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【真・女神転生 デビルサマナー】 ― 学園の悪魔使いたち ― その後の顛末 2

485 : ◆YSURRq7QiM : 2017/03/17(Fri) 07:22:32 ID:???
間が空いてしまいましたが、主要人物の顛末でも…
結構長いところもあるので、長文注意です

486 : ◆YSURRq7QiM : 2017/03/17(Fri) 07:23:55 ID:???


●誠

【魔王】たちが自らの魂を輪廻の輪に紛れ込ませ、悪魔人間とも呼べる尖兵を作り出す計画を、
来るべきメシア教団との決戦に向けて推し進めており、それによって生まれた者のひとり。
【魔王】といえども人間と悪魔の魂の融合と輪廻を完全に制御することは難しく、
大半は自分たちの想定した領土内(ガイア教勢力圏内)で悪魔人間を誕生させることに成功したが、
一部は予定外の地にその肉体と魂が産み落とされた、その一例が彼である。
悪魔人間のメリットはマグネタイトの消耗がないことと、人間であるために、悪魔召喚師としても戦力になる点である。

魂を共有する【魔王】に精神を同調され、カオスサイドに加わるが、
北海道において【魔王】を引き連れ、できない夫たちと交戦した際、
彼らの必死の説得によって、人間だったころの精神を取り戻す。
しかし自分が「 力で敵を叩き潰すしかないバケモノ 」から戻れないことを悟り、
最小限の流血で北海道の戦いを終わらせようとする彼らに別れを告げる。

その後、二人がカテドラルへ突入する隙を生み出すために、膠着状態の前線でロウサイドに突貫する。
二人が上層階(ロウサイド)へ駆け上っていったのを見届けたあとは、反転し、盛り返したカオスサイドに攻撃を加え、
大混乱を引き起こす。最後は、自らが「世界平和のためにいなくなるべき者のひとり」と認識したルシファーと交戦、相討ちになる。

●やらない子
カリフォルニアにて、テンプルナイツとして訓練を受けるなか、植え付けられた救世主の才能を花開かせてゆく。
その絶大なる「秩序の渇望」の精神性と、埋め込まれた「唯一神崇拝」の信仰が合わさり、メシアとして祭り上げられていく。
カリフォルニアをニュートラライズが襲撃した際、ザ・ヒーローが街に放った悪魔たちと交戦、これをいくらか撃退するものの、
カリフォルニアはニュートラライズ諸共、核爆発で粉みじんに吹き飛ばされる計画であったため、脱出する。
なお、核で犠牲になる市民へのいたわりはまったくなく、「神と千年王国のための然るべき犠牲」と、断言している。
のちにカテドラル上層部でできない夫、みなみと交戦するが、これに敗れ、死の間際、洗脳から解き放たれたことで、
神も天使も、悪魔と変わらないという真理を悟り、下層部から上がってくる天使の増援を自らが抑え込み、
彼らが【唯一神YHVH】を討つことを支援した。

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487 : ◆YSURRq7QiM : 2017/03/17(Fri) 07:24:16 ID:???


●ザ・ヒーロー

偵察を終えた後、ニュートラライズは大部隊を編成し、カリフォルニアに強襲を敢行する。
特に悪魔召喚師の飛び抜けた実力で順調にカリフォルニアを制圧し、
ザ・ヒーローとヒロインは、街を統括していた【天使】を討つためにヴァンデンバーグ旧米軍基地へと乗り込む。
わずか2、3撃であっさりと【天使Lv.80】を倒すが、そこで彼の口から、ここまでの展開がすべて罠だったと知る。
メシア教団はニュートラライズの襲撃を掴んでおり、核爆発により、市民もろともザ・ヒーローとヒロインを消し去るつもりだったのだ。
ザ・ヒーローは最も脅威になる【英雄】としてメシア教団に認知されており、最優先排除目標のひとつだった。
ニュートラライズの動きを把握していることと、核爆弾の存在が彼らに悟られないために、
あえてテンプルナイツ一般部隊と一般市民にはこのことを一切公表せず、普段と変わりない生活を送らせていた。
当然、数万の市民は逃げ遅れ、ザ・ヒーローと共に滅びることになる。これを「尊い犠牲」と称し、高笑いしながら消滅する天使。
核爆発のカウントダウンが始まる、部隊の撤退をヒロインは通達し、ザ・ヒーローと共に施設を脱出しようとするが、間に合わない。
ザ・ヒーローはヒロインにトラポートで脱出するように促すが、彼女は、時代に必要なのは自分ではなく彼であると断じて、
全ての魔力をもってしてザ・ヒーローを核爆発の有効半径から脱出させる。

気が付くと白い空間に立っていた、目の前にいるのは、スティーブン。
死神にふさわしい最期を迎えた俺を笑いに来たかと吐き捨てるが、彼は助かっていることがスティーブンから語られる。
また、私はそのような個人的な感傷で誰かに会うことはないのだ、とも。
スティーブンは彼に、自ら貫こうとしている中立の決意が、どこまで固いのかを問いただす。
例え何があろうとも、何が目の前に立ちふさがろうとも、そのすべてを己の理想のために葬れるのかと。
それに対し、敵をすべて殺しつくしてでもという決意は変わらないと、ザ・ヒーローは語る。
その姿を見たスティーブンは、ひとつのプログラムを彼に渡す。
それは、実体を持つ人間が、精神生命体の住処である魔界と天界に、
特定のターミナル(悪魔と天使の地球上の本拠地、つまりゲート)から入り込むことができるプログラムなのだと言う。
それを使えば、精神生命体の悪魔たちを、その世界に息づく概念情報そのものを滅ぼし、永遠に消し去れるのだと。
ザ・ヒーローの中立もまた、あるべき中立の姿であると言い残して、スティーブンは消え去る。

白い空間から解放され、荒野に立ち尽くすザ・ヒーロー。もちろん隣に、ヒロインはいない。
これまで失ってきたものを噛み締め、悲壮で狂った決意を新たにしたザ・ヒーロー。
こののち、カテドラルの最終決戦でできない夫と交戦することになる。

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488 : ◆YSURRq7QiM : 2017/03/17(Fri) 07:27:08 ID:???

●できない夫

ヤタガラスでの経験を通して、自らの悪魔に対する姿勢の中立性をさらに洗練させてゆく。
世界に悪魔が溢れた真実をムスカより語られ、悪魔も人類も苦しんでいるのは、自分たち人類による人災だと知る。
人と悪魔、双方の幸福のため、魔界・人間界・天界の崩れたバランスを是正しなければならないと決意したことで、
時代を動かす【英雄】のひとりとして、完全に覚醒する。
ムスカの語るターミナルシステムの研究とその停止に協力する意志を示す。
しかし、その直後に第二次北海道戦争が勃発。ヤタガラス全体が慌ただしくなり、それどころではなくなる。

できない夫はムスカとヤタガラスに、本土での待機を命じられる。
しかし夢でスティーブンと遭遇、カテドラルの転移により、このままでは日本がガイアとメシアの双方に勝てず、
いずれにせよ将来的には、どちらかに日本が侵略されてしまうことを知る。
(この段階ではカテドラルはまだ北海道に存在していない)
カテドラル内部で起きる全面戦争を阻止し、なおかつ人間と悪魔の被害を最小限に食い止めようと、
カテドラルの最大戦力で最重要人物である【唯一神YHVH】を討つため、みなみと共に北海道へ行くことを決意する。

カテドラル頂上で、先だって交戦していたニュートラライズと遭遇。
ニュートラライズもまた、【唯一神YHVH】の打倒を最優先目標に、選りすぐりの精鋭を集めた特殊部隊を編成していた。
しかしニュートラライズの派遣された戦力は、【唯一神YHVH】の想像以上の力の前に、ザ・ヒーロー以外は全滅していた。
ザ・ヒーローと協力し、見事に【唯一神YHVH】を滅ぼす。
しかしザ・ヒーローは、カテドラルに残ったメシア・ガイアの戦力のすべてを、ここで共に滅ぼそうと持ち掛けてくる。
これ以上の戦闘の継続は、血を流さない世界平和の実現のためには無意味だと主張するが、決裂。
カテドラルの頂上で、NEUTRALとEx.NEUTRALによる、最終決戦が繰り広げられる。
最後はできない夫が勝利し、ザ・ヒーローは、息子に最期まで愛を与えられなかったことを謝り、悔いながら、死す。
そのとき、カテドラルに数十発の核ミサイルが迫る。
(この核ミサイルは日本国が秘密裏に製造していたものであり、最終的には、できる夫の策謀により放たれたものである)
もう逃げられないと、みなみは彼の手を握り、ふたりは覚悟を決めて、目を閉じる。
閃光に包まれるが、気が付くと白い空間に立たされており、彼の眼前にはスティーブンがいた。
スティーブンは彼に対し、ターミナルシステムを停止させるプログラムを渡す。
そして目の前に浮かぶターミナルのひとつを示し、使うか使わないか選べと言う。
人類と悪魔の共存を図る中立か、決別の中立か、選択するのだと。
そしてその選択は、自らの仲魔との絆も天秤にかけることであると。
彼はわずかに悩んだ後、プログラムをターミナルにインストールさせる。
すると、ターミナルは停止し、ターミナルによって稼働していた悪魔召喚プログラムも停止し、仲魔たちとの契約関係が消え去った。
白い空間のなかで、仲魔たちは思い思いの別れを告げながら、魔界へと還っていく。
すべての仲魔が消えた後、スティーブンは語る。英雄としての君の選択は、ひとつの中立の姿であると。
その中立を為すためにも、世界中すべてのターミナルを、君の力で止めるのだと。
そして彼は現実の空間へと戻された。隣には、同じくスティーブンに助けられたらしいみなみもいる。
自分の【英雄】としての使命を果たすため、彼は新たな人生を歩み始める。

10年後。
メシア教団とガイア教団が北海道で主力のほとんどを失い、ニュートラライズだけが戦力を温存していた世界。
できない夫は「人間界から悪魔がいなくなる」という最終目的の一致をニュートラライズに語り、彼らの助力も得て、
独自に新たな悪魔対策組織を生み出すことに成功していた。
ターミナルの大部分が稼働をやめ、ゲートパワーが大きく減少してもなお、人間界に残ってしまった悪魔たち。
彼らと接触し、無血での魔界への送還を図る組織である。交渉に応じない悪魔は、やむを得ず処理することもある。

すでに無くなった、自らが通っていた軽子坂高校の跡地を訪れて、かつての仲間や友を想っていると、電話で連絡が入る。
上級構成員の山岡からだ。どうやらインド方面でデカいのが出たから、急遽戦力が欲しいと前線から連絡が回ってきたらしい。
山岡は来週から南米に出張だから手が離せないとのこと。ちなみに悪魔召喚プログラムがあてにならなくなっているため、
山岡のように独自の霊力で召喚術を使いこなせる人々は、【東京事変】以前と同じく、数少ない貴重な悪魔召喚師になっている。

インドでの仕事を済ませて、日本に戻るできない夫。自宅に帰ると、みなみが出迎えてくれた。
彼女は赤子を抱きながら、子供の異能のことを心配する。
人も悪魔も、もう誰も戦わない世界を俺たちが作るんだから、きっと大丈夫だと語る彼の笑顔で、エンディング。

.

489 : 普通のやる夫さん : 2017/03/17(Fri) 14:44:31 ID:119400a4
プロット開示ありがとうございました
読んでるだけで面白い

山岡はなんとか生き残るのか
やらない夫や黒姉さんは無事なのだろうか

490 : 普通のやる夫さん : 2017/03/17(Fri) 17:01:01 ID:91478ddd
プロットだけでも面白そうなのがわかるな
ライドウ達はどーなったんやろなあ
そして立派になった山岡に草
でも日本も悪いんですよとか死ねよとか言わない大人になったんやろなあ

491 : 普通のやる夫さん : 2017/03/17(Fri) 18:34:24 ID:78c76a46
できない夫は悪魔との共存を諦めたのにそれらと同調するメシアやガイアの戦力を滅ぼすという結論に達しなかったのが意外
悪魔が世界に溢れた原因が人災であることを知ったもののロウやカオスサイドに行ってしまった友達とも最後の最後には仲直りできたこともあり
本質が固定されている悪魔とは違いあまり人間に対して失望してなかったのかね

492 : ◆YSURRq7QiM : 2017/03/17(Fri) 20:52:42 ID:???
しまった、できる夫関連を貼るのを忘れていました……。
申し訳ないです、またあとでやっておきます。
軽いレス返信もそのときに行いたいと思います。

493 : 普通のやる夫さん : 2017/03/17(Fri) 20:54:05 ID:113f4ec5
山岡が最重要人物クラスになってる
後最終決戦面子にのび太がいないな

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