　　　　　　　　　　 ヽ
　　|:..: : :.ﾄ､ : :.　　　 　 　 ,　 　 f´: : {:::::/: :|: : :./{　　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　　 ／.:.:.:.:./:.:.:.:./´　＿＿＿＿＿
　　　　　　　 ,∠-…ー/:.:.:.:./イ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　／.:｝　,.　'´,'.:.:.:.:/:.:.:.:.:.{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.　　　＿, '.:.:__ァ'　 ／i:.:.:.:./:.:.:.:.:.∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　'´.ィ¨¨アく.　／／!:.:.:./:.:.:.|｣_.'　',:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:
　　´/.:.:／'.:.:.:.ヽイ /|:.:.:.:!:.:.:|从l｀ヽ､ :.:.:| ､:.:.:.:.:
　　/.:., ' /:.:.:.:.::.:厶.'.:|:.:.:.ﾑ:.:.|,ィﾃぅぇ､＼!　＼:.:
　　:.:,.'　ﾑヤ７.:./.:.:.:.|:.:.:.l ﾍ:.:いｈ.　 | 　 　 　 ｀
　　/／ ／.:/.:./.:.:.:.:.:l:.:.:.|:､ ヽ:、’-‐'
　　'　 /|:.:./|:./|:.:.:.:, ';ｌ:.:.:|.:｀ヽ-',　　　　　 '　　　　　　―唯識(ゆいしき)。
　　‐'　 |:.:,. ｌ'　|:.:./ /ﾍ.:.:.v:.:.:.:.:.:ゝ ._　　｀ゞ'´
　 　 　 ∨.. -‐|:/ヽーヘ:.:',‐' ´　　l　〕－--‐' ´　　　　　それこそが第六住心
　　,． ' ´ 　 　 ′　'.　　＼、　　　|´！　　　　　　　　　 他縁大乗心(たえんだいじょうしん)
　　　　　　　　 ,　'´！　　　　　　　|　 ',　　　　　　　　　 を司る原理。
　　　　　　　／　　　∨　　　　　　 |
　　＿＿_／　　　　　 ∨　 　 　 　 |　_.　-‐-
　　'´l＞'　　　　　　　　∨　　 　 　 ｌ´
.　 　 '.　　　 　 　 　 　 /ヽ.　　　　　l
　　　∧　　 　 　 　 　 i 　 ＼　　　　',
　　　　 ＼　　　　　　/|　　　 ＼　 　 ',
　　 ＼　　｀　　._ , イ　|　　　 　 ＼ 　 ',　　 /
　　　　ヽ､　　 　 ＞’　',　　　　　l. ｌ＼. ',　./
　　　｀'く　｀ ー'´　　　 ∧_　　　　＼､ ヽ∨ _,.
　　　　　＼　 　 　 　 〈　＼￣￣￣｀ヾ　'Ｚ∠

　　　　　　　　　　（　　 ,　. :―‐- -- . . ､
　　　　　　　　　　　＞'. : . : . : . : . : . : . : ＼
　　　　　　　　　 ／: . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ
　　　　　　　　／: . : .／:/: /: .i: : i : .:ヽ : . ヽ: ヽ　　　　　 ・・・唯識。
　 　 　 　 　 ｲ/: . : / . /: /: . :|: . |: . : .ヽ : . ',: . ',　　　　　　　南都六宗の法相宗が
　　 　 　 　　/: . : / . /: /l : . :|: . |!: :l . :.',: . :j: . :}　　　　　　　その宗(むね)とする教え。
　 　 　 　 　 |: . :/l: ./:‐/┼: .∧ :jl-┼:‐:j: . :|: . :ヽ._,ノ
　 　 　 　 　 |: .ｲ: |:/: ﾇテミ_/　',_ ィﾃﾆﾐ:|:.:.:.|: . j
　 　 　 　 　 |/ |: .|:ﾊ{. ﾄｲrl! }＝{　ﾄｲ:rﾘ !: . :j: .ｲ
　　　　 　 　 　 |:/|: .ﾊ `ニ ノ　, ヽ. ニ ｲ: . /:ｲ
　　　　 　 　 　 l'　!: 小､ 　　 ＿　　　 ｨ!: .//
　　　　　　　 　 　 |: .:|ハ＞, .. _ ..　イ=jl: /〈　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／）／ノ '　ヽ､＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ .ｲ '（●） 　.（●）＼　　　　 どのような原理、なのですかお？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . 　/,'才.ﾐ).　 （__人__）　　　＼　　　大僧都。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . 　|　≧ｼ'　　 ´ ⌒｀　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　＼　ヽ 　　　　　　　　　 ／



　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 -‐…‐-ミ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : : : ´: : : : : : : : : :´｀: : : .、
.　　　　　 　 　 　 ,　 ´ : : : : : : : : : : ' : : : : : : : : : : ヽ
.　　　　　 　 　 ／ /: : : :,　´／￣￣￣￣ヽ: : : .、: : : :＼
　　　　　　　／　,ｌニﾆ／ ∠. -‐………‐-.∨: :∧: : ∧: 丶
.　　　　 　 / 　 /ｌニ./: :./: : : : : : : : : : : : : : :∨: :∧/　》: : :ﾍ
　　　　　　!　 　/: :./: :./: : : : :／': :ｲ: : : :,ｲ: : :}: : :.∧≪二二二!
.　　　 　 　 　 //:./: :./: : : :.X: / : /: :.:.:/.ﾑ斗: : : : : }　 》:､＼: : ;
　　　　　　　　|／|: :.::|:.:,〃=ミ、 ,/: :.／／´　∨: : :.:.|／: :.:.＼＼:
　　　　　　　 く／| : : |ｲ {!仏ｨﾊ,厶イ／,ｨｆﾃミ､}: : : :.:|: : : : : :.:.∨}　　　　宗貞。
　　　　　 　 　 |: l| : : |ハ　辷ソ　 　 　 {仏ｨﾊ}|: : :.:.:.|､: : : : : : : :.|
　　　　　 　 　 |: l| : : |! ∧　　　 '　　　 ゝ- '", : : : :./ﾉ: : : : : : : ‐、　　　アナタが自分を認識する手立て、
　　　　　 　 　 |:八: :.:l! : : ヽ　　ﾏ￣￣}　　 /: : : :./: : : : : : : :/　 }　　　 それは阿頼耶識(あらやしき)という、
　　　　　 　 　 |!　 ＼:ヾ: :/ ＞　　 一　　イ: : : : /: : : : : : : :/　 /　　　 深層心から生み出されたものなのよ。
　　　　　　　　 ! 　 　 ＼/ ,У　.≧=　 　 /! | : :/: : : : : : : :/　 /
.　　　　　　　　　　 　 ／／ ∠ ヽ 　／／ｲ/l／≠＝== ､/　 /
.　　　　 　 　 　 　 ／／ ／　　＼X　　　ﾉ　 〃 ´ 　 　 /　 /
　　　　　　　 　 ,ｲ〃/〆　 　 ／´　　 イ 　 〃 　 ＿　ｲ　 /、
　　　　　　 　 /　{{У{ｭ　　／　-‐　´　　 イ　　／ ／　　　　　￣￣￣￣ ヽ
　　　 　 　 　 {　 ||　 ||7／　_ ．　 -‐　´　l|　.〃　　　　　　　　　　_. -―一'
　　　 　 　 　 |! .八ゝ}ﾚ' ／　　　　 　 　 /{　 {{´ 　 /　　　 /　 Y´
　　　 　 　 　 | 《￣ ﾐ　　　　　　　　 　 /　　 ||　　〈　　 　 ,　　 |
　　　 　 　 　 |　≫_〃 ￣ 》　　　　　 / 　 Y ヾ　　 ＼　 ノ　　/
　　　 　 　 　 |　.// }}｀¨¨´　　 　 　 /　 　 }　 ∧ ＿_　ヽ　_ ｲ
　　　 　 　 　 |彡'　《　　　　　　　　/　　　/　/　　 　 ｀¨´

―その認識を使って、自分と他人とを区別するのよ。
　 見て、聞いて、嗅いで、触って、味わって、思って。

　　　　　　　　　　　　　 ｶﾀｶﾀ　／⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　（＾ω＾　）
　　　　　　　　　　　　　　　＿|￣￣||＿）＿
　　　　　　　　　　　　　 ／旦|――||/／ ／|
♪ 　 ／⌒ヽ　　　　　　|￣￣￣￣￣|￣| . |
　　 （　＾ω＾）))　　　　　|＿＿＿＿＿|三|／
　(( (　つ　ヽ、　　　♪
　　　〉 と/　 )))　　　　　　　　見(見る)
　　（__／^(＿)

　　　　耳(聞く)　　　　　　　　(＾ω＾　)
　　　　　　　　　　　　　　　　 (⊃⌒*⌒⊂)
　　　　　　　　　　　　　　　　 /_ノ　ωヽ_)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 鼻(嗅ぐ)
　　／⌒ヽ　　ｹﾞﾌｰ
　 （　＾ω＾）∩）) ﾎﾟﾝｯ
　 /　　 ⌒ヽ
　（人＿__つ_つ
　　　　　　　　　　　　　　　　"O(　＾ω＾　)O"　かゆいとこーろにもろこしもろこし
　　　　舌(味わう)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　身(触る)

　　　　　　　　　／⌒ヽ
　　　⊂二二二( 　'A`)　二⊃ 　ﾄﾞｯｶﾉ板ﾉ長寿ｽﾚﾆ勝手ﾆ次ｽﾚｦ作ｯﾃﾔﾛｳ
　　　　　　　　 ﾉ　　 / 　　　　　　ｼｶﾓVIPﾆ･･･
　　　　 　　　 （　ヽノ
　　　　　　　　 ﾉ>ノ
　　　　 三　　レﾚ

　　　　　　　意(思う)



　　　　　 　 　 ／／ ∠-‐''丁￣￣￣:.＼ム:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　 /ｰ/:.:./:.:.:.:.,ｲ:.:.|:.:.:.:.:.!:.:.:.:.ヽヽ ﾊ:.:.:.:.ヽrz_ﾑ
　　 　 　 　 /:.:/:.:./:.:.:.:./│::ﾊ:.:.:.:.:|::.:.:.:.:.!:.ｌ　i|:.:.:.:.:.| ｝:.:.＼
　　　　　　 l:.:.:ｉ:.:.:.{:.:.:.:/　 l:.:! .'.:.:.:.:|ヽ:.:.:.:|│:.i|:.:.:.:.:.| l､:.:.:.:.:>
　　　 　 　 l:.:.:.!:.:.:.ヾｱ ｀ヽ.Vi　.ヽ:.:l　＞弋!ヽ|:.:.:.:.:.:| | lヽ<|
　　　　　　 l:.:.:.l:.:.:￣ !ｨ≠kﾄ､　 ヽ X　ｧ示k i|:.:.:.:.:.ﾘj│ l:.|　　　　そうやって彼と此れが生まれる。
　　　　　　 l:.:.:.:! j:.:.:.|{i.f:::ﾊ`　　　＼´f_::::ﾊﾞj〉:.:.:.:.ﾑ｢|:.∨:.|
　　　　　　 .',:.:Ⅳ:.:.:.:.|!_r';_ﾘ　　　　 　 r';;_/ ﾘ:.:.:.:./´}.|:.:.:.:.:l　　　　区別することで生み出された
　　　　　　　 N:.:.:.:.:.:ﾊ　　　　 '　　　　　　 /: : : /_ノ j:.:.,':.jl　　　　「己」に執着する心。
　　　 　 　 　 !|:.:.:.:.:.{小　　　 v== ‐ｧ　　 /: : : //:.￣:./:.:.ﾘ
　　　　　　　 八:.:.:.:.:.:.|　＼ 　 ｀ー'´　　 /:.:.:.:.//:.:.:.:.:./:.ｲ/　　　 これを末那識(まなしき)と言うわ。
　 　 　 　 　 　 ヽ:.:.:.:.:|ヽ　 ＞､ __ ,　＜/:.:.:.:.//:.:.:.:.://〃
　　　　　　　　　　＼:.:.!_ ゝ‐＜ _|　 ／/:.:.:./7:.:.:.:／'/〃
　　　　 　 　 　 ,r ''7´＼　　 /＜ _　 /:.／〃∠≧＜
　　　　　　　／::::::/ //　　 ,/＝=　＼／　／ノ´:::::::￣ヽ
　　　　　　./:::::::::/ //　 　 f/"⌒ヾ∨　 // /::::::::::::::::::::::ヽ

　　　　　　　　　　 　 ＿_ __ _
.　　　　　　　 _ ,　'"´　 ,. _ ___｀丶、
　　　　 　 ／　｀　/　 /´-‐ｧｰ-ヽ ＼
.　　　 　 / ／下7　../／／.:.::/ .:.:ﾄ､ ヽ
　 　 　 / └ｲ_j/　.://;へ、／!.:.::/:.}ヽ　',
　　 　 ,'　 ///!l　.::j.:lｲ仔くヽ/,.イ,.ム:.',　l
　　　 , 　 '〈/f`| l ::l｀' ゞゾ　'´　ｒャjﾉ::.ｌ:. |
　　　 |　 l:l :!:{､| l ::|　　　 　 　 ﾏｿハ: |:: |　　　　 自分が彼と我を区別することによって、
　　　 |　 l:ｌ::i个| l ::l! 　 　　＿ ′ } .:}:.ｌ:: l　　　　 世界は区分される。
　　　 |　 lﾊ:l::{::', ::::{､　　 　 　 　 /.:/::.l:: l
　　　 l　!:|:::',::',::ヽ:::ヽ＼._　 　 ／.:/::::/l::;!　　　　 つまりは人の「認識」によって、
. 　 　 ',::{:{､:::ヽ＼:＼;ゝ ｀「:ﾌ´!::::/;:::/ 〃　　　　　世界はいかようにも姿を変えるって、こと。
.　　 　 ヾﾊj＞''´ ヽ ﾄ､_..上くｲ::::{ {::{／
　　　　／⌒ヽ､＼　｀　＼-ｰ￣＼ヾ
　　　/ 　 　 ヽ ＼＼　 　 ＼´￣｀ヽ､
.　　 ｌ　　　　　',　 ＼＼　　　＼　 __| ＼
.　　 |　　　　　 ',　　 ＼｀ヽ､　　∨ｎ|　} ﾄ､



　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　／ '⌒ヽ　　;　'⌒ﾞ＼　　　　　　 ||　　||
　　　　　　　　　　　 ／　　　 　 　 ∪　　 　 ＼　　　 　 ||　　||
　　　　　　　　　　／ ／´　 ｀ヽ　　　/´　 ｀ヽ　＼ 　 　 ｏ 　 ｏ
　　　　　　　　 ／ 　（　　　● l 　 　l ●　　　） 　＼
　　　　　　　／　　　 ヽ_　 　_ノ　　　ヽ_　　_ノ　　;　＼　　　じゃあ、
　　　　　　　|　　;　 ''"⌒'（　　　　i　　　　）'⌒"' ∪ 　|　　　今やる男が見ている世界は、
　　　　　　　|　 ∪　 　 　 ｀┬─'＾ー┬'′　　　　　　|
　　　　　　　 ＼　 　 　 　 　 |/⌒i⌒､|　　　　　　　／　　　やる男の「心」が作り出したってことに、
　　　　　　　　　＼　　　　 　 !、＿＿,!　　 　U　 ／　　　　 なるのかお。
　　　　　　　　　／ 　　　　　　､_＿__,,　　　　　　＼
　　　　　　　　/　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　 　 |　　､　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　 |

　　　　　　xｪｪz. -: : : : :-. .､　　 ＿_
　　　　　/イ: : : : : : : : : : : : :｀ヽ///∧
　　　　,.ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : : :.V∨∧
.　　　/: : : :i: : : : :|: : : : : : : : : : : :ﾍ ∨∧
　　 /: : :..: :|: : :..:..|: : : : : : : : : : : : : :///∧
　　,: : : i:-/ヽ:..: :..ﾄ､; -‐:-: : : : : : :i:.}///ソ
.　 ,: : : :|:/__　ヽ:..:|　＼: :ヽ: : : : : :.|;'/／ヽ　　　　　 ちょちょちょ、
　/ﾍ: :..ヾ{ f:㍉ ヾ{　イ笊ﾐxi: : : : : |ヽ: : : : ＼　　　　ちょっと待ってくださいよっ！！
　　 ヽ: : :i 弋ﾘ　　　弋::う　! : /:.: :|　ヽ: :..: : :.＼
　 　　ヽ从　 ､　　　　　　 ムｲﾐヽ:{　　ヽ: : : : : : ヽ
　　　　 ヾゝ、　V￣ヽ　　 /三彡'｀　　　ヽ: : : : : : : :
　 　 　 　 ヽ:＞ ｀ ‐ '　 ィ　/: :ヽ_　　　　　ヽ: : : : : :
　　　　 　　j//　 i¨ヽ 　 ／: : ／ ￣ ヽ　 　 ∨: : : :
　 　 　 　 　 :　 /: :{__／: : : :/　　　 　 : 　 　 ∨: : :
　 　 　 　 　 i　,: ／ヽ: : : : :/　 　 01　 !　　 　 : : : :
　 　 　 　 　 l/:´:{:::::::}ヽ:.／{{　i　 ＿　 .　 　 　 i: : :
　　 　 　 　 /: : /:｀:f´: : : : :ゝ/´xｪｭ ｀′　　　/: : :
　　　　　　 {: : /::::::;′: : : :..:///////　　　　/: : : :



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 . -. ､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　-┴‐‐┴. ､
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ____／ . . . . . . . . . . . .
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀7. {. . . . . . . . . . . . . '.
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｛__ﾊ. . .ィ´. . . . . . . . .ｉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V'ﾍ休`!. . . . . ｉ /,ﾆﾆヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,{､　 ﾋ}乂.ﾉ. . ﾉ.|:|. . . . ｉ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _{.｀~〉､___∠x≦］. イ. . . .|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /. :＼__/. | 〉`7´/. : ハ . . !、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 _/. : . : . : }. :!ﾊ/}_/ : /. /､. 八 ｀ヽ　　　　　　 この世界は「自分の主観」が
　　　　　　　　　　　 x≦ﾆ/.{ . : . : . : ﾊ∧j/.:' : . !. ,. : . ヽハ　}　　　　　　 作り出したものなんでしょう？
　　　　　 　 　 　 ／二三{. : . : . : .∠{ {.:.:{.:.:|. :__j. ｉ/. : . :ｉ. .| ,ﾊ
　　　 　 　 　 . 　　　　　　`'ー=≦二 ｀　＜:| . : {. l{. : . : |. .|/. |:　　　　　 外の世界は、幻なんでしょう？
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　｀　 ∨'V : . l . | . 八
　　　　 ／　　　　　　　　 /'ー'^'.　　　　 　 　 　 _ ノへ. | . | /　 }　　　　 だったらやっぱり、
　 　 ／　　　　　　　　 ﾜ`{ ･ω･仁.,ヽ.____＿. : ´. : . : . : 厂`　 ､　　　　　 自分のためだけに修行してれば
　　 {　　　　　　　　　　ヽ V芥v/.}〔 　 ∨.＼ : . : . : . ∠　　　　 }　　　　　いいことになりません？
.　 　＼　　　　　　　　　 ｉ__}___{.ィ 〉{___,_j.:.:.:ハ : . : ∠ニ.　　　／
　 　 　 ＼ ､,　　　　　　 └ｩ‐‐ｩ'　　　＼.:.:.:/. :≦二ニ　　／人
　　　　　　ヽ､｀ 　 .　　　　　　　　　　　　￣`´　　 　 　 ／／. . . .
　 　 　 　 　 V∧､　`'　 .　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／／!　!. . . }:
.　 　 　 　 　 ∨ﾊ　`'　 .,　｀ 　 　 　 　 　 　 　 　 ／／／|　| . . 八
　　　　　 　 　 '　　　　／７.:.:.､,　｀'　､.,　　　　 ／／ / . /|　|.／. . }
　　　　　　　 　 '.∧／／/.:.:.:／｀ﾞ　､,　｀　'ー' ／|　 ｛. .｛｜ |{. r‐'ﾉ
　　 　 　 　 　 　 '. {　{ ,/‐ ､{　　　　∨`'.:.┬'1 |_,!　　`'‐‐|　|ヽ{
　　　　 　 　 　 　 '.ﾍ. `'＜r┘　　　　'..:.:.:.:.|　|　　　　 ／｜ |　 ｀
　　　 　 　 　 　 　 ∨}＞､,｀　 .　　　　'..:.:.:.|　|　　　／／ ｀¨
　　 　 　 　 　 　 　 ｀~　　 ｀　､,｀　　　 }⌒'!　!　 ／／
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀　､, く　　|　|／／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀　､, 1..:l／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ..|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀¨

:.ゝ,く:.Y　　 ヽ|.:.:.:.　:　 ｌ:.:.:.ｌ／:.:.:.:.:.:／　/／ヽ }: :.:.:./ヽ: .:.:.:.:.ｌ　|:.|
:.:.ハ:.:.{　Y⌒ ｌ:.:.:.:. .:.　 !:.:.ｌ:.:.:.:.:　 ´　／´　　 〉:.:.／:.:.:.ｉ: .:.:.:.:l 　!:ｌ
:/　ﾊ八乂_.　 !:.:.:.:. :.: 　ｌ:.ｌ　´　　≧x.._　　　/:／:.:.:ハ:ｌ!:.:.:.:.ﾘ　 ｌ:!
ｌ　ｌ:.:.Ⅶヽ　 ヽ.ｌ.:.:.:.:.:.:.:.　ｉ!　　 　 　 ｀ヾミ　/ ' ﾊ: :/　 !}.!:.:.:/　　ﾘ
ｌ　ｌ:.:.:Ⅴ:.:.ゝ-､ ｌ.:.:.:.:.:.:.:.　ｌ　　 　 　 　 　 　 　 {／　 /'　! /　　/
ヽ′:.:.Ⅴ:.:ｉ:.:ｉ:l　!:.:.:.:.:.:.:.:.ﾑ　　　　　　　　　　　丶　　　 }/
:.:.:.:.:.:.: :ヾ:.:ｌ:.l:l　 !:.:.:.:.:.:.:.:.ﾑ　　 　 　 　 　 　 　 　 >　 /'　　　 ・・・宗貞。
:.:.:.:.:.:.:　:.:. :ｌ:l:! 　 !:.:.:.:.:.:.:.:.ﾑ　　　　　　　_ 　 　.イ
:.:.:.:.:.:.:　 :.:.:.:ｌ!　　 !:. :.:.:.:.:.:. ﾊ 　 　 　 ／:.ヽ＞-'　　　　　　　　この「唯識」だけどね。
､.:.:.:.:.:.:.　 :.:.∧　　 !.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ　　 　 (::}:.:ﾍ
: ､:.:.:.:.:.:.　　: ∧　　 !:.:.:.:.:.:.:i:.:ｉ 　 　 　 } ヾ:ﾍ　　　　　　　　　　唯(ただ)、識のみが存在し、
: :.＼ :.:.:.:.　　 :∧　　ｌ: : :.:.:.:|ｉ l 　 　 /´: .:ﾊ:.ﾑ　　　　　　　　　 心の外には境界(きょうがい)はない。
､:.:.:.:.＼: .:.:.　　 ﾑ　　ｌ:ｉ:.:.:.:.:| !l:. 　 _ハ: : :.:.ｌ ｉ:ｉ　　　　　　　　　という意味なのよ。
-＼:.:.:.:.＼.:.:.　　 ﾑ　从ｉ:.:.:.:! |!:.:ﾊ　　ﾊ:.:.:.:.ｌ |:!
:.:. : ＼:.:.:.:.＼:.:. 　 ﾑ　} | : / :|! ｉ:.:!　　∧: : ｌ |!
: : : : : :＼: .:.:ヽ .:.　 ﾊ ﾄ.! /:.:ﾉ' ﾊ |　　　 ',:.ﾘ/
:. :. : : : : : : 丶: ﾍ｀ヽ ﾊ: }'≧x:/　}!　　　　}'
: : : : : : : : : : : : ｀＼:ヾ:!: : ＼ ＼ﾉ　 　 　 !



　　 /::::::::::::::::::＞ _乂　|::::::/／::,:::､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､ },::::::.
.　　,:::::::,::::::::::{､/:::/ｲ ＼〉ｲ:::::::/ ',:::＼:::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::::::::｀ヽ､､!
　 .,::::::/::::::::::::{ｿ::::l＼:ヽ'::ハ::::::{　 ヽ:::::＼::::::::::::::::::',､:::::::::::::::::::::::::::＼
　 ,:::::,'::::::::::::::::,..､:::＼}:::::l　｀ﾄ:､l_　　ヽ::::', ＼::::::::::::::, ＼:::::::::::::::::::::::::::＼
　,'::::j:::::::::::::::/ -､ヽ::::::::::|　　ヽ::＼｀ヽ､＼,　 ＼::::::::::,　 ∨:::::::::::::::::::､､::::',
　l:::::l:::::::::::::{'/ rミ}::::::::::::| ,..-=ﾆ=ミ.　　＼　　 　':,:::::::l 　　',::::::::::::,:::::::} ＼',　　　　　　 ―境界がない世界において、
　|:::::|:::::::::::::､ヽ　 |::::::::::::|　云:::::::心ヽ　　　　　　ヽ::::,}ィ´　}::,､::::::}:::::ﾘヽ
.　',:::::::::::::::::::＼＼!::::::::::::!　{ﾊ､__ﾊ/　　　　　　　　 ´ﾘｵヽ／ﾘ:::',:::|::､::::::::::､　　　　　　 ―自分ひとりの力で
　　,:::::::::::::::::::::::ヽ V::::::::::', 弋z）ソ　　　　　　　　/::ら　/::::::::::::::'ﾘ::::＼:::::::::.
　　 ､:::::::::::､::::::::::::｀:::::::::::::::､　　　　　　　　　 　 f_ソ　,ﾊ:::::::::::::::/:::::::::::＼:::::.　　　　　　　それを「設定する」ことは
　　　ヽ::::::::::＼:::::::::::::::::::::::､:＼　　　　　 　 　 ､　 　 /:::::::::::::::::::｀ヽ､::::::::::ヽ:::､　　　　　　可能かしら？
　　　　＼:::::::::::ヽ､:::::::::::::::::::',｀ ＼ ｀ ー　 ＿　　　,.ｲ:＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::',＼::,
　　　 /: : ＼:::::::::::::､､::::::＼:::::::､　　　　　 　 _,...イ､::::::::::ヽ ､:::::::::::､:::::::::::::::::,　｀＼
　　／: : : : : :｀ヽ､::::::',｀ ヾ:j ＼:::::.,　_,..　＜´ ｀ヽ:::::ヽ｀ヽ､:::::', ＼:::::､:':,｀ヽ､:::::::,
,／-- ､: : : : : : : : ＼:}: ､　　 　｀ヽ＼: :l:.:l:l　} 　 ｀ヽj　 　｀､}　　',:::} ﾘ　　 ヽ::::l
: ￣｀ヽ､｀ヽ､: : : : : : ﾘ: : ＼-､ '´ ∨: : |:.:|:!/　　　　　　　　 　　 }/　　　　　 リ

　　　　　　　　　　　　rﾍ　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ　　 ／::ヽ
　　　　　　　　　　 ／:::::l　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼/:::::::/:＼
　　　　　　　　　　i:::::::::／: : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : ＼::/⌒ヽ
　　　　　　　　　　l:::／: : : : : : : : : /l: : : : : : :lヽ:＿: : : : : : : : : : :li: : : :ヽ
　　　　　　　　　　l/: : : : : : -‐‐-/、l: : : : : : l'"ヽ: : ￣: : : : : : : : :l: : : : :.',
　　　　　　　　　 /l: : : : : : : : : :./　　ｌ: : : : : :l　　 ',: : : : : : : : : : : :l: : : : : :',
　　　　　　　 　 /:.l: : : : : : : : :./　　　',: : : : : l　　　',: : : : : : : : : : :li: : : : : :.',
　　ヽヽ　　　　/: :.l: : : : : : : :./　　- 、＼: : : :レ-　 ヽ: : : : : : : : : li: : : : : : :.',　　　　　・・・いやぁ、できるでしょう。
　　　　　　　 /: : : l: : : : : : :/ ／⌒ヽ　　ヽ: : l ／⌒ヽ＼: : : : : : :l.l: : : : : : : :',
　　//　　　 ,': : : : :l: : : : : :ﾊ　　　　　　　　＼l　　　　　 lヽ: : : : :,' l: : : : : : : :.',　　　　　　だって、この世界を認識しているのは、
　　　　　　 ,': : : : : :l: : : : :,':⊂二⊃　　　'　　　　⊂二⊃l: ヽ: : /　l: : : : : : : : :',　　　　　 自分なんですから。
　　ヽヽ　　i: : : : : : :l: : : :,':::::l　　　　　　＿＿　　　 　 　/: : :.V　　l: : : : : : : : : ',
　　　　　　l: : : : : : : l',: : iヽ::::',　　　　 i7　　　ヽ　　 　 /l: : :/　　　l: : : : : : : : : :.',　　　　 自分の心ひとつで、世界だって・・・
.　　　　　 l: : : : : : : :! ヽ:l　ヽ:::lヽ　　　ヽ　　　 /　　／　l: :/　　 　 l: : : : : : : : : : ',
　　　　　 l: : : : : : : :l.　 `!　 i::::l__.＞　.._ ` ‐ '"　／l　　 l:/ 　 　 　 l: : : : : : : : : : :',
　　　　　l: : : : : : : : l　　　　l::::::ヽ‐‐､　 l　─ '"　　l.＿ 　 　　　　　l: : : : : : : : : : : ',
.　 　　　l: : : : : : : : :!　　　　￣￣￣/: : l　　　　　 ,!: : ヽ 　 　 　 　 l: : : : : : : : : : : :',
　　　　 ｌ: : : : : : : : :l　　　　　　　　 i: : : l　　_..　ノ: : : : : ヽ　　　　　 l: : : : : : : : : : : :.',
　 　 　 l: : : : : : : : :l　　　　　　　／l: : : /`Yヽ: : : : : : : : /‐--　..＿　l: : : : : : : : : : : :
. 　 　　ｌ: : : : : : : : :l　　_..　-‐ ': : : l: : :/::/　ヽl: : : : : : /: : : : : : : : : ヽl: : : : : : : : : : : :
　　　　l: : : : : : : : :.l　/: : : : : : : : : l: :/:::〈⌒Y::l: : : : :./: : : : : : : : : : : :l.l: : : : : : : : : : : :



　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　 |　　　―変わりは、しない！　　　　|
　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／


　　　　　　　　　　 ｘｪzｭ､
　　　　　　　　, ィ７-く l:i}:!　　__ _
　　　　 　 　 fryｲ : : : Yi}:!: ´: : : :.｀: : ..､
　　　　　　　 l/: : : : : : ,＞: ´:, ィ: :´:￣: : ヽ、
　　　　　　　/: :､__; 彡: ; ィ:´: : : : : : : : :/: : :ヾ≡x　　　　‐-､
.　　　　　　/: : : ／: : ー:≠: :‐: :≦彡'/:/: :../: :.|i}:!　　__＿,ノ -､
..　　　　　/: :.／ : :yｪｪｧ: -:‐≠zｪｭ､ノ:/: :,.ｲ : :..|i}:!　　　 __＿,ノ
　　　 　 .: ／:/: :..《У´: ; ィ´ 弋:ツﾉ /:／ ､!: : ;jリ
.　　　　／:／: : :.／:.／}三}　　 　　 ／ ,ｨｮtl:../ｲ:.!
.　　 ／:／: : / /: ／弋彡'′　　　 　 ､ゞ' /:ｲ: :!: :.
　／:／: : : :/: :{:./　　｀7　::.、　 　 r , 　 ノ/ : :..| : :　　　　　―え？
:´:／/: : : :/: : :从　　/￣｀ヽ__､　　 　ィ: :/ : : : |: : :
:.´　′ : :/: : : /_ry-くミx: : :f{:::ﾍ｀¨´ /: / : : : /!: : l
　/ : : :../: : : / {/　　 ｀ゝﾍヾﾊ:__:}.､_/: /: : : :/　:..:..|
./: : : :./ : : :/　 :　　　　 ゝﾍ: : :｀ヾ､ヽ: : : :／ 　 :..:.|
′: :../ : : :/　　,＿_　　.:::. { {: : : : : :ヽ｀ヽ´ 　 　 i: :|
: : :../ : : :/　　 {＿_｀ヽ,′　} } : : : : : :}:ﾍ: }　　　.:..:.|
:..:../:..: :./　　　i三iミｘ/ﾍ　 { {: ｀: ー: ':ヾ::ヽ 　 /:..:..|
／: : :../ 　 　 从三ﾐ∧: ゝゝﾉ: : : : : : : :.ヾ::ヽ/: : : :

　　　　 　 　 　 　 　 ／ : : : : : : : :.:≦: : : : : :｀ヽ.
　　　　　　　　　　／: : : : : :,:イ: : : : : : : 、: : : : : :＼
　　　　　　　　　.:′: : : : ／: : : : : : ヾ:､: :＼: : : : : :‘，
　　　　　　　　/´ : : : : .:′ : : 〃: : : : :丶: :.‘，: : : : : :.
　 　 　 　 　 /: :/: : .:/: : : : .:/.:/: : : : ヽ : : ヽﾊ : : : : 八
. 　 　 　 　 /ｨ / : : /: : : : : : 〃: : : : : : :＼: :.ヾ}: : : : : :トﾐ
　　　　　　 {ﾊ { : : .′: : : : :.i {: : : : : : i: : .:､ : : ヾ: : i: : 厂｀`
　　　　 　 / i,小: :{: : : : : :l: :|ｲ: :. :. :i: :|: : : :',: : : :',: :| ;ｲ.:ﾊ
.　　 　 　 　 l:∧: .:.: :l: :i: :ｲ∧ﾊ: : : :l: :ト､ ﾄﾐx: : : .:. :Ⅵ ｲ　　 ・・・自分の力で
　　　 　 　 八ハ: :爪{:┼‐i{ 大ハ: :从ｔ―┼:.大: :ﾘ } /}ﾉ
　　　　　　　　ヾ! ﾄﾐﾊ :{ｒ=≠ﾐヾ　＼{ｔ笊≠=z:i: :/}ｨⅣ′　　　　　世界は変わりなんて、しない。
　 　 　 　 　 　 ハヾ: ヾ:{ ゞﾆ'′}r==i{　ゞﾆ'’｀}/ 〃/
　　　　　　　　　　ヾハ `ト:""_ノ　 ;　ヾ. _"".ィ7 /}/
　　　　　　　　　　　　 入{ﾍ. 　 　 _ _ 　 　 ,〃.:/､′
　　　　　　　　　,．ィ´　　ヾ {`ｬ 、　　　ィ}//／　 `}:7 ､　　　　　　私の、私の世界は
　　　　　　　 ｒ 1:{　 　 　 　 !　　 ｀¨´　　i: "　　 　 !::}　ﾄ､
　　　　　 　 ,ｲ. l::i　 　 　 　 ト ､.．-ミ . 斗　　　 　 ::ﾘ .ﾉ: }　　 　　変わっていないの、だから。
　　　　　　〈:ハヾ::､　　 　 　 Y´__＿,r‐ﾐﾑ　　　　/:/ /: : i
　　　　　　 }: : :ヽヾ::､　　 　 ├―‐ｧﾍ　ヽ{　 　 /:/ィ／: ｲ
　　　　　　 j/: : : :＼＼:、_＿.l_＿ｒ'　　 　 _Y_／ｨ彡: :.／ﾘ



　　　　　　 　 　 　 　 　 ,ｘ≦三三≧ｭ､　 /}//∧_
　　　　　 　 f77ﾊ 　 ,.ｨ彡'´￣: : : : :.｀ヾミｘ∧//∧:ヽ
　　　　　 　 Ⅷ/{ﾐ /少': : : : : : : : : : : : : : :ヾ∧//∧: :ヽ
. 　 　 　 　 ∧//V/´: : : :ｉ : : : : :､: : : : : : : : ヾ∨/∧: : ﾍ
　　　　　　/:..:Ⅷ/′:..: :./|: : : : : : ﾄ､:_: : : : : : :V∨/∧ : ∧
.　　　　　/: : :.∨: : : :i: :, _ヽ: :..: : :.|´ 丶: : : ヽ: :}/〉i//: : : : :.
　　　　 /: : : : : ;′:..:.|V´　 丶: : i | ィ笊ﾐ､ｉ: : : :|///: : : : : : :.　　　 そんなこと。
.　　　 /: : : : : : i: : :..i:|　ィ笊ﾐ ヾi乂 弋::ｿ j/: :./¨¨!: : : : : : : :i　　　 決めつけなくても。
.　 　 ,′: : : : : :|:!:/:从 ゛弋:ｿ　´ ,　　　　/ｉ:..:/　　i: : : : : : : :.|
　　　.: : : : : : : :从{´ ヾゝ　　　　 , -､　　　jノ　 　 | : : : : : : : |　　　 まだわからないじゃないですか！！
　 　 i: : : : : : : : : : ｉ　 　丶 　 　 { 　 }　　ｲ:.ヽ　 　| : : : : : : : |
　 　 |: : :..: : : : : : :.|　　　　＞　　｀¨´ イ-､｀ヾゝ__ !: : : : .: : :..|
　 　 |.: : : : : : :..: : :|　　　　　　/ﾄ､ 　 ／: : :7{{　　｀ヽ: : : : : : |
　　　､.: : : : : : : : : :. 　 , ‐‐tf〈: : :./Y7ヽ : /:.{{　　　　ヽ : :..:..:|
　　　 丶: : : : : : : : 丶/　　 ゞ{ﾍ:./:〈￣}:ヽ': : ゞt　　　 , -ﾍ..:.:|
　　　　　ヽ: : : : : : : :/ ＿　　ゝ}｀: : i⌒i: : : : : :ゞt :i /　xｪｪﾍ:!
　　　　　　 ヽ: : : : :/ｲ＿ ｀ヽｲ: : : : |　 |: : : : : : : :Yヾ ////i∧

　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　 |　　　　・・・宗貞　　　　　|
　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿／



　　':,　 ＼':,　＼: : !　　 　 ＼:.:ヽ:.:.|:.:.:.ｉ:.:.:.: ﾄ､:.:.:ｉ: !:.:.:.: : ｉ:.:.|:.:.:.Ⅳ
　 　 ＼　 ＼ 　 >　　　 　 　 ＼ｉ:.:.|:.:.:.|:.:: : ｌ　',:.:|､:',:.: : : |:.:.|:.ｉ: !
　　　　　　　　 ヽ　　 　 　 　 　 !:.:.!:.:. |:.: : :ｌ　 ｉ:.ｌ ',:.',:.:. :.|:.:.|: ! |
　　　　　　 　 　 ｉ｀:..､　 　 　 　 |:. ｉｉ:.:.:|:.:.:.:.ｌ.　 !:ｌ　Ⅵ:.:.: |､:.!ハ|　　　　　　―あなたには、和歌がある。
　　　　　　 　 　 |: ﾊ: ｰ､‐ 　 　 |:.:ｌ ｌ:.:.|:.:.:.:.! 　 ||　　 ヽ:.:| Ⅵ　:!　　　　　 　　瑞々しい心を載せるための武器が。
　　　　　　　　　 !:{　ヽ:. ｀:.　　　ｌ:.ｌ　ｌ: |:.:.:./　　 ! 　 　 ヽ!　 >――‐
　　　　　　 　 　 ヽ! 　 :.:. ∧　　 ｌｌ ´|:.:!:.:〈　　　　　　 , . : :´.: : : : : :
　　　　　　　　　　 ＼　ｉ:. ｉ　｀´　 ! . |:.:.: ハ　 　 　 . : : : : : : : : : : : :
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ:.ｌ　 　 　 　 !:.:/　 ｉ 　 ／: : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　 　 　 ｌｌ　　　　　　|:/ 　　!／: : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　|'　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : :

　 ／￣￣￣￣￣￣＼
　 |　　・・・やる男。　　|
　 ＼＿＿＿＿＿＿／




　Ⅵ:.:.:|:.: ｉ:.:.:.:.:. ｌ:.i:.:.:./|:.:.:.:.:ｉ:.:. |:.: /:.:.／　　　　!: :.／　/／　 /'
　　|:.ｉ:.|:.: |:.:.: : /:,:|: /　!:.:.:.:.ｌ:.:.:.|:.:.ｉ／　　　　　　 < 　 /　　／
　　|:.!:.|:.: |:.:.:.:/:/ ｌ:.|　 ｌ:.:.:.:.|:.:.: !:. ｌ　 　 　 　 　 　 '
　　|ハ|: ,:|:.: /:/　 !:!　 l:.:.:.:.|:.:.:.ｌｌ: ｌ　　　　　　,...:´ｉ　　　　　　　 ―あなたには、知識がある。
　　'　 l:/ |:.∧′　|| 　 !:.:.:.:|:.:.:ｌ ｌ ｌ　　　　‐,-':.ﾊ: ｌ
.――く′|:′　　　!　　:. :.:.:ｌ:. ｌ　!:!　 　 /´:.: /　} !　　　　　　　　　己のためだけじゃない、
: : : : : : : : : ､　　　　　　 〉:.:.!: |` ｌｌ　　 /ｌ:.:.:./　 j/　　　　　　　　　 皆を結びつけるための生きた知識が。
: : : : : : : : : : : : ､　　　 / :. :.:. |　 !　｀´　!:.:,'　 /'
: : : : : : : : : : : : : :＼　 i 　 :. : |　　　　　 ｌ:.i
: : : : : : : : : : : : :. :. :.＼!　　 :. |　 　 　 　 !ｌ
: : : : : : : : : : :. :. :. :. :. :.＼　　:|　　　　　　!

　　　　　　　　　: : : : : : : : : : :. :. :. :. :.ｉ: : : :.＼
　　　　　　　　　: :. :.i: : : ｉ:|: : : : : : : : :ﾄ : : : ト ＼
　　　 　 ｉ　 :　　: :. :.|: : : !: ｉ: : : : : : : :小:.:.ｉ:.|　 ｀ ヽ
　　　 　 |　 :.　 : :ｉ: :ﾊ: : :. :.!: : : : : :./: :| | :|:.|
　　　 　 |　 :. :.: :.:ﾚ′: : : : : : : : :ｘ.:.: :.:|:.! l! |
　　　　　!　 : : ｲ : : : : : /: : : :γ 〈:ｉ: ｉ/ : ハ|　　　　　兄さんや
　　　ｉ　　　: :/ |/: : : : /: : :./ |i　 八 l: :/　 }　　　　　やる男や、
∧ ∨　　ヽ./ : !: : : : : : : イﾍ代_从:.:ﾙ′　　　　　　 やらない夫や宗貞の世界。
　 ヽﾄ､:ｉ　 }' : : : : : : : ／　　　　小: :ﾊ
　　 } ﾊヽ 　 : : : : :ｉ〃　 　 　 ｲ: |:Ⅳ　　　　　　　　　みんなの世界のの輝きは見える。
　　　八　　 ﾊ:.:.从{　 .:　　 ´　}从|　　　　　　　　　　皆の瞳から、見える。
.　　　ｘ‐}∧{　}'＿＿_{二　　　　　}
　 ／:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. 乂
／: : : : :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :＞
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.:＞
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. /::/:.≧ｘ



.　　　 　 ﾊ:.:.:,':.//:.:.:.:.:./:.:.;:.:.:.:.:.;:.:.:.:.:.:.:.:..ヾ:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:.ﾍ:iヾ.、
　　　　 .i!:./:.:.:i:,':.:.:,':.:.,':.:.,:':.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:、:.ﾊ:.:.:.:.:.:∧:.:.:.ﾊ　 ｀
　　　　 i!:i|:.:.:.:,':.:.:/:.:,':.:.:/:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.i:.:.',:.:.:.:.i!:.:.:.:.i　　　　　　　 ` ､
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.　　 '　,ﾉ:.:.,イ:i:.:.:.:.:|:.:.:;i:.:.:.:.:.;:.ハ:.;:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:i:.:.:i!:.:.:.:.i:!:.iヾﾊ
　 　,_ｲ〆}刈 }ﾊ:.:.:.:i ｀ｉト: : _iﾘ　|ﾊﾘ:.:.iﾘ; ,':/ｌ: :ﾘ孑:.:i!:.:ﾘ　ヽ、
　　´　 　 i从:.:.:.:i:.:.:|i i |　　 ﾘ ｰ- |:.:.:| ｰ-‐ ´:.ｌ ﾘ:.:,':.:.,′ 　 `　　　だけど私には
　　 　 　 ハ|:.:.:.:.|:.:.:.ﾊ|=＝=≧、　i:.:/　_ﾑ=＝ｿ }:,'::.:,'　　　　　　　 みんなのような「世界」は、ない！！
.　　　　 ´_,-iﾊ: ﾊヽ、{ヽ　　 　 　 }|/_ｲ ´　　 ｸノﾘ|:/
.　 ,ィ´-: :_: : :ﾍ:.:.ｿ刈ヽ ＿　_, ィ´　, ｀　- ,ィﾞ´:::::ｿ: :｀ヽ　　　　　　 自分で、
　ｆ: : : : : : ｀:、: ﾊ、; l.ﾊ,＞. 　こ二ﾆｱ, .＜　i!|:::::/: :;.ィ: : :ヽ　　　　 輝きなんか、
..ﾊ: : : : : : : : : : ﾍ|i i{,　ﾍ : _:＞‐- ‐≦ /　 ﾉ,':::/ :/: : : : : : i　　　　 つかめない！！
｛: : : : .._: : : : :,,,_: ﾏ ヽ、ﾍ _,　 -- 　_.'　 　 ,':;'ﾘi.,': : : : : : :
f: : : : : ;_: : : : : ; _:ﾊ ﾏ、. ﾊ_ ,　-‐- _ハ　 ,':;' .}i'　_, : .´｀丶i　　　　　　　　rt　 ｢l [ﾄ,
ﾍ; : : : : : ￣: : : : ｀゛ﾞ≧ヽ ハ.　 　　ﾑ 　 ﾒ;' 〃: : : : : : ,: 、Ｖ　　　　　　　i i　 l i　Y
　i:、: : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ　ﾊ.　　 i! 　 .ﾒ;' /i!,.ｨ: : : : : : : :｀ヾ、　　　　　l' i 　 i l
　i!ﾊ: : : : : : : : : : : ; : :_: : ::ﾍ. ﾊ:::...i!　　,':,' /::i!'ﾘ: : : : : :,__: : : ::ヽ.　　　 i' ,'　　'" rl^ﾚｩ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i/　　　　"7'/

　　　　　　　　　 　 _＿__　__　　　　 __
　　　　　　　 ,. : :´ヽY〃x= : :ミ ､／⌒｀ヽ
　　　 __ _　〃⌒ミ>x≦⌒　 ≧x ㍉:: : : : : :.
　 ／⌒ヽ/. : : : /: i{ : : : : : ｀': .、:＼:.ヽ. : : : ',
　ｉ : : : : /. : : : / :j八 : : : : : : : : ＼ :｀ﾆ=r‐. : :,
　| : : : :,': ,' : : ' : :li : :＼ : : : : : ::. : :＼ゞ≧=- :i
　| : : : :{: { : :ｉ : : :|i : : : :＼ : : : : : ::. : :＼:i : : : |
　| : : : :|: | : :| : : 从: : : : ｉ:}＼ : : : : : 、: 介=-.｜　　　 真雅・・・さん。
　| : : : :|i | : :|: : : :ﾄ､＼; :八｀¨¨ゞ辷,xΧ: | : : : |　　　　ご、ごめんなさい。
　| : : : 从| : j : : : L.xく ＼: :ヽfr乞タ个トﾒ､ : : :|
　| : : : : : | ∧:. : i:ﾚf乞T　｀￣`　　　,りｲ::.: : : :.|　　　　わたし、
　|: : : : .ノｲ＼＼八¨¨´　　､　　　　/l77|: : : :.:.｜　　　やっぱり空気が、
　| : : : : : : : : iヾ_≧x=-　 r-　'¨　ｲ｀¨　|: : : : : :|　　　 読めないです、ね。
　| : : : : : : : _」　_　　 ≧┬‐一 " :ﾄ.、　| : : : : : |
　| : : : : : .:/　　　 ｀Y. : .〈　　　　　} ﾊ　| : : : : :｜
　| : : : : : ,'　　　　　 ', . : .',　　　　 | ハｰ- ミ : :｜
　| : : : : : |　　　　　 ∧ : . :＼　 　 }. :∧　　　ヽ |
　| : : : : : |　　'、　 /: . ', : . : . ＼ / . : ∧　　　 }:|



　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:::,. -―-､::ｰ-､::＞一ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　　／:::／,. -=ﾆ::￣::＼::＼―i:、
　　　　　　　　　　　　　　　/:/:::/／::＼::::::::＼::::::,ヽ::::ヽ|､＼
　　　　　　　　 .　　 　 　 /:::|, イ:'､::ヽ::::＼::::::::Ｘヽ:|ﾍ:::::ﾍ＼,ゝ
　　　　　　　　　　　　　ｘｭ、／|:::::|::::::!､::＼ｰ`ー-,ｨf示ﾊ:::::ﾍ､,ハ
　　　　　ｘfﾐx、　 _,.ィ≦ヾﾐt‐:.ノ、┼‐` ｰ　　　 弋炒 ',:::::ﾊ:::l::|
　　　／∠..､ヾく: : : : : ///: :´: : :.ヽ ,ｨf心　　　　 　 　 !:::::::l::|::!　　 宗貞、アンタが気にすることじゃない。
.　　 〈〈,.': : : : :ヾヽ: : :.///: : : : : : : : :ヽt炒 　 `　ノ　　 |:::::|:|_|ﾘ
.　　　Ⅵ: : : : :.i: 〉〉: :.f//!: : : : : : : :,ﾊ: :ﾍ　　 ‐'´ 　 　 /ｲ/|:| ヽ　　　でも、これがね大乗仏教を
　　　八:..:.ｉ :..:|//: : :.{//}: :/: : : :../-‐Ⅵﾊ. ＿＿　.. ｲﾊ: : ﾘ|　|　　　私が求める理由、なの。
.　　 /　ｉ:ヾ{:..:..|/: : : :.{//}:/: :/: :./,ｘtr' !:从 : ＼　　　　ﾑ: : :∨
　　　　|:..:..＼:|: : : : :f三/:i:./: :./ ヽ{ﾘ　、ヘ : : ＼ ／: /ﾍ: : :ﾍ
　　　　|: : : : :.|: : : : :|三j//: :./!　　｀　 /ヽ　 ＼: : :＼:/／ﾍ: : :|
　　　　|: : : : : |､: : :.ﾉⅧ}从／i:| 　 　 _,' 　 ＼　lヽ.／^)､ : : |: : !　　・・・そうなん、ですね。
　　　　!: : : : :..| ｘく 　 ￣ﾘヾ:.从 　 　 !　/　　ァ'´ ／: : ヽr:| : ﾊ
　　　　,: : : : :ｉ: |::::::::＼　/　 /ヾ{:￣! ´　 l 　 　 ,.イ､ヾニ二7イ　|.ｨ
.　　　/: : : : :.|:..ﾄ､::::::::::＼／..: : : : i:|　　 　 __／ /　 ` ｰ-､_|/､__jﾆフ
　　/: : :..: : :.|: :!::ヽ:::::::::::fﾍ ｉ: : : :.从ｰ--='彡- '　　　　/´:j:_}::::/一`
.　 /: : : : :..: :.|从ﾄ､:ヽ:::::::{ j:}|: : : : :i　ヽーr'´　　　　　 ,f-':j´:||｀′

　　 /　/　,......_∨ ∧:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.. : ｀:´:､: : . //
.　 /　/　/: : : : ∨ ∧:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.:. :.ｌ : : : ﾞ: .//
　 {　〈　/: : : : : :.∨ ∧:..:..:..: : : : : : /.: :l} : .:} : :.〈
.　 ＼У : : : : : : : V∧}: : : : : : : : :/ : :ハ: /: : : :.i
　　　｀}: : : : : : : : :}¨´:.:l: : : ｌ. : : :./: : /　∨.: : : : }
　　　 l: : : : : : : : :l : : :.:| .:.:.:|:. : :/: : /＿　ﾞ}: : : :/l
　　　 |: : : : : : : : :|:ヾ. :{: :.: :|: :./: ／__,　　ﾉ: : :/ :|
　　　 |: : : : : : : : :|r‐ ､|: : :.:|:./ｨf葱㌢ ／.;ｨf㌢　|　　　　 自分一人だと、
　　　 |: : : : : : : : :|}(⌒∨: :.| 　 ｀¨´ 　／　 ¨ｌ: : :|　　　　 やっぱり
　　　 |: : : : : : : : {ヾ､　 〉:.:.:|　　　　　　 　 ´/ : : |
　　　 |: : : : : : : : |　 ｀}¨i.: : l　 　 　 　 -‐／ : : . |　　　　 「自分のココロ」って、
　　　 |: : : : : : : : |　/.ﾉ 从八.＞　 　 　 ｲ　: : : : |　　　　 わかんないんだ。
　　　 |: : : : : : :l}:.∨/　＞‐-. . . |､ ｀i:¨.:.:| : : : : : |
　　　 |: : : : : : ﾊ : l}　　　　　　　} ﾍ_|＿:.| : : : : : |
　　　 |: : : : : :.|/}:.:l|｀丶　　　　 |/∧＼ ﾍ.: : : : :.:|
　　　 |: : : : : /¨|: :ﾄ. 　 ＼　　　|//∧ ﾍ. ∨:.:. : :|
　　　 |: : : ／　 |: :| ﾍ.　　 ＼　.{∧/ﾊ　 ＼＼:.:.:.|
　　　 |: 〃　 　 |: :|　 ∨ 　　 ヽ}　`i<∧　　＼}.:.:|
　　　 |:.:.{. 　 　 |: :|　　.}　　　　　　 ∨/ﾊ 　　 ｀ヾ、
　　　 |: :.|　　　 |: :|　　 |　　　　　　　∨/∧　　 　 丶
　　　 |: :ﾊ.　 　 |: :|　　 } 　 　 　 　 　 ∨/∧ 　 　 　 }



　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　 . : : ´: : : : : : : : : : : : . . .
　　　　　 　 　 ／:. :. :.:/ : : : 厶 　 ´ ￣￣ 　 ､
　　 　 　 　 ／: : :〃 ｲ: : :. :.′ 　 . . ―――. .＼
　　　　 　 / : : : : {{:/ | : ｉ:.:.| イ:!:.:.ｉ:. :.ｉ:. :.:ﾊ : ヽ: :.ヽ
　　 　 　 .′ ＞七て | : |:.:.|: :| ﾄ､:ト: :l:i /: :∨: :Ⅵ :.:.
　　 　 　 i: : ﾑ　 　 / | : |:.:.|:.:ｉ!」ﾑ斗:廾: : : : : :|: Ⅵ ﾊ
　　 　 　 |: : :ｉ廴才　 |: :.!: :| 八!ハ:{ヾ }ﾍ : : |: i!: :ｉ !':.:|
　　 　 　 |: : :|／小廴|:. :.:i人i　ｨ示ﾐ､　ハ: ｘ|:ｉl: : |:.ﾊ |
　　 　 　 |/ / /: :| |fｫ|!: : |:.:ﾊ《{rしﾟ}　　　Yrﾙﾘ:.:.:l:　!ﾘ
　　　　　/:./ / ｉ:.:| |（ |ｌ: : | | ! 弋_ソ 　 　 ゞ:. :.ｉ:.:ﾙ ﾉ′ 修行者だって、やっぱりそうなのよ。
　　　　　:.:ｉ| {: i.|:.:| |ヽハ:.:l ﾊ　　　　　　　 〉:.ｉ: |ｲ　　　　一人では、己の姿を認識できない。
　　　　 |: :|ﾊ乂ﾊ:乂: l　ｉ:.:{':∧　　　　　.，厶:|: | !
　　　　 |: ﾊ: : : :ｉ:.:ｉヽﾍ八:. :ｉ:个 　 　 　 ｲ: :.i:|: |　　　　　唯識、この世界を描き出すのは自分の心。
　　　　 |/　ヽ 从小ﾊ∧ ヽ从乂: ｀: :Ｔ //:.:ﾊ!:ﾘ
　　　　 {　　 }' ｲ:. :.｀ヽ }　 　 }｀　､:.ヾノｲﾙ' ﾉ′　　　　　でも、それは世界が「ない」ということではない。
　　　　　　／:. :. :. : : : : ＼　 ｘ―　:. :.ノ'ﾄ　　　　　　　　　世界を「知覚し続ける」ことには変わりがない。
　　　 　 .: .: .: :. :. :. :. :. :. :. :.く　　　 ｉ : : :| :ｉ
　 　 　 i ｘ―‐ 　 : : : : :. :. : : :.　 　 |:. :. :! ﾊ
　 　 　 |′　　　 　 ＞‐　､:.: :.: :..　 |!:. :.　　!
　　　　　　　　　　　 ヽ　 :. ＼:. :. Ⅵｊ:. /
　 　 　 ﾄ､　　 　 　 　 乂 : 　 ＼
　　　　 Ⅵ:. 　 　 　 　 　 Ｙ

.　　 　 　 　 　 　 　/　, ｨ 　/´, 　 / 　 l.　│ 　 　 ＼.　＼ ゝ |　ﾄ.､__,.／
　　　　　　　　　　 / '´ ,/　/!　l 　,|　 　,l, 　|､ 　 　 　 ヾ 　ヽ　|　l ＼/ヽ
　　　　　　　　 　 l　　,ィ　/::! :::|!　/ヽ　 |l 　 l､::､. 　 　　|:! 　|:│ |　　ヽ, |
　　　　　　　 　　/ヽ/　|　;::::l i::/j_.j_　l 　!! 　i:!ヽ;､ 　 　_l.j＿j _|　トr-!´＼_　　　人という鏡があって、
　　　　　　 　　 ,　　＼ |　::::l|.i::| ヽ|　｀ヽ.|ヽ,　ヾ. ＼ ´_, |l　/! ,i:　|:::| l＼　/　　　人と触れ合い続けることで、
　　 　 　　 　 　l , // ∧ !::::;!ゝ| , =ゝ､　ヽ　＼ l 　 ,ゝ=,ル'､j/i　 |-| ヽ, Y　　　　自分を磨くことができる。
　　　　　　 　 　| lj/ / /jゝ＼.!､ｲ ,.ｨ　!ﾞ 　 　 　ヽ　´| ,ノ　メヾ|! │ ﾞl ,ｲi│
　　　　　　 　 　|ｲ l 'ｰf　|ヾ､l `　!ハﾉ| 　 　 　 　 　 l ゝ-/ 　〃 ir',/ i l　,'　　　　人間(じんかん)に生き、
　　　　　　　　　ﾚ! l　!::ゝ|　:::＼,, ゝ-‐' 　　 　,　　 　 ー-　,,'/　/´:://!/ﾘ　　　　世界を、人を、観じ続けなければならない。
　　　　　　　　　　ヽ! !:::! ヾ ll::::ヽ　　 　 　＿＿＿_　　 　 　/　/:::://::ﾚ/
　　　　　　　　　　　ゞ､:::＼ヽ!::　ﾞ,､ 　　 　l/´ ￣｀V 　 　 ,./　/::::/ /!::/
　　　　　　　　　　 　　>'´ |ヾゞ::::ﾄ､＼.　 　ヽ __ ／ 　 .／/　/!:::::!入ﾚ'
　　　　　　　　　,　 ´　l 　 | ,/ヾ:::ヽ 　 `r　､ ＿_ ,. 　 ´ ,　,／ | リ　/ ｀ヽ.
　　　　　 　 　/　　　　＼ l/＼　＼!　　 '　　　 　　　 ／イ/／ﾚ　,/　 　　l
　 　 　 　 　 / 　 　 　 　!＼　 ＼　＼　　　　 　 　 　 ／／ 　 ／ ,i 　 　│



　　　　　　　　　／.:／二二二二_　ヽ|:::::::::::::::::::＼
　　　　　　　 ／.::::::'´.:::::::::::::::::::::::::::＼|:::::::::|::::::::::::::ヽ
　　　　　　 /.::::::::::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|::::::::::::::::∧
.　　　　　 /.::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|⌒ヽ.::::::::∧
　　　　　/./':::::::::::∧:::!、::::::::|:::::l ::::::::::|:::::::::| ＼　〉:::::::: !
　　　 　 i:,' l::::::::::::ﾄ､|::| ＼:::::|ヽ｣ｘ' ::::::|:::::::::| 　 〉'.:::::::::::|
　　　 　 l|　!:::::::::::|,rfﾄl､　　ｘ|' ,ｨﾁえ、|:::::::::L. ｲ.|:::::::::::::|　　　　自分の心にのみとらわれていて、
　　　　　　 l ::::|:::::'. ﾄィl　 　 　 {.じ ﾘ'^|:::::::::|｀i | |:::::::::::::|　　　　外の世界を、
　　　　　　 ﾄ､::|:::::ﾊ ｰ'　　　　　ｰ‐'　 |:::::::::,_ﾉ l.｣:::::::::::::l　　　　自分が認識する世界を知ろうとしない。
　　　　　　 |:::Ｎ:::|:::'.　　'＿＿ ，　 　 |:::::: /.:レ.::::::::::::::,′
　　　　　　 |:::l |:::|:::::＼　ヽ._ ノ　　　./.:::::/.::::::::::::::::::: /　　　　 それは、
　　　　　　 |:::| ヽ|:::::l:::::｀　 . __.. 　 ´'.::::::/.::|:::::::::::::::::/　　　　　「自分の精神」を
　　　　　　 ｌ:::|　｜:::|∨:::::::,r‐}　　/' }:::/ﾍ |:::::::::/.::/　　　　　　本当の意味で認識することにならない。
.　　　 　 　 ヽ!　 ∨:L.ゝ‐'´／ 　 ／,::/　 .ｿ.: ／.::/
　　　　 　 　 　 /７Ｎ　　∠｀ヽ／　/'　／- '´｀ ｰ'-､　　　　　　私が第四、第五住心の「悟り」を是としないのは、
　　　　　　　　/ /　　　/¨ヽﾝ　　　　　　 　 _.　 '´　 '.　　　　　人と関わり続ける菩薩道を重視するから、なのよ。
　　　　　　　, ′　　　/　 , ′　　　　　　／　　　　　|
　　　　　　 /　 |　　 /　 /　　　 　 　 .／　　　　　　｜
.　　　　　 /_ｎ.､!　　i　 /　　　　 　 ／　　　　　　　　|
　　　　　/ { !.|｜　｜厶-－ ､　.／ 　 /　　 　 　 　 |
.　　　　/　,ゝ'¨¨¨¨¨´　　　 /￣¨ァ、/　　　　　　　/

　　 　 　 , . |////,}／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼////,ﾊ: : : : :
. 　 　 ／: : :|///У : : : : : : : i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ////!: : : :
　 　 /: : : : :|/// : : : : : : : : : |: : .: : : : : : :.| : : : : : : : : : : ∨//| : : : :
. 　 /: : : : : :|// : : : : : : : : : : |.: : :.: :. :.l.: :.:ﾄ､: : : : : : : : : : :∨/|: : :. :
　 /: : : : : : :|/: : :/: .: :.: : :./: :|: :.: : :.: :.|: : :|{ ヽ: : : :.: : : .: : :.}/ |: : : :
. /: : : : : : : :′: :′: : : : :厶:-ﾄ､: : : : : |: : 八‐- : : : : : : : : :.|/厂￣￣
,.: : : : : : : : :i:|: : |: : : : ´:/　 Ν 　: : : : |: /　　　 ﾟ｡:.: .: : : : :.:|/
: : : : : : : : :.从 : }: : : : : ' ,ｘ=≠ミ ＼: :.И ,ｘ≠=ﾐ ': : : : : : :.:′
: : : : : : : : : : : )ハ : : : :〃トｚ/ﾊ　　 )ノ 　 トz/ﾊ 刈:.:.|: i : :|{　　　　　　ありがとうございます！
: : : : : : : : :/ 厶イヽ:.: :.|　乂/ツ　　　　　 乂/ツ ,: : :人{: :.八　 　 　　 空海様。
: : : : : : : : ′　　|//,＼{　＾´, , ,　　　,　　 , , ,｀＾厶イ//,＼{
: : : : : : : :ｉ　　　 ∨//,∧　　　　　　 __　 　 　 　 八////　ヽ　　　　　 私、今
: : : : : : : :|　　　　∨/// ヽ.　 　 　 ´こﾟ　　　　.ｲ/////　　　　　 　 　 とっても、とっても大切なもの、
: : : : : : : :|{　　　　 ｀¨¨¨¨´个　　　　 　 　 ィ: :八¨¨¨´　 　 　 　 　 　 教わりました！
: : : : : : : 八　　　　　　　　 ﾉ　,.=| ≧=≦　{从_f⌒
.: : : : : : : : :.＼　　　　　　　　 {::::|　　　　　|::У:}
: : : : : : : : : : : :＼　　 　 　 　 |:::::＼　 　 ／:::::::.､
.: : : :.: : : :.: : .: : : :＼　　　r‐:':::::::::::::ﾟ｡　/:::::::::::::::xヘ.
＼: : : : :. : : : : : : : :,　 rf::::ヽ:::::::::::::::: ∨::::::::::::::/:::::{ {｀　　　.
.　 丶.: : : : : : :.　　　　{ {:::::::::＼::::::::/⌒ヽ:::::: /::::::::{ {　　　 　ヽ.
　　　 ＼: : : : i　 　 　 { { ::::::::::: ヽ:/廴＿,ハ/:::::::::::{ {　　 　　　i
　　　 　　ー　|　 　 　 { {:::::::::::::::::::::::{　　}:::::::::::::::::: { {　 　　 　 l

　　　　　　　　　　 _-─―─- ､._
　　　　　　　　 ,-"´ 　 　　　 　　 ＼
　　　　　　　　/ 　 　 　 　　　　　 　ヽ
　 　 　　　　 / 　　　　　　＿／::::::＼_ヽ
　　　　　　　|　　　　　　　　　::::::::::::::　 ヽ　　・・・真雅。
　 　　　　 　l　　u　　　 （　●)::::::::::( ●)
　　　　　　　` ､　　　　　　　 （__人_）　 /　　　　なんでさっきから、
　　　　　　　　　`ｰ,､_　　　　　　 　　／　　　　　人のことばかり、
　　　　　　　　　／　　`''ｰ─‐─''"´＼　　　　　言うんだお。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　 _-─―─- ､._　　　　＼　　__　　／
　　　　　　　　 ,-"´ 　 　　　 　　 ＼　　＿　（ｍ）　＿ﾋﾟｺｰﾝ
　　　　　　　　/ 　 　 　 　　　　　 　ヽ　　　　|ミ|
　 　 　　　　 / 　　　　　　＿／　　＼_ヽ／ 　.｀´　 ＼
　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　 　　　　 　l　　　　　　 （　○)　　　( ○)　　・・・人の、こと？
　　　　　　　` ､　　　　　　　 （__人_）　 /
　　　　　　　　　`ｰ,､_　　　　　　 　　／
　　　　　　　　　／　　`''ｰ─‐─''"´＼



　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　　　 　 　　＼　　ﾎﾟｸ……
／ 　　　　　　　　　　＼
|　 　　　＼　　 ,＿　　 |
/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／　　　あれ？今、
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　「何か」、浮かんだお。
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／

　　　　　　　 　 /　 　 ／　／/　／ 　 　 　 ヽ＼
.　　　　　　 　 / 　　 //　// l／　　　　　　 　 ヽ丶
　　　　　　　 /　l /　r―/ ｌ　 ｜　ハ　l　ヽ　　　ﾄ､}
　　　　 　 　 ｌ　 l' 　 ﾚ７ｌ　l　　ﾊ　!_ ヽ.ﾄ、 |ﾊ、　l ﾉ
　　　　 　 　 ｌ　 l　 / ハl　l　　{ l/　｀ヽ! ヽf,r､l 　!
　　　　　 　 / 　ｌ / 〃,くl　! 　 ﾚf示ｒ'　 　 lﾘ/ !　|　　　　・・・ねえ、真雅。
.　　　　 　 / //　∨lﾊ (_! l　 ﾊﾄ辷ﾘ　　　､´l　　 l
　　　　　 / // l　　　l ＼l |ノ〃ﾉ r'フ 　 _　ﾉ/　/　　　　　　 あなたは、
　　 　 　 |/ l　 l　　　ヽ　l | |｜Y　〈＿_´／ ′/　　　　　　　「自分には目の輝きがない」
.　　　　　| /{　 ﾄ､　　　ヽヽヽ、　　　　 ｀ヽ,　ノ　　　　　　　　って言ったわね。
.　　　 　 l/　',　ﾄ,l＼　　ﾄ.}⌒￣｀ヽ､＿, 　 r′
.　　　　 /　　ヽヽ.＼＼ﾉノ　　　　　 ＼　　 '、　　　　　　　・・・あなたの認識の世界では、
　　　　/　　　　｀ ＼　　　　　　　　　　l＼ 　ヽ　　　　　　　　 確かにそうなのかも、しれない。
.　　　/　　 　 ｀,　　　　　　　　 　 　 　 ヽ ＼　ヽ
　　 /　　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　 　 `,　丶
.　 /　　　 　 　 ヽ　ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　 }　　',



　　　　　　　　　　　　,,　 -　―─ 　-　､
　　　　　　　 　-　¨　　　　　　　　　　　　｀　、
　　　　　　／'　　　,　　　　　　 ＼　　　、　、 ヽ
　　　　 〆/　 ' 　/ l　　＼　　　　 ヽ　' , 、 l　　',
　　　　/ /　′　.!　 l　　ヽヽ　　ヽ　l 　 l l　|　 ､ ',
　　　/　,!　l　 ,　l　 ∧　　ヽヽ　　',　|　 | .! .!　l | .!
　 　.!　,'|　.l ./,　! .,A-ヤー-､l　　 l　 　 l l .!　| .!, l　　　　　・・・・・・。
　 　!./ l|　,!. ! ', |ｲ,;;斗去=ァ‐l　　 ト､　,! .! '　.!　|' ,!
　　 ,'　|,! .,l t|'､〉l "ﾞi::rl 　 !ﾞヽ|　　 | .,' / /!'　,' l ,!　ヽ
　　　　ﾞ ',.! i ゛ﾉ ` 　､ﾂ- ´　/}　　l ｼ ,! / ,!　,! l/
　　　　　 ' 　∧　　　　　　 /,l　　,!i　 ; / /／/"
　　　　　　 //;ヽ ＿　　　 /'.! 　/!'i l ./ /´ ﾂ
.　　　　　 // ﾘヽ　,、　　　_.ｵ ./ .! |ﾘ,' /
.　　　　　ヽ'　　 ｀､l ゝｔ ヾ　 |/　 　 ﾄV｀ヽ
　　　　　　　　　　 ｀,゛-'ｰ}　´　　 ,..=彡ﾞﾞフヽ、
　　　　　　　　 rイﾌ　 √,!　　　/ /´,＜〆⌒ﾞヽ
　　　　　　　　ﾉ l l 　 /ヽ. , ‐ ﾞ/ /　,　 ,!　　　　｀ヽ

やる夫はいい奴だな。ほんと

　　　　 　 /: : :_/: :./´:/: :/: :l : : :{: : : : :ヽ: : :ヽヽ! ﾄ __　｀７
　　　 　 r‐ ´ ,.ﾊ-/―|　7!二|二 .l --￣ _lニｰ|-.|^| ヽ＞i′
　　　　 ∧_,./ム 十:.丁:ハ: :.:|: : :.:l::. : : : : :|:: : }: :ト.l、 〉、|　　　　 でもね。
　 　 　 ': :.く　|: :.斗┼l┼-ヽ_ﾄ : :.:.ﾄ､:_:斗 十:十‐ト|:｢｢ﾊ ヽ
　　　　l:l :/ {V! :.|:.ﾄ:|　≧_-､ヽ ヽ:.:{　＞､:._:|}_/:./|:.|_:l lハ/　　　　 アタシの世界が見る
　　　　l:!/ //rl: :.l:.{ｨイ厂:｀ド　　 ＼、z代ﾒjﾌﾄﾒｲ}:.|r } 〉: |　　　　 「あなた」は、
　　　　|||ｲ:.L{小: :ﾄlヾﾄｨ::::ｨ| 　 　 　 　 |ﾄ::::ｨﾘ///:.ﾚ ﾊ:|: |!　　　　 そんな存在には
　　　　||!:.|: :.ト.l: ヽ:ヽ.ﾞ辷zﾉ　　　　　　 ヒzｼ′7 : ﾚ':: ﾘ:.:ll　　　　　見えないのよ。
　　　　ハ:l!: ﾊ::.V::.::.ト､　　　　　 ′　　 　 　 /: :/::.: /:.〃
　　　　　 ヽﾄ::ﾊ: :V.::.ﾄ､　　　　｀ ﾆ ´　　　　.ｲ: :/!::. ///l!　　　　　弟だから、弟子だからという、
　　　　　　. ィ:´:|::.:l:{:::ﾄ{ト . 　　　　　 　　イ/:.:./ｲ::./く|′　　　　　 理由じゃなく、ね
　　　　／　 ヽ: :|.:ハﾄ:.ヽ　　|＞　__..　 ´　/: :./　|:/: ﾘ ｀ヽ
　　　/　　　　 ﾄ:ﾘ: ＼ ヽ.＼ }　　　　　　/:.イ-／{ : /　 　 i
　 　 !　　　　　}　＼: :＼ ｀ ｰ　　　　 ‐ ´　／ : : イ　　　　|



　　　　　 　 　 ／／ ∠-‐''丁￣￣￣:.＼ム:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　 /ｰ/:.:./:.:.:.:.,ｲ:.:.|:.:.:.:.:.!:.:.:.:.ヽヽ ﾊ:.:.:.:.ヽrz_ﾑ
　　 　 　 　 /:.:/:.:./:.:.:.:./│::ﾊ:.:.:.:.:|::.:.:.:.:.!:.ｌ　i|:.:.:.:.:.| ｝:.:.＼
　　　　　　 l:.:.:ｉ:.:.:.{:.:.:.:/　 l:.:! .'.:.:.:.:|ヽ:.:.:.:|│:.i|:.:.:.:.:.| l､:.:.:.:.:>
　　　 　 　 l:.:.:.!:.:.:.ヾｱ ｀ヽ.Vi　.ヽ:.:l　＞弋!ヽ|:.:.:.:.:.:| | lヽ<|
　　　　　　 l:.:.:.l:.:.:￣ !ｨ≠kﾄ､　 ヽ X　ｧ示k i|:.:.:.:.:.ﾘj│ l:.|
　　　　　　 l:.:.:.:! j:.:.:.|{i.f:::ﾊ`　　　＼´f_::::ﾊﾞj〉:.:.:.:.ﾑ｢|:.∨:.|　　　 ねえ、真雅。ひとつ教えて？
　　　　　　 .',:.:Ⅳ:.:.:.:.|!_r';_ﾘ　　　　 　 r';;_/ ﾘ:.:.:.:./´}.|:.:.:.:.:l
　　　　　　　 N:.:.:.:.:.:ﾊ　　　　 '　　　　　　 /: : : /_ノ j:.:.,':.jl　　　 ―あなたがみんなを見る「目」。
　　　 　 　 　 !|:.:.:.:.:.{小　　　 v== ‐ｧ　　 /: : : //:.￣:./:.:.ﾘ
　　　　　　　 八:.:.:.:.:.:.|　＼ 　 ｀ー'´　　 /:.:.:.:.//:.:.:.:.:./:.ｲ/　　　 ―みんなの輝きをうらやむ「目」。
　 　 　 　 　 　 ヽ:.:.:.:.:|ヽ　 ＞､ __ ,　＜/:.:.:.:.//:.:.:.:.://〃
　　　　　　　　　　＼:.:.!_ ゝ‐＜ _|　 ／/:.:.:./7:.:.:.:／'/〃
　　　　 　 　 　 ,r ''7´＼　　 /＜ _　 /:.／〃∠≧＜
　　　　　　　／::::::/ //　　 ,/＝=　＼／　／ノ´:::::::￣ヽ
　　　　　　./:::::::::/ //　 　 f/"⌒ヾ∨　 // /::::::::::::::::::::::ヽ

　　―あなたはいつから、そんな「目」をするようになったの？

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　 　.!　,'|　.l ./,　! .,A-ヤー-､l　　 l　 　 l l .!　| .!, l
　 　!./ l|　,!. ! ', |ｲ,;;斗去=ァ‐l　　 ト､　,! .! '　.!　|' ,!
　　 ,'　|,! .,l t|'､〉l "ﾞi::rl 　 !ﾞヽ|　　 | .,' / /!'　,' l ,!　ヽ　　 ―いつから。
　　　　ﾞ ',.! i ゛ﾉ ` 　､ﾂ- ´　/}　　l ｼ ,! / ,!　,! l/
　　　　　 ' 　∧　　　　　　 /,l　　,!i　 ; / /／/"　　　　　　　いつから、
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・・・と、いうことで本日はここまでです。
次回投下は月曜の２２時から、で。

今日は遅れて、おまけに短くて、
すみませんでした。

それでは皆さん、よき週末を。

乙でしたー。

空海も挫折を味わったのか

>>631
遅延にもかかわらず、
お付き合いいただきありがとうございます。
空海の吸収力があれば、中国での勉学もこなせたと思いますが、
向こうは仏教の本場で、なおかつサンスクリット語などの
他言語経典の研究もさかん。

そんなサラブレッドたちの中に
単身乗り込んだわけですから、
幾ばくかの畏れはあったと思います。

乙でした
深けェ

>>635
ダンケでありんす。

この行き当たりばったりの物語に
深さを感じていただけたとすれば、
それはひとえに弘法大師の
哲学体系の深さ、精緻さに拠るところでありんす。

乙でした
自分ひとりで完結した思想なんてろくなもんではないよね

乙です。いつも楽しみにしとりますけん
それにしても、ここの>>1は前作などあるのですかい？良ければ教えてぷりいず

>>637
メルシーです。

完結したかに見える思想にも、
ドリルで風穴を開けて掘り尽くす。
そんな人間の業というか、欲望が好きですね。

>>638
かたじけないです。

実は前作はありません。
今作が初めてのズブの素人であります。
先達のご教授、ご鞭撻があって、
なんとかやっている次第です。

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■■■／ _ノ　　ヽ__　　.＼■■■■■■|: : : : :.|: : : : :|三j//: :./!　　｀　 /■■■■■■■■■■■■■■■
■■／　（○）!i!i（○）　　　＼■■■■■|: : : : : |､: : :.ﾉⅧ}从／i:| 　 　 _,'■■■・・・堂内が、■■■■■■■
■■|　　　（__人__） 　u　　　 |■■■■■!: : : : :..| ｘく 　 ￣ﾘヾ:.从 　 　 !■■■■■どんどん暗く。■■■■■
■■.＼　　　）t-ﾂ　　　　　／■■■■　,: : : : :ｉ: |::::::::＼　/　 /ヾ{:￣! ´■■■■■■■■■■■■■■■■
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　|　　　　l　 ｨ衍ｧ=､ミ　　 l　 ,l /なﾆﾐV　!ヽ　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.　l　:　　　l　.「´{. ・ .}　 　 .l / /f´．}　7´∧}　!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
,　 l/|　　 丶, l.弋__ノ　　 | |' l　弋_ﾉ　/ |　 ∨■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ヽ 　 l　　　　ヽ　　　　　/´￣ゝ、　　.{ .ﾉ　|ﾊ■■・・・また、闇。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ｰ-＜ヽ　!　　| ヽｰ--‐ '　　　　　ーイ ,､　 |■■■■無明の、闇。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
二二ﾆ_ヽ|　　|　　　　　　´'　　　　 .ﾉ/ }　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
　　　　　 ヽ 　 ',　、　　　　　　 . ＜　　 |　/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
、　　　　　ヽ　 ',　｀　ｪ ．_. ｨ '.■■■|/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ヾヽ　　　　　 ＼　　　 ヽ ヽ■■■■/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
:::＼ヾヽ　　　 　 ＼, -‐_ﾆ二i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
::::::::::＼ヾヽ　　　　 ｀ <___,. -|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■./ : / : :{: i ﾑ=ﾐ､{＼: : :! ＼: ム-=|. : :|'/ﾊ//>■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■, :〃. : :八《 {,ﾄ-}ヽ　＼{≦斗ﾐ∧:ﾘ. : :|/ノ／ :!■・・・と、思うでしょう。■■■■■■■■■■■
■■■■■ .{/{{: : : : { {　 vソ　　 　 ´{,ﾄ--}》ﾚ′: :!「 :!.: : :|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■八: : : :乂_ 　 　 ,　　 　 v_ン　/ . : :八 :| :ﾊ |■■■でも、これは■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■∧: : :.八　　　　　　　 　 　 / . : :/ : l :|/　ﾘ■■■さっきの「闇」と違う。■■■■■■■■■
■■■■■■ / ||).: : : :)＼　｀ 　一 　　　/. : :, '. : :八!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■′|| }人 ( 　/丶　＿　.. イ/. :／. : .:/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■/´:::::::::::::::::::弋＞ｰ､x竓ミ彡ｲ:辷彡':::::::::::::ヽ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ /::::::::::ｨ弋─-ｲr==､ﾉ　ｿ'ヽ.::::::::::::::::::::＜⌒ヾ:::ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ｲ:::::::::::::|　 ｀ｰ　 ヾ'ソ　　 ｿ/:::::::::::::::::::::::::::ヽ ﾑﾊ::}■■■■■■これは「空」。■■■■■■■■■■
■■■■|ハ::::::::::＜r=､　 　 '''''　 ｲ'':::::::::::::::::::::::::≦ミY　 ｿ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■j　 ヽ:::::::::｀ ﾐ'' ｀ r　 　 　 ∧r-‐'⌒'＜⌒' 　ﾘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■人::::::ﾊﾘ,ヽ ＿_____/_´　',__ｨへ､ 　）■■■■■■■■■■彼と我の、■■■■■■■■■■■
■■■■■■ 从小:::::::::＞=ﾆ､::::::::::::｀ｰ-- 弋ミヽ､_■■■■■■■■■■境界なき世界ではない。■■■■
■■■■■■/´　〉:::::, ｨ'⌒'''ーミ_｀ﾐ辷二ﾆ二ミｰ-:::::::..､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ （ 　 （::／::〈　　 　 　 　 　 　 j　 　 ｀ヽ::::::::::∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■／::::::::::ヽ.　　　　　弋　 ﾉ　　　　 　＞ｲ　|_■■■■■彼と我の境界を■■■■■■■■■
■■■■■■ /l/::::れ::::::|　　　　____人　 ﾉ　　 　 ´ ｲ（ﾒ､弋〉■■■■■■■自覚した上で、■■■■■■■
■■■■■■〈 .|::::/　 ＼| 　 ／:;-ｰ‐-､Y　　　　　/;;〉弋Xﾒ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ ヽ:::{　　 　 Y::::／ ／⌒ヾﾊ　　　　 {ｲ彡ﾍj::::ヾ■■■■■再びそれがないことに■■■■■■
■■■■■■■ ｿ 　 　 〈／ ／::／|:::::::ｿ,　 　 z::|{:::::::::::-─-人■■■■■■■「気づいた」世界。■■■■■
■■■■■■■■■■■Y´..ｨ´ 　 |:／　|｣ .ソ:::::|;l::::::',:::::::::::::::::::ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■弋::::|　　│　 　 Y::ｲ:::::|;;|:::::::';:::::::::::::::::::::〉■■第七住心■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■¨j　　 ﾊ.　 　 ,'　 ::::ﾑﾒ::::::::';::::::::::::::::::ﾊ､___■■覚心不生心(かくしんふしょうしん)■
■■■■■■■■■■■■ {　　　 |　 　.{　 ::::::::::::::::::::::';:::::::::::::::::::::::;':::ヽ.■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■ | 　 　 |　　 .|　 .:::::::::::::::::::::::';:::::::::::::::::::ｲ::::::::::ヽ.■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■ |　 　 .l　　　|　.::.::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::/■■■■■■■■■■■■■■
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.■■■/ ／下7　../／／.:.::/ .:.:ﾄ､ ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/ └ｲ_j/　.://;へ、／!.:.::/:.}ヽ　',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■,'　 ///!l　.::j.:lｲ仔くヽ/,.イ,.ム:.',　l■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ , 　 '〈/f`| l ::l｀' ゞゾ　'´　ｒャjﾉ::.ｌ:. |■■―外界を認識するのは、自分の心。■■■■■■■■■■■■
■■ |　 l:l :!:{､| l ::|　　　 　 　 ﾏｿハ: |:: |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ |　 l:ｌ::i个| l ::l! 　 　　＿ ′ } .:}:.ｌ:: l■■■だけど、その「心」は■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ |　 lﾊ:l::{::', ::::{､　　 　 　 　 /.:/::.l:: l■■■自分ひとりではつかめない。■■■■■■■■■■■■■■
■■ l　!:|:::',::',::ヽ:::ヽ＼._　 　 ／.:/::::/l::;!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■',::{:{､:::ヽ＼:＼;ゝ ｀「:ﾌ´!::::/;:::/ 〃■■■「不変の本体」なんて、把握できないのよ。■■■■■■■■
.■■■ヾﾊj＞''´ ヽ ﾄ､_..上くｲ::::{ {::{／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■／⌒ヽ､＼　｀　＼-ｰ￣＼ヾ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■/ 　 　 ヽ ＼＼　 　 ＼´￣｀ヽ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■ｌ　　　　　',　 ＼＼　　　＼　 __| ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■|　　　　　 ',　　 ＼｀ヽ､　　∨ｎ|　} ﾄ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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本不生(ほんぶしょう)。
不生、不滅、不断、不常、不一、不異、不去、不来。

　　　　　　　　　　　　　　　 ‐-;-.,_ "''=;- .,_＼ ＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 "‐ニ‐-＞　"`"'-'　＼
　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿二)　　　　 　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　 ￣"'''─-､　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　 ＿＿　　　＿＿＿＿-─ 　　　　　　　／⌒ヽ　　　ヽ,
　　　　　　 ￣￣￣￣　　　　三　 ⊂二二二（　＾ω＾）二⊃　ヽ
　　　　　　 ――＝　 　 　 　 　　　　 　 　　 |　　　 /　 　　　　|
　　　　　　　　　　　　 ――　　　　　　　　　（　ヽノ 　　 　 　　 |
　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿　　　　　　　 　　ﾉ>ノ　　　　　　　!
　　　　 ￣￣￣￣　　　　￣￣￣￣ヾ､　_､　レﾚ　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ./_　　　　　_　　　//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､ｰ`､-､ヾ､､,　　､, /i／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /／　./／／ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　／ ／ ／

心と同じ、全ての「もの」の「実体」はとどまることなく、移りかわる。
固定して把握できるものなんて、この世界にはないの。

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■■■/77: : : : : ｉ: : : : : : : : : |: : : : : : : V∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ __ ///: :.: : :.:/|: : :ｉ: : : : : :.:|: : : : : : : :.V∧:'⌒ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■/: :/// : : : : ;'　|: : :|: : : : : :.:ﾄ､:: : : : : : : V∧ : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
./: :.{//!.:.: : : :.′ !.:.:.:|: :.: : : : :|　ヽ: : : : : : :}//}: : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
′:.:{//}: : : : :i　　､:.:.:ﾄ､: :.: : :.:|＿_ヽ: : : : :.:}//}: : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : :.:{//} : : : i:|´￣ ヽ:!　ヽ: : :.:|　　 ｀Y: : : :.}//}: : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
:.: : :{//}.:.: :.:从y'斧ミｘ　 　ヽ: |ｲ斧ﾐx!: : : :八:´: : :■■きょ、虚無主義すぎますよ空海さま！■■■■■■■
: : :.:｀¨´:Y^j/:.{ 弋::ソ　　　　ヾ弋::ソ |: : :/ : : : : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : : : : :.ﾄ､ヾ:.|　 ,,,,,,,　 　 :!　　　,,,,, 厶イ: : : : : : : :■■な、なにもかも「不」なら、■■■■■■■■■■■■
: : : : : : :.|　｀¨:.　　　　　　　　　_　ι/　|.: : : : : : : :■■この世界も、空海さまも、わたし、も。■■■■■■■
: : : : : : :.|■■丶　　　 ｰ=ﾆ ´ '　／■!: : : : : : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.: : : : : : :|■■■＞　　　__ 　イ■■■!: : : : : : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : : : : :.|■■■■r‐┤ 　 　 :|;‐‐､■､.: : : : : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.: : : : : : :|■■■■|: :｀ ｰt_r‐ ´: : :.}■■ヽ: : : : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : : : : :.|■,，: :´:.:|: : : :j.}__{{: : : : /｀: :ーtr -　､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : :,， ‐ rf´: : : : :.人: ://{　 }ヽ: :/: : : : : :{{　　　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■■.　 -‐…‐-ミ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■. : : : ´: : : : : : : : : :´｀: : : .、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■■,　 ´ : : : : : : : : : : ' : : : : : : : : : : ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■／ /: : : :,　´／￣￣￣￣ヽ: : : .、: : : :＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■／　,ｌニﾆ／ ∠. -‐………‐-.∨: :∧: : ∧: 丶■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■/ 　 /ｌニ./: :./: : : : : : : : : : : : : : :∨: :∧/　》: : :ﾍ■■・・・でも宗貞。■■■■■■■■■■■■■■
■■■■!　 　/: :./: :./: : : : :／': :ｲ: : : :,ｲ: : :}: : :.∧≪二二二!■私は虚無主義を説いている気は無いわよ。■
.■■■■■//:./: :./: : : :.X: / : /: :.:.:/.ﾑ斗: : : : : }　 》:､＼: : ;■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ |／|: :.::|:.:,〃=ミ、 ,/: :.／／´　∨: : :.:.|／: :.:.＼＼:■ここでの「不」とは、「無」ではない。■■■■
■■■■■く／| : : |ｲ {!仏ｨﾊ,厶イ／,ｨｆﾃミ､}: : : :.:|: : : : : :.:.∨}■固定していない、流動的であるということ。■
■■■■■■|: l| : : |ハ　辷ソ　 　 　 {仏ｨﾊ}|: : :.:.:.|､: : : : : : : :.|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|: l| : : |! ∧　　　 '　　　 ゝ- '", : : : :./ﾉ: : : : : : : ‐、■■この認識こそ「空の思想」。■■■■■
■■■■■■|:八: :.:l! : : ヽ　　ﾏ￣￣}　　 /: : : :./: : : : : : : :/　 }■■■・・・大乗仏教の母体。■■■■■■■
■■■■■■|!　 ＼:ヾ: :/ ＞　　 一　　イ: : : : /: : : : : : : :/　 /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■! 　 　 ＼/ ,У　.≧=　 　 /! | : :/: : : : : : : :/　 /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■■■／／ ∠ ヽ 　／／ｲ/l／≠＝== ､/　 /■■■さて、この空の思想を、■■■■■■■■■
.■■■■■■■／／ ／　　＼X　　　ﾉ　 〃 ´ 　 　 /　 /■■■第六住心の唯識と組み合わせてみましょ！■
■■■■■■,ｲ〃/〆　 　 ／´　　 イ 　 〃 　 ＿　ｲ　 /、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ /　{{У{ｭ　　／　-‐　´　　 イ　　／ ／　　　　　￣￣￣￣ ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ {　 ||　 ||7／　_ ．　 -‐　´　l|　.〃　　　　　　　　　　_. -―一'■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ |! .八ゝ}ﾚ' ／　　　　 　 　 /{　 {{´ 　 /　　　 /　 Y´■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ | 《￣ ﾐ　　　　　　　　 　 /　　 ||　　〈　　 　 ,　　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ |　≫_〃 ￣ 》　　　　　 / 　 Y ヾ　　 ＼　 ノ　　/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ |　.// }}｀¨¨´　　 　 　 /　 　 }　 ∧ ＿_　ヽ　_ ｲ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ |彡'　《　　　　　　　　/　　　/　/　　 　 ｀¨´■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ .　-‐-　.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ 〃　　　_＿ヽ_＿__■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ {　 . : ´ : : : : j : : : : ｀ : .■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■,ﾍ　／: : : : : : : : : : : : : ヽ : : ヽ,__■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ﾏﾊ/ﾆ7:/f7 : /|: : : ∧: : : ', : :/ｉハ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/＾:∨: : :,' : :、/ :| : :/ 　､: :} :∨i7´⌒ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■′　{: : : {: :∠＼_| :/ _,∠∨:u |厶 : : : : :.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ ｉ : : : |:ｉ: : :Ｙ´ぅ心 j/　´ぅ心ヽ:. :!__}i : : : : i■■■えっと、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ | : : : Nｉ: : :{ 弋__ﾉｉ/ｉ/ｉ弋__ﾉ,ﾉ: :圧|i : : : : |■■■第六住心は「世界を認識するのは自分の心」で、■■
■■ | : : : j八 : |.:u.¨ r――vｫ¨.:|: .:厶イ : : : :｜■■■第七住心が「この世界の物は、全て移り変わる」、■■
■■｜: : _, ､i_ヽﾄ　　 |　　　　|　イ:/／ |: : : : :｜■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ | : 〈/ / /ぅ　,｀ヱT　T 入　j/　　 |: : : : : :|■■■・・・当然、自分の心も。■■■■■■■■■■■■■
■■ | : ∧ 　 _｝ /　∧＞＜_ｲ⌒; 　 　.|: : : : : :|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ | : : ∧ .人/=/　　只 ＝',==}　　　|: : : : : :|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ | : 厶≠ﾆﾆﾏ{　　 |: :}　　|ニ|　　　|: : : : : :|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■｜: :ﾏﾆﾆﾆﾆ/j　　ﾉ: ,′　|ニ|　　　|: : : : : :|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ |: : : ﾏﾆニ/ ｛　/: :/⌒'　!ニ|　 　 |: : : : : :|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■┏┓ 　 ┏┓■■■■■■■■■■■■■■■■■┏┓┏┓■■■■■■■■■■■■■■
■■■┏┛┃ ┏┛┗━━┓■■■■■■■,.､/ﾚノﾍrﾄ､　 　 　 ┃┃┃┃■■■■■■■■■■■■■■
■■┏┛┏┛ ┗┓┏━┓┃┏━━━━━ /　 V-‐'ヽ、 }━┓　┃┃┃┃■■■■■■■■■■■■■■
■┏┛┓┃ 　 　 ┃┃┏┛┃┗━━━━ r'/i　　} fﾆ､i　V⌒ｉ　　 ┃┃┃┃■■■■■■■■■■■■■■
■┗┛┃┃ 　 　 ┃┃┗━┛■■■■■ゝ{{:!　 j_ `ｰ'　 j　 ,' 　 . ┗┛┗┛■■寄りかかるところが、■■■
■■■┃┃ 　 　 ┃┃■■■■■■■イ /｀|　 ﾊ ヽ_, ｲ　 /　　　┏┓┏┓■■自分にも、他人にも■■■■
■■■┗┛ 　 　 ┗┛__ ,. ．- 一=＝彡　／ 　ヽ〃∨{_}V ,ノヽ.　　┗┛┗┛■■外にも、内にもないよぉ。■■
■■■■ ．-=_ﾆ-￣-‐=＝ ニ二三_　イ　　　　Y　　ハ= 〉∨　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■／, ィ´　　　　,.　-=＝　¨ ￣■■■■/　　/　}　!　 ‘　 　ヽ■■■■■■やっぱり虚無ですよぅ～！！■
■■／／　　　　 ／■■■■■■■■■■/　 ≠　/　}　　　＼　　ヘ■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ / ./　　　　 //■■■■■■■■■■■ﾍ 、 ヽ／　〈　　　 　 ＼　　` ー-■■■■■■■■■■■■■■
■ﾉイ　　　　ノﾚ■■■■■■■■■r‐=才/ヾ〃＾ヾ彳＾ヽ.　　　　 ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ ヽγ´■■■■■■■■■■■《／,／_/_j_八＿＼＼}｝■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■ヾｧ冖⌒ｰ＝=ー￢''"■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■ ∨　⌒У⌒ヾ/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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´＼＼ 　 /〈二>´／／　 ,／／ ／／ 　 ／//　＼＼＼ ､＼ヽr-、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■＼＼l〈＜/／／/　／／ ／ /　　／　//　　　ヽ lヽヽ丶ヽV__|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■￣ｌ/ｭ/'　/　/／／　｀＞/､ ／　　//　　　 ｘﾔ´ l　ｌ　l　',ﾞ＜_■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ ,く´l　/i　l/ /l /　／_/ ／＼　 /´　　／ 　 lﾊ l　ｌ　ｌ　l‐- 、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ />｣ /┤/ ///　/,r汞尤ヾ　 ゛　　　 ,r=弐ヽ ｌ/ /　ﾊ　L＿＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■__／´ _.l/　ｌ/ ///　/〈ﾊ:::::::::.ｌ　　　　　　 l::::::::ﾊｿ/ /　∧| />　 ｀ヽ、■■■寄るべなきこの世界で、■■■■
二ﾆ‐´ ／／ /∧//,ﾍ､ｌ　 ｀ヾZソ　　 　 　 　 ﾋZｿ　/ /／ヽ_.ﾘ´　　　 ハ■■■仏法を信じて生きるとすれば、■■
／　／／　／/ ∧ﾄl r､ヾ　　 ´　　　　　　 ′　　　/／//ﾄ＼ ヾ、　　/　j■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■/／ /／／ｌ / ,∧ヽゝ　　　 　 　 f´￣￣ﾏ 　 ／7////!ｌヽ＼＼､_/_／■■■彼と我の区別がなくなる。■■■■
._/ 　 //／／l/ / / ＞-‐ヽ　　　　 ヽ　　　/　　　/////l/ﾊ ＼＼＼＼■■■私が悟った。彼が悟った。■■■■
/　　/／//　/ / /'ｌ/ / / / ＼　　　　ﾞ ｰ ´　　／'/／//∧.ｌ 　 ヽ ヽ ヽ ヽ■■そんな区別は、障害でしかない。■■
l.　 /////l　 l　L.l/ｌ / / / / / ﾞ＞　 _　　　.イ / /´////　l ｌ　 　 ',　}　ｌ　l■■■■■■■■■■■■■■■■■
l　/ ｌ/〃 l　ｨl´￣ﾆﾆﾆミ一'⌒`亠-､　 ￣´ｌ/_/ /／／/l l　ﾘ 　 　 l /　j__｣■■個々人の「悟り」は■■■■■■■
ｌ./　ｌ　l　／　l／　_ﾆ＞ ＼＼＼　　 ＼　　ﾊ/ / く__-亠､ﾊ/　　 　 l′■■■―本質的な、到達点ではなくなる。■■
ﾘ 　 __／ 　 ∧／　　__　　 ＼＼＼＿_ヽ_⊥ｭ/二､ 　 ＼＼､_■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
_rﾆ二＿＿/_/　　／ ,⌒ヽ／￣￣　　　　　　　 _∠ヽ.　 ヽヽ ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
＼＿　　　　　　￣＼ヽ_／　　　　　　　　　／￣　￣＼　　l l　　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ヽ 　 　 　 　 ＿／　　　　　　　　　／＼　　＼l　　＼ l l　　├┐■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 　 ＼　　　　　!　l l　　 jY^ 、■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■l　　　　　　　　　　 　 　 　 , ヘ ＼ 　 　 ＼　　 　l!　l l　　 / 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■_,ﾉ;;;;;;;;;;;;/　/７＞=ﾄ'■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■/;;;;;;/7;;;;/ _,ﾉ;;;;;;;;;;;;/■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 'ﾌ;;;//;;;;/ /;;;;;;/7;;;;/■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■-‐'r‐-;;､'ﾌ;;;//;;;;/■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : /.: : : ,'{i: : :ﾄ、＼:. : :＼:. : : :.',: .∨_彡ﾏﾊ■■■/;;;ロ;;;/-‐'r‐-;;､■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.: ,': .:i: :/ |i ゞｰ=＝―-- : :. : : : : :. .', ／ ﾏﾊ■■ヾrｧ;;;;/　 /;;;ロ;;;/■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : :」ｨ　 |i: : : : iL＞‐＼: :i|: :i: : :.:}: :∨/,' ﾏ/■■■/;;;;/　 ヾrｧ;;;;/■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: :イ〔 {-　', : : : :ィ笊弄ミ刈: :}: : ,ハ: ::} /: :■■■ヾ/　　　 /;;;;/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : l :|,x=ミ从: : :. ', {iﾟfＪ ,i}｀ヾゝ: .: .:.:} ｉﾚ' /,'■■■■■■■ヾ/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
＼Ｎ《 {ﾟfﾊ｀ ＼:∨ 辷 夕 , /. .:/. : .:.:ﾘ＾∨■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : }从 辷ﾘ　u j/　　ｰ‐ '"/. .:/. : :.:.:,' い,'■■■■え？あ？お？■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: .::/∧ ｰ'　，　　　　:::::::::厶イ. : : .::/シ∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ﾄ 、ヽﾊ:::::::　　 ,.　ｧ　　 u 〃|: : ,ﾘ/-‐': : ',■■■■まままままま、まさか。■■■■■■■■■■■■■■■
| ハ: :八 　 u 'ー '　　 　 {{ ,ｲ: ∧イ: :', : :■■■■だだだ、大乗仏教っていうのは。■■■■■■■■■■■
i/ ; j/: : ＞ 　　ﾟﾞ゜　 　　イ　}/!＾j} !: : : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: :,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i　≧=≦　 　 '　ト- 、: : ! :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
:/. : : : .:.:.:.:.:.:.ﾘ,任＜:}　　　　　|ミ､ハ ！:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
{ : : : :.:.:.:.:.:.:./ {三三ﾆ≧x　 　 `ｰy:ﾊｭ､_■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.' , : : :.:.:.:.:ｧｭノ二ﾆﾆﾆi⌒':､　　 ,.ｲr寺:ﾏ》■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■_,.．-=ﾆ《 }三三三ﾆ|ﾆﾆ℡ '",任i､ﾄ℡ﾏ》■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
⌒ヽ三ﾆ《/三三三三}`寸ﾆ 〉,任少}ニ寸■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■く　/.: /:八: : : :八 : : : :..ヽ: : : :|. : :|_]､: : :,■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■, :〃. : :八《 {,ﾄ-}ヽ　＼{≦斗ﾐ∧:ﾘ. : :|/ノ／ :!■■・・・気づいたようね。■■■■■■■■■■
■■■■■ .{/{{: : : : { {　 vソ　　 　 ´{,ﾄ--}》ﾚ′: :!「 :!.: : :|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■八: : : :乂_ 　 　 ,　　 　 v_ン　/ . : :八 :| :ﾊ |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■∧: : :.八　　　　　　　 　 　 / . : :/ : l :|/　ﾘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ / ||).: : : :)＼　｀ 　一 　　　/. : :, '. : :八!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■′|| }人 ( 　/丶　＿　.. イ/. :／. : .:/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|　:||　　 　 /ヽ　　′　-=彡〃._:彡' ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|　:||　　　∧　　 　 -‐　／ 八(　　　 　 ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■|／　 /　i::::::::ｉ::::::::::::ｉ i::::i 　 i::i i:i ､:::::::::::::::::::i､::ヽ:::::i::::::::::::::i:::::i:::::::::::i＼＼　 /■■■■■■■■■■■■
■■■￣/7　　i:::::::i:::::::::::::トｉ､ｉ_　　i:i　ヾヽ::::::::::::::::::iヽ::iヽ::::i_;::-‐:i'´::l:::::::::::i　 ゝ_}/■■■■■■■■■■■■■
■■■ /ノ　　 l::::::::l::::::::::::i　i:i　｀‐-|!　　ヽ ＼::::::::::::i_,.i斗´､::::::::::i|:::::l:::::::::::l　　＼｀ヽ■■■■■■■■■■■■
.■■■/　i＼　 i:::::::::i:::::::::::!　|!　　　 i＼ 　 ＼ ＼::／ir'　|!　 ヽ:::::i i::::i::::::::::::ﾄ,　 ／ヽ ヽ■■■■■■■■■■■■
■■ /　/::::/ヽ|:::::::::::i:::::::::l,､＿＿＿＿､ヽ　　 ＼　＼;{＿i＿_ ､::ﾉ_i:/:::::::::::::i/／i:i::::::｝ i■空の思想の上に生きる■
■■ !　/:::::l　 i::i::::::::::ﾄ､:::::l弋于旡示ﾘ｀　　　　　ヽ　ｲ{旡天歹Vｧ/i:::::::::::::::ｉ|　 i::l::::::iV■■ﾜﾀｼﾀﾁ■■■■■■■
■■■V:::::::l　i:::|:::::::::::ｉ::ヽ::l ゞし砂ンﾉ　 　 　 　 　 　 ゞく砂_ンﾉ / i:::::l:::::::|:::i　 !::l:::::l■■大乗仏教徒にとって、■■
■■■|:::::::l　l　|:::::::::::::i i ﾄ{　 ｀￣￣　　　　　　　　　　｀￣￣´　　 l:::::l:::::::|:::l　i::::l:::::|■■■■■■■■■■■■■
■■■|:::::::|__|r'|::i:::::::::::::ﾊ　　　　　　　　　　 ､　　　　　　　　　　　 i:::::i:::::::i::::レ'::::l:::::!■全存在が悟りへ至らぬ限り■
■■■ i::::i ヾ/i i:::ｉ:::::::::::ｉ ﾍ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /i::::i:::::/ !:::i　｝:i}::/■「終わり」は無いのよ！！■
■■■■i::i　/ |　i::::i:::::::::::i　 ゝ、　　　　　　 -‐- 　 　 　 　 　 ／ i::::i::::/　i:::i ∧//■■■■■■■■■■■■■
■■■■i| i 　 !　!:::ﾄ、::::::i　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　／　 //:::::/　/::i　i　i/■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■|　　i　i::::i ﾍ:::::::i　　　　ｉゝ、　　　　　　　　,.. イ　　 //::::::/　/:/　/　｝■■■■■■■■■■■■■
■■■■■i　　 i　i::i　ﾍ:::::::i　　　 ト､ ｀ ヽ､　__ ,.　 '´　 /　　//i:::::/　/:/　/　/■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ヽ　 ヽ ヾヽ　ヾ::ヽ　 　 !　｀ヽ　　　　　-‐'´/　　 ｲ j::::/　 ｼ ／ ／■■■■■■■■■■■■■■
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■■　/::::::::::::仄｢ｉ : : : /: :-∠＿/_:/　　 |: |: : 'ノﾉ: /､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■/:::::::::::::/ﾑ_i|∥:/: :./　 　/／ 　 ＼!:/ : :仄｢ｉ /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ 　/　:::::/｢`ト|Ｎl: /i／ 　＼　　　　　 /｀ｰ/: ﾑ_i|: : :.!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ ：/∧: : : : :/　,ィわ坏　　　　.圷う心 ､∨:ト|Ｎl:へ}'′■■■怖いっ！！■■■■■■■■■■■■■■■
■■■：＼: :/ 〈 弋こりo　　 　cせzら　〉!: :I)!i }{：■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■<><><> 〈 Vﾊ◯ 〃〃　　 ,.　　〃〃 ○∨j 〉　 _」l＿■■■■虚無主義よりも、怖いです！！■■■■■■
■<ヽ 　 　 .|: |ハ./ / / /　 ＿ 　 / / / / /: |:.i：　フ.ﾜ厶■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
<> ））<>　 .|: !: :ﾊ.　　　 ⊂-‐-⊃ 　 　 , ｲ: :.|:.|：　ｲ」⌒)_）__■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ !: : : : .::|:.! ｌ: :..ｌ:丶、　 　 ハ 　　　／: :.|!: : : : .::|:.! 　　　 ＾)）■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■ |: : : : : .:|'　|: : l.／｀ｰ..､;:::::〉 〈:::::::::_}､ 　　: : : : .:|'　：■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■ /./':::::::::::∧:::!、::::::::|:::::l ::::::::::|:::::::::| ＼　〉:::::::: !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ i:,' l::::::::::::ﾄ､|::| ＼:::::|ヽ｣ｘ' ::::::|:::::::::| 　 〉'.:::::::::::|■■怖くは・・・無いわ。■■■■■■■■■■■■■■
■■■ l|　!:::::::::::|,rfﾄl､　　ｘ|' ,ｨﾁえ、|:::::::::L. ｲ.|:::::::::::::|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ l ::::|:::::'. ﾄィl　 　 　 {.じ ﾘ'^|:::::::::|｀i | |:::::::::::::|■■六道の世界を■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ ﾄ､::|:::::ﾊ ｰ'　　　　　ｰ‐'　 |:::::::::,_ﾉ l.｣:::::::::::::l■■生まれ変わり、死に変わりして、■■■■■■■■
■■■■ |:::Ｎ:::|:::'.　　'＿＿ ，　 　 |:::::: /.:レ.::::::::::::::,′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ |:::l |:::|:::::＼　ヽ._ ノ　　　./.:::::/.::::::::::::::::::: /■■長い時間をかけて悟りへと向かうのは、■■■■■
■■■■ |:::| ヽ|:::::l:::::｀　 . __.. 　 ´'.::::::/.::|:::::::::::::::::/■■■南伝仏教も大乗仏教も同じ。■■■■■■■■■
■■■■ ｌ:::|　｜:::|∨:::::::,r‐}　　/' }:::/ﾍ |:::::::::/.::/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■ヽ!　 ∨:L.ゝ‐'´／ 　 ／,::/　 .ｿ.: ／.::/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■/７Ｎ　　∠｀ヽ／　/'　／- '´｀ ｰ'-､■■■でも、大乗仏教は傍らに仲間がいる。■■■■■■
■■■■■ / /　　　/¨ヽﾝ　　　　　　 　 _.　 '´　 '.■■■手を差し伸べ、差し伸べられる、■■■■■■■■
■■■■■, ′　　　/　 , ′　　　　　　／　　　　　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ /　 |　　 /　 /　　　 　 　 .／　　　　　　｜■■菩薩道を進む、仲間が、ね。■■■■■■■■■■
.■■■■/_ｎ.､!　　i　 /　　　　 　 ／　　　　　　　　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ / { !.|｜　｜厶-－ ､　.／ 　 /　　 　 　 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■/　,ゝ'¨¨¨¨¨´　　　 /￣¨ァ、/　　　　　　　/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■ ／ 　　 　 （　● l 　 　l　●　）　　　　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ | 　 　 　 　 ｀ｰ ノ　　　 ヽ.ｰ '　 　　　　　|■■傍らに・・・仲間。■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ |　　　　　"⌒（_＿__人_＿__）⌒ﾞ 　 　 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■i:| : : : :i: : : :/:/|:./＿,.ｲ:.:.:／､　‘:._ハ: : : |: : : : : i■■・・・手を差し伸べる、仲間。■■■■■■■■■
■■■ 从:.:.i: :!|.:.: :,'j/_j/＿　 j／　　 ￣}/　‘: : :,:.:.!|: : :!|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/斗: :|:.八:.斗ァ示云＾㍉ 　 ｘ'"示云≧|:./: :八: :八■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■|{: :/ : :ヽ!| ゛弋うｿ　r}}=={{､弋うｿ'" j/:}:/: /:/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■)ハ : : : :.｀¨¨¨¨´ 　 　 　 ｀¨¨¨´ : / /:/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■}ﾄ､: : :.ヽ　 　 　 c_っ　　 　 ｲ: /j/乂■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■八ハ: : :.个　　　　 　 　 イ.:.:.://■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■）ﾉ:}　　　　　　,: ヽ /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■ r:.f77{ : : : : : : : :|:´: ＿＿_: :｀:|: : : : : : : :｀:.fﾐｘ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ﾊ: {//{: : : : : : : :.:| ´ ＿＿_ ｀　,: : : : : : : : :.:}//}:ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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私が「才」を愛するのは、見栄や欲望のためじゃない。

　　　　　　　　　　　　　　　　 .＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ヽ,　,、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 `''|/ﾉ
　　　　 　　　　　　　　　　　　 　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　＼｀ヽ、|
　　　　　　　　　　　　　　　 　＼, V
　　　　　　　　　, . ; ; ；,'∵,'∴,'+　L,,_　'∵,'∴,'+:.:.:.:.:.::; ; ,. ,、
　　　,. ; ,+X'∴ﾞ'＋"　　　　　 　　 |ヽ､) 　 ,､　　　　　ﾞ ∵　':,+';x ;､ 、
　 +:'､+　　　 　 　　　　　　　　　 /　　　　 ヽYﾉ　　　　　　　　 　+､', ､
　 ﾞ,∵,､　 　 　　　 　　　　　　 /　　　　r''ヽ、.|　　　　　　　　　　, +,∵
　　　` ∴',+:; . ,　　　　　 　 　 |　　　 　`ｰ-ヽ|ヮ　　　　　　 ,　+: ∵
　 　 　 　`'∵',+'∴; , 　　　　　|.　　　　　　　 |　　　, . , ; + ;∵ 'ﾞ
　　　　　　　　　`　' ∵',"+',x' ；,'∵,'∴,'+,ヽ;','+'；,'∵,'∴, ∵ "

あらゆる才は「救い」につながっていると信じるからよ。

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■■■■■■■■■■ イ:::::::＿_::::::::::::::::::´￣￣￣￣:l:::::',:::::ト､■■■私は私のために法を説いている。■■■
■■■■■■■■,ィ:´:::::::::::::{＿_} ﾊ:::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::}:::::l::::ﾊ　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ー一 イ:::::::／:: ／/　l::::::::::::;ｲ::::: ィ:::ﾊ::::/ }:/ｨ:::::|ｰ{ﾊ■■でもね、「私」は、「空海」という■■■■■
■■r, .f.l■■■■■'::::::/:::／ .ｲ　/:::::::／ｰ|／､_l/　j/ ／　l:::::|　l:::'■■この「体」に限定された私じゃない。■■
■r{ヽ/ l■■■■/::::: /l::::L／ｨ /ト: :: |　　'　　　　　　 ､_ｨ.ﾊ::::l　|:::l■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■「つ l　| ｆ{■■／イ::/ /:::::／レ::::| }:::::|　　==斗　　 ､　　 l::::::::∨:::|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■l　　　 リ |■■　/／　|:／|:::::::::::::ヽ:::: |、　　　　　＿,　　 ﾊ::::::::::::: l■「大乗仏教」には境界(きょうがい)はない。■
■',　　　　 ,'■■■'■■|'　 |::::/:::::::::::::::::::} 、 　 　 　 　 ／:::::::/l:::::/j■■「救い」には境界(きょうがい)はない■■■
■ヽ二二二}■■■■■■|::八:::::l:::::::::::ｲ　＞ 、 ___ イ::::::::／/／l/■■「私」には境界(きょうがい)はない。■■■
■■}　　　　 ＼.■■■■■l' ＿}::ﾊ_ ／ .{　　　　 {　 ＜_ィ、 '■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ ﾉ　　　　　　l■■■■__ノ‐ヽ＼＼　　＼ｰ-　 .＼　　 l ヽ＼■■■「空」の思想によって、あらゆる存在へと■
.■{　　　 　 　 .|■■■■/　　　 lヽ ヽ ヽ　　 ヽィ二二＼　l::lﾊ　ヽ■■■常時アクセスし続けているのよ。■■■■
■ ', 　 　 　 　 l■■r一'一　　 |　ヽ ∧∨　 ∧〃　　　|　l::l |　 ｰヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ヽ　　　　　 ヽ、_ノ　　　　 　 .|　　ヽ∧∨　 ∧　　 　 |　l::l |ヽ　　　｀　、■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■' ,　　　　　 Y　　　　　　　 |　　　＼＼＼　∧　　　|　l::l |　l　　　　　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ l　　　　　 j　　　　 　 　 .|.　 　 　 ＼＼＼　ヽM/　///　l■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■l　　l　lT抃什ﾄl　l小l　`＜二ﾐｰl　 l　l 　 !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ﾚ1l !　NⅥﾉV　　V　　　　｀＜Yl　 l　|　l ｝■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■川　 Vr圻Tﾄ ､､　　,ｨ伝抃ﾐxlﾘ　ﾊl l ,ﾙ′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ {ﾙﾍ　！ {しｿ 　}}⌒{{　{しｿ　 |　 ﾚ'l ﾚ′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ 从lﾊ　 ﾄ==''===''　　ゞ==''==ｲl{　{/V■■・・・あ？■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ 从　ヽ、　　　　′　　 　,.ｲ小八 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ VﾚN＞ .　　 . 　　 ／ﾙﾚl/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■,ｨ介!`　.__,.　 ´ﾄ圷､ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ ｢`￢＝==ｙｚ=＝''´￣|　＼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■■■■■■お先に、どうぞ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■.．- ――― - ､■■■■■■どうぞ、だお。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■／: : : : : : : : : : : : : :｀: : .､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■_/ : : : : : : : : ／: : :/: : :､: : :｀ミｘ ＿_■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■.／: : : /: : : : :／:ｨ: : ,ｲ:l!: : :.!: : : : ヾ￣´■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ /: : : : ,': : : : :/:／/: /　}ﾊ: : :l: : : : ､: ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■'ｲ: : :ﾑ: !: : : :.i-{ｲｆﾟｔﾐ ｀ヾ j:x仁ﾊ: : /: }　￣■■■■■■／　　　　　＼ ■■■■■■■■■■■■■
■■ //i: : :f i: l: : : : | ゝ ヒﾀ　 ﾉ¨{ ｆﾐﾞlｦlイ: :′■■■■■■■/　　─　　　　　＼■■■■■■■■■■■■
■■ ｲ .!: : :ゝ: !: : : :.|　　ｰ一" 　 ゞﾀ.ｆ/ﾉ}:/■■■■■■■■'　（●）　　　　　　 ＼■■■■■■■■■■■
■■■ |ﾊ: : :ｲﾄ: : : :.!　　　　　　　 ￣i从ｲ■■■■■■■■（ｌ､__）　　　　　　　　　 |■■■■■■■■■■■
■■■■ ヾ人!ﾊ: : :|　　　　　ｒ‐ 　 .ｲ!ﾍ{■■■■■■■■■⌒´　　　　　　　　 ／■■■■■■■■■■■
■■■■■ ﾞｷ: ∧: :､ 　 　 　 　 .ｨ":ﾘ■■■■■■■■■■｀ｌ　　　　　　　　　 ＼■■■■■■■■■■■
■■■■■＿.ｿﾍ ヽ:ﾍ　 ｒ-- イ/.l: :'■■■■■■■■■■■ｌ　　　　　　　　　　 ＼■■■■■■■■■■
■■■■ノ　　｀ヽ　　ヾ〉/_ 　 /'　リ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■x≦´　 　 　 　 ＼ 　 {ヾ ＼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■N: : lf行心､ヽ:|　_＼l＼｀ /: :.ハ : : 八■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 乂:l小r:::ﾘ }=Y´行心Y∨: :∧/ : ∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■/ｲゝ!ｰ"ｰ'　 ヽ　r'::ｿﾉ/ : /ノ: : /■■■■―私、から。■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■_r ､_　{ハ : ＼　　｡ 　 ー"イ: :./: : 从{■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■rく ∨ ﾉ　　 '; :.j/ >､ ＿ 　 ＜ : /j／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ f^ヽ_}J ｛　 　 r∨ァｰ x┤　∠イ∧■■■■■■■・・・やる男。■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ {¨ヽ)/　 }　　// /　∠.__　　　 ﾉ　 `､■■■■■■■■私は、思い出した。■■■■■■■■■
■■■■■■ヽ　　　ﾊ　// /　/ー-､ ＼／　　　 ＼＿_■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■∧ ／（　{/ /　/ｰ―-､／　　　　　　 ＞<■■■■■いつからこの目は、■■■■■■■■■
■■■■■■{:::j'::::::::∨ /　ﾉ　　 ,／　　　　 ／ 二=ーﾍ■■■■■輝きを見るようになったのか、を。■■■
■■■■■■〈:::::::::::::::::l　|　{　　 /　　　　 ／ ／　-―‐::､＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■V ::::::::::::|ｌ│ lf几/　　　 ／ ／_／:::::::::::::::::〉ハ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ ﾍ::::::::::::ﾊ ＼|　/＿__,／ ／'"´:::::::::::::::::::: ﾉ// }■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ヽ:::::::::::}＼{ノー―-／:::::::::::::::Y:::::::::::::ヽ{∨/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■＼_::;;＞ト'}ア¨丁::::::::::::::::::∨::::::::::::::::::{∨■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■{三ノﾍヾ＼ l::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■/:://～|＼_,〉|:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::l■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ /::〈/　　| ｢＼_|:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ ／〃7　　│|＼{}|:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::{:::ﾍ _■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ ヽ/':::| {　　ヽ{　　ﾊ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::';:::::ヽ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■{{∨人　 　 ヾ　{ | ::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::}::::}■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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―それは、そう。
　　やる男に校書殿で会った、あのとき。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -'"´　　　　　　｀¨ｰ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　ーせっかくの本だお。　　　　　　　　　　　 ./　　　, -‐､　　　　　　　　　　　 ',
　　おまえ、読まないともったいねーお。　　　 l　　／　　　｀'　 ＼＿＿＿ 　 　 .l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　ヾ＝=ﾂ　　　 (　 乂ｿ ﾉ　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .',　　　　,　　　　　 ヽ 　　　　 　./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ノ ＼　　 l　 　人＿,/l 　　　　 ／｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿,.二ﾆ-‐フ´　/ 　｀ー､｀ｰ´ 二二ノ 　　　‐'　　　　､__
　　　　　　　　　　　　　 ,ｒ‐＜´　　　　 ／　　'　 /´　|ｊ　 　 ヽ、　　 __／　' ﾊl、 　 ヽ 　｀丶、　　 ／⌒〉
　　　　　　　　　　　　 ノﾊ 　 ＼ 　 ／　　　　／　　 jl|　 ,'　　ｊゝｨ厂　　 ′/ｌ∧　　　＼　 　 ＼/　　 /
　　　　　　　　　　　 ∧丶ヽ　　 V　　 　 　 /　　　 /ﾘ　;　　 /⌒ｌ|　　　;　/ /　ﾍ　　　　ヽ　　 /　　 /、
　　　　　　　　　　　 l　l､ 、 } 　　ヽ　　 　 /　　 　 ﾊﾉノ　 ／　　∧　　,' / /　　 ﾊ　　　　 ＼丿　　 厂＼
　　　　　　　　　　　 、_}／ﾉレｰ‐-､＼　 / 、　 　 |/'´ ／ ﾝ=c'､{ヽl　 ' / /　　　　}、　　　　 レ- '⌒ヽ__
　　　　　　　　　　　 ´　／´{　　　　｀ヽV___､＞－-､ く　 /７个i/　ﾍ.0/ /　 　 　 ハ 　 　 ／　　 _,. イへ
　　　　　　　　　　　　 ∧0 ﾉヽr─-､___）一´- ､／　） ∨ / / jｌ　　 ∨/=-、　　(⌒＞‐イ　　_∠´　/ｌ　/
　　　　　　　　　　　　 {. ﾊ |　 {、_　　 　 ＿_＿_) ／ ／　　　/ |　 　 /　 　 ＼ (⌒( 　 __｀二´-‐┬' ７/ｌ
　　　　　　　　　　　　 ヽ､ハ 　 ＼￣￣ - '´　／ｉ　/　　'　 /　'ｌ 　 /　　 　 　 ヽ＼ ￣ヽ、 　_, ／　/∧リ
　　　　　　　　　　　 、　〈　｀＞‐-｀ニ＞─＜ 　 !/　　 　 /　　|　/　　　　　　　 ＼＼,＿ ￣ 丿_∠´　 厂

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■■■■■■■　　　　　. :／: : : : : :.ヽ ､: ＼ : : 　　　　　　■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■/　　　.: ／: : : : : : : : : :ヾ: : : :ヽ:. .: .　　:.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■/　.:　.: :/ /: : : : : :.ｉ: : : : : : : : ヽ: : ヽ ｉ: : : :.　 ト..■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ノｲ　: : : : : ': :. :. :. :.ｉ:|: : : :ヽ: : : : : : : : ヾ: : :i :.　|:.｀丶■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|　i: : : |: ｉ: :. :.ｉ: : :|ﾊ: : : : :∨: : : : : : : : : : | : . ﾄヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|　l: : : |: l: :ｉ: :| : / ハ: : :. :.|ヽ: :ヽ: ∨:.:. :.:|:/:ｉ:|　}■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|　ﾊｉ : |: |:.七ﾊ:十 -　､: : :.|ー ､十:.|- : i: |': ﾊ|■■■あのときから、■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|/　从:|ハ: :|斗:示ｘ.　 ヽ: :ﾄ斗:示ｘ:|: :ﾊl: |:/ ﾉ■■■私は、欲しくなった。苦しくなった。■■■■
■■■■■■{　　l:.小:.ヾ乂ﾋ:::ｿ　ヽ＿Ⅴ　ﾋ:::ｿ　Ⅵ: }: |′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■{　　∨ゝ ＿＿ ノ　　ゝ ＿＿ ノ: :/| ′■■■■それまでは、■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■　人: :ヽ　 　 　 _'_ 　 　 　 小:/ .}'■■■■■目に映るもの、音に聞くもの、■■■■■
■■■■■■■■■. ＜ヾ{:介　　　　　　　　介 : '＞ .■■■■■なにも思わなかった。■■■■■■■■■
■■■■■■■. ＜　　. : : : : ｉ　　 ＞-＜　　 ﾉｲ: : .　　＞ .■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■/l　 . : : : : : : :. :.|　　　　　 　 　 |: : : : : : : : .　 lヽ■■こんなに心がざわめくことはなかった。■■
■■■■■■|∧: : : : : : :. :. :.∧＞―――＜∧: : : : : : : : : ∧|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|/∧: : : : : : : : : :∧ : : : : : ｲ ヾィ: : : : : : : : : ∧/|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ｊ//∧: : : :. :. :. :. :.∧ : : : 」 ヽ　 ヽ: : : : : :. :.∧//!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ /////＼:.: :.: :.＿＿∧: :〈　　　　 」: : : :. :.／////■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■.．ィ ´: : : :-:―: =:ミ:､｀ヾ｀ヽ.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ , イ: : : : : : : : : : : : : ⌒: : : : : : : : ｀:丶■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■.:　´: : : ／: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■／: : : : ／: : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :‘，■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■.: ′: : : :〃 : : : : : ｲ: : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : : ',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ /: : : : : : :/: : : : : :.〃: : : :ヾ:、: : : : : : : :＼: : : : : : : : : : :.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■/: : : : :ｲ: /: : : : : : :ｲ: : : : : : : ト､:ヽ: : : : : : :',: : : : : i: : : : i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■.′ｲ :/: }: {: : : : : : / |:i: : :＼: : {　 ヾ:.､: : : : : :i: : : : :.|: : : :ｉ|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ i: //:/:. :.|:ｲ: : : : : /　j∧: : : :ヾ:.ﾄ､、 ＼:、: : : :|: : : :.:.|: : : :ﾘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ |:ハﾊ: : :.|:ハ: : : :ｲ-一{「ヾ: : : :Y、ミー-ヾﾊ:. :ﾊ: : :. :.|: : :人:､■■■―でも！！■■■■■■■■■■■
■■ {′リ:. :.:.ｉ{: :ヾ : /{/辷ミ:、 ＼　i　Ｘ辷=≡ミ､: :Ｙ: : : :|: : : トミ:､■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■{:小: :Y.:.:.ハ:ヾﾊ:::r:､iヾ:､ __Ｙ´　乍r:､:i:ﾊ入:ﾘ: : : ﾉ: :./:|　　`■■■あのときから。■■■■■■■■■
■■■■}八:.:.|: : : Y{:/ 弋;じ　}ﾉ⌒ヾ}　 乂zじ’　〃}: : ｲ:）:/}:ﾉ■■■■■素敵なものが、輝くものが■■■■
■■■■′ ヾﾄ､:. :.i.:廴_""　ノ　,　　 ヽ. 　""_ .イ: : : :/∧:{〃■■■■■いっぱいあるって、気づいた。■■■
■■■■■■}ハ: :|:.圦 ￣　　　　　　 　 ￣　 /: : : :/彡ｨヾ、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■′ ヾ:!i: : :ヽ　　 　 ‐..‐　　　 　 /: : : :/:厶､′■■■■■■―そして、思った。■■■■■■■
■■■■■■■ 人ｔ:､: i:{`ト　　　　　　 　 .ィ〃: :ｲ从{ｧ ‘，■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ ヾ{､Ｙ j/　`　、_ .．　´/"/／ ヾУ　　:.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■＼! ′　　 ／ヽ　 　 〃　　 /　　 　 ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■,ｨ"　　∧　　′　／ 　 　 　 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ ｒ=彡’ 　 ;ヘ.　　　 ,:′　　　　　　　　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■,ｲY::i　 　 ├‐=ミ:､ /　　　　　　　_＿_ .．-=ゝ､■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ﾊ{ l:::| 　 　 |　　　 7　　　　　.．´ィ _二二￣__｀`ヽ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ {:！!::{ 　 　 トミ.　/　　　　 /／イ´: : : : : : : : : :｀Ｙ}■■■■■■■■■■■■■■■■
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―私は、

―「私自身」は、

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |ハ : |: :ハ　　　　　,　　　 　 / : : 从: ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {　ﾊ: |ｉ: : :ﾄ､　　 　 　 　 　 ノｲ: : ﾊ/}'　}
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉｲﾊ: 人　　　　‘｀　　 　 人:/:ｲ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 o　　　 人: :{ﾊ:. .　　 　 　 . .:ﾊ} /}′　...　　 ｡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ　 _ｉ .＞-＜. ｉ_　ﾉ′　　:. .:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｡ . :´ : ｌ 　 　 　 ｌ : ｀:　｡
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 o　ﾟ.:´: : : : :K　＿＿_　ヾ: : : : :｀:.ﾟ　o
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /{:. :. :. :. :. :. :.:|／　　　 ＼|:. :. :. :. : : : : }Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ∧:.:. :.:｡:. :. :. :|　　_＿_　　|:. :. :. : : : : :./::ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ:::∧:. :. : : : : : |／　　　 ＼|:. :. :. :. :. :.:/:::::ｌ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /!:::::∧:. :. :. :. :. :.　　　　　　.:. :. :. :. :. :./::::::::ｌ
　 ..　　　　　 　 　 ｎ ｎ―‐　､ ＿/:::::::::::∧:. :. :. :. :. :.　　　　　. :. :. : : : : /::::::::::ハ ＿＞――‐ ァ
　:. .: 　 　 　 　 {ヽ} lﾉ !7　　ィ｀ｰｧ:ヽ＼::::::::.:. :. :. :. :. :.　fｫＹ　. :゜:. :. :. :. :::::::／::イ　＿　YY´}/ レｧ
　　　　　　　　　ヽヽ{. {ヽ _　 　 /ｃ:::}:::::::Ｙ:::::＼o:. :. :. :. 从ﾊ . :. :. :. :／::::::/:::::{::::|　　　ィ ﾉ ﾉ ｲ ノ
　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ゝ ‐ｧ:⌒::::::::/::::::::::::::::::::::＼:.:. :.: :.　　. :. :. :／::::::::::::::::::人::ヽ..ィ::7´￣￣´
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {:::::ゝ:::::'::::::::::::::|:::::::::::::::::ヽ : : :.　. :.:.:ィ::::::::::Ｃ:::|::::::::::::::::::::´:::}
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ｀ヽ∨.:´　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
　　　　　　　　　　　　　　　 人:::::::::::::::::::ｲ:::::::::::::::i::::::|戈}夲{丈 |:::::::::::::::八:::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ―　´　|::ｉ:::::::::::::::::::| 个:ｉ ｉ:个 |:::::ｉ:::::::::::::ｉ｀　―
　o　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /::ﾊ::::::::::|::::::|　|:::| |:::|　|:::::|:::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /::/ :l:::::::::::::::::|　|:::| |:::|　|::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::i:::::::ｌ　|:::| |:::|　 :::::|::::::::::::::::::::.

　　なんて、つまらないんだろうって。

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■/　　　 ─　　　─　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■|　　　 （●） 　（●）　|■・・・・・・。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■＼　　∩（__人/777／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■／　　（丶＿//// ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■／　　 　 　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■／　　─　 　 ─＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
／ 　　 （●） 　（●） ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
|　 　　 　 （__人__）　 　 |■■・・・真雅、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／■■■それは違うお。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.＼　“　　／＿＿|　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ ＼ ／＿＿＿ ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■/　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　 ヽ　　 /　　　ヽ■■お前は、■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■|　　　　　　　　　　　　ゝ　　ー' 丿　　ゝー'　 く■■人の目の輝きを■■■■■■■■■■■■■■
■■■■|　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　 ﾊ　 ヽ　 |■■うらやむ必要なんて、■■■■■■■■■■■■
■■■■|　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ゝ＿ノ ゝ__ﾉ　 |■■ないんだお！！■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ヽ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀´￣｀´　 ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■＼　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■> 　 　 　 　 　 ヽ　 ＿＿＿＿＿／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ /　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■.　 ´.:.: .: : : : : : : : : : :｀: 　、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■.:'.:.:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■/.:/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ 　.、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■/.:/.: ::/.: : : : : : : : : :/.: : : : : :ヽ: :ヽ: : : : :丶: :丶■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ /.:/.: ::/: /:／: : : : : :/: : .′.:ｉ.: : :',: :ﾊ: : : : : : ＼ : ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■厶:′:/:.: ｊ/.:.:.: : : ::／ : :/.: .: :|:.: : :i: : :i ヽ: :ﾊ:.: : :ヽｰ-＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■／ / /: ′ /: : : : : イ.:.::.: ｲ.: .:.: :|:.: : :l: : :|: : ',:.:.|:丶:.:.:',■■■・・・やる男には、■■■■■■■■■
■■■■■/:.ｲ : i: :/:ｰ-ミ／/.: :／ ｉ: : : :∧ : ∧:斗: : ｉ: :ｌ.: .:ﾄ: :.i■■■■■私の気持ちはわからない。■■■
■■■■■l:/ l: : | :l.: : :／ メ ／　　}.:.: :/　ｊ.:/　}.:∧ : |:.:.! :.:ハ: !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■l′l: : | :ｌ.: ｲｘ≦ﾃ芋ミ　/: イｚ≦芋ミ/小.:∧/.:/ 　}:′■■■■私は、ほしい。■■■■■■■■
■■■■■■|∧!:ﾉ´ {{　V:ｆ: 沁　Y´　ｊ′炊 :::} ﾊ }:/ : !}/ 　ノ′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■l′|.: .: 八　ゞ--ﾟ′ﾉ¨¨¨､　ゞ--′从:.: :ﾘ■■■■■■■■皆のような、■■■■■■■■■
■■■■■■■',.: .:.:/ヾー―　´　 ' 　` ---- ｲ:ｌ : : : !ヽ■■■■■■■輝くものが、ほしいのにー■■■■
■■■■ ,　-‐＜∨ :i 　丶、　　　‐:‐ 　　　イ ﾉｲ: :/l∧ ':、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■/,＿_ 　 ハ:.:| 　 　 ＞　　 __ . ＜ﾊ ／　l / ﾉ　|: :.ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ｊ/.: : :｀ヽ　 ヽl　 　　 ∧　 　 　 ノ　∨ : ﾉ′ 　 !: : : :＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■/: : : : : : ヽ 　 　　 　　∧ー- 、 ／　∨　 　　　ｌ.: : : : : :＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/.: : : : : : : :∧.　　　 　 　 ∨ ー―‐ ＜|　　　　　l.:.: : : : : : : ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■/: : : : : : : : : :ハ:. 　 　 　 　 ∨`ー―‐ ´l　　　　　ｊ.:.: : : : : : : :∧■■■■■■■■■■■■■■■■■
■／.: .:.: .: : : : : : : : :ヽ　　 　 　　 ヽ＞ｰ―＜l 　 　　 /.:.:.: .: : : : : : :∧■■■■■■■■■■■■■■■■■
■/: : : : : : : : : : : : : : : :',＼　 　 　 　 ＼　 　 　|　　　 /.:.:.: .: : : : : : : : :∧■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■ ／　 _ ノ　　 ヽ、_　　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■.|　　　（ー） 　（ー）　.　　|■■・・・そうじゃ、ないんだお。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ ＼ 　　 （__人__）　.　　／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/　　　 ｀⌒´　　　　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ヽ、二⌒)　　　(⌒ニノ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■ ／ 　 ‐-､　　 　 　,.-‐　　　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ ／　　 　., ーヽ　　　,'. ｰ-、 　 　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ ／ 　　 　 （　● l 　 　l　●　）　　　　＼■■―やる男の輝きは、■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ | 　 　 　 　 ｀ｰ ノ　　　 ヽ.ｰ '　 　　　　　|■■■「お前が作ったもの」■■■■■■■■■■■■■■
■■ |　　　　　"⌒（_＿__人_＿__）⌒ﾞ 　 　 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■ ＼　　 　 　 　　|,/⌒'⌒ヽ|　 　　 　　／■■■■かも、しれないんだお！！■■■■■■■■■■■
■■■　＼　　　　 　 l　　　　　j　　　　 ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ /　　　　　　`ｰ--‐''´　　　　〈■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■／ : : : : : : : :.:≦: : : : : :｀ヽ.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■／: : : : : :,:イ: : : : : : : 、: : : : : :＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■.:′: : : : ／: : : : : : ヾ:､: :＼: : : : : :‘，■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ /´ : : : : .:′ : : 〃: : : : :丶: :.‘，: : : : : :.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■/: :/: : .:/: : : : .:/.:/: : : : ヽ : : ヽﾊ : : : : 八■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■/ｨ / : : /: : : : : : 〃: : : : : : :＼: :.ヾ}: : : : : :トﾐ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ {ﾊ { : : .′: : : : :.i {: : : : : : i: : .:､ : : ヾ: : i: : 厂｀`■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■/ i,小: :{: : : : : :l: :|ｲ: :. :. :i: :|: : : :',: : : :',: :| ;ｲ.:ﾊ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■l:∧: .:.: :l: :i: :ｲ∧ﾊ: : : :l: :ト､ ﾄﾐx: : : .:. :Ⅵ ｲ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ 八ハ: :爪{:┼‐i{ 大ハ: :从ｔ―┼:.大: :ﾘ } /}ﾉ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ ヾ! ﾄﾐﾊ :{ｒ=≠ﾐヾ　＼{ｔ笊≠=z:i: :/}ｨⅣ′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ハヾ: ヾ:{ ゞﾆ'′}r==i{　ゞﾆ'’｀}/ 〃/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ヾハ `ト:""_ノ　 ;　ヾ. _"".ィ7 /}/■■■■■―え！？■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ 入{ﾍ. 　 　 _ _ 　 　 ,〃.:/､′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■,．ィ´　　ヾ {`ｬ 、　　　ィ}//／　 `}:7 ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ｒ 1:{　 　 　 　 !　　 ｀¨´　　i: "　　 　 !::}　ﾄ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■,ｲ. l::i　 　 　 　 ト ､.．-ミ . 斗　　　 　 ::ﾘ .ﾉ: }■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■〈:ハヾ::､　　 　 　 Y´__＿,r‐ﾐﾑ　　　　/:/ /: : i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ }: : :ヽヾ::､　　 　 ├―‐ｧﾍ　ヽ{　 　 /:/ィ／: ｲ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ j/: : : :＼＼:、_＿.l_＿ｒ'　　 　 _Y_／ｨ彡: :.／ﾘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■ ´￣｀　　　 ´￣｀　　　 　 　 　 　 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■／_　 　 　 　 __　　　　　　　　　　　　 　 ＼■■■・・・やる男は校書殿の出納だお。■■■■■■■
■■■/ /::::ヽヽ　　//::::ヽ　　ヽ　　　　　　　　　　　ヽ■■■■確かに昔から本は、好きだったお。■■■■■
■■■ゝ ー ' 丿　 ゝー '　　 ノ　　　　　　　　　　　　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■|　 /　 人　　ヽ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |■■■■でも、お前に言われるまで、■■■■■■■■
■■■|　 ゝノ　 ゝ _ノ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |■■■■自分が「特別だ」なんて思わなかったお。■■■
■■■＼　 ｀´￣｀ ´　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■ヽ　_＿＿＿＿　 イ　　　　　　　　く■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■,'　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■ ,..-''"´ 　 　 ｀"''-、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ ／-――-　　 　 -―＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■/　　 ＿　　　　　　　＿　.',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ ,'　　 ｲ::::）｀　　　　　ｲ::::）｀　',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■l 　 　｀¨¨´／　　　.＼ ¨¨´　 l■■■■■■■真雅、お前が言ったからなんだお。■■■■
■■■■■■■l　　　　　（　　　,、　　）　　　 l■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ '.,　　　　　｀¨¨´ ｀¨¨´　　　 /■■■■■■■お前がやる男の目に、■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ヽ、　＿＿　　　　　　　 ／■■■■■■■■やる男の本好きを■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■r''"´:::::::/´|　　　 _,,..-''´ヽ■■■■■■■■見出してくれたから。■■■■■■■■■■
■■■■■■■ __|::::::::::::/::::::ヽ、　　　|:::::::〈.、__■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■_,,..-‐''"´　 |＼.／,::::::::::::|　　　 |:::::／-ヽ、｀''-..,,_■■■自分の「特別」に、できたんだお。■■■■■
■■■ |ヽ　　　　　 |　 __　'.,::::::::::＼.　 .l／::::|　 ＜_　　　.|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ |　ヽ　 　 　 ￣／ 　 '.,::::::::::::＼,':::::::::::',　 　.|　 　 .|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ |　　ヽ　　　　 ＼　　　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::',　　|　　　.|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ |　　　ヽ　　　　　＼　　 ヽ:::::::::::::::::::::::::::',　 | 　 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ |　　　　l　　　　　 　＼　 |:::::::::::::::::::::::::::::|　l 　 　 .|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ |　　　　|　　　 　 　 　 ＼|:::::::::::::::::::::::::::::| ,'　　 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■_　 -‐-　 ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■,　´　　　　　　　｀ 、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■／　　 　 　 　 　 　 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ ,. -‐'ｆﾌﾌ■■■■■７　　 　　　　　　　　　　 　 ｀､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/ 　 ｒ‐´ ｒ‐､■■■■/ 　 　　　　　　　　　　　　　　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■ﾉ　 _/＿ 」　 .l■■■■|　　　ー‐-‐'　　 `ー‐-─ 　 　 !■■■■真雅、お前に■■■■■■■■■■■
■■i　　 _ ＿　.） ,'■■■■|　　　（ ー‐）　'"　（ ー‐ ）　　　!■■■■どんな才能があるのかは、■■■■■
■■!　　　　　｀{ ﾉ■■■■■ヽ　　 　 ,　 　 !　　　　　 　 　 /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■|　　ｰ ― ､}´;￣￣;｀ ｰ‐-/;:;＼　　ヽ＿人＿_,ノ｀ 　　／,.,.,.■■■■出会ったばかりのやる男には■■■■
■■l　　 ,.-ｒ　/;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ＿ ｀　ー 　 　 __, ｲ:;ヽ:;:;:;■■■■わかんねーお。■■■■■■■■■■
■／i!　　　 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!　　＼ _ｰ‐_,.／　　i:;::;:ヽ:;:;■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
´:;:;:!ヽ ＿∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ﾄ､　／!;;;;;;;;;;〉、　,,.ｲ:;:;:;:;:;:ヽ■■■■・・・でも、これだけは言える。■■■■
:;:;:;:;:ゝ､_　 /;;;;ﾉヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.｀'　 ヾ--〈　 Ｖ　 !:;:;:;:;:;:;:;■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
:;:;:;:;:;O /｀:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-､:;_:;」　　　　!;;;;;;;!　 　　 |ヾ､:;.-‐■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:|　　　 |;;;;;;;;|　　 　 !:;:;＼_:;:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ､:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:!　　　!;;;;;;;;;!　　　/:;:;:;:;:;:;:;7■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■　-――――――-　■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■／　　　　　　　　　　 　　　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ /　　　 　 __　　　　　　　 　 　 　　　　 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ |　　　　　　 ＼　　 　 　 　 　 .／　　｜■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ |　　　　　 〃　＼_ !i!i!i!i!i!il､／　　　 ｜■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ |　　　　　 {　込ﾘ　!i!i!i!i!i!i!i 込ﾘ　}　　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■-- ､　 　 　 　 　 　 /　 　 　 ヽ　　　　　 i■■■人に光があるんじゃない。■■■■
■■■■■■■■■/　　 /⌒Yヽ　　 　 　 {＿__人＿_}　　　 　 /■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ /　　 /　　 |　 ＼＿＿ 　 {|l|l|l|l|l|li}　　 　 ／■お前の目が、「人の光」を見出すんだお。■
■■■■■■■ 〃i.　　/　 　 /　 　 i＼:::::::｀ヽ ー―　 　　／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■/ / 　 /　 　 /}　　 ./　 ＼::::::::|｀1　 　 「￣￣/■そして、人を「特別」に、するんだお！！■■
■■■■■■■∨　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ|:::::::|　|　　　|　　 /{＿_■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■}　　　　　 　 　 　 　 　 　 }:::::::|　|　　　l 　 /:::::::/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■／:::. 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:::::::|　　　　/　 {:::::::/---..■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■／::::::::::.　　　　 　 　 　 　 　 　 |:::::::|､　＼_/　／::::/:::::::::::::::..、■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ /::::::::::::::::::,　　　　　　　　　　　　 ;::::::::|　＼〈 ／{:::::::::一ｧ::::::::::::∧■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ {::::::::::::::::::::::.　　　　　　　　 　 　 ,´ヽ:::|　　　}o　|::::::::::::::|::::::::::::/::::i■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ |::::::::::::::::::/´}　　　　 　 　 　 　 /　 /}:|　　　} 　.|::::::::::::::|:::::::::::::::::::|■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ l:::::::::::::/::{＼＼　　　 　 　 　 _/_,..ｲ:/::!　 　 }o　|::::::::::::::{:::::::::::::::::::|■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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.■■■■/　／　　/　 /　　 ,　/　　.i　　　　　　　　丶　　　　ヽ　　　　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■/／.:　　 /　::/　 .:::/ .:|　　.::ｌ　　､　　　.::.　　:ヽ　　　::..:',　　　　.ﾊ■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■〃/.::/　.:/　.::,'　.::::/　.::!　　:::{ 　 ::＼　.::ヽ::.　　::l　　 :::::::l:　:.　.　 ﾊ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■l.::,'　: .:l　:::::l　::::::l　::::{　　::::ヽ　::::::::＼:::::ヽ::.. ..::l　　:::::::::l::: :: :::. :l.:l■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■|:/!　:.:::|　::::ﾊ : ::∧::::八.　.:::::ｉ＼..::::::l　＼::::＼::::l　　:::::::::l:::::::::::　! |■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■|{│.:.::::|　::::::ﾊ ::l　ヽｌ　 ',　:::::|　 ヽ::::l　　_＼{-ヽ|　　:::::::::|:::::::::::: i::l■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■!　! :. ;小、.:::::{ 代ーﾄ､　ヽ ..::l 　 ＞七´__,ｨ=-､.｣　　:::::::::j::::::::;::: l:,'■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■', :::: l:: ＼::ﾑx≠于=ミ、＼ヽ x=≠旡丁 ｀ドﾚ!　 ::::::::;ｲヽ ::i:::::ﾘ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ ヽ:::::lヽ::::＼<ヾﾊ{.::::ヽヽ ＿ {　　　 V､::::::.}├|　 :::::∧　l:::,' .::/■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■＼ｌ　∨::{!ﾊ 　Vzｲ}　{!⌒ﾍ}　　　 r'zィﾘ / ｌ　.:::/　} ,ﾉ/l:::/■■■■わたし・・・、私が。■■■■
■■■■■■■｀　 ',:::ゝﾑ 　 ー'　/　　　ヽ、　　￣ノ'　|　::/ フ´::/ ﾙ′■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ヽ::::`ﾍー ‐ '´　'　　　　 ￣　 　 　 |.::/´;::〃/■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ヽ::::{＼///. 　 ｬ‐､　　///　 　 .jl:/::/:/ ″■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■＼:ﾍ ヽ ､　 　 ¨　 　 　 　 ／/ｲ::/V■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■＼!　 ヽ＞,､　　　　 , イ　〃:|::ト､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■ ヽj父rｰ＜: : : : : : : {::l)　ヽ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■／...::::::|　: : :　　　 : : 'y' 　 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■／　.::::::/ﾉ　　　　　　: : /　 　 　 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ ／　.:::::::::::{′　　　 : : : : :/　　 　 　 　 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■■■■|ハ : |: :ハ　　　　　,　　　 　 / : : 从: ﾊ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■{　ﾊ: |ｉ: : :ﾄ､　　 　 　 　 　 ノｲ: : ﾊ/}'　}■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ o■■人: :{ﾊ:. .　　 　 　 . .:ﾊ} /}′■...■■｡■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■｀ヾ　 _ｉ .＞-＜. ｉ_　ﾉ′■:. .:■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■｡ . :´ : ｌ 　 　 　 ｌ : ｀:　｡■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■　o　ﾟ.:´: : : : :K　＿＿_　ヾ: : : : :｀:.ﾟ　o■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ /{:. :. :. :. :. :. :.:|／　　　 ＼|:. :. :. :. : : : : }Y■■■■わたしが・・・光、を。■■
■■■■■■■■■■■■■ ｌ∧:.:. :.:｡:. :. :. :|　　_＿_　　|:. :. :. : : : : :./::ｌ■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ ｌ:::∧:. :. : : : : : |／　　　 ＼|:. :. :. :. :. :.:/:::::ｌ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■/!:::::∧:. :. :. :. :. :.　　　　　　.:. :. :. :. :. :./::::::::ｌ■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ｎ ｎ―‐　､ ＿/:::::::::::∧:. :. :. :. :. :.　　　　　. :. :. : : : : /::::::::::ハ ＿＞――‐ ァ■■■■■■■■
■■■■■■{ヽ} lﾉ !7　　ィ｀ｰｧ:ヽ＼::::::::.:. :. :. :. :. :.　fｫＹ　. :゜:. :. :. :. :::::::／::イ　＿　YY´}/ レｧ■■■■■■■
■■■■■■ヽヽ{. {ヽ _　 　 /ｃ:::}:::::::Ｙ:::::＼o:. :. :. :. 从ﾊ . :. :. :. :／::::::/:::::{::::|　　　ィ ﾉ ﾉ ｲ ノ■■■■■■■
■■■■■■　　　｀ゝ ‐ｧ:⌒::::::::/::::::::::::::::::::::＼:.:. :.: :.　　. :. :. :／::::::::::::::::::人::ヽ..ィ::7´￣￣´■■■■■■■■
■■■■■■■　　　　{:::::ゝ:::::'::::::::::::::|:::::::::::::::::ヽ : : :.　. :.:.:ィ::::::::::Ｃ:::|::::::::::::::::::::´:::}■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ｀ヽ∨.:´　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ 人:::::::::::::::::::ｲ:::::::::::::::i::::::|戈}夲{丈 |:::::::::::::::八:::::::::::::::::/■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■ ―　´　|::ｉ:::::::::::::::::::| 个:ｉ ｉ:个 |:::::ｉ:::::::::::::ｉ｀　―■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■　/::ﾊ::::::::::|::::::|　|:::| |:::|　|:::::|:::::::::::::::.■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■ /::/ :l:::::::::::::::::|　|:::| |:::|　|::::::::::::::::::::::::.■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■/::::::::::::::::::::i:::::::ｌ　|:::| |:::|　 :::::|::::::::::::::::::::.■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ /::::::::::::::::::::::::::::::　　:::| |:::|　 :::::::::::::::::::::::::∧■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■/::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ　ｃ:::| |:::′ ｉ:::::!:::::::::::::::::::∧ c■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::|　 ヾ' 乂 　 !:::::::::::::::::::::::::::/■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■■■|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　 　 ｉ:::::::::::::::::::::::::::::|■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■／ 　 　（●） 　（●） ＼■■■・・・そうだお、だから。■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■|　 　 　 　（__人__） 　　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■＼　 　 　 ｀ ⌒´ 　 ,／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■/⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ＿■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ /　　､　　　　　､　　〆ヽﾞ￣ ｀i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■/　　/　　　　　 ﾞ　　lヾ_ ,|ヽ─ヘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■/　　/l 　　　　　　　　`､´/　 　 　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ /　　/ ヽ　　,＿＿__　　　｀　　,ヽ　　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■-─ヽ　ｲ_　ヽ /　　　　￣￣￣￣`ヽ Ｙ 　 ゝ‐-､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■／ 　 （●） 　（●■■■■■■真雅・・・お前は・・・。■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■〃/.:.:.:l.:.:从.:.:.:.ﾄ､ﾄ､ﾊ.:!.:.:.:!ﾆﾆヽ__■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■{{:!:|:.!.:.:|i/芹ﾒ､::{_r芹刈.:.:.iﾄ､ //／r 、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ И:i.:.八'ﾋヅ厂,ヽﾋヅ/.:.:八///　 i　｝.　　／)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■i八{.:.込、　 ｃ　　,仏ｨ'　/// 　丿/　.／／.／)■■？■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ ノ　{ ヽ{从`ト　　イ/　 　//∧_ / ｛_／ / ／／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ /＼ ＼　}｀　-/ 　 ／//:i:i:i/　 八　ゝ'／■■■■やる男？■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ ／i:i:i:i:ﾄ､　ヽ'￣ {　／／i:i:i:i/:i} 　 　 ) 　ゝ、■■■■やる男、どこ？■■■■■■■■■■■■
■■■■ ／:i:i:i:i:i:∧:i:i＼ ＼ |/／:i:i:i:i:i∧i:iヽ　 　 　v‐､＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
r､(∨i/i_／:i:i:i:i:i:／　 1:i:i:i:i≧=彳≠=､､:i:, ゝ-'`ー=へ＼　ー'■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ヽヽ Y:i:i:i:i:i:i:＞'"　　 人:i:i://7大ﾄ===ミi:∧__■■■■ｰ'■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■〉_ ＞一'"■■■{:i:i:i∨(_//{　}:i:i:i:i:i:i:i} }＜_■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■(/■■■■■／＼:i:iゞ彳ﾊ} ∨:i:i:i:i://､__/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■∨ i/ ｀丶｣'　　　｀丶// 　 >■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ ∨ / 　 /!　　 {＼　　 r‐'■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■∨　 /　|　　__＼r‐v'■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ ｀ヽ{/⌒¨´　'.　　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■ ＼＿ﾉ 　 !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■　ﾄ=:彳■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■■■■■'::::,■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■i::::,■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■Ⅵ:.:.:|:.: ｉ:.:.:.:.:. ｌ:.i:.:.:./|:.:.:.:.:ｉ:.:. |:.: /:.:.／　　　　!: :.／　/／　 /'■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ |:.ｉ:.|:.: |:.:.: : /:,:|: /　!:.:.:.:.ｌ:.:.:.|:.:.ｉ／　　　　　　 < 　 /　　／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ |:.!:.|:.: |:.:.:.:/:/ ｌ:.|　 ｌ:.:.:.:.|:.:.: !:. ｌ　 　 　 　 　 　 '■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ |ハ|: ,:|:.: /:/　 !:!　 l:.:.:.:.|:.:.:.ｌｌ: ｌ　　　　　　,...:´ｉ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ '　 l:/ |:.∧′　|| 　 !:.:.:.:|:.:.:ｌ ｌ ｌ　　　　‐,-':.ﾊ: ｌ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.――く′|:′　　　!　　:. :.:.:ｌ:. ｌ　!:!　 　 /´:.: /　} !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : : : : : : : ､　　　　　　 〉:.:.!: |` ｌｌ　　 /ｌ:.:.:./　 j/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : : : : : : : : : : ､　　　 / :. :.:. |　 !　｀´　!:.:,'　 /'■■・・・考えたことも、なかった■■■■■■■■■■■■■
: : : : : : : : : : : : : :＼　 i 　 :. : |　　　　　 ｌ:.i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : : : : : : : : : : :. :. :.＼!　　 :. |　 　 　 　 !ｌ■■■■■わたしが、■■■■■■■■■■■■■■■■■■
: : : : : : : : : : :. :. :. :. :. :.＼　　:|　　　　　　!■■■■■光を■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
三≧=- ､: : : : : : :. :. :. :. :.ヽ　 ＿■■■■■■■■■見つけた■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
三三三三≧ ､: : : : : : : : : : :<ｉ:ｉ:ｉ:ｉヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
三三三三三＼≧: ､: : : : : : :.Ⅹｉ:ｉ:ｉ:ﾍ■■■■■■■■・・・なんて。■■■■■■■■■■■■■■■■■
三三三三三三＼三＼: : : : :. :.Ⅹｉ:ｉ:∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
三三三三三三三ヽ:三:＼: : : : : :Ⅹ:i:∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
:三三三三三三三∧三三＼: : : : :.Ⅹ:i:ｌ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
:三:三:三三三三三∧三三ﾆ＼: : : : :Ⅵ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■|　・・・そんな言葉で諦められる？ |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■|　　　真雅。　　　　　　　　　　　　　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■l! 　.|:::／ ___ノ,ｨ'ﾄ|''=ﾐ､ ヾ!　　,r-=fニﾐ;;弍;;| :::::::::::::::l~ﾞ'i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■l/　,/ﾄ､::lﾞ__ﾞヾ::ii::|ヽ　　,/　　.|:::illi:::ﾞii/ |:::::::::::::::j¨ﾞ l■■■・・・誰？■■■■■■■■■■■■■■■
■■/⌒ヾ､|/`fﾄ l　ﾞK);j .l'⌒''h.　　 K);;;;ｯﾘ　l:::::::::::::/　.ﾉ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ /‐-､ `iﾉ　/'ヽ|､　　 ノ 　　 ヾ､ 　 　　,/　 |:::::::::::/=7ﾞ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■./　､. ヽ |ﾞV,_ 　l:::i､￣　丶 　　　ﾞ''ｰ-‐''　　,l::::::::::/|:;/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■i　 'ﾞヽ_j-'　　　.|::::|.＼　　　‐- 　　　 　 　,,ｲ::::::::/ ,l/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ヽ　　　 ヽ　　 jl:::::l. 　 ヽ､　　　　　 ,　''ﾞ　/:::::::/ﾞ｀ヽ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■ ヽ､.　　　　 /ヽ::::|　　　 ,,｀=ｰ '''i´　 　 /:;/ﾚ'〉;:;:;:;:,.,＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■/　　　　/.　 ヽ:|　,,r''ﾞ,.;:;:;r''ﾞ~ﾉ　　　/ｲ　 /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■ 〃/　/　!　 l 　 /　 !　　!　ヽ 　 　 |　　　　 !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■│　!　 !　│　{　　! 　 | 　 ヽ 　 ! ! 　 !　　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■! /{ 　{. 　 ﾄ｀ ト､ |ヽ　 !＼ ,ム‐ﾊ| 　 }　　l■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ﾚ　!　 iヽ　!,,====ﾐ､＼l　,,====ﾐ ! 　 l　 l !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ ヽ |.-ヽ!'<fえヶ.ll, - ､ll ｲkか>l　　,!､ ﾊl■■■真済！？■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■　/, ﾆヽﾄ　ゞ-' ノ　　 ヽ ゞ-'　,'　/ ﾉﾘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■,'/ﾆヾ 人　　　　 ｀_ 　　 　　/ /ﾘ´■■■■これは、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■{ /ﾆヽ ヽへ　　　 　　　 　 ィ　ﾊl■■■■心が作り出した、幻？■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ ヽ、ヽ 　 } | ＞ 　 _　, ィ´/ノ-､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■_,'　　　 ﾚ′_,-‐l 　 　　／ 　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■__/ | 　　 /､‐'/ ／　　 ,　' 　 　 　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/ 　　 ─ '　 } /へ、　／ 　　　 　　 　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■{　　　　　 　/ / ヽ､ , '　　　　　 ィ ﾆ二二＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■, ｲ　　　 ,'　 　〉/　　／　　　　 ／／ , -―─-}■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■／　 　　　　　 / /　／　　　　 ／／ ／　 　　 　 !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■|:.:!:.:|:.:.|:.:.:.|∨:!　　　 ム升≧=ｰト､:. |:.:.ｌ|:.:.:.:.:}■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■|:.:!:.:|:.:.ﾄ;.斗升ﾍ　　　　ﾘﾉムミxﾉｲ:.:.:!:.:.ﾘ:.:.:.:/!■■■あれだけ、■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ヾﾄ;:∨∨Vj _ﾘハ　　 　 ィ＝ミ､ﾉｲ:ノｰ:.':ト;/:.:|■■■「才」にしがみついたアナタが、■■■■
■■■■■■■■ ∨Vﾍ. ,ｨ＝ミ 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:|/:.:.:.|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■＼!:.ﾍ.　　 　 ,　　　　　　 　 |:.:.:.:.:.j:.l :.:.:.:ﾄ、■■もうあきらめてしまったの？■■■■■■
■■■■■■■■■■|:.:..ﾍ　　　 `　 __　　　 　 ハ:.:.:./:.!.:.:.:.:|:ﾍ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■|:.:|:ハ　 　 ヽ　ノ　 　 　ｲ:./:.:./:./:.:.:.:.:i:.:∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■|!:.!:.:.:.:.:..､　　　 　 　 ／ﾉｲ :./:./.:.:.:.:.: ﾄ;.:.∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■|リ!､:.:.:.:.i!:.:.＞.. _ .イ　　　!:/:./:.:.:.:.:.:.:.i: ヾ:.∧■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■',.:.:i.:ﾄ.:.{从≧{_ヾ:､　　´_ｊ//ノ}:∧.:::ﾊ.:.ﾘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ヽｌ:ハ.:ｨf芹ミ　　　　 ｨf芹ミx:l.:.}ノ.:.}/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■}:}.:.:{　廴cｊ.　　　　　廴cｊ ´iくﾉヽ■■■■■■そうやって、妥協して・・・■■■■■■■
■■■■■■■■■■/＾!.:.i:.,　　　　　j:　　　　 　 ,.:ヾ:､.:.}■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ i 　ﾄ､:､:＼　　 _＿__　　 　 ∧.:.:ﾄ､.:.丶■■■■■最後に、思い出したように、■■■■■
■■■■■■■■■ l　 l.:.:＼（｀　　 ｀ﾆ´　　 .／　ﾘ:/.:.:＼.:.:＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■∧　l.:.:.:.{.:｀ ≧:ｘ　_　x:≦ -‐　´}.:.:.:.:.:.＼.:.:＼■■無いものねだりを、するんじゃないの？■
■■■■■■■■■/.:.:.〉 !.:.:.:.:＼{　 ‐-＜　　 　 　 .∧.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ ｘ≦ニ{　':,.:.:.:.:.:.:＼　　　 ＼　　　./／＼.:.:.:.:.:.:.':,.:.:.:.:.＼■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■■/{ﾆﾆﾆﾆ>､. ＼.:.:.:.:.:.:＼_＿／｀ヽ ./ﾆﾆﾆﾆヽ.:.:.:.:.:..ﾄ､.:.:.:.:.:＼■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■'ﾆ.',ﾆニ/ニ｀¨「＼.:.:.:.:.:.:.ヽ_＿__ﾉ　　ミ､ﾆﾆﾆﾄ､.:.:.: i{_＼.:.:.:.:.:.＼■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■ ﾆﾆﾆニ＞ ´ﾆﾆ{从从}.:.:.:/从. '｀ミミﾐ｀｀ﾆﾆﾆヽ/／ニ乂.:.:.:.丶.:.:.:.:.:.:ヽ■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■ﾆﾆﾆニ{ニニニ.l　i 　 ﾘ´ 　 i　　 /iﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/´}　}.ﾆﾆﾆヽ.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.::..■■■■■■■■■■■■
■■■■■■.ﾆﾆﾆﾆ∧ﾆﾆﾆﾆ.l　l.　　　 　 l 　./ .lﾆﾆﾆﾆﾆ./ニｌ　l ‐-　 _{.:.:.:.:.:.ﾘ.:.:.:.:.:.:.::.■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ﾆﾆﾆﾆ.i.ﾆ＼.ﾆニl　l 　 　 　 　 /　 l.ﾆﾆﾆﾆ./.ﾆ_」　l.ﾆﾆﾆﾆL.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:i■■■■■■■■■■■■
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■■■■／'　　　,　　　　　　 ＼　　　、　、 ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■〆/　 ' 　/ l　　＼　　　　 ヽ　' , 、 l　　',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/ /　′　.!　 l　　ヽヽ　　ヽ　l 　 l l　|　 ､ ',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■/　,!　l　 ,　l　 ∧　　ヽヽ　　',　|　 | .! .!　l | .!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■.!　,'|　.l ./,　! .,A-ヤー-､l　　 l　 　 l l .!　| .!, l■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■!./ l|　,!. ! ', |ｲ,;;斗去=ァ‐l　　 ト､　,! .! '　.!　|' ,!■■・・・妥協、じゃない。■■■■■■■■■■■■■■
■■,'　|,! .,l t|'､〉l "ﾞi::rl 　 !ﾞヽ|　　 | .,' / /!'　,' l ,!　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ﾞ ',.! i ゛ﾉ ` 　､ﾂ- ´　/}　　l ｼ ,! / ,!　,! l/■■■■■私は、そう思う。■■■■■■■■■■■■■■
■■■■' 　∧　　　　　　 /,l　　,!i　 ; / /／/"■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ //;ヽ ＿　　　 /'.! 　/!'i l ./ /´ ﾂ■■■■■■自分が才を持つ必要は無い。■■■■■■■■■
.■■■■// ﾘヽ　,、　　　_.ｵ ./ .! |ﾘ,' /■■■■■■■■人の才に気づいていけば、■■■■■■■■■
.■■■ヽ'　　 ｀､l ゝｔ ヾ　 |/　 　 ﾄV｀ヽ■■■■■■■■それでいい、の、かも。■■■■■■■■■■■
■■■■■■■｀,゛-'ｰ}　´　　 ,..=彡ﾞﾞフヽ、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■rイﾌ　 √,!　　　/ /´,＜〆⌒ﾞヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ ﾉ l l 　 /ヽ. , ‐ ﾞ/ /　,　 ,!　　　　｀ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■ /,: : i: ::|: : |! i ｀￣´ | |i : :|:: :|: : |_:.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ | |: : l: ::|＞ﾋﾕ 　 　 '|ｦﾃ ﾒ､/: :i |＿i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ | |: : |: :匕斗ﾐ 　 　 行丐ミ､l_/: |二}■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ Ll､__ﾄ､_fんﾊ}　 　 　 hひﾘﾉｉ : : |彡〕■■■へぇ。大したものだわ。■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■|: ::i ゞ-ﾟ'　 ´　　´￣｀　| : : |∨:|.■■■私なら、絶対無理。■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■| | :.　　　 r─ ｧ　　　　| : : |.ﾉ: |:i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■| | 人　　　 ｰ 　 　 　 ,:| : : |: : :l |■■■そんな「綺麗事」だけで■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■| |′:|i::...、　　 　 . ィi :ﾘ : ｉ:j.: :|: :|■■■生きていくなんて、ね。■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■l∧ : ||:: :ｉ|｀ ｰ　´　 |:!/: ;ｲ/: : |ｉ :|i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■'|/＼!! : |l　　 　 　 |7／:/: : : ||:.:||:i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■/:/ : ヽ:/j　　 　 __/´}／: : : : j:!: ||:|:i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■/:/ : /://＞─＜ /.／: : : : : :/'￣V|:|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■_.: / : /://／ ￣＼//.: : : :／: / ／　∨■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■/ ∧| : ; :|　|　　　.//:/: : :/: : / /　　　 　 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■i / 　∨l: | ｜　　/ ∨! : ∧／ ∧　　　 　 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ 八.　　 ＼| ｜　./　　｜/ 　 ／　ｉ　　　　　　 ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■ /: ｲ: : : /!: : : : : : : : :|:ｉ: : :ｉ : : :　　　　　　　　　　■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■/´　l i: : 小　ｉ : : : : : i: :!:.:.:.|: : : :　　:　 ｉ　　　　　　■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■|:l!: i :| ∨ : : : : : | : : : ﾊ: : : :　 .:　 |　　　　　　■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■ 人:.N:.:.:ﾄ 　 | ｉ : : ヽ:. :. :.ヽﾄ､: :　　　i　　 /■■■・・・・・・。■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ ヾ|: :从 r'}ハﾄ､ : : : : : : }: ヽ /　 ,　 //■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ﾊ : 圦　　 　 ＼: : : : : : :. }'　 /　ｲ/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■Ⅵ:i:|ヽ　 　 　 ヾ ｉ : : : : 　 / / .{'■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ |ﾊ!　 ｀ ､　 :.　}从:. :.ﾊ.　' /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■∨ |:.:.:.|ﾘｲ刈ｊ　　　　厶斗′　l:.:.ムイｲ:ﾉ:.:.:.:.::/i■■■■■ねえ、私の目にも■■■■■■■
■■■■■■■■ |:.:.:从}ゞソ　　　　　　 　 　 !:.:.:.:.:.:.:.:ﾚ＾ヾ／:.:|■■■■■「輝き」っていうのが■■■■■■
■■■■■■■■ ヾj.:.:.:i　 `　　　　　　 　 　 j /.:.:.:.:.:.:l⌒}｝:.:|:.:|■■■■■見えるはずよね？■■■■■■■
■■■■■■■■■|:.i八　　っ　 　 　 　 　 //:.:.:.:.:.:.:,廴ノ:.: i!:.|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■|.:|:.:.:ヽr 、　　　　　　イ:/:.:/:.:.:.:/'´:.:.:.:.:/∨■■■■■あなたを馬鹿にした■■■■■■
■■■■■■■■■|:.|:.:.:.: |　i　 　 　 　 　 /:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.:.: /:.:∧■■■■私にも光が見えたなら■■■■■
■■■■■■■■■ﾘハ:.:.:j　j 、_＿　　　ノｲ/:.:.:.:/:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 从:.:.,'　 !:.:.:./:.|　　　∠:._:／:.:.:.:.:.:. /: :＼:.:.∧■■■大したものだけど？■■■■■■
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■■■■■■■ 人:.N:.:.:ﾄ 　 | ｉ : : ヽ:. :. :.ヽﾄ､: :　　　i　　 /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■ 〃〃 !:::::::::::::::::::::イ::::::ノ　　　　 `''7--:::::7;:::::::7::::::::::::::::::j:::j::::::::7:i■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■i　ﾔ:::i:::::::::::::::i. _',:::',__　　　　　　__i≦__i-'"|::::::::::::::::::,'ﾍ::::::::/:::j■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■.',:i `ヽ;:::ﾊ 久ﾁ心`　　　　　 ”'爪丐癶､:::---､,-'| ',',::ｲ:::::::l■■・・・なにが、おかしいのよ？■■■■■
■■■■■`　 .j:::::ﾊ　弋斗　　　　　　 弋ﾋ必 '"!::::::::::::::::::|ノ.ｊ::::::::::::|■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■7:::::::ﾊ　 ´¨｀　 　 　 　 　 ´¨¨｀　|::::::::::::::::::jイ::::::::::::::|■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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|:'　ｉ : ; : :i:.ｉ : Ⅳ:!:.!|､: :Ⅳ: :∧＼＼´＼ 　 ｀ヽ＼＼!: : : : : :!ﾍ: :}:.ｉ: : ｉ|■■■■■■■■■■■■■■■■■■
!　 |: :|i: :.| | : | ｉ |: :|_Ⅳ_∨: :∧　＼＼ ,ィ升芹ミﾒ ﾘ: : : : : :!:｀V:.!|: : ﾘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■|: :|| : | | : | i ／|:.j/　｀＼＼＼　 ヽ ｲ匁h::爿j　:!: : : : : ｊﾉ ﾉ :!| : :'■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■|: 八 i| | : | |:.|: :i ,イ芹ミﾒ、｀ヽヽ,/　　Ｖ辷り'　 l: : : : :厶ｲ!:.从:/■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■|/　 V: i : | |.:|:.:ﾍ{ 代ｈ::心 ヽ　　　ヾ､ 　 　　,/八 : : /: :.:|乂:.:ﾘ■■―何も、おかしくはない。■■■■■■
■■|!　　 ∨: :|∧!:.!八｀ヽＶrソ　 ⌒'　　　ﾞ''ｰ-‐''　 : : // : : ｉ|Уノ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■!　　　 ∨:|＼ヽﾍ!｀､　　 ノ　ﾉ　 　 　 　 　 ／: : 〃八: : 八■■■■■ただ、「あなたらしい」と、思った。■
■■■■■ ＼　|＼:|:!::i､￣　　 ｀　_　ノ　　　 　 /: / /　ﾘ乂■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■Ⅳ:.＼:/分 、 　 　 ﾟ　　　　　 /: /　　 / 　|｀ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ ﾉ∨: :∧/:/:.:ﾊ＞　.　　　　　イ／　_....-─┴: :￣￣｀ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■V/　∨.:/ハ　 　 ｀ ー ､.／x≪: : : : : : : : : : : : : : :/■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■八 　 ∨:{　　　　　　,x≪ : : : : : : : : : : : : : : : : : : i■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ ＼　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■／ィ7/////ﾊ; : : : : : : : : : : : : : : : {■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■／ ´￣￣｀ヽ//ハ.: : : : : : : : : : : : : : :.■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■／∠二ヽ. : : : : ∨/∧ : : : : : : : : : : : : : :.■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■{_/ニニニ∧: :　: :∨/∧.: : : : : : : : : : : : : :.■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■/三三ニニ∧: :　: :∨/∧: : : : : : : : : : : : : :.■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ /三三三ニニ∧: :　: :∨/∧ : : : : : : : : : : : : i.■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■／ r: : : : : : : : : : : : : . ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■,.-′´｀: : : : : : : : ､: :ヽ　　. :ヽ■■■■兄の前に立つ人たちは■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/: :/: : : : : :./: 　　. .ヽ. :ヽ: : ヽ:ヽ■■■みなその才に萎縮する。■■■■■■■■■■■■■■■
■■/: : .l. . . . ..!./: :.l!: :l､: : l､: :ﾄ:ヽ: ﾄ. |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■j:l: : :|: l: : |:l/: :/ !: ハ: .ハ孑､ﾄ. :!ヽ■■■そして二つの態度をとる。■■■■■■■■■■■■■■■
■ /:_!: : :t: l: : !l: :./-∀‐ ﾚ　 ,ィﾎT､!|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■.'´ .! l: : ﾍ!: :l:ﾄ/,夂〒｀ヽr-{ ﾋﾂｌﾉ:ﾄ■■■■その才を認め、讃えるか、■■■■■■■■■■■■■■■
.■■〉!ﾊ: {ヽ: T-弌ﾆﾂ　ﾉ　､ ーj´:/■■■■異能の者、自分と違う者として扱う。■■■■■■■■■■■
■■ '´　ヽ!=ﾍ ﾍ 　 ｀ ´´　 -　.ｲ /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ヽ:｀T　-　.. _ ／　ﾚ■■■■■・・・私もそうだった。■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ｊ ＼‐ - ､_!､__■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■/　　　　　　ヽ.jヽ■■■, ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■l　　　 _r ﾆ=､､ ﾍ.',　 __／　 ｀ヽ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■| 　, 〃／￣｀ヾﾐ.ﾄr´r '　　 　 　 >- ' ¨ ´ ｀>､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■ﾄ, // /:::::::::::::::::ヽ::::Y　　　　　／　 　 　 ／ ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ ∨/./::::::::::::::::::::::::l:::::l　　　 ／　 　 　 ／ ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ﾄ､/!::::::::::::::::::::::::::l:::::ﾄ､､／　　　＿／､ 　ｿ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■!::::::l::::::::::::::::::::::::::l:::::|　 Y--ﾍ´／::::::::}- ′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
―でも、あなたは違う。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■あなたは兄を尊敬し、兄の言葉を手繰りながら、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■＿＿■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■_.､-' ,.- ､._　　　　　‐　、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■,:ｰ ､'´　　/　　　　｀ヽ､.._　　　ヽ_■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ /　　 ｀ヽ､/　　　 ヽ　　　 ￣｀ヽ　〉ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■／　　　　 　 |　〉　　　 '.　　 i 　 　 Y　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ /　　　　　　 .ト　ハ 　 　 l　　 |　　 l.　',　ﾄ.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■/ i　　 　 　 |　lﾆ'＾´ヽ |　　ﾄ.　 １ 　 .|　 | 　 〉■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■|　|　 |　｜　|　l 　 　 | |l.　 |｣.斗|ｰ　｜　!　/ 〉■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■|　|　 |　｜　|　|　　　｣斗ヒ] ヒ_ jﾊ.　 !　ﾘ､　,ハ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■|　　､´l￣j.ﾆト　 　 ´　ﾍ´ｒ‐､ iﾝＬ.ル　| Ｙ　| ',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ヽ!､　 |ヽゝfVｒt.',　　　　　 うッｿ|.　　 　 レ　 |　',■■・・・・・・。■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ー＼|ヽ. 込}　 　 　 　 ￣　| l　　　 l　　 ﾄ.　',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|　　',　　　'　　　　　 　 | |　　|　l　　 | ヽ ',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|　　 ヽ　　　　-　　　 ,. |,'!　 ,′′　 ! 　ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■|｜　　 ｀ト,､._　　　／ 　 | ./　,′ 　 |＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ ､ﾄ.　　ﾊ.| l／ ヽ ´　　　.ﾉｲ |/　　　 .|ァｰ-■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ ハ 　 | ∨ /／　　　　, ｲﾉ 　 　 　 /| 　 . -■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■ rｲ/　 ヽ| / /'二.ｰ　.._／,/　　　　　.// ／■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■／ | }′　　 .l,/´＿　｀ァ' ／　　　　　 //,.'■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■,r ´　　| |　　　　,′　　 ｀ﾝ／　　　　　 ／//■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■r'|　　 　 | |　　 　 |　　　　//　　 　 　 ／／/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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―兄を超える糸口を、探そうとしている。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■⌒＞ : : ｀ヽ／: : : : : : : : : : : : : : ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■／ : : : : : : : ‘，: : : : : : : ￣｀ヽ: : : ヾ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■, : : : : : : : : : :／: : :.／ : : : : : : : ‘，: : : :＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■/: :, : : : : : :.／: : : : /;. : : : : : : : : : :.',: : : : : :.＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■/: :/: :, : : : :/: : : : : //: :, : : : : : : : : :.:ｉ:＼: : :＼:.:＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■/: :/: :/: : : :/: : : : : //: :/ : / :/, : /:./,:|: : : Ｙ :ヽヽ ﾍ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■/: :/: :/: : : :/: : : : : //: :/ : / :// :/:.//,:|、: : | : :ｉ : ヽ;ﾍ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■ｰ=彡イ: :/: : : :〃 : : : :〃／:.:／／/_,/:.///::| ∨:.| : :|: ｉ : | : ;■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■|: |: : : : : /小: : : :イ/´／￣／: :/:.///ﾊ:ﾄ､| : | : :|: | : ｉ:ｉ:.ｉ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■|ﾊ : ｉ.: : :{.　|: : : i.ｉィ斧芋气、／／//　 ﾘ　｝/} : 八l : }:|:.}■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■|　|: |.: : 八 |: |:.: !l代だ爿　｀ヽ　 ／x斧气/ /: /: , } / j/■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■Ⅵ:.:/.: : :| :| : :il{V:::::::ｿ　 　}}　　/比乍癶小.:.://:ハ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■∨:! : : |: |: : l|乂¨¨´　　9ﾉ⌒Ｙ6Vｿ　 / } |:///■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ﾉ八 : ∧:!.: :l|　　 ¨¨¨　　　　 〉､......../イ{ |://■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■／　 ∨.:∧ : l|　　　　　　　　　　　　∧ | | ∨ }■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ 八ﾊ∧ l|＼　　　　　‘..’　 　 ｲ::::{ V　|　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■_从ハ八　　　　　　　　　イ::::|:::::l　V |　|■■―あなたは、兄と「対峙」している。■■■■
■■■■■■■■/:::::::i　 　 ＼　　 ｀, ー ´　|（　＼ハ　‘,　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■／::::::ｊ/　　　　　　　 ｉ::::ヽ　　|/＼　 Yﾍ.　ヽ!■■■博識や貪欲さより、何よりも、■■■■■
■■■■■■. ィ:::::::::::::::,　　　 　 　 　 ﾄ､:::::`ｰ┬＜ﾍ　　 } 　 !■■■その心の強さが、「輝き」。■■■■■■
■■■■／//∧:::::::::::::::,　　　　　　　 ヽ‘,:::::::: ∨//｝　 ﾉ　　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■／ ::∨//∧:::::::::::::::,ー―- ､　　 　 ‘,:::::::: Ｖ//　/　 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■｀ヽ:::::::∨//∧:::::::::::::::,　　 . . : ´￣｀: .‘,::::::: Ｖ{ 　{_＿＿j､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■/∧::::::∨//∧:::::::::::::::,／ : : : : : : : : : ‘,:::::: |/イ//////∧■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■//∧::::::∨//∧:::::::::::::::, : : :　 ´￣￣｀ ‘,:::::|'//////////＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■///∧::::::∨//∧:::::::::::::::,／　　-――-　',__!／//////////|■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■/////∧ :::::＼///＼ ::::::::::, : : : : : : : : : : |ﾊ'////////////|■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■/:::i:::::::::::::::i::::',::::i:',:〃ﾃ示iヾ ヾ' 　 |i:::::::::::::::::i　ﾍ■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ /:::::::',:::::::i｀'､:::::::::::::ヾ弋_::ﾋ'　 　 　 ｹi､::::j::::::::::i■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■〃7:::::::i:ﾍ:::i　 .i:::::::::::::',　,,,,¨`　　 　 .ﾋﾉi::::7/i:/i:j■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■／ ./:::::::::i:::ヽヽ､ i:::::::::::iヾ,　　 　 　 　 `''''!::/　′'■■■・・・真雅、■■■■■■■■■■■
■■■■■■≠ .／::::::::::::i:::',::＼ヽ:::::::::::',　　　　　, -　　 从',■■■■■■あなた、は。■■■■■■■■■
■■■■■／/ ∠:::::::::::::::::i:::::ﾍ:::::::i:i::::::::::i, 　 　 　 ‐′ .ｲ:::::::',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ /::i／:::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::',:iﾍ::::::',＞　　　　イ:::i.i::::',:::i■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.／￣　ヾ'ﾍ':::::::::::::::::::ﾍ ﾘ　 ﾘ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■ i: //:/:. :.|:ｲ: : : : : /　j∧: : : :ヾ:.ﾄ､、 ＼:、: : : :|: : : :.:.|: : : :ﾘ■■■今までの私は、■■■■■■■■■■
■■ |:ハﾊ: : :.|:ハ: : : :ｲ-一{「ヾ: : : :Y、ミー-ヾﾊ:. :ﾊ: : :. :.|: : :人:､■■思ったことを口にできなかった。■■■
■■ {′リ:. :.:.ｉ{: :ヾ : /{/辷ミ:、 ＼　i　Ｘ辷=≡ミ､: :Ｙ: : : :|: : : トミ:､■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■{:小: :Y.:.:.ハ:ヾﾊ:::r:､iヾ:､ __Ｙ´　乍r:､:i:ﾊ入:ﾘ: : : ﾉ: :./:|　　`■■・・・そうじゃない。■■■■■■■■■
■■■■}八:.:.|: : : Y{:/ 弋;じ　}ﾉ⌒ヾ}　 乂zじ’　〃}: : ｲ:）:/}:ﾉ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■′ ヾﾄ､:. :.i.:廴_""　ノ　,　　 ヽ. 　""_ .イ: : : :/∧:{〃■■■■■「する必要」もないと思っていた。■■
■■■■■■}ハ: :|:.圦 ￣　　　　　　 　 ￣　 /: : : :/彡ｨヾ、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■′ ヾ:!i: : :ヽ　　 　 ‐..‐　　　 　 /: : : :/:厶､′■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ 人ｔ:､: i:{`ト　　　　　　 　 .ィ〃: :ｲ从{ｧ ‘，■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ ヾ{､Ｙ j/　`　、_ .．　´/"/／ ヾУ　　:.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■＼! ′　　 ／ヽ　 　 〃　　 /　　 　 ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■,ｨ"　　∧　　′　／ 　 　 　 　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ ｒ=彡’ 　 ;ヘ.　　　 ,:′　　　　　　　　 ＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■,ｲY::i　 　 ├‐=ミ:､ /　　　　　　　_＿_ .．-=ゝ､■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ﾊ{ l:::| 　 　 |　　　 7　　　　　.．´ィ _二二￣__｀`ヽ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ {:！!::{ 　 　 トミ.　/　　　　 /／イ´: : : : : : : : : :｀Ｙ}■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■, ': : : : : : : :- ､ 　　 . . ｀丶、｀丶、｀丶ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■ /: : : : : :　　　 . : ヽ: : :｀ヽ、: : ヽ.: : ＼.　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■, ' : : : : 　 ヽ、:､: : : : :ヽ｀丶､＼: : :ヽ.＼｀、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■/::: : : : {　 ',: : {ヽ､ヽ､::::::. :＼-ヽ=､: : :.';. }.＼■■■■■でも、今はちがう。■■■■■■■■■■■■
■■;.:.:.: : :　 ヽ: : ヽﾍ　-＼｀ ｰ- ､}　_}_ {ヽ: :}/､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■{:.:.:. : 　 : : l＼／＼　　　　　　ｲﾃ"ﾜ; :}/:.: : ヽ、■■■■■―私は、真雅。■■■■■■■■■■■■■
.■■!: :　 . : : : :.V ヽx=＝ミ　　　　 ﾏ_:j　V:::...: : ＼ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■' 　 : :: : : : :ヽ 《 ﾏんﾊ,　　 　丶　 　 ;＼::::::: : ヽ■■■■■真言門徒・真雅。■■■■■■■■■■■
.■■ヽ:＼:.:.:.:.:.:.. : ＼ ゝ '’　　　　,､ 　 　八 ヽ｀丶､|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■}.:.:.:.ヽ､:.:.:.:.: : :｀丶､＿　 　 '　 　 ′　　ヽ 　 ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■!ﾄ､ :.:::::{丶､:.:_:_: : : :＼　 　 　 ,.'■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■'|　ヽ{＼｀ー‐‐ <｀丶: :ヽ -‐ ヽ./￣￣:~｀ ／￣二ﾆ=､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■■ヽ|｀丶､|＼　 ｀ヽ　　 /:. :. :. :. :. //:. :/;';';';';';';';｀丶､■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ _ヽ　　 　 ,':. :. :. :::. :.,':,' :. /;';';';';';';';';';';';';';';'丶、■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■ ,⊆.己■■■■■■l :.;/￣￣ ＿___. :. :.:::i::i :. i;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';＼■■■■■■■■■■■■■■■
■ ｀ﾌ__,n___■■■■■j:. | ／￣ Y￣￣｀￢-ｘ_. :l;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';ヽ■■■■■■■■■■■■■■
■■■`l_ﾔ′■■■／:. f　￣￣:}:. :. :. :. :. j::j :｀ヽ;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'＼＿■■■■■■■■■■■■
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.■■■■■くノ　_〃　　 }. :.i : : : :|:. :. :. :. :./:/:. /;';';';';';';';'＼';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';ヽ;';';';';ヽ■■■■■■■■
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　 　　　　　　　＼　　＼　　／　　　_从_,. ィ　　　　　’
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■ ':,　 ＼':,　＼: : !　　 　 ＼:.:ヽ:.:.|:.:.:.ｉ:.:.:.: ﾄ､:.:.:ｉ: !:.:.:.: : ｉ:.:.|:.:.:.Ⅳ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■＼　 ＼ 　 >　　　 　 　 ＼ｉ:.:.|:.:.:.|:.:: : ｌ　',:.:|､:',:.: : : |:.:.|:.ｉ: !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ヽ　　 　 　 　 　 !:.:.!:.:. |:.: : :ｌ　 ｉ:.ｌ ',:.',:.:. :.|:.:.|: ! |■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ ｉ｀:..､　 　 　 　 |:. ｉｉ:.:.:|:.:.:.:.ｌ.　 !:ｌ　Ⅵ:.:.: |､:.!ハ|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ |: ﾊ: ｰ､‐ 　 　 |:.:ｌ ｌ:.:.|:.:.:.:.! 　 ||　　 ヽ:.:| Ⅵ　:!■■■■やる男に会って、■■■■■■■■■
■■■■■■ !:{　ヽ:. ｀:.　　　ｌ:.ｌ　ｌ: |:.:.:./　　 ! 　 　 ヽ!　 >――‐■■■私は人の輝きに気づいた。■■■■
■■■■■■ ヽ! 　 :.:. ∧　　 ｌｌ ´|:.:!:.:〈　　　　　　 , . : :´.: : : : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■＼　ｉ:. ｉ　｀´　 ! . |:.:.: ハ　 　 　 . : : : : : : : : : : : :■■■そしてそれを恐れた。■■■■■■■
■■■■■■■■■ｌ:.ｌ■■■■!:.:/　 ｉ 　 ／: : : : : : : : : : : : : :■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ｌｌ■■■■|:/ 　　!／: : : : : : : : : : : : : : : :■■■でも、本当は■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ !■■■■|'　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : :■■■恐れる必要なんて、なかった。■■■■
■■■■■■■■■■■■ ＿　 ／: : : : : : : : : : : : : :-=≦三■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ ／:ｉ:ｉ:ｉ:>': : : : : : : : : : ..z≦三三三三■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■∧ｉ:ｉ:ｉⅩ : : : : : : : ィ≦／三三三三三■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ ∧ｉ:ｉⅩ: : : : : : :／三／三三三三三三■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■∧ｉ:Ⅹ: : :. :.:.:.／三 :/三三三三三三三■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■|ｉ:Ⅹ: : : : : ／三三/:三:三:三三三三三■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■Ⅳ: : : : :／ﾆ三三/三三三三三三三三■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■／: : : : : : : : : : : : : :丶: : : : : : : : : : : ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■／: : : : : : : : : : : : : : : : ､ ＼: : : : : : : : : :. :.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■/: : : : : : : :/ : : : : : : : : : : ＼ ヽ : : : ヽ :. :. :. :.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■/: : : : : : : : ｉ : : : ｉ ﾍ : : 丶: : : ＼: : : : :.∨: : : :廴■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■／: : : : /: : : : | : : : ト　＼ : : ＼.: : : :. : : : : : : : : :. :. ￣■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■／ィ : : : : ' : : ｉ:. :| : : : |　　｀ ヽ 厶斗: : :∨: : : :ｉ : : : N■■■■人の輝きを「見ること」、■■■■■■
■■／ 　 |:.ｉ:. :. :ｉ: : : |:. :|小:. :!　 　 ／ヽ 厶ミヽ ∨:. :.:|､: : :.ﾄ■■■■それは、比べて苦しむことじゃない。■
.■■■■|:'|:i: : :|:. :. :! : | { 乂:.　　 　 ィ斧:ﾊ }　ｉ｀ヽ:. :.| } : ｉ:|■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■ { |:l: : :|: : ｉ : 斗七　｀ ヽ　　ハう::ｿ　 .: / : : ﾙ': :.ﾊ!■■■■■人の輝きを「見ること」■■■■■■■
.■■■■■|:. :. :|: /|:. : :|,ィf斧ﾐ　　 　 　 ´　　ﾉｲ: :. :.小 /■■■■■それは、見出せる「喜び」。■■■■■
■■■■■ﾊ: : 小{:.ｌ:. : :ト､　うｿ　　　　　　　 　 |: : / N }■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
.■■■■■∧:. :!　∧:. :ト:i:ヽ　　　｀ 　 _　 　 　 |:.:.从{ ＿■■■■■■それは、力。■■■■■■■■■■■
.■■■■■■ヽ:.　　 ＼∨: : : ､　 　 ´　　 　 ／!:/　Ⅶ):. :.ヽ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ヽ　 　 ﾊ: ｉ : ハ{≧ｭ..... 　_／　 {′ ／:. :. :. :. :＜＿■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 八:ﾄ､{■■■■.:´ﾊ 　 　 ／:. :. :. :. :. ...:::´::イ｀ニ　､■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■}　｀■■/:. :ム}　　.ｲ:. :. :. :. :／::／:. ／:::::::::::::ヾ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ ／ ― . . .､/:. :. :. :. :. /::::/:. : /::::::::::::::::::: ∧■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■ ／:/: : : : : : :/:. :. :. :. :. /::::/:. : /:::::::::::::::::::::::::∧■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ィ:::/:. :. : : : : :. :./:. :. :. :. :. /::::/:. : /::::::::::::::::::::::::::::::::|ｉ■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■//::/:. :. ｉ : : : : : /:. :. :. :. :. /::::/:. : /::::::::::::::::::::::::::::::::: ||■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■■_ ..　-‐　　‐-　 .. _■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■'´■■■■■■■_｀≧ｭ､■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■ _.　‐' ´_　 二ミ‐｀ ﾆ=- 、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■ _.. -≠´　´　´　　　´ ｀　　　｀丶｀丶■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■-‐ '"　／／／ 　 ／／　/　 !　!　 ＼ ＼　＼■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■／／／　　／／　／/　 |　l 　l　 ヽ　ヽ　丶■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■_∠／ ," 　 ／／ / /／　　/　′ l　　 `、 丶　',■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■_／´ /　 / 　 / /　_/イ/　　　/　/ 　 !　　　ｌ　　 ､　,■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■, '/　 / / / / イ/　/l　 　 /　ｲ　　/　 l　 l　　 l!　′■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ / /　 /　|　!/　//　//ｌ　　/ｌ/　!　 /ｌ ｌ　l　 l! 　 ｌl　 ,■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ ／ /　 /ｌ　ﾊ l ! _｣｣._//　!ｌ､/ /　 ｌ _/__l_N ﾄ /! / 从　′■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■ ／'／∧ ハ! ,小/ﾊ | l/　 ｀ !″ 　 ´1/ 　 !l ｀l/ l/ / ハ. ′■■特別な「才」なんて、必要ない。■■■■
■■■■■■ ／,／　/　V ∧、Vﾍ _,ｪrｪ-ﾐ、　　　　 ´,rェ＝=､ﾘ/// / ハ !■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■〉ｌ ∧ヽヽﾞバ;､:::::jヽ　 　 　 　 i;､::::/j '/// / /　 ﾞ:、これからは人の輝きを掬い上げる。■■■
■■■■■■■■■■ / ﾊ ｌ ﾍヽヽ'､ヾzグ　　　　　　　辷ジ /// ｝ /■■そして真言(マントラ)で多くの人に伝える。■
■■■■■■■■■■/ / l.ﾊ　ｌ ヽヾ＼ 　 　 　 ,　　　　/／///イ /■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ /'/　 | ∧ｌ ｌ ﾄ､＼　　　　 _.._ 　 ／／ｲ ///ｌ″■■■■少しでも多くの■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■/　l! ﾄｌヽヽ､丶、 　 ´ 　 　 .イ /ｲ/ﾘ■■■■■■人の種に気づき、■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ / 　 li !　/〈!/ｌxﾊ｀i　　-　 ´ｌ/／/ ' ′■■■■■■伸ばすために、■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ "／　/'_l/｀イ　　　　　Vヽ/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■＿＿ 二-‐ ´ 　 r"　　　　 　 ｌ　 ＼■■■■■■■―生きたい！■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■／ヽ ﾞ､ ﾞ、　　 　 　 l‐_ =-‐- ､　! 　 　 ｀　=ｧ‐,､_■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■ _／　 　 〉丶丶　　　　　L　-―- ､｀l　　　　　 / /　/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■｀ｰ-=､/＼丶丶　　　　 !_　-―-､｀l　　　　　/ /　〈■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■/　　＼＼＼　　　l　　　 　 ゛!　 　 　 / /　/ハ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■ /　　　　ヽ_ヽ,ゝ示､ｌ　　　　　ｌ　　　　/ /　/／ l■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■/　　　　 ハ/'〃 ｌﾊ_::ヽ. 　 　 ｌ　　　 / /　/´ 　 |■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■/　 　 　 〈　ｲ :ｌｌ　ｌ　!V:::〉rfヽ ｌ　　　/ /　/!　　　|■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ /　　　 　 ∧ l　″ '　l, Y＾l:|r;ﾚl 　 ／／／ ｌ　 　 ｌl■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■∧　　 　 　_∧　　　　　 ハ　　/ ／／／　　ｌ　 　 l.l■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ｌ　'、　 　 / 　 ヽ　　 　 ハ ',　/´／／ 　 　 ,l　　　l l■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■/　 〉　 ／　　　 ｀ｰ‐‐ '∧丶V / イ　　　　 /l　　　! l■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■|ハ : |: :ハ　　　　　,　　　 　 / : : 从: ﾊ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■{　ﾊ: |ｉ: : :ﾄ､　　 　 　 　 　 ノｲ: : ﾊ/}'　}■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■ﾉｲﾊ: 人　　　　‘｀　　 　 人:/:ｲ■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■ 人: :{ﾊ:. .　　 　 　 . .:ﾊ} /}′■.■..■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■｀ヾ　 _ｉ .＞-＜. ｉ_　ﾉ′■■■―やる男にもらった輝きで、■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■｡ . :´ : ｌ 　 　 　 ｌ : ｀:　｡■■■私は生きる。■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■o　ﾟ.:´: : : : :K　＿＿_　ヾ: : : : :｀:.ﾟ　o　■■■■■■■■■■■■■■
■■　■■　■■■■■■■■ /{:. :. :. :. :. :. :.:|／　　　 ＼|:. :. :. :. : : : : }Y■■■■■■■■■■■■■■
■　　　■　■■■■　■■■　 ｌ∧:.:. :.:｡:. :. :. :|　　_＿_　　|:. :. :. : : : : :./::ｌ■■■■■■■■■■　■■■
■　　　　■　■■　■　■■　　 ｌ:::∧:. :. : : : : : |／　　　 ＼|:. :. :. :. :. :.:/:::::ｌ■　■■　■■　■■　　■■■
■　　　　　　■　　■　　■　　　/!:::::∧:. :. :. :. :. :.　　　　　　.:. :. :. :. :. :./::::::::ｌ■　■　　　■■　■　　　　■
■..　　　　　 　 　 ｎ ｎ―‐　､ ＿/:::::::::::∧:. :. :. :. :. :.　　　　　. :. :. : : : : /::::::::::ハ ＿＞――‐ ァ　　　　　　　　■
　　.: 　 　 　 　 {ヽ} lﾉ !7　　ィ｀ｰｧ:ヽ＼::::::::.:. :. :. :. :. :.　fｫＹ　. :゜:. :. :. :. :::::::／::イ　＿　YY´}/ レｧ　　　　　　■
　　　　　　　　　ヽヽ{. {ヽ _　 　 /ｃ:::}:::::::Ｙ:::::＼o:. :. :. :. 从ﾊ . :. :. :. :／::::::/:::::{::::|　　　ィ ﾉ ﾉ ｲ ノ　　　　　　　■
　　　　　　　　　　　　｀ゝ ‐ｧ:⌒::::::::/::::::::::::::::::::::＼:.:. :.: :.　　. :. :. :／::::::::::::::::::人::ヽ..ィ::7´￣￣´
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　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ｀ヽ∨.:´　 |:::::::::::::::::::::::::＿//＿//＿[][]
　　　　　　　　　　　　　　　 人:::::::::::::::::::ｲ:::::::::::::::i::::::|戈}夲{丈 |:::::::::::::::八:::::/＿ .＿　.＿/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ―　´　|::ｉ:::::::::::::::::::| 个:ｉ ｉ:个 |:::::ｉ:::::::::::::ｉ｀　―.//　/ /
　o　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /::ﾊ::::::::::|::::::|　|:::| |:::|　|:::::|:::::::::::::::.　　l/　/./　　　　　　　/ニニニニ/
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: :rｧ竓芹丐ミ/　 | : :/　　　 x竓芹丐ミ､ |: : :i.:.:.:|:.: :.l∧|　　　　ﾟ
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:.:l:|　　 。°　　　　　　　　　 　 　 　 oﾟ:.:/:/}人 ://
:.从　　　　　　　　　 '　　　　　　　／ /:/:/:.:.:/ // 　 　 ﾟ o　　 　 　 　 。
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　　　　　l::|..::!.ﾍ....!,r≠､.　　!./　 /./　 l.` | i: : :|::!:: :|　|
　　　　　 !!i: :|: ::`.!'i゜::::.ｊ`　'´　　'´r≠ヽ、 |:::::/::!i:::/
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　　　　　　　ﾍ!.i: :.l　　　　　 ! 　 　 ー'　/: : ; :/　　　　　　・・・え？
　 　 　 　　　　!.!: :ﾄ　　　 　__　 　 　 　/: : /!/
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｀　.　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ￣｀＞､{ i:.|:.:.:.:.:.:.:.__:.:.:.|.:.:_.:.:.:.:.:.:. i:} i　　　　　　 _. ィ'　:′　　　　　　　　　／
　　｀ 　 .　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l 以--‐:':´:.:ヽ:.／:.` ｰ=::_j洲　　　.ィﾆニ¨ /　　　 　 　 　 　 　 ／
　　　 　 ｀　　.　　　　　　　　　　　　　　　 　}:′.:.:.:.:.:.:.:. /:V:.}:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:ﾘ´￣￣　　　　　　　　　　　　　.才´
　　　　　　 　 ｀　ｰ-　.　　　　　　　 　 　 　 ;′. !:.:.:.:.:.: ﾊ : /|:.:.:. i:.:.:.:.:.';′　　　　　　　　　　　　　.≫''´
　　　　　　　　　　　　 ｀　　 .　 　 　 　 　 　{:i:.:.i:|:.:.|:.:.|:′V:.:|:.:.:. |:.:.i.:. }}　　　　　　　　　　　　.才´
　　　　　　　　　　　　　　　　`　 .　､ 　 　　 ';ｌ.:.l!|:.:.l:.: l!i｀`"´|.:ｌ :!l.: ｌ!.: ﾘ 　 　 　 　 　 .　-‐ ''´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `;'冬、　　/｀:ｰト､ﾄ､j:｣: : : :ﾙ;_ﾉj_ﾙ':从　　　　 . ｒ　´
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／／　ヽ／/;’:.:.:/＞.､ ｰ’‐　.イ　∨:ﾊ '，　才´　'，　　　　　　　　　　/lil　ヽ｀!i　i] ]
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　／／:.:.:.:.／:.:/7:.:.ﾙ′ .|ｒ≧≦ ､ }　　 }}:.:.:.:.:Ｘ:.:.:.:ヾ:.:丶　　　　　　　　　/ji　　　ヽli､
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／／:　 : .ｲ/:. /´{ :/{{　　 {-‐≠‐- ′　 lﾊ:.:.:.:.ヾ＼:.:.:ヾ.:.:ヽ　　　　　　　 /!j　 　　　ヽli
　　　　　　　　　　　　. 　´ イ:.:.:.:.／/7 :.:{:..∧{ |:!　　 !¨ ￣ ¨ ′　〃ﾊ∧:. : ﾐ､＼:.:.ヾ.:.:＼　　　　　　　　　　　　　l]　l]　 li |
　　　　　　　　　　,. :´,.≠／:.:.:／ : {:.{.:.:.:. /;小.‘:，　 '.　　　 :′　/ /:}:.:.:.'，:.:.:.}:ﾊ}ヾ:. ヾ.:､｀: .　　　　　　　　　　　　　　　 il |
　　　　　　　　 ／　 ´ ／:.:.:／:.:.:.:,:イⅥ:.:ｊ ’ﾊ ':，ヽ　 '，ｍ :′ , '　’:′:.: }:.:.: j:.:.:.:.:.:＼.:ヾ丶:｀: .､　　　　　　　　　　　,,,,;;ilj/
　　　　　　　／´ 　 ／:. .イ.:.:.:才´.:´.:ﾍﾄ:.{{:.:.:.}､ ＼ ＼ﾊ川.′彡ｲ イ:.:.:.:.:;′:/:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:＼｀:.:.:. ヽ、　　　　　　　　　 ￣
.　　　 　 　 　 　 ／ィ:´.:.:≫''´:／:.:.:.:.:.:.:.ﾍl.:.:.:〆､　` ミ､∨ア´.　- く:.:.:. ムイi,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:＼.:.:.:.:. ＼
.　　　　　 　 . . :´,.≫ ''"´:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ; ’　　¨≠=≧≦≠'´　　'，:.:.:.:.: 小:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:＼.:.:.:.:. ＼
　　 　 ,.ｒ :竓ィ ´.:.:.:.:.:.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./　　　/　ｒ:´:ｉ:ﾊ:i:iヽ　{ 　ハ:.:.:.:. : } '，,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:’. :＼.:.:.:.:. ＼

　/　　　　 /　　〃/　　 ｲ f`｀ヾｰ "´´ |　|　　　ｌ |　　　│　　　/ /
ヽ|　　 l 　 |　　 | !|　 　 :|　|　　　 　 　 |　|　　　ｌ |　　　│　　/ /!
ヽ|　　 l 　 |　　 | !|　 　 :|　|　　　 　 　 |　|　　　ｌ |　　　│　/ /　|
ヽ|　　 l 　 |　　 |　!　　　|　|_　 　 　 ､__|　| 　 :j ! |　　　 |　　　|i| |
!∧　　ｌ 　 ｌ 　 _jzﾑ≦た!ﾆf'"　　　　ヾにj≧kﾑj､| 　 　 j　　　ﾘ| |
ｌｉ　'､　 !　 ヽ'"　| j ＼　 l　{　 　 　 　 /　/　 /丁7　 　 /　　 / | |
|:　 ﾊ　ヽ＿_ﾄ､ｨ''チ示ｱミｰ　　　　 　 ﾌｲ''テ圷､/　　 :/　 ,' /　j/　　―真雅っ！！
|:　 { l`､＿,,ﾑ<{ｲ f::::｀ｲ}　　　　　　　　 { f:::::`ｲﾊ>┬='＿/ノ
ｌ 　 ヽl　　　　!　V^tzc'　　　　　　　　　V^tzｃ'　　/!¨´　 「　　　　 　 　あなたに、才がないわけ、
|　l 　 l　　 　 l 　とつ'　　　　　　　　　　 とつ'　 / i 　 　 |　　　　　　　ないじゃないっ！！
|　| 　 |　　 　 |! 　 {:}　　　 　 　 !　　　　　　 　 /　! 　 　 |
|　| 　 |　ｉ　　 ﾊ、　{:}　　　　　　'　　　　　　　 /　 i.　　　 |
|　| 　 |　i　　　 !ゝ､{:}　　　 　 cっ　　　 　 ,. ｲ　　i　　　　|
|　| / /　l　　　 ', 　 ｉ> ､　　　　　　　, ｨ＜1/　　/　　 　 ｉ|
|　|/ /| ∧.　　　∨ i|.　　＞ ､ __,. ＜　l　//　　/　　　　 ｉ|
| / /　ヽ　ヽ　　　 Ｖi|　　 　 　 　 　 　 | {/ 　 /　　　　　八

　　　 孑三≠‐　．
≧´ ／　　 　 ィ_,_r≧＜⌒
　／　 　 ≠´: . .　　―　｀
/　 彡⌒:　　　 　 　 　 　 　 ＼
　 ｲ :　　　　＼　｀ 　 ､　　　 　 ヽ
〃 :.:　　　　 　 ヽ　　　＼　＼　　.:.
: :/: :　 :　 ﾊ :.　 ヾ:　　　　　　ヽ 　.:.
:〃: :./.:　 .:.|: :.　 ﾊ:ヽ＼: .　ヽ　.:. i :.ｉ
'/ : : | :　.: :i|:.:.ｉ　　l: :ﾄ､ ヽ 　 ｉ: :.ｉハ:!
: : : i | : .: :.小:.ｌ 　 ﾊ l厶斗:. :.|: :.|　 }:.
: :ｉ:.:|ﾊ: :._/ﾘ　!|:　.' ﾉ′ }:ハ: :|:.:.:!ヽ　}
: :|斗七/　　　|: /　,ｨf笊ﾐｙ|: ﾊ: ;.　{　{
: :|'..ﾚf示ミ､　 | '　 八rｆ:j:} 从ﾊ/　 〔　:.
: :|《ﾊr':ｆ:j::}　 /'　　　 ゞﾟ '　ｲ乂　　 ﾍ ヽ
小 　 う::ソ　　　　　,　　　　| i ﾄ､　　 ヾ; ｉ
:.ｉ: :.　　　　　　　　　　　　　小:ト:＼　ｲ　;
: : :.ﾍ　 　 　 　 　 ' ‘　　 ｲ:.:|ﾊ!　　　〔 /　　　　しん・・・ぜい・・・
: : i:小. ．　　　　　　　 个ﾍ: |:　＼　f.:/
ﾊ:从ﾊ! 　 ｀　　 ｧ―.´:.:.!:.:.:｀}:　　 〉 /
:.:.:≧ｘ　　　 　 ハ:. :.:＼:.:.:.:.:.:　　/乂
ﾊ.:.:.:.:.:..｀ーｘ　　　ヽ:.: :.:ヽ:.:.:.:　 /:　　ヽ
八:.:.:.:.ｉ　 　 ｉ　　 ＿:. :. :. Ⅵ.:. / ｉ:　　　Ｙ
:.:.:ヽ:.:.ヽ　 ｉ |. : ´:.: :.:ﾊ:. :. Ⅳ /　|　　　:ﾊ
:.:.:.:.:.＼:.:.. }:.|:. :.＞ ―∨:.:{ Ⅵヽ:l　　 : | |
:.:.　:.:.:. ＼:.:.:! ´　 　 ―∨ﾍ 〉:.:.人　 :ｉ ! ﾄ.
:.:　 ﾍ:.:.　 ＼:ｘ＜:. :. :. :.ﾊ :.{{:.:　　 ヽ:.lｉ 　 :.
:.　 　 ヽ　:.:.: ＼:. :. :. :. :. |:. ヾ:. .:.: .　}ヾ　　:.

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,....:.:.::::::r:::::::.、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／::::::::::::::::ｉ:::::::::::＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈::::::::::;::‐=＜;::::::::＞=ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _〈:::＼:/:::::/::/::}:/;ｨ::::}:::::ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　 /〈:::＼:/:::::/::/:::/'"/:::/:::;::}::|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {　 V:::/:::::/::/:::/　/:::/:::/;:’::!
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 λ＿Ｙ:::;:ｨｰ=≦　/≧=‐l/::;:ｲ　　　　 ―やっと、聞けた。
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /:::{_:_:_∨::jヾ＝'　 　＝' /::/:::|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::/¨￣`ヽ:ﾄ 　 　 ' 　 ／::ｲ::::::!　　　　　　あなたの大きな声を。
　　　　　　　　　　　　／::::::::::}　　 　 |:|ｰ＞:‐=≦:::::/::!::::::|　　　　　　そのよく通る「声」を。
　　　　　　　 　 　 ／::::::::::::::::|　　 　 l／::::::::::::::::;／≧=＜
　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::| 　　／::::::::::ｉ=-＜|: : : : :|ｉ :|｀ヽ　　　　 誰よりも、澄み渡って
　　　　　　 　 /::::::::::::::::::::::::::/　　　　|￣: :|'⌒ヽ|: : : : :|ｉ :|　 |　　　　 鈴の音のように響く
　　　 　 　 　 |:::;:::::::::::::::::::::::{　　　　｜: :　|'⌒ ｜ : : : |ｉ :|　 |　　　　 その梵音。
　　　 　 　 　 |/i／::::::::::::::::::|　　　　｜: : : !　　｜: : : ;’:∧ ｜
　　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::人＿＿ ｲ: : : : | rf'i｜: : /: /　l　|
　　　 　 　 　 i{::::::::::::::::::／::::::::::::ﾊ、 ヽ: : : ＼_ノ:_／／　,ﾉ　|
　　　　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::／:::::,　 　 ＞==y==イ 　 / 　 ；
　 　 　 　 　 |:::::::::／}::::::::::／:::::::::::}!　　｛{__／|ﾄ､__}|　 ；　　 |
　 　 　 　 　 |:::／　/:::::::::::::::::::::::::::ｊ　　＿ノ　 |｢ ￣　　{　　 ：
　 　 　 　 　 {'＿／::::::::::::::::::::::::::,:ｲゝ .￣_＿ノ__＿_　_人　　|
　　　　　　　　 ｀￣￣￣￣￣／: :＼:_:]:_[:{:〔廴〕:_:]:_レ:’:ヽ｜
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ : : : : : : /: : : : : : : :７: : : : : : }｣
　　 　 　 　 　 　 , . .-:‐: :´: : : : : : :／: : : : : : : : / : : : : : : ：:}
　　　　　　 　 　∧: : : : : : : : : : :／ : : : : : : : :_: ': : : : : : : : ｢ﾘ
　　　　　　 　 　{/,＼ : : : : : -: ´ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ；′



　/　　　　 /　　〃/　　 ｲ f`｀ヾｰ "´´ |　|　　　ｌ |　　　│　　　 !
ヽ|　　 l 　 |　　 | !|　 　 :|　|　　　 　 　 |　|　　　ｌ |　　　│　　 !　!
ヽ|　　 l 　 |　　 | !|　 　 :|　|　　　 　 　 |　|　　　ｌ |　　　│　　 !　|
ヽ|　　 l 　 |　　 |　!　　　|　|_　 　 　 ､__|　| 　 :j ! |　　　 |　　　|i| |
!∧　　ｌ 　 ｌ 　 _jzﾑ≦た!ﾆf'"　　　　ヾにj≧kﾑj､| 　 　 j　　　ﾘ| |
ｌｉ　'､　 !　 ヽ'"　| j ＼　 l　{　 　 　 　 /　/　 /丁7　 　 /　　 / | |
|:　 ﾊ　ヽ＿_ﾄ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :/　 ,' /　j/
|:　 { l`､＿,,ﾑ<　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┬='＿/ノ　　　　―それこそが真言門徒に不可欠な、
ｌ 　 ヽl　　　　!　,ヾ＝=''′　　　　　　　 ヾ＝=''′./!¨´　 「
|　l 　 l　　 　 l　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / i 　 　 |　　　　　　　真言(マントラ)を唱えるための、
|　| 　 |　　 　 |!　　　　　　 　 　 !　　　 　 　 　 /　! 　 　 |
|　| 　 |　ｉ　　 ﾊ、　　　　　　　　'　　　　　　　 /　 i.　　　 |　　　　　　　なによりの「才」なのよ。
|　| 　 |　i　　　 !ゝ､　　 　 　 ー ‐ 　 　 　 ,. ｲ　　i　　　　|
|　| 　 |　l　　　 ', 　 ｉ> ､　　　　　　　, ｨ＜1/　　/　　 　 ｉ|
|　| 　 | ∧.　　　∨ i|.　　＞ ､ __,. ＜　l　//　　/　　　　 ｉ|
|　|i　 ヽ　ヽ　　　 Ｖi|　　 　 　 　 　 　 | {/ 　 /　　　　　八

─────────────────────────────────┐
―六国史の一つ『日本三代実録』には、真雅について以下の記述がある。　　　│
─────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　／´ 　 　 /　　 /　 ｉ　　　　、 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　 ′　　　　　　＼　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　 / ｉ　　八　:.　＼
.　　　 　 　 　 　 /　 　 　 /　　 　 　 |　　　　　:. 　 丶　:.　　 ヽ 　 　 :.
　　　　　　　 　 //　　 　 ′　 　 ｉ　 i|　:ｉ　　 　 ト､ 　 　 ∨　　:.
　　 　 　 　 　 /ｲ 　 :/　:　　　ｉ　:| : ハ ﾊ 　 　 ﾊ　∨ｉ　　　　　　　　　|!
.　 　 　 　 　 /　|　　i 　 |　 ｉ　|.:/| :ﾑ孑: ﾄ､　 　 |ｰ } ﾊ 　 |!　　 i　　　ﾊ
　　　 　 　 　 　 |:　 :|:　.i|　 l :七 ﾍ:| 　 ﾊ|　ヾ＼:|　ﾉ'　Ⅵ ﾙ　i　l　 . : :ト＼
　　　 　 　 　 　 |:. . :|:　小:ハ.:.孑示云ﾐ 　 　 　 } 孑示云ﾐ　 l　|　. :ｉ: |
　　　 　 　 　 　 l :ﾊ |:.. .:|:ﾊ:∧《 r':.ｆ:j.:.｝　　　 　 　 r'.:ｆ:j.:.｝ 》/ ｉ:| : : ﾊ:|
　　　 　 　 　 　 ｌ/ 从:. .:|　}ﾍ:.:ﾄ　　:::ソ　 　 　 　 　 　:::ソノｲ / ｌ: : ′}
　　　　　　　　　｛ 　 ハ ﾊ 　 从/iﾊ/iﾊ　　　 ,　　　 /iﾊ/iﾊノｲ:.∧ {　　　　　わたしの・・・声。
　　　　　　　　　　　　　}ﾍﾄ､ｉ:ヾ: :.　　　　　　　　　　　　　 /:　 /:.ハ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ハ ﾊ{个　 　 　 ｰ _ －　　 　 个 ﾊﾊ/　　　　　 　この声が、才？
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ: :Ⅳ ＞　　　　　　　 ＜ ｉ　/ ﾒ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ:{ 　 ﾊ　＞ 　 ＜　ﾊ　ﾉ ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　}　Y　! 　 　 　 　 !　Y　　 ＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ´　 　 　 ｌ　　　 　 　 　 　 ｌ　　　　 ｀
　　　　　　　　　　 イ::::l 　 　 　 　 　 |__　 　 　 　 　 __| 　 　 　 　 　 |:::::ト､
　　　　　　　　　/i　|:::::| 　 　 　 　 　 ｌ　 ＞――＜　 :! 　 　 　 　 　 |:::::|　ｉ:､
.　　　　　　 　 /:∧ ､:::::.､　　　　　 　 |´　　＿＿ 　 ｀ |　　　　 　 　 /::::/ ∧::

─────────────────────────────────┐
誦真言三十七尊梵号。音響清徹、宛如貫珠。聴者莫不絶倒。　　　　　　　　　　 │
─────────────────────────────────┘

--------------------------------------------------------------------------------

真雅は真言の三十七尊の梵号を唱え上げた。
声の響きは清らかで透き通っており、さながら珠を貫き通すようである。

　　　　　　　　　　　　　 　 _＿＿＿___　　　　／:|
　　　　　　 　　 　 _,..-─'":: : : : : : : : :￣｀ｰ'´: :/
　　　　 　 　 　 ／: : : : : ,:: : : : :: : : : : : : : : : : :￣:￣:゛ｰ-.､__
　　　　　　　　/: : : : : .::/: : : : : ; : : : : : : : : : : : :､:: : : : :ﾍ-一"
　　　　 　 　 /: : : : : .::/: : : : ::/: : :;|:: : : : : : : : : :ﾊ::. : :､: :｀ヽ、
　　　　　　　j: : : : : .::/: : : : :;/:: : :/|::. : : : : :|::. : : :|:: : : :ﾍ:: : :ﾊ
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　　　　　　 ｊ: : : : : :ｊ: : : ::ｰ/┼:/-､,|:: : :;/∨,-┼;/‐::.: : : :|:: : : :|
　　　　　　 |: : : : : :|: : ::／:/ﾔ弐行ｊ::;／　〒弐ﾃァ|:: : ;∧|: :ﾄ､::|
　　　 　 　 }:;/: : : ::ｊ:;／:::;ハ |ﾄ-':;ｊ:|'"　 　 |ﾄ-'::ｊ:|´ｊ:;／::: : : :|　`
　　　　　　ｊ:ﾉ|: : :|: :´::.: :/　 ､V::ｨ:;ﾘ 　 　 , V::ｨ:;ﾘ,'{::::::::::: : : :|
　 　 　 　 　 |: : :|:.: : : :/　,ィ'⌒ヽ" 　 ｒ─┐￣"　∨:::: : : :/
　 　 　 　 　 |: ::人: : ;/､（.ｒｭ:　,,,ﾉ　　 {　　,{　　 ,.ィ:::::|:: : ;/
　　　　　　　ｊ:／￣￣￣／,ト''´::ｰ--__ニﾆ-‐'"´_,|::;/|;／_＿＿_,.-‐─ｭ､_＿＿__
　　　　　　／　 　 ___／ ／ｊ::::/|:::;ｨ::|ｉ＿_/ }::::|'´　'"　　　　　　 　 　 /{{{´　,ｒｧ‐'"
　　　　 ／￣￣￣,／l／／ ,r‐'´ |:::|ヽ-/　|::::|　　　 　 ,　　　　　 　 {　ゞゝ､_,,⊃
　 　 　 l｀￣￣￣",／／}￣"　,　|:::|/´｀＾＾＾'ヽ､　　　 /　 　 　 　 　 |-‐';/
　 　 　 lﾆ二二二"ィ´}　|::.　　l　 ｊ:/,,/~`´~},,ｊ,,ﾉ;〉　　 {　　　　　　 　 |　/
　　　　　　/　ゞ彡",ノ'　:::　　 |　 /_,ﾊ＞　＜ },,/,> 　λ､_,,　　　　　　!/
　　　　　 /　_,.-‐'´　　　　 　 l　くヽ､ゝヽﾌ ／,イ　　 　 }　｀＼　　　 ,,/
　　 　 　 {　　　　　　,　　　　 ｉノ;ｲヽ`ー‐´ﾉ;ﾉ/l　 　 　 |　　　 `ー-'´
　　　　　 ｀ヽ、_＿,ノ´￣`ｰ-‐{~ {　｀゛　　 ~,,/:::| 　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 } /ヾ＿,ｨヽr'´,}:::} 　 　 　 |
　　　　　/´￣゛`ｰ‐-､_＿＿_,ﾉ l,ｲ:::|　 ∨//,|:::|　　　　 ∧
　　　　 /　　　 　　　　　 　 　　 /::;}　 //// |:::|　　　　　∧
　　　　 {　　　　　　　　　　　　 /:::;/　 ~　~　|:::|　　　　　　 }
　　　　 ∨　　　　　　　　　　／:,ｨ_＿_,,∧＿,}:::}　　　 　 　 ｊ
　　　　　ヽ,＿＿＿＿,.─'"´::／/　　￣/゛/::/´　 　 　 　 /
　　　　　　ヽ::::::::::::::::::;__;::-‐'´:::/　　　 /::::{:::{ 　 　 　 　 ,/
　　　　　　　 ￣￣￣

聴く者は感情を揺さぶられ、卒倒せぬ者はなかったという。

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　　　　　　　 , -‐: ¨:￣:￣:~｀¨:ｰ‐-. .､
　　　　 　 ／ : : : : : : : : : : : : : : ､ : : : :＼
　　　　　/: : : : : : : : : : : :＼: ＼ : ＼: ＼: ＼
　　　 ／: : : : : : : : : : : : ヽ :ヽ :ヽ : : ヽ : ヽ:ヾゝ
　　 /: : : : : : : : : /: !: :| : :| : : L.;,ﾑ: : : }: : ﾄ､|
　　 |: : : : : : !: : : |: :ﾑ:」∨!: :∧|　ヽ: : |: ! :| ﾘ
　　 | : : : : : |: : : :!ノ V　　lノ 　ｲﾁﾘ>ﾚi: ﾊﾉ
　　 |: : : :ヽ |: : : :|,,ｲﾃｶ　　　 　ゞ:｣　 |レ:|
　 .ノィ: : : :` !: : : !`ゞ:::｣ 　　　　,　 　 }: /.|　　　　　 私の、声に。
　 　　ヾ!: : : ヽ: : :ヽ　 　　　　 rｧ 　 /:/ ﾘ　　　　　　そんなちから、が。
　　 　 　＼: : : ＼: :ヽ　 　　　　　 /: :|
　　　　　 　ﾘヽNﾚゞヽゝｰ--┬‐_' !ハ|
　　　　　　 ,,==ﾍ^ヾヘ ＼ 　 l ヾヽー-- ､
　　　　　／::::::::::::＼＼＼ ｀く￣ｔ―-､| | |＼
　　　　 /::::::::::::::::::::::ヽ ヽ }　ｒ'ミ/7）　｀</:::::|
　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::|　| |　ヽ〈 ヾ　　 }:::::::::＼
　　　　 {:::::::::::::::::::::::::::! ヾ＼　L ___ 　 /＼:::::::::|
　　　　　ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ　＼〈:::::::::::ヽ!　/＾ヘ::ヽ



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　　　　　　　　　　　　　{:.:.:.:|:|:.:|:.:.:升i:.:.!i:.:.ﾊj　　　　辻≧:/:./:.:.i:.:!　　　　これは私だけが気づいていたこと。
　　　　　　　　　　　　　lﾍ／ヘﾊ､:|≦斤乍　　　　 /廴ﾚﾘﾉ//:ﾊリ
　　　　　　　　　　　　 ,'i:.ﾍ（|:.:.:.:.:.:| `弋少　　　　 升仆ﾍ/:/.:ﾉ　　　　　　前のあなたの心なら、
　　　　　　　　　　　　,':i:.:.:.:ｌ|:|:.:.:.:.:|　　　　　　　　 ゞ少 /ソノ　　　　　　　その力を知っても、持て余していたでしょうね。
　　　　　　　　　　　 ,':.:|:.:.:.:l!:l:.:.:.:.:.l　　　　　 　 ′　　/:.l: |　　　　　　　　あるいは信じられなかった、かも。
　　　　　　　　 　 　/:.:.:!:.:.:.:.!:l!:.:.:.:!:!､　　　 ｀　ｰ 　　/:.:.|i.:|
　　　　　　　 　 　 /:.:./|:.:.:.:.:!:.i!ﾍ:.|i| ＼　　　　　　＜:.:.//:|　　　　　　　　―でも、今のあなたは違うはず、よね？
　　　　　 　 　 　 /:.:/:.:|:.:.:.:.:.:.:i:.:.ﾍ　　　` ｰ ＜|:.ﾘ:|:.:.://i:.|
　　　　　　　　＜￣｀ヾﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ　 　 　 ﾄ､ヽ∨|:.//:.:!.:|
　　　　　　 /´　　ヽ : : ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ､_,､-"¨'ｰﾍ_i:.|/':.:.:.:.':|_
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　　　 孑三≠‐　．
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: :|斗七/　　　|: /　,ｨf笊ﾐｙ|: ﾊ: ;.　{　{
: :|'..ﾚf示ミ､　 | '　 八rｆ:j:} 从ﾊ/　 〔　:.
: :|《ﾊr':ｆ:j::}　 /'　　　 ゞﾟ '　ｲ乂　　 ﾍ ヽ
小 　 う::ソ　　　　　,　　　　| i ﾄ､　　 ヾ; ｉ
:.ｉ: :.　　　　　　　　　　　　　小:ト:＼　ｲ　;　　　　真済・・・、
: : :.ﾍ　 　 　 　 　 ' ‘　　 ｲ:.:|ﾊ!　　　〔 /　　　　 あなたは、どうして・・・
: : i:小. ．　　　　　　　 个ﾍ: |:　＼　f.:/
ﾊ:从ﾊ! 　 ｀　　 ｧ―.´:.:.!:.:.:｀}:　　 〉 /　　　　　　私の、こと、を。
:.:.:≧ｘ　　　 　 ハ:. :.:＼:.:.:.:.:.:　　/乂
ﾊ.:.:.:.:.:..｀ーｘ　　　ヽ:.: :.:ヽ:.:.:.:　 /:　　ヽ
八:.:.:.:.ｉ　 　 ｉ　　 ＿:. :. :. Ⅵ.:. / ｉ:　　　Ｙ
:.:.:ヽ:.:.ヽ　 ｉ |. : ´:.: :.:ﾊ:. :. Ⅳ /　|　　　:ﾊ
:.:.:.:.:.＼:.:.. }:.|:. :.＞ ―∨:.:{ Ⅵヽ:l　　 : | |
:.:.　:.:.:. ＼:.:.:! ´　 　 ―∨ﾍ 〉:.:.人　 :ｉ ! ﾄ.
:.:　 ﾍ:.:.　 ＼:ｘ＜:. :. :. :.ﾊ :.{{:.:　　 ヽ:.lｉ 　 :.
:.　 　 ヽ　:.:.: ＼:. :. :. :. :. |:. ヾ:. .:.: .　}ヾ　　:.



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　　　　　　　　　　　　 , ..;'ﾍ.:.:.:.:/:.:.｀:.､_.:.:.:.:.:.:.:..ヽ
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　　　　　　　　　,':.:.:.:.:l:.:.:.:.:i:l　　　　l|i, -=--|i:.:.:.:.i!∧:.',
　　　　　　　　　i l:.:.:.:.i:.:.:.:.ﾑ!　　　 ﾘi_:.:i:.:./_ﾘ:.:.:,くi:.:.|:.:',　　　　　・・・あら？
　　　 　 　 　 　 !i､:.:.:.:从升二..,　　 ,.ｨ了フｿ;:ノ: i):.:.i:.: i,
　　　　 　 　 　　;! t､.:.:.ヾ弋てﾅ 　 　　￣　イ:.:.:.|:.:.:|.:.:.|ﾍ　　　　　　知らなかった？
　　　 　 　 　 　 　 |:.:.`iｰﾍ　　 　 `'　 　 　 /!:.:. |:.:.:i.:.:.:l:.:.',
　　　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:|:.:.:.ﾄ､ 　　 ｰ‐‐'　 ｲ::i:.:.: !.:.:.|:.:.:.|:.:.ﾍ
　　　 　 　 　 　 　 |:.:.i:.:!:.:.:.ﾍ:|'` r､　_ ／　!､',:. .i::.:.:|:＿l:.:.:.:.ｉ
　　　　　　　　　　r'ヲヾ:.ゝ､:.:ヽ: :､j_､　 　,'　 y､:|.:.: i: l|: ﾄ､:.:.:l
　　　　　　　　　 ,{　 ﾍ ヽ:.:.ﾉ`ヾ､: ＼^ｰ　　'´{:.:ﾞ:i:.:.:|: ll :i/}:.:.:.i
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　　　　　　　　　　 / . : ﾞ :lヽ : : : : : . ヽｰ＝彡'}
　　 　 　 　 　 　 /. : i : |ﾒ=ｲ:!i:i :i从: :iー=‐彡'ヽ
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　　　　　　　　 　 lﾚﾍ从|､ゞ' ,　　　 | : l.:|: : :i:l: : :!　 　 　 -‐＝= ､　　　　　私、あなたのことが
　　　　　　　　 　 　 /i: :.∧　｀ 、 ' ｛ : : |: : :| !: :∧　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　 　 {{.|: /|: i＞ . .,､.イ}／. : / : : : ∧　　　　　　 　 　 ヽ　　 ・・・「大好き」なのよ。
　　　　　　　　　　　` V　V. : :／^ヾ:､ : :／ : : : : : ∧
　　　 　 　 　 　 　 __,:=彡:;／ 　 　 | llX. : : : : : : : : ∧ 　 　 　 　 　 　 }
　 　 　 　 , -=ﾆ二:＞´／,{　　　 　 | ll/. : : : : : : : : : : .＼　　　　 　 　 ′
　　 　 　〃　 ,:彡´ ∠_//ﾄ､　　　 /}:/.:,. : : : : : : : : : ＼: .＼､＿＿__ノ
　　　　//　 //　∠二_|:ｌ¨l.:.ヽ　 　 / :/. : ｉ: : : : : : : : : : ヾ ､＼￣￣
.　　　 从　 リ.／{　 　 ヾ:､}: :{.　　/ :/. : :∧: : : : : : : ､: : :.＼＼＼
. 　 　 　 　 〃　∧.　　　 ＼/　 /.::/. : : :l　|: : : : : : : :ヾ.､: : .＼＼ヽ
　　　　　　 ゝ=ｲ/ ,｀´　　　 |　,ｲ.:,ｲ. : : : |ノ|: : : : : : : : ∧ ＼ : .＼ ヾ、
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　　　 i: //:/:. :.|:ｲ: : : : : /　j∧: : : :ヾ:.ﾄ､、 ＼:、: : : :|: : : :.:./、ヽ l : : 〃: : : : : : : : : : : : :_;,;..:-:‐: :': : : : : : ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
　　　 |:ハﾊ: : :.|:ハ: : : :ｲ-一{「ヾ: : : :Y、ミー-ヾﾊ:. :ﾊ: : :../: :ヽ_: l: : /: : : : : :_;,;..:-:‐: :': : : : : : : : :_:_:_: : : ..:.:.:.:.l;.:.:.:.:.:.l
　　　 {′リ:. :.:.ｉ{: :ヾ : /{/辷ミ:、 ＼: :i　Ｘ辷=≡ミ､: :Ｙ: :/: /:/Yヽ､:': : : : : : : : :_;,;.: : -::‐:‐:'':'':~:~: : : :":｀:':': :}: !;:.:.: :..′　　ﾎﾞｿ･･･
　　　　　 {:小: :Y.:.:.ハ:ヾﾊ:::r:､iヾ 　 `:{ 　'乍r:､:i:ﾊ入:ﾘ: / :/:/: :! 　＼、:／_;,;..:-:‐: :':ｰ: :=: :-: :_: : : : :_:_: : : :.,' :|:.;.:.:.:,'
　　　　 　 }八:.:.|: : : :ﾄ:i/ 弋;じ　　　　　　 乂zじ’　}从／: /:/: :人　 　 ヽ､: : :_: : : : : : : : : : : : : : :~: : : : : : : /: :l:.:.:.:.;
　 　 　 　 ′ ヾﾄ､:. :.iハ　.::::::::.. 　, 　 　 .:::::::::.. 　 ／ : : : /: / /: ヽ　　 }}ト、: : ｀::=: :ｰ: :-: : :_: : : : : : : : : / : : !:.:.:.i
　　　　 　 　 　 }ハ: :|:.圦　　　　　 　 　 　 　 　／: :／: : ／: /: :l : l｀ー'': : : ｀丶、: :‐:-:=:-:‐ : : : : : :_: : /: : : ,':.:.:.:!
　　　　　　　　 ′ ヾ:!i: : :ヽ　　 　 ‐..‐　　　 　´.: :／: :.／: /:/ : ,′:!:.:.::/: : : l: : :!: :!ト､: :_:_:-:‐:=:_:_ィ´ {:/: : : /:.:.:.::'
　　　 　 　 　 　 　 人ｔ:､: i:{`ト　　　　　　 　 .ィ:.／: :/: : : :/:/: : ,': : :l:.:.::': : : : l: : :!: :!!: : : :l: :l: ,'´: /:/　ﾉ: : : :/:.:.:.:./
　　　　　　 　 　 　 　 ヾ{､Ｙ j/　`　、_ .．　´/ : : : :/ : : :/:/: : :,': : : l:.:.,': : : : :l: : :|: :l!: : : :.!: :!:l : /:/ ／:_!_∠:.:.:.:ノ
　　　　　　　　　　　　　 ＼! ′　　 ／ヽ　 　 : : :./〃: : / : : ,' : : : ′;: : : : :': : : !: :| : : : l!: :|:! ,'ノィ:.,': :;'

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　・・・すこし、　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　壊したいぐらいに、ね？　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.

―『どんなに泥臭くっても』、
　　　　　　　―『どんなに手垢がついていても』

　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　ｌ　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ　　ｌ　　　ﾎﾞｯ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 （ 　_ノ
　　　　　　　　　　　　　,､'" 　 ┃　 `' ､
　　　　　　　　　　　　　i`ｰ　　_　　　　',
.　 　　　　　　　　　　　l|　!|　 　 　 i""!|
　 　 　 　　 　 　 　 　 }:　}ｉ　　　　|{ 　!ｊ
　 　 　 　 　 　　　　　〈| 'Ｊ　|!　　 }ｊ 　:｝
　　　　　　　　　　　　_ﾉ;し　 i｝　 ｛J　 |
　　　　　　　　　,､-,､'　　　　　　　　　ハ- ､
　　　　　　　 　（ .(　'､＿　　　 _ ,ノ　 ﾉ:i 　 ）
　　　　　　　　,､'""`ｰ---‐'"ﾌ､_　- _,､' -'"
　　　　　　　 （　　＿　　 ,､'"　　 ￣
　　　　　　　　 `ー--─'"

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‐=ﾐ、 ＿.
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,ィチ州liﾐﾁ=ﾐ､
　 　 　 　 　 　 　 　 　 州ｲ川州州li州li,ﾐ､
　　　　　　　 　 　 　 .,州州Ⅶliﾐ､ヾrⅦ州li!､
　 　 　 　 　 　 　 　 州州ﾐrヽﾏﾐ､.,ｨ-ﾐli州|ﾑ
　　　　　 　 　 　 　 ,ﾘｲiliﾄ ,ｨﾃ､　　.ｆ'ｉl l:ﾘﾄ､ミ
　 　 　 　 　 　 　　〃.i|州!i!.じ!　ｉ　｀´ ,ﾘr .ﾙ
　 　 　 　 　 　 　　i! 　.ﾏlハ　 _. ｀_　　 ,rｲ
　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ.`ヽl l. ゝﾉ_,.ｲ从　　　　　　　　　　『友情・努力・勝利って』
　　　　　　　　　　　　　　 　 /　'´￣-､⊃　　　　　　　　　　 『大切なんだよね～』
　　　　　　　　　　　　　 __,.ィ!　 　 ニﾆ{/ヘ＿
　　　　　　　　　　　rﾁ三７/ヽ＿_,ｨー'////三二7､_　　　　 『ね、実恵ちゃん』？
　　　　　　　　　 　 |/ﾊV/oヽ ／/o////////////∧
　 　 　 　 　 　 　 ﾉィ／o'////,＞///////,ﾍﾏﾆ三彡!
　　　　　　 　 　 ﾙ'///////／//////////ハﾆ三彡ｲ
　　　　　　　 　 ル'/////// ///,O'////////,〉､////,ﾍ、
　　　　　　　 　 Ｖ//////〈 '//////////////　 ﾏ'///,ｲヽ、
　　　　　　　 　　V////ｲ .}//////////////　　　ﾏ//////
　　　　　　　 　 　 `ｰ'′ . |////,O'///////　　　　 r〉-=≦
　　　　　　　　　　　 　 　 .ﾙ'///////////{　 　 　 ,仁三ﾆｲ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /////////////,ｨ!　　　,.ｲ//////
　　 　 　 　 　 　 　 　 f三ﾆ=-/,O'///,ﾆ三{　 ,.ｲ///////
　　　　 　 　 　 　 　 .////////////////∧〈////////
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _ ,.．-─-　._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´:::／::::::::::::::::::::::` 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::／´:::::::::::ヽ,::::::::::ヽ,::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::/::::::::::入;;;;;;:::ヽ､:::::::::ヽ::::::::ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::/::;;/:::::/:　ヽ::;;;;;::ﾄ;;;;::::::ﾍ::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　ｌ:::::ｌ::::;;|::_/,,,.__　　ヽ;;;::ｌヽ;;;:::::|::::::ｌ::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　 |::::|;;;;;イ:　　　`　　ヽ;;;| _ヽ;;;;::|;;::::};;;::ﾄ,
　　　　　　　　　　　　　　　∥;;;ﾊ:;;;;|　　　、 　　 Ｖ 　 |ヽ/;;;;::/|:::/
　　　　　　　　　　　　　　　 |::;;;（|:ヽ|,;==-、　　　_　　 |/};;;;:::/　|/　　　 ええ、まったくです。
　　　　　　　　　　　　　　　/|:::;;|::::;;|　　　　　,　　==;; ,/|;;:/| 　 ｉ　　　　藤大納言。
　　　　　　　　　　　　　　/:::;;;;;;ｉ::::::;;;|　　　、　　　 　/;;レ|::｛
　　　　　　　　　　　　　 /:::;;;;;;;;;|::::::::ﾄ,　　　￣´　 　ﾊ;;;::::::ﾄ::!
　　　　　　　　　　　 _ ,┴- ´￣|::::::;:! ` 、　 　　 イ;;;!;;:::::::!::;;:!,
　　　　　　　　　　 ／ ヽ:::;;;:::::::::!:ﾄ　!　　 `Ｔ_ヽ´;;;;!;;;;|;;::::::::!::::!,　　　　　　,
　　　　　　　　　_/　　 ,ヽ::::;;;:::ノ::!::::ト-'￣ヽ,|;;;;`ヽ,_;;|ﾊ:::::/;;:::::!　　　　　 !ヽ
　　　　　　　　く　　　　　`,::::;;;::::: !／--ーヽ、|:::::::;;;::/、|::/;;;;;;::::! 　　　　 | |
　　　　　　 ／　　　　　　 !:::;:;;;:::::::::!---ーヽ, |:::::::;;;::!　ﾚ;;;;;;;;;;;;:::::!　　　　 | |_
　　　　　／　　　　　　　　 !::::;;;:::::::::!　　　　　!:::::::;;;::!　|;;;;;;;;;;;;;;;;::::!　　,_-,/ |,ヽ,
　　　／　　　　　　　::::::/　 `!::;;;::::::::::!　　　　|::::::::;;;:::!　|;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!　　 `! !,//ｊ
　　（　　　　　　　::::: -':::::　　 !::;;;::::::::::!　　　/:::::::;;;:::/　 );;;;;;;;;;;;;;;;;:::ｉ　 ,-|　 ） !
　　　ヽ　　　　ヽ:／;;;;;;|::::::,,　 ヽ::;;;::::::::!:::,,,::/::::::::;;;:/　　 ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;:::!〈 〈　　!´

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　　　　 /: : : :i: : ::i: : ::./i: : : :.i: : ::ｲ: : ::.!: : :|........!...: : .ﾍ
　　　_〆'!: : ::l.....:::l...:::/ l....:::;ｲ:....../|::..../!::....l: : : |: : : ﾄ..!　　　　 え？これ、は？
　　　　　l::i::|..!......l!..7‐ｩ.､x'´!::.../　!.:,/__!:...ｲ::. : :!:: : .|ヽ!　　　　幻、じゃ、ない。
　　　　　l::|..::!.ﾍ....!,r≠､.　　!./　 /./　 l.` | i: : :|::!:: :|　|　　　　　　　　　　　　　　　_,.-￢‐-.__
　　　　　 !!i: :|: ::`.!'i゜::::.ｊ`　'´　　'´r≠ヽ、 |:::::/::!i:::/　　　　　　　　　　　　　　　,ｲヽ､_/´, ,.,,.,￣L
　　　　 　 !ﾍ..!: : ::|.廴;.ﾉ　　　　　 {゜::::::ｿ イ/:::/　!'　　　　　　　　　　　　　　　r'ｨﾍ ,-!し{,ｲ〃,./　l
　　　　　　　ﾍ!.i: :.l　　　　　 ! 　 　 ー'　/: : ; :/　　　　　　　　　　　　　　　　/ ,. ﾊ L|　 | Tｧ^り川
　 　 　 　　　　!.!: :ﾄ　　　 　__　 　 　 　/: : /!/　　　　　　　　　　　　　　　／／ム',.ィ　f|　｀ （ｲﾉﾜ
　　　　　　　　 l.ﾄ､|..＼　　　　　　　 ／.!: / |'　　　　　　　　　　　　　 ,.-'´／　,　_,.〈|　ﾄ､_.ン｀¨´　　　・・・・・・。
　　　　　　　　　ﾍﾍl.ﾄ..| ヽ 　　 , r‐,'イｲ:/　 '　　　　　　　　　　　 ,.-'´　, '/　 /'＾ヽ.　', Lヽ_ |
　　　　　　　　 　　,ゝti　　 ￣　|./､'　ｿ　　　　　　　　　　　　 ／　　　{. ﾊ　 l、　　',　１',￢. |
　　　　　　　　　／:::r'´　　　　 └､:＼　　　　　　　　　　　 ／　　　／ ヽ! ト- ﾆ､　ヽ.　　l　| ｀ｰ''フ
　　　　　　 _, r'´:::::::|＿ __,,..,,_　＿ |::::::｀ヽ.　　　　　 　 　 /　,.　 ／　 ／ 　 　 ／　　｀ヽ､l　lﾝ‐ '
　　　 , ｨ:´|: : : : : : : レ'´: . : . :｀ヽ､|: : : : : .　　　　　　 　 ,′/／　,／　　　 ,／､　　　　__.ヽﾚ　ヽ
　　 r'|: :!:::::i: : : : : : :|:_;. -‐' '‐- ､;:!: : : : : : : l:::l : :ﾄ､　　 | .／　／　　　　／　 /　__ ＿'ｭ ｨ.､ヽ　ヽ
　　!::::|: :|:::::|: : : : : : :`l　_r-‐- ､ /: : : : : : :/::/: :/::::|　　 l/　／　　　　／ｒ'　　,ゝ´　 ／/ { ﾄ、 __ ヽ
　 |:::::::!: :l::::::l: : : : : : : |´: : : : : :/: : : : : : :/:::/: :/::::::`i　/ ／　　　　,ｒ'　ﾉ|　 ﾉ　　　 ｰ ニ=ヽﾆｨ´　 ｀l

　　 　 　 　 　 　 　 ,　-‐ ――-　、
　 　 　 　 　 　 ,.ィ仭ｨ,ｲ州ﾑﾑﾏﾑ.､､｀ヽ､
　 　 　 　 ≧ﾁ州'/州ﾘi州l-l|lﾊﾂﾘ.|l li li, ､ヽ、
　　　 　 ｨ仭lﾚ'ｲiｌ,州ilｲ'ﾘ＿' ヽ`ﾘ仭l|l l,|li li,ﾏﾑ
　　　　 ,.ｲ州仭il|.|! 'l!イ'´7ﾃﾓ､//州lﾘ州|li.!川ﾑ
　　 　 ./ｲ州州lリ|!　　　 ﾋﾑｲ/〃州ﾘ州州!|l|i州l
　　　 /,仭'|ﾊill´　　　　　　 　 　 ,州'仭州|lｉ,州州
　　 　 .lﾘ' .l!.!ｌ,|　　　　 　 　 　 ,ｲﾘｲ.lﾘ ﾚｲﾄ,ﾄl州lﾘ　　 『僕と実恵ちゃんで
　　　 　 　 州i!　仁ﾆ=‐'´　　 ,〃　 , ＜',うﾉ州ｿ′　　ムリヤリ引っ張って、きちゃった』
　　 　 　 /　　|　　　　　　 .／　 , --- イ州州ﾐﾄ､
　　　 　 　 　 .|　　　　　, 　-‐ '´　　　 |州|洲ﾄヽ、
　　 　 　 　 　 ヽ≦_　´　　　　〃 　 ＿'|ﾘ_!_ヾ!
　　　　　　　　　　　 ｀V　　　,ﾑイ´￣￣￣￣!`＿
　　　　　　　　　　 /ヽ、〉ィ " 　 ,ィ仁三二Z二三三
　　　　 　 　 　 　 |　 .|´　 ,ィ仁ﾆ三ヲ仭州洲州l州
　　 　 　 　 　 　 ﾉ　　!　l|州州|lｱ,ｲ州洲州州洲州



　　　　　　/ 　 / 　 　 ｜　　ヽ　 　 ｛　　　 |　　　　ﾞ:..　　　 .
　　　　　 　　 .: 　 　 　 | 　 _..　＼　 |i、　 ..」_　　　　 ::.　　　｝
　　　　　 ｉ 　 jｌ　　　 |　|／　　　　＼{^＼　卜､｀ヽ　　j::　　jﾉ
　　　　　 | 　 |{　　　 ﾄ､{　_.ﾆﾐ、　　　　　ｨ''Tﾐｘﾄ,　　 刈　 /
　　　　　！　从　　　{ ｨfﾞ.::://ﾊ 　　　　　|//:j|ﾊ|　／＾ﾘ／
　　　　　　,::/癶ﾄ、　 Ⅵ{ｉｲ//:::}　　 　 　 {//:ﾘ　}ｲ
　　　　　　}/八 ｀个 .._｀ゞ､辷ノ　　　　 ,.　 ｰ'　 jｌ1　　　　 フフ、どんなにひねくれ者でも、
　　　　　　j/　 ヽ､|　　　¨「 　 　 　 ,. -┐　 　 人|　　　　 弟弟子(おとうとでし)って、可愛いものですよ。
　　　　　　}　　 　 |ｉ　　　 ﾄ、　　 　 `ｰ ﾞ　　／　｜
　　 　 　 ,.ﾞ　　　　|l、　　 ゞ　 　 ._ 　 　 ..イ　　　　　　　　 ねぇ？真済。
　　 　 ／　 　 　 ﾒ癶,　　　＼　 　 /ﾏ〔 : ｉl　　　 i
　 　 /　　 　 　 〃 : . ＼　　　＼　　 ∧: :ｉ| 　 　 |
　　 ｛　　 　 　 /: : : : : : .＼　 　 ヽ　 ノ｝: ｉ| 　 　 |

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　　　　　　　　　　　　　lﾍ／ヘﾊ､:|　｀￣´　′　　　i/'廴;ﾉ//:ﾊリ
　　　　　　　　　　　　 ,'i:.ﾍ（|:.:.:.:.:.:| ヾ＝=''′　　　 ′´"∧::/.:ﾉ
　　　　　　　　　　　　,':i:.:.:.:ｌ|:|:.:.:.:.:|　　　　　　　　 ヾ=ゞ/ソノ　　　 ・・・そうです、ね。
　　　　　　　　　　　 ,':.:|:.:.:.:l!:l:.:.:.:.:.l　　　　　 　 ′　　/:.l: |
　　　　　　　　 　 　/:.:.:!:.:.:.:.!:l!:.:.:.:!:!､　　　 ｀　ｰ 　　/:.:.|i.:|　　　　　　 弟弟子は、
　　　　　　　 　 　 /:.:./|:.:.:.:.:!:.i!ﾍ:.|i| ＼　　　　　　＜:.:.//:|　　　　　　 可愛いものです。
　　　　　 　 　 　 /:.:/:.:|:.:.:.:.:.:.:i:.:.ﾍ　　　` ｰ ＜|:.ﾘ:|:.:.://i:.|
　　　　　　　　＜￣｀ヾﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ　 　 　 ﾄ､ヽ∨|:.//:.:!.:|
　　　　　　 /´　　ヽ : : ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ､_,､-"¨'ｰﾍ_i:.|/':.:.:.:.':|_
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　　　　　　　　　　　　　　,　-===ミ､
　　　　　　　　　　　　.／　　_ .===ミｘ
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　　　　　　　　｀¨ア:::::/:/::::/::::::::i :::|! :: i:: i!
　　　　　　　　 ./ｨ:::::/::::::::ﾊ :::::: | : |!､:::|:::|{
　　　　　　 　 /　|:::/:::::|爪､ﾏ::::::爪|　X「爪　　　　 『あっ、あれ？』
　　　 　 　 　 |　 |::|!::::::| .z=ﾐﾏﾊ|ｰ か=ミk　　　　　『アッサリ？』
　　　 　 　 　 |　 |ハ:::::|}{{ {0}　　　 {0.}　 }}
　　 　 　 　　　　.|!　ﾏ::|ﾄ　≡　i　　 ¨¨　"　　　　　 『そこまで素直だと、
　　　　　　 　 　 .|!　 乂ﾊ　u　　　　　　　　　　　　 逆に薄気味悪いなぁ』
　　　　　 ,　つ　　　　　ｲﾊ　　 ,...､　　し .,
　./　　 ./ / r　つ　 ／/　:|＼ 'ーﾞ　　 ィ
　{ {　 ﾊ|　|/　/r―っ:::L＼{　 ＞-＜　 ／
　 　 〈 .| ./　 /　∠つ::::::｀ヽ｀ヽ　　　＜

　　　　　　　　　　 __ ,.. -‐..:/.::::::`丶､
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.　　　　 /ﾉ.:::::::::::::::::::::::::|:::::}:::::ﾍ::::::::::::::':::::::::::::::.
　　　　 i':::::::::::::|::::::::::::::::｢｀`^´´ﾊ:::|::::::::}:::}::::::::}::.
　　　　 i|:::::::::::::|:::{:::{::::::::.　 　 　 !::|｣::Ｌｊ::｣_::|从ﾘ　　　　　　 ええ、藤大納言。
　　　　 i|:::::::ｉ:::::|i::',:::X::::::'ﾆヽ　　Ｌ｢ｰ'ﾆ、＾丁｢:｢
　　　　八::::::ｉ:::::|Lｌ／ ヽ_::ゝ　　　 爪「心,　;:::|::{　　　　　　　ひねくれもののアナタが
　　　　　 |ヽﾊ;::_V　　　＿　　　　　Vｒ:::ｊ 　l::::|::::.　　　　　　 先にデレてくれたんで、
　　　　　 |:::::|:::::::::',　ｘ=≡｀　 　、　 ￣　　l::::|:::::.
　　　　　 |:::::|::::::::::::.　　　　　　 　 ,　　　　从:!:::::::.　　　　　 私も、・・・便乗できました。
　　　　　 |:::::|:::i::::::込、　　　　｀　　　　　ｲ.:::::}ハハ
　　　　　 |:::::|八:::::::::::{＞　.　　　　　／ト从:::从::',::::.
　　　　　 |:::::|:::::.ヽ:::::八:::／}≧=‐　 　 |:::::}／.:::i:::',:::::.
　　　　　 |::::｣::::::::::.ヽ:;ハ! /　　　 　 　 |::::::/.::::::トミ:::::::.、
　　　　　/7´|::/.:::::::::::::://‐-､ 　　 -‐/ｌ:::/.:::::::::| //｀ヽﾊ
.　　　　// 　|;'.:::::::::::::://ﾆ二ｱヽ、　//.:/.::::::::::::!'/　 /⌒ヽ



　　　　　　　　　 _,ィ=‐
　　　　　　　 ,イ"＿＿＿＿_
　　　　 ＿,ｲ州'.,ｲﾘ',ｲﾘl!〃〃圭ミﾄ,､
　　 ｚチ///,ﾘ'州ﾉ/ﾘ'.il|.il!〃州',ｲ州圭ﾄ､
　　 |州ﾘ〃i ,州li州i!.il|.il 州!,ﾘ,ﾘ!.i!i!.lil!i |ﾄミｉ､＿
　　 |州!.l!,ﾘﾉ州li州! il|.li|州.州ﾘ|.i!.|!.lil!.l.li 圭=-､
　　 |州.ﾘ,ﾘ州州州!州.l州li州l! |li!.|! lilｉ.l.ll i.ミﾆ=､
　　 |州州州州州l 州 l州l.i!il!　lﾊil|iｌ'lil |lil li li　　　　・・・『それはそれは』
　　 |州州州州ﾘｲﾘﾊ|ｉ.l州!　l!￣l.Ⅶ_l!l.州l lliﾑ
　　 |州州州州'ｲハ!.lﾊli|.l|　　 　｀ﾘ.`l州州ﾄﾄﾐl　　　　　『お役に立てて、何より』
　　 |州州州州li〈 (　l Ⅶ.l!.　.、 　 , .州ﾊﾄli| ` ヽ
　　 |州州州州iﾍ`'´　　l!　 　 ヽミ{. ｌ i!　ヽ.i!
　　 |州州ilｲlilﾊ!　`i!　　　　　　　 `. V
　　 |ﾊiﾘlﾊ!.' i!　　 l.|!　　 　 、　　　 ,:′　　　　　　　 ,ｨﾆ ￣￣ ﾆli
　　 |__l!＿＿　　　l.lﾊ 　　　 ヽ>　,ノ　　　　　　　　　 }三　　　 =ﾆ{
　　 |＿＿ 　｀＞､.l:|　ヽ、 　 　 ,.:′　　　　　　　　　 }三ﾆ=　　三{
　　 |三三三＞､　＞､./｀ヽ、_,:′　　 　 　 　 　 　 ﾉヽﾆ　　　 三i{
　　 l三三三三三＞ｘ､＞ｘ　　　　　　　　　　　　 /　/ﾆ=＿＿__ﾆ{
　　三三三三≧=-ミ'//,!./　　　　　　　　　　　 / ｨ‐'´￣　　　　 ｀ｰ-､
　 '/////,イ三三三三二ミ､　　　　　　　　　　/　　　　　　ー――/ｰ′
　 ///,ｲ//////三三三三二ﾐ､　　　　　　　　',　　　　　　　 -‐イ
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　　 ,{l//////〃//////////,li|　　　　　 　 　 ｣＿_　　　 ,／
　　 ,'l∧V//,.i!///////////,lii|、　　　　　 r==!=ミ、｀ヽr′
　　 /{!∧V//ﾐﾐﾆ=ミ二ﾐﾄﾆ//ｌi|l!　　　　　 l///////＞/
　　 ///∧Vﾑﾄﾐﾐ､≧ｘ､二ﾆ=ｲｌ|ﾑ　　　　 ﾙ'/////////＞,､_
　　 ////∧Vﾊl///＞ﾐﾄ､二=チﾊﾊ　　　,'//////////O'///
　　 /////∧∨!l/////＞ｘ＞=l//ハ、 ,'//////////O'/〃
　　 //////∧Ⅵ!////////＞ｘ//∧,V//////////////

　　　　 　 　　　＿＿＿_
　　　　 　　　／⌒　　⌒＼
　　　　　　／（ ー） 　（ー） ＼
　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
　　　　 |　　　　　|r┬-|　　　　　|　　―真雅。
　　　　 ＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／　　 　 お前、見つけたようだお？
　　　 　　r´､＿__∩∩＿_,　 /
　 　　　　＼＿_　´人 ｀　＿ﾉ
　　　　　　 ヽ 　￣　　￣ |
　　　　　　 ｜　　　　　　/
　 　　　　　　|　　　ｒ　　/
　　　　　　　 ヽ　　ヽ／
　　　　　　　　 >__ノ;:::......



　　　　　　　 　 　 ´　￣￣￣￣￣く
　　　 　 　 ／ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
.　 　 　 ／　　　: : : : : : : : : : : : 　 　 . . .＼
　､＿_/／. /. . . . . . .　　　　. . . . : : ! : : : : ヽ
　　￣/. : /. : : : :/ : : : : : : : : : : : ＼l: : : : : : :ヽ
.　 　 l : : l : / : /. :/ : : ヽ、: : : ｀ヽ : !: :l: : : : :　ヽ、
　　　l :/ l : l: : :l :∧: :ﾄ、: lヽ、: : : :ヽ!: :l: :ｌ: : : ｌ ￣
　　　l/!: ! : ｌ: :/l/‐-ヽ! ヽ !　 _ヽ-―!‐ !: :ｌ: : : !
　　　　ヽ! : l : ! rfチミ､　 ヽ´ fr旡ミ! : ト､l : : ′
.　　　 　 ヽ !: :l　 rっｿ　　　　 匕り !: : !丿/j/　　　　やる男・・・。
.　　 　 　 j∧ :ﾄ､ ｀¨　　 .　　　　　 ｌ ｌ :ｌ j/
　　　　 　 　 V: :lヽ、　　 _ 　 　 ／j/!/　　　　　　　　私は、何もできなかった
　　　 　 　 　 ヽ: !　＞ 　 __.. ィ
　　 　 　 ｒヾ ￣ ||　 　lr‐ 'ﾌ, '／ |ヾ|　!　 |　 !　　　　みんなの、おかげ。
　　　 　 ,',ﾍ　ヾヽ|| 　／　　 ∠- ｧ! ＼|　　!__ヽ
　　　　/!　 ヽ　| |||／　　　　 r--'ヽヽ　`ｰ､ヽ ¨ｧ　　・・・そして、何より。
　　　 ,'　〉　 ヽ !_/　　 　,､┬､二ゝﾆ ＼ 　 ヽ!/│
　　　 ! /　　　/ |　　 ィ´　! !　　　　| ＼_　 　|_　!
　　　|　!　 ,,.ｲヾ ＼　｣〉　 |│　 　　! ／|　／ ハ|
　 　　!　|　/　 ヽヾ　´/　　|　!　,､,、 |〈 ヽイ／／ヽ

　　':,　 ＼':,　＼: : !　　 　 ＼:.:ヽ:.:.|:.:.:.ｉ:.:.:.: ﾄ､:.:.:ｉ: !:.:.:.: : ｉ:.:.|:.:.:.Ⅳ
　 　 ＼　 ＼ 　 >　　　 　 　 ＼ｉ:.:.|:.:.:.|:.:: : ｌ　',:.:|､:',:.: : : |:.:.|:.ｉ: !
　　　　　　　　 ヽ　　 　 　 　 　 !:.:.!:.:. |:.: : :ｌ　 ｉ:.ｌ ',:.',:.:. :.|:.:.|: ! |
　　　　　　 　 　 ｉ｀:..､　 　 　 　 |:. ｉｉ:.:.:|:.:.:.:.ｌ.　 !:ｌ　Ⅵ:.:.: |､:.!ハ|
　　　　　　 　 　 |: ﾊ: ｰ､‐ 　 　 |:.:ｌ ｌ:.:.|:.:.:.:.! 　 ||　　 ヽ:.:| Ⅵ　:!
　　　　　　　　　 !:{　ヽ:. ｀:.　　　ｌ:.ｌ　ｌ: |:.:.:./　　 ! 　 　 ヽ!　 >――‐
　　　　　　 　 　 ヽ! 　 :.:. ∧　　 ｌｌ ´|:.:!:.:〈　　　　　　 , . : :´.: : : : : :
　　　　　　　　　　 ＼　ｉ:. ｉ　｀´　 ! . |:.:.: ハ　 　 　 . : : : : : : : : : : : :
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ:.ｌ　 　 　 　 !:.:/　 ｉ 　 ／: : : : : : : : : : : : : :　　　　―あなたの。やる男の、おかげ。
　　　　　　　　　　 　 　 ｌｌ　　　　　　|:/ 　　!／: : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　 　 　 　 　 　 !　　　　　　|'　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿　 ／: : : : : : : : : : : : : :-=≦三
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:ｉ:ｉ:ｉ:>': : : : : : : : : : ..z≦三三三三
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧ｉ:ｉ:ｉⅩ : : : : : : : ィ≦／三三三三三
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∧ｉ:ｉⅩ: : : : : : :／三／三三三三三三
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧ｉ:Ⅹ: : :. :.:.:.／三 :/三三三三三三三
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |ｉ:Ⅹ: : : : : ／三三/:三:三:三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　 Ⅳ: : : : :／ﾆ三三/三三三三三三三三

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　_.､-' ,.- ､._　　　　　‐　、
　　　　　　　　 ,:ｰ ､'´　　/　　　　｀ヽ､.._　　　ヽ_
　　　 　 　 　 /　　 ｀ヽ､/　　　 ヽ　　　 ￣｀ヽ　〉ヽ
　　　　　　／　　　　 　 |　〉　　　 '.　　 i 　 　 Y　 |
　　　　　/　　　　　　 .ト　ハ 　 　 l　　 |　　 l.　',　ﾄ.
.　　 　 / i　　 　 　 |　lﾆ'＾´ヽ |　　ﾄ.　 １ 　 .|　 | 　 〉
　　　　|　|　 |　｜　|　l 　 　 | |l.　 |｣.斗|ｰ　｜　!　/ 〉
　　　　|　|　 |　｜　|　|　　　｣斗ヒ] ヒ_ jﾊ.　 !　ﾘ､　,ハ
　　 　 　 |　　､´l￣j.ﾆト　 　 ´　ﾍ´ｒ‐､ iﾝＬ.ル　| Ｙ　| ',　　　　・・・・・・。
　 　 　 ヽ!､　 |ヽゝfVｒt.',　　　　　 うッｿ|.　　 　 レ　 |　',
　　　　　　　ー＼|ヽ. 込}　 　 　 　 ￣　| l　　　 l　　 ﾄ.　',
　　　　　　　　　|　　',　　　'　　　　　 　 | |　　|　l　　 | ヽ ',
　　　　　　　　　|　　 ヽ　　　　-　　　 ,. |,'!　 ,′′　 ! 　ヽ
　　　　　　　　　|｜　　 ｀ト,､._　　　／ 　 | ./　,′ 　 |＼
　　　 　 　 　 　 ､ﾄ.　　ﾊ.| l／ ヽ ´　　　.ﾉｲ |/　　　 .|ァｰ-
　　　 　 　 　 　 ハ 　 | ∨ /／　　　　, ｲﾉ 　 　 　 /| 　 . -
　　　　　　　　rｲ/　 ヽ| / /'二.ｰ　.._／,/　　　　　.// ／
.　 　 　 　 ／ | }′　　 .l,/´＿　｀ァ' ／　　　　　 //,.'
　　　　,r ´　　| |　　　　,′　　 ｀ﾝ／　　　　　 ／//
　 　 r'|　　 　 | |　　 　 |　　　　//　　 　 　 ／／/



　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　 ／　　 　 　＼
　 　　 ／　⌒　　⌒　 　＼　　　　　　　でも、不思議だお。
　　 ／　 （ー）　（ー） ／^ヽ　　　　　　 真済、三守卿、実恵さま・・・。
　　|　　　（__人__）（　/　　 〉|
　　＼　　 ｀ ⌒´　　〈 ／ ⌒^ヽ
―――――――― ＼ _ _ ＿ ）

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／ 　 　 　 ＼　　　　 ―どうやって
　　　　　　　　　　 ／　 ⌒ 　 ⌒　 ＼　　　　お堂の中に入ったんだお。
　　　　　　　 　 ／　　（●）　（●）　　＼
　 　 　 　 　 　 l　 　 ⌒（__人__）⌒　 　 ｌ　 　明かりが漏れたら、
　　　　　　　 　 ＼　　 　 ｀⌒´　　 　 ／　　　気づくはずだお。
　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
　　　　　　　　　　　　　　　 /: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
　　　　　　　　　　　　　　　 |: : |: : : : : |: /　 ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|　 あー、そっか。
　　　　　　　　　　　　　　　 |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/　|:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
　　　　　　　　　　　　　　 ＜ : _: : : / 〈　{} 　 |/　 .ﾚ　{} 　} |:./ヽ: : |　　　やる男たちは締め切った
　　　　　　　　　　　　　　 ＜:: |. 小{　　 _,,.. -　　　　､-.,_　 ﾚ{: :.|ヽ:|　　　中にいたから
　　　　　　　　　　　　　　　 厶ﾍ　ﾊ　　　　　　　　 ､　　　　 {ﾊ/　V　　　気づかなかったんだな。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_!　　　　　　＿　'　　　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　Tﾆｰ‐‐‐,‐''　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ___,ｒ| ＼　 ｀二二´　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:/::::| ＼　 ヽ ｀_⌒ ィ´
　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::/::::::|　　＼　　　´ ∧＞､
　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::/::::::::|　　　　＼　 /　 !＼::`ｰ- ､



　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,,...----..,_
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,r'´:::::::::::::::::::::::`.､,,r=-
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ　　　・・・外、見てみろよ。
　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i　　　　 日没、近いぜ。
　　　　　　　　　　　　　 ＜:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
　　　　　　　　　　　　　 Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ﾄ;;/;;!;;i;;;l
　　　　　　　　　　　　　 　 `､;;;;;;´V;;;/　 ﾚf/! ﾚi;;;;!;;!ﾚ′　　　　　　　　　　　　　...................　　　　　　........:::::::::::........
　　　　　　　　　　　　　 　 　 !;;;;_;;l;/!　　　 ｀　l_ﾚ!/　　　　　　　　　　　　　....::::"　 ......... ゛:::...
　　　　　　　　　　　　　　　_r＜　　 ヽ　 　 - ／ '′　　　 .......::::::::::::..... 　..:::::"　　　............　゛:::...
　　　　　　　　　　　　 　 /:::`ヽ､`ヽ､ i´` ､／　　　　　　　　　　　　　　 .:::::"　:::::::::::::.　　 　 ゛::::..　　　　........:::::::::.......
　　　　　　　　　　　　　f:¨::ヽ::::::::`..､ `7､　　　　　　　　　　　　　　　　　.::."...........　　　:::::::::::　 ::::..
　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::`:､:::::::::〈:.:.:i　　　　　　　　　　　　_,. - ''"~゛~` - ''""~゛` - ''""~゛~`''` ‐- ,._
　　　　　　　　　　　　i:::;;::--::;;:::::`ｰ-､;ﾄ､:l　　　　　　　　,. - ''"~　　.,.　　　　　　'''　　　,.,　　　　'''゛　　　　 ` ‐ - ,._
　　　　　　　　　　　 /;''::::::::::::::`､::::::::/:::::i.:l
　　　　　　　　　　　i:/::::::::::::::::::::::i::::/:::::::::!:l
　　　　　　　　　.　 i:i:::::::::::::::::::::::::l;;;:ヽ::::::::l.:!

　　　　　　　　　 　＿＿＿_
　　 　 　 　　　 ／⌒　　⌒＼　　　　　　あれ、良房も
　　　　　　　 ／（ ●） 　（●）＼　　　　 「いた」のかお？
　　　　　　／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
　　　 　 　|　　　　　|r┬-|　　　　 |　　　気づかなかったお。
　　　　　　 ＼　　　　`,. -'"´´￣｀ヽ
　　　　 　　 ／ 　　　（＿＿＿　　　|
　　　 　　／　　　　　　　　　　　　　 |
　　　（￣　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　 ￣￣￣|　　　　　　 　 　 　 　 |



.　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
.　　　 /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
　　　/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
　　　|: : |: : : : : |: /　 ＼: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
　　　|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/　|:./⌒ヽＶ: |.: : : | V
　　＜ : ｣_: : / 〈　　ﾟ　|/　　ﾚ　 ﾟ　..}|:./ヽ: : |
　　＜:: |. 小{　　 _,,.. -　　　　､-.,_　 ﾚ{: :.|ヽ:|　　　　 ●　　　●　　　●
　　　厶ﾍ　ﾊ　　　　　　　　 ､　　　　 {ﾊ/　V
　　　　　 ＼_!　　　　　　＿　'　　　　 !
　　　　　　　 ヽ　　　 ／　　 ｀t　　 ／
　　　　　　___,ｒ| ＼　 {　　　　/　／
　　　　／:/::::| ＼　 ヽ ｀_⌒ ィ ´
　　／::::::/::::::|　　＼　　　´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::|　　　　＼　 /　 !＼::`ｰ- ､
::::::::::::::/:::::::::∧　　　　/二＼　|::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ　 /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!



　　　　　／: : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　/: : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
　＿__/: : : : ／: : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ 　 　 ・・・今、少しお前の気持ちが
　｀ゝ: : : :／: : :, ': : : : : /: : : : : ; : : : : : : : :: : : : : :ﾊ.　　　　 わかった気がするよ。
＜: : : ／: : : :/ : : : : : /: : : :／/: : : : : : : :/ : : : : : ::.
. ∠／: : : ;ｨ/: : : : ／/: : :／::/: : : : : : : :/: : : : : : : ::}　　　　やらない夫。
　　￣ヾ: {l/: : : ／:::/: ;／~"7: : : : : : :／l: : : : : : : : l.
　　　　 .V: : ／i!::::/;イ7≠x/: : : ;: :／～|: : : : :.,ﾊ: :!　　　　　　　 ／￣￣ ＼ -、_
　　　　 /;／ゝ::　 :::::弋ｘﾙ:': :／;／ﾃｪ;::::l: : : : /　}/　　　　　　 _,ノ　ヽ､__ 　 /　/ ,〉、
　　　　　ﾚ' :::::　　　:::::::::/;:／::::::::::ﾑｿ"/i!:,ｨ: :/　　　　　　　　　（＝）（＝ ）／　´／ /)
　　　　 ./　:::::::　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::/　ﾚ .l:/　　　　　　　　　 （__人＿） {　 　 , ' ´,/　　　 ・・・でしょ？
　　　　/　　:::::::::.　　 :::､:::::::::::::::’::::／　　　　　　　　　 　　　　　'､`⌒ ´　 V　__, ＜´
　　 ノゝ 　　:::::::::::＼::::::::::￣:::; 　'　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　〈´／::::Λ
x＜＞　＼　::::::::::::::::/　ｰ ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| 　 　 　 ﾔ::::::::::::::Λ
　　　 ｀ヾ　ヽ :::::::::::ﾍ ヽ,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ｭ`ｰ─ｰ V::::::::::::::Λ

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , -
　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ィ≦zzzzzzz- ､
　　　　　　　　　　　 ,-=ﾃミ州川州仭lliﾏﾑliﾏﾑ､
　　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ//州州l.|liﾊ州l州ﾏlﾘi.li liﾑ、
　　　　　　　　　　,州ﾘ州|ｌ|ｉﾊﾏﾘ￣州州l,ﾏ州l.ll.liﾏﾆ=‐
　　　　　　　　　 l州ﾘ州.|州'　＿_ ､　ﾏﾘ li|lﾊ|il||li,ﾏﾑ、
　　　　　　　　　l州州州ｌ|li|!〃'ﾊミﾄｌ.　`　_,　州|liliﾊ
　　　　　　　　 ,!州ｲ州|l|i|i!' ﾐ!. Vリ　 　 .ｲﾐ､州li|ﾄﾄ!
　　　　　　　　 ｲｲ!ｲ>|ﾘ.ﾏl|!　　　 　　　 } リﾘ州|l|
　　　　　　　　 ' .ﾄ､ヽ-､　ヾ　 　 ,＿ 　/　 ｲlil ﾘ|!　　　『さて、空海ちゃん』
　　　　　　　　 　 州lｌ￢ 、　　　|::::::｀!　　./lヾ ﾘ　　　 『これで聴衆は揃ったわけだ』
　　　　　　　　 　 ' '.ﾘ　　.ヽ.、　ヾ- '　 ／
　　　 　 　 　 　 r―┴―‐- ､≧ ､__,イ
　　　　　　　　 ,ﾉ7777777=ｚz,､_｀`ヽ＿
　　　　　　,.イ'//////////////]　l ,､,!
　　　　 ,ｲ/////////////////,|　!.ﾊ|
　　　 /////////////////////(⌒)ﾐﾐ,､_
　　　//////,ﾊﾏ//////////////77////,≧ｚ､_
　　 ////////,ﾊﾏ////////////////////////,≧ｚ､
　　//////////ﾊﾏ///////////////,r‐､///////ｲハ

　　　　　　　　　／　　 　　　　,'　　!　　　　　　　 　　 、＼
　　 　 　 　 　 / 　　　, 　　　/　　 ヽ　　　 　 ､　　　　ヽ　ヽ
　　　　　　　 / ,'　　 /　/　 /i 　!　　　　 　 　 ﾍ　　　　i　　|
　 　 　 　 　 |　| 　　| 　|　/　l 　ヽ　　　　 　 　 ! 　 　 || 　/ヽ
　 　 　 　 　 | ﾊ　 　|　 | '|⌒ヽ　ﾍ ＼　 ⌒ヽ ､i|　 　　||／　 }
　　　　　　　 ﾘ　|　　!　 ﾊl　　 ヽ　 ヽ ＼　ハ　ﾊ　　　〃　 /!ヽ
　　　　　　　　　ヽ　 ヘ ゝ 　　　 ＼　ヽ ''示ﾃｧ､!　　ｲ′／│ ﾍ
　　　　　　　　　 　＼ ハ| ゞz≠ 　　 　 　 ｋ:::j廾　, 'ﾘ ､ 'i　 ! 　ﾊ
　　　　　　　　　　　　 ! | !　　　　 ､ 　 　　ゞ=ｿ iレ i´`ﾉ　!　i 　ﾊ !
　　　　　　　　　　　　// 弋. r､ 　r-　, 　 　 　 /　/- '　　' , !ノ　ﾘ
　　　　　　　　　　　 // 　　l | |、 ｀　´ 　 　 ／　,'　|　　 　　ﾍ　　　　　 ・・・あと三住心でしたよね？
　　　　　　 　　　 ／/ 　　/ / | ＞-‐ ≦ ィ´　／ ￣ヽ　　i　　ヽ
　　　　 　,　- ｰ ´ /　　　l .ﾉ 〈/　　　　/ 　 /　　 　 　ヽ　', 　　ﾍ
　　　　／, 　　 　 l　　ハ /　ー┐　 　/　　/ , '　　　 　 !　ヽ　　ﾊ
　　　/　ｲ 　　　/{ 　/＞/　　二}r‐v /　　/／　　　　 　}　　',　　ﾊ
　 　 |　ﾊ　　　/　ヽ│ ,/ 　 　_ｸ=＝ レﾘイ　　　　 　 　,' 　　',　　 |
　 　 |/　|　　/ 　 {, ＞': ） 　 / 　 　/ 　/　 　 　 　　　/|　　　i　 　!
　　　ゝ　ゝ r′'"´　　 : ） ／）　 　 |　/　　 　　　 　 / ﾉ　　　i　 ノ

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　 長きに渡った
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　今日の日も、
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､　　　　　　　　　　　そろそろ終わりに
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_　　　　　　　　　近づいているだろ。
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::

　　　　　　　　　　　　　　_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
　　　　　　　　　二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
　　　　　　　／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
　　　　　/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､_:::::＼::::＼:::::',
　　　　　i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
　　　　　l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l　 >≧r､＼::::::ヾ＼_::＞
　　　　　ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 　 辻ヾ〉　＼:::ヾ）::::＞　　　 ・・・あのお日様が沈む前に、さ
　　　　　i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', 　 ゞ-′　　ラ∨/"´
　　 　 　 l:::i　l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ　 ＼ 　 　　　┌::ソﾉ
　　　　 　∨　l::::l::::l:::＼　" 　　　　　　　　　　ﾍ::::/
　　　　　　　 　＼|＼!＼　　′　　　　　　 　 　∨
　　　　　　　　　　ヾ ヾ　､　　　　‐-　　　　,　　　ゝ､
　　　　　　　　　　　　　　｀　 ､　　　　　 , ′　 ／ 　＼＿
　　　　　　　　　　　　　　 　　　｀ ｰ　＜　 ／´ 　　　／:::::￣｀ｰ-
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _ノ´∧_∧　　　　／::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　:::::´￣／ /〈::ヾ∧ 　　 /:::::::::::::::::::::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　x≦7777
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　　　　　　　　 　 　 　 / : : : : : : : : : :/i: : : i:／　 　 ‘: : : ﾊ : : : : :.
.　　　　　　　 　 　 　 /: : : : : : : : : : /∧: : :|yf斧気　i: :./ ‘，: : : :|{
　　　　　　　　 　 　 / : : : : : : : : : :///∧: :| 弋うﾘ　 }ノ斧ﾐ i: : : :八
.　　　　　　　 　 　 /: : : : : : : : : : / {///∧:ゝ　　　　　 ﾋﾝ j}|: : :/
　　　　　　　　 　 / : : : : : : : : :.:厶　フ／ :.　 　 r― ､′　 厶イ
.　　　　　　 　 　/ : : (⌒ヽ: :ｘく=ｭ､Y⌒ヽ.rﾍ 　　V　ノ　 ／ : : |　　　残りのお話、聞きたいです！！
　　　　　　　　 /.: :.: : :.＼　＼////ﾊ＼: :/:} ＼　 　　 イ: : : : :.|
.　　　　　　 　/.: : :.:ｘ≦7,ﾊ 　 ￣ヽ/| : :｀Ⅵノ: :≧ ´　ノ: : : : : :!
　　　　　　　/.: : :.://////,|　　ヽ　 ＼: : : :Y^く:./ ヽ´: : : : : : :.:|
.　　　　　　/.: : : : {/////,ﾉ　　 　 ー　Y: : :|^Y:{　　 : : : : : :.: :.}|
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　　 　／ 　　 　 （　● l 　 　l　●　）　　　　＼
　　　 | 　 　 　 　 ｀ｰ ノ　　　 ヽ.ｰ '　 　　　　　|　　　　 おねがいしますお！
　　　 |　　　　　"⌒（_＿__人_＿__）⌒ﾞ 　 　 　 |　　　　 大僧都。
　　　　＼　　 　 　 　　! ,-ｰ- 、!　 　 　 　　 ／
　　　　　 ＼　 　　　 　 ｀ーｰ ´　 　　　 　／
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 〈

　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿_　　　　　　　　｛ll｝rf(⌒}lk
　　　　　　　 　 ／　　 　 　 　 　 ＼　　　　　　 {l} ヾl) ,ﾉｼ′
　　　　　　　 ／　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　　　.lj　　 lj´
　　　　 　 ／　　――　　　　 ――　　＼　　　 Ｏ 　 Ｏ
　　　　 ／　　　,.-‐-､　　　　 ,.-‐-､　 　 .＼
　 　 ／　　　　　 (・) 　 　 　 　 (・)　　　　　 ＼　　　　 ・・・大僧都？
　 　 | 　 　 　 　`ｰ一　　　　　ー一′　　　　　|
　 　 |.　　　　　　 /　　 　 i　　 　 ヽ　　　　　　 |
　 　 ＼.　　　　　ヽ.＿＿人＿＿ ノ　　　 　 .／
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　 　 　 !::!::.!::.::ハ::.|::.|: :.|::.::|::.:斗-‐´: : ::.::.::.. : : :ヽ::斗: :.l: :!
　　　　j::.|::.}::.::|::.:斗v:: :.!::.イ::.::.ﾄ､::.:ﾄ､: :ヽ:_::.::.:..／ﾄ :l:: : ﾄ:|
　　　ノ‐ |:/::.:／ イ｜:. |::.::ﾊ::.::.l　＼:､＼: ＼７'ァミl::.|:: :l }}
　　 　 　 l::l::.:ヽﾑ/　|::.::.::.::.::.ﾄ:斗---｀孑｀　ーｲｫ::小::./l/′
　　 　 　 |::{::.::.::V７7!::.::.::l:: ´l ｀,≧zzミ　　　　 |ｭﾘ }:./::.|
　　　　　 l:ハ:.}:.l/:.| |::.::.::.:ト､:.V/ﾄ-':...}　　　　　´　ｲ::.: :|　　　　　 ・・・虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、
　　　　 　 |　｀j小:.| ﾄ::.::.:..:ヽ-ﾐ｀ Vﾕﾂ　　 　 ヽ　　ﾊ::j:ﾘ　　　　　　　　我が願いも、尽きむ。
　　　　　　ヽ / |! ﾘ_ﾄﾍ:l::.:...:.ヽ｢ {　　　　　　 _, 　.ｲ::.ｲ/
　　　　　　　　 _ノ.. ..:..|:ト､::.::.:､＼｀ ｰ-､ 　 ´ '／:.|:/ﾌ:>､
　　　　　 r‐＜::｀丶:..:ﾊﾄ､_＼::.:ヽ￣｀　 }┬‐.:: : :〃::/: : /､
　　　　 /´￣｀　ミヽ:＼ヽ:..:.｢ ＞:}-- ､ ﾉ｜:... : : l:::./: :./　 ヽ
　 　 　 !　　　　　 ＼＼:ヽ..:.Vーﾉ-- ､＼7:..: : : :|::/: :/ 　 　 !
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　　　　　　　　　{ゝ二　二kﾐ!ハへｒ､　　　　　　　　　<ﾌＬKﾞ ___
　　　　　　　　　|　ー　一r‐/ノ＾ く,ノｌ､＿　　　　　　　　　　 | ∟
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　　　　　　　　＞'1ミ二く ゝ､ｋ Ｖ　_ノへ、
　　　　　　　/　　个 ー＜､___,不､tｰ-‐´
　　　　　　/　 i　　ﾄ/ミy 〈∠ｲｌﾄ､ヽ〉
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　　　　　 7|＞ '　 ／ｎ　`タ._ｋ　 |
　　　　　　ゝ _ ／彡ｲ `～ ､...,,＿}
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　　　＜　ミ三三彡彡へ r‐ｧニ三彡ハ
　　　〉ｰニ二三彡彡１　ｌ　ｷﾆ三二－ｦ
　　 f⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒ﾊ
　f⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒　〉
　 ゝ⌒X⌒ヽ～‐-＜⌒⌒ メ⌒Y　　／　ﾍ
　（　＼　＼　　　　　〉-‐rく　　　,.-く　　　ﾉ
　　`丶　＿　へ　 ハ　　　 ） ／　　／／

　　　　 /　.　. :ｏ｡: : : : : : : : : : : : : : : : : : . ヽ　:ヽ
　　　　,'　. . . : : : : :ｏ: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ:｜
　　　　ｌ: /: . : : : : : : : : , : : : :ﾟ: ｡: : : : : : : : : : :l｡:l
　　　　l: | : . : : : : : : ／|｡: : : : : : : ﾟ: : ∧: : : : :l｡l　　　　　 へぇ。
　　　　ゝl :o: : /､/ /　 !: : : : : : : :,l: :/-‐!: :ﾟ｡: | l　　　　　 胎蔵、金剛界
.　　　　ｆ l: : : : ! /:/＝ l､,l: : : /://ﾅ/≠､! : : ﾑﾘ　　　　　 両方、大日如来に落ちましたね！
.　　　　{i |:ｌ : : i/|/⌒ﾊ|:/|: :/l:/〃/⌒ﾊ |l: : :l　}
.　　　　ゝlﾊ:i : l 代ｔｚタl'. l: //'　 /代ｔさ ｊl: : :ﾚﾉ　　　　　　やっぱり、私の見立ては
　　 　 　 ' 从: l　｀¨¨´　 l/　　　 ｀¨¨¨´从: :从　　　　　　正しかったみたい。
　　　　　　　ﾊ:ﾍ　　　　　　 ,i、　　　　　/ ﾙ'
_　　　　　　　 V へ　　　 ,ｒ‐‐ ､　　　／l从　　　　　　___
}}_　　　　_　-‐ l　　 ＞　 ｀ﾞ¨¨´　 イ　　 l　＼_　　　 iL ﾊ＿
　ヽ￣￣　　　 l　　　 ヽ　` ー　'　7　 　 |　　　 ＼,ｒ┴　ﾑ_｀ヽ
　　ヽ　　　　　,　 ／￣.ﾍ　　　　∠...　　 l　　　　/　　　　｀　　}
　　　ｌ　　　　 l／　　へ　＼＿ノ　 ﾑ ＼ |　 　 ./　　　 　　 　 '、
　　　|　　　　 /　／　　 |＼|∠ -‐ｭ L　 `l　　 ,{　　　　　　 　 ﾉ
　　　{　　　　 i／　　 ／ ／　　／　}　＼ |　 / ゝ　　　　　 　 {

※投華得仏・・・密教で灌頂を受ける際の儀式。
　　　　　　　　　 曼荼羅に花を投げ、落ちた場所の仏と結縁する。

　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.|ヽ
.　　,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.|_,ﾊ
　　,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 「＞|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
.　 ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::∠__/|:.:.:.:.:/:.:.:.i:/
　/:.:./:.:.:.:.:.:／／/ ハ:.:.:/イノ{
　１/|:.:.:.:.:<／:.:/ /:.:.:.V 　 /
　 |　|:.:.:, ｨ:.:.:.:.:｀ン/:.:.{.__, ′
　　 /イ/￣/＜＿_/ヽ|
　　 , イ　　　　　　 ｀ヽ　　　　　　　 ・・・恵果阿闍梨。
　　.| /　　　　/_二二ﾆ＼
,.　´|.ト ､　　// 厂￣￣ヽ!
　　ヽ|_＼｀´/ /　　　　　.{
,　´￣} ｀ヽ´_ｲ　　　　　_,ﾊ
　　　！　　　「￣￣￣--┤
　　　/　　　　ト､＿／　／
　　.「　　　　　ゝ.＿, イ



　　 　　　　　　　　　　 ／　.／　. : .　　 :ヽ.　＼ ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 , '　 . /: 　 . : : . :　. : :|ﾊ . ヽ: :ヽ
　　　　　　　　　 　 /　 . :/:　. : : : |:ｌ : : : : :|へ: : V: ﾊ
.　　　　　　　　　　//:　: :|:　. : : :ノ!l!: : . :|: i-‐ヽ: :V ﾊ
　 　 　 　 　 　 　 i:i : : : :|: . : :／‐ﾘ| : : /|/ニ_ i:|: :|: |:|　　　　 君はこれから
　　　　　　　　　　i i: . : : |: :／ﾆﾆ､ |: イ ﾉ不¨ﾊリ: | 从　　　　空海の名前とともに、
　　　　　　　　　 _ｊ: i : : : | /彳⌒ﾊﾉ'　{　 弋ｚタ_|ﾙ'ﾊ
.　　　　　　　　 ｆ　V|､: : :ﾍ{ 弋ｚシ　 　｀　　￣　　レ'}　　　　 「遍照金剛」と、名乗るといい。
.　　　　　　　　 |　 |ﾘヽ＞-＼￣´　　　{iﾉ　 　 　 ヶ ′
.　　　　　　　　 |　 |　 ﾉi八{ ﾍ　　　　､＿_ア　 ∠ﾊ
　　　　 　 　 　 l　 |　　′ ｀ｔ‐＞　_　　　　　.ｨ:ﾙi
　　　　　　__ ,,,, |　.|　　　　　ヽゝ从_i　 ― ' _」1
　　　　　_{　ヽ ヽ . |__　　　　　　　ｊ.　＼　／　.{　　　　　　　_,......
　　　 厂 'l　 '|　ﾚ　|　｀ > ⌒ヽ_,ｒへ. 　 V　　 _厂ゝ ´￣ﾚ'´
　　　 |ﾍ　i,　 iｒ |　 ゝ''´　.　イ二二二ﾆ水ﾆ二二二}　　|
. 　 　 } ＞ゝ-'¨´/　　 ／|　　　　　　// |　ｌ l　　　　　　|　 /

　　　　　　　　　　　　　／:::/:／: ／　　　　＿＿＿　 ＼ ＼　 ヽ　＼
　　　　　　　　　　　 ／::::::/:/::. /;ｧ‐ 7 ¨丁　＼　＼ `＜＼ ＼　l　　ヽ
　　　　　　　　　　 /―=ﾃ^/::. /::/:::::{　　{:　　　＼　＼. 丶.ﾍ　 Vー― ┐
　　 　 　 　 　 　 /≦≠ｱ/::. / ..{.......|::.　 |:::. 　 　 ヽ 　ヽ　ﾊ ', 　V≧､___>
　　　　　　　　　/:／ ／ ,'. :: l::::::l::::::::|::.　 |::::::... 　 　 l:.　ｌ:.:　l: l: 　∨＼:ハ
　　　　　　　　 〆 ／＼ ｌ::::: |::::厶:::::ハ:　 i＼:::::..::.　 l::.. |::j;ｨ|' |:.　 l　　> ＼
　　　　　　　／ ／:::::::/7|::::: ｌ::/　 ト{､小:.　!　＼::.::.　iイl:::: /.l |::.　 |メ´ l ＼＼
　　　　　　　∨:::::::::: //|:l :::: l:{ ,.ｨ≠ﾐk＼＼ヽ 　 X´;ｨ=≠く　リ :　 |＼＼　.:＼!
　　　　　　　 ｌ::l:::::|: //_j:ﾊ::::::l代〃 :ﾊヾ ｀　＼､ 　"f〃下:ﾊ>|::::: 　|､　＼＼:l
　　　　　　　 |::l:::::| { {/│:ヽ:: ', Vﾍ:::j.|　　　　 　 　 |rﾍ::j.ﾘ 'ﾞ |::::: 　l､}　　lヽ/!
　　　　　　　 |::l:::::|::V !^|::::: ＼ヽゝ-‐'　　　　,　　　 ゝ‐-'　 　|:::: 　ｌ_ﾉ::.|: |: l: |　　　　　・・・遍照、金剛。
　　　　　　　 |::l:::::ｌ::::::: `l:::::: .::::f`〃〃　　　 　 　 　 〃〃 　,':::: 　ﾊ:::. ｌ:: |: l: |
　　　　　　　 ｌ::ﾊ::: !:::::::::::l:::::::: ::ﾍ　　 　　　r‐‐､ 　 　 　 　 /::::　/::　 /::: ｌ: l: |　　　　　　　へん・・・じょう！！
　　　　　　　 ヽ! ヽ::ヽ:::::::::ヽ:::::　l.＼　 　 　 -‐　 　 　 ,. ｨ/::::　/::　 /:::: /:/l:ﾘ
　 　 　 　 　 　 ＼ ＼ゝ :::::: ヽ ::ﾊ 　fヽ､　　　　　　イ |: /:::　ｲ::　 /＼/ノ　ﾘ
　　　　　　 　 　 　 Ｘ　ヾ:::::::::lヘ::.ヽ　l 　 ＞ー＜　　 〃:／　l::　/　 /＼
　　　　　　　　　 <　　＼＼::::j ﾘ ＼V l_｀ヽ 　 　 x‐／イ　　　|〃　／ ／＼
　　　　　　　　　 { ＼ 　 ＼V ／ﾞ＼フ⌒!＝=､,ｨ=≠/（ ｀＞ｰヽ{／ ／　　ス′
　　　　　　　　　　l 　＼　　 /　　／　｀〈. ー-v-一/　/⌒ヽ　　∨　　 ／　}
　　　　　　　 　 　 !:　　 ＞/ _,／ 　 ／¨ヽｰ-v-‐/〃 ＼　　＼_ ヽ ＜＿ /
　　　　 　 　 　 　 |　￣　 {　　　_ イ　 ／ ヽ　　/⌒ヽ　　`ｰ　　　 }　 　 /

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　' ´_ ｀ ー　　 ､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ´ .::::.: 〈　〉..::...::::....｡　ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 . 　 ´..:::::..　:::.:: 　⌒ヽ０::..:... :　　　　、
.　　　　　　　 　 　 ′ 　 .::::. ..::::::...〈 　 　 〉 .:::..:.:.::.　 :.O:. ｰ ､
　　　　　　　　　　ｉ 　.:::::.　..::::..:.:::.:.:.｀.ー..:′.::.:..　 　 ..:..　:...:　　､
　　　　　　　 　 　 　 ::::::::.　.:::.::ﾞ":.:.:::::..:.:. :.: .:. ::...　..　.::..　..::.....　ｉ
.　　　　　　 　 　 ,′ :ﾟ:.::.....::.:　:...:.:.::.:.Ｏ.:. :. ｡.:. :..: .　　 .::.　.::　:　　　　　　　　わが名は
　　　　　　　 　 / ...::..:.:..ﾊ"ﾞ　　　 ﾞ:.:::.　　:..:　｡::...:...::.　ハ :......:::. :
　　 　 　 　 　 ,..:Ｏ:..:.:, ′ .::...:.... 　 ...:::.:...　　　 　 　 /　 ヽ.: 　.: :.　　　　　　　　 ﾍﾝｼﾞｮｳ
.　 　 　 　 　 /..:.:..:: :/　　　..:..:..:.:. :..::::..::.::...:..:.. . .:　 / 　 　 i:.　 　:.　　　　　　・・・「遍照」。
　　　　　 　 ..::. ::.:. ."　　 　ヽ::..:.::::::::::::::::..:.Ｏ:.:...　 .:′　　　ヽ:.　: ::.
.　　　　 　 ,..:.::::.:., ′　　　　　ﾐ:..:::::::::::.. :.:..:.o: :.: ,.'　　　　　　;:..　 .:.
.　　 　 　 .::..:..ｏ:.:　　　　 　　　 .:..:::::::...:.:.:.:.:.::.: :.::　　 　 　 　 i..　...:.:　　　　　また会おうぞ、
　　　　　 :. . :. : ,'　　　 　　　　 ﾐ.::::::::..::.:... : : ..: :i　　 　 　 　 :.. 　 .::　　　　　空海。
　　 　 　 i.: : :. ,′　 　 　 　 　 i::..:.::...::.. :..:.. ::.. . :.　　　　　　 : .: :. .:i
　　 　 　 :....:::..:　　　　　　　 　 ::...:O::. :.:. :.: .:.: .Ｏ:.　　　　　　.:.:. : : :
　　 　 　 ::. . :.′　　　　　　　 .:.::O:.. : . :: .:. ０: : . :.　 　 　 　 :..::::.::,′
　　 　 　 : .. :′ 　 　 　 　 　 ﾐ:o:..:.:.:. : : .::.. :　 　 .:.　　　　　 ::.:::. :
.　　　 　 .:　.:　 　 　 　 　 　 .::..　:.　　, ´ ｀ ､:.. ..　 .:.　　 　 　 .:.: ..:
　　　 　 .:　.:.　　　　　 　 　 .::.　 　 .; ′ 　　ヽ　:.. . :.　　　　 .::.::::..;
　 　 　 ,:　　 ﾞ:.､　　　 　 　 ′.:.:.　."　　　　　 .::.　:　:.　　　 .:. ....　::,
.　　 　.:.　　.: ､..:　　　　　　.　　　,"　　 　 　 　 ､:.Ｏ .:.　　　:. :"ﾞ:.　::
.　　　.:ﾞ　:...:ﾞ　ﾞ::ﾞ　　　　　 :.　 　 i　　　　　　　　 ﾐ:. :.:.:　　　:..:　::. .:ﾞ
　 　 ;..: :..: :; 　 ﾞ　 　 　 　 i　 　 .:　　　　 　 　 　 i　.:..:　　　　　 ﾞ"

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. 　 　 /:　. . : :　.　　.　:　/:　. :　　. : :　: . : : :ヽ
　　　//: : : : :/ :　. : . /./:　. :　. : :/: : : : . : : : l
　　　|:l: : : : :/. : . : . :/:/: . : : . : //: /: : : : : :|: l
.　 __ lﾊ: l : / : : : : //:/ : : : . : //:, ' !: : : : : :l /　　　　　　　・・・遍照金剛とは、大日如来の別名。
／　／ {ﾊ: i: : : : ://lｲ: : : : : :/://‐-|:l : : : /}'`ー-.- ､
__／　　ﾍ ､l: : : :/ｚ≠l: : : ://!/ｨｔ≠廾 : : //､　 　 ＼　　　　　 ただ、大日如来は法身にして遍在する存在。
　　　／　'从: :l代ｔｚｿi: : :ｲ//' 弋ｔ_ｚﾞ|l: : /´＼＼　　　　　　　　 私たちに直接法を説くことはできません。
＼_<ｔ-､　 / ﾍ:| ￣￣l: / }　　　￣￣ﾘィ ,　　 ヽ ＼／
ゝ. l　　ヽ/ / ,l_＼　　|/∨　　　　　／ |｜ , -‐L／　　　　　　 そこで金剛薩タ(こんごうさった)
　ﾞ7　　　ゝﾍﾉ ｈ _＞　　-=-　　∠....ｒ‐|　くl　　 Vソ￣　　　　　という菩薩が
　 i　　　　　|.ヱゝ┴ ＞--- ＜ヱ..:..K l丁　　　 ∨　　　　　　 大いなる役割を果たします。
　,i　 　 　 /　　　 ､　ー--､／　　　 　 ｀ヽ. ｒｈ　　V
. ,i　　 　 /　　　　　＼ ::::::/　　　　　　　　}ﾉ　}　　 i
. i　　　　{　　　　　　　ヽ:/　　　　　　　　 /　⌒ヽ　i



　　 　　　　　　　　　　 ／　.／　. : .　　 :ヽ.　＼ ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 , '　 . /: 　 . : : . :　. : :|ﾊ . ヽ: :ヽ
　　　　　　　　　 　 /　 . :/:　. : : : |:ｌ : : : : :|へ: : V: ﾊ
.　　　　　　　　　　//:　: :|:　. : : :ノ!l!: : . :|: i-‐ヽ: :V ﾊ
　 　 　 　 　 　 　 i:i : : : :|: . : :／‐ﾘ| : : /|/ニ_ i:|: :|: |:|　　　　　この菩薩には
　　　　　　　　　　i i: . : : |: :／ﾆﾆ､ |: イ ﾉ不¨ﾊリ: | 从　　　　 大日如来のメッセンジャーとして、
　　　　　　　　　 _ｊ: i : : : | /彳⌒ﾊﾉ'　{　 弋ｚタ_|ﾙ'ﾊ
.　　　　　　　　 ｆ　V|､: : :ﾍ{ 弋ｚシ　 　｀　　￣　　レ'}　　　　　 隠された教え、
.　　　　　　　　 |　 |ﾘヽ＞-＼￣´　　　{iﾉ　 　 　 ヶ ′　　　　 つまり「密教」を、人々に開示する
.　　　　　　　　 |　 |　 ﾉi八{ ﾍ　　　　､＿_ア　 ∠ﾊ　　　　　　 役割があるんです。
　　　　 　 　 　 l　 |　　′ ｀ｔ‐＞　_　　　　　.ｨ:ﾙi
　　　　　　__ ,,,, |　.|　　　　　ヽゝ从_i　 ― ' _」1
　　　　　_{　ヽ ヽ . |__　　　　　　　ｊ.　＼　／　.{　　　　　　　_,......
　　　 厂 'l　 '|　ﾚ　|　｀ > ⌒ヽ_,ｒへ. 　 V　　 _厂ゝ ´￣ﾚ'´
　　　 |ﾍ　i,　 iｒ |　 ゝ''´　.　イ二二二ﾆ水ﾆ二二二}　　|
. 　 　 } ＞ゝ-'¨´/　　 ／|　　　　　　// |　ｌ l　　　　　　|　 /

　　　　　　　 　 /　 　 ／　／/　／ 　 　 　 ヽ＼
.　　　　　　 　 / 　　 //　// l／　　　　　　 　 ヽ丶
　　　　　　　 /　l /　r―/ ｌ　 ｜　ハ　l　ヽ　　　ﾄ､}
　　　　 　 　 ｌ　 l' 　 ﾚ７ｌ　l　　ﾊ　!_ ヽ.ﾄ、 |ﾊ、　l ﾉ
　　　　 　 　 ｌ　 l　 / ハl　l　　{ l/　｀ヽ! ヽf,r､l 　!
　　　　　 　 / 　ｌ / 〃,くl　! 　 ﾚf示ｒ'　 　 lﾘ/ !　|
.　　　　 　 / //　∨lﾊ (_! l　 ﾊﾄ辷ﾘ　　　､´l　　 l　　　・・・隠された、教え。
　　　　　 / // l　　　l ＼l |ノ〃ﾉ r'フ 　 _　ﾉ/　/　　　　　まさに、そのとおりだわ。
　　 　 　 |/ l　 l　　　ヽ　l | |｜Y　〈＿_´／ ′/
.　　　　　| /{　 ﾄ､　　　ヽヽヽ、　　　　 ｀ヽ,　ノ
.　　　 　 l/　',　ﾄ,l＼　　ﾄ.}⌒￣｀ヽ､＿, 　 r′
.　　　　 /　　ヽヽ.＼＼ﾉノ　　　　　 ＼　　 '、
　　　　/　　　　｀ ＼　　　　　　　　　　l＼ 　ヽ
.　　　/　　 　 ｀,　　　　　　　　 　 　 　 ヽ ＼　ヽ
　　 /　　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　 　 `,　丶
.　 /　　　 　 　 ヽ　ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　 }　　',



　　　 　 　 /:/. : : :/: /. : : ／. : : : : : :}/∧: : : : : :ヽ: : :ヽ : .
　　　　　 ／′: : /: /.: :／/. : : : : : / }//∧ : : : : : : : : : : : :
　　　　 〃/. : : : : :/. :/　/. : : : : :, : :/　 　 !: : : : : : }: : : :}: :}
　　　　 {　{: : : : i :_i:_/__〃: : ､ ／}: /　 　　|i : : : : : : : : :ﾉ:/
　　　 　 　 .: : : :| : :_ｚミ{: : : ／￣厂￣￣｀ }ｌｉ : : //-ﾐ : :/
　　　　　　 ヽ: :八:.:¨f 竓: :/ 　 ノ 乍云心_川 : //／ } /　　　　　 両界の大日と結縁したアナタは、
　　　　　　　 )ﾍ: :): :}乂圦(　 　 　 乂弍ツﾞ/ﾉ //ヽ　/(　　　　　　これから金剛薩タの役割を、
　 　 　 　 　 　 }人:.爻 　 ﾉ　　　　　　　　厶イ/ノ　ｲ∧ヽ
　　　　　　　　　　　八　く　　　　　　 　 　 　 ｲｰ彡ﾍ(　}　^ヽ　　　日本で、いや、この世界で
　　　 　 　 　 　 　 { r／　ヽ、__　 　 　 　 ／　 ／　 　/　　　　　　果たしていくのだろうね。
　　　　　　　　　　 ／ ／＼ )￣｀ 　 　 　 　 ／　　 ／′
　　　　　　 　 　 / 　￣￣ 〕 ゝ--＜　 　 ／　　 ／
　　　 　 　 　 　 { 　 ￣￣¨〕 　 /７∧ ／　　 ／　 /
　　　 　 　 　 　 { 　 ￣￣_〕 　/ // /〉. 　 ／ 　　/

　　　　　　　　　　　 ／::::::/:/::. /;ｧ‐ 7 ¨丁　＼　＼ `＜＼ ＼　l　　ヽ
　　　　　　　　　　 /―=ﾃ^/::. /::/:::::{　　{:　　　＼　＼. 丶.ﾍ　 Vー― ┐
　　 　 　 　 　 　 /≦≠ｱ/::. / ..{.......|::.　 |:::. 　 　 ヽ 　ヽ　ﾊ ', 　V≧､___>
　　　　　　　　　/:／ ／ ,'. :: l::::::l::::::::|::.　 |::::::... 　 　 l:.　ｌ:.:　l: l: 　∨＼:ハ
　　　　　　　　 〆 ／＼ ｌ::::: |::::厶:::::/_,:　 i＼:::::..::.　_l::.. |::j;ｨ|' |:.　 l　　> ＼
　　　　　　　／ ／:::::::/7|::::: ｌ::/,,.‐‐T i 丶: !　＼::.::.　Tｰ|-、.l |::.　 |メ´ l ＼＼
　　　　　　　∨:::::::::: //|:l :::: l:{ ,.ｨ＝ﾐk　 ＼ヽ 　＼´;ｨ≠=く　リ :　 |＼＼　.:＼!
　　　　　　　 ｌ::l:::::|: //_j:ﾊ::::::l代〃 :ﾊヾ ｀　＼､ 　"f〃下:ﾊ>|::::: 　|､　＼＼:l
　　　　　　　 |::l:::::| { {/│:ヽ:: ', Vﾍ:::j.|　　　　 　 　 |rﾍ::j.ﾘ 'ﾞ |::::: 　l､}　　lヽ/!
　　　　　　　 |::l:::::|::V !^|::::: ＼ヽゝ-‐'　　　　,　　　 ゝ‐-'　 　|:::: 　ｌ_ﾉ::.|: |: l: |　　　 阿闍梨！アタシは！！
　　　　　　　 |::l:::::ｌ::::::: `l:::::: .::::f`し　　　　　　 　 　 　 　 　 .,':::: 　ﾊ:::. ｌ:: |: l: |
　　　　　　　 ｌ::ﾊ::: !:::::::::::l:::::::: ::ﾍ　 ::::/⌒　ｰ--‐　､　 :::::::　/::::　/::　 /::: ｌ: l: |
　　　　　　　 ヽ! ヽ::ヽ:::::::::ヽ:::::　l.＼ （　　 　 　 　　 ） .,. ｨ/::::　/::　 /:::: /:/l:ﾘ
　 　 　 　 　 　 ＼ ＼ゝ :::::: ヽ ::ﾊ 　fヽｰ-　　＿＿ノ　|: /:::　ｲ::　 /＼/ノ　ﾘ
　　　　　　 　 　 　 Ｘ　ヾ:::::::::lヘ::.ヽ　l 　 ＞ー＜　　 〃:／　l::　/　 /＼
　　　　　　　　　 <　　＼＼::::j ﾘ ＼V l_｀ヽ 　 　 x‐／イ　　　|〃　／ ／＼
　　　　　　　　　 { ＼ 　 ＼V ／ﾞ＼フ⌒!＝=､,ｨ=≠/（ ｀＞ｰヽ{／ ／　　ス′
　　　　　　　　　　l 　＼　　 /　　／　｀〈. ー-v-一/　/⌒ヽ　　∨　　 ／　}
　　　　　　　 　 　 !:　　 ＞/ _,／ 　 ／¨ヽｰ-v-‐/〃 ＼　　＼_ ヽ ＜＿ /
　　　　 　 　 　 　 |　￣　 {　　　_ イ　 ／ ヽ　　/⌒ヽ　　`ｰ　　　 }　 　 /



　　　　　　　　　　　　　　 　 .　-―-―-　.
　　　　　　　　　　　　　 ／... .. :.. .: : .:.:.:.:.:.　｀ヽ､
　　　　　　 　 　 　 　 ,.':.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:::.:.:.:.:.｀､
　　　　　　　　 　 　 /:.:.:.:.:./:::/::.::/;ハ::::::.::.:::ｉ::.::.:.:::',　　　　　　―言ったよね。
　　 　 　 　 　 　 　 !l:.:.!:.:/:::ｲ:::://-―ヽ:l:::::::|:::::::::::|　　　　　　　 アナタはアナタだけの力で
　　　　　　　　　　　| !::{斗:く.|::/　 rﾃ示.}ﾊ:::ﾘ､::::::::l　　　　　　　　ここにいるんじゃない。
　　　　　　　　　　　　い::l;ｲrY　　　いソ　j:/.ハ:::ﾘ
　　　　　　 　 　 　 　 ヽ:::いtﾘ　　 ｀"¨´　′ﾝ/:/{　　　　　　　　 多くの「不可思議の計らい」によって、
　　　　　　　　　　　　　　`i｀〈　　　　　　 　 ィ::::{　　　　　　　　　 ここに立っているの。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ.　っ　　　　／_ﾍゝ'`
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　,._ '-‐´-‐`┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀´／'´　　__＿,ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／'"¨￣　　　　｜＼
　　　　　　　　　　 　 　 ,.-‐.ニ´　　　　　　　　　 |.　 丶
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　 　 ヽ　　　　　　　　　l　　　＼
　　　　　　　　　　　　　|　　　　　',　　　　　　　　 |　　　　 〉
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　 l　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　 l　　　　　　　　　　　 /

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―密教では私たちは一人ひとりが大日如来。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ヽ v1
　　　　　　　　　　　　　　　　　|Y　ゝくY :!
　　　　　　　　　　　　　　　　　| |Yゝク　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 f三 へ三ﾆﾄ
　　　　　　　　　　　　　　　　 {ゝ二　二kﾐ!
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　ー　一 Y
　　　　　　　　　　　　　　　　 U､　ー　,U
　　　　　　　　　　　　　　　 ＞'1ミ二彡＾ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　 /　　个 ー イ　彡ヽ
　　　　　　　　　　　　　 /　 i　　ﾄ/ミy＠┬　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　/|￣|ﾍ ／　,h　　/|￣ |
　　　　　　　　　　　　　7|＞ '　 ／ｎ　`タ._ｋ　 |
　　　　　　　　　　　　　 ゝ _ ／彡ｲ `～ ､...,,＿}
　　　　　　　　　　　 ＿＿　＞彡　'＿ゞ＿ゝﾆゝ､＿
　　　　　　　　　　 ＜　ミ三三彡彡へ r‐ｧニ三彡ハ
　　　　　　　　　　 〉ｰニ二三彡彡１　ｌ　ｷﾆ三二－ｦ
　　　　　　　　　　f⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒ﾊ
　　　　　　　　 f⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒Y⌒⌒　〉
　　　　　　　　　ゝ⌒X⌒ヽ～‐-＜⌒⌒ メ⌒Y　　／　ﾍ
　　　　　　　　 （　＼　＼　　　　　〉-‐rく　　　,.-く　　　ﾉ
　　　　　　　　　 `丶　＿　へ　 ハ　　　 ） ／　　／／

自身がもっとも清らかな存在であるのに、人はその清浄さに気づかず一生を終わる。

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　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ＼＼
　　　　　　　　　　/　/　, 　　　　　／　　　　 /　　　ヽ.　　ヽ　　ヽ ＼
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　 　 　 　 　 　 /　/　/　　　, 　　/　　／　/　 　 ′ ,' l|　　　 　 | |!
.　　　 　 　 　 /　, ー′　 ,　 　 /　／ 〃 ′　 , 　 /　lﾄ､　　　　| l|
.　　　　　　　 ,　/ ｰ-|　　/　　 /／　 〃　{　　/　 /二 |ハ　　　 }八
.　　 　 　 　 / /!　　 | 　,'　 　 '´ 　-‐{{　､_V /　,ｲ '⌒ﾒ、 }　 ﾉ /　　　　「自分」という最大の秘密に
.　 　 　 　 ノノl | ` ￢.　{　　 ,'／〃⌒ヽ 　 }/／　{{::::::ｊﾘ} ﾉイ／　　　　 アクセスするためには
　　　　　　　　从ヽ ｰﾍ.　　　{ 　 ｛{:::::::ｊ;|　ノﾍ{　　､ﾞ＝' ノﾍ ｛
　　　 　 　 　 {　 ヽ　　,ゝ- 　 、 ､ヽiｒｒﾂ　　　　　　〉　 　 }ﾉ＼　　　　　 外界を知る以上に、
　　　　　　　　　 　 ヽ {　{＼ヽ ＼ ￣　　　　　　 　 　 　 ,′　　　　　　　時間と労力と、ひらめきが必要なの。
　　　　　　　　　　 　 }}ヽヽ、ヽ、　 　 　 　 　 　 ｒァ　　 /
　　　　　　　　　　　 ﾉ八{｀{ﾄ､ __＞　　　　 　 　 　 　 ,　　　　　　　　　　 ―そして何より、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ乂} }　|　　 　 　.. __　　 ／　　　　　　　　　　　　 自分を見てくれる「仲間」がね。
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉﾘﾚ１‐-　 .._　　　厂
　　　　　　　　　　 , 　-‐……‐ ､|　 　 　 ｀ヽ._ﾊ
　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　＼　　　　　　 {　　　　 _＿
　　　　　　　　/　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　 　 　 |＞≦´　 　 ｀ヽ.
　　　 　 　 　 {　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ{二ﾆ=ｆｒ=ﾆ二}ヽ　 　　　＼

　　　　　　　　　　　　＿, - ――― ｰ--､
　　　　　　　　　　 ,　 ': : : : : : : : : : : : : : : : :＞ｰ- ､
　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ､
　　　　　　　／: : : : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ＼:.ヽ
　　　 　 　./: : : : ／::／: : / : : : : : : : i: : :i : : : : :.ヽ: :ヽ : :ヽ
　　　　 　/: : : : /: :/:: :::::/ : :::/:ｲ : : : i : : i:::ヽ: : : : ',: :::ヽ: :.ヽ
　　　 　./:./: : :/ :/::/ :::/: .::::/ .:i: : : : :i : : i::: i:ヽ:::: : :', :',::', :::::',
　　　　/:./:i.:.:./:./:./::::/:.:.／/:./:{.:.i : . i: . :.i:.:.|:.:.}ヽ! : :i: :i: :i.:.:i.:',
　　 ／イ:i:.i::.:.i:.:i.:.:.i:./:.:./:.:/::/..∧:i:.:.i/:..:.:.i:::.ﾊ.:.|　l:.:ﾄi:.:.i:.:.i.:.:ﾄ､}　　　　　ねえ、空海。
　／　　|:.i:.i:.:.i:.:.i::.:i.:.i_:-:.-∠/_　 |:ﾊ:.i:.:.:.;ｲ‐ﾅ H- ﾄ;|.}:.:.i.:.:ﾄ､:}　}
　　　　 {:.{ {:.:{:.:..i.:.:i.:..:/／／'　｀　l| }:i.:.:/ ,}:ﾉ　ﾘ 　}ﾉ |:..i:.:人/ ,ﾉ　　　 ―私は、君を、待っていたんだよ。
　　　 　 V 'Ｖi:.:.:.i.:.l:.ｲ _ン---､＼ !ﾉ:.:./　ナ-ォ-､/ .ﾉ.:.:/ }､ゝ
　　　　　　 /人:.:.',:ﾄ､!ｨ''""ﾞﾞﾞﾞ`　　/／　 /''""ﾞﾞﾞﾞﾒ'' /:.:./ /　　　　　　 　 君自身の知らない、君をね。
　　　　　　/　 ヽ､:.'､ ヽ 　 　 　 ／l　　　　　　　　 /ｲ/ノ
　　　　　　　　　｀ｰ､ゝ､　　　　 　/|　　　　　　　／ｲイ
　　　　　, - ――- ､ヽ. 　 　 　 　´`　　　　　　　/_ノ　　＿＿
　　　 ／ 　 　 　 　　ヽi＼　 　ｰ--_--‐ '　　　／　　 ／ 　 　 ＼
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　/　　　　　　　　　　　　　ヽ ｀　､ ___,.　イ　/　　　,へ.ヽ　　　　　　 ＼
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―われ先より、汝の来れるを知り、相待つこと久し。(空海『請来目録』)

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　　　　 i: .::.::.::.::.:/ .: .::.: :/ .ｲ:: :. : : : : : : :＞.､　 ＼-‐ヘ.
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　 　 　 !::!::.!::.::ハ::.|::.|: :.|::.::|::.:斗-‐´: : ::.::.::.. : : :ヽ::斗: :.l: :!
　　　　j::.|::.}::.::|::.:斗v:: :.!::.イ::.::.ﾄ､::.:ﾄ､: :ヽ:_::.::.:..／ﾄ :l:: : ﾄ:|　　・・・。
　　　ノ‐ |:/::.:／ イ｜:. |::.::ﾊ::.::.l　＼:､＼: ＼７'ァミl::.|:: :l }}
　　 　 　 l::l::.:ヽﾑ/　|::.::.::.::.::.ﾄ:斗---｀孑｀　ーｲｫ::小::./l/′　 ・・・虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、
　　 　 　 |::{::.::.::V７7!::.::.::l:: ´l ｀,≧zzミ　　　　 |ｭﾘ }:./::.|　　　　　 我が願いも尽きむ。
　　　　　 l:ハ:.}:.l/:.| |::.::.::.:ト､:.V/ﾄ-':...}　　　　　´　ｲ::.: :|
　　　　 　 |　｀j小:.| ﾄ::.::.:..:ヽ-ﾐ｀ Vﾕﾂ　　 　 ヽ　　ﾊ::j:ﾘ　　　　　　華厳経十地品の中の、言葉。
　　　　　　ヽ / |! ﾘ_ﾄﾍ:l::.:...:.ヽ｢ {　　　　　　 _, 　.ｲ::.ｲ/
　　　　　　　　 _ノ.. ..:..|:ト､::.::.:､＼｀ ｰ-､ 　 ´ '／:.|:/ﾌ:>､　　　 　　これは、
　　　　　 r‐＜::｀丶:..:ﾊﾄ､_＼::.:ヽ￣｀　 }┬‐.:: : :〃::/: : /､　　　　 皆を「救う」ための言葉じゃない、
　　　　 /´￣｀　ミヽ:＼ヽ:..:.｢ ＞:}-- ､ ﾉ｜:... : : l:::./: :./　 ヽ　　　 皆と共に「歩む」ための言葉。
　 　 　 !　　　　　 ＼＼:ヽ..:.Vーﾉ-- ､＼7:..: : : :|::/: :/ 　 　 !
.　　 　 |　 　 　 　 　 ヽ:ヽ:〉ム二ﾆ､‐- ７|:..:. : :/::l: ://　　　 |
　　　　 V　　　　 ー ､　V　 ／　 　 ｀ ‐{ﾉ:..:..:./::/ //　 　 　 |
　　　 　 |　　　　　 --- {　　　　　　　　 ヽ..:./::/ //／　　 　 |

　　―そうよ、真雅。アンタも、ひとりで苦しむことはないの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. . .――. . .
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 . . :´: : : : : : : : : : : : : :｀: : .
　　　　　　　　　　　　　　　. : ´: : : : :. :. :./: : :ｉ: :｀ヾ ＼: : : :.＼
　　　　　　　　　　　　 . : ´ ´ : : : : :./ : : ': : : :| : : : : : : ヽ: : : :）ヽ
　　 　 　 　 　 　 . : :´イ: : :. :./: : :./: :. :.| : : : |! : ＼: : : : :. ー: :.:ﾍ
　　　　 　 　 ￣　　／:/: : : :/: : :./:.: :.:.ｲ:i:.:.:.小:. :. :.ヽ: : : :. : : : : .:.
　　　　　　　　　　/ : ｲ / : /: : /:ｉ: : : /.|:|! : : |　､: : : : :. :. :.ｉ : : : : :i
　　　　　　 　 　 / / / ': : :': : :.ｉ/|＿/　|ﾊ: : :.| 　ヽ ＿ｉL: : |:. :.:ｉ: : :.
　　　　　　　　　'.:/　':.:|: : :|!:匕|「| :/　｀{　 ､:.ﾊ　´　＼{ヽ｀ |:. :.:|:.:.:ｉ:..
　 　 　 　 　 　 |/　 |: :|: : :|ｌ: : | ｘﾃ笊ミ　　 ヽ乂ィ笊伝ﾐy:ハ: :l: : ﾄ､:..
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　　　　　　　　　 　 　 八! ヾ : ｉハ　 　 　 　 _　　　　　 : : : ｲ ﾉ′
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　　　　　　　　　　　 　 　 ...イ:. :. :. :. :. :|´＿＿ ｀:/:.: :.: :.: :. :.＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ:ｉ::|:. :. :. :. :. :.|´. :. . :.｀/:.: :. :. :. :. :. :./ヽ
　　　　　　　　　　　　　 |　ヾ:.. : :. :. :. : :. : . : . :/:. :. :. :. :. :. ／／:.
　　　　　　　　　　　　　 |　　ヾヽ : :. :. :.ﾊ fﾃｧ/:.: :.: :. :. :.／／ 　 |

　　―あなたには、多くの仲間ができた。それに・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.

　　　　　　/: : : : : : : :/: : :ﾑ'　￣　　　　　　　　　　＼ｰ ､_
　　　　　 /: : : : : : : /: : :/　　　　, - ― ――― 一 - ､,　 ＼
　　　　「￣￣￣￣7: : : l　 , - : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾍ,_,＞'
　　　　ヽ　　　　／|: : : :|／: :,ｲ: lヽ: : : : : : :ヽ:ヽ; : : : : : :.ﾄ､＼',
　　　　 ハ＿／ 　.|: : : :l: : : / !:.l　 ＼: : : : : :ヾ; : : : : : : .l: ヽ ヽ
　　　　 l : : Z＿ 　.|: : : :l: : ﾑ斗:|-一"ヽ: : : : : ﾄ: :ﾄ: : : : :.l: : :L」
　　　　.l: : //: /7ヽ|: : : :|: :ﾉ __ヽ!_　　 　 ＼: : ﾉ云ﾐ､: : : :ﾄ; : i
　　　　l: ://: :,' {: : :l: : : :|: ﾑキ三ミ　　　　　　ｨ示行}: : : :|ヽ: l　　　　　―大乗の蓮(はちす)の上には、
　　　　l: ﾑ!: :.| l: : : }: : : kｲ::い::::ﾊﾞ 　　　　　　い:::7 ﾊ: : :.l　l: l　　　　　　あなたと一緒に歩む
　　　 ﾉ: : : : :.| l: : : i!: : : ﾍ弋::::ノﾉ　　　　　　　ゞノ　{: : : :.l　!:/
　　　/: : : : : :Ll: : : i!: : : : :ヽ｀　´　　　　　　　　::::::::ﾊ: : : :|　f'　　　　　　　「無限の命」があるのだから。
　　 /: ｲ: : : : : : : : :i!: : ﾄ; : : ヽ ::::::::::::　　　　'　　　ﾉ: 川: :l
　　.l: /l: : ﾊ: : : : : :.i!: : i!ヽ: : :丶　　　 ｰ 　 '　　 へ: :| ﾊ:.l
　　.l:.ハ: :l ﾍ: : : ｨ:∧: :ﾘ 　＼: : ゝ､　＿__ 　≦:.:| 　ｿ! 　ﾘ
　　.|:!　ヾ!　 ヽ:/ ﾘ/ Ⅵ　　　＞一´　　　　~　｀ヽ
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ＣＡＳＴ

伴善男　　　 　やる夫(ここではやる男)　　　 （2ch）

小野篁　　　 　やらない夫　　　　 　 　 　 　　 （2ch）

真雅　　　　　　長門有希　　　　　　　　　　　　（涼宮ハルヒの憂鬱）
実恵　　　　　　朝比奈みくる　　　　　　　　　　（涼宮ハルヒの憂鬱）
空海　　　　　　涼宮ハルヒ　　　　　　　　　　　（涼宮ハルヒの憂鬱）
　？　　　　　　 神人　　　　　　　　　　　　　　　（涼宮ハルヒの憂鬱）

藤原良房　　　伊藤誠　　　　　　　　　　　　　　(School Days)
藤原三守　　　球磨川禊　　　　　　　　　　　　 (めだかボックス)

良峯宗貞　　　初音ミク　　　　　　　　　　　　　(VOCALOID)
良峯安世　　　KAITO　　　　　　　　　　　　　　(VOCALOID)

恵果　　　　　　藤岡ハルヒ　　　　　　　　　　 （桜蘭高校ホスト部）

皆様、おつかれさまです。

実は「東寺の真雅」が後編で終わりきらなかったので、
このあとに「終編」というムリヤリなラストをくっつけます。

新展開の二章までは、いま少しお待ちください。

乙でした。

すごい演出で魅入ってしまったわ。
まさに暗闇から抜け出すという感じで凄かった。

乙でしたー。
大丈夫、「終編」つけた程度じゃ無理矢理ってほどでもないさ。
前中後編のあとに完結編１・２・３よりはだいぶマシ。

乙でした

人との出会いって大切ね

>>752
サンクスデス。

実は暗闇の処理に手間取って、二話分割になりました。
そういっていただけると、甲斐があったというものです。

>>753
カムサハムニダ。

ありゃ。偏ってましたか・・・。
偏って照らしちゃいけませんよね・・・。　※修正済み

>>754
ダンケです。

実話でせうか・・・。巷ではよくある話なんですね。

しかし三ヶ月やって、作中時間の一日が終わってないというのは、
歴史スレでも、珍しいかも・・・。

>>755
ありがとうございました。

人との出会い、ほんとに大切ですよね。
近頃リアルでも、とみに実感している次第でありんす。