暑い熱い日々が、我々を焼き尽くす…。
そんな毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
友人には「まだそのゲームやってるのか!?」と驚かれるゲームをやっております。
具体的にはCivilization4。の追加版にBeyond the Swordという追加版がありまして。
これが全世界で中毒患者を出したという名に相応しき面白さ。
これだけで3年は遊んだ。(もっとか?)
…なんですが、つい最近有志ユーザーが作成した追加Modなるものに手を出し
(Increase of Tactics、通称IoT)これがまた別バランスになっていて面白い。
時間泥棒?いいえこれは怪盗。奴は我々の大切なものを盗んでいきました。
そして面白いのに…バランス調整も含めてこれからって感じなのに…
なぜか開発発表Wikiが荒れて、現在開発者が失踪。何故荒れる。
もっと我々の時間を盗んでくれ!テストぐらいまだまだやるぞ!!(←重症患者)


やるめは騎士としてドラゴンを退治するようです
(やる夫AGE さんまとめ。作品自体のリンクは後半)

ばくだんいわご近所さんリンク
(このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか さんページ)で「男爵さん」と呼ばれる人の作品。
短編。主人公はやる夫派生女性キャラ、やるめ。
「誰?」と思った人、一度この物語を読んでみよう。その見る目は変わる。
一年間分のみの王国経営シミュ安価スレ予定で、
次回作へ向けてのシステム構築・煮詰めが目的だったのだが、
作品の完成度は高い。キャラ付けも上手い。物語も目的が短くはっきりしていて良い。
圧迫面接形式対話もあり、[重要部分]の表記の使い方が上手く、
安価参加者が頭を抱えつつも、悩まなければいけない部分がどこにあるのか、
方向性のわかりやすい作品に仕上がっている。
終わった時には、なんでたった一年で完結なのさと思う。きっと思うはず。

同作者の作品としては二作品目で、前作である
やらない夫は貧弱男爵家を立て直すようです
(上記リンクの前半部分、長編)
と世界観は同一、時間はこの作品の後、となっているので、
こちらから先に読むのがいいだろう。
こちらも作者の愛が溢れる作品に仕上がっているのがわかる。

まとめページの中の人の特徴が出ているのか、
それとも作者自身の特徴なのか。
この作者、自分の失敗を失敗として認め、悩み、対策を考えて、
新しいシステムを作り、システムの問題点の指摘をされ改変し、
うーん困ったと自分の内面を隠さず発言するのが実に好感が持てる。
TRPGのGMとしては、どっしり座って重要な発言をしつつ、
内心ドキドキでもにやりと笑って受け流す…なスタイルの人もいるけど、
こういう作者も実にいい。
やる夫スレ経験二ヶ月だと、この初々しさも納得か。
この溺れながらでも必死に前に進んでいる姿、それを文章に残すスタイル、
私は好きです。
TRPGリプレイでも、「うわぁ失敗したなぁ」てなGM心象発言を文章に書いてくれる人は
あまり見ない気がするし、そのスタイルは貴重。そのままでいてください。

どうやら次回作も既に完結、同じ世界観だと…。
設定が記憶から薄れる前に、読まなきゃいけないなこれは。
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