以下の内容はhttp://blog.livedoor.jp/crii/archives/cat_707175.htmlより取得しました。


やる夫は希望にすがるようです 感想

やる夫は希望にすがるようです
(東方やる夫スレ纏め さん)

その世界には三つの国があった。
長き時にわたり闇の竜が支配するこの時代、昼日中でも闇に閉ざされた三つの国。
一人の少女がこの闇を晴らそうと旅に出た。
物語はその少女が、何処にでもいる男を助けたときから始まる。

原作:「巡り廻る。」 ゲ製うんかん。 様作のフリーゲーム。(読みはめぐりめぐる、らしい)
主人公はやる夫。ヒロイン多数、登場人物多数の長編。
登場人物が多いが、その全てがしっかりと生きている、
濃度の濃い人間関係がオススメの一点。
作者はニャーワンミントドリンクWithココアさん。…ニャーワン?わん。

原作ゲームをプレイ済み・未プレイに関わらず楽しめること間違いなし。
むしろ原作ゲームはフリーゲームであり、知名度はそれほどでもないので
(フリーゲームというジャンルの中では金字塔ともいえる知名度の作品なのだが)
この物語は未プレイの人間にはゲームの紹介、
既プレイの人間には「おお、こんな技使ったことがなかったがこんなに使えそうだったのか」とか
「この魔物、こんな風に育ててみようかな」などと、
一種の攻略情報日記のようにも読み楽しめるだろう。

とはいえ原作ゲーム、とっつきの悪さと説明の少なさとが強く、
難易度の上昇から「状況が詰む」→「ゲームを積む」のコンボを味わいやすいゲームとなっているのは事実。
未プレイならばどうかこのやる夫スレを攻略の指針としてほしい。
攻略Wikiも片手にな!
私も少し前にこのゲームはプレイしたのだが、このスレを読み進めるうちに
「この作者、今どんなゲーム作ってるのかな、ジャンクエデンのあとは…」からの
「なにぃ、巡り廻る。がバージョンアップされてるだと!しかもβ30とか!?」で
「ちょ、ちょっとやってみるか」からラスボス倒すまでやってしまった。
バージョンアップでアイテム合成連続作成とか冒険者からエレメントが買い取れるようになったとか、
賞金首からエレメントが山ほど取れるようにとか隠しエリアとかあってついつい。
しかし前回プレイには手を出さなかった魔物育成と斧キャラ使用は、
まちがいなくこのスレ影響です。

14話までがプロローグ、と作者自身が途中語っておりますが、
ストーリーの濃度はそんなものではなく。
5話まで読んでいただければ、この物語の、ミントドリンクさんらしさを
感じ取れるものになっていると思います。
原作ゲームにはストーリーらしきストーリーは完全には語られないにもかかわらず、
ここまでのものが完成するのか!と驚くことしきり。
原作ゲームをプレイした方には特にオススメできます。


続きを読むの後はいつもどおりのネタバレ込みとめどない感想。
*必ず*スレを完結まで読んでから読み進めてください。









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ざくざくアクターズ 感想

ざくアク2ざくアク1











魔法と科学がそれなりに同居した世界。
この世界には、異世界より生き物を召喚する魔法があった。
この魔法によって己の意思に拠らずこの地へと喚ばれた者たちは、
元の世界へ戻る術もなく、「ハグレ」と呼ばれ細々と生きていた。
これは二人の「ハグレ」が、「ハグレ」のための王国を作ろうと立ち上がった物語。

フリーゲーム界の金字塔、あの「らんだむダンジョン」を作ったはむすたさんの最新作。
一章ごと、完成するその都度公開ということで、
大分前に第三章をクリアした時点で感想を書こうかと思っていたのだが。
いやいや完結まで待たねばと思い封印。
そこからは一日千秋の思いで、上記ブログの更新を暇があったら覗きに行っていたが、
ついに某日、第四章の実装、ならびにざくざくアクターズの完成が発表された。
ひゃっほい待ちわびたぜ!セーブデータ引継ぎ?いいや第一章からもう一度プレイだ!
→クリアまで一月半かかった。後には満足そうに息絶える貧者の姿があった。

…と思ったら公式でアップデートパッチが配布されてるし。(ムックリ起き上がる)
まだまだ戦いは続きそうだな…!


総合評価:S


総合評価 目安
S:万人にお勧めできる超名作。普通のゲーム買ってる暇があったらこれをやれ。
A:友人にお勧めできる、きらりと光る部分がある名作。やって損はない。
B:勧める人は選ばなければならない。好みも分かれる作品。
C:…うーん、合わない。クリアまで出来ないレベル。


全てにおいて文句なし。近頃のRPGがつまらない?もうゲームは卒業?
んなこと言ってるオサーンor若者がいたら、このゲームをやってから言うべし。
面白いRPGは、まだここに生きているぞ。

濃いキャラクターの性格設定。ゲームバランス。物語のテンポ、伏線、解き明かされていく謎。
キャラ毎の掛け合いは楽しく、シナリオが進むごとに変わる拠点での会話を楽しみに、
全員の会話を聞きなおしていたプレイヤーも多いだろう。
熱中できるミニゲームの数々。
前作からは少々分量は減らしたが、楽しめるアイテムたちの説明コメント。
何より特筆すべきは良シナリオ。近頃年取って、涙腺が緩んでる実感はあるのだが、
とりあえず覚えているだけで4度は泣いた。泣き過ぎな俺。しかも二回目プレイなのに。
しかしかといって泣きゲーなどと言うつもりはない。
心が熱くなるシーンは数え切れず!

前作「らんだむダンジョン」では既存の、ゲームツクール配布のキャラグラフィックを使っていたため
「こんなイベントやこんなイベントを考えていたのに、一枚絵さえも実装できねぇ!」という
作者の慟哭が聞こえてきそうなシーンもあったが、
ついに今作では「キャラ絵・イラスト・戦闘アニメーション」全てを
作者自身で描くという方法で解決。
これまで全く絵を描いてきたことがなかったという作者の努力、
涙なくして見られるものではない。
だが決して下手などという一言で終わらせられはしない。
キャラに対する愛はたっぷり、溢れんばかりに感じられ、
描くものそれぞれに惜しまぬ気合を感じさせる。
それだけでなくシナリオが進むごとに、つまりゲームの開発、現実の時間が進むごとに、
画力が飛躍的に上がっていくのが見て取れるはずだ。
イベント絵が、戦闘のアニメーションの絵がうめぇ!すげぇ!!
王様ランチの絵が旨そう!釣りの絵が!
と一人盛り上がっていたのは内緒。

総評。
素晴らしい。その一言に尽きる。
この作品、何より心に響いたのは、良シナリオだろう。
思い切り力の入ったシナリオを背骨に、グラフィックひとつとってもわかるほどの愛を、
全てに注ぎ力強く塗りたくり丁寧に焼き上げた。
素晴らしい完成度のフリーゲームでありました。
これがフリーゲームだということに、何度でも驚愕しよう。
ものすごいゲームだった。ありがとうございました。


以下は好きなキャラネタバレこみトーク。
未プレイの方は戻ってくださいね。










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Abyss and Dark [平和の代償] 一通りクリアと挫折

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A4サイズの野望/分室」(リンクは公式ページ)さんが開発した、
初期Wizardryライクなフリーゲーム、Abyss and Dark [平和の代償]をプレイ。
最終階層隠しボスにコテンパンにやられたので、
ここをひとつの目処としてプレイ終了。
いつも通り攻略Wikiの情報を封印してプレイしていたので、
気が向いたらそちらを読んで雪辱を果たすかどうかを考えよう。

総合評価:A+

ノスタルジー:S
テンポ:A+
不条理な死:B


ゲームシステムはWizardry。(以下Wiz)
ゲームのどの部分を切り取って判じても、初代Wiz以外の何者でもない。
ワイヤーフレームで描かれたダンジョンと、
文字だけで表現された拠点である町と、
簡素な文字と一枚絵だけで表現される戦闘シーン。
レベル分けされた、使用回数の最大制限9回の魔法。
ああ、Wizardryだ。
色々なゲーム機で発売された、貼ったり付けたりしてゴテゴテした
亜流・外伝・似たようなものでなく、(但しGB版外伝は除く。BUSINも好きよ)
シンプルでただWizらしくあろうとするこの姿勢、好感が持てる。

基本は最初から最後まで、徹頭徹尾ハック&スラッシュ。潜って殺せ。
夢溢れるボーナスポイント割り振り数値に一喜一憂、
キャラ作りから「善」キャラと「悪」キャラの洞窟内に入ってのパーティ合流までも
完璧なまでにWizのスタイルを踏襲。
さあ君も首を狩られたり石化したり、宝箱の罠に一喜一憂したり、
いしのなかにいたり灰になったりしようぜ!
経験者である私も、プリーストブラスターを喰らって迷宮奥で僧侶とビショップが
双方ともにマヒった時は久々に血の気が引いた。

それでもどうしてもな時は大丈夫だ。原作と違いオートセーブではないので、
F12でリセットしたらセーブした所に戻れる。
ダンジョン内で、戦闘外ならいつでもセーブできるしな。
ただしセーブデータが一箇所しかないので、ハマリには注意。
3Dダンジョンに恐怖心のある人でも、レベル1の魔法ロケーションで
これまで歩いたところのオートマッピングが見られるぞ。
…一方通行の扉やターンテーブルは見えないが。
地図内に情報を書き込めたらいいんだけどねぇ。

ダンジョン自体のトラップや仕掛けも、
かなり難易度が控えめになっていて私なりの評価ポイントが高い。
ダークゾーンもワープポイントもベルトコンベアもなく、
攻略情報にどうしても頼りたくなる難易度ではない。
手馴れた冒険者には、物足りなさを感じるかもしれないが
3Dダンジョン初心者なら、あまり悩まずハック&スラッシュを楽しむとよいだろう。
オートマッピングのみで充分ストレスなし。
特に私はダークゾーンというものの何が楽しいのかわからないので、
この部分は本当に嬉しかった。

ただし、少々バランスが悪いと感じる部分もある。
最初期のWizのままの設定だと思うのだが、
範囲攻撃魔法と、各種状態異常を与えてくる+ダメージのブレスが異様に強力なこと。
序盤で受ける敵のファイアーボールは二発受ければ後衛死、三発で全滅。
ブレスに至っては、状態異常関係なしにダメージだけで生き残れるのが前衛二人、
もちろんその二人には状態異常、などということはざら。
…うん、確かに初代Wizはこのバランスだったけれど、
外伝Wizは各種装備品に魔法防御力が設定されていたし、
後衛の生き残る手段があっても良かったんじゃないかなぁ。
ただでさえHPの伸びにくい後衛が、HPを伸ばすしか対抗手段がないというのは残念。
この部分だけは、過去のバランスのままで納得できない部分。

総評。
これは確かにWizardryだ。
…現代に生きるゲームプレイヤーは、残念だがこのゲームを
懐古以外の目的で手に取ることはないだろう。多分。
でももしWizをどこかで知って興味が沸いたのなら、
このゲームを入門としてみるのもいいんじゃないだろうか。
一番Wizシリーズでお勧めしたい外伝は、手に入れる方法も難しいし。
昔のWizプレイヤーなら?やあお帰り。ここが懐かしい土地だ。
少し変わったが楽しんで行ってくれ。
…バランスもまあまあよし、かなり気軽にWizらしさを楽しめる一作であった。


続きを読むのあとには、自分勝手な意見込みネタバレぽい感想を書いたので
プレイ済みの方以外は読まないでください。
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World of Tanks 一息ついた

shot_001hen

















(駆逐戦車で対岸の待ち伏せ&見張り中の私。
乗ってるのがどう見ても戦車じゃないが気にするな)


twitterでは熱中の様を日記のように書いてたんですが、
World of tanks (公式リンク)始めました。
いつも通り、提督さんが紹介していたやる夫スレ、

【WoT】金糸雀が戦車ゲーを始めたようです

(勝手にやる夫を纏めたりするブログ さん まとめ)

に触発されたのと、そういえばtwitterでも提督さんとミントドリンクさんが
繰り返し呟いていたことに興味を持って。
ベラルーシ(ロシア?)製のゲームだけれど、日本語化されているよ!
公式ページも日本語版がちゃんとあります。
基本無料、課金することで戦車やちょっと強い弾が手に入るけれど、
多分ゲーム序盤はまったく関係ないと思います。


総合評価:A

中毒性:S やめられないとまらない
死んで覚えろ:A-
各種ネットゲーム的壁:B+

総合評価 目安
S:万人にお勧めできる超名作。普通のゲーム買ってる暇があったらこれをやれ。
A:友人にお勧めできる、きらりと光る部分がある名作。やって損はない。
B:勧める人は選ばなければならない。好みも分かれる作品。
C:…うーん、合わない。クリアまで出来ないレベル。


対戦車歩兵や爆撃機、戦闘ヘリなどの無粋な敵も存在しない、
純粋な戦車と戦車のぶつかり愛のみが楽しめるゲーム。
戦車の操作も簡略化されており、WASDキーで前後進・左右回転と
マウスで砲身を動かし照準して、左クリックで撃つ。基本はたったこれだけ。
XBOXコントローラーも対応しているので、コントローラ操作も可能。
速くて脆い軽戦車、重くて硬い重戦車、その間の中戦車、
一撃の強さに特化し回転がし辛い駆逐戦車、ゲームが変わる自走砲と
五種の兵器を運用して敵と戦え!

クライアントを公式ページからダウンロードすると、ランチャーが起動して、
大容量ダウンロード(現在5.8GB)が始まるので注意!
しかもこれが、私の場合低速度回線なのもあって、
ランチャーでダウンロード終了した後にエラーが発生。5時間が吹っ飛ぶorz
公式ページから、アップデートパッチをtorrentで配布もしているので、
こちらを使うのが欠損もなく、エラーもなく、ダウンロード中断もできるのでお勧め。
なんでP2Pは日本では廃れたんだろうなぁ。間違いなく未来技術だったのに(遠い目)

始めに驚いたのが、渋いゲームシステム。
撃つ、撃たれる、壊れるが当然のこのゲーム、戦車が壊れたらこの戦場では終わり。
FPSでよくある、リスポーン(復活)は一切なし。
減った体力を回復する手段もなし。
そして撃墜されて、自分の出番が終わると、
その戦場の決着を待つことなく、すぐさまガレージに戻って、
別の機体で別の戦場に出撃することができる。(報酬は決着したら振り込まれる)
これが実に危険。
ボコーン(戦車大破)→一体何が悪かったんだろう(5秒)→よし次はこういう戦略で行くぞ!
てな流れで、あっという間に時間が飛ぶ。
寝食を忘れてゲームに熱中したのは久しぶりだ。
ん、10時か…昼飯前にちょっとやるか。から上の流れで、気がついたら15時になっていた。
ヤバイ。心の底からヤバイ。メシが食えない。
わんこそばならぬわんこ戦車だ。

もちろん良いところばかりではなく、ネットゲームらしい嫌な部分もそれなりにはある。
Asiaサーバーで私はプレイしているのだが、日本人とすぐ解る名前をつけていたせいか、
開幕直後10秒で味方から撃たれて撃墜される、ということが3度あった。
軽戦車なら撃たれながら、ぼろぼろになっても逃げることもできたが、
自走砲だとそうも行かない。一撃必殺獏さんのKabooon!
まあそんな嫌がらせも、低tierの、ゲーム開始直後だけだったが。
中tierになってくるにつれ、さすがにそんなことをする人間は…
時々いたな。開始直後に進発するところにぶっ放して味方にダメージ与えてる奴。
アポカリプス的北斗の拳ヒャッハーモヒカンか。

あとは個人的に感じた、ネットゲームバランス調整の壁部分。
使いたい戦車に乗るために、乗りたくない戦車に乗り続けて経験値を溜めなければ
新しい戦車を開発できないのだが、好きな知ってる中戦車に乗るために、
延々と軽戦車で戦わなければいけないのは、本当にきつかった。
具体的にはドイツの4号戦車に乗りたかったんだよ!
自分が観測主となって、観測している敵が倒されると自分にも経験値がもらえるという
システムはとっているので、基本的に敵が撃破できない軽戦車でも
経験値が稼げる仕様にはなっている。
…が、やっぱり敵を自力で倒せたほうが稼ぎもいいし、ストレスも溜まらない。
ゲームシステム上、円形に観測が出来ている(らしい)軽戦車より、
狭く深い扇形に観測できる駆逐戦車のほうが、索敵に適している感もあるし。
…もう軽戦車はいいや。相手の軽戦車の・背後からゼロ距離で・全弾弾かれた時に、
心の底からそう思いました。
自走砲に特攻していく軽戦車を見かけたら、そっとしてあげてください。
(ただし味方視点。敵ならそいつは経験値だ)

総評。
いろいろ問題点はある。でもうだうだ言いながらも、まだやりたくなっているそんなゲーム。
やばい。ブログの更新も滞る。
お借りしたマンガの感想も書けず、やる夫スレも読みにいけないほどに、
パソコンの前に座ったらWoT、という習慣は危険すぎた。
皆様は節度を持って楽しみましょう。
一日一回だけ、戦闘勝利経験値が倍になるので、それだけをクリアするぐらいが
節度のあるプレイらしいぞ!

追伸。
提督さん、twitterで、いかにも初心者なボヤキなどに
丁寧な対応・反応・助言していただきありがとうございました。
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Dwarf Fortress 再プレイで再評価

dwarffortress











(画像はうちの砦の地下農場)
twitterを始めました。
その折にミントドリンクwithココア氏がみんなもやろうよ!と
このゲームを呟いておられたので、再びダウンロード(公式へリンク)から開始。
…最初にこのゲームを知ったのも、同氏のやる夫スレ、

できる夫がいろんなフリーゲームを紹介するようです 第7回 Dwarf Fortress
(泳ぐやる夫シアター さん まとめ)

からだったのでこの流れは必然。やらなければなるまい。
ゲーム自体の説明は、↑のスレで紹介を読んでもらうといいだろうと丸投げ。
前回は他地域から来る移民によって、無尽蔵に増えるドワーフの操作に辟易して
止めてしまった訳だが、(7人パーティが突然30人なった)
今回は外部ツールであり、ドワーフの仕事管理ができるDwarf Therapist、
グラフィカルにゲーム画面を改善するmodも導入。
日本語版Wikiも開いて準備は万端だ。
さぁて、始めようか。[この後、時間が3日ほど吹き飛ぶ]


総合評価:B

のめりこみ度:
ただし全編英語:C-
操作性:B-

S:万人にお勧めできる超名作。普通のゲーム買ってる暇があったらこれをやれ。
A:友人にお勧めできる、きらりと光る部分がある名作。やって損はない。
B:勧める人は選ばなければならない。好みも分かれる作品。
C:…うーん、合わない。クリアまで出来ないレベル。


ううむ、やはり敷居の高い言語の壁と、知識なしで普通に始めるとひどい事になる、
難易度設定の高さが初心者段階脱出の狭き門。
普通にゲームを開始して、たった三匹のゴブリン
(しかも我が軍のトラップにかかったので、歩行速度の落ちた重症者)に
20人ものドワーフたちがなすすべもなく逃げ惑い、狩り尽されるとは思わなかった。
血まみれのゴブリンに恐慌状態になり、どうにもならなくなり砦を廃棄。
…ここでこのゲームをやめてしまうか、どうすればこの状況にならないように
持っていけるのかを思考するかどうかが分岐点だ。
もちろん続行を選択。ここでやめては再開の意味はない。

・軍事防衛力が必須。ただし最初は金属も手に入らない、装備品がない、人手が居ない。
・岩石落としの罠は弱い。威力も弱いし仕掛け直しの手間が大きい。
ということで、序盤の防衛を犬と、木の槍をふんだんに使った武器罠
-想像ではスカイリムの、地面から生えるプロペラ罠-に一任することに。
掘る、木を伐採、家具を作る、農業する、機械やカベを作ると
ドワーフにはわんさか仕事があるので、軍隊に裂く人員なし。
初期ラッシュ蛮族に耐えるだけの罠を置いて、引きこもりマンサプレイをしよう。

思いの外、木の槍だらけの武器罠は威力が高く、仕掛け直しの手間もほとんどなく、
木材を大量に消費する以外はデメリットなし。
動物調教のスキルがあれば、成犬を軍用犬に訓練でき、
ドワーフの仕事中でも、普通に強化ができるので非常に良かった。
犬は敵を発見しても、脅えずに特攻していくところもいい。
…というわけで、また最初からやり直し。
採掘ドワーフに調教スキルを付け、持ち込み犬を♂1♀3に、
ゲーム開始からめきめき強くなっている(気がする)犬。
ある程度時間が経てば子犬も生まれ成長し、数の面でも問題がなくなっていく。
これはいい。

…とここまで書いて、ただのプレイ日記になっていることに気がつく。
え、えーと。Wikiとにらみ合いをしながら、どれだけ上手く砦を経営するのかの
思考過程が実に楽しいので、英語だから…とプレイしないのは実にもったいないゲーム。
ただ、やればやるほど、このゲームを参考にしたというMinecraftは
実に上手く、簡単で面白い部分を切り取ったなぁと感心。
burrow(巣?)の定義コマンドによる非戦闘員の避難とか、
軍隊のスケジューリングとか、言語がわからない以前に
面倒+設定画面の意味がわからない、と投げ出す要素満載。
私も理解するのをやめました。
多対多の戦争を眺めるのは面白いけれども、もう少し簡単設定ならなぁ。

ただし砦を作る楽しさは、古今東西のゲームでも随一。
外敵が攻めてくるだけの砦を、罠満載、軍隊経営して守るだけなら
近頃大量にあるタワーディフェンス型ゲームであるが、
このゲームでは外から、敵だけではなく交易商人が来る。
そして交易商人は幅3マスの荷台を引いて現れるので、
この荷台が通れる道は罠を仕掛けず、道を塞がないように設定しなければいけない。
しかしもちろん敵ゴブリンどももこの道を通ってくるわけで、
如何にして敵には罠満載の通路を通らせ、
商人は安全に引き込むかが頭の悩ませ所であり、このゲームの売りだと思う。
頭の中で図面を引いて、今ある地形に合わせて商人を通し、
敵は通さない路を作り上げるこの過程が、実に楽しい。
狙い通りに敵が罠に踏み込むと、「少佐」の顔になってしまうほどに。

まだ結局プレイ中なので、感想はこのあたりで。
激戦の末に病床についたドワーフがいるんだけれど、
彼のために病院施設を作る方法を調べなければいけないので!
綺麗な水を得るために、川から水を引いて人工池を作る方法を考えないとだし、
消毒のために石鹸を作る方法も調べないとな。
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