近況。待ち望んでいた「スカイリムプラチナ版」(早い話が廉価版)の発売、
二年間の「そのうちGoty版が出るから!…早く出ろよ…」のお預け状態ついに解禁。
もちろん狂喜してやり始めた。
ゲームに取り込まれるような危険を感じるのは久しぶり。
びっくりするほどシステムがfallout3になったなぁ。
…そして、どう贔屓目に見てもこれからスカイリム漬けになるというこのタイミングに、
かなり前に「ゲームミュージックランキング動画」で目を付けていたフリーゲームが
リメイク90%完成、テストプレイを募集しているらしい。
ああ、地獄だね(会心の笑みを浮かべて)。名作二本に囲まれる人生なんて!
どっちを先に味わおう!いや両方だ!!
興味があるかたは是非に。→遺跡島と7つのまほう
ああ…予想通り曲がステキだわぁ…。
※Adobe Airのインストールが必要です。

キル夫は漆黒の騎士になるようです
(このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか? さん まとめ)

ばくだんいわさん大作後のリハビリ中ということで、たった2スレの超短編。
運命によって選ばれ、自分の身を代償に魔王を倒す宿命を背負った恋人を止めるため、
倒した相手の能力を奪う魔剣を振るい、身にそぐわない能力を得ようとする主人公キル夫。
この「相手の能力を奪う魔剣」というので、
スレ内ではロックマンだという意見が多かったが、
個人的には「Live a Live 現代編」のイメージ。世代差という奴か。
見所はラスト…よりも、ばくだんいわらしい、
捻じ曲がった友情を描いた六人目の剣士、デコースとのエピソードの方を推す。
勇者を止めるという目的に、正道(説得とか)を使わず、
「最強の人間こそが全てを押し通せる」という自分の美学に乗っ取って動くキル夫と、
デコースのやり方は実にお似合い。「友人」だというのが理解できる。
もしキル夫が彼の話に乗らなければ、立場は完全に逆になっていたのだろうな。
主人公と鏡写しの裏主人公。
…個人的にはコイツとのエピソード、もう少しだけエンド後にも掘り下げて欲しかったなぁ。
カオスヒーロー大好きなんだ。アキラ編(メガテンif)とか。

特にあのエンド後なら、主人公が関係各所にボコボコにされに回るお詫び行脚があり、
ヒロインにボコにされ、一生尻に敷かれて平和に生きる所を横目で見ながら
次の魔王になるために動き出すデコースが見られたはず。

そのあたりも欲しかった。


できる夫のMETRO2033
(嗚呼! やる夫道 さん まとめ)

ミントドリンクwithココアさんがtwitterで、
やる夫スレを始めるきっかけの一つになったと話していた作品。
完結までに約二年を費やした大作。
ゲーム「METRO2033」のストーリーをアレンジ、原作の小説成分を加えて
独自展開で魅せる物語。
核ミサイルが地上に降り注ぎ、地表は即死レベルの放射能と
ミュータントが闊歩する、人間の住めない環境となった。
主人公、できる夫アルチョムは、ミュータントの襲撃を受けた地下鉄駅を救うため
地下鉄駅を辿る長い旅に出る…というのがあらすじ。
ゲームの方は「s.t.a.l.k.e.r」を作ったのと同じ開発チームらしく、
各所に同世界観を匂わせるシチュエーションが含まれているらしい。
やる夫スレで読むなら、「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」(やる夫jpさんまとめ)も
一緒に読むと、さらに楽しめるだろう。

原作ゲームは未プレイだが、核戦争後に地下鉄内で生き延びる人類というのは
どうしてこうわくわくしてしまうのだろう。
明日をも知れない命の中、ミュータントとの生存戦争に加え、
宗教・民族紛争・ファシズム・秘密警察と、さすがロシアの物語と言わざるを得ない。
たぶんこれは原作の味なのだろうが、人類の救いの無さを感じさせる。
しかしそれで終わらないのがこのスレ。
暗く、無限に続くような暗黒に囲まれた、地下鉄での人間社会。
ここまで閉鎖的で諸問題あふれる世界を、
絶妙な心理描写と大量のオリジナルAAを絡めて、
未来を感じさせる物語に描ききったのは間違いなくこの作者の技量。素晴らしい。
…ちょっとキリル文字が多くて最初のうちは「これ、何て言ってるの?」という気持ちになるが、
そのうち大体解るようになるのも不思議。
大丈夫、私もダーとニェットとスパシーボとハラショーとKGBと
ハゲ頭肉体派サングラスな小熊のミーシャしか知らないけど、
それなりにわかるようになっていたよ!

ちなみに作者さんは隣のAAというまとめサイトを運営しているらしい。
で、完結したのでようやくこの自分のスレをまとめ始めたとか。
…私だったら真っ先に自分のスレまとめるんだが、
照れやさんというか奥ゆかしいというか。
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