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2008年04月24日 08:45

80歳になった「刑事コロンボ」の俳優が味わった最低の日

 
80歳になった「刑事コロンボ」TOP

ピーター・フォーク(Peter Falk)と言われてピンと来ない人も、コロンボ刑事と言われたらほとんどの人がわかるのではないでしょうか。

ちゃんと見たこと無い人でも、かつては金曜ロードショーの話題作を見た後、おなじみのBGMと共に流される次回予告がお約束だったので。記憶に焼きついてるかと思います。

さて、そのピーター・フォーク氏も今や80歳、中年俳優としてファンを魅了した彼も、立派に高齢の老人です。

そんな彼が先週火曜日の午後、ビバリー・ヒルズの自宅の近くでぼんやりと混乱したように歩いていたらしく、常軌を逸した振る舞いに、通りかかった人が警察に通報することになってしまい、バッチリ写真まで撮られてしまいました……。

刑事コロンボは、1968年〜1978年、1989年〜2003年に放送されたロングランのドラマでしたが、決して格好よくはない冴えない警部補として、お茶の間の人気を得ました。

アカデミー賞を2度も受賞した名優のフォーク氏ですが、道路で腕を振り回し、ぶつぶつと独り言を言ってたそうで、ドラマで刑事役で出てたのと同じくらいに身なりが乱れていたそうです。

80歳になった「刑事コロンボ」01

目撃した別の通りがかりの人は、フォーク氏のことを、自分を見失っているようであったと伝えています。

そのうち警察に通報されてしまい、警察が到着すると、フォーク氏は助けなど要らないと主張したそうです。

80歳になった「刑事コロンボ」02

ピーター・フォーク氏は35年もの間、警部補の役をしており、その後も映画などに多数出演しています。彼の独特のあの凝視のしかたは、彼が3歳のとき患った悪性腫瘍のため入れた義眼が理由です。

コロンボ刑事の「うちのカミさんがね…」というのは日本では有名な言い回しでしたが、当初は犯人と会話を繰り広げるために、作り話として妻を出しているというのが当初の設定でしたが、画像には出てこないものの妻が現れるシーンが作られてから、妻はいる設定となったようです。

必ず犯人と話し終えたあと、犯人がドアから出る寸前に「あと、もう一つだけ…」と犯人の完全犯罪を覆すことになる答えの誘導が有名でした。

手法や演出は古畑任三郎に受け継がれた感じですね。

80歳の老人なのだから、そっとしといてあげればいいのに、と思うのは欧米でもいっしょのようで、コメントが寄せられていました。

「歳を取って見失いつつあることも悲しいけれどトップニュースを飾ってしまうのはひどい思います。」

「ピーター・フォークは偉大な俳優だわ。彼が大丈夫だといいけれど。大丈夫じゃないときのスナップショットを撮られるのって気分悪い。」

「写真を撮られたくないように見えるね。80歳の写真を撮るバカは誰なんだ?」

「歳を取らない人間はいない」

「きっとパパラッチがイヤになったのよ」

「パパラッチが嫌がらせをしているのを怒っているだけに見えるね」

「彼がトラブルを乗り越えられるといいと思うけれど、ビバリー・ヒルズじゃ難しいかも」

「もしかしたら映画のワンシーンかな」

「かわいそう。歳を取るのが怖いわ。彼に必要な助けと世話がありますように」

「少なくとも80歳としてはよく動けていると思うよ」

「何年も彼の才能でコロンボして楽しませてもらったよ。よくなってほしいね」

「老人が大変なときに一番最初にすることは……写真を撮ることなのか?」

「そっとしておいてあげようよ。誰だって悪い日があるわ」

人気があっただけに、そっとしておいて上げてほしいというようなコメントが非常に多いですね。

マスコミがやパパラッチの無作法は世界共通のようです。

80歳になった「刑事コロンボ」03

久しぶりにコロンボ刑事を見たくなりました。

Fears for Peter Falk as ageing Columbo star's erratic behaviour sparks call to policeより

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