やる夫とハルヒの故国復興奮闘録 外伝その１
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アカデミー編集部編
『 帝国の民話１０１選 第１巻 』より
_ .. _
.,．_"´ ､‐ - ~"_ ．
／ '´_..-`-'〇‐=._ ､ ヽヽ
/,.' ´ ´￣｀ ｀. .`､`、 ,勹
.,'.,' i ', __＿ く く __ｎ＿
.i.i ゝ _ ﾉi i ＿ └ｰｔﾉ ＼） ７,仁ｌ己
(､ l.l -_= ＝￣="‐"＝_ﾆ ﾆ ,l ﾚ'"´ ,ｧ-￣｀ゝ 广ｰ┐ ｢L.、00 〈ﾊ⊆广
とヽ、_ ~" ＞ ´ ／ ￣￣ //二
.ヽヽ､*)- ..,_ ｨ' ,.' └─┘
.ﾄvﾍヽ￣ ∠l ﾄ /
´ヽﾆヽ ､_ .,_⊂⊃_,..ﾉ.l ``､､ {
.ﾆ ヾ ｀"ﾃ'' " i/.ｲl ＞ヽ
'.ﾆ､ ヾ ﾉ .／ ',i ／
.`.ﾆ､i´ ｀'/ _,．`､ r ! 00
`ﾆY ヽ_´.＼ ` ｜| ｎ ＿ｎ__
,r-.>.ｰ i .､ヽ ＼ ヽﾆフ _｣ 己 ,⊆) __ｎ__ ⊇ ⊆
_,∠ｭｧ,ﾍ`ｰ'( ) ﾉ ヽ （⊆广ﾞ _ｎ_,､ └っ ） `弋乂 (⊆广
,ｨ'ｧ ) r‐ > .〉ヾヽ .i └i rﾍ〉 └‐' （ ⊂´
./.i' .,r''"￣" '' ‐- `',,_ ノ ,' （才Ｐ_） ￣
i , / ,.ｲ´｀ﾉ"i ‐ ､ ノ
ノ ﾉ i././ i i ~"'' T" i､',
Y .{ ii .i ﾉ ヽ ヽi ` } } さく：あきゅう・の・ひえだ（アカデミー蔵書室）
｀ ｰ " `ｰ-.L ＿ ,,ｨﾍ､_｣ L.ﾉ.ﾉ‐' え：りんのすけ・もりちか（アカデミー蔵書室）
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- 214 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:00:02 ID:CQ.z7mjg0
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～ 保護者の方へ ～
本書は過去にあった歴史的事実を元にしておりますが
各所に物語的要素を加え脚色したフィクションです
人物名等は不明な点が多いため仮名を使用しておりますので
お子様が鵜呑みにせぬよう、配慮をお願い致します
※先日、歴史の授業で恥を掻いたとクレームを頂きましたが
当方での責任は負いかねます、ご了承ください
アリアメス暦723年
初版第3刷発刊にあたって
著者：アキュウ・ノ・ヒエダ
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.- 215 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:00:16 ID:CQ.z7mjg0
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むか～し、むかしのことでした
＼ いま、国をおさめている帝国が生まれてまもない
ｰ､|､ みんなのおじいちゃんもおばあちゃんも
＼ヽ|､、 生まれていないころのおはなしです
ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ / ／ /
＼ |ﾆ⊃ ⊂ﾆ/ ／
＼ | ＿＿＿＿＿＿ | ./ / ／｀ /ヽ
| |-‐ ''''""´￣￣ ￣￣￣ ￣ ￣￣| / ／ / / /
ヽ | ┌┐ 冖 「＿＿￢ 「 冖 ┌/ ／ ／ ／
＿ ｀丶,,,..ｒﾍﾞ´､ﾍ⌒ｙ｀～ゞ＾~ゞ｀ｰ''＾～ﾍへヾ､､ｒ､ / ＿/ ／｀
ノ￣｀ヽ､. {､ヾ～ゞ＾ﾐﾍﾞ､ヾゝ,,.爻ゞ.~ミ～ﾍ⌒ﾐ＾～ﾍ´ミ.:/ ｒ''"´￣ヽ､_./
==＝‐ ''ll. ..|｀'''ｰ- ...,,,＿＿彡⌒.;:＾ゞヾ~ｊ＿＿,,,... -‐'''"´| . ll`ー＝===ﾉ
ヽ. | _「Hｭ ￣￣￣ 「┌..| / /｀
|. |「┌同ｭ┌冂 ─ｪ__┌ｭ＿ ＿ ｒ┌「Π┬ｪ| l├ :| ／＾ /
ヽ ..|｀"'' ┴-- =ﾆL 」＿l＿ｭ_[|_匣┌_,｣」Lﾆ=' -─ ''"´| / /
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ヽ. | |Τ| | / ／
ヽ＿＞｀"'' ─- ...,,,＿＿|⊥|＿＿,,,... -─ ''"´｀.L＿／
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.- 216 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:00:34 ID:CQ.z7mjg0
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あるところの、とあるお城に
とてもうつくしい女の人がおりました _ _ _
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∧二7 / V」―‐| n__ _比７ ヽ.__| ﾛ ﾛ ﾛ ﾛ | 叩 叩 叩 叩 叩 |
| | 厶ｲ [l [ｌ ［ｌ |八___,癶ﾆ|／ / Ⅵ:ﾛ ﾛ ﾛ ﾛ | 叩 叩 叩 叩 叩 |
n_____| | | | ｢ l | / ／＿＿/ ［l ［l | ﾛ ﾛ ﾛ ﾛ | 叩 叩 叩 叩 叩 |
/＿＿|_|_|＿_|＿＿＿l__|____|―┴片 | |￣￣￣￣:l￣￣￣￣￣￣￣￣￣:|
__f辷l＞'´ | |＿＿＿_|| 匸Ⅱ三Ⅱ三Ⅱ三Ⅱ三Ⅱ三Ⅱ三ⅡΞｒ┐ 癶二二二二|￣￣|「|
_」二Lｌ「へ.．-ｒう｢￣￣:| || | F冖冖ﾔ| 二二二|＿＿＿＿｣ || |
ｒ‐/ ＞'´ ＼j : ｊ ｊ ｌ|＿_|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿＿＿| | l | || |
内 / /'´ ￣ ￣ ￣￣ ￣￣￣｀ ＜ヽ ＿,r―┬―┬'¨ | l___r―┴＜ヽl|_|
処辷宀冖ｒ―――:､ ￣￣￣￣￣ ￣ _ｒ―'´ |エエ| ＿r┴＜廴_ヽヽ. Yヾ ＼
| | ｌﾞー＝＝＝＝＝＝:､＿＿＿＿rｪｪｪｆｆｒｪｪ㌢￣ _人-エ| _／ ヽ ｀ヽ. ﾞ込
/三孑⌒ヾlL__________|＿＿ __ __ ＿ ｌ ｌ |｢ __ｒ‐:､＿／ ￣｀ヾ | ﾊ ＼ ｀
/三了 ／ﾞY｀ヽ ￣｀ヽ ヽヾトミー介ーｒ――-- ．.____|レ介ｰへへヽ ｀ ｀寸 ー
_ .イ /ヽ/ ,／ iｌ ＼ ｀ト､ ミ ﾊ ＼ ＿ ＼ ヽ ｀ヽ ＿
,ｲ ﾚ 〆 .ィ八 ヽ ＼ ｀寸 ｀ヽ ￣ 「 ヾー ∠⌒ヾイ⌒ヾミメ八
| ／ / ィ´ ヽ ﾊ 介 ､ ＼ ＼ ヽ ｀丶 ＼ ＼ ｀ヾ ヽ
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.- 217 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:00:53 ID:CQ.z7mjg0
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||: | ／￣ﾟ｡ /ヽノ ｛ /＼ノ |＿__ヾー ､´ ヽ ||┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
／ .::::У ＼_j′/!i＼ ＼} | 〕 ＼ | その女の人は、いだいなる皇帝へいかの血を引いている
〔￣￣厂i:l ヽ| j´ / 川｀ ￣ !ノ ∨ こうしゃく家をあずかるとってもえらい人でした
7 | j ! ,_i_| /'| /_____j,/ | {＿＿＿ ∧ なまえはユカリと言い、みんなからは『ユカリさま』とよばれていました
/ ／:! 从iﾞ花ﾚ ﾚ´花イ′/ .八 {｀ヽjヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ー―ﾚ| }i ノ ,.,.,.,.| / ./ ヽ | ／ ＼
i八.ハヽ 川 ／ j └z‐ ミ }
└‐l ｰ |' ′ i ∨ ｀V
l i ∧｀ , イ| | :|. i ∨〔
| !{ ｉ:｀¨爪ヽ_／| ∧ ' ￣ ヽ ＼
| !|::! l ! | }| / /:::/ ＼ ヽ
/| !|::! l ! |ノ }j /::::' ヽ ＼
/ ,| !|::! l ! |:::::}| l|:::::l ∨⌒ヽ
/ /:| !|::! l ! |:::::}| l|::::::, ∨ ＼＼
/ / / /:|::! l ! |:／ト､_jr‐┐ j′ Ⅵヽ＼＼
/ /{ :! {ト‐=ミ_l厶 "´} {_j ハ { }＼ ヾ::.
/ / jⅥ:|| ≫ °::::::::::::⌒ハ´:::::::! :! !、 ヽ }:|ノ{
/{´ / ∠二二}::::::::／::::{_ ーく{＿＿＿_,:{ }i |＿ヽrイ {
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.- 218 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:01:42 ID:CQ.z7mjg0
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かの女のおさめていたところは
たくさんのこう水がおき、みんなをくるしめていました
みんながたいへんなおもいをしてつくった作物は
。 。 たくさんの水のせいでだいなしになってしまっていたのです
。っつっっつ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
__っﾟー＝＝っ。つ つ。っっつ ザッパーン
,,ｒ'"~ __。っつっっつつﾟっっつ。
, -'"::.;;'' ;;:;／ ,,ｒ'"彡三三。ヽ っ。つ っ。つ :.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;; ;;:;: :::''"'- ､
, -'"::.;;'' ;;:;: ／ ／／彡≡≡≡ミミ っ。つ。っつつ :.;;'' ;;:;: :::'':::::''::.;;'' ;;:;: . . . . : : : : :::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;／ ／／／／／'":;.;'":;. :. ヾヾヾ っ。っっっ ;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;' . . . . : : : : :::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::.;;'' ;;:;: :::''::.;; ／ ／／／／／／ ' ;;:;: :::''::.;;'' ヾヾヾヾっっ。っ。っ ;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::'': . . . . : : : : :::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,.;i；';.,,,.;i；' ／ //////／／／ ';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,, i i i彡っっ。つﾟっ,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i . . . . : : : : :::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
彡彡ミ／ ////////// / 彡彡ミミ===彡彡っ。。つ っ。彡彡ミミ彡彡ミミ彡彡ミミ彡彡ミミ彡彡ミミ彡ミミ
彡 ／ /////////////彡彡ミミ ≡≡≡彡。つ っ。≡≡彡彡ミミ≡彡彡ミミ彡ミミ≡彡彡ミミ彡彡ミミ
／ /// i i i i i i i i i 彡彡ミミ彡彡ミミ⊂彡。彡ミ≡彡彡ミミ≡≡ﾟ彡。ミミ≡≡≡彡彡ミミ彡彡ミミ彡ミミ
彡彡// i i i ヽヾヾヾヾ。ヾヾヾﾟつっっ。三彡彡ミミ三三三三彡彡ミミ三三三三三彡彡ミミ三彡ミ。っつっ。彡ミミ
;;, ,;;ww,,;;,,w,;;, ,;;,www,;;, ,;;,ww,;;, ,;;,www,;;,.,;;,w,;;, ,;;,www,;;, ,;;,ww,;;,..,,;;,,www,;;, ,;;,ww,;;, ,;;,,;;,,
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| どうしたらいいだ…… f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_ | オラ達の畑が…… |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
ミ 彡 ミ 彡 ミ 彡 ミ 彡 ミ 彡 ミ 彡 ミ 彡
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__,. -=- ,、
'「'_r.'´_r-、>r-、
//｀Y´_>,_ﾉ<_ﾝ'、 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
i | r'_r',!ｲﾉ)ﾉﾝ,), むら人たちは、ユカリさんにどうすればよいのかききに行きました
ﾞ "ﾞ" ﾞ"ﾞ " ﾞ ヽ>,_(..ｨﾉ!ﾟ ヮﾟﾉ)´ ユカリさんはこのあたりで一ばんのものしりだったからです
｀ｰ '(kOi =ikつ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,＜/,_|鬥|ヽ
ﾞ "ﾞ" ﾞ" ﾞ" ﾞ" ｀"-r_ｫ_ｧ-'" ﾞ "ﾞ" ﾞ"ﾞ" ﾞ"
ﾞ "ﾞ " ﾞ"ﾞ " ﾞ"
ﾞ "ﾞ" ﾞ"ﾞ" ﾞ"
∧,,∧ ﾞ "ﾞ" ﾞ "ﾞ" ﾞ" ∧,,∧ ∧,,∧
ミ,, ∩,∩ |ヽ,,ノi ∧＿∧ ∧＿∧ ∧,∧ ）ミ,, 彡
∧∧(,, ∧,,∧ )∧∧（ ∧∧ ∧,∧ ∧,∧ ∧,∧ ）( ∧,,∧ iつ ﾐ)
.(,, )| ミ,, 彡 (∧＿∧( ∧,,,,,∧ ）∧∧（,, ） (∧＿∧ ミ,, 彡 ∧＿∧
(| ,ノ (ﾐ ﾐ) （,, ） i （,,, ） ( ,,)i ノ（,, ）(ﾐ ﾐ) （,, ）
| |～ ﾐ ﾐ （ ）.| とi iつ(| ,ノ i （ ） ﾐ ﾐ （ ）
し`Ｊ ∪ ∪ ｜ ｜ | ｜ ｜ | .,| |～/ソ ｜ ｜ |. ∪ ∪ ｜ ｜ |
ﾞ "ﾞ" ﾞ"ﾞ （＿（＿） （＿）＿） し`Ｊ （＿_）＿） （＿_）＿）
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.- 220 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:02:19 ID:CQ.z7mjg0
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ユカリさんはむら人たちのおねがいに
＿＿＿__ _..-ニニ=-､ そのうつくしいかおをほほえませて、こう言いました
/:/' ＼＼────､,､＿＿ ／:／ ＼＼ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/:/ /＼＼ ＼ ／／:､_ ＼＼
|::| / ｀ ヽヽ ／ィ´ `ヽ ﾉ:::ﾉ
|::| ,ィ( ＼＼rｧｧ'´ ,r.､: ヽ ／:／
ヾ:､__{ ＿＿／Y^ヽ≧=-..＿＿|＿ヽ_У／
〉`＝７￣≧＿|＞^ー─ｒｧ'⌒)＞-rｧ'~y≧、
-=≦二＞≠ｸ |/ヽ':|: : : : :|! | ヽ|ノ: :ﾊ では『ていぼう』を作りましょう
`７ヽ{＼f─'| l ! ｌ: | }! l !:∧
ｌ: : :|: :|! | ,ｲ ' ﾊ | j ｲ| λ みさなんもてつだって下さいな
|: |: i!./ :| ,ｲ /Y|:! ｲ ∠|z!j ,'｜ !:ﾄ､
|: l l Y{'ﾉうT|'! ﾘ|ｲう:}ﾁ', / / | | :.＼
ﾊ ヽ l ､＼`"´ ,' ／ `"´/ｧｲ,ｲ /!ﾘ:. ヽ ＼
,' ∧ λ l ヽミ、 ' .ｲX||,∠|_!|ﾄ､:. ､｀ ､
ハ ,ﾍ | |､ヽ ヽ>:.._ ` ´_.ィ_:.:＿|L.ヽ!≧､:≧:､ ＼:. ＼‐..＿
, :/ ∧ヽ|:lヽ:l |ﾊ|＝≧手ﾗﾄ≦７ ヽ__,r‐ｧ<r‐､:≧:､ ヽ:... ＼ ｀ - ._
/ :/／|ﾊヽ＼|:| !へ_＞/::/l:} ＼{'＿r'ヽ'lTl:､i:､:|i≧=-､､:＼:... ＞-､. ｀ - .. _
/ ／ ,!:｜,＞ﾘ /|￣!,. ヽ{:/ ､ ∧ｌ＞<i:i:i:､i:i､i:i!iii:iii:i:i:|∧ヽ:.､｀ヽ、 ＼:.._ ≧-.._
／ /, |{iiiii/,ｲゞr‐ｆTi^Y^Y^Yヾ/:i:､i:i:i:､i:i:|i:i:i:i:|iii:iii:i彡Yﾊ :.ﾄ､:. ＼ ::| ＼-=､ ＼ ヽ、
／／ ／,ｲ!: ||ii/ｲiiiiifY|:i:|:⌒i^i^i^iYﾊ=≧＝=-:Li_ソiii:iｨi:|"へ_|__:.! :.ヽ ヽ:! :. ヽ. ｀ー-､ ＼
, '／ ／／＼ヽ!}i{ ヽiiiii|:i:i:i:i:､i:i:iヽi:i:ﾚ’ `>K._ ヾゝ<´ ,.r≦r､＞ |:.:.ヽ } .:. / ） .: ヽ
// /／: :|: : :ヽ}iiiil Yiiﾞ､i:i:i､i:､i:i:ﾚ' ｀><._ :.!:.:.:X |У `ー-./ /:...ノ／ ' .: :}
. /ｲ . ,'´ |: :|: : : :＼_i! ﾘヽii>i≧ﾁ': ｀><_ :l:.:Kノ|::.. ｀ -＜_ __|_ .: :/
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.- 221 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:02:43 ID:CQ.z7mjg0
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∧_,,,
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ヽ;::;,.:;.|)
～（;:ﾒ:;:,|
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|__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿
|＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿ ∧_,,,
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|＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__ _ ＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿__,,l＿|＿__,,|と; : :;ヽ ＿|＿__,,|___
|__,,l＿__,,l＿__,,l＿ //´'ヽ､;;::::;__;ゝ;ﾆヽ.＿__,,l＿__,,|___ |.,:;ﾒ::）～ ＿|＿__,,|＿__,,|__
|＿__,,l＿__,, ,,. -‐''| l､ `､ //｀ヽl | _,,l＿__,,l＿__,,| Ｕ｀Ｕ |＿__,,|＿__,,|＿__,,|
"" """ "" ／ ＼ヽ､.,__,'ｒ-'､___,//ヽ.""" "" """ "" """ "" """ "" """" """ ""
／ ヽ.,_,ゝｒ-‐;＞-‐'⌒ヽﾍ‐‐'_/_!
/ __,r'"7-‐ｧ' i ｉ 〉-､/ ヾ.Yヽ
_!7r'￣_,,.!-'"／/-‐ﾊ-/| i ./i ｀ヾ.!_/
i ン´ ｲ/./ /!ｧ';.ニ;ヽ| ,ﾊ/‐|､ ｉ ',!〉
く ｀Y´ ／ |/ ./ｲ ! l,l i ﾚ' 'ｧ;ﾆ;ヽﾊ. i i ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽ._! / ! ノi. ` ゝ‐' ｉl | ﾊ/!ﾍﾉ かの女はむら人たちのため
,' !／､ﾍ 〈 ﾊ " ' `'',,i. Y こうずいの水をふせぐていぼうをつくりました
/ ヽ〉| .i､ ､. _ ,ﾊ .' はたらく人たちのそばをはなれずに
／ ,' ﾉ !へ､, ,.ィｧ'|ﾚ' かれらをはげましつづけました
,' / /| |ヽ、 ｀＞-ｧ'"ｲノ| ｲ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
i | ./, '"´::', |ﾍ,.ｲ＞ｧｰ-r'7､|r'ﾝく7
,ハ !ｲ:::::::::::::::ヽ!r'ンiヽ､／ﾑ_」ヽｰﾚ'､
〈 ./::::::::::::::::::::::ﾍ/!/ﾄ､,_〈_ハ〉:::ヽ;::::::':,
ﾉ` i:::::::､:::::::i:::::::;:ｲ/::i::::::::::::::`'::::::::::::Y::::〉､
'Y ヽﾊ;::::::__ｧ-'‐ヽ､ｲ::::::::::::::::::::::;:::::::::::;ﾊ:::rり
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.- 222 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:03:02 ID:CQ.z7mjg0
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＿ ＿ ＿ ＿＿_ そのおかげでていぼうはぶじに完せいしました
l＾lニl＾lニl＾lニl 十/i~i~i~i#::/______/~ヽ个卅 それからと言うもの、ユカリさんのおさめる地はゆたかになり
'"''^^^^"''"''"''"''"''"''"'''''''''''"| 田 | 田|'"''"'''' 帝国の中でもっともみのりあるばしょとなったのです
''"''"''^^^''"''''''''"''"~~~''"''～"''"''"^^^^'"""'"''"'～～'"'' ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
|- - - -/⌒ヽ - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
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. （_＿）＿）. .（ ；´－｀） ( ,,ﾟД) ∧∧
wji!w rw,'rilwji!w、 wWkil （ ） （ ） rw,'rilw'rrr、 wjWilw'r (ﾟ-;;ﾟ ,) rw,'
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（_＿）＿）. し´ |;; ;; |～
し~'J
'"''"''"'''～'''''"''"'~~~"''"''"''""''"~~~''"''"''"''"''"~''"''"''~''"''"''''"''"''"''"''"''"''""''"''"'～'"
WWWwwwjij,,.、,、,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwl|ili、,、,, ,, ,;;iijwiijiyw
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″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″
ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ ｖ
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.- 223 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:03:22 ID:CQ.z7mjg0
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| ! r‐ｰ',!
| ! r‐ｰ1 lﾞ .lﾞ
i-'" .,〉,, ―-, ,lﾞ ,i´ lﾞ lﾞ
ﾞ‐'ﾞ| ﾚﾞ,./ '''､ ｌ │ ," lﾞ │
. l / ﾞl | _,,,， | ,lﾞ .|,,,,,ﾉ
./., | ,!.| _,,,―'''",,,,,lﾞ .Ｌ,,,ﾉ .,ｒ'"ﾞﾞl
.././| ! / lﾞ ,,,―''''"ﾞ,,,,-‐''"｀ .ｒ'"＾ﾞl ヽ-'゜
.ﾍlﾞ | ! / ./ │| _,,,-''''" ヽ-'゜
| ! .|,／ ‘＾
!ゞ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
人びとはユカリさんをたたえました
「オラたちをすくってくだすった聖女さまじゃ」と
かの聖なるきしになぞらえるようになりました
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､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o,
n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n n('o')n
ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ
l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l
ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ ｎﾊﾊｎ
l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l l(ﾟﾜﾟ*)l
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ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ
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し'｀Ｊ し'｀Ｊ し'｀Ｊ し'｀Ｊ し'｀Ｊ し'｀Ｊ し'｀Ｊ し'｀Ｊ
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.- 224 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:03:33 ID:CQ.z7mjg0
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""'''::;, r ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, r';;;;;;;＿ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r ';;;;;;; ,r'.::i:::::〉＿,r';;;;;;;;;;;;;;;;〉､ﾞ::::::::::::::,r／,r ', r ', r '';;;;;;;;;;
""'''''::;;;;;;;;;;;;;;;;;,r ';;;;;;; ／:,:r'ﾐ:::ゝ;;;;;;;,r';;; ,r '''７::::ri.::::,' ￣ﾞゝ､;;;;//;;＼:::::::::::::::::' r'彡 r '";;;ｉi;;;;;;;;;;
'"''ヾ::: ヤｲ ;;;;;; ﾍ::`,r';;;;; r' .i:::／/::::/ :::::::::::::゛ゝ;;;;;;;;;;` 7:::7ゝ'"′ii;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;
ﾍ::ﾍ､_;;;;,r.ﾍ:ﾍ;,;;i r:/' i::::i r-‐- ､ _jノ二ミv .7::7;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;
ヾ､::ﾍ､_ ;; ,ﾞヾゝ__ｿ:' /::７' `ゝ￣.( ｛ {芒ｿ丿.7::7;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;
゛''≡三ﾐヾ¨ヾ:::/::/:广卞十ﾞヽｪ_ヽY二´彡7::7ゝ;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;
i;`丶ﾍ'¨ﾞﾍ=ゝ .|｀i､: : ,rﾞﾞﾞﾞﾞ旦ﾐ〈ﾔﾊｨｿ 7::7iﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;;
＿ヾ;;;i : : : : : ﾔｪｿ;;ﾔ: :/ｪ=ｭ.i: : : .ゝ=':( 7::7-‐､゛ﾞﾞﾞ""ｉi''''::::;;;;;;;;;;;;;;ｉi;;
〈:γｪ‐ｨ.:: : ィ､ﾍ､: : : ﾞ''‐-ｱ: Y.. _／:::〉:: :.7;;7彡ソ
ﾍ:ﾞ¨"'' /i.: : ::i _,ｪﾔ''-ｨ: : : : : : : i:: :ﾐ .dk.-ｲ::7;ソ .i
=≡: : i: i､:i､: i"ﾋｿ ｉ;: : : : : : : : i: 彡i ミ.7::7::｀ﾞ'',i
ii i `xi､ヽ. ﾘ.i: : : : : : : ::i: : Δ :7::7ﾍ＼ｲ〟､
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ﾞ ､.＼ ＿ ｿｌ'i : : : : : :i: : : Δ:7::7: : i ゛〟 i､
水をくいとめ、人びとをゆたかにした ﾞ ､i ｉi::丶 r゛ ﾚi.: : : : :i: : :.Δ.7::7. : : i i"'''"
かの女のこうせきはゆるぎありません ｉi .i:i: :丶 ,r' ､. i: : : : ｉ.i: : ∠7::7Δ : i iﾍ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ i: i:i: : :i i: :i:: ｉ i.: : : ｲ 丶､: 7;;7 .Δ : : i i ﾍ
／: : :ｉi: i i: i._ィ ﾚ: : / .7;;7''"ﾞ⌒ﾞ"''､.i: iﾍ.､
／: : : : :i,,. r '" i: : :.i , r '¨7;;7 ': : .i: : ﾍ､
,,､ｪｴﾃ"r': ,r' ￣""',r': : : i " 7;;7. i' i /: ヾ'､ ﾞﾍ､
,,r:ｿ''" .,r':/ / r',: : : ﾊ i. 7;;7-i‐-ｭ､. i: : : : : ﾍ｀:ﾍi､
,r:'" , r:': :i / ,r'_ /,ri.: : ′iヽ､_ｨ''7;;7 .i:::::::....゛丶 .i : : : : : : ﾍ:ﾍi｀i､
{: i ,r:': :,〆: i /, ''"￣ .{〈 |: : : : :.iゝ"`,.7;;7廿卞廿十､_＼.: : : : :: : i '. ｉi
'､,:r: : :／/: : :,'" __ ゝi: : : : : i ./_ｭ_｀､ｲ三三三三亠与: : : :: : :i ｉi
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.- 225 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:03:48 ID:CQ.z7mjg0
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| ＞ 、 | ＜ ´ //＼ ＿ ―
| ｀＞＜、 /／/ // / ｀´ |
∧ ＞< / ＞ / / / / ﾊ | |
| ／ / 斗 ― ﾃ ┼ ― 廴´ ﾊ ハ |
´ i / i / ./ / /个 斗 / i |
/ .ﾊ .l i ﾊ / / ./;;;;;i /;;;;;ｉ | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
/ / i l l 、廴_/ －云ﾃ、;;l l;;;;;;;ｉ ﾘ ・ ・ ・ ・ ・
/ / ｉ .ﾊ .ｌ ハ::::::不丈丁ミ、 ｌ ｌ;;;;;;;ｌ ｌ ですがかの女の見せた"ぜんのかお"はそこまででした
//＼_ｌｉ ｉ.i l l .i.乂:::::::::う ;;;;;;;;;',| |;;;;;;;ｌ ｌ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
./ ｌ .ｉ ｌ .ﾏ .ｌｌｌ .| .＼ー ´_ ;;;;;;;;;;;;',|;;;;;;;;/
/ l l /＼ .ｌ | ﾊ ￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;
/ ∧ｌﾊ ﾊ ! ハ. !
/ ／ / ｉ ﾚ ＼l;;;;;;;＞ ` ー ´
/ / | /l ∧/ ｌ∨;;;;;;;;;＞ 、 .＜
ｌ / l l l / i ＼ｉ二>┘‐≧ー≦´|ヽ__
ll ヽ ｌ＼/ /二二∧:::ーーｌ 二二二_/
ｌ ＼.ｉ /―-/ ｉ::::::::::::＞ｱﾋ 、::::::::::::ヽ
/￣￣￣￣‐.ｌ /ｌ::::::::::::::::＼ ／ ｉヽ ＞、::::::
./ ﾏ ｌｌ:::::::::::::::＞ ´ ／/:::＼ ｀＞
/ ﾊ ⊥ ＜ ＞ ´／:::::::::::::::＞ 、
/ ／￣ ｉ ＞´ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
/ ／ > ／
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.- 226 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:04:01 ID:CQ.z7mjg0
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, ゝ､＿ ＼ /´ヽ ゝ、
, ￣ ７ｰ---イ i
,ｨ' / ヽ、 i i ﾄ、
// / / `.ﾒi | | ', i
/ / / , / |`ｰA.i__i |
i ,' / /ｰ／--+ / ﾘ i￣ |
| ! ,/ ｲ /,,彡＝サ=ｪ､..,,| !
| ｲ ,'ｨ''" γ力 ｀`ヾミｲ
.! i| /!/ | ． i ｀ﾘﾐ､ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ﾍ i ﾒ､ ! ｀ヽ､.i､_ノ 彳´ ユカリさんはとてもとてもすぐれた女の人でした
ﾉi i l ヽ、 ｀ﾞ` ―＜/ だれよりもうつくしく、だれよりもかしこくて
', i ヽ、 / /
ｿ ヽ、 ,/／ そして、だれよりも ざ ん に ん な女の人でした
＿＿ `ーｧ' ／
---...￣二 - ..,,＿_, / ／ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:::::::::::::::::::::::::::ヽ, ／ / ／
""'' ―- ::;;_:::／ ／ / /
ｰ--―‐ ''" / / / ／
＿__ i i / /
| i / ｨ''"7
! i/''",' i
,.| l ! |
､_,,.. -‐ ''" i ! | i
／ ', ヽ､i i
／ ', ヽ i
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.- 227 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:04:12 ID:CQ.z7mjg0
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ある日のこと、ユカリさんのところに _
つかれきったかおをした男の人がやってきました _.ィｚﾊュ､ ｘ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ z杉イハミ八ハヾｚ
|_.. ｡ - ― - ｡ .._ | Ⅵ＞ ¨´￣￣｀¨＜Ⅵト '了彡ハッγシハﾊ
V¨´￣￣￣｀¨V|｢ トｭ | ｆｌ ｆｌ =| | ____rｭ ィッ彡森本木辷ハハ
| i^i i^i =|| ≠＝| l;ｌ ,ﾊ. l;l |￣￣￣|＞≠≦ 川杉ハソ≧森林杉ｚ
| Ｌl Ｌｌ:iニLlニLlニ| Lｌ ｰ| ｢￣￣ 彡シイィッ≠彡林森森
|= l |= | | ⅱⅱ〃メソ気シﾐγ木林森森
|- _ ├―――‐┤‐ =| {田｝ | ⅱⅱ7シイッハ杉巛人ハ八
火 |,/ﾍ /ﾊ└Ｌ｢Ｌ｢L｢Lll: ｨ代 -l_________|＿ ,イ川ヮﾂﾉX≦谷辷彡林巛
彡( ||土| |土| |!l V ﾘ |ﾊ LL| =| |ﾞ_＿__ イソノ彡森林杉ヾレ
ハ彡 ||土| |土| l lLl =l iYi :| | | | | ,ィ彡レ盃幵卅ハYﾐ辷
林杉 二∠二∠二∠二∠二ヾド┼――‐┼==＝￢冖￢＝=┤ 山 ::| |_|_ｌ ,.ｲシ彡ッィハ八ﾊﾊｖ林杉
木炎彡 TL｢ｌTL｢ｌTL｢ｌTL｢ｌTＬ｢ｌ | ,.へ. |= ｰ| | 〃ソジ彡木ミ木ハうY林杉
杉火彡ﾞｨ 二王二三二王二三二l〃 /'ヾ|‐ | ＿. :| （川ハ人ツ林ハ八ッハ林ミ
非杉彡火ッﾞ人 三二王二三二王|l l :l|＝ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 木森
くシ杉木ハ辷ミﾒッｔ 二王二三二|＝＝＝＝＝ 男の人は皇帝へいかにおつかえする 辷ﾐ
火杉彡'バ林ミ巛彡狩 ハパバヘミハﾐミヾﾐ､ めいよあるきしの一人でした '￣
木パバ彡森杉ミ彡林 ハヾパﾐＹミﾒ彡彡杉林;;;; ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ミ彡
火彡辻彡イハ木杉ミﾐ狩 ハ彡杉森㌢ｯｯ ｯｯ ｬｬ ｯｯ＿,.＞'´. . . . . . ハバヾ杉. イハ杉辷林森森林
森杉ツ爻乂彡ｲ 爻乂ミッメ､ 森㌢. . . ｡o彡ф彡'¨￣. . . . . . . . . . . .ィ川く. . . . .彡ﾊ木杉'フﾊ本林森
┏┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┓
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.- 228 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:04:22 ID:CQ.z7mjg0
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┗┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
かれはユカリさんの前へひざまづき
ほっぺからたれるあせをふくこともわすれて
＿＿ 大ごえでこうさけびました
// ,～‐‐-‐､ ┌──┐ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,||| /∞～～ヽ ├─ ┤ ∧
|||| 〈 ﾉｲﾘハ）ﾘ) （ ´ハ｀） |__|
||||| ﾉ !i ﾟ ヮﾟﾉi´ （ |:|:|~） / ＼ ||
|||||（ﾉく猫.=l|ﾘつ ＿_ /＼_|:|:|,/＿＿ (ﾟДﾟ )|!
||||| ,,|￣|||鬥| j || （＿_）＿） ／|＿＿ （VVV , ０
||||| | ||し'ﾌ...|| ／ ／ ／|＿＿ ∧＿∧ |VVV| ||
／ ／ ／ ／ ／ ／|＿＿ （Д` ; ） ＿＿＿＿し⌒J ||＿
／ ／ ／ ／ ／ ／ ／: : : : / y(⌒と）: : : : : : : : : : : : : : : : :
|器器器器器器器器器器器器|／ ／ ／ ／ ／ し（ ヾ 〉
／二二二二二二二二二二二／|￣￣|／ ／ ／ ､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
|器器器器器器器器器器器器| .| ￣￣|／: : : : : : : : : : : : : : : : ） （
／二二二二二二二二二二二.／ ／￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ） もうしあげます！ （
|器器器器器器器器器器器器|／ ）皇帝へいかが亡くなられました！ （
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ） （
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Ｙ
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.- 229 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:04:34 ID:CQ.z7mjg0
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
rﾆ ､ _,. - ..,_ r ､ ユカリさんはなげきかなしみました
,.... - ....,_ ,.l r‐ ､ヽ ｀y/｀i ! きしの言ったことばをしんじずになきわめき
,..:'":::::::::::::::::;:: '´ !.l ヾ､ //. ｀l l、 ぶかたちのことばにみみをかそうとしませんでした
,.:'::::::::::::::::::::::::i′ .!.i. ヾ _// ,!.l ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/::::::::::::::::::::::::::::ﾉ ゞﾆ＝=＝ｰ'-ﾆｰ'ノ 〉
,.イ:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ _,...ζ´ ｀.! ー- ､ i′
z='ﾞ::::'::::／￣￣｀ﾞヾr､:i´ .i´ i ,! __ , !､_ゝ
i´ ｀ﾞ ｰ'ﾞ ヽ l::! / ｀ー-‐' ,..、'7.! ./ l /', i、 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ﾉ i. _i:l.i , !l. , 'ﾞ ヾノ!,.' l/●!', ,..!-!ヽ なぜなら、皇帝へいかはユカリさんの
ヽ..、 ノ ｀ヾ､i!、,.У ! _ __ U,. 'ﾞ ｀! だいすきなおにいさんだったからです
｀ｰ'ヽ...,_r‐-‐'´ ゝl! l'´_,..,_ ﾉ / .! ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
｀'ｰ- ..,,.. ﾉ´ -- ゞr‐ ､ l
｀´ ヽ.ノ
┏┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┓
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.- 230 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:04:45 ID:CQ.z7mjg0
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ﾄ､
＿＿＿{ ＼
,.x≦乏圭圭圭ﾍ＼ ヽ
＿＿ ｨ幺圭圭圭圭圭圭≧zx､}ﾞヽへ
ゝ ｀ヽ､/圭圭圭圭≫＝＝≪圭圭会x) ヽ-―--
＞こ＿ｨ幺ﾐ圭≫'":::::::::::::::::::::＼｀`''≪圭心ノ -― ＞
＜__-‐-7圭ミ㌢::::::::/::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ:::::::::寸圭Yー--‐'''"
￣7圭㌢::::i::/::::{:::::::::::::i:::::i:::::}::::::}::::::::::::V圭ﾄこ__＞
｛圭/::/:::{/::::人::::::::::::i:::::ﾄ:::l;;::イ:::::::i:::::iミｼ
弋/:::::::::::{:::::ト::{＼::::::lヽﾉイlzxﾊ::::::j:::ﾊ}" ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
{:::{::::l:::::::ﾄl ,>=ミYﾄ{`ﾞ /r':i::) 》::ノ/::人 そしてユカリは、なき兄のあとをつぎ皇帝となるのが
ヽ乂ト::::::-《 r':i::) , ｀''" ﾉ:::（:::::::::＼ めいっこのテンシであることをきしからきき出しました
＿／::::::::弋-＼｀" r=＝ ヽ ｛::{:::::ヽ::＼::::::＼ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／ ／::/::::::::ハ:::::::) { '"⌒`} >～⌒ く:::ヽ:::::::::`ヽ､
// ／:::::/::::::::::i::::{:::::ﾒ､_ 乂_ ノ ／ ＼:::::::::＼::::::＼
{:{/:::::::::/::/:{:::::{/乂:(_:::::T::iー ''" /／ｨ彡ミx、Y ヽ::::::::::＼:::::ヽ
V:/::::::::i:/::人:::∨:::::::::::＞ﾍ／ / {/ ヽﾉ }:::::::::::::i:＼:::｝
{ｲ:::::::::://::/:::＞'"￣7 ／ﾍ { >ニヽ ～｛ ﾉ::::::::::::::}::::::＼
/i:{::::::::::{:{:::{／＿ i 「 i／ { ヽ/V ヽ ヽ／::::::ﾊ:::::::j:::::::::::::＼
/:::i::＼::::::::「￣ Уi イ_/|_i ノ / }--､ }::::::::/ }::::::ﾉ:::::i::::::::::::ヽ
{:::::i::::::::`ト:乂 / 「/:::0:::/ﾌ`" /｛ ﾉ ヽL::ノ j::::/:::::::j::::::::ヽ::::}
λ::::ﾞ､:::::::〈,ニ、 / (_/::::::::/ﾌ ノ -ゝ /! / } j::/:::/:::;:::::::::::ﾊ:::}
`:::::::＼／ V ( !:::0:::L} / ｀Y i / ~〉/:::／:::/::::::／ }ﾉ
＼／ ／i 〔i:::::::斗 '" λ ノ ／ / ／:::／ﾉ／ ノ
/ ⌒`く ! 斗::/ ノｰ--弋ー-弌__〈__ノ ＿￣ '"
＼ ヽﾉ 〈{:::0乂＿ ／ ＼＿-‐ ''"￣ ￣ヽ
＼ 〈 弋＞''"￣二ニｰ＼__ ノ＿ j
＜ テンシ ユカリの兄の子で、姪にあたる ＞
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.- 231 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:05:00 ID:CQ.z7mjg0
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＿ _ -- _
, } r､＼´ ｀¨ー―― ､ , -┐
／ } } ＼＼_ _／,=､ |
/ } } ｀ ｰ ヽ _ ― ' ´__／ { {､
､ } } ヽ＼ ／／￣￣ { {ﾆ:.,
＿ ＼.// ＼∨ / { { ﾆ:.,
. ／＿ ＞_j/≧=――‐ ､ _j¨i/ { {_ﾆニ:,
. j／´￣￣＞'＿__ )⌒ヾー―‐ ==ミ、______ノノニ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
. ∠.、 /ニニﾆﾆヽ ′ ＿＿_｀ヽ ｀ ＜ニ その日からです、あのこころやさしい
. {!⌒ヽ ｛ニニニニ｛_ ／ニニニ＼ ｀ うつくしいほほえみを見せていたユカリさんは
. ＼_ノ＼ ＼／/￣//､＼ ／ﾆﾆ⌒ヽﾆﾆﾆ} ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. /｀ﾆ7ｉ | ､/| { |iヽー┬ '＜|__,斗匕|ニ∠ ＿ , イニニ＼_＼
l/ニ| | l 个ト=ミ|{＼| ﾊ zｰｷ ヾ !ニニニニﾆ!＼ニニﾆ／
|／.:| | l |ﾐｉヽ }jヾ、ﾄ､{ ヽ＿j＿＿j__!ニニ/￣ヽﾊ、 ー '´
／.:::::::| | l |Ｈ ｰ= ｀ } ＼⌒￣}厂,ィ⌒!ﾆ/::::::::::::.ニ:,
. ,.:::::::::::::::乂 ∧j{圦 ′ ￣ﾆl ! |ﾆ{)_::::::::::::.ニ:,
,:::::::::::::::::::///j |ﾆﾆ＼ _ﾆ/从! {ﾆ⌒)::::::::::::.ニ:,
}::::::::::::::::/ '//| |＞ニ{:＼`ｰ=‐' _. = ／／｀ﾚ ＼⌒)::::::::::::.ニ:,
／.:::::::::::::/ .厶' ﾚ′ ￣ﾆ_/＞-=ﾆ￣/_ニ=―‐＼｀V｀):::::::::ﾆニ:,
／.:::::::::::::／ ／ _,／ / | ＼_ ヽ｀V｀)::::::::.ﾆﾆ:,
. /.:::::::::::::::/ , ﾟ 〔{ / ヽ }〕 ＼｀ヽ:::::::::ﾆﾆ:.,
l≧===／ / ＼_ノ ヽ,: Y´ ,､ ＼_=ﾆニl
. ＼ニ/ ／; ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
. /l／ ／ﾆﾆ; それはそれはおそろしい、見たものすべてをふるえあがらせる
あくまのようなかおへとかわってしまいました
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.- 232 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:05:10 ID:CQ.z7mjg0
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/ ￣ ｀ヽ ／ ￣￣ ヽ
/ ＼ ／ /
{ ヽ ／ /
{ ．‐＼´￣/｀ ｰ ， /
ヽ __, イ ヽ/＿ 丶 / ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
＼／ .:( r '￣＿ ヽ.. メ､ 次の日、ユカリさんはみんなをおしろにあつめて言いました
/￣-‐ ´￣厂￣￣ ヽ/ヽー‐ ⌒ヽ } ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣_ ) イ / ハ ゝ-==-‐‐ー-ゝ、
| ー イ ｀¨´ / l l |:::::ヽ ヽ i ヽ )
{ / / / )､ ﾄ l::::::::j＼ヽ | ヾ´＼
ノゝ./ 人//| ﾄ(:::::＼｀ヽ:::::::::::ヽﾄ､ ヽ ＼ｰ＼
( /´}, / ﾚ:::ﾚ::::＼:::::＼:::::○::::::l ＼＿ゝーヽ__ﾉ あのようなむすめを皇帝とはみとめない
.￣丁 ﾚ| l::::::::......::::::/￣￣￣｀ノ ノ)ヽヽ))ヽ´
廴_ノレヽゝ::::::::::::::〈 ￣/' /人 ＼ ) わたしのむすここそがせいとうなこうけいしゃよ
／ | ＼::::::_:::_-_―_ァ /, ' l ヽ ＼
／ | ヽ:::::::::ー‐ ´ イ , ヽ ＼
＿＿＿＿＿＿,／ / /| ゝ--､:! ／/ / ヽ 丶
二ニ＝=―― ' ノ /_jー／ ヽﾆ.´ / /ヽ_, 丶 ー _
＿ -=ﾆ ´ ／ _厂 l／: V ) / /｀￣ヽ ヽ ￣
／ ／ヽ !:::〈 _, V)、 _'｀丶r ､ヽ ＼ ＼
{ ヽ ,j::::::´/ / l:. V ｀ ヽ )人＼ ＼
／ ／ jｰz ／∧::::/ / l::: !: ' / :l ＼ ヽ ＼ ＼
／／ ∨ / ∨ / l:: ': l ( :ﾚ) ,＼ ＼ゝ、ヽ
厂｀ヽフ〈 ﾊ | l: /:: /:}／_ゝ' .:::( ／ ＼＼ ヽ} ヽ
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.- 233 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:05:21 ID:CQ.z7mjg0
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,..-─-､
,:'＞--:::::::':.,
/:::::::::::=ニ二＼
;:::､:::::::::__;;;:::-＜ﾑ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
;'-‐,＞ ''"´￣￣｀ﾞ'' 、 あのこころやさしいユカリさんはどこへいってしまったのか
{／ ヽ ヽ、 そう言って、かの女を止めようとしたぶかもいましたが……
,. -‐/ ./ { } ﾊ ':, ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ / ./ ; ,ﾊ ,ﾊﾉイ } `ァ
{ ∠; ; l. ｀メ _ ',. , 'xｧ=t､/ r'´
ﾉ / {. ! /.ｧ7示 }／ {ｒ ﾘﾊ /
( / ' ∨ l{八ｒ_ｿ . ｀"´,,{イﾊ おやめください！
, ' ∧ { ＼"" _ ,ﾑ }
./ ／l人 '、 ｀ヽ、 ´ ,.ｲﾊ / かのせんえきより50ねんとすこし
; / ヽ{ /`'=‐､ ﾊ` ｰ-ｒ'i´}/ }／ きずがいえてきたばかりだと言うのに……
{ '､ ／ ∨､ｰ-v'-}ト､
＼ ヽ./ } ; ｰ=ﾑ' {＼ __
`' ァ' | } ,:'´:::::｀:; ⊂二 ヽ
.／ } ' '､::::::::::ﾉ '､ﾆﾆ ':,- ､
／ - ､ /l} ｀""´ |ヽ.,_ }} ヽ
/ ￣｀ﾞ' ､.// ,:'"ﾞヽ. | | ｀|| ',
{ ＼{. '､;;_;;ﾉ , .; || }、
/}｀ 、 ヽ ∨ヽ. ﾘ ; ＼
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.- 234 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:05:41 ID:CQ.z7mjg0
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ですがかえってきたのはつめたいしせんだけ ／ ::::::ｒｫ::::::ｉレ―ﾒ-､__;;;;;;.::::::::::::::＼:::::::}
まっさきにはんたいしたぶかだけでなく /:::::::::::::{ﾊＶ }} ／ ヽ;;;;;;;;;;;;,,::::::ヽ::|
はんたいしようとしたものすべてを {:::::::::::::::::>==ﾐY{}人彡ｨ＞､ ∨;;;;;;;;;ヽ::::::::{
ユカリさんはころしてしまいました ヽ:::::::::::ｉ}二ｒ{ ﾂﾘヽﾑ} | ｽ≧;;;;;;;;;;;;;ﾊ::::::ﾊ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ } :::::::::::::八=､´¨ﾟﾟ¨| ﾘ ア;;;;;;;;;;;;;;;;;}:::::ハ
|:::::::::::::::::::}i ､'- 丿 ﾊ: :ﾊ::::::::;;;;;;;;;ﾘ::::::::::{
|:::::::::::::::::::ﾘ＞ﾌｲ//￣}i从::::::::::::::::{:::::::::::::}
}:::::::::::::::ソ _ /iii{／ |l ﾘ{::::::::::::::::ヽ::::::::::}
＊ η ＞=-､_ﾑriiiiiiiiiiii{ r=ﾐ }rjﾉ::::::::::::::::::::｝::::::ﾉ
│￣￣│ {{ Ki〃人iiiiiiiiii/¨＞=´:::::::::::::::::::::::::::|:::/
__ │＿／|| ゝY大ﾘ }iii= ｲ} / :::::::::::::::::::::::::::::::::|/
i_xヽ _||_ {|Y{ YJ T ::{ Yノ:::::::::::::::::::::::::::::::ノ
＞ﾉ_x､i (ﾐﾞ∧,,∧ ¨¨コ) ::ヽ :ヽ〃ヽ-----､::::::::／
γ',ゝ｀´ヽ (＾(ω・´ ) ／ヽ／Ｖii/ } ＼ ¨¨
Ｏ |(ﾉメノﾘﾉ) 丶＿ノ ） ∧＿∧
/⌒ﾉﾊ)；ﾟДﾟﾉﾊ Ｙ 人. (ﾞ（´∀｀ ） ∧∧ ∧∧ ∧∧
と＿)＿│￣￣│ （＿）ヽJ ヽ Ｏ （ﾟДﾟ；） （ﾟДﾟ；） （ﾟДﾟ；）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣│ ｜ ｜ | ＼＿＿(三三）＿＿(三三）＿＿(三三）
､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人 人
）おかんがえなおしください！ （
）どうか！ どうか戦だけは！ ユカリさまぁ！ （
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Ｙ
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.- 235 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:05:56 ID:CQ.z7mjg0
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′ {:::::::::::| ＼:::＼ /:::::::／ ＼ }:::::::|
′ {:::::::::::| ＼:::＼ ／￣￣￣￣￣＼/::::::/
′ {::::::／￣￣￣＼ ＼::∨ ＼/
／ {／ ＼＿＿＿__}∧ ＼
/ [＼::::::::::::/ ] ]
_[ ｰ_----[ ｀ ￣ ] ／ ⌒ヽ[ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
／:::[ ／ ` ー―‐=彡' [ ユカリさんのいかりは、それだけではおさまりません
／::::／ ＼ / ′ ′ ∨ かの女は、ころしたぶかたちの体に、のろいをかけました
/::::／ ／＼ ′ ′ ′ / ′ ＼ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,.-|:::/―‐=彡 ∨ / / { ′ ′ : ＼_______／ |
/ {:/＼ / / / ,{! ′ ′ : ′ ｜
｛:＼ ー―‐=彡' /{＿_{＿＿/ {! } ′ | | ′ /
＼ {:::::::＼／ ／ /| ｢￣|￣ ヽ）{! } }＿j__ } ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽ{:::::::::::{ / / / /＾| | i| / /|! } | (／￣｀/ このときになってようやく、むら人たちも、ぶかたちも
／｛::::::::/ / / / /,.斗ｯ*宀ﾜ弌彡 }! / /_厶=ミ彡' この女の人の、そのえがおのうらにあるあくまのかおに
｛ {:::／ | { ｛l {｛ ヾ弋=ら' ﾉ⌒ ル'ｰ=彡'(らﾉ ﾉ｢ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ーﾚ/ | /＼(⌒'、 ＼ ｀~~`⌒ .: `冖''"/i| i { ′
/ ＼( i ＼{⌒ ::{ ,〃 / /} ／＼ ′
/i |l ′ ::ﾉ :「 く／'/彡' _／ ＼ |
/ / |l |ｌ ′ / ゝ ヽ| ￣ ﾉﾉ ┏━━━━━━━━━━┓
, / ＿ / l| l| ′ 'ー...::__::ノ ,... + '" 八 ようやくきづいたのです
彡.'"´...............｀ヾ, ′ ′、 ｰ- ﾟ,. ::´ ｨ爪 ＼ ┗━━━━━━━━━━┛
...................................＼ ′ ′` ,.:' / ＼ ＼
.........................................＼ ′ ′ 〕¨゜ ＿ / ＼ ＼
...............................................ヽ ′ ′ /{ ´ ＼ ヽ ｀ ､
...................................................∨} } { :, ＼ ＼ ＼
.....................................................| | } ヽ ＼ ＼ ＼
.....................................................| | } ＼ ＼ ＼ }
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.- 236 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:06:13 ID:CQ.z7mjg0
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圭ｊア ,ｨ劣圭才´ =＝ 、 .以圭Ⅳ Ⅵ|伐 Ⅵ圭圭
j炒′ ,ｨ劣l才´ /二二. ＼ 込i:圭{ Ⅵｉ伐 Ⅵ圭ll
Ⅳ /{}{ア´ Ⅴ二二二 ヽ Ⅵ7:刈 Ⅵｉｉﾍ Ⅵ圭
/ /㌢´ Ⅴ二二二ﾆ} __ _ -- 、 ||圭] ||圭
ll/ Ⅴ二二二ﾌ: :.／: : : : :＼ ||洲ﾘ ||洲
lll x=＝≠'⌒X:ﾇ乂二斗く: : /: : : : : ﾊ: : :ヽ 為Ⅳ Ⅶll
{{ / _...斗＜/. : : : j: : : : : : :./: : : :!:_:/::∨: :ハ '為ｿ Ⅶ
ﾍ_ 〈 / ｌ: : : : : |: : : : : : :|: : : :.jノ:::::::::∨:.:ﾉ /ア ﾍ
[ｆｔ ｌ: : : : : il: : : : :/´!:!:.: :.|:::::::::::::: `┐ 〃
Νk |: :/: : :i:l: : : :.:乂ｌ:|: : :.ﾄ､::::::::::: ' 7
!垈 |:/: : : 从: : : : : :从: : :|´｀ (_)/ ノ
.為llll} j': : : / ): : : :./: :∧从 ‐┬ ‐′
.ｨ圭洲; ﾘ: : / Ⅵ:ﾙ'}:.:/厂V:ﾊ ┴ｧl圭l丞
,ｨ劣圭:㌢ /: :. ' 片≠＝〒圭圭ＩＩＩＩ) λ
,ｨ劣斧ｱ {: X /／⌒ヽ. { jト、 ㌢´ {会ｭ｡.
f,/淤圭Ⅳ 乂: ＼ / Ⅵj.:ハ `''寺ll≧ｭ｡.
/淤圭Ⅳ ⌒｀ i }!乂:ﾒ、 為圭圭丞
圭丞Ⅳ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 圭圭圭丞
圭i:洲{ まっさきにはんたいしたぶかだけでなく 圭l圭l圭l丞
圭i:刈 ころしたはずの人びとがみんな"おきあがった"のです 圭l圭圭刻
圭lil代 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ l圭l圭l圭Ⅳ
圭圭淤t、 く / ∧ ∨ ￣￣｀ メ、 以圭圭圭淤jⅣ
圭圭:歪会ｭ｡ ＼ / / .∧ ∨´ 〈/ //〉__ 込i:圭l圭圭:Ⅳ
圭圭淤冰ik会ｭ｡ ＿＿ .〉 〈 〈 ∧ ヽ. /〉 /// ミヽ Ⅵ7:圭lll圭lⅣ
ll圭圭圭淤冰ik会ｭ｡ rﾍ へく ￣￣∨ ヽ. 〈/ ///^ー へﾉ `''寺圭圭丞
圭圭圭圭圭圭jト、___! ∨∧ } /〉 /// 丞圭圭会ｭ｡_ ｀'守圭ik会ｭ｡
┏┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┓
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.- 237 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:06:24 ID:CQ.z7mjg0
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
さいあくにしてこのせかいでもっともきらわれるべきマナ『くろ』
そしてそのくろの力をつかったさいあくの力『しりょうじゅつ』 `'守斧k､ 込沙' 為心. 恢;ｊi}
ユカリさんはそのつかいてでした `'守斧k､ {{、 .イ犱㌢ '. |ｊ;遡
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ `''气会ｭ｡._ ! 逾≡斧i7Ⅳ ' . }7Ⅳ
,. -─- ､ ｀“'气会ｭ｡.,_ﾄ､ 逑丞圭i:刈 ｨｆ秘、 焔ﾘ
/ /⌒''＜ ヽ ｀¨“''气垈ｭ｡.,_ 逑丞圭ｊ!圦 弋ｚ少ｧ 炒′
. -‐`'气≧ｭｒ う､＼ ｀“'气会ｭ､ 焔丞圭斧会ｭ｡.__,ｆ´ ／´
／ ｀ ＜ノ 〉-'ｆ¨ヽｰ―一 ┐ `'守心逑斧丞圭歪圭斧k ／
. ' ＿_,ｒ'´＞､ メ⌒￢､ｊ､ ム ￣￣} ｊ ｀寸斧丞圭歪圭斧丞沁ｭ｡〆 ／
/ .′ ｊ イ /T´,.イ ヽー≧ーク′ ＼_ ｀'守斧丞圭歪圭爬了¨´ ∠
〃 廴_,/. '~´ .' 斥､.′ .イ ﾊ．__ﾉ¨´ ＼__ `''寺斧丞圭歪;遡 ／
{ 、 ﾑン′ﾉ ﾍﾄ､.仡厶イ ｚ! !､_ｊ′ ー―-气 j｀寸斧丞圭7丞 〃
,．-― ヽ｀ .,＿ ,.．-一 ´ ／ | ﾍ! ,佗' .ｊ {_.ｿ ＼ .′ Ⅵ斧丞圭7沁. .ィ:′
〃￣￣´ ｀ ｰ- .,_￣ . -―‐ｧｰ ! ﾄ |､ ｰ- 厶ｲ:! !ヽ ＼ |! .′ 逑斧丞圭斧ﾊィ㌢
|{ ｒ ‐一 ´ ィ''´ ﾉ∧ |:ヽ 丶 __ . イ ｊ ﾊ´ ヽ、 ヾ 、 ｊ{ 斧k }斧丞圭歪圭Ⅳ _.｡ｭ
ﾘ ｒー- ! , ´/ ,.イ /!: '.{: :!:ヾヽｆ .' /} ヾ、 ＼__ ヽ ヽ!ヽ、_,.為秘 炸斧丞圭歪冽 _.｡ｭ≦7
{ {二≠-≧ｆｭ｡-‐‐ ､ ヾ. 〃 | ｆ }: :ﾍ_:|.: :ﾍト､ /´ .′ 丶. ー―-气 ＼ ゞ辷沙' .ｲ斧丞圭歪圭洲竺≫''¨
｀ ー≧ｰ‐ｧ アｰ-ミ:ﾍ ｊ |' !:{_jし'´.:.!: : : |､ ＼ ／ ｀ ｰ- .._ ` ー-ｭ｡、 ＼ .｡ｒ今斧丞圭歪圭7l為'´
,ィ ∠_ノ／ Ⅵ} '､ ,.イ| {.ｆ: :.:/.: .: :.! ヽ、` ー 二ニﾆ≠一垈、 厶｡ィ劣斧丞圭歪圭圭丞Ⅳ
ヾ≠,.イ Y './ |! ﾊ: :/: : : : :| : : ト .、 ':、 ｀ ､ ｀ ｰ- ._ Ⅵ≧=炸斧丞圭圭歪圭圭丞斧迦!
. ´ ﾍｒ ‐1 八.: .: : : : :!: : ﾉ: : :ヽ. ＼ ＼ ー－‐ `犱､為斧丞圭歪圭丞斧:才'"´ j
. ´ .イ ヽ 才´|: :！ 仁ニコ!}｀ ー‐|''´'. : : : : } ヽ、 ＼ ｀“'气≧ｭ｡.為斧丞圭歪圭丞斧才´ｨ示ﾐ .'
. ´ / ／ |: : :ヾ、 |ﾊ＿ : :ｌ: : ヾ: : : :' ｀ ｰ- ._ ` ｰ- ､ ｀'守斧丞圭歪圭:圭丞ア´ 弋沙' .′
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.- 238 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:06:45 ID:CQ.z7mjg0
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r ､‐､
ﾏi}＼＼
ﾏ} ＼＼
}ｊ. ＼＼
}ｊ ＼＼
ﾉ.! マ},
{ ﾘ ｊ},
{ｆ′ |},
＼ｰ ､ __ｘイ⌒|i}‐- ､
_ -‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==- ＜〕ト.。 |i} 一── ァ=､
x≦ﾆ=‐ γ´ ⌒＞x ＜ﾑ .|} /､‐┴- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
〔ｆト。 ノ ≧xイ^ﾘ /. ＼‐-==- ユカリさんは生きのこったむら人たちに
｀ -=ﾆ=- / -=ﾆ=‐ ⌒^ヽ ノ ｀ヽ ハ＿ ｀}} ふりかえってこう言いました
-=ﾆ==-'-‐=ﾆ= ノ^}, ／ }､ j／^} ﾘ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
￣!￣ イ ｰ" ヽ^}､ } }:'///
i / },r─ ´ { メ },ｨ } }､ /ノ
γ´ !./ {///∧ ／ヽ, ー､ ｆｾ ﾘ .八 ー───-
/ ﾉ' / ｀マ!{ 乂__{ ,ィ‐ }ノ¨ Y///777777777ｧｧzzzzミ ､
ｒ←───--- ≠ 彳 / 人､ ^赱ｼ ｀i }///＼｀ ー──── ､ }
ﾏ/＼ / .／/ｆ^ ､ ＼ ..ィ ///{＼. ＼ } }
. ﾏ//＼ ノ＿＿ ／///乂__＼ ＼ ￣´////} ＼. ＼ } }
ﾏ///ヽ {///////////「∨////〕 >､ ﾞ ←‐‐个/// } ｌ ﾉ ノ
＞ ´ ￣￣￣￣｀ ｰ ∨ ∨////}/////! }////ｘイ : :＞｡ ｀ｰ┴─== f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
-───‐ ∨ ヽ///}/////j: }//八 ｘイ: : : : :≧=- | つぎにこうなりたいのはだぁれ？ |
＞ ´ ＼/////// ､＿＿＿/}/////ｊ: }///Y': : : :f´ ヽ ､‐ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
´ ＼///＞ ´ ノ///////// }///i!: : : : | ｀ ｀込 ｀ヽ } ｀} }. ＼.＼::::＼イ)
xイ ｘ≦三三三三三三ﾆ==ｘ}///i!: : : : :! ､ ＼ ヽ ＼ } .} ﾉ ＼.＼f /v¨}
／x≦三ﾆ=====ﾆ三三三ヲ⌒ﾌ'///,i!: : : : :! ー─ ＼ 〕iト ｊ} ′ Y:, .ｊ !/ /}ｘ､
／／ヲ"／/////////⌒ｰ" /////,ｊ!: : : : :|､ ｀ヽ ﾘ: : : ｀ヽ ! }/ ′^′ﾉ⌒}
／ /ヲ' ／////////////// ノ//////i!: : : : j∧ ー─- ｘ≦ﾆ}: : : : : :i ﾚ′ ´ ィ´
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{{￣￣¨¨≫ｘ_____ ｘ≪⌒， 川川川 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 川川川
ヾ´￣ __, ヽ 〃＼ }} もうかの女にさからえる人はいなくなりました
／ 厂Ｚ____ノ⌒´ヽー‐ミ./ むらの男たちはぶきをとってあつめられ
｝／） 〉 / { ', ＼{ヽ}､ 20まん人という大ぐんをかの女はおこし
/.ヽ｀⌒ 丶 汽芯ヽ } く/ おそれ多くも帝国のみやこへとしんぐんしました
廴 / ⅰ ゝ{ ゞ' 炒ﾊ/}/′ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. / │＼ ‘，"" _｀"八 ＼ ￢ ￢ ￢ ￢ ￢
∧ .,＼ ＼ __.イ ＼ ー---‐ _r-─-.r-─-.r-─-.r-─-.
| ｉ | { ｀＾ヽ.＼｛‐､ __ ≧=-‐‐‐-､ヽ r-──-. ＿ _r-──-. r-──-. ＿_
| | |Ⅵ ＼｀⌒^: : . . }/ r-──-. r-──-. ＿ _r-──-. r-──-. ＿r-──-.
| | | ｝ ＼: : : : : :}--ミ
| ｉ | , /_____ﾉ: : : : ,′ ＼丶 ╋╋¨ ╋╋¨ ╋╋¨ ╋╋¨ ╋╋¨ ╋╋ ¨╋╋¨
八 〈_____／⌒´｝､: : : :/､＼ ヽ} ┛ツ ┛ツ ┛ツ ┛ツ ┛ツ ┛ツ ┛ツ
＼ ＼ | / ＼: : : :＼＼ｰ=≦
＼ ＼| ./ ＼"⌒ヽ ｀¨¨¨ヽ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .___
＼ ∧ ＼ー‐=ミ＝=======ミ ､: : : : : : : .-‐=≦: : : ≪: : : : : : : : : / /:＼
. ｀¨} / ＼ ＼｛/ヽ ＼＼: : : : : : : : : : : :.＼ く: : : : : -= / /ー‐=ミ _____
∨ / -‐‐‐‐- ¨´＼ ｝. ＼＼: : : : : : : : : : : :≫ ／: : : : / /__ /. ./ー'｛. . . ヽ
,∨ ／ ／/／}_／ ＼＼: : : : : : : :≫ 〃: : : : :./ /／｝ }. .廴／ー‐/´
／//}: / ／ ￣￣￣￣￣／ 丶 =-‐ ｀≧=‐- ≪{ {: : : : : :/ / {⌒＾´. . . . . . . ./､
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帝国のだれもが、かの女をうたがうことはしていませんでした
だからおどろき、しんじず、つぎつぎところされていきました
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Λ
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.┃ ━━━ .┃┃ ┃
┃ ・・┃ ┃┃ ┃
.┛ ●● 彡∧ ｡) ┃ ∝━彡∧i'ヽ ／ｸヽ━━∞《三三＞
／ ・|i'ヽ / ┃ ／ ・ |ﾐ(ﾟ皿ﾟ ヽ=ゝ
∧＿∧ （＿）' |ﾐ(ﾟДﾟ；）⊃ （＿）' |ﾐ!!∪!!!ヽ=ゝ
(´⌒(´⌒;;≡≡三（ ・Д・） / Λ::|=|::〈 ┃ / ｷﾐ|∞とノ
´⌒(´⌒;; ━Ｏ━━Ｏ━━━》＞∧＿∧ ﾞｉ (⌒| |⌒゛γﾐミ三二～|‐－"ｷ‐(⌒）'"⌒"ｷﾐミ三≡＝～
(´´ ≡≡∧＿∧人 Y 三（ ﾟ皿ﾟ ） ,r''|| || | |`ﾞｉﾞｉ_）,r' ﾞｉγ Ω‐'"〈＿し'γ |
(´⌒(´⌒;; （ ・∀・）」＿） ∧＿∧━Ｏ━━Ｏ━━━》＞ ,(,.(,.┃‐, ）（, ､(~こ二` || | （ ＿,ノ､ゝ
(´⌒(´⌒;;≡≡Ｏ━━Ｏ━━ 三（ ・∀・）人 Y 彡∧ ｡) ┃ﾞｉ 彡∧ ｡) (＼_ン`ー'"⌒`ﾋ`ー‐へ＼
´⌒(´⌒;; 人 Y ∧,,∧ ━Ｏ━━Ｏ━》＞ ／ ・|i'ヽ /.┃ （_／ ・|i'ヽ ＼`へ <__ゝ ヽヽ
(´´ ≡≡ ﾚ 」＿） （ ﾟ皿ﾟ） ﾞッ ∧,,∧ （＿）' |ﾐ(ﾟΑﾟ；）⊃（＿）' |ﾐ(ﾟ皿ﾟ；） `ー' ≡≡;;⌒｀)⌒｀)〈__|≡;;⌒｀)
(´⌒(´⌒;; ≡≡ （ ⊃━⊃━《＞（ ﾟДﾟ） ﾞ / ﾞｉﾐ::|=|::〈 ┃ / ﾞｉﾐ::|=|::〈 ┃
∧＿∧ | ） ） （ ⊃━⊃━《 ﾞｉ (⌒）⌒゛γﾐミ三.ﾞｉ (⌒）⌒゛γﾐミ三二～
∧＿∧ 三（ ・Α・ ﾚ（＿） | ） ） ,r''|| || || `ﾞｉﾞｉ_）,r' ,r''|| || || `ﾞｉﾞｉ_）,r' ﾞｉγ
三（ ・∀・） ━Ｏ━━Ｏ━━━》＞(´⌒;;≡＿） ,(,.(, ､‐, ）（, ,(,.(, ､‐, ）（, ､へ ＼＝≡=≡三 :::(⌒;;;ソ⌒)(
━Ｏ━━Ｏ━━━人 Y ヽｉ. i～ﾞｉ ﾞｉし⌒く二ヽｉ. i～ﾞｉ ﾞｉし⌒く二 （__ﾞ＝≡≡ソ''⌒;;）⌒;ソ⌒;
人 Y (´⌒;;≡」＿） ││. （__） ＼ ││. （__） ＼＼. =≡≡ソ;ソ⌒)(⌒;;ヽ;;;;;'''
ﾚ 」＿） ││ （__ ││ （__ │
（__|. （__|.
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.- 241 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:07:33 ID:CQ.z7mjg0
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＿
/）／_ﾍ｣ ､人
∠二ヽ-‐ｫj ） て r‐‐┐
/ﾆﾆﾆニ}ﾏJ ＾Y⌒｀ __ﾏｺ: !
/ﾆﾆﾆﾆフ >､: :|/7 ｢i
/ﾆﾆﾆ/´ Ⅵ: :|/ 丿|
/ﾆﾆﾆ/ _＿Y㍉∠::ノ
ｘ=/ﾆﾆﾆ/=ｫ ,.: i{Ｏ}:i:i:_ソ、
／,-/ﾆﾆﾆ/ 〃 ,. -┐ ／:i:i:i:∨／/!jハ
,.くく７ {ﾆﾆﾆ7｀仏≪´￣ 7/ ,ノＬ__ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
／ 7! }ﾆﾆ7＜´厂ﾌ-､_//,ｨ (: :｜:/ じぶんをしたってくれた人びとがしんでいきました
／,／ / :l 'ニ７､冂_ト（_ﾉ く´/i:Ｌ.___,)_｣厶 かの女をたたえてくれた帝国の人びともしんでいきました
{／ / | {ニ7 丿 / ｝＼人＼:i:i:〈:〔:ｉ§ ですがユカリさんは、わらってゆびをならすだけです
｛ γ7 丿_; f /-=ｧ､/jL_ ヽ_ﾌ ￣_己〕 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
レく! ′ {ﾆ7 j/仏ｲイ ﾉΤ }_） 〈::{{:〔_ : : ） ﾉ ､.. .. . ... .::::.. . . .:: : ,,） ( :::: :: （（ ,,,;）
<￢j :i |７r'!x==ミ (ﾆ､| ｉＮ 厶へノ : : : （ _ ⌒) `ｰ（ .. .. . ... ..（ ( ,;;. .. ｀⌒） ﾉ
く_〃 | Ⅳ {_"´ 〉''x七ニl二ｉﾆ7ｧ : : : : : 、:（ ( : :） ﾉ ... .. .. . ヽヽ ,,ﾉ .. ..::. .（ _ ⌒)
,〃 |ﾊ ぅ)r､‐-､／><＼,⊥. j // ^^;:;:'',,,,.....=) ﾉ-;;;;;~~^（（ ,,,;）^^~~~~~^^"'''~） ）) ^^'',,~~~~~（ ( ''~~^^~~~^
／/i | l丿 ハ ｀7 /__＜ｰ-‐ ｀>く "^ )ﾉ ） ﾉ .,"'`',（ （,, （ ''.,,.....=) ﾉ-':
／r| | ! /iﾄ､ `ｰ{ {_＿r-｀⊇ /ﾆﾆ＼ ﾟДﾟ.;..'.'';;;" ;..,"'`（ _ ⌒) -- ﾉ､,,,,,,,_.,"'`',:' "^ )ﾉ :',:'':（
/ | /! l:{ ､ヽ〕T^,‘ ／｀,ﾆ⊃｛ﾆﾆニ入 （ ( ＿_;:;（（ ,,,;） .'';;;" ） ﾉ
,′jし' ！ |, ﾘﾉ以:＾'､ ／`ア¨^ir-くﾆﾆハ ∩∩'',,.....=) ﾉ-二（,,ﾟ∀ﾟ） ﾉ '' "'''.''" ': '"'"' （（ ,,,;）
{ ｛ '， |:） ヽ.:.:.:.:.:.:.＼_>ﾍ j{ ﾏﾆニ' :⊂／ ／`:"^ )ﾉ （ _ ⌒) '':'`::':'::',:'':） ﾉ
、ヽ. ‘， ;!{ 小）-‐,.ﾆ::<＞-ミメﾘ ﾉﾏﾆニ' （｡A｡ ）二⊃ .'';;;" ' （ ( （ _ ⌒)
＼ Ｊ '圦 ｢／>:.‐＜:.:.:.:.:.:.:｀ヽ'rf ﾏニﾆ'､ ,,.....=) ﾉ- . ∩ （ (
／＼ ∨ }ﾄ( {／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::Y{ ﾏニﾆ'＼ '':'`::':'::',:'':';:;.. :'"'`,"^ )ﾉ ⊂⌒（｡Д｡ ）⊃ ,,.....=) ﾉ-
／ `ｰ-ぅ j}Сｄう:.:.:.:.:.:.:.:.:.≠:.:.:.:::::ハ. ﾏﾆニ'， 、 "'''. ..'';;;" ∪ ::'::',:' "^ )ﾉ
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.- 242 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:07:55 ID:CQ.z7mjg0
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┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
ユカリさんがゆびをならすたび
しんだ人たちが"おきあがり"ました
,,､､､､ ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛ ,,､､､､､､､､
,ィ ´; :;: . ..:;｀ﾞ;;､ ,. 'ﾞﾞ´ ヽミミﾐヽ
〃 ´`ﾞﾞﾞﾞﾞ´´ ;:;:ミ;;､ :;;'´ ヾミﾐﾐﾐヾ
jji;: ,, .;, .:ﾞ,;,;ﾞﾞ,;ﾞﾞ} '.;. :;;;;:;､ ｀`'' ',､ ''ﾐ;､
jii!､､､,, ,ｨｲ‐ｯ､,,,} ;:;:i ,:;;;;;:;:;:;ﾍ､,,, ;,'´ '`ミﾐ!
';;;:｀''''~; .´￣｀ }; :{ :;;;;;;´r'ﾞﾞﾞヾ;;;ｿ .;､､,,ｨｨｨ､ ;;, jiil!
ji;;', ,ゝ‐''´ .:;' ,ﾊ;.} ,';;;;;;;,' ´￣` ｨ彳-ｯ､ jiiii!
',', ;;; ==- ､ ; jﾘ ,';;;;;;;;{ く;;,,,,..､ ｀ﾞﾞヽ ｲkjjj!
',;', ヾ;;;;;;;;;;;;j .j i'´ ﾉ;;;;;;;'′ ,,;;;'´ jﾞﾞ｀ ‘ .:jｨｲ
;;;;, ｀こﾞﾞ´ j ﾊ {;;;;;;;′ ,ｲ,＝=､､ ; .ji! jﾂ′
;:;;;;;､､,,,.....,.ｲ ﾄ､;:;:､ ;:;;;:;;;;;;:;:;:;:{,､､､,, .:;j ﾉﾉ )
,..ィ´::::::ヽ＼;:;:､ ...::/ / ヽヾ＼､､ ゞ;:;:;;;:;: '´ﾞﾞ ￣｀ヽ' ;;' ,ﾍ_ｿ
,.: .:.:.:::::::ﾞ､.::::::::.ヽ＼ V / , . _‐-‐----イ;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;ゝ ji! .:;;: ;:;;:;ミﾐヾ
,,.:.:ﾞﾞ´ ｀ﾞﾞ ﾞ"" ｀;､ / , .:ﾞ´ -‐=＝＝;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:.:.:.:.:;;;:;ゞ ''´ イ ｀`ヽヾ;;;;;..､
/;;;:; ｀;､ /´''''' ｀ヾ / , .ﾞ´ ,:;'′ . : ;:;:;;;;;!.: ;;;;;;;;;;;: ;: ;;:! .:;;;;;;;;:;:};;.､ ヾ;;,､
/;:;; .: ; ii ; , ﾞ´ ,:;'′ . :.:;! .: .:. :. :;;; ::;ji! ! ;:;;'ﾞﾞ ｀ヾ､ ｀ヽ､
,,j;:;:,､ jﾘ .:; , ﾞ´ ,:;;;;'′ .j! . :. :. :;:; jii! :;:; ¨ヾ､ ＼
/;:;:;:;:､ j ;;; ,ｿ : ; ,:;:;;'´ .:;;;;;;′ ..ji! . .:jikkii .:;;;′‘;;.: ｀ヽ ヽ＼
/.:;:;:;:;､ ,′;::;;:ﾚ′ . : ; ::;;;:;:;'´ ;: ;:;;;;′ . :. jiiii! jik,,j,j,,jij. :. :. :; :; :jik ；：;; ヽヾヾ
/.:;:;:;;､ j . :;::;ﾚ′ .: ; ; ; j j! :;:;:;:;:;{ ;;........:; ′ji{ ji;k;.;j:i;ij:;. ; :; ;;;..｡､､ ;．′‘ ;:;;jik
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.- 243 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:08:05 ID:CQ.z7mjg0
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ユカリさんはそれだけではまんぞくしません
｀マ ＼ _ ー―- ､ 人びとのごせんぞさまたちまでも"おこして"しまいました
｀マ ム ,ｨ´ ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
｀マム' ヽ ､ ､_ﾊ , -‐==‐ _
ヽ ､. ﾏ.ム ｀i } , ヾ､ ／ ;; ;; ＞｡
｀ヾ､ｰ､ ＼ヽ _ノ ﾏム ｒ ｿ ｲｊ 7ｊ ﾄ, /: _ ;; r=-;､ ;;ゝ_
＼｀ー=ｧ） ヾ≧∨ ﾏム } ｲｭ､ ､ヾ_/ﾊｭｊ ! ;; ｀) {ililililﾘ,rｭ;;ノ
｀ヾー-､ﾉ｀= ｒ! ｨ, ∨ ﾏムｨ､ヾｖ､ﾊ!￣=ｭ ＿ ゝ.,_ ゞ ｀ｰ''’ﾊ 从 _
,ゝ ,､ﾍ ﾚ ' ''´（{ﾊ ﾏムﾊ＿｀ヾｪ､_,ｨ _ ｡r≦ !｀ニ=´≧ｰ=ﾆﾐ, ｨ.r'ｴ工王ﾖr_ｿ_〕
ー=＝ー-' ｨ､ﾊ ´,,ィ ノ ヾ ヾヽ､_.ﾏム≦ ｀ゝ=-' .＿_. _ |./../~Y; ! ! ゝミﾑﾍｴ｣｣]ｿ｣_ ,｣ｯ
__,,＞'ｒ､ヽ ）' -'￣ ,イア ,='ヾ_} ﾏ ﾑ ,ｨﾉ￣i:l／不＼⌒'､ : ﾏゝゝﾍ＞ﾟ;´｀^''＜..,_jｬヤｱﾍ
_ｒｲ,}ｌ ﾊ 〉_,,､-､=<!ｒ'´ｊ´ｒ ﾉ ﾏ ﾑ ｲ∥/_ノ／ ;; ;; ﾊヽ ヽ::ﾟ⌒''ﾟ´ﾘ ; ﾊ ゞ,二メﾘ
_7 ヽｊ' { ゝ､´＼ ミノ イ／ ﾏ ﾑ ''ﾟ ;; ' ＿シﾐ;;ゝ二ﾆ´,ｲ ;; !. ﾐニ´ィｿ
ｒ7ヽ∧ゝ､_｀ーｧ ／,;ィ,-''´ ﾏ ﾑ ' _ ｡r≦へ｀..ｰ=,_≡彡' ﾏ ;; | 「￣￣￣￣￣|
!'､ゝﾊ ヽー=￣.／ ／ .＞'ﾟ ;; ' ﾏ ﾑ_ ＼ ゞ'=.,,_ -‐=ﾂ､_ｼ′ ﾏ 八. ｀¨i ￣::￣ i¨´
ｲｭ､! ／ ／ ＞'ﾟ´ ／ . _ ﾏ/ｲヽ ,,__ -=ﾔ彡ﾍｿ ﾏ ﾑ. | .:: |
>‐､}ｒ-' ヽ ｒ‐' _イ ! Y＿,／、ヾｊ !ｲ/ｨ､-ｰｧ, ィハ:ｼ′ V ; ﾑ. ,l| .:: |
ｲノ´ ｀{｀ｰｒ' ￣｀≧ ､_ .Y⌒´Χ :/ゞ //〉 >''ﾑ ''´｀ヾ;彡’ V ; ﾊ / | .:: |
ﾊ ｨ ｲ｀ヽ ｿ´￣ ー- ＿ ≧ = ､_ ; ＼ //ｲ 7 ﾏ ﾑ V ;;/ ;; | .:: |
', }_ﾉ ,ｨ｀´_, -, / ー- _ ≧ =､__ﾉｲ/ﾉ ﾏ ﾑ ￣~~'''''7⌒＞--､ _,,,,rレ' ;; | .:: |
ﾊｒ､{ (_Y / __ゝ へノ ｿﾍ ￣｀ヽ=-'´ マ ﾏ ﾑ ／ ヽへ,'弋 ;; ; ; | .:: |
!{ ヽ ´ {ｲ Y´⌒! ／ _.. イ ∧ /へ、' ;; ｀''マ ﾏ ﾑ / ﾊ :/ ｀..ｰ‐| .:: |
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.- 244 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:08:18 ID:CQ.z7mjg0
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___ / / ／ }
{⌒＼ __ ＿＿__ ′｀¨{ ／ /
＼ ,､ { _ ＼ ／ } | ー { ' ヽ ／
`ー // ＼＼ -…‥ ／／ ￣￣} } }: { / ／
＼ ＼ // ／ヾ厂しﾍ厂しﾍ, ＼ // ,ノ ＼_人／ /
__,. '⌒¨¨“ .,,ヽ ` ., ＿＿ /〈___r｢⌒>r‐/￣￣＼_ﾉ⌒>､ヽ// ／ ＼_ /_,. '゛
( ﾉ___ノ )`¨ ` .,___,.r f゛ ) └…[⌒フ /; ｛ / } i ＼{ /:// / `*… ． {
¨¨¨¨´ 〕ﾆ= ､＿ァ‥’ ／/斗( {T/トﾐj/ |∨〈/} _,ﾉ 【 ,*’¨`*, ＼＿,.
_,，'’ } ,*‘¨`*】 ＼__／三二ニ=- _ '⌒V从匂)ﾉ'莢メ{ , j ∨/ ／ ※ /) ‘， /＼
ノ⌒ ,.／ 【 ＼)_ 】 /⌒¨¨ ー-=ﾆ二三二ニ=- _,厶Ⅳ｢ ノ／ / /￣￣ ,ノｰく ※… ’】 人
／ ,ノミ/ :}/ 【`**ｧ*'.,__,ノ: : ＼二二ﾆﾆ=彡ﾞ ,ノハ こフ ブ⌒V /＼＿_／ ,／ ｀:¨:¨:¨´:{、｀¨¨ヾ ／ ＼
>…'ﾆァ/ 人 ┗'ﾞ /: : ´: : ` マニ_ア /´ / ∧___,...／ / ヽ )／ : : : : : : ＼＿,／
/ニ=-ﾞ {; } `ー-‐ 'ﾆ=- ; { }__:{ 人 /ノ::::}::/ / ___ /′ : : : : /
ノﾆ=- {_,ノ _ -ﾆﾆニﾆ=- __,／ ‘フし'⌒> ｀ヽ¨7｛ ノｰ ' rfｱ゛{ :/
ニ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ _ ／ rfｱ , , ’
⌒ヽ かの女のおこした20まん人のへいしたちは {⌒ヽ /[ { |:. , ﾆ=-
＼ノ しんでもしんでもおきあがり、ころしてころしておきあがらせて |＼/｀ ｛└入 ＼＿＿,／＼ ﾆ=-
どんどんふえていきました └' ‘.└冖]=-‐‥'” ＼ニニ=- ﾆ=-
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ _ __ }/]ﾆニニ=| -=- ｰニニ=- ﾆ=-
{＿人ニ=- _ニニﾆ= _ / ∠ニ／ニニｲ|::{::::::/:::/::::/:::// ∠[__(__[__(__ﾑイノニニニ { -=- ｰニニ=- ﾆ=-
／∨￣} {- -／ / _/ /=- / ノ=-ノ 从:{:::::{:::::{:::::{::::ﾚ′ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒.:};′)ﾉニニ{ -=- ｰニニ=- ﾆ=-
,ノ /{__,ノ { -/ {-/- /⌒V/ ,／ /'ﾞ ヾ:::{:::::{:::::{::::::{ /:{:::::::}:::::::}:::::/::::::/′'ハニニ{ -=- ｰニニ=- ﾆ=-
{ /＼{_ 厶.,,_ } {- / / ' / 〕 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
{ {__,ノ} / /＼} / ,′ ′ / / しんでもユカリさんが"おこして"しまうのでへることはありません
人 / 人_／ {＿人ノ⌒} ｛ {_／ / むしろ、ころされた人たちも"おきあがって"しまうのです
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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.- 245 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:08:39 ID:CQ.z7mjg0
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ﾄ､ ／:!!
_.」::r｀ヽ.--‐ｧ'／!::!_
.,,＿ ,. '"´ '､'､.,__!ヽ.//__// ｀ヽ..
､.,_ ,' ､ｰ-＞r'-ｧ-ｪ'イ___,. !! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
! ゝ‐ｧコ-'"´ ｀ヽｰヽｰrﾍ しかし、ユカリさんはゆだんするような人ではありません
r'ｰｧ'´ / ､」__,./!､ ; i. ｀ヾ_ﾊ じぶんは『くろ』のマナしかつかえませんから
ﾉY ;' /_」_/,.| / !､ﾊ_ ; i-'' ふりになるあいてが出てくるかもしれないのです
`! ノ! ,'/´;' ri`ﾚ' ﾚｧt､!｀ﾊ ﾉﾉ なので、ユカリさんは人形をつくりました
! ! .ﾚ'i ﾍ ゝ-' じﾘ!ｲイ（ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾉ ,' i !" ＿_'_ ''.! iﾝ _ , --─- 、
／ ﾉ__,,.イ| ﾄ､ '､__ソ ,ﾊ ',, , ´ ヽ、
' ,.'" | | ｀i. ､,__,.,.＜/ ! _ ﾄ､ ,' ,、 、 ,、 i
/ _＿,へ＿_ :(ｸ=-Tﾍ｢ﾚ1ﾊ .ヽ. ﾚﾘｲ-ﾚλヽ-ﾙヽ !
, i ／ ヾ､.(ｸ∩/_,.... ￣` 、 ） |i',i ─ ─ iｲ. ,!
.／ ＞| |＜. ､ ゝ ヽ. ﾘ人" _ "人| !|
.r/ _,... ／／{iﾉ:i ヽ:::::＼＼ ヽ、､ ﾚγ｀' ,--, '´-!、ﾉ
'-‐ ￣ ' /.:.:.:.:.:.:} ＼.:.:｀＼ ! ,ゝ―--､ ゝ_, ' ｀´ ゝ,__ﾉ
/.:.:.:.:.:.:::L＿/2ﾉ:.:.:.:.:.:｝| ／＼ ｝ i __|_入_i ｲ',
/::::::::::::::::::::::::::};::::::::::::::/ ﾚ;:::.:.:.:.:.:＼ / ,[___]___くヽ/,イ
:＼＿_ ∧;;;;ﾑ;;;;;;;;;;;;;;;;ｲj;;;;;;;;;;;;/ |...｀了.:.::::::// ／ゝノ (ヽﾉヽ '.,
::;/ _｀`┘`‐r--､... .......＿ ,ス_ノ /.:.:.:::::// ,イ / 'ヽ,
::＼ ￣`ｰ:::〕ﾆ=-― --‐〔:___......./.:.:.:::::// ゝく ゝ'
::.:.:.:＼ --―'::〉＜＿,.... ﾆ=ｰ久__.厂＼::::/｜ ,くヽ,_ゝ、________,,,, - 、'ノ
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.- 246 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:08:52 ID:CQ.z7mjg0
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＿＿＿_ 人びとの本もののかわと、かみのけと、ちと、肉をつかっています
＼:i:i:i:i:i:i:i:＼ ＿＿ そして、うごかすのにはマナをうみだすことができる
＼:i:i:i:i:i:i:i:＞-----＜:i:i:i:i:i:i{ まほうの石がつかわれています
}:i:i:i:i／ ＼:i:i:i| ですから、見た目はふつうの人とおなじなのです
{:i:i:/／ ＼{ たいおんもあり、ちもながれています、ですが年はとりません
∨/ ､ /1 ｀ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/厶ｲ /i_/ヽi/ ﾄ､
/ l/i/ / ん心 }/ //i/ i iい ,,... ＜三＞..、
／ |从 {.:{::ﾘ厶ｲ心} /ハ|＿＿＿＿ ,,... ＜三三三三三三＞.,
＿_／ ／ 八∧.:｀¨ し厶ｲ厂＿_/ f⌒iヽ ,,... ＜三三三三＞''''"__ -=＜¨´
´ ／ ／ ／￣`ト .O __ ィ爪i∨＿_}} /∧__厂,,... ＜三三三三三＞''" ''''" .:;.:;..:;.. :;.:;i{
〃 ／ ／ ／＿ r≦》《≧x｀ヽﾄ､_∨_) //-=＝三三＞'''''" .:;;.{i :;.ﾉ.:;.,.: :;. .:;;,.:;{{ }}
| / ／ /__}: : : :｀Y`ｰ_^_-=ﾆ￣o￣ /{ } /:.,,.:.; {;:..:;;. :;;':;/ .:; .:;;..:; .:;.i :;.:
i /／ / ｢i:i:i|: : : : //´厶.:.ヽ-――― /-=三三三三三＞=----- ...,,＿＿＿.:;;. :;;. .:;{{:..
∨'{/ / {:i:i:i:＼: :人___ｦ´_}:.:}: ):i:7＞=へ{＿＿/`ー=ﾆ三ﾆ=-=ﾆ三三三＞=----=ﾆ二二ﾆ=--,
{ | /i ヽ:i:／｀¨ `ｰ一'彳 ｀丶､} ﾄ､ | ｀ー一''¨¨￣ -=ﾆ三三}三＞'
. i /八 〃 / ＼ ＼__}__ﾘ ｀¨¨´
八{_ ヽ |i＿／ / / ､ ＼ ___/く
)'〉: :`ｰ辷辷ｙ＿/ i i ＼ r‐‐': : : : : : `: : . .
,＜{: : : :/: :/: /: : : ＼__人ﾉ｀ー‐': : : :i/:_:_:_:_:_:_:r―へ
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.- 247 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:09:11 ID:CQ.z7mjg0
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...:::.:.::::_:::.:...: :..:.
.:...::::::::;: '´::::｀ヽ:::::.:::..
:.:..:::::::ｬ'.::: :::.V!:::::::.:
...:.;.::::.::::l:: f;;ぅ 滔〉:;小、::.:
. . .:.:__,.ｨ／￣庁Tｰr“-=ﾆへ、ヽ､_:..::... _
. , -‐- ､ .::_ノ´:::／ //,/y'ﾉ ┐'rへ ＼/:::｀ヽ､::.. ／´.:::｀ヽ
/:::.:.:.. ,ヽ rく:｀_／!:. /`'く_,ｨ' ';ﾊ_j/:.:..＼|::::::::::::::＼:.,.ｨ/r ､.::::::::::::',_
,ｲｭ:::zｫ ;ﾘ人r一'ア´/ |:i:: .:/:.:.:.i.:.｀YﾍＪ /:.:.:.:.:/:::::::::::::::_;::;_〉::{、 ､ .::ｔｭ:::ｩハ
.:ﾉ::､:::::::::.:': : : :/::／.:/:' :.:!:i:: 'l:.:.:.:.r-‐'^ー‐┴‐┬'r┬＜´:::::::｀ヽ、ヽ、:::::::::::':::∧
.:／＾ヾ::､:::::::.:.:.: :/:::::::::/::.:.:;;:i::.. .: .:|:.:.:/ /¨丁〉 '´ｨ V 小 | ｌヽ、:::::::::ﾊ:... ::::::::::::::::'::::ヽ、
.::'::::::::::::::ヽ:ー:::.:. :{::::::::::'::.:.:.:::::::.:.:.:.:.:|:.:ﾉ_/i.:.:.ﾚ' ﾄ､ ､ .:.:j_,ﾑﾚ' |:::::`ｰ-..､:L_::.. :::::::::::::::::::::＼
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: ::::::::::::::::::.:.:.:.;小､: : ::|::::/:::::::.:.:ｉ::::::::::::::::|:.:.:.:.:.|.:.:.:`┴‐' ´ ｉ:.:.:.:.|､:...:|i:::i:::::::＼:::::Y:: .:..:＼:::::::::::::::::::ヽ:.:. .
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: : .::::::::::::::::::.:./┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ :::::::::::::::::::::::::.:.:.:.: .
: . : .:::::::::::::::::.:.:':.:. にんぎょうは七つつくられました ::::::::::::::::::.:::.:::.:.:.:.: : .
. : . :.:.::::::::::::.:.:.:.:.:.::. じぶんではつかえない『しろ』『あか』『あお』『みどり』 ::::::.:.:.:.:::.:.::::.:.:.:.::.:. : : .
: : : :.:.:.:::::.:.:::.:.:.:.:.:.: それらだけつかえるのと、いろいろつかうことができる子たちです .:.:.: : : .:.:.:.:.:.:.: : .:.:.: : : .
. : : :.:.:.::::.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ :.:.:.: : : : : . :.:.:.: : :. : : : .
. : . : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:::..:.: . ..:.:.:::::.:.:.:.:.:.:::::::::.:.:.::::.:.:.:::.:'::|E≦|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:.:.::::.::::::::::::l:::::::::::::::::::;.::.::. : . :.:.: : : . : :.:.:.: :.:.:.: : .: : : .
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.- 248 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:09:40 ID:CQ.z7mjg0
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とうとう、だれもユカリさんを止めることはできませんでした
＿ ＿ ＿＿ ＿__ シューベルのみやこはたちまち、"おきあがり"のてにおちたのです
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|＼|￣~|＿l__,」＿」＿_」_ ＿__.|__| ＿」_＿l__ 」＿」＿_」＿」_」＿」＿」_
l＼{＼ |＼ ＼￣￣￣ ￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
{＼}＼|{'＼|￣~|
|＼ ＼|＼|＼”＞―、 ∧ ∧ ；ζﾟ ∧ ｷﾞｬｰ！
|＼|＼|＼＼|＼l＼ ＼ (* ｡Οﾟ;;) ：,∴；*Д・） ∧ ∧
|＼ ＼ ＼|＼|＼＼|'￣~| （つ_y^===つ==二＞. ’ （ つ つ （；´Д｀）
|＼|＼|＼ ＼ ∧ ∧￣＼ 人 Y ∧ ∧ 人 Ｙ " （ つ つ
”~'ー w'!|＼|＼ ＼ ＼(* ｡Οﾟ;;) |＼￣＼し=（＿_） (* ｡Οﾟ;;) （__（＿_） 人 ヽﾉ
|＼ ＼|＼|＼|（ つ∧ ∧＼ （つ_y^===つ==二＞ 。;：（*_（_＿）
, ,wi.|＼|＼|＼ ＼| 人 (* ｡Οﾟ;;)__| 人 Y :;
＼ ＼|＼|＼|（__（＿_（ つ|＼ ＼ し=（＿_） ， ∧ ∧
＼|＼ ＼|∧ ∧ 人 Ｙ＼|＼|＼''i＼￣￣＼ （；#Д#）
, ∧ ∧|＼(* ｡Οﾟ;;)（__（＿_） |＼ ＼＼| '＼ ＼ （ つ つ
(* ｡Οﾟ;;)＼|（ つ∧ ∧ ＼|＼ ＼ ＼|＼| ＼＿_＼ 人 Ｙ "
∧ ∧（ つ 人 (* ｡Οﾟ;;) |＼|＼|＼|＼|＼|_| | （__（＿_）
(*｡Οﾟ;;) ∧ ∧__（＿_（ つ ＼|＼ ＼|＼＼| ト---<
（ つ (*｡Οﾟ;;) ＼人 Ｙ|＼|＼ ＼|＼ ＼| ＼ ＼
人 Ｙ （ つ （__（＿_）|＼|＼ ＼ ＼＼ |＼|'＼＿＿_`
（__（＿_） 人 Ｙ ＼|＼ |＼|＼ |＼|＼ |＼|＼|＼￣￣￣＼
（__（＿_）r wi|＼ |＼|＼| ＼ ＼ ＼|'＼|＼ ＼
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| │::l l::│ | │ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ │ │::l l::││
─┬┴──┤::l l::├┬┴──┬┴ //: : :,': : : : /: : : ヽ: l: : : : : :lハ ─┬┴──┬┤::l l::├┴──┬
│ │::l l::││ │ /:,': :|: :!: : :|: | : : |:.:|!: : :|: : !: :ﾍ │ ││::l l::│ |
─┴┬──┤::l l::├┴┬── ： .,': :|: :.!:.:|: :.:.ﾄ:.! :.:.l|:.:||: : :|: : l: :|:ﾊ ： ┬──┴┤::l l::├┬──┴
│ │::l l::│ │ ハ:.|: :.ヽ:!:.L:!: |､ : : ﾘ!:ﾘ!:レ|: : | ,':ﾊ:l ： │ │::l l::││
─┬┴──┤::l l::├┬┴──┬ { l|λ: : ⊥L≧=Y| l∠|≦二L:./,':/: ﾘ ┬┴──┬┤::l l::├┴──┬
│ │::l l::││ ： ヽ!从: l:.:|{乂;ソヾｌﾘ "乂;ソﾉ!:/|l/:.,'/ ： │ ││::l l::│ │
─┴┬──┤::l l::├┴┬── ： ）ﾘ Y: :|U~~~ ' ~~~U'|ヽ|{: : { ： ┴┬──┴┤::l l::├┬──┴
│ │::l l::│ │ ： ,ｲ: : /|: :.ﾄ.. r=─==ｭ ..ｲ:.:.|ヽ: ﾄ､ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
,ｲ: : l: |: :.|: : :＞ｒ 二..,.イ: : :.|: :.|: :j::|l そしてユカリさんは、じつのめいっこである
： ／: :.:r､|＿!/l{ゝ┴─┴)ヽr､:!: :.!_: : !ヽ、 皇帝へいかをころしてしまいました
,r=＝ﾁ: :/: /マ:-≧､ヽ::::::::::::::::::ヽ! }ヽ: ヽ}: :ヽﾐ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
：./: :/ ノ ﾉ:,r'⌒Y::::::::::::::::::＼ﾉ_У￣ｽヽ: :ヽ ：
／ｲ:/r' /: :{⌒ {:::::::::::::::::::::::::Y_,r＜ﾉ:ﾊ ｀Y: ＼：
/' /: /ハ Y: : :.ゝ-,-l::::::::::::::::::::::::::|／＞､ヽ|_ノ: : : :.＼：
λ ,': :,':.,r"⌒ヽ: ﾚ',r‐ヽ::::::::::::::::::::::::}⌒ヽヽ: :!ﾊ|ヽ: : :.ヽヽ
{: V: :.l:人（ _ノ､:| r'⌒}､:::::::::::::::::::,'⌒ヽ|=|!:jニ!:.ﾍ: : : ﾞ.ヾ:､
ヽ:ヽ: :l : :￣| _}’ '⌒|:ヽ:::::::::::::::jニヽ ﾊ从∨: : :|: : : :l l:|
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.- 250 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:10:07 ID:CQ.z7mjg0
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/＿ |
＿ﾉ/ | | ,-─ヽ
∠ ）） _川/￣＼ゝ､
∧ (ヽく | ||＼、/ﾉ|!
| 」＞─ ＼ニﾛゝ-ノ/￣￣＼ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
／ ／ / ＼ ＞r┬‐ ｧ′ ユカリさんはじぶんのむすこであるタツヤくんを
く⌒ﾐrく ＿_ { ＿ ﾄ､／ 丁 ﾄ､〈 あたらしい皇帝へいかとしてそくいさせました
〉 ムﾍ {i ｒ'一i | | ‐=ﾐ} ﾄ廴〉 タツヤくんはまだ 3 才で、ことばもうまくはなせません
〈 / i|! ｀刈ﾐ=圦人!ﾐ=-ﾑイ }ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ ∧ i|ｌ !"" , "" } ﾉ ﾊ| ',
/ ′ﾉ八 ﾄ､ ｰ イ // ,
/ ／／ ＿ i l_f 丁￣7ーﾘｲ | ' ,. -──‐ - ､,
, イｧ─＜ﾍ.l[X]／ [X]lT ヽー---─一´: : : : : : : : : : : : : : : : :¨ヽ _
/ ﾊ ／ / lｧ' ニ丁￣￣}ハ＼ | `ーｧ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ﾆ＝一
' / ヽ=く__ ﾉ ミﾒ}≧=rく { Ⅵ ／: : : : : : : : : : : / ハ.:.ﾄ､: : : ｉ: : : : : : : ＼
/ , .＼＿ _/￣ﾊ/ ､_r≦ || . ＼ ' ／: : : : : : : : :,ｲ-‐/|/ ヽ! ＼‐|-: : : : : : : : ﾍ
/ /!| i. ﾊ .⌒ﾏ .|| ﾉ メ‐ｧ: : : : : : : : / |／ ヾ＼: : ｉ: : : : : :ﾊ
/ l ｿ / __ r' (二二二)(f /: : : : : : :.|.:/ ,__ ,__ ∨: : : : : : : :ﾞ､
| | ＼Ⅳ /丁 ≧======= /::／}: : :.:./ﾚ ｨ仡て` 仍圷､ Ⅵ: : : : :}: i｀ヽ
| | 人. ＿／ || || | 人 /´ ﾉ: :从ｉ 〃ん:じｊ ｆ:じ::j ヽ V!从.:|V
| | }! || || Ⅵノ ´~７ｸY 弋ﾟzノ , 弋ﾟzﾉ |ｆ｀Ｙ
| i / || ＼ ======ﾐ { ヾｉ⊂つ ⊂つ /i!ｒ/
| l ' ⌒ｰ|| ‐---‐ ＼ ≧=‐- ､ ゝ入 /ｰ '.:|
| i＿＿＿ﾑ ヾ ＞ ､ ＼ Ｖ` ､ ` ー ' ,.イ`ﾍ∧!
‐'''""￣::::￣￣:::::::::::::::::: ＼ r＜ ＼ ＼::￣::::: ＞ ､ __ ｬ＜爪ﾚ',
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ￣ ＼ ＼ } ＼ ＼:::::::: ,ゝ￣ `ー‐─┴--〉 ／_ ＿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: Y ＼ ＼ | ヽ ／ ﾞ ､ __ /` ､ ｀ー ´
‐- ..,,_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::人 } ＼ } y′ | / ,,. - ､ ｰ' ヽ
──── ､ ＼ | { ｉ| /／ ＼ ､ ∧
/ ＼ ＼ ｉ| | { | ｉ' } V ﾊ
＜ タツヤ ユカリの息子 ＞
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.- 251 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:10:19 ID:CQ.z7mjg0
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みんなはもうユカリさんをしたうことをやめました
あの聖女のようなほほえみも、うそなのだと
かの女はいきていてはいけないのだと
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Д・#） （ ・Д・#）・Д・#）ﾉ（・Д・#（ ・Д・#）ﾉ(・Д・#)（・Д・#）・Д・#)(・Д・# )（ ・Д・#）
∧.∧＿∧∩∧＿∧∧＿∧,∧∧∩/二二 ∧＿∧□__∧∩∧＿∧∧＿∧∩∧∧∩/
ﾟ,,,（・Д・# ）ﾉ(・Д・#)人ノし､_人ノし_人ノし､人ノし､_人ノし､人ノし､Д・#）Д・# ）ﾉ(・Д・#)ﾉ
..∧＿∧∧∧∩ ） （∧＿∧,∧∧ ∧＿
（ ・Д・#）Д・#) （ ） てんかのあく女だ！ あくまの女だ！ （・Д・#）Д・#)（・Д・#
_∧＿∧＿∧ / ） （∧∩ ∧＿∧.∧＿∧
（ ・Д・#）Д・#）（´⌒ＶＹ⌒ＶY⌒VY⌒ＶＹ⌒ＶＹ⌒ＶＹ⌒Ｖ⌒ＶＹ⌒ ・#）ﾉ（・Д・#（ ・Д・#
＿∧∩∧＿∧∧＿∧∩∧＿∧.∧＿∧∩∧ ∧ ∧＿∧,∧ ∧ .∧＿∧∩∧＿∧＿∧∩
Д・# ）（・Д・#）・Д・# ）ﾉ（・Д・#（・Д・#）ﾉ(・Д・#)（・Д・#）・Д・#)(・Д・#) （ ・Д・#）Д・#）
∧.∧＿∧∩∧＿∧ ∧＿∧,∧＿∧∩/二二 ∧＿∧□__∧∩∧＿∧∧＿∧∩∧∧∩/
・#（・Д・# ）ﾉ(・Д・#)（・Д・#）・Д・#) （・Д・#（・Д・#）・Д・#） （・Д・#）・Д・#）ﾉ(・Д・#)ﾉ(
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.- 252 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:10:37 ID:CQ.z7mjg0
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それはじじつでした
:.ヽ .:.| ! ヽ. :.:|:! :.i! :.:.:|:.:.ヽ |i;i;i;| ＼
、 :! : :!l:.|!:. :lヽ._|_L. :.i!. :.:!:.:.:.:｀ー‐!;i;i;l!──ヽ_ ユカリさんは、みんなはびょうどうなのだと言いました
:ヽ | .:.|ヽ!ヽ,x|´ヽ| l:. :. i! :|,r‐､:.:.:.:.:ヾi;i;i;､ ／ヾ しかしそれはみんなが大すきなんだといういみではありません
ヽ:ヽ:.:.! |ﾚ'ヽ_L=k!‐ヽ:.:.i! |,ｲl |、: ヽハ;i;i|／ ＼
:.:.!:.|.:.:jｲﾘ,ｨﾁＹ::::|:!＼!:.:.! |l ,' ハ:. |:.:ﾍ;i;Tー───ゝ ユカリさんには
ヽ!:.|.:/ ,ｲﾊﾟ;:'::::::';':! /!ヽ|l. l!’/: ! !:.:|∧;i;i ／ みんながおんなじ"モノ"にしか見えなかったのです
|:.:/i| ､ヽ::'::':ノ‘ |::::ﾊ |i´|! | |: :!l ﾊ;i;i;､_／|
j/ "''ー'' l::,'i!| |l :|! | ∧:|:! ﾍ;i;i;､≫ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
|! ///| ||!:l! | !: |,':| ∧i;i;､ ,..._ r-､ ,ィヽ.＿ /::::::
ヽ| ,r=＝",.'|:l| l:i! :>' :j: :!!:.! ﾍ;i;i;Ｖ __≧"´}::::::＞T{;;;;;;;::::::::} /::::::::/
{! ,ｲ|:|:l|! l: !| l |:.:!:!:.ヽ__fニヽi;iヽ ｧ-､:_／ﾊヽ─--'.／i;i;i／
` ´ ヽ,.ｨヾ!:|:|:l|!| :| |! | !:.| ヽ|￣` ヽi;iヽ､＿＞;i;iィ´⌒ヾ＼ヽ'i;i;i;∠
、 ,.ィ :!/;'ヽL|!:! :! ∨ Y-..._! ヽ ヾ==ｧ-tﾁ|! ! ＼｀￣´ |ミl
:::≧:::-::::≦ /;;;' |!:|: l :| l､ ! L ﾉ-ﾐニニﾌ´７ /. :|! ,rｧ､＿ |ヽl
::::::::::::::.. _..-'彡' |!::!/ノ 〉〉-:L._ |:｀Tﾄ､ ヽ､ ヽ/, ': :!: ,'/ l ￣''┬‐'
三≧<>≦彡" l!:ﾉ'´ /.j':／,ィ´ |:|:.:i| ヽ} ヽ // |! ﾄ､. |
::/:/|:| |:|ヾヽ |l' / // /:/ ,':j:.:.i! ヽ､Y ,ｲ´ヽ ! l ＼|
,':/ :|:| |:| ヾヽ || /:. | ヽ{:::し //:.:/ | /: .／:,| ＼|. |
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.- 253 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:10:52 ID:CQ.z7mjg0
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｀ゝ＿ゝ､_ｺゝzｿ , -::／､＼:lﾘノ/-':./ /:.:.:.:.| | |,
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ー/ ｀ゝ/ ∧｀ ー '´､､:.:.:lヽ:.://:.l l:.:.:.:.:.:.:.} ] ＼
, / ｀ヽ､:.:.:.:l ===:.:.:.:.:--､/__:.／ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
l , ＼ ￣￣￣｀ ー r-´¨´ このまま、ユカリさんの思うがままになってしまうのか
,r ヽ/ ｀ヽ､ ＿,....-――=´- みんながとほうにくれたときのことです
/, ´￣￣｀ヾ､ _,.. -―'''´ 一人のえいゆうが、みんなのために立ちあがりました
/,イ/l l7////ﾄ，／ ＿,...., ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
{〈//// ,-―-､ヽ , ＜､_/_l
ヽl__/ /////∧_,..-､ ,.＜_,＞ ¨´ ／
{(////////-' ､ ＼´＞'´ ,...-┬ ´
ヽ///／ｲ ヽ ヽ ゝ､ _,... -―777//∧＼
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.- 254 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:11:08 ID:CQ.z7mjg0
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＿__ ＼:.. ､ ､
＼:.:.￣.:.＼:.＼ |:, ＿＿＿__
-――-:.:.:.:.:.:.:.:.∨∧ / _,.｡s≦ ／
＜ ＿＿_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}' | _,.｡s≦ _,.｡イ
／:.:.:.:.:＿__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/_,.｡s≦ _,.｡s≦
／:.ィ{:/.(_◎_j)ニ∨^!:.:ｋ _ _,.｡s≦
／´￣,|/{〈苡 ^苡〉 }!人:.＼ /､｀>､
/´￣ 圦ﾒ ' ＿ ∠＼ﾄ､(＾＼∨∧ / ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
/{斗＜^ヽ. 个 ´_ ∠＿ ＼/＿＿}.}￣∨ / かれの名は『ダイ』といい、ユカリさんとはおとうさんが同じで
./＿_,＞＜__, -┘ /r―‐ ､ ｨ( ∨. ∨ / ちがうおかあさんから生まれた人です
≧=rく ｀{ } i :}! ∨ / つまり、ユカリさんのおとうとにあたる人でした
｛ ＼ ／ ｨ,ノ :}ﾄ､. ∨ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
｢ /⌒≧=- ／ .ｨ(＜＿ > ∨ /
ｰ-.乂 {､__/ .ｨ(＞ .,＜￣＿_. ィ(_､＿_∨ /
｀ ＜iL ｨ(. ＼[＿}＞――――＜]∨ /
≧=く＿ ＼ ､＼ ＿＿, ∨､ ∨ /
／´￣ ｀ ＼ { ＼.∨
＜ ダイ ユカリの弟 ＞
┏┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┓
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.- 255 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:11:22 ID:CQ.z7mjg0
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┗┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┛
'i､ ｀マ ＼ _ ー―- ､
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ム ,ｨ´ ヽ
かれはおねえさんのユカリさんが ｀マム' ヽ ､ ､_ﾊ
どんどんあくまになっていくことがゆるせませんでした ﾏ.ム ｀i } , ヾ､
なので、かぞくをやっつけることをけついしたのです _ノ ﾏム ｒ ｿ ｲｊ 7ｊ ﾄ,
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ≧∨ ﾏム } ｲｭ､ ､ヾ_/ﾊｭｊ
ﾞぐ､|． .ヽ .ｌ ｀= ｒ! ｨ, ∨ ﾏムｨ､ヾｖ､ﾊ!￣=ｭ
ヽ .ヽ .l.ｌ ﾚ ' ''´（{ﾊ ﾏムﾊ＿｀ヾｪ､_,ｨ
ヽ ヽ .!.ｌ ,,ィ ノ ヾ ヾヽ､_.ﾏム≦ ｀ゝ=-'
ﾞｉ、 .ヽ !..ｌ, ,イア ,='ヾ_} ﾏ ﾑ
／ | ,.イ／:::| ._ ヽ | . ｌ <!ｒ'´ｊ´ｒ ﾉ ﾏ ﾑ
,ｲ .::: |／:,::'::::::::::!／ !____ ﾞ'│ ...ｌ, 、 ／ ﾏ ﾑ
/ .: .:::::',／::::::::::::::|:::::::|,.ｨ´ ヽ |.ｌ ´ ﾏ ﾑ
|ヽ { :::::::::: ',:::::::::::::::::::::::::::,ｲ_ｯ '|, .｀'ﾞ ヽ ﾏ ﾑ_
ヽ | ヾ :::::::::::::::::::::::::::::::_＿ ＞.､ ヽ ヽ _ ﾏ/ｲヽ
ヽヽ ヽ ∨:::::＼:::::::::::::::::::::::::く_{fﾆ'} ' イ ｌ..i-、 .ヽ ヾｊ !ｲ/ｨ､
ヽ.ヽ.＼ ヽ_ __.＼:::::::::::::::,ィﾆ¨¨ヾメミvｲ ', ﾞ!! ＼ .ヽ //〉 >''ﾑ
ヽ＼＼＼ '.,ヽ ｀丶､｀¨/.:::/r,ヽノノ,ｨi_} }ﾊ{ ｀ヽ - ＿＼ ヽ //ｲ 7 ﾏ ﾑ
＼＼＼＼＼ .ヽ.' , ｀ﾌ},ィ/ﾄ､心ゞ｀´ .ﾊ',' . } ＼ ヽ =､__ﾉｲ/ﾉ ﾏ ﾑ
＼＼ ＼ヽ .ヽ＼ ´','|'.¨¨¨ヽ_ ヾﾆﾌ,.'ヾ{ヽ ', ＼ ヽ ｀ヽ=-'´ ﾏ ﾑ
＼ .ヽ ヽ{_,ィﾆﾆﾆヽﾄヾ,¨'ｲミミ､ヽ__, .｀iヽ ｀'-,ヽ, ﾏ ﾑ
＼ ヽ ヾ ヽ}_ﾌ',｀ヾヽﾄ---.'´ ｀' |'､
＼ ヽ ヽ ｀ヾ}_｀{｀二ﾌ ` li,
'i､ ＼/＼＼ ノ } }｀ヾヾ ヽ、
┏┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┓
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.- 256 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:11:48 ID:CQ.z7mjg0
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':,:::::::::::＼ {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
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､ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠- ／ ,
ヽ::::...､__＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜-_-‐'' ´
＼::::::::::｀r-- ､, -―-､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
ヽ､::ヽ､ , ､ ,r-ｭ､ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､´￣ ､|､
／::::::＞､ {///}） ｰ,:::::::＿＿＿:::::::､::::::::l-:::::二=-＼
／ - ''´／:::>, `ー' / ヽ }､:::l-――‐ヽ:::l ＼:|-＜＿＿ ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ /´l ,斥､ー,､__ノ-､--',::!＿＿, -‐-､:::::::::::::::::------
皇帝へいかのちをひき ヽ!{ 弋ｭ､::l _,,,ｨ圭 ＼:::::{,/-､ヽ}::::::::::::-―:.:.:´l＿
せいれいさまのかごをうけたかれにみちびかれ l ､ヾ! 弋z(ｿ l, l:l::} ヽ,} /､-- -二ﾆ-
みんなは力をあわせて、ユカリさんの"おきあがり"たちを {メ {｀ヽ､ ｀ ー ' ﾘ´￣｀ヽ､ ＼:ヽ-―――
つぎつぎにうちやぶっていきました ､ V´ ヽ ／´￣￣｀ヽ }､:.:.＼', ､＿＿__
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ヽ｀ー ' ／´￣￣｀ヽ､ ／＼､＿,.イ＼
ー - '´{,..-―-､＼ ／ ｀￣ ´ ｀ヽ
∧ （＼ ∧ ∧ /´ ＼／ヽヽ
| | ∧ ∧ /|＼＼＿ミﾟ∀ﾟ 彡
（＼ ∧ ∧ | |ミﾟДﾟ ミ // と @Ｕ@ヽ三ヽ≡≡;;⌒｀)⌒｀)
＼＼＿ミﾟ皿ﾟ 彡 とiiiUiii⊃.. // （####） Ｕ ;;⌒｀)⌒｀
と @Ｕ@ヽ三ヽ 《,r'甘ﾞｉ;》 ∧ ∧∩ /|三|ヽ三ヽ ≡≡ ｀｀)
（####） Ｕ （＿ヽＪ≡;;⌒｀)ミﾟ皿ﾟ 彡/ﾉ （＿（＿_）≡ ;;⌒｀)⌒｀)
/|三|ヽ三ヽ @Ｕ@/ / ≡≡;;⌒｀)⌒｀)
（＿）ヽＪ≡ソ;ソ⌒) （####） く ;;⌒｀)⌒｀
|三|ヽ＼ヽ ≡≡ ｀｀)
（＿（＿_ ≡≡ ;;⌒｀)⌒｀)
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.- 257 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:12:01 ID:CQ.z7mjg0
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（:::::）
;;ゞ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ﾋ;;::;;::へ _ __.ﾞ| '" たくさんいた"おきあがり"たちは
i.L,r-'' i￣￣i~~ i,:'::::/ ダイがすべて、せいれいさまのもとへおくりかえし
ﾄ''l"~￣|￣￣|~ﾞ ﾍﾍ. （:::::）
┴ｌｔ ri'"~|□￣|￣~"l''ｰ| ::;|_~" （:::::） かわいそうなことに、タツヤくんはいかりくるったみんなによって
┬回┬r''l"~￣|￣￣|~ﾞ"''i.|~",-､.へ （:::::） ユカリさんのおしろのまえでころされてしまいました
┴┬┴ri'"~|□￣|￣~"l''ｰ|~"|;;;|,''ヽ| (:::( （:: ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┬┴┬r''l"~￣|￣￣|~ﾞ"''i.|~"|;;;|.|;;|._~ )::) ;;ゞ
┴┬回ri'"~|□￣|￣~"l''ｰ|~"|; l (:( ｒへﾋ;;;７
┬┴┬r''l"~￣|￣￣|~ﾞ"''i.|~"|／／| rソ(' |_._|__|~''i
┴┬┴ri'"~|□￣|￣~"l''ｰ| |_~"'l'''ソﾊｒへ,, ::',|" ＿__ ^|
┬回┬r''l"~￣|￣￣|~ﾞ"''i.|~",-､.=､~| ｐ─ｒ;:う:|,''ヽ|'"|_._|__|~.''| (:::(
┬┴┬r''l"~￣|￣￣|~ﾞ"''i.|~"|;;;|.|;;|._~'_ ::; ﾋ;;:::ﾍ|'"|_._|__|~.''| )::)
┴┬┴ri'"~|□￣|￣~"l''ｰ| |_~"'l'''' iｰ-i-.ﾆＬ ..|'"|_._|__|~''i| ;;ゞ
┬回┬r''l"~￣|￣￣|~ﾞ"''i.|~",-､.=､~|~"'l'' ｰiｰ-ﾄ::;.|" ＿__ ^.l ;;;;;ゞ
┴┬┴ri'"~|□￣|￣~"l''ｰ|~"|;;;|.|;;| .~"|"'''l -i . rｌｌ'|i"□_| ~!"l '"￣ヽ
┬┴┬r''l"~￣|￣￣|~ﾞ"''i.|＼~" '_"|"'l': ri'"|ソﾊｒへ|〈::::::::／ノ
┴┬回ri'"~|□￣|￣~"l''ｰ|＾ ｌ￣;:;｡う! ~!"ﾞi .r i'|"|_._|（:::::）__|~''iヾ:::::ﾞ､ﾞ､
┬┴┬r''l"~￣|￣￣|~ﾞ"''i.|~"三;:;: |｜- _,...::::::''ヽ| ｐ─ｒ;:う:|,''ｒへﾋ;;;７￣
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~Ｌ三へ;:;:＼￣l'l::::;;:::::::f ﾋ;;::;;::ﾍｒへｙ-､ﾞ､＾＾
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.- 259 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:12:42 ID:CQ.z7mjg0
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|￡= | | |）| |:;- | | )| |( | | -;:| |（| | | =￡|
|￡= | |（| | |:;- | |( |..........,,,;;;;;;;;;;;,,,,... ....| )| | -;:| | |）| | =￡|
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|￡= | |（| | |:;- | |( | | )| | -;:| | |）| | =￡|
|￡= | | |）| |:;- | |, ' .`､| | -;:| |（| | | =￡|
|￡= | |（| | |:;- | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
|￡= | | |）| |:;- | ユカリさんは、ひとりぼっちになってしまいました
|￡= | |（| | |, -' ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
|￡= | | |）| |（| | | =￡| ,.-､
|￡= | |（| | rﾆ ､.-―‐- ..//ヽヽ
|￡= | |_, -' ,... -―――,..- '' l ! ｀ヾ､、 ,',' ｀! i
|￡= | ／::::::::::::::::::::::i´ .!.i ヾ､_l.i. l. !
|￡= | __,.／::::::::::::::::::::::::::::! ヾ.､ ,ヾﾉ- ...,_! l__
|_, - ' _,.〃''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ヾｰﾆ- 'ﾞ_ ｀ﾞ ｰ' ﾉ
,...'´ ゞ :::;_::::::;:: -――ｧ;r‐-､r' ,、 i´ ゝ-‐'ゝ-く
ヽ ｀´ l:::! .,.'｀ヽ./i_,､....ノ !｀´ ,i. ,!､ l ヽi ヽ
,.-｀ｰ l::! ./ .! .!.l! /ﾉ!ノ ヽ!ヽﾉ､〈
ヽ､ ,. -ー―--- ―‐ ヾ､! , ,.i. !!lノ ....､‐y'´｀¨´ ヽ
｀´ rヾ<}'､ ,.' ゞr'"´ ヽ｀i ﾉ
｀ゞ' ヾ、 l::! .!´ヽ、 /
,.-｀ヾ､ i ヽ/
ー- ‐'
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.- 260 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:12:57 ID:CQ.z7mjg0
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| | | | |.| | | |::::::::::::::::::::::::::: | | | |.| | | | |
| | | | |.| | | |::::::::::::::::::::::::::: | | | |.| | | | |
| | | | |.| | | |::::::::::::::::::::::::::: | | | |.| | | | |
| | | | |.| | | | :::::::::::::::::: | | | |.| | | | |
| | | | |.| | | | .,'三三三',....| | | |.| | | | |
| | | | |.| | | | ,l二二二二l. | | | |.| | | | |
| | | | |.| |＿＿＿＿＿＿| |l二二二二二l| |＿＿＿＿＿＿| |.| | | | |
| | | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ .└┘ ＼ |.| | | | |
| | | たたえてくれたみんなは、もういません ＼|.| | | | |
| | | ひとりのこらず"おきあがり"にしたからです ｌ.| | | | |
| | | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ￣＼ | | |
| | | ／ ＼ | | |
| | | ／ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ | | |
| | | ／ せわをしてくれるめいどさんも、もういません ＼ | | |
| | |／ ひとりのこらず、"おきあがり"にしたからです ＼| | |
| | | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ | | |
| |／ ＼| |
／￣ ￣＼
／ ＼
／ ＼
／ ＼
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.- 261 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:13:10 ID:CQ.z7mjg0
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ユカリさんがゆびをならしても、だれも"おき"ません ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ダイとせいれいさまが、ユカリさんのおそろしい力 （ (( (( ((
『くろ』のマナのながれを、たちきってしまったからです ￣|￣￣￣|￣￣￣￣|￣￣
__ ＿,.,=＝.､ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ | | |
i r､ヽ''"´ 〃 ￣ l !｀ヽ、 r ､ ∧_∧ ～・ | | |
,l !´ ヾ､r:'i'...,＿_// ヽ l. l _.,,：:: (:;｡;ζ∧_∧,,.., .,,,,.. ,,,._.,,. ,,,._|.,, .,,,|_∧ ∧_|,,
/ l l、,〃´.. ﾆー,=-､ .r=l. !、 :;...,,∧ (;｡д(::)っ;::,.. l∪∪∧,,..(:;｡;-(:)ヽ, (:;｡;-(:) (:;);-ﾟ:) (:;｡;-ζ
l ヾ-'__.ﾉ ,i ｀!、i､ ゝ-'ｰ! ヽ､.l. ｀ヽ (;:ﾟ-｡ﾒ) .,,.∧ .. .':''"'''(*゜-; Ｖ Ｖ::.,;:,⊃∧..,, _,,..
ヽ i´i /.! .,' ヾ ', i ', ｀ /´ ∧_,,_(;::(,ﾟ:;..:;;ﾟ)っ '"'''":,'::∴(;;)ﾟ｡(:;:(;:ﾟｏ;｡ﾒ)っっ∪''''∧,,.
r=r‐! .lヽ' .!/ ＜ ',!l （ヽ...,.. ､':)∧∧＿ (:;｡;-ζ ⊂.;;.: ;⊃ /) ヾ Ｖ Ｖ ::'.':''"'''" (;:ﾟｏ;(:)ヽ～
,ノ., ヽ,!＞ _,.. ､ l. rｰ ! ir; ;-;ﾟ;;)っ l:: ∪ ,,,_∧ヽ;,::.;'ヽ⊂:;; ;:. ,,,∧⌒ヽ ,,,._.,,..:';..,, (;::｡-:)ﾟ::）∧_∧
,. - ' !、 ! r'´ ﾉ ! / ヽ l ゞ' .': ,:,':: '"'"''"(';;;(:;);-ﾟ:)ι(;::｡-:)⊂ζ;;:-ﾟ;;)-;｡;;) (:｡-;｡*)::ヽ⊃⊃Ｖ⊂(;;｡;-;ﾟ)⊃
￣７ ｀ ヽ、 .ゝ-‐'´,...:':lノ:::::ヽ lノ _∧ ∧_∧ ,:,'::∴'.': '''Ｖ ,'：::'.'Ｖ Ｖ,,,._... Ｖ Ｖ ￣ ∧∧ノっ∴::,
/_ ＿ノ ー‐､´:::::::::::::::::::::::ヽ／l ﾟ;;ﾒ;;::.(,,'-`*) ∧_∧ (ヽ_ ,,..: ;...,∧ (*｡Οﾟ;;) ヽ～ ,,,.(;-:;ﾟ::）っ ,::',,,∧っ
ヾ､ｰ'´ ヾ ヾ:::::::::::::::::::::::/ .!、 '::∴'つ∧ (;;)ﾟ｡(:;:）⊂,:,':(:::)(;;｡;-;ﾟ) ∪∪'''"∪ (ﾒ;｡-:: ,,,._.,, ;(:;);-ﾟ:)っ
ﾚ'ヽ iー―、ヾ::::;: ‐''フ .!::ヽ、∧∵.:;;ﾟ) ⊂;,::.;';っ ∧ ∧/)/) ∧_,,,.;:::っ∨∨(｡;σﾟ*)ヽ⊃
ゝ-r7 / / У i. ﾄ､:::::｀'::...、 (ﾉ:;..:; (:;｡;ζ,'::∴'.'｡*):.:;;..）～ (:;´;-`;)つ∧_∧∨'''' ._.,,..:';..,
ヾ､ ./ / r'-､_,､_.ﾉヽヾ:::::::::::::｀'::...、*,'：::'.':ゝ‥ ,,,._.,,. _::_ ∧_∧ ( ﾟ;;-;ﾟ;) ,..:';.. (;:ﾟ-｡ﾒ)ヽ
｀¨´ ,.. ' -､― ' i.ゝ..ヾ-‐=三ﾆ-､｀ヽ):：::∵ (;:ﾟｏ;｡(;;）っ ⊂..,,,(*,｡;oﾟ;) '"'''"⊂_,,.._っ Ｖ Ｖﾉヽ)
i' r '、 ! r' ヽ }. ,!
r' ﾉ ゝ .., ､..... -‐ ー‐ -' ヽ ヾ'´
｀ゝ....､´ヽ_ _,..- ''"´ ゝ ..ﾉ
｀ 'ｰ- ､__,.. ｰ-､,'´
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.- 262 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:13:28 ID:CQ.z7mjg0
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ダイは、おねえさんのふるまいをゆるしませんでした
そして、おねえさんのようになるまいとおもっていました
ですから、おねえさんをおしろから出さないときめました
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
|~￣|／|／ ／| ／!／|／| ／
.／ ／| ／}／l／／／ |／!| ／!／i|／
|~￣|／'}|／{／|／| ／| ／|／ |／! |／
‘ ,.―＜“／|／|／ ／| ／ ／／|／| ／|,!／
／ ／l／|／／|／|／ |／ ／|／|／ |!／
‘ . ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
「ユカリさんからなにをきかれてもこたえてはいけない」
「こえでこたえてもならない、むしをするんだ」 w，
“ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾟ |__＿!／ .／|ii! i 'i ii| ／|／ｲ}|／|i |,／ w,
・ .／ ／|／|／ , i| i !i i ii |／|／|／／／ iw
／￣￣／i''／|／| /i!.i ! i |ii !ii i ii| |／|ｲ／／ wi
／ ／' |／／ ／| |ii i| i ii!|!i ii iiii |／／|／
／__＿／ |／|／ ／ ／|..|i ii !i i!i|ii i!! ii!i|／／
| |_|／|／|／|／|／ |ii !i| i!|!!i iii!i i|／ ゛' iw
>---ト |／／|／ ／|／..|i! !i ! i!|! ii!／
／ ／ |／ ／|／ ／|／|i! !i ! !i|／,
`_＿＿／'|／| ／／ ／ ／|／||! !i|／
／￣￣￣／|／|／| ／|／| ／|／|／.|／
／|／'|／ ／ ／ |／|／| ／|／w rｗ “'
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.- 263 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:13:43 ID:CQ.z7mjg0
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∧ ､__人_人_人_人_人 人
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而而 | ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Ｙ
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､__人_人_人_人_人 人 鬥鬥l__∧＿__∧
） （ ｡＿__|]] |三|]]三三/＼ ∧
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Ｙ ∧三 l|＿_l三|]]三ｰ/：∵＼|
I/厂|∧l| |￣￣ ､__人_人_人_人_人 人
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,:;;,',.;::;'::;'.｀｀",':;`:;'::;;;`;`:;'::;;; ;,',;::;'.;,',;::;'｀;,',;::;'.,;::;'｀;,',｀;,',;::;'::;'.;,';::;'.;,';::;'.｀;,',;:
´',:;,',. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ '.｀;,',;::..
それからのことです、おしろの中から
ユカリさんのさけびごえがきこえるようになりました
いなくなったタツヤくん、そしてみんなをよぶこえです
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.- 264 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:13:55 ID:CQ.z7mjg0
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ですが、ひとりぼっちのユカリさんには
だれもこたえてくれません
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ろうかに、じぶんのこえがひびくのがきこえるだけです ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
:::::::::::::: l二二|l:::::::::::::::::::::::::::: ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ──‐ ┐:::::::::::::::::::::
:::::::::::::: Τ ::Τ ::::::::::::::::::::::::::::::::Τ ::Τ::::::::::::::::::::::::::::::::::Τ ::Τ :::::::::::::::::: ｜l l l l l l l l l l l l l l l l l l l | ::::::::::::::::::::::
┬─┬ | .:::|::::┬─┬─┬─::| .:::|::::┬─┬─┬─::| .:::| ┬─┬─┤ﾐ..|´￣￣￣￣￣￣｀|..ﾐ├┬─┬─
┴┬┴ . . ..::... .. ┬┴┬┴┬::| .:::|::::┴┬┴┬┴┬,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | . .:::::::::::::::::::::::::::｜ﾐ├┴┬┴┬
┬┴┬ . .:'' ^i^ ': ┬┴┬┴::| .:::|::::┬┴┬┴ ／ l | ___ ___',',nｲk___,// ヽ, :::::::::::::::::::::::::｜ﾐ├┬┴┬┴
┴┬ . .::' 人 ':.. ┴┬┴┬::| .:::|::::┴┬┴ ,' ヽ_ｒゝゝ-' ｰ',.-､- ､イ､ i::::::::::::::::::::::::｜ﾐ├┴┬┴┬
┬┴┬.::' （ ） ':. ┬┴┬┴::| .:::|::::┬┴┬ i ,.へ_ﾄｰ'"___,,.ｨ ! ﾊ､､__ｲヽ､ｲ :::::::::::::::::::::::::｜ﾐ├┬┴┬┴
┴┬ : l⌒⌒⌒⌒⌒l : ┴┬┴::| .:::|::::┴┬┴ r'⌒ r´γ /__i_. i / V___ﾊ ゝ ::::::::::::::::::::::｜ﾐ├┴┬┴┬
┬┴┬＼_ヽ_|_,/_／';:. ┬┴┬::| .:::|::::┬┴┬ 〈_,.イ ｲ ,ｨ´,.ｰ,｀ ﾚ´ ',-,｀!ヽ! ﾊ O:::::::::::::::｜ﾐ├┬┴┬┴
┴┬┴ ；（ ）ι. ┬┴┬┴::| .:::|::::┴┬┴┬ i i .レｲl ﾄ' i ﾄ' } ! ﾊ/ヽ( :::::::::::::::::::::｜ﾐ├┴┬┴┬
┬┴ . ｡ ﾟ } { ﾟ ｡ﾟ┴┬┴┬::| .:::|::::┬┴┬ 。 | 。o i゜｀,,'ー' :::::::::::: 'ｰ',,゜io 〉。::::::::::::::::::::｜ﾐ├┬┴┬┴
┴ l⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒!ﾟ ┬┴::| .:::|::::┴┬ ｏ .〉 ! ) l ', ,.-─┐ 从 ( o::::::::::::｜ﾐ├┴┬┴┬
┬┴.＼＿ヽ__|__,/＿／; ┴┬::| .:::|::::┬┴┬┴ i /〈 lヽ,. !´￣ヽ! ,.ｲﾉ Yヽ､ ::::::::::::::::::::｜ﾐ├┬┴┬┴
┴─ . ﾟ u （ ） ； _─┴─┴.;| .:::l_ :┴─┴ ﾉ ｲ /ヽ､| .i＞､｀ ___,,..イ /_ハ,.--､ :::::::::::::::::｜ﾐ├┴─┴─
￣￣￣. ｡ } { ﾟ｡. ￣￣￣ l二二ﾘ.￣￣￣￣ 〉へ,ﾍr-ﾍﾞ! 〉 , ｀＼/ ﾄ､_ / /ﾍ| :::::::::::::::::::::::::::└･┘￣￣￣￣
lニニlニニ／ ＼ニlニニlニニlニニlニニlニニlニ r'＞r＞-}><{＼_/[]､」 / / llニlニニlニ
.{ .| | | } ／´ ｀ヾ〉ﾑi:::::::::/ ﾊ::::}><{｀',
l⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒! i Y__i:::::::/ / |:::::ﾑY i
|_＿_＿＿_＿＿_＿＿_＿＿_| / / ヽ､|::::〈_r､__,ゝ:::::::i ',
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.- 265 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:14:18 ID:CQ.z7mjg0
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||: | :||::. ||: | :||::.: . ||: | :||::. :. それから 5 年がたったある日のこと
||: | :||::. ||: | :||::.: . ||: | :||::. :. 毎日のようにきこえたユカリさんのこえが
＿＿＿||: | :||:.＿＿＿＿＿＿||: | :||:.＿＿＿＿＿＿||: | :||:.＿＿＿＿＿ ぱったりときこえなくなりました
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||: | :||:: .[[[]]]. ..::||: | :||:: .:[[[]]]:.:. ||: | :||:: ||: | :||::.
ニニニニニニニニ./ /|:l─l二二二l::‐─ｰ| ||ニニニニニニニニニニニニニニニニニ
｜｜｜｜｜｜｜:/ //|:| | ||｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜
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||: | :||::::../ // ７|/i┴───────.:| || ||: | :||::.: . ||: | :||::. :.
＿||: | :||:::/ //| /:/i┴───────.::::| ||::＿＿＿||: | :||:.＿＿＿＿＿||: | :||:.＿＿
Τ||: | :||/ //| l//i┴────────‐| ||::ΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤ
｜||: | :/ // :| l/i┴───── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
⊥|| [[[]]]'./:７:/i┴────── 新たに皇帝へいかとなったダイは、おしろにふみこみました
─lﾆ:|| |:l/ .//r┴────── ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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.- 266 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:14:37 ID:CQ.z7mjg0
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おしろのいちばん上のばしょで、ユカリさんはしんでいました
r─ ､-､＿ こころやさしいかおはそのままに、いきたえていたのです
. `ー ＼＼＼-､ まわりには、人っこ一人見あたりません
＼ ＼＼＼＼ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
r‐ ､ ヽ ヽ .
ヽ ヽ } ',
人 `ｰ ＼- ､
＼ Ｖ⌒ｰ､-―┐
ヽ ／｀ ┘､ ｜
｀¨¨¨＞､='⌒Ｌ>、 ＼ヽ ⊥ -┐
｀〈 ＼ 「 ＼_ く | ∥＿__
＼ ＿／ ヽ―ﾞ' ||7//∧
｝―く´ ヽ ＼ 八///'∧
r＼ ＼ ､-―く￣￣}///////∧
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.- 267 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:14:53 ID:CQ.z7mjg0
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ﾞﾞﾞﾞﾞ"""""""''''' '''''''''' （ヽ、 ,ﾉ ）´( ､イ,,,, "" ⌒ ヾ ヾ
) Y 人/゛゛゛( ⌒ . . ,, ヽ,,'' ..ノ ）ヽ ,／
!）ﾉ' ﾉ ,（ ( 、、 、 ’'', . . ノ ヾ ） ,／´.,:;
,_..,,:./ (（ ´.................ゞ (. . .,,,゛゛゛゛ノ. .ノ ) ,,.ノ..::::::::::::,... ノ´..;:
,.､ ,,...,;':;:::,′, ヽ :::::::::::::::::::::（ ノ( ^ゝ、、ゝ..,,,,, ,'ソノ ) .ソ::::::::::.,.,.､,;..__ .;'ﾞﾞ;; ::
''"ﾞﾞ:: ^''"":::::::::::::::i /f :::::::::::::::::::.:::::（、;''Y ,,ノ.ノ ,,,^ ^,,,;;;ノ）::::::::::::..:::::::::: ;'; : .:..ｯ':: ;; ;; ,;
"';;,""''''ﾞﾞﾞﾞ"ﾞ''"“,:;" ;'::; ";:. . . . :::::::::::::.（'''yノ （''、,,,ノ）ノ :::::::┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
!,;!..;;:r^､;:''l;.;;r.､::___;:;;:;i;:___,;___,, . . . . . ::::::::::::( （ ,,,人、..ツ. ノ ） 「ひをつけるんだ」と、ダイはめいれいしました
''"ﾞ" ''ﾞﾞ ... ..... . . . ,,,,, . . .:::::::::::::'''(, イ")'"´ノ;; ::::: おねえさんのおもかげをのこすものもすべて
''' ... . . . . . . ,,,. . ,,,::::::( , ゛゛..(’＿''/,,, .. せいれいさまにおまかせしようとおもったのです
ｒ,;:;:;;;., . . . ,, . . (（,⌒ノ,,,.:::::' （ （’''....ノ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾉ,:;riｯ'}} . . （’’,,,/(~～ノ（’''''ソ:.:.,、,,,,,（ .:: ノ..） !）ﾉ' ﾉ ,（ ` ) ､ )ヽ （
~~ﾞ"'''ﾞﾞ y（、,,'''ノ（、、...,,,Y),,,ノ:::.:）~～ノノ）”）,,, . ,,,ソ（ ´!. ､ t ヽ､) （ （ ）ヽ ； ・ ） ; '
, ヾ､ ....... ... ..... ,′, ( ) ` （ ( ） ） （ （ ）ヽ ( ､ ）ヽ ；
（ヽ、 ,ﾉ ）´( ､ ゝ､ :: ; : , ) ) )ヽ（ ( :（ ） ヽ､） ） （ （ ） ）; （ （ （､ :
,;''"; ) Y 人 ヽ)ゝ'丿, ； ・ ）ヽ (丶 )ヽ （ （ ） （ ;; ;､: ; ;）__） ） （____） ） ）） ；
ヾＹﾞ ﾒ''' !）ﾉ' ﾉ ,（ ` ´（ )`､ （ （ .） ）ノ | : ) ＿,,,-､__ ;; .､ （／（＿）ヽ ）ヽ ;;
,ヾ;＼;;ｉi ;ｉiゞ ,,.i;;"; / (（ ´!. ､ t ヽ､ ｀t , ( （__ノ `-' `-' :~～--～~--、_;; :: ､.､. ） ( （ ）ヽ
〃ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;,′, ヽ tゝ､丿）ﾉ i Y( ヽ_,) ＿,,;::- ‐' ～~ ~ __,_ `‐-､__ （_（_） ） （ （
, ｿ,,ヾ;＼;;ｉi ヾ;;i /f ゛ ） Y´ l'′ ） ;; ; ;,／~ _,,...- ~～、_ ; ; ヽ
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.- 268 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:15:05 ID:CQ.z7mjg0
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＿!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜＿＿
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｀ヽ ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
,.＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
／ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､￣￣￣ ダイはやけていくおしろを見ながらなきました
. /::::,..:::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l,.. - ､:::::::::::':, ですが、ひとつだけわからなかったことがあります
/／/:::／ ｀ ー――― ''"´l::::::::| ｨ'＼::::::::',
l::/ lヽ､ !:::::/,...イ l l＼:::l おねえさんがほこった『にんぎょう』たちは
l/ ､ ､',::::::::..ー――― '´|:::/::::::/､ﾉ ,/ ,リ ついぞ見つかることがなかったからです
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:/::::::/､ ノ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿_/:::::::,:::::::::::::::::::::::::l､::/::::ノ l ¨´
/ / /:::／/::::::::／,:::::::::/ ':,:::l´￣／￣T ー- ､
! ! /／:.:/:::::／:.:./:::::::/:/ l/ ／ ／ , -‐-ミ
__|＿|＿_/:.:.:.,::::/:.:.:.:./::::／:.:{＿__/＿/ / ､
l l:.:.:.:.l::/:.:.:.:./:／:.:.:.:.:.// //｀ヽ_/ ,
| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,.＞ ' | | l
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.- 269 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:15:20 ID:CQ.z7mjg0
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.: : .人 ..:.::..... ...: :.. .: :::.::. :. :: .. . . ;;＼ : : Υ ／ ７ ( :.::.:.: .::. : . . :.
.／|へ .:.:. ..... ...: :.. .: :::.::. :. :: .. . . Τ＼＿ ／Ｋへ、 ノ７ ノ::.. ::.::.:.:.:.::. .:...:
(::::::::.:.::. :.:......::.::. : :.::.:....:. ノ [ （::::.:..:::::::.::::.::.::::.:
（::::::::::::::::::::::.:.::::::.::..:...:.....::.:.::.:ﾉ .: ::.:: . .:.. .. ... .:. :. .: ノ:::::::::::::::::::::::::::::
: :.; ノ::::::::::::::::::}Ｕ::.ヽ::::::.:.:.:::ノ （:.::.:. : : :...:: .:.::. ..:: .. :. ,; （:::::::ﾉ;::{:::::::::::::､lし
: : , : ノ::::::::::::::ﾉし':;:;:,.::.{::::.:ﾉ ; : }::::.:.::.:.:.:::..:.:.: :. :. ノ , ; }::::},:.;::し!::::ﾉ:;.,::;,:.:
;: :; （:::::::}しiノ:,::;.:,;:;,,,:;:.（::ノ ﾉ::::::::::::::::::::ﾉ ;: ;: ﾉ:ノ,:.:,::.:.:し';:,.;,:::,;:
ノし':;:.:..:,:;,;:;,,:;:;,:::.:;,:ﾉ ; : （:}ししiノ:（:ノ ; ; (::ﾉ:;,::;,::.:.:;,::;.:.:.::.::,.:
; :; ; （:;,:_.:_＿.:__::＿:__.:_;（ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ （:.;_:;._;.:_;:,;:_:;_.._:_,
; ; )|:.::i:;,:.:.:,:.i:;,::;.:.::,:.:ｌ :|;: :.:.: .: .:; ::.;:.::
: : (;:|ノ:;,.⌒:;,:,:..⌒:ー!' にんぎょうを見た人は、あのあと一人もいませんでした ;|ノ-;:.:ｰ:;,:.:-;:^
:７;ノ;.:,; |:;,.:; :.; :;,:: :: ,:;, ; :| |,;::;::;.:;, ;:;::;, ::;.
へ、 |;: ;: : ;:;; ;:,:.: ;,;:: ::| ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ＼|, ;:;.,:, :;;:.,;:.,:; ,
＼ |, ;:. :; ,:; ;:,: ::;. ,:;,:| ￣Κ￣￣￣ ─＜{,;:,: ,: ;;,, :;,::::.:.
|,:;,::;.,:.;., :,:;,.;:,; ,;: | ＼_ :: ;: |,;: :.,::; .:.,:;.,:;.,:
＼_|. .:;;, :;,:;.:.:;.:;, ::;.:;.| |,;:,:; :.:; .:,:;,:;,:;:
７[| :;, :;;: ., :,:,:; .:.: ..:| ; ,: |,;:.:.,;,:;, :;,:;,;:: ;
|,;: ;:, :;,;:,:;:.:::.:;.:; ,:| |;,:, :;,:;:; ,:;,: ::.:
|,:;,;:, ;:,;: ; , :;, ; :,｜ | , :;;:; :;,:;:.; .;:,
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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.- 270 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:15:34 ID:CQ.z7mjg0
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ト ,-､
|:::|.＼＼ ＿＿
|:::| ＼＼,,....,,,_ , '´'´ |::::::||
＿_ ,|:::ト､'´ .!:::| ／／ヽ､ /:::::;'
＜´::_ﾉ´￣`ｧ‐-､|:/-イ／ ,:':::::/
ｒ‐/´＞'"´￣＼ ヽ─-､＿__,／::／ヽ
く.／´ / `ｰ'￣ヽﾉ‐-､-イ ハ
! ! ﾒ､／! └-､ /｀ヽｰ-､ || ＿ｎ__
'､ .|/ ト､,､! /､ __ ＼ ト､::::＼ _ｎ_,､ ⊇ ⊆
＼ ,ﾊ |,ﾊ! ／-‐＼ | ﾄ-ﾍ、＼ｒ-ヽ.. └i rﾍ〉 (⊆广 __
/ !,..｀'ｰ'|／ -‐ﾃ‐‐rｧ! ./｀＼ ｀Y （才Ｐ_） r ! l | ｎ
／ 人 . j__,ソ/／! ∨ ＼／ ｜| Ｌ.ﾕ U
/ / ! ,>､ ､ _ ﾞ/´|,ｲ 八 ｀ ､.,___ ヽﾆフ
,' / |/::::::::ヽ.,＿,,.. イ / ＞‐-.､ ＼ ｀ヽ.
| ,'' /|::::::::::::/ |,ﾊ_／| ./´:.:.:.:.:.:.:.ヽ ＼ ',
ｒ‐ｧこ7/ _,r'ｿr/ ,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.＼ ! /| |
ﾚ'|｀／）／「7‐|7 . /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::＼ '、 ! /
/ ／,.-'‐‐'ｧくム! ,' /!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉 〉 .ﾚ'
|/ ,.-‐＜. | / //:.:.:.:.:.:_ｧ'"´ ￣.｀Y | ｧ'/|
/ -─ｲ !/! .／〈:.:.:.:.:.:./ /´￣｀∨ レ ﾚ'
,! _,..イ´ ﾚ' !＞‐〈 ∧ ',
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＜7 .ﾑ /! .イ |:.:.:〈 ,' ∧ ヽ.
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.- 271 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:15:55 ID:CQ.z7mjg0
～ カイロニア・某所 ～
////////| /////// /// /三三三三三.｀ヾ//////// ./////＞－＜三三三弍///////,.イ////三
////////| ////// ///.:/.三三三三三三 ::∨/////| ///／ ｀ヾ三三三Y////Y/////:|三
////////! ////∧./∧/ ´￣｀ヾ:.:.//￣￣ヾ:i/////! !//∧ ｀ヾ:三.弍////|/////∧三
//////// .////| ∨ ｀Y:!: ∨//./ ヾ/ ｀ヾ:!,'∨/////!
/////// ./////! ｀ ＿ ＿ _ _ ＿
////// ,////// | il| ￣ ¨ ‐- ．__ ． -‐ ¨ ￣ |
////∧////// | il| ...................................................... | .............. |
////. ｀ヾ///=― - 、＿＿ ＿ | ｉl| ...................................................... | ....................................................... |
| ｉl| ...................................................... | ....................................................... |
| il| ...................................................... | ....................................................... |
| il| ...................................................... | ....................................................... |
| li| ...................................................... | ....................................................... |
| ll| ...................................................... | ....................................................... |
¨::::￣:::`:.. | il| ...................................................... | ....................................................... |
:::::::::::::::::::::＼__| il| ..... ⌒Ｙ................................... | ....................................................... |
::::::::::::::::::::::／ :| il| , ' ／ .................................... | ....................................................... |
::::::::::::::::Ｙ´ ..:|_／ , ............................................ | ..............................
::::::::::::::::{ ´ 〃 ......................................... | ..................
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:::::::::::::::::| / __ ． -‐
:::::::::::::::::| ハ__ ． -‐ ¨
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.- 272 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:16:08 ID:CQ.z7mjg0
仄いrく艾艾艾艾癶、
r巛Uj〉j〉j〉::::::::::::::::::::辷う、 ､
. ｎrｎrｎrｎrｎrｎrｎ:::::::::::::::::::辷う、 ＼
／乂乂乂乂乂乂乂ｎrｎ:::::::::::::::辷う、 ヽ
／￣ 乂乂ｎrｎ::::::::::辷う、
＼ 乂乂ｎ::::::::::rう)、
/ :.＼ ＼ 乂ｎ:::::::::rう) ′
ｉ : : ::::::. ヽ :.＼ 乂辷辷く ′ ふぅん、良く書けてるじゃない
::|:. ￤ :...:|....: i :::| _}L.:. 艾艾艾＼
::|:: |:::::ｌ|:.. . .::::::|:: 斗r七' |l ￤ Y⌒Y^ ＼ | 面白いおはなしね、これ
::|:: |:: 八:::::::::::::|ｌ::ｌ::| 〕斗ぅ弌7. |ｌ |: V⌒ト､ ＼＼ |
: |:八:. ､:::: ヽ :::::::八乂{ｱ乂`ｰク |l ﾊ:. | |ｌ ＼ ＼＼
: |::::: ＼＼⌒＼/ ''¨゛´ 八Λ|:: | |:) 八. ＼ |
八::::::::::|＼ 托笊! ./ .:/ ..:|:: ﾊ! ,.:代＿＿___＼＿＿
:. ＼ : |＼＼`ｰ1 /／〉..:/|. / 「 ::|ｌ |. ) )
＼ 丿:::::ヽヽ込、 ｧ /／ ′/ :|ｌ | (
＼ 乂__込、 ィ_ノ ./ / |ｌ ﾄ､
. （ |:l ＼ ＼ ｢ヽ ./ /:/... 八|: |:::＼
＼|:l:: |:ﾊ ヽ } }. イ..::/ /:/ /|:: |: |:::::::::＼
|:l:: |/Λ 个ヲ 厂 ハ/ 厶仏:::/＾|:: | . ├――=ミ
|:l:: |/: Λ V /: 厂＼彡く／|..../: : |:: |: |
|:l:: |:::/::Λ Ｖ/ 厂 ィ::::八/::::::::|:: |: |
_,..-‐＝ﾆヽ::::::::.＼:::::::::::::::::::::::.｀丶、
／|::::.＼:::::::.＼＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
,{:::::l::::::::::|＼:::::::.＼＼:::::::.＼:::::::::::::::::::::::::::::.
,ｲ:::`ﾄヽ:::::::|::::.＼:::::::.＼::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::.
{::l::::::|:::::.＼:::::.、:::::::.、::::.＼::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::.
':＼::八:::::!:::ｒ-=＼::::ハ:::::::::.丶､::::|::::::::::::::::::::::::::::i
i::::{:::トミi:::ﾄ､|ィ::ｱﾌ;;:ﾄ､:i::::::::|::::::iﾄ､ﾄ､:::::::::::::::::::::::::|
l::l从{ｊ:ｱヽ| ヽ´￣ﾉ' ＼l:::|::::ｌ::l:ｌ|⌒ヽ::::::ｌ:::::::::::::| 民話の中でも
l八:ｒ'′ |｀ﾄ:::l:::ﾉ| トﾊ}::::::l:::::::::::::|
|ヽ丶 ﾉ八:ﾉｲNxくﾉ :l:::::l::::::::::::; かなり長い間読まれている話だからね
| _.. ＿ ﾉ´__ ノ.:l:::::ｌ::::::::::;
:. ´_､ ｀¨ .ｲ:!:::::l:::l:::::l::::::::;′
／ 从:::::|::|:::::|:://
i / ヽ|::|::::〃'
人 .......:::´ / ﾊﾊ:::{_i_
＿＿＿＿___≧=‐=ﾆ二:::::::／ _}_ﾄ､::::ﾄ､
,.....::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/｀Y´￣ _ . -‐ ¨￣ ∨.:::.＼
／ .: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ! , ´ ／.::::::::::::.｀:::...、
.- 273 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:16:20 ID:CQ.z7mjg0
. / |::| ／:::::ｨ个ﾄ:::::＼ / ヽ ヾﾄ:､
/ !::L_.厶イ:/ |::i:::「ヾ:::ヽ. / :、 ヾ!
. / `ー=ｧ::::/ .|::|:::ヽ.ﾉ:::::} ! i :. ＼
/ /::::/ |::|ヾ:辷彡' li ! ヾ } ヽ :.
. / / /::::/ i !::{ iハﾊ N | Ⅵ ﾄ、 ：
/ / /::::/′! |::|Ⅵ! ヾ: | ヾ:、 从 ,爪 i
. / / /::::/| l |::|ヾ!:. ＼{ ヾﾄ、 // //ﾊ. | 特にこの主人公が好きね
/ / /::::/ ! ! Ⅵ {: ｀}＼､,:'ヾ. 〃 /,′ } |
〃 ′ 〈:::::{ ! ヽ 〉ヾ !. ヽ〈癶.N / .ｲ :′〃 / 私と一緒だもの……『黒』使いって所
/ /ヾ! ! ヾ::ｿ { ﾞ:. {〃／ /／ }／
. / / ! ＼ ヽ 丶 '′ 何万ものアンデッドの軍団だなんて
/ / ヾ ヽ ﾊ ／ ゾクゾク来るじゃない♪
.:′ , :′ }! ／三三Ｘ 卜、 ｒ _.ィ＝
. , ′ ／ jﾊｰ彡三=イ´ヾ ﾝ`´ _／三三
. ／ ／ 从三=／ | ／ _＿..=ﾆ三三三三
／ ／ /三三《 ヽィ{_＿.=≦三三三三三三三
. ／ ,三三三≡＝＝二三三三三三三三三三三
／ .:三三三三三三三三三三三三三三三三三
. ／ / /三三＝≡≡≡≡＝＝ニ三三三三三三三
／ / /三三三三三三三三三三三≡＝一=ﾆ三三
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj いや、さすがにそれは脚色が過ぎるさ
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/ "僕でも精々10体"が限界だったんだ
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/ 万……というのは途方も無い話しじゃないか
iN ＼. ｀ ニ′／}'
丨 丶、 ／
ノ￣´"''‐ 、 ｀¨´￤
＿rく /癶V⌒!=|￣￣￣￣￣|
＿_,､=Ｔ下､｀`ヽ /‐''"_, -ヘ｜ ｜
/「￣´ ヽヽ ＼ ヽ/ ´ _,,厶ﾍ ∧=､､
|八 ＼ ＿_/ ＿,）ヽ＿＿＿/ ヽ ``=､､
∥ ＼ ! Ｖ´￣:::::/ _,ノk>､｀Ｔ!::::::":::＼＿ ∥
.- 274 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:16:34 ID:CQ.z7mjg0
_ _ __ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
〆´ ,ｼ｀{＠}、 | やーねぇ、浪漫よ、浪漫 |
/ {l.: : : : : ,ｼ＼ | 男ってこういう浪漫な話し、心に響くものでしょ？ |
/ ___{l: : :,ｼ , ∧ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
/ ／i:lS|~ 孑」 ト､ ／
/ " l:l l |､-ト､ l !|
/ i "| ﾈ ! ゞﾊ、,ノ
＼ 、 / | |＼|/ 〉"
､__ ＼i.∨ ! l:ヽヽ_／ ＿＿＿＿＿ ＼
＼;:≧^ |;;lヽヽ,,,/ ／/ // Y´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
≧ﾂ i !=;::´:;:;:;:≧-/一 // | そうとしか思えない用兵術だった…ってのも良いけど |
-≦ﾊ i | |;:;:;:;:;:;:;:;≦'‐-､ -､//、 | 面白みが足りないじゃない？ |
∠ ﾊ ｜ l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾑ-＜ ,i Lノ ﾉ、 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
! ﾊ ｜ |;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾑﾂ /I ）
/ l Ν＼;:;:ﾂ气 ﾆﾆﾆﾆ丿 ／
l i ト ﾊ l| i ﾄ |:::＼''＼ヽヽ _ｪ-´､`、/´
i ﾊ l | ハ∨ ,/w| i l |:: :: :ヽ :: :: l-L_＼ { ゝ
ヽ ヽ l l ∨ ﾂ ！i !: :: ::.: ヾ: ::ﾂ气 { （ ヽ
! ｀′ "ﾄ | l:: :: :: :: :ﾄ: ::.liヾ 」 {／
, -‐‐!/! / :: :: :: :: _ヽ:: :: ::厂""´
,-一｀ :: :: :: :| / / _ _,-一:: ヽ ヽ:: :: ::ヽ
""´／:: :: :: :: :: ,V／´ :: :: :: :: :: ヽ!:: :: :: ::ヽ
//::ﾊ::::::::::::Ⅶ:::::::::::＼ヽ::::::::Ⅵ､::::::::::.ヽ
:::i::::::|＼::::::::Ⅵ:::::::::::::::＼､::::::Ⅶ:::::::.､::::
:::|:::::ii::::::＼:::::ﾏ::::::::::::::::::::＼ :::Ⅶ::::::::::::
:::i:::::|!:::从:::＼::＼:::::::::::::::::::::ヽ::Ⅶ:::::::::::
::|!::::ﾊ:::::i::Ⅶ:: ＼: :::i:::::::|`:::::::::|`∨:::::::::
::i:::::i::i:::::ﾄ､:＼:::::::＼i:::::::!,:::::i::::i ::::|:::::::::: 面白み、か……君らしいな
::::::::|::|}从‐＼i＼:ﾐ|::i:::::::i|Ⅶ ::从:::i:::::|:::
从 :|::|| .ヽ ＼.＼ヽ:::ﾉ| ∨ .___ﾝ|:::从::: そういう所がある分、あのバラ女より
{ ヽ:::|ヽ `ｰ==仆､ :'￣￣ ﾉ//::} 付き合いやすくて助かるよ
ゝ､人:i :. ∥/
.Ⅵミ､＼ :. /{/
＼:::∧. ヽ _ ﾉ /八
, ‐‐ヽ|::＼ _____... ｲ/ｰヽ､
::.. || ＼ ￣￣ .／/′ ＼
i::::〉: ＼ ／ /::::ゝ ' ‐- ．..,,__
|:::::::､ ` :＝彡 , Ｘ::} ~""'' ‐､,‐
Ⅵ:::::` / ::/ i
＼:::::: ＿＿::://￣￣￣￣~""''' ‐- ．..,,__ﾉ＿
＼::::: /_,￣￣,ゝ￣} i
＼::::::::::／ ヽ ＼:/ ::::::::ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.- 275 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:16:47 ID:CQ.z7mjg0
,,,_
∠てYフ大>､_
／／イ⌒⌒ ｀丶
ｒくL/∠. / ヽ 丶
ゝ..水､ｊ} i | ヽ i ､ ヽ
}71|¨´｜ l、 i i i i, |ｌ l ﾄ
,ｊ:| |:|丶. ﾄ､|へﾄ. l l 从ﾘ,i i !
/|:| |:| . ヽ|弋ｊ下ヽﾘ}ィテ}/.}ﾙ ばらしーちゃんの事ぉ？
/ ` "ﾍ＼＼ , 彡ﾙ |
/ /∧ ﾄ_､ ー__‐'／ .{ ｜ あの子、貴方とは肌が合わなそうだものねー
､＿/{ { /ムﾊ ｌ ＞ｚ＜ﾑ} レ
_＞￣ ￣￣／: : : ﾍ Vく/7水{ソ ｊ l､: :ヽ また突っかかって来たんでしょ
＞ /: : : : : : :ヽﾍ ´ |:|Vﾍ/// ∨: :ヽ
＜＿／ .{: : : : : : : : : ヽY ｊ」厂レﾊ {/!/: :ヽ
∠.. イ ィ／ゝ: : : :ノ: : : : :＼ 〈Yﾌi}: }ｒ／/}: : /
ﾚ1′| |ﾍ: : :ﾏ: : : : : : :＼､V ﾉﾉ: :'ｒ':／＼
￣￣￣￣| ､ ﾄｌ､ｌ: : : ﾍ: : : : ,.--ｧ^! : : : ノ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
＿＿＿_ 'i ﾄ ヽ__ﾄィ : : : ]-‐ ￣´ |: : : {＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|
＿＿＿___ﾞヽヽi＿ﾄ : {てyヽ -‐ ,r' : : ﾄ 、＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|
{:イ:/:八/:.∧:.:∨:./:./:.:.:. |:.!
|:.:.//:.:.:|乂:ハ:.:|ハ/:.:.}:. i:l八__
V:.{:.:. ∀rtｧミ｝､:.|､:.:W:.从:.:{ ドミ
ヾ_マヾ!¨’ V }イ:./ V|ｱ }:| ｀丶
.r ， ゝ ､ _,、 ./ |/ / | |. ﾞト､ あぁ、その通りだよ
/ /'1 アヾ’ ム / .|/ :| 丶
./ / / 「 ｀T´ {ヽ ／ { ｜ ＼ 君も"姉"なら何とか言ってくれ
/ / / .} }⌒ドﾐ､_ム＞､ ! | ヽ
ﾘ /|＞ 'つ | ＞ |ﾐ!//マ ７ ___/ ハ うっかり殺してしまいそうだよ
〈 “´,ィ彡， r┤ 「 | }/// .′ ＜ / {
} <／ ／ | ､} | |77{ ′ .｀7 |
| ／! f ', .| |//.l ′ ./ / ﾊ
| 、 ヽﾘ / 八 .| |//,l ′ / / / !
.} }､ ＿/ / ',｜､!//,| .′ ./ / /
ﾊ ./| L_ f / 二Ｘ }///| ′ ./ ヽ 〈 ／
ヾ) /,ｲ | ｀ヾ｛ f´ / }V!///,V , ｲ ‘ｰ}ィ ／
.- 276 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:17:04 ID:CQ.z7mjg0
／イ::/::ヽ ｜ || ｜ | | | ｌ 、 ヽ
|::| /:/l::ハ::. | |.| |l | | | | | ', ﾍ
|::ｌ'::/ |::|_ノ::〉 / | | | | | |l | | | | ｌ | ハ
. /√l ﾄr-イ |-ト､|｜ | l |ｌ ｜ | | | | | | l
/:/ l |::| | ｜ ＼|｀＼ト､| | | | /; / | /l | | | |
:/ | |::l l |气ｆ＞＜ヽ|、＼ , l /// |./ ﾉ / / .ハ |
| |::| ヽ | ﾞ{ ｌ! }｀ヾﾐ ∨／/厶-―<./ / / | | 姉妹を殺す…かぁ、それも面白そうね
| |::| ﾄ､ ｌ ヾｰ＜ 斗=ミ､_/ ／} / |ﾉ _
| |::| | ＼ " " _（ リﾉ ''/／ /ﾉ／ v´ / でもだ～め、髭のおじさんが悲しむもの
｜ ヾ | ｀￢ / ／イ| / /
| |＼ 、 / ""∠ イ Ｌ| / /
| | ＼ ‐ - ／ | ィ _ _/__/ だけど考えとくわ
. ｌ ト､ ＼ ＜ |／/ ﾉ )/ _ ,＼ 貴方がさっき言った事
｜ |::::::｀::ー- ＞ _ イ ｜ ｜: : : : : : / /／__＼(
.＿＿∧ |::::::::／二二[]二.ヽ | ｲ |: : : : : : : 丿ノ 厂 ＼〉
――{ｰﾍ |::／／::::::/::ハ:::|＼＼ ／. :| ﾄ､: : : : : / 'ヽノ 八 ）
::::::::::.ヽ〉∧ |::＼ヽ:／::ｲ |::|__/:厶-―‐| |::..＼: : | 〈／⌒ /
::::::::::::::..＼ﾍ ∨ `ー' |::| ゞ--'´ 〉:::::::::::| |::::::::..＼: v ﾍ
/::::l:::l::､:::::､:::::ヽ::､::::::::::::＼:::＼::::::::ヽヽ::::::ヽ
/:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ､::::::::::＼:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',
/:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::＼:::ヽ､::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!
ﾊ:::ｌ:::::、::::ヽ::::＼:::::＼:::::::＼:::｀ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::ｌ
.. /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::､:::::ヽ:::､:＼::::: ＼::::::＼::::!::::ヽ:!:::i:::l:l
!:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::＼:::ヽ::::＼:::＼::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|
.... j/:::ｌ:::::!:､:::!::ﾄ､:､:ヽ:::::｀ヽ{､::::::＼::::＼{､::::::::::::::::i::!::l:l !
. l:i:ｌ::::i::i:､:l::lﾃ=-､:ヽ､_､::＼_,≧ｪｭ､_､＼:::::::::i::li::!::ﾘ いや、冗談のつもりだったんだけど
!ﾊﾄ:{:!:ｉ:ﾄN{､ﾋ_ﾗﾍ､{ ＞､{ 'ｲ ﾋ_ﾗ 》＼::l::!:ﾄ!!:l::l!
ヽ i､ヽ:ﾄ{､ヾ￣"´ l!＼ ｀"￣"´ |::!:l::! j:ll:! そうノリノリで来られるとかえって困るな
. !::､::::i ｌ u |:::/lj/l:!ﾘ
ヾﾄ､:!u ｊ!/ j|:::ﾘ
ヾ! ヽ ‐ ｕ /ｲ´ｌﾊ/
}ﾄ.、 -､ｰ-- ､__ /' !:://
ﾘl::l゛､ ｀二¨´ ／ |/:/
ｒｰ''"´ﾄ!::i{＼ ／ / !:/
/ ^ヽ ヾ! ヽ ＿,,、'´ / ｊ/
.- 277 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:17:18 ID:CQ.z7mjg0
_＿
―く｀亡7ｱ
／ ／ イ￣￣￣`ｰ-､
/ /／ / / i ＼
′ ′＼ / / ｜ | ＼ヽ
｜ l｜ | / ﾚﾊ| |ｌ | ﾄ､ l |
| |｜ |x≧ﾐ､| /ﾅ＋ﾒ,| | | |
| |八 | ﾋｿ " l/ ｨ==x'|│| | あら、でもこの主人公も
| | ＼＼~ , ／ | | | 甥っ子を殺したんでしょう？
| | ｜ |￣ 、 __ ∠／ |ﾉ |
| | ｜ |'ヽ . ｲﾉ|| | | 真似てみたんだけどぉ♪
. ｜｜ | |ﾉ___≧ｰ≦ i/ /|| |｜
,―| | |::≪[=}≫Ｌ/ 厶ｌ| |､|
. ／:: | | ト-/∧ヽﾉ/ /::: | |:::＼
／:::::: ｎ:::| 八 | 〈/ ﾚ厶ｲ::::: | |::: ::＼
. ト、::: ::| |::| |￣＞rｆ乞ﾐ-､|}〉:::: | |:::／:: 〉
〉:::}::::rﾍ_ト| | ）:::ヾこﾝ:::(|}〉:::: | |/:::: 厶
/:: 厂＞'´￣广ー―ﾍー―┴ｧ-┴ヽ::: ＼
〈:: /:::::| ｛ | |-r―＜:::::: 〉
／..:.:.／ ／.:/.: :| .:.:.: ＼ ＼
. / .:.:／ ／:/ / .: ∧ .:.:. '.:'.＼ :.
/ .: / : /.:.:/ / .: / :∧ .:.: ｌ:.'.:.:.'..:.
. .' .: / : /.:.:/ / .: / :// :＼.:| .:ｌ.:.:.'..:.
. l.:. .' : /.:.:/ / :／／/.:.:.:./:/ /| :.:.:l |
. |.:.:l:.:/.:. .' /イ∠.イ .: ／:/イ/| :.:.:l |
. |.:.:|.:| :.: |∧ 旬 ∨／/.:/旬 ﾉ| :.:.:l | いや、どう真似をする気だよ、君は
. |.:.:|∧ :. l ￣ ／ /イ ￣ | :.://
. |∧＼＼| | ﾉ ｲ/ それに、その本の中では殺されたのは『姪っ子』だ
. |.:l l |.:|. ｀ /:/|
. |.:l l |.:|:::. ∠二7 /:∧| 甥を殺したのは 『 モ デ ル 』 の方だよ
. |//∧l ＼. ｲ:/
………‐-ミ ｀ .,_,. イ/ﾉ′
/ ｀ . /／
／￣￣｀`丶、 ＼
／ ＼ ./⌒＼
.- 278 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:17:34 ID:CQ.z7mjg0
＿＿＿ , ‐=ﾆヽ
r ＜二. ｒ ‐､＿ ´丶 !_i ） ）
／￣´￣ ´￣¨'-､}--､ ＼ ＿ノノ
/ _, ---- .. _ 丶./-､ ヽ //￣
/イ__.人＿人__人_人＞、＼｣ ﾍ ◎
ﾊ_/ l＼ ￣｣＿./￣| ',
,' ﾄ、 , -‐|‐ ヽ!|＿/＼.｣ハ
| , -| ＼ ∧/ - ､ | ├ ､ i あら、そうだったっけ？
! ﾍ トゝ＿ヽト ! / ｒ ､ !| ｜ l l
',| ﾍ.|ｆ r 、 ｉ lj | ｌ l .ノ i 難しい本を先に読んだから
. Vﾍ|ﾍ.ｌ lj ! | | i 取り違えたのかしらぁ
| ﾊ 、- ｧ ／! ! l
ｌ |＞------ ‐＜.＼| |￣´ヽ. l
｜ ! ／ﾄ､/＼, -ｉ＼ | ｣ ＼ i
! | ＼／:×: ＼／ |/´ ｜ l
l∧| l :×:/ ＿_ ｜ / l
,. -――‐- ､,r'´￣ ￣ヽ-i | ｜
〈 ﾍ ﾍ｣ﾊ-､ l !
Y´￣i i 「￣´l 〈 ! l ｜
｜ l ｌ | | | 〈 |.ﾊj
i / l ヽ __j.ノ ｣/
￣! , -――-､l, -――‐-- ､j个ー- ､
::::::/:::／:::::::／:::／:/:::::::/::::::ヽ::｀ヽ
:::/／::/::／:::／:::::/:::::::/::ヽ:::::::ﾍ:::::ヽ
//::／::/:/::/:::::／:::::::/::::ヽ::＼::::ﾍ:::::ﾍ
|／:::::/:/::/::／／:::::/:|ヽ::::|:/::|ヽl::ﾍ:::::l
::::/ﾘ/:/::/:/／::::::ｿ/ノ-､ヽ///|/::ﾘ',|::',:l
::ﾉ| /::/:/:::/l::／/,-‐tﾁ-､l:冫ヽ|/',|ﾍ::',l そこは正確に『史書』って言ってくれないか
:::::::/,l/|/| /／ ./ﾉ 乂ﾉ |i ﾘ::l://ヽ|ヽ:',
::::/i'ﾊ弋ﾘ/,, /'ヾ｀ー‐' u/ﾉ|///|/::ﾘ',|::', 君の言い方は妙に子供っぽいぞ
./l' ｀ー‐'';;l / 'ｿ|/ ﾊ|ﾉ::::ヽ|ﾍ 訂正してほしいところだね
::ﾄﾍ ､ ,_ / ﾊ|/ヽ:::::ﾄ、
ﾍ|::ヾ ヽ u //|/ﾍ ヽﾄ
ﾍ|: ヽ r――､ /ノ |/ヾ|＼
＼ ヾ====' ｲ ／ ＼
＞ ﾞﾞﾞ ／/ ／ _=-'｀＼
｀ー ', . /／ ／ ヽ
ﾍ|ヾ>'´ , -‐'´ ﾊ
,r' __=-‐',r´￣￣￣｀ヽ ∧
/ﾘ/ ／ ＼ ∧
/ ソ ／ ＼ ∧
.- 279 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:17:45 ID:CQ.z7mjg0
.ゞミ ノ"''ｰ-､,_i ,/''-,i_,ii__,i ! ,! ､ " ﾉ ,,-､ ､ ﾉ
ｌ / / ﾞi ﾉ"'ｰ-,=ﾆ 」, '､,,し‐''冖'''''"､..-" .｀'--''ｰ,／ | |
/ l / ｰﾞ.-..,_ レ″ ,ゝ ｉﾞ＼ .,,ﾉﾞ' ､,,し‐'' ｀'ｰ..,_,.ｲ { l
,;! .］ | ﾉ ｌ j 〉 ｀7 `i.､"゛^'‐'''"´＿_,､_l」..:イ / ｀ﾞ"|
_,.ソ li| ´ ﾉ :!、 ,.ゝヾ;;;;;;;;;;;-ﾍ 7 ,ゝヾ ／ し
ﾞl、 ノﾞ ,ソ .} 〉 | ! i/ };;;;;;;;;L 〉 〈 / ､ ,j 「 ,'
'''"゛ .､ "´ ゝ ,ゝ | j } };;;;;;;;;l ! 〉 l.､ y ! /
} j .、 ／ 」 ｀'i 〉 ｌ.:..:.:..‐-.L_/ ,! ｌ / し √
ヽ. '" ｝ ,! ／ i 」 /: ::.:.:.,;.:.. .￣ ` く、 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|! | .l j ７ ,ゝ ,」 __,.ｨ(rﾝ ::. ,, -‐ ` | あらあら、ごめんなさぁい |
|、.j .ヽ .} ｀ヽ ／７::::::メ⌒￢､、 | じゃあ邪魔にならない内に退散するわぁ |
,l`'く / / .! | ／ {:::イ /', ', ヽ ,.､ | 貴方もその【蓋】の調査がんばってね～ |
〃 ﾉ ,ﾉ :/ / / 「rﾌ〉 ム､ﾄ、 } } } 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
´ﾞ''、 { 、 、 ,.､ ,._,-':: /／ ノi｣ﾍΛ弋ﾁﾄ､}ﾑイ,' } ,／ ::｝
,.､ ヽ｀ .,＿ ,.．-一 ´ ／ |:|:|ﾍ._ゝ ｨﾇｲ ﾉ ._..-'" .::く
ｌ .l 、 ヽ ｀ ｰ- .,_ __ ミ圭圭ミｭ､」:ﾄ|､} ´＜ ｲ{ ___ ...::::::::
'` 〉 .! !''":／一 ´ ／ィ圭圭圭У::::::. 丶>ｰ＜'i ハ ＼ ......::::::::
{ ≦彡圭圭圭ﾐ/:::::::::::::::::.VｆL j }/ } )
/ ／ 豸彡癶ｆ::::::::::::::::::::::iｲ77、 /／
／ / , ｲ / 人:::::::へ::::::ィ~`{(ｿ ／´
＿ / 彡圭{ i ／ ﾊ:::|::::::::|:::..ヽ、ﾉ〉
ヽ、____／∠圭ﾐ八 {´ / }::|::::::::|:::::::::::ノ、
`一-´／ / )' i::|::::::::|::::::::/ヽ ＼
／ ／| {:::＞::|::::::::|:::::::{ ＼＼
/ ／ ＼ ／..::::/:::::::∧:::::::...、 )ノ
.- 280 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:18:04 ID:CQ.z7mjg0
_＿__ _,.-=＝－- ､
...-‐＝三ﾆ≧弐ﾆミ´三ﾆ=-､
／:,::::‐:'´／::::::,ｲ::::::∧:｀:､｀:､=:ﾐ､｀::.､ ｺﾂｺﾂｺﾂ…… ＞
.::'::／::,:イ,ｲ:/::::::/ｉ|::::::':::: ヽ:::ヽ:::ヽ:::ヽ::::＼
. /:::/::::::'::::///:ｉ:ｉ:::': !|ｉ:::ｉ:::ｉ:ｉ::ｉ::＼:｀::､::＼:＼::::::､
/:::/::::/::::/,ｲ':::ｉ:l:::::::/!|:::|::ｌ ｌ::|:::､:::＼::＼:::ヽ::ヽ: 丶
:::/::::/ｉ::://::l::::l:!:::::/::ハ:|::!:|::ﾄ､:::＼:::',::､:丶::丶::､: ヽ
/::: /::l:::'/:ｉ::|:::l::::::;':::ｉ:::::l:|::::|::|小ﾄ､::ヾﾄ､:ヽ: ',:::ｉ､::ｉ::::ｉ
:::::/::::l::ｉ::::;斗､!::::,ｉ:::l::::::; |::::|:l/:::|､ ｀ ､!:::ｉ:: ｉ:ﾊ l::ｉ |ヽ!
::::'::::::l::l::::' r ､!: /:|::l::::/:l:|::::!!: /|!=≧､ヾl::::ｌ':::!|:::!:|:::| 行った、か……ふぅ
:::::::::::|:|:ｉ::ｉ { !:/:/l:l: /: ﾊ!:: Ⅵ:八 {{ }!ヾ!::/ｉ::: |:::: !: !
:::::::: ｉ|:|:|::l y/:/:/l| ' / ｉ∧::l {′ ヾ }ﾊ. |::::|: /}:/ あの"娘達"でも一番話しが通じるが
::::::!|:!:|::|V/l/ '. |::/ /' ヾ!. ' ､::::!/::::'
::::::!:::|::ｌ::ｉ: ' !' V,'／ 一番イカレてる女だな、やはり
:::::::l:ｉｌ:l:' ｉ , ノ´
:::::|| |!. ､ r ´
::ll {. ＼ - ― ､‐'
:!. ヽ _ﾉ
､ /
､. , -‐丶 _ ′
＼イ ＼ ￣
＼. ヽ
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／∠: :_: :: :／__,,.. ．-‐ '''""~
| }:´~"''‐- '､Ｙ ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
| }: i| : :だが僕の大望を唯一理解してる奴でもある : : .
| }: i| : :『上の連中』やリュウザキにも話していない事を: : .
| }: i| : :さらりと見抜いた時にはさすがに驚いた…… : : .
| }: i| __,,.. : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
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.- 281 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:18:15 ID:CQ.z7mjg0
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...-‐＝三ﾆ≧弐ﾆミ´三ﾆ=-､
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/:::/::::/::::/,ｲ':::ｉ:l:::::::/!|:::|::ｌ ｌ::|:::､:::＼::＼:::ヽ::ヽ: 丶
:::/::::/ｉ::://::l::::l:!:::::/::ハ:|::!:|::ﾄ､:::＼:::',::､:丶::丶::､: ヽ
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:::::/::::l::ｉ::::;斗､!::::,ｉ:::l::::::; |::::|:l/:::|､ ｀ ､!:::ｉ:: ｉ:ﾊ l::ｉ |ヽ!
::::'::::::l::l::::' r ､!: /:|::l::::/:l:|::::!!: /|!=≧､ヾl::::ｌ':::!|:::!:|:::| ……………………
:::::::::::|:|:ｉ::ｉ { !:/:/l:l: /: ﾊ!:: Ⅵ:八 ヾ!::/ｉ::: |:::: !: !
:::::::: ｉ|:|:|::l y/:/:/l| ' / ｉ∧::l {′ ヾ=-ﾒ}ﾊ. |::::|: /}:/
::::::!|:!:|::|V/l/ '. |::/ /' ヾ!. ' ､::::!/::::'
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:!. ヽ _ﾉ
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＼イ ＼ ￣
＼. ヽ
.- 282 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:19:00 ID:CQ.z7mjg0
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...-‐＝三ﾆ≧弐ﾆミ´三ﾆ=-､
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:::::/::::l::ｉ::::;斗､!::::,ｉ:::l::::::; |::::|:l/:::|､ ｀ ､!:::ｉ:: ｉ:ﾊ l::ｉ |ヽ!
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:::::::: ｉ|:|:|::l y/:/:/l| ' / ｉ∧::l {′ ヾ }ﾊ. |::::|: /}:/ ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : .
::::::!|:!:|::|V/l/ '. |::/ /' ヾ!. ' ､::::!/::::' : :……………あれ？: : .
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:!. ヽ ｀ －,
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､. , -‐丶 /
＼イ ＼ ー‐ ′
＼. ヽ
.- 283 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:19:48 ID:CQ.z7mjg0
. | .! ! | !.| Ｖﾞ l│ l | | | ., .n./ l lﾞ .ｌ .l ∨ .| i､.,． i.,i ∨ '―￢‐､,, ｰ 、
! ! `ﾞ .!｢ i n.i .Ｕ.、 .! ! .| | .| .| , .i， ｌ l .ｌ iﾄ│ .、ｯｒ .!,/.!′ ‘．Uﾞ.，.i i1.． ., ｀'"´゛
lj i .| | .|lﾞ.゛ | ｭ! U | | lj !| │l U ｀ l .! ｌ ! .! | ｌ .| | ｌﾞ ″ .| .| .| .lU
.! |ゞ .! .| lj二二二二二二∨二 U 二二二二 lj二二二二二 .lj二二.lj二二二 .lj 二 .U .∨二二 .ﾚﾞ !.l二二
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二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
／ .::::/::,ｲ:::ﾉ::/:::i:::::l::::｀ヽ
〃 .::i::::|,ｲ::l::/:;ﾉl::i:|:::/l:::i:::::ﾞl
/! .:::::l:::i'l::!::|:l:/::i::/l:;ｲ|::::l::i:::ﾊ
l l .:::::::::'::i::l:::/!ｨ'ﾊ::::ﾉ/!ﾉｔlｲ::::i
|1i.:::,､ヽ:|Vﾅfﾞﾃ､ｿｲ/;'ﾋナ'l::/
ヾ. l（ｒﾚ､l `ｰ¨‐' i' ｀ﾞ ´i/ ｺ ｺ
｀､ヾ_ｊ lﾞ ､ 〉 ,' 『地下洞』は環境が環境だ
ﾞl.:::::ﾊ u. ,... .. / 史書の写本は持ってきていないはずだ
,l´ﾞﾚlﾒ､ﾞヽ､ ` ¨´／
,<ヾヽ-､__ ｀ﾞヾ`､t‐-'" ｽｲｷﾞﾝﾄｳ
／`ｰ‐｀､二=三ヽ-､ｿ 何故 あ の 女 は『姪』でなく『甥』だと知ってるんだ？
/ ..:::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ￣`ヽ､
l :::: ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞヽ､
,.ﾉ :::: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞi
,." :::: .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ｒ､
! ::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`- ､ ｀込._,--､
ﾉ ::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| / k'
／ .. :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞヽ_＿＿_,,..-‐=ヘ､ }'
. '´ ..::::::::::::. :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾ ヽ､‐-'"
l ..:::::::::::::::::ｨ､ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞゞ-''
.- 284 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:20:30 ID:CQ.z7mjg0
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───────────‐ ﾞ:::::::::|:||:| | ：|： | |:||:|:::::｀ ───────────‐
| | | || | | | | | | | | | | || | | | | |::|:::::::::| |[ｅ==ｅ==ｅ]|[ｅ==ｅ==ｅ]| |:::::::::|::| | || | | | | | | | | | | || | | | | |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ | |::|:::::::::| | |￣ |￣ ：|： ￣| ￣| | |:::::::::|::| | ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
.. ..: : : : : : : : : : : : : : : : :／|三]|:::::::::| | | | ：|： | | | |:::::::::|[三|＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : .
──────── ﾞ: : : :|:| | |:::::::::| | | | ：|： | | | |:::::::::| | |:|: : ｀ ─────────
: | | | || | | | || | | | | | |: : : :|:| | |:::::::::| |[二二二二|二二二二]| |:::::::::| | |:|: : : :| | | || | | | || | | | | || |::
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: : : : : : : ／|三]|: : 『史実』の記載された『史書』は : : . |[三|＼: : : : : : .
────‐ ﾞ : : |:| | |: : 帝国の禁忌に触れるとして禁書になって : : . | | |:| ｀ ─────
:| | ||:| | | | | | : : |:| | |: : もう物語しか伝わっていない筈なのに : : . | | |:| : : |:| | | | | | || |
＿＿＿ ::| | | : : |三]|:: ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : :|[三| : : |:| | |＿＿＿
,／|三]| : : |:| | |: : : :|:| | |:::::::::|:||:| | ：|： | |:||:|:::::::::| | |:|: : : :| | |:| : : |[三|＼
─‐ﾞ .|:| | | : : |:| | |: : : :|三]|:::::::::| |[三三三三|三三三三]| |:::::::::|[三|: : : :| | |:| : : | | |:| ｀ ──‐
:| | | |:| | | : : |三]|: : : :|:| | |:::::／ ｀￣￣￣￣ ￣￣￣￣´..＼:::::| | |:|: : : :|[三| : : | | |:| | | |:
:| | | |三]| : : |:| | |: : : :|＿_|／ ＼|_＿|: : : :| | |:| : : |[三| | | |:
三]| |:| | | : : |:| | |: : : :| |: : : :| | |:| : : | | |:| |[三
:| | | |:| | | : : |三]|: : : :| |: : : :|[三| : : | | |:| | | |:
:| | | |三]| : : |:| | |: : ／ ＼: : | | |:| : : |[三| | | |:
三]| |:| | | : : |＿_|／ ＼|＿_| : : | | |:| |[三
:| | | |:| | | : : | | : : | | |:| | | |:
:| | | |三]| : : | | : : |[三| | | |:
三]| |:| | | ／ ＼ | | |:| |[三
:| | | |＿_|／ ＼|＿_| | | |:
:| | | | | | | |:
三]| | | |[三- 285 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:20:42 ID:CQ.z7mjg0
/ ヽ
/´￣ ー- ...,,./ ＼
/ ｀ ヽ. ヽ. ,ｨ _
,.ﾍ´ ￣￣ ~｀゛ﾞ''ー- ..,, ＼ ', / !／ ヽ
./' ヽ__ ＞ ..,,ﾐ.､r-..､/ ／,
/ ,/ ￣ ー- .. ＿ ﾐ ',: : : ヽ ／ /
./ ,/ ￣~｀ﾞ'ｰ-',: : : :',ヽ. /
:./ ,/ （⌒ヽ ヽ: : : ',:i/ 『民話100選』にも引用元は書かれていない
./ ,/ ヽ: : ＼/ i: : : :!:|
/ ,/ / ＼: : ＼ }: : : |:.', あの女、僕以上に何かを知っているな……ｸｸｸ
:/ / ー-- ヽ: : :ヾ: : : i:.:〉
:/ / }｀: : : ﾞ: :': /
/ / ﾉ: : : : /: :/
:/ / /: : : : : ': :/
:/ / i: : : : : ,: :/
/ / ﾊ : : : : : :{
/ / /: : : : : : ;
. |:.|:.:| :.:.:.: '. ＼ .:.:.:.:.:.:.:. ＼:＼:.＼ : .:.:.
. |:.|:！.:.:.:.:.:l'.＼＼＼.:.:.:.:.:.‘，‘，: ＼:.:l
. |！:‘，:.:.:.:| .＼＼＼＼ :.:.:.‘，‘，.:. Ν
. |:.‘:, :‘，:.:.:'ｰ＼＼＼＼＼ : |'.:.:|.:l.:.:l |
. l:.:.:..＼ ＼ : '戈_癶＼＼＼ｔツl,ﾉ.:| / これは、あのひげ面より
'.:. {＼:＼ ＼l￣ ｀ ＼ |:.:// 危ない獣の尻尾を踏んだかな？
. '.:.＼.＼l＼| ﾉｲ/
'.:.:. Ｔ'. _ﾉ /| ……こういう心情を、あの女は『面白い』って言うんだっけ
. '.:.:.| ＼ ､＿＿, ∧|
/ ∨. ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. ＿/ ＼ ｀ .,＿／＼ /二二二二二二二二二二二/
'" 〈. ＼ ∧. ‘，‐- .,,＿ /二二二二二二二二二二二/
. '. ＼. ｛ | ‘， . ‐v'二二二二二二二二二二二/
'. xく ＼. '.│ /ｉ＼ / /二二二二二二二二二二二/
. '. |//＼ ＼ .|.//l } / /二二二二二二二二二二二/
.- 286 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:21:25 ID:CQ.z7mjg0
. ／／:／//:／ : l: :!/ :/ :
／〃/ /: // ': : : : :!: |／: : :
//:/: j :/: // : : : ／:|: |: : :l: :
//:/／/!: : l/ : :／: : /l: :! : /: :
イ/ 〃V :|: :/l!／／ :ｲ Λ:|: /: : : さて、と……ユカリ……彼女の
l ノ{l f:〉 : :/ /／:／/:/!: l:l / : : : 本当の名前を思いださなきゃな
／ ´~! :／!/ :／,-/:/ l: :';/ : : : :
, ´ .|/ .l!イ =-/く. '; / : : : : : 『屍の女王』、『骸骨王』、『腐大后』
. { ／l! ' ､ l! ヽ V: : : /: :
〉､ ､ ＼l!心 V : : :/: : : アリアメス朝史上最悪最強の魔術師
. /. ヽ｀ ｀¨~7 : : :ハ: : :
{ / : : /! l:l'､ :
. ノ｀ /: :／!ﾘ :ﾘ: :',:
＼＼
ヽ､ ＼ ＼〉 _
｀ ｰ ゝ }ﾞヽ
__,. ---───‐‐‐┐ 了 ゝ
＼ | ﾊ 》
`-- ─ｰ‐‐─‐--=! { ,r'
_ . ∧ i ／
/{ . ／ / ∨
/ 了 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
《 ﾊ | 名前は……そうだ、そうだった | ∠＞ ／|
ヽ } 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ | , ‐'ﾞ ／
ソ . ＞ ＞ .| / ヽ ∧ _,.. ‐´ ''´
. ￣＼ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
Σ￣￣￣￣. ＼ | このカイロニアの前の統治者一族が姓を名乗っていたな |
. ￣￣￣￣＼. ＼ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
／￣￣￣￣ . ＼ ＼ ｜./ ／／／／ ＼
7´￣￣￣￣￣＼＼ V !/ ／／／／ ＼ /＼
./￣￣￣￣￣￣＼＼＼ V.／／／／ | ＼l
}:三三三三三三三.×＼＼l.／／／×三三三三三三三:{
￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ ー――' ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.- 287 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:21:38 ID:CQ.z7mjg0
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 確か名前は……『ラクス・クライン』 |
|ﾄュ､,rィ| 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ ＿ .＿
||lll.| .|.ll|| || l'" | .`l || ,:ｒ= ,.:-､ l'"￣ ￣`i''"￣＿￣`l
||lll.| .|.ll|| || l | ｒｆ=;‐､ l || ｌｌ 〃 ,:ﾆ=-､ □ 三三 .| |￣ .￣| |
||lll.| .|.ll|| ,-イ .|| l ＿,.--､ ﾞヾ, || {{ {{ 〃-―==;:､ 三三 | 三三三¨ .|
||lll.| .|.ll|| ∠ゞ-| ,. -‐''";:ニ＝-`丶､ヾ, ヽ ｌｌ,ｲ" ﾆミヽ | 三三三 |
||--､|rｲ| ,／ ノi／ ／ ｒ＝＝≠ヌ､ﾄ,. ---ミ､l{､＿ ｀丶､ |, -─''─-.､|
ヾヽ .レ/ || l.il ／ ,ィ" ` __{ｒｨ7ｪ'´ ｒ''⌒ヾ､_ヾ､ミ;:､ ＿_ ｀＝;=;､ ,.<i
|| / // , ィ" ／;ﾌ" ヽ___ノﾉ`ﾄ,_ヾｊ」'´ ヽ ヽ `ヽ ＿
/ { 〃 / ヽ-;'" , { ７ｊニ=く__ハ! l ヽ ￣＿￣`l
ヽ _／ / {/ / / lﾘゝ､i{':;:;:;:;:;:;:1 ｊ,､} / ノ l .￣| |
_`;:＝＝" / ./ '{,ﾊ {ﾍ i{_:;:;:;:｀` :;:;:;,ﾗ/ﾙ' _／-''" } 三三¨ .|
／ （ ＿＿＿＿＿／ ／ ヽヾ, （}ヽ;:;:;:;ｒ''"｝ ノ ﾉー;ｧ=;" ノ 三三三 |
/ , -''ヽ､＿__,,.. -‐''",. -'',.-≠= ､ _ﾌ`/｀ヽ､`-'〃ｒｲ ノ／ __,,.. -―--､,,.∠__ -─''─-.､|
/／ .／ ／／ >=三ﾆ;-'"_>／ﾍｆ/_／,ｨ/∨ｒ''"_ .iゝ､ , -‐===-- ､ ,.<i
// / ,,...､ /／ ヽ _,ィ ｀＞ｆｒ‐ｺメ'ｱ／/／"∨ ｀丶､ _,.-''"ｆ＝ﾆ'､ ￣￣
{{', ,.-'" ﾞヽ// ｒ'" / ／ ､`ｒ'-‐'i{ {/ / }ﾆ-―‐ ゞ､､`〉
ヽ` ／ ＼ | ｊノ {/7ｒｧ''７1 ` ｒi{~ _ ヽ {{ ｆ' _ヽ_〉
_ .ｒ､ ／{ { 丶 ﾉ ,' ／フ／ / ｒ' { ヽ } ヽ ヽ ト､_丶､_ノ「 /
､｀''ｒ､ヾ l { ヾ" / ;´ {{ { ヽ丶 ｊ / ｀ヾ ｒ! ｀丶､`''く
ゞﾆヽ`丶ゝ', 」'".ヽ ',l | ＼∨ , ' ｀, 〃 ＼ 丶
ヽヽ__,,.} } ｒ''~ 7.// ヽ∨ ｌ/ ヽ
ヽ_ノノ-―'''''''""~~￣ { {{{ ﾌ ／
l ｌｌｌ 〈, __,.-;:‐''"
.- 288 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/09(日) 22:23:15 ID:CQ.z7mjg0
これにて以上になります
物語風味の所で 『 所々矛盾してるわね（・ω・`）あなたしゅっかよ 』
って所が散見されますが、ワザとです
次回はもとの路線に戻るのでお待ち下さい
ではまた- 291 ： どこかの名無しさん ： 2014/02/09(日) 23:22:44 ID:x.h7DLvI0
- 乙
殺せば殺すほど勢力を増すって、そりゃ禁忌になるわな - 293 ： どこかの名無しさん ： 2014/02/09(日) 23:24:43 ID:qWwp15To0
- 乙乙
昔話というよりホラーだな･･･ - 295 ： どこかの名無しさん ： 2014/02/10(月) 21:28:23 ID:n6jnQ1Ak0
- 乙でした。月で10人ってことは根本的に術の形式が違うんだろうか。
- 297 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:11:22 ID:Xcd7H2es0
みなさん
乙とコメントをありがとうございます
そろそろ纏めなきゃややこしい事になりそうな点が多くなって参りましたので
当スレ内における『魔法の概念』『魔法の才能』について
ほんの少し書いておこうと思います
※ 注意 ※
いわゆる>>1の脳内から出てくる妄想を書いただけのものなので
こういうのが駄目な方は読み飛ばして下さってかまいません
「>>1が自分自身で脱線したりしないようメモったもの」と思っていただいてもＯＫです
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ / } ←友情出演：主人公のやる夫さん
／（ ●） （●）＼ | ! ／）
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼│ {／／
| |r┬-| |/^つyく
＼ `ー'´ ／ { ｀〈__ ｝
ヽ ′/
.- 298 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:11:41 ID:Xcd7H2es0
ぶっちゃけた話し、某元祖TCGから
設定をﾊﾟ……
参考にしておりますので、知っている人はすぐピンと来たと思います
……とにかく、続けましょう
,r──.、 ,r──i r─--‐､ ,. -ｰ‐-‐.ｧ ､‐-‐,. ,. -ｰ‐-‐.ｧ
7 ヽ > ヽ ~ﾍヽ i .i' ,'ﾞ~￣ﾞ'ﾞ ﾞi . ! i' ,'ﾞ~￣ﾞ'ﾞ
,ﾍ/ヽ ヽヘﾍ '.,/. 勹.'; i .!. ヽ,__,t‐ｯ i . ! .!. ヽ.,＿__,,,....
. / / ヽ （ ', ＿＿＿_!_,,_ﾞi,ヽ.,__,,.-:､_! .ﾉ,,..ゝヽ.,__,,,.: -‐ 'ﾞ
. / / ', ', ' ／ ＼
. ノ (. ! ／ ─ ─ ＼ ｅ Ｇ ａ ｔ ｈ ｅ ｒ ｉ ｎ ｇ
`'ﾞ￣. !, ／ （●） （●） ＼
| （__人__） | f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|ヽ＿＿＿＿＼ ｀⌒´ ,／＿＿＿＿/ | | 何を今更って台詞だお |
ヽ⊂ ー‐ ⊃/ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
￣￣￣￣＼ ＼￣￣￣
＼ ＼
＼ ＼
＼ ＼
／ ＿＿＿__ ＼
| ／ ＼ ＼
＿| | ＼ ＼
（＿＿＿__| （＿＿＿）
.- 299 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:11:52 ID:Xcd7H2es0
世界にそんざいするあらゆるものは
五つに大別される色を持つ『マナ』で構成されています
有機物も、無機物の大半も例外ではありません
( ;; ;: ） ⌒ヽ （ . ;.; .; :.: ⌒) ..;.;:⌒):.ノ
＿＿_ノ ノ⌒) .;;:.;.) ＿＿＿＿＿,ノ ノ⌒) .;. :.:ノ、
:.｀)＿ _￣ ￣ ＿ ＿ ＿＿_丿 ￣ ￣￣￣￣｀ヽ . .. ;: ;.:.:;;｀ヽ _:;,）
:.;....)´￣￣￣ ＿＿ﾉ⌒ーー'⌒ヽ ー-､、 _ノ ⌒＼ .. . .;: .:; .:_,ノ
: .. ＝─ － ￣￣ヽ . :. :;.;;;）;.;;ヾ } ｌ ￣｀ヽ＿,ノ ｝ヽ￣￣´
ｒ´`; `ｰｰ⌒‐-､__｀ー､__ ヾ ヽ、 / .:;ｌi`ー-､
一⌒) ｀ﾞ´ ￣￣ ＼.:ヽ、 .／;;;ノ⌒ー-､;`ー-､_
::.:､::.｀ヽ＿ _.ィ´ ｀ヽ. ヽ .:V .;／ ￣￣⌒ヽ
ー'￣￣´ _,.．-'''" `ー-､_ } .::.:/ ｒ:.
_,,.;:-－''"´.. .. .: . :. : :.. : .:: ヽ ｀`‐-､ | l ;ﾄ ＿＿＿＿＿_,ノ::;.
.. . . .: .: . :. :.:.:＿＿＿ .: .: .: ＼ - - 、 | ,i; | ￣ ￣ て .: ;;:.
. : .: .: .: .: . :/ ＼＿/＼＿.: .: ｀ `ー-､_ / (● ●）ヽ |, ;i ;l － ─＝ : .. ｒ .:;
＿＿／|＿_:/ ..:〉－.:;／:: .: . . . ＼ "''ゝ（_人_） ノ l i; l; | ｀￣
___/＼.:/l ＼ ..:;:＼/::＼/: .: .: .: .: .: .: . :. . . . . . . / ヽ ‐- ．..,,__ |;i0;i ;|
､/、＿|/￣/＼／＿／、＿" "" "" "" "" "" "" " （| |） "" "" "" "" "" "" |l; i ;;|" "" "" "" "" "" "
/ ＼ /￣.:;＼,;:＞-<＼ .:;/＼-:.、w, し Ｊ ､ww,. __,丿;i;;'､ ;ヾ＿ , ､w,.
-一""""""""＼,,､w,＼,,＞""""" ､w, ｀フ／w｀ヽゞ ´ ､iklw,- 300 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:12:12 ID:Xcd7H2es0
マナの関わりは非常に重大です
生物、ここでは人間を初め、エルフやゴブリン
犬や猫といった動物たちや、植物も含みますが
全ての存在が生まれ出ずるのには『マナ』が必要になります
,r'ﾆﾆﾆヾヽ、 //ﾆﾆﾆヽ、
（"´￣￣ヾ）） ＿＿＿__ （（/￣￣｀ﾞ`）
| 、ィ_ﾉと)' ／ "＼, ､／"＼ (つ（_,,ｱ |!
i| ｀ ｲ_／ ／ （‐-､）､ ,（,-‐ ） ＼. ＼_Y |!
.ヽ、 ' （ ／ ｀ﾞ（__人__）'" ＼ / ` /
＼ ＼l i| |! l／ ／
l|l ＼ ＼ ､i|,/⌒ヾ､|!;, ／ ／ |l
＼ ヾ `ー一'´ ｨ ／ i
ヾ、 ｀`"´ ／
ﾟ |! Ｙ ｨ |! ｡
,. ' ､/ ヾ ´ ’ ｀
ﾟ, i! `| ゜､l! i|!; ﾟ ゜ ｡
ヾ从ｿヾ､, ;;ｿ'人ﾟ;,ｨ~;;へ､ｨﾍ;;´ﾝy∧从/∨ゞ〆´ ,.，
_..〆 ..:::ｿ ..:＿::ノ .::j .:::ﾉ｀ｿ´::ゝ .::::...ヽ _.:::｀
この時のマナのバランス（各色の割合や、総量の違い）によって
容姿や才能といった、色々な事が決まります
ただここには、知恵のある種族共通の最も重要な事も絡んできます
『魔法が使えるか or それとも使えないか』もここで決まるのです
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ , , ／＼ , .,_＼＼
／ （●） （●） ＼ ,_ -''´ﾞｉ゛ ﾞ Ｊﾞｉ:
| （__人__） | ＿フ ＿ ′ﾞｉ,.
＼ ＿ノ｀ーz＿ ／, -─￣─´, ｀l :^::!.
/´⌒￣〉￣⌒`ヽ ￣ ＿__; ＿､_ヽ､ﾘﾉ : :: ::i
ヾ､ー; 〈─(ゝ,〆 , -―二＿ ^´ ッ ,r'
￣l" て_＿, - ´ l ￣゛`゛'-''i|::／| ／ .
| | ﾚ ´
.- 301 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:12:23 ID:Xcd7H2es0
その大小もピンからキリまでどころか
ミジンコ程度から山レベルの違いがあり得ます
なので例として破壊呪文（赤の特徴）にしても
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ , , ／＼
／ （●） （●） ＼ ← この程度すら使えない者もいるし
| （__人__） |
＼ ` ⌒ ´ ,／ 二三￣＼
. /⌒～"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ ＝二三 |
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃ 二三＿／
| ｀l￣
. | |
.:::::::;' ';:::::::.
:::::::::i l::::::::.
::::::::::! i::::::::
::::::::::l ';::::::::
￣ ´ ' ― ―‐ -- ｣ L_:::::
￣￣￣￣
__,. 四方を灰燼に帰する事が可能な者もいます
＿ ,. -‐ '' ´ :::::::::', r::- _
‐ ´ :::::::::'、 /:::::::: ´` ' ‐-
::::::::':、 ,.:':::::::
::::::::ヽ ／:::::::
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／ ,..':::::::> ＿＿＿ ... く::::::::::
／ ,.:::::::: ／＼ , , ／＼ `､ ＼
／ ,.∩ ／ （●） （●）＼.`､ ＼∩
／ , ' ｌ ヽ∩ ／ （__人__） ＼ ∩ノ j
／ , ヽ ﾉ | |::::::| | ヽ ﾉ ＼
／ , ' | ヽ ＼ ｀ ⌒´ ／ / ｊ ＼
／ , ' ＼ ￣ ￣ / `､ ＼
.／ , ' ＼ ／ `､ ＼
.- 302 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:12:56 ID:Xcd7H2es0
そしてその限界も、一般の者達には定められています
人間・エルフ問わず、自らの才能の壁まで洗練させる事は可能です
しかし、キャパシティを越える事が出来る者は殆どいないと言って良いでしょう
無理矢理強化する術はありますが、今は禁忌の術ばかりです
!
ｊしｲ
ノ: :.:廴.ィ /{
/ : : : : : : :そ }/
ﾉ'⌒ヾ: : : :_:_丶_＿
}: ／ ＼
〃 ＼, ／ヽ
／ （ ●） （ ●）; i ｜
| ノ:|ｊし': : : : : : :.（__人__）/:し イ 八ｊし
ｊし' : :ヾ:ゞ-ミ : : : : `.:⌒´: : : :ﾉ.:!ノ , /,ｨ
ノ': : : : :ノ: : : :｀丶: : :ソ: : :.／しiﾉ, イi{! ′
'⌒｀) ／: : : : : : : : :Y´: : : : :￣￣: :⊃ﾉ / ／
_//': : : :ノ : : : : :ﾉし{: :.:厂￣￣`:ニ’彡′
ノ /: : :／⌒ヽ : : ﾊ: :ﾉ: : :し イ
}: {: : : :j: : : : : :./: :ﾉ}: ｀ヽ: :.:／
/:.ハ:__:ﾉ: : : :.／ : : /: : : :}: :′ ｲ
ノし': : : : /: : : : :/: /: : :{ : : : /: :し':八 .ノしｲ
ノしｲ : : : : :く: : : : : :∨: : : :廴:_:_:）: : : : : : : :
: : : : : : : : 丶､:_:_:ﾉ : : : : : : : : : : : :
.- 303 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:13:08 ID:Xcd7H2es0
今例として赤を挙げましたが、他の色も同様です
また、どんな色の魔法が使えるか、または得意かも
生まれつきの問題なのでどうしようもありません
__ｎ__ ＿_ ＿
└ｫ r┘ ,コ | └┘/7 ,ｰ
<八八> .己_| ＜ノ ,r' ::::｀,
( ::::i_
＿＿＿_ ○ ﾄ ..:::::::}-、
／ ＼. O .::::::::. ○ j .:: .::: .::⌒)
／ ヽ、 _ノ＼ .:::::::::::::. ○ r'⌒｀:::.__..::. .::´￣｀)
／ （○） （○） ＼ o .:::::::::::::::::. ,- _) :::r: : :.ヾゝ⌒'r:: :ノ
| u. （__人__） | /)/）／）::::::::::::: (⌒) (, ::..:: :::!､ ..::::::.. ::Y
＼ ⌒´ ／ 「//／／:::::::::::::::::: ｀~ メ --ー´ :: _:::;,ノ
γ⌒ ⌒￣￣'￣´ （:::::::::::::::::::::::r ⌒ヽ -=-＝＿ --ー´'ｒ-､_ノ´
i j _＿＿､＿_,､＿`つ::::::::::::::::ゝ __ノ
ヽ､ l /′ ｡ :::::::::::::::::::::
/つゝ､,,! } o :::::::::::::::::: (⌒)
｛〈〈〈,ゞ,ｿ 〈 O :::::::::::::: ｀~´
｀￣／ ＼ O :::::::: ○ ＜＝《 夢 見 る 一 般 人 の 現 実 》
／ ／´`＼ ＼ Ο ○
! く´ ＼ ﾍ
＼ ＼ ヽ ﾍ
(´____＿___ノ ヽ ヘ
｀￣ ￣ ∨__＿___｀)
.- 304 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:13:46 ID:Xcd7H2es0
生まれつき緑のマナの魔法の才能しか無ければ
その人物は緑に属する魔法しか使えませんし
マルチに才能を発揮できる人物であれば
例えば緑と青の色を組み合わせた魔法だって使えるのです
|;;:ll| |:.:: ;;:::ll| |:::;l;l| ゞ;;;!.::;;.:::;ll ゞ;;ヾ;;|.:ll;.::;;iｌ:;l||;;;ｼ .|;.;;:l|
|:;l;l| | .:::;i;;::l| |;;.::ll| .|;;;::.;l::l| ゞ;;;:;;|.:;;.:::;;;ｌ:;l||;/ |.:;l;l|
,,.、 ,.::;, |::l;l| ::;, |:: ::;l;;:ll| ,; :::.|.:;;ｌ;l|:: .; :;|.:::,;;::ll| .|;;il.::;;ll:;;l|| ;; |;;::ll|
,;|::;ll| ::;;.. ,;::: |::. :;;:.;il| ;:: ,;; | ,;::ll| ;;:. |;;..il;::;l| ;;::. |.;ll;:.::;l;;:l|!.::. .:;|::;l;l|
,; ;:. ::.:: .:: ;;; ´"'' ;;:: |: l|;;:::;;l|;;::. .:;;ﾉ.:::;;lﾘ、 .:::: ;;|.::;;:::;ll| .:: |.:;,.::;;ll;;:l|! ,vj､ |.::;ll|
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/ （● ● /⌒ヽ ､ | :: ;;:;;ill| ..ｿ;;::.:;;;llﾊ .:::;;; |:;:l.::;;ll:;;l|| `" '';;;:::..
ゝ （__人）/ |ﾟ:: ﾟ;ﾟ ﾟ ,;ﾉ ::.::;;ｉ;;ll|;;､ .;;:::.. .:::. ..::: ;;;;, :::"´ |.::;;:;;;:li::l|!
,,.,,. ⊂ / ﾟ.;ﾟ /; :;; :::::: ;;;;;; ;; .::;;, ,.vVw, .::;;; |.::;;:il.;;:;;l|| .:::: ,;;;,
ミ / ｡ﾟ /.;.;::: |:;;,.::;;,:::;l|| ,;;:.
（ /／⌒￣⌒`´￣`～ヽ'ー--､ .:;;:. :.. /.; ::;;l|.;;::il|l､,fﾞ; "´'''::
, _／ ιυっ￣~つｙへつ .:;;:.:. ノ;;ﾉ ::;;ﾊ ::;;t;;ヾ ::;;, .:::;;
｀|' ／ フっιつ人´ ／ ／つυ^っへ っっ ;;'''""" ::;;;;;;;;;;, :::.
'''"' ／ /つつ。ｏ/ / / / ^つっへυっつ
_/ 〉o°o。 。 / / ／°>つっっっつっっ ,,..、 .::;; .:::
／ ＼γ､。 o 。 /ｏ。/ ／つっっつっつ ,;: ;:.
＿＿／ `⌒ヽっ/ 。/ ／ っつ） っつっつ
＝／ っっ τ-っつつっ､。| つ っつつつ
￣ っっ )） ） っつつつ。| っっつつ
つつっιつ） ⌒つっ) っつっつ。 °|
.- 305 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:14:12 ID:Xcd7H2es0
ただマルチな才能のある人間には
世界から枷が掛けられる事が運命づけられています
『その分野の "超一流" 』には、絶対に敵わないというものです
（500年単位という奇跡的な確立で例外がいる事も）
世界観ぶち壊し前提で例を挙げるとすれば
某歴史系ゲーム（KO○I）の『三○志』や『○長の野望』における
「曹なんとかさん」や「織田なんとかさん」のパラメータみたいなものです
,
γ´￣｀ヾ,
/ i|
ト>ﾟﾐ,ヽ, ｉ!ΛΛ ,っ - －、
ﾉ ）,;ゝ@(∀ﾟ*) i {● ●） ヽ
. ﾄ>ﾟﾐ,ﾞﾚゝ 0と | ヽ.（人__） ノ
. （ ）,;ゝ |ｊ | |～ ＿＿ ヽ ＼_
ト>ﾟﾐ,ヽ, __し'ヽ)＿/-- :!＼ 〉 |-'
ﾉ ）,;ゝ_/ ヽ ヽ ＼ /＾ヽ__ ιー Ｊ
(( σ´ ﾚゝ/｀ ヽ i_.: ヽ ＼ ＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ /:: :::: /:::: :::::ｉ |
/＾´ / :::::::''' 丶￣ヽｰ |
/ :::i _::::::::::::::::/ >,.. ::::::: |
~｀～'⌒ ～'~""''<＾´ヽ__／丶--、＿--、＿＿＿－--|
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.- 306 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:14:30 ID:Xcd7H2es0
『ステータスを極振り』したかのような極端な存在が生まれる事もあります
◎魔法の才能はからっきしな変わりに
剣や戦術といった他の分野で図抜けた才能を発揮できるタイプ
◎達人レベルの魔法も難なく使えたり
優れた識者の才がある代わりに、肉体は貧弱（鍛えても無駄）なタイプ
などがそれにあたります
,.. ｨ〃"'ー- ､
／:::..... .... ..:::ヽ
／￣￣＼ ,'::::::::::::::::::::::::::::;､:::::::::::ﾞﾄ
／ _ノ ＼ {::::::::::::::::;y从j;ハﾊ;:::::::ﾐﾞ
（●）（● ） │ ﾞ!;ヘ:;ｲV_jﾘ!_ _ﾘj;'Nﾘ
.┌ z=､.＿.＿＿ﾞ（__人__） |─────── 人zﾘ ´仞` '{j`/ 、
___,-､.|rk.| | |＼‐- | │ ＿＿＿＿ , -‐'´ヽ ヾ'` _ >丿 ＼
┬┬┬｢.!.}.}.ﾉhｺ }| |―|――ヽ } ￣￣￣￣/ ___ i ヽ ヽ､ ／ ￣ ／
￣￣￣Tﾌ-ﾊ.ﾉﾄ〈| |__⊥ ---‐ ヽ ノ ￣￣￣￣ / ;'´ ｀ | r;〉'´ﾍ｀丁ヽ ￣
}ﾆﾆﾆ! ﾞ―ﾞ‐' /´￣l|￣l__l￣￣l |￣｀ヽ /,:' レ'´>___/ ,ｨﾍ ｀!
ﾍ ﾍ､ _ ／ ┌‐‐┬──‐┐ i'Y , /"ア_〈｀`" |
k //￣ ＼ ／/ / .l＼ ／ | ! :. / !'"´ y'~´ |
ヽ// ノl .l l ゝ ,! ,! ∨ ／ ヽ
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.- 307 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:14:41 ID:Xcd7H2es0
つまるところ
①魔法が使えるか使えないかは生まれつきで
使えるにしろ使える魔法の種類や
使用可能なレベルは自分で選ぶ事ができない
②魔法使いは自分の才能の限界まで
魔法を洗練させる事は可能
例 ） 破壊呪文を唱えるまでの時間を短縮する
コストを抑えて連発する事ができる etc……
③稀に様々な色を扱える"マルチな天才"や
"完全特化型（魔法問わず）"が生まれる事も
ただしマルチ型は特定に特化した"超一級"には敵わない
また特化型はそれ以外の分野でてんでダメという特徴がある
という点をご承知おきいただければ
読んでいただくに支障はありません
＿＿＿_
／ノ ヽ＼
／ ／ﾟヽ ／ﾟヾ＼
／ ⌒ ⌒ ＼ ← このレスだけ投下すればよかったんじゃね？
| （＿＿__人＿＿） | と言わんばかりの顔
＼ |lr┬-l| ／
ノ ﾞ=ニ二" ＼
／´ ＼
| |
.- 308 ： ◆BOY7OVxfv6 ： 2014/02/11(火) 01:20:35 ID:Xcd7H2es0
- 以上です、短い上文字ばかりですみません
本来、説明回とかそういうものは自分が苦手なので
作る予定は無かったのですが、作中でキャラに喋らせるには
演出上些か無理あるなと思う点が増えてきたので
こういうものも差し挟む事にしました
苦手な方には申し訳ないと思ってます
>>295さんへ
某歴史ｼﾐｭ風に言うと月は『殆どが90代前半』といった感じです
特化型は上限の100をぶっちぎって
120とか余裕で行っちゃうタイプと思っていただければ
ではまた - 311 ： どこかの名無しさん ： 2014/02/11(火) 09:40:15 ID:w2dTVvug0
- 説明おつでした。
ラクスさんは黒のマナの能力1000とかのレベルだったのかね。まさに桁が違うんだろうな。 - 313 ： どこかの名無しさん ： 2014/02/11(火) 20:15:41 ID:K0oimLZA0
- 昔の技術が失われてる可能性が高いな
おつ
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