男爵さんの小聖杯シリーズ(含中聖杯)
(やる夫AGE さん まとめ)
前回、男爵さん作品を取り上げた時に少し触れたが、
やる夫AGEさんの方でこのシリーズのみ、別ページに纏まったのと
やっぱり少し触れただけでは、もったいない作品が多いので再び読み返し紹介。
主人公はさまざま。シリーズ全てにおいて共通の点といえば、
「ここまで自分のサーヴァントが死んで『あ、死んだ。まぁいいや』
みたいな聖杯スレがあっただろうか・・・」
(第一回後編1732さんの書き込み)
という感想がぴったりな、
マスターも土地の管理者も聖杯も、ものっそいかるぅい目的で成り立っている部分。
サーヴァントは割と楽しんでたり幸せになってたりと、大体爽やかな清涼剤役を担う。はず。
どの物語も男爵さんの、話を面白くする方向にしか転がらない荒ぶるダイスと、
驚異的なゲームマスター能力を発揮し、最後には綺麗にまとまる物語とを
楽しむことが出来るだろう。
短編の集まりなので、気楽に読めるものばかり。
ネタバレ部分にあたると思われた部分は、白字反転してありますので
一度作品を読んでから戻ってきてください。これは必ず。
・第一作「マイナー縛り聖杯戦争」
主人公はキル夫。サーヴァントはKOFよりゲーニッツ。
これから始まる小聖杯戦争シリーズの、方向性を決定付けたほぼ全ての元凶。
どマイナーな日本の武士達が、割とどうでもいい願いやほんの小さな願いを叶えるため
聖杯戦争らしく死闘を繰り返す。
各々の目的はいい加減だが、まだちゃんと聖杯戦争らしく戦っていた各参加者達。
しかしダイスは当然のように荒ぶる。
・第二作「wiki無し縛り聖杯戦争」
主人公はキル子。サーヴァントは多分東方シリーズのナズーリン。
ばくだんいわデザインサーヴァントが二騎参戦。
温泉旅情ガールズトーク編。「イベントが何も起こらなかった」イベントが既に面白い。
あとミストさんが凄くいいキャラ。
原作で不遇なキャラを良キャラとして描くのは、やる夫スレではよくあることだが実に上手い。
こういう真っ直ぐで良い人を表現するのって難しいのになぁ。
そして全てを持っていく空中戦の後、後味のとても良いエンディング。
物語全体の雰囲気が実に良。
・第三作「第惨事小聖杯戦争(仮題)」
主人公はやる夫。サーヴァントは多分東方シリーズの物部布都。
エイワスデザインサーヴァントが二騎、AA&宝具などエイワス指定が一騎参戦。
そして
・【安価】やる夫は幼馴染を助けに聖杯戦争に参加するようです【Fate】
(中聖杯1次)
主人公はやる夫。男爵スレにおける魔法少女汚染から、
やる夫自身の名誉挽回を図る-という目的があった。
が、設定作成の段階でリア充+かわいい巨乳若ヒロイン(デビルサバイバー2より、新田維緒)
+正統派魔術師能力と、男爵さん自身から爆ぜろと言われる正統派主人公キャラ構築。
魔法少女(対極)から主人公(対極)に、一気に振れたなぁ。
前回までとは違い、中聖杯戦争ということでがらりと雰囲気も変わり、
これまでは惰性もあってぬるく説明していた部分も、
新しい魔力消費ルールも増えたということで、しっかりした説明がチュートリアルになされた。
新シリーズへの意気込みを感じさせる実験作。
男爵さん曰く、「シリアスな聖杯戦争を目指した」
自サーヴァントは…えーっと、これもまた出展わからず。
(2/21追記 コメントより、「刀語」の宇練銀閣だそうです)
引っ掻き回し役、カオスの担い手のキャスター&マスターが実にいい味を出していて、
実によろしい。無軌道な暴力装置がコミュってみれば、
皆と楽しみたかっただけっていいよな。
AAの可愛さでかなり許されてる部分が大きいとは思うけれども。
「だが腹パン」&霊地パンからの逃亡凶悪無比コンビだったとしても。
後は途中、情報の見せ方がちょいとうまくなかった故に、
必死で男爵さんと対決し攻略しようとしている安価参加者との齟齬はあったりしたが、
そんな部分も素晴らしい見せ場の一つだ。
まとめで読む読者として、一歩引いた身から失礼とは思うけれども、
自サーヴァントとの意思断絶の危機、その裁定と予想外のケリのつけ方に至るまで、
この部分のGM裁定は感動を覚えるほどであった。
ミスに対する裁定部分は厳しめに見えるかもしれないが、
直後の解決策の容れ方、セイバーの信頼度の変化が解るキャラの描き方も素晴らしい。
もちろん個人的好みだが、「仲間相手の張り詰めた会話」が私の大好物なので。
そしてアサシン戦で、不利になると解っていながらの参加者達の満場一致の選択。
予想外の展開と熱い戦いとコレとで、もう最高でしたわ。
ギリギリの勝利を拾った後の「腹パン勝利」も。もう上げてオトすが完璧。
小聖杯戦争から中聖杯戦争に移ったとしても、
このダイス女神の奇跡的物語構築からは逃げられないのか。
・【安価】○○はサーヴァントとして戦うようです【聖杯戦争】(中聖杯2次)
主人公はサーヴァント・アサシンのやらない夫。マスターは空条承太郎。
中聖杯戦争+魔力消費ルールの第二作目。
そしてワニ。ワニて。しかも意思疎通できないバーサーカーワニ。
よくこんなサーヴァント思いつくなぁ(満面の笑顔で)。
エイワス作成サーヴァント一騎参戦。
そしてスレ開始一周年おめでとうございます。この作品でまだ一周年だと…。
アサシンな主人公の格好良さが前面に出て、承太郎との絡みはなかなか表面に出ないが、
キャスター組・アーチャー組との接触あたりで良い味が出始める。
それにしても見た目のインパクトのワニよりも、
男爵さんがダイス神の行状に転げまわる、ライダー組の動かなさに笑いがこぼれる。
ここまで「無差別殴りかかりに行く」なんて何も考えていない引っ掻き回し役が
「殴りかかった先に誰もいなくなっている」から全く戦闘が起こらないなんて。
ランダムの偏り方はもはや笑うしかない。
物語後半からのセイバー、通称電磁郎さんと主人公アサシンの受け答えの妙が良。
正道のアサシン、邪道のセイバーという相対も良し。
アサシンというクラスでありながら、
公僕として一本筋の通ったやらない夫は見てて気持ちがいいね。
あ、ラストの裏話というか、エンディング前の座談会は一見の価値アリ。
男爵さんの初期設定段階におけるバランス調整論、のお話が聞ける。
…やっぱりここまで綿密に設定した上で、
毎回毎回予想もしない・できないダイスの女神の暴風に巻き込まれ、
当初の予定とは全く違う通過点を経てのエンディングなのか。
台風の中に飛び込む小型機を、アクロバット飛行させながら無事着地するくらいの
奇跡的な操縦じゃないのかなそれって。
・【パル】ねらう緒は、聖杯戦争に乱入するようです【クール】(仮題)
(中聖杯3次)
…来た。来てしまった。ばくだんいわさんの、
「ねらう緒は聖杯戦争を蹂躙するようです」
(このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか? さん まとめ)(感想)
の裏に位置する作品とまで言われた問題作。
主人公はねらう緒(※邪仙禁止)。
ヒロインは東方シリーズより、藤原妹紅。…この扱い、ヒロインかなぁ?
とりあえずパルクールってなんなの…と聞き覚えのない単語に思いつつ動画を検索。
(何か良くわからないスタイリッシュさで街中を飛び回る若者たち)うわぁ。
すげぇ、確かに凄いが不慮の事故が起こったときの、
プロジェクトAばりのジャッキー惨劇も想像してしまった。
とりあえず不穏な想像を置いておいて、キャラメイクから読み進める。
この時点でもう腹筋崩壊。なんなんだこの斜め上なキャラ思考は!
でもかつて路傍の石扱いされたヒロインに、
力を認めさせることが目標というのは好きな理由だなぁ。
修羅の門第二門で復活を遂げた毅波秀明みたいだ。
スレでは妙扱いされてはいたが、身体強化に全魔力を費やして肉体で戦う、
という魔導師はありだとは思う。
シャドウランではフィジカルアデプトなる物理肉体強化魔導師もいることだし。
聖杯戦争では普通なのかは知らないけれど。
しかしもう初戦からだめだった。腹筋は死んだ。名乗りの時点で即死である。
おかしいなぁ、相棒のセイバーは前作から裏がある様子で引継ぎ、
シリアスも背負っている様子なのに、ここまで面白くなるなんて。
そして長い長い1ターン目のキャスターハードからのルナティック。
陣地作成E-の説明はRuinaネタ仕込んであるし、それでもまだターン終わらないし、
もう頬の筋肉が上がりっぱなしで痛いよ!
スレ内の森長可の評価が妙なので、個人的に「あの森蘭丸の兄だよな…」と思いつつ、
いつものウィキペディアとアンサイクロペディアで学習。
ああ、ルーデルさんと同じ、人間の形をした別生物な人だったのか。寡聞にして知らず。
この苛烈な人間振り、原哲夫あたりが漫画化してそうだったがないのね残念。
中盤、キャスターランサー組との話し合いでぴたりと読む手が止まる。
なんだこのシリアス不在ストーリー展開からの、胃壁を削る落とし所探しの攻防戦は。
共闘する全ての組が、相手に情報を全開示できない理由があって、
立ち位置も目的も絶妙なバランスで成り立っているから、
この主人公にしておバカ行動が取れない状況ができているなんて。
今回のダイスの女神、こんな所に全力を出してきたのか。偶然の芸術だな。
おもちゃ箱をひっくり返すと今にも倒れそうなジェンガタワーができてたみたいな。
そして終盤。ネタ枠だったはずのエンペラーさんも主人公も電磁郎も、
キャラが固まって目的も語られてからの言動は格好良くてたまらんなぁ。
特にセリフも目的に向かう方法も、全てが妙で一般人とかけ離れているのに、
一本筋が通った上、目標に向けまっしぐらなねらう緒の凄さの描き方は本当に美事。
途中で信長に似ていると言われるシーンがあるが、
なるほど確かにと膝を打った。一般人には理解されないある種の天災思考。
他人の評価を気にしないというのもその通り。なるほどなぁ。
「根源に届かん聖杯なんぞ、換金アイテムだ」痺れるセリフだわ。
壮絶に生えてくる腹パン巫女と姉弟関係とか、
「路傍の石」→「垂直発射型モアイ」→「路傍の六神合体ピラミッド」→「自走式万里の長城」と
呼称が進化し続けるわ、作者からの深い深い愛を感じた本当に良いキャラであった。
男爵さんが、ばくだんいわ製ねらう緒との相違点を気にしているらしき部分を
言外から感じてはいたのだが、全くそんな部分は気にならなかった。
別の魅力を感じられる、良いキャラに仕上がっておりますよ。
似てる部分なんて偶然の範疇だ!変態に好かれる…のは…。(目を逸らす)
そしてラスト後にキャスター宝具の開示。
…ああ、なぜか地蔵と墓石がまぶたの裏に見えるよ。
電磁郎と同盟を組むのはきっと、想定外なキャラだったなこれは。
何故か私がこの作品を読んでいる途中に(2/10)、パルクール後日譚が投下だ、と…。
男爵さん、ねらう緒を描くのが数ヶ月ぶりだというのに、全く違和感なし。
それどころかこの話の流れ、これはもしや、パルクール続編のフラグ!?
嘘予告とか入ってないし、期待していいんでしょうか!?
・『一流どころの魔術師からはガン放置食らうけど、
神秘の隠匿的に放置も出来ず、 他の組織にかっさらわれるのも癪だが、
一流人材放り込んで死んだら泣くに泣けないんで
各組織が協定結んで二流人材を放り込んだり、
パンピーが巻き込まれたりした聖杯戦争』(第7次小聖杯戦争)
タイトルなげぇ!あ、ブログ的都合のいい部分で勝手に改行挟みましたすみません。
開幕の男爵さん発言、英霊たちのステータスについて
「数字? 直感でござる………ッ!!」に吹くどころか唖然としつつ読み始め。
中聖杯第二次の座談会システム論にこの発言が合わさると、
唖然とするのも解ってくれると多分思う。それとも男爵さんの冗談かなハハハ…。
主人公はやってられっか代。サーヴァントは…うーん、これも出展がわからないな。
(2/21追記、「IS」のシャルロット・デュノアでした)
エイワス、ばくだんいわ、KUMO、男爵さんの先輩作成サーヴァントそれぞれ一騎。
相棒はKUMOさん作成アサシン。
魔力消費ルールのない、小聖杯戦争に戻しての作品。
一戦目から、というかキャラメイクの時から危険な香りがしていたけど、
いつになくマスターとサーヴァントの組み合わせの偶然がひでぇ!
なんだこの「どの組み合わせを見ても地蔵と墓石」な破壊力は!?
もうぴちぴち跳ねるコイキングでもう笑いすぎて息切れだよ。
バーサーカーとの遭遇イベントに、抑止力の方々から
「どのバサカ?」「バーサーカーがどこかわかりません!」って言われるし。
サーヴァントがallバーサーカー聖杯戦争、ここに開幕。もうだめだ。
英仏戦争に全外国人は敵、単騎突撃に
キッチンヤラナイO魔王(男爵さん自身ステマと称して紹介してるとは)。
本当に多いなバーサーカー!
ああ、ランサーさんだけは一服の清涼剤だった。
常識人だしマスターの意向に反する行動指針はなさそうだし、
会話はできるしオカンで生活力高いし良い人でよかった。
アサシンは…うん、マスターが未成年設定でなければもうちょっと弄りようが…。
猥談ができるような成年女性マスターだったらよかったんだが。
小聖杯戦争でコミュが取り辛く、突っ込みを入れるぐらいしかできなかったのが敗因か。
それにしても今回のエピローグはひどかった。(褒め言葉)
総評。
どの作品も、味わい深くそれぞれの良さがあり面白い。
…ダメだな。
こんな言葉じゃあ、この男爵さんという作者の作品を、総じて評するなんて失礼に過ぎる。
闇ナベにダイス女神の悪戯、安価参加者の超思考をカオスに混ぜ、
男爵さんの言語センスとキャラ構築を足し、
「どう収拾つけるんだこれ!?」な物語を後方伸身宙返り1回ひねりを加えた上で、
幸せになるエンドで綺麗に着地させるという技術。
呼吸困難になる腹筋と、痙攣しそうになる頬筋とを与えてくれるという作品群。
とても言葉で評することなど出来ず、感謝の言葉しかない。
幸せになる作品、たくさんありがとうございました。
次からの新シリーズは、裏切りも他陣営襲撃も、
ヴァーチャルリアリティのゲームシステムだからと気楽にできるという設定だとか。
参加者の自由度が増した中、ダイス女神がどんなことをするのか楽しみです。

(やる夫AGE さん まとめ)
前回、男爵さん作品を取り上げた時に少し触れたが、
やる夫AGEさんの方でこのシリーズのみ、別ページに纏まったのと
やっぱり少し触れただけでは、もったいない作品が多いので再び読み返し紹介。
主人公はさまざま。シリーズ全てにおいて共通の点といえば、
「ここまで自分のサーヴァントが死んで『あ、死んだ。まぁいいや』
みたいな聖杯スレがあっただろうか・・・」
(第一回後編1732さんの書き込み)
という感想がぴったりな、
マスターも土地の管理者も聖杯も、ものっそいかるぅい目的で成り立っている部分。
サーヴァントは割と楽しんでたり幸せになってたりと、大体爽やかな清涼剤役を担う。はず。
どの物語も男爵さんの、話を面白くする方向にしか転がらない荒ぶるダイスと、
驚異的なゲームマスター能力を発揮し、最後には綺麗にまとまる物語とを
楽しむことが出来るだろう。
短編の集まりなので、気楽に読めるものばかり。
ネタバレ部分にあたると思われた部分は、白字反転してありますので
一度作品を読んでから戻ってきてください。これは必ず。
・第一作「マイナー縛り聖杯戦争」
主人公はキル夫。サーヴァントはKOFよりゲーニッツ。
これから始まる小聖杯戦争シリーズの、方向性を決定付けたほぼ全ての元凶。
どマイナーな日本の武士達が、割とどうでもいい願いやほんの小さな願いを叶えるため
聖杯戦争らしく死闘を繰り返す。
各々の目的はいい加減だが、まだちゃんと聖杯戦争らしく戦っていた各参加者達。
しかしダイスは当然のように荒ぶる。
・第二作「wiki無し縛り聖杯戦争」
主人公はキル子。サーヴァントは多分東方シリーズのナズーリン。
ばくだんいわデザインサーヴァントが二騎参戦。
温泉旅情ガールズトーク編。「イベントが何も起こらなかった」イベントが既に面白い。
あとミストさんが凄くいいキャラ。
原作で不遇なキャラを良キャラとして描くのは、やる夫スレではよくあることだが実に上手い。
こういう真っ直ぐで良い人を表現するのって難しいのになぁ。
そして全てを持っていく空中戦の後、後味のとても良いエンディング。
物語全体の雰囲気が実に良。
・第三作「第惨事小聖杯戦争(仮題)」
主人公はやる夫。サーヴァントは多分東方シリーズの物部布都。
エイワスデザインサーヴァントが二騎、AA&宝具などエイワス指定が一騎参戦。
そして
この世全ての悪
もう初戦闘から腹筋がやばい。言葉に出来ないカオスが我々読者をなぎ倒す。
アサシンとかバーサーカーとか、かなりカオスな設定のサーヴァントも出演しているのに、
もはやこの初見インパクトに敵う者無し。どうしてこうなった。
でもラストバトルの大惨事はエイワスのせいが80%くらい。
あとはこの状況を招いた20%は…招いたのは……やっぱりダイス神か。
・第四作「第四次?小聖杯戦争(仮題)」
主人公はオプーナ。サーヴァントはアイマスの如月千早。
主人公が前作の影響からか、常識人元教師。
ちなみに作者の男爵さんは、自分のアバターを如月千早にするほど愛に溢れている。
この役柄も愛ゆえに、か。
アサシンがAA通り実に格好いいのと、ランサー組のシナジーの高さに感動。
やっぱり小細工がお馬鹿な味方の言動で破られて、
絶望する知力系キャラは私の大好物なんだよ!オチも最高!
そしてキャスターが可愛い。このAAでなんで可愛く描けるんだ。
アイスを欲しがるキャスターが最高じゃないか。
・第五作「第五次小聖杯戦争」
主人公は「ダブルブリッド」より、片倉優樹。サーヴァント…は、誰だっけこれ。情報plz。
(2/27追記 コメントより、「宵闇眩燈草紙」の長谷川虎蔵と判明しました。ありがとうございます)
エイワスデザインサーヴァント一騎参戦。ばくだんいわ、KUMO両氏が作品協力。
とある一人の参加者…あ、いやもう参加者でもなかったか。
巻き込まれた一般人がダイス女神の助力を受け、再び不幸に見舞われる。
そして暴れまわる、さらに強力になったエイワスサーヴァント。
主人公設定と導入部分はシリアス空気だったのに?
残念、全て愉悦エイワスと男爵の策略だ!
そして、ああ、世界は再びあれを降臨させてしまった…。
が、そこからの大盛り上がりが凄い。小聖杯という言葉じゃ表せない濃度のドラマ。
そして読者達と安価参加者と登場人物の、全ての思いは一体となった。
なんと言う劇的なラスト。
最後には笑い・シリアス・感動の要素を兼ね備えた物語が完成していた。これが奇跡か。
・第六作「マスターが人外だらけの小聖杯戦争(第六次)」
主人公はモッピー。…誰だ。本当に男爵さん、キャラ知識の引き出しが大きいな。
ググルとインフィニット・ストラトスの篠ノ之箒をモチーフにしたキャラらしいが、
これは間違いなく別の生物だろう。もっと怪しげな何か。
サーヴァントは多分同じ元作品のセシリア・オルコット。
見所はアサシン組の凶悪なシナジー能力。主人公組との戦いは恐怖の一言。どうしてこうなった
男爵さん自身の発言によると、二時間で12キャラ作ったというから
そりゃあ恐ろしい組み合わせだってあるわな。
なぜか恐ろしい組み合わせが奇跡的に6組出来ていたけれども。
やっぱり一番恐ろしいのはダイス神。
ここまでは私にとって既読部分。続きを読むの下からは初読です。
ここからはネタバレ配慮しないので注意。
他から飛んできた人は、未読なら戻るボタンだ!
もう初戦闘から腹筋がやばい。言葉に出来ないカオスが我々読者をなぎ倒す。
アサシンとかバーサーカーとか、かなりカオスな設定のサーヴァントも出演しているのに、
もはやこの初見インパクトに敵う者無し。どうしてこうなった。
でもラストバトルの大惨事はエイワスのせいが80%くらい。
あとはこの状況を招いた20%は…招いたのは……やっぱりダイス神か。
・第四作「第四次?小聖杯戦争(仮題)」
主人公はオプーナ。サーヴァントはアイマスの如月千早。
主人公が前作の影響からか、常識人元教師。
ちなみに作者の男爵さんは、自分のアバターを如月千早にするほど愛に溢れている。
この役柄も愛ゆえに、か。
アサシンがAA通り実に格好いいのと、ランサー組のシナジーの高さに感動。
やっぱり小細工がお馬鹿な味方の言動で破られて、
絶望する知力系キャラは私の大好物なんだよ!オチも最高!
そしてキャスターが可愛い。このAAでなんで可愛く描けるんだ。
アイスを欲しがるキャスターが最高じゃないか。
・第五作「第五次小聖杯戦争」
主人公は「ダブルブリッド」より、片倉優樹。サーヴァント…は、誰だっけこれ。情報plz。
(2/27追記 コメントより、「宵闇眩燈草紙」の長谷川虎蔵と判明しました。ありがとうございます)
エイワスデザインサーヴァント一騎参戦。ばくだんいわ、KUMO両氏が作品協力。
とある一人の参加者…あ、いやもう参加者でもなかったか。
巻き込まれた一般人がダイス女神の助力を受け、再び不幸に見舞われる。
そして暴れまわる、さらに強力になったエイワスサーヴァント。
主人公設定と導入部分はシリアス空気だったのに?
残念、全て愉悦エイワスと男爵の策略だ!
そして、ああ、世界は再びあれを降臨させてしまった…。
が、そこからの大盛り上がりが凄い。小聖杯という言葉じゃ表せない濃度のドラマ。
そして読者達と安価参加者と登場人物の、全ての思いは一体となった。
なんと言う劇的なラスト。
最後には笑い・シリアス・感動の要素を兼ね備えた物語が完成していた。これが奇跡か。
・第六作「マスターが人外だらけの小聖杯戦争(第六次)」
主人公はモッピー。…誰だ。本当に男爵さん、キャラ知識の引き出しが大きいな。
ググルとインフィニット・ストラトスの篠ノ之箒をモチーフにしたキャラらしいが、
これは間違いなく別の生物だろう。もっと怪しげな何か。
サーヴァントは多分同じ元作品のセシリア・オルコット。
見所はアサシン組の凶悪なシナジー能力。主人公組との戦いは恐怖の一言。
そりゃあ恐ろしい組み合わせだってあるわな。
なぜか恐ろしい組み合わせが奇跡的に6組出来ていたけれども。
やっぱり一番恐ろしいのはダイス神。
ここまでは私にとって既読部分。続きを読むの下からは初読です。
ここからはネタバレ配慮しないので注意。
他から飛んできた人は、未読なら戻るボタンだ!
・【安価】やる夫は幼馴染を助けに聖杯戦争に参加するようです【Fate】
(中聖杯1次)
主人公はやる夫。男爵スレにおける魔法少女汚染から、
やる夫自身の名誉挽回を図る-という目的があった。
が、設定作成の段階でリア充+かわいい巨乳若ヒロイン(デビルサバイバー2より、新田維緒)
+正統派魔術師能力と、男爵さん自身から爆ぜろと言われる正統派主人公キャラ構築。
魔法少女(対極)から主人公(対極)に、一気に振れたなぁ。
前回までとは違い、中聖杯戦争ということでがらりと雰囲気も変わり、
これまでは惰性もあってぬるく説明していた部分も、
新しい魔力消費ルールも増えたということで、しっかりした説明がチュートリアルになされた。
新シリーズへの意気込みを感じさせる実験作。
男爵さん曰く、「シリアスな聖杯戦争を目指した」
自サーヴァントは…えーっと、これもまた出展わからず。
(2/21追記 コメントより、「刀語」の宇練銀閣だそうです)
引っ掻き回し役、カオスの担い手のキャスター&マスターが実にいい味を出していて、
実によろしい。無軌道な暴力装置がコミュってみれば、
皆と楽しみたかっただけっていいよな。
AAの可愛さでかなり許されてる部分が大きいとは思うけれども。
「だが腹パン」&霊地パンからの逃亡凶悪無比コンビだったとしても。
後は途中、情報の見せ方がちょいとうまくなかった故に、
必死で男爵さんと対決し攻略しようとしている安価参加者との齟齬はあったりしたが、
そんな部分も素晴らしい見せ場の一つだ。
まとめで読む読者として、一歩引いた身から失礼とは思うけれども、
自サーヴァントとの意思断絶の危機、その裁定と予想外のケリのつけ方に至るまで、
この部分のGM裁定は感動を覚えるほどであった。
ミスに対する裁定部分は厳しめに見えるかもしれないが、
直後の解決策の容れ方、セイバーの信頼度の変化が解るキャラの描き方も素晴らしい。
もちろん個人的好みだが、「仲間相手の張り詰めた会話」が私の大好物なので。
そしてアサシン戦で、不利になると解っていながらの参加者達の満場一致の選択。
予想外の展開と熱い戦いとコレとで、もう最高でしたわ。
ギリギリの勝利を拾った後の「腹パン勝利」も。もう上げてオトすが完璧。
小聖杯戦争から中聖杯戦争に移ったとしても、
このダイス女神の奇跡的物語構築からは逃げられないのか。
・【安価】○○はサーヴァントとして戦うようです【聖杯戦争】(中聖杯2次)
主人公はサーヴァント・アサシンのやらない夫。マスターは空条承太郎。
中聖杯戦争+魔力消費ルールの第二作目。
そしてワニ。ワニて。しかも意思疎通できないバーサーカーワニ。
よくこんなサーヴァント思いつくなぁ(満面の笑顔で)。
エイワス作成サーヴァント一騎参戦。
そしてスレ開始一周年おめでとうございます。この作品でまだ一周年だと…。
アサシンな主人公の格好良さが前面に出て、承太郎との絡みはなかなか表面に出ないが、
キャスター組・アーチャー組との接触あたりで良い味が出始める。
それにしても見た目のインパクトのワニよりも、
男爵さんがダイス神の行状に転げまわる、ライダー組の動かなさに笑いがこぼれる。
ここまで「無差別殴りかかりに行く」なんて何も考えていない引っ掻き回し役が
「殴りかかった先に誰もいなくなっている」から全く戦闘が起こらないなんて。
ランダムの偏り方はもはや笑うしかない。
物語後半からのセイバー、通称電磁郎さんと主人公アサシンの受け答えの妙が良。
正道のアサシン、邪道のセイバーという相対も良し。
アサシンというクラスでありながら、
公僕として一本筋の通ったやらない夫は見てて気持ちがいいね。
あ、ラストの裏話というか、エンディング前の座談会は一見の価値アリ。
男爵さんの初期設定段階におけるバランス調整論、のお話が聞ける。
…やっぱりここまで綿密に設定した上で、
毎回毎回予想もしない・できないダイスの女神の暴風に巻き込まれ、
当初の予定とは全く違う通過点を経てのエンディングなのか。
台風の中に飛び込む小型機を、アクロバット飛行させながら無事着地するくらいの
奇跡的な操縦じゃないのかなそれって。
・【パル】ねらう緒は、聖杯戦争に乱入するようです【クール】(仮題)
(中聖杯3次)
…来た。来てしまった。ばくだんいわさんの、
「ねらう緒は聖杯戦争を蹂躙するようです」
(このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか? さん まとめ)(感想)
の裏に位置する作品とまで言われた問題作。
主人公はねらう緒(※邪仙禁止)。
ヒロインは東方シリーズより、藤原妹紅。…この扱い、ヒロインかなぁ?
とりあえずパルクールってなんなの…と聞き覚えのない単語に思いつつ動画を検索。
(何か良くわからないスタイリッシュさで街中を飛び回る若者たち)うわぁ。
すげぇ、確かに凄いが不慮の事故が起こったときの、
プロジェクトAばりのジャッキー惨劇も想像してしまった。
とりあえず不穏な想像を置いておいて、キャラメイクから読み進める。
この時点でもう腹筋崩壊。なんなんだこの斜め上なキャラ思考は!
でもかつて路傍の石扱いされたヒロインに、
力を認めさせることが目標というのは好きな理由だなぁ。
修羅の門第二門で復活を遂げた毅波秀明みたいだ。
スレでは妙扱いされてはいたが、身体強化に全魔力を費やして肉体で戦う、
という魔導師はありだとは思う。
シャドウランではフィジカルアデプトなる物理肉体強化魔導師もいることだし。
聖杯戦争では普通なのかは知らないけれど。
しかしもう初戦からだめだった。腹筋は死んだ。名乗りの時点で即死である。
おかしいなぁ、相棒のセイバーは前作から裏がある様子で引継ぎ、
シリアスも背負っている様子なのに、ここまで面白くなるなんて。
そして長い長い1ターン目のキャスターハードからのルナティック。
陣地作成E-の説明はRuinaネタ仕込んであるし、それでもまだターン終わらないし、
もう頬の筋肉が上がりっぱなしで痛いよ!
スレ内の森長可の評価が妙なので、個人的に「あの森蘭丸の兄だよな…」と思いつつ、
いつものウィキペディアとアンサイクロペディアで学習。
ああ、ルーデルさんと同じ、人間の形をした別生物な人だったのか。寡聞にして知らず。
この苛烈な人間振り、原哲夫あたりが漫画化してそうだったがないのね残念。
中盤、キャスターランサー組との話し合いでぴたりと読む手が止まる。
なんだこのシリアス不在ストーリー展開からの、胃壁を削る落とし所探しの攻防戦は。
共闘する全ての組が、相手に情報を全開示できない理由があって、
立ち位置も目的も絶妙なバランスで成り立っているから、
この主人公にしておバカ行動が取れない状況ができているなんて。
今回のダイスの女神、こんな所に全力を出してきたのか。偶然の芸術だな。
おもちゃ箱をひっくり返すと今にも倒れそうなジェンガタワーができてたみたいな。
そして終盤。ネタ枠だったはずのエンペラーさんも主人公も電磁郎も、
キャラが固まって目的も語られてからの言動は格好良くてたまらんなぁ。
特にセリフも目的に向かう方法も、全てが妙で一般人とかけ離れているのに、
一本筋が通った上、目標に向けまっしぐらなねらう緒の凄さの描き方は本当に美事。
途中で信長に似ていると言われるシーンがあるが、
なるほど確かにと膝を打った。一般人には理解されないある種の天災思考。
他人の評価を気にしないというのもその通り。なるほどなぁ。
「根源に届かん聖杯なんぞ、換金アイテムだ」痺れるセリフだわ。
壮絶に生えてくる腹パン巫女と姉弟関係とか、
「路傍の石」→「垂直発射型モアイ」→「路傍の六神合体ピラミッド」→「自走式万里の長城」と
呼称が進化し続けるわ、作者からの深い深い愛を感じた本当に良いキャラであった。
男爵さんが、ばくだんいわ製ねらう緒との相違点を気にしているらしき部分を
言外から感じてはいたのだが、全くそんな部分は気にならなかった。
別の魅力を感じられる、良いキャラに仕上がっておりますよ。
似てる部分なんて偶然の範疇だ!変態に好かれる…のは…。(目を逸らす)
そしてラスト後にキャスター宝具の開示。
…ああ、なぜか地蔵と墓石がまぶたの裏に見えるよ。
電磁郎と同盟を組むのはきっと、想定外なキャラだったなこれは。
何故か私がこの作品を読んでいる途中に(2/10)、パルクール後日譚が投下だ、と…。
男爵さん、ねらう緒を描くのが数ヶ月ぶりだというのに、全く違和感なし。
それどころかこの話の流れ、これはもしや、パルクール続編のフラグ!?
嘘予告とか入ってないし、期待していいんでしょうか!?
・『一流どころの魔術師からはガン放置食らうけど、
神秘の隠匿的に放置も出来ず、 他の組織にかっさらわれるのも癪だが、
一流人材放り込んで死んだら泣くに泣けないんで
各組織が協定結んで二流人材を放り込んだり、
パンピーが巻き込まれたりした聖杯戦争』(第7次小聖杯戦争)
タイトルなげぇ!あ、ブログ的都合のいい部分で勝手に改行挟みましたすみません。
開幕の男爵さん発言、英霊たちのステータスについて
「数字? 直感でござる………ッ!!」に吹くどころか唖然としつつ読み始め。
中聖杯第二次の座談会システム論にこの発言が合わさると、
唖然とするのも解ってくれると多分思う。それとも男爵さんの冗談かなハハハ…。
主人公はやってられっか代。サーヴァントは…うーん、これも出展がわからないな。
(2/21追記、「IS」のシャルロット・デュノアでした)
エイワス、ばくだんいわ、KUMO、男爵さんの先輩作成サーヴァントそれぞれ一騎。
相棒はKUMOさん作成アサシン。
魔力消費ルールのない、小聖杯戦争に戻しての作品。
一戦目から、というかキャラメイクの時から危険な香りがしていたけど、
いつになくマスターとサーヴァントの組み合わせの偶然がひでぇ!
なんだこの「どの組み合わせを見ても地蔵と墓石」な破壊力は!?
もうぴちぴち跳ねるコイキングでもう笑いすぎて息切れだよ。
バーサーカーとの遭遇イベントに、抑止力の方々から
「どのバサカ?」「バーサーカーがどこかわかりません!」って言われるし。
サーヴァントがallバーサーカー聖杯戦争、ここに開幕。もうだめだ。
英仏戦争に全外国人は敵、単騎突撃に
キッチンヤラナイO魔王(男爵さん自身ステマと称して紹介してるとは)。
本当に多いなバーサーカー!
ああ、ランサーさんだけは一服の清涼剤だった。
常識人だしマスターの意向に反する行動指針はなさそうだし、
会話はできるしオカンで生活力高いし良い人でよかった。
アサシンは…うん、マスターが未成年設定でなければもうちょっと弄りようが…。
猥談ができるような成年女性マスターだったらよかったんだが。
小聖杯戦争でコミュが取り辛く、突っ込みを入れるぐらいしかできなかったのが敗因か。
それにしても今回のエピローグはひどかった。(褒め言葉)
総評。
どの作品も、味わい深くそれぞれの良さがあり面白い。
…ダメだな。
こんな言葉じゃあ、この男爵さんという作者の作品を、総じて評するなんて失礼に過ぎる。
闇ナベにダイス女神の悪戯、安価参加者の超思考をカオスに混ぜ、
男爵さんの言語センスとキャラ構築を足し、
「どう収拾つけるんだこれ!?」な物語を後方伸身宙返り1回ひねりを加えた上で、
幸せになるエンドで綺麗に着地させるという技術。
呼吸困難になる腹筋と、痙攣しそうになる頬筋とを与えてくれるという作品群。
とても言葉で評することなど出来ず、感謝の言葉しかない。
幸せになる作品、たくさんありがとうございました。
次からの新シリーズは、裏切りも他陣営襲撃も、
ヴァーチャルリアリティのゲームシステムだからと気楽にできるという設定だとか。
参加者の自由度が増した中、ダイス女神がどんなことをするのか楽しみです。