64 comments
1:◆GinGaOoo.. @銀河φ ★ [sage]:2012/03/23(金) 16:45:51.37ID:???0
安部公房は受賞寸前だった…ノーベル委員長語る

 ノーベル文学賞の選考を行うスウェーデン・アカデミーのノーベル委員会の
ペール・ベストベリー委員長(78)が21日午前(日本時間同日夕)、読売新聞の取材に応じ、
1993年に死去した作家・安部公房が同賞の受賞寸前だったことを明らかにした。

 ストックホルム市内の自宅でインタビューに応じたベストベリー委員長は、安部公房について
「急死しなければ、ノーベル文学賞を受けていたでしょう。非常に、非常に近かった」と強調した。

 さらに、「三島由紀夫は、それ(安部)ほど高い位置まで近づいていなかった。
井上靖が、非常に真剣に討論されていた」などと他の日本人作家についても、過去の選考の経緯を語った。
近年、受賞の可能性があるとされる村上春樹さんについては、
「生きている作家については答えられない」と明言を避けた。

 アジアでの受賞者が少ないことについては、「作家がどこの国の出身かは見ない。
その文学を見るのです」と断ったうえで、
「数多くの優れた人がいる。私たちは何人かに目をつけている」と述べた。

 また、候補者の小説が、アカデミーの会員内で読めない言語で書かれている場合、
専門家に翻訳を依頼したり、助言を受けたりする試みを続けていることも明らかにした。

賞の選考などについて語るスウェーデン・アカデミーのペール・ベストベリー・ノーベル委員会委員長
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20120322-762955-1-L.jpg
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http://www.yomiuri.co.jp/photo/20120322-763013-1-L.jpg
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■ソース:YOMIURI ONLINE (2012年3月23日15時21分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120323-OYT1T00710.htm

10:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 16:49:28.10 ID:n23ohp380
あと1年生きてたら、安部が受賞だったってことか

11:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:49:28.52 ID:Q/HPYG2g0
これがノーベル賞の壁か

7:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:48:13.78 ID:hZdMGg++O
大江なんかにやるんじゃなかったな

6:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 16:47:55.53 ID:+GJi+0g90
三島は信者が狂的なだけで、さほど完成度は高くないからな
遠藤周作とかはどうだったんだろ

12:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 16:49:32.67 ID:AfPIPUQf0
三島は内容じゃなくて文章がウリだから、
海外に持っていったら余裕で評価下がると思う


34:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:53:29.46 ID:P/r1/pG+0
>>12
三島って海外での評価すごく高いよ
色んな作家が三島からの影響を公言してるし
アメリカではジョージ・ルーカスとフランシス・フォード・コッポラの製作で
MISHIMAって映画まで作ってる
http://www.criterion.com/films/588-mishima-a-life-in-four-chapters


15:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:49:52.41 ID:cpWvrqJh0
あっ安部が死んじゃった!
代わりに誰か日本人にやろーぜ
大江ってどう?
しらねーけどそいつでいくか

こんな感じ?

20:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:50:47.56 ID:x9kQO9kK0
文学賞と平和賞は意味なさすぎる
やめちまえ


229:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 18:05:56.89 ID:A9iF/pgr0
>>20
ですがノーベルが特にこだわったのがその二つなのです。


244:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 18:11:38.32 ID:+io79dsrO
>>229
数学賞は絶対作るなもw


24:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 16:51:28.39 ID:CiPUvXKJ0
村上春樹も長生きしないとなw

38:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:53:43.80 ID:ZZrgjcN40
やれやれ

39:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 16:53:50.96 ID:2RWXvQ4xO
平和賞と文学賞はイデオロギーが絡んでくるよね
アガサクリスティーもスティーブンキングも取って無いって賞の意味ないじゃん

40:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:54:01.14 ID:BaCktXKD0
ここ数年買って読んでるよ。この人ははずれがない。
その中でも「壁」、「飢餓同盟」、「砂の女」あたりは昭和の傑作と思う。
これが作家なら東京都知事閣下は斉藤美奈子にズタボロに言われて当然と思うわwww

43:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:54:13.86 ID:gh+93uxd0
去年秘匿期間満了で公開された選考文書で谷崎が候補になってたな
表現力が弱いとかいう理由で落とされた

49:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:55:07.85 ID:mTlGhgpt0
阿部は東大医学部出身
おまけに作家で初めてワープロを駆使した
彼の周りはハイテク機器であふれていたらしい


76:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:00:51.06 ID:dNv8zBMq0
>>49
安部公房がNECと共同開発したワープロ専用機が『文豪』 これ豆な


50:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:55:10.92 ID:qnyOeEmM0
やっぱ受賞作品は「砂の女」なんだろうな

61:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:57:44.86 ID:eOMcQuR20
候補者の健康を管理する組織を立ち上げろ

65:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 16:58:30.11 ID:7sjm4BTy0
安部公房が死去した時、ロシアのニュース番組が
かなりの時間をさいて評伝とか紹介してたのを、今でも覚えている。
ヨーロッパでは、三島由紀夫並みには知られた作家だと思う。

66:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 16:58:49.94 ID:p3T5xsbQ0
ノーベル賞の受賞資格は個人の場合は現在生存している人物である事
ただし受賞決定時までに選考委員会が死亡を認知していなかった場合は例外となる

70:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:59:42.34 ID:EYFRCpDU0
“砂の女”

主人公は砂漠に新種のハンミョウを採集しに向かうが、砂漠の中の村で寡婦が住む家に滞在するように勧められる。
村の家は一軒一軒砂丘に掘られた蟻地獄の巣にも似た穴の底にあり、はしごでのみ地上と出入りできる。
一夜明けるとはしごが村人によって取り外され、主人公は女とともに穴の下に閉じ込められ、同居を始める。
村の家々は常に砂を穴の外に運び出さない限り、砂に埋もれてしまうため人手を欲していた。
村の内部では、村長が支配する社会主義に似た制度が採られている。
主人公は砂を掻きだす作業をしながら、さまざまな方法で抵抗を試みるのだが……。


文系wwww
こんな下らない作り話で“ノーベル賞”かよwww
科学者に申し訳ないと思わないの?


83:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:02:25.87 ID:dHGRkKqJ0
>>70
安部公房は
論理力面で理系指数が素晴らしく高いのも人気のある理由の一つなんだよ。

ここにいる人間は、ノーベル賞に価値があるとか話してねーよ。


72:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 16:59:47.63 ID:BJHWR/ov0
ピアニストのグレン・グールドは映画版の砂の女が凄い好きだったらしい

78:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:01:53.59 ID:wzpEvtPw0
>>72
あの人も変人だよなあ


75:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:00:48.21 ID:ojm/5x6q0
公房は面白いわ
西洋人に受けがいいのも分かる

81:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:02:06.74 ID:UtepAtPn0
かび臭い私小説やニセ自然主義小説が勢ぞろいし、その大半が本屋から消失した
昭和の文学史にあって、安部公房だけは本当に独自の立ち位置を貫いた。
図書館にいくと映画や演劇に関する批評本なんかもあるが、読むと視点が
あきらかに独特で、他の文学者とはぜんぜん違うのがわかる。

84:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:02:37.51 ID:/cHISWTR0
文学と平和と経済は意味ないって学校で教わった

87:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:03:03.27 ID:n1pvDoTkP
オチが分かってから読み返した時、何かが残るタイプの作家じゃないよね
漱石とか、そういう偉人には並ばないわ

102:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:05:39.06 ID:bLyRJ2r+0
カフカの二番煎じ
不条理ナンセンス文学でみんなを煙に巻いたインテリ好みの高踏作家
一般読者に読まれることのない作家を持ち上げるのはインテリの病理

109:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:06:39.48 ID:R9uATrHq0
ノーベル賞は予想等で候補に挙がれば外すと言う天の邪鬼な選考があるので、
村上春樹は話題になっている間の受賞は難しい。

110:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:06:40.57 ID:LGSFeeBk0
安部がもらっていればなあ・・・
日本の文学者は「安部公房」を基準にして文学を目指すようになったのに。

大江は中期の大作はたしかに素晴らしいが、自分のアナザーワールドにこだわりすぎて
他の人の目標たり得ない。そしてムラカミ何チャラがでてきちゃったんで、ブンガクの
評価基準すら下がってしまった。望むらくはムラカミがノーベル賞なんてことになりませんように。

111:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:07:06.87 ID:bGIWzA8J0
ノーベル賞を受賞する一番の条件って長生きだよなw

123:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:11:56.83 ID:dpsxnfsQ0
砂の女はコミケの列待機時に読ませてもらった
おかげで待ち時間がすぐに過ぎてくれたよ

134:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:17:56.78 ID:zwV2eNvR0
引揚者だったのにそのことは書かなかったな

153:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:25:47.46 ID:LGSFeeBk0
>>134
安部は徹底的に作品から自分を消し去ることを目指したからな。


138:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:20:52.64 ID:nhxYqb5E0
だけど、評価する連中の大半は、英語がメインで、他もドイツ語とかフランス語とかだけだろ
日本語を理解できる評価者が少ない

物理・化学・医学なんかは日本語でも功績を認められるかもしれんが
文学は不利というより。おかしい

9割以上が欧米で、日本を初めとしたアジアはほとんど取れない
どう考えても英語メインの賞だろ

ちなみに、94年に大江健三郎が受賞して以降

欧州15
南米1 (ペルー人の初受賞だがスペイン国籍も持っている)
アフリカ1 (南アフリカだが英語の白人)

アジア人や黒人が受賞することは、ほとんどない。
まともな勝負じゃねーよw

119:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:09:56.84 ID:ws81e6my0
日本語を英語に翻訳したら味気ないものになるだろ

130:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:16:18.50 ID:AfPIPUQf0
>>119
翻訳家がどんなにがんばっても原文の音の繋がりや、
漢字のチョイス、配列の美しさはなかなか伝わらないだろうね。


298:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 18:41:21.39 ID:qkbH2fka0
ノーベル文学賞受賞者の執筆言語

26人 - 英語
14人 - フランス語
13人 - ドイツ語
11人 - スペイン語
7人 - スウェーデン語
6人 - イタリア語
5人 - ロシア語
4人 - ポーランド語
3人 - デンマーク語、ノルウェー語
2人 - 日本語、ギリシャ語
1人 - トルコ語、ハンガリー語、中国語、ポルトガル語、アラビア語、チェコ語、イディッシュ語、
    ヘブライ語、セルビア・クロアチア語、アイスランド語、フィンランド語、ベンガル語、プロヴァンス語


299:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 18:42:32.85 ID:trih+Nz80
>>298
印欧語以外では日本語がトップか


304:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 18:44:05.52 ID:DLzwTAv10
>>298
ロシア語が少なすぎる


147:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:23:26.85 ID:l1I0ZW2S0
生きてる間って、分野によっては発表から時間かかるのもあるし難しいな。

181:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:38:41.34 ID:FYA9EKGx0
安部公房は理三出身の理系だろ
森鴎外や斉藤茂吉とか、やっぱりみんな賢いんだな

157:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:27:59.06 ID:Bnp1criX0
1948年(昭和23年)東大医学部を卒業するが、医師国家試験は受験しなかった。
(卒業口答試験では人間の妊娠月数を二年です、と答えるなどひどいものだったが、結局医者にならないことを条件に卒業単位を与えられた。)

↑ これだけで安部公房の文系馬鹿脳がよくわかる。


167:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:30:59.22 ID:UtepAtPn0
>>157
本来は文学者なんてそれしかなれない奴がなるべきだしな。三島だって官僚時代に
作成した文章が文学的なものだったのが転向した要因だろ。カポーティーなんて
幼少から近所の道路に日暮れまでチョークで小説をかきつづけて、近隣住人全員が
「ぜったいにアイツは作家になるな」と思ってたそうだし。


184:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:40:47.48 ID:3FLBRroJ0
安部公房と三島由紀夫の合作批評とかやってた時代だもんなあ。
大江健三郎や開高健も参加していたし、日本文学の黄金時代だったかもしれん。

185:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:41:05.71 ID:UtepAtPn0
村上春樹と村上龍の若いころの対談で、日本の文学というのは読む気も
しなかったが、谷崎と安部だけは異端だったと語ってたな

189:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:42:58.56 ID:n23ohp380
受賞の決め手となるのは翻訳の質だけじゃなく、
(欧米の)文学研究者や批評家の意見や推薦らしい
そういう点ではドナルド・キーンさんのような海外の翻訳者兼研究者を大事にしないといけない

187:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:42:39.70 ID:3FLBRroJ0
ドナルド・キーンと仲がよかったんだよな。優れた翻訳者に恵まれるかは
国際評価では一番大事なことかもしれん。


190:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 17:43:26.68 ID:UHAGieyM0
>>187
ドナルドキーンが最も評価していたのは太宰治なんだけどな


194:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:45:38.82 ID:3FLBRroJ0
>>190
キーンさんはすごいよ。安部公房もキーンと対談するときは日本文学の教えを
こう学生のようだった。


225:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 18:03:56.16 ID:k3kLbbk+O
ノーベル文学賞なんてある程度政治力で決まるのに決まってるだろ
具体的には各国のペンクラブの持ち回りっぽいところがある
川端康成が受賞したときは日本ペンクラブ会長で国際ペンクラブ副会長だったとき
大江健三郎の場合は日本ペンクラブの会長が大江の盟友井上ひさしで政治的な理由で受賞運動をしていた
ただそれだけのこと

248:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 18:12:32.33 ID:zwV2eNvR0
文学賞に関してはもうちょい選考内容をオープンにしてほしいわ
候補になっただけでも読む価値あると思う

223:名無しさん@恐縮です [sage]:2012/03/23(金) 18:02:51.66 ID:nObdjzQS0
大江は棚ぼただったわけかw
まあそんな気がしてたよ

211:名無しさん@恐縮です []:2012/03/23(金) 17:56:30.61 ID:3FLBRroJ0
絆や共同体がやたらと喧伝される今こそ、安部公房はそのアンチテーゼとして
読まれるべきかもしれんな。

763:名無しさん@恐縮です []:2012/03/24(土) 01:40:55.05 ID:uaNsPjP90
難解な文学の方が取りやすい気がする


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