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┃|￣　　　　　　　　　　　　　　　　　哲　学　入　門　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣|┃
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┃|＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　補講　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿|┃
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　　　　　　　 〃⌒　,､
　　　　　　　 !ｉ　　 ,l　｀ヽく⌒ヽー-- .､
　　　　 　 　 {ゝ.__/＼. 　 ＼ ヽヽ. ,.- ､＼
　　　　 　 　 ｀ｰ'〈　 ,/`ー ､ ＼　 {l　>-､ﾊ
.　　　　　　 　 　 ﾊ /　　　　`ー ､{l /ｒ〈l} .}
　　　　　 　 　 　 〉 i ⌒　　　　'⌒ヾ::|'1| /
　　　　　　　　 　 ヽl,.'f´ﾐ、 　 ィｆ｀ﾐ 7└'ヽ
　　　　　　　　　 ／ !弋リ . 　 弋リ ﾄ/)　└,　　　　　　　　　　冥界のアイドル、ぺルセポネかしら！
　　　　　　　　　/Yi .>､ ∩ｰｰ　 ,.イヾﾄ､ //〉､
　　　　 　 　 　 〉.ゝﾆ=' .| l>､‐ ﾊ､__ﾉﾉ　＼/_/
　　 　 　 　 　 〈　〈　 　 !　´.>　{｀~´　　 :　　 ｀￣｀ヽ
　　　　　 　 　 'ｧ-,rL　ｒ,|/ヽ-ｧ､_ゝ-　　ﾃｰ- ､ 　 　 |
　　　　　　　　（ （ 　 ', ヾ´￣ﾞヾｿ　　　　＼／　　 　 !
　　　　　　　　　｀ﾞ.　　', |　 　 /ﾊ　　 　 ＜l:i　 　 　 .|
　　 　 　 　 　 　 　 　 | !　　/ / 〉、　　　ﾚiゞ､ ＿__,ﾉヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ _ノ / 〈_,.ﾍ　　　｀＾V_､￣´ﾊ　ヽ.
　　　　　 　 　 　 　 　 ／人ﾉ　　 <´＼　　　　 ヽl∨ﾞ 　 ﾊ
　　　　　　　　　　 　 /イLノ y　 　 ｀（. ＼__　　　　　　　 ﾊ
　　　　 　 　 　 　 　 }〈　 　 /　　　　　｀´ー'｀>ー,-､＿＿.ﾊ
　　　　　　　　　　　（ ﾊ　　 ヽ　 　 　 　 　 　 'ー'ー' (__j､_ヽ!



　　　　　　　 　 　 　 　 　 .,,,--'r''''''r‐―-､,,、
　　　　　　　　　　　　　,／｀　　lﾞ　 |　　　　 ｀'-、
　　　　　　　　　　　 : ,i´　　　　|　 lﾞ　　　　　　 ﾞl
　　　　　　　　　　　 .lﾞ　　　　　|　 .|　　　　　　　ﾞl
　　　　　　　　　　　 |: 　 : : 　　|　 | : _,,,,,,,,,,,,_　　 l 　　ｺﾎｰ
　　　　　 　 　 　 　 | ,,-,,,,￣ﾞﾞ''ｲ　 ﾞlﾞ,,,,,,-､,,,,｀''-、|
　　　　　 　 　 　 　 |l"",,,-ﾆﾆﾆ--''ﾞ,―ー-,,"＼｀'ﾞl、
　　　　　　　　　　.,i´| .j|｀　　　｀| : |｀　　　 .iﾞl: .,!'i､│
　　　　　　　　　 │ .ﾞl:|ﾞ'-,,,,,,,,,ri,lﾞ"'ﾄrii,,,,,-,彡",lﾞ: ﾞli､ヽ　　　　　　　ハデスだ。
　　　　　　　　　│　 ﾞli"二,,,,,,,,,,|/ii;|,,---ヽ,,,‐,i´.,/ ﾞl,ヽ
　　　　　　　　 │　　 'lﾚ、　 ,,/,|,,,,ﾞlﾞlヽ､、 ,lﾞ,/.., |"　ヽヽ　　　　　　前回までのところは
　　　　　　　　 :|　　　 .ﾞﾚﾞl, , |i|'|| ||.|'|jヽ,ﾞ''//.,,i´lﾞ　　 .ヽﾞl、　　　　　『大陸合理主義』チームの内容となる。
　　　　　　　　 l、　　　 .`ﾐ||r},|,|,|,||,{,||,ﾚ/jﾆ'"　 ヽ,,.._,,,,,-'"
　　　　　　　　 ｀ﾞ'―---rrﾞ'": :=ﾆ'''''''',/' ｀ﾞ｀　..,,i´ ―ｰ､_
　　　　 　 　 　 　 _,,,,／: :）　　　 ｀'''"　　 .,,-‐ﾞ　　　　　｀''-､、



　　　　　　　　　　,. -‐‐‐- ､
　　　　　　　　　/ !　　　　　 ヽ
　　　　　　　　_,!-ｙ-‐-､-､　　 |
　　　　　　　　ゞヽ}i⌒ヽ＼ ＼ {　　　　　　　本編でも触れるが、
　　　　　　　　}〉ソｰ-/／ 入　ヽ､
　　　　　　　　>仝＼/／__,.ゝ､　 >　　　　　 デカルト、スピノザ、ライプニッツが
　　　　　　　o|ii_ii_:|oﾆ二三＿___,.>'　　　　　主だったメンバーだ。
　　　　''''''}￣~フハ　　　　　　;/;'　/_,;,7'
　　　;;;''''/_　 / | | `ー-‐'´_,,,/'　,,/r'~`ヽ';
　　　　　,r'~ `V　ヽニニニ二､-'{ 十　）

　　　　　　　　　　　 ノ 　ヽー- ､
　　 　　 　 　　 ,　'´　ヾ　　ヽ　 , '-
　　　　　　　／ 　　　　入...　 　|　　` ´ ヽ
　　　　　　 '::.　　　 ／　　＼:::::. ヒｨ秘)､./
　　 　　　/::: 　 l／ - ─ '　　`'ヽ＼ __ン
　　　　　 i:::: 　 /　　　○　　　　　＼ヽヾ|
　　　　　 Y⌒V　　　　　　　　　 ○　 | /
　　　　 　 { ノ　　　　　　　 　 '　　 　 j/
　　　　　r　ｰノ 　　 　,. - ､ _ 　　 　 ﾉ
　　　　/　　 _ﾉゝ 、　 　　　　⌒_, ヘ　　　　　　　　　ライプニッツはほとんどスルーだったかしら。
　　　　!∠´　　　　ﾄ｀_二_ 二.イ::::::::　|
　　 　 iヽ::::＼　　 ﾉ{::::,ィ:::j::ヽ　｀＞-<
　　　　ゝ_ ` ´　　 | |` |:::! !::|`|　{:::::::.ノ
　　 　 　　∧ 　 　| |.　`´ `´│　フ´
　　　　　 /　|"　　| ＼　　　イ　│
　　　　 /　　|:　 　|　　 ` '´ │ "|
　　　　'　　　|:　　 |　　　　　 |　　|



　　　　　　　　　　　　　　 , ィ ´￣ ｀丶
　　　　　　　　　　　　　 /　　　　_＿　_ヽ
　　　　　　　　　　　　　l_　-　￣　　r= ､l!_
　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 /　ｰ ')　)
　　　　 　 　 　 　 　 /__ ＿＿＿ ＞_／/´!　　　　　　　　　　　　　　　　ライプニッツは、デカルトとスピノザの『実体』概念を
　　　　　　　　　　　/′ﾉ　＼　　 ￣｀7＼l!
　　　　　　　　　 　 У´ 　 　 ＼　　 /-‐t-　　　　　 　 　 　 r┐　　　　 さらに発展させた、という位置づけだ。
　　　　　　　　　 ／　　　　　　　＼./＿_ﾉ　　　　　 i｀i　　　ノ ﾉう
　　　　　　 　 ／　　　　　　　　 「 ｀:.　　 　 　 　 　 l　ゝ‐''　./' ノ
　　　　　　　/　　　　 　 　 　 　 l!　 ',　　　　　__,,,,r ﾄ　　　　／
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　l!＼_＿,,, x ´　　　　ヽ　 ／
　 　 　 　 /　　　　　　　　　　 　 l! /　　 　 ＼　　　 　 Y
　　　 　 ./　　　　　　　　 　 　 　 l!　　　 　 　 ＼　　／
　　　　 /　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　　_ ,, X´
　　　　,'　　　　　　　　　　　　　　　ヽ_　,,　-''
　　　　l　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼j!l



　　　　　　　　＿ ＿ ＿
　　　　, -=ニ{ r┴､ﾚ‐､ﾊ
　　　f´　-―〈 {:;｛＠}､:}ｿ1
　　 /{　-―　 く／:.＼>l　!
　　l| Y´￣ 二二ゝｴソﾍl |
　　ﾊl| /´_　　 ｨr::ﾍ　>=V　　 _
　 ｜ヾ fｒ:ﾍ　　ゝ-' / ソ　　/⌒',
　　{　∧ ｰ'　＿.､　{ 厶〉__/　　 }　　　　　　　　　ライプニッツの考えた実体は、
　　　 {　丶┌､{ノ イ三.｝　}　　i'ｰ､　　　　　　　　モナド(単子)というわ。
　　 　 ＼「/ ､_|７〉{二 」 イ　r┤ /＼
　　　　　[ | __/ｿl|/ て｢　人 ＼.ノ＿ノ　　　　　　 全ての存在を作っている部品かしら。
　　　　　 /}__∠ﾘ　＼＿}Y_}ゝ┘不
　　　　　l 〈r｣､ ―-　｀ﾊ　〈 }∠ﾚ'´
　　　　 /く/＼/　　　　{ ＼￣ /
　　 　 く_/へ　　　　　　＼ ￣
　 　,／:ヽ7ｰｔ ＼ 　 　 ｌ 　 ＼
　／:::::::::/: : : ∟.j＼ 　 l 　 　 ヽ
/::::::::::／: : : : :{: :廴 i＼　 　 　 ハ
:::::::::/: : : : : : : }ﾉ: : :} 　 ＼　　　 ﾊ

≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　　　　　　　　　　　_,.　----　､
　　　　　　　　　　　　／;:::: :::::: :: : : : ヽ､
　　 　 　 　 　 　 　 /;:;:::: ::::::: ::::: : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　{;:;:;::::::::: :::::: :: : : : : : : : ｝
　　　　　　　　　　　|;:;:;:;:::::: ::::: ::: : : : :/^ヽ |
　　　　　　　　　　　|;:;:;:;:;:〃‐- ＿_／／ヽ｝
　　　　　　　　　 　 ヽ;:;:;/ ＿＿__,,　/ ｡ヽ/
　　　　　　　　　　　{⌒l;| " (　 ﾟ )　iゝ　"|^l
　　　　　　　　　　　ヽ t|;|　　　 　 〈　 　 |ﾉ
　　　　　　　　　　　　ゝiヾ r　　　　 >　　ﾄ､__
　　　　　　　　　　_,,-''7 ﾄ､ ﾞ''‐‐-　.,,__ノ/i ヽ ` ‐- ､
　　　　　　　 _,,-'"　 /　|;:;:＼　　-‐　 /;:;|　 ヽ　　　` ‐- ､__
　　 ＿,,. -''´　　　 /　　|;:;:;:ヾ＼,,＿_/;:;:;:|　　`､　　　　　　　`ヽ
　　{　　　 　 　 　 {　　　|;:;:;:;:＼　>;:;:;:;:;:;:;|　　　｝　　　　　　 　 ｝
　　|　　　　　　　　|　　　|;:;:;:;:;:;<￣ ヽ;:;:;:;:|　　　|　　　　　　 / /
　　ヽ 　 　 |　　　 |　 　 .|;:;:;:;:;:;:;ヽ__/;:;:;:;:;:|　　　|　　　　　|/ /ヽ
　　く ヽ､　 |　　　 |.　 　 |;:;:;:;:;:;:;:;|　|;:;:;:;:;:;:|　　　|　　　 　 |　　　|
　　ヽ　　　 |.　　　|＿__　|;:;:;:;:;:;:;:|　 {;:;:;:;:;:;:|　 ＜　　　　　|　　　ヽ
　　/ ＼　　|　　　　 ／　|;:;:;:;:;:;:;:|　 ヽ;:;:;:;:;:|　　 ｀i　　　　|　　　　ﾍ
　 /　　 ヽ　|　 　 ／　　 |;:;:;:;:;:;:;:|　　ヽ;:;:;:;:| 　 　 |　　　 |　　　　　ヽ
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　　　　　　　　　　,. -‐‐‐- ､
　　　　　　　　　/ !　　　　　 ヽ
　　　　　　　　_,!-ｙ-‐-､-､　　 |
　　　　　　　　ゞヽ}i⌒ヽ＼ ＼ {
　　　　　　　　}〉ソｰ-/／ 入　ヽ､
　　　　　　　　>仝＼/／__,.ゝ､　 >　　　　　　　イメージ的にはこの人のアレに近いものがある。
　　　　　　　o|ii_ii_:|oﾆ二三＿___,.>'
　　　　''''''}￣~フハ　　　　　　;/;'　/_,;,7'
　　　;;;''''/_　 / | | `ー-‐'´_,,,/'　,,/r'~`ヽ';
　　　　　,r'~ `V　ヽニニニ二､-'{ 十　）



　　　　　　　　　 ,.　-―‐　 ー- ､
　　　　　＿　 ／　　　　　　　　　 ＼
　　　 ／　 ｀　　　ー- ､　iｿ´ヾl ,､_ ハ
　　 //　　 ,〃　＼　､　 >!<,j- ､__ヽｧ ',
　　 l/　 　 l/　　　 ｀ ｰ=(,〉 {薔}-' ﾉｒ' ﾊ
　　 丶　　 !i　　　　　　　ゝ'i_ィ､‐､"　　.}
　　 　 　 　 ',　 -'　　　 ｀ｰ 　 　 >-、 /
　　　　 　 　 ! ━　 　 　 ━　 ｒ=っ У　　　　　　　　ハデス様、言葉がテキトーすぎるかしら。
.　　　　 　 /ﾊ　　　　　　　　　|l ＿'_
　　　　　　 ﾞ 「 ､　　 n　　 　 ,.ィﾞ＿　i　　　　　　　　　デモクリトスの原子ね。
　　　　　　　´ニﾕ_＞-ｒｒ彡´ﾉt=ｭｧ_´ー ､
　　　　　　　└‐､7（(ﾆｱﾄゝ） 'ーｧ‐'　　 ﾊ
　　　　　　　／｀´ /｀ｲll !￣　　 テ　　　 ﾊ
　　　　　 　 i　/　l　　ljl.j　　　/　/　　 　 ﾊ
　　　　　　く　| 　 ヽ _　　　_ノ 　 ',　　　　 〈
.　　　　　　/　!　i彡ア､＜　　 　 /　　　　　ヽ
　　　　　 /　/　 ｀//!ﾄ--'　　　　 ヽ　　　　く
.　　　　 /　/　　　｀/lj　　　　　　　 |　 　 　 ヽ

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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｝
: : : : : : : : : ／⌒＼: : : : : : : : : : : /^ヽ: :|
: : : : : : : : /　　　　 ＼: : : : : : : : / 　 |: /
: : : : : : : : ーァ　　　　 `''‐-､__／　 ､ ﾚ
: :r-､: : : : : : /　　　　　　　　　　／　/
. { ﾍヽ: : : : /　￣＞‐-､,＿　 イ;ｩヽ/
　| ｄ ヽ : : ｲ　 　/　(;;ソ)　　　{ ~ ﾉ|‐- ､_
　ヽて ヽ: : {　　 ヽ　　　　　 ( 　 　 |　　　ヽ　　　　　　　　ちょい待ち。
. /:;＼>ﾍ: :ﾍ　　　 　 　 　 　 ＼ 　 |　　　　　　　　　　　　全く同じじゃねぇはずだぜ。
/:;:;:;:;:ヽ ヽ: :ﾍ　 r　　　　　　　／ 　|
:;:;:;:;:;:;:;ﾍ ヽ: :ﾄ､　＼__　　　　　　､ /　　　　　　　　　　　　 俺は唯物論者だが…
:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽﾐ |i|!l　　　 `　 ‐-　_ノ/　　 /
:;:;:;:;:;:;:;:;:;＞-､l!i|　　　　　＿　　/　　 /
:;:;:;:;:;:;:;<　 　 ヽ､,　　　　　　　　|　 i /
:;:;:;:;:;:/;ヽ＿__ﾉ:;:;:＼　　　 　 　 ｝　|/ ／
:;:;:;:;:/:;:;:;|　 j |ヽ:;:;:;:;|` ､ ＿,, ｨ´　 |／
:;:;:;:/:;:;:;:|　　 .|:;ヽ:;:;:|　　　 　 |　　|
:;:;:/:;:;:;:;:|　　　|:;:;ヽ:;|　　　 ＿|　　|
∨:;:;:;:;:;:|　　　 |:;:;:ヽ|　　＜　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　〃⌒ヽ　　 　 _ ＿＿ _
　　　　　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 ＞' ﾞ´　 ―=ﾆ二"'- ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／＼ ヾ __　　　r─v⌒Y⌒ヾ‐､
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　//^＼＼二ﾆ廴f⌒Y⌒ﾐx⌒Y）
　　　　　　　　　　 　 　 　 /　//　　　＼_二廴{r=（(辷ｿ)）ﾆｺ}
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |/ｲﾉ　　　　　　　　ﾍヾｨ|ﾄ､彡|ﾚ' ｿ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 i/|　　　'⌒　　 　 　 ﾞ‐-|ﾄ､ﾆｨ||r'
　　　　　　　　　　　　　　　|!|　 x==ｧx､ 　 　 　 　 i｣　i!i!i｣
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 rﾍ 仆r為ﾘ　　　　X气ﾐx　i!i!/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 X_ｌ. ゞミﾝ 　　　　ﾄr為リ ,iﾚ'}
　　　　　　　　 　 　 　 　 （(　ﾍ　　 　 ､_ '_ 　｀''‐''´厶ク　　　　　　　　　　ライプニッツは観念論者かしら。
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 辷⊇＞x､.ry　　　　　∠廴)）
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞'´⌒{＞//zxz‐‐ｭ≦ﾐ三⊇
　　　　　　　　　　　　　Y´　　　 ,/)'　^,ﾆ⊃ｺ}￣｀＼⊇
　　　　　　　 　 　 　 　 {　　 x'＾＾＾ｽ　 ,二).／　　 　＼
　　　　　　　　　　 　 　 > ／　幺 幺x‐ｭ,)〈　　　　　　 〉
　　　　 　 　 　 　 　 ／ ＾　　　幺 幺･i｣ .ﾉ〉八_r=､ ／
　　　　　　　　 　 　 {　 　 　 　 〉〉 〉〉-<´/　　 ｢i|iﾄ､v､
　　　　　　　　　　　 ＼　　　　乃 乃|i｣》/　　　.|｣i｣x､幺
　　　　　　　　　　　　　＼　　勹勹《∧/　　　　 |｣＼/

≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　　　　　　_,.　　-‐‐-　　､
　　　　　　　 ／:::::: : : : : : : : : : : ＼
　　　　 　 ／::::::::::::::::::: : : : : : : : : : :＼
　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : : ヽ
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　　　　　|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :／ ヽ: :}
　　　　　∨:::::::::::::/｀`ヽ､＿＿／　／ }:/
　　　　　 ヽ:::::::::::/　　　　　　　　,ro´){:{ヽ　　　　　　　　　　　　 　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　/⌒i::::{　,---o-､‐i〉　{　 　 {{ﾉ　　　　　　　　　　　　　　| 　 つまりデモクリトスの原子は物質、. 　|
　　　　　　{　( ヾヽ　 (　　　　　　ヽ　 　}　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　　　　 ＼ゝヾヽ　　　　　　　　/　　|
　　　　　　 　 `ゝ_ヾヽ　r　　　　　 ／⌒`─‐--､／>
　　　　　　　　/:;:;:ヽヾ> `─‐‐-／　 ⌒ﾆヽ､_ ／／
　　　　　　 　 {:;:;:;:;:;! ヽ,. - ‐ ''´　　　 　 ﾍ 　 ｀'<　ヽ
　　　　 ,.　‐ ´:;:;:;:;:;＞'´　　　　　　　　ヽ　＼､　 ヽ　}
　　__／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/　　　　　　　 　>､　　ヽ__ﾊ`ヽ ﾍ´
-‐'´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/　　　　　　　 ,. ヘ ゝ,,. 」:;:;:;∧ ヽ ヽ
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/　　　 Τ`‐‐'´|　　｀i´:;:;:;:;:;:;:;:∧ .ゝﾉ
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/　　　　 !:;:;:;:;:;:;:;| 　 　|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　　Ｖ,,,-‐'''^''"ﾞ''''ｰi､、
　　　　 ./　　　　　　　　　`'i､
　　　 　l　 　r‐---,,,,,,_、　　`'i､
　　　　 lﾞ　　| r'ﾆﾐ'　　 "ﾆ"'''',!'"
　　　　ﾞ.l- -,l　{.i''rl　 　|l,!.｝ jﾞl
　　　　 .lﾞﾞli.ゝ　''‐'｀ .,.　''‐'　|,lﾞ
　　　　　ﾞ'-r、　　　,,, _..　 　,lﾞ　　　　　　　　　　　 　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　ﾞ',,,,、　 ｀｀　,／　　　　　　　　　　　　　　|　　 ライプニッツの『モナド』は精神的なものかしら。　　|
　　　　 .,-'''''''|`'二ﾆ''"ﾆ、　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　 ,r"　　　ﾞ―'"`-"　ﾞ'、
　　.,/｀　　 、　　　　　　 ,!ﾞl
　 ,i´　　.,,,i´　 　 　 　 　 | ﾞl
　 !,　　 .ﾞl|　　 　 　 　 　 | .|
　　＼　　ﾞl_,,,,,,,,,,_　＿,._,_lﾞ .|
　　　`r'"｀ |｀　　｀｀　 ｀ │.|
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐



　　　　　　　　　　／￣｀ヽ
　　　　　　　　　 i　　', , -ﾐ ､
　　　　　　　　　 !, -=メ.⌒ヾ`､　　　　　　 l´!/)
　　　　　　　　　 l ゝ-'ハ¨´ ヽ ＼　　　　　! j　つ
　　　　　　　　　 l! ハﾉ笊ヽノ≠＝- ､ 　.ノ) ヽ ｿ　　　　　　　そしてモナドには、
　　　　　　　　　 l＿_l-‐/ﾉ／/ 　 ＿ヽーヽ-彡'ヽ
　　　　　　　　　　／ / l/ l!,,/-''//　　　　 ゝ _,イ　　　　　　　 プログラムが組み込まれている。
　　　　　　　　　/　 / ./／ /　/　　　　,, -''＜
　　　　　 　 　 /_,, -''´_　　i　 l　_,ィ‐‐/　　　 ヽ
　　　　　　　　 ゝl r '´　l　//.ｲr'!. 　 /　　　　　l
　　　　　　　　　 l l　 　 l //　ｲ l　　{　{　 　 　 j!
　　　　　　　　　 l l!-''´　__＿＿.l　　',　＼　 ／ !
　　　 　 　 　 　 j　ヽ! ]´　＿＿_l　　 ゝ　　/　　l
　　　　　　　　／　 l!´　下 ＼　 ヽ　　　　/　　 l!ヽ
　　　_　　　／　　 ｲ　l!　/＼ .＼　l!　 　./　　　l!　ﾈ､
　 ／ミｰ-'　　＞' / /l　 { 　 ＼　ヽl!　／　　　 ﾉノ　 !｀ヽ
　＼彡＿}_ィ' 　 /／ ゝ-'l　 　 ヾ　 У　　　 ／　　ノ !　　＼

　　　　　　　　　　　　,.　-‐　￣￣　ｰ-　､_
　　　　　 　 　 　 ｒ '　　　　　　　　　__,.､__　 ＼_
　　　 　 　 　 　 人　＼　　　　＼ ｒ'／⌒ヾ二ﾆ_＼
　　　　　　　　 ,' 　 ＼　＼　　 ＼「,'　　 ,.､ｒ､　　ヽﾗ
　　　　　　　　ﾊ　　　 ＼　　､　　ヽ!,-‐ﾍ {薔}ｯ､ ﾉ }、
　　　　　　　 ﾊ　 　 / 〃 ヽ　＼　 ヽ.／ﾞｰ､_メ　,>'.ﾊ
.　　 　 　 　 |　l　 〃 /　　　｀ヽ､ヽ　ヾ､　　／v'　　 |
　 　 　 　 　 !　!　,'　,' -‐-　　　 ＼⌒ ヾ／"´　　　 |
.　　　　　 　 ',　∨　 !　　　､　　　 ,. ｀＞-､　ヽv―､/
　　　　　　　 〉＾ヽ　 | ｙf三ヽ　　　 イ fヽiﾐヽ　 }ｰ､ ヽ
.　　　 　 　 ､! (｀∧. ', ヾﾞｿノ　　　　 ゞ_"ﾉ　 ', ﾊｒ, ' /_　　　　　　　　紙が燃えると灰になるかしら。
　　　　　　/｀ヽ､!l､ヽヽ　￣　　　　　　　　　ノ ｒ!| ノﾉ ﾊ
　　　　　　}､　ヽl.|ｰ､‐^、　　　ｒ,―,　　　ｒ'く"=_!|‐´　,.ﾍ、　　　　　　それは『紙は灰になる』というプログラムが
　　　　　 ヽ ＼　!!,-'―‐＞ ､　ゝ '　,.＜.|　|ｰ'ｿ､__／　 ﾉ　　　　　　 初めから紙のモナドに組み込まれてるってことよ。
　　　　 　 へ__／ﾞ　　　 __｀￣ヽニ´二__L ヽ　　＼__／ }
　　　　　　{ ﾄ/　　　　　|　二二ﾆ「Y_{´__　　|　　 ､ヽｰｲ）
　　　　 　 У　　 /　　 .!　}-―‐ｲ .ﾄ+´__　　| ,ﾍ ,､ヽ＼'
　 　 　 　 |　　　 {　　　ゝ､_ｨ７´7｀´ヽヾ ,-　 〉､ ∧／ｯ'
　　　　　　＼ 　 ﾉ　ノ　 , 　 ｿ　|　ﾟ ､‐ﾄ､iｰ'V　　　　〈|
　　　　　　　 ）´　　｀ ,,.ｧ　__L、l.　ﾟ　|ヽ ｀　　　　　　 |
　　 　 　 　 /　　 _／,.-ﾃ´ -､Y＼　/!　＼.　　 　 　 ﾊ
　　　　　　/〃￣　 ´ ∠_　､ﾞﾌ 　 ヽ' ﾞｰ´　＼ 　 　 　 ',
　　　　 ,ノ　　　　　　-＜ , ､7　/二「｀'二|　　iｰ-､＿.ノ



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　　　／: : : : : : : : : : : : : ＼
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　　| : : : : ,--v 　　　|_|_ﾟ| |
　　|: : : : | d.　　　　　 　　'┐　　　　　　このことは、『予定調和』って言うよ。
　 　ヽ: : :ヽ_　　　 ┌── |
　　　 ヽ;;／　　　 　＼／ /
　　　　　 _|＿＿__┌ -　′
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　　　　 /　/ ￣ヽ, 　 「　　 / ~￣,⊃
　　　　 |　 i 　 　　＼ |　／＼　ノ
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　　　　　　　　　　,　 ‐,=＝＝=‐　､
　　　　　　　　　〃　　　, -‐‐- ､　ﾊ
　　　　　　　　　|i 　　i !! 　　　　i　iﾊ
　　　　　　　　　|i　　_ｌ｣L =-‐　__ヽrﾍ、
.　　　　　 　 　 //´　 ヽ.____ , '´　f ｒｖ'´)
　　　　　　 　 //　 　 　 　 ∧ --ﾍ乂/
.　　　　　 　 // 　 　　　　/＼｀Ｔフ n{　　　　　　　世界を支配する『秩序』がある、ということだ。
　　　　　　 /厶　　 -‐=≦､_　`く　ｨ凧
　　　　 　　｀,ﾆ=‐　､　　　　 ｀　 _≧=‐'
　　　　, -＜　　　　 ｀　　 ‐-=≦､＿
　　 ／　　　　　　　　,ィ´ 　 ｢ ｢｀ヽ‐､｀ヽ.
　 /　　　　　　　 　 /i ﾄ､ 　 l　!　　ヽ.ヽ　',
. /　　　　　　　 　 //i l　 ＼j　!　 　 ｉ　i i i
/　　　　　　　 　 /＼i l　　　lヽ!__,ノ^|　l_l |
　　　　　　　 　 ム　/ハ＿__l__j_,　イｌ　　 |

　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　 　 　 /´　　｀ヽ
　　　　　　　　　|
　　　　　　　 　 l　　　　_,. -‐‐-　､
　　　　　　　　　ヽ､/￣　　　　　ヽ ｀ヽ
　　　　　 　 ,イ´r　| 　 　 |　　　 　ヽ　 ＼
　　　　　　ｲ　 /／ヽ　　| ',　　,.-､　 ヽ　　ヽ
　　　 　 / // /　　 ヽ　 |　>'´,.､,.､ﾞ‐､_r‐v‐-､
　　　　 |/ ll /⌒ヽ　 |ヽ | l }{}　　 ´}乂_　　{{ 〉
　　　　 l/ ll |　,, ､　　', lヽ　}{}─‐<´{}:}!〉￣| ,}
　　　　 ヽlV|/7::l　　　ヽVヽ｀l ,.<´/｀iT´￣/} |
　　　　　　 / l:::/　　 -‐>.､ﾐ　'‐､,､ //,.､,-､｀ヽ　　　　　　ライプニッツの『秩序』と
　　　　　l´|""　, 　 　 l:::::::ﾍ ||N/ ｀| |　　/ ∧ l
　　　　　', ヽ　 　　　,,,ヽ:::ノ//V-‐､V＼.／　 Ll　　　　　 スピノザの『自然法則』は…
　　　　　　　 ヽﾟ_＿ _,.-‐‐‐-､､_'_'/　＼/
　　　　　　　<///／　　　 　 ＼ {ミミミ>
　　　　　　 　 ヽ　|　　　＼ 　 　〉 (彡)｀ヽ､
　　　　　　　　　L l　　　　　　 /　 <ﾐ)　　　ヽ
　　　　　　　 　 　∧　　　　　 ヽ　　)/　 　　　l _,.-‐ ､_
　　　　　　　　　 /　　ヽ　　　 　〉´￣￣/ヽ　／　　　　>



　　　　　　　 　 　 　 　 　 .,,,--'r''''''r‐―-､,,、
　　　　　　　　　　　　　,／｀　　lﾞ　 |　　　　 ｀'-、
　　　　　　　　　　　 : ,i´　　　　|　 lﾞ　　　　　　 ﾞl
　　　　　　　　　　　 .lﾞ　　　　　|　 .|　　　　　　　ﾞl
　　　　　　　　　　　 |: 　 : : 　　|　 | : _,,,,,,,,,,,,_　　 l 　　ｺﾎｰ
　　　　　 　 　 　 　 | ,,-,,,,￣ﾞﾞ''ｲ　 ﾞlﾞ,,,,,,-､,,,,｀''-、|
　　　　　 　 　 　 　 |l"",,,-ﾆﾆﾆ--''ﾞ,―ー-,,"＼｀'ﾞl、
　　　　　　　　　　.,i´| .j|｀　　　｀| : |｀　　　 .iﾞl: .,!'i､│
　　　　　　　　　 │ .ﾞl:|ﾞ'-,,,,,,,,,ri,lﾞ"'ﾄrii,,,,,-,彡",lﾞ: ﾞli､ヽ　　　　　　　それほど違いはない。
　　　　　　　　　│　 ﾞli"二,,,,,,,,,,|/ii;|,,---ヽ,,,‐,i´.,/ ﾞl,ヽ
　　　　　　　　 │　　 'lﾚ、　 ,,/,|,,,,ﾞlﾞlヽ､、 ,lﾞ,/.., |"　ヽヽ
　　　　　　　　 :|　　　 .ﾞﾚﾞl, , |i|'|| ||.|'|jヽ,ﾞ''//.,,i´lﾞ　　 .ヽﾞl、
　　　　　　　　 l、　　　 .`ﾐ||r},|,|,|,||,{,||,ﾚ/jﾆ'"　 ヽ,,.._,,,,,-'"
　　　　　　　　 ｀ﾞ'―---rrﾞ'": :=ﾆ'''''''',/' ｀ﾞ｀　..,,i´ ―ｰ､_
　　　　 　 　 　 　 _,,,,／: :）　　　 ｀'''"　　 .,,-‐ﾞ　　　　　｀''-､、



　　　　　　　　　 　 　 ＿＿ 　　/
　　　　　　　　 ,　 '´ ,　-‐‥￣'ヾｰ:、
　　　　　　 ／ 　 ／　　　　　/　　ヽ.丶
　　　　　 〈＿　/ 　 　 　 　 /:　　　 ',　ヽ
　　　　　　　　ヽ ＿　　　　/:　　　　 l 　　,
　　　　　　　　　　　 ヽ ＿/　　　　　 ! 　　',
　　　　　　　　 　 　 　 // ｀ ー 、 　 ｌ　　　l
　　　 　 　 　 　 　 　 //　_＿　　￣ ヽ ＿_｣
　　　　　　　　　　　 //　./￣j〉＿
　　　 　 　 　 　 　 //　 :{｢´　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　// 　/ｿヽこ r'⌒'⌒'Y,
　　　　　　　　/⌒}７　{/__　　__L=薔=.｣:l
　　　　　　　　ゝノ｣|ヽf:| l　　　l ヽ|｣_l｣ﾉ/
　　　　　　　 //:::::}}　 ＼ｰ―┐　 りイ　　　　　　　　　けど、一つ大きな大きな違いがあるかしら。
　　 　 　 　 〈/!:::::{{　　　 ＞＜´ 弋_,ﾉ┐
　　　　　　　　{{::::｣} , -‐!〈,小.｣ Ｌ. ﾄ ￣｀¨Tァ
　　 　 　 　 　 ゞ='´　　 |　天　　＼　　　 // ）
　　　　　　　　　　　　　/ ｔ.jュ 　 　 ＼　//､´
　　　　　　　　　　　　　Y /|ー- ､＿＿ﾞY＿ ＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 {{::| , -┘　　　　l:::::::::::}〕
　　　　　　　　　　　　　 ヾ/　/　　　　　 |:::::::ノ'
　　　　　　　　　, - ､　 .r┘　l,　／ j 　 ﾉ= '´
　　　　　　　　〈 　　〈ﾍ ㍉＿ 　 　＿r'┘ jト 、
　　　　　　　　　',　　水入 ／∟｢ﾉ　　又´｝　 |
　　　　　　　　　 ヽ　　　y' ＿＿　 　 f士ｿ　　|
　　　 　　　二三三＼／三三三二二.＼＿_ノ
　　　　　　　　二三三三二一　　￣￣

≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 ＿__
　　　　　　　　　　　　　　ﾉVﾚｲ／　／￣￣≧
　　　　　　　　　　∠⌒ヽﾊ､r'´　 ´　　　´￣￣＞
　　　　　　　　　　 ／　____　｀ヽ　　,ィ´-―- ､￣へ、
　　　　　　　　　 ./　,《厂´　　　　　 　 ｀ 　 寸k　　｀ヽ
　　　　　　　　　/　/　　／/W .N　｀ 　　　　 〉》.　　 ハ
.　　　　　　　 ／　.′　　　　　　 　　 ＼　　　《::.〉　　　 V
　 　 　　　／./　/　　 /| ./|　ｌ　 ﾄ､.　　　ヽ、　V　　　　 乂
　　　　　　　/ィ/　　 /_｣/ .|　|　 |　＼　　 ム、　　　　　 て
　　　　　　　　/イ　./Y卞、! ├.┼‐- ＼　　寸　　　　　　＞
　　　　 　 　 　　| ./ﾚ｀└ﾍ　 | 　r￢M、.＼Y　}　　　　＜
　　　　 　 　　　 |/　 .|　　ﾉ　 !. 　　└'　　 ,ﾊノ　　　〈⌒ヽ　　　　　　世界は元々そういうものさ。
　　　　　　　　　　　　.ヽ　`　 　 　　　　　,ｲ_上_」VNｙて
　　　　　　　　　　　　　 ＼｀　ー　　 .ｨｆ⌒-‐ｭ:::..｀ヽ.└‐ｭ..
.　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ. __. ィj.:::::...弋r=ｿ.::::::::::.∧:::::::..ヽ__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.::::::::::::........::::::::::::::.|:::V::::::::.「
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.:::::::::::::::::::.r―---≦　　V
　　　　　　　　　　　　　 　 ／.::::::::::::::::::..ィ弐　　　　　　　 V
　　　　　　　　　　　　　 ／.::::.ィ ´￣￣　才　　　　　　　　 V
　　　　　　　　　　　_, イ　　　　　　　.イ´　「｀寸
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　　Ｖ,,,-‐'''^''"ﾞ''''ｰi､、
　　　　 ./　　　　　　　　　`'i､
　　　 　l　 　r‐---,,,,,,_、　　`'i､
　　　　 lﾞ　　| r'ﾆﾐ'　　 "ﾆ"'''',!'"
　　　　ﾞ.l- -,l　{.i''rl　 　|l,!.｝ jﾞl
　　　　 .lﾞﾞli.ゝ　''‐'｀ .,.　''‐'　|,lﾞ
　　　　　ﾞ'-r、　　　,,, _..　 　,lﾞ　　　　　　　　世界は神によってそう作られているんだ。
　　　　　　　ﾞ',,,,、　 ｀｀　,／
　　　　 .,-'''''''|`'二ﾆ''"ﾆ、
　　　 ,r"　　　ﾞ―'"`-"　ﾞ'、
　　.,/｀　　 、　　　　　　 ,!ﾞl
　 ,i´　　.,,,i´　 　 　 　 　 | ﾞl
　 !,　　 .ﾞl|　　 　 　 　 　 | .|
　　＼　　ﾞl_,,,,,,,,,,_　＿,._,_lﾞ .|
　　　`r'"｀ |｀　　｀｀　 ｀ │.|
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　　　　　　　　　　　,i'　　　 　|! ヽ.
　　　　　　　　　 ／　　　　　/!　 ｉi
　　　　　 　 　 　 　 ／／／　ﾞ､　|i
　　　　 　 / 　　　／　／　　　 i　|!
　　　　　.ｉ　/ ,,-‐､ ／　　＿､　i:: !
　.　　 　i|　i /_⌒i i!.　　 ´､_.,｀ ,ﾚ′
　　ヽ　　! .i.｛ 　｀(.'i! 　　〈iﾟ/｀/'
　　､　＼.|l__ ヽ.=ノ し;　,,,｀'　'.　　　　　　　　スピノザの神は世界そのもの、
　　　.＞'二 二｀l　 　 　 　 　 ゝ
　 　 }_ _　 　 -<ｉ　 　 　　　-´　　　　　　　　ライプニッツの神は世界の作者というわけね。
　　　} 　‐_,,-‐,‐'_　_ 　 __/´
　　　 Ｙ´ _ 　=｛　'ｉ´￣ _
　　　　Ｖ´_　 ＜_ﾉ)､‐''´ ＼
　　　　 ｀ヽ_, ∠／i''´｀ｉ､　 ｀i
　　　　 ',.　 ￣¨.ｌ__）‐-' i::.　 |

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　 　　　 /／≧=xr≦x-､l
　　　　　　　　　　　　　　／Ｙ´(＿八＿ﾊ ∧
　　　　　　　　　　　　　//　 l　ノ／＼ y　/∧　　　　 　　スピノザが『内なる原因』とした神を、
　　　　　　　　　　　　 l｀i　/ぅ／ ──ｧｰ' 　∧
　　　　　　　　　　r ､　! {./^/ /丿､／ハ　　 　l　　　　　　ライプニッツが『人形使い』に捉え直したのだ。
　　　　　　　　　　ヽ ^' ./ ./ｙ' /うｰ‐ ､/:l　　／
　　　　　　　　　 ＿l　　　　 　／______　 l ／
　　　　　 　 ィ ´ ／ゝ､　　　/ﾟ ∞∞∞ ﾟ　￣｀＞．
　　　　　／　 ／　　 　 ｰ‐'{　｀ヽ　　　　l　　　　　｀ヽ
　 　 　 /　　ｲ　　　　 　 　 l,,＿__Ｘ＿＿ ヽ＿＿＿＿ヽ
　 　 　 l　 / l＼ 　 　 　 　 l　/　 ＿＿＿_　ヽ 　 !　 ! ヾ､
　 　 　 j ./　l!　　ｰ-　＿ ノ　{ 　 |　　　　 |　 } 　 l　 |　　)
　　　／´　/{!　　 　 　/l　 　 l 　 |　　　　 |　 j　./|　 ! ／



　　　　　　　 _,.　-―- ､,.-‐､__
　　　 __　,／.:.:.:.: ,-― ' ,.- ヮi {
　　 〃､ヽ.:.:.:.:.:.: } ┌‐ﾋ薔ﾊ y !
　　亅/.:.:. 〉、.:.:. ヽ＼へ〒ヽ_ﾉ、
　　　i.: l.:.,'　｀ ￣ =－-､l」ﾆ´i_〉!
　　　∨:.{　＿, 　 ／x‐=､i!ﾍY.:.l
. 　 　 ヽ:ﾍ　,=､　　 弋_ｿ　l!ﾉ//　　　　　　　　　なんかスピノザへの当て付けっぽい…
　　 　 　 ﾞﾗ､i::ﾘ　　 　 　 /.:/.:i__
　　　　 　 {::ﾊ､_ ｀ っ　／ｼ.: ,ｲ　ヽ　　　　　　　　そういえばスピノザとライプニッツって、
　　　　 　 ﾚ-{ﾞｰ.i/jﾄ､-‐ﾉ:／.ｨ　　',　　　　　　　　会ったことがあるのよね。
　　　　　 /　〈ﾆ/ﾉ}{ヽヾj .;.:. ﾉ　　 ﾊ
.　 　 　 ,ﾊ　　>ｊ ､ ' ,ﾍ、｀ヲ' _ ＿ ∠
　　　　 ト-､_.ﾉし､_ﾑｯ ,f‐|　ﾊ, ｒ､ ﾆ} !
　 　 　 ,> //｀1__ ,ｲ｀´ﾉ_,. ‐＾､l! ! 「´
　 　 　 |,/　　　　/‐v‐iﾍ 　 　 ヽ_」
　　　　 ｀| 　 　 /| i^i 「　.}　　　 ｉ |
　　　　　 ヽ-／　´　｀　　 ＼　　/
　　　　　 ,／　　　　　　　 　 ￣　 ＼



　　　　　　　　　　　　　　 , ィ ´￣ ｀丶
　　　　　　　　　　　　　 /　　　　_＿　_ヽ
　　　　　　　　　　　　　l_　-　￣　　r= ､l!_
　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 /　ｰ ')　)
　　　　 　 　 　 　 　 /__ ＿＿＿ ＞_／/´!　　　　　　　　　　　　　　　　1676年、ライプニッツがスピノザを訪問している。
　　　　　　　　　　　/′ﾉ　＼　　 ￣｀7＼l!
　　　　　　　　　 　 У´ 　 　 ＼　　 /-‐t-　　　　　 　 　 　 r┐　　　　 が、残念なことに
　　　　　　　　　 ／　　　　　　　＼./＿_ﾉ　　　　　 i｀i　　　ノ ﾉう　 　 　 互いに実りある交流ではなかったようだ。
　　　　　　 　 ／　　　　　　　　 「 ｀:.　　 　 　 　 　 l　ゝ‐''　./' ノ
　　　　　　　/　　　　 　 　 　 　 l!　 ',　　　　　__,,,,r ﾄ　　　　／
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　l!＼_＿,,, x ´　　　　ヽ　 ／
　 　 　 　 /　　　　　　　　　　 　 l! /　　 　 ＼　　　 　 Y
　　　 　 ./　　　　　　　　 　 　 　 l!　　　 　 　 ＼　　／
　　　　 /　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　　　　_ ,, X´
　　　　,'　　　　　　　　　　　　　　　ヽ_　,,　-''
　　　　l　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼j!l

　　 　 　 　 　 　 　 ,．'´　　,rｰ≧~~~｀ヽ
　　　　　　　　　<´: : : : : : :{　(⌒~'⌒ヽ.ﾑ
.　　　　 　 　 　 ,へ : : : : : :{　レ‐{薔}ニ].}
　　　　　　　　　l: : :i｀ﾞｰ- ､_ゝ､,く_l::!､∨ﾉ
　　　　　　　　　'; : :!　＿_　 ｀ﾞ＝‐l::lﾊ:;〉
.　　　 　 　 　 　 '; :ﾊ,.-ｒ.､｀　　´ゞ' 7/)ヽ
　　　　　　 　 　 〃八. ゞ' 　 ,　　　/'⌒ヽ　 　 　 　 スピノザとライプニッツは、
　　 　 　 　 　 　 ﾞ '⌒ヽ､rvy.､＿ｨ_ |＝ｼ
　　　　　　　　 　 ヾ,-‐{y′　´ｒ‐'ヽ. ラ-､　　　　　　あんまり相性が良さそうには思えないかしら。
　　　　　　　　　　 ∧ラ ヽ、　ヽ.､-.!､　　ヽ
　　　　　　　　　　.ﾊ └' ｒ'7 　 { ヾ;j .!　　 ﾊ
　　　　　　　　　　i　　　 {. ヽ　ﾊﾞYヾ!|　　　 }
　　　　　　　　　　:、　　ﾉ ヽ∨. ', }､. |　 　 〈-┐
　　　　　　 　 　 　 >介1 　 ヽヽ l.}v',.>　　 ﾊﾆ.､
　　　　　　　　　　 ｀1/<　　　 ﾞiゝ}´　　　　　,}､}}
　　　　　　　　　　//- {｀て￣￣´　　　　,. へlj｀
　　　　　　　　 　 ｀　　>､　ヽ　　　 　 ／　　　 ＼
　　　　　　　　　 　 ／ヽj_!､,、＼_ _ ,人　　　　　　＼



≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　　Ｖ,,,-‐'''^''"ﾞ''''ｰi､、
　　　　 ./　　　　　　　　　`'i､
　　　 　l　 　r‐---,,,,,,_、　　`'i､
　　　　 lﾞ　　| r'ﾆﾐ'　　 "ﾆ"'''',!'"
　　　　ﾞ.l- -,l　{.i''rl　 　|l,!.｝ jﾞl
　　　　 .lﾞﾞli.ゝ　''‐'｀ .,.　''‐'　|,lﾞ
　　　　　ﾞ'-r、　　　,,, _..　 　,lﾞ　　　　　　　 　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　ﾞ',,,,、　 ｀｀　,／　　　　　　　　　　|　 　ライプニッツは政治家で、外交官だったかしら。　　|
　　　　 .,-'''''''|`'二ﾆ''"ﾆ、　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　 ,r"　　　ﾞ―'"`-"　ﾞ'、
　　.,/｀　　 、　　　　　　 ,!ﾞl
　 ,i´　　.,,,i´　 　 　 　 　 | ﾞl
　 !,　　 .ﾞl|　　 　 　 　 　 | .|
　　＼　　ﾞl_,,,,,,,,,,_　＿,._,_lﾞ .|
　　　`r'"｀ |｀　　｀｀　 ｀ │.|
　　　 .|　 、lﾞ　　　　　　 .lヽ"
　　　　| ､ |lﾞ　　　 .,、　　| .|　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　.ﾞ'ﾞllﾞ　　　　.|　　　|,/　　　　 　 　 　 　 |　　そして哲学以外にも、　　　　　　　　　　　　 　|
　　　　　 ,}''"ﾞ'''''''|'"'''''''''lﾞ　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　 |　　　 .|　　　 |　　　　 　 　 　 　 　 |　　数学や科学の分野ですごく有名な人よ。.　　|
　　　　　 |　　　 .|　　　.|　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　　　.|　　　 .lﾞ　　　|
　　　　　|　　　　|　　　,|
　　　　　|,,,,,,,,,,,,,,|,,＿,,,,,!
　　　　　|　　　 .|　　　.|
　　　　　|＿_　､,|　＿_lﾞ
　　　　,r"｀.'''￣｀'ﾞl｀　''ﾆ''ヽ,、
　　　　|、　　　　　.|　　　 ._/
　　　　￣￣￣￣￣￣￣
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　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　 ィ´￣　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　.　/　 rｰ- ､　 ヽ ム
　　　　　　　　　　 /1　/,､＼　f⌒Y⌒Y
　　　　　　　　　　 ! | //　＼　ﾄ､{} /!
　　　　　　　　　　 ト!'　__　　` ＜ヽ／/
　　　　　　　　　.　 Yi ｨr;ﾐ　　 ｨr;ﾐ下ｦ
　　　　　　　　　　　ゞ ,,ゞ'　 ,　 ゞ',,ﾑ'　　　　　　　　つまり社会的にも学問的にも
　　　　　　　　　　fﾆ今,､　r-_ｧ r会ｭ
　　　　　　　　　「{三-'r-｀Tブ了三}　　　　　　　　　華々しく活躍した人なのかしら。
　　　　　　　　 ﾉj=イ!　７∧_〉=_ｧヘ
　　　　　　　 /　　{ |!' /∧ﾏj=7 　　 !
　　　　　　　 1　　 〉Yｲ_o} |_ノ 　　　ト、
　　　　　　　　}-' ﾌ }__r､｀〉{　　　　　i　ヽ
　　　　　　　　レ'　　r､　´　〉　　　_んく
　　　　　　 ／　　, ｲ- ﾄ､　} ー /´ 　　 ＼

≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　／　　 ／　　.:::i　:　　　　　 ＼　　　　　　　:::::..＼
　　　 /,〃／ /::..::/::/i: ::.　　　:..　　　`;:.. ` ､....　　　 :::;:::::ヽ、
　　　゛ //::/ /:::::/:/　!:|';::.　　　::::....　　';::, .　`､::::::.. 　 `、　｀
　　　　゛'!/|:/::::/∠､__|!: ;:::::...　　::::::::..　 ';::';::...　;:::::::::... :::':
　　　 　 　 |!|i,ﾘ |!'7ﾀヽ、':;:::::::::...　::::;::::.　 ';::';::::::.;:::::::::::::::::::',
　　　 ､- ‐ '" 　 l ''゛ ‐''゛　;::i:;::::::::::i:::;:::::.　 ;::'::::::::::::::::::::::::::::'
　　　　ヽ`　　　　　　　　 . ,!::::':;::::::i::::l:;::::　;:::::::::::::::::::::::::::::::i::'､　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　'､..,_　　　　　 . : : :l:;/<';::::i::;'::::';::. ;:::::::::::::::::::::::::::i;:::lヽヽ　　　| 　 かたやスピノザは、屋根裏のレンズ磨き職人。 　|
　　　　　 i 　 ｀`'　　 . : : : : ゛(ｿ_;';l'ﾉ::::::::'l::;l::::::::::::::::::::::;::::lヽ!　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　 　 　 　 l　　　　 . : : : : ／`'゛ : :!::::::::::::::::`:::::::::::::::::::;'､:::l　`
　　　　　　!　　　. : ;､ '": : : : : : : /::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'　';::l
　　　　　　!、. : : : : : : : : : : : : : /:／!::::i::::::::::::::::;ﾍ:: ﾉ
　　　　　　　￣｀` ''ヽ､: : : : :　 /': : l::|!:l;:::::::/|::/　|:;'
　　　　　　　　　　　　 '; : :　　 : : : : |! ! l::::/　!l　　!
　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　. : : : : : : : :';/＿ `
　　　　　　　　　　　　　 ヽ _; : -‐ '"￣｀`'' ""｀゛!
　　　　　　　　　 _,､ :-‐ '"　. : : : : : : : : : : : : : : :|
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　　　　　　,. ‐ Ｔヽー‐ ､
　　　　 ／　　　',　＼ ､ ,>-､
　　　 / .:.!　　.:.:∧　　 〈(⌒ﾞ}
　　　i .:.:.:|　 .:.:/　 ｀＼:{7ｒ{薔}
　　　|.:.:.:.∨:／ ＿　　__ヾﾝ,ﾉ
　　　ヾ,:.:「ﾞ7　 ＿　 　 __ |/
　　　　 ゞﾐく___ww　 ,　w,厂ヽ
　 　 　 ,.-k′_〕 ⊂つ ,ィ、　　　　　　　そもそもの価値観が違ってそうかしらー。
　　　／　 ヽ､ ﾞ]｀ ＝´　 ﾉ
　　/ 　 　 　 孑 |::ll::| 孑ﾞ＼
.　 ヽ、　 :/　 ﾁ　ﾚ'l」　ﾁ　 ﾊ
　　　 ﾞ1　 :/　＼　･　〃 ﾉ /
　　　　|　 :|:　 　 ＼_〃　　|
　　　,.ｲ　 :| __ 　 /::/｀ヾｉ ､|
　 ／:/　i ::!　　　￣ ,/＼.　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　 ハデス様。　　＞
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　　　　　　　　　　　　　　　　　/ｲ　　　ヽヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　 :l匚ユ_＿＿__ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　 jΘ-|l__-‐l.ｌ‐i|
　　　　　　　　　　　　　　　　 リ ..ﾑ＼　」∟i
　　　　　　　　　　　　　　 　 （ ( ─,' ヽ'´　ム　　　　　　　　　客人がお見えです。
　　　　　　　　　　　　　,,....＿__,,,〉-!､＿O 只0),--- 、
　　　　　　　　　　　 ./ 　/ /　｀'''‐‐,‐‐''￣ .|　（　　 ヽ
　　　　　　　　　　　 ｌ　/ ./　 　　 /　 　 　 ヽ　ゝ、　 ヽ
　　　　　　　　　　　 ｌ/　 j　　,.-‐∧, 　　　　卜　 ＼＿|
　　　　　　　　　　　'ﾞY　Ｙ／´　　　 ｀ﾞ'''‐-､_rｲ ／￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　|　ｲ 　　 _,,....,,,,　　　　＾ 'ﾘヽ 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 　 ∟│ ノノー‐‐ヽゝ､ 　 │ 　、___..,,/
　　　　　　　　　　　 ..ﾃ─ﾚ'　'´| |　| | ヽヽ､__|　 　ﾍ----｀、
　　　　　　　　　　　 にニ|￣|-冂冂-|´￣|冂~l　　　i─个）
　　　　　　　　　　　,' 　　|　 |-凵凵-|　 　|凵 |　 　 厂 　 ）
　　　　　　　　　　 /　 　ｌ─-'￣￣￣ｌ─‐ｌ┌┘　　 |　 　丿



　　　　　　　　　　,. -‐‐‐- ､
　　　　　　　　　/ !　　　　　 ヽ
　　　　　　　　_,!-ｙ-‐-､-､　　 |
　　　　　　　　ゞヽ}i⌒ヽ＼ ＼ {
　　　　　　　　}〉ソｰ-/／ 入　ヽ､
　　　　　　　　>仝＼/／__,.ゝ､　 >　　　　　　通せ。
　　　　　　　o|ii_ii_:|oﾆ二三＿___,.>'
　　　　''''''}￣~フハ　　　　　　;/;'　/_,;,7'
　　　;;;''''/_　 / | | `ー-‐'´_,,,/'　,,/r'~`ヽ';
　　　　　,r'~ `V　ヽニニニ二､-'{ 十　）



　　　　　　　 　 　 　 ,〔 　 　 　 < /　 ,.-ｒ‐､.　｀ﾞ<}
　　　　　　　　　　　/　＼　 ｀ｰ　{|v‐ｆi､{薔}ｉ　　 ,l}
　　　 　 　 　 　 　 ｉ　　　 7ー--､ ヾヘ二ﾆ!＼∠}
　　　 　 　 　 　 　 !　　 ,/　　　　｀ﾞｰ＼,,..-‐'"　　!
　　　　　　 　 　 　 ',　 ,/ ,..-‐　　　 ー‐｀ﾞｰ-､　　|
　　　　　 　 　 　 　 ! ,/　 ,.- ､　　 　 ｨ´;;;｀ヽ,!,-､ !
　　　　　　　　 　 　 ﾚi　/ﾄ;;;;i.j. 　 　 弋z_ ﾉ　i　ﾘ′
.　　　　　　　 　 ⊂　ヾ!　弋zﾉ　 、　　 ｀ ´　 .!ノ　　　　　　　　　あ、あら、お客様が来る予定なんてあったかしら？
　　　　　　　　 　 ⊂　i ﾄ､　　　　　　　　　 ／!￣｀)　__
　　　　　　　　　 　 　 ヾ　>　　　､⌒ヽ　ｨ'i-ｒ=＝ﾆﾆ´　　　　　　 なんの用意もしてない…
　　　　　　　 ｒ‐､　　　 ／　　_〕ｰ ｒｧ､イ‐-〔＿,,.-―|
　　　　　ｒ ､. ヽ　＼／!ヽ,ｧフ ｀ヽУ .〉!Ti--' ｉ´,=＝′
　　　　　ゝ　＼＼　ヾ　i､ヽ,.-‐⌒!∨| !｡!.!　　`‐ｱ |
　　　 　 　 _>　 ｀ﾞ　　ヽ ｀ｰｧﾆ´7　　| !｡'ﾊ　　　｀〈.}
　　　　 　 Zｒ ! ＼　　,.　）　 Z〔 !　　 ! !　ヽヽ　　 ,ﾘ
　　　 　 <´ ゝ､ｰｿ‐'"　ｲ､ヽ ＼"　　 i」｡　 ｀´　 ,ｨ′
　　　　　〈　　　〉ﾞ＝＝′ } 　 zヽ　　 　 　 　 ,.ｲ´
　　　　　 7　　 ! 　 　 　 /　　Z Lヽ=､＿_,.／〔´＿
.　　　　　 N　　 ＼ 　 ／　　N/!　　　 ,〉 ,!-＼｀ 　 〉
　　　　　　 Z　　　 　 　 　 ,N´ |　　 く　/　,ｨ＼＼/
　　　　　　　ﾞW､　　　､i､N´　　 ﾌｰ　 ｀´ ,/}′ヾ＼_

　　　　　　　　　　,　 ‐,=＝＝=‐　､
　　　　　　　　　〃　　　, -‐‐- ､　ﾊ
　　　　　　　　　|i 　　i !! 　　　　i　iﾊ
　　　　　　　　　|i　　_ｌ｣L =-‐　__ヽrﾍ、
.　　　　　 　 　 //´　 ヽ.____ , '´　f ｒｖ'´)
　　　　　　 　 //　 　 　 　 ∧ --ﾍ乂/
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　　　　　　 /厶　　 -‐=≦､_　`く　ｨ凧
　　　　 　　｀,ﾆ=‐　､　　　　 ｀　 _≧=‐'
　　　　, -＜　　　　 ｀　　 ‐-=≦､＿
　　 ／　　　　　　　　,ィ´ 　 ｢ ｢｀ヽ‐､｀ヽ.
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. /　　　　　　　 　 //i l　 ＼j　!　 　 ｉ　i i i
/　　　　　　　 　 /＼i l　　　lヽ!__,ノ^|　l_l |
　　　　　　　 　 ム　/ハ＿__l__j_,　イｌ　　 |



　　　　　　/}
　　　　　_ !l　,.- 、
　 　 ／／||￣ ｀ヽ⌒',
　　/ /　　ﾍ入ヽ　 ∨
　　!｜　 //ー,　＼, }
　　l　　.//　○　 ○{
　　 ＼(⌒ﾘ" 　△"ﾉ　　　　　　アルエー？
　　　 {こ.ﾌ＞､ｰ,.イ
　　　〈二}/　 ∞Y_〉
　　　 └　〉　 ﾊ〈┘
　　 　 　 / 　 　 ﾍ








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　　　　＜　　興味深いお話をなさっているようですね。　　| 　 !;｀;::,..　.. .!　 .::.:
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　　　. ::.. .:'::;.: : :::.. .:'::;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:〈〈鬥〉〉;:;:;:;:;
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　　　＼厂勹,.　,,＼i＼＿　＼ｌ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　;.;.;;.;.;.;;.;.;.;:.:.:.;.;.;.;;;.
　　　 　＼l＼＿`:　＼|/;:,.; 　 ＼|＼　　　　　　　　　　　　　　　:.:.:.:.:.;.;.;.;;.;.;.;;.;.;.;;.;.:.
　　　　　　＼l＼;.: 　　＼|＼_　　＼ｌ＼　　　　　　　　　　　　　　.:.:.;.;.;.;;;.;.;;.;.;.;;.;.;.;.;;
　　　　　　　 ＼.l＼___ 　:＼ｌ＼＿_ ＼l＼　　　　.:.:.:.;.;.;.;.;;.;.;.;;.;.;.;;.;.;.;::.:.:..::.:.:.;.;.;.;
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　　　　 　　　　　　＼ .＼_　 　＼:＼　　 ＼.:.:.:.;.;.;.;.;;.;.;.;;.;.;.;;.;.;.;::.:.:..::.:.:.;.;.;.

　　　　 ,ハ :::: :::: :::::::::::.::::::::::::::::ヽ::::::::､::::::::::::ヽ ::::::..ヽ::::::`､ :. ::::::ヽ :::::.:.::｀ヽ、
　　　　　　|／| ::: :::リ､:::rＮヽ＼::::ヽ､::::ヽ､::::::丶＼　::.＼:::::ヽ .:. :::::｀ヽ‐- ､_:::＼
　　　　　 /　 ﾊ ::.:.::!　V　/　 ＼ヽ::i ヽ:::| ｀ヽ::､::｀ヽ丶､:::丶､::､ :::::...､::::＼　｀`ヽゝ
　　　　　　　 { ヽ.: ::l 　　/　　　　 ヾ　ヽ:i　　i| ヽ::::ヽ＼｀`'' ‐---::::ヽ:::＼rヽ、
　　　　　　　　　 ';:: :! 　〈　　__　　　　　ヽ　　|　 ',::::::: :＼:.::､｀ヽ:＼::::::ト ､::丶、
　　　 　 　　 　 　|:: ﾊ　　`　　　　　　　　　 　 　 }:::::::. ::::ヽ::ヽ::.:＼:ヽ､ヽ　｀` ｰ-　　　　　 スピノザとライプニッツ。
　　 　 　 　 　　　|/l:ハ　　 ､　＿＿　　　　　　　ﾊ:::::.::| :i:.:ヽ.:i::: :､:ヽ}　｀`
　　　　　　　 　 ノ ﾉ'　l心　　`ー‐一`　　　　　 ,. '|:::::::| :| :.::.N :;､!`､ヽ　　　　　　　　　　　この二人は、比べてみると
　　　　　　　　　　 　 　 |ハ　　　　　　　　　,　'´　i!::::::| ::|　:.ハ | ＼ヽ!　　　　　　 　 　 　 なかなか面白い。
　　　　　　　　　　　　　　ﾘ ヽ　　　　　 ,.　'´　　 ,/!/ |: :::､　!　 i|
　　　　　　　　　__　 __,.ノ/ 　 ヽ __,,.　'´　　　　　 ノ　l,ｲ:: ﾊ:{ 　 |
　　　　　,..､,.ィ"r''"´　 .:::　　　　r　　　　　　　　　/ /　|､:! ヽ、
,,.. -‐''"´　{　　 ヽ　　 r　　 i　ヽ＼　　　　　　 ／　　　: ヾ丶､
　　　 l　　 |　　ヽ ＼　　　　ｌ　　＼!　　　　　/　　　　　　 ヽ　｀ヽｰ-､_
　　|　|　　　　　 ヽ　 ＼　　 ヽ　　　　　　　　i　　　　　　　　　　 ﾉ /　 ヽ､
､　 |　|　　　　　　　､ 　 ＼　　　　　　　　　　ノ　　　　　　　　／ / r　　　｀`丶､




　　　　　　　　　　,,=＝､
　　　　　　　　　 |ｌ
　　　　　　　　　　ヽ-‐ ´　｀ ヽ､
　　　　　　　　　 / 入　　｀,'´⌒ヾ､
　 　 　 　 　 　 i´ /　ヽ、　!,‐-､/´⌒i
　　　　　　　　 （,○　　｀ヽ-ﾚ､ゝ'ﾄ::ヽﾉ
　　　　　 　 　 （　　　　　○ ﾉｴﾆ'ﾅ'´
　　　　　　　(⌒)ヾｌ二二i‐--,ｰﾉ〃、　　　　　　…どちら様かしら？
　　　　　　　 ﾊ´ ヽｒ'：ヾi　-=ﾞﾗ､,∠
　 　 　 　 　 !　｀Vﾝ:､ ノ　､　　ヽ ｯ,ｺ
　　　　　　　 ｀´／ｦ´｀､7　|　　　ヽ″
　　　　　　　　　!´　､ 　 ヽ.|　　　ノ
　　　　　　　　　 ｀ｒ-ｒゝｔｰ┼ｒく´
　　　　　　　　 　 ヽﾌ　 ヽフ ｀´



　　　 　 　 　 　　/:::〃i::::',::::ヽヾヽ::ヽ＼:､＼:'.,',`ヽ::::::::::ミｪ､､､
　　　　　　　　　/::::/::!::'::::::':,:'.,::::ヽヽ､::::::::::＼＼',:::::::::::::::ヽ￣
　 　 　 　　 　 /::::::i:::::::i:::､::::::::ヽ:::､､:::ヽ::::､::::::＼ヽ､:::::::::ヽ:ミｰ
　　　 　 　　　,'::;::::i:::::::ｌ!::!ｧ､:::::::::ヾ:､rﾞ=､::::ヽ::::::::::ヽ::::::::::::`、ヾ､
　　 　 　　　 /ｼi::::i::i::::!:ｉi （::ﾒヾ､::'.,ﾒ （::ｿ,ﾞi::::ヽ:::::::::ヽ::::::::::::ヽ、
　　　　　　　/'　i:::i::!::::::i '=ﾃ'　｀ ヾ::ﾐ＝"　ﾘ::::ヽ::::､:::::::::::::::::::::ヽ、
　 　 　 　 　 　　i:::!:::i:::::!. ヾ　.、　　`　　　 l!i:::::::::::::'::::::::::::::ﾐ｀ヽ　　　　　　　　　　　私はＲです。
　　　　　　　　　 'i::::l !i:::'､　｀　　　　　　　　! i:::::ｌ::::::::::::::::::::ヽ`ヽ
　　　　　　　　　　'i::l　i;lヾ､. ＝=-　　　　　, ｲﾘ,:::iﾞﾃ､::::::::::::ミヾ､
　 　 　 　 　 　 　　';i　il 'i:ヽ 'ー　　　　,...:':　: i! ';:i'ｼ' ｀` ｰ-=:､ヽ
　　　　　 　　　　　　!　!　'i:::'、　　 ,...:'::::::　　: ! // , ', -‐'''''ｰ ､＼
　　　　　　　 　 　 　 　　　ﾘ　`ｰ ヽ､::::::　　 ; ,'/／〃　　　　　｀　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀`ヽ､ //　 〃　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　　　　　,....-ｒ::ｒ‐:::-...
　　　　　　　　　　　〃.:::::l:::|:::::::::::::::ヽ
　　　 　 　 　 　 　 ｉi::::::::::l:::Ｌ.:::::::::.、:::.
　　　 　 　 　 　 　 ｊｊ, -‐'::ｰ', ＝ミ::.＼',
　 　 　 　 　 　 　 /〃⌒i}::::{､＿:::)::}:::.＼
　　　　　 　 　 　 ;:::i{ゝイ::Y^Y::::::::/.::::::::::.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　ではＲとやら。
　　　　　　 　 　 ;::::::.〈:::://l l ｌ＼/.:::::::::::::::::.ヽ　　　＿__
　　　　　　 　 　 ::::::::::∨=-‐=＝7ヽ::::::::::::::::::::〉　　{::::::::.＼　　　　　　　　　その比較を示してもらおうか。
　　　　　　　 　 ｉ|:::::::::::.＼/////.:::::::>=＝ミ:/　　　＼:::::::::.＼
　　　　 　 　 　 乂::::::::::::::.∨///.:／／￣／⌒＞‐-　＞...::￣::｀丶、
　　　　　　　　　　 ｀¨¨フ７７７.:://.::,=ミ/.:::::／.::::::::::::i{::::::::::::::::::＿:::}
　　　 　 　 　 　 _ . イ:::::/:/:/.:://.::::{::::::.＼/.::::::::::::::::/ヽ.二ﾆ≠::::::/
　　　　　　　　/　 //.:::/:/:/.:://.:::::/＼::::::.｀ァｧ‐-＜::::i{:::::::::::::｀:::く
.　　　　　　　/　 //.:::/:/:/.:://.:::::/.:::::/＼::::::::::::::::::::::::::ヾｰ-::::::::::::::i
　　　　　　 /　 //.:::/:/:/.:://.:::::/.:::::/.:::::::}ｰ--:、:::::::::::::::::`￢:::::::::::|
　　　　　　 ＼//.:::/:/:/.:://.:::::/:::::斗=＝:{:::::::::::}:::::::::::::::: ＿__フ.:::::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ
　　　 　 　 　 　　 　　 　 　　　／　　,／/ _､-
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　　　　　　　　　　　　　 , ./:::ﾚ:::::::::::::´::::::ー--...､.._
　　　 　 　 　 　　　　　_iV::::::::::::::::_::_::_::::::::::::::::::::::::::::::::::=-
　　　　　　　　　　　r::'::::::::::::｀ヽ三ニー-::::ニ:::::::::-=ﾆ´
　　　　　　　　　 ／::／三:::＼＼ヽ:::::::::ミ､::::::::::::::_:::＝≧ー
　　　　　　　　　/:::::/:::::ンヘ＼＼ ヽ:::::::::::｀ヽ:::::::::::::ﾆ三三ｪ-
　　　　　　　　 //i:/:／/:::,'i::::ヽ＼＼',､::::ヽ:::::::::::::::::::::＜'´
　　　 　 　　　 !' /::;:':::/:::,'::i　i:::ヽ:::::::ヽ:ミﾐ:::::ヽ､:::::::::::k-ﾆヽ､
　　　　　　　　　 /::i::::l:i:::i､::',. ',::::::ヽ::::::::ヽ::::::::::::`::::::::::ミヽ､
　　　　　　　　　/:::ii:::l::i:::L::::':,::i:::::::＼､_:::ヽ::::::::::､::::::::::ヾ､
　　　　　　　　 /::/i:ｉ::l::i::i f:::j､:;::::',ヾ:::,rt:::j､＼:::::::::::::::::i､＼
　 　 　　_,rｰｧ'/'´ i:ﾊ:l::lﾘ`＝‐ヾ'､::､ﾞヾ､ﾆノヽ::::::::::::::ヾヽ､.　　　　　　　　　　　スピノザは人格が良く頭が悪い。
　　　,r''"　　　　 i.ﾘ/ﾘ::',ﾞ　　　　　ﾞヽ　 　　 .,!::;:::::iヾ::',ヽ､ ｀`ｰ-
　　/　',　 -､ 　　 i//::l:ｌﾞ､ 　 　 ､ ..　　　　..:':l::i!ヾl:::ｌ lヽｉ ',　｀ヽ　　　　　　　　 ライプニッツは人格が悪く頭が良い。
　 ∧　 ', 　 i i　　 i i:　ﾘ　ヽ.　‐-- ､ 　 ／ /ﾘ　/ !/./　'　'　 ﾞヽ
　 ,' ヽ　 ',　i 〈　　 ,i i::.､　＼＼　　　..::'::: /　! 　 , ', ' .i
　 ､　ヽ　　ｉ 　 　　'ヽゞﾐヽ、ゞ: `ﾆ:´:::::''　_,. -／／　 i　　　　　　　　　　　　　 ということです。
.　 ヽ、ヽヽ　 i　　　 ',ヽ､`ヽﾐヽ､ 　 　,.:-'´,. '´／　　 ﾉ　　　　 /
.　　 iヽ ＼i　.i!ヽ　　　　 `　､`'-､､､､､- ',ン'' 　 　 　 　　　　/〃
　　　i　 ヽ.＼ !　　　　　　　　｀ ｰ-ー '´　　　　　　　　　　, ' //
.　　　i　　 ヽ､ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 , ' ／ '
　　　 ',、　　　ﾞﾞ'i＼ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　, ir'　ヽ=
　　　　iヽ　　　　i!　ヽ ヽ　　　　　　　　　　　　　　 ,　'／i! 　　/

　　　　　　　　　　　 ノ 　ヽー- ､
　　 　　 　 　　 ,　'´　ヾ　　ヽ　 , '-
　　　　　　　／ 　　　　入...　 　|　　` ´ ヽ
　　　　　　 '::.　　　 ／　　＼:::::. ヒｨ秘)､./
　　 　　　/::: 　 l／ - ─ '　　`'ヽ＼ __ン
　　　　　 i:::: 　 /　　　○　　　　　＼ヽヾ|
　　　　　 Y⌒V　　　　　　　　　 ○　 | /
　　　　 　 { ノ　　　　　　　 　 '　　 　 j/
　　　　　r　ｰノ 　　 　,. - ､ _ 　　 　 ﾉ
　　　　/　　 _ﾉゝ 、　 　　　　⌒_, ヘ　　　　　　　　　どっちに対してもムチャクチャ失礼じゃないかしら？
　　　　!∠´　　　　ﾄ｀_二_ 二.イ::::::::　|
　　 　 iヽ::::＼　　 ﾉ{::::,ィ:::j::ヽ　｀＞-<
　　　　ゝ_ ` ´　　 | |` |:::! !::|`|　{:::::::.ノ
　　 　 　　∧ 　 　| |.　`´ `´│　フ´
　　　　　 /　|"　　| ＼　　　イ　│
　　　　 /　　|:　 　|　　 ` '´ │ "|
　　　　'　　　|:　　 |　　　　　 |　　|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿,,. - ;／
　　　　　　　　　　　　　　_, －' ´:::::::::::／
　　　　　　　　　 ,.ー-＜:::::::::::::::::::::::::::｀'ー‐::_;‐=‐
　　　　　　　　　ｊ::::::::::::.､:::｀丶､ ::｀::::.､::｀:＜´
　　　　　　　　 /:!::ヽ:::､:::｀::::.､:::::丶､::::｀::､:::::ヽ、
　　　　　　　 /:::∧::::ヾ::::､::::::::｀::.、:::｀:::､:::ヽ:::ヾ＼
　　　　　　　j::::/::::゛､::::ヽ:::ヽ、:::::::ヽ、::::::ヽ::ヽ:::ヽ ｀
　　　　　　　l::::!:::l::::!:ヽ:::::ﾞ:､::::ヽ、::::::゛､:::::::::｀::.､::::＼
　　　　　　　j/:l::::!::l:ﾄ､:ﾄ､:::::::::､:::ヽ、:::::ヽ::::::::::::::＼{｀＼
　　　　　 　 i!::::!:::!:ﾊ!_｣l_ ＼{｀＼､____､:.､:ヽ:::::::::::::ﾄ＼
　　　　　　 ハ::::V:::! ｿ　oヾ ＼＾~/ ｏ ヾ:i｀:.､:::::::::::!､_＿,, -　､
　　　　　　′ i:::i:!::ﾊ ヾ=彡 　 　 ヾ≡彡ﾘｌ::::ヽ:::::::{ !　/ 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　人格が良く頭が悪いとは、
　　　　　　　　ヾ{i::::l:!　　　 　 　 　 　 　 ﾊ!::::::::::!:}`ヽ/ /　　　　ｌヽ、　　　　　　　　　　『正直者』を意味します。
　　 　 　 　 ／＾ヽ!::ﾘ:､ 　 　 ｀ ＾　 ノ´）/::::::::从ﾄ{　　 /　　　 　 |　}〉、
　　　　　／　　　　ｿヾ{＼　 <ニ>'　／￣ｉ￣｀)Ｖ　 !　　 　 　 　 |　l! lヽ　　　　　　　 　 思ってもいないことは書けないのです。
―- 、 /　　　 　 　 　 ﾞ ､ ＼／ 　 ' ／　{＜⌒′/　!　　 　 　 亅/　!　＼
　　　Ｖ　　　 　 ｀ 、　 　 ＼/　　　　　　　}〈 　／　/　　l 　　　　/,. -─‐-ヽ、
　　　 !　　 　 　 　 ヽ,　　 　　　　　　　 )ﾉ_　　 /　　　|ｌ　 / ／　　 　 　 　 ＼
　　　 l　　　　　　　　{＼ 　{　　　　／　／{_,ノ　　　　 　 ﾘ / /
　　　 i!　　 　 　 ＼　`､　 亅 　 ／　_,. - '´　 　 　 　 　 Ｋ,/　　 　 ｊL/
　　 　 !　　 　　　　＼､ ヽ 　　　「　　 　 　 　 　 !　　/ /　 /　／⌒〈
　　　　ｌ　　 　 　 　　 `＼`|　　　　|　　　_,.　'´　　 ｌ　 〈,/　 /ﾚ/ /　　/
　　　　 !　　　　　　　　　 ｜　　　｜_,.-'´ 　 　 ／ !　 /　　j// /
　　　　　!　　　　 　 　 / /|　 　 　 ｢´　　 　 ／　 /　/　　/,　 /
　　　　　 !　　　　 　 / /{｜　　　　ﾄ 、　 ／　 ／ _,/ ｉ　// ! /l　 /
　　　　 　 ヽ　　　　〈 /　ヾ　　　　｜i !／ 　／‐'' /　 !.//　l//! /
　　　　　　　ヽ　　 　 |ｌ　 　＼_＿__ｊ_」 〉　　　　,.ｨ　　j//　　/ l/
　　　　　 　　　＼　 ｜!　　　　　　　 /＿＿_／/ 　 //ハ 　∨
　　　　　　　　 　 ` ‐ﾍ ヽ　 　 　 　 /　　　　　／　｢//　ﾊ　/

≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　　　　　　　　　　　 　 ヘ_　 _
　　　　　　　　　　 , -‐/⌒/: : : :Y: :＼
　　 　 　 　 　 　 /: : : : : /: : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　/.:.:.:.:.:. /|.:.:.:.:.:.:/|.:.:..:.:.:.:ﾍ
　　 　 　 　 　 /.:.:/.:./|ﾒ |.:. :.:.:/孑ﾍ.:.:､.:.:.:
　　　　　　　∠ イ.:.Ｙ7外Ｖ|:.:/ｨぅ圷'.:.:.}＼}
　　　　　　　　　 |l_ハV:ｿ　|/　V::ｿ ∧ハ　　　　　　　 　 　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　 　 　 　 厶ｰ人"　、　_,　 "厶'::::::＞　　　　　　　 　 | 　 スピノザは頭が悪いので、　　　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　 　 {:/ﾚﾍ＞r-　r＜:}＼厂　　　 　 　 　 　 　 | 　 思ったことをそのまま書きました。 　 　 　 |
　　　 　 　 　 　 　 _xく　Ｙ,＿_ﾊ　 >､.　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　 　 　 　 　 r''´丶∨ｌﾆﾆ/　∨　}　　　　　　 　 　 　 　 | 　 結果、人々から蛇蝎のごとく嫌われた。 　|
　　　　　　　　／＼___/　　∨　　{　　'、　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.　　　　　　 　 ＼　ヽﾉ　　　　　　ヽ＿_>
　　　　　 　 　 　 てんｰ'⌒ヽｰ=ﾆ7　|
　　　　　　　　　　‘ｰ仁}iﾆ{二}ﾆ}iｺ.　l
　　　　 　 　 　 　 　 |:::::::::::::::::::::::::|,､_>
　　　　 　 　 　 　 　 |::::::::厂｀ｌ::::::::|
　 　 　 　 　 　 　 　 |:::::::,'　　 !:::::::|
　 　 　 　 　 　 　 　 | :::::|　　　! :::::|
　 　 　 　 　 　 　 　 |_:::::| 　 　 !_::::}
　　　　　　　　　　　/歹ﾌ　　　　f丈ヽ
　　　　 　 　 　 　 ‘ー'´ 　 　 　 `^ー’
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐



.　　 , ｲ　　 /　　　　　　　　 ／ 　 ヽ、　＼┌ﾍ _,.. -ﾍ. Ｙ r句ﾐ} ｌ}
　　/　!　　/　　 ,　　　　,.　'´ 　 　 　 ＼　 ｀Y´::.::.::.::.:;:〉 ヽﾆく ) | }
　 ,′ |　 /　　 /　 ,..　'´　　　　　　　 　 ヽ　 ＼_:,.ィ´　｀ー-＜｀ヾ、
　 ｌ　　', /　　 / ／　　　＿＿,ノ　 　 　 　 ｀丶、 [__ヽ、　　 　 〉::.:::〉
　 |　　 ll　　 /´　　　　 　 　、　　　　 　 　　, - ｀ｰく　l　　 ,.イﾉ‐'´
　 !　 　 ! 　 l　　 　 _ゝ== - 、 　 　 　 　 　 _ 　 　 〈　ﾚ' 彳7
　 |　　 ﾉ￢､!　　　ﾒ' /_三三ﾒ　　　　　　　/,..=＝と_ヽﾍ　ｌ/
.　 ｌ　 / ,ハ　＞ 　i 　つゝﾆ!ｸ　　　 　 　 　 ｲ:ﾐ三::ヽ｀/ ノ
.　 ｀、l　!　〃　　　ヽ　ゝ--‐ '　　　 　 　 　 .⊃ゝﾉｸ ,ﾍ´　　　　　　　　　　嫌われたっていうのは、
　　　＼ヽ |l　　　　 　/ l 　!　ヽ.　　　 、　 　 `ー'　/ヽ
　　　　/＞|ｌ 　 　 U　 　 　 　 　 　 　 '　　　　　　/く/　　　　　　　　 　 　 汎神論や決定論、聖書批判のことね。
　　 ／　　 ヾ､　　　 　 ﾉ　　　　　 ＿＿_　　　　./／　ヽ、
　 〃　　 　 　 ｀￣ 丁´　 　 　 　 (　　　ｱ　　　人　　 　 l
　,′　　　 , -=≠=Vヽ､　　　　＿＿_　　　 ,.. '′　｀ヽ 　 }
-ﾍ　　　 〃 ／｀　　, ィ＾ｌ＞'´ ＿＿ノr＜´　　　 　 　 }／
　 ｀ヽ､_/厶ﾍ　　　/　l /　　　｀ く_∧ ヽ＿r＜ﾆヽ､ ノ



　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　__「:::::::::::::::::::::::::￣フ
　　　　　　　　　 　／:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
　　　　　　　 　∠:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　/:::::彡ﾚ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　 　 　＿_,/:::/'i c |:|:|:::|:;lヾ:::::::::::::::::::::::::＼
　　　　／￣7 /::::/　ﾞ＝':|::|:/ｲ c｀i:､:::::::::::::::::::＼
　　 ／　/　　/|::::|　　 ,　 　|　ﾞ＝'':::〉:::::::::::::::::＼　　　　　　　　　これ、当時はアブナイ危険思想なわけで。
　　 |　 / 　　| |:::;| 　 _　^　　　　 :::/::::::::::::::::::ド､!
　　 |　　　　　 ﾚ:::!　‘､_j　 　 　　/:::::::::::::::::;ﾍ| ＼
　　/`　| 　　　|::::::!.､`　　　　_／/:::::::::::::W　　 　 ＼
　/ 　　| 　　　 ＼:::::i ￣￣￣_／ ﾚ;:::::ﾙ'　　 　 >　　＼
/　　　 | 　　　　　＼＿＿＿＿＿／ﾚ´　　　／/　　　 ﾍ

　　　　　　 , '::::::::〃:::::::::::.i::::::::ヽヽ:ヽ ::::::､::::::::::::::::':::､､,__
　　　　　_ｨ:::::::::〃::::::::::::l!::!:::::::::::＼ヽヽ:::::ヽ:::::::::::::::::::t=ｰ-.
　　　 _ｨｼ='7:::〃::::ｨ''|!i:::!i::,::::::､::::::ヽ::::::':,',､;,:::::::::::::::::::::ﾝｯy､,_
　　´"　　/::::::/:::/,.-ｬj:::l 'i!';::::i＼::::ヽ:::::::',',',i!::::::::::::::f"''''＝=-''
　　　 　,.ｼｨ::::::::ｿ !. (::)ﾘ!　ﾍ',:::l,,､ﾇ;:::ヽ::::::',',',':::::::::::::::',
　　　 〃 ｼi::::::::ｌ 　｀""゛　　` 'ﾘ (:::)ﾔ､:ヽ:::!:','::::::::::::::::',
　　　 '　'　.ｌ::::::::l　 　 　 　 　　ヾ'''''" Y:::::::::::::!::::::::::::::::',　　　　　　　　　　性格の悪いライプニッツは、
　　　　　　i::/ｌ::::!　　　ヽ　、 　 　　　 ｌ:::::::::::::::'::::::::ｯ::::::',
　 　 　 　 l/　!:::'､ 　 ｧ､.　　　　　　　 !:::::::::::::::::ｫ:::::!';::::::',　　　　　　　　　スピノザの死後、彼の哲学を
.　 　 　　 ,!. 　|/ ';､. ヾﾐ.`j 　 　 　 ,イ::ｧ:::::::::::::::i '､::',ﾔ::::､　 　 　 　 　 　 ボコボコにしました。
　　　　　　　　" . ';ヽ　　　　　,､y'´ /ｼ ｌ::::::ヽ:::::ｌ　ヾ;　゛丶
　　　 　　　　　　　'|!`=tｰ:::'"／　 /'　 ﾊ::;::::il!';::!　　　　　　　　　　　　　　世間の人々の望み通りに。
.　　 　 　　　　　　　　　'i::: '　　　　　　　ﾘ ｿ ヽ'ﾘ､
　　　　　　　　　　　　　　!'i　　　j　　 　 　 ~ヽ
　　　　　　　　　　　　　　ﾘ ､　／　 ―ー '''"""f,
　　　　　　　　　　　　　 / _冫'''~ 　 　 　 　 　　 ',
　　　　　　　　　　　　／ ´　　 ,､　　　　￣~ ヽ　 'i
　　　　　　　　　　　l!~　　　　/　　　　　 　　　ヽ.　!
　　　　　　　　　　　ｿ. 　　　/　　 ﾝ　　　　　 ､　',　l
　　　　　　　　　　 /　　　 /　　 / 　 　 　 　 　',　', 'i
　　　　　　　　　　/　　　 '　　 / 　 　 　 　 　　 i.　', ｌ



　　　　　　 ,　--r―‐- ､　　/}
　　　　　／／ 〃 ､｀丶、=彳
　　　　/ 〃 ／/　人　　ヽ　＼
　　　 ,'　/　 ／／ 　 ヽ 　 ｀ r‐ﾍ
.　 　 に二彡'´ __＼　　＼　 {r只}}
　　　 ∨⌒l} r'7:::｀ヽ　　,.ﾆﾐ　 Y´
　　 く｀ヽ _,ﾘ　ヽ:::ノ　　 {:::/!ﾊ /　　　　　　　　　とは言っても、二人の哲学に
　　 /｀ヽ､ハ　''' 　 ＿　｀゛∧｢　　　　　　　　　　それほど大きな違いは見られないかしら。
　　 | ﾄ､_/,二＞､ └_'_,. イ ／ヽ
　　 リ __ノ　　 />＜く￣｀Y{_／}　　　　　　　　　『予定調和』は、かなり踏み込んだ決定論だし。
　　 ／　　 ｌ/ (/|：| ヽﾊ 　 ヽﾚ′
　rくﾉ　 　 /　　 央　　 ｀.　l　＼
　{__}｝ 　 /　 ／ 　 ヽ､　 ∨　 乃へ
　　ヾ､／l ／　 丶　　 ｀ヽ｣_,ｲ_/　　｀ヽ、
　　　　　|′　　　ﾄ､　　、　 Y⌒ヽ、＿_/ヽ
　　　　　ヽ､厶__ノ└-､__＞r'　　　 ｀丶､ 　＼
　　　　 　 |ｘ_/　　　　 ＼ｘ_|　　 　 　 　 ｀￢○
　　　　　　じ′　　 　 　 ヽ｣



　　　　　　　　　　　　　 ,．--――--z、
　　　　　　 　　　　　 ／　　　　　　　　｀>、
　　　　　 　　　　　,r´　　　　　　　　, -、;z-､
　　　　 　 　 　 　 |　　　入_　、__. 〈〈´rZﾇ ｀〉〉
　　　　　　　　　 　l、 ,r´ 　 ｀ー-=丶弋ツノｲ
　　　　　　　　　　 ヾl　ﾆｿ、　,斗‐r､//ヽ/ヽ_ヽ　　　　　　　　　つまり、ポイントはやっぱり『神』かしら。
.　　　　　　 　　　　 fil ｢:「{｀　 |::.::: l .l　ヾi ) l
.　　　 　 　 　,-,-,-,-/ じ　　　ﾍ:::ノ　,-,-,-,┐ﾍ
.￣￣￣￣￣Ｌ.Ｌ.Ｌｌﾉー‐ｔ.＿, ----ｲ_/!_ｌ_j_｣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ー-- ､,,_ー=ミ‐-..､
　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿ﾐ::::::::::::::::｀¨ミヽ､::::::ヽ.
　　　　　　　　　　＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 ヽ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､
　　　　 　 　 　 ー=ﾆ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j::ﾊ
　　　 　 　 --─=＝ﾆ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾミ:::::::::::}
　　　　　　　 ,,ｨ彡:::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::彡ｲﾊ::く
　　　　　　／::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::l::::::::',
　　　　 ／---─ｧ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::／:::ﾘ:::::::}ﾊ
　 　 　 　 　 ／/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ:::ﾂ<彡'/:::;イ::::::::::l:::|
　　　　　　　　/::::ｨ::::::::::::::::::::::::::,ｨ/ 　¨''=ｲ _,ｲ:::ｲﾃ ::::::::::ハj
　　　　　　 _,,ｲ／/:::::::::::::::::::::ｲ/ |　　　　 　 ノ　|¨ .::::::ｲ/
　　 　 　 　 　 ∠ イ:::::::::ｨ::/ .|　　　 　 　 　 ､ _｣ ｲ:／.j'　　　　　　　　はい。あなた方が話していたように、
　　　　　　　　　　/ｲ:／ .|ｲ　 　＼　　　‐--- ／|:/
　　　 　 　 　 　 __ ｲ　　 j　　　　　＼　　ﾞﾞﾞ／ 　.ｿ　　　　　　　　　　　 スピノザが内在的なものとした神を
　　　　　　　　 /＼　　　　　　　 　 ／ヽ- '　　　　　　　　　　　　　　　　再び超越者として世界に君臨させたのです。
　　　　　　　／　　 ヽ､　　　　　_ ｲ
　　　　　 ／　　　　　　ヽ､　　Y
　　　　 /　　　　　 　 　 　 ー┴､
.　　 　/　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　/　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 |､
　 　 i　　　／　　　 　 　 ＼ 　 　 ﾊ
　 　 |　　/　　　　　　　　　　ヽ　　 |
　 　 |　 ,'　　　　　　　　　　 　 }　　|




　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r‐､／Y-､　　　 ﾊ　ｧ、
　　　　　　　　　　　　　 ／　,. -‐ ＿_{ rt‐ｪｭ_　ﾚ｀YV　｀' └'７
　　　　　　　 　 　 　 ／ ,／ 　 　 ＼　ｷ ,.-､ ｀ﾇ、　r､ノ二、└‐ｧ
　　　　　　　　　 　 ｲ/／　／　　　く　厂::;-､ヽr彡ヌヽr‐‐ｧ::〉 く
　　　　　 　 　 　 /V/　,イ二￣ 　 r' 人:::{＿_'ﾉｲ〈fｪ} 〈ー'::/ <´
　　　 　 　 　 　 ,' ム二￣　 ｀ー　 乙　｀ーｪ┴ﾇ_彡<´ヌ´-<⌒
　　　　　　　　　}イメf‐ｭ二ー--､＿　￣7__,ｨ⌒}::ﾄ､_〉;:ヽ、厂
　　　　　　　 ／j // j /　　￣｀ー───--Lノ!::| 　 _＼r'
　　　　　　 〃 〈!'/l　ｲ　　　　　 　 　 　 , 一'　 ﾚﾑ､/ ｀T´
　　　　　　ｨ{　　 y ! |l　　　　　　　　　 　 -‐__ｪｧﾍ　}r‐､}
　　　　　　{l{　　　N j{　 　 -─ 　 　 　 ≠三てﾊ｀　ト､, )
　　　　　　ヽ　　　ゞ､jﾄ､　　　　　　　　 　 弋辷ﾇ　 ;L　ft、　　　　　　　　　『世界の作者』という、キリスト教的な神かしら。
　　　　 　 　 ＼　　└' _〉　 ､_=彡'　　 、　　,,,,.　　 j､_ノ!ﾘ_
　 　 　 　 　 　 ｀ー　/(　ﾍ　　 ,,,,　　 　 ,.　　　 　 /そノ≦{　　　　　　　　　ライプニッツは神について色々語っていて、
　 　 　 　 　 　 　 　 {弋‐-､>､ 　 　 　 〈_) 　 　 .ｲ ＜ )二(_へ　　　　　　　 存在証明もしているわ。
　 　 　 　 　 　 　 くノヘゞ、三＞rﾍ　,-､　　_イ≦　Zr'⌒∠壬)ヽ
　　　　　　　　 　 　 く,二≧≠三|　V￣＞x＜二)}／j/／　／＼ﾍ
　　 　 　 　 　 　 　 　 Y^ー三ヌﾑ　∀イ/ }X¨Z´j　　　　　 　 　 X_
　　　 　 　 　 　 　 　 ノフ-‐ナ(／　　V::ﾚ、}ﾍ　ノ　ー-､_＞─ ､　/
　　　　　　　　　　 ／￣ (しｲ'　L/　　/Y　Lj:::}〈　┌─- ￣ヽ 　 ｲ
　　　　　　　　　　 ﾍ　　 二-‐ｧ' ヽ(厂　ｨ久 }::|ﾉ＼ 〈￣＞ュへr'
.　　　　　 　 　 　 　 ＼　　／ r‐厂　 ﾄイ　 X:j　厂　￣/ 个r＜＿
　　　　　　　　　　　　　乙　 ﾄJ 　_)⌒　 　 　 ＼
.　　　　　　　 　 　 　 　 人-'　 r‐'

　　　　　　　　　　　 　 　 　　 ／,.. .:-ﾆ''"_＿　_
　　　　　　　　　　　　　　　〃ﾝ::::::::::::::三ニ=::::::.:::
　　　　　　　　　　　　 　 （l!i´::二ﾆ＝-:;;;;:::..-.:::::::::::
　　　　　　　　　　　　 　,-'从ミへ:::::ヾ::::::.,ヽ::::::::::::::､
　　 　　　　　　　　　　 /::'!::::::､､::::､::ヾ:::ヽヽ:::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　/:::.!l/::::::ヾ::::::､:::::ヽヾ.:＼:::::ヽ::
　 　 　 　　　　　 　 ,'i!:::::.:i.!:lｬ,:::::::..ヽ､＼::::::::＼:::ヽ:::
　　　 　　　　　 　　,' l!i:l::!!:ヾ.i-ｬ.::::､::::::::._ヽ､:::::::ヽ:::::
　　　 　　　　　　_,ヘ!_l. !y::|::l!ｌrt:ｯﾐ＼:ヾ rt:ｯﾃ､::::::::　　　　　　　　　　ライプニッツの『神の存在証明』は
　　　　　　　 ,-=ニ-ﾐﾍﾊ:::::::ｌ `''''"_`_｀ヽ`'''"　ｌ:::ヽ::::　　　　　　　　　　四つのパターンに分類されます。
　 　 　　 　ン ﾆ 二｀ヽ;=､!ﾊl!y''~´　　 ~`ヽ　　!:::::/i!､
　 　　 _..ｨf´　､　`'''‐ﾆ'ヽ..ッ'ｩ､　　　　　　 ｌ ／ﾘl::ﾚｌヽ　　　　　　　　　 あ、お茶もらいますね。
　 _.-ﾆ／　　`'ﾌ´~｀ヽ..X´｀`''''ｦ, r'''~''ｯ ..〆 / ,liｿ |　,.ｧi
‐ﾆ‐'八-､_...:::::n⌒`!~ ヾ' ､.　 ヾ､`'''ｬ''''~´　/ // ,ン´　 ヽ､
´ .ｌ /　ヽ >::::!ｿ/ ＼＼ |ヽ'i 　　ヽヽ､_゛_,,...-zﾝ. - '''´~｀`''ｰ-
　 ヽ　、 ＼__ﾝ￣~`'''''- ..,　ｌ　　　 ゛ ｰ-ｰ'´ /,'　,:-‐''　 ､'‐- .,.
　　　　＞._/ 　 　 　 　 ;　ﾔ ! 　 　 　 ',　　/､ /　　　 !　ヽ　　｀く::　ヽ､
　　　_,.::;;;;/　　　　　　　|　 'i::i　 　 　　',　〈', ｌ i　 ,'　 ,'　　ﾄ　　　 ヽ,　ﾔ
‐-‐''　~ ｱ　ヽ　 　 　　　ｌ.､　ヾ　　　　　,　 i_jy'　,'　./ 　　ｌ ', 　 　', iノ !`
　　　　 〈 i　 ＼　　　　　 !ヽ　＼ 　 　 ｌ ,　 / |　i　./ 　 　ｌ　', 　 　',|､ ｌ
　　　　　ヽ!　　 ' ,　　　li 　'i＼ .liヽ　　ｌ　'. /　| ,' /　　　　ｌ　 ,　　　|　>
.　 　　 　 |:',　　　＼　　',i　 ', ヽ |､ヽ　l.　 ヽｌ | ﾚ　　　　　ｌ　/',　　 'ｌﾒ､
　　　　 　|:::',　　　　ゝ　 i ',　ｌ　 ' ,', ＼ｌ　　 |! |!|　　　　　 ｌ /　i 　 　ｌ　ヽ



≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
三三三三三=／ r'てﾐ孑三＼＿＿＿,___、
三三三三／　　 ヽソ三二{￣　　　　　　 ＼
三三二／　 　／三三二三￣￣ミ｀ヽ孑'　へ
三三／ 　　／三三ﾆ――ﾆ⌒ヽ　　ｿ　／￣￣ヾ
三／　　／~三三彡: : : : ヾソ＼ ＼/.　(　,,;ー―ヽ　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
＿／三=='"ノ―‐、 / 　 ーヽ .} 　{l 　 //　　　　　　　　　　 　 |　　① デカルト的な証明　 　|
:::::;;二 　 　'ヽ゜　ノ 　 　 　 /.　|　 {l　 /　　厶　　　　　 　 　 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
ヾ;;;　　 　　　 ￣ 　,, 　　／,,　 |ヽ、|　 {__／ ノ
┤''　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |:::::::ヽ　　　　ノ
ヽ,　 　.　　　　　　　　　＿_, 　 |:::::::/ ヽ、
＿_ヽ　　　　　 ー‐―'". 　 　　}　 {　　 {＿＿／
　　　　＼、　 l　;;　　　　 ,;　／:}　 ヽ::; ;::　　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
＿＿弋=======＿＿＿ー':::::/　　　＼∥　,,,,,,,,;"　　　　　　　|　　『完全なもの』は存在する、という主張です。.　 |
　　　　======＿＿＿＿::::／　　;";,,;　ヽ ノ　　　　　　　 　 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　ヾヾ　　　　　　　　　　''''　　　　　／　　弋::::::::::::::
＼、　　　　　　　　'',;",;　 　 　;;;''';／.　 　 |　ヾ::::::::
　　=========弋弋弋ヾヾヾ　 / 　　　　 |　　ヽ:::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 ヽ　　 ＼::::
　　　　　　　　　　　　　 　　　/　　　　 　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　　＼　　　　{l ﾐ
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　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀丶、
　　　　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:／:／:.:/:.:.:./:./:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　/:.:.:.:.:./:.:.:/:.:.:.／:／.:.:.:.////:.//:.:.:.//!:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ
　　　　 .':.:.:.:.!:.:l:.:.:.:!:.:.:/:.://:.:.:.:////:.://:.:.:. ///!:|:.:.:l:.:.ヽ:.:.'.
　　　　 |:.:|:.:.l:.:.|:.:.:.|:.:/:.://:.:,∠///:.://:.:.:./// l:.l:.:.:.l:.:.:.:l:.:.:丶　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　 |:.:l:.:.|:.:.|:.:.:.|/／/:／ｰｧ-/:.://:.:／//___l:.l:.:./:.:.:/:.:.:.:ﾄヽ　　　　　　　　　　| 　 ② アリストテレス的な証明　　|
　　　　/:/!:.:.l:.:.l:.:.:.l弁≠ミftｯ､/:／/／.,//-‐､ヽ∨:.:./:.{ヽ:.:.'.　　　　　　　　　 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
. 　 　/イ:.l:.:.:!:.:.!:.:.:.ﾄ込zｸｲ≠､/'´ ,'/ｨz=≡ミ,/:.:./:.:.l　 ＼',
　　 /´/:/l:.:.:{:.:.'.:.:.:.! 　 　 　 　 　 　 { ´ゝ仗〉':.:/:./:.:!　　　ヽ
　　　ノ´　ﾄ.:.｀r､ヽ:.:ヽ　　　　 　 　 .　〉　　 ￣/:.ノ:.:/:.:.:.!
　 　 　 　 |:!:.:.|l ヽ丶:.:＼　　　 　 ＿´　　　／/､:.:./:.:ﾊ:.{　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　 　 i:|:.:ﾉ＼'＼｀‐-ヽ　　-´‐─｀　　　 / /:/|:/　ヽ!　,-ﾍ￣ヽ─────　　　|　　全ての現象の『第一原因』がある、.　|
　　　　　　ﾘ:/|:.:./:.了ヽ　 　 　 　￣　　 　／ノ!／￣￣￣￣|　',　 ',: : : : : : : : : :　　　|　　という主張です。　　　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　j/ j:./:.ﾊ:.｀、 丶、　 　 　 　 ∠:.:.:イ 　 　 　/ 　　.l　 |　 |: : : : : : : : : :　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　　　　　　ﾉｲ:./ j:.:..トヽ 　＞ ､_　イ:.r '´　 ＿＿__ ノ-‐　　|　 |　 |: : : : : : : : : :
　　　　　　 　 j/ ノ从|_＿r───‐／ﾉ　/￣　 ／　／￣ ∨ (_| 　|: : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　 ／, ─| |￣￣／ _/　/　　／ 　 /　　 　 ￣l│　|: : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　(／∧ :| |: : r/　//　/＿__　　　/ 　 ＿＿／| |　 |: : : : : : ／: : :
　　　　　　　　　　 |/､Ｙ/:| |:.／ ／/　/|└┤　.／-‐´/:.: : : : :.| |　 |: : ﾑ≠´: : :
　　　　　　　　　　 |｝}〈〉{:|r┴ ´ ∠.ノ| |: ／ ／: : : ／ : : : : : :.ヽ!＿!／:. : : :／: :
　　　　　　　　　／:ヽ∨/|｀￢'´: : : : :| !/_／: : : ／: : : : : : ／: : : : : : /: :／／: :
　　　　 　 　 ／: :.弋ﾉ{}フ| |: : : : : : : :| |:.: : : :.／ : : : : : ／: : : : : : : :/ : /: /: : : :
　 　 　 　 ／: : : : : : ∨: : } }: :─--‐: } }: : ／: : : : : :,　': : : : : : : : : :|:／: /: : : : :
＿_, ＝ ' : : : : : -＝=----:} }: : ＿-‐: }└──────‐┐: : : : :.|: :／: : :／
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ┘|: : : : : : : :￣￣￣￣￣￣￣l　!: : : : : : : :r　´
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐




　　　　　　　　＿ ＿ ＿
　　　　, -=ニ{ r┴､ﾚ‐､ﾊ
　　　f´　-―〈 {:;｛＠}､:}ｿ1
　　 /{　-―　 く／:.＼>l　!
　　l| Y´￣ 二二ゝｴソﾍl |
　　ﾊl| /´_　　 ｨr::ﾍ　>=V　　 _　　　　　　　物事には必ず原因があるかしら。
　 ｜ヾ fｒ:ﾍ　　ゝ-' / ソ　　/⌒',
　　{　∧ ｰ'　＿.､　{ 厶〉__/　　 }　　　　　　その原因にはまた別の原因があり、
　　　 {　丶┌､{ノ イ三.｝　}　　i'ｰ､　　　　　またまた別の…と、遡っていって、
　　 　 ＼「/ ､_|７〉{二 」 イ　r┤ /＼
　　　　　[ | __/ｿl|/ て｢　人 ＼.ノ＿ノ　　　　最後に行き着く『原因を持たない原因』、それが神というわけね。
　　　　　 /}__∠ﾘ　＼＿}Y_}ゝ┘不
　　　　　l 〈r｣､ ―-　｀ﾊ　〈 }∠ﾚ'´
　　　　 /く/＼/　　　　{ ＼￣ /
　　 　 く_/へ　　　　　　＼ ￣
　 　,／:ヽ7ｰｔ ＼ 　 　 ｌ 　 ＼
　／:::::::::/: : : ∟.j＼ 　 l 　 　 ヽ
/::::::::::／: : : : :{: :廴 i＼　 　 　 ハ
:::::::::/: : : : : : : }ﾉ: : :} 　 ＼　　　 ﾊ

ニ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=ニン':::::::,'::'::::::::::::::::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_､/:::::::::::::.:::::i:::::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::_ｪZ_,ﾘﾞi::::::::::/i::::::i:::::::ｉ!　 . ‐､
"::::::::::::::::::::::::::/tﾆ::::::::´::,ﾆ-‐'i　し'j　/::ﾝ:::ィｊl:::::::!:!i::i　i´　,: .ﾝ"j､､
:::::::::::::／:::::ン::ヽ!:::,::::::;:,'.　　　ヽ= '／´／Lｿ,':::::::り:ｉ ﾉ　 i/　 /　 ,}､　　　　　　　　　③ 永遠の真理による証明
""ヽ‐-､:/_/ﾝ'7／i:::://　　　　　 　　　　 i　,'::::::,' 'ｿ /┐,'　,i{､ ,r'　,_'ヽ
､、　 ヾ､ ヾ. 　!´ .l::://　　　　　 　　　,. _,:' /:ﾊ::i ,rｰY'7-､yゝ'ｨ'ヽ ヽ　 ヽ.
　ヽ　　 ﾞ:､ ﾞ,; 　 　l::iヽ. 　 　 　　　,:' 　,: ／:/　ﾘ `ｰ//ゝ:' `ヽ､､ｨ:ヽヽ=' i
　　ヽ. 　　'､ i',.　　!:l　 `::.､ 　　‐'"｀ﾞ¨´ヘ､|! 　　　//　　　　　　｀i　ﾞ'　　i
　　　ヽ　　ヽ.i ﾞ　　ﾘ　　:::::ヽ､　 　 , '´F＝＝＝＝ﾞ＝ｦ 　　　　　i 　　　.i
　 　 　`, 　. ヽ!ヽ　　..::'''''':,',' ｀`'' ",r‐;fテ''j~￣￣￣ ,'　　　　　　i　　　　i
　　　　 ﾞ,　 i　 i　ヾｪ､_,ン ,' ;　_,:r'´　　　'´-,　　　　/ 　 　　　 　.i　　　　.i
　　　　　i　 i　,'　ヽ､___,ン　.ir'~´　　　　　 ﾆ;―― '　　　　　　　.i　 　　　i



　　　　　　　,.-ー 「｀ヽ ー‐-、rｖx_rｘ
　　　　　／　 　 　 ',　 ＼.　 ｛ /了示ｋ
.　　　／　　　　　 　 ',　　 ' ,　{ﾍ（{_薔X}
.　　/　　　　　　　　 　 >　、　｀Y{ :7^ﾊ::》
.　/　　 　 　 　 .,' / ,／　　｀丶､ yﾊﾝv彳
　i　　　 　 　 _::i　i /　　　'´｀　　 ｀ﾘﾊ_ﾉ
　l　　　: :i　 ,'rヾ＝=.､　　,x"=、　 /i｀ー'
　',　　 : :|　: :i ト、　 )）　/ ﾋし　　 i ﾉ
　 ヾ　 : :i　: :ト、 ） ﾉ 　 '　弋ｿ　　｀ハ　　　　　　　　永遠の真理とは、
　　　ヾ;､:＼:l.i >/、　　 　 　 　 　 /　l　　 　 　 　 　 『いつでもどこでも真理』ということかしら。
　　　　　＞ｼ=￣}　 、 　 　｀ ー ﾉ_}ノ
　　　　｛: :_-=‐￣}└ｔ＞ - ―<´ _}　　　　　　　　　　そんな永遠の真理は、人間の精神に宿ることはない、
　　　　 入: :_-－ 〕V └〔ﾆ下二〕　　　　　　 　 　 　 としているわ。
.　　 　/　 〔: :_＝‐〕 ヾ　| i7/ヽヽ
　　　/ 　 　 〔: :_‐ ゝ　 、/,' 　 ＼＼
　　　}　　　　 〔彡ｸ　　 Y''i　 　 o｝ｘ」
　　 /　　　　　.ﾉｼ　　 　 i 弋_　 c/　!
　　 {　　　, ｨ_７ 　　　　ｙ 　 　｀=ﾉ ,/
　　 └‐〈/!＼〉　　　　ﾉ　 　 　 く 　＼
　　　　 ﾉぃ|」　 ＼ l　 ＼　　 　　 ヽ 　＼



≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐
　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　ゝ／: : : : : : : : :＼
　　　／: : : : : : : : : : : : : ＼
　　 /: : : : : :┌---,----i─
　　| : : : : : : :| 　　/ /i＾i |
　　| : : : : ,--v 　　　|_|_ﾟ| |
　　|: : : : | d.　　　　　 　　'┐　　　　　　永遠の真理は、永遠の精神に生み出されるものだ。
　 　ヽ: : :ヽ_　　　 ┌── |
　　　 ヽ;;／　　　 　＼／ /　　　　　　　 この永遠の精神が神というわけさ。
　　　　　 _|＿＿__┌ -　′
　 　 　　/:_:_:_:_:_:_:_:＼　　　 ∩
　　　　 /　/ ￣ヽ, 　 「　　 / ~￣,⊃
　　　　 |　 i 　 　　＼ |　／＼　ノ
≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐

　　 　 　 　 　 　 　 /|:::::::::::::::::::::ヽ.:.:.:.:､:.:.:.:､:.:.:.､.:.､.:.:.:.:.:.::｀゛＞
　　　　　　　　　　 /{::|:＼:::::::＼.:.:.:＼.:.:.ヽ::.::.ヽ:.:.ヽ::::::::::.:.｀゛ｰ- ..,__
　　　　　　　 　 ／:|::',:ﾄ､::::::ヽ､:.＼:.:.:.＼:.:.ヽ:.:.:＼.:.:.:.:.:::.:.:.:.:::.::::_;:-'´
　　　　　　 　 //:/:::|::',|::'､:::::::::＼:.:＼.:.:.ヽ:.:.:＼:.:..＼::::::::::::＼､::::＼
　　　　　 　 /!::|::l::::/|:::l:ヽ:＼::ヽ:.:＼:.:＼.:::ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:＼::::::::::::＼￣
　　　　　 　 |/l::|::|::|:ﾄ､:::::::::､､:ヽ､:.:.:.:::::::::::::::ヽ::::.:ヽ:.:.:.:.＼:.:.:.ヽ:::＼
　　　　　 　 |::|::/l::|::|r‐ヽ:::::ヽ(ヽー,―＼::::::､::::::::::ヽ::.:.::::::.:::::::ヾ.￣　　　　　　　　　　これはどうでしょうねー。
　　　　　 　 }//l::|:::|{（:::）ヾ､:::ヽ ＼!（:::） ヽ,:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、
　　　　　 　 |/l::|::|:::|ヽ==''" ＼:ヽ、ヽ=＝'" |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､::::＼　　　　　　　　 真理は精神にのみ宿るわけじゃない
　　　 　 　 /　',|::|:::|　　　/　　 ｀゛　　 　 　 |!::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､::ﾄ､_｀ ゛`　　　　　 　 　 と思いますが。
　　　　　　　 　 .l::!::::ﾄ、 　'､　_　　　　　　 　 ||::::::::::::::::::::::::ﾄ:ヽヾ|　|￣￣￣｀ヽ、
　 　 　 　 　 r'"´||',::::',　　　　 　 　 　 　 　 　 |:::::/l:::::|＼:::ﾄ､ヾ |　| 　 　 ／　/ ＼
　　　 　 　 / 　　ll　',::', 、 ｰこﾆ=-　　　　 　 /!::/ ヽ:::|　 ヾ､ 　ﾉ ﾉ　　／ 　,ｲ　　　ヽ、
　　　　 　 ,'　　　 | 　'､:, ＼　--　　 　 　 ,. '´　|;'　 l ヾ､. 　 ／／　　　　　/ |　　　　l: l
　　　　　　|　　　|!　　ヽ; 　ヽ 　 　 　 ／.:　 　 i! 　/ 　 ゛／／　|l　 　 　 /　|　 　 　 | |




　　　　　　　　　　　　　 　 、 ／::::::::::::::::::－ - ､::｀'ー;=‐
　　　　　　　　　　　　　　　 ){::r:::ｖ:､::::::::ヽ、:::::::::｀'＜,＿,
　　　　　　　　　　　　　　 /／:ト､{::::＼::::::::ヽ::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　 |l::::l::|:::::＼:::::＼:::::::＼:::::::＼:::＼
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ:::ｌ:|:::ｌ､::::::::::::::＼:::::::＼:::::､{⌒ヽ
　　　　　　　　　　_,､-ｒK"´|:＼:::|＿＼:::ト_､_､::::::::::ヽ:::lヽ ー - 、
　　　　　　　　 ／　　　｀ヽ,}∧::::|､ﾟノ　ヽ!ヽﾟノヽ::ヽ::::Ｎ　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　まぁいいでしょう。
　　　　　　　／　　　　　　/'　 !::{、 　 _ _　　　/::/}ﾊｊ　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　 次ラスト。
　　　　　　/　　　　　 ヽ l l　 /l:l＼　_＿__　／ｊ/ //　　|｜/　　　 　 ＼
　　 　 　 /　　　　　　　ヽ!| 　 ｌヽ　＼＿_／　 ／/　 　 l |/ ／　　　 　 ＼　　　　　　　④ 予定調和による証明
　　　　 /　　　 　／￣￣￣＼＼＼＿_＿_,／／／￣￣￣＼　　　　　　 ヽ
　　　 /　　　-､ /|ｌ　 ｌ　　　 　 l　｀￣￣￣￣　/　　　　　　　 ﾄ､,r,＿　　　 ヽ
　　 /　ヽ､ヽ‐､/　l!　 l、　 ヽ　 ｌ 　 ＼　　　　/　/　　 　 l|　　|／ _,､-'ニ,,_　|
　　l　　　　　｀⌒ヽ､　 ｌ ＼ 　＼＼ ＼＼＿__ｌ　/　　　　 |!　 /ｰ'"　　　　 ｀｜
　　|　＼　　　　　　 ｀￣｀ヽ、　 ヽ ｌ＿）　,ｒ‐/ｌ/　　 　 ／￣´ 　　　　　　 　 |
　　ヽ, ヽ＼　　　　　　／￣｀'－ ､}｣_￢'⌒´} /＿,.－'"￣＼　　　 　 　 ／／
　　　 ｀￣｀＼ ＼　ヽ |‐ｧ、　　　　　､ヽ、/￣´　　　　　　r‐|　　　／／￣
　　　　　　　　｢￣＼_｣-' /＼＿_｀ヽ、ｌ∥l| ｌ　/　 ＿＿／ｰ'|＿／￣
　　 　 　 　 　 l.　　 | ￣｢　　　　｀i. l} l |! l| ｌ　!　{　　　 ｢￣´ l
　　　　 　 　 　 l.　　|　　! 　 　 　 (/{//　/ヽヽ}ヽ） 　 /　　　ｌ

　　　　　　　　　　　　 ,ｒ T ´￣ ＞ ―､
　　　　　　　　　 　 ／ ﾊ 丶 ヽ {　/￣ヽ二ﾍ
　　　　　　　　　　/　 /'´＼ ヽ　}｜　_ｆZﾊ }｣
　　　　　　　　　　ｌ //＿　　丶､ヽ／　}ﾋｼ∨
　　　　　　　　　　l /´ __､　　 ￣ ﾞヽ／_ﾑ／
　　　 　 　 　 　 ｒ:ﾚ Yｆ::い　　ﾗ::ぃ　「 T´
　　　　　　 　 　 込!　ゝ:ｿ . 　{::::ｿ !/Ｙ´　　　　　　　　これはモナド論と関係してるから、
　　　　　　　　 /{!´ ヽ""､_　　　r ｰ|! ┐
　　　　　　　　 ＼ー'彡＞ .｀´イ{ゞ=' 丿　　　　　　　　ライプニッツ独特の証明かしら。
　　　　　　　　　 l〈＿_ 〉イ＾ト ､ f´￣ 〕、
　　　　 　 　　　/　 Ｌ.ﾉ／l¨l＼ └ｔ‐彳 ',
　　 　 　 　 　 〈　　 ゞ=' /cヽ　〉┘７¨　 〉
　　　　　　　　　 Y　,ィ⌒i c　 /｀ヽ　　／
　　　　　　　　　 ｣/l }、　}､c/｛　 /ﾄ､/
　　　　　　　　　 〉 l }::::Y /{}ヽ{トｲ/　 〉
　　　 　 　 　 　 |　l |:::::}〈/lヽ/|::::!| 　{
　　　 　 　 　 ／ヽ l l:::/　/{　 j::〃　/＼



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, 　 ,,,.:-‐,,..... -
　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ::':ﾙ'´:ｰ''´::::≦-
　　　　　　　 　 　 　 　 　　　r''ﾆ、:::::ニ＝-:､::::二ｪｪｯ=-‐
　　　　　　　　　　　　　　　 r'::::::ﾆ-､::::::::ミﾐヽ､::::::::::::::＝ﾆ＿
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　 　 　 　 　 　 　 　　　　,':::,'::::iヽヽ:::ミ:::::､:::::::::＼:::::::::::::ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::::!:::::ヽ:ヽ::::::::::`:::::::::ヽ:::ヽ::::::ヾヾ､
　　　　 　 　　　　　　　/"i::::::::::::ｉﾞ_､:::::::::!＼vヽ、:::::::::ヾ:::＼
　　　　 　 　 　 　　　　　 i:;::::l::',:li ｏヽ`ヾi. Y'ｏﾞﾘ､:::::::::::iｰ=ヾ
　　 　 　 　 　　　　　　　/ lﾊ::::',ｉﾞー" 　 ′ ー" i:::::::::ヾ､　　　　　　　　モナドにはプログラムが組み込まれています。
　　　　　　　　　　 rｲ￣'",ﾆ､!:::::i.　 　　. . 　 　　,':j::lヾﾔ-､_　　　　　　　調和のある運動をするように。
　　　　　　　　　／ |　　　l　lｻ!::iヽ 　 . --､ 　,.ｲ::l!';:l　　　 ,ヽ
　　　　　　　　　|〉　!　　　|　l八ﾞ!　＼　￣ .ｨ'　/ｉ! i '!　　　i　i　　　　　　そのプログラムを設定した技師がいるに違いない、
　　 　 　　　　／<　';,.　　 l　| ヽゞｬ-､`＝ﾝ　_ｿ, !　i　　　 ,'　ヽ　　 　 　 それが神だ、ってことです。
　　　　　　　 〉ヽ-`'　i!/｀`ｉｰ',　 ｀`-ﾆ_--‐'ﾆ-' ,'　 / ｉ　 / i　i l
　　　　　　　/ 　' , ,,,i'´!、 l-　ヽ=- -‐-;'''´　　　 　　 ｌ　　, ' ,' .i
　 　 　 　　/　　　ﾞl　i　 'i　j/　 ,..-‐'￣　　　　 　　　 !　/　　　|
　　　　　 /　　　　 ll､ヽt,ｹﾝｪ‐'´　　　　　　　　　　　 ,!'　　　　.|
. 　　 　 i┴､＞ﾆ ﾝ`''＝ｰﾝ´ヽ　　　　　 　 　　　　　/ヾ!ー,-,ﾝ.i
　　　　 ﾘﾝニ--/　　 　, ' 　　ヽ　　　　　　　　　　 /　 |､-‐'´　 i
　　　 ／r'　 ii" 　 　　/　　　　　　　　　　　　　　 /　　ｌ　　、 　 i
　　　く lハ　l:l　　　 ｲ ＼　　　　　　　　　　／　 /　　<　ﾐ､､`ｰ.k
　　　　|.　　 l::',　　/ｼ　　　　　　　　　　,　'　　, 〈　　 ノﾞ -ｰ､-ヽ.i
　　　　!､　　 !､::ｰ::k ヽ　　　　　　　　' 　　,　'　メ､　 ﾉ　　　　`ヾ,!
　　　　　`ー-､_ﾆｨ_ ､ ﾆ ー　　 '''' ーー '　　,　- .ﾒ∠､.　 　 　 /



　　　　　　　　-――-　 、
　　　　　　, ヽ　　＼　＼　ヽ
　　 　 　 /　/ﾍ　､　, _‐_-､, -_-､
　　　　　,.　/ 　ﾍ　 { l　, ｒｰ┐、!}
　　　　　|　l´｀　　＼ く 人_人　>
　　　　　l　l　　　　 　＼ | |ｌ |／!
　　　 　 {!｜ Ｏ 　 　 Ｏ lL!L!.ノ}　　　　　　　　世界はあまりに合理的に出来ているから、
　　　　　 Yヽ"　､＿　 " .ノ{＿.｣　　　　　　　　 その設計者がいるに違いない。
　　　　　 ｢二} r― ､/￣｣ー{＿}
　　　　　 〔二!└‐ ｲl￣　l　 {._｣　　　　　　　　　ニュートンの考えもこんな感じかしら。
　　　　　,ｨ／｀i　{._/_|＿.ﾉ ｒ－､}ト、
　　　　//!_　,ｲ　 /　|　　　Ｌ 　 Y}ﾊ
　 　 　{ ∟ｲ ｣}　　 ﾊ 　 　 　匕ﾉ_丿
　　　　廴＿ノ'　　/　l　　　　　＼
　　　　　 ／ 　 ／ 　 !　　　　　　 >

　　　 　 　 　 　　/:::〃i::::',::::ヽヾヽ::ヽ＼:､＼:'.,',`ヽ::::::::::ミｪ､､､
　　　　　　　　　/::::/::!::'::::::':,:'.,::::ヽヽ､::::::::::＼＼',:::::::::::::::ヽ￣
　 　 　 　　 　 /::::::i:::::::i:::､::::::::ヽ:::､､:::ヽ::::､::::::＼ヽ､:::::::::ヽ:ミｰ
　　　 　 　　　,'::;::::i:::::::ｌ!::!ｧ､:::::::::ヾ:､rﾞ=､::::ヽ::::::::::ヽ::::::::::::`、ヾ､
　　 　 　　　 /ｼi::::i::i::::!:ｉi （::ﾒヾ､::'.,ﾒ （::ｿ,ﾞi::::ヽ:::::::::ヽ::::::::::::ヽ、
　　　　　　　/'　i:::i::!::::::i '=ﾃ'　｀ ヾ::ﾐ＝"　ﾘ::::ヽ::::､:::::::::::::::::::::ヽ、
　 　 　 　 　 　　i:::!:::i:::::!. ヾ　.、　　`　　　 l!i:::::::::::::'::::::::::::::ﾐ｀ヽ　　　　　　　ニュートンにはちゃんと信仰心がありますがね。
　　　　　　　　　 'i::::l !i:::'､　｀　　　　　　　　! i:::::ｌ::::::::::::::::::::ヽ`ヽ
　　　　　　　　　　'i::l　i;lヾ､. ＝=-　　　　　, ｲﾘ,:::iﾞﾃ､::::::::::::ミヾ､
　 　 　 　 　 　 　　';i　il 'i:ヽ 'ー　　　　,...:':　: i! ';:i'ｼ' ｀` ｰ-=:､ヽ
　　　　　 　　　　　　!　!　'i:::'、　　 ,...:'::::::　　: ! // , ', -‐'''''ｰ ､＼
　　　　　　　 　 　 　 　　　ﾘ　`ｰ ヽ､::::::　　 ; ,'/／〃　　　　　｀　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀`ヽ､ //　 〃　　　　　　　　　ヽ



　　　　　　,. ‐ Ｔヽー‐ ､
　　　　 ／　　　',　＼ ､ ,>-､
　　　 / .:.!　　.:.:∧　　 〈(⌒ﾞ}
　　　i .:.:.:|　 .:.:/　 ｀＼:{7ｒ{薔}
　　　|.:.:.:.∨:／ ＿　　__ヾﾝ,ﾉ
　　　ヾ,:.:「ﾞ7　 ＿　 　 __ |/
　　　　 ゞﾐく___ww　 ,　w,厂ヽ　　　　　　ライプニッツは、そこんとこちょっと微妙かしら。
　 　 　 ,.-k′_〕 ⊂つ ,ィ、
　　　／　 ヽ､ ﾞ]｀ ＝´　 ﾉ　　　　　　　　 デカルトと同じように、自分の説を補強する道具として
　　/ 　 　 　 孑 |::ll::| 孑ﾞ＼　　　　　　　 神を持ち出してるとも考えられるわ。
.　 ヽ、　 :/　 ﾁ　ﾚ'l」　ﾁ　 ﾊ
　　　 ﾞ1　 :/　＼　･　〃 ﾉ /
　　　　|　 :|:　 　 ＼_〃　　|
　　　,.ｲ　 :| __ 　 /::/｀ヾｉ ､|
　 ／:/　i ::!　　　￣ ,/＼.　＼
／:::/ 　 | ::!　　　 ／::.::.::.＼　|



　　　　　　 , -- ､　　　　 　 　 -.──- 、
　　　　 　 //￣ヽ＼ 　 .　'´: : : : : : : : : : :`　、
.　　　　　 | |　　　＼Y: : : ニ: :_: : : : : : : : : : : ヽ
　 　 　 　 | | 　 　 /: ^｢: : : : : : : ¨: :-､r」⌒Y⌒Y^ヽ
　　　　 　 ヽヽ　 /: :.:∧:＼: ｀ヽ: : : r'´　 ソ^ヽこ イ ヽ
　　　　　　　ヽ＼: : /／＼ ＼: : ＼:.＞　 >　 ,ィ二ヽ ¨ヽ
　　　　　　　　`ｰl ./ 　 　 ＼:＼: : ＼｀フ　 } ,ｲｲ! lI1iｶ　 ）
　　　　　　　　　 '/　　 　 _,　｀ヽ､: : ､.: ﾌ　 L入ﾊ三 ソ　<
　　　 　 　 　 　 }| 　 ￣´ 　　 　　＼.:ヽゝ　｀ゝl;;|二l;;|ヽノ
　　　　　　　　 rハ　ｘ＝ミ、　　 　 　ヽ ､.:.:> -!;;|＿!;;|ソ　　　　　　　 それにデカルトもライプニッツも、
　　　　　　 　 ハ　', {f:::::::rj　　　 　 ｰ-‐｀ヾ:; : |;;|_ｿ.i;;|　　　　　　　　　神の存在証明をしたからって
　　　　　　　ｲ{{八_ﾊ ` ﾆ　'　 　 　 仆::::;小 ヽ:;|;;}/　l;;|　　　　　　　　　信仰心があるとは限らないかしら。
.　　　　 ∧_>'´￣｀'、　'''　　　,　　　ゞ -ソ ／ﾙ'´.　 ´｀
　　　　　Ｌ/' 　 　 　 ＼　　r　､　　 ,,,　 ／_,ノ┼ー--、　　　　　　　　 下手なことを言うと
　　　　　〈　　　　　__⊥＞_.｀´　__　. イ仁二二}　　　 ヽ　　　　　　　　 スピノザみたいに社会から破門される時代だったもの。
　　　　　 ﾊ　　　 { r─一イ｢下.＼__　 ヾ＝＝ﾕ　 　　 ｀,
　　　　　　「＼ / , ヽ`ー'ｲ/c|｜ｌヽ ∨　 {三三ゝ　　 　　)
　　　　　　に>Ｙ　　　 了//ー|｜Ｌノﾉ　　iニニ┤　　　 ;´
　　　　　　l　｀ ヽ　 　 　 l//　　|├一i　　　￣了´　　_/
　　　　　　ゝ　　i　　 　//　 　 ！ﾚ'　 　　　/ )ゝ　 ﾞ/

　　　 　 　 　 　　 　　 　 　　　／　　,／/ _､-
　　　　　　 　 　　　　　　　 , '/ ／‐'::::,､ﾝ'／
　　　　　　　　　　　　　 , ./:::ﾚ:::::::::::::´::::::ー--...､.._
　　　 　 　 　 　　　　　_iV::::::::::::::::_::_::_::::::::::::::::::::::::::::::::::=-
　　　　　　　　　　　r::'::::::::::::｀ヽ三ニー-::::ニ:::::::::-=ﾆ´
　　　　　　　　　 ／::／三:::＼＼ヽ:::::::::ミ､::::::::::::::_:::＝≧ー
　　　　　　　　　/:::::/:::::ンヘ＼＼ ヽ:::::::::::｀ヽ:::::::::::::ﾆ三三ｪ-
　　　　　　　　 //i:/:／/:::,'i::::ヽ＼＼',､::::ヽ:::::::::::::::::::::＜'´
　　　 　 　　　 !' /::;:':::/:::,'::i　i:::ヽ:::::::ヽ:ミﾐ:::::ヽ､:::::::::::k-ﾆヽ､
　　　　　　　　　 /::i::::l:i:::i､::',. ',::::::ヽ::::::::ヽ::::::::::::`::::::::::ミヽ､
　　　　　　　　　/:::ii:::l::i:::L::::':,::i:::::::＼､_:::ヽ::::::::::､::::::::::ヾ､
　　　　　　　　 /::/i:ｉ::l::i::i f:::j､:;::::',ヾ:::,rt:::j､＼:::::::::::::::::i､＼
　 　 　　_,rｰｧ'/'´ i:ﾊ:l::lﾘ`＝‐ヾ'､::､ﾞヾ､ﾆノヽ::::::::::::::ヾヽ､.　　　　　　　　　　特にライプニッツは、性格が悪く頭がいい。
　　　,r''"　　　　 i.ﾘ/ﾘ::',ﾞ　　　　　ﾞヽ　 　　 .,!::;:::::iヾ::',ヽ､ ｀`ｰ-
　　/　',　 -､ 　　 i//::l:ｌﾞ､ 　 　 ､ ..　　　　..:':l::i!ヾl:::ｌ lヽｉ ',　｀ヽ　　　　　　　 こういう人は、自分で思ってもいないことを
　 ∧　 ', 　 i i　　 i i:　ﾘ　ヽ.　‐-- ､ 　 ／ /ﾘ　/ !/./　'　'　 ﾞヽ　 　 　 　 　 どんどん書けるのです。
　 ,' ヽ　 ',　i 〈　　 ,i i::.､　＼＼　　　..::'::: /　! 　 , ', ' .i
　 ､　ヽ　　ｉ 　 　　'ヽゞﾐヽ、ゞ: `ﾆ:´:::::''　_,. -／／　 i
.　 ヽ、ヽヽ　 i　　　 ',ヽ､`ヽﾐヽ､ 　 　,.:-'´,. '´／　　 ﾉ　　　　 /
.　　 iヽ ＼i　.i!ヽ　　　　 `　､`'-､､､､､- ',ン'' 　 　 　 　　　　/〃
　　　i　 ヽ.＼ !　　　　　　　　｀ ｰ-ー '´　　　　　　　　　　, ' //
.　　　i　　 ヽ､ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 , ' ／ '
　　　 ',、　　　ﾞﾞ'i＼ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　, ir'　ヽ=
　　　　iヽ　　　　i!　ヽ ヽ　　　　　　　　　　　　　　 ,　'／i! 　　/



　、 /　　 l　　　 l　　　　＿ 　　 ヽ
　／、　　 ヽ　、 l　,　イ /ヽﾍ　　 |
'　　　―´ 　 .＼ ,く＿/ゝ二ノ ＼/
　 　y－､ 　 　 y－､＼　　 ,＼／
　　弋__丿　　 弋__丿　 Y 〈　　　　　　　　自分の説を自分で信じてなかった、
　　　　　　 　 　 　 　 　 lｰ┘
｀ｌ　　　　　　Ａ　　　　　/　　　　　　　　　　って可能性があるのかしら？
_」　　　　　　　 　 　 ／、
ｰ ､　　　　　　　,　'´　 /
　/ ＞‐t_j‐＜l {―=ﾆ´＼



　　　　　　　　　,ｲ∠.-７_
　　　　 　 　　 i::::::::::::::::::::ミｰ
　　　　　　　 ｒ'::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　 　 　　ｎ l:::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　 ｒ ┘! !i:::::::;:-‐'''''''ﾞ'´￣''ヽ　　　　　　　　HAHAHAそんな傾向があるってだけです。
.　　　　 {__.　i　ﾚ/ 丶 　　　　 　　ヽ
　　　　　　ヽ ヽ_.|　　ヽ 　j 　 　 　　ﾞ､
　　　　　 　 〉'´ ﾞ!　　/ ノ 　 　 　　　冫――――――‐,
　　　　　　 ヽ 　 | 　 |ヽ､　　　　　　 // ･ ・ ・　　 ・ ・ ・/
　　　　 　 　λ　ｉ､　.lﾞl,　 　 　 　　 // ･ ・ ・　　 ・ ・ ・/
　　　　　　　|　i　`　.ｉ　＼. 　 　 　// ･ ・ ・　　 ・ ・ ・/
　　　　　　　ヽ､ヽ=ィ 　　 l 、　　 // ･ ・ ・　　 ・ ・ ・/
　　　　　　　　 ＼_.＼＿__|＿＿_// ･ ・ ・　　 ・ ・ ・/
　　　　　　　　　'―r―┬‐┬―.l l ･ ・ ・　・　・ ・ ・l
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　　　　 　 　　　　　　〉ﾆ|　 .|=-ｪ-l.l 　　・　・　・　　 |

　　　　 ,ハ :::: :::: :::::::::::.::::::::::::::::ヽ::::::::､::::::::::::ヽ ::::::..ヽ::::::`､ :. ::::::ヽ :::::.:.::｀ヽ、
　　　　　　|／| ::: :::リ､:::rＮヽ＼::::ヽ､::::ヽ､::::::丶＼　::.＼:::::ヽ .:. :::::｀ヽ‐- ､_:::＼
　　　　　 /　 ﾊ ::.:.::!　V　/　 ＼ヽ::i ヽ:::| ｀ヽ::､::｀ヽ丶､:::丶､::､ :::::...､::::＼　｀`ヽゝ
　　　　　　　 { ヽ.: ::l 　　/　　　　 ヾ　ヽ:i　　i| ヽ::::ヽ＼｀`'' ‐---::::ヽ:::＼rヽ、
　　　　　　　　　 ';:: :! 　〈　　__　　　　　ヽ　　|　 ',::::::: :＼:.::､｀ヽ:＼::::::ト ､::丶、
　　　 　 　　 　 　|:: ﾊ　　`　　　　　　　　　 　 　 }:::::::. ::::ヽ::ヽ::.:＼:ヽ､ヽ　｀` ｰ-
　　 　 　 　 　　　|/l:ハ　　 ､　＿＿　　　　　　　ﾊ:::::.::| :i:.:ヽ.:i::: :､:ヽ}　｀`　　　　　　　　では私はこれで失礼します。
　　　　　　　 　 ノ ﾉ'　l心　　`ー‐一`　　　　　 ,. '|:::::::| :| :.::.N :;､!`､ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 |ハ　　　　　　　　　,　'´　i!::::::| ::|　:.ハ | ＼ヽ!　　　　　　　　　　ご主人によろしく。
　　　　　　　　　　　　　　ﾘ ヽ　　　　　 ,.　'´　　 ,/!/ |: :::､　!　 i|
　　　　　　　　　__　 __,.ノ/ 　 ヽ __,,.　'´　　　　　 ノ　l,ｲ:: ﾊ:{ 　 |
　　　　　,..､,.ィ"r''"´　 .:::　　　　r　　　　　　　　　/ /　|､:! ヽ、
,,.. -‐''"´　{　　 ヽ　　 r　　 i　ヽ＼　　　　　　 ／　　　: ヾ丶､
　　　 l　　 |　　ヽ ＼　　　　ｌ　　＼!　　　　　/　　　　　　 ヽ　｀ヽｰ-､_
　　|　|　　　　　 ヽ　 ＼　　 ヽ　　　　　　　　i　　　　　　　　　　 ﾉ /　 ヽ､
､　 |　|　　　　　　　､ 　 ＼　　　　　　　　　　ノ　　　　　　　　／ / r　　　｀`丶､




　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _〉⌒Y 　f⌒Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ￣￣/￣｀ヽ__
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　＿ T　 |　　　へ＼ﾌ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿_ 二|二|二ー､　　∧
　　　　　　　　　　　　　 ィ´＼一 ＞|　 | 　 ｀ヽ　/
　　　　　　 　 　 　 　 / ё 　｀ё￣!　 |　 /　 ∧
　　　　　　　　　　　　{ ,,;,　「￣|　,;, 」　 　 {　　　　　 　 　 　 　 Ｒさんバイバーイ。
　　　　 　 　 　 　 　 」　　 | 　 ! 　Y　　　ヽ
　　　 　 　 　 ､＿　/ミ､　 ヽ__/r‐┘ ＿__ノ　　　　　　　　　　　……主人？
　　　　　　　(_/ /＼ミr‐{:「ﾌｲﾄ'::7　〈
　 　 　 　 　 / 　　　￣/ゞ//|{ﾌ/　　'.
　　　　　　　{　　　 _ ,ｲ　/〈/::[　　　　'.
　　　　　　　|＿_／　/　 じｲ|ﾄ､)　　 　 ＼
　　　　 　 　 　 　 ／　 　∥||　　　　　　　＼



　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　 ＿
　　　　　　　　　ゝ.　 r､_＿ ´￣｀_ {　　｀　　　っ
　　　　　c 　 　 　 >〈　＼r-｀´-､: ;´｀ヽ　　　　っ
　　　　c　　　　 Y. :/｀ ＜}z{介}z/ ＼: :l　　　　っ
　　　　　　　　　 l: :i　,　 ､ヽゝチ　 ,　i|: !
　　　　　　.　　 八ﾑ Q　　Qゞｲ　 Q /ノ
　　　　　　　( ( 　 ゞ､'' r ､ ''' 彡_ '''rﾉ　　))　　　　　　あれっ、ハデス様がいないかしら！
　　　　　　　　　 ノ　 ≧z＜zxzrｲ｀Yゝ
　　　　　　　　　　　 ﾄｿ　 人: :j､´￣}ﾘ
　　　　　　　 r-zー '　/　　z介〈ゝ-'.
　　　　　　.　 ￣ﾚz　 ｊ　　　,朴､｀ヽ.
　　　　　　　　　 ,ゞイ　xfzｲﾉ: :ゞx､ ∨
　　　　　　　　　{xfz＜ソ｀´:｀Y´: :ゞx:}

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. -‐‐‐- ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}〉ソｰ-/／ 入　ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 あ、終わった？　　　 　 >仝＼/／__,.ゝ､　 >
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o|ii_ii_:|oﾆ二三＿___,.>'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　''''''}￣~フハ　　　　　　;/;'　/_,;,7'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;;;''''/_　 / | | `ー-‐'´_,,,/'　,,/r'~`ヽ';
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,r'~ `V　ヽニニニ二､-'{ 十　）



　　　　　　　r=＝=- ､
　　　　　 ／ム: : : :i⌒v=:､
　　　 　 ': : : :ﾉ＼: :｛r込zﾘﾊ
　　　　 | 彡く　　 ヾ:メ=イ : i
.　　　　ﾊ} .r=ﾐ 　 Y-ﾐｰ､: : ,ﾞ
　　　　人_,ゝ:ｿ　　ゝ:ｿ　-ﾏ ＿
　　　　 「:人 　 ∧　 　 .rﾁx{ /＞―=＝ﾐ　　　　　　　　　　んもーどこ行ってたのかしら！？
.　 　 　 ト: : ＞ﾑ斗 ＜ゞ彡イ}イ￣!　　　 ｀ヽ
　　　 　 ＞､_　x介x:{　　ゞ'´)!｀ヽ_ﾉ　　　　　|
　　 (￣　　zﾊ　ﾏ::::::.ゝ　　　ﾉ　　　　　　　　;
.　　　　　 人:i:}　{｀´八ﾊ　　|　　　　　　　／二＞､
　　　　　　 〃.　 ﾏ　　｀j　　〉､＿_ 彡.':´|　{:i:i:i:i｀ヽヽ
　　　　　　/ 　 　 ∨　/　 ／.:::::::::::::j_:_:::j／｀Y:i:i:ムﾊ
.　　　　　く　　　　 i　,ﾞ　 /.:::::::::.｀マ´:ﾉ 　　／ﾍ:i:i:i:j__}
　　　　　　ゝzfrz＜}ノzfﾘ.:::::::::::::::::::::::｀ヽ／　　 ゞ'´
　　　　　　　　（__ノ（＿)ﾊ:::::::::::::::::::::z=='
　　　　　　　　　　　 　 　 ＼::::::::::,ﾑ::|
　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　 ｀



　　　　　　　　　　,　 ‐,=＝＝=‐　､
　　　　　　　　　〃　　　, -‐‐- ､　ﾊ
　　　　　　　　　|i 　　i !! 　　　　i　iﾊ
　　　　　　　　　|i　　_ｌ｣L =-‐　__ヽrﾍ、
.　　　　　 　 　 //´　 ヽ.____ , '´　f ｒｖ'´)
　　　　　　 　 //　 　 　 　 ∧ --ﾍ乂/
.　　　　　 　 // 　 　　　　/＼｀Ｔフ n{　　　　　　　いや、長くなりそうだったんで、
　　　　　　 /厶　　 -‐=≦､_　`く　ｨ凧
　　　　 　　｀,ﾆ=‐　､　　　　 ｀　 _≧=‐'　　　　　　 ケルベロスに餌やりに。
　　　　, -＜　　　　 ｀　　 ‐-=≦､＿
　　 ／　　　　　　　　,ィ´ 　 ｢ ｢｀ヽ‐､｀ヽ.
　 /　　　　　　　 　 /i ﾄ､ 　 l　!　　ヽ.ヽ　',
. /　　　　　　　 　 //i l　 ＼j　!　 　 ｉ　i i i
/　　　　　　　 　 /＼i l　　　lヽ!__,ノ^|　l_l |
　　　　　　　 　 ム　/ハ＿__l__j_,　イｌ　　 |



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┼ヽ　 -|r‐､.　ﾚ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｄ⌒)　./|　_ﾉ　 __ﾉ

本編の進み具合が芳しくないので、おまけでお茶を濁す…
すまぬ…すまぬ……

乙でした
なんかアマデウス的な創作のテーマに出来そうな二人ですなｗ

Rって誰だろ･･･

イギリスの伯爵か

もしかしすると、スピノザこそが神を必要とし、ライプニッツは単に神を利用しただけかもしれませんね。
全てを愛そうとしたスピノザに対し、全てを従えようとしたライプニッツであるなら、中々皮肉な対比でしょうね。