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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┃ 　秦王室の系譜　二十二話時点 　 ┃
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　　　　　　　　　　　　 　　　　×昭襄王/昭王---------×唐氏（劇中不出）
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ミク太后（華陽夫人、できる夫義母））-----×安国君（考文王/柱）-----夏太后（できる夫の実母）
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　　 　　　鷹姫---------できる夫（異人/子楚）現王------------キル子（趙姫）------------やる夫（呂不韋）
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　　　　　　圭一（成キョウ）　　　　　　　　　　　　　　　 キル夫 （政）　　　　→？　　　　　キル夫（政）？
　

　　×＝死亡

『４スレ目までのあらすじ』

時は中国地域の戦国時代末期。秦、楚、斉、趙、魏、韓、燕の７つの国が覇権を争っていた
そんな時、大商人の息子やる夫は秦から人質として趙に出されている
秦の公子のできる夫を見つける。できる夫の母の夏姫は身分が低く後ろ盾もなく
できる夫は趙の首都邯鄲で捨て駒のように扱われていた。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　　 ,／´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　燕　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : ' ' : .:　　　　　　　/´｀‐´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　中　:　　　　　　　 (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　: ' ' . . . . . : ' ' ＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　山 :　　　:　　　　　　　 ｀|　　　　 ､‐-､
　　　　　　 :　　　　　　　. .　　　　.　　　' ' ' ' ' '　　. :　　　　 斉　　 ヽ＿､ノ´　　 ｀～´｀ゝ
　　　　　　　:　　　　　 :　　' : : : : ' :　　趙　　　　:　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ノ｀´
　　　　　　　 :　　　. : '　　 . :　　 :　 :　　　 . : 　:　　　　　　　　　　　　　　　　 /´
　　　　　　　　' ' . . :　　: '　　　　 :　　: : ' '　 ' :　　　　　　　　　　　　　　　/｀‐´
　　　　　　　　　　　:　　 :　　　　:　　　　　　　　:　　　　: ' ' : . .　. . : ' : ' ' /
　　　　　　　　　: ' '　　　 : .　　. . :　　　　　　　 . ' : . . .　' 魯　.' :　 :　　/´
　　秦　　　　　:　　　魏. . :　　 : . . . ' ' :　　 . :　　　　　: . . ' ': '　. : '　 （
　　　　　　　　: .　 : ' ' '. : '　　　　　　 ' :　　 ' ' : . . 　宋 　: . . :　:　　　 ｀＼
' ' ' . . . . . . . . .　' : .: : '　　　　韓　　: '　　 : ' ' ' ' ' :　　　　　: ' '　' ' :　　　　~|
　　　 :　　　　 ' ' ' . . 　' ' ' :　' ' ' ' ' : . . : ' '　　　　　' ' : . . :　　　　 :　　　　　|
　　　:　　　　　　　　 ' : . .　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　｀ヽ
　　 :　　　　　　　　　　　 ' '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　' :　　　　　|､
　　　' ' :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　 ＼
　　　　　' ' ' ' .　　　　　　楚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　　　　＼

やる夫は商人としてこのできる夫を大きな価値があると思い、いずれ秦王にする計画を立てる。
秦の次期王である安国君の寵姫で子供の居ないミク夫人に取り入り
養子ということでできる夫を後継者に指名させることに成功する。



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　　　　　／ 　 　 　 ＼
　 　　／　　_,ﾉ　 　ー ＼
　　／ 　　（●） 　（●）　ヽ
　　|　　u.　　　　'　　　　　 |
　　＼ 　 　 　 - ―　 　 ／　　
　　 ／　　　　 　 　 　 　＼　　　←できる夫　秦の次期王の子　王位継承権からも遠く趙に人質に出されている



　　　　　　　　　　　　 　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　ヽ
　　　　　　＿＿＿_　　　〈⊃　　}
　　　　 ／⌒　　⌒＼　　 |　　 |
　　　／（ ●） 　（●）＼　 !　　 !　　　コイツを王にすることで見返りに
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼|　　 l
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 | 　／　　　　立身出世するお
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／／
　　/　＿＿　 　　　　　　/　　
　　(＿＿＿）　　　　　　/　　　←やる夫　大商人の子　遊び人

前祝いということでやる夫はできる夫を酒席に招くが
その席でできる夫はやる夫の愛人であるキル子を気に入ってしまう。
やる夫は迷いながらもキル子をできる夫に引き渡すが
キル子は既に妊娠しているという真偽が定かで無い言葉をやる夫に残した。
その子供こそ、運命の子「後の始皇帝」キル夫であった。




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　　　　　　 (____ｿ |　　　　 　 　 |　　 .|＿_|＿＿_,|　　　←キル子
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　　　　　　　　　　|　　 /　.|.　　.|
　　　　　　　　　（＿＿ﾉ　（＿＿）　　←キル夫　後の始皇帝

その頃、元々交戦中であった秦と趙の国力の均衡を崩す大事件が起きた。
秦の軍神的な将軍である白起は膠着状態であった趙の防衛線の長平をついに打ち破り
その結果趙軍は４０万からの将兵を失ってしまうという決定的敗北を喫してしまう。
このため趙の人質であったできる夫は身に危険が迫り、キル夫とキル子を置いて
やる夫と共に逃げるように趙の首都の邯鄲を脱出した。




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　　　　　　　　　　と　　　つ:,,,,,,:: :: :: :: ノ ; : ノつと(｡Д ｡と__,_::::::>　　 ``､、; ∧...,,,
　　　　　　　　　:: :: ::)　　)　:∀ﾟ）ﾉ と、;'"ノ∴.・ ∴:: :: :: :: :: (＿ﾉ::（;;;;;;;;;;;;;;）:(*ﾟ０(;;ｌ
　　　　　　　　　: : : しーつ::;;@* :: ::∴. し'　~(;;(;;ﾞpﾞ)(;;(;;ﾞ;;0ﾞ)::: : : :｜::｜;;;| :: u　　っ
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その後、邯鄲に残された母子は様々な人物の助けを受けながらも
事があるたびにそれらの人物を失い、徐々に悲惨な生活を送ることになる。
一方、やる夫は秦においてミク夫人の後ろ盾で立身出世をはたした。
そして年をとった昭襄王と安国君が相次いで卒した（死んだ）ため
ついにできる夫も新王として即位した。





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　　　　　　　　 r〃〃〃 f７⌒ろ）
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　　　　　　　　イ二二二二∞∞∞∞ 二二イ∵
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キル夫・キル子の母子がやる夫に発見され秦の咸陽に迎えられるところからこの５スレ目は始まる。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　レイ.: : :|:::::::::::|　　　　 〈　　 ＼:::::::::::::::::::::::|　　　 ＼ 　　 　 `ー'´ 　　　／
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　　　|＿/: :＿:L - '"ト ､　＿＿＿|　lﾄ、 〔＿_o＿＿＿_o_≦ﾄ､　　　　　i!:::;::::::::::::::.:{:.:.:.:.:! ヽ:.ﾄ:.:.:.:.:i:!　　 _
　　　 ￣￣　　 　 　 |　　　　　 　 　 l|ﾊ ／　─　 　　─　　　＼　　　　|:::j!::::::::::::{!:i!:.:ﾊ:|／｀}.}!.:.:.:.}!　　{ .{
　　　　 　 　 　 　 　 〉､＿　　　　　 _｣　| 　（●） （●）　　　　　 |　　　　{:::!{:::::::::::::E}ﾐ{! ﾘ./´｀ j._:.:.:ﾘ /´￣ヽ
　　　　　　　/⌒ヽ._/　 　 厂丁｢￣　| l|　 　（__人__）　 　　　　 |　　　　 i!:ハ::::::::::::{!ﾋ}　　　__ ´ 〉::!　Y´　　.i!
　　　 　 　 /l　　 /::｀丶､/､リﾘ | 　＿_　_＼ rテ ノ´　〃　　 ／　ｰ- ､　 ヽ ヽ:ﾄ､:トゝ　 {.／ .!　 !:!j!　{'￣｀　 }
　　 　 　 ノ l⌒ 〈:::::::::::::::｀ .　　　 　 　 ,ｨ(⊆≧ﾘ≦⊇)〃　　 /　　 　 rｸ＼　 ヽ ｀ヽヽ、ヽ._ ﾉ　 Yrｩ （￣｀　/
　　 　 　 ￣`ｰ- ､ヽ:::::::::::: .　　　 　 ／ 　 |￣r少}¨￣〃　　 /　　　　/′　ヽ　　　　　i＞- '　／　ヽ,.ﾍ　　ト､

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　　　　　　　　　　　　　 // /　　/ .// / 　//　　　やる夫は始皇帝の父と呼ばれるようです　　　//　 //
　　　　　 　 　 　 　 　 // /　　/ .// / 　//　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 //　 //
　　　　　　　　　　　　// /　　/ .// / 　//　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //　 //
　　　　　 　 　 　 　 // /　　/ .// /　 //　　　　　　　　 　 　 第二十二話　　　　　　　 　 　 　 //　 //
.　　　　 　 　 　 　 // /　　/ .// / 　// 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//　 //
　　　　　　　　 　 //_/＿_/_.// / 　//　　　　　　　　　　 　できる夫の戦い　　　　　　　　　 //　 //
　　　　　　　　　〃ｨ7三ミヾ//./ 　//　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 //　 //
　　　　　　　　　{l「（{{句j刈}｝./ 　//　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //
　　　　　　　　　ヾ弋沁少ｨjﾘ＿,ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'___//
　　　　　　　　　　ヾ＝一"'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ'ｰ'′






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　.∧ 　 　 　 　 　 　　　へ　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　l　　　　　　　 　 　 〝ミミ≧､ 　 　 　 　 　 　 　 ∧―-　、
　l　　　　　　　　　　 　 　 ﾞ ﾐ≧､　　　　　　 　 　 　 ｌ､::::::::::｀ヽ、
　l　　　　 　 　 　 　 ‐ァ≡≠≧ﾐr　　　　　　　　　　ｒ: ｀.::、:::::::::ヽ
　弋　　　　　　　oﾟ 　 '¨￣￣　　｀ 　 　 　 　 　 　 / ::::::::::::::ﾍ:::::::::ヽ
　..∧　　　　　Ｕ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 yｒｘ_＿::::::::::::ﾏ::::::::＼
　　 ,ゝ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　 　 　 .l.::::＼::｀寸::::::::::＼::::::＼
　／　　ヽ　　　　　　　　　 .i　　　　　　 八　　　 .,',::::::::ヽ::::::寸::::::::::::＼::::::＼
　　　　　　ヽ　　　　　　　　 ゝ、_ _ _ _.ノ　,ゝ- - ' .} ヽ.::::::::,::::::寸::::::::::::,ヽ.::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　 .,_ _ _ 　 _ _ _イ〃::::,'!::::::ハ. ﾊ::::::::.::::::㌧:::::小]]::ヽ::::::::＼
　　　　　　　 　 　 _ _　　./::::::￣ ￣::::{::::::|::::::::' |! ,,=ﾆミ 、::. }::::::i::::｀大{ト､:::::＼:::、ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 .へ_l::,/::::::/::|::::| ,ｨ永　././　 i●ﾟ　 ゛ ./l::::::l::::::7::ハ:}:ﾍ.::::＼::::::::.、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ヽ、' iﾄ､::{●ﾟ| 　 / 　 ー- ﾑｲ ,'::::/::::/::ムｿ:}:ノ::::::::::::ヽ、:::::'
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､/ﾍ ""　　　　 　 　 　 / ,::',::::::￣}¨::::::＼::::::::::::::＼::::::.:、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ.こ_,.　' 　 　 ////／イ,〃::,　　ト､＿＿_､::::::＼ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ﾄ､ 　 o　　　　 .／ /::./.　 /　/.　　 ｀ヽ､::::::＼
　＼　　 　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ＞　 ._＿_ イ 　 !::/.　 /　/　　　　 　 ｀ヽ.::::::＼　｀
　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼/〃xく,ﾍ! 　 {/ 　./　/　　　　　　　 　 ＼

　　　　　　　　　　； ＿＿＿_；
　　　　　　　　　；／　　　 　 ＼；
　　　　　　　 ；／　　 ／　　 ＼＼；
　　　　　　；／ 　 oﾟ(（○）　(（○）ﾟo　　　　お前も大きくなって
　　　　　　；l　 　 　 　 （__人__）　　 |；
　　　　　　；＼　　　　　｀ ⌒´ 　 ／；
　　　　　　；／　　　　 　 　 　 　 ヽ；


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　　　　　　　／　　　 　 ＼
　　　　　 ／●　　　● 　 ＼
　　　　　 |⊃rｪｪｪｪｪ┐⊂⊃ |
.　　　　　 /⌒|ｪｪｪｪｪ_ｌ　　 ィ’
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　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　 ／　 _ノ　　　ヽ、＼
　　　　／　 　（○）　　（Ｏ)　 ＼　　　　さあ、よく顔を見せてくれお
　　　　| 　 　 　 ||　 （__人__）　 ..|
　　　　＼　 　　ﾉi　 　!　　|.　 ／
　　　　　/　 　 し' 　 ｀⌒´　.ﾉ
　　　　　|　　　　　　　.／ .／


　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　 ／　　　 　 ＼
　　　　／ u　ー　 　ー ＼　　　　　あ、あなたがお父さんなの？
　　 　 |　⊂⊃ｒｪｪｪｪｪy⊂|
　　　　ヽ　 　 ゝｪｪｪｪi⌒ヽ
　　　　/　　　　　　　λ　 ）

　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿
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　　　　　　　　 ﾊ::::＞､.___ ´ ｀　 ＿ ィ::::::j:::::::!
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　　　　　　　/::′ V::! ,У　,j|!　ヽ/::/　/ 　 i::!　　　　　　　　　　　　　　／　　 }
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　 // !:i:::::::::::ii:ト!:::::::::::;ﾊ::＿LLV::::::::jヽ::::::::ﾊ　　　　　　この方はキル夫のお父様が仲父と呼んでいるかたです
　 /　LL:::::::〈/:::|::_./l l l l´,´●｡j:::::::/ /::::::::::ヽ
　　 　 　 |:::::ﾊ/｡●;　　　　` "´ﾟo::/ノ::::::::::::::::ヽ　　　　　私の義父の息子にあたる方ですからキル夫にとっても叔父のようなものです
　　 　 　 |:::::::ﾊ ｀"　､　 　 　 /::::::/|:::::::::::::::::::::::::＼
　　 　 　 |:::::::::ﾊ　　 　 　 　 /:::::/　,ｲ!::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　キル夫も仲父と尊称しなさい
　　 　 　 '::::∧::::ヽ..._　‐ -　,:::::/／　 ﾞ､._::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 　 ,'::::,　ヽ::::::::::::＞‐イ::::/'　　　 ,.イﾄ‐‐-::､::::::::::::::ﾊ
　 　 　 /:::/　　 ＼:_,.ｨ'　|/::::/　　　／　　　／ ｀ヽ::::::::::::ﾊ
　　 　 /:::/　 　 ／´ i　 /:::/　　　,ｲ　　 　./　/ 　 ';:::::::::::::ﾊ
.　　　/:::/　 　 ﾊ　　 ! /:::::/　　,/ 　 　 　 /　,'　　　',:::::::::::ﾊ



　　　　　　＿＿＿_
　 　 　 ／_ノ　ヽ､_ ＼
　　　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　　　おお！それは良い考えだお
　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::::＼
　 | 　 　 　 |r┬-|　　　　　|　　　やる夫はお前の伯父さんだお
　 ＼　　 　 ｀ー'´　　 　 ／

　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　 　 ／ 　 　 　 ＼
　　　　 ／ 　 　 　 　 　 ＼
　　　　 | 　 ●　　　●　u. |　　　　　（あれが伯父と母の再開なんだろうか？）
.　 　 　 ＼⊃rｪｪｪｪy⊂⊃’
.　　　　　／　　　　　　　＼
　 　 　 /　 |　　　　　　 |　 ＼
　　 　 (ｭ　)|　　　　　　 |＼ ｿ .)
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　　　　　　／　 _ノ　 ヽ､_　 ＼
　　　　 ／　 oﾟ⌒　　　⌒ﾟo　 ＼　　　とりあえず、やる夫は先に来たけど後から馬車が来る手筈になってるお
　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　　　 |
　　　　 ＼　　 　 ｀ ⌒´　　 　 ／　　　　もう絶対にお前達を苦労させないお
　　　　　　>　　　 /　）ヽ　　 <
　　　 　 (　 ＼ ／ __ﾊ　） ／　 )　　　　　　
　　　　　 ＼　 ﾞ　 ／ヽ　ﾞ　　／
　　 　 　 　 ＼_／　　 ＼_／

　　　　　　　　　　　　　　,_　 ＿＿＿_　 _
　　　　　　__＿＿＿___　 || /　　　　　'i, ||　__＿＿＿____
　　　　　 /　　　　　　'i,::::||/__＿＿＿__,i|| /　　　　　　　ヽ
　　　　　/_＿＿＿＿/､._|| .〔〕〔〕i|i〔〕〔〕||7ヽ__＿＿＿＿__'i.
　　　　　|{} {} {} {} {}:::||;;;;;;l──────li ; ;||{} {} {} {} {} {}|
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　　　　　||;;;/■ヽ ;;||　　　　　　 　|　||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　　　　　||∩・∀・).||　　　.从从w!|　||==========||
　　　　　||;;;;;;;;;;;;;; ;;;||　　　,ﾊｖＶｖwﾘ..||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
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　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
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　 |　 　 ﾉi　　! 　 | }
.　 |　　 し'　｀ ⌒´ﾉ
.　 ヽ　　　　　 　 }
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　/　　　 く
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　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)



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　　　　　　　　　　　/:::.:::.:::.:::.:::.:::.::/:::.:::.:::.::ヽ:::.:::.:::.:::. ｉ:::.:::.:::.i:.:::i
　　　　 　 　 　 　 /:::.:::.:::.::i:::.:::.:::...:::.:::.:::.:::.:::...:::.:::.:::.:::.|:::.:::.:::.|:.::.|
　　　　 　 　 　 　 |:.:.:::.:::.:::ｌ:::.:i:.:::ｉ:::.:::.:::.:::.:::.::ｉ:::.:::ｉ:::.:::.|:::.:::.:::.l:.:: |
　　　　 　 　 　 　 |::.:::.:::.:::.|:::.:i:.:::|:::.:::.:::.:::.:::.::|:::.:::ｉ:::.:i:.|:::.:::.:::.|:.:: |
　　　　 　 　 　 　 |:::.i::.:i.:::.|:::.:i.:::.|:::.:::.:::.:::.:::.::|:::.:::i:::.ﾉ |:::.:::.:::.|::.::.|
　　　　 　 　 　 　 |:::.i::.:ｉ.::ﾉ　　　　　　　　 　 　 　 　 |:::.:::.:::.l::.:: |
　　　　　　　　　　 ￣「:ハと)≠ミx 　 　 　 斗气气て)::.:::.:::.|:.::: |
　　　　　　　　　　 　 |:.::l::}C///　　　　　　　 ////っ|:::.:::.:::.|::.:.:.|
　　　　　　　 　 　 　 |::.:l::|　　　　　　　　　　 　 　 　 |:::.:::.:::.l:::.:: |
　　　　 　 　 　 　 　 |:.::ｌ人　　　　┌ｪｪｪｪｪ┐　 　 ,人:::.:::.::|:::.:: |
　 　 　 　 　 　 　 　 |::.:l:.:::|＞:...._　ヽェｪｪェ/_ ....:＜:|:::.:::.:::. |:::.:.:.|
　　　　　 　 　 　 　 .|:::.ｌ:.:::l:.:::.::.;:ィ､ |　 ￣　 | ;へ、.:|:::.:::.:: /:::.:.::.|
　　　　　　　　　　　 |::.:l:.::::!::;ｨ"　ﾞ. ﾄ.　　　 ／／　ヽ|:::.::: /::.:::.:.::.|
　　　　　　　　 　 　 |::.:l:.::::|´　 　,/'´⌒ヽく／　　　/|:::.::/::.:::.:::..:.:|
　　　　　 　 　 　 　 |::.:ｌ:::.::|　　 /　　　　　ﾍ　　　/　|::./',:::.:.::.::..:.:|
　　　　　 　 　 　 　 |:.∧::.:|　 ,/　　　 　 　 '，　,/'　 |/　 ',:::.:::.:.:.:.|
　　 　 　 　 　 　 　 |:/ﾉ人|　/　　　 　 　 　 ',/　 　 |　 　 ',:::::.::.:::|

　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／　─　 　 ─　＼
　　　　／ 　 （●） 　（●）　 ＼ 　　　キル夫はもう寝たかお？
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |
　　　　 ＼　 　　｀ ⌒´ 　　 ,／
　　 　 /⌒ヽ　 　ー‐ 　 　ｨヽ
　 　　/ 　　　 　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　　/　 　 ／　r─--⊃、 　|
　　　|　ヽ,.ｲ　　 ｀二ﾆﾆうヽ.　|



　　　　　　　　　　　　　　,...-‐─-‐:..､
　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::`:､
　　　　　　　　　　　/::::::::,::::,':::::::::::､:::::､:::::ヽ
　　　　　　　　　　/::::::::::|:::::|:::::::::::::|!:::::!:::::::::!
　　　　　　　　　　|:|::::::::|:::::||:::::::::::::||:::::|:::::::::|!
　　　　　 　 　 　 |:|::::::::|::::｣|_::::_::::::｣l_::｣!:::::::::|!
　　　　　　　　　 |::|_::::::|i!ﾟ●,!　　 iﾟ●;j|_::_:::｣|
　　　　　　　　　 |::|::::::T ｀¨　　　　 ¨´ .|::::::|::|　　　　はい
　　　　　　　　　,'::::|::::::|:､ 　 ＿ﾞ＿ 　 /|:::::::|::|
　　　　　　　　　!::::|:::::::|::ヽ.　゛ｰ‐"　ｲ::::|:::::::|:::!
　　　　 　 　 　 !:::::|::::::i／ヾ､` ｰ ´ ﾉ/ヽ::::::::|:::!
　　　　　　　　 !::::::|:::::::|　　ヽヽ .／/ 　 !::::::::|:::|
　　　　　　　　|::／ !::::::|､　　ヽΧ/　　　!::::::::|　ヽ.
　　　　　　　 // !　|:::::::|ヽ.　　 У　 　/.|:::::::::!　|!　.

　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　　　 　　 　 ｜　 　.（ ⌒）（⌒）
.　　　 　　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）　　　　少し無口だが賢そうに育った
　　　　　　　 　　 　 |　　　　　　　　ﾉ
　　　　　 　 　 　 　 .|　　　　　 　　|　　　　　　キル子殿、礼をいいますぞ
　　　 　 　 　　 　　 人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　　　,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　　　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
　 ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　　| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
　　'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
　　 ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ



　　　　　 ,. 　-‐――-　 ､
　　 　 ／::::;:::´:::::::::::::::::::::::::＼
　 　 /:::::::/:::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　 ′..:/ .::::::::/|:::::::::::ﾄ、::ｉ::|::|::::',
　　|::::::::l::::l:::::/:::|:|:::::::::|::|:::|::|::|:::::|　　　　そんな…教育らしい教育なんて全くさせられなくて…
　　|::::::::l::::l::/ﾆ'l」:::::::::|_|ﾆl::::|/:::|′　　　
　　l:::/＾l::::|'≡≡￣￣≡≡.| l:::|　　　　　　　少し前までは言葉さえほとんど話さなかったんですよ
　　|::ゝ､!:::|　u.　 　 　 　 　 { ﾊ_|　　　　
　　|::::::::|:::ト　　＿ _‐ __ ,..ｲ::|　　　　　　　　　　最近話したと思ったら凄い「どもり」で
　　|::ｉ::|::!::|:::::/ヽ､ ﾔ､:::::/:/:::i

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　 ／　　 ⌒　　 ⌒＼　　　　　凄いどもり…多少気になったけど
　　　　　　　 　 ／　　　（ ●）　（ ●）ヽ　　　　
　 　 　 　 　 　 l　 　 　 ⌒（__人__）⌒　|　　　　　凄いってほどは感じなかったお？
　　　　　　　 　 ＼　　　　　｀ ⌒´ 　 ／
　　　　　　　 　 ／　　　　 　 　 　 　 ヽ



　　　　　　　.....-─:::::-..､
　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　/:::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 ,:::::::::::::i:::i:i::::::::::::::i:L::::::::ﾊ
　　　 i:::::::i:::::i:;ｨｿ:::::::::::::込､:;ﾉ:ﾊ
　　　 |:::::::i:::::!､;jｨ彳'"´'{ﾟ●;::::!`
　　　 |:::::::ﾊ::ﾍ`ﾟ●〉　､　""}:::!　　　　それが変なんです
　　　 V:::::ヽVﾍ""　　　 　/::::i
　　　　|::::::::::Vﾍ:ｪ　＿´／ l::::l　　　　　ここ二、三日で急に普通に話せるようになって
　　　　|::::::::::::,Vﾍ｀ヽ､ ﾄ.ヽ.ｊ:::::|
　　　　|:::::／ .｀Vﾍ　 ヽ.|　||:::::l
　　　　|::/ヽ 　　Vﾞ:.､ 　ﾞ!　|ヽ:j'

　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼　　　　 物心がついてからは命がかかっていたお
　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼　　　　
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　　 ずっと緊張していたのかもしれない
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／　　　　
　　　　　　　 　 ／　　　 　ー‐　　　　＼




　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　　　 　　 　 ｜　 　.（ ー）（ー）
.　　　 　　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）　　　　　確かにな
　　　　　　　 　　 　 |　　　　　　　　ﾉ
　　　　　 　 　 　 　 .|　　　　　 　　|　　　　　　　体の発育も少し遅いか
　　　 　 　 　　 　　 人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　　　,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ　　　　　　　　　なに、これからは肉を食って大きく成長すればいいさ
　　　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
.　｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　 '| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
　　'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ

　　　　　　　　　　　　 　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　ヽ
　　　　　　＿＿＿_　　　〈⊃　　}
　　　　 ／⌒　　⌒＼　　 |　　 |
　　　／（ ●） 　（●）＼　 !　　 !　　　　宮中に行ってできる夫新王とあったらそこに住まないといけなくなるお
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼|　　 l
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 | 　／　　　　　その前に太牢でもてなすお
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／／
　　/　＿＿　 　　　　　　/
　　(＿＿＿）　　　　　　/



　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 -―‐ -
　　　　　 　 　 　 　 　 　 . ´: : :.:.:.:.:. :. : : : . . ｀　 ､
　　　　　　　　　　 ／　. . : : :.:.:.:.:.:＼:.:. :. : : : . . 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 /　. . :.:.:.:.ｉ. . : :.:ｉ. ∧:. :. : : : . . . 　 ﾍ
　　　　　　　　　/　. . : :.:.:.:ｌ!: :.:.:.:.|: |　ﾐ:. ヽ:. : : : . . . .ﾊ
　 　 　 　 　 　 ′ . . . : : :.|ｌ. : : : l! |　 ヽ ＿:ハ:. :. ノｲ :.
　　　　　　　　 ｉ . . .:.:.:.ｉ: :.:.l !. : :.:.|l |｀￣ ヽ |'. :|:.:. :. : . . :.
　　　 　 　 　 //: ｉ : :斗七爪: : :.ハ! 　 ＿}ﾊ:.:.|:._:. :.:. : .ハ　　　　ではボクが手配しよう
　　　　　 　 ノｲ:.i | ｉ : :|: :ハ ﾍ:./　ﾉ〃￣￣从r　ヽ:.:. : ｉ ∧
　　　　　　　　ﾊ N∧:ヾﾑィ⌒ }'　　 　 　 　 ハ!　) } .:ｉ: |/ト＼　　　　宮中に入るまではこの屋敷で過ごしたほうがいいよ
　　　　 　 　 　 |小 ﾊ小　　　 　 　 　 　 　 |: :jﾆ　':ｉ :| ﾊ !　 ｀ヽ
　　　　　　　 　 　 ハﾍ:ﾊ　　　　　　 ,　　　/ ｲ7:.ｉ:.∧ﾊ{ }'
　　　　 　 　 　 　 i: ∧ ｉ ヽ ィヽ ｀　　　 .イ . :|:ｌ:ｲ/　}
　　　　 　 　 　 　 |/　从: / ‐ｧ〉､ ‐ ＜　 ! ｉ:.:|/ﾉ'
　　　　 　 　 　 　 {　　 ／￢_/ ム┬‐'　ﾉｲ:.:ﾊ: : :⌒ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 {入}_ﾉ　ｲ : く＿＿_ﾊ/: : : : : : : }
　　　　　　　　　　 　 「ー―　 7:ｲﾐ〃ﾐ〃ﾐﾉ /: : : : : :/


※太牢　凄いごちそう　牛・羊・豚が入ってるコース料理かと思われる

　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　 　 　 ＼
　　　　　　　 ／　　 ─　　 ― ヽ　　　　　あ、紫花さん　　確かにやる夫の屋敷は食客の男だらけで汚いけど
　　　　　　／ 　 　（ ●） 　（ ●）'
　　　　　　|　 　 　 　 （__人__） 　　|　　　　　衛兵で守られているしここより安全じゃないかお？
　　　　　　＼　 　　 　 ｀ ⌒´ 　,／
　　　　　　／　　　　　　ー‐　　 ヽ




　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　 　 　 _,ノ　ヽ､,_　　＼　　　やる夫　紫花は偽名でこの方は軍略家の尉繚（ウツリョウ）先生だ　
　　　　　　　　　　　　　 （●）（● ） 　.u |
　　　　　　　　　　　　　 （__人___）　　 　 |　　　　それとこの屋敷は密偵対策がほどこしてある　尉繚先生に従うべきだろ
　　　　　　　　　　　　　　'､｀⌒ ´　　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 |　　　　 　 　 　 　 　 　 _
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　、 　 　　ｲ　　　　　 　 　 　 　 　 / /７
　　　　　　　　　　　　　　　ｨヽ-ー　≦ノ7　　　 　 　 　 　 　 ,ｨｊ / /
　　　　　　　　_, ､ -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ﾄ、　　　 　 　 　 　 |.!l l ！ /ﾆ!
　　　　　　　/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... -、　　　　　 　l　　　Ｖ　/
　　　　　　丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::{　　　　　　 l 　　　 ./
　　　　 　r :::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀,:::i　　　　　 .∧、_　,ﾉ
　　　　　/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:i　　　 　 /:::::::::...ﾞ7
　　　　/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V　　 　 /::::::::::::::/

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　 _,ノ　ヽ､,_.＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼ 　　　　あ、そうなのかお
|　 　　 　 （__人__）　 　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　　　　　敵を欺くときは味方からとは言え…全くやらない夫は…
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 |　　　　　　　　　尉繚（ウツリョウ）先生ね
　　＼ ／＿＿＿ ／



　　　 ／￣￣￣＼
　　／　U　　　　　 ＼
　/　　　 ─　　　─　ヽ　　　え？軍略家の尉繚先生？
　|　　　 （●） 　（●）　|
　＼　　∩（__人/777／　　　　魏の恵王に仕えた尉繚？
　／　　（丶＿//// ＼

　　　　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾍ
　　　　　　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　　　　　　　　/:.:.:.:.:.: :ﾄ､ｌ: : :ﾄ､:.:.ｌ:.:.:.: : :/　 ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ｌ
　　　　　　 　 ｌ:.:.: ｌ:.:.: :|,│ : |　ノ:.:.:. : :/ヽ 　 :.:.:. :､:.:.:.:.:.:.:.:.:. :|
　　　　　　 　 |:.:. :|:.:. :ﾍ.:l:斗匕 ﾍ:. : :/　　｀ーⅥ:.:. : :|:.:.:.:.: : :|
　　　　　　 　 ｌ:.:. :ｌ:.:.:.:ハ!　　　　ﾊ:.:/ 　 　 　 　 ',:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 :.:.:.ヽ:.|ヽ ｌ　ィ＝ミ　}　 　 ィ＝ミ　 〉:.〃:.:.:.:.:. :|
　　　　　　　　 ｉ:.:.:.:.:ヾ:r: l　　 　 　 　 　 　 　 　 /:/ｲ:.:.:.:.: : :ｌ|　　　　そう　その尉繚なんだ
　　　　　　　　 |:.:.:.:.:.:.:.ゝﾍ　　　 　 , 　 　 　 　 /}:' /!:.:.:.:.:.:.:从
　　　　　　 　 /.:ｨ :|:.:.:ｌ:.:.|:.ヽ.　　 ､　　　,　　　/:. :/: |:.:.: :|!:.:ﾄ ﾍ　　　　よろしくね
　 　 　 　 　 /'　ﾊﾊ:.ｌ:|!: ｌ:.:.:.:.:..､　　 　 　 　 ｲ:. :/:. :从/:ﾊ:.:ｌ　｀＼
　　　　　　　　　　　}ﾍ|乂:.: . 　 ´＞　　＜　｀|:.:ハ:/　/ｲ .}/
　　　　　　　 　 　 　 　 ..:.:´〉　　　　 　 　 　 |/　〈｀:.:.:.:.... '
　　　　 　 　 　 　 ...:.:.´:.:. :〈　　－ ､　　, －　　　 〉:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヽ　　　　　　　　　　 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ
　　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〈 　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ



　　　　　　　　　　　 ¨¨¨¨¨ 　 、
　　　　 　 　 ／　 ｉ ｌ! |　　　 　 ＼
　　 　 　 　 ′u | | |ｌ !　　　 　 u. ヽ
　　　　　 / 　 　 ! 　 （___人___）　　 }　　　そんな馬鹿な
　　 　 　 i　u　　　　　 !ililililil|　　　/
　　　　　 !　　　　　 　 {ililililiﾉ　 ／　　　　　生きていたとしてもよぼよぼの死にかけたじーさんのはず
　 　 　 　 ゝ　　　　　　　 　 イ..ノ}
　　　　　　　　 7　..ノ}　 　 　 !　ノ　　　　　　そんなこと言ったら十神先生に怒鳴られるお
　　　　　　 　 /　　.ノ　　　　 |´
　 　 　 　 　 /　　　　　 　 　 |

　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　 ／　　 _,.ノ　 ヽ､_
　　　　　　　　　 　 ｜　 　 ( ●) (●）　　　　この方は尉繚だ
　　　　　　　　　　　｜ U　　（___人__）
　　　　　　　　　　　 .|　　　　 ｀ ⌒´ﾉ__　　　　　まあそういうことにしておいてくれ
　　　　　　　　　　　　|　　　　 _／ ￣＼ヽ
　 　 　 　　 　　 　　 人､ 　　'､／ ￣ ヽ　'､
　 　 　　 　 　　 _,／(:::::ヽ､　 __'-r´￣ヽ　 v
　　　_, ､ -― ''"::::::::::＼　:::::::::::::::j_γ　　　 |
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ　　　 r、
　丿;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニﾆ彡〉,
. i ;;;;;;;;;;;;;;;;::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i




　　　　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾍ
　　　　　　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　　　　　　　　/:.:.:.:.:.: :ﾄ､ｌ: : :ﾄ､:.:.ｌ:.:.:.: : :/　 ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ｌ
　　　　　　 　 ｌ:.:.: ｌ:.:.: :|:十 ‐ﾄ､∨:.:.:.:.:./ , - ――‐:.:.:.:.:.:.:.:.:. :|
　　　　　　 　 |:.:. :|:.:. :ﾍ.:|　ヾ　 ﾍ:. : :/　　　　Ⅵ:.:.:.: :|:.:.:.:.: : :|　　　そうだよ
　　　　　　 　 ｌ:.:. :ｌ:.:.:.:ハ!ィ示ﾐ､ ﾊ: / 　 ,ィ示ﾐ､ ',:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 :.:.:.ヽ:.|ヽ ｌ {rし.:ﾘ　 }' 　 　 {rし.:ﾘ　〉:.〃:.:.:.:.:. :|　　　　どこから見てもよぼよぼの死にかけたじーさんじゃないか
　　　　　　　　 ｉ:.:.:.:.:ヾ:r: ｌ ゞ ﾟ '　　　　　　ゞ ﾟ '　/:/ｲ:.:.:.:.: : :ｌ|
　　　　　　　　 |:.:.:.:.:.:.:.ゝﾍ　　　 　 , 　 　 　 　 /}:' /!:.:.:.:.:.:.:从
　　　　　　 　 /.:ｨ :|:.:.:ｌ:.:.|:.ヽ.　　 ､　　　,　　　/:. :/: |:.:.: :|!:.:ﾄ ﾍ
　 　 　 　 　 /'　ﾊﾊ:.ｌ:|!: ｌ:.:.:.:.:..､　　 　 　 　 ｲ:. :/:. :从/:ﾊ:.:ｌ　｀＼
　　　　　　　　　　　}ﾍ|乂:.: . 　 ´＞　　＜　｀|:.:ハ:/　/ｲ .}/
　　　　　　　 　 　 　 　 ..:.:´〉　　　　 　 　 　 |/　〈｀:.:.:.:.... '
　　　　 　 　 　 　 ...:.:.´:.:. :〈　　－ ､　　, －　　　 〉:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヽ　　　　　　　　　　 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ

　　　　　　　　　　　　　　　　　,..-ｰ '' ´ ￣ ~ ﾞ¨''ｰ ､
　　　　　　　　　　　　　　　,r ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾞヽ,
　　　　　　　　 　　　　　, ':.:::/::/:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.!､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀i
　　　　　　　　　　　　　,':.::./:.,':/::.:.ｨ:.:/:.:::.,! ヽ:.:.:.:.:.:.:...:.:.ﾞi
　　　　　　　　 　 　 　,'/:::,':.,':/:::.:/:.:/:.:ﾉ:,'＿_ﾞi:.i:!:.::.!:.:.:.:.:i.
　　　　 　 　 　 　 　 ,':.i::.:il:.:l:!.:..:ｲ_/!:.:,':/´ _, ｀!:i:.:.:.::i:.:.:.:.:ﾄ､
　　　　　　　　　　　 i:,i:.l:.ﾊ:,':i:.i´!i/,';/''´´　,rtTﾊi!:.:l:l:.:.:.:.:ﾞ,:',
　　　　　　　　　　　 i!l:.l:.i:.i,':.l:.:/ｨiﾃｫ,　　　　辷ﾉi:.l:i:;:.:.:.:.:.l:l:.i
　　　　　　　　　　　 ' .iﾊ:､:.l:.:ヽ! 弋,ｿ　 ,　　 　 ﾉ,i:.:,':.:.:.i:,'i:.l､!
　　　　　　　　　　　　 '　ヾ,:｀:.:.: ﾞ､　　　＿.. ' 　, 'i:.l:.:ﾉ:i:.,'.i,'
　　　　　　　　　　　　　　　l:.i;､:.､_｀. ､　_＿ ,　' i从ノ,'// '
　　　　　　　　　　　　　 　 ヾ ,ヾ､＿,,_,,,.l　　 　_,}ｰ-'¨ﾞ｀ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　, ':::::::::;;;;/ｰ-　　' ´ }:/::::::::::::::::i



　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 　／三＿',!｀zx二 ＼
　　　　／ ´ー¨‐｀　´ｰ¨‐''　＼　　　　（どー見ても２０半ばぐらいの女性にしか見えないお）
　　　　|　 　 　 （__人__）　 　　 |
　　　　 ＼　 　　´ﾆﾆ｀ 　　 ,／　　　　　（尉繚が恵王に使えたのは１００年近く昔のはず）
　　 　 /⌒ヽ　 　 ー‐　 　ｨヽ

　┏━━━━━━━━━━
　┃
　┃ 　これは後日の話
　┃
　┗━━━━━━━───



　　　　　　　　　　　　　　　　__　　 _ ＿
　　　　　　　　　　　　　 ,　　　´　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　.ヽ
　　　　　　　　　　 〃　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 / ィ　　　　 ,　　l　　　　　 ﾍ　　、
　　　　　　　　　/ / / .l　　 .∧　 ﾄ ＼　 　　ﾍ　 .
　　　　　　　　　 //l　 .l　 _/_;;;;＼{;;;;ヽ＼　　 ﾍ　,
　 　 　 　 　 　 　 ｌ .ｨ.rl ={弋tｧ }=={弋tｧ }=　　ト
　　　　　　　　　　 l/ ll_ l/ ｀¨¨´　ｌ　｀¨¨´ iソ.Ｙ l
　　　　　　　　　　　 八 .ｌヽヽ　 .＿＿　　/- /l/　　　　　　なに～あの軍略家の尉繚が現れたぁ？
　　　　　　　　　　　　　｀　从 ヽﾋ ﾆ ｺ.／/l/ l/
　　　　　　　　　　　　　　　 ri┴-_ _-┴il　　　　　　　　　　　しかも小娘のような容姿でだと！
　　　　　　　　　　　　　　_/ /　./.loλ ∧V_
　　　　　　　　　_　-=≦: : : l　 l　l　| |　 l: : : ≧=-　_　　　　　そんなことがあるか～！！！
　　　　　　　　r ヽ:、--´: : : l_ /:ヽ0/,:ヽ_l: : : ヽ--: : : :ヽ
　 　 　 　 　 /: : : i: ＼ : : : : i　 ヽ: : :/　 i: : ◇:.／:Y: : :.}
. 　 　 　 　 /: : : : i: : : ＼: : : l　 /:0:ヽ　.l: : : .／: : .i : : : l
　 　 　 　 /: : : :／^ ＜_: ＼: l /: :∧: :ヽl: ／: : : : i : : : : l
　　　　　/: : : f　 --‐-l/: : :｀:l: ／　 ＼:ｌ:´: : : : : : : : : : : l
.　　　　/: : : __|　　 -‐^l : : : : :l　.l 0 l　l: : : : : : : : : : : : : :l
..　　　/: : : 〃　　　 -‐,}: : : ○ｌ　l　 .l　ｌ: : : : : : : : : : : : : :.l
.　　 /: : : : {{　　　　 ／: : : : :ll: l　l　 l　ｌ: : : : : : ll: : : : : : : :l
　 ,´: : : : : : =----´　l: : : : : ll: l　l 0 l　ｌ: : : : : : l l: : : : : : : l



　 　　 　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／ ノ　　＼＼
　　　　　 ／　（●） 　(●）＼
　　　　／　∪　 （__人__）　　＼　　　　　　　　　いや本人がそう言ってるだけですお
　　　　|　　 　　　｀ ⌒´　　　　|
　　　　 ＼　/⌒)⌒)⌒)　　 ／/⌒)⌒)⌒)　　　　でも…やる夫が知りうる限りの尉繚の学説も
　　　　ノ　　|　/　/　/　　　(⌒) ./　/　/
　 ／´　　　 |　:::::::::::(⌒)　　ゝ　　::::::::::/　　　　　　　知っているし理解もしていて…
　|　　　　ｌ　 |　　　　　ノ　　/　　）　　/
　ヽ　　　 ヽ_ヽ　　　 /' 　　/　　　 ／
　　ヽ ＿＿　　 　 ／　　 /　　 ／

　　　　　　　　　　　, - ―　- ,
　　　　　　　 _. ＜　　　　　　　＞
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　,　　　　　　 　ﾍ　　　　　　　.、
　　　　　,　　　　　＼ ヽ ﾍ 　　　　　　ﾍ
　　　　　i　i＿二=-_、、 ,.ﾍ.ヽ　　　　 .Ｎ
　　　　　l . _ヽ .／赱}=ヽ　 }　)　　　　N
　　　　　｀、i__={_ ／　　 ヽ .l_/,　　　 N　　　　この私が化けの皮を剥いでやるわ！
　　　　　　 ヽ｀j　　　　　　i .}　l　　　.|
　　　　　　　　 ヽ-=ョ　　　ｌ/　＼从/　　　　　　呼んでこい！！！
　　　　　　　　　　｀ヽ_　イ _ _ -^∧
　　　　　　　　　　　　_//loλ　 ./: :＼
　　　　　　　＿ ―－// lo |_|　 i: : ＼:.≧- _　_
　　　　　　/: :＿／: / ,:.Ｖ: :∧_/: : : : :.／: : : : : : : 、
　　　　　/: : : Ｖ: : :i　ヽ。／　.i: :◇:.／: : : : : : : : : .}
　　　　./_: : : : Ｖ: :.ｌ /: x; ＼_/: : ／: : :.／: : : : : : /
　　　 /__ ゝヽ: : V.l/_/斗´ o .／ー- _/: : : : : : : /
　　 ./乍_=　 ＞－´o　 ﾟ: : : : :＼_　 ./: : : : : : :./
　　/: ::＞－´: : : : : : : : : : : : : : : ｌl V: : : : : : ::/


　　　　　　＿＿＿_
　 　 　 ／_ノ　ヽ､_ ＼　　　　　　わ、わかりましたお
　　　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo
　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::::＼　　　　　（相変わらず面倒くさい人だお　しかし十神先生に知識勝負で勝てるわけないから
　 | 　 　 　 |r┬-|　　　　　|
　 ＼　　 　 ｀ー'´　　 　 ／　　　　　　　尉繚その人でもなければ絶対にボロが出るはずだお）

　　　　　　　　 　 　 ,． '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀...､
　　 　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:..､
.　　 　 　 　 　 , ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.ヽ、
　　　　　　 　 /:.:／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ、
.　　　　 　 　 j:./:,:.:.:.:i:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:i:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.: ハ
　　　　　　　/ ':/:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.i:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.: ﾊ
　　　 　 　 /l i:.i:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.,'　|:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.∧
.　　 　 　 / l:.: l!:.:.:.:. !:!:.:.:!:.:∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,':.:.:/―ﾄ:.:.:.:.:.:.:ﾄ:.:.:.:.ﾄ:.l
　　　 　 /　|:.:.:lﾄ、:.:.:!:!7丁:!:.ハ:.:.:.:.:.:.: /i:., '　　,iﾘ.:.:.:.:.:.i:.!.:.ｉ:.i:.:l
.　　 　 / 　.|:.:.:l:!∨:.从 ,ｨｧ==ﾐ∧:.:.:.:.//ｨ 　 　 ﾙ!.:.:.:.:.,':.:!:.:i:.:!ﾘ　⌒☆
　　　　l　　 ∨:l:i.:∨:.:.l　rし.::::ﾊ ヽ／ 　 ｨ'⌒ヽ　l:.:.:.:/:.:/.:.:i:.l　　　　　　　　こんにちは
　　　　|　　　∨ﾘ.:.:∨ﾊ　V.:::::ﾟﾉ　　 　 　 　 　 .ｲ.:.:,/:.:,':.::.:.l:入
　　 　 ヽ　　_... ;;Ⅵ:.:.:.ﾘﾍ、　　　 　 　 ゝ　　　.ハ,/:. /:.:.:.:.:!ゝ:.ヽ、　　　　　　ここに私と軍略論を語りたい人がいるとか？
.　　　　 　 /;;;;;;;;;从:.:/;;;;;;;Yヽ、　 　､_ ｧ　 . イ:.:／Vl/:.:/'l:.:|　ヽ ｀＼
..　　　　　〈;;;;;;;;;/;;;;;;;;! ;;;;;;;《 　 ≧ｰ　 -≦ ＼!/ 丶/,〝　|/
.　 　 　 　 ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;《　　ー　　 ‐ '　　》;;;;;;;;;;;;ヽ　 ′
.　　　　　　 ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;《　　 　 　 　 　 》;;;;;;;;;;;;;;;;;;l　　　　　
　　　　 　 　 ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 《　　　　　　　》;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　　　　　　　※ここ　やる夫の屋敷　十神が居候している
　　　　　　　　∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 《｀ー――‐'》;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|




　　　　　　　　　　　　　　　　__　　 _ ＿
　　　　　　　　　　　　　 ,　　　´　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　.ヽ
　　　　　　　　　　 〃　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 / ィ　　　　 ,　　l　　　　　 ﾍ　　、
　　　　　　　　　/ / / .l　　 .∧　 ﾄ ＼　 　　ﾍ　 .
　　　　　　　　　 //l　 .l　 _/_;;;;＼{;;;;ヽ＼　　 ﾍ　,
　 　 　 　 　 　 　 ｌ .ｨ.rl ={弋tｧ }=={弋tｧ }=　　ト
　　　　　　　　　　 l/ ll_ l/ ｀¨¨´　ｌ　｀¨¨´ iソ.Ｙ l
　　　　　　　　　　　 八 .ｌヽヽ　 .＿＿　　/- /l/　　　　　私だー！！！
　　　　　　　　　　　　　｀　从 ヽﾋ ﾆ ｺ.／/l/ l/
　　　　　　　　　　　　　　　 ri┴-_ _-┴il　　　　　　　　　　尉繚が考案した軍における編成・管理と軍規の違反を摘発するための
　　　　　　　　　　　　　　_/ /　./.loλ ∧V_
　　　　　　　　　_　-=≦: : : l　 l　l　| |　 l: : : ≧=-　_　　　　　方法を言ってみろー！！！お前の化けの皮を剥いでやるわー！！！
　　　　　　　　r ヽ:、--´: : : l_ /:ヽ0/,:ヽ_l: : : ヽ--: : : :ヽ
　 　 　 　 　 /: : : i: ＼ : : : : i　 ヽ: : :/　 i: : ◇:.／:Y: : :.}
. 　 　 　 　 /: : : : i: : : ＼: : : l　 /:0:ヽ　.l: : : .／: : .i : : : l
　 　 　 　 /: : : :／^ ＜_: ＼: l /: :∧: :ヽl: ／: : : : i : : : : l
　　　　　/: : : f　 --‐-l/: : :｀:l: ／　 ＼:ｌ:´: : : : : : : : : : : l
.　　　　/: : : __|　　 -‐^l : : : : :l　.l 0 l　l: : : : : : : : : : : : : :l
..　　　/: : : 〃　　　 -‐,}: : : ○ｌ　l　 .l　ｌ: : : : : : : : : : : : : :.l
.　　 /: : : : {{　　　　 ／: : : : :ll: l　l　 l　ｌ: : : : : : ll: : : : : : : :l
　 ,´: : : : : : =----´　l: : : : : ll: l　l 0 l　ｌ: : : : : : l l: : : : : : : l

　　　　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾍ
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　　　　　　　　/:.:.:.:.:.: :ﾄ､ｌ: : :ﾄ､:.:.ｌ:.:.:.: : :/　 ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ｌ
　　　　　　 　 ｌ:.:.: ｌ:.:.: :|,├ ‐ﾄ､∨:.:.:.:.:./ , - ―:.: :､:.:.:.:.:.:.:.:.:. :|
　　　　　　 　 |:.:. :|:.:. :ﾍ.:|　ヾ　 ﾍ:. : :/　　　　Ⅵ:.:.:.: :|:.:.:.:.: : :|　　　　
　　　　　　 　 ｌ:.:. :ｌ:.:.:.:ハ!　　　　ﾊ:.:/ 　 　 　 　 ',:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 :.:.:.ヽ:.|ヽ ｌ　ィ＝ミ　}　 　 ィ＝ミ　 〉:.〃:.:.:.:.:. :|　　　　　あれ？これってデート？
　　　　　　　　 ｉ:.:.:.:.:ヾ:r: l　　 　 　 　 　 　 　 　 /:/ｲ:.:.:.:.: : :ｌ|
　　　　　　　　 |:.:.:.:.:.:.:.ゝﾍ　　　 　 , 　 　 　 　 /}:' /!:.:.:.:.:.:.:从　　　　　　へ～こういうデートのお誘いなら大歓迎さ
　　　　　　 　 /.:ｨ :|:.:.:ｌ:.:.|:.ヽ.　　 ､　　　,　　　/:. :/: |:.:.: :|!:.:ﾄ ﾍ
　 　 　 　 　 /'　ﾊﾊ:.ｌ:|!: ｌ:.:.:.:.:..､　　 　 　 　 ｲ:. :/:. :从/:ﾊ:.:ｌ　｀＼
　　　　　　　　　　　}ﾍ|乂:.: . 　 ´＞　　＜　｀|:.:ハ:/　/ｲ .}/
　　　　　　　 　 　 　 　 ..:.:´〉　　　　 　 　 　 |/　〈｀:.:.:.:.... '
　　　　 　 　 　 　 ...:.:.´:.:. :〈　　－ ､　　, －　　　 〉:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヽ　　　　　　　　　　 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ
　　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〈 　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ



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　　　　　　　　　　　　　 ,　　　´　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　.ヽ
　　　　　　　　　　 〃　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 / ィ　　ノ（ ,　　l　　　　　 ﾍ　　、
　　　　　　　　　/ / / .l　⌒ ∧　 ﾄ ＼　 　　ﾍ　 .
　　　　　　　　　 //l　 .l　 _/_;;;;＼{;;;;ヽ＼　　 ﾍ　,
　 　 　 　 　 　 　 ｌ .ｨ.rl ={弋tｧ }=={弋tｧ }=　　ト　　　　くだらないことを言っているな～！
　　　　　　　　　　 l/ ll_ l/ ｀¨¨´　ｌ　｀¨¨´ iソ.Ｙ l
　　　　　　　　　　　 八 .ｌヽヽ　 .＿＿　　/- /l/　　　　　　早く言え～！！！
　　　　　　　　　　　　　｀　从 ヽﾋ ﾆ ｺ.／/l/ l/
　　　　　　　　　　　　　　　 ri┴-_ _-┴il　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　_/ /　./.loλ ∧V_
　　　　　　　　　_　-=≦: : : l　 l　l　| |　 l: : : ≧=-　_　　　　
　　　　　　　　r ヽ:、--´: : : l_ /:ヽ0/,:ヽ_l: : : ヽ--: : : :ヽ
　 　 　 　 　 /: : : i: ＼ : : : : i　 ヽ: : :/　 i: : ◇:.／:Y: : :.}
. 　 　 　 　 /: : : : i: : : ＼: : : l　 /:0:ヽ　.l: : : .／: : .i : : : l
　 　 　 　 /: : : :／^ ＜_: ＼: l /: :∧: :ヽl: ／: : : : i : : : : l
　　　　　/: : : f　 --‐-l/: : :｀:l: ／　 ＼:ｌ:´: : : : : : : : : : : l
.　　　　/: : : __|　　 -‐^l : : : : :l　.l 0 l　l: : : : : : : : : : : : : :l
..　　　/: : : 〃　　　 -‐,}: : : ○ｌ　l　 .l　ｌ: : : : : : : : : : : : : :.l
.　　 /: : : : {{　　　　 ／: : : : :ll: l　l　 l　ｌ: : : : : : ll: : : : : : : :l
　 ,´: : : : : : =----´　l: : : : : ll: l　l 0 l　ｌ: : : : : : l l: : : : : : : l

　　 　 　 　 ＿＿__
　 　 　 　／　　 　 ＼
.　　 　／　　　　　　　＼　　　　（その程度のことはやる夫も聞いたって…無駄無駄
.　　／　／）　ノ ' 　ヽ､　＼
　　|　／ .ｲ '=・=　　=・=　u|　　　　つーかよぼよぼのじーさん自称してる人がなんでデートとか言ってるんだお
　 　 /,'才.ﾐ)　（__人__）　／
.　　 |　≧ｼ'　　｀ ⌒´ 　 ＼　　　　　　十神先生と論戦するなんて世界一嫌なデートだお）
　／＼　ヽ 　　　　　　　　　ヽ



　　　　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾍ
　　　　　　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　　　　　　　　/:.:.:.:.:.: :ﾄ､ｌ: : :ﾄ､:.:.ｌ:.:.:.: : :/　 ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ｌ
　　　　　　 　 ｌ:.:.: ｌ:.:.: :|:十 ‐ﾄ､∨:.:.:.:.:./ , - ――‐:.:.:.:.:.:.:.:.:. :|
　　　　　　 　 |:.:. :|:.:. :ﾍ.:|　ヾ　 ﾍ:. : :/　　　　Ⅵ:.:.:.: :|:.:.:.:.: : :|　　　　　　兵卒五人で伍、十人で什、五十人で属、百人で閭を編成し、
　　　　　　 　 ｌ:.:. :ｌ:.:.:.:ハ!ィ示ﾐ､ ﾊ: / 　 ,ィ示ﾐ､ ',:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　 :.:.:.ヽ:.|ヽ ｌ {rし.:ﾘ　 }' 　 　 {rし.:ﾘ　〉:.〃:.:.:.:.:. :|　　　　　　　いずれも連帯責任制を取る
　　　　　　　　 ｉ:.:.:.:.:ヾ:r: ｌ ゞ ﾟ '　　　　　　ゞ ﾟ '　/:/ｲ:.:.:.:.: : :ｌ|
　　　　　　　　 |:.:.:.:.:.:.:.ゝﾍ　　　 　 , 　 　 　 　 /}:' /!:.:.:.:.:.:.:从　　　　　　　しかし、部隊に軍令違反者が出ても告発すれば無罪
　　　　　　 　 /.:ｨ :|:.:.:ｌ:.:.|:.ヽ.　　 ､　　　,　　　/:. :/: |:.:.: :|!:.:ﾄ ﾍ
　 　 　 　 　 /'　ﾊﾊ:.ｌ:|!: ｌ:.:.:.:.:..､　　 　 　 　 ｲ:. :/:. :从/:ﾊ:.:ｌ　｀＼　　　　　　しかし、事実を知りながら告発しなければ全員死刑
　　　　　　　　　　　}ﾍ|乂:.: . 　 ´＞　　＜　｀|:.:ハ:/　/ｲ .}/
　　　　　　　 　 　 　 　 ..:.:´〉　　　　 　 　 　 |/　〈｀:.:.:.:.... '
　　　　 　 　 　 　 ...:.:.´:.:. :〈　　－ ､　　, －　　　 〉:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヽ　　　　　　　　　　 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ
　　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〈 　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ

　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾍ
　　　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　　　　　/:.:.:.:.:.: :ﾄ､ｌ: : :ﾄ､:.:.ｌ:.:.:.: : :/　 ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ｌ
　　　 　 ｌ:.:.: ｌ:.:.: :|:十 ‐ﾄ､∨:.:.:.:.:./ , - ――‐:.:.:.:.:.:.:.:.:. :|
　　　 　 |:.:. :|:.:. :ﾍ.:|　ヾ　 ﾍ:. : :/　　　　Ⅵ:.:.:.: :|:.:.:.:.: : :|
　　　 　 ｌ:.:. :ｌ:.:.:.:ハ!ィ示ﾐ､ ﾊ: / 　 ,ィ示ﾐ､ ',:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:|　　　指揮官についても、什長以上、左将、右将まですべて同じ
　　　　　 :.:.:.ヽ:.|ヽ ｌ {rし.:ﾘ　 }' 　 　 {rし.:ﾘ　〉:.〃:.:.:.:.:. :|
　　　　　 ｉ:.:.:.:.:ヾ:r: ｌ ゞ ﾟ '　　　　　　ゞ ﾟ '　/:/ｲ:.:.:.:.: : :ｌ|　　　　このように各部隊、各指揮官に連帯責任制を採用すれば
　　　　　 |:.:.:.:.:.:.:.ゝﾍ　　　 　 , 　 　 　 　 /}:' /!:.:.:.:.:.:.:从
　　　 　 /.:ｨ :|:.:.:ｌ:.:.|:.ヽ.　　 ､　　　,　　　/:. :/: |:.:.: :|!:.:ﾄ ﾍ　　　　あらゆる違反、悪事も摘発される。父子、兄弟すらそうなのだから
　 　 　 /'　ﾊﾊ:.ｌ:|!: ｌ:.:.:.:.:..､　　 　 　 　 ｲ:. :/:. :从/:ﾊ:.:ｌ　｀＼
　　　　　　　　}ﾍ|乂:.: . 　 ´＞　　＜　｀|:.:ハ:/　/ｲ .}/　　　　　　　まして、起居飲食を共にしているだけの兵がかばい合うことはなくなるよ
　　　　 　 　 　 　 ..:.:´〉　　　　 　 　 　 |/　〈｀:.:.:.:.... '
　 　 　 　 　 ...:.:.´:.:. :〈　　－ ､　　, －　　　 〉:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ　　　　　　　
　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヽ　　　　　　　　　　 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ
　　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〈 　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ



　　　　　　　　　　　　　　 _ ＿
　　　　　　　　　 _,　- 、´　　　　｀ヽ
　　　　　　　　／　./　　　　　　　　 丶
　　　　　　　./　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　 /　　　i　　　 ＼　　　　ﾍ　　.ヽ、
　　　　　　 "　　　ﾍ　　 　　＼　　　ﾍ　　ト-｀
　　　　　 / イ　　　 ﾍ　 lー‐.__＼　　ﾍ　 ｀、
　　　　　/´　i　　 ﾒ__ ＼{ r弋ツ,}ヽ　　l　ト-　　　　ふん　尉繚の「伍制令」ぐらいはそらんじるか
　　　　　　　 } ィ ｆ_弋ツ}＝ー―　 ｌ｀, .l　l
　　　　　　　 l/.ヽ 丶　　 、　　　 /- V /　　　　　　　では、本格的にいくぞ
　　　　　　　　　　l/ﾚヽ　 -‐‐　 l从从/
　　　　　　　　　　　　　 lヽ _ ／-´∧
　　　　　　　　　　　　_//loλ　 ./: : .＼＿
　　　　　　　＿ ―－// lo |_|　 i: : ＼＿: :＞- _
　　　　　　/: :＿／: / ,:.Ｖ: :∧_/: : : : :.／: : : : : :｀ 、
　　　　　/: : : Ｖ: : :i　ヽ。／　.i: :◇:.／: : : : : : : : : .}
　　　　./_: : : : Ｖ: :.ｌ /: x; ＼_/: : ／: : :.／: : : : : : /
　　　 /__ ゝヽ: : V.l/_/斗´ o .／ー- _/: : : : : : : /
　　 ./乍_=　 ＞－´o　 ﾟ: : : : :＼_　 ./: : : : : : :./
　　/: ::＞－´: : : : : : : : : : : : : : : ｌl V: : : : : : ::/

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 -―‐ -
　　　　　 　 　 　 　 　 　 . ´: : :.:.:.:.:. :. : : : . . ｀　 ､
　　　　　　　　　　 ／　. . : : :.:.:.:.:.:＼:.:. :. : : : . . 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 /　. . :.:.:.:.ｉ. . : :.:ｉ. ∧:. :. : : : . . . 　 ﾍ
　　　　　　　　　/　. . : :.:.:.:ｌ!: :.:.:.:.|: |　ﾐ:. ヽ:. : : : . . . .ﾊ
　 　 　 　 　 　 ′ . . . : : :.|ｌ. : : : l! |　 ヽ ＿:ハ:. :. ノｲ :.
　　　　　　　　 ｉ . . .:.:.:.ｉ: :.:.l !. : :.:.|l |｀￣ ヽ |'. :|:.:. :. : . . :.
　　　 　 　 　 //: ｉ : :斗七爪: : :.ハ! 　 ＿}ﾊ:.:.|:._:. :.:. : .ハ　　　　お手柔らかに
　　　　　 　 ノｲ:.i | ｉ : :|: :ハ ﾍ:./　ﾉ〃￣￣从r　ヽ:.:. : ｉ ∧
　　　　　　　　ﾊ N∧:ヾﾑィ⌒ }'　　 　 　 　 ハ!　) } .:ｉ: |/ト＼
　　　　 　 　 　 |小 ﾊ小　　　 　 　 　 　 　 |: :jﾆ　':ｉ :| ﾊ !　 ｀ヽ
　　　　　　　 　 　 ハﾍ:ﾊ　　　　　　 ,　　　/ ｲ7:.ｉ:.∧ﾊ{ }'
　　　　 　 　 　 　 i: ∧ ｉ ヽ ィヽ ｀　　　 .イ . :|:ｌ:ｲ/　}
　　　　 　 　 　 　 |/　从: / ‐ｧ〉､ ‐ ＜　 ! ｉ:.:|/ﾉ'
　　　　 　 　 　 　 {　　 ／￢_/ ム┬‐'　ﾉｲ:.:ﾊ: : :⌒ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 {入}_ﾉ　ｲ : く＿＿_ﾊ/: : : : : : : }
　　　　　　　　　　 　 「ー―　 7:ｲﾐ〃ﾐ〃ﾐﾉ /: : : : : :/
　　　　　　　　　　　　|: : : : : : ;: : :｀￣￣ ´ /: : : : : :/
　　　　　　　　　　　　|: : : : : : ! : : : : : : : : /: : : : : :/



　 　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 ／　　─　 　 ─＼
　　　／ 　　 （●） 　（一） ＼　　　　（あ～あ、十神先生を本気にさせてしまったお
　　　|　 　　 　 （__人__）　 　 |
　　　 ＼　 　 　 `_⌒ ´　　／　　　　　　かわいそうに）
.　　　　ノ.,.,.,.,.,.,.,/　）ヽ.,.,.,く
　　　(;:;:;:＼;:;:／|_ノi　）;:;:;:;:)
.　 　 |;:;:;:;:ﾞ;:;:;:;:;:|;:;:;:|;:;:;:;:;:;:/
　　　 ＼_;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:|;:;:;:;:::ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ ＿　_
　　　　　　　　　　　　　　　　,　-　´　　　　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　 丶
　　　　　　　　　　　　　. /　　　　　　l　 ｌ　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　i　 ｌ　 ヽ　　 ヽ　ﾍ
　　　　　　　　　　　　 " /　　 /　　　 、　、　 ヽ　　　 l
　　　　　　　　　　　 / イ　　 i　/ /　　>、 、＼ ヽ　.l　l　　　　　　 ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
　　　　　　　　　　　　 　i　　 l /./__＞′ヽ {ヽ-＼l　ﾄ　l　　　　　　＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿
　　　　　　　　　　　　　ﾉィ 　 l　 {弋_ツ　}＝ ftﾂ_/ / ヽｌ　　　　　　　）　　　　 　　　　　　　　　　 （
　　　　　 ｒ-,　　　　　 /　レ,　　 .l　　　　　　ｌ ¨ /|/　　　　　　　 ￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　　 {　 ヽ　　　　　　　 ,　从ｌ 、　　r--,　.　　　　　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　 丶　 ヽ　　　　　　 .V .Yー＼　ー.／
　　　　_r-‐ ゝ　 ヽ、＿　　　　_∧　　　 ﾌ oy,
　 ,-l´　l　　　　　　ｌ　　 -´￣ l: : :ヽ　　l　ｌ .l ヽ-＜_ _
　ｆ　l　 {　 {-‐ｌ　　 l: : : : :_:＿_.l: : : .l　 ヘ lo∧ヽ:/:_:_:_≧‐
　ｌ 丶_ _ヽ,__ノ　　　ヽ: : :＼ : : ヽ／ヽ-ﾍ: :.v: .ﾍ_l◇: : : : :./}
　ー-´_　　　- _ ,_ _　　ヽ、:＼: : : : : l　　ヽo: l、 l: : : :: : /: :l
　　　　 ￣｀,=-".: : :｀ー-ノ: : : ＼: : : l　 /: :_: :ヽ.l: : : : :/: : :.l
　　　　　　　 ｀ヽ＿: : : : : :/: : : : :＼ : l/: :.ｨ　.ﾄ: :l : : :./: : : : l
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　　　　　　　 　 !|.:.:.:.i:!.:.:.:.:.:.:ｨ斧ﾐﾒﾉﾉ |:.//　　,ｨｆ云ミﾒ、｣.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
　　　　　　　　 八.:.:.:i:i:.i:.i.:.:i:.j　!ﾉ::::}　ﾉ /　　　 {ノ:::;::}　Y|.:.:.:.:.:.:ﾄ､.:.:.:.:.:.:.:.:.i
　　　　　　.　　　ハ.:.|ﾊｊ ﾍ:.|仆乂::ﾉ　 /　　 　 弋::::ソ ノ.!.:.:.:.:.:.:.!ﾊ.:.:.:.:.:.:.:.:.:!　　　　　
　　　　　 r‐ 、　 　 'ｊ　　,ﾊ|:.i　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ.:.:.:.:.:.ｊ_ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
　　　　　　ヽ　ヽ　　　 ./.:.:.从　　 '　　　　　 　 　 　 　 i:.!.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:ｉ.:.:.:.ハ
　 　 　 　 　ﾊ　 V　　/.:.:./.:.:ヘ　 ､ 　 ＿,　　 　 　 　 从.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.!:ﾄ､:.',
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　　　　　{　 　 イｰﾉ::　　V￣´::::ゝー‐''"´ ﾉ　　　　　　　　　 ￣ﾉ:::::::ゝ.、
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.　　　　 　 l::::::::::::::;:ｲ::/v:ﾍ::lヽ、:::::::::|　　
.　 　 　 　 |:::::::/|/ﾆ|/ｭ ┌ﾘ_ﾆﾍｌ::::::::|　　　　　あの…先生、そろそろ夕飯にしましょうよ…
　　　　 　 j::r=ｉ|＝=｡=,,　_=｡=＝|r=､:|
　　　　 　 |::|ﾋ'|| ｀ ー":|.|:`ー '　||J:|::|　　　　　　（昼からやってなかったかコレ？）
.　　　　　 |:::ヾ;l| u　　r:|｣:､　u　:|レ'::::|
.　　　　　ﾉ::::::::::＼ (二ﾆﾆ二） ,ｲ:::::::::::ヽ、
　　　_,∠:-‐ｧｉ:::::::!＼　==　.／ |:::::::ﾊ''ｰ-ゝ､._
-‐'''": : : : :/,/|::::::| ::::＼_／　　|::::::ﾊ ヽ: : : : : :｀`'''‐

　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ ＿
　　　　　　　　　　　　 _,　- 、´　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　 丶　.ヽ
　　　　　　　　　 〃　　　　　　　　　　　 ヽ　ヽ
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　　　　　　　／イ　　ｌ ⌒ 　ヽ　ヽ　 .＼　　.ﾍ　.,
　　　　　　　　/／ｌ　l　　/__　＼{ ヽ__ .＼　.ﾍ　,
　　　　　　　　　/　 .rl　{弋Ｏﾉ}=={弋Ｏﾉ} ヽ .Ｖ　　　　　　この女を叩き潰すまでは飯などいるかー！！！
　　　　　　　　 /／l .l_/ ｀¨¨´::::ｌ:::::｀¨¨´ i ∧ .l
　　　　　　　　　　　Ⅵ、ヽ　　　＿　　 ./-l　lヽ}　　　　　　　黙って見ていろーーー！！！
　　　　　　　　　　　　　 V仆　V＿ﾉ ／l/l／
　　　　　　　　　　　　　　　_|_ ヽ _　´|_
　　　　　　　　　　　　　 _//　/.loλ ∧_
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　 /　.l:.:.l:.:l:ヽli.:.l., -ｰ:,'　　'　　　　　 l:.l:.l -､.ﾞ,..:..:.l:.:.ﾄ:.ﾞ、　　　　ねえねえ、次は？
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　　　　　　　　　　 / /　/　 ／　ゝ ヽ　　 i　　　ｌヽ
　　　　　　　　　　 i ｨ　f l ≠r≦-_＼|＼　_ｌ　l　l
　　　　　　　　　　 ｌ ｌ　ヽｌ l　.ゝ tッ}＝ijｔッ=. /l l
　　　　　　　　　　　 l/l　|-l　u ¨¨　　ｌ　¨/ / .l´
　　　　　　　　　　　　 ヽ从|＼　r==ｮ__／l/
　　　　　　　　　　　　 _-‐|￣-ヽ_ ⊂ヽ .ヽ
　　　　　　　　　　 _ _/: : :ヽ　　/.⊂ヽ ヽ ｀i
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　　　　　　l: : :ヽ: : ::――-´l__/:＼0ヽ　　　 l__: : :.ｌ
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　　　　　　　 >　　　 ヽ　　 　 　>=　　〉 　
　　　　　　　 }　 　 　 ヽ 　 　,ｲ｜ヽ /
　　　　　　　 lｨ　　　　　＞"ヽ | |　/
　　　　　　　　|ﾊ　　 　 |　 　 | 　/　　　　雀がさえずってら…
　　　　 　 r‐''" ヽﾄ､ ﾄ､l､　　　|./
　 ,r''''ﾏ、/ヽ.　　｜ ﾄ! | ｀　　　|　　　　　　　腹減った…
　ヽ　　//､　! 　 　 　 　　　　　 |
　　|￣./＼ヽ| 　　　　　　　　　　|
　　「´/ ＼`/| 　　 　 　 　 　 　　|
　　| / 　　/　|　　　　　　　　　 　 |
　　ヽ.__,／ 　 |


　　　　　　　　　, -─‐──‐-､　　　　　　　　　　　　　 なんでやる夫まで見てないといけないんだお…
　 　 　 　 　 ／　 　 　 　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　
　　　　 　 ／ 　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　 政務に支障がでるお…
　　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　　l⌒ '"⌒ ヽ、　　　
　 　 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　|ｰ　　 　 　 ＼
.　　　　　 !　　　_ノ′ヽ､__　　　　　 　 　 　　　　　　＼　,rｰ､
　　　 　 　 ゝ｡(（ー）　 （ー）)::｡　i'′⌒￣￣`￣￣￣ヾ｀ヽ　ヽ
　 　 　 　（ 　ヽ'"（__人___）"'__ ,ノ ヽ､_＿＿＿　_＿＿,､___ｿﾉ__ﾉ
　　´ ´ `ﾟ~゜´＾" ´~`ﾟ゜｀⌒ ´"´´ﾟ＾ﾟ＾ ~゜ﾟ`´＾ﾞ＾ ＾´'

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 -‐…‐-
　　　 　 　 　 　 　 　 　 : ´: : : : : : : : : : :: ｀ :
　　　　　　　　　 　 ／ : : : : : : : : : : : :＼:. :. : :.＼
　　　　　　 　 　 　 :／ : : : : : : : : i: : : : : ＼:.. :. :. :
　　　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : :ｉ: :|: : : : : : : V: ｉ: :.‘,
　　　　　　　　 /:/ : : : : /.:.ｉ: : / : |＼ : : : : : |:.:|ｉ: : ‘,
　　　 　 　 　 /:/ : /: : /.:./|: / :/ ﾄ､u＼__ : ｉ|:.:ﾘ: : :.‘　　　　　次は次は？
　　　　　　　/:i:|.: .:|: :_」_:/,ﾉｲイ}:/´ ¨'‐-＼从ｲ:.: :.: :.ｉ:::
　　　 　 　 /: 从: :i| ´ Ⅳ　｀　 ﾉ′　 芹示㍉.:|rマ: :.乂
　 　 　 　 /: /: ハ小 i ｨ芹心　　　　　 Vrｿ .:.:.|) ｿ: : ｉ : ヽ
　 　 　 　 : /.: : : : :ｉ }从　Vrｿ　　 　 ::::::::: i: : : |f´: /:从 ﾊ}
　　　 　 i: ﾊ.:ｉ: : : :.|ｉ : : ヽ:::::::::::　'　　,　､_ﾑｲ :八ノｲ ﾉ'　 '
　 　 　 八{人{Ⅵﾊ从: : :ﾄ､:...　　 ｀　 　 ＞‐彡イ..）
　 　 　 　 ヽ/'´　 　 ﾞ＼{　ヾ＾ ≧　　イ　 ﾄ（




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　 _　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　´　 ´　　　 ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　　　 l　　　　　　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　ｌ　　　　　　　　　　Ｙ
　　　　　　　　　　　　　 -=ィ /　 /　　 l　 l　　　　　　 ，　 .
　　　　　　　　　　　　　　 /ィ　　.　　　ﾊ　 l　　　 ヽ　　，　i
　　　　　　　　　　　　　　　/　　i　　ハ_ヽ　ｌヽ、　　 Ｙ　， .
　　　　　　　　　　　　　　 / イ( l　[弋(:::);ﾊ_{ｒ－≠-_i　 ,　 ｌ　　　　尉繚に関しては…もはや無い…
　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　 ∧ﾞ ===´　![弋(:::)ﾊ]i　　　ll 　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ llヽiu　　＿ _ ￣　/_) ,l　ﾘｌ/　　　　　 そんな馬鹿な…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　从,,ヽ l‐---l　u/　　 /l/ﾘ　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,- t ＼￣ イ从/l／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _/: ヽ　￣rTot7_　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　_　,- ー: : : :l: : : i　　 i l　ｌ, l: : =.- _
　　　　　　　　　　ｆ: : :く: : : _ : _/: : :/l_　/:ヽol:丶l: : ヽ＿: -ｭ
　　　　　　　　　　i: : : : :Y: : ヽ: : : : : : l-ヽ: :V: :/-l: :◇: :/: : :l
　　　　　　　　　/: : : : : : l: : : : ヽ: : : : :l　　>o:<　 l: : : :./: : : :.l

　 　 　 　 　 　 　 　 ,:′　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　 　 /　　 /　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　 ,
　 　 　 　 　 　 　 /　　 /　　　　　　　　　　　|　　 　 　 ‘，　′
.　　　　　　　 _彡'′　 .′ 　 　 /　　 '.　 　 │　　＼. 　 ‘，
　 　 　 　 　 '⌒¨７　　l　　 　 .厶___彡ﾍ、 　 '.＼　　‘，　 ‘,│
　　　　　　　　　 │ ｌ　| 　 　 厶ﾆ=-ミ,___＼＼＼＞＜|　l　 l |　　　　 信じられんことだが軍略の理論においては
　　　　　　　　　 │ |　l　　 ./|ヽ.,,_f洵　 ヽ＿/'＾洵_＞|　l　 Ｎ
　　　　　　　　　 │ |　| 　 ∧´' -------'′{＾' ---- '|　l　 |　　　　　　 コイツは尉繚その人と言わざるをえんようだ
　　　　　　　　　 │ |　| 　.′'. 　u　　　　　　〉　　　//|　|　,ﾞ
　　　　 　 　 　 　 '.∧ l　 lﾞ'ｰ'＾、　 　 　 _＿_　　u./´ .| ,ﾊ/
　　　 　 　 　 　 　 　 '.l　 | i| 　 ﾞ;　　　 └一′　ｲ　 //
　　　　　　　　　　　　　＼|八　 _| 　 .　 　 　 ∠./|／|.′　　　　　＿_＿_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼| ヽ.,,__＞- '゛　|＼ 　　　　　,.　'゛::::::::/⌒＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿／|　 | |〇|│　　| ::: `'┬:::::::'゛ ::::::::::: /.:::::::::::..＼
.　 　 　 　 　＿__,,.　　 -‐/.:/:::/|　 | |　 |│　　|:::::::::: | ::::::::::::::::::::: /.:::::::::::::::::::::〉、




　　　　　　　　　, -─‐──‐-､　　　　　　　　　　　
　 　 　 　 　 ／　 　 　 　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　んな馬鹿な　仮にそうだったら100歳近いじーさんですお
　　　　 　 ／ 　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　
　　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　　l⌒ '"⌒ ヽ、　　　　でも、もうどうでもいいお…
　 　 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　|ｰ　　 　 　 ＼
.　　　　　 !　　　_ノ′ヽ､__　　　　　 　 　 　　　　　　＼　,rｰ､
　　　 　 　 ゝ｡(（ー）　 （ー）)::｡　i'′⌒￣￣`￣￣￣ヾ｀ヽ　ヽ
　 　 　 　（ 　ヽ'"（__人___）"'__ ,ノ ヽ､_＿＿＿　_＿＿,､___ｿﾉ__ﾉ
　　´ ´ `ﾟ~゜´＾" ´~`ﾟ゜｀⌒ ´"´´ﾟ＾ﾟ＾ ~゜ﾟ`´＾ﾞ＾ ＾´'

　　　　　　　　　　　　 　　　 　　　　　　- ━━――
　　　　　　　　　　　　　　　 .． : ﾟ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾟ: : .．
　　　　　　　　　　　　　 . . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾟ: ｡
　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ ＼: :丶: :ﾟ．
　　 　 　 　 　 　 / : : : : : : ／: : : : :.|: : : : : : : : : : : /: : : : : : : :ヽ: : :. : ﾟ.
　　　 　 　 　 　 .ﾟ : / : : : /:./: : : : :.:|: : l: : : : : |!: :〔: :.|､: : : : :．: ﾟ: : : : : :ﾟ.
　 　 　 　 　 　 ｡: :/: : : : :l: :l: : : : : : |: /: /: : :/': :/ 1:」＿＿ : ｌ: : :ﾟ: : : : : :ﾟ.
　　　　　　　　 ｌ: ｡ﾟ: : : : :.:|: :|: : : : : : y: /〕: :〃: /　ﾉ:/　 ＼＼j: : : ﾟ: : : : : :ﾟ:
　　　　　　　　 |:｡: : : : : : :ヾ: : : : ／ ／/:／: ／　彡"_＿＿ ≫:ァ:.l .:ヽ: : : :|
　　　　　　　　.′: : l: : : : : :＼／:／　/　　 ′　　　ィf斥笊刈ﾘ: :/ハ.ﾊ: : : |
　　　　 　 　 /: : : : :|: : |!: : : r‐|　,,ヾ斥か ゝ　　 　 　 .Vじﾟ沙' ｨ^ヽ ∨|: : : |
　　　　　 　 ′: : : : |: : |!: : :.:ﾚ lイ }じﾟ沙'-､　.::, 　 　 ::.::.::.::.　 ._|　 ∨ ＼: : !　　　　あ～楽しかった　またしようね　デート
　　　　　　/: : : |､: : : : : : :.:/|　|ゝ-`.::／ ／) i/　　　　　r＜　 /‘， ‘， }ヽ |
.　　　 　 〃: /:.:l: : :}＼: ∨ ﾉ　| :::::／ ／／　　 　 　 　 ｀¨フﾌ}_　',　 i　|/..:|
　　 　 　 |! /!: :.l:＼:＼∨　{　｜ ./´./　/　　　　.＿__,　　`フ/　　 　 l　|l : {
.　　　 　 ⅳ {: : :､ : : : : .＼ i　 |∨ ノ　/　 　 .ノ´＿,ノ　...-‐´　　　 　 ノ.: :八
　　　　　　 八: : :＼: 八iヾ:.ヽ　 〈　{　/´ヽ　　　 ー‐　./　　　　　　 ／: .:/
　　　　　　　 〝 ≪:＼: :.从:.:.＼　 　 　 　 ＼　　 　 ..l　　　　＼_／/: ／
　　　　　 　 　_-=ﾆﾆﾆ=‐- ﾆ⊥_＼　 　 　 　 ｀丶 __ノ　　　　　 ヽ ′
　　　　　　 -ﾆ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣＼　　　　　　/.:.:.:,.
　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}`　 　 　 /.:.:.:.:.:＼　 　 　 　 ､
　　　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　 /.:.:.:.:.:.／ ＼　　　 　 ＼_＿＿
.　　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　 /＼--　　　 ∧　　　　　　＼:::::::二ﾆ=-
　　　　ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::У　　　　/i:::::::＼　　　/ ∧　　　　　 　 ＼::::::::::::::::::::＞､



　　　　　　　　　　　, - ―　- ,
　　　　　　　 _. ＜　　　　　　　＞
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　,　　　　　　 　ﾍ　　　　　　　.、
　　　　　,　　　　　＼ ヽ ﾍ 　　　　　　ﾍ
　　　　　i　i＿二=-_、、 ,.ﾍ.ヽ　　　　 .Ｎ
　　　　　l . _ヽ .／赱}=ヽ　 }　)　　　　N
　　　　　｀、i__={_ ／　　 ヽ .l_/,　　　 N
　　　　　　 ヽ｀j　　　xxx　i .}　l　　　.|
　　　　　　　　 ヽ-=ョ　　　ｌ/　＼从/　　　　　　　　　　　　　　う、うむ　まあ仕方あるまい
　　　　　　　　　　｀ヽ_　イ _ _ -^∧
　　　　　　　　　　　　_//loλ　 ./: :＼　　　　　　　　　　　　　　 ここでなら付き合ってやっても良いかな
　　　　　　　＿ ―－// lo |_|　 i: : ＼:.≧- _　_
　　　　　　/: :＿／: / ,:.Ｖ: :∧_/: : : : :.／: : : : : : : 、
　　　　　/: : : Ｖ: : :i　ヽ。／　.i: :◇:.／: : : : : : : : : .}
　　　　./_: : : : Ｖ: :.ｌ /: x; ＼_/: : ／: : :.／: : : : : : /
　　　 /__ ゝヽ: : V.l/_/斗´ o .／ー- _/: : : : : : : /
　　 ./乍_=　 ＞－´o　 ﾟ: : : : :＼_　 ./: : : : : : :./　　　※ここ　やる夫の屋敷　十神が居候している
　　/: ::＞－´: : : : : : : : : : : : : : : ｌl V: : : : : : ::/

　　　　　　　　　　　　　　　　　（他でやってくれ～！）


　　　 　　　　＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　‐ァ
　　　 　　 ／_ノ　　ヽ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　-=ﾆ _￣Y´　´￣≧
　　　 　／ （○）　（○） ＼　　　　　　　　　　　　　　　 ,　 '' ´　　　　　　　　ヽ
　　　／ u 　 （__人__）　　　＼　　　　　　　　　　　　∠-ァ 　　　　　　　 　 　 ゝ
　　　|　　　　　|i!i!i!i!|　　 u　　|　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　i
　　　＼　 u　　|;;;;;;;;;|　　　 ／　　　　　　　　　　　　 ,' ／　　　 ∧　　 　 　 　 l
　　　 ／ 　　　｀⌒´　　　　＼　　　　　　　　　　　　/ '.i´　　　人 ヽ.∧Nヽ r‐､l
　　　(<<<)　　　　　　　　（>>>）　　　　　　　　　　　　 l /l　　/＼バ/∠　 !ﾋl l ヽ
　　　 |、　i、　　　　　　　,i　　/　　　　　　　　　　　　　|'　l/|,ﾍ ＞〉　~ij~ノ ﾞl,ノ^ﾄ ≧‐- 、_
　　　　ヽ＿/　　　　　　　ヽ__/　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ~/　_ ､ -‐､ |　　l ヽ
　　　　 |　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ‐〉<ﾆ-‐0￣l/ヽ ､}　 ｝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. '　ol ﾍﾋニニフ　 ,ｌ. ,'.　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｲ 　　 l　 ＼ ´／　/l /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / .',　　0ヽ　< `´ヽ　l l/|ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　ヽ　　　.ヽ ＼0 〉 |／|' _,, -‐ '"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ヽ　　 ﾍ.　　0　`iﾍ/ V|　 「

　　　　　||;;;/■ヽ ;;||　　　　　　 　|　||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　　　　　||∩・∀・).||　　　.从从w!|　||==========||
　　　　　||;;;;;;;;;;;;;; ;;;||　　　,ﾊｖＶｖwﾘ..||[[[[[[[[[[[[[[[ ||
　　　　　 ￣￣￣￣　　　/ﾙｗｗＶ ヽ|==========||
　　　　　　　　　　　　　　 ＷwwＷ . ||[[[[[[[[[[[[[[[ ||　　　　　　　|ヽ
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　　　i⌒⌒⌒⌒⌒i　　　　.ヽ＿ノ.＼||[[[[[[[[[[[[[[[ ||　　　　　　　| ＼ |　|O ヽ
　　　i'--、_______, -'、　　　　　　　　　　　　::::::::::::::::::＼　　　　　　ヽ 　|　| Ni　|
　　　i丶_丶　　丶＼＼:.　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::＼　　　　　　ヽ|　ヽ＼ |
　　　｣＼|:::|-----丶|:::|::..　　　　　　　　　　　　　　　　 　＼　　　　　　　　＼ |
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　　　　　　.（ヽ~ヽ:i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　ヽ.＼ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!ヽ:::::.....　　　　　　　　　　 　　 　＼
　　　　　　　　＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)::::::::.....　　　　　　　　　　　　　　＼

　　　　　　／￣￣＼　　　　ところで今日はもう遅い　やる夫も泊まっていけ
　 　　　／　　　⌒　 ＼　　　　
　　　　 |　　　 （ ●）（●）　　
.　 　 　 |　　　　 （__人__）　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣￣＼
　　 　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒　 　 ⌒ 　＼
　　　　　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／（●） 　（●）　 　 ＼　　　そうさせてもらうお
.　　　　　ヽ　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　 （__人__）　 　 　 　 |
　　 ＿/⌒ヽ　　　　　ィ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　／
　 i'⌒ﾞl |　　 l　　 　 　　＼　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣　　　　　　　 ￣￣）＿＿_
　 |　　|. |　　 |　　 　 　 ﾄ　＼　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / //　　　　　　　 ／'./ / 〃　⌒l.
　 |　　|　（　"￣⌒ヽ、　|＿"￣￣⌒ヽ、 ＿＿＿__/⌒＼./　　　　 　 　 / 　 し'＿|;;;;;;;;;;;;|
　 |. 　￣￣￣￣|ｿ,),)￣｀ヽ￣⌒ヽ|,),)ｿ .l'⌒ﾞl　　(￣ﾞ＾　　ヾ　 /⌒ l＼ /　　　|⌒ﾞ|;;;;;;;;;;;;;|
　 |　　　　　　　 l 　.| y　　|＿ｨ 　 |　 .|　|　　|──＝｀──‐/　　/────| 　 |;;;;;;;;;;;;;|
　 |　　　　　　　 | 　.|.|　　 |　 |　　| 　 |　|　　|　　　　　　 　 ノ_　 /　　　　　 　| 　 |;;;;;;;;;;;;;|
　 |　　　　　　　 |　　 |＿__|　 |_＿|　　|　|　　|　　　　　 　 iヘ__ソ　　　　 　 　 | 　 |;;;;;;;;;;;;;|
　 |＿＿_＿＿__.|＿__（＿_ﾞ)__{_＿_ﾞ)＿|__|＿_|＿＿__＿＿_￣＿＿＿＿＿＿_.|＿_|;;;;;;;;;;;;;|

　　　　　　　　　　　　 　 　 　, -ー―- ､,､
　　　　　　　　　　　　　　 , イ　,　　、　 　 ﾞヽ、
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　　　　　　　　　　　　 |　　,イ-.|　　 |　　　　　　',
　　　　　　　 　 　 　 /,＞' ﾞiゝ､|　　 |　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　/;.ﾞi　　 ￣/　　/　　　　　　　|　　　では、客室にご案内しよう
　　　　　　　　　　 /　 i｀.‐　 /　　/ i　　　　　　　|
　　　　　　　　　　 !从|ﾞー-彡 ／／　　　　　　　|
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　　　 |:|:::::|（●)　 (●）|::::::|:|　　　私も休ませてもらいます
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: : : : : : :|: : : | / ＿__ヽ:i: : :ヽ:.:.:. :.l: : :l: : l
: : : : : : :|: : :i彳　　　　 ゞヽ:/ｨ≦ﾌｉ: : :l: : l
: : : : : : :ヽ: :l ｨ=＝ﾆﾐ　　 　 匕:.ﾉ ｌ: : i:l: : l　　　　やる夫殿はこの部屋にどうぞ
: : : : : : r‐ｉ: l弋c:::::ﾉ/　　　　　 　 l: :人ヽ:.l
: : : : : : l　ヽ:ｉ　￣´´　　　　 ´　　/:/.: :＼:ヽ　　　　　キル子さんとキル夫君の隣だよ
: : i! : : : ｀‐-:i　　　　　　　 　 　 /,ｲ: : : / ｀ミ
: :ﾉi: : i!: :i＼iゝ 　 　 　 ‐一´／　 ,i: :／
:/ .l: ;人: ヽ　　|　　　　　_／　 　 彡ｲ
.　 |/　　　　_./| 　 　 　 |::::::＞ｘ＿
　　　　　　/.:/＼　　　　k::∧.:.:.:i:.:.:｀ヽ
　　　　 ／ヽ_　　＼　　　 ヽ ヽ.:.:＼.:.:.ﾊ
　　　／.:.:.:.:.:/､　　 /i:iヽ＿i:l-´.:.:.:.:.＼:.l




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　　　　　／⌒　　⌒＼
　　　 ／（ ●） 　（●）＼　　　　　ありがとうございます
　　／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
　　|　　　　　|r┬-|　　　　 |　　　　おやすみなさい　　キル子　尉繚先生
　　＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／

　　　　　　 　 , : ´ ￣｀゛ ::　.
　　　　　　 ,::´:,::':::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 .:::::/:::::,::::::::,:::::::､:::::､:::ﾞ:.
　　 　 　 .|:::::i::::::|i:::::_||::::::_|:::::,|iﾞl::ｌ
　　　　　 |:::::|::::::|（●）　（●)|::::|::|
　　　　　 |:::::|:::::_| 　 　 ,　　 j:::::| ｀　　　　おやすみなさい
　　　　　 |:::::|:´:|､_　　 /,＼ :::i ｀
　　　　　 |:::::|:::::{´ ヽ.V,　　 ヽ|
　　 　 　 |:::::|:::::| ヽ　/| ､　　 ﾞ.
　　 　 　 |:i|:|:::::| 　 |┴l ゝ ､_ ﾉ


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　　　　　/:.:./:.:.:./:.:./:.;.:.:.:､:.:.:.ヽ.:.:.:ﾍ
　　　 　 !:.:.:|:.:.:/イ/:./:.:.:ﾊﾄ ､:.:.:.:.:.:.:l
.　　　　 l:.:.:.l:.:.:{ｨ升ｲ/イ'ｨ升ﾐﾍ:{ ､:.:ヽ　　　　うん　おやすみ
.　 　 　 |:.:.ﾉ!:.:.ｌ込ｼ　 　 込ｼ|:.:.:!ｲ:.:.:.ﾍ
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.　　 　 Ⅵﾍ:l:.:.:ヘ､　｀ ´　, イ.:.:ﾉｲ:}イﾘ
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　　　　　　　　''""～　''　　　　　,, 　 　 .. ,ヽ|＿＿_|／　..|
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　　　|_|｀'　'ゝ、__　_ヽヽ,_､　_、、|_|



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　　　 　 　 　 　　　 ::／ ⌒｀"⌒｀ヽ、::
　　　 　 　 　 　　::／,,　／￣￣￣￣＼::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／（　 ／　ノ⌒)
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　　 ／　 _ノ 　ヽ､_　　＼　　 / ＼　ヽ'　/　　　　　
　／ 　　ﾟ⌒　　　⌒ﾟ　　＼／＼__.＼__ノ
　|　　　　 （__人__）　　　　| 　　　　　　　　　　　今日は色んなことがあったお　　　
　＼　　 　 ｀ ⌒´ 　 　 ／
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　　　 ヽ 　 l/ /　　　　　　/　 ／　　　　　 　 　 　 　 丶
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　　　 　 　 　 　 　 ／ _,,.　-‐　　__　　　 ＿_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　 　 ／ ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　 l　　天にあっては、やる夫と比翼の鳥となれることを願っています
　　　　　　　　ﾉ`ァｰ-　.._
　 　 　 　 　 / |/ ／｀ヽ.x＼¨￢ｧ　..,,_
　　　　　　 /　/ / 　 ／　|　￣　　　　　　‐-　 .._
　　　　　 /i／ゝ.{_,／　　/　　　　　　　　　　　　　　 ‐-　.._
　　　　／/　／｀!　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐-　.._
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　　　　　　　　　 |/ （●）　（●） 　＼　 　 　 　 　 | |　　　やる夫は位人臣を極めて後は引退するか失脚するだけ
　　　　　　　　　/　　（__人__）　ﾟo　　.ヽ　 　 　 　 .| |
　　　　　　　　　|＿__ ｀ ⌒´　　 　 　 /￣ヽ_＿＿_| |　　　　蜀に流されても一緒に来てくれる人はもういないお
　　　　　 ／￣JJJJ‐‐- ､_　　 ＿／＿_ノ　 　 ／| |
　　　_ ／　　　　　｀ ヽ__　 `-　⌒ヽ　　　 　 .／　 | |　　　　　
　　／　　 　 ヽ　　 　 　 　 　 ｀ヽ、}　　　 .／　 ／| |
　ノ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ__　 ｀ヽ／ 　／　 .|_|
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　　　　　　　　　 |/ （ー）　（ー） 　 ＼　　　　　　　| |　　　　　　何言ってるんだお
　　　　　　　　　/　　（__人__）　ﾟo　　.ヽ　 　 　 　 .| |
　　　　　　　　　|＿__ ｀ ⌒´　　 　 　 /￣ヽ_＿＿_| |　　　　　　　まだやる夫はすべきことが残ってるお　キル夫を王にするんだお
　　　　　 ／￣JJJJ‐‐- ､_　　 ＿／＿_ノ　 　 ／| |
　　　_ ／　　　　　｀ ヽ__　 `-　⌒ヽ　　　 　 .／　 | |　　　　　　　　やる夫がキル夫を頼んで弟は死んだんだお
　　／　　 　 ヽ　　 　 　 　 　 ｀ヽ、}　　　 .／　 ／| |
　ノ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ__　 ｀ヽ／ 　／　 .|_|
／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ|　 ／
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　　　　　　　 {ｰｲ　 ﾄｰ}
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　　　　　　 /: : : :/: : /: : : : i :.: i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!
　　　　　　 |: : : : l :./ : : : : : : :.:ｉ::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|　　　　ほとんど十年ぶりの再開というのに避けられている気がして　
　　　　　　 !: : : / :/:.: : : : :.:i :..:i　　 　 　 　 　 ｊ/｣_ｊ:/l/::|
　　　　　　,: : :./: /ヽ: i : i : i i :.|.　　　　　 　 {　　 'i i: :.:.:l　　　　　あなたと二人ではあまり話せなかったし　
　　　　 　 j: :/ : / ｉ.:ヽ､: : : i i :.|　 　 　 　 　 ′ ﾉ: :i: : : !
　　　　 　,"/: : :｢:.:ｉ.:/i_:_i!:_:_|!i:_i、　　　 -ｰ　 ／: : ｜:.: :!
　　　　　/: : : : /: : : :.i: i : i : :.!　 　 ､ 　 ｀ .イ: : : : :.|:_:i!:｣
　　　 　 j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :|　　　 / : : {: i: : i: : : :!
　　　　 j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i　 　 /: : ﾉﾉ八: :ii:: : :|
　　　　 i': : :./　　|　　|: : : ii: |:.!ヽ　｛ ＼／　|: : |: : ||
　　　　 |: : /　 /　　　|i|: : ii: : i＼＼: 　 ＼　!: ||i!: : |



　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 ／　::＼::::::／::: u＼　　　　ま、まさか
　　　／ 　（⌒）:::::::（⌒）　　ヽ
　 　 |　　 　 （__人__）　　u　　|　　　　そんなことないお…
　　　＼　　　　`‐'´　　　 　／
　　　　/⌒ヽ　 　ー‐ 　　ｨヽ

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　,.-─‐-.､　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　 そうかしら？　　　　　/:::::::::::::::::::::ヽ 　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ＼
　　　　　　　　　.　　　　　 |:::: ::::::::::::::::::::::ｌ　　　 　 　 　 / ⌒　　 ⌒　 ヽ　　 ちょっちょっと
　　　　　　　　　　　　　　 .|::: ::::::::::::::::::::::::!　　　　　　　/ （●）　（●）　 ',
　　　　　　　　　.　　 　 　 |:::::::::::::::::::::::::::::ｌ　　　　　　　ｌ　 （__人__）　u　 ｌ　　　,. ----------------
　　　　　　　　　　 　 　 　 !:::::::::::::::::::::::::lｉ:|　　　　　　　 ＼　｀ ⌒´　 　 /.　　 ｆ.ｆ´￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　.　　　　　 !:::::::::::::::::::::::::l|::|　　　　　 　 　 /Z〈 　,ﾆr‐=〈　 l　 .| |
　　　　　　　　　.　　　 　 /|::::::::::::::::::::::::lｌ.,7:! 　 　 　 　 .７　.ﾄ､ｧ'ﾟ/　　ハ八___j｜
　　　　　　　　　　　　　　|:| !::::::::::::::::::::::l|.l|　!　　　　 ___/ 　 Ｌ.ｉﾟ/ 　 /　 |　ﾐゝｰ'"`ー‐-　､-- ､__
　　　　　　　　　　　　　　! !|:::::::::::::::::::::::| |　 l　　　／ r'二＞ー ､　/￣｀ヽ、| ､　　　　　　 　 　 　 ￣
　　　　　　　　　.　　 　 /　|:l|::::::::|!:::::::ll|::l|　 |,. -‐'ｰ-(_､_f´￣｀ヽУ　　　　 ﾍ、_`ｰ､
　　　　　　　　　　　　　l_　 |:|.!:::::::|l!::::::|l:.:||　 l : : : : : : : :`^ｰ'´＾`～'ヽ、　'"　　 ￣｀ヽ
　　　　　　　　　.　 　 　 ヽ |ll_|__:_!|:∟:!:.::l‐!　 l : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　.　 　 　 ／　　 　 　 　 ｀ヽ! 　 !　 .: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　/　/ .　　　　 　 　 ヽ..._│　　: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　.　　　 |､　! 　 　 　 　 　 　 ｀＜ヽ,
　　　　　　　　　　　 _メ´丶､:　　　　 -‐─､:ヽ　:｀＼
　　　　　　　　　　　 ∟ ､┴-　 　 -l＿____, -ｰ

　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :.
　　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : :/.' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　': :/ : : : : : : :/: i: :, : : / : : : /: : : : : : : : : :i
　　　 　 　 　 : /: : : : :ｨ :./ : :.i: i : : ｉ: : : : :i : :/ : : ｉ : : : :|
　　　　　　　 |/ : : : /: : / : : : : i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!
　 　 　 　 　 |/: : : /: :./: : : : : :i:::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|
　　　　　　 /: : : :/: : /: : : : i :.:i斥r≧ミ､　　　 ｊ/｣_ｊ:/l/::|　　　私達はこれからどうなるんですか？
　　　　　　 |: : : : l :./ i : i : i i :.|弋.ﾟ●ｿ`　　　,.≦zﾐ,/: ::!
　　　　　　 !: : : / :/ヽ､: : : i i :.|　 ﾞ¨ ´　　　　'ﾟ●ﾀ/: : : !
　　　　　　,: : :./: /i /i_:_i!:_:_|!i:_i.　　　　　　　{　¨´'i i : : :!
　　　　 　 j: :/ : /: : : |: : : : :.: |　　　 　 　 　 ′ ﾉ: :i:_:i!:｣
　　　　 　,"/: : :｢: : : :| : : : : :.:| ､　　　　-ｰ　 ／: : ｜
　　　　　/: : : : /: : : :.i: i : i : :.!　 　 ､ 　 ｀ .イ: : : : :.|
　　　 　 j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :|　　　 / : : {: i: : i: : : :!
　　　　 j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i　 　 /: : ﾉﾉ八: :ii:: : :|
　　　　 i': : :./　　|　　|: : : ii: |:.!ヽ　｛ ＼／　|: : |: : ||
　　　　 |: : /　 /　　　|i|: : ii: : i＼＼: 　 ＼　!: ||i!: : |
　　　　∠/..._　 　　　 !: : : |: : |　 ＼＼　　＼: |: : : i!



　　　　　　＿＿＿_
　 　 　 ／_ノ　ヽ､_ ＼　　　　　
　　　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　　　ど、どうなるって…
　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::::＼　　
　.| 　 　 　 |r┬-|　　 　 　 |　　　できる夫陛下が今や秦王であることは話したお
　 ＼　　 　 ｀ー'´　　 　 ／

　　 　　　　　　　 ,,．: ''''""~""'''‐．.
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 ／　ノ　　　　＼　　　　　　＼
　 　 　 　 / 。( ⌒ )　　　(⌒) 。 　 　 　 ｀､　　　　　　　
　　 　 　./　　 ／　　　 ＼　　　　　　　　　　',　　　　　　王宮で夫人か王后として暮らすことになるお　
　　 　 　i　　 （　　人　　　）　　　　　　　　　 ',　　　　　　
　　　 　 !　　　｀ﾞ'´⌒｀ﾞ'''''´,　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　今まで苦労させてすまなかったお
　　　　　＼　　　 　 　　　　　 　 　 　 　 　 ,.'
　　　　　　 >　　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　　　 　 ／　　　　　　　-----‐‐‐'''"~　　＼


　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :.
　　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : :/.' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　': :/ : : : : : : :/: i: :, : : / : : : /: : : : : : : : : :i
　　　 　 　 　 : /: : : : :ｨ :./ : :.i: i : : ｉ: : : : :i : :/ : : ｉ : : : :|
　　　　　　　 |/ : : : /: : / : : : : i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!
　 　 　 　 　 |/: : : /: :./: : : : : :i:::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|
　　　　　　 /: : : :/: : /: : : : i :.:i斥r≧ミ､　　　 ｊ/｣_ｊ:/l/::|
　　　　　　 |: : : : l :./ i : i : i i :.|弋.ﾟ●ｿ`　　　,.≦zﾐ,/: ::!　　　　　でも…私やキル夫だけじゃじゃないわ
　　　　　　 !: : : / :/ヽ､: : : i i :..oﾟ ﾞ¨ ´　　　　'ﾟ●ﾀ/: : : !
　　　　　　,: : :./: /i /i_:_i!:_:_|!i:_i.　　　　　　　{　¨´'i i : : :!　　　　　　　できない夫様は亡くなられて…
　　　　 　 j: :/ : /: : : |: : : : :.: |　　　 　 　 　 ′ ﾉ: :i:_:i!:｣
　　　　 　,"/: : :｢: : : :| : : : : :.:| ､　　　　-ｰ　 ／: : ｜
　　　　　/: : : : /: : : :.i: i : i : :.!　 　 ､ 　 ｀ .イ: : : : :.|
　　　 　 j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :|　　　 / : : {: i: : i: : : :!
　　　　 j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i　 　 /: : ﾉﾉ八: :ii:: : :|
　　　　 i': : :./　　|　　|: : : ii: |:.!ヽ　｛ ＼／　|: : |: : ||

　　　　　　　　　　　　　　　　 　_..- ―--　、
　　　　　　　　　　　　　 _..-''ﾞﾞ´　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　/　　, --､　　　　.,.-- 、　　 ヽ
　　　　 　 　 　 　 /　 ／´　｀ヽ　　 /´　　 ｀ヽ 　　ヽ 　　　　　これからは王宮でなんの苦労もしないで
　　 　 　 　 　 　 ,′（　 -―- l　　 l -―-　　 ） 　 　!
　　　 　 　 　 　 ;　　 ヽ_　　 ノ　 　 ヽ　　　 _ノﾟo　　 |　　　　　　できる夫新王と暮らせばいいお
　　　　　　　　　 {　 ''"⌒（　　　i　　　　）'⌒"'　　　　}
　　 　 　 　 　 　 ',　　　　 ｀ ─'＾ー - ´　　　　　　 /　　　　　　　　今まで苦労させて悪かったお
　　　　　　　　　　 ヽ、　　　　　　　　　　　　　　 ／
　 　 　 　 　 　 　 　 ,＞　_＿ _ _ _ _　 　　　　 ＜



　　　　　　　　 ／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.　 　 　 　 　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.　　　　　　　′:::::::: ,'ｌ::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.　　　　　　 '.::::::::::::i:| |:::i::::::|:::::::|:::ｉ:|:::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　 　 　 i:::::::::::::|l｣ |:::l::::::|:::::::|:::|:|:::::::::i:::::::::::::::::::::ｌ ,　　できる夫の夫人として暮らせば私達は何の苦労もないのね？
　　　 　 　 l:::::::::::::l_ミ､└_└‐-L:ｌ｣:::::::::|::::::::::::::::::::;　!
　　 　　 　 |:::::::::::::|i●; 　 斗ゃｧｪｬ:::::::::| ､::::::::::::::::　；　　　そのできる夫だってかつて捨て駒のように邯鄲に人質に出されたのに？
. 　 　 　 　 ｀ヽ;:::::｣｀¨′　　ゞ●ノ/::::::::l　i:::::::::::::::ｉ ￤
.　　　　 　 　 /::::::::. 　 ,.　　 　 　 '7:::::: ' .:::::::::::::::: |　ﾄ
.　　　　 　 　 ;:::::::::.丶.　ｰ- 　 　 /:::::::,ﾞ´:::::::::::::::::::ｌ ！ ヽ
.　　　　 　 　 ｉ::::::::::::ｉ:::〕:.. _ .... ＜:::::::/|::::::::::::::::::::::::. ﾉ　　 ;
.　　　　　　　 l::::::::::::Ⅳ ::::::::::::∨::::::/_,'::::::::::::::::::::::::::.　　 /

　　　　　　　　　　　　　 ,　-―ー- 、
　　　　　　　　　　　 ／ノ　　ヽ､_　　ヽ　て
　　　　　　　　　　　'＝=　　 =＝＝　　 ､　そ
　　　　　　　　　　'　＝　　　 ＝＝　　　l　　　　　　　そ、それは…
　 　 　 　 　　　 { 　〈_,ｨ､＿,ノ　　 　　　}
　　　　　　　　　　､.　　ﾚ'＿,ﾉ 　 　 ..　ﾉ
　　　　　　　　　　　＞　　　　　　　 ＜、
　　　　　　　　　　/　ー―- .､　　 r 、　ヽ、
　　 　　　　　 　 `ー―- ､_ノ　　 l　 ＼　 ＼
　　　　 　 　 　 ,'　 　 　　　　 　　l　　　ヽ _,ﾉ



.　　　　 !:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::|:|::l|:::::::::::::ll|::::::::::::::::::|||:::::::::::::::::::::::::ｌ
　　　　 |:: ::::::::::::::::: :::::::::::::::::|:|!:lｌ:::::::::::::||l: :::::::::::::::l||::::::|::::::::::::::::::.!
　　　　 |:: ::::::::: ::_l||::::::::::::::::::|ll.l||::＿:::_| ll　:::::::::::::||.!:::::|l:::::!::::::::::::|
　　　　 |: ::::::::: /､ll|::::::::::::::::::|＞|ｧ-､､''ﾐ ￣￣￣〃ﾆ‐く∠!::::::::::::|
　　　　 |:::::::::::::! /l!|: :::::::::::::::||/;●.c !＼'　　　　'.f{●.!..∨::: :.!::::::|　　　　　ミク太后っていう夏姫様を追い出した
　　　　 !::::::::::::::!.ｌ.|!|:::::::::::::::::|ヽ:l..≦.ﾉ . '　　　　　.!ic丿 /:::.!:::l:::::f|
　　　　 |:: :::::::: :ヽ.!||: :::::::::: ::|l|　l｀.´ 　　　　　　　　´　 .!:: :|::l||::::ll|　　　　　　王太后もいるんでしょ？
　　　　 |:: :::::::::::: ::||:!: ::::::::: ::||| │　　　　　 　 !　　　　/:::::l!:.!||:::|l|
　　　　,l:: ::::::::::::::::::::::::::::::_::_l:!|| │　　　　　´ 　　　　/.::::::.!|:|.!|:::|l!
　　　　l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!ﾄ､　|　　　 ─‐‐　　 ／.:::::::::i|￣ ￣
　　 　 l|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::||　 丶、　　　　　 ／ :::::::::::::::||
　　　 !|:: :::::::::: :::/|::::::::::::::::::|.| 、　　.｀ ｰ┬ '´::::::::::::::::::::::::l|
　　　l:!::::::::::::::::/ :l|::::::::::::::::::l |､ 丶、　　/丶、:::::::::::::::::::::::|.!
　　 l:!|::::::::::／::::: !|:::::::::::::::::.! !､ヽ 　＼ l ｉ　　!ヽ:::::: :::::: ::::lｌ|
　　!:|:!:::／'"｀ﾉ ｰ!|: ::::::::::::::::|:.!:::ヽ丶、 ヽ! 　 ! |:､!::::: :ヽ:::|.||

　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　／ 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　 ／　　 _ノ ::::::: ゝ､　　＼　　　こ、今度こそやる夫が守るお
　 　 　 　 　 |　　　（○） 　（○） 　u |
　　　　　　　 ＼　　　（__人__） 　　,／
　　　　　　　 ／　　　　｀⌒´　　　　＼




　　　　　/: : : : : : : : /: : :/: : :l : : : :|:l!.: : : : : : : : :ﾍ　ハァッ
　　　　 /,: : : : : : : :/: : :/: :!:!:l: : : : :l:l!: : : :l!: : : : : :.i　　　ハァッ
　　　 ./,ｲ: : : : : :_:ﾑ斗ヒ7!: :.l: :.i!:」ﾒ<L:_: :.l|: : : : : :.l
　　　.,:/l: : : : : : '」;::;/L::_:」;:_.!;_ﾙ"L:_:ﾊ;.:｀ﾄl: : : : : : |　　　　
　　　,:.l l: : : : : : l ,=＝=､　　　　　,=＝=､. l : : : : : : l
　　 .l: | |: : : : : :八. ﾟ● ﾉ.　　　　 ! ﾟ● .ﾉ ! : : : : : : l　　　　　　別に私は売られることになれてますから
　　 .|: l |: : : : : :.lこつ¨ ////，//// ¨⊂つ : : : : : :l
　　　ヾ L:_: : : : |　　　　　　　　　　　　　/: : : : ﾊ: : l　　　　　　　今度は王宮ですね
　　　　　l: : : : :.ﾊ.　 　 　 　 　 　 　 　 ムイ: : ﾚ: : :l
　　　　 ,: : :|: : :|｀ゝ　　　　´　ﾟ｀　　　　　ﾉ:|: : :|: : : |
　　　　/: : :|: : :|: : : ;>、　　　　　　　 , .<: :.|: : :|: : : l
　　　 /: : : |: : :|: : : : : 个　、　　, 　个 : : :.|: : :|: : :.l
　　 ./: : : : l: : :l: : : : : : j　 　 　 　 　|: : : :.:|: : :l: : :.l

　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　u　＼
　　　　 　／　　／　 　 ＼＼　　　　　売られるって…今度はそういうことじゃないお
　　　　／ 　し （●） 　（●） ＼　　　
　　 　 |　∪　 　 （__人__）　 J .|　　　　　あれ？お前、大丈夫かお？　息も荒いし、顔が赤いお　
　　　　＼　　u　　 ｀⌒´　 　／



　　　　　/: : : : : : : : /: : :/ 　 l : : :/| l: : : : : : : : :ﾍ　　　　ハァッ
　　　　 /,: : : : : : : :/: : :/　　 l: : :/ .l l: : : :l!: : : : : :.i　　　　　 ハァッ
　　　 ./,ｲ: : : : : :_:ﾑ斗ヒ7´　l: :./ ﾒ<.L:_: :.l|: : : : : :.l
　　　.,:/l: : : : : : 'ム;/　　 　 .!;/ /　　ﾊ; :｀ﾄl: : : : : : |
　　　,:.l l: : : : : : l ,.ｬｧﾃ㍉　　　　　 ｨェｪミ゛l : : : : : :l
　　 .l: | |: : : : : :.K.｡●≠ 　　　　　ﾋ｡● y: : : : : : : :l　　　　その…例の囚われていた隠れ家で体をおかしくされて
　　 .|: l |: : : : : :.lこつ　////，////　 ⊂つ : : : : :.: l
　　　ヾ L:_: : : : |　　　　　　　　　　　　　/: : : : ﾊ: : l　　　　　　
　　　　　l: : : : :.ﾊ　　　　　　　　　　　　ムイ: : ﾚ: : :l
　　　　 ,: : :|: : :|｀ゝ　　　　´ 　｀　　　 　 ﾉ:|: : :|: : : |
　　　　/: : :|: : :|: : : ;>、　　　　　　　 , .<: :.|: : :|: : : l
　　　 /: : : |: : :|: : : : : 个　、　　, 　个 : : :.|: : :|: : :.l
　　 ./: : : : l: : :l: : : : : : j　 　 　 　 　|: : : :.:|: : :l: : :.l

　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　u　＼
　　　　 　／　　＼　 　 ／＼　　　　　　な、なんだって！？大変だお！
　　　　／ 　し （●） 　（●） ＼
　　 　 |　∪　 　 （__人__）　 J .|　　　　　すぐにやらない夫に言って医者か薬を頼んでくるお！
　　　　＼　　u　　 ｀⌒´　 　／




////////////|　　　　＼//////////////∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　
////////////|　　　　　 ＼/////////////∧　　　　　　　　　　　 　 　 　 　
////////////|　　　　　 　 ＼////////////∧　　　　　　　 　　　　　　　 　
////////////|　　　　　 　 　 ヽ///////////∧　　　　　　　　 　 　 　 　 　
////////////|　　　　　　　　　 }/////////// ∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　
////////////|　　　　　　　　　 ヽ/////////// ∧　　　　　　　　　　　　　　　
///////////∧　　　　　　　　　　∨///////////∧　　　　 　 　 　 　 　 　
////////////∧　　　　　　　　　　∨///////////∧　　　　　　 　
/////////////∧　　　　　　　　　　∨///////////∧　　　　　　ガシッ　
//////////////∧　　　　　　　　　　∨///////////∧　　　　　　
///////////////∧　　　　　　　　　　∨///////////∧ , ‐―――へ
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/////////////////∧　　　　　　　　　　∨//////////// /　 　 ノ　 　 /　
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///////////////////∧　　　　　　　　　　∨//////// 〈_/∧l^l^lヽ´
////////////////////∧　　　　　　　　　　∨///////////∧ﾉﾉノ
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　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　 　／　　u　　 ノ　　＼　　　　　ええ！？なんで掴むんだお？
　　　　／ 　　　　 u （●）　　＼
　　　　|　 　　　　　　　（__人__）|
　 　　 ＼　　　　u　　　.｀ ⌒／
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼
　 ／´　　　　　　　　　　　　 　　ヽ



　　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : :/.' : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　': :/ : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .　　　ハァッ
　　　 　 　 　 : /: : : : :ｨ :./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　　 ハァッ
　　　　　　　 |/ : : : /: : / : : :.i: :, : : / : : : /: : : : : : : : : :i
　 　 　 　 　 |/: : : /: :./.: : : :.:i: i : : ｉ: : : : :i : :/ : : ｉ : : : :|
　　　　　　 /: : : :/: : /: : : : i :.: i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!
　　　　　　 |: : : : l :./ : : : : : : :.:ｉ::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|　　　　　ち、違う
　　　　　　 !: : : / :/:.: : : : :.:i :..:i　　 　 　 　 　 ｊ/｣_ｊ:/l/::|
　　　　　　,: : :./: /ヽ: i : i : i i :.|.　　　　　 　 {　　 'i i: :.:.:l　　　　　　これはそういう病気じゃないの
　　　　 　 j: :/ : / ｉ.:ヽ､: : : i i :.|　//// 　 　 //ﾉ: :i: : : !
　　　　 　,"/: : :｢:.:ｉ.:/i_:_i!:_:_|!i:_i、　　　 -ｰ　 ／: : ｜:.: :!
　　　　　/: : : : /: : : :.i: i : i : :.!　 　 ､ 　 ｀ .イ: : : : :.|:_:i!:｣
　　　 　 j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :|　　　 / : : {: i: : i: : : :!
　　　　 j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i　 　 /: : ﾉﾉ八: :ii:: : :|
　　　　 i': : :./　　|　　|: : : ii: |:.!ヽ　｛ ＼／　|: : |: : ||
　　　　 |: : /　 /　　　|i|: : ii: : i＼＼: 　 ＼　!: ||i!: : |

　　　　　　　　　,.-─‐-.､
　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::ヽ
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　　.　　　　　 |::: ::::::::::::::::::::::::!／　　　　 ＼
　　.　　 　 　 |:::::::::::::::::::::::::::::ｌノ　　　＼　 ヽ　　 え？な、なに？
　　　　　　　　!:::::::::::::::::::::::::lｉ:|●）　（●）　 ',
　　.　　　　　 !:::::::::::::::::::::::::l|::|__人__）　xxu　ｌ　　　,. ----------------
　　.　　　 　 /|::::::::::::::::::::::::lｌ.,7:!｀ ⌒´　 　 /　　　ｆ.ｆ´￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　|:| !::::::::::::::::::::::l|.l|　! 　,ﾆr‐=〈　 l　　 | |
　　　　　　　! !|:::::::::::::::::::::::| |.l　 l､ｧ'ﾟ/　　ハ八___j｜
　　.　　 　 /　|:l|::::::::|!:::::::ll|::l |　 |.ｉﾟ/ 　 /　 |　ﾐゝｰ'"`ー‐-　､-- ､__
　　　　　　l_　 |:|.!:::::::|l!::::::|l:.:|.|　 l ､　/￣｀ヽ、| ､　　　　　　 　 　 　 ￣
　　.　 　 　 ヽ |ll_|__:_!|:∟:!:.::l‐´￣｀ヽУ　　　　 ﾍ、_`ｰ､
　　.　 　 　 ／　　 　 　 　 ｀ヽｰ'´＾`～'ヽ、　'"　　 ￣｀ヽ
　　　　　　/　/ .　　　　 　 　 ヽ..._: : : : : : : :ヽ　　　　　　　 ヽ
　　.　　　 |､　! 　 　 　 　 　 　 ｀＜ヽ, : : : : : :ヽ　　　　　　　 ヽ
　　　　_メ´丶､:　　　　 -‐─､:ヽ　:｀＼: : : : : :ヽ　　　　　　　 ヽ
　　　　∟ ､┴-　 　 -l＿____, -ｰ‐‐‐‐'
　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　ﾉ⌒:／　　　　　　　　　／
　｀ｰ---r'::::::r'　　　　　　　　　／
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　:::::::::::／´　　　　　　　 ／
　:::::／　　　　　　 ____／:| 　　　グッ
　フ　　　_r‐ｰ､／::::::::::／
　　　　　ヽヽ::::｀￣´ /
　　　　　r':ヽ二ﾝ￣´
　　　　　 フ￣´
　　　　／
　　　ヽ、
　　　　 ヽ、

　　　　　　　　　　　　　　　 _　-－― - ､
　　　　　　　　　　　　　_,__'´　 　 ＼ 　 　 `ヽ、
　　　　　　　　　　　　(´ 　,)　　(´￣ ｀)　.u 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　/￣　　　　￣￣　　　　　 i
　　　　　　　　 　 　 ,' l､＿人　　ﾉ　xxxx 　　 　 l　　　　ちょっ待て　そりゃまずいんだお
　　　　　 　 　 　 　 i 　 　ｌ .ｌ ￣　 ,　　　　u　 　l
　　　　　　　　 　 　 ヽ　　l l　 　 /　　　　　　　/　　　　　今やお前は王の夫人か后（きさき）となる女なんだお
　　　　　　　　　　　　　`.l､_ノ__　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 `l 　 　 　 　`､



　　　　　/: : : : : : : : /: : :/ 　 l : : :/| l: : : : : : : : :ﾍ　　　　ハァッ
　　　　 /,: : : : : : : :/: : :/　　 l: : :/ .l l: : : :l!: : : : : :.i　　　　　 ハァッ
　　　 ./,ｲ: : : : : :_:ﾑ斗ヒ7´　l: :./ ﾒ<.L:_: :.l|: : : : : :.l
　　　.,:/l: : : : : : 'ム;/　　 　 .!;/ /　　ﾊ; :｀ﾄl: : : : : : |
　　　,:.l l: : : : : : l ,.ｬｧﾃ㍉　　　　　 ｨェｪミ゛l : : : : : :l
　　 .l: | |: : : : : :.K.｡●≠ 　　　　　ﾋ｡● y: : : : : : : :l　　　　私は遊女です！
　　 .|: l |: : : : : :.lこつ　////，////　 ⊂つ : : : : :.: l
　　　ヾ L:_: : : : |　　　　　　　　　　　　　/: : : : ﾊ: : l　　　　　キル夫も趙の娼館で育てたのよ！　
　　　　　l: : : : :.ﾊ　　　　　　　　　　　　ムイ: : ﾚ: : :l
　　　　 ,: : :|: : :|｀ゝ　　　　´ 　｀　　　 　 ﾉ:|: : :|: : : |
　　　　/: : :|: : :|: : : ;>、　　　　　　　 , .<: :.|: : :|: : : l
　　　 /: : : |: : :|: : : : : 个　、　　, 　个 : : :.|: : :|: : :.l
　　 ./: : : : l: : :l: : : : : : j　 　 　 　 　|: : : :.:|: : :l: : :.l

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　　　　　　 /: : : :/: : /: : : : i :.: i.: :/{.: :/ｉ: :i ://|: : j: : : !::!
　　　　　　 |: : : : l :./ : : : : : : :.:ｉ::/7ﾊ/ノノｊ/:/_|:./ }: :/:ｉ:|
　　　　　　 !: : : / :/:.: : : : :.:i :..:i 　 ii　 　 　 　 ｊ/｣_ｊ:/l/::|　　　　　刑地牢殿も死んで、できない夫様も趙人に殺され、
　　　　　　,: : :./: /ヽ: i : i : i i :.|.　 ii　　　 　 {　　 'i i: :.:.:l
　　　　 　 j: :/ : / ｉ.:ヽ､: : : i i :.|　 ij　　 　 　 ′ ﾉ: :i: : : !　　　　　　力も無く、学も無い私はそうするしかなかったの
　　　　 　,"/: : :｢:.:ｉ.:/i_:_i!:_:_|!i:_i、 ;!　 　-ｰ　 ／: : ｜:.: :!
　　　　　/: : : : /: : : :.i: i : i : :.!　　。､ 　 ｀ .イ: : : : :.|:_:i!:｣
　　　 　 j: : : : ,'─=ミ:|: : : ｊ : :|　　 　/ : : {: i: : i: : : :!
　　　　 j: : : : ﾉ￣￣´i: : : ii: : i　 　 /: : ﾉﾉ八: :ii:: : :|
　　　　 i': : :./　　|　　|: : : ii: |:.!ヽ　｛ ＼／　|: : |: : ||
　　　　 |: : /　 /　　　|i|: : ii: : i＼＼: 　 ＼　!: ||i!: : |




　　　　　　　　　 ／￣￣￣￣￣￣￣ ＼
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　　　　　　　/　　　　　　　　_ __ __ノ ,l　:l ヽ、ヽ
　　　　　　/　　　　　　　 fr‐t―‐ｧ　j 　{ｒｧ-ｧ ＼
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　　　　 ..|.　　 　 　　　　　 {　　　　　　ム　　　　}　|
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: :|: : : : : ﾊ: :.〃: : :〃:./　!: ! 　　＼|: : : :.〃: : : : : : : : ::::|: : : : : : : : : :
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: ::､:.: !　　　　　｀ｰ┴┘　Ⅵ　　 　 |: : : :.|ﾄ､!: :ヽ: : : : : ∧: : :.:|ヽ:ﾉ　/
: : :.ヽ{　 ,ｨ≧==x､　　　　　　　　　 ﾄ､:.: :.l　 ＼: :.＼: : :{　Ⅵ: :l　',:.:/:.:　　　でもあなたに恨みは無いわ
: :::::::::ヽ ｀¨{¨fｒ‐-≠ﾐx ヽ　　 　 　 j　＼ﾉ　　　｀¨¨¨¨¨´　 ｀V 　}/: :.:　　　
: ::::::::::::::. 　ヽﾍY≧●::ﾊヽ　　　　　　　 　 ´￣≧==　　　 　 　 /′} :　　　　どうせあなたにお金で買われた身だし
: : : : :.::::::. とこゞ辷ＺＺソ　　　　　　　 　 　 ィ≦ｲ≠=テ≧===x､　 ,: :　　　
: : : :/::::::::.　　　　　　　　 　 ／　／　　　　　ヽ　{{ﾄ ≧●≦　;ｯ′,′　　　　　あなたがどう使おうが自由でしょ
: : ,ｲ､::::::::i　/／/／/／/／/.／/／／　 　 　 `''㍉≦三三／　 /: : :　　　　
／│ﾄ､: :.}　　　　 ／ ./　　　　　　　／ /／/／/　　　　 てつ ./: : ／　　　　　
　　| |: i:::::',　　　　　　　　 　 ′　　 　 　 　 　 /／/／/／　　ムイ :::　　　　
　　| |: |:::八　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /::::::′::　　　　　　 宮に入ったらできる夫の夫人として過ごすから…
　　| |: |:::::::::＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /::::::〃／
　 / :l: |:::::::::::::::＼　　 　 　 　＾ヽ　＿　　　　　　　　　　 　 /: ／/´ : :　　　　　　　 お願い…体が変なの…
. /:.:.:|: |:::::::::::::::::::: ` ､　 　 　 　 　 　 ｀　　　　　　　　　 ／／:.:/ : : : :
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　　　　　　　　　　　〈__)ノ＞'　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
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: : : : :／　　　　　　　　 　 Ｙ: : :./　　　　　　　　　斧ﾐz/: : : : : /: : : : : |
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　　　　　,イ三三ﾆ{,ｨ彡／　',　　　　　　　　　　　　　　 / 　＼ミ＼}三三ミヽ　　　
　　　 ,イ三三三三ヲ `ー-込　　　　　　　　　　　　　 ム-一'ヽﾐ三三三三ﾐヽ
　　　 V三三三三/　　　　　 .＼　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　 ヽ三三三三/
　 ＞ ´|三三三ﾆ.|　　　　　　　　＼　 /／＼ヽ　／　　　　　　　　|三三三ミ|｀ ＜
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　　　　　l: : : : :.ﾊ　　　　　　　　　　　　ムイ: : ﾚ: : :l　　　　　　　なにか？
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　 　 　 　 　　　　,:::::::::::::::::i:::::| /　ｎ}ヽ＜ミﾊ::::!
　 　　　　　　　　l:::::::::::_＞ﾍ::::!ｧ' ﾉ ﾉ　　' 〈 l::::|ヽ
　　　　　　　　 　|::／ 　 　､ﾍ::!　{ 　 　 　八l::::!　!
　　　　　　 　 　 〃　 　　i　} l:! ∧　　　/:　ヽﾉ　|


　　　　　　　 ＿＿
　　　　 　／..::::::::::::::..＼　　　　　…
　　　　／..:::::::::::::::::::::::::.＼
　　 ／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼　　　でも、一緒の部屋で寝るわけにはいかないお　　　　　
　　 | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
　　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　　　キル夫が待ってる部屋に寝てくれお
　　,. -‐'´..:::::::::::::::::::::...｀丶､
　 ﾉ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....ヽ

　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　 ,..:ヽ'"::::::::::::`ヽ､
　　　　　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::ヽ
　　　　　　　　 ,::::,::::::::::::::::::､:::::::::ヽ.::::ヽﾞ､ﾞ!
　　　　　 　 　 j::::|:::::::::::i:::::::|::i:::::::::ヾ､::〉:|i:|
　　　　　 　 　 |::::|:::::::::::|:::::::|:::|::::::::::_iV::|:|:|
　　　 　　　　　|::f|:::::::::::|:::_:_|:_|ﾚ-ｲ●i:::|:|::|　　　ええ、そうするけど…
　　　　 　 　 　 |::ﾞﾄ､::::::::|lﾔ●ｿ　　`¨ !::|`
　　　　　　 　　 |::::::|ﾞ‐n-! ｀¨　 　 ,　/1:!　　　　　そこの大事そうなお手紙は人目に触れるところに置かないほうがいいわ
　　　　　　 　 　 |:::::j::::|/ヽ ､_　　‐' /　|:|､_
　　　　　　 　 　 .|:/ |:::|　ﾄ.　　￣/´　 |:|/´ヽ､　　　
　　　　　　　　　 .|!　!::|　| ﾞ!　, '/　 　 ,!|　　　 ヽ､
　　　　 　 　 　 　i! .!::j　 | У/　　 ∨|:|　　　　　ヽ.
　　　　　　　　　 |ヽj::,'!　 |'/´　　／　|::i　　　　 /　ﾞ､
　　　　　　　　　 |　|:i |　／ 　 ／　　 !::|　　 / /　　 ﾞ!
　　　　　　　　　 |　!| .i/　 　 /　　　　!:::|　　|/　　　 ﾉ!
　　　　　　　　 ./　|:|7'.､_　 /　　　　　|::::ﾞ!　i/　　_／　!
　　　　　　　　/　 .|:|ヽ､　｀'ヽ-=ﾆ､＿_|::::::|‐|｀＝´　　　|



　　　　　　　　　　； ＿＿＿_；
　　　　　　　　　；／　　　 　 ＼；
　　　　　　　 ；／　　 ／　　 ＼＼；　　　　え！？
　　　　　　；／ 　 oﾟ(（○）　(（○）ﾟo　　　　
　　　　　　；l　 　 　 　 （__人__）　　 |；　　　　み、見たのかお？
　　　　　　；＼　　　　　｀ ⌒´ 　 ／；
　　　　　　；／　　　　 　 　 　 　 ヽ；

　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　 /:::::::::::::i:::::i::::::::::::::ﾊ::i:::::::::i::::::i::::i
　　　　　,:::::::::::::i:ﾊ::ﾊ:::::::::::::.|i:｜::i::::!:::::i::::|
　　　　　l::::::::i::::i::ト|_i|:.:.:.:.:.:.i|:.::}:.:.|::.:i:::::|.:.:!
　　　　　|:::::::::V:r≧ミ廴＿,≦zﾐ':{::.i:::::i:::::!　　　　私は農村生まれの娼館育ち　文字なんて読めませんから大丈夫ですよ
　　　　　|_:::i::_::::..ﾟ●ｿ　　 'ﾟ●ｿﾉ' i_:::::i )::!
　　　 　 　 　 |:│ﾞ¨´　 　　ﾞ゜¨´ 　 !:::;':::::|　　　　　でも…態度からしてきっと大事な女性からなんでしょう？
　　　　　　　 ﾊ::::､　　　` 　 　　　ｲ!:::l:::::::|
　　　　 　 　 |::';:::l:｀:.､　‐- 　　イ:::::!:::!:::::::i
　　　　 　 　 |::::Vﾍ:／＞､‐ ´　j|ﾞV:!::l::::::::i
　　　　　　 ／￣Vﾍヽ　　＼､　i.| ヽ::L:::::::|
　 　 　 　 / 　 丶Vﾍ ＼　　ヾy |　 l:ﾊ 　.ﾊ
　　 　 　 ,´ ､ 　ヽ Vﾍ　 ､　　 `j　　| ヽ　l　l
　　　　　,′ ヽ　 l　Ｖﾍ 　ﾞ､ 　 ,′　!　ヽ│|!
　　　 　 l 　 　ﾞ､　l　.l::::l 　 ヽ /　　 | 　 V　i !



　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　u　＼
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　　　　／ 　し （○） 　（○） ＼
　　 　 |　∪　 　 （__人__）　 J .|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　_,...---- ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::/:::::::::::::::::::/:::::|::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::､ヽ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::/:::::::::::::::::::::/:::::j|::::::l::::::::::::l::::ﾊ:::::::::ヽ::iﾍ:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 /:::::/::::::::::::,:::::::/::::::/|:::::::|::::::::::::|::::|ヽ:::::::::l:::i　ﾞヾ､
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |::://:::::::::/:::::::/::::::/ !:::::::ﾊ:::::::::::|::::|　!::::::::|::::|　　ﾞ|
　　　　　　　　　　　　　　　　 |://::::::::::/:::::::/_:::/__!:::i::::| ﾞ!::::::::::|:::｣=-|::ﾊ:|:::::|　　||
　　　　　　　　　　　　　　　　 /:,':::::::::/:::::::::/,z"≧､､ヽ''　ヽ',ｨ,ｪ≦x､ /:||::::::::|　　|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:/::::::::/::l:::::::/{{f::●;:ﾊヽ　　 i/.{i●;ｯj ,'::::|:|::::::::!
　　　　　　　　　　　　　　　/:::::!:::::::/::::l::::::i　 ` ｰ "　　　　　 ｀ﾞｰ"　i:::::|::|ヽ､:|
　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::｀>':::::::i､::|　　　　　　　　丶　　　　 i::::::|::|　　　　　　　 　私が宮に入るまで
　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::/:::::::/:ヽ　　　　　　　　 ´　　　　 ,'::::::|:::i
　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::/::::::::/:::::ﾄヽ　　　　　-‐ - 　　 ／::::::::::|:::ヽ　　　　　　　　また抱いてくださいね
　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::/::::::::/ﾍヽﾉ　` ､　　　　　　　／::::|､:::::::::|::::ヽ
　　　　　　　 　 　 　 /_:::-‐="/:::::::::,' 　 ＼＼　　`　‐-　_イi｀ヽ､ﾄ_ヽ::::::|::::::ヽ
　　　　　　　　　　　/／｀ヽ､ /:::::::::,＼　　　＼＼　　　　/! |　　 ヽ　ヽ::::ﾄ､::::::ヽ
　　　　　　　　　　/'　l　　　/::::::::::/　 ヽ 　 　 ＼＼ 　 〈 .| |　　 　!　 　ヽ|　ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　/'　 l　 　 /::::::::::/　 　　＼.　　　＼＼.　 i |　　　 |　 　　＼＼ヽ:::::＼
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　　　　　 ./　　　 | ／::::::::::::/ / /　　　　　　　 _,ｨ'"￣￣ヽ__-‐ヽ､|　　　　j　　　l　＼::::::::::::::::＼
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　　　　/　　／::::::::::::::ノ　 /'_／　　　 _ -‐ｧ'　　　　　　ｨ'´｀7‐-=　　　 ﾞヽヽ. |　/　　　　ヽ＼:::::::::::::::::ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　 -─‐──‐-、
　　　　　　　　　　　　　／ 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 ／ ;　　　　　 　 　 　 　 ヽ.
　　　　　　　　　　　l　　U　　　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　　　　　　キル子も傷つけて…
　　　　　　　　　　　|　　　　　 ,　、　　　　 ;　 　 |⌒´⌒｀ヽ、
　　　　　　　　　　　!、　　_ノ"　"ヽ、__　　∪　　　　　　　　 ＼　　　やる夫は一体何をやってるんだお…
　　　　　　　　　　　　ヽ (（ー）　　（ー） )::　 /⌒゛`　　　　　　 l:
　　　　　　　　　　　　　/ヽ∪（_人__）∪__ ,ノ|　　 　 ,　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　 /　　　/` ⌒　´ 　 　 |.　　　 |　 　 ,　　 !
　　　　 　 　 　 　 　 /　　 ∪　　　　|∪`-,,,.|"　　　|___,ノ　　 |
　　　　　　　　　　　/.　　　/　　　　 |　　　　|　　　　|　　　　 ,lー─- 、
　　　　　　　　, --‐-ー、_/∪　　　 l ∪ 　 ,|　　　　|　　　,／　）　 　 ）
　　　　　　　く / /　ァ- ,ノ　＿　　　＼ノ＾ノ^／⌒ヽj＼　　 ／＾ー-‐'
　　　　　　　　`ー' ー´￣ （＿）　　（＿(_イ_,イ、_,ィ'´__/ ￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ___
　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,,,,,,,,＿　　　 　{n_}
　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　,,,x-─''''''''''''''''ー-─く,,,,:..:.:::..;~ﾞ''',二区い}つ
　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　 ,z'~:; 彡;:. :　.::.;'':::..　,,:.:;''..:.,~ミｔ､:::;;t~　　　{こ} __
　　　　　　　　　　 　　　　　　　 ,,,イ~　.;:`メ:;;...,'',:::..:::,:..;::::..;:. __,,,,,;;;;,二ｭ,,,,,,,,,,＿＿{n_}_
　　　　　　　　　　 　　　　　　ン~;: ,,:' ,,,:::,':,;'::ﾞ;;';;:...:::.'';::.,;:: ,r'~　`". ;:...　.::::;;,;::,:'.:,,,;;;}い,}二)
　　 __,,,,,,,,,,,,,,,,,,,__　　　　　　A彡ノ,''. :: ' ;,:.::, :::,Zx,,:::';;`,:;　 ,::,;..ﾞ:: ';:　..;;::..,;:: ::;r''~,,__ 込｝
　　i＜＿＿＿＞! 　　 ∧,､{米ミ,,:.: ;:;.`::.;,'':...::'';''::,,ノヤ; 炎';;,.:.　::::,:.. :.;;:...;;;;/Y,,, i巛),
;;;;;;;;k,,;;;;;;;;;;;;;;;;;,,-'|＿_ノYて)｛ミ;爻i;;;.::;`:.:;;:.;;r‐'''~ ,,;ｼﾞ::,:　::,;; "::,,::';;;;;;;ｯぎテ~..';;;ア(')}心ュ,,＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
..:.　.|: ；::.. ;　:::l:::.:|　　メヾW个`=ベ-ェ､,,；.:｛；,,. ;=~~'''ュ,,,;,_:::.:,':...::,;===''~.:::;;;ソViYY)K)Eiﾞヾ,､　..　:..　:::...:　 :　　..:....
.　.: .|: L::. j　::|;;:::|.　 .いYソヽ/A(Yい）V台､>-､,,,,.　,:::,:..,;;~ヱ;;;,,,:::::.､､=X〆()のr､iﾐ}Tノル/ﾞj　　 ..　:　　　　::..
　:. . {・;;;;.::,,;;..;;.....} 　　i`ヾ､､i^rひMべTノ のl'*=z=爻ｍ≡'∧ひ,六俎ミどヾ)メ2ノハ)=ィ",ﾉ　　_,,,-‐'''"tュ~r-ﾐﾆ'‐-､,,,
..:. ::.人,;;＿＿;;;ソ;;;..:_　`-､`ヾ､ッニ士t),；豆ZY)亘ミメX)rYt川广}ハir､ｔわ&YO,,=-'~,,-''~　　i'　 (,_ 々(コ/´ ::;}Ｊ　 ,; .ﾞi
　.　;　.`''''':; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;,::. .~`-=,二二二二二二二二二二二二二二二二二二,=-''~　......　.. .`-､,,＿　　 ｀ﾞ'"~　 __,,,-´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣~~~~~~~￣:


　　　　　　　＿＿＿_　　ｺﾞｸﾘ
　　　　　 ／　　　 　 ＼
　　　　／ u　●　 　● ＼
　　 　 |　⊂⊃ｒｪｪｪｪｪy⊂|
　　　　ヽ　 　 ゝｪｪｪｪi⌒ヽ
　　　　/　　　　　　　λ　 ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　__,ノ　｀⌒
　　　　　　　　　　　　　　　 |　 　　( ⌒) （⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　 .|　 　　 （___人__）　　　　キル夫よ
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　 ｀ ⌒´ﾉ.
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 　　|　　　　　 お前はこれから肉を食って大きく成長しないといけないぞ
　　　　　　　,. --、― --ｰ y:ヽ　　　　　　丿
　　　　　　/　::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::..＼ __ _ r.〉　　　　　　　ドンドン食べるのだ
　　　　　/　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ＿ ｨ＼
　　　　/／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..　ヽ
　　　ノ　..:::::::::::::　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 丶



　　　　　　 　 , : ´ ￣｀゛ ::　.
　　　　　　 ,::´:,::':::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 .:::::/:::::,::::::::,:::::::､:::::､:::ﾞ:.
　　 　 　 .|:::::i::::::|i:::::_||::::::_|:::::,|iﾞl::ｌ
　　　　　 |:::::|::::::|（⌒）　（⌒)|::::|::|
　　　　　 |:::::|:::::_| 　 　 ,　　 j:::::| ｀　　　邯鄲ではお肉など滅多に食べられませんでしたから
　　　　　 |:::::|:´:|､_ 　／ﾔヽ、:i ｀
　　　　　 |:::::|:::::{´,／　.∧　ヽ|
　　 　 　 |:::::|:::::|ｲ　　　 ,/　　ﾞ.
　　 　 　 |:i|:|:::::|　　　　/ゝ ､_;ﾉ
　　 　 　 |:||:|::,i'l､_,. ィ" j_k　　ヽ.

　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　　　 　　 　 ｜　 　.（ ⌒）（⌒）
.　　　 　　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）　　　　　まあ明日からは甘泉宮に入るのだから
　　　　　　　 　　 　 |　　　　　　　　ﾉ
　　　　　 　 　 　 　 .|　　　　　 　　|　　　　　　　肉でも好きなだけ食えるかもしれんがな
　　　 　 　 　　 　　 人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　　　,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ　　　　　　　　しかし今日は尉繚先生が料理したものだから味も格別だろ
　　　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
　 ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
　　| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
　　'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ



　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　 ／　　 _,.ノ　ヽ､__
　　　　　　　　　　　　　 |　　 　（⌒ ）（⌒）　　　　　　　　　何せ彼は嘘か真か…魏の恵王に仕えた伝説の料理人「包丁（ホウテイ）」の
　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　 （___人__）
　　　　　　　　　　　　　　| 　 　 　 ｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　料理を学んだとのことだからな
　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　| 　,ｒｰ､=-､
　　　　　　 　 　 　 　 　 人､　　　　　 　| ,ｲに) |　 l
　　　　　　　　　　　_,／( ヽ､.,ヽ., ___ ,__ノi´ ｀ー' |　|ﾍ
　　　　_, ､ -― ''"::::::l:::::＼:::::::::::::::::ｒ'ﾞ´~~　　 ',　jｰ,i　〉
　　　/.:::::::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ｰ-‐え__　　ﾞﾝ'ﾞ /｀i
　　丿;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;((、ヽ （ﾊノ　/lヽ、
　　i ;;;;;;::::::::::::::::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;ﾊゞﾆΤﾍ_/;i　l:: l　　　※包丁（ホウテイ）　魏王の前で見事に牛を解体した伝説の料理人
　/ ;;;;;:::::::::::::::::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::＼::::::::::::::::;;;;;;;ﾊ　::;;;;;;;;::::::::. ',/　　　　　　もちろん包丁（ホウチョウ）の語源である　民明書房刊より

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
　　　　　　　　　　　　 ／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　　 //!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　 〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
　　　　　　　　　　 i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
　　　　　　　　　　 ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj　　　１００年前近く前の包丁に料理を教わったとかいう与太話は
　　　　　　　　　　 ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀　lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
　　　　　　　　　　　!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀　　 　 　 　 !　 j川/　　　　　ともかく尉繚先生は本当に料理が得意だね　
　　　　　　　　　　　ヾﾄ辷N!　　　　　　‐ノ　　!:l/
　　　　　　　　　 　 　 Yｌ:ﾄ､　 　 ヾ＝＝r　　ﾉ/　　　　　　　　これは太牢って言うんだよ　ボクも食べるのははじめてさー
　　　　　　　　　　　　　iN　＼.　　｀ ニ′／}'
　　　　　　　　　　　 　 丨　　 丶、　　／
　　　　　　　　　　 ノ￣´"''‐ 、 　 ｀¨´￤　　




　　,　-─　　　　　　　　　　　　　　　　＼
∠.-─;:-　　　　,　,ﾊ　　　　　　　　　　　ヽ
　　／ 　 　 ,.ｲ./|./::::ヽ. L、ﾄ､　　　 　 　 .|
.　/ ,ｲ　　 /‐Ｋ｣!':::::::::iゝl-ゝ!'＼i、　　　　|
　ﾚ' .! ,ｲ ,ｲ＝==｡､:::::_"==＝｡＝:l. r‐ ､　 !
　　 |/ l/　l:::ｰ-／:::::´　`ｰ-‐,,´:::| Fヽ !　|　　　　　ウンチク話はいいですよ
　　　　　　 !／:::::__-,　　-‐''"　::::| Ｌｿ/　 !
　　　　　　`T､--;‐=;==＝ﾆヲ.::::::l└ '　､ ヽ　　　　　見ただけでまいってわかりますって
　　　　　　／! `'ｰ-'---‐ '´:::::／ｉ　　　 l ＼＼
　　　 　 ／　_ヽ　　ｰ一 .::::／::　!　　　/　　|`ｰゝ､
　 　 ,.∠-‐''　| ヽ.　　 :::／:::　　i　　 ,/　 　 |
　￣ 　 　 　 /.|　 ヽ;:イ::::　 　 ﾉ　　/' l　　　|
　　　　　　 /　 !　　　ﾄ､._ 　 /　 ／　 !　　　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｷｮﾛｷｮﾛ
　　　　　　　　　　　　　　 _ ＿　　　　　　 ‐-､
　　　　　　　　　 ,　''″´´　　　｀ヽ　　　__＿,ノ-､
　　　　　　　_.／　　　　　　　　　　丶　　　__＿,ノ
　　　　　　/　　　　　＼　　　ヽ　　　ヽ　　
　　　　　 / .i　{　 ._ _ _ ＼　　 ﾍ　　　　、
　　　　　 ,　　 ｌ＼|　, ´==｀ヽ　 ﾍ　　ヽ-｀
　　　　　 i　　i__=、_{{弋ツ}}　 Ｙ. ﾍ　　 i　　　　　　　やらない夫殿
　　　　　 , i 圦_㌧}　　¨¨　　　i 、　　　ｌ
　　　　　　 ﾚ、ヽ　｀_　_　　　　.-´ }　.l l
　　　　　　　　ｖl ﾊ ｀ =´　　／.i　　 Nﾚ
　　　　　　　　　ｌ/Ｎ＼ _　　　　l从/
　　　　　　　　　　　　　 |＿ _ -´^∧
　　　　　　　　　　　　_//loλ　 ./: : :＼＿



　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　／　　 _,ノ　ヽ､_
　　　　 　　 　 ｜　 　 ( ●) (●）
.　 　　 　 　 　 ｜ 　　　（___人__）　　　　　十神先生、なにか？
　　　　　　 　 　 |　　　　 ｀ ⌒´ﾉ
　　　 　 　 　 　 .|　　　　　 　　|
　 　 　 　　 　　 人､ 　　　　　 |
　　　　　　　　,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
　 ,. -ｰｰ -‐ ´::::::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ＼､_

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ ＿
　　　　　　　　　　　　　　 _,　- 、´　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 丶
　　　　　　　　　　　./　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　./　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ. ,
　　　　　　　　　 /イ ./　/　　　　　 ,　　.ヽ　　　ﾄ ,
　　　　　　　　　　./ /　/　　／ _ゝ ヽ　　　i　　 .ｌヽ
　　　　　　　　　　i　　 rl　≠r≦-_＼|＼＿_ｌ　l　l
　　　　　　　　　　ｌ/ｌ　ヽｌ/.l .ゝtツ }＝ijｔッ=. λl/　　　　今日の宴には…そ、その尉繚先生はいらっしゃらないのですか？
　　　　　　　　　　　l/l　 |、l　u ¨¨　　ｌ　¨///.l
　　　　　　　　　　　　 ヽ从|＼　 r==- ／　 l .l
　　　　　　　　　　　　 _-‐|￣-ヽ_｀￣r-v三Ξヽ
　　　　　　　　　　 _ _/: : :ヽ　　/.loλヽ｀v.,ｧ　 .l
　　　　　　　, - ´´: : : : : : :.l　 .l .l　|_|: :ヽ .<　　 ｌ__
　　　　　 Ｙ: :ヽ: : : :――-´l__/:＼0::ヽ_V:ヽ_=＝":.ｌ



　　　　　　　　　　　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　／　　__,ノ　｀⌒
　　　　　　　　　　|　　　( ●) (●）　　　そんなことはないですよ
　 　 　 　 　 　 　 | 　　　（___人__）
　　　　　　　 　 　 |.　 　 　` ⌒´ﾉ　　　　この料理だって尉繚先生が用意してくれたもので…
　　　　　　　　　　 |　　　　　 　　|
　　　　　　　 　 　 iヽ 　　　　　　|　　　　　そういえば、ウチのバカ息子も居ないぞ？
　　　　　　　　　　 }:::.`＞ ｰ-´-くヽ- 、___、
　　　　　　　　　 _/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ７¨:.ヽ
　　　　　　　__／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::＼
　　　　,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
　　　r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ

　 　 　 　 　 　 　　-─‐──‐-、
　　　 　　　　　／ 　 　 　 　 　 　 ＼
　　 　 　　　／ ;　　　　　　　　　　　 ヽ
　 　 　 　　l　　U　　　 　 　 　 　 　 　 l
　　 　 　 　|　　　　　,　、　　　　 ;　 　 |⌒´⌒｀ヽ、　　　　　　　な、なんとかお願いしますお
　　　 　　　!、　　_ノ"　"ヽ、__　　∪　　　　　　　　＼
　　　　　　　 ヽ (（●）　 （●） )::　 /⌒゛`　　　　　　 l:　　　　　　宮中で二人を守れそうなのは密偵に関する知識もある
　　　　　　　　 /ヽ~゜（__人___）~__ ,ノ|　　 　 ,　　　　　|
　　　　　　 　 /　　　/` ⌒　´　　　 | 　 　 |　 　 ,　　 !　　　　　　　あなたしか居ないお
　 　 　 　 　 /　　　/　　　　| `ー-,,,|"　　　|___,ノ　　 |
　　　　　　 /　　　/　　　　　|　　　　|　　　　|　　　　 ,lー─- 、
　　 　, --‐-ー、_/　　　　　 l　　 　 ,|　　　　|　　　,／　 ）　　 ）
　　 く / /　ァ- ,ノ　　　　　　＼ノ＾ノ^／⌒ヽ.j＼　　／＾ー-‐'
　　　 `ー' ー´￣　　　　　　 (_イ_,イ、_,ィ'´__/　　￣



　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 -―‐ -
　　　　　 　 　 　 　 　 　 . ´: : :.:.:.:.:. :. : : : . . ｀　 ､
　　　　　　　　　　 ／　. . : : :.:.:.:.:.:＼:.:. :. : : : . . 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 /　. . :.:.:.:.ｉ. . : :.:ｉ. ∧:. :. : : : . . . 　 ﾍ
　　　　　　　　　/　. . : :.:.:.:ｌ!: :.:.:.:.|: |　ﾐ:. ヽ:. : : : . . . .ﾊ
　 　 　 　 　 　 ′ . . . : : :.|ｌ. : : : l! |　 ヽ ＿:ハ:. :. ノｲ :.
　　　　　　　　 ｉ . . .:.:.:.ｉ: :.:.l !. : :.:.|l |｀￣ ヽ |'. :|:.:. :. : . . :.
　　　 　 　 　 //: ｉ : :斗七爪: : :.ハ! 　 ＿}ﾊ:.:.|:._:. :.:. : .ハ　　　　　やる夫殿　顔を上げてください
　　　　　 　 ノｲ:.i | ｉ : :|: :ハ ﾍ:./　ﾉ〃￣￣从r　ヽ:.:. : ｉ ∧
　　　　　　　　ﾊ N∧:ヾﾑィ⌒ }'　　 　 　 　 ハ!　) } .:ｉ: |/ト＼　　　　　ボクもそれを頼もうと思っていたところだよ
　　　　 　 　 　 |小 ﾊ小　　　 　 　 　 　 　 |: :jﾆ　':ｉ :| ﾊ !　 ｀ヽ
　　　　　　　 　 　 ハﾍ:ﾊ　　　　　　 ,　　　/ ｲ7:.ｉ:.∧ﾊ{ }'　　　　　　　　
　　　　 　 　 　 　 i: ∧ ｉ ヽ ィヽ ｀　　　 .イ . :|:ｌ:ｲ/　}
　　　　 　 　 　 　 |/　从: / ‐ｧ〉､ ‐ ＜　 ! ｉ:.:|/ﾉ'
　　　　 　 　 　 　 {　　 ／￢_/ ム┬‐'　ﾉｲ:.:ﾊ: : :⌒ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 {入}_ﾉ　ｲ : く＿＿_ﾊ/: : : : : : : }
　　　　　　　　　　 　 「ー―　 7:ｲﾐ〃ﾐ〃ﾐﾉ /: : : : : :/
　　　　　　　　　　　　|: : : : : : ;: : :｀￣￣ ´ /: : : : : :/

　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　／ '⌒ヽ　　;　'⌒ﾞ＼　　　　　　
　　　　　　　　　　　 ／　　　 　 　 ∪　　 　 ＼　　　 　
　　　　　　　　　　／ ／´　 ｀ヽ　　　/´　 ｀ヽ　＼ 　 　
　　　　　　　　 ／ 　（　　　● l 　 　l ●　　　） 　＼　　　　　おお、ありがたい
　　　　　　　／　　　 ヽ_　 　_ノ　　　ヽ_　　_ノ　　;　＼
　　　　　　　|　　;　 ''"⌒'（　　　　i　　　　）'⌒"' ∪ 　|　　　　　では、キル夫の博になる件
　　　　　　　|　 ∪　 　 　 ｀┬─'＾ー┬'′　　　　　　|
　　　　　　　 ＼　 　 　 　 　 |/⌒i⌒､|　　　　　　　／　　　　　　　よろしくお願いします！
　　　　　　　　　＼　　　　 　 !、＿＿,!　　 　U　 ／　　　
　　　　　　　　　／ 　　　　　　､_＿__,,　　　　　　＼
　　　　　　　　/　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　※博　偉い人の家庭教師　実権は無いが偉い人の先生だから身分は偉い
　　　　　　 　 |　　､　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　 |　　　　王子がミスをすると教育の問題があったという理由で代わりに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　刑をかされる危険なポジション　逆に教育してた王子が王位を継ぐと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新王の子飼いの臣下として立身出世することも多い



　　　　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾍ
　　　　　　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　　　　　　　　/:.:.:.:.:.: :ﾄ､ｌ: : :ﾄ､:.:.ｌ:.:.:.: : :/　 ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ｌ
　　　　　　 　 ｌ:.:.: ｌ:.:.: :|,│ : |　ノ:.:.:. : :/ヽ 　 :.:.:. :､:.:.:.:.:.:.:.:.:. :|　　　
　　　　　　 　 |:.:. :|:.:. :ﾍ.:l:斗匕 ﾍ:. : :/　　｀ーⅥ:.:. : :|:.:.:.:.: : :|
　　　　　　 　 ｌ:.:. :ｌ:.:.:.:ハ!　　　　ﾊ:.:/ 　 　 　 　 ',:.:.:.:|!:.:.:.:.:.:.:|　　　　ただ、ちょっと直ぐには無理なんだ
　　　　　　　　 :.:.:.ヽ:.|ヽ ｌ　ィ＝ミ　}　 　 ィ＝ミ　 〉:.〃:.:.:.:.:. :|
　　　　　　　　 ｉ:.:.:.:.:ヾ:r: l　　 　 　 　 　 　 　 　 /:/ｲ:.:.:.:.: : :ｌ|　　　　　もう少しだけ待ってね
　　　　　　　　 |:.:.:.:.:.:.:.ゝﾍ　　　 　 , 　 　 　 　 /}:' /!:.:.:.:.:.:.:从
　　　　　　 　 /.:ｨ :|:.:.:ｌ:.:.|:.ヽ.　　 ､　　　,　　　/:. :/: |:.:.: :|!:.:ﾄ ﾍ
　 　 　 　 　 /'　ﾊﾊ:.ｌ:|!: ｌ:.:.:.:.:..､　　 　 　 　 ｲ:. :/:. :从/:ﾊ:.:ｌ　｀＼
　　　　　　　　　　　}ﾍ|乂:.: . 　 ´＞　　＜　｀|:.:ハ:/　/ｲ .}/
　　　　　　　 　 　 　 　 ..:.:´〉　　　　 　 　 　 |/　〈｀:.:.:.:.... '
　　　　 　 　 　 　 ...:.:.´:.:. :〈　　－ ､　　, －　　　 〉:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:. :ヽ　　　　　　　　　　 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ

　　 　　 ＿_＿__　　　　　━┓
　　　 ／　―　　 ＼ 　　 ┏┛
　　／ノ　　( ●)　　 ＼　 ・
.　｜ ( ●) 　 ⌒）　　　|　　　　　　　何かあるんですか？でも、わかりましたお
.　｜　　 （__ノ￣　　　 /
.　｜ 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　ともかく、やらない夫が信用するあなたが
　　＼＿　　　 ⊂ヽ∩＼
　　　　/´　　 　 (,＿ ＼.＼　　　　　　　キル夫の教師になってくれるなら一安心ですお
.　　 　|　　/　　　　　＼＿ﾉ



　　 /　/　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 　 ハ
.　 / .:/ /　　　　　　　/　　　 　 　 〃ヽ　 　 i　　　　　　　　 　 |
　/ .:/〃　　　　　__//　//　　　//,′　ヽ　! i　　　　　　　　 　 |
..///7,′　　 　 ´｢ 7｀ヽ/ .i 　.://ム-‐‐‐',ハ|、　　　　 　 　 　 |
　 　 !| 　 i　　 　 |/ |/ｊ/! !:i .:.//'′　　 　 !ﾊ「 　 　 |　 　 　 　 |　　　　　まぁやる夫殿はボクだけじゃなく
　 　 !| 　 i !　 　 ｨ斧ﾐﾒﾉﾉ | //　　,ｨｆ云ミﾒ、｣　　　｜　　 　 　 !
　　 八　 i i i i　i j　!ﾉ::::}　ﾉ /　　　 {ノ:::;::}　Y|　　　 ﾄ､　　　　　i　　　　　　十神先生や夜神も家庭教師につけるつもりんだろう
.　　　ハ. |ﾊｊ ﾍ |仆乂::ﾉ　 /　　 　 弋::::ソ ノ ! 　 　 ! ﾊ 　 　 　 !
　　　　　'ｊ　　,ﾊ| :i　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ　　　ｊ_ノ　　 　　 ',
　　　　　　　/　 从　　 '　　　　　 　 　 　 　 i !　　 /　｜ 　| 　 ハ
　　　　　　./　 /　ヘ.　 ､ 　 ＿,　　 　 　 　 从. 　/　　　　｜ !:ﾄ､ ',
　　　　　 /　 /!　i 　 ＼　　　　　 　 　 　 .ｲ　 i !/ﾍ　　　 i ｊ　i |　ヽ
　 　　　.厶イi: !　|　i　i　ヽ.　　　　　　 .イ ﾉ ﾉﾉﾉ　 |　i　 ! !ハﾊ!　　）
　　　　　　八!｀ヽハﾊﾊヘi｀ヽー　七升厶イ／ｊ八八八ハｊ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ）ハ　　　　／　 {

　 　 　　　＿＿＿_
　 　　　／⌒　 ー､＼
　　　／（ ●） 　（●）＼　　　　さすが先生ですお
　 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
　 |　　　　　|r┬-/ ' 　　　|　　　　そのとおりですお
　 ＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／



　　　　　　　　 　 　 ,． '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀...､
　　 　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:..､
.　　 　 　 　 　 , ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.ヽ、
　　　　　　 　 /:.:／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ、
.　　　　 　 　 j:./:,:.:.:.:i:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:i:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.: ハ
　　　　　　　/ ':/:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.i:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.: ﾊ
　　　 　 　 /l i:.i:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.,'　|:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.∧
.　　 　 　 / l:.: l!:.:.:.:. !:!:.:.:!:.:∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,':.:.:/―ﾄ:.:.:.:.:.:.:ﾄ:.:.:.:.ﾄ:.l
　　　 　 /　|:.:.:lﾄ、:.:.:!:!7丁:!:.ハ:.:.:.:.:.:.: /i:., '　　,iﾘ.:.:.:.:.:.i:.!.:.ｉ:.i:.:l　　　やる夫殿こそさすがだよ
.　　 　 / 　.|:.:.:l:!∨:.从 ,ｨｧ==ﾐ∧:.:.:.:.//ｨ云示 ﾙ!.:.:.:.:.,':.:!:.:i:.:!ﾘ
　　　　l　　 ∨:l:i.:∨:.:.l　rし.::::ﾊ ヽ／　 .rし.:::ﾊ　l:.:.:.:/:.:/.:.:i:.l　　　　　また官界に十神先生を復帰させることができるし
　　　　|　　　∨ﾘ.:.:∨ﾊ　V.:::::ﾟﾉ　　　　　ヽ:::ﾟｿ ｲ.:.:,/:.:,':.::.:.l:入
　　 　 ヽ　　_... ;;Ⅵ:.:.:.ﾘﾍ、　　　 　 　 ゝ　　　.ハ,/:. /:.:.:.:.:!ゝ:.ヽ、　　　君が大事にしていた夜神もついにデビューさせることができるね
.　　　　 　 /;;;;;;;;;从:.:/;;;;;;;Yヽ、　 　､_ ｧ　 . イ:.:／Vl/:.:/'l:.:|　ヽ ｀＼
..　　　　　〈;;;;;;;;;/;;;;;;;;! ;;;;;;;《 　 ≧ｰ　 -≦ ＼!/ 丶/,〝　|/
.　 　 　 　 ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;《　　ー　　 ‐ '　　》;;;;;;;;;;;;ヽ　 ′
.　　　　　　 ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;《　　 　 　 　 　 》;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
　　　　 　 　 ∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 《　　　　　　　》;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

　　 　　　　　　　 ,,．: ''''""~""'''‐．.
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 ／　─‐　　　──　　　　＼
　 　 　 　 /　( ● )　　　(●) 　 　 　 　 ｀､　　　　もし、やる夫に万が一何かあっても
　　 　 　./　　 ／　　　 ＼　　　　　　　　　',
　　 　 　i　　 （　　人　　　）　 　 　 　 　 　 ',　　　　先生方が後見人として付いていてくれれば
　　　 　 !　　　｀ﾞ'´　 ｀ﾞ'''''´　　　　　 　 　 　 |
　　　　　＼　　　 　 　　　　　 　 　 　 　 　 ,.'　　　　　キル夫のことは安心だお
　　　　　　 >　　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　　　 　 ／　　　　　　　-----‐‐‐'''"~　　＼



　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 . - ―― -.　.
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ´ .　. . : : : : : : . .　.｀.　.､
　　　　　　　　　 　 　 　 ／　. . . : : : : : : : : : : : : : : ヾ:.:.:.ヽ ＿　ｲ
　　　　　　 　 　 　 　 ／　. . . : : : : : : : : : : : : : : : : :/:.:.:.:.:.:.:.:.:＜
　　　　 　 　 　 　 . イ　. . . : : : : : : : :‐: : : : : : :ｲ/ィ:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:.:.＼｀＼
　 　 　 ⌒ー＝≠　. . . : : :. :. :.／: : : : : : :.:／〃:.:.:.:.:.:.:ハ: :.:ｉ:.:.:.:ヽ
　　　　　　　 メ 〃 . . : : :. :. :./´:7 /: : : : :/: :.:.:/:.: ィ:./＿|:.:/:.ｉ:.ｉ:.:.:..
　　 　 　 　 /　 . . . : : : :. :. :. :. :.:{:.{ : :.ｲ:./:.:.:.:ノィ ノィ 　 ﾌｲ:小ハ:|｀ヽ
　　　　 　 八 . :ｉ　: i　ｉ:. :. :. :. :. :. ヾ:./:.|/:.:.:ｉ: :.:/　ィf仡ﾐ､ノ' ﾉ'　ﾉ'
　　　　　　　 ）ｲ　:ハ |:. :. ｉ:. :. :. :. :ﾉ':. :. f ヾ:.:八　ヽ rし'　!　　　　　　　キミがそこまであの子にする理由は…
　　　　　　　　　ヽ{　}ﾊ:. :小:. :. :. :. :. :. :.ﾊノ:/: ｉ.|　　 ゝ 　 ヽ
　　　　　　　　　　　 '　}/　 ヾ:. :. :. :. : //: :. :.:.ﾊ|　　　　　 '　　　　　　　　いや、聞かないことにしよう
　　 　 　 　 　 　 　 　 {'　 　 jハN:. :ヽ:ｉ: : : ィ ﾉ'　　　ｰ ｧ'
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽｲ }:乂　　ィ::... 　 _.′
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　 　 　 ｌ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _/／｀ー､ 　 :.
　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈: :／: : :ヽ:ｰ　 :._
　　　　　　　　　　　　　　　 　 //: : : : : : ∨:〉 ヽ〉

　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　┃
　┃ 　そして、キル夫、キル子母子はできる夫王のもとに戻った
　┃
　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───



　　　／ ￣ ￣　＼
　 ／　 _ノ 　ヽ､_ 　＼
／　oﾟ|⌒|　　|⌒|ﾟo　 ＼
|　　 ｜　|__'_.|_　|　　 　 |
＼　　|　｀|⌒|´　|　　／
／￣ |川!|￣|川i|￣＼



　　　　　　 .　 ' "´￣ ｀ : ､
　　　 　 ／::::::::::::::::::::::::::ヽ:｀:､
　　 　 /:::::,::::::,:::::::､:::::::､:::ヾ:::::.
.　　　 ｌ:,f::i|,:::::|_::::::||_:::::i|:::::i:::::|　　 .　　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　 |:::|:::oﾟ＞　　＜ﾟo|::::::|:::::|　　　　　　　　　 ／　　　 　 ＼
　　　 ´ |::::|　　_､__　　.|_:::::|:::::|　　　　　　　　／●　　　● 　 ＼　　（これがお父さんなのか）
　　　 　 ´ iヽ､{＿ ヽ _,.|:｀:::l:::::|　　　　　　　　|⊃rｪｪｪｪｪ┐⊂⊃ |
.　 　 　 　 |:::::|:::7 l/'　 ﾞ1::::|:::::|　　.　　　　　 /⌒|ｪｪｪｪｪ_ｌ　　 ィ’
　　　　　　|:::::|::ｲ./　 ,ィ |:::::|:::::|　　.　　　 　 /　 /　　　　　　　 ヽ

　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 ´￣｀　　　 ´￣｀
　　　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　 /　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　 ヽ　　 /　　　ヽ　　　　仲父
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　ゝ　　(::::) 丿　 ゝ(:::)　 く　　　
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　oﾟ　　　 　 　 　 　 ,　 　　 |　　　　　本当によく二人を探してくださいました
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　
　　 　 　 ヽ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 `　─ -　'　　／　　　　　　ありがとうございます
　　　　　 　 ＼　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　
　 　 　 　 　 　 > 　 　 　 　 　 ヽ　 ＿＿＿＿＿／
　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ



　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　／　　 　 　＼
　　　 　／　ヽ、　 　_ノ　＼
　　　／ 　 （●） 　（●） 　 ＼　　　　ところで母子には念のため警備をお願いしますお
　　　|　 　 　 （__人__） 　　　　|
　　　＼　　 　 ｀ ⌒´　　 　 ／ヽ　　　　（ミクが自ずから返してくれたなら大丈夫とは思うけど）
　　　　/ 　　　　　　　　　　　　　＼
　　　 （　　ヽγ⌒) 　 　 　 　ヘ 　 ＼
￣￣￣＼＿＿／

　　　　　 　　　　＿＿＿
　　　　　　 　 ／　　　　　＼
　　　　　　 ／　　 ＼ ,　, ／＼
　　　　　／　 　 （●）　 （●） ＼　　　　そして十神、尉繚、夜神という三人の食客を
　　　 　 |　　 　 　 （__人__）　　　|
　　　　　＼　 　 　 ` ⌒ ´　　,／　　　　　キル夫の博にしたいと思っています
　　　　　　ノ　　　　　　　　　　＼
　　　 ／´　　　 　 _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ　　　　　なかでも尉繚先生は軍学者で密偵の防ぎ方も詳しいから安心ですお
　　　 |　　　　ｌ　 （ l　/　/　/　l
　　 　 l　　　　l 　ヽ 　　　　　 /



　　　　 ／.:￣￣￣￣￣＼
　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　＼
　 ／: : : 　 　　　　　　 　 　　 ＼
／: : : :　-一'　　 　 　 ﾞー- 　 　 ＼　　　　そ、そうですか
: : : : :／´ ｀ヽ 　 　 　 r´　｀ヽ 　 　 ヽ
: : : :（ 　f;;;;j　l,　　　　ｌ　f;;;;j　 }　 　　l　　　　（十神は昭王時代に范雎を退けて短い期間ですが宰相をしたほどの人物
: : : : ヽ_ ｀ _ノ　　　　 ヽ_ ´_ ノ;;:: 　　 |
: : : : : : ´"''"　　 '　　　"''"´　　u.　　l　　　　　　他の二人も恐らく仲父の懐刀でしょう　そのような人物達をキル夫の後見人に…）
: : : : : : . .　　　　　　　　　　　　 　 ／
＼: : : : : : :.　ー -- - - 　 　 　 ／
／ヽ: : : : : : : : : : 　　　　　　 イ＼
: : : : : : : : : :　　　 　 　 　 　 　 　 ＼

　　　　　 　　　　＿＿＿
　　　　　　 　 ／　　　　　＼
　　　　　　 ／　　　　　　 　 ＼
　　　　　／　 　 　＼ ,　, ／　 ＼
　　　 　 |　 　 　 （ー）　 （ー）　 |　　　　やる夫も教えますのでよろしくお願いしますお
　　　　　＼　 u. 　 （__人__）　,／
　　　　　　ノ　　　　 ｀ ⌒´　　＼
　　　 ／´　　　 　 _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
　　　 |　　　　ｌ　 （ l　/　/　/　l
　　 　 l　　　　l 　ヽ 　　　　　 /



　　　 　 　 　 　 　 , - ―――― - 、
　　　　　　　　　／　 　 　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 .／U　　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　 ／　　　 ´￣` 、　　　　'`ー―- 　　　ヽ
　 　 　 |　　 　 （　◯　）　　 　 （　◯　） 　　　 |　　　　キル夫のために…ありがとうございます
　 　 　 |　　　　 ´" " 　　　,　 　 ´" "' 　　　 　|
　 　 　 |　　　　　　　 　 ＿＿　_ 　 　 　 　　 　|　　　　（これははキル夫を王にするための支持表明に等しいな
　　　　 ＼　　　　　　 ヽ　　　　 ﾉ　 　　　　　／
　　　　　　＼ 　　　 　 　 　 　 ´　　　　　 ／　　　　　　　そういう名目ならばその人達の任官も断ることはできないし）　
　　　 　 　 ／ヽ　　　　　　　　　　 　 　 イ＼
　　　 　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼

　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　´ 　　　　　　｀　ヽ　＿
　　　　　／　　　　 　　　､　　　　(＿ ヽ
　　　 ／　　　　　　　､＿ ｀ヽ＿,,}　 ヽ　｀ヽ
　　 / 　　　　　　 　　 　｀ﾞｔｯ≧､´　 ハ　　 /＼
　　ｌ　　　　　　　　　　｀ー--'　　　 ｀化ヽ /　　ヽ 　　　　（既にミク太后からは圭一を次期王とするように何度も言われています）
　　i　　　　u　　　　　　　 　 　 　 、　 ヽ　∨　　 ﾊ
　　ｌ　　　　　　　　　 　＿ 　 　 　 ' 　　 　ｊ　　　　ハ　　　　（仲父はミク太后とはやはり袂を分かったようですね）
　　 ',　 　 　 　 　 　 ´ 　 ｀ー――-､　　 ｌ
　　　ヾ ｀ ー-､ 　 　 　 　 　 　 　 　　　ﾉ　　　　　　ｌ　　　　　（ミクの政敵である母上を匿っていたことからわかりきっていましたが）
　　／　　｀　ヽ　｀ー- ､　ー '　　　ヽ／　　 　 　 　 ｊ
／　　　　　　　＼　　 ﾊ　 ｒ―､ イｌヽ　　　　　　　 /
　　 　 　 　 　 　 ﾊ　/　}　ｊ ヘ 〉　∨　　　　　　 /
　　　　　　　 　 　 ∨ ヽ ヾ {　　　　ｊ　　　　　 ／
　　　　　　　　 　　　{　　ｌ　 ｌ　　　　　　　　／
　　　　　　　　　 　　ヽ　ｌ　 i　　　　　　　／



　　 　　 ＿_＿__　　　　　
　　　 ／　―　　 ＼ 　　
　　／ノ　　( ●)　　 ＼　
.　｜ ( ●) 　 ⌒）　　　|　　　　では後は親子水入らずで…
.　｜　　 （__ノ￣　　　 /
.　｜ 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　私は政務もありますので失礼します
　　＼＿　　　 ⊂ヽ∩＼
　　　　/´　　 　 (,＿ ＼.＼
.　　 　|　　/　　　　　＼＿ﾉ

　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　／　　 　　＼
　　　　　 ／　　　ノ　　 ヽ＼
　　　　／　　u　（●）　（●）＼　　　　　あ、はい
　　　　|　　U　　　　 __´__　u　 |
　　　　＼　 　　　 　`ー'´　 ／　　　　　　ありがとうございました　仲父
　　　　　 ヽ　　　　　　　　<　∩ノ ⊃
　　　　　　|　⌒ヽ 　　　 i　|／ ＿ノ
　　　　　　|　ヽ　　＼　　／　／


　　　　　　　　　　　　|　|　|

　　　　　　　　　 ／￣￣￣ ＼　　ペコッ
　　　　　　　　／　　　　　　 .　＼
　　　　　　 ／　 　＼　　　／　　 ＼
　　　　　　.|　　　（ー） 　（ー）　.　　|
　　　　　　 ＼ 　　 （__人__）　.　　／
　　　　　　　 /　　　 ｀⌒´　　　　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　／ ⌒　　 ⌒　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　（⌒） 　（⌒）　　 ＼　　　　　さあ、キル夫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　 __´___　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　 `ー'　　　　　／　　　　　　もっと寛げる場所で親子水入らずを楽しみましょう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　 　 　 　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　 　　　 ヽ
　　　　　　　　　　＿＿＿ 　 　 　 　 / 　 /　　　　　　　　 　 i 　i
　　　　　 　 　 ／　　　 　 ＼　　　　/　 ,,| l　　　　　　　　　　 |　 ｊ
　　　　　　　／ 　●　　　● ＼　　|　　 ,| l　　　 　 　 　 　 　 |,イ
　　 　 　 　 |　⊂⊃┌ｪｪｪｪｪ┐|/⌒i _U′l 　 　 　 　 　 　 　 ｊｕ_）
　　　　　　　ヽ　　　 .Lｪｪｪｪｪ_ｌィ‘　/ 　 　 i　　　　 　 　 　 　 ｲ
　　　　　　／　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 |　　 　 　λ　　 　 |
　　　　　／　,ｲ　　　　 　 　 .,／　 　 　 　 |　　　 　 ﾉ'|　　 　 |
　 　 　 (____ｿ |　　　　 　 　 |　　　　　　　 /　 　 　 /　|　　 　 |
　　　　　　　　|　　　 .,_　　　|　　　　　　 /　　　　 / 　 |　　 　 |
　 　 　　　　　|　　　/ .|.　　 !　　　　 　/ 　　 　 / 　　 |　　 　 |
　 　 　　　　　|　　 /　.|.　　.|　　　　 　|　　　　/　　 　 |　　 　 |
　　　　　　　（＿＿ﾉ　（＿＿） 　 　 　 乂_ __ノ　　　 　 乂_ __ノ

　　　　　　 　 , : ´ ￣｀゛ ::　.
　　　　　　 ,::´:,::':::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 .:::::/:::::,::::::::,:::::::､:::::､:::ﾞ:.
　　 　 　 .|:::::i::::::|i:::::_||::::::_|:::::,|iﾞl::ｌ
　　　　　 |:::::|::::::|（⌒）　（⌒)|::::|::|
　　　　　 |:::::|:::::_| 　 　 ,　　 j:::::| ｀
　　　　　 |:::::|:´:|､_　　 /,＼ :::i ｀
　　　　　 |:::::|:::::{´ ヽ.V,　　 ヽ|
　　 　 　 |:::::|:::::| ヽ　/| ､　　 ﾞ.
　　 　 　 |:i|:|:::::| 　 |┴l ゝ ､_ ﾉ
　　 　 　 |:||:|::,i'l 　.|.＿k 　　ヽ.
　　 　 　 || |ッ',_＿|:┴ ヽ､ ,／
　　　　　 |　|:{　lｪrl| 　 　 |´
　　　　 　 　 ゝ 　/| 　 　 |
　　　　　 　 　 |V　|　　　 |
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　　　　　　　 　 {ｰｲ　ﾘrﾍ､
　　　　　　　 　 `ｰ' 　.`ｰ"

　　　　 　 　 ＿＿＿_
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　 　 　 ヽ.　　　　　 Lｪｪｪ,/
　　　　　 /　　　　　　　´ヽ
　　　　　ヽ　＼　　　　/　/　　　　　　　　　__
　　　　　　|＼　ヽ　　,'　<、　　　　　　　　　ヽ＞, ＿
　　　　　/￣ ｔu.j.jーtu.j.j ヽ　　　　　　　 ／ ,ィ!´＿≧ｭ､,_-_、_rｭ
　　　　　ヽ＿＿/　 ＿＿_ノ　　　　　　　 ￣＞ー 、￣7ー ､三ﾉﾉ
　　　　　　　　　、_ノ-'　　　　　　　　　　　　`(◎）-`―' (◎)r_ｭ'

　　　　 ／.:￣￣￣￣￣＼
　 　 ／: : :　　 　 　 　 　 　＼
　 ／: : : 　 　　　　　　 　 　　 ＼
／: : : :　-一'　　 　 　 ﾞー- 　 　 ＼
: : : : :／´ ｀ヽ 　 　 　 r´　｀ヽ 　 　 ヽ
: : : :（ 　f;;;;j　l,　　　　ｌ　f;;;;j　 }　 　　l　　　　趙ではさぞや苦労されたでしょう
: : : : ヽ_ ｀ _ノ　　　　 ヽ_ ´_ ノ;;:: 　　 |
: : : : : : ´"''"　　 '　　　"''"´　　u.　　l　　　　　
: : : : : : . .　　　　　　　　　　　　 　 ／
＼: : : : : : :.　ー -- - - 　 　 　 ／
／ヽ: : : : : : : : : : 　　　　　　 イ＼
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　　　 　,'::::::::::,'::::::::::::::/::::: /:/:::/:::::〃ｉ::::|::::::::Y､::ヽ::::::::Y::::ｌ
　　　　,':::::::::::':::::::::::::,'::::ｉ::/:/:::/::::::::!l:::|::::!::::::::ｌ|:ﾄ;:::::Y::::::ｉ:::::i
　　 　,':::::::::;ｲ:::::::::::::ｉ::ｉ::トL」::_!:::::::: ﾊ::ｌ::::ｌ::::::::ｌ|:|:|::::::ｌ:::::::ｌ:::::ｌ
　 　　ｉ::::::::/ |:::::::::::::ﾄ::ｌ::ｌ:::i.!|ｌ ゞ三'　ﾘ|::::ｌ::::::::j|:|:|::::::i::::::::ﾄｉ::ｌ
　　 j:::::::ﾍ ｣:::::::::::::|:::ﾄ:ｌ::::ｌ.!ｌ.ｌ　　　 　 ｰ┴三」ﾙ!:::::j:::::::::!:ｌ::ｌ
　　 /|::::::::::ﾍ!:::::::::::::!:::!::ｌ:::lrっ≠ｿ 　 　 　 　 .ミゝ:/:::::::::|:j:!　
　 / ,'::::::::::::::!::::::::::::::ﾄi､:ｌ､::ｌ.!ｌ.ｌ　　　 　 　 ,.__　 ミゝ:::::::::::! !.　　　　　えぇ
　/ノ::::::::::::::::|:::::::::::::::::|ﾍ!ﾍ:! ! |　 　 　 　 ﾐ≠rっ::::::::::::::::ﾄ,
./'/:::::::::::::::::::!:::::::::::::::::ｌ　　ﾍ.! ｌ　　 　'　　　　 /:::::::::::::::i::::ｌ　　　　　　　話せないようなことも多く
／/::::::::::::::::::ﾄi::::::::::::::::ﾄ､　 　 ｌ　ｰ -　　　　,ｲ::::::::::::::::::ﾄ:::ｌ
／:::::::::::::::／ﾊ:::::::::::::::ﾍ. 丶､ j!　 　 　 , ィ:´:::::::::::､::::::::ﾍ:::ﾄ
::::::_;　-‐'　 　 ｌ:::::::::::::::ﾍ　　 ﾒ､__,　ィｉ::ｌ:::|ﾄ:::::::::::::::ヽ::::::::ヽ.
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　　　　　 /　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　 ヽ　　 /　　　ヽ
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　ゝ　　(::::) 丿　 ゝ(:::)　 く　　　　しかし、これからは安心してください！
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,　 　　 |
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　あなたとキル夫は私が必ず守ります！
　　 　 　 ヽ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 `　─ -　'　　／
　　　　　 　 ＼　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　 　 　 　 　 　 > 　 　 　 　 　 ヽ　 ＿＿＿＿＿／
　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　i　.:　..:.:i:.|:.　 ..:.:.:|::i:. .:' ; !:..:/::.:.:.:..:..　 : :.　: :|:.:.|:..:..i:..:.i. :.　｜
　　　　　|:...:. ..:.::ﾊ|:.　 ..:.:.:|::|:.. {/ |:..ハ:!:.:..:..:......:..:. ..:..ﾄ:..|ヽ..|:..i:|:..:. : :!
　　　　　| ′.:.:.::.:.|:. 　.:.:.:.|/l.:.:i′!:.|　 |:.:.:.:.:......:.:.:.:.:.:.L}.}__!.}:.:j:|::.:.:i:..|
　　　　　|:i:.:. .:.:ム|:.　 ..:.:.:l斗_七弋{￣}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ﾉﾉ′j/:.,:.;{::.. |i:.!
　　　　　|:l:.:. .:.i⌒|:.　 ..:.:.:| ､　=＝-_ミ￣￣￣孑＞‐=.rｫ' }/:バ:.:.|}:′
　　　　　|:.:.:. .:.{ （.l:..　 ..:.:.| ﾍ´ﾔ●厂｢｀　　　 　´.●゜ﾀﾉ`爪トミ::ﾉ|　　　　　でも王子ともなれば
　　　　　|:.:.:. .人　|:..　..:.:.:|　 ﾟ弋＿タ　　　　　　 ‘ｰ=゜" .′:|:.:.:.:.:.:|
　　　　　|:.:... ..:.:.:`:i:..　..:.:.:l 　 ､:､:､:､.　　　　　　　　､:､:､:.i:.:. :|:.:.:.l':.:|　　　　　　他国に人質として送られることもあるんでしょう？
　　　　　|:..:...:..:.:.:.::|:.　 .:.:.:|　　　 　 　 　 　 　 '　　 　 　 厂 :,:.:.:.||:.:|
　　　　　}:..:.. ..:.:.::ハ:.　..:.:.|　　　　　　　　　　　　　　　 .ｲ:.. .′:..||:.:|　　　　　　　　かつてのあなたのように…
　　　 　 l:..:.. ..:.:.::::::::;:. ..:.:.:|＼　　　　　　 　 　 ,　　　.ｨ:}:.:.. ﾊ:.:.:.:||:.:|
　　　 　 !:..:. ..:.:.:.:::::::';:....:.:.:＼ `　 .　　　 ´￣　　 . く:::: |:.:. :i::|:.::.:||:.:|
　 　 　 .′:..:.:.:.::::::／i:...:.:.:|　 ＼.　＞ 　 . __　イ　∨｀¨|:.. :厂 ｀ヽ::||
　　 　 .′.:.:.:.:,::＜　ハ:..:.:.|　　　＼　 　 / j |　　 ∧　 !:.. ′　　ﾊ:.|

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 -‐￣￣￣￣￣｀ヘ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／´　　　　　　　　　　　　 ヘ　＼＿_人＿人从＿人＿人从＿_人＿人从＿人＿／
　　　　　　　　　　　　　　　／´　　　　　　　　　　　　　　　　｀＿）　　　　　　　　　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　（＿＿
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）　　そんなことはボクが絶対にさせないぞ！　（
　　　　　　　　 　 　 　 /　　 　　/　　　　　　　　　　 U　　　￣￣）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (￣￣
　　　　　　　　　　 　 /　　　　 /..､　　　ヾ　 　〃　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y＼
　　 　 　 　 　 　　　ヽ 　　　ノ{･ ) }　　　 ｉｉ 　　〃　　　　　　　　　　　 i
　　 　 　 　 　 　　 /　　　 ﾞ´ { ゞ'"　　　 ﾂ　　 　　　／　　　　 　 　 　 ｉ
　　　　　　　　　　/　　　　　　ゝ　　　　´　　 　 　 ／　　 　u 　　　　　/
　　　　　 　 　 　 ヽ　　　 　　 　　　 　　　　　　　　　／　　　　　 　 　/
　 　 　 　 　　　　　i　　＿＿_　＿_　　　　ij 　　　　 三　　　　　　,..／
　 　 　 　 　 　　 　i　　ヽ――― ―丶 　　　　 "＿＿＿＿　　　ｲへ__
　　　 　　　　 　　　＼　　＼(::::::::::::::::::::〉　　 _,ィ"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 　 　 　 　 　　　＼　　　､――／　　 i´　__,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
　　　　　　　　 　 　 　　　‐-　＿￣＿＿ iヽ! <_ 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i ヽ　　　! .',　　 !∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧

.　 ＼　　　　　　＼　　　| l　　,'ｉ　 ／
　　　 ＼　　　　 　 ＼ 　| |　/　∨　　 　 　 　 _ .. -──- .. _　　 　
　　　　　＼　　　　 　 ＼| ∨　　　　　　　 ,.ィ´　　　　　　　　..｀ヽ. 　　　ﾋﾞｸッ
　　　　　　 ＼　　　　　　゛　　　　　　　 ／　　　　　　　 　 　 : : : :::..
　　　　　　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　　　 .:ｉ:　　　 .: : : :::ﾊ
　　　　 　 _ __.＿＼　　　　　 　 　 　 .′.' ./　/　 ./: ::|ｉ::.ｉ､　 ｉ: : : ::::::l
　　　　　　 ､｀ヽ.. ￣　　　 　 　 　 　 |ｊL:|_:|＿ｉ＿/＿,ﾊ__||ｊ＿ｊ: : : ::::::|
　　　　　＿　-‐゛　　　　　　　　　　／ﾉ/ﾊ:|:l:ｉ:|:l:ｉ:|:l:ｉ:|:l:ｉ:|:l:ｉL:,': : : :::::::|
　　　　　￣￣＞　 　 　 　 　 　 ／／,ﾉ:::::|:l:|:|:l:|:|:l:|:|:l:|:|:l:|:.:/: : : ::::::::
　　　　　　￣7　　　　　　　　　//´　/7::::::l: ﾄｪｪｪｪｪｪｲ::l:!:l,': : : :::::::/
　　　　　　／　　　　　　 　 　 ゜゜　 //:::::::人 ﾔｪｪｪｪｱ　 ./: : : :::::::/
　　　　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 l:::;ｲ/　 ｀,.-､..-‐＜/: : .:::::::::,'
　　　／　　　　　　　　　　　　　　 　//:::/__／ｨ'ヽ) 〉　/:イ::::/l:::::l
　 ／　　　　　　　　　　　　＿＿ .. /:::,.ｨ´ｒ/ ﾉ〉>'ﾌヽ／´/:::/ノ＼|
／　　 　 　 　 　 _.. -‐::::::::::::::::::::::::／　 /　,.イ:lヽ.∨　 /::/'´ 　 ,.＼
′　　 　 　 　 ／:::-─‐ｧ:::::::/´￣′　 l／　 l::|　./　 /::/　　／　　ﾊ




　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　 .,..-''´￣　　￣｀ヘ､　　　　　　ノし
　　　　　　　　 　 　 .／´ 　 　 　 　 　 　 　 ヽ、　　　　　て
　　　　　　　　　　　/.　　 　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　 (
　　　　　　　　　 .../　　 　 , '⌒ヽ　 　 　 , '⌒ヽ ヽ
　　　　　　　　　 ./　　U 　ヽ __ノ　　　　 ヽ __ノ　 ヽ
　　　　　.　　　　/　　　　_＿_ 　 　 　 　 　 　 　 ＿ i
　　　　　　　　 .,'　　　 （＿＿） ｆェェェェェェｺ （＿_）
　　　　　　　　 .|　　 　 　 　 　 Lェェェェェェ」　 　/
　　　　　.　　　　ヽ、　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 .ヽ､_　　　　　　　　　　　　／
　　　　　.　　　　　 　 ／￣三ニ=ヽ、　／/７ヽ

　　　　　　　　　 　　　　 ., - ―===- .、
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　/　　U　　　　　 　　　 ＼
　　　　　　　　　　　j　　　　.:.:::::::::::::::＼_j　　　＼
　　　　　　　　　　　|　　　.:.:::::::::::::::::::r‐ﾐ'/⌒} 　 ヽ
　　　　　　　　　　ノｲ　　　　　.:.:.:.:.:.: }　ﾉ　_ ﾑ　　.|
￣｀ヽー- ､ __ ／了|´　　　　　　　／ノ　 　 ヽゝ .|　　　　　あ、その…
.ヽ:..:..:..丶:..:..:..}:..:..::|　|　　　 　　　/　　　　　　　{　|
:..:..l:..:..:..:..:..:..:..!:..:..:..|　 l　　　　く｀{　　　　　　　　i .|　　　　　　大きな声をあげて驚かせてしまってすいません
:..:..:l:..:..:..:..:..:..:l:..:..:..:.|　　l 　　　｀ｿ＿　　　　　　 }_/
ｰ..､｀ヽ:..::..::/..:::.::.::.:.l　　 ヽ ＞≦--.､ヽ　 　 　 /　　　　　　　　
二:..ヽ:{:..:.::.:＞ー::´::|　／ｸ′:..:..:..::.::.＼ヽ　 ／
::.::.::.:ｰヽ::.::|::.::.::.::.::.::.|^>':..:..:..:..:..:..::.::.::.::.:ヽV
::.::.::.::.::.:{::.::.:l::.::.::.::.::／:..:..:..:..:..:..::.::.::.::.::.::.::.ヽ〉



　　　　　 ,. 　-‐――-　 ､
　　 　 ／::::;:::´:::::::::::::::::::::::::＼
　 　 /:::::::/:::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　 ′..:/ .::::::::/|:::::::::::ﾄ、::ｉ::|::|::::',
　　|::::::::l::::l:::::/:::|:|:::::::::|::|:::|::|::|:::::|
　　|::::::::l::::l::/ﾆ'l」:::::::::|_|ﾆl::::|/:::|′　　　　…いえ
　　l:::/＾l::::|'≡≡￣￣≡≡.| l:::|
　　|::ゝ､!:::|　u.　 　 　 　 　 { ﾊ_|
　　|::::::::|:::ト　　＿ _‐ __ ,..ｲ::|
　　|::ｉ::|::!::|:::::/ヽ､ ﾔ､:::::/:/:::i

　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　 -――-　、
　　　　　　　　　　　／　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　 　 　 , '　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　 　 / 　 　 　 ＿_,ノ ′' ｰヘ　Y
　　　　 　 　 　 |　　　　《 　● ）　 （　●》 !　　　　ボクや実母の夏太后は、人質や後宮での立場の弱さに
　　 　 　 　 　　|　　　　 ｀ ￣ ´　　 ｀　　　.}
　　　　　　　　　V　　　 　　　　_＿´__　　 /　　　　　　ずっと苦しめられてきましたから…
　 　 　 　 　 　∧￣ﾍ 　　　　< ＿ ／ .／
　　　　　　 ／::::::::::ヽ ＼　　　＿＿_／　　　　　　　　　　　あなた達だって趙でどんな目にあってきたか
　　　 　 ／::::::::::::::::::::ヽ.　＼_, -'´
　　 　 /:::::.＿:::::::::::::::::::ﾍ　　.>ﾊ



　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　...:::::´::::::::::::::｀::....､
　　　　　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::､::::::＼
　　　　　　　　/:::::::::::::::/::::::::::::;::::::::::;::::::::ﾊ
　 　 　 　 　 /::::::::::::://:::::::::::::ﾊ::;::::::::::::::::::i
　　　　　　　i:::::::::::::/:/:::::::::::::::! !:!:!::;::::::::::::|
　　 　 　 　 i::::::::::::/‐‐､ ‐─┘`ｰ-';:::::::::::|
　　 　 　 　 W::::ｨ !｡●ﾟ,　　　!｡●ﾟj .!::::i:::::|　　　　そうですね
　 　 　 　 　 l:::::} ｀""　　 　 ｀ ""　.!::::i､:::!
　 　 　 　 　 l:::〈　　　　　 　　 　 　|::::j':::::!
　　　　　　　 ﾊ::::＞､.___ ´ ｀　 ＿ ィ::::::j:::::::!
　　　　　 　 /:::V:::V:,ﾍヽ､￣／,ﾍ､/::::/::::::::!
　　　　　　 /::ハ::::V､　゛/ﾞijﾞ'<　｀/::::/￣ヽ::!
　　　　　　/::′ V::! ,У　,j|!　ヽ/::/　/ 　 i::!
　　　　 　 i::::!　　V／　　/,'　　V/　,/　　 }:::!
　 　 　 　 L/　__/　　　//　　　ヽ　/　 ＿{:::|
　　　　　　/￣／　　　 i|l　 　 　 ∨￣　　|:::|
　　　　　 / ／　 　 　　|l|　　　　 　＼　　 |:::

　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 ,　´　　　　　 ｀　、
　　　　　　　　　　 　 ,. '　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　 　 〃　　　　　　　　　 　 　 ヽ
　　　　　　　 　 　 ,′　　　　　　　　　　　　 　 ',　　　　ボクは絶対に子供を人質などになど出させないぞ
　　　　　　　　　　i　　 __＿>　　 <＿＿_　　　　i
　　　　　　　　　　| 　 （　●)　　　( ●　） 　 　 |　　　　　家族のため、キル夫や圭一
　　　　　　　　　　:、　 `== ´　　　 ﾞ＝=´　　　/
　　　　　　　　　　 .ヽ.　 　　＿´＿　　　　　 ｲ　　　　　　　あなたや鷹姫、夏太后のためなら
　　　　　　　　　　　　｀::...___　　 　 　　　ｚ≦彡
　　　　　　　　　　　　ｲミ ー￣フ二￣´＿〆゛ゝ
　　　　　 　　　　　　ん＿ ＝　ー三　イ､_＿＿_ゝ


　　　　　　　.....-─:::::-..､
　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　/:::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 ,:::::::::::::i:::i:i::::::::::::::i:L::::::::ﾊ
　　　 i:::::::i:::::i:;ｨｿ:::::::::::::込､:;ﾉ:ﾊ
　　　 |:::::::i:::::!､;jｨ彳'"´'{ﾟ●;::::!`
　　　 |:::::::ﾊ::ﾍ`ﾟ●〉　､　""}:::!　　　　　
　　　 V:::::ヽVﾍ""　　　 　/::::i
　　　　|::::::::::Vﾍ:ｪ　＿´／ l::::l
　　　　|::::::::::::,Vﾍ｀ヽ､ ﾄ.ヽ.ｊ:::::|
　　　　|:::::／ .｀Vﾍ　 ヽ.|　||:::::l
　　　　|::/ヽ 　　Vﾞ:.､ 　ﾞ!　|ヽ:j'
　　　　|::i　ヽ|　　　'‐ｧ､ |　|　ﾞﾔ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 -――――――-
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　 　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 __　　　　　　　 　 　 　 __
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　　 ＼　　　　　　　　 ／　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　 　 　 〃　＼_ !i!i!i!i!i!il､／ ヽ　　 |　　　　
　　　　 　 　　　　　　　　　　　|.　　　 　 {{　（ ・） !i!i!i!i!i!i!i （・） }　 　|
　　　　　　　　　　 　 　 　 -- ､　　　　　 ｀　―　 　 　　　　‐ ´ 　　 !　　　　　
　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 /⌒Yヽ　　　　　　　＿´＿_　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　 /　　 /　　 |　 ＼ 　 　　/-― ―∨　 　　／　　　　例え、仲父やミク太后が敵になったとしても戦うぞ！！！
　　 　 　 　 　 　 　〃i.　　/　 　 /　 　 i＼､　 ` -――-'　 　／
　 　 　 　 　 　 　 / / 　 /　 　 /}　　 ./　 ＼　　　＿　 　_イ
　　　　　　　　　　∨　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ|´::::!、_　　_／|-､
　　　　　　　　　　 }　　　　　 　 　 　 　 　 　 }::::::| 　/∧　　!:::::＼:.、
　　　　　　　 　 ／:::　　　　　　　　　　　　 　 |／| ./〉ｰ〈 　 l＼:::/::::＼
　　　　 　 　 ／::::::::::　　　 　 　 　 　 　 　 　 |:::::|/////!∨{:::::｀ー::::ｧ∧
　　　　　　 /::::::::::::::::::,　　　　　　　　　　　　 ;:::::::l/////|　 {:::::::::::／/::::i
　　　 　 　 {::::::::::::::::::::::.　　　　　　　　 　 　 ,´ヽ::|/////|　 |::::::::/::::::::::::|
　　　 　 　 |::::::::::::::::::/´}　　　　 　 　 　 　 /　 /}|/////| 　|:::::/:::::::::::::::|
　　　 　 　 l:::::::::::::/::{＼＼　　　 　 　 　 _/_,..ｲ:/:l/////|　 |:::::}::::::::::::::::|



　　　　 　 　 　 ///////////////.//////ヽ//ヽ
　　　　　　　　 ,'///////////////l//////ハ//ヾ､
　　　　　　　　,////////////////,!///////ヽ//ヽ､
　　　　　　　　|////,/////////l//,|////////l///lﾞヽ
　　　　　　　　!////,|////////,|//||//////ィ´j///lヾ
　　　　　　　　|////,|/////////!/ﾊ//＜　　ヽﾊ/,r､ij
　　 　 　 　 　 !////|/////////ﾄ' !f ●j;　　　 　!/!　　　　　…
　　　　　　　　 i/|//,|/////////,'| ゝﾞ='" 　 　 ,　!/|
　　　　　　　　 |/!//,|//////////|.u　　　　　,ｨ //,|
　　　　　　　　 .l////｀＞､‐---､.‐‐　　 　 　 '´///,|
　　　　　　　 　.ﾘ/,／／　l////,l｀　　─-‐r‐≦///,'l
　　　　　　　　 /,'〈ｰ=＝=Ａ////l 　 　 　 /≧ﾄ､///,'!
　　　　　　　　///ヽ　　　　l////,l､､　　 〈ヾ.､ヽ.ヽ//|

　　　　　　　　　――――――― ､
　　　　　　 ／三三三三三三 　 　 ＼
　　　　　／三三三三三三　　　　　　 ＼
　　 　 X.　三三三三 ／　　　　　　　　　 ＼　　　　ハァッハァッ
　　.／-_ヽ 三三三／--､ 　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　 /:(i!)::}}ヽ三三｛{l:(i!);;::}}　　　　　　　　　　　 ｉ
　 lゝ=-' 　./　 　 ゝ=-‐'　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　そ、そうだ　戦うんだ　ゴホゴホゴホッ！！！
　 |三 ≡ /__　 ≡三三　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　 |　　　＿＿＿＿ ,,,,､__　　　　　　　 　 　 　.
　 ＼　 　 ▼￣￣//）　　　　 　 　 　 　 　 ノ
　　　＼　/　　　 /　　　　 　 ＿＿ 　 　　ゝ
　　｡ 　 ＼｀ー―´　 　 　 ／ 　 　 　＼ 　 ｀ヽ
　　。゜　　 ー┬――　／　　　　　　　 ＼　　 ヽ
　　　　　　　　 ｌ　　 　/　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　 |　　 　ﾄ､



　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　〃:/:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　 //::::::::::::::::::/:::::::::::::i:::::::::i::::::i:::::::::i::::::::::::i
　　//!::::::::::::::/::i:::::::::::::ll:::::l::H:i:::::::::::::!::::::::::::i　　！
　 // !:i:::::::::::ii:ト!:::::::::::;ﾊ::＿LLV::::::::jヽ::::::::ﾊ
　 /　LL:::::::〈/:::|::_./l l l l´,´●｡j:::::::/ /::::::::::ヽ　　　　　できる夫様！
　　 　 　 |:::::ﾊ/｡●;　　　　` "´::::::/ノ::::::::::::::::ヽ
　　 　 　 |:::::::ﾊ ｀"　､　 　 　 /::::::/|:::::::::::::::::::::::::＼
　　 　 　 |:::::::::ﾊ.u　 　 　 　 /:::::/　,ｲ!::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　 　 　 '::::∧::::ヽ..._　‐ -　,:::::/／　 ﾞ､._::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 　 ,'::::,　ヽ::::::::::::＞‐イ::::/'　　　 ,.イﾄ‐‐-::､::::::::::::::ﾊ
　 　 　 /:::/　　 ＼:_,.ｨ'　|/::::/　　　／　　　／ ｀ヽ::::::::::::ﾊ
　　 　 /:::/　 　 ／´ i　 /:::/　　　,ｲ　　 　./　/ 　 ';:::::::::::::ﾊ
.　　　/:::/　 　 ﾊ　　 ! /:::::/　　,/ 　 　 　 /　,'　　　',:::::::::::ﾊ

　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　 -――-　、
　　　　　　　　　　　／　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　 　 　 , '　　U　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　 　 / 　 　 　 ＿_,ノ ′' ｰヘ　Y
　　　　 　 　 　 |　　　　《 　● ）　 （　●》 !　　　大丈夫　むせただけです
　　 　 　 　 　　|　　　　 ｀ ￣ ´　　 ｀　　　.}　　　
　　　　　　　　　V　　　 　　　　_＿´__　　 /　　　　最近、何だか体の調子が少し悪くて…
　 　 　 　 　 　∧￣ﾍ 　　　　< ＿ ／ .／　　　　
　　　　　　 ／::::::::::ヽ ＼　　　＿＿_／　　　　　　　 きっと先王の崩御や私の即位などが続いて少し疲れたのでしょう
　　　 　 ／::::::::::::::::::::ヽ.　＼_, -'´　　　　　　　　　
　　 　 /:::::.＿:::::::::::::::::::ﾍ　　.>ﾊ



　　　 　 ,'::::::::::,':::::::::::::::/:::::::／':::/:::::/:∧::::::::､ヽ::::::::ﾍ:::::ﾍ.
　　　 　,'::::::::::,'::::::::::::::/::::: /:/:::/:::::〃ｉ::::|::::::::Y､::ヽ::::::::Y::::ｌ
　　　　,':::::::::::':::::::::::::,'::::ｉ::/:/:::/::::::::!l:::|::::!::::::::ｌ|:ﾄ;:::::Y::::::ｉ:::::i
　　 　,':::::::::;ｲ:::::::::::::ｉ::ｉ::トL」::_!:::::::: ﾊ::ｌ::::ｌ::::::::ｌ|:|:|::::::ｌ:::::::ｌ:::::ｌ
　 　　ｉ::::::::/ |:::::::::::::ﾄ::ｌ::ｌ:::iy=≠ミ､　ﾘ|::::ｌ::::::::j|:|:|::::::i::::::::ﾄｉ::ｌ
　　 j:::::::ﾍ ｣:::::::::::::|:::ﾄ:ｌ::::ｌ ち少j　　　ｰ┴三」ﾙ!:::::j:::::::::!:ｌ::ｌ
　　 /|::::::::::ﾍ!:::::::::::::!:::!::ｌ:::ﾄ弋zン　　 　.　 ,ｨ=ミゝ:/:::::::::|:j:!!　　　でもお大事になさって
　 / ,'::::::::::::::!::::::::::::::ﾄi､:ｌ､::ｌ.!ｌ.ｌ　　 　 　 　 oん::〉/ :::::::::::! !
　/ノ::::::::::::::::|:::::::::::::::::|ﾍ!ﾍ:! ! |　　　　　 　ら;　/::::::::::::::::ﾄ,　　　　　それにやる夫殿が敵になるなんて
./'/:::::::::::::::::::!:::::::::::::::::ｌ　　ﾍ.! ｌ　　 　'　　　　 /:::::::::::::::i::::ｌ
／/::::::::::::::::::ﾄi::::::::::::::::ﾄ､　 　 ｌ　 ‐-　　　　 ｲ::::::::::::::::::ﾄ:::ｌ　　　　　　あり得ないですよ
／:::::::::::::::／ﾊ:::::::::::::::ﾍ. 丶､ j!　 　 　 , ィ:´:::::::::::､::::::::ﾍ:::ﾄ
::::::_;　-‐'　 　 ｌ:::::::::::::::ﾍ　　 ﾒ､__,　ィｉ::ｌ:::|ﾄ:::::::::::::::ヽ::::::::ヽ
＜丶　　　　　 ﾍ::::::::::::::::ﾍ　/ ∧､:::::||:::!:::ｌｌ::ｉ:::::::::::::::::ヽ::::::

　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　 -――-　、
　　　　　　　　　　　／　　　　　 　 　 ＼　ｺﾞﾎｺﾞﾎ
　　　　　　 　 　 , '　　U　 　 　 　 　 　 ヽ　　　
　　　　　　　 　 / 　 　 　 ＿_,ノ ′' ｰヘ　Y
　　　　 　 　 　 |　 　 　 《 　ー ）　 （　ー》 !　　　（それがあり得るんですよ
　　 　 　 　 　　|　　　　 ｀ ￣ ´　　 ｀　　　.}
　　　　　　　　　V　　　 　　　　_＿´__　　 /　　　　　確かにあなた達の敵になることは少ないかもしれませんが…
　 　 　 　 　 　∧￣ﾍ 　　　　< ＿ ／ .／　
　　　　　　 ／::::::::::ヽ ＼　　　＿＿_／　　　　　　　　　圭一や鷹姫を害する可能性は十分に）
　　　 　 ／::::::::::::::::::::ヽ.　＼_, -'´　　　　　　
　　 　 /:::::.＿:::::::::::::::::::ﾍ　　.>ﾊ



　　　　　 ,　-‐‐-　、
　　 　 ::´:::::::::::::::::::::::＼
　 　 .::::::/:::/::::::i::::::::';::::ヽ
　 　 l:::::i:::::l::i:::::l:::::l::::l:::::j
　 　 |::::|;::::|::|:::::|:::::|::::|. ′
　 　 |::::|:::::|::|:::::|:::::|::::|　　　　　　やはりお体の加減が
　 　 |::::|:::::|::|:::::|:::::|::::|
　 　 |::::|:::::|::l:::::|:::::|::::|i　　　　　　　今日はもうお休みなりましょう
　 　 |::::l:::::|::l:::::|:::::|::::|ヽ
　 　 |::::l:::::|::l:::::|::::|::::l　}　　　　　　　積もる話もこれからいつでも出来ますわ
　　　l::::|::::l::l::::/::::l::ﾉ ｲ
　　　ゞ{::::::lﾘ:/::::l／ ﾘ
　　　 　｀ゝﾂ　　　　|
　　　　　 |　　　 　　|
　　　　　 |＿＿＿__,|
　　　　　 ﾄ-.i　ﾘrﾍ,
.　　　　　i_＿」 |_＿＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　肩をお貸しします＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ありがとうキル子さん＞



　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　 　　 ／ 　 　 　 ＼
　 　 　 ／ 　　　　　●　＼
　 　 　 |　　　⊂⊃┌ｪｪｪｪ|
　 　 　 ヽ.　　　　　 Lｪｪｪ,/
　　　　　 /　　　　　　　´ヽ
　　　　　ヽ　＼　　　　/　/
　　　　　　|＼　ヽ　　,'　<、
　　　　　/￣ ｔu.j.jーtu.j.j ヽ
　　　　　ヽ＿＿/　 ＿＿_ノ
　　　　　　　　　、_ノ-'

　　　　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　 ヽ＞, ＿
　　　　　　　　　　　　 ／ ,ィ!´＿≧ｭ､,_-_、_rｭ　〈::ヽ r‐､ ___
　　　　　　　　　　　　 ￣＞ー 、￣7ー ､三ﾉﾉ　 ';::::i }::::}{;;;;l
　　　　　　　　　　　　　 `(◎）-`―' (◎)r_ｭ'　　　l::::｀:::::ヽ:::lr-､　　　　…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿__,}::::::::::::::::::ヽノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　く:_:_::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ-､

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　 .,..-''´￣　　￣｀ヘ､
　　　　　　　　 　 　 .／´ 　 　 　 　 　 　 　 ヽ、
　　　　　　　　　　　/.　　 　　　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　 .../　　 　 , '⌒ヽ　 　 　 , '⌒ヽ ヽ　　　　　 （伯父さんとあの女の人が敵になる？）
　　　　　　　　　 ./　　U 　ヽ __ノ　　　　 ヽ __ノ　 ヽ
　　　　　.　　　　/　　　　_＿_ 　 　 　 　 　 　 　 ＿ i
　　　　　　　　 .,'　　　 （＿＿） ｆェェェェェェｺ （＿_）
　　　　　　　　 .|　　 　 　 　 　 Lェェェェェェ」　 　/
　　　　　.　　　　ヽ、　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 .ヽ､_　　　　　　　　　　　　／
　　　　　.　　　　　 　 ／￣三ニ=ヽ、　／/７ヽ


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　　　　　　　　　〃ｨ7三ミヾ//./ 　//　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //
　　　　　　　　　{l「（{{句j刈}｝./ 　//　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //
　　　　　　　　　ヾ弋沁少ｨjﾘ＿,ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'___//
　　　　　　　　　　ヾ＝一"'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ'ｰ'′

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　　　　 |i:::::::::: |i l | |l|::::::::: l | |i::::::::::::::: l i| l｜ li i|｜l i| l ::::::|
　　　　 |i:::::::::: |i l | H::::::::: j_ｌ_|i::::::::::::::: l i|_l⊥⊥i|｜l i| l ::::::|
　　　　 |i l .:, -|i l | kf不气ixヽ｀　　　 ´,.',.ｨIヲ气|｜l iﾄ､:::::::|
　　　　 |i l ｛.　|i l | |ﾞ{li:●:;ﾊ｀ `　　 　 ′ {i:●ﾘj|｜l i|　}i : |　　　やる夫止めて！ 私は趙で生きるためにまた商売女に戻ってたのよ！
　　　　 |i::::::ヽ |i l | oﾟ　ｰ "　　 　 　 　 　 .` ｰ ﾟo｜l i|ノ::::: |
　　　　 |i::::::ｌ ｀|i l | |　　 　 　 　 　i　　　　　　　 |｜l i|｜:::::|　　　　 どうして商売女の子供が字を読んだり書いたりできるの！？
　　　　 |i::::::ｌi : ＼j_j、　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.| j,／l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :iｌ l iｌ ＼.　　　ﾏｖ‐‐‐vｱ　　　,.ｲ 「´ |i l::|:::::::|　　　　　この子は最近までまともに話すこともできなかったのよ
　　　　 |i::::::|i l :i| l iｌl l l ｀! ､　 i!wwwｲ　　,イl il !|i l |i l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :i| l i|l l ｌ_⊥_ ｀` ‐--‐ '"´ .⊥､j_!|i l |i l::|:::::::|　　　　　　　
　　　　 |i::::::|i l :i| l i /´　＼ ｀ヽ　　 　 . ´　／ . :|i l |i l::|:::::::|
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.　　／　　　 ―　　 ー　 ＼　　　読める　必ず読めるお　信じるんだお
　　|　　　　（●） 　（●） 　|
.　　＼　　　　（__人__）　 ／　　　　キル夫はエイ氏の血を継いでいるのだから
.　　　ノ　　　　｀ ⌒´ 　 ＼
　／´　 　　　　　　　　　 　ヽ


　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　_ノ　 ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 （●）（● ） 　　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 　 （__人___）　　　 ｜　　　　　やる夫、気持ちはわかるが
　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　　u　 |
　　　　　　 　 　 　 　 　　 　 |　　　　　　　 .|　　　　　　　少し難し過ぎるだろう
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　、 　 　　,ｲ
　　　　　　　　　　　　　 　　 ／ヽ,ー-　　　ﾄ､　　　　　　　　まずは言葉から徐々に教えていったらどうだ
　　　　　　　　　　_, ､ -─ '".:.ヽ:.:.＼__　/ノ ﾄ、__
　　　__　,.　ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
　　　＼ r 、　_ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ｰ､
　　　　　}　}/　)　 V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ

⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ



　　 　　　　　　　 ,,．: ''''""~""'''‐．.
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　 自分を信じるのだキル夫！
　　　　　　 ／ ＼　　　 　／ 　　 　　＼　　　　　　　　
　 　 　 　 /　( ○ )　　　( ○ ) 　 　　　 ｀､　　　　　　　読めるお！必ず読めますお！
　　 　 　 /´　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　　　　　
　　 　 　i　　 （　　人　　　）　 　 　 　 　 　 ',　　　　　　　この文字は「王」読むのです！！！
　　　　　!　 　 ~''''|:::::::::|''''´　　　　　 　 　 　 |　　　　　
　　 　 　＼ 　　　.|:::::::::|　　　　 　 　 　 　 ,.'　　　　　　　　万人を統べる者ですお！将来の貴方のことなのですお！
　　　　　　 >　　　|:::::::::|　　　　　　　 　 ／　　　　　　
　　　 　 ／　　　　''''''''''-----‐‐‐'''"~　　＼


　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　 ／　　　 　 ＼　　　　 お、おう
　　　　／ u　ー　 　ー ＼　　　
　　 　 |　⊂⊃ｒｪｪｪｪｪy⊂|　　　　 さんこう（三皇）・・・ごてい（五帝）
　　　　ヽ　 　 ゝｪｪｪｪi⌒ヽ　　　
　　　　/　　　　　　　λ　 ）

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　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 　ヽ
　　　　　　　　　　　　 /　　　　　__,.ノ 、　　　！
　　　　　　　　　 　 　 | 　　　　　（ ●)(
　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　 （＿_ﾉ｀,
　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　 ﾝ′
　　　 　 　 　　 　　 _ﾉ 　 ｀､　　　　 7
　　　　　　　　　　,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___　ﾉ
　　　 ,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
　　／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
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　 '| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ


　　　　　　　　 　 ,'::::::::::,':::::::::::::::/:::::::／':::/:::::/:∧::::::::､ヽ::::::::ﾍ:::::ﾍ.
　　　　　　　　 　,'::::::::::,'::::::::::::::/::::: /:/:::/:::::〃ｉ::::|::::::::Y､::ヽ::::::::Y::::ｌ
　　　　　　　　　,':::::::::::':::::::::::::,'::::ｉ::/:/:::/::::::::!l:::|::::!::::::::ｌ|:ﾄ;:::::Y::::::ｉ:::::i
　　　　　　　 　,':::::::::;ｲ:::::::::::::ｉ::ｉ::トL」::_!:::::::: ﾊ::ｌ::::ｌ::::::::ｌ|:|:|::::::ｌ:::::::ｌ:::::ｌ　　　　！
　　 　 　 　 　 ｉ::::::::/ |:::::::::::::ﾄ::ｌ::ｌ:::iy'￣ﾟヾ､　ﾘ|::::ｌ::::::::j|:|:|::::::i::::::::ﾄｉ::ｌ
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　　　　　　　　／　　　　　　　　　　＼　　　　　
　　　　　　 ／　ノ　　　　＼　　　　　　＼ 　　　　　キル夫殿下よ…
　 　 　 　 / 。( ⌒ )　　　(⌒) 。 　 　 　 ｀､
　　 　 　./O　 ／　　　 ＼　　　O　　　　　　',　　　　貴方は必ず王のなかの王になれますお
　　 　 　i　　 （　　人　　　）　 　 　 　 　 　 ',
　　　 　 !　　　｀ﾞ'´⌒｀ﾞ'''''´,　　　　　 　 　 　 |　　　　　このやる夫が必ず王のなかの王に！
　　　　　＼　　　 　 　　　　　 　 　 　 　 　 ,.'
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　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　 　 ／　　　 　 ＼
　　　　　 ／　　　 　 　 　 ＼
　　　　　 |　 一::::::::ー　 u.　 |　　　でででもおねーさんはボクを憎んでいない
　　　　　 /⌒)ｪｪｪｪ┐⊂⊃ィ’
　　　　　/　 /　　　　　　　 ヽ　　　　　ホ、ホロさんがボクを見る目と同じだもの
　　　 　 |　　l　　　　　　Y 　|
　　　　　ゝ__ｲ　 　 　 　 .|　 .!



　　　　　　, ヘ、＿_　_,.　-- 　. 　ｒﾍ
　　　　　//,ｨ':´: : : : ｀´￣: ｀丶:｀ヽメ､ｒ‐-､
　　/⌒ﾝ': : : : : :/: : :i : ヽ、: : ＼: : ヾ,ﾍ: : : ',
　 ,' : /: /: : : : : l: : : :l : : : :＼ : : ヽ、:ﾊﾘ! : : i
　l: :/: /: : : : : : ﾊ: : : ト､: : : ヽ: : : ヽ: ﾚ1:: : : l
　 l: l: :ｲ: : : ﾒｰ' !: : ::l'ｰ-_＼_:_: ヽ: : :l :i |! : : :l
　 |: |ﾉイ: :ﾊｧ'7'i' ヽ;:|'´!ﾊ｀ヽ＼: : : : :l l li: : : : ',
.　 ﾚﾊ,; |:/〈.　!ｿ. 　 ｀　し'　ﾉ　'i : : : :l 　!l: : : : ',
　　 l : :ﾚ' 7" 　 _'＿_　　　 ´,.,.!!ヽ : ,' 　l:l : : : : ',
　　l: : : :!: :ﾍ.　 |/´　｀ヽ　u 　:ﾊ:/::ｿ　　i::! : : : : ',
　 ,': : : :l: : l:ﾒ＼ ､　　_.ﾉ　　 ｲ::/::/　_＿l::l : : : : :',
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　　　　　　　　 |:..:ヽ:.|: ､: : :.i/　ノ ｀ヽ: |ヾ:.:}　､＿_,.ｨ}: :|//}: :
　　　　　 　 　 ,:.:..: :i:|: :ヽ: :T ´ 　 　 乂ﾉ}/　　￣　 l: ///ヽ　　　　　でも憎んでいなくても敵になることも多いのよ
.　　　　 　 　 /: : :..从:.人 : | ゝ=≠'　ノ /　　　　　ム彡′ }:
　　　　　 　 /: : : /:.／: ∨ヾ:.、　　　 　 ､　 　 　 　 /　　 /: :　　　　　
　　　　　　/: : : : : : : : : :.iゞ ヽ　　 　 　 　 ＿　　　ｲ:{　　,: : :
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　　　 　 .: : : : : : : : : : : : |　　　　 ≧r‐　　-　´　 |ヽ、　 !: : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　/: : :.〃: : : : : : : : :.ヾx: : ﾊ
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　　　　　　　　　　　　　　　,: : : :{'　ヾﾄ从ﾄ､j/}/;ﾊj　} : : : :.　　　どうしてかしらね？
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　　　　　　　　　　 　 　 　 : : : : : f,ｨｮｭ}:´:i:::l: :.}ミx'7: : : : : :.　　　　わからないわ…
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,: : :..: : :V/∧:.,'::::';.////.: : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　 i: : : : : : :Ⅷi∧!:::::////.: : : : : : : l　　　　　あなたのお父様と私もそうなってしまったの
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　　　　 　 　 　 　 ..ｉ　　|:|　　,ﾘ　　　　　 |:|　　,ﾘ 　U　| 　　　　（どうしてあの二人が争い合ったり
　　　　　　　　　　 ,'　　　ゞｰ'　　　　　　　ゞｰ'　 　 　 .|
　　　　 　 　 　 　 ｉ⊂つ　　　　　　 　 　 　 　 ⊂つ　/　　　　　　ボクや父王と戦わなくちゃいけないんだ
　　　　　　　　　　 ゝ　 　 　ｆェェェェェェェｙ 　　　　/
　　　　　　　　　　　　`　､　 ゝェェェェェェ' 　　_,.イ　　　　　　　　　　そんなのおかしいよ）
　　　　　　　　　　　　　　　＞ ､ 　　__ 　 ｬ＜
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ゝ￣ `ー─┴- 〉
　　　　　　　　　　　　　 ／ 　 ﾞ ､ _　　　 　/` ､
　　　　　　　　　　　　 /　,,.　　　　　　　ｰ'　 　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　やる夫は始皇帝の父と呼ばれるようです　
　　　　　　
　　　　　　　　　　　 　 　 ～第二十二話「できる夫の戦い」～終わり

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　　　　　　　　　 ヽ　　　＼ｪｪ／ ィ‘　　 　 　 　 　 　 ﾚl:::ゝ ｖ---ｖ　,!:::!::::i
　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 ヽ　　　 .　　　　　 　 }＼|.､` ｰ ´,.:::r::j :::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／三三三三三三 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／三三三三三三　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 X.　三三三三 ／　　　　　　　　　 ＼　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 .／-_ヽ 三三三／--､ 　 　 　 　 　 　 　 ヽ
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乙ー
子供にはまだねえ

乙

おかしいよ
といってもどうにもならないし前進するしかないんですよね

キル夫の家庭教師がのちの側近になりそう
専制君主とて内実は側近の傀儡でもおかしくない