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　　　　　┃|￣　　　　　　　　　 やる夫は始皇帝の父と呼ばれるようです　 　 　 　 　 　 　 ￣|┃
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　　　　　┃|＿　　　　　　　　　　　　　　 原作：司馬遷『太史公書』　　　　　　　　　　　　　　 ＿|┃
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　　　　　　 　 　 　 　 　 '　　　　　: : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　′　　　: : : : : : : :
　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　 : : : : : : : : : : i　　　　　　　ふ～帳簿はこれでオッケーっと
　　　　　　　__ 　 ＿,イ: 　 　 　 ､_: : : : : ,..>ﾞ
　　　, -‐=ﾆ:.､:.≧=＜|:| 　　　: :､z≧'` !ゝｲ__　　　　　　　　今月もまずまずだろ
　　 へｰ､ヽ､_:. :.:.:.:.:. il:.|　　　 : : : ; ;. ｀ i:. :ハ:ヽ､　_
　 /　　　.＼:. :.::. ヽ､_.!:l!　 　 　 (＿__.ノ､_): :. :. :. ＼ヽ
　ﾊ　　彳: : :＼l:.:..　:.:.|:＼: :ヽ､: : : :´ .｀/: : : : : : : : : ﾘ
　}ゝ､ _:_: : : . V,､: :ヽ :j: : :＞､ ﾆ=‐‐-ｲ:|: : : : : : : : /ハ
　l　　: : :.＞: : {:.l: :､: i|＞': : :ﾊ...::/.:＞ﾍj: : : : : : : : :/.:リヽ
　 　,:ﾆ:.¨: : :> ｀l:.: : : | : : : : : :|ソ´: : : : : : : : : : : : /'´: :_:_:ゝ､
　 Y　　　＞イ:.<:.:: : :!: ヽ:､: :.:i! : : : : : : : : : : : : : /.:. : : : :; :. .ヽ　　_､
　　} , ＜: : :＞-ﾍ:. :. : : : ヽ:､:l! : : :: : : : : : : : : :./.:. ≧=--‐=ﾆヽ､//
　 {/.:＞　　.: : : :.ﾊ: : : : : : : :.i! : : : : : : : : : : : :/ヽ､_:. :.ﾆ=‐- :. : //､
　　Y　　 .≧´ｲ:r'´≧=-､: : :j!:_:_:_　　 ＿__:_,:ｲ≧=-＜_/.:. : ;'´/'´￣≧
　　 ゝ ,.ｲ　 /.: :! -‐=ﾆ:.¨:.￣:i : :.i!￣:./.:.:　　　 '￣二ヽ ヽ:/´У /´_.　ﾍ　　　←やらない夫（古代中国の商人でやる夫の父）
　　　 ヽ:ﾚ /.: ノ.: : : : : : : : : :,j:.: :i!...j..:i!::::.:.:.:.:....:.ー.､ ｀＼､ﾍﾞY_フ　/　／ｌ
￣￣￣｀´｀ー-―――――-ー――ﾞー――-⌒ーｰﾞ　ー￣ ー｀ｰﾞ￣￣￣￣




　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　 　 　 　 ／　 ヽ､_　　＼
　　　　　　　　　　　（●）（● ）　　　| 　　　　　しかし、他の息子は商売で儲けているのに
　　　　　　 　 　 　 （__人__）　　　　 |　　　　　
　　　 　 　 　 　 　 （　　　　　 　 　 |　　　　　　　馬鹿息子のやる夫は大損ばかりこきやがって…
　　　　　　　　　　　 {　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　 　 ⊂ ヽ∩　　 　 く　　　　　　　　かつてはやる夫こそ一族の白眉だと思ったものだが…
　 ,──⊂てヽ　 　,,_ '､＿ ＼　／　 )
／　　　　　／　`´ 　／|_＼　 “　.／|
￣￣￣￣　 .＼__／ 　 |　　＼_／　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 全
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 財
　　　　 　　,､-‐''"´ 　 ,','　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 産
　　,､-‐''"´　 　 　 　 ,','ニニニニニニニニニニニﾉ　　ゴ　　貸　　や　て
''"´ｨ!　,　;　.　 　　 　,','　　　 　 　 　 ＿＿＿_　 　 ）　　ル. 　せ. 　 ら　（_
iヽ ._　 /i　.　　.　 　//　　　　　 　 ／⌒　　⌒＼ ろ　.　ァ　　や　　な　 .（
ﾚ’|/-/　iｰ .'7　 　//　　　　 　 ／（●)　　（●） ＼）. .！！　！ 　 い　　＞
／!　＼/∠/　. 　,ｲ　　　.　　／　　　（__人__）　　.　＼　 ,ｨ⌒ヽ、 　夫　 ｱ
￣/＼ ,ヘ/.　 　,'.i　　 　　　.|　 　 　　|ｒ┬ |　　　　 　| .（　　　ﾉ　　.！　k
くi k_./i,ｲ/　.　　i .|　 　　.　　＼　 　　.l| .|　l　　 　 ／⌒/　 　i　　　　　て
＼k、　.ﾘ　 　.　 |.|　　　　　　／ヾﾆﾆﾆ`ー'´ ﾆﾆﾆｼ＼ ,'｀ー '´i、　　　　（｀
　r' .〉'´　iﾝ　　.　.|　　 　.,ｨ'´￣｀ヽ　　　　　　　　　　　|　　　 　'i⌒iY´⌒
ｔｧ￣　.　 ､|.l.||,,.　|　 　 ./三三.互.',ヽ　　　　　 　 　 　 i　　　 ,′.|　i.|
　..　　＼ i|　! |..｀|...　.　i三三三三 i　i 　 　 　 　 /｀ヽ､',　　 /..　.|　i.|
　　‐ 　　|´ ｊ, 　　 　 　..l三三三三|　l　　　　　　,'　　 ...｀'ｰ'´....　.|　i.|
　　　‐.´'.l| !,　　|!,　　　ﾉ/￣￣￣!,'　!　　　　　 i..　　　　　　　　 .|　i.|
　　　　　/　!.| |!!´i　 .　| .￣￣￣ i　　 　＿＿ , |　 　 　 　 　 　 .|　i.|
　　　　 　　. .!´"', ', 　 .ヽ三三三,'　　　f..　　.　ﾘ 　 　 　　　 　　.|　i.|
　　　　　　　　　 .', ',　 .　 ゞ三ｼ⌒ヽ.､ ﾉ　　...　| 　 　 　 　　　 　.|　i.|
　　　　　　 　　　. ヽヾ、　..　　　　　　ヽ.　　 　 |　　 　 　 　 　 　.|　i.|　←やる夫（呂不韋）
　　　　　　 　　 　　 ヽヾ､　..　.　　　　　ヽ、　.　|　　　　　.　..　.　.|　i.|
　　　　　　　　　　 　 　ヽヾ、　　.......　　　.ヽ 　. |　　　　 　.　　　 |　i.|




　　　　　 ／￣￣＼
　　　　／ﾉ(　_ノ　　＼　　　　　　　　いきなり全財産貸せとか馬鹿か死ね！！！
　　　　|　⌒(（ ●）（●）
　　　　.|　　　　 （__人__）　/⌒l
　　　 　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ　|`'''|
　　　　／ ⌒ヽ　　　　 }　 |　 |
　　 ／　 へ　　＼　　 }__/　/ 　　 　　　　　　　　　／￣￣＼
　／　／　|　　　　　 ノ 　 ノ　　　　　　　　　　　／ ●))　((●＼’,　･
( _ ノ　　　 |　　　　　 ＼´　　　　　　 ＿　 　　（　　　(_人_)’∴　）,　 ’
　　　　　 　|　　　　　　　＼＿,, -‐ ''"　 ￣￣ﾞ''―---└'´￣｀ヽ　　　て
　　　　　　 .|　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿ ノ　　 　（
　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　＿,, -‐ ''"　　ﾉ　　　　　　 ヽ　　　ｒ'"￣
　　　　　　　　 ＼　　　　　　　, '´　　　　　　　　し/.. 　　　　| J
　　　　　　　　　　＼　　　　　(　　　　　　　　　　 /　　　　　 |
　　　　　　　　　　　 ＼　　　　＼　　　　　　　　　し-　 '^`-J

　　　　　　　 　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　／　　 　 　＼_
　　　　　　　　　 　／　／　 　＼（ ;:;:;）
　　　　　　　　　／（ ;:;:;:;:;ﾉ 　 （＝）　 ＼　　　　儲け話、儲け話なんだお・・・
　　　　　　　　（;:;:;:;;;:;　 （__人__）　　　 .:::::）
　　　　　　　　／ || 　　　｀ ⌒|||　　　,／　　　　　趙の首都の邯鄲でこんなヤツを見つけたんだお
　　　 　　　　/ / |＼／ /　 /ｌ　| ￣
　　 　　　　 / /__|　 ＼/　/　|　|
　　　　　　 ヽ、//////） /　 |　|
　　　　　　　 /　￣￣　/　　 |　|
　　　 　 _＿/　　)--- ヽ　　　ヽ つ
　　　 ⊂---― 'ｰ----'


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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:,:.:;:.::,,..,,,...,

;;;;;;;;;;;;;;;;,;:.,:;.,.;:.:;,:;.. ..,,. .. .
;;:;;:.,;:,.:,.:.,,..,.,...:.,.:


　　　　　　 ． ─―─‐ 、
　　　 　 , "　　　 　 　 　 ＼
　　　　/　　　　　　　　　　　＼
.　 　 /　　　　　 　 ＿／::::::＼_ヽ　　　　　次期秦王（安国君）の息子と言っても私なんか20人もいる子供の一人…
　 　 |　　　　　 　 　 　 ::::::::::::::　:..
　 　 |　　u　　　　（　ー):::::::::( ー)　　　　　　敵国、趙に人質として送られ、貧乏暮らしをして、
.　 　 ＼　　　　 　 　 　 　 ´　　 /
　　　　 ,＼ 　 　　　　　` ｰ‐‐／　　　　　　　　戦が起きれば殺される捨て駒の役目ですよ
　 　 ／　　` ｰ─　　 　 　 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　_ ＿
　　　　　　　　　　　　　 /　 　 　 ｀ ,
　　　　　　　　　　　　　 { 　　　　　 ｝
　　　　　　　　　　　　＿_rﾆ二二ミﾒ､_
　　　　　　　　　　 /:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣＼　　　　　　母親の身分は低いから王位継承の順位にすら
　　 　 　 　 　 　 /:.:.:|/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽ
　 　 　 　 　 　 /:.:.{:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.〈　　　　　　入っていないほどですしね
　　　 　 　 　 /:.:.:.:.V:.:.://:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!/ハ
　　　　　　　 i:.:.:.:.:.:.:|:.//:.:/:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.∧
　　　　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:|:./:.:/:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.}
　　　　　　　 ＼＿_//:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:./
　　　　　　　　　　 ＼＿＿＿〃:.:.:.:.:.:.:.:.:.├‐ '
　　　　　　　　　　　｀T「￣|￣「 T`ミ〒彳
　　　　　　　　　　　　||＿_j　 |　|　　 |　|
　　　　　　　　　　　　|　　 　 |　 ￣´　 |　ボロボロ
　　　　　　　　　　　　|　　 　 |　　　　　|
　　　　　　　　　　　　|　　　　〉　　　　 |
　　　　　　　　　　　　j　　　 〈　　　 　 |　　　　←できる夫（子楚、後の荘襄王）
　　　　　　　　　　　 〈　　　　 〉　　　　|
　　　　　　 　 　 　 　 |　　 　 |　　　　 |
　　　　　 　 _,.======|　　 　 |　　　　 |
　　二ﾆニ三三三三=|　　 　 |　　　　 |
　 三三三三三三三=|　　 　 !　　　　/
　　 ＼三三三三三三ヽ＿,.〈＿___,.イ
　　　　　 ￣￣￣ ‐＝ﾆ三三{　 　 ヽ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ＿／


⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
　　　　　　　　　　　　　○
　　　　　　　　　　　о
　　　　　　　　　　　｡


　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　 ／⌒　　⌒＼
　　　　　　　　　 。o（゜＞） 　（＜゜)o 。　　　　　　こいつを使うんだよ
　　　　　　　　 ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
　　　　　 　 　 |　　　　　|r┬-|　　　　　|　　 て　　　こいつを工作しまくって…もし王にすることが出来れば
　　　　　　　　 ＼ 　　 　 `ー'´ 　 　 ／( ｀´) そ
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼ﾉ　ﾉミ　　　　　宝石の商売ですら比べ物にならないほど儲かるお！
　　　　　　　　|＼　＼・　　　 　 ・　＼____ノ

　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ●）（●）　　　　　やる夫よ　お前は凄いことを考えるな
.　|　u.　　 （__人__）　　　　　　
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　しかし、確かに次期秦王になる安国君はまだ太子をお決めになっていない
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　それと言うのも寵愛するミク夫人に子供が居ないからだな
　　 ヽ　　　　　ノ
　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､　　　　　　　　　　そこに付け入って工作するというのか…
　 　 l ＼　巛ー─;＼
　　 　|　｀ヽ-‐ーく＿）
.　　　 |　　　　　　l


　　　　　　＿＿＿_
　　　　 ／＼　　／＼
　　　／（ ●） 　（●）＼　　　　流石、やらない夫だお
　 ／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼
　 |　　　　　|r┬-| 　 　 　 |
　 ＼ 　 　　｀ ー'´ 　 　 ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,, -‐ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/'　　　 ヽ
　　　　　　 ／￣￣＼ 　　　　 ./　　　　　 i
　　　　　／ ._ノ　　ヽ､＼ 　　 /　　　 ...........i
　　　　　|　 （●）（●）　|　　/　　 ..:::::::::::::::|
　　　　　|　　（__人__）　 | 　/　　..::::::::::::::::::l
　　　　　.|　　 ｀ ⌒´　　.} ./　　..::::::::::::::::::::!　　　　よし、やる夫！一か八かやってみろ
　　　　　 |　　　　　　 　 }/　　.::::::::::::::::::::/
　　　　　 ヽ　　　　　　 ./　　 .:::::::::::::::::::/　　　　　　　全財産を賭けてみるだろ！
　　　　　　.ヽ　　　　. .／　　.:::::::::::::::::::/
　　 ,. ‐'"´　 `'‐,r''"~　　　.:::::::::::::::::／
..:.／,. -‐‐- ､　l′　　 　 ..:::::::::::::／|
:,'　　　　　　／　　　　 　 !.:::::::／:i..:..l
r　　　､　 / 　 　 　 　　　 !:::::::::::　i..:..i
l　　.......`:i　　　 i 　 　 　 　 !::::::::::　ﾞ､:.i
!　 ::::::::::/　　　　i　　　　　　 i::::::::::　ヽ:i　　　　　　　　　　　　それから親を名前で呼ぶな　JK
.!　::::::::/　　　　　i　　　　　 .....i:::::::::::　ヽ
.ヽ ::::::|　　`､　　 `､　 .....::::::::::::l:::::::::::: 　`,
/ ＼:::l.　　 `､　　　ヽ::::::::::::::::::::l::::::::::: 　/'''ー─----､
　　　`ヽ　　 `､　　.::::＼:::::::::::::::|:::::::::　/,,　　　,. ‐;''


　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　／⌒　　⌒＼
　　　　　　　　　⊂。（ﾟ＞）　（＜ﾟ）。つ
　　　　　　⊂ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼　つ　　　　ありがとうだお
　　　　　⊂　 |　　　　/| | | | |　　　　　|　　つ
　　　　　　　　＼　 (、`ー―'´,　　 　／　　　　　　　　やらない夫！！！
　　　　　　　　 （　ヽ　 __＿＿_　.／.／
　　　　　　　　　＼ ＼|　 金　ﾚ゛／
　　　　　　　　 　　.＼旨 　.ξﾝ┐

　　　　　 　／ ￣ ￣　＼
　　　　　／　　＼　／　　＼
　　　 ／　　 ⌒　　　⌒ 　　＼ 　　　　　　やあ　できる夫君
　　　 |　　　　（__人__）　　 　　|
　　　 ＼　　　 ｀ ⌒´　　　　／　　　☆　　　　この金で交流を増やし評判を買うのだお！
　　　　/ヽ､--ー､＿＿,-‐´ .＼─／
　　 ／　> 　　ヽ▼●▼<＼　　||ｰ､.
　 / ヽ､　　　＼ i　|｡|　|/　 ヽ　(ニ､｀ヽ.
　.l　　　ヽ 　　　 l　|｡|　| ｒ-､y　｀ﾆ　 ﾉ ＼
　l　　　　 |　　 　|ー─ | ￣ l 　　｀~ヽ＿ノ＿＿＿_
　　　　／￣￣￣￣￣／|--'　　／　　　金　　 ／|
　　　.|￣￣￣￣￣￣|／|　　　 |￣￣￣￣￣￣|／| ＿＿＿＿＿＿
／￣　金　　..／|　￣|__」／__ .／ 　 金　　 .／||__,」＿＿＿__　 　 .／|
|￣￣￣￣￣|／オプーナ .／|￣￣￣￣￣|／ 　 金　.　 ／|　 ／　 |
|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|／l￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|／|／
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|


　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 ＼
　　　　　　 　 　 　 ／⌒　　 ⌒　　 ＼　　　,'⌒i
　　　　　　 　 　 ／ (○ )liiil(○ )　 ｕ　＼ ⊂'　 !　　　　　やる夫さん
　　　　　　 　 　 |　　　 __'____　　　　　　 .|　|　　|
　　　　　　　　　 ＼.u　|,┬‐ |　 　 　　／　 | 　 |　　　　　　一体どうしたんですか！？その金は！？
　　　　　　　　　 ／ 　 ｀ー ´　 ,- 、　 ￣￣　　.|
　　　 　 　 　 　 |　　 （＿＿__ノ　.ﾉ　　_＿＿_／
　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　 _つ ／
　　　　　　　　 　 / ｀ｰ─── ' 　 /
　　　　　　 　 　 ﾉ　　　　　　　　　（

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　ll￣ll
　　　　　　　　　　　　　 　　　　￣　　ＯＯＯＯ　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　_人__ＯＯ　　　　Ｏ　 ll￣ll
　　　　　 　 　 　 　 　 ＿ 　 ｀Y´　 　　　　　　ＯＯ￣
　　　　　　　　　　　　ll￣ll　ｏ　　　　　　　　　　Ｏ　　　_人__
　　　　　　　　　 　　　￣　Ｏ 　　　　　　　　　Ｏ　　　　｀Y´
　　　　　　　　　　　　　　Ｏ　　　　　　　　　　　Ｏ｡o＿
　　　　　　　　　　　　　ＯO ＿　　　　　　　　　　Ｏll￣ll　　　　　　　貢物にございますお
　　　　　　　　　　　　Ｏ　　ll￣ll　　　　　　　　　Ｏ ￣
　　　　　　 　　　＿　Ｏ 　　￣　　　　　　　　ＯＯ＿
　　　　　　　　　ll￣llＯ　　　　　　　　　　　ＯＯ　ll￣ll
　　　　　　　　　￣　Ｏ　　　　　　　　ＯＯ　　０ 　￣
　　　　　　　　　　　Ｏ　　　　　ｏＯＯ＿　　　　ll￣l
　　　_人__　　　　＿　ＯＯＯＯ 　 　ll￣ll　　　　￣　　_人__
　　　｀Y´　　　　ll￣ll　　　　　 　　　￣　　 　 　 　 　 ｀Y´
　　　　　　　　　　￣
　　　　　　　　　　　　　_人__
　　　　　　　　　　　　　｀Y´

　　　　 /::::::::ｋ'ノﾉ: ｨ' 　 .: : : : : : : : : .. . : : : : 'ノﾉ:ノ: : /､
　　　　/::::::::::::仄｢ｉ.:´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :仄｢ｉ.:: : : /＼
　　　 /:::::::::::::/ﾑ_i| : : ___: : : : : : : ∧ __ : : : :: /ﾑ_i|_: :::: : |
　　　/　:::::/｢`ト|Ｎ: :´,ｲ｀/＼ : : /　ヽ: 7ヽ: : :ト|Ｎ:||: ::: : .:|
　　 ,'.:: : :　:.}［II)!i }: :/ ﾚ'　　 ＼/　　 V　 Ⅵ: : │: : : : : : !　　　　　　して、趙で商人をしているやる夫とやら
.　　!: : : : .::|:.! |」」.//:| .ィ＝ﾐ　　　　ィ＝ミ 　! ∧:::.:.:.:.: : : |
　　i: : : : : .:!　　 　l |:;|　　　　 　 　 　 　 　 ﾉⅣ |::.:.:.:.:::.: : |　　　　　　　　一体なんの用じゃ？
　　|: : : : : .:|　 　　 |/ri＾ixx　　､__,　　 xxrvｨ: 　 | : : : : : : :ｉ
　　|: : : : : .:|　　　 　 .〉、`ｰ-､ .___ ,．-‐'　/__.　 | : : : : : : :|
　　|: : : : : : !　　 　 .l　｀ｧ__　〉‐‐┤＿r ｲ.／l＼.!:: : : : : : .:|
　　|: : : : : : |　　.／ | l´: : : `i　　i´: : : `i./　　　|::.: : : : : : :|　←ミク夫人（華陽夫人、次期王の安国君に寵愛を受けている）
　　|: : : : : : | 　/　: l /` ‐イ､ヽ、`l ‐-t'/. 　　　|::.: : : : : : :|

　　　　　 　 　　., '´￣￣￣￣ `ヽ.
　　　　　 　　／　　　　　 　 　　　 ＼　　　　　　今日は良いお話を持ってきたんですお
　　　　 　 ／　　⌒　 　　　　⌒ 　 .:::＼
　　　　　/　　　　　　　　　 　　 　　　.:::::ヽ　　　　 趙に人質に出されている子楚様は華陽様を大変尊敬していて評判もいいらしいですお
　　　　　!　　....（(;;;;))　:::::　（(;;;;))....　.::::::::::!　　
　　　　　!　　"" 　 (___人___) 　 ""　.::::::::::!　　　　　 お子様がいなくても彼を養子にして太子（王位継承権を持つ王子）にしてしまえば、
　　　 　 ヽ　　　　 　 ヽ、_ノ 　 　 　..::::::::/
　　　　　　＼　　　　 　　　　　　　..::::::／　　　　　　　　 今の王が死んでも貴方は王太后（王の母親）として権力を失わずに済みますお
　　　　　　　/　　　　....::::::::::.....　　::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　 .　'　´￣　｀　 ､
　　 , -､, -､　　　　　　　　　　　　＿|ll／　,　　 ,.i　　､_　＼　__
　　 !　　　/　　 へ　　　　　　 ／　 /　　/i　　/ .l　　 ',ー　///.､
　　　＼／　　 .| 　 ',　　　　／　　 .,'　 ./ .|　 ,' 　|　 　 li,-.///　　',
　 ,.-‐-　..._　 　',　　l　　／　　　　 | 　 | _ヽ. l　-‐l　 　 |:|///　　　l
　 !　　　　　　ー　　ヽ／　　　　　　l l　,ｲili:! !|　　 ヽ./　l::lヾ　　　　 |　　　　　それいいわね…採用！
　　｀　-　 ... _　　!　　 ＼r､　　　　// /:_!｀´､　 ー-/ //:ヽ/　　　　 l
　　　　　　　〉 -- ､　　　 |::＼　／/／　ヽ､ ―-,　/ /L://　　　　 /　　　　　　　 早速ダーリン（安国君）に頼んでくるわ
　　　　　,.　.!　_...　- ,　　 l:::::::ヽ￣:::'‐rr― ､-｀-/／　 ./　　　　 /
　　　.／　　〈 　__... ﾉ, /_ |::::::::::::::::::::::::|.!　　 l :::｀Ｘ::ヽ /　　　　 /　　　　　　　　　　今夜ベットでね
　 ／　　　　/:i　　 ..ノ´:::/::::::::::::::::::/／i ､　 /ヽ':レ!::::!＼　　　/
./／　　　 /::::｀::::´::::::::／:::::::::::::::／　　ヽ ／::::::::::＼ヽ:＼l　 ./
/　　　　 /:::::::::::::::::／:::::::::::::::／　　　　 !´::::::::::::::::::::iヽ ＼i /
/　　　　i l:::::::::::／:::_:: -― '　　　　 　　 l::::::::::::::::::::::l::::＼ ｀ヽ､
　　　　　ー―　／´　　　　　　　　　　　 ヽ::::::::::::::::::::!::::::|｀::‐-r

　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　／⌒　　⌒＼
　　　　　　　　 ／（≧）　（≦ ） ＼
　　　　　　　／///　.__`__ 　///　ヽ　　　　いや～やる夫さんの工作のお陰でこの私が次期秦王の太子に…
　 ｲ⌒ヽ　　|　　　　 |r┬ |　　　 　 |
　 ゝ___ﾒー　＼γ⌒)⌒ヽ　　　　／　 ﾌﾟﾊｰ　　今でも信じれませんよ
　　　　　　　/　( ^/ (★/　　　　 ヽ
　　　　　　　|　/ ,(⌒ヽ/　　　 　ｨ　 }
　　　　　　　ヽ＿ﾉ ー '　 　 　 　|　 |


　 　 　　　＿＿＿_
　+　 + ／⌒　　⌒＼+　。
　・ ｡／（ ●） 　（●）＼　+　+　　　うししししｗｗｗできる夫ちゃ～ん　
　 ／::::::⌒（__人__）⌒::: ＼　　　　　
　 |　　　　　|r┬-| 　　　　|　　　　　　王になったらこのやる夫のことも忘れずに頼むよ～
　+＼ 　　 　`ー‐′ 　 ／・ ﾟ.　+　　　　　　　　　　＿_
　　／　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　 / ・ /ヽ
　（＿⌒)　・　　　　・　|｜＿＿＿＿___＿___＿ 　|ま |￣|
　　　ｌ⌒ヽ　　　　　＿ﾉ | |＼ 　|___| 　 {}@{}@{}－| る|　 |
　 　 |　 r　`(;;U;)　　　）__) 　＼　>ﾟ))))彡ー―'.　|＿.|＿|
　　（＿ノ　￣　／　／　　　　　＼`ー―’＿＿＿
　　　　　　　　（＿_^)　　　　　　　| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　 　 　 　 　　　　　　　　　　　 　 |_|

　　　　 ＿＿＿
　　　／⌒　　⌒＼
　 ／ （ ●）　（●）＼　　　ところで酒の座興に踊り子を呼んだお
／::::::⌒（__人__）⌒:::::ヽ
|　　　　　|r┬ |　　（ヽ　|　　顔はちょっとアレだけど体はエロくて中々いいお
＼γ⌒=/⌒ヽ＿(⌒ |/
/　(　^=/　　 /　　ヽ ノ＼
|　/　　,(⌒ヽ/　　　　＼
ヽ＿ﾉ　　ー '


　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　／⌒　　⌒＼　　　　　　おお　流石はやる夫さんだ！
　　　　　　　　 ／（●）　（●）　＼　　
　　 r" 　 　 ／ ///__`　　/// 　 ヽ　　　　　女は顔じゃなくて体ですよね
　 （　　　=‐'|　　 　 )_)　　　 　 u 　 |
　　 ゝ-'　　 ＼　 て　 　 ｎｌ^l^l　 ／　 ｹﾞｳｳｩｩｩｩｩ
　　　　 　 　 /　　 ＿__　|　　 ﾉ 　 ヽ
　　　　　　　|　／ う　 |' .＼　＼ｨ　 }
　　　　　　　l /　ﾉ (★|　　 ＼　ヽ /



　　　　　　 　 　 　 　 -―─-　、
　　　　　　 　 　 ／　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　′　ノ　　 　 ‐- 　　,　　　ふひひ　その通り
　　　　　 　 　 ｉ　　／･＼　／･＼　 i
　　　　　 　 　 |　　 ⌒(__人__)⌒　　l　　　　おーい！キル子入って来いお！
　　　　　　　　　、 　 　 ｀⌒´　　　. '
　 　 　 ⊂⌒ヽ　 ＞　　　　　　 ＜_/⌒つ　　　舞いを舞ってくれお！
　　　　 　 ＼　丶′　　　　 　 　 　 　 7
　　　　　　 　＼ ノ　　　　 　 　 　 ﾄ､_/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　＿,-‐='/////`‐-.､
　　　　　　　　　　 ／/////｀////////////ヽ
　　　　　　　　　 ///////////////////////ヽ
　　　　 　 　 　 ///////////////.//////ヽ//ヽ
　　　　　　　　 ,'///////////////l//////ハ//ヾ､
　　　　　　　　,////////////////,!///////ヽ//ヽ､
　　　　　　　　|////,/////////l//,|////////l///lﾞヽ
　　　　　　　　!////,|////////,|//||//////ィ´j///lヾ
　　　　　　　　|////,|/////////!/ﾊ//＜　　ヽﾊ/,r､ij　　　　　舞わさせて頂きます
　　 　 　 　 　 !////|/////////ﾄ' !f● j;　　　 //,|
　　　　　　　　 i/|//,|/////////,'| ゝﾞ='" 　 　 ,　!/!
　　　　　　　　 |/!//,|//////////|　///　 　 ,ｨ //,|
　　　　　　　　 .l////｀＞､‐---､.‐‐　　 　 　 '´///,|
　　　　　　　 　.ﾘ/,／／　l////,l｀　　─-‐r‐≦///,'l
　　　　　　　　 /,'〈ｰ=＝=Ａ////l 　 　 　 /≧ﾄ､///,'!
　　　　　　　　///ヽ　　　　l////,l､､　　 〈 ､_　`ヽヽ.ﾊ 　 , ､
　　　　　　 　./////〕=- ､_ l////,l｀ヾ､､　__, ヽ　　`ヽ､_ / /´〉､
　　　　　　　 ,/////　　/　`ﾞl////l　　 `ヾ.､　 ヽ　　　 / / / / ､
　　　　　　　,'////　　 / 　　.l////l　　　　 ヽ＼ `ｰ ．_｀'‐'lﾄ '､ｲ!
　　　　　 　 //,'/　　 /　　　 .l////lヽ､　　　　＼＼　　　ヽl|.i ／
　　　　　　 //,'/　　 /　　　　 l////l　　＼　　　　＼ヽ.　　 l! !
　　　　　　//,'/　r　ﾄ､　　　　 .l///,'l　　　 ＼　　　　ヽヽ　 !│
　　　　 　.//,//　　　　＼　　　l////l　　　　　＼　　　 ＼､i　!
　　　　　.//,//　　　　　　ヽ　　|l///,l　　　　　　 ヽ.　　　 ﾒ　!
　　　　　/// l　　　　　　　 ヽ　|.l///l　　　　　　 　 ヽ　 /　/､
　　　　 ///!/　　　　　　　 　 ヽ!l///l　　　　　　　 　 V'─-"〉
　　　　///,|'　　　　　　　 　 　 N///,l　　　　　　 _ イ´`　　/　　　←キル子（趙姫）
　　 　 ///,ﾘ､　　　　　　　　 　| l///,l　　　_＞＜,ｨ-'‐＝=ｨ´

　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　 ／　　　　 ＼
　　　　　／　　⌒ 　　⌒＼　　　　　（うへ　確かに体はいいけど
　　 　／　　 （ ＝） 　（＝）＼
　　 　|　　u　　　 ___´___　　　|　　　　　　顔がなんだか怖い娘ですね）
　　　　ヽ、　　　　`ー '´　 ／
　　 　　ノ　　　　　　 　　　＼

　　　　　 　 　 　 　 ,.
　　　　　　　　　 　/∧　　　　　　　　　　　　,....:::::::::::::::::‐-.....､
　　　　 　 　 　 　 !　 ∧　 　　　　　　　　,.::":::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　 　 　 　 　 　 　 i　　l∧　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　i　　l/∧　　　　　 ,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　| 　 l//∧　　　　 ,::::::::/::::::::::::::/:::::,':::::::::::::|i:::::::::::::::'.
　　　　　　　　 　 | 　 l///∧ 　　　' :::::::|:::::::::::::: |:::::,'::::::::::::::| !:::::::::::i:::|　　 ＿　　　　　　　　　　 ズンチャ　ズンチャ♪
　　　　　　　　 　 |　　l////∧ 　 │::::::|::::::::::::::: |:::::|::::::::::::::j |::::::::::;｣:::| r┴-､）--､
　　　　　　　　　　! 　 l////,'∧ 　 | ::::: |:::::::::::::: l-―=ミ─'i ‐ｨﾃﾄ⊂ﾆﾆｰ(＼_　_ハ　　　　　　　　　　　　ズンチャッチャ♪
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　　／　 （○）}ililli{（○ ）:::＼：　　　　　　　顔も見慣れてくるとなんだか…可愛く見えてきたぞ…）
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　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　ビュ、ビューティフォー…
　　　 ／　　　( ｀Y´ )　　　　( ｀Y´ )　 　 ＼
　　／　　　　　＼／　　 　 　 ＼／　　　　 ＼
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　　　 ＼　　　　　　し￣￣￣ 　　　　　 ／
　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼

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　　　　　　　　　　 ／　_ノ　 　 ヽ 　＼
　　　　　　　 　 ／ 　 （＞） 　（＜） 　＼　　ど～よできる夫ちゃん
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／　　　　中々だろ？
　　　　　　　　　／_∩　 　ー‐　　　　＼
　　　　　　　　（＿__＿）　　　　　　　|、　＼
　　　　　　　　　 　|　　　　　　　　　 |/　 ／


　　　　　　　　　――――――― ､
　　　　　　 ／三三三三三三 　 　 ＼
　　　　　／三三三三三三　　　　　　 ＼
　　 　 X.　三三三三 ／　　　　　　　　　 ＼
　　.／-_ヽ 三三三／--､ 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　ください！！！キル子さんを私にください！！！
　 /:(i!)::}}ヽ三三｛{l:(i!);;::}}　　　　　　　　　　　 ｉ
　 lゝ=-' 　./　 　 ゝ=-‐'　　　　　　 　 　 　 　 |
　 |三 ≡ /__　 ≡三三　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　 |　　　＿＿＿＿ ,,,,､__　　　　　　　 　 　 　.
　 ＼　 　 ▼￣￣//）　　　　 　 　 　 　 　 ノ
　　　＼　/　　　 /　　　　 　 ＿＿ 　 　　ゝ
　　｡ 　 ＼｀ー―´　 　 　 ／ 　 　 　＼ 　 ｀ヽ
　　。゜　　 ー┬――　／　　　　　　　 ＼　　 ヽ
　　　　　　　　 ｌ　　 　/　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　 |　　 　ﾄ､

　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　 ／　.u　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　え？ちょ待って
　　　　　　／(（○）) (（○）)＼
/⌒)⌒)⌒).::::　 （__人__）　l_j :::＼　　 　 /⌒)⌒)⌒)　　　　　そんなに気に入ったのかお
|　/　/　/　　　　 |r┬-|　　　　　|　(⌒)/　/ / /／
|　:::::::::::(⌒)　U　.|　|　 |　　　 ／ 　 ゝ　　:::::::::::/　　　　　　　　
|　　　　　ノ　　 　|　|　 |　　 　＼　　/　　）　　/
ヽ　　　　/　　　 └ー.┘　　　　ヽ /　　　　／　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｶﾞﾊﾞｯ
　 　 　 　 　 ..:::::::::::::／￣￣∨￣￣＼::::::::::::::::
　 　 ::::::::::::::::::::::::::::::|　 ／￣￣￣＼　 |:::::::::::::::::::::::::　　　　　お願いします！
　 　　::::::::::::::::::＿＿|／　 _ノ 　ヽ､_ ＼|＿＿::::::::::::::::
　　　::::::::::::::／　　／　(（○）) (（○）) ＼　　＼::::::::::::::::　　　　　お願いします！
　　:::::::::::::::::|　　　|　　　　　　´　　　　u |　　　 |::::::::::::::::::::::::
　:::::::::::::::::(⊥_⊥）＼＿＿_⊂つ＿＿_／（⊥_⊥）:::::::::::::::::
　 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　 　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ
　　 .'　　　　　　　　 　 　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　.∧ 　 　 　 　 　 　　　へ　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧　　　　親父に投資話を吹いてその金でお前を身請けしてやるお！
　l　　　　　　　 　 　 〝ミミ≧､ 　 　 　 　 　 　 　 ∧―-　、
　l　　　　　　　　　　 　 　 ﾞ ﾐ≧､　　　　　　 　 　 　 ｌ､::::::::::｀ヽ、
　l　　　　 　 　 　 　 ‐ァ≡≠≧ﾐr　　　　　　　　　　ｒ: ｀.::、:::::::::ヽ
　弋　　　　　　　　 　 '¨￣￣　　｀ 　 　 　 　 　 　 / ::::::::::::::ﾍ:::::::::ヽ
　..∧　　　　　Ｕ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 yｒｘ_＿::::::::::::ﾏ::::::::＼
　　 ,ゝ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　 　 　 .l.::::＼::｀寸::::::::::＼::::::＼
　／　　ヽ　　　　　　　　　 .i　　　　　　 八　　　 .,',::::::::ヽ::::::寸::::::::::::＼::::::＼
　　　　　　ヽ　　　　　　　　 ゝ、_ _ _ _.ノ　,ゝ- - ' .} ヽ.::::::::,::::::寸::::::::::::,ヽ.::::::＼　　　　　　私なんか汚い商売女だし…
　　　　　　　　　　　　　　 .,_ _ _ 　 _ _ _イ〃::::,'!::::::ハ. ﾊ::::::::.::::::㌧:::::小]]::ヽ::::::::＼
　　　　　　　 　 　 _ _　　./::::::￣ ￣::::{::::::|::::::::' |! ,,=ﾆミ 、::. }::::::i::::｀大{ト､:::::＼:::、ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 .へ_l::,/::::::/::|::::| ,ｨ永　././　 i●ﾟ　 ゛ ./l::::::l::::::7::ハ:}:ﾍ.::::＼::::::::.、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ヽ、' iﾄ､::{●ﾟ| 　 / 　 ー- ﾑｲ ,'::::/::::/::ムｿ:}:ノ::::::::::::ヽ、:::::'
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､/ﾍ ""　　　　 　 　 　 / ,::',::::::￣}¨::::::＼::::::::::::::＼::::::.:、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ.こ_,.　' 　 　 ////／イ,〃::,　　ト､＿＿_､::::::＼ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ﾄ､ 　 o　　　　 .／ /::./.　 /　/.　　 ｀ヽ､::::::＼
　＼　　 　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ＞　 ._＿_ イ 　 !::/.　 /　/　　　　 　 ｀ヽ.::::::＼　｀
　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼/〃xく,ﾍ! 　 {/ 　./　/　　　　　　　 　 ＼

⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
　　　　　　　　　　　　　○
　　　　　　　　　　　о
　　　　　　　　　　｡
　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 ／　　 　 　＼　　　　（他の女ならいいけどやる夫はキル子とできてるんだお）
　　　　　　　　　／ 　 　 　 　 　 ＼　　　
　　　　　　　 ／　　 _ノ ::::::: ゝ､　　＼　　　（キル子なんか見せなければよかったお
　 　 　 　 　 |　　　（○） 　（○） 　u |　　
　　　　　　　 ＼　　　（__人__） 　　,／　　　　これほどマジだと断ったらコイツとの関係が微妙になるかも…）
　　　　　　　 ／　　　　｀⌒´　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　／ ￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／ノ　　ヽ__ 　 ＼　　　　 （コイツには親父に頼んで一族の財産を全て賭けてるんだ！！！
　　　　　　　　　　　　　／（―） 　（― ） 　 ＼　　　　
　　　　　　　　　　　　　|.　　（_人＿）　　　u　|　　　　　今更後には退けないんだお…）
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ｀⌒ ´　　 　 ,／　　　　
　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　./　l　　　,/　 /　　 i　　　　　　　　わかりましたお…顔をあげてくださいお
　　　　　　　　　　　　　(＿) 　　(__ ノ 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　／　　／　　　___ ,ノ
　　　　　　　　　　　　　!､＿__!､＿_＿＿_つ


　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／_ノ 　ヽ､_＼
　ﾐ　ﾐ　ﾐ　　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　　　　　　ﾐ　ﾐ　ﾐ
/⌒)⌒)⌒) :::: ⌒　___´___⌒:::＼　　　　　　/⌒)⌒)⌒)　　　　本当ですか！！！やる夫どの～～～！！！
|　/　/　/　　　　　 |r┬-|　　　 |　　　(⌒)/　/ / /／
|　::::::::::::(⌒)　　　　|　|　 |　　／ 　 　　ゝ　　::::::::::/
|　　　　　.ノ　 　 　 |　|　 |　 　＼　　　/　　）　　/
ヽ　　　　/　　　　　 `ー'´ 　 　 　 ヽ /　　　　／
　|　　　　|　　 l||l　从人 l||l 　　　　 l||l 从人 l||l 　 　 　 バ
　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､ 　 　 　 ン
　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))　 バ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ン

　　＋　　　　　ﾟ　　.　＋　　　　　　　　　　　　.　.　．ﾟ .ﾟ。ﾟ　。　,ﾟ．。ﾟ.　ﾟ．。　.。
　　　．　.　　　ﾟ　　.　o　　　　ﾟ　　。　　.　　,　.　.o 。　*　.ﾟ　+　。☆　ﾟ。。．　　.
　　　　　　　　　　　　　　　。　　　　　 　｡　　*。,　+　。.　o　ﾟ,　。*,　o　。.
　　ﾟ　　o　　　.　　。　　　.　　.　　　,　　.　,　ｏ　。ﾟ.　,ﾟ　。　＋　。　。,ﾟ.。
　ﾟ　,　　　,　。　.　　　＋　　ﾟ　　　。　　。ﾟ　.　ﾟ。,　☆　*　。ﾟ.　o.ﾟ　　。　.　。
。　.　　．。　　　　o　　　．.　。　ﾟ　 ﾟ　,　。.　o　。*　。　.　o．　。　．　.
　　　　　　　　。　　　.　　　。　　．　.ﾟo　。　*．　。　．.　☆　.　＋.　.　　.
　。　.　　．　.　　　.　　　．　　。　ﾟ。,　☆　ﾟ.　＋　。　ﾟ　,。　.　。　　,　.。
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　ﾟ　.ﾟ　ﾟ　　。ﾟ　+　。.　+。　*　。ﾟ。ﾟ.,　,+　。ﾟ.　。　.　.　　　,　　　　,　　　.
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　ﾟ.　ｏ　*　。ﾟ。ﾟ.。ﾟ。+ﾟ　。　。　ﾟ。 ﾟ　。　　ﾟ
ﾟ`　.ﾟ　.ﾟ.　ﾟ.　.　ﾟ　　.　　ﾟ　　.　　　,　　.　　　　　.　　.　　　。　　　　　　ﾟ　.
　.　　.　　　　　.　,　　　　　。　　　　　　　.　　　　　　　　　　　.　　,　　　　.
　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ　　　.　　　　　　　　　　　。

　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼　（ ;;;;(
　 ／　　＿ノ　 ヽ__＼) ;;;;)　　　やる夫を恨まないのかお？
／ 　　 （●） 　（─ /;;／
|　 　　 　 （__人__） l;;,
/　　　 　 ∩ ノ)━・【】[]
(　 ＼　／ ＿ノ´　　□
.＼　 " 　／　　　　(⌒)
　　＼ ／



　 　 　 　 　 !::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::|:.:::.:::|!:::.:::.:::.:::.:::.|
　　　　　　　l:.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::|.:::.:|ｌ|::.:::.:||:.:::.:::.:::.:::.::.!
　　　　　　　|::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:!l::.:::.:::.:::.:::.:::|.::.::|｣|:.::.::|!L:.__:｣::.::.::.l
　　　　　　　|:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::._:|:|.::.:::.:::.l:::.::.|Ｌ:::｣　￣´　 　ﾊl.:::.:l:.:!
　　　　　　　|::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:/　|]::.:::.:::.::|:.:::.||　　　 _､　　　{;;;!::.::ｌ|:l　　　　まさか
　 　 　 　 　 !.:::.:::.:::.:::.:::.:::..i　/|:!::.:::.:::.:|::.:::l|l　ミ＝'"　　　'V:.::l.|:!|
　 　 　 　 　 |::.:::.:::.:::.:::.::: 八ヽ.||.:::.:::.:::|.:::.:l||　　 　 　 　 　 ヽ川　　　　　　貴方がこの計画にどれだけ賭けているか知らない訳じゃないわ
　　　　 　 　 |.:::.:::.:::.:::.:::.,':.:::.＼l|::.|::.:::.|!::.::||　　　　 　 　 r '´
　　　　　　　 |::.:::.:::.:::.:::.:i::.:::.:::.:::|.:.!:::.:::|L::」|　　　　　 ‐ｾ′
　　　　　　　 |.:::.:::.:::.:::.:::|.:::.:::.:::.:|:.|:.:::.::||　　　 　 　 　 /|
　　　　 　 　 !::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::: |.:|:::.:::.|　 えﾆ_ー‐一1|:!
　　 　 　 　 ,':.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::./|:::!:.:::.::| /、 ＼｀`ヽ.:/ !|

.　　　　 !:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::|:|::l|:::::::::::::ll|::::::::::::::::::|||:::::::::::::::::::::::::ｌ
　　　　 |:: ::::::::::::::::: :::::::::::::::::|:|!:lｌ:::::::::::::||l: :::::::::::::::l||::::::|::::::::::::::::::.!
　　　　 |:: ::::::::: ::_l||::::::::::::::::::|ll.l||::＿:::_| ll　:::::::::::::||.!:::::|l:::::!::::::::::::|
　　　　 |: ::::::::: /､ll|::::::::::::::::::|＞|ｧ-､､''ﾐ ￣￣￣〃ﾆ‐く∠!::::::::::::|　　ﾌﾞﾜｯ
　　　　 |:::::::::::::! /l!|: :::::::::::::::||/;●.c !＼'　　　　'.f{●.!..∨::: :.!::::::|　　　　　　　身請けされて数年だけでも誰でも買える私が
　　　　 !::::::::::::::!.ｌ.|!|:::::::::::::::::|⊂つ .ﾉ . '　　　　　.!ic⊂つ:::.!:::l:::::f|
　　　　 |:: :::::::: :ヽ.!||: :::::::::: ::|l|　l｀.´ 　　　　　　　　´　 .!:: :|::l||::::ll|　　　　　　　　　貴方だけのモノになれたのは嬉しかったわ
　　　　 |:: :::::::::::: ::||:!: ::::::::: ::||| │　　　　　 　 !　　　　/:::::l!:.!||:::|l|
　　　　,l:: ::::::::::::::::::::::::::::::_::_l:!|| │　　　　　´ 　　　　/.::::::.!|:|.!|:::|l!
　　　　l|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!ﾄ､　|　　　　r‐ｭ　　　／.:::::::::i|￣ ￣
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　　 l:!|::::::::::／::::: !|:::::::::::::::::.! !､ヽ 　＼ l ｉ　　!ヽ:::::: :::::: ::::lｌ|
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: ::::::::::::::. 　ヽﾍY≧●::ﾊヽ　　　　　　　 　 ´￣≧==　　　 　 　 /′} :
: : : : :.::::::. とこゞ辷ＺＺソ　　　　　　　 　 　 ィ≦ｲ≠=テ≧===x､　 ,: :　　　　　　　ごめんなさい…貴方を困らせてしまったわね
: : : :/::::::::.　　　　　　　　 　 ／　／　　　　　ヽ　{{ﾄ ≧●≦　;ｯ′,′
: : ,ｲ､::::::::i　/／/／/／/／/.／/／／　 　 　 `''㍉≦三三／　 /: : :　　　　　　　　　もう何も言わず、できる夫のところに行くわね
／│ﾄ､: :.}　　　　 ／ ./　　　　　　　／ /／/／/　　　　 てつ ./: : ／
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　　　　　　　　　　,:::ｲ::|_:::::::::|ﾞ ー "　　　　　`ー:ｲ|::::::::::::::|::::|!:､　　　　　　私の中には貴方の子供が居るの
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　　　　＼ 　 　　|ｪｪｪｪ| 　 　 /　 　'` ´ 　／　　　　　　　　それはやる夫を困らせる意趣返しの悪い冗談かお！？
　　　　　　r´　　(⌒'ー―- イ′　　　　　´廴
　　　　　/　　　 ＞ 、　　　　　ヽ　　　 　 _　￣￣￣)
　　　　/　　 　　　　 -､　　　 　 } 　 　 　 　(　￣¨´
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　　.　　|::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::... |　　　　　さーね…
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　　　　 |:::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::...|
　　　　 |::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...:::::....|　　　　　　　意趣返しの冗談じゃなかったら貴方の子が
　　　 　|:::::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..::::::...::....|
.　　　　.| l::::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:..:lｌ::...::::: |　　　　　　　　王になるかもしれないじゃない　一介の商人子が…うふふ
　　　 ,.ｲ´|:::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:.:|:::|:::....:::卜、
　　／.::::: |:::....:::.:::..::..:::::.....::::::.:│.|:::....::::|:::::＼
　/::::::::::::::|:::....ｌ:::....:::.:::..::.|:::....::│.|:::....::..|::::::::.::＼
　! :::::::::::: |:::....|:::....:::.:::..::.|:::....:::.|:::|:::....:::.| ::::::::.::::::ｌ

　　　　　　　　　＿＿＿
　 　　　　　　.／　　　　 ＼
　 　(ヽi 　 ／ 　　⌒　　⌒＼　　/)　　パパでちゅよー
　　(((i )／　 　 ﾉ-ﾟゝ　ﾉ-ﾟゝ .＼( i)))
　／∠.|　　 　　⌒ ___´___＾ヽ　 l＾ヽ ＼
( ＿＿. ヽ、 　 　ヽﾄｴｴｲ　　／＿＿__ ）　　　　　　　　　 ／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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　　　　|　　　　 　 ヽﾆｿ　/　　　　　　　　 .　　　　　　　′:::::::: ,'ｌ::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　 '.::::::::::::i:| |:::i::::::|:::::::|:::ｉ:|:::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　さあ、キル夫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i:::::::::::::|l｣ |:::l::::::|:::::::|:::|:|:::::::::i:::::::::::::::::::::ｌ ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l:::::::::::::l_ミ､└_└‐-L:ｌ｣:::::::::|::::::::::::::::::::;　!　　　　おっぱいの時間ですよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::|i●; 　 斗ゃｧｪｬ:::::::::| ､::::::::::::::::　；
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　 　 　 　 ｀ヽ;:::::｣｀¨′　　ゞ●ノ/::::::::l　i:::::::::::::::ｉ ￤
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　 　 　 /::::::::. 　 ,.　　 　 　 '7:::::: ' .:::::::::::::::: |　ﾄ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　 　 　 ;:::::::::.丶　r‐_､　 　 /:::::::,ﾞ´:::::::::::::::::::ｌ ！ ヽ
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　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 ／ 　 　 　 ＼　　　オギャーオギャー
　 　 　 ／ 　 ●　　　●＼
　 　 　 |　⊂⊃ｒｪｪｪｪｪy⊂|
　　　　 ヽ　　　ゝｪｪｪｪ/ ィ‘　　　←キル夫（エイ政、後の始皇帝）
　　　　　/　　　　　 　 　 ヽ

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ しかし、家族の幸せは長く続かなかった。秦と趙が戦争になったのだ
┃ 趙に送られた秦の人質であるできる夫は逃げざるを得なくなり
┃ キル夫と趙姫は置き去りにされてしまう　この時、キル夫１歳…
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　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　／　ヽ 　/ ＼
　　　　　　r⌒ヽ ／ ;;（ ＞）　（＜）
　　　　　 / /＼ .|　l|lii!::::::　__´,_　::i　　　　　ま、待て　やる夫どの
　　　　 〈__/　　｝|　::::::u;　/　 / ;::::|
　　　　　　　　 / ＼ 　 　 ｀⌒´_／　　　　　　キル夫とキル子は！？
　　　　　　　 /　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　 /　　　　　　／￣￣ヽ ）　　　　　　　
　　 ＿　　r　 ／⌒ヾ／　　　／／
　 "ヽ |　　i,　　　　　i　　　　(_ノ
　　　 | ヽ/ ヽ､_/ 　/::::::::::::::::::::::::::
　　　 ヽ､_／　/ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　 (／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　 　　　　　 _＿＿＿
　　　 ＿　　　/ｰ三―:::::＼
　　　 　　　（〇）三（〇 ）u::ﾞｉ　　　　今は貴方の命こそが肝要ですお！
　　　　　.__ i （_人__）　::::::u:::|
　　　　 ／　＼; }_＿(, 　;;;;;;､,r'　　　　　貴方が秦に逃げ帰り王になれば
　　　　〈_／＼　　　　　　,　＼／゛〉
　　　　　　　 ） 　　　　　／＼__／　　　　いつか私が二人を迎えに行くこともできますお！
　　　　　　　/ 　＿　／
　　　三　／ __　ヽ　　　　　　　　　　　　　　門番は買収しています！急ぐんですお！
三　　　!　/r .）
　　　　　ヽヽ _／

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┃ 　　　　　　　　　　　　　　　　　八年後
┃
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　〃´/ 　 7ヽ,
　　　　　　　　　　　　　　　　 // /　　/ .//}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 // /　　/ .// /'￣ヵ'￣ヵ'￣ヵ'￣,ヵ'￣ヵ'￣ヵ'￣,ヵ'￣ヵ'￣ヵ'￣,ヵ'￣ヵ'￣ヵ'￣'7
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　　　　　 　 　 　 　 　 　 // /　　/ .// / 　// 　//　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //
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　　　　　　　　　〃ｨ7三ミヾ//./ 　//　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //
　　　　　　　　　{l「（{{句j刈}｝./ 　//　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //　 //
　　　　　　　　　ヾ弋沁少ｨjﾘ＿,ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'＿ヵ'＿ヵ'＿,ヵ'___//
　　　　　　　　　　ヾ＝一"'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ' 'ｰｰ' 'ｰｰ'. 'ｰｰ'ｰ'′

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　　　　 　 ／ 　 　 　 ＼
　　　　 ／ 　 　 　 　 　 ＼
　　　　 | 　 ●　　　●　u. |　　　　う～う～
.　 　 　 ＼⊃rｪｪｪｪy⊂⊃’
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　 　 　 /　 |　　　　　　 |　 ＼
　　 　 (ｭ　)|　　　　　　 |＼ ｿ .)
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　　 　　　　　　　 ,,．: ''''""~""'''‐．.
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 ／　＼　　　　／　　　　　＼
　 　 　 　 /　( ● )　　　(●) 　 　 　 　 ｀､　　　　　　キル夫殿下！う～う～では分かりませんお！！！
　　 　 　./　　 ／　　　 ＼　　　　　　　　　',
　　 　 　i　　 （　　人　　　）　 　 　 　 　 　 ',　　　　　　読み、そして書くのですお！！！
　　　 　 !　　　｀ﾞi´il||i｀ﾞ''''i´　　　　　 　 　 　 |
　　　　　＼　　　|ｺココラ　 　 　 　 　 　 　 ,.'
　　　　　　 >　　　￣￣　　　　　　　　 　 ／
　　　 　 ／　　　　　　　-----‐‐‐'''"~　　＼

　　　　 |i:::::::::: |i l | |l|::::::::: l | |i::::::::::::::: l i| l｜ li i|｜l i| l ::::::|
　　　　 |i:::::::::: |i l | |l|::::::::: l | |i::::::::::::::: l i| l｜ li i|｜l i| l ::::::|
　　　　 |i:::::::::: |i l | H::::::::: j_ｌ_|i::::::::::::::: l i|_l⊥⊥i|｜l i| l ::::::|
　　　　 |i l .:, -|i l | kf不气ixヽ｀　　　 ´,.',.ｨIヲ气|｜l iﾄ､:::::::|
　　　　 |i l ｛.　|i l | |ﾞ{li:●:;ﾊ｀ `　　 　 ′ {i:●ﾘj|｜l i|　}i : |　　　やる夫止めて！ 私は趙で生きるためにまた商売女に戻ってたのよ！
　　　　 |i::::::ヽ |i l | oﾟ　ｰ "　　 　 　 　 　 .` ｰ ﾟo｜l i|ノ::::: |
　　　　 |i::::::ｌ ｀|i l | |　　 　 　 　 　i　　　　　　　 |｜l i|｜:::::|　　　　 どうして商売女の子供が字を読んだり書いたりできるの！？
　　　　 |i::::::ｌi : ＼j_j、　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.| j,／l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :iｌ l iｌ ＼.　　　ﾏｖ‐‐‐vｱ　　　,.ｲ 「´ |i l::|:::::::|　　　　　それどころかこの子は10歳にもなるのにまともに話すこともできないのよ！！！
　　　　 |i::::::|i l :i| l iｌl l l ｀! ､　 i!wwwｲ　　,イl il !|i l |i l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :i| l i|l l ｌ_⊥_ ｀` ‐--‐ '"´ .⊥､j_!|i l |i l::|:::::::|　　　　　　　
　　　　 |i::::::|i l :i| l i /´　＼ ｀ヽ　　 　 . ´　／ . :|i l |i l::|:::::::|
　　　　 |i::::::|i l :ij_／　　　　ヽ 　＼ ／　 ｡　 　. :|i l トゞ|:::::::|
　　　　 |i::::::lj｡イく　　 　 　 　 ＼／ 　／　 　. : :|i l |: .＼:::::|



　　 　　　　　　　 ,,．: ''''""~""'''‐．.
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　 信じるのだキル子！
　　　　　　 ／ ＼　　　 　／ 　　 　　＼　　　　　　　　
　 　 　 　 /　( ○ )　　　( ○ ) 　 　　　 ｀､　　　　　　　キル夫殿下！読めるお！必ず読めますお！
　　 　 　 /´　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　　　　　
　　 　 　i　　 （　　人　　　）　 　 　 　 　 　 ',　　　　　　　　この文字は「王」読むのです！！！
　　　　　!　 　 ~''''|:::::::::|''''´　　　　　 　 　 　 |　　　　　
　　 　 　＼ 　　　.|:::::::::|　　　　 　 　 　 　 ,.'　　　　　　　　　　　万人をとべる者ですお！将来の貴方のことなのですお！
　　　　　　 >　　　|:::::::::|　　　　　　　 　 ／　　　　　　
　　　 　 ／　　　　''''''''''-----‐‐‐'''"~　　＼


　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　 ／　　　 　 ＼　　　　 お、おう
　　　　／ u　ー　 　ー ＼　　　
　　 　 |　⊂⊃ｒｪｪｪｪｪy⊂|　　　　 さんこう（三皇）・・・ごてい（五帝）
　　　　ヽ　 　 ゝｪｪｪｪi⌒ヽ　　　
　　　　/　　　　　　　λ　 ）

　　　　　　　　 　 ,'::::::::::,':::::::::::::::/:::::::／':::/:::::/:∧::::::::､ヽ::::::::ﾍ:::::ﾍ.
　　　　　　　　 　,'::::::::::,'::::::::::::::/::::: /:/:::/:::::〃ｉ::::|::::::::Y､::ヽ::::::::Y::::ｌ
　　　　　　　　　,':::::::::::':::::::::::::,'::::ｉ::/:/:::/::::::::!l:::|::::!::::::::ｌ|:ﾄ;:::::Y::::::ｉ:::::i
　　　　　　　 　,':::::::::;ｲ:::::::::::::ｉ::ｉ::トL」::_!:::::::: ﾊ::ｌ::::ｌ::::::::ｌ|:|:|::::::ｌ:::::::ｌ:::::ｌ　　　　！
　　 　 　 　 　 ｉ::::::::/ |:::::::::::::ﾄ::ｌ::ｌ:::iy'￣ﾟヾ､　ﾘ|::::ｌ::::::::j|:|:|::::::i::::::::ﾄｉ::ｌ
.　　　 　 　 　 j:::::::ﾍ ｣:::::::::::::|:::ﾄ:ｌ::::ｌ o●　}　　ｰ┴三」ﾙ!:::::j:::::::::!:ｌ::ｌ
　　　　　　　 /|::::::::::ﾍ!:::::::::::::!:::!::ｌ:::ﾄ., __｡ノ　　 　.ｙ' ￣ﾟヾ.､:/:::::::::|:j:!!
.　　　 　 　 / ,'::::::::::::::!::::::::::::::ﾄi､:ｌ､::ｌ.!ｌ.ｌ　　　　　 { o●　.}:::::::::::::! !
　　　　　　/ノ::::::::::::::::|:::::::::::::::::|ﾍ!ﾍ:! ! |　　　　　 ゝ, __｡/:::::::::::::::::ﾄ,
.　　　　　/'/:::::::::::::::::::!:::::::::::::::::ｌ　　ﾍ.! ｌ　　 　'　　　　 /:::::::::::::::i::::ｌ
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　　　〃´／:::::::::::::::／ﾊ:::::::::::::::ﾍ. 丶､ j!　 　 　 , ィ:´:::::::::::､::::::::ﾍ:::ﾄ､
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　　　　　　 ／　ノ　　　　＼　　　　　　＼ 　　　　　政殿下よ…
　 　 　 　 / 。( ⌒ )　　　(⌒) 。 　 　 　 ｀､
　　 　 　./O　 ／　　　 ＼　　　O　　　　　　',　　　　貴方は必ず王のなかの王になれますお
　　 　 　i　　 （　　人　　　）　 　 　 　 　 　 ',
　　　 　 !　　　｀ﾞ'´⌒｀ﾞ'''''´,　　　　　 　 　 　 |　　　　　このやる夫が必ず貴方を王のなかの王に！
　　　　　＼　　　 　 　　　　　 　 　 　 　 　 ,.'
　　　　　　 >　　　　　　　　　　　　　　 　 ／
　　　 　 ／　　　　　　　-----‐‐‐'''"~　　＼



　　　　　　　 ＿＿＿_
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　　　　 ／ 　⌒　　　⌒ ＼
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　　　　 ヽ　　　＼ｪｪ／ ィ‘
　　　　　/　　　　　　　 ヽ
　　　　　|　 |　　　　　　| !
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　　　　　　～その後、やる夫とキル夫がどうなったかはこちらのスレでお楽しみください～




　　　　　　　　　　　　　一回目の投下は８月10日21時からを予定しています

　　　　　　この話は全部で２、３スレになると思いますがよかったら最後までお付き合い下さい

　　　　　　　　　　http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1375787059/

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